JP2573205B2 - カレンダ付電子時計 - Google Patents

カレンダ付電子時計

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JP2573205B2 JP4846787A JP4846787A JP2573205B2 JP 2573205 B2 JP2573205 B2 JP 2573205B2 JP 4846787 A JP4846787 A JP 4846787A JP 4846787 A JP4846787 A JP 4846787A JP 2573205 B2 JP2573205 B2 JP 2573205B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、日板の自動月末修正機能を備えたカレンダ
付電子時計に関する。
〔従来の技術〕
従来通常の指針式カレンダ時計では小の月の月末には
リューズによって日板の修正をするものが一般に行われ
ているが、このわずらわしさをなくすため、カレンダ情
報記憶回路を設け、小の月の月末には前記カレンダ情報
記録回路の情報に従って日板の表示を自動修正する、い
わゆる自動月末修正システムが提案されている。
上記自動月末修正システムに於いてポイントとなる技
術は、年月日等の情報を記憶させるためのカレンダ情報
作成技術、作成されたカレンダ情報に従って日板を修正
するための日板修正技術、記憶されているカレンダ情報
をモニタするためのモニタ技術であり、本出願人もすで
に各種システムの提案を行っている。
例えば時刻表示用指針を駆動するためのモータを早送
りして日板修正を行う方式については特公昭58-22713
号、指針駆動用モータとは別に日板駆動用モータを設け
る方式については特公昭60-13153号、日板や曜板を利用
してカレンダ情報を記憶させる方式については特開昭54
-67470号、月板を設けて年月の記憶とモニタを行う方式
については特開昭54-79661号にて提案している。
又、特開昭55-166677号及び特開昭56-8586号には、記
憶されているカレンダ情報をボタン操作時に秒針を通常
と異る表示状態としてモニタする技術思想が提案され、
さらに月及び日を指針にて表示するものも提案されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし上記各自動月末修正システムは、いずれも月末
に於ける日板の修正を対象としたものであり、カレンダ
情報設定時に於ける非存日の存在については何ら考慮さ
れていない。
すなわち上記自動月末修正システムに於ける日板修正
は一般に日板の表示が切替る瞬間のタイミング(PM12
時)で動作するようになっているためカレンダ情報の設
定時に誤って日板の表示を非存日(2月30日、31日、小
の月の31日)に設定してしまうと、その日のPM12時に自
動月末修正システムが動作して日板を早送りすることに
なり、カレンダが正しく設定されないという問題があっ
た。本発明の目的は、上記欠点を解決し、カレンダ情報
の設定時に誤って非存日に設定した場合には、携帯者に
対してその旨を警告し、正しいカレンダ情報の再設定を
可能ならしめたカレンダ機能付電子時計を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題を解決するための本発明に於ける構成は下記
の通りである。
時刻表示を行う指針と、日付表示を行う日付表示部材
と、現在が何月であるかを記憶する月情報記憶手段と、
前記日付表示部材の表示内容が29日〜31日であることを
判別する特定日判定手段と、前記月情報記憶手段の情報
と特定日判定手段の情報に従って小の月の月末修正を行
う月末修正手段と、前記日付表示部材を手動修正するた
めの手動修正手段を備えた電子時計に於いて、前記月情
報記憶手段からの月情報と特定日判定手段からの特定日
情報と、手動修正手段からの手動修正終了信号とを入力
する非存日検出回路を設け、前記月末修正手段は非存日
検出回路の情報に従って前記日付表示部材を駆動して警
告動作を行うことを特徴とする。
〔実施例〕
以下図面により本発明の実施例を詳述する。
第1図は本発明に於けるカレンダ付電子時計の外観を
示す正面図であり、1は電子時計、2は時針、3は分
針、4は秒針であり、前記時針2と分針3とは後述する
第1モータによって20秒ステップにて駆動され、又秒針
4は、後述する第2モータにて駆動されるとともに機能
表示部5の各表示部に対応して年及び月情報の表示も行
うものである。
6はカレンダ窓、7は日板、8はリューズであり、通
常のカレンダ付時計と同じに0段、1段、2段の各引出
位置を有し、1段での回転によって日板7の早修正を行
い、又2段での回転によって時針2及び分針3の修正を
行う。9は押ボタンである。又前記機能表示部5には、
5秒単位の位置に1〜12の月情報を設けた月表示部5a、
斜線で示す4つの年マークY1、Y2、Y3、Y4を設けた年表
示部5bが設けられるとともに、秒表示部の0秒の位置に
OFマークが設けられている。
次に上記構成を有する電子時計1の動作を第2図に示
す機能表示部5の各表示モードを参照して説明する。
まず電子時計1の電池交換を行った状態での初期設定
動作を説明すると、電子時計1はリューズ8が0段位置
で秒針4は秒表示モードにあり、第2図(イ)に示すご
とく1秒ステップで運針されている。この状態より秒針
4の初期設定を行うには、第2図(ロ)に示すごとく秒
針4が0秒位置(OFマークの位置)に来た時に押ボタン
9を5秒間押し続けると秒針4は実線矢印で示すごとく
5秒の位置迄1秒ステップで運針した後、点線矢印で示
すごとく早送り運針して0秒位置、すなわちOFマーク位
置にて停止する。
これで秒針4の位置が電気的に記憶された状態とな
り、機能表示部5は第2図(ハ)に示す年表示モードと
なる。この状態で年の設定を行うことが出来る。すなわ
ちこの状態で押ボタン9を押すと、第2図(ハ)の年表
示部5bに示すごとくOF(0秒位置)、Y1(7秒位置)、
Y2(22秒位置)、Y3(38秒位置)、Y4(53秒位置)の5
つ位置を1押ごとに移動して年設定が行われる。上記各
位置は、それぞれOFが月末自動修正OFF、Y1がうるう
年、Y2、Y3、Y4は、うるう年から1年目、2年目、3年
目に対応している。
そして上記秒針4の初期設定又は年設定に於ける押ボ
タン9の操作終了後、3秒間以上放置すると後述するモ
ニタ・モードに復帰するので、秒針4の初期設定終了
後、押ボタン9を操作して、うるう年の場合はY1に、又
うるう年から1年目、2年目、3年目の場合は、それぞ
れY2、Y3、Y4の位置に秒針4を移動させ、その状態にて
3秒間放置することによって年の設定又は月末自動修正
OFFを選択することが出来る。
次に月及び日の設定動作について説明する。
第1図に示す電子時計1のリューズ8を1段目に引出
すと、前述のごとくリューズ回転によって日板7の早修
正が行えることは従来のカレンダ付時計と同様である。
同時に秒針4は第2図(ニ)に示す月表示モードとな
り、この状態に於いて押ボタン9を押すと月表示部5aの
1〜12の数字位置を1押ごとに移動して月設定が行われ
る。そして、月、日の設定を行った後にリューズ8を0
段目にもどすことによって、設定動作が完了し、秒針4
は、月表示モードを維持するが、前記設定動作に於ける
日の設定が非存日の場合には、後述する非存日検出回路
が動作して日板の表示を次の月の1日に修正する。
又、前記年表示モードに於いて、年設定を行わなかっ
た場合、すなわちOFを選択した場合と、後述するごとく
電池交換後、初期設定を行わなかった場合にはリューズ
を2段目に引出した場合でも秒針4は月表示モードに移
行せず秒表示モードのままであり、又押ボタン9による
月設定も行われない。
次に時刻修正動作について説明する。
第1図に示す電子時計1のリューズ8を2段目に引出
して回転させることによって時針2と分針3を機械的に
修正出来ることは従来の指針式時計と同様である。同時
に秒針4は強制的に第2図(イ)に示す秒表示モードと
なり、かつ秒針4の動作が停止する。そして指針修正
後、リューズ8を0段目にもどすことによって秒針4が
スタートする。
次に年、月のモニタ動作について説明する。
第1図に示す電子時計1のリューズ8が0段位置にあ
るモニタ・モードに於いて押ボタン9を操作することに
より前記機能表示部5に於ける秒針4の機能選択と年、
月のモニタを行うことが出来る。
すなわち第3図にPBで示す押ボタン9の短時間操作
(5秒以上操作した場合には前述のごとく初期設定モー
ドとなる)によって第3図に示すごとく秒表示モード、
年表示モード、月表示モードをサイクリックに選択する
ことが出来、かつ前記秒表示モードと月表示モードとは
固定表示となるが、年表示モードはモニタが行われるの
みであり、選択後5秒経過すると点線で示すごとくタイ
マによって次の月表示モードに移行する。すなわち秒針
4は、押ボタン9により秒表示か月表示かを選択するこ
とが出来るとともに、5秒間だけ年をモニタすることが
出来るようになっている。
又、前記年表示モードでの年設定に於いてOFを選択し
た場合と初期設定を行わなかった場合にはリューズ8の
0段位置でモニタ・モードにならず押ボタン9による年
表示モードと月表示モードの選択が行われない不感モー
ドとなり秒表示状態に固定される。
次に第4図により、電子時計1の構造を説明する。
第4図はカレンダ機構とスイッチの関係を示す要部平
面図であり、20は前記リューズ8によって操作される巻
真、21は巻真20に装着されたツヅミ車、23は巻真20の細
径部20aと係合することにより、巻真20の引出しに連動
するスイッチレバーである。24、25は、回路基板上に形
成された電極であり、前記スイッチレバー23と電極24と
により、リューズ8を1段目に引出した時に閉成される
第1リューズスイッチSR1を構成し、又スイッチレバー2
3と、電極25とにより、リューズ8を2段目に引出した
時に閉成される第2リューズスイッチSR2を構成する。
7は前記日板であり内周部には、日送り歯7aが形成さ
れ、又外周部には後述する特定日検出用の突起部7bが設
けられている。
27、28は前記突起部7bによって制御されるスイッチレ
バー、29、30は接点ピンであり、前記スイッチレバー27
と接点ピン29とにより第1日板スイッチSH1を構成し、
又スイッチレバー28と接点ピン30とにより第2日板スイ
ッチSH2を構成する。31は前記押ボタン9によって操作
されるスイッチレバーであり、接点ピン32とにより押ボ
タンスイッチSPBを構成する。33は日回車、34は日躍制
レバー、35は筒車カナであり2、3、4は第1図に示す
時針、分針、秒針である。
次に上記構成を有する各スイッチの動作について説明
する。
まずリューズ8が0段位置にある状態では、スイッチ
レバー23は電極24、25のいずれとも接触していないので
前記第1リューズスイッチSR1、及び第2リューズスイ
ッチSR2はいずれせOFFとなっているがリューズ8を1段
目に引出すと巻真20の細径部20aに係合させているスイ
ッチレバー23が回転軸23aを中心として回転することに
より接点部23bが電極24と接触し、前記第1リューズス
イッチSR1がONとなる。同時に前記ツヅミ車21に設けら
れている早修正ツメ21aが日板7の日送り歯7aと噛合う
ことにより、前記巻真20の回転操作によって日板7を早
送り修正することが出来る。
次にリューズ8を2段目に引出すとスイッチレバー23
はさらに回転し、接点部23bは電極24から電極25へ切換
接触が行われる。この結果前記第1リューズスイッチSR
1がOFF、第2リューズスイッチSR2がONとなる。この状
態に於いて、図示は省略したが巻真20の回転操作によっ
て時刻修正が行われることは前述の通りである。
次に日板スイッチSH1、SH2の動作について説明する。
前記スイッチレバー27、28はバネ部27a、28aによって付
勢されることにより摺動部27b、28bが前記日板7の外周
部に圧接摺動している。そして第4図に示す状態では第
2日板スイッチSH2を構成するスイッチレバー28は前記
摺動部28bが日板7の外周部を摺動しているため接点部2
8cが接点ピン30と接触せず、第2日板スイッチSH2はOFF
となっている。又第1日板スイッチSH1を構成するスイ
ッチレバー27は摺動部27bが日板7の突起部7bに乗り上
げることによって接点部27cが接点ピン29に接触し、第
1日板スイッチSH1はONとなっている。
すなわち日板スイッチSH1、SH2は日板7の突起部7bに
よって制御されるものであるが、前記突起部7bとスイッ
チレバー27、28との関係は、第5図のタイムチャートに
示すようになっている。
第5図(イ)は前記カレンダ窓6に表示される日板7
の日付を示すものであり、第5図(ロ)は第1日板スイ
ッチSH1の動作を示し、第5図(ハ)は第2日板スイッ
チSH2の動作を示すものである。すなわち日板7に於け
る突起部7bの位置及び形状はカレンダ窓6に29日と30日
が表示されている間第1日板スイッチSH1をONと成し、
又カレンダ窓6に30日と31日が表示されている間第2日
板スイッチSH2をONと成すごとく形成されている。
さらに押ボタンスイッチSPBの動作は、押ボタン9に
よってスイッチレバー31が操作されることにより、接点
部31aが接点ピン32に接触してONとなる。
次に第6図のブロック図により電子時計1の回路構成
を説明する。
50は基準発振回路、51は前段分周回路、52は後段分周
回路であり、前記前段分周回路51は基準発振回路50の発
振信号を分周して第12図(イ)に示す128Hzの早送信号P
c1を出力し、前記後段分周回路52は早送信号Pc1を分周
して第12図(ロ)に示す1Hzの1秒信号P1と第12図
(ハ)に示す20秒周期の20秒周期の20秒信号P20を出力
する。53は駆動信号発生回路であり、前記20秒信号P20
と早送信号Pc1を入力し、第12図(ニ)に示す周期が20
秒でパルス巾が128Hzの時分針駆動信号Pmkを出力する。
54は時分針早送信号発生回路であり、前記早送信号Pc1
と時分針駆動信号Pmkを入力し、第12図(ホ)に示す時
分針早送信号Pc2を出力する。
60は前記秒針4の位置を電気的に記憶する針位置カウ
ンタ、61は前記1秒信号P1を入力とする秒カウンタ、62
は前記第2日板スイッチSH2の動作信号によって駆動さ
れる月カウンタ、63は前記月カウンタ62の桁上信号と、
後記制御信号発生回路75からの年設定信号Sys及び年修
正パルスPyを入力し、端子Sに供給される年設定信号Sy
sが“H"の時は、5進モード(0〜4)、“L"の時は4
進モード(1〜4)で動作する年カウンタである。64は
月デコーダであり前記月カウンタ62の月情報信号Dmを入
力し前記機能表示部5の月表示部5aに対応した5秒単位
の月位置情報信号Dmpを出力する。65は年デコーダであ
り前記年カウンタ63の年情報信号Dyを入力し前記年表示
部5bの各年マークY1、Y2、Y3、Y4に対応した年位置情報
信号Dypを出力する。66は前記機能表示部5の零秒位置
(OFマーク位置)に対応する零情報信号Doを出力する零
メモリ、67はデータ切換回路であり、該データ切換回路
67は秒情報信号Ds、年位置情報信号Dyp、月位置情報信
号Dmp、零情報信号Doの各情報を入力し、後述する選択
用の端子B1、B2、B3、B4の条件に従って前記各情報の1
つを選択情報信号Dcとして出力する。
68は一致検出回路であり、前記データ切換回路67から
選択出力される選択情報信号Dcと針位置カウンタ60から
出力される針位置情報信号Dnpとが一致した時に一致信
号Scを出力して早送信号Pc1を制御するANDゲート69をOF
Fする。そして前記針位置カウンタ60、データ切換回路6
7、一致検出回路68及びANDゲート69とにより針位置切換
回路70を構成し、該針位置切換回路70は第2図にて説明
したごとく秒針4を機能表示部5の各表示部に対応させ
て切換運針を行うものである。
上記針位置切換回路70の動作を簡単に説明すると前記
早送信号Pc1がANDゲート69を介して針位置カウンタ60に
供給されているため針位置カウンタ60は、128Hzの早送
信号Pc1にて早送りされ、これに同期して秒針4も早送
りされる。そして針位置カウンタ60の出力である針位置
情報信号Dnpがデータ切換回路67の出力である選択情報
信号Dcに一致すると一致検出信号回路68から一致信号Sc
が出力されてANDゲート69の否定端子に供給されること
によりANDゲート69が閉じて前記針位置カウンタ60と秒
針4が停止する。この結果秒針4の機能表示部5に於け
る針位置は、選択情報信号Dcによって指定された位置と
なる。そしてこの状態は選択情報信号Dcが変化しない間
は持続されるが、選択情報信号Dcが変化すると一致検出
回路から出力されていた一致信号Scが無くなることによ
ってANDゲート69がONとなり、針位置カウンタ60と秒針
4は早送信号Pc1によって再び早送りされることによっ
て前記秒針4は、変化した選択情報信号Dcに対応する位
置に移動する。
そして針位置切換回路70は早送信号Pc1による早送り
と、一致信号Scによる停止とを繰返すことによって秒針
4の位置を選択情報信号Dcの指定に従って切換えていく
ことが出来る。
したがって針位置切換回路70はデータ切換回路67によ
り選択情報信号Dcを切換えることによって各機能表示を
行わせるとともに、各機能に於ける情報の変化を秒針4
で表示させるものである。
75は制御信号発生回路であり前記リューズ8が各々0
段位置にあるときに制御信号を発生する0段制御部76、
1段位置にあるとき制御信号を発生する1段制御部77、
2段位置にあるとき制御信号を発生する2段制御部78を
有する。
そして入力用の端子E1〜E6と出力用の端子F0〜F8を有
し、端子E1には前記押ボタンスイッチSPB、端子E2には
第1リューズスイッチSR1、端子E3には第2リューズス
イッチSR2が接続されるとともに端子E4には1秒信号P1
が入力され、さらに端子E5及びE6には、後述する年無設
定信号Syn及びパワーオンパルスPsoが入力されている。
出力用の端子F0〜F4には0段制御部76より各入力信号
の条件に従って信号が出力されており、端子F1には押ボ
タンスイッチSPBの操作によって発生するモード選択パ
ルスPcd、端子F2には押ボタンスイッチを5秒間押続け
た時に発生するイニシャルパルスP5s、端子F3には年設
定信号Sys、端子F4には年修正パルスPy、端子F0には年
設定モードからモニタ・モードへの復帰時に復帰パルス
Prが出力される。
又出力用の端子F5〜F7には1段制御部77より信号が出
力されており、端子F5には月設定信号Sms、端子F6には
月修正パルスPm、端子F7には前記リューズを1段目又は
2段目の引出し位置より、0段位置に押込んだ時に発生
する修正終了パルスPndが出力される。
さらに端子F8には2段制御部78より時刻修正設定信号
Stsが出力される。
上記制御信号発生回路75の具体的構成を第8図により
説明する。
第8図に於いて100はパルス化回路であり、前記押ボ
タンスイッチSPBの操作信号をパルス信号Ppbとして出力
する。前記0段制御部76はそれぞれ端子E4より供給され
る1秒信号P1をクロックとしてイニシャル動作を行うた
めの第1タイマ101、モード復帰用の第2タイマ102と、
年設定モード記憶用のRSフリップフロップ103(以後RS-
FF)、パルス化回路104、105、NANDゲート107、ANDゲー
ト106、108、リューズ8の位置を判定するNORゲート10
9、インバータ110により構成されている。
又1段制御回路77は前記第1リューズスイッチSR1のO
N信号をデータ入力とし、1秒信号P1をクロックとして
月設定モードを記憶するデータタイプ、フリップフロッ
プ111(以後D−FF)とパルス化回路112、ANDゲート11
3、114、ORゲート115により構成され、さらに2段制御
回路78は前記第2リューズスイッチSR2のON信号をデー
タ入力として時刻修正モードを記憶するD−FF116とパ
ルス化回路117により構成されている。
次に上記構成を有する制御信号発生回路75の動作を説
明する。まず初期条件として前記リューズ8が0段位置
にあり(第1リューズスイッチSR1、第2リューズSR2は
いずれもOFF)、端子E6に供給されるパワーオンパルスP
soによってRS-FF103、D−FF111、D−FF116がリセット
され、かつ端子E5に年無設定信号Synが供給されていな
い(Synが“L"レベル)場合を考えると、リューズ8が
0段位置にあるのでNORゲート109の出力は“H"となって
いるが、押ボタンスイッチSPBがOFF状態にあるためNAND
ゲート107の出力が“H"となり、第1タイマ101はリセッ
トされている。
又RS-FF103がリセットされることによって出力端子Q
が“L"であるためANDゲート108はOFF、インバータ110の
出力は“H"となっている。
又、ANDゲート108の出力が“L"であるため第2タイマ
102はリセットが解除されることにより1秒信号P1をク
ロックとして係数動作を行い3秒の周期でタイマ信号T2
を出力し、パルス化回路105を介してRS-FF103にリセッ
ト信号を供給するが、もともとRS-FF103は、リセット状
態にあるため、動作の変化は生じない。従ってこの状態
に於いては、0段制御部76に制御された端子F0〜F4には
いずれも信号が出力されていない。
又D−FF111がリセットされて出力Qが“L"となって
いるためANDゲート114はOFFとなっているので1段制御
部77に接続された端子F5〜F7にはいずれも信号が出力さ
れず、さらにD−FF116がリセットされて出力Qが“L"
となっているので2段制御部78に接続された端子F8にも
信号が出力されていない。
この状態に於いて前記押ボタン9を操作することによ
り押ボタンスイッチSPBをONするとパルス回路100よりパ
ルス信号Ppbが出力してANDゲート106、108、114に供給
されるが、前述のごとく“L"の年無設定信号Synによっ
てANDゲート106がOFF、又RS-FF103及びD−FF111の各
“L"出力によってANDゲート108、114がOFFとなっている
ため出力されない。一方NANDゲート107は押ボタンスイ
ッチSPBのON信号によって出力が“L"に反転するため第
1タイマ101はリセットが解除されることにより、1秒
信号P1をクロックとして計数を開始するが、5秒間のタ
イマ時間が経過してタイマ信号T1を出力する前に前記押
ボンアスイッチSPBをOFFにするとNANDゲート107の出力
が再び“H"に反転し、第1タイマ101をリセット状態に
復帰させる。
したがって前述の初期設定を行うには押ボタンスイッ
チSPBを5秒間ON状態に保持することによって第1タイ
マ101の出力端子Qよりタイマ信号T1を出力させる。こ
のタイマ信号T1はパルス化回路104によってパルス化さ
れることによりRS-FF103をセットするとともに端子F2
りイニシャルパルスP5sとして出力される。さらにRS-FF
103がセットされることによって出力端子Qが“H"とな
り、端子F3に年設定信号Sysを出力するとともにANDゲー
ト108をONさせ、さらにインバータ110の出力を“L"に反
転させる。この結果インバータ110の“L"出力によってA
NDゲート106とNANDゲート107はOFFとなる。
この状態に於いて押ボタンスイッチSPBをONにすると
パルス信号PpbはANDゲート108を通過して端子F4より年
修正パルスPyとして出力されるととに第2タイマ102を
瞬間的にリセットする。この結果第2タイマ102は年修
正パルスPyによってリセットされてから3秒間前記年修
正パルスPyが供給されないと出力端子Qよりタイマ信号
T2を発生しパルス化回路105を介して端子F0より復帰パ
ルスPrとして出力されるとともにRS-FF103をリセットす
ることにより出力端子Qの年設定信号Sysを“L"に反転
させて年設定モードからモニタ・モードに復帰する。す
なわち第2タイマ102は年設定モードを呼出して年修正
パルスPyによる年修正を行った後、3秒間放置すること
によってモニタ・モードに復帰させるための復帰タイマ
である。
尚後述するごとく上記年設定動作による年の設定が行
われると端子E5に供給されている年無設定信号Synが
“H"に反転してANDゲート106、113がONになるので、年
設定モードからモニタ・モードに復帰した後は、押ボタ
ンスイッチSPBの操作によるパルス信号Ppbは、ANDゲー
ト106を通過して端子F1よりモード選択パルスPcdとして
出力される。
上記のごとくリューズ8の0段位置に於いては、0段
制御部76のみが動作し、モニタ・モードと年設定モード
とが選択される。
次にリューズ8を1段目に引出した状態について説明
する。
第1リューズスイッチSR1がONすることによりNORゲー
ト109の出力が“L"に反転しANDゲート106とNANDゲート1
07をOFFすることにより、0段制御部76は非動作状態と
なる。
一方第1リューズスイッチSR1のON信号は、“H"レベ
ルの年無設定信号SynによってON状態にあるANDゲート11
3を介してD−FF111のデータ端子Dに供給されることに
より、D−FF111はクロック端子φに供給される次の1
秒信号P1の立下りタイミングで出力端子Qを“H"に反転
させANDゲート114をONにするととに端子F5より月設定信
号Smsを出力する。
この状態に於いては押ボタンスイッチSPBの操作によ
るパルス信号PpbはANDゲート114を通過し、端子F6より
月修正パルスPmとして出力される。
上記のごとくリューズ8の1段目位置に於いては1段
制御部77のみが動作し、月設定モードが選択される。
そして月修正動作が終了した後にリューズ8を0段位
置に押込むとD−FF111は第1リューズスイッチSR1のON
信号が無くなった次の1秒信号、P1の立下りタイミング
にて出力端子Qを“L"に反転させて通常モードに復帰す
るとともに、出力端子の“L"から“H"への反転信号を
パルス化回路112にてパルス化した後、ORゲート115を介
して端子F7より修正終了パルスPndとして出力する。
次にリューズ8を2段目に引出した状態について説明
する。
第2リューズスイッチSR2がONすることによりNORゲー
ト109の出力が“L"に反転して0段制御部76が非動作状
態となることは前述の通りである。一方第2リューズス
イッチSR2のON信号がD−FF116のデータ端子Dに供給さ
れることによりD−FF116のデータ端子Dに供給される
ことによりD−FF116はクロック端子φに供給される次
の1秒信号P1の立下りタイミングで出力端子Qを“H"に
反転させることにより端子F8より時刻修正設定信号Sts
を出力する。
上記のごとくリューズ8の2段目位置に於いては、2
段制御部78のみが動作し、時刻修正モードが設定され
る。
そして時刻修正動作が終了した後にリューズ8を0段
位置に押込むとD−FF116は第2リューズスイッチSR2の
ON信号が無くなった次の1秒信号P1の立下りタイミング
にて出力端子Qを“L"に反転させて通常モードに復帰す
るとともに、出力端子の“L"から“H"への反転信号を
パルス化回路117にてパルス化した後、ORゲート115を介
して端子F7より修正終了パルスPndとして出力する。
以上が制御信号発生回路75の構成及び動作であり、再
度第6図の説明を行う。
79は切換制御回路であり入力用の端子G1〜G5と出力用
の端子H1〜H3を有し、端子G1には前記モード選択パルス
Pcd、端子G2には時刻修正設定信号Sts、端子G3にはAND
ゲート80を介して年設定信号Sys、端子G4には月設定信
号Sms、端子G5には1秒信号P1が入力される。又出力用
の端子H1からは、秒選択信号Ssd、端子H2からは年選択
信号Syd、端子H3からは月選択信号Smdが出力され、前記
データ切換回路67の選択用端子B2、B3、B4に供給されて
いる。
次に第9図により切換制御回路79の具体的構成を説明
する。
第9図に於いて120、121はトグルタイプ・フリップフ
ロップ(以後T−FF)でありANDゲート122とともに周知
の3進カウンタ123を構成している。
125、126は前記3進カウンタ123に強制指定信号を供
給するためのORゲートであり、以下3進カウンタ123の
動作を説明する。
今、前記制御信号発生回路75からの各設定信号が端子
G2〜G4に供給されていない場合(通常モード)を考える
とT−FF120のセット端子S1、リセット端子R1とT−FF1
21のセット端子S2、リセット端子R2がすべて“L"になっ
ているため強制指定は行われない状態であり、この状態
に於いては端子G1よりORゲート127を介してT−FF120の
端子φに供給されるモード選択パルスPcdによって計数
動作を行い、前記T−FF120、121の出力端子Q1、Q2の出
力が“L"“L"、“H"“L"、“L"“H"の3進を行い、端子
Q1、Q2が“H"“H"になるとANDゲート122の出力を“H"に
反転させ、ORゲート125、126を介してT−FF120、121を
リセットすることにより3進カウンタを構成する。
次に強制指定動作は、端子G2に時刻修正設定信号Sts
が供給されるとT−FF120、121をいつもリセットして端
子Q1、Q2を“L"“L"に、又端子G3に年設定信号Sysが供
給されるとT−FF120をセット、T−FF121をセットして
端子Q1、Q2を“H"“L"に、さらに端子G4に月設定信号Sm
sが供給されるとT−FF120をリセット、T−FF121をセ
ットして端子Q1、Q2を“H"“L"に、さらに端子G4に月設
定信号Smsが供給されるとT−FF120をリセット、T−FF
121をセットして端子Q1、Q2を“L"“H"に、それぞれ強
制指定する。
124は3進カウンタ123の出力を各選択信号に変換する
デコーダであり、2個の入力端子I1、I2には、それぞれ
前記T−FF120、121の出力端子Q1、Q2が接続され、端子
Q1、Q2が“L"“L"の時、出力端子O1より秒選択信号Ssd
を出力し、端子Q1、Q2が“H"“L"の時、出力端子O2より
年選択信号Sydを出力し、端子Q1、Q2が“L"“H"の時、
出力端子O3より月選択信号Smdを出力する。
128は第3図に示した年表示モードから月表示モード
に移行させるためのタイマであり、前記デコーダ124の
端子O2に年選択信号Sydが出力されるとインバータ129を
介してリセットが解除されることにより前記タイマ128
は端子G5より供給される1秒信号P1をクロックとして計
数動作を行い、5秒間が経過したときに出力端子Qから
発生する出力信号をORゲート127を介してT−FF120に供
給することにより前記3進カウンタ123を進歩させる。
以上が切換接続回路79の構成及び動作であり、再び第
6図の説明にもどる。
81はRS-FFであり、前記接続信号発生回路75からのイ
ニシャルパルスP5sにてセットされることにより出力端
子Qに“H"の秒帰零信号Skoを出力して前記データ切換
回路67の端子B1に供給するとともにANDゲート80をOFFに
する。
82はパルス化回路であり、インバータ83を介して接続
された前記第2日板スイッチSH2のONからOFFに変化した
信号をパルス化し、桁上げパルスPkuを出力する。
84、85は桁上げ禁止用のANDゲート、86、87はORゲー
トである。
90は前記日板7の表示内容が29日〜31日であることを
判定して月末修正デーテを出力する特定回路であり、又
この回路はカレンダ機能に於ける存在しない日付を判定
して、その修正データを出力する非存日検出回路として
の機能も兼用するものであり、入力用の端子L1〜L4と出
力用端子群Mを有し、前記年情報信号Dyと月情報信号Dm
を入力するとともに端子L1、L2には前記第1日板スイッ
チSH1、第2日板スイッチSH2の信号、端子L3には修正終
了パルスPnd、端子L4には後述する月末修正回路から出
力される零検出信号Sokを各々入力し、出力用端子群M
からは前記月末修正データ及び非存日修正データとして
の日板修正信号Dhdを出力する。前記特定日判定回路90
の具体的構成を第10図により説明する。
第10図に於いて140は月末デコーダであり前記年カウ
ンタ63からの年情報信号Dyと月カウンタ62からの月情報
Dmを入力し、その年と月の組合せにもとづいて月末デー
タDE28〜DE30を出力する。141は日付デコーダであり、
前記第1日板スイッチSR1と第2日板スイッチSR2の信号
を入力し、第5図で説明した組合わせにもとづいて、日
付データD29、D30、D31を出力する。
142は修正日数デコーダであり、ANDゲート143、144、
145とORゲート146、147により構成され、前記月末デコ
ーダ140からの月末データDE28〜DE30と日付デコーダ141
からの日付データD29〜D31を各ゲートの入力としてデコ
ードすることによりANDゲート143、144、145の各出力に
1日修正用の日数データD1、2日修正用の日数データ
D2、3日修正用の日数データD3の各修正日数データを出
力する。すなわち1日修正データD1について説明すると
ORゲート146に入力された月末データDE28〜DE30と日付
データD31をANDゲート143でデコードすることにより、
月末日が28日、29日、30日の月の場合、31日は存在しな
い日付(非存日)なので、1日分だけ早送り修正して次
月の1日に移行させることを意味している。
同様に2日修正データD2は月末日が28日、29日の月の
場合、30日は非存日なので2日分だけ早送り修正して次
月の1日に移行させ、さらに3日修正データD3は、月末
日が28日の月の場合、29日は非存日なので3日分の早送
り修正をして次月の1日に移行させることを意味してい
る。
150はプリセットパルス作成回路であり、日替検出回
路151、ANDゲート152、ORゲート156により構成されてい
る。
前記日替検出回路151は前記第1日板スイッチSH1と第
2日板スイッチSH2を入力し、各スイッチが切替わる瞬
間(日板が送られて日付が替る時)を検出して日替検出
パルスPcd出力してANDゲート152に供給するが前記端子L
4に零検出信号Sokが供給されていないとANDゲート152が
OFFとなるため無効となる。すなわち後述するごとく零
検出信号Sokは日板7の早送り修正が行われていない間
は常に供給されているので通常時は、前記日替検出パル
スPcdはANDゲート152を通過することが出来、日板7の
早送り修正中のみANDゲート152によって阻止されるよう
構成されている。
そしてANDゲート152を通過した日替検出パルスPcdを
端子L3に供給された修正終了パルスPndとがORゲート156
を通過してプリセットパルスPpsとなる。さらにプリセ
ットパルスPpsは、前記修正日数デコーダ142からの日数
データD1、D2、D3を一方の入力とするANDゲート153、15
4、155に供給されるが、前記日数データの指定によって
ON状態にあるANDゲートを通過した後、出力用端子群M
より日板修正信号Dhdとして出力される。
すなわち前記プリセットパルス作成回路150は、通常
動作時は時計輪列に連動した日板7の切替時に、又リュ
ーズ8を引出してのカレンダ修正又は時刻修正時には、
修正を終了してリューズ8を押込んだ時に、それぞれプ
リセットパルスPpsを発生するが、修正日数デコーダ142
に修正日数データが出力されていない間(日板表示が29
日、30日、31日の特定日以外の日付)の場合には、AND
ゲート153〜155に阻止されることにより出力端子群Mか
らの出力は発生せず、又修正日数データがD1の場合はAN
Dゲート153を、D2の場合はANDゲート154を、D3の場合は
ANDゲート155を通過して出力端子群Mより日板修正信号
Dhdとして出力される。そして特定日判定回路90より出
力された日板修正信号Dhdに従ってカレンダ機構が早送
り修正を行っている間に日板スイッチが動作して発生す
るプリセットパルスPpsについてはANDゲート152によっ
て阻止するようにしている。
以上が特定日判定回路90の構成及び動作の説明であ
り、再度第6図の説明にもどる。
91は前記特定日判定回路90より出力された日板修正信
号Dhdにもとずいて日板7を早送り修正するための月末
修正回路であり、前記時針2及び分針3を24時間分の早
送りを行うための24Hカウンタ92、修正日数を計数する
日数カウンタ93、ANDゲート94、インバータ95により構
成されている。
上記構成に於いて24Hカウンタ92は、20秒周期で駆動
される時針2及び分針3を24時間分駆動するためのパル
ス数に対応した4320進のアップカウンタ、日数カウンタ
93は、最大修正日数が3日であるため、3進のダウンカ
ウンタであり、前記特定日判定回路90からの日板修正信
号Dhd(最大3)によってプリセットされ、かつ24Hカウ
ンタ92からの桁上げ信号によってダウンカウントを行
う。
上記月末修正回路91の月末修正動作を3日分の修正を
行う場合について説明する。
まず初期条件として24Hカウンタ92と日数カウンタ93
がいずれもリセットされてる状態に於いては、日数カウ
ンタ93の端子Oから“H"の零検出信号Sokが出力されて
いるためインバータ95を介してANDゲート94はOFF状態と
なり時分針早送信号Pc2は阻止されている。この状態に
於いて前記特定日判定回路90から3日分に相当する日板
修正信号Dhdが日数カウンタ93の端子Sにプリセットさ
れることにより日数カウンタ93にはデータ3がセットさ
れ、端子Oの零検出信号Sokが“L"に反転する。この結
果インバータ95を介してANDゲート94がONとなり、該AND
ゲート94を通過した時分針早送信号Pc2は前記時針2及
び分針3を128Hzの高速で早送りするとともに24Hカウン
タ92の計数を開始する。
そして24Hカウンタ92は、4320カウントを終了すると
端子Qより桁上げ信号を出力して日数カウンタ93を1つ
減算するとともに再び計数を開始する。上記動作の繰返
しにより前記日数カウンタ93のプリセットデータ3の減
算が終了すると端子Oに再び“H"の零検出信号Sokが出
力されることによりANDゲート94がOFFとなって時分針早
送信号Pc2を阻止し、月末修正動作が終了する。上記動
作により月末修正回路91からは4320×3=12960の時分
針早送信号Pc2が出力されることにより時針2及び分針
3を3日分早送りし、この輪列に連動する日板7を3日
分だけ修正するものである。
以上が月末修正回路91の構成及び動作であり再び第6
図の説明にもどる。
200は、パワーオン回路であり、前記電子時計1の電
池変換時にパワーオンパルスPsoを出力し、前記月カウ
ンタ62、年カウンタ63のリセット端子及び接続信号発生
回路75の端子E6に供給するとともにORゲート210を介し
て切換接続回路79の端子G2に供給する。201は月末修正
禁止回路であり、RS-FF202、ANDゲート203、インバータ
204により構成されている。前記RS-FF202は、前記パワ
ーオン回路200からのパワーオンパルスPsoをセット入力
に、又制御信号発生回路75からのイニシャルパルスP5
をリセット入力とし、出力端子Qから出力する月末修正
禁止信号Sgkにより前記月末修正回路91の24Hカウンタ92
と日数カウンタ93をリセット状態に保持するとともにイ
ンバータ204を介してANDゲート203をOFFすることにより
前記月末修正回路91に対する時分針早送信号Pc2の供給
を阻止している。
前記月末修正禁止回路201は、電池交換時に月末修正
回路91の動作を禁止し、自動カレンダのセッテングを行
うための信号(例えばイニシャルパルスP5s)によって
月末修正回路91の動作を再開させるようにしている。す
なわち電子時計1の電池交換時に自動カレンダのセッテ
ングを行わなかった場合には前記月末修正回路91の誤動
作によってカレンダが狂うのを防止するため、月末修正
回路91の動作を禁止し、通常の手動修正カレンダとして
使用するようにしている。
205、206はパルスモータ駆動回路、207は第1パルス
モータ、208は第2パルスモータであり、モータ駆動回
路205は、ORゲート209を介して供給される時分針駆動信
号Pmk及び時分針早送信号Pc2を入力し、モータ駆動信号
に変化した後第1パルスモータ207に供給して前記時針
2、分針3を駆動するとともに輪列を介して日板7の駆
動を行う。又モータ駆動回路206はANDゲート69を通過す
る早送信号Pc1を入力し、モータ駆動信号に変化した後
第2パルスモータ208に供給して秒針4の駆動を行う。
次に上記構成を有する電子時計1の回路動作を説明す
る。
まず電子時計1の電池の寿命が無くなることによって
すべての情報が失われた状態から新しい電池を投入して
始動する場合を考える。新しい電池を投入して回路に電
圧が印加された状態では、すべてのデジタル回路系は状
態が定まらず不定となっている。
この状態から周知のパワーオン回路200と発振回路50
が動作を開始することにより前記パワーオン回路200か
らパワーオンパルスPsoが出力され、月カウンタ62、年
カウンタ63をリセットすると同時にRS-FF202をセットす
ることにより月末修正禁止回路201は時分針早送信号Pc2
を阻止して月末修正禁止状態となる。又パワーオンパル
スPsoは制御信号発生回路75の端子E6に供給されること
により第8図に示したRS-FF103とD−FF111、116がリセ
ットされることによって制御信号発生回路75の各出力用
の端子F0〜F8はすべて無信号状態となる。
さらにパワーオンパルスPsoは切換制御回路79の端子G
2に供給されることにより第9図に示すごとくT−FF12
0、121がリセットされ、端子H1より秒選択信号Ssdが出
力される。この結果端子B2に秒選択信号Ssdを供給され
たデータ切換回路67は秒情報信号Dsの選択状態となり、
一致検出回路68に於いて秒情報信号Dsと針位置カウンタ
60の針位置情報信号Dnpの一致検出が行われることによ
りANDゲート69を通過した早送信号Pc1がモータ駆動回路
206に供給され、前記秒針4を秒カウンタ61の計数内容
に対応した位置迄早送りする。
上記動作に於いて秒情報信号Dsと針位置情報信号Dnp
が一致すると一致信号ScによってANDゲート69がOFFされ
るため秒針4は一旦停止するが、前述のごとく発振回路
50が動作することによって前段分周回路51からは早送信
号Pc1、後段分周回路52からは1秒信号P1と20秒信号
P20、駆動信号発生回路53からは時分針駆動信号Pmkがそ
れぞれ出力されているので、1秒信号P1を入力する秒カ
ウンタ61は、次の1秒信号P1をカウントして計数内容が
1つカウントアップする。
この結果前記秒情報信号Dsと針位置情報信号Dnpの一
致がくずれるため一致検出回路68からの一致信号Scが
“L"に反転し、ANDゲート69が再びONとなって早送信号P
c1が通過する。しかし1パルスの早送信号Pc1が通過し
て秒針4を1ステップ運針させると同時に針位置カウン
タ60の計数内容を1つカウントアップさせたとたんに前
記秒情報信号Dsと針位置情報信号Dnpが再び一致するた
め一致信号ScによってANDゲート69がOFFとなる。
そして秒カウンタ61が1秒信号P1によってカウントア
ップされるごとに上記動作を繰返すことにより秒カウン
タ61の計数内容に合わせて秒針4を1秒ステップで歩進
させることにより第2図(イ)に示す秒表示を行う。
又前記駆動信号発生回路53からの時分針駆動信号Pmk
はORゲート209を通してモータ駆動回路205に供給され、
前記時針2及び分針3を20秒周期にて駆動することによ
り第1図に示す2針モードの時刻表示を行う。上記のご
とく新しい電池の投入時には、時針2、分針3、秒針4
によって時分秒の時刻表示が行われるが時刻修正が行わ
れていないので時刻内容は狂った状態となっている。
次にリューズ8の0段位置における秒針4の初期設定
と年情報設定動作を説明する。
第2図(ロ)で説明したごとく秒針4が0秒位置に来
た時に押ボタン9を5秒間押し続けると第8図に示す0
段制御部76のタイマ動作により5秒後に制御信号発生回
路75の端子F2からイニシャルパルスP5sが出力され前記
針位置カウンタ60と秒カウンタ61のプリセット端子PRに
供給されることによって両カウンタに“5"をプリセット
し、さらにRS−FF81をセットして出力端子Qに秒針帰零
信号Skoを出力することによってデータ切換回路67の端
子B1を指定すると同時にANDゲート80をOFFする。この結
果第2図(ロ)で説明したごとく押ボタン9の操作中に
秒針4が5秒位置迄運針したのに対して前記針位置カウ
ンタ60と秒カウンタ61には、“5"がプリセットされるこ
とによって両者が内容的に一致することにより秒針4の
初期設定が行われる。同時に秒針帰零信号Skoを端子B1
に供給されたデータ切換回路67は零メモリ66の選択状態
(初期設定モード)となり前記一致検出回路68に於いて
零情報信号Doと針位置情報信号Dnpとの比較が行われる
ことにより秒針4はANDゲート69を通過する早送信号Pc1
によって早送りされ、秒針4が0秒位置(OFマークの位
置)に来た事前記針位置カウンタ60の針位置情報信号Dn
pが零情報信号Doに一致(“0"になる)することにより
一致検出回路69をOFFすることにより秒針4がOFマーク
位置に停止する。又一致信号Scは、RS-FF81の端子Rに
供給されることによりRS-FF81はリセットされ、端子Q
に出力されていた秒針帰零信号Skoを“L"に反転させる
ことによりANDゲート80をONに復帰させるとともにデー
タ切換回路67の初期設定モードを解除する。そして前記
切換制御回路79は、ONになったANDゲート80を通過する
年設定信号Sysによって強制指定されることにより端子H
2より年選択信号Sydを出力し、データ切換回路67を第2
図(ハ)に示す年表示モードに切換えることにより、年
位置情報信号Dypの選択状態となる。
この状態に於いて押ボタンスイッチSPBを操作すると
制御信号発生回路75の端子F4より出力される年修正パル
スがORゲート87を通過して年カウンタ63に供給されるこ
とにより年情報の修正設定が行われることは前述の通り
である。
上記年情報の設定が行われることによって年カウンタ
63の零検出端子Oに出力されていた“L"の年無設定信号
Synは“H"に反転し前記第8図に示すANDゲート106、113
をONにすることにより押ボタン7による端子F1からのモ
ード選択パルスPcdの出力を可能とする。
以上がリューズ8の0段位置における初期設定動作と
年設定動作であるが、この年表示モードは第8図に於い
て説明したごとく、年設定後、3秒間放置すると第2タ
イマ102によりモニタ・モードに復帰するとともに復帰
パルスPrを出力して切換制御回路79を強制指定すること
により秒表示モードとなる。そしてこのモニタ・モード
に於いては、押ボタンスイッチSPBの操作によって出力
されるモード選択パルスPcdが、切換制御回路79の端子G
1に供給されることにより第9図に示した3進カウンタ1
23が順次歩進することにより第3図に示すモニタ動作が
行われる。
又前記イニシャルパルスP5sがRS-FF202をリセットし
て、ANDゲート203をONに復帰させることにより月末修正
禁止回路201は自動カレンダの設定が行われたと判断し
て解除される。
次に月設定動作について説明する。前記リューズ8を
1段位置に引出す制御信号発生回路75の1段制御回路77
が動作することにより端子F5から月設定信号Smsが発生
し、前記切換制御回路79を強制指定することによりデー
タ切換回路67は月位置情報信号Dmpの選択状態となり機
能表示部5は第2図(ニ)に示す月表示モードになる。
又前記月設定信号SmsはANDゲート84、85をOFFすること
により月カウンタ62及び年カウンタ63の桁上げを禁止す
る。
この状態に於いて押ボタン7を操作すると制御信号発
生回路75の端子F6より出力される月修正パルスPmがORゲ
ート86を通過して月カウンタ62の修正設定を行うことは
前述の通りであり、この設定動作は第2図(ニ)に示す
ごとく秒針4にてモニタすることが出来る。
そして上記月設定動作終了した後にリューズ8を回転
させて日板7の日付設定を行い、月日の設定終了後リュ
ーズ8を0段位置に押込むと制御信号発生回路75の端子
F7より出力された修正終了パルスPndが特定日判定回路9
0の端子L3に供給される。
この結果特定日判定回路90は非存日検出回路として動
作し第10図にて説明したごとく前記日付設定動作に於い
て設定された日付が、29日、30日、31日である場合に
は、年、月設定動作に於いて設定された年情報信号Dy
と、月情報信号Dmより非存日であるか否かを検出し、非
存日の場合には端子群Mより非存日修正信号として日板
修正信号Dhdを月末修正回路91に供給する。そして月末
修正回路91から出力される時分針早送信号Pc2によって
第1パルスモータ207を駆動することにより日板7の表
示を次月の1日に早送りさせることによって非存日に該
設定されたことを警告する。そして、この警告動作によ
り携帯者は、正しい日付を再設定することが出来る。
次に時刻修正動作について説明する。
前記リューズ8を2段位置に引出すと制御信号発生回
路75は2段制御部78のみが動作状態となり端子F8より時
刻修正設定信号Stsを出力する。そして、この時刻修正
設定信号Stsの供給により前記後段分周回路52と駆動信
号発生回路53は、リセットされるとともに切換制御回路
79は、端子G1の強制指定によって端子H1より“H"の秒選
択信号Ssdを出力し前記データ切換回路67を秒表示モー
ドに選択する。そしてこの状態に於いてリューズ8を回
転させることにより前記時針2、分針3を現在時刻に修
正することが出来ることは前述の通りである。そして時
刻修正動作の終了後リューズ8を0段位置に押込むと制
御信号発生回路75からの時刻修正設定信号Stsが“L"に
復帰することにより後段分周回路52と駆動信号発生回路
53のリセットが解除されて動作を再開し、約1秒後に1
秒信号P1を、さらに20秒後に時分針駆動信号Pmkを出力
する。又リューズ8の0段位置への復帰時には前記月設
定モードからの復帰時と同様に制御信号発生回路75の端
子F7より修正終了パルスPndが出力されることにより非
存日の修正動作が行われるが、これは機械的な指針修正
動作に連動して日板7が移行されることによって生ずる
非存日を修正するものである。
以上で一連の修正設定動作が終了し、電子時計1は動
作を開始する。
すなわち駆動信号発生回路53から出力される時分針駆
動信号Pmkによって時針2、分針3による時刻表示が行
われるとともに日回車33を介し日板7が24時間ごとに一
歯送られることにより日付表示を行う。そして各月の月
末にきると前記日板7の突起部7bと第1日板スイッチSH
1、第2日板スイッチSH2とが係合することにより第5図
に示す日付信号が発生し特定日判定回路90に供給され
る。この結果特定日判定回路90は第10図にて説明したご
とく各月の月末日を判定し、月末修正の日数に対応する
日板修正信号Dhdを月末修正回路91に供給することによ
り月末修正回路91前記日板修正信号Dhdの日数に相当す
る時分針信号Pc2を出力して第1パルスモータ207を駆動
することにより日板7の表示を次月の1日に移行し月末
修正動作を終了する。
そして上記動作により日板7の表示が31日から1日に
変る時、すなわち第2日板スイッチSH2がONからOFFに変
化した信号をパルス化回路82によって桁上げパルスPku
とし、前記月カウンタ62をカウントアップして月情報信
号Dmを1月分歩進させる。さらに上記の桁上げ動作によ
って月情報信号Dmが12月から1月に変化すると月カウン
タ62から桁上げパルスを出力し、年カウンタ63をカウン
トアップして年情報信号Dyを1年分歩進させることによ
り各カレンダ情報を維持し、各月の月末修正を行うこと
が出来る。
又機能表示部5は前記時刻修正モードの指定によって
第2図(イ)に示す秒表示モードとなっているが、この
状態に於いて押ボタン9を操作すると第3図に示すごと
く年表示モードのモニタと月表示モードの設定を行うこ
とが出来る。
以上が自動カレンダの設定を行った場合の通常動作で
あり、次に自動カレンダの設定を行わなかった場合の無
設定動作について説明する。
すなわち新しい電池を投入することによってパワーオ
ン回路200よりパワーオンパルスPsoが出力されることに
より月末修正禁止回路201がセットされ、年カウンタ63
がリセットされると前述のごとく月末修正回路91に対す
る時分針早送信号Pc2の供給が阻止されるとともに修正
信号発生回路75の端子E5に供給される年無設定信号Syん
が“L"になっているため第8図に示す0段制御部76と1
段制御部77はANDゲート106、113がOFFされることによっ
て非動作状態となり、不感モードとなっている。そし
て、この状態から押ボタン9の5秒間操作による初期設
定動作(第2図(ロ)に示す)を行わないと制御信号発
生回路75は、不感モードのままとなり、この状態では押
ボタン9は何の機能も行わない。又“L"の年無設定信号
Synがインバータ211、ORゲート210を介してANDゲート8
4、85をOFFすることにより、月カウンタ62と年カウンタ
63の桁上げ信号Pkuによる動作が禁止される。
さらに前記月末修正禁止回路201も阻止状態が解除さ
れないため前記月末修正回路91に対する時分針早送信号
Pc2の供給は行われず、自動カレンダ機能は禁止された
状態となる。
しかし上記の自動カレンダ機能禁止状態に於いても、
リューズ8の1段引による日付修正及び2段引による時
分針の修正は行うことが出来、かつ機能表示部5はパワ
ーオンパルスPsoによって切換制御回路79が第2図
(イ)に示す秒表示モードに強制指定されているため、
時針2、分針3、秒針4による時刻表示と日板7による
カレンダ表示は行われるが、月末の日板自動修正は行わ
れないので、従来通りにリューズ8の1段引きによる月
末手動修正を行う必要がある。
第7図は第6図に示す年カウンタ63の具体例を示すブ
ロック図である。300、301、302はセット、リセット機
能を有する3個のT−FFであり、帰還接続されることに
よって4進と5進とで動作するカウンタ308を構成す
る。303は3入力をそれぞれ前記T−FF300、302の端子
QとT−FF301の端子に接続されることにより前記カ
ウンタ308の計数内容が“5"になった事を検出してリセ
ット信号P5rを出力するANDゲートである。ANDゲート30
4、305とインバータ306とにより端子Sから供給される
年設定信号Sysに従って前記カウンタ308を4進と5進と
に切換えるための歩進数切換回路310を構成している。
311は3入力をそれぞれ前記T−FF300、301、302の端
子に接続されることにより前記カウンタ308の計数内
容が“0"になった事を検出して前記年無設定信号Synを
出力するANDゲートである。
次に上記構成を有する年カウンタ63の動作を説明す
る。
まずカウンタ308と歩進数切換回路310とによる4進及
び5進のカウンタ動作について説明する。
前記カウンタ308は端子φより供給されるクロックに
より“0"〜“7"の8進カウンタを基本構成とするもので
り、このカウンタ動作中にANDゲート303が“5"を検出し
て出力するリセット信号P5rによって前記カウンタ308
を“0"にリセットする場合と“1"にリセットする場合と
を歩進数切換回路310にょって切換えることにより、4
進カウンタと5進カウンタとに切換えている。
すなわち年設定信号Sysが“L"の場合(通常動作)に
はANDゲート305がONとなるためリセット信号P5rはT−
FF300をセット、T−FF301、302をリセットすることに
よりカウンタ308を“1"にリセットする結果となり、前
記クロックによるカウンタ動作は“1"〜“4"の4進カウ
ンタとなる。
又年設定信号Sysが“H"の場合(年設定モード)にはA
NDゲート304がONとなるためリセット信号P5rはT−FF3
00、301、302をすべてリセットすることによりカウンタ
308を“0"にリセットするT−FF300、301、302をすべて
リセットすることによって前記カウンタ308の計数内容
は“0"となり、ANDゲート311を介して端子Oには“L"の
年無設定信号Synが出力されている。
又端子Sへの年設定信号Sysは“L"となっているため
歩進数切換回路310はANDゲート304がOFF、ANDゲート305
がONとなっており、さらに前記T−FF300、301、302の
各端子Qの出力である年情報信号は“0"となっている。
この状態に於いては前述のごとく“L"の年無設定信号
Synによって制御信号発生回路75は不感モードとなり、
又ANDゲート84、85がOFFとなっているため自動カレンダ
機能禁止状態となっている。次にこの状態から押ボタン
9の連続操作による初期設定動作を行うと年カウンタ63
の端子Sには“H"の年設定信号Sysが供給され、歩進数
切換回路310はANDゲート304がONになってカウンタ308を
5進カウンタとする。そして押ボタン9の操作により端
子φに年修正パルスPyがクロックとして供給されること
によりカウンタ308の出力である年情報信号Dyは、“0"
〜“4"と変化し、前記年デコーダ65により第2図(ハ)
に示す各年マーク表示を行う。すなわち年情報信号Dyと
各年マークとの対応は“0"がOF、“1"がY1、“2"がY2、
“3"がY3、“4"がY4にそれぞれ対応している。
上記年設定モードに於いてカウンタ308を“0"に設定
(OF設定)した場合には年無設定信号Synが“L"となっ
て自動カレンダ機能が禁止されることは前述の通りであ
る。しかし“0"以外の設定を行った場合(現在の年を設
定)には、年設定終了後タイマが動作して年設定信号Sy
sが“L"に復帰することにより歩進数切換回路310はAND
ゲート305がONとなってカウンタ308を4進に切換える。
そして端子φには日板7の動作によって発生する月カ
ウンタ62からの桁上げ信号が供給されることにより年情
報信号Dyは“1"〜“4"と変化し、第2図(ロ)に示す各
年マークY1、Y2、Y3、Y4のみを表示しOFの表示は行わな
い。
又第11図は第6図に示す月末修正禁止回路201の他の
実施例を示すものであり、1個のANDゲート400によって
構成され、前記年カウンタ63からの年無設定信号Sysを
制御信号として時分針早送信号Pc2を阻止するようにし
ている。
〔発明の効果〕
上記のごとく本発明に於いては、非存日検出回路を設
け、該非存日検出回路をリューズの修正終了信号によっ
て動作させているため、日板を誤って非存日に設定した
場合には、リューズ押込時に日板を翌月の1日迄早送り
することにより携帯者に誤設定の警告を行うことが可能
となり、携帯者は正しいカレンダ情報を再設定すること
が出来る。
又本実施例に於いては、非存日検出回路として、前記
自動月末修正システムに於ける特定日判定回路を兼用し
たため極めて構成を単純化することが可能となったが、
反面、警告動作として日板を最大3日分も早送りする結
果となってしまったが、これに限定されるものではなく
前記非存日検出回路を別構成とすることにより警告動作
を日板1日分のみの早送りとすることも可能であり、さ
らに秒針の変調動作を用いて警告を行うことも出来る。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を示し、第1図は電子時
計の正面図、第2図(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)
は、いずれも機能表示部の各表示状態を示す正面図、第
3図は機能表示部の各選択モードを示すモード選択図、
第4図は電子時計の機械的構成を示す平面図、第5図は
日板スイッチの動作を示すタイムチャート、第6図は電
子時計のブロック図、第7図は年カウンタのブロック
図、第8図は制御信号発生回路のブロック図、第9図は
切換制御回路のブロック図、第10図は特定日判定回路の
ブロック図、第11図は月末修正禁止回路の他の実施例を
示すブロック図、第12図は第6図の波形図である。 1……電子時計、5……機能表示部、7……日板、75…
…制御信号発生回路、70……針位置切換回路、79……切
換制御回路、90……特定日判定回路、91……月末修正回
路、201……月末修正禁止回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河原 久司 田無市本町6丁目1番12号 シチズン時 計株式会社田無製造所内 (72)発明者 木原 啓之 田無市本町6丁目1番12号 シチズン時 計株式会社田無製造所内 (72)発明者 佐瀬 正弘 田無市本町6丁目1番12号 シチズン時 計株式会社田無製造所内 審査官 櫻井 仁 (56)参考文献 特開 昭54−28667(JP,A) 特開 昭54−125076(JP,A) 特開 昭60−100082(JP,A) 特開 昭62−147392(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時刻表示を行う指針と、日付表示を行う日
    付表示部材と、月情報記憶手段と、前記日付表示部材の
    表示内容が29日〜31日であることを判別する特定日判定
    手段と、前記月情報記憶手段の月情報と特定日判定手段
    の特定日情報に従って小の月の月末修正を行う月末修正
    手段と、前記日付表示部材を修正するための修正手段を
    備えた電子時計に於いて、前記月情報記憶手段からの月
    情報と特定日判定手段からの特定日情報と、前記修正手
    段からの修正信号とを入力する非存日検出手段を設け、
    前記月末修正手段は非存日検出手段の情報に従って前記
    日付表示部材を駆動して警告動作を行うことを特徴とす
    るカレンダ付電子時計。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の特定日判定手
    段が前記非存日検出手段を兼ねることを特徴とするカレ
    ンダ付電子時計。
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