JP3153020B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3153020B2
JP3153020B2 JP29503792A JP29503792A JP3153020B2 JP 3153020 B2 JP3153020 B2 JP 3153020B2 JP 29503792 A JP29503792 A JP 29503792A JP 29503792 A JP29503792 A JP 29503792A JP 3153020 B2 JP3153020 B2 JP 3153020B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路に関し、
特に、内部回路を表面に形成した半導体基板(基板)に
逆バイアス電圧を与える基板バイアス電圧発生回路と、
外部から電源電圧の供給を受けて上記基板バイアス電圧
発生回路および内部回路に動作電源電圧を供給する降圧
回路とを内蔵する大規模集積回路(LSI)に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIは、動作の高速化と安定化のため
に、内部回路が表面に形成された基板に逆バイアス電圧
(基板バイアス電圧)を与えそれら内部回路を構成する
MOSトランジスタのソース/ドレイン領域と基板との
間の接合容量を低減するとともにそれらMOSトランジ
スタのしきい値電圧の基板バイアス電圧依存性を減少さ
せるための基板バイアス電圧発生回路を内蔵する。この
基板バイアス電圧発生回路は、それに伴う消費電力の増
加および動作の遅れ、特にチップ外部から供給される電
源電圧(外部電源電圧)投入時のLSIの動作開始(L
SIが外部からの起動制御信号に応答できる状態になる
こと)の遅れを最小限に抑えるものでなければならな
い。この要求を充足する一つの手法が特開昭61ー95
561号公報に記載されている。
【0003】上記公報記載のLSIは、基板に接続され
た出力端子と基板上の内部回路の接地線との間に並列接
続され基板電流吸収能力(上記内部回路を構成するMO
Sトランジスタを流れる電流から基板に漏れる電荷によ
る電流すなわち基板電流を上記内部回路の接地線に流す
能力)の互いに異なる二つの基板バイアス電圧発生回路
と、外部電源電圧投入時に基板バイアス電圧が所定の電
圧に達したか否かを検出する制御信号発生回路とを備え
ている。上記基板バイアス電圧発生回路の一つすなわち
スタンバイ用基板バイアス電圧発生回路は、LSIのス
タンバイモードにおいて待機電流(スタンバイ時に外部
の電源回路からLSIに流れる全電流)対応の僅かな基
板電流を吸収できれば十分であるので、基板電流吸収能
力は小さくしたがって消費電力も小さい。二つの基板バ
イアス電圧発生回路の他の一方すなわちアクティブ用基
板バイアス電圧発生回路は、LSIのアクティブモード
において動作電流(アクティブ時に外部の電源回路から
LSIに流れる全電流)対応の大きな基板電流を吸収す
る必要があるので、基板電流吸収能力が大きく消費電力
もそれに伴って大きい。
【0004】与えられた外部電源電圧が定常状態にあり
LSIが動作しているとき、上記二つの基板バイアス電
圧発生回路はそれぞれLSIの上記動作モードに対応し
て動作し基板バイアス電圧を所定の電圧値に保つが、ア
クティブ用基板バイアス電圧発生回路は更に、上記外部
電源電圧の投入直後でLSIが外部からの入力信号をま
だ受け入れ得ないときにも動作し、その大きな基板電流
吸収能力を利用して基板バイアス電圧を急速に上記所定
電圧値に近づけLSIの動作開始を速める。すなわち、
上記外部電源電圧投入時には、上記制御信号発生回路が
先ず初めにアクティブ用基板バイアス電圧発生回路を動
作させる。上記制御信号発生回路はその後さらに、基板
バイアス電圧が上記所定電圧値に達した時これを検出し
LSIが動作可能であると判断して制御信号を発生し、
その制御信号によってLSIの動作を開始させると同時
に、アクティブ用基板バイアス電圧発生回路を消費電力
の小さいスタンバイ用基板バイアス電圧発生回路に切り
替え可能にしてそれ以後の基板バイアス電圧を一定に維
持する。
【0005】基板電流吸収能力に差のあるこれら二種類
の基板バイアス電圧発生回路は、LSIの動作状態によ
って上述の使い分けをされる。この使い分けによって、
消費電力の大きいアクティブ用基板バイアス電圧発生回
路が、上記外部電源電圧投入時および外部電源電圧が定
常状態にあるアクティブモードのときだけ動作してその
基板電流を吸収し、LSI全体としての消費電力の増加
を抑えつつ外部電源投入時の基板バイアス電圧の立上り
を早めLSIの動作開始を高速化している。ところがL
SIは大容量化のために、チップ外部からの外部電源電
圧を降圧し内部電源電圧として内部回路に供給する降圧
回路を内蔵することが多く、この降圧回路内蔵のLSI
に上記公報記載の発明を適用すると、外部電源電圧投入
時の基板バイアス電圧の立上りに遅れが生じこれに伴っ
てLSIの動作開始が遅れ、一方これを避けようとする
とチップ全体の消費電力が大幅に増大するという問題が
起る。
【0006】基板バイアス電圧発生回路と降圧回路とを
内蔵するLSIを低消費電力化するには、基板バイアス
電圧発生回路を内部電源電圧で動作させなければならな
い。例えば、5Vの外部電源電圧を3.3Vに降圧した
内部電源電圧で動作する16メガビットDRAMで基板
バイアス電圧を−2.0V程度にする場合、スタンバイ
用基板バイアス電圧発生回路を内部電源電圧3.3Vで
動作させると、基板バイアス電圧発生回路自身が消費す
る電流も含めた待機電流はたかだか300μA程度であ
るが、これを外部電源電圧5Vで動作させると、上記待
機電流が7〜8mA程度にまでも大幅増加しスタンバイ
モードでの待機電流の大部分を基板バイアス電圧発生回
路で消費する結果になる。これに対して、基板バイアス
電圧発生回路を降圧回路からの内部電源電圧で動作させ
ると、チップ全体の消費電力は小さくて済むものの外部
電源電圧投入時のLSIの動作開始が遅くなる。LSI
内蔵の降圧回路は、外部電源電圧がチップに供給された
後チップ内部で発生する制御信号によって降圧動作を開
始し、その降圧電圧の出力開始直後には先ず内部電源線
の寄生容量(内部回路を構成するMOSトランジスタの
ソース/ドレイン領域の接合容量に主として起因する)
を充電しなければならない。したがって外部電源電圧の
立上りと内部電源電圧の立上りとの間には、上記制御信
号の発生に要する時間と上記寄生容量の充電に要する時
間とによる遅れが生じることは免れない。立上りにこの
ような遅れのある内部電源電圧に駆動される基板バイア
ス電圧発生回路を内蔵したLSIでは、外部電源電圧投
入時に基板バイアス電圧の立上りが遅れる。上記公報記
載のLSIが動作を開始するのはこの基板バイアス電圧
が所定値に達したことを検知した上記制御信号発生回路
からの制御信号によるので、LSIの動作開始が遅れる
ことになる。
【0007】基板バイアス電圧発生回路を内部電源電圧
で動作させてLSI全体の低消費電力化を図りしかも上
述の動作開始の遅れを防ぐ一つの方法として、上記公報
記載のLSIにおける制御信号発生回路に替えてパワー
オン回路を用いる改良技術がある。パワーオン回路は、
LSIの外部電源電圧投入時にその立上り状態を監視
し、外部電源電圧が所定電圧値に達する迄はLSI外部
からの起動制御信号(例えば、DRAMにおけるRAS
信号)の入力を禁止して内部回路を停止状態に保ち、外
部電源電圧が上記所定電圧値を超えた時に制御信号を発
生し上記起動制御信号の入力禁止を解除してLSIを動
作状態にする回路である。このパワーオン回路からの上
記制御信号を上記公報記載の制御信号発生回路からの制
御信号の代りに用いれば、外部電源電圧投入時にLSI
が動作可能になるタイミングが基板バイアス電圧の立上
り状態によらず外部電源電圧の立上り状態によって制御
されるので、LSIの動作開始が内蔵降圧回路の動作の
遅れつまり内部電源電圧の立上りの遅れに影響されて遅
れることはない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記改良技術
によるLSIでは、LSIの動作開始遅れは避けられる
もののアクティブモードおよびスタンバイモードでの電
流が増大し、チップ全体の消費電力が大きくなってしま
うことがある。以下にその説明を行なう。
【0009】上記改良記述によるLSIでは、パワーオ
ン回路は外部電源電圧を監視してはいるが内部電源電圧
あるいはその立ち上り状態を反映する基板バイアス電圧
そのものを監視しているわけではない。したがって外部
電源電圧の立上り速度と内部電源電圧の立上り速度との
差が大きい場合は、外部電源電圧が既に上記所定電圧値
に達しLSIが動作を開始しているにも拘わらず、内部
電源電圧の立上りの遅れによって基板バイアス電圧が所
定の電圧値に達していない状態になる。この場合、基板
バイアス電圧に対してほぼ平方の関係にあるMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧がまだ所定の電圧値に達してい
ないままでLSIが動作を開始することになるので、ス
タンバイモードでの待機電流およびアクティブモードで
の動作電流が所定値より増大する。スタンバイ用基板バ
イアス電圧発生回路およびアクティブ用基板バイアス電
圧発生回路はこのように増加した電流による基板電流を
吸収しうるだけの能力を与えられていないので、基板バ
イアス電圧はLSIの動作開始後も開始時点での電圧値
に留まり、したがってMOSトランジスタのしきい値電
圧は所定電圧に達しないままである。この結果、LSI
は動作開始後もその動作モードに拘わりなく大きい電流
で動作し続け、そのためにLSIの消費電力が増大し或
いは誤動作などの障害が発生する。
【0010】図6は、上記公報記載の発明の改良技術に
よるDRAMの本発明関連部分の回路図である。図6を
参照すると、この図に示すDRAM100の本発明関連
部分は、内部回路(図示せず)を形成したP型シリコン
結晶基板(以下「基板」という。図6の「出力端子4」
は基板バイアス電圧の出力端子を示す)に印加する逆バ
イアス電圧VS (内部回路の接地電位に対してマイナス
電位)を発生する基板バイアス電圧発生回路と、外部電
源線1により供給される外部電源電圧VA を降圧して内
部電源電圧VB とし内部電源線2を通じて基板バイアス
電圧発生回路に供給する降圧回路3と、外部電源電圧V
A の投入時にこの外部電源電圧VA の立上り状態に応じ
て上記基板バイアス電圧発生回路の出力端子4から接地
線5への電流量(基板電流吸収能力)を切り替えるパワ
ーオン回路10とを備えている。ここで、上記三種類の
電圧すなわち外部電源電圧VA ,内部電源電圧VB およ
び基板バイアス電圧VS に対する表示はそれぞれ、外部
電源電圧投入後定常状態に達するまでの過渡状態の電圧
を含む。
【0011】基板バイアス電圧発生回路は、出力端子4
と接地線5との間に並列に設けられたスタンバイ用基板
バイアス電圧発生回路20とアクティブ用基板バイアス
電圧発生回路30とからなる。上記二つの基板バイアス
電圧発生回路20および30はいずれも出力端子4と接
地線5との間に挿入されたチャージポンピング素子を形
成し、内部回路を構成するNチャンネルMOSトランジ
スタから基板に洩れる電荷を周知のチャージポンピング
作用により出力端子4からポンピングして接地線5に流
し、出力端子4に基板バイアス電圧VS を与える。
【0012】すなわちアクティブ用基板バイアス電圧発
生回路30は、出力端子4と接地線5との間に順方向に
直列接続された二つのダイオード接続のNチャンネルM
OSトランジスタNCP1 /NCP2 および一方の電極が上
記二つのトランジスタNCP1/NCP2 の接続点に接続さ
れた容量C30からなるチャージポンプ回路30Aと、ソ
ース電極がPチャンネルMOSトランジスタP1 を通じ
て外部電源線1に接続されたPチャンネルMOSトラン
ジスタP5 とソース電極がNチャンネルMOSトランジ
スタN1 を通じて接地線5に接続されたNチャンネルM
OSトランジスタN5 との組,PチャンネルMOSトラ
ンジスタP6 とNチャンネルMOSトランジスタN6
の組およびPチャンネルMOSトランジスタP7 とNチ
ャンネルMOSトランジスタN7 との組からなる三段C
MOSインバータとこのインバータの出力端子(トラン
ジスタP7 /N7 の共通ドレイン電極)と入力端子(ト
ランジスタP5 /N5 の共通ゲート電極)とを直接に接
続するフィードバック回路30Fとから成るリングオシ
レータ30Bおよびこのリングオシレータ30Bの発振
出力f30を反転増幅し波形整形して上記容量C30のもう
一方の電極に入力するインバータ30Cとで構成される
発振回路とからなる。容量C30がリングオシレータ30
Bからの発振出力f30に応じ出力端子4からの電荷の蓄
積および接地線5への放電から成る充放電を繰り返すこ
とにより、発振出力f30の周波数に比例した基板バイア
ス電圧VS が出力端子4に発生する。アクティブ用基板
バイアス電圧発生回路30は、DRAM100がアクテ
ィブモードにあるときの動作電流による基板電流を吸収
できるだけの能力を与えられている。スタンバイ用基板
バイアス電圧発生回路20は同様に、出力端子4と接地
線5との間に直列接続された二つのNチャンネルMOS
トランジスタNCP3 /NCP4 および容量C20からなるチ
ャーポンプ回路20Aと、PチャンネルMOSトランジ
スタP8 /NチャンネルMOSトランジスタN8 の組,
PチャンネルMOSトランジスタP9 /NチャンネルM
OSトランジスタN9 の組およびPチャンネルMOSト
ランジスタP10/NチャンネルMOSトランジスタN10
の組から成る三段CMOSインバータを含むリングオシ
レータ20BとPチャンネルMOSトランジスタP2
NチャンネルMOSトランジスタN2 とインバータ20
Cとで構成される発振回路とからなる。チャージポンプ
回路20Aの容量C20がリングオシレータ20Bの発振
出力f20に応じて充放電を繰り返すことにより、発振出
力f20の周波数に比例した基板バイアス電圧VS が出力
端子4に発生する。スタンバイ用基板バイアス電圧発生
回路20の基板電流吸収能力は、DRAM100がスタ
ンバイモードにあるときの待機電流による基板電流を吸
収できる程度に小さい。これら二つの基板バイアス電圧
発生回路20および30において、トランジスタP1
よびトランジスタN2 のゲート電極には後述のパワーオ
ン回路10からの信号S1 が入力され、トランジスタN
1 およびトランジスタP2 のゲート電極には上記信号S
1がインバータ6および7を経て反転されて入力され
る。二つの基板バイアス電圧発生回路20および30の
基板電流吸収能力は、チャージポンプ回路の容量C20
よびC30の容量値とリングオシレータ20Bおよび30
Bからの発振出力f20およびf30の周波数に比例し、こ
れら発振周波数f20およびf30はリングオシレータ20
Bおよび30Bの動作時の電源電圧(動作電源電圧)が
高いほど高い。
【0013】パワーオン回路10は、投入された外部電
源電圧VA の電圧を監視する検出部10Aと、検出部1
0Aからの信号S0 および外部からのRAS信号から基
板バイアス電圧発生回路20/30に対する制御信号S
1 および内部回路に対する反転RAS信号を発生する制
御部10Bとからなる。図6におけるパワーオン回路の
一例の回路図を示す図7を参照すると、検出部10A
は、外部電源線1と接地線5との間に、ゲート電極とド
レイン電極とを互いに接続した二つのダイオード接続の
PチャンネルMOSトランジスタP21/P22および抵抗
10を直列に接続した回路と、外部電源線1と接地線5
との間にPチャンネルMOSトランジスタP23/Nチャ
ンネルMOSトランジスタN21からなるCMOSインバ
ータとそれぞれのゲート電極とドレイン電極とを接続し
た三つのダイオード接続のNチャンネルMOSトランジ
スタN22,N23およびN24とを直列接続した回路と、縦
続接続した二つのインバータ10Aa および10Ab
からなる。上記トランジスタP23/N21は、共通のゲー
ト電極がトランジスタP22のドレイン電極と抵抗R10
の接続点に接続され、共通のドレイン電極が上記インバ
ータ10Aa の入力端子に接続されている。インバータ
10Ab からの出力信号S0 は制御部10Bに入力され
る。制御部10Bは、出力信号S0 とDRAM100外
部からのRAS信号がインバータ10Bc によって反転
された信号とを入力として制御信号S1を出力する2入
力NORゲート10Ba と、上記信号S0 とRAS信号
とを入力として反転RAS信号を出力する2入力NOR
ゲート10Bb とで構成される。図7に示すパワーオン
回路において、2入力NORゲート10Ba およびイン
バータ10Bc を除く部分は外部電源電圧VA の投入時
のDRAM100の入力制御を行なうために必要な回路
であって、通常、DRAM100が基板バイアス電圧発
生回路の内蔵の有無に拘わらずチップ上に設けられるも
のである。
【0014】図6中の降圧回路の一例の回路図を示す図
8を参照すると、降圧回路3は、基準電圧発生部3Aお
よびドライバ部3Bからなる。基準電圧発生部3Aは、
外部電源線1と接地線5との間に直列に接続された定電
流源3Aa およびダイオード接続のPチャンネルMOS
トランジスタP31並びに外部電源線1と接地線5との間
に直列に接続された定電流源3Ab ,ダイオード接続の
PチャンネルMOSトランジスタP32および抵抗R31
より周知の作用によって、トランジスタP31のしきい値
電圧VTP1 (例えば、−1.4V)とトランジスタP32
のしきい値電圧VTP2 (例えば、−0.7V)との差電
圧の絶対値△VTP=|VTP1 −VTP2 |=0.7Vを発
生する回路と、外部電源線1と接地線5との間に直列接
続され外部電源電圧VA を抵抗分割するPチャンネルM
OSトランジスタP33,抵抗R32および抵抗R33並びに
上記分割された電圧VRDと上記差電圧の絶対値△VTP
を比較し上記トランジスタP33のゲート電圧を介してそ
のコンダクタンスを出力電圧VR が一定値を保つように
制御する差動増幅回路3Ac とからなる。ドライバ部3
Bは、外部電源線1と内部電源線2との間に接続された
可変コンダクタンス素子としてのPチャンネルMOSト
ランジスタP34と、内部電源電圧VB と基準電圧発生部
3Aの出力電圧VR とを比較しトランジスタP34のゲー
ト電圧を変えることによりそのコンダクタンスを制御し
て内部電源電圧VB を一定に保つ差動増幅回路3Ba
からなる。
【0015】図8において、いま外部電源電圧VA が投
入されその電圧値が0Vから上昇して行くとき、少なく
とも1.4V(基準電圧発生部3AのトランジスタP31
のしきい値電圧の絶対値)に達するまでは、この降圧回
路3は動作せず内部電源電圧VB は発生しない。外部電
源電圧VA が上記1.4Vを超えて更に上昇するとそれ
に伴なって内部電源電圧VB が上昇し始めるが、その初
期においては、同図中に破線で囲んだ部分に示す容量C
INT を充電しなければならない。容量CINT は内部電源
線2に付随する容量をまとめて模式的に示したものであ
って、主に、内部回路を構成するMOSトランジスタの
ソース/ドレイン領域の接合容量や浮遊容量によるもの
であるが、他に内部電源電圧の安定化を計るために約1
000pF程度の安定化用容量を積極的に設けることも
ある。16メガビットDRAMではこの容量CINT がお
よそ数千pF程度であり、例えば5Vの外部電源電圧V
Aを3.3Vの内部電源電圧VB に降圧する場合、容量
INT の充電に要する時間が数百μsにも達することが
ある。外部電源電圧VA 投入後内部電源電圧VB が所定
電圧値に達するまでには、上記基準電圧VR 発生に要す
る時間と容量CINTの充電に要する時間とに起因する遅
れが生ずるが、内部電源電圧VB の上昇速度は主に上記
容量CINT の充電時間によって左右され、外部電源電圧
A の上昇が急峻であるほど外部電源電圧VA の上昇に
比べて内部電源電圧VB の上昇が遅れる。一般には、上
記外部電源電圧VA の上昇速度(立上り勾配)はDRA
M100の外部に設けられる電源回路の特性によって決
まるので、DRAM100の内部電源電圧VB の上昇速
度は内蔵の降圧回路の特性だけでは決まらず外部の電源
回路の特性によっても様々に変ることになるが、DRA
M100としては外部電源回路の特性がどのようなもの
であっても外部電源電圧投入時に障害の発生がないこと
を要求される。次に DRAM100における上記外部
電源電圧VA ,内部電源電圧VB および基板バイアス電
圧VS を縦軸に時間を横軸にとって示した図3を参照す
ると、これら電圧の外部電源電圧投入直後の過渡的変化
がMOSトランジスタのしきい値電圧VT の基板バイア
ス電圧VS に対する関係と併せて示してある。時刻t0
においてDRAM100の外部電源電圧VA が投入され
ると、電圧VA が0VからトランジスタP21/P22のし
きい値電圧VTP(例えば、−0.7V程度)の和の絶対
値|2VTP|(=1.4V)までは二つのトランジスタ
21/P22の少なくとも一つは遮断状態にあるので、抵
抗R10と接地線5との間の電圧すなわちトランジスタP
23/N21で構成されるCMOSインバータの入力電圧は
ほぼ0Vである。したがって信号S0 はH(ハイ)レベ
ルとなる。外部電源電圧VA が|2VTP|を超えて更に
上昇すると、トランジスタP21/P22が導通し始めトラ
ンジスタP23/N21のゲート容量を充電し、そのゲート
電圧すなわちCMOSインバータの入力信号電圧を外部
電源電圧VA の上昇に伴って高めて行く。しかし、トラ
ンジスタP23/N21のゲート電圧がトランジスタN21
22,N23およびN24のしきい値電圧VTN(例えば、
0.7V)の和4VTN(=2.8V)に達する迄は、こ
れら四つのトランジスタN21,N22,N23およびN24
うち少なくとも一つは遮断状態にあるので、トランジス
タP23/N21で構成されるCMOSインバータの出力信
号(インバータ10Aa の入力信号)はL(ロウ)レベ
ルのままであり、検出部の出力信号S0 はH(ハイ)レ
ベルを保つ。したがってこのH(ハイ)レベル信号を一
方の入力とする2入力NORゲート10Ba および10
bが出力する制御信号S1 および反転RAS信号はR
AS信号のレベルの如何に拘わらず、L(ロウ)レベル
信号となる。この結果、DRAM100はRAS信号の
内部回路への入力が禁止され動作禁止状態にある。
【0016】このときアクティブ用基板バイアス電圧発
生回路30では、上記制御信号S1によってPチャンネ
ルMOSトランジスタP1 が導通状態になり、また信号
1がインバータ6によって反転されたH(ハイ)レベ
ル信号によってNチャンネルMOSトランジスタN1
導通状態になるので、リングオシレータ30Bの初段の
CMOSインバータが内部電源線2および接地線5に接
続され自励発振する。チャージポンプ回路30Aはこの
発振出力f30により駆動され出力端子4からの電荷を大
きな駆動能力でポンピングし基板電位VS を急速に下げ
て行く。一方、スタンバイ用基板バイアス電圧発生回路
20では、信号S1 のインバータ7による反転出力であ
るH(ハイ)レベル信号がPチャンネルMOSトランジ
スタP2を遮断状態にし、この信号S1 をゲート電極に
直接受けるNチャンネルMOSトランジスタN2 をも遮
断状態にするので、リングオシレータ20Bは内部電源
線2および接地線5から切り離され発振動作を行なわな
い。したがってチャージポンピング回路20Aも動作を
停止し、この基板バイアス電圧発生回路20は基板バイ
アス電圧VS の低下には寄与しない。
【0017】外部電源電圧VA の上昇に伴なって上昇す
るトランジスタP23/N21のゲート電圧が上記2.8V
を超えるとトランジスタN21,N22,N23およびN24
共に導通状態になるので、インバータ10Aa の入力信
号がH(ハイ)レベルからL(ロウ)レベルに反転し信
号S0 がH(ハイ)レベルからL(ロウ)レベルに反転
する。この結果、2入力NORゲート10Ba および1
0Bb からの制御信号S1 および反転RAS信号がRA
S信号によって制御されるようになる。すなわちRAS
信号の内部回路への入力が許可されDRAM100は動
作状態に入る。図7の場合、RAS信号がH(ハイ)レ
ベルのとき内部回路への反転RAS信号はL(ロウ)レ
ベルとなり、DRAM100はスタンバイモードに設定
される。基板バイアス電圧発生回路では制御信号S1
H(ハイ)レベルになるので、スタンバイ用基板バイア
ス電圧発生回路20のリングオシレータが内部電源線2
に接続されて自励発振し、チャージポンプ回路20Aが
リングオシレタ20Bの発振出力f20によって駆動され
その発振周波数にほぼ比例した大きさの基板電流を吸収
して出力端子4に逆バイアス電圧VS を与える。アクテ
ィブ用基板バイアス電圧発生回路30は休止する。RA
S信号がL(ロウ)レベルのとき内部回路への反転RA
S信号がH(ハイ)レベルになり、DRAM100はア
クティブモードに設定される。このとき、制御信号S1
がL(ロウ)レベルになるのでアクティブ用基板バイア
ス電圧発生回路30が動作する。上記DRAM100が
動作を開始する時の外部電源電圧VA の電圧VA1は、V
A1=2|VTP|+4VTN(=4.2V)である。
【0018】すなわち、DRAM100は、外部電源電
圧VA が投入された後0VからVA1(=4.2V)に達
するまでは、RAS信号の内部回路への入力が禁止され
動作禁止状態にある。このとき基板電流吸収能力の大き
いアクティブ用バイアス電圧発生回路30が動作して基
板バイアス電圧VS を下げて行く。外部電源電圧VA
上記VA1を超える(図3、時刻t1 )と、RAS信号の
内部回路への入力禁止が解除され制御信号S1 および反
転RAS信号のレベル、言い換えれば基板バイアス電圧
発生回路および内部回路がアクティブモードで動作する
か或いはスタンバイモードで動作するかがRAS信号に
よって制御されるようになり、DRAM100は動作を
開始する。
【0019】ここで、内部電源電圧VB が外部電源電圧
A の上昇に比べてやや遅れる程度でほぼ比例して上昇
する場合(図3、曲線)、DRAM100が動作状態
になる時刻t1 には、基板バイアス電圧VS は既に電圧
SS(基板バイアス電圧VSに対してほぼ平方の関係に
あるMOSトランジスタのしきい値電圧VT が基板バイ
アス電圧VS に関して飽和傾向を示し始める領域の基板
バイアス電圧)に達しており(曲線)、したがって内
部回路を構成するMOSトランジスタのしきい値電圧V
T が所定の電圧値VTSに設定され、基板バイアス電圧V
S の変動の影響は十分に小さくなっている。
【0020】ところが、外部電源電圧VA の立上りが非
常に急峻で内部電源電圧VB の上昇が外部電源電圧VA
の上昇に比べて大きく遅れると(曲線)、これに伴っ
て基板バイアス電圧VS の低下が遅れ(曲線)、時刻
1 では基板バイアス電圧は所定電圧VSSより低い電圧
S1に達するに留まる。このため内部回路の各MOSト
ランジスタのしきい値電圧VT は図3右下のグラフのと
おり、所定のしきい値電圧VTSよりも低い電圧VT1に留
まる。したがってDRAM100の動作開始時には内部
回路の各MOSトランジスタのドレイン電流が流れてい
る結果になり、外部電源回路からチップに流れている電
流(動作開始電流)が所定値を超えたままの状態で動作
状態に入る。
【0021】動作モード状態に入ったあとRAS信号に
応答してスタンバイモードに入った場合はそれまでのア
クティブ用基板バイアス電圧発生回路30に代ってスタ
ンバイ用基板バイアス電圧発生回路20が動作する。ス
タンバイ用基板バイアス電圧発生回路20は、上記所定
値を超えた動作開始電流による基板電流を吸収できない
ので、時刻t1 以降の基板バイアス電圧VS は時刻t1
での電圧値VS1に保たれたままで所定電圧VSSに達しな
い(曲線)。この結果、DRAM100はスタンバイ
モードになってもMOSトランジスタのしきい値電圧V
T は低い値(電圧VT1)に留まることになり、上記増大
した動作開始電流がそのままスタンバイモードでの待機
電流となる。
【0022】一方、時刻t1 でDRAM100がアクテ
ィブモードに設定された場合はアクティブ用基板バイア
ス電圧発生回路30が引き続き動作するが、このときは
内部回路が外部からの入力信号(例えば、アドレス信
号)を受けて動作するのでこの動作に伴う動作電流が流
れる。この場合の動作電流は、内部回路のMOSトラン
ジスタのしきい値電圧VT の上記低い値に対応して所定
値よりも大きくなっている。アクティブ用基板バイアス
電圧発生回路30はこの増大した動作電流による基板電
流を吸収できるだけの能力を備えていないので、スタン
バイモードのときと同様に、時刻t1 以降の基板バイア
ス電圧は所定電圧VSSより低い電圧VS1に留まり、アク
ティブモードにおいても動作電流は上記所定値以上にな
る。
【0023】上述のとおり、DRAM100の動作電流
は、時刻t1 における動作開始ののち、その動作モード
に拘わらず所定値以上に留まり、したがって消費電力が
増大するとともにメモリセルの記憶内容が失なわれやす
くなる。
【0024】以上説明したように、上記文献記載の技術
や上記改良技術などの従来の技術により内蔵降圧回路か
らの内部電源電圧で基板バイアス電圧発生回路を動作さ
せるLSIでは、低消費電力化と外部電源電圧投入時の
LSIの動作開始の高速化とを両立させることが難し
い。したがって本発明の目的は、内蔵の降圧回路からの
内部電源電圧で動作する低消費電力の基板バイアス電圧
発生回路を備え、しかもこのような基板バイアス電圧発
生回路の内蔵に伴い易い外部電源電圧投入時の内部電源
電圧の立上り遅れによる消費電力の増大および誤動作を
防止した高速LSIを提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】 本発明の半導体集積回
路装置は、接地線を含む内部回路を表面に形成した半導
体基板と前記接地線との間に互いに並列に接続され、前
記半導体基板の前記内部回路を構成するトランジスタを
流れる電流から前記半導体基板に漏れて流れる基板電流
前記内部回路の前記接地線に流して前記半導体基板と
前記接地線との間に逆バイアス電圧を与え、前記内部回
路のアクティブモード時において動作する第1のバイア
ス電圧発生手段および前記内部回路のスタンバイモード
時において動作する第2のバイアス電圧発生手段を含む
基板バイアス電圧発生回路と、外部からの外部電源電圧
の供給を受け内部電源電圧として前記内部回路および前
記基板バイアス電圧発生回路に供給する電圧降下回路
と、前記外部電源電圧投入時の過渡状態における外部電
源電圧値に応答して前記基板バイアス電圧発生回路の
せる基板電流の大小を制御する制御信号を生ずる制御回
路とを備える半導体集積回路において、前記第1のバイ
アス電圧発生手段は、前記制御信号により流せる基板電
流が切り替え可能となっており、前記流せる基板電流の
切り替えとして、前記第1のバイアス電圧発生手段の動
作電源電圧を、前記外部電源電圧投入時の第1の段階で
前記外部電源電圧とし、次いで、前記外部電源電圧投
入時の第2の段階では前記動作電源電圧を前記外部電源
電圧から前記内部電源電圧へ切り替えて、前記第2の段
階ではアクティブモード時において動作する回路を使用
することを特徴とする。また、本発明の半導体集積回路
装置は、接地線を含む内部回路を表面に形成した半導体
基板と前記接地線との間に互いに並列に接続され、前記
半導体基板の前記内部回路を構成するトランジスタを流
れる電流から前記半導体基板に漏れて流れる基板電流を
前記内部回路の前記接地線に流して前記半導体基板と前
記接地線との間に逆バイアス電圧を与え、前記内部回路
のアクティブモード時において動作する第1のバイアス
電圧発生手段および前記内部回路のスタンバイモード時
において動作する第2のバイアス電圧発生手段を含む基
板バイアス電圧発生回路と、前記外部電源電圧の供給を
受け内部電源電圧として前記内部回路および前記基板バ
イアス電圧発生回路に供給する電圧降下回路と、外部か
らの外部電源電圧投入時の過渡状態における外部電源電
圧値に応答して前記基板バイアス電圧発生回 路の流せる
基板電流の大小を制御する制御信号を生ずる制御回路と
を備える半導体集積回路において、前記第1のバイアス
電圧発生手段が、前記制御信号により切り替え可能であ
って、前記外部電源電圧で動作し流せる基板電流が大で
あって前記外部電源電圧投入時の第1の段階で動作する
回路と前記内部電源電圧で動作し流せる基板電流が小で
あってアクティブモード時において動作するとともに前
記外部電源電圧投入時の前記第1の段階に続く第2の段
階で動作する回路とを備え、前記第1のバイアス電圧発
生手段が前記内部電源電圧で動作するときの流せる基板
電流の大きさが、アクティブモードでの動作電流により
生じる基板電流を吸収できる程度であり、前記第2のバ
イアス電圧発生手段の流せる基板電流の大きさが、スタ
ンバイモードでの待機電流により生じる基板電流を吸収
できる程度であることを特徴とする。
【0026】
【作用】 本発明のLSIは、内部回路を表面に形成し
た半導体基板に逆バイアス電圧を与える基板バイアス電
圧発生回路と、外部からの外部電源電圧の供給を受けて
内部電源電圧として上記基板バイアス電圧発生回路およ
び内部回路に動作電圧を供給する降圧回路とを内蔵した
1チップLSIであって、上記基板バイアス電圧発生回
路が、内部回路のアクティブモード時において動作する
アクティブ用基板バイアス電圧発生回路と内部回路のス
タンバイモード時において動作するスタンバイ用基板バ
イアス電圧発生回路とを備え、上記アクティブ用基板バ
イアス電圧発生回路が、制御信号により切り替え可能で
あって、外部電源電圧で動作し流せる基板電流が大であ
って外部電源電圧投入時の第1の段階で動作する回路と
上記内部電源電圧で動作し流せる基板電流が小であって
アクティブモード時において動作するとともに上記第1
の段階に続く第2の段階で動作する回路とを備え、上記
アクティブ用基板バイアス電圧発生回路が内部電源電圧
で動作するときの流せる基板電流の大きさが、アクティ
ブモードでの動作電流により生じる基板電流を吸収でき
る程度であり、上記スタンバイ用基板バイアス電圧発生
回路の流せる基板電流の大きさが、スタンバイモードで
の待機電流により生じる基板電流を吸収できる程度であ
り、上記アクティブ用基板バイアス電圧発生回路を切り
替えるための上記制御信号を供給するパワーオン回路を
備えることを特徴とする。アクティブ用基板バイアス電
圧発生回路は、これを構成する発振回路の動作電源電圧
が上記パワーオン回路からの制御信号によって外部電源
電圧と内部電源電圧とに選択的に切り替わることによっ
て上記発振回路の出力発振周波数を変化させ、したがっ
流せる基板電流の大きさすなわち基板電流吸収能力を
変化させる。
【0027】本発明のLSIでは、外部電源電圧が投入
されると、基板電流吸収能力の大きいアクティブ用基板
バイアス電圧発生回路が最初に動作状態になる。その際
内部電源電圧の立上りに遅れが生じているとしても、基
板バイアス電圧は外部電源電圧の立上りに確実に追随
し、しかも上記基板バイアス電圧発生回路が内部電源電
圧だけで動作するときよりもより急速に立上り、LSI
の動作開始時には確実に所定電圧値に達している。した
がって内部回路を構成するMOSトランジスタのしきい
値電圧低下によるチップ全体の消費電力の増加および回
路の誤動作は起らない。
【0028】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例について、図面
を参照して説明する。図1は、図6と共通な構成要素に
は共通な参照番号を付して本発明の第1の実施例の16
メガビットDRAMを示した図である。図1を参照する
と、アクティブ用基板バイアス電圧発生回路40は、動
作電源電圧を外部電源電圧VA と内部電源電圧VBとに
切り替え可能にしたリングオシレータ40Bを備える。
パワーオン回路11は、アクティブ用基板バイアス電圧
発生回路40とスタンバイ用基板バイアス電圧発生回路
20とを切り替える信号S1 に加えて、回路40の上記
動作電源電圧切り替えのための制御信号S2 を出力す
る。回路40のチャージポンプ回路40A,スタンバイ
用基板バイアス電圧発生回路20および降圧回路3の構
成は、図6に示す従来の技術によるDRAM100に用
いられる対応する回路と同一である。図1に示すDRA
M200は、5Vの外部電源電圧VA を3.3Vに降圧
した電圧を内部電源電圧VB とし、回路20または40
で発生される−2.2Vの電圧を基板バイアス電圧VSS
として動作する。MOSトランジスタのしきい値電圧V
TSは上記−2.2Vの基板バイアス電圧VSSにより0.
7Vに設定される。
【0029】基板バイアス電圧発生回路40の発振回路
は、上述したリングオシレータ30Bを含む発振回路と
同様に、PチャンネルMOSトランジスタP5 とNチャ
ンネルMOSトランジスタN5 との組,PチャンネルM
OSトランジスタP6 とNチャンネルMOSトランジス
タN6 との組およびPチャンネルMOSトランジスタP
7 とNチャンネルMOSトランジスタN7 との組からな
る三段CMOSインバータとこの三段インバータの出力
端子(トランジスタP7 /N7 の共通のドレイン電極)
と入力端子(トランジスタP5 /N5 の共通のゲート電
極)とを直接に接続するフィードバック回路40Fとか
ら成るリングオシレータ40Bを主要構成要素として含
む。上記CMOSインバータの各各の高電位側電極(ト
ランジスタP5 ,P6 およびP7 のそれぞれのソース電
極)と外部電源線1および内部電源線2との間には、P
チャンネルMOSトランジスタが直列に設けられてい
る。
【0030】すなわちトランジスタP5 のソース電極
は、直列に接続された二つのPチャンネルMOSトラン
ジスタの一方のトランジスタP4Aのドレイン電極から他
方のトランジスタP1Aのソース電極を介して内部電源線
2に接続され、直列に接続された二つのPチャンネルM
OSトランジスタの一方のトランジスタP3Aのドレイン
電極から他方のトランジスタP1Bのソース電極を介して
外部電源線1に接続されている。トランジスタP6 のソ
ース電極はPチャンネルMOSトランジスタP4Bのドレ
イン電極からソース電極を介して内部電源線2に接続さ
れ、PチャンネルMOSトランジスタP3Bのドレイン電
極からソース電極を介して外部電源線1に接続されてい
る。トランジスタP7 のソース電極は、PチャンネルM
OSトランジスタP4Cのドレイン電極からソース電極を
介して内部電源線2に接続され、PチャンネルMOSト
ランジスタP3Cのドレイン電極からソース電極を介して
外部電源線1に接続されている。上記トランジスタ
3A,P3BおよびP3Cのゲート電極には、後述するパワ
ーオン回路11からの制御信号S2 が入力され、トラン
ジスタP4A,P4BおよびP4Cのゲート電極には上記信号
2 がインバータ8によって反転された信号が入力され
る。またトランジスタP1AおよびP1Bのゲート電極に
は、パワーオン回路11から制御信号S1 が入力され
る。更に、初段のCMOSインバータを構成するトラン
ジスタN5 のソース電極と接地線5との間にはNチャン
ネルMOSトランジスタN1 が直列に設けられており、
このトランジスタN1 のゲート電極にパワーオン回路1
1からの信号S1 がインバータ6によって反転されて入
力される。このアクティブ用基板バイアス電圧発生回路
40を構成するチャージポンプ回路40Aの回路構成
は、図6に示すDRAM100におけるチャージポンプ
回路30Aと同一である。したがって本実施例のDRA
M200におけるアクティブ用基板バイアス電圧発生回
路40は、上記リングオシレータ40Bの発振出力f40
の発振周波数の高低すなわちリングオシレータ40Bの
動作電源電圧が外部電源電圧VA であるか或いは内部電
源電圧VB であるかによって、二種類の基板電流吸収能
力を持つ。
【0031】本実施例のDRAM200において外部電
源電圧VA および内部電源電圧VBが定常状態(すなわ
ちVA =VCC=5V,VB =VINT =3.3V)でアク
ティブモードのとき、アクティブ用基板バイアス電圧発
生回路30のリングオシレータ30Bが内部電源電圧V
INT を動作電源電圧として約25MHzで自励発振す
る。チャージポンプ回路30Aはこの発振出力によっ
て、アクティブ時に外部の電源回路からチップに流れる
約80mAの動作電流による数100μA程度の基板電
流を吸収して−2.2Vの基板バイアス電圧VSSを出力
端子4と接地線5との間に発生する。一方、DRAM2
00がスタンバイモードにあるとき、スタンバイ用基板
バイアス電圧発生回路20のリングオシレータ20Bが
内部電源電圧VINT を動作電源電圧として約200kH
zで自励発振し、チャージポンプ20Aはこの発振出力
によって、このときチップに流れる約300μAの待機
電流に基ずく10μA程度の基板電流を吸収し、同じく
−2.2Vの基板バイアス電圧VSSを出力端子4に与え
る。
【0032】次に、図1におけるパワーオン回路の一例
の回路図を示す図2を参照すると、本実施例によるDR
AM200のパワーオン回路11は、上述のパワーオン
回路10(図7参照)に加えて、検出部11Aに制御信
号S2 を発生する回路を備えている。すなわち上記制御
信号S2 の発生回路は、外部電源線1と接地線5との間
に、PチャンネルMOSトランジスタP24とNチャンネ
ルMOSトランジスタN25とで構成されるCMOSイン
バータとゲート電極とドレイン電極とを共通接続したダ
イオード接続のNチャンネルMOSトランジスタN26
を直列に接続した回路と、上記CMOSインバータの出
力信号を波形整形し論理の整合をとって制御信号S2
して出力する縦続接続の三段のインバータ10Ac ,1
0Ad および10Ae とからなる。
【0033】図3を再び参照すると、本実施例によるD
RAM200における外部電源電圧VA ,内部電源電圧
B および基板バイアス電圧VS の外部電源電圧投入直
後の過渡状態を、上述のDRAM100における対応の
電圧の過渡状態と対比して示してある。この過渡状態に
おいて、外部電源電圧VA が2|VTP|(VTPはPチャ
ンネルMOSトランジスタP21/P22のしきい値電圧で
あり、VTP=−0.7V)よりも低いときはPチャンネ
ルMOSトランジスタP21/P22が遮断状態にあるの
で、抵抗R10と接地線5との間の電圧すなわちCMOS
インバータ(トランジスタP24/N25で構成される)の
入力電圧は0Vで出力制御信号はS2 はL(ロウ)レベ
ルである。外部電源電圧VA が上記1.4Vを超えると
トランジスタP21/P22が導通状態になるのでトランジ
スタP24/N25のゲート容量が充電され始め、外部電源
電圧VA の上昇に伴って上記二つのトランジスタで構成
されるCMOSインバータの入力電圧が上昇して行く
が、その値が2VTN(VTNはNチャンネルMOSトラン
ジスタN25/N26のしきい値電圧で、VTN=0.7V)
よりも小さいときはトランジスタN25/N26のうちの少
なくとも一方が遮断状態にあるので、トランジスタP24
/N25が構成するCMOSインバータの出力信号はH
(ハイ)レベルを保ち、したがって制御信号S2 はL
(ロウ)レベルのままである。一方、トランジスタP23
/N21が構成するCMOSインバータも、その入力電圧
がNチャンネルMOSトランジスタN21,N22,N23
よびN24のしきい値電圧の和4VTN(=2.8V)より
も低いので、上記四つのNチャンネルMOSトランジス
タの少なくとも一つが遮断状態にある。したがって検出
部11Aの出力信号S0 はH(ハイ)レベルであり、2
入力NORゲート10Ba および10Bb の出力制御信
号S1 および反転RAS信号は、RAS信号の如何に拘
わらずL(ロウ)レベルである。すなわちDRAM20
0は動作禁止状態にある。
【0034】このときスタンバイ用基板バイアス電圧発
生回路20は、リングオシレータ20A内のNチャンネ
ルMOSトランジスタN2 がL(ロウ)レベルの信号S
1 により遮断状態にあり、PチャンネルMOSトランジ
スタP2 も信号S1 がインバータ7により反転されたH
(ハイ)レベル信号により遮断状態にあるので、内部電
源線2および接地線5から切り離され発振動作を行なわ
ない。一方、アクティブ用基板バイアス電圧発生回路4
0では、PチャンネルMOSトランジスタP1AおよびP
1BがL(ロウ)レベルの制御信号S1 によって導通状態
にあり、また信号S1 がインバータ6によって反転され
たH(ハイ)レベル信号によってNチャンネルMOSト
ランジスタN1 が導通状態になる。更に、L(ロウ)レ
ベルの制御信号S2 によってPチャンネルMOSトラン
ジスタP3Aが導通し制御信号S2がインバータ8によっ
て反転されたH(ハイ)レベル信号によってPチャンネ
ルMOSトランジスタP4Aが遮断状態になる。したがっ
てリングオシレータ40Bの初段のCMOSインバータ
は外部電源線1および接地線5に接続され外部電源電圧
A を動作電源電圧として自励発振する。チャージポン
プ回路40Aはリングオシレータ40Bからの発振出力
40によって駆動され、大きな基板電流吸収能力によっ
て基板バイアス電圧VS を急速に下げて行く(図3、曲
線)。このときの基板バイアス電圧VS の低下速度
は、上記のDRAM100の回路30が降圧回路3に動
作遅れのないときの内部電源電圧VB (図3、曲線)
で駆動されるときの低下速度(同、曲線)に比べて、
動作電源電圧がより高くしたがって基板電流吸収能力が
より大きいので、それだけ速い。しかもこのとき回路4
0は外部電源電圧VA を動作電源電圧としているので、
基板バイアス電圧VS は降圧回路3の動作遅れの影響を
受けず、外部電源電圧VA の上昇に確実に追随して急速
に低下する。
【0035】外部電源電圧VA が更に上昇し、これに伴
ってトランジスタP24/N25のゲート電圧が2VTNに達
すると(図3、時刻t2 )、パワーオン回路11の検出
部11Aからの制御信号S2 がL(ロウ)レベルからH
(ハイ)レベルになる。この結果、トランジスタP3A
3BおよびP3Cが遮断になる。また信号S2 がインバー
タ8で反転されたL(ロウ)レベル信号によりトランジ
スタP4A,P4BおよびP4Cが導通状態になるので、リン
グオシレータ40Bの動作電源電圧はそれまでの外部電
源電圧VA から、立上りが遅れ(同、曲線)低い内部
電源電圧VB に切り替えられる。これによってリングオ
シレータ40Bの発振出力f40の周波数が下がりチャー
ジポンプ回路40Aの基板電流吸収能力は下がる。しか
しこの時点では信号S0 はまだH(ハイ)レベルである
のでDRAM200は動作禁止状態にあり、したがって
基板バイアス電圧VS はそれまで(同、時刻t0 から時
刻t2 までの期間)よりも緩い速度で低下して行き
(同、曲線)、時刻t1 に至って所定電圧VSSに達す
る。時刻t2 の外部電源電圧VA の電圧値VA2は、VA2
=2|VTP|+2VTN=2.8Vである。
【0036】外部電源電圧VA が更に上昇し、所定電圧
A1(=2|VTP|+4VTN=4.2V)に達すると
(時刻t1 )、パワーオン回路11の検出部11Aの出
力信号S0 がH(ハイ)レベルからL(ロウ)レベルに
替るので、DRAM200は動作状態になる。この時点
で、基板バイアス電圧VS は既に所定電圧VSSに達し、
内部回路を構成するMOSトランジスタのしきい値電圧
T が所定の電圧VTSに達しているので、MOSトラン
ジスタのドレイン電流すなわちDRAM200の動作開
始電流は十分小さくなっている。このとき、RAS信号
がH(ハイ)レベルであれば反転RAS信号がL(ロ
ウ)レベルになり制御信号S1 がH(ハイ)レベルにな
って、DRAM200はスタンバイモードに設定され
る。回路40においては、上記信号S1 によりPチャン
ネルMOSトランジスタP1AおよびP1Bが遮断状態にな
り、信号S1 がインバータ6によって反転されたL(ロ
ウ)レベル信号によってNチャンネルMOSトランジス
タN1 も遮断状態になるので、リングオシレータ40B
が外部電源線1からも内部電源線2からも切り離され発
振を停止する。一方、回路20においては、信号S1
よってNチャンネルMOSトランジスタN2 が導通状態
になり、信号S1 がインバータ7によって反転されたL
(ロウ)レベル信号によってトランジスタP2 も導通状
態になる。したがってリングオシレータ20Aが内部電
源線2および接地線5に接続され自励発振を開始する。
つまり、時刻t1 以後は回路40に代って回路20が動
作する。回路20の基板電流吸収能力は小さくされてい
るものの、このときの動作開始電流は上述のとおり既に
十分小さくなっているので、回路20はこの電流による
基板電流を吸収し、時刻t1 以後の基板バイアス電圧V
S を所定電圧VSSに維持することができる(曲線)。
【0037】一方、時刻t1 でRAS信号がL(ロウ)
レベルであれば、反転RAS信号がH(ハイ)レベルと
なってDRAM200はアクティブモードに設定され
る。このとき制御信号S1 はL(ロウ)レベルになるの
で、基板バイアス電圧発生回路においては上記スタンバ
イモードのときとは反対に、回路40が動作する。この
動作モードではDRAM200外部からの入力信号(例
えば、アドレス信号)が内部回路に与えられ、チップに
は内部回路の動作に伴う動作電流が流れるが、この場
合、内部回路のMOSトランジスタのしきい値電圧VT
が所定の電圧値VTSに到達しているので、動作電流には
しきい値電圧の低下不足による増大は生じない。回路4
0はこの所定の動作電流による基板電流を吸収するだけ
の能力を与えられているので、時刻t1 以後の基板バイ
アス電圧VS を所定値VSSに維持することができる。
【0038】以上説明したとおり本実施例のDRAM2
00においては、外部電源電圧VAが投入された直後の
初期(図3、時刻t0 から時刻t2 までの期間)は、ア
クティブ用基板バイアス電圧発生回路40が外部電源電
圧VA で発振するので、そのときの基板バイアス電圧V
S の低下速度(同、曲線)は内部電源電圧VB で動作
する場合の速度(同、曲線)に比べて必ず大きく、し
かも外部電源電圧VAの上昇に確実に追随する。したが
ってDRAM200が動作を開始する時刻t1におい
て、基板バイアス電圧VS は既に所定電圧VSSに達し動
作開始電流が所定の小さな値になっているので、以後の
動作において基板バイアス電圧の低下不足に起因する消
費電力の大幅増加は生じない。従来の技術による16メ
ガビットDRAMで外部電源電圧の上昇速度(立上り勾
配)が変化した場合、内部電源電圧の上昇が遅れ、例え
ば、本来−2.2Vである動作開始時(時刻t1 )の基
板バイアス電圧が−1.0Vにしか達しないことがあ
る。その場合は、内部回路を構成するNチャンネルMO
Sトランジスタのしきい値電圧は所定の0.7Vから
0.3V程度に留まるので、スタンバイモードでの待機
電流が300μAから約1mA程度に増加する。またア
クティブモードでの動作電流は80mAから約100m
Aに増大する。このように、従来の技術によるDRAM
では、外部電源電圧投入時の内部電源電圧の上昇遅れに
伴なって消費電力が数倍にもなることがあるが、本実施
例のDRAMではこのような消費電力の増大は起らな
い。また内部回路のMOSトランジスタのドレイン電流
が増加することによってメモリセルの記憶内容が失なわ
れるような障害も起らない。
【0039】上述のアクティブ用基板バイアス電圧発生
回路40は一種類のリングオシレータを備え、その動作
電源電圧が外部電源電圧から内部電源電圧に切り替わる
ことによって外部電源投入時の基板電流吸収能力を切り
替えているが、この基板電流吸収能力の切り替えは動作
電源電圧を予め外部電源電圧に固定した第1のリングオ
シレータと内部電源電圧に固定した第2のリングオシレ
ータとを有するアクティブ用基板バイアス電圧発生回路
によっても可能である。本発明の第2の実施例の図1対
応部分の回路図を示す図4を参照すると、この図に示す
本発明の第2の実施例のDRAM300においては、ア
クティブ用基板バイアス電圧発生回路50を、動作電源
電圧を外部電源電圧VA に固定した基板バイアス電圧発
生回路51と、動作電源電圧を内部電源電圧VB に固定
した基板バイアス電圧発生回路52とで構成し、パワー
オン回路12は、図1における制御信号S1 に替えて信
号S3 およびS4 を出力する。この図の降圧回路3およ
び基板バイアス電圧発生回路20の構成は、図1のDR
AM200における対応回路と同一である。
【0040】基板バイアス電圧発生回路51は、三段C
MOSインバータからなるリングオシレータ51Bとこ
のリングオシレータ51Bの発振出力f51を反転増幅す
るインバータとからなる発振回路と、容量と二つのNチ
ャンネルMOSトランジスタNCP1 /NCP2 とを上記回
路40Aと同様に接続してなるチャージポンプ回路51
Aとで構成される。リングオシレータ51Bの初段のC
MOSインバータの高電位側電極(PチャンネルMOS
トランジスタのソース電極)と外部電源線1との間には
PチャンネルMOSトランジスP11が接続され、接地側
電極(NチャンネルMOSトランジスタのソース電極)
と接地線5との間にはNチャンネルMOSトランジスタ
11が接続されている。トランジスタP11のゲート電極
にはパワーオン回路12からの制御信号S2 が入力さ
れ、トランジスタN11のゲート電極には信号S2 の反転
信号が入力される。この基板バイアス電圧発生回路51
の基板電流吸収能力は、上記基板バイアス電圧発生回路
40が外部電源電圧VA で動作するときと同一である。
【0041】基板バイアス電圧発生回路52も、上記基
板バイアス電圧発生回路51と同様に、三段CMOSイ
ンバータからなるリングオシレータ52Bとインバータ
とからなる発振回路と、二つのNチャンネルMOSトラ
ンジスタNCP5 /NCP6 および容量からなるチャージポ
ンプ回路52Aとから構成される。リングオシレータ5
2Bの初段のCMOSインバータは、PチャンネルMO
SトランジスタP12を介して内部電源線2に接続されN
チャンネルMOSトランジスタN12を介して接地線5に
接続される。トランジスタP12のゲート電極にはパワー
オン回路12からの制御信号S3 が入力され、トランジ
スタN12のゲート電極には信号S3 の反転信号が入力さ
れる。この基板バイアス電圧発生回路52の基板電流吸
収能力は、上記回路40が内部電源電圧VB で動作する
ときの能力と同一である。
【0042】次に、図4におけるパワーオン回路の一例
の回路図を示す図5を参照すると、本実施例によるDR
AM300のパワーオン回路12においては上記パワー
オン回路11(図2)の場合に加えて、制御部12Bが
制御信号S3 発生用インバータ12Ba および2入力N
ANDゲート12Bb と、制御信号S4 発生用インバー
タ12Bc とを備えている。図3,7および5を参照す
ると、時刻t0 においてDRAM300に印加された外
部電源電圧VA が0VからVA2(=2|VTP|+2VTN
=2.8V)までの範囲では、制御信号S2 がL(ロ
ウ)レベルであるので、このL(ロウ)レベル信号を一
方の入力とする2入力NANDゲート12Be の出力制
御信号S3 は必らずH(ハイ)レベルとなる。またこの
とき信号S0 もH(ハイ)レベルであるので、このH
(ハイ)レベル信号を入力とする2入力NORゲート1
0Ba および10Bb は必らずL(ロウ)レベル信号を
出力する。したがって内部回路への反転RAS信号およ
び2入力NORゲート10Ba からの出力L(ロウ)レ
ベル信号がインバータ12Bc で反転された制御信号S
4 は、RAS信号のレベルの如何に拘わらず、それぞれ
L(ロウ)レベル信号およびH(ハイ)レベル信号とな
る。この結果、この期間(図3、時刻t0 から時刻t2
までの期間)は、信号S2 だけがL(ロウ)レベルとな
るので基板バイアス電圧発生回路51が外部電源電圧V
A で動作し、基板バイアス電圧VS を下げて行く(図
3、曲線)。
【0043】外部電源電圧VA が上記2.8Vを超える
と、制御信号S2 がL(ロウ)レベルからH(ハイ)レ
ベルに反転し、制御信号S3 のレベルがインバータ12
aの出力信号によって制御される。外部電源電圧VA
がVA1(=2|VTP|+4VTN=4.2V)に達する
(図3、時刻t1 )までは信号S0 が依然H(ハイ)レ
ベルであり、このH(ハイ)レベル信号を一方の入力と
する2入力NANDゲート10Ba の出力信号は必ずL
(ロウ)レベルであるので、この2入力NORゲート1
0Ba の出力信号がインバータ12Ba で反転されたL
(ロウ)レベル信号を一方の入力とする2入力NAND
ゲート12Bb の出力制御信号S3 はL(ロウ)レベル
になる。一方、制御信号S4 および反転RAS信号は、
RAS信号の如何に拘わらずそれぞれH(ハイ)レベル
およびL(ロウ)レベルのままである。したがってこの
期間(同、時刻t2 から時刻t1 までの期間)は、制御
信号S3 だけがL(ロウ)レベルであるので、基板バイ
アス電圧発生回路51は停止し、代って基板バイアス電
圧発生回路52が内部電源電圧VB で動作する。この期
間の基板電流吸収能力はリングオシレータ52Bの発振
出力f52の周波数が低い分だけ小さいが、DRAM30
0はこのときまだ動作禁止状態にあるので、基板バイア
ス電圧VS は上記DRAM200におけると同様に、所
定値VSSまで低下して行く(図3、曲線)。
【0044】外部電源電圧VA が上記4.2Vを超える
と制御信号S0 がH(ハイ)レベルからL(ロウ)レベ
ルに反転するので、このL(ロウ)レベル信号を一方の
入力とする2入力NORゲート10Ba および10Bb
の出力がRAS信号のレベルによって制御されるように
なり、DRAM300は動作状態に入る。RAS信号が
H(ハイ)レベルであればDRAM300はスタンバイ
モードに設定される。2入力NORゲート10Ba は、
一方の入力端子にL(ロウ)レベルの信号S0が入力さ
れ、もう一方の入力端子にRAS信号がインバータ10
c によって反転されたL(ロウ)レベル信号が入力さ
れるので、その出力信号がH(ハイ)レベルとなる。し
たがって2入力NORゲート10Ba の出力H(ハイ)
レベル信号がインバータ12Ba によって反転されたL
(ロウ)レベル信号を一方の入力とする2入力NAND
ゲート12Bb からの制御信号S3 はH(ハイ)レベル
となる。また2入力NORゲート10Ba のH(ハイ)
レベル出力信号がインバータ12Bc によって反転され
た制御信号S4 はL(ロウ)レベルとなる。この結果、
時刻t1 以降、DRAM300がスタンバイモードのと
きは制御信号S4 だけがL(ロウ)レベルになり、スタ
ンバイ用基板バイアス電圧発生回路20が動作し、上記
DRAM200の場合と同様に、基板バイアス電圧VS
を所定値VSSに保つ。一方、RAS信号がL(ロウ)レ
ベルのとき、DRAM300はアクティブモードに設定
され、制御信号S3 ,S4 および反転RAS信号は上記
スタンバイモードの場合とは反対に、それぞれL(ロ
ウ)レベル,H(ハイ)レベルおよびH(ハイ)レベル
になる。したがって内部回路は外部からの信号(例え
ば、アドレス信号)を受けて動作する。またアクティブ
用基板バイアス電圧発生回路50においては基板バイア
ス電圧発生回路52のリングオシレータ52Bが内部電
源電圧VB で発振し、その発振出力f52によって駆動さ
れるチャージポンプ回路52Aが上記DRAM200に
おけると同様に、基板バイアス電圧VS を所定電圧VSS
に維持する。
【0045】本実施例のDRAM300では、パワーオ
ン回路12の制御部12Bが多少複雑になりまた基板バ
イアス電圧発生回路のチップ内での占有面積が増加する
ものの、回路50が外部電源電圧VA および内部電源電
圧VB 毎にそれぞれ専用のリングオシレータ51B/5
2Bおよびチャージポンプ回路51A/52Aを有して
いるので、それぞれの基板電流吸収能力を互いに独立に
決めることができる。一般に、基板バイアス電圧発生回
路を備えるDRAMにおいて基板バイアス電圧が低すぎ
ると、MOSトランジスタのゲート電極と基板との間に
存在するゲート酸化膜の耐圧が不足したり、MOSトラ
ンジスタのドレイン電流が不足してアクティブ時の内部
回路の動作速度が低下したり或いは基板バイアス電圧発
生回路自体で消費される電力が増加するなどのデメリッ
トが生じるが、本実施例のDRAM300は、外部電源
電圧投入時の基板バイアス電圧の降下速度を最適化しや
すいのでこのようなデメリットを避けることができる。
【0046】以上、本発明をDRAMに適用した例につ
いて述べたが、本発明はSRAMあるいは他の論理集積
回路など、アクティブモードおよびスタンバイモードの
二つの動作モードを持つLSIにも同様に適用できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明のLSIは、
内部電源電圧を発生する降圧回路と、基板バイアスを発
生する基板バイアス電圧発生回路と、外部電源電圧の投
入時の電圧上昇を監視するパワーオン回路とを備える。
基板バイアス電圧発生回路は、LSIがスタンバイモー
ドにあるときに動作するスタンバイ用基板バイアス電圧
発生回路と、外部電源電圧の投入時およびLSIがアク
ティブモードにあるときに動作するアクティブ用基板バ
イアス電圧発生回路とを備える。アクティブ用基板バイ
アス電圧発生回路はLSIへの外部電源電圧投入時の基
板電流吸収能力を、上記監視結果に応じてパワーオン回
路が発生する制御信号により二段階に切り替える。
【0048】本発明のLSIでは、外部電源電圧の投入
に伴い、パワーオン回路がアクティブ用基板バイアス電
圧発生回路を先ず外部電源電圧で次いで内部電源電圧で
動作させる。したがって外部電源電圧投入の初期に内部
電源電圧の立上りに遅れが生じたとしても、基板バイア
ス電圧は外部電源電圧の立上りに確実に追随ししかも内
部電源電圧だけで動作するときよりもより急速に低下
し、LSIの動作開始時には確実に所定電圧値に達す
る。したがって降圧回路の動作遅れに伴う基板バイアス
電圧の低下遅れが原因でMOSトランジスタのしきい値
電圧が低下し、LSIの動作開始後の消費電力が増加す
ることはない。
【0049】本発明によれば、外部電源電圧の供給を受
け内部電源電圧を生ずる降圧回路と内部回路が表面に形
成された半導体基板に逆バイアス電圧を与える基板バイ
アス電圧発生回路とをを内蔵するLSIであって、基板
バイアス電圧発生回路が上記内部電源電圧を動作電源電
圧としているにも拘わらず、外部電源電圧投入後の上記
内部電源電圧の立上りの遅れに起因するLSIの動作開
始遅れおよび消費電力増加を生じないLSIを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の一部すなわち基板バイ
アス電圧発生回路,パワーオン回路および降圧回路の部
分の回路図である。
【図2】図1に示す回路図中のパワーオン回路の一例の
回路図である。
【図3】図1,4および6図示部分の動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図4】本発明の第2の実施例の、図1対応部分の回路
図である。
【図5】図4に示す回路図中のパワーオン回路の一例の
回路図である。
【図6】従来の技術によるDRAMの図1対応部分の回
路図である。
【図7】図6に示す回路図中のパワーオン回路の一例の
回路図である。
【図8】図6に示す回路図中の降圧回路の一例の回路図
である。
【符号の説明】
1 外部電源線 2 内部電源線 3 降圧回路 3A 基準電圧発生部 3B ドライバ部 3Aa ,3Ab 定電流源 3Ac ,3Ba 差動増幅回路 4 出力端子 5 接地線 6,7,8 インバータ 10,11,12 パワーオン回路 10A,11A,12A 検出部 10B,11B,12B 制御部 10Aa ,10Ab ,10Bc インバータ 10Ba ,10Bb NORゲート 11Aa ,11Ab ,11Ac インバータ 12Ba ,12Bc インバータ 12Bb NANDゲート 20 スタンバイ用基板バイアス電圧発生回路 30,40,50 アクティブ用基板バイアス電圧発
生回路 20A,30A,40A,51A,52A チャージ
ポンプ回路 20B,30B,40B,51B,52B リングオ
シレータ 20C,30C,40C インバータ 30F,40F フィードバック回路 51,52 基板バイアス電圧発生回路 100,200,300 DRAM

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地線を含む内部回路を表面に形成した
    半導体基板と前記接地線との間に互いに並列に接続さ
    、前記半導体基板の前記内部回路を構成するトランジ
    スタを流れる電流から前記半導体基板に漏れて流れる
    板電流を前記内部回路の前記接地線に流して前記半導体
    基板と前記接地線との間に逆バイアス電圧を与え、前記
    内部回路のアクティブモード時において動作する第1
    バイアス電圧発生手段および前記内部回路のスタンバイ
    モード時において動作する第2のバイアス電圧発生手段
    を含む基板バイアス電圧発生回路と、外部からの外部電
    源電圧の供給を受け内部電源電圧として前記内部回路お
    よび前記基板バイアス電圧発生回路に供給する電圧降下
    回路と、前記外部電源電圧投入時の過渡状態における外
    部電源電圧値に応答して前記基板バイアス電圧発生回路
    流せる基板電流の大小を制御する制御信号を生ずる制
    御回路とを備える半導体集積回路において、前記第1の
    バイアス電圧発生手段は、前記制御信号により流せる基
    板電流が切り替え可能となっており、前記流せる基板電
    流の切り替えとして、前記第1のバイアス電圧発生手段
    の動作電源電圧を、前記外部電源電圧投入時の第1の段
    階では前記外部電源電圧とし、次いで、前記外部電源電
    圧投入時の第2の段階では前記動作電源電圧を前記外部
    電源電圧から前記内部電源電圧へ切り替えて、前記第2
    の段階ではアクティブモード時において動作する回路を
    使用することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のバイアス電圧発生手段が、動
    作電源電圧を前記外部電源電圧および前記内部電源電圧
    のいずれか一方に選択的に切り替え可能にされたリング
    オシレータを有する第1の発振回路と、前記第1の発振
    回路の出力により駆動されるチャージポンプ回路とを備
    えることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のバイアス電圧発生手段が、動
    作電源電圧を前記外部電源電圧に固定されたリングオシ
    レータを有する第2の発振回路と、前記第2の発振回路
    の出力によって駆動される第2のチャージポンプ回路
    と、動作電源電圧を前記内部電源電圧に固定されたリン
    グオシレータを有する第3の発振回路と、出力端子が前
    記第2のチャージポンプ回路の出力端子と共通にされ前
    記第3の発振回路の出力により駆動される第3のチャー
    ジポンプ回路とを備えることを特徴とする請求項1記載
    の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記第2のバイアス電圧発生手段が、動
    作電源電圧を前記内部電源電圧に固定された第4のリン
    グオシレータを有する第4の発振回路と、前記第4の発
    振回路の出力によって駆動されるチャージポンプ回路と
    を含むことを特徴とする請求項2または請求項3記載の
    半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 接地線を含む内部回路を表面に形成した
    半導体基板と前記接地線との間に互いに並列に接続さ
    、前記半導体基板の前記内部回路を構成するトランジ
    スタを流れる電流から前記半導体基板に漏れて流れる
    板電流を前記内部回路の前記接地線に流して前記半導体
    基板と前記接地線との間に逆バイアス電圧を与え、前記
    内部回路のアクティブモード時において動作する第1
    バイアス電圧発生手段および前記内部回路のスタンバイ
    モード時において動作する第2のバイアス電圧発生手段
    を含む基板バイアス電圧発生回路と、外部からの外部電
    源電圧の供給を受け内部電源電圧として前記内部回路お
    よび前記基板バイアス電圧発生回路に供給する電圧降下
    回路と、前記外部電源電圧投入時の過渡状態における外
    部電源電圧値に応答して前記基板バイアス電圧発生回路
    流せる基板電流の大小を制御する制御信号を生ずる制
    御回路とを備える半導体集積回路において、前記第1の
    バイアス電圧発生手段が、前記制御信号により切り替え
    可能であって、前記外部電源電圧で動作し流せる基板電
    流が大であって前記外部電源電圧投入時の第1の段階で
    動作する回路と前記内部電源電圧で動作し流せる基板電
    流が小であってアクティブモード時において動作すると
    ともに前記外部電源電圧投入時の前記第1の段階に続く
    第2の段階で動作する回路とを備え、前記第1のバイア
    ス電圧発生手段が前記内部電源電圧で動作するときの
    せる基板電流の大きさが、アクティブモードでの動作電
    流により生じる基板電流を吸収できる程度であり、前記
    第2のバイアス電圧発生手段の流せる基板電流の大きさ
    が、スタンバイモードでの待機電流により生じる基板電
    流を吸収できる程度であることを特徴とする半導体集積
    回路。
  6. 【請求項6】 前記制御回路が、前記外部電源電圧投入
    時の前記第1のバイアス発生手段の動作電源電圧を投入
    後の前記外部電源電圧値に応じて、前記外部電源電圧お
    よび前記内部電源電圧に、この順で順次切り替えること
    を特徴とする請求項5記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記制御回路が、外部から入力される制
    御信号に応じて発生する補助制御信号によって、前記外
    部電源電圧が定常状態にあるときの動作モードをアクテ
    ィブモードおよびスタンバイモードのいずれかに制御し
    前記それぞれのモードに対応して前記内部電源電圧を動
    作電源電圧とする前記第1のバイアス発生手段または前
    記第2のバイアス発生手段を動作させることを特徴とす
    る請求項6記載の半導体集積回路。
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