JP2003347913A - 電源回路およびこの電源回路を有する携帯用電子機器 - Google Patents
電源回路およびこの電源回路を有する携帯用電子機器Info
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Abstract
出力端子に負荷と並列に接続されたコンデンサからの電
流の逆流を容易に阻止できる電源回路および携帯型電子
機器を提供することにある。 【解決手段】第1のMOSトランジスタのバックゲート
とソースとの間に挿入された第2のMOSトランジスタ
と、バックゲートとドレインとの間に挿入された第3の
MOSトランジスタと、直流電源から受けた電力の電圧
と出力端子の電圧とを比較して電力の電圧が出力端子の
電圧よりも低いときには、バックゲートを介して第1の
MOSトランジスタにおける寄生ダイオードを逆バイア
スするようにバックゲートをソースおよびドレインのい
ずれか一方に接続し電力の電圧が出力端子の電圧と等し
いか、これよりも高いときにはバックゲートをソースお
よびドレインのいずれか他方に接続するように第2およ
び第3のMOSトランジスタをON/OFFする制御回
路とを備えるものである。
Description
この電源回路を有する携帯用電子機器に関し、詳しく
は、IC回路の外部に電力用コンデンサが外付けされて
電力を供給するIC化された電源回路において、その出
力段回路の占有面積を低減でき、出力端子に負荷と並列
に接続されたコンデンサからの電流の逆流を容易に阻止
でき、IC化に適した電源回路に関する。
機、その他の携帯用電子機器などにおいては、装置の電
源が遮断された状態でもバックアップ電池により動作が
必要な内部回路に電力が供給されている。そのような回
路として、例えば、正しい時刻を表示するために時間計
測をする時計機構やSRAM等のデータ保持、受信待機
回路などがある。特に、携帯用電子機器にあっては、通
常、装置の電源が投入されたときに電池駆動(メイン電
池)により装置が動作するが、このときメイン電池から
バックアップ電池への充電が行われる。そして、装置の
電源が遮断されたときにはバックアップ電池から遮断状
態において必要とされる各回路に電力が供給される。
池側からメイン電池が接続された電源回路への電流の逆
流が問題となる。この問題を解決するために、バックア
ップ電池から電源回路への電流の逆流を防止する電源回
路が出願人により特開2002−10525号「電源回
路およびバックアップ電池を有する携帯用電子機器」と
して出願されている。この出願の発明は、メイン電源の
電圧を昇圧して安定化を図る電源回路とバックアップ電
池との間にMOSトランジスタのスイッチ回路を設け
て、このMOSトランジスタを電源遮断時にOFFする
とともに、そのバックゲートをこのMOSトランジスタ
のソースあるいはドレイン側のいずれかに接続して、こ
れと同時に形成された寄生ダイオードを逆バイアスする
ことで、バックアップ電池から寄生ダイオードを通して
電源ラインへと流れるリーク電流を阻止するものであ
る。そのために、この電源回路では、スイッチ回路のM
OSトランジスタとこれのバックゲートをソースとドレ
インのいずれかに選択的に接続する制御回路を設けてい
る。例えば、スイッチ回路がPMOSトランジスタのと
きには電源ON時にバックゲートをソースに接続してこ
のMOSトランジスタをONにし、電源OFF時にこの
PMOSトランジスタをOFFするとともにそのバック
ゲートをドレインに接続してPMOSトランジスタとと
もに形成される寄生ダイオードを逆バイアスにしてい
る。
路にあっては、バックアップ電池とスイッチ回路のMO
Sトランジスタとの間にダイオード切換回路が設けられ
る。さらにバックアップ電池の電力で制御回路が動作す
るようにダイオード等の切換回路が必要になる。そのた
め、切換回路による電力損失が多くなり、かつ、多少回
路規模も大きくなる欠点がある。その上、電池が外され
る電池交換時あるいは電池が外れたときなどの電源瞬断
時には、機器に内蔵されたMPUの動作や動作中にメモ
リに記憶されたデータが補償されない問題がある。それ
は、バックアップ電池の電圧が通常の動作状態の電源電
圧よりも低い値となっているからである。また、前記の
バックアップ電池からの逆流防止回路では、逆流防止の
ためにスイッチ回路を電源回路とバックアップ電池との
間に設けなければならず、その分、回路規模が大きくな
らざるを得ない。ところで、携帯型機器等では、数十M
Hz〜数百MHzオーダの高周波クロックで動作する関
係から、また、高周波特性の改善のために電源回路の出
力端子には、高周波バイパスのコンデンサがグランドG
NDとの間に外付けされている。さらに、3端子レギュ
レータ等のIC化された電源回路では、電力用コンデン
サが3端子レギュレータICの出力端子に外付けされる
ケースも多い。このような回路では、電池交換時あるい
は電池が外れたときなどに、出力端子に接続されるコン
デンサ、特に、電力用コンデンサの電力を利用して、前
記のバックアップ電池では補償できない動作電圧の範囲
において、機器に内蔵されたMPUの動作を終わらせた
り、メモリに記憶されたデータを退避する動作を行う。
そのため、電池交換時あるいは電池が外れたときなどの
電源OFF時にこのコンデンサに蓄えられた電荷の電力
供給ライン以外への電流リークが問題になる。
41号に示される技術では、電源回路の出力段MOSト
ランジスタに直列にスイッチ回路(MOSトランジス
タ)を設けて、電源OFF時に電流の逆流防止をしてい
る。しかし、これらMOSトランジスタは、電流容量が
大きいためにIC化した場合にこれら2つのMOSトラ
ンジスタを設けることによりその占有面積が増加する問
題点がある。また、携帯型電子機器では、高機能化、表
示装置のカラー表示化、高精細化などにより回路の消費
電力が増加する傾向にある。そのため、その消費電力の
低減の要請は強い。電池交換時あるいは電池が外れたと
きに限らず、前記のコンデンサの電源OFF時の電荷リ
ークは、電源ON時に充電を伴うので、消費電力の増加
につながる。この発明の目的は、このような従来技術の
問題点を解決するものであって、電源回路の出力段回路
の占有面積を低減でき、出力端子に負荷と並列に接続さ
れたコンデンサからの電流の逆流を阻止でき、IC化に
適した電源回路を提供することにある。この発明の他の
目的は、電源回路の出力段回路の占有面積を低減でき、
出力端子に負荷と並列に接続されたコンデンサからの電
流の逆流を阻止でき、IC化に適した電源回路を有する
携帯用電子機器を提供することにある。
るためのこの発明の電源回路および携帯型携帯用電子機
器の特徴は、 出力端子に対して負荷と並列に接続され
たコンデンサと、出力端子に発生する電圧を安定化する
ために所定の制御信号を発生する制御信号発生回路と制
御信号を受けて直流電源から受けた電力の電圧を降下さ
せて出力端子に所定の出力電圧の電力を出力する第1の
MOSトランジスタとを有する電源回路において、第1
のMOSトランジスタのバックゲートとソースとの間に
挿入された第2のMOSトランジスタと、バックゲート
とドレインとの間に挿入された第3のMOSトランジス
タと、直流電源から受けた電力の電圧と出力端子の電圧
とを比較して電力の電圧が出力端子の電圧よりも低いと
きには、バックゲートを介して第1のMOSトランジス
タにおける寄生ダイオードを逆バイアスするようにバッ
クゲートをソースおよびドレインのいずれか一方に接続
し、電力の電圧が出力端子の電圧と等しいか、これより
も高いときには、バックゲートをソースおよびドレイン
のいずれか他方に接続するように第2および第3のMO
SトランジスタをON/OFFする制御回路とを備える
ものである。
は、前記の制御回路により第2および第3のMOSトラ
ンジスタをON/OFF制御して、直流電源側の電力の
電圧と出力端子の電圧とを比較して直流電源側の電圧が
出力端子の電圧よりも低いときには、第1のMOSトラ
ンジスタのバックゲートを介して第1のトランジスタに
おける寄生ダイオードを逆バイアスしてコンデンサの電
荷が直流電源側のラインへ流れることを阻止するように
第1のMOSトランジスタのバックゲートをそのソース
およびそのドレインのいずれか一方に接続する。一方、
直流電源側の電圧が出力端子の電圧と等しいか、これよ
りも高いときには、第1のMOSトランジスタのバック
ゲートをそのソースおよびそのドレインのいずれか他方
に接続することで第1のトランジスタが直流電源側のラ
インからの電力の電圧を降下させる動作をさせる。この
ような制御では、第2および第3のMOSトランジスタ
のゲート電圧によりこれらトランジスタをON/OFF
制御するので、その駆動電流は微小で済み、消費電力は
極めて僅かである。しかも、従来のように電源回路の出
力段MOSトランジスタに直列にスイッチ回路(MOS
トランジスタ)を設ける必要はなく、回路規模を増加さ
せないでコンデンサの電荷による電流の直流電源側のラ
インへの電流の逆流を阻止することができる。その結
果、電源回路の出力段回路の占有面積を低減でき、出力
端子に負荷と並列に接続されたコンデンサからの電流の
逆流を阻止できる、IC化に適した電源回路を容易に実
現できる。
施例のブロック図、図2は、この発明の他の実施例のブ
ロック図である。なお、各図において、同一の構成要素
は同一の符号で示す。図1において、10は、安定化電
源回路であり、1は、その出力電圧を制御する制御信号
を発生する差動増幅回路であり、2は、切換スイッチ回
路、3は、切換制御回路である。6は、安定化された定
電圧Voを発生する出力端子であり、トランジスタQ1
は、安定化電源回路10の出力段のPチャネルMOS
(P−MOS)トランジスタである。
負荷9に並列になるように出力端子6とグランドGND
との間に外付けされている。電源ライン+Vccは、電池
7の正極側に端子8を介して接続されている。また、出
力端子6とグランドGNDとの間に抵抗R1,R2の直列
抵抗回路5が挿入されている。この直列抵抗回路5は、
出力端子6の出力電圧Voの検出信号を抵抗R1,R2の
分圧電圧Vsとして発生して差動増幅回路1の(+)入
力端子に加える。4は、差動増幅回路1の(−)入力端
子に加えられる基準電圧Vrを発生する基準電圧発生回
路である。9は、出力端子6に接続されて電力供給され
る、MPU、メモリ、その他の各種回路としての負荷で
ある。
Vccからの電力で動作する。そして、抵抗R2の端子電
圧Vsが差動増幅回路1の(+)入力端子に帰還され、
抵抗R2に発生する端子電圧が基準電圧Vrに一致するよ
うに差動増幅回路1が動作して出力端子6に安定化され
た定電圧Voが発生する。この定電圧Voは、 Vo=(r1+r2)・Vr/r2 となる。ただし、r1は抵抗R1の抵抗値、r2は抵抗R2
の抵抗値である。
のバックゲートのバイアス回路であって、P−MOSト
ランジスタQ2,Q3とからなり、トランジスタQ2のド
レインがトランジスタQ1のソースに接続され、そのソ
ースがトランジスタQ1のバックゲートに接続されてい
る。また、トランジスタQ3は、そのドレインがトラン
ジスタQ1のドレインに接続され、そのソースがトラン
ジスタQ1のバックゲートに接続されている。そこで、
このトランジスタQ2は、この電源回路10の起動時の
初期状態には、トランジスタQ2のドレイン−ソース間
に順方向に寄生する寄生ダイオード(ボディダイオー
ド)を介して切換制御回路3のインバータ3bに電力を
供給してインバータ3bを動作させる。トランジスタQ
3のドレイン−ソース間に順方向に寄生する寄生ダイオ
ード(ボディダイオード)は、このインバータ3bに電
力を供給する前記の電流に対しては逆方向に入るので
え、この電流は出力側に流れ出さない。切換制御回路3
は、出力端子6から電力供給を受けて動作するコンパレ
ータ3aと、抵抗rとトランジスタQ1のバックゲート
とを介して電力供給を受けるインバータ3bとからな
る。コンパレータ3aの(−)入力端子は出力端子6に
接続され、(+)入力端子は電源ライン+Vccに接続さ
れている。そして、コンパレータ3aの出力端子は、ト
ランジスタQ3のゲートに接続され、この出力でこのト
ランジスタが駆動される。さらに、コンパレータ3aの
出力は、インバータ3bに入力され、これを介してトラ
ンジスタQ2のゲートに供給される。なお、ここでのイ
ンバータ3bは、初期状態で“L”の出力を発生する。
切換制御回路3は、トランジスタQ2,Q3を制御してこ
れらトランジスタをON/OFFしてトランジスタQ1
のバックゲートをソースあるいはドレインに接続する制
御回路であるので、単にゲート制御電圧を発生させれば
よい。これら回路は、実質的にデジタル動作となるの
で、これら回路の動作電流は、数百nAのオーダで済
む。そのため、回路規模も小さく、消費電力も極めて少
ない。
っては、電池交換時あるいは電池が外れたときなどの電
源瞬断時には、電源ライン+Vccに電池7からの電圧が
加わらなくなり、出力端子6の電圧が電源ライン+Vcc
の電圧よりも高くなる。そこで、出力端子6側から電力
供給を受けてコンパレータ3aが動作して、その出力電
圧がLOWレベル(以下“L”)となり、トランジスタ
Q3のゲートには“L”が加わり、このときトランジス
タQ3がONになる。トランジスタQ3がONになるとイ
ンバータ3bに電力が供給されてこれが動作して、トラ
ンジスタQ2のゲートにはインバータ3bを介してHi
ghレベル(以下“H”)の電圧が加わる。そこで、ト
ランジスタQ2がOFFになる。これにより、トランジ
スタQ1のバックゲートは、トランジスタQ3を介してド
レイン側に接続され、トランジスタQ1のバックゲート
には、コンデンサCの電圧が印加される。そこで、Pチ
ャネルのN型サブストレート(あるいはNウエル層)の
バックゲート電圧によりN型サブストレート(あるいは
Nウエル層)とP層のソース側との間に形成される寄生
ダイオードが逆バイアスされ、コンデンサCの電荷によ
る電流が電源ライン+Vcc側へリークすることが阻止さ
れる。その結果、この電源ライン+Vccに接続される回
路にコンデンサCの電荷によるリーク電流が流れないで
済む。なお、出力電圧を検出するための直列抵抗回路5
には電流が流れるが、通常、これらは高抵抗に設定され
ているので、その電流は微小である。
填されているときには、電池7の正極側が端子8を介し
て電源ライン+Vccに接続されているので、差動増幅回
路1が動作する。そして、トランジスタQ2のボディダ
イオードを介してインバータ3bに電力が供給され、イ
ンバータ3bが動作する。インバータ3bは、初期状態
のときは“L”を発生する。この初期状態ではコンパレ
ータ3aはまだ動作していない。インバータ3bが初期
状態で“L”の出力を発生するので、トランジスタQ2
のゲートにはインバータ3bを介して“L”の電圧が加
わる。これにより、トランジスタQ2はONになり、ト
ランジスタQ1のバックゲートは、トランジスタQ2を介
してソース側に接続され、出力端子6には、所定の出力
電圧が発生する。その結果、コンパレータ3aが動作す
る。このときには、電源ライン+Vccの電圧は、出力端
子6の電圧よりも高くなっているので、コンパレータ3
aの出力電圧が“H”となり、インバータ3bは、この
入力“H”を受けて初期状態の出力“L”を維持する。
“H”のコンパレータ3aの出力は、さらにトランジス
タQ3のゲートに加わり、このトランジスタをOFFさ
せる。その結果、トランジスタQ1のバックゲートは、
トランジスタQ2を介してソース側に接続された状態で
通常の動作状態に設定され、トランジスタQ1は、前記
した電圧安定化の制御動作に入ることができる。
3のインバータ3bは、出力段MOSトランジスタQ1
のバックゲートを介して電力供給を受けて動作するよう
になっている。一方、コンパレータ3aは、出力端子6
からの電力で動作する。これは、コンパレータ3aを高
速に動作させて、トランジスタQ3をONさせるためで
ある。これによりトランジスタQ1の寄生ダイオードを
逆バイアスしてリーク電流を即座に阻止する。また、イ
ンバータ3bの電力供給をONしたトランジスタQ3か
ら供給するようにしているのは、電源が瞬断したとき
に、切換制御回路3の動作電流がたとえ数百nA程度で
あるといえども、コンデンサCから瞬時に過渡電流が流
れるため、それを抑えるためである。コンパレータ3a
は、電池7が装填されているときには出力端子6の電圧
Voで動作するので、その分、電池7による電圧よりも
低い電圧で動作させることができる。これらによりコン
パレータ3aの定常状態の消費電力を低く抑えることが
できる。なお、コンパレータ3aは、電池7が装填され
ているときには、電源ライン+Vccからの電力で動作す
るようにしてもよい。それは、電源ライン+Vccから順
方向のダイオードを介してコンパレータ3aに電力供給
するようにすればよい。このようにする場合には、多少
電力消費は増加する。
Voを検出する抵抗分圧の直列抵抗回路5を定電流源5
aに置き換えたものである。また、この定電流源5aの
下流にはNチャネルMOSトランジスタQ4のスイッチ
回路が設けられていて、そのゲートがコンパレータ3a
の出力に接続されている。これにより電池交換時あるい
は電池が外れたときなどの電源瞬断時には、コンパレー
タ3aの“L”出力によりトランジスタQ4がOFFに
なり、定電流源5aに流れる電流が阻止される。また、
電池7が装填されているときには、コンパレータ3aの
“H”出力によりトランジスタQ4がONして定電流源
5aを動作させることができる。このようなトランジス
タQ4のスイッチ回路は、図1の実施例の直列抵抗回路
5の抵抗R2の下流に設けられていてもよい。その他の
構成は、図1に対応しているので、その動作の詳細は割
愛する。。
路3のインバータ3bは、出力段MOSトランジスタQ
2のボディダイオードを介して電力供給を受けて動作す
るようにしているが、通常のダイオード,高抵抗等によ
り電源ライン+Vcc側から電力が供給されるように接続
されていてもよい。実施例では、出力段トランジスタQ
1は、P−MOSトランジスタを用いているが、これ
は、N−MOSトランジスタであってもよいことはもち
ろんである。この場合には、トランジスタQ2,Q3もN
−MOSトランジスタとしてもよい。
っては、第2および第3のMOSトランジスタのゲート
電圧によりこれらトランジスタをON/OFF制御する
ので、その駆動電流は微小で済み、消費電力は極めて僅
かである。しかも、従来のように電源回路の出力段MO
Sトランジスタに直列にスイッチ回路(MOSトランジ
スタ)を設ける必要はなく、回路規模を増加させないで
コンデンサの電荷による電流の直流電源側のラインへの
電流の逆流を阻止することができる。その結果、電源回
路の出力段回路の占有面積を低減でき、出力端子に負荷
と並列に接続されたコンデンサからの電流の逆流を阻止
できる、IC化に適した電源回路を容易に実現できる。
例のブロック図である。
施例のブロック図である。
御回路、4…基準電圧発生回路、5…直列抵抗回路、6
…出力端子、7…電池、8…端子、9…負荷、10…安
定化電源回路、Q1〜Q3…P−MOSトランジスタ、R
1,R2…抵抗。
Claims (5)
- 【請求項1】出力端子に対して負荷と並列に接続された
コンデンサと、前記出力端子に発生する電圧を安定化す
るために所定の制御信号を発生する制御信号発生回路と
前記制御信号を受けて直流電源から受けた電力の電圧を
降下させて前記出力端子に所定の出力電圧の電力を出力
する第1のMOSトランジスタとを有する電源回路にお
いて、 前記第1のMOSトランジスタのバックゲートとソース
との間に挿入された第2のMOSトランジスタと、 前記バックゲートとドレインとの間に挿入された第3の
MOSトランジスタと、 前記直流電源から受けた電力の電圧と前記出力端子の電
圧とを比較して前記電力の電圧が前記出力端子の電圧よ
りも低いときには、前記バックゲートを介して前記第1
のMOSトランジスタにおける寄生ダイオードを逆バイ
アスするように前記バックゲートを前記ソースおよびド
レインのいずれか一方に接続し、前記電力の電圧が前記
出力端子の電圧と等しいか、これよりも高いときには、
前記バックゲートを前記ソースおよびドレインのいずれ
か他方に接続するように前記第2および第3のMOSト
ランジスタをON/OFFする制御回路とを備える電源
回路。 - 【請求項2】前記直流電源は電池であり、前記制御回路
は、コンパレータとインバータとを有し、前記コンパレ
ータは、前記電力の電圧と前記出力端子の電圧とを比較
するものであり、前記インバータは、コンパレータの出
力を受けて前記第2および第3のMOSトランジスタの
いずれか一方のゲートを駆動するものであり、前記コン
パレータは、前記第2および第3のMOSトランジスタ
のいずれか他方のゲートを駆動する請求項1記載の電源
回路。 - 【請求項3】前記第1,第2および第3のトランジスタ
は、PチャネルMOSトランジスタであり、前記第2お
よび第3のトランジスタのソースは、前記バックゲート
に接続され、前記コンパレータは、前記出力端子を介し
て電力供給を受けて動作し、前記インバータは、前記バ
ックゲートを介して電力供給を受けて動作し、前記第1
のMOSトランジスタのゲートとバックゲートとが抵抗
を介して接続されている請求項2記載の電源回路。 - 【請求項4】出力端子に対して負荷と並列に接続された
コンデンサと、前記出力端子に発生する前記出力端子に
発生する電圧を安定化するために所定の制御信号を発生
する制御信号発生回路と前記制御信号を受けて電池側か
ら電力供給を受ける電源供給ラインの電圧を降下させて
前記出力端子に所定の出力電圧の電力を出力する第1の
MOSトランジスタとを有する電源回路を備える携帯用
電子機器において、 前記第1のMOSトランジスタのバックゲートとソース
との間に挿入された第2のMOSトランジスタと、 前記バックゲートとドレインとの間に挿入された第3の
MOSトランジスタと、 前記直流電源から受けた電力の電圧と前記出力端子の電
圧とを比較して前記電力の電圧が前記出力端子の電圧よ
りも低いときには、前記バックゲートを介して前記第1
のMOSトランジスタにおける寄生ダイオードを逆バイ
アスするように前記バックゲートを前記ソースおよびド
レインのいずれか一方に接続し、前記電力の電圧が前記
出力端子の電圧と等しいか、これよりも高いときには、
前記バックゲートを前記ソースおよびドレインのいずれ
か他方に接続するように前記第2および第3のMOSト
ランジスタをON/OFFする制御回路とを備える電源
回路を有する携帯用電子機器。 - 【請求項5】前記制御回路は、コンパレータとインバー
タとを有し、前記コンパレータは、前記電源供給ライン
の電圧と前記出力端子の電圧とを比較するものであり、
前記インバータは、コンパレータの出力を受けて前記第
2および第3のMOSトランジスタのいずれか一方のゲ
ートを駆動するものであり、前記コンパレータは、前記
第2および第3のMOSトランジスタのいずれか他方の
ゲートを駆動する請求項4記載の携帯用電子機器。
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