JPH0372955B2 - - Google Patents

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JPH0372955B2
JPH0372955B2 JP63253049A JP25304988A JPH0372955B2 JP H0372955 B2 JPH0372955 B2 JP H0372955B2 JP 63253049 A JP63253049 A JP 63253049A JP 25304988 A JP25304988 A JP 25304988A JP H0372955 B2 JPH0372955 B2 JP H0372955B2
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chronograph
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Kenichi Ushigoe
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Seiko Epson Corp
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  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アナログクオーツにおけるクロノグ
ラフ機能のような多機能時計の操作を、より解り
易くする目的であり、特に電子回路とメカまわり
の結合が実際のユーザーの操作時に混乱すること
を防ぐことにある。
近年、デジタル式の電子時計が出現し、また電
子回路のより集積化により、ストツプウオツチも
単なる積算でなく、スプリツト機能(従来はラツ
プ機能として表示されていた。途中経過時間の測
定に用いる機能)の測定などが可能となつてき
た。
メカ式の指針表示によるクロノグラフ時計は、
通常ハートカムを用いてクロノグラフの針位置を
リセツトする方式がとられているが、機構が複雑
になり、スプリツト表示のついたアナログ式クロ
ノグラフは置針式の吊り下げ時計以外は実現して
いない。
従来のデジタル式において、スタート・ストッ
プボタンとラツプ・リセツトの2つのボタンでク
ロノグラフ操作をさせると、ユーザーは表示部の
数字を見ても、何を測定しているのか不明なた
め、通常は測定中は何らかの操作モードの表示、
たとえばLAP(sprit)表示などを表示することが
行なわれている。
ここで、本発明ではこういつた操作が単純に覚
え易く、また場合によつては、スプリツトの表示
がなくても操作が可能な外部操作部材の操作方式
と電子回路の対応について詳述する。
第1図aは、本発明の一実施例を示す回路ブロ
ツク図、第1図bは、その一部を示すスイツチの
説明図、第2図は、外部操作部材と表示針の配置
図の一例を示す。
第1図、第2図において、アナログクオーツの
時刻部としては、時間標準1、分周回路2、モー
タ駆動回路3、時刻用モータ4、時刻表示5は通
常時計5c・分針5b・秒針(ここでは5a)等
で構成され、周知である。ここの例としては、ク
ロノグラフ機能として各々独立のモータを用いた
構成を持つものとする。外部操作部材としての巻
真部のスイツチ6、ボタン部のスイツチ7,8,
9、スイツチ制御回路10、クロノグラフ測定用
の電子計測回路として16,17,18があり、
この内容は計時カウンタ11,41,51、ラツ
チ回路12,42,52、一致検出回路13,4
3,53、針位置カウンタ14,44,54、駆
動制御回路15,45,55等により成つてお
り、デジタル時計の計測回路に比較し、針位置カ
ウンタ14,44,54が追加される。
スイツチ30,40,50はスイツチ制御回路
10からの信号により、分周回路2のそれぞれに
適応する信号を計時カウンタ13,43,53に
分配する。
モータ駆動回路19,22,25は各々独立し
ており、各々に対応するクロノグラフ用モータA
20,モータB、モータC26を駆動し、クロノ
グラフ表示A21、表示B24、表示C27は
各々クロノグラフの計測桁が異なつて、独立した
表示針として桁の異なるクロノグラフの表示をす
る。
ここでは、たとえばクロノグラフ表示A21は
1回転1secで10分割の目盛上を針がステツプ運針
すると仮定すると、1/10secの桁の測定が可能の
表示であり、クロノグラフ表示B24は時計のセ
ンターにあるが、この針位置は表示位置としては
時計用の小秒針5aを変えることも可能である。
1回転1分の速さであり、秒針の動きと同じであ
り、目盛も60分割されていると、1回転1分の秒
の桁の測定表示が可能である。クロノグラフ表示
C27は1回転30分とし、30分割のステツプ運針
により針表示すると、分の桁の表示が最大30分ま
で可能となり、この最大値は分割ステツプ数を変
えることにより60分計等への変更が可能となる。
従つて電子測定回路16,17,18への分周回
路2からの入力信号は、各々の計測桁に応じた分
周信号を入力することになる。
電子回路の計測や動作は本発明の主目的ではな
いので、スイツチや操作に関しての説明を主とし
て述べる。ここで説明するスイツチ6は巻真と連
動して、巻真の引出位置により1段目の通常携帯
位置が6a、引出して2段目位置のスイツチ入力
を6b、更に引出して3段目では6cであり、ス
イツチとしてはその位置において開か閉が一義的
に決められる。スイツチ6に対し、スイツチ7,
8,9は、押しボタン等で構成されるためここで
は省略したが、指で押した瞬間はスイツチとして
電気的にONする(閉)になるが、指を離した瞬
間にスイツチのボタン部のコイル状バネあるいは
ムーブメントのレバーによるバネ力等によりスイ
ツチ自らOFF(開)になる、いわゆるプツシユ式
のスイツチの例で述べる。
(i) 巻真が1段目の6aの位置においてのスイツ
チ6及びスイツチ7,8,9の動作の概略を説
明する。
第1図bに図示するスイツチ制御回路10の
一部を拡大した回路において、スイツチ6が開
の6aのとき(回路としてはプラスアースのと
き)は、スイツチ6はLowであり、アンドゲ
ート31のもう一方の入力D1にかかわらずゲ
ート31の出力がLowであるため、アンドゲ
ート7a,8a,9aがHightの準備状態にあ
り、スイツチ7,8,9が入力されるとゲート
7aからはDタイプフリツプフロツプ(以下
F・Fと略す)32を介して、D1、ゲート8
aからはD2、ゲート9aからはD3が出力され
る。
(ii) 次に巻真2段目、スイツチとして6bの位置
においての概略を説明する。
スイツチ6b(即ちプラスのHightにする)
とD1の出力のHightとLowに応じてゲート31
を介してスイツチ6bの信号はコントロールさ
れるが、D1がLowのときゲート31はHightに
なり、ゲート7a,8a,9aは入力部が
Lowになるので作動せず、ゲート7b,8b,
9b、が準備状態になつている。この状態でス
イツチ7,8,9が入ると、出力はゲート7b
によりE1,8bよりE2,9bよりE3が出力さ
れる。信号E1,E2,E3は各々第1図aの電子
計測回路16,17,18の駆動制御回路15
を経て、モータ駆動回路19,22,25に独
立した信号を提供する。(点線の矢印で示した) (iii) スイツチ6は、更に6cの開に位置(第2図
で巻真6が3段目に引出された状態)を取りう
るものである。スイツチ6cでは開の位置であ
り、この時はクロノグラフの動作は(i)のスイツ
チ開6aと全く同じ状態にあるので、この時の
スイツチ7,8,9は(i)と同時にD1,D2,D3
が出力される状態にある。
(iv) 巻真としてのスイツチが6a,6b,6cを
それぞれ経由する時のクロノグラフ針と時刻表
示針の関連について述べる。
(v) 巻真2段目・3段目の機能を同一の2段目で
すべて行う例について述べる。
ここで、本発明における外部操作部材のスイ
ツチとしての巻真6の各々の位置やスイツチ
7,8,9の操作・動作及び表示について、(i)
〜(v)の各項目に分けて詳細に説明する。
まず、通常の時刻を知る時計としては、第1
図aで説明した周知のアナログクオーツであ
り、時間標準1、分周回路2の信号によりモー
タ駆動回路で波形整形された信号が出力され、
時刻用モータ4が回転し、時刻表示5で表示す
る。
第2図では、時刻表示として副針の小秒針と
して5a、センター部の通常の時計と同じ分針
5b、時針5cが示されている。
次にクロノグラフ作動としてはスイツチ6と
して、ここでは通常時は、時刻表示5の時・分
針の修正をする巻真の1段引き出した2段目の
位置6bでスイツチが閉になり、もう1段引き
出した3段目の位置6cでは、前述の時刻表示
5の修正位置であり、スイツチ6cは開として
構成されている。巻真は6cの位置で左右回転
すると、時・分針が図示しない切換機能を経由
して修正される。
(vi) スイツチ6が巻真を押込んだ通常携帯位置6
aにおいては開となつている。スイツチ制御回
路10はスイツチ7,8,9の信号を受入れ
る。ここでスイツチ7は、クロノグラフのスタ
ート・ストツプ、スイツチ8はクロノグラフの
リセツト、スイツチ9はクロノグラフのスプリ
ツト測定機能と分けて機能している。
スイツチ6aの状態においては、スイツチ7を
押してプラスにもちきたすと、第1図bにおいて
アンドゲート7aの入力としてHightになり、ゲ
ート7aの出力はF・F32クロツク入力として
入る。F・F32の出力Qとしての信号D1は、
第1のクロツク入力が入ると一旦Hightになり、
第2のクロツク入力までHightが継続し、第2の
入力によりLowとなり、次の第3のクロツク入
力が入るまではLowが継続して、第3のクロツ
ク入力が入つた時にはじめてHightになる。即
ち、F・Fのクロツク入力はスイツチ7の接続に
よつて入力されるものであり、スイツチ7を入れ
るとF・F32の出力D1としてHight状態の時は
クロノグラフの計測のための運針状態とし、D1
がLowの時にはクロノグラフとして停止、即ち
ストツプ状態であり、ボタン7の操作はクロノグ
ラフのスタート・ストツプを繰り返す信号を出す
ことになる。
スイツチ6−が開の状態6aでスイツチ7を押
して、クロノグラフ(以下CGと略す)をスター
トさせると、信号D1は第1図aのスイツチ30
を作動させ、計時カウンタ11を始動し、駆動制
御回路15を介してモータ駆動回路19、モータ
A20を動かし、クロノグラフ表示A21、ここ
では例えば、表示針の1ステツプ0.1sec、1回転
1sec等の1回転が1sec以下の細かい計測時間の測
定がスタートする。と同時に、計測回路16は、
針位置カウンタ14等各々の作動を開始してい
る。
次にCGをストツプするために、再びスイツチ
7aをHightにすると、スイツチ制御回路10か
らの信号D1は計時カウンタ11を止めて、表示
21の針の回転を止めてストツプ時の針位置を表
示する。
次にスイツチ8の作動を説明する。
スイツチ8は、CGとしてリセツト機能であり、
スイツチ8を押してHightにすると、制御回路1
0の出力D2は計時カウンタ11、針位置カウン
タ14を0にリセツトするとともに駆動制御回路
15に作動し、表示A21の針が早送りして0位
置になる。即ち電子的な計測回路を0にすると同
時に、メカ的な表示の針21を0に早送りするも
のである。しかしながらこの早送りはすべて電子
的に処理するために、もともとこの電子回路が0
を記憶している位置までしか早送できない。従つ
て第2図で、針21が0からズレた位置からスタ
ートすると、電子的な回路からの信号によりリセ
ツトされるときの早送り量は、スタート時の0か
らずれた位置を0とみなしてリセツトされる。即
ち、クロノグラフの0秒位置修正について述べる
と、第2図におけるクロノグラフ針21,24,
27の針表示位置は、第1図で説明した電子回路
を作動するため、例えば電源として電池を用いた
場合、電池交換時を考えると、電気的なメモリー
手段やその他の電池をバツクアツプする他の電源
を用いない通常の腕時計の場合には、電池交換後
の電子回路のスタート開始は、任意に開始する
か、あるいは回路的に全部リセツトをかけて0
からスタートするようにすることが考えられる。
いずれの場合にも、第2図のクロノグラフ針2
1,24,27が任意の位置で止まつているとき
に電池交換等を行なうと、電子的な計測回路1
6,17,18のスタートとクロノグラフ針0の
位置はズレてしまう。このため針21のメカ的な
スタート位置と電子的なスタート(リセツト)位
置を合致させるためのクロノグラフ表示針位置修
正機能が必要となる。この件に関しては、次のス
プリツト機能のあとの(ii)で詳述する。
CG計測中、即ち、スイツチ7がスタート中に
スプリツトとしてのスイツチ9を作動させると、
スイツチ制御回路10を介しての信号D3により
ラツチ回路12は次のD3信号が入るまでの間計
時カウンター11の値を保持する。針位置カウン
ター14の値がラツチ回路12の値に一致すると
一致検出回路13から出力によつて駆動制御回路
15はモータ20を一時的にストツプさせるよう
作動し、クロノグラフの表示針21を一時的にス
トツプ状態とする。しかしながら、電子回路とし
てのCG計測は、計時カウンタ11で測定が継続
されている。再びスプリツトスイツチ9を操作す
ると、D3信号にもとづいてラツチ回路12が解
除され計時カウンター11からの信号を通過す
る。針位置カウンター14の値が計時カウンター
11の値に一致するまで、駆動回路は早送り駆動
信号を出すため、クロノグラフ表示の針21は以
前の計測時間まで追いつくことになる。
ここではクロノグラフ針21の動きについての
み詳述したが、CG計測回路17,18を構成す
る電子回路群および関連する22,23,25,
26のモータ部およびクロノグラフ表示24,2
7の針はスイツチ7,8,9の作動により、表示
の針21と駆動周期が異なるのみで同様に作動し
て、CGとしての表示を行う。
(ii) 巻真としてのスイツチ6bの位置(クロノグ
ラフ表示針位置修正機能)について説明する。
巻真としてのスイツチ6を引き出して6bの
位置にすると、アンドゲート31の作動により
アンドゲート31に入力するクロノグラフ作動
状態を示す信号D1のHight、Lowより、スイツ
チ6の出力がLowとHightの信号を取りうるた
め、まずクロノグラフ作動中のD1信号がHight
の時を考えると、クロノグラフ計測中にスイツ
チ6を閉、即ち巻真を6bに引き出しても、ク
ロノグラフは作動しており、巻真1段目の状態
となんら変わらないことになる。この件につい
ては、後ほど(iv)の項で詳述する。
クロノグラフが停止してD1の格号がLowに
なると、ゲート31はスイツチ6bの信号をそ
のまま出力するので、スイツチ6bは閉の
Hight状態をゲート31から出力することにな
る。以下(iv)の説明までは、巻真を2段目に引き
出すのは巻真1段目においてクロノグラフが停
止している状態においてスイツチを6bにした
状態を、スイツチ閉の状態におけるものとして
説明する。
巻真としてのスイツチ6を引き出して6bの
位置ではスイツチを閉の状態すると、クロノグ
ラフ針21,24,27の0位置が修正可能な
位置となる。スイツチ6の閉(Hight)状態で
は第1図bで説明したように、独立するスイツ
チ7,8,9の操作に対応してE1,E2,E3
信号が出力される。
ここで、第1図aでスイツチ6が閉(6bの
位置)になると、ゲート31の出力Sはスイツ
チ6のHight状態がそのまま出力されることに
なるので、ORゲート56を通して計時カウン
タ11,41,51がリセツトされる。計時カ
ウンタ11,41,51がリセツトされると、
針位置カウンタ14,44,54がその計時カ
ウンタの状態に一致するまで、駆動制御回路に
よりモータの早送りが行なわれ、針位置カウン
ターと計時カウンター状態が一致した所でモー
タが停止する。その結果、指針の位置と目盛り
の零位置のズレ量が明確に記認することができ
る。もし、指針位置と目盛の零位置がズレてい
た場合には、スイツチ7,8,9を用いて必要
な量だけ修正をする。いまクロノグラフ表示A
の指針位置がズレていたとすると、スイツチ7
をスイツチングし駆動制御回路15を通してク
ロノグラフモータ20を駆動する。尚その際、
スイツチ7の出力は、針位置カウンタ14のリ
セツト端子Rと接続されている(図示せず)の
で、スイツチ7が作動する度に針位置カウンタ
14はリセツトされ、モータが駆動しても針位
置カウンターは零位置状態を保つことになる。
即ち、スイツチ7を一時的にONにすること
により、制御回路10からは信号E1が出力さ
れて分周回路2の高い周波数信号を駆動制御回
路15を介して、モータ駆動回路19に入力す
るためモータA20は、通常クロノグラフ駆動
時と同じかそれ以上の早さで回転し、あるいは
スイツチ7の1回操作当り1ステツプ回転の信
号を駆動回路19に入力することにより、その
結果、クロノグラフ表示Aとしての針を1ステ
ツプ変位し、あるいは更に高い周波数で駆動し
て変位させ、表示針の位置を修正することがで
きる。このようにしてスイツチ7に対応して表
示針21、同様にスイツチ8に対応して表示針
24、スイツチ9に対応して表示針27のそれ
ぞれを独立して針位置をクロノグラフの0位置
あるいは任意の位置に合わせ込みができる。こ
うして針のメカ的な位置を決めた後、電子回路
の0位置と合わせるためにスイツチ6を再び開
(Low)にすると同時に、スイツチ制御回路1
0はD2信号をHightにして、計時カウンター1
1をはじめとする計測回路16をリセツトする
ため、電子回路はすべてリセツトされた0状態
なる。ここでクロノグラフが再び使用できる状
態になる。もしこのようにスイツチ動作と電子
回路操作の対応がとれないと、クロノグラフ測
定とスイツチによる針位置修正の明確な分離が
できないので、CGの表示針がずれた場合にウ
ラブタをはずし、ムーブメントを取り出して針
の取付けをやり直すか、あるいは操作手順を完
全に覚えてスイツチ7,8,9の組み合わせ
か、あるいはスイツチ7を押し続けて修正、モ
ードにもちきたす、いわゆる時間差を利用した
CG操作と針位置修正の区分が必要であり、一
般ユーザーには極めて解りにくいものである。
本発明の方式では、針位置修正状態からクロ
ノグラフ作動可能状態への復帰とクロノグラフ
が使える状態に戻つたということが、スイツチ
6の開6a(第2図ではスイツチ6の押し込ま
れた状態)と対応して極めて解り易く、本発明
を応用しないCG復帰のために前述の時間差を
使う方式では操作として解りにくいものであ
る。
(iii) スイツチ6(ここで巻真6としての)の3段
目への引出位置6cにおいての作動を説明す
る。
巻真6cの第2図の位置では、巻真は周知の
一般アナログ時計と同様に、時針5c、分針5
bを修正する機能及び秒針5aを規正する周知
の規正機構と、第1図に示す時刻を正確にあわ
せるため、分周回路2の時刻表示に関与する一
部をリセツトする機能を有している。
ここでスイツチ6cの位置でのスイツチ7,
8,9の動作は基本的には(i)でも(ii)でもよい
が、ここでは一応(i)のスイツチ開6aと同じク
ロノグラフ測定可能な状態とすると、計測回路
16,17,18等はすべて(i)の状態と同じで
あるため省略する。巻真6cの位置で秒針5a
を規正し、時針5c、秒5bで任意の時刻修正
終了後、巻真6cを押込んで6aの位置に戻
す。この戻す短い時間の間に6bを経過する
が、その時、スイツチ7,8,9に入力を入れ
ない限り、クロノグラフ針21,24,27は
スイツチ6bの位置で修正状態になるチヤンス
はほとんどないため、巻真6cの押込みと同時
に秒針5aが正確に運針を開始して、時計とし
て正確に合わせ込みをすることが可能となる。
(iv) ここでは、巻真の6a,6b,6cの各々の
位置への引出しと押込み時のクロノグラフ針と
時刻表示針の関係が、回路スイツチとどのよう
な関連をもつているか詳述する。
既にスイツチ6とアンドゲート31、FF3
2の関係は(i)、(ii)で述べてきた。即ちクロノグ
ラフの作動中の信号D1がHIGH、ストツプし
て停止するD1の信号をLOWと考えると、巻真
を1段から2段へ引出す(6a→6b)の時に
は、クロノグラフが動いている時には2bにな
つてもアンドゲート31からは出力が出ないの
で、(ii)で説明したクロノグラフ針の修正状態に
はならない。修正状態になつた場合の作動・特
徴については、(ii)で詳述した。
巻真2段目で修正状態にならない状態のま
ま、巻真を更に3段目に引出すと、スイツチ6
cはLOWであり、アンドゲート31の出力を
一義的にLOWにするため、ゲート7aを作動
したままにするので、相変らずクロノグラフは
作動を続けている。但しここででは、(iii)で述べ
たように時刻表示用の秒針は止められ規正さ
れ、時・分修正が可能な状態となる。即ちこの
ように巻真を引出しても、クロノグラフが巻真
2段目、3段目で止まらないという事である。
従つて、巻真2段目では、クロノグラフ針が止
めらない時と、止まつてCG針修正可能の2つ
の状態が存在することになる。このように、2
段目、3段目でクロノグラフが止まらないこと
による特徴は次のようになる。アナログクロノ
グラフ時計を正時に時刻合わせする時に、まず
巻真1段目の状態で時報を聞くと同時に、クロ
ノグラフスイツチ7を押して、クロノグラフを
正時に合わせてスタートする。即ち、クロノグ
ラフの秒針が正時に合つている。この状態から
巻真を2段目、更に3段目の時刻修正状態にも
つてくるが、この3段目への引出しは、時刻用
の秒針5aが0秒位置でなく、どの位置でもか
まわない。3段目でゆつくり、時・分針を現在
時刻に合わせた後、クロノグラフ秒針24が秒
針5aと一致した時、巻真を6c→6aの位置
に押込むと秒針5aはクロノグラフの秒針に一
致して正確な秒を運針し、同単に時刻合わせが
できたことになる。従来のアナログクオーツの
場合は、正時の時報に合わせるために、前もつ
て秒針を0秒位置に来るまでまつてから、リユ
ーズを引き出し、時分針を回転修正して、正時
の時報になるまで待つて巻真を押込む必要があ
り、時計が進んでいる時には、時報を待つて合
わせればよいので比較的簡単であるが、合わせ
ようてする時計が正時より遅れている時は約1
分位待つ必要があり、実際には、時報は先に鳴
つてしまうので、他の基準時計がない限り正確
に合わせるには数分以上かかる。本PATでは、
クロノグラフの秒針を基準時計として時報に合
わせてスタートするだけなので、任意の好きな
時刻の合わせ込みができるという大きな特徴が
ある。
更に、アナログ・クロノグラフ時計を実現す
るために、クロノグラフの秒針がクロノグラフ
使用後ボタンを押すと、回路で記憶して自動的
にもとの時刻にもどすようにすると、一見簡単
に思えるが、電子回路としては常にクロノグラ
フの作動量をカウントし、又、現在時刻のメモ
リーも必要なため、カウンターや一致検出回路
等複雑な電子回路が更に必要になり、腕時計の
ような小型で低パワーの機器では不適であり、
又、時刻合わせも本発明のように簡単にゆか
ず、従来のアナログクオーツと同様にしなけれ
ばならない。本発明のように、通常時刻用の秒
針5aとクロノグラフ用の秒針24等の別個に
モータ・輪列を構成して時刻修正時にもクロノ
グラフの運針を止めないように構成すると、回
路的にそして使用上も、正規の時刻を常に確認
しながらクロノグラフが使え、又、時刻合わせ
も極めて容易であるという利点を有している。
本PATでは、クロノグラフ運針中でのCG針合
わせ禁止した例で述べたが、巻真2段目でCG
を運針することが不要の場合は、CG停止中に
巻真を6bするか、又は6b状態にあつてもス
イツチ7を押すと、CGを止めてCG修正が可能
になるような回路構成は容易に考えられるが、
本発明の主目的ではないので省略する。
また本発明では、クロノグラフの針位置修正
が巻真2段目の操作として入つているので説明
が解りにくいが、通常携帯でのCG運針から時
刻修正になる時、 CGを止めるか、運針状態のままにするか。
CGを一たん止めても時刻修正状態におい
て再びCGの運針を可能にしておくか。
の2つの状態に集約できる。
について主体的に述べてきた。について
は時刻合わせに無関係にCGは運針可能となり
CG針のコントロールができるので、と同様
の効果がある。
(v) ここまでの説明では、解り易くするため、巻
真を1段・2段・3段目において、2段目6b
をCG修正、6cを時刻修正と区分して説明し
た。2段目・3段目をいつしよにすることも可
能であり、その時の状態。作動を述べる。
巻真を1段目引出すと、時刻修正は巻真6b
の回転により周知のアナログクオーツ同様、機
械的な回転修正により時分針5が修正され、秒
針5aも規正された止まる。同時に、スイツチ
7,8,9は(ii)で述べたと同様に、CG針の修
正に関与する。但し、この場合の欠点として、
CG針の修正と時刻修正が独立していないため、
CG針を修正しようとすると必ず時刻が止まる
ので、せつかく合わせた時刻が狂つてしまうこ
とであり、正確な時刻合わせの時は、まず巻真
6a→6bでCG針の0位置への修正後巻真を
一旦6b→6aにもどし、正時にCG針を合わ
せ運針状態とし、再び巻真6b→6aにして、
時刻の秒とCG針を合わせるという巻真の引出
し、押込みの操作により合わせ込まなくてはな
らないが、カレンダーが巻真2段目につかない
構造の場合は、コストが安くできる方式であ
る。
ここで本発明では、クロノグラフの操作スイツ
チ群を有効に配置することの説明を述べる。
第2図において、CG操作としてスイツチ7の
スタート・ストツプ・スイツチ8はリセツト、ス
イツチ9はスプリツト(またはラツプ)の操作を
すると、従来の一般のこのような電子式時計にお
いて、デジタル式の時計ではスタート・ストツプ
のスイツチ7が1つと、ストツプスイツチ8がス
プリツト機能と兼用されているスイツチ8が通常
であるが、デジタルの液晶パネル等を用いた場合
は、パネル部に現在の操作状態を表わすことによ
りユーザーが操作を即刻知ることができるもの
の、スプリツト操作等は極めて解りにくいのが通
例である。本発明では、これらの解りにくい内容
を操作スイツチとして分離することにより、通常
の単純なストツプウオツチ操作としては時計の右
半分方向のサイドスイツチとしてのボタン操作で
カバーし、スプリツトの複雑な機能は用いたい人
や、1位・2位の測定等に使えるという人が、理
解して用いれば良い位置に配列されている。スプ
リツトボタンがこのように独立し、誤操作されな
いように時計の左側面に配列されているので、ス
プリツト機能が不要な時はスイツチ7,8をその
ままで、スイツチ9としてのボタンをはずせば良
い。しかも通常使用の時計の右側とは異なる側に
あることで誤操作の危険も少ないクロノグラフを
提供することができる。
CGの針の位置修正は既に詳述したように、
各々の外部操作部材としてのボタンに対応して
各々の表示針が独立して修正できるので、極めて
容易にクロノグラフ針が修正できる操作メリツト
もあると同時に、一般時計店において時計の分解
修理をする際に、CG針を取り付け後針の取り付
け具合として目盛のズレや針の上下のアオリのチ
エツクが、表示針修正状態でスイツチを入れれ
ば、スイツチ操作に応じて針を送ることができる
ため簡単にできる。またこの操作を入れることに
より、この時計をクロノグラフ時計としてでな
く、針の修正状態をカウンター状態と考えると、
表示針27と表示針21のそれぞれに対応して本
文で詳述したように、スイツチ(ボタン)操作9
と7を押すことにより、1回押す毎に表示針をそ
れぞれ1ステツプずつ独立して回転することによ
り、複数のカウンターとして用いることも可能と
なつた。従つて、アナログ・クロノグラフ時計に
本発明のような操作および修正機能を附与するこ
とにより、カウンター機能付のクロノグラフが簡
単に実現することができる。また、CG機能に更
にカレンダー機能を加えた場合に、巻真2段目で
は一般のアナログ時計において機能的なカレンダ
ーの修正機械はそのままで、本発明の電気回路的
なスイツチは容易に附加させることができるた
め、3段目では一般にアナログ時計と同時に時刻
修正ができることとあいまつて、極めて一般的な
従来の1段目携帯、2段目附加機能修正、3段目
時刻合わせの時計と同じ巻真操作が使えて、異和
感がなく、小売店やユーザーがとまどうことなく
操作できる。
本発明の構成によれば、軸方向に多段に位置決
めされる外部部材の引き出し方向に沿つて通常運
針状態と指針修正状態を選択する第1スイツチと
経過時間計数手段を制御する信号を出力する複数
の第2スイツチに接続するスイツチ制御回路が、
第1スイツチが通常運針状態にあるときは複数の
第2スイツチの各々の入力信号に応じて経過時間
計数手段のスタートあるいはストツプ信号を出力
し、第1スイツチが指針修正状態にあるときは経
過時間計数時間を初期状態にセツトするとともに
複数の第2スイツチの各々の入力信号に応じて複
数の第2モータを作動させ指針の初期位置を設定
する信号を出力する構成にすることにより、少な
いスイツチにより経過時間計数手段と、指針の位
置を一致させ、絶えず正確な経過時間表示を行う
アナログ多機能時計を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a……本発明の一実施例におけるブロツ
ク図。第1図b……第1図aのスイツチおよびス
イツチ制御回路の一部を示す図。第2図……本発
明の一実施例を示す時計外観およびスイツチの配
置列図。 5……時刻表示、6……スイツチ(クロノグラ
フと修正状態の切り換え)、7,8,9……クロ
ノグラフおよび針表示の修正スイツチ、21,2
4,27……クロノグラフ表示針。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 時間標準、分周回路、前記分周回路の出力信
    号にもとずいて作動する通常時刻表示用の第1モ
    ータ、他の機能の表示用の複数の第2モータ、前
    記第1モータにより駆動される通常時刻指針、前
    記複数の第2モータにより各々作動される複数の
    多機能針、前記他の機能として設けられた経過時
    間計数手段、軸方向に多段に位置決めされる外部
    操作部材に連動するとともに前記外部部材の引き
    出し方向に沿つて少なくとも通常運針状態と指針
    修正状態を選択する第1スイツチ、前記経過時間
    計数手段を制御する信号を出力する複数の第2ス
    イツチ、少なくとも計時カウンターと針位置カウ
    ンターと駆動制御回路からなる電気計測回路、前
    記第1スイツチが前記通常運針状態にあるとき前
    記複数の第2スイツチの各々の入力信号に応じて
    前記経過時間計数手段のスタートあるいはストツ
    プ信号を出力し、前記第1スイツチが前記指針修
    正状態にあるとき前記経過時間計数手段を初期状
    態にセツトし、前記複数の第2スイツチの各々の
    入力信号に応じて前記複数の多機能針はリセツト
    されるとともに前記複数の第2モータを作動させ
    前記針位置カウンターと計時カウンターが一致し
    たところで前記複数の第2モータを停止させ前記
    複数の多機能針の初期位置を設定する信号を出力
    するスイツチ制御回路を備えたことを特徴とする
    アナログ多機能時計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261914A (ja) * 1985-09-10 1987-03-18 Nariisa Fujimoto 木綿布の袋に入れたイオン酵素入浴剤

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