JP4412067B2 - 直流電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源装置に関し、特にアクティブ状態(消費電力が大の状態)とスタンバイ状態(消費電力が小の状態)とを持つ負荷に電源供給する装置に関する。
近年、携帯型電子機器の普及につれてICの低消費電力化が求められると共にそれら電子機器に電力を供給する電源装置に対しても低消費電力化を求める声が強くなってきている。携帯型電子機器の中には、携帯電話に代表されるように使用時(通話中)は消費電力の大きいアクティブな状態で動作し、情報を保持するだけでよい待機状態では消費電力の小さいスタンバイ状態で動作するものが多い。
このようなアクティブ状態とスタンバイ状態とを持つ電子機器用の直流電源装置には、消費電力は少し多くても大電力の供給が可能な通常モード(以下、アクティブ・モードという。)と供給電力は小さいが自己消費電力の小さいモード(以下、スタンバイ・モードという。)の2つのモードを持つものが採用されることが多い。
しかし、このような2つのモードを持つ従来の直流電源装置では、スタンバイ・モードからアクティブ・モードに切り換わる際に、アクティブ・モード用電源の立ち上がりに時間がかかって供給電圧が一時的に低下するという問題があった。この一時的な供給電圧の低下は、アクティブ・モードに切り換わった際にアクティブ・モード用電源の出力電圧制御回路内の各部の電圧、電流状態が直ぐには定常状態にならないために生ずるもので、出力電圧制御回路内にコンデンサを有する場合に生じ易い。
図7は、このようなアクティブ・モード用電源2とスタンバイ・モード用電源3の2つの電源を有する直流電源装置1の従来の構成例である。図中、RLは負荷を表わす。スタンバイ・モードではスイッチSW4が導通状態とされ、スタンバイ・モード用電圧源4により負荷RLに電力供給される。このとき、アクティブ・モード用電源2内のスイッチSW1、SW2は非導通状態にしてその消費電力はゼロとされる。スタンバイ・モード用電圧源4は、電力供給能力は低いが内部の消費電力の小さい電圧源である。従って、スタンバイ・モードでは少ない消費電力で電力供給がなされる。
一方、アクティブ・モードでは、スイッチSW4は非導通、スイッチSW1、SW2は導通状態とされシリーズレギュレータ方式のアクティブ・モード用電源2から負荷RLに電力供給される。このとき、スタンバイ・モード用電圧源4は動作停止されることが多い。誤差増幅器OP1は直流電圧Vddの供給を受けて動作を開始する。誤差増幅器OP1は、基準電圧Vrefと出力電圧Voの差を増幅し、その出力信号で直流電圧Vccの供給を受ける出力トランジスタQ1を制御して出力電圧Voの値を基準電圧Vrefに一致させるように制御する。
図8は、アクティブ・モード用電源2を誤差増幅器OP1に具体的回路例をあげて書き直したものである。誤差増幅器OP1の入力段はエミッタ結合の差動増幅回路となっている。エミッタ結合されたトランジスタQ2、Q3のベースはそれぞれ反転入力端子10、非反転入力端子11に接続され、その共通エミッタには定電流源CS1より定電流が供給される。差動増幅回路の負荷はカレントミラー接続されたトランジスタQ4、Q5からなる能動負荷となっている。
入力段差動増幅回路の出力はトランジスタQ3、Q5の相互接続点13から電流出力として取り出され、トランジスタQ6、Q7、Q8により電流増幅される。トランジスタQ6のエミッタ、トランジスタQ7、Q8のコレクタには、それぞれ定電流源CS2、CS3、CS4より定電流が供給されている。
最終段のトランジスタQ8のコレクタは誤差増幅器OP1の出力端子12に接続され、その出力電流によりアクティブ・モード用電源2の出力トランジスタQ1が駆動される。誤差増幅器OP1の負荷としては、トランジスタQ1、負荷RL、その負荷RLに並列接続されたコンデンサC2からなる回路が接続され、その負荷RLの電圧Voが反転入力端子10に帰還されている。即ち、トランジスタQ1、負荷RL、コンデンサC2は、出力端子12の電圧を反転入力端子10に帰還させる帰還回路を構成している。なお、誤差増幅器OP1の非反転入力端子11には基準電圧Vrefが入力されている。
誤差増幅器OP1には、一般に演算増幅器と呼ばれる増幅器が用いられることが多い。この演算増幅器はその出力信号を様々な帰還回路により変換して入力端子に負帰還させ、その結果として入力信号に所定の演算処理を施した結果を出力から取り出すことを目的とする増幅器である。このような演算増幅器では、演算誤差を小さくするために増幅率は非常に高い値とする必要がある。しかし、増幅率が高い場合において、入力端子に負帰還させる信号の帰還率の絶対値が大きく且つ出力端子から入力端子に信号が伝わる間の位相遅れが大きいと発振が生じて正常な演算が行なわれなくなる。
位相遅れは通常、出力信号中の高い周波数成分ほど大きくなるため、発振は高い周波数で生ずる。このような高い周波数での発振を抑制する必要から殆どの演算増幅器には位相補償用のコンデンサが内蔵されている。この位相補償用コンデンサは、図8の誤差増幅器(演算増幅器)OP1中のコンデンサC1のように、出力端子12と入力段差動増幅回路の出力端子13との間に接続されることが多い。
この位相補償用のコンデンサC1は、出力信号の位相を進めて入力段差動増幅回路の出力端子(2段目増幅回路の入力端子)13に帰還させることにより、出力端子12と反転入力端子10間の外部帰還回路による位相遅れを補償する働きをする。同時に、誤差増幅器(演算増幅器)OP1の高周波域の増幅率を低下させる働きをする。その結果として外部に様々な帰還回路を接続したとしても発振は生じにくくなり、目的とする演算(図8の回路では出力電圧Voを基準電圧Vrefに等しくする演算)が行なわれる。
位相補償用コンデンサC1はこのように誤差増幅器(演算増幅器)OP1に必要なものであるが、このコンデンサC1があると誤差増幅器OP1の立ち上がりが遅くなるという問題がある。図7の直流電源装置1がアクティブ・モードで動作している状態を考える。この場合、アクティブ・モード用電源2が動作して出力電圧Voは基準電圧Vrefに等しくなるように制御されている。基準電圧Vrefが5.0Vであったと仮定する。この場合、図8に示す誤差増幅器OP1の定常時における出力端子12の電圧は約5.7Vとなる。入力段差動増幅回路の出力端子13の定常時の電圧は、トランジスタQ8のベース電位にほぼ等しく約0.7Vである。従って、定常時におけるコンデンサC1の充電電圧は約5.0Vとなり、出力電圧Voにほぼ等しい値となっている。
この状態から直流電源装置1をスタンバイ・モードに切り換えたとする。このモードでは、スイッチSW2が非導通とされ誤差増幅器OP1への電源供給が停止される。スイッチSW1も非導通状態とされることから、コンデンサC1はトランジスタQ5、Q8等のリーク電流により放電してその充電電圧はゼロとなる。
この状態から再度、直流電源装置1をアクティブ・モードに切り換えたとする。誤差増幅器OP1はスイッチSW2が導通状態となって電源供給を受け、定電流源CS1〜CS4が即座に電流供給を開始する。アクティブ・モード用電源2が定常状態に達するためには、先に説明したようにコンデンサC1が約5.0Vに充電される必要があるが、アクティブ・モードに切り換わった瞬間におけるコンデンサC1の充電電圧はゼロである。
アクティブ・モードに切り換わり定電流源CS4が電流供給を開始した瞬間を考えると、その瞬間にはトランジスタQ8は非導通状態にあるため定電流源CS4の供給する電流はトランジスタQ1に流れようとする。ところがトランジスタQ1もこの瞬間には非導通状態にある。同じくコンデンサC1に充電電流を流す経路上にあるトランジスタQ5、Q6、Q3等もこの瞬間には非導通状態にある。従って、定電流源CS4の供給する電流は誤差増幅器OP1の出力端子12と接地電位GND間の浮遊容量、及び差動増幅回路の出力端子13と接地電位GND間の浮遊容量を充電して出力端子12及び出力端子13の電位を上昇させる。
誤差増幅器OP1の出力端子12の電位が上昇し約5.7Vに達するとトランジスタQ1に電流が流れようとする。しかし、出力端子13の電位も上昇するためトランジスタQ6はOFFしたままであるため、トランジスタQ7、Q8にベース電流が供給されてトランジスタQ8が導通する。このためトランジスタQ1からは負荷RLに電流が供給されず、出力電圧Voは負荷RLによる放電により低下を開始する。
出力電圧Voが低下して基準電圧Vrefより低くなると、トランジスタQ2に流れる電流がトランジスタQ3に流れる電流より大きくなる。するとカレントミラー作用によりトランジスタQ5の電流も増加する。これによりコンデンサC2を充電する電流がトランジスタQ5を通って接地GNDに流れ、出力端子13の電圧を低下させるように働く。しかし、トランジスタQ2、Q3は初段の差動増幅回路であるためその共通エミッタに電流を供給する定電流源CS1の供給電流は小さい値に設計されている。従って、トランジスタQ5を流れる電流も小さいため、コンデンサC1が定常値まで充電されて出力端子13の電圧が定常値である約0.7Vに低下するまでには時間がかかる。
その間、トランジスタQ6のベース電流は定常値より少ないためトランジスタQ8のコレクタ電流は定常値より大きくなる。このため、出力トランジスタQ1のベース電流が不足して出力電圧Voは定常値より低い値を示す。この状態が継続してコンデンサC1の充電電圧がやがて定常値に達するとトランジスタQ6のベース電流、トランジスタQ8のコレクタ電流、トランジスタQ1のベース電流も定常値に戻る。これにより出力電圧Voが回復を始め基準電圧Vrefに一致するようになる。
このように誤差増幅器OP1内に位相補償用のコンデンサC1が取り付けられていると、スタンバイ・モードからアクティブ・モードに切り換えた際、コンデンサC1の充電電圧が定常値に達するまでの過渡期において出力電圧が低下するという現象が生ずる。
こうした問題に対処する従来技術としては、例えば、特許文献1に開示されている技術がある。この技術では、スタンバイ・モード時に電圧制御回路の出力トランジスタのゲート電極をアクティブ・モード時のゲート電圧にほぼ等しい電圧に予め充電している。これによりアクティブ・モードに切り換えた際のゲート電極充電時間を短縮して出力電圧の一時的低下を防止しようとするものである。しかし、この技術は出力トランジスタとしてMOSトランジスタを想定しており、バイポーラトランジスタを出力トランジスタとする装置には適用できない。また、電圧制御回路内に位相補償用のコンデンサが含まれている場合には、十分な効果は期待できない。
特開2003−143836号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その課題は、スタンバイ・モードからアクティブ・モードに切りえた際に、内部の位相補償コンデンサの影響で供給電圧が一時的に低下するのを防止した直流電源装置、及び出力電圧の立ち上がりの早い電源装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、一端をその出力端子(12)に接続した位相補償用コンデンサ(C1)を有する誤差増幅器(OP1)の出力をその制御端子(16)に受ける出力トランジスタ(Q1)により制御されるアクティブ・モード用電源(2b)と、該アクティブ・モード用電源と同じ電圧を出力するスタンバイ・モード用電源(3)とにより電力供給する直流電源装置(1b)であって、スタンバイ・モードにおいては前記アクティブ・モード用電源は動作停止させて前記スタンバイ・モード用電源にて電力供給すると共に前記誤差増幅器の出力端子の電位を前記出力トランジスタが非導通となる値で且つアクティブ・モード用電源の定常動作時における該出力端子の電位に近い値に補助定電圧源(Eo)にて維持し、アクティブ・モードにおいては前記補助定電圧源による電圧供給を停止して前記アクティブ・モード用電源とスタンバイ・モード用電源の双方により電力供給することを特徴とする直流電源装置である。
出力トランジスタが導通状態から非導通状態に変る間の制御端子の電位変化は、バイポーラトランジスタ、MOSトランジスタの場合ともに通常、1V以下の僅かな値である。本構成では、スタンバイ・モード時において誤差増幅器の出力端子の電位を定常動作時の電位よりその僅かしか違わない電位に維持するように、位相補償用コンデンサを補助定電圧源で充電しておく。このため、アクティブ・モードへの切り換え後、誤差増幅器が極めて短時間で定常状態の動作に戻り、出力トランジスタの制御端子の電位も短時間で定常値に戻って定常時の電流供給が開始される。これに加えて本構成の場合には、モード切り換え途中においてもスタンバイ・モード用電源は動作を継続している。これらのことからモード切り換え時の出力電圧の一時的低下が効果的に防止される。
また、請求項に記載の発明は、位相補償用コンデンサ(C1)を内蔵する誤差増幅器(OP1)の出力信号をその制御端子(16)に受ける出力トランジスタ(Q1)により制御されるアクティブ・モード用電源(2b)と、該アクティブ・モード用電源と同じ電圧を出力するスタンバイ・モード用電源(3)とにより電力供給する直流電源装置(1b)であって、スタンバイ・モードにおいては前記アクティブ・モード用電源は動作停止させて前記スタンバイ・モード用電源にて電力供給すると共に前記誤差増幅器の出力端子の電位を前記出力トランジスタが非導通となる値で且つアクティブ・モード用電源の定常動作時における該出力端子の電位に近い値に前記制御端子(16)に接続した補助定電圧源(Eo)にて維持すると同時に、前記位相補償用コンデンサの両端の電位をアクティブ・モード用電源の定常動作時における電位に等しい値に該両端に接続した1乃至複数の補助定電圧源にて維持し、アクティブ・モードにおいては前記全ての補助定電圧源による電圧供給を停止して前記アクティブ・モード用電源とスタンバイ・モード用電源の双方により電力供給することを特徴とする直流電源装置である。
本構成では、スタンバイ・モード時において誤差増幅器の出力端子の電位は請求項3に記載の発明の場合と同様に定常動作時の電位より僅かしか違わない電位に維持されている。更に、誤差増幅器内部の位相補償用コンデンサの両端電位も、補助定電圧源により定常動作時の電位に維持されてその充電電圧は定常動作時の充電電圧と等しくなっている。このためアクティブ・モードへ切り換えた際、誤差増幅器及び出力トランジスタが極めて短時間で定常状態の動作に戻ることができる。従って、アクティブ・モードに切り換え後、短時間で定常時の電流供給が開始されることからモード切り換え時の出力電圧の一時的低下が効果的に防止される。
(第1の実施形態)
以下、図1、図2を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、アクティブ・モード用電源2aとスタンバイ・モード用電源3の2つの電源を有する直流電源装置1aの構成を表わしたものである。なお、この直流電源装置1aは、「背景技術」で説明した図7の直流電源装置1と類似点が多いため同一構成部分には同一符号が付してある。
スタンバイ・モード用電源3は、スタンバイ・モード用電圧源4とスイッチSW4により構成されている。スタンバイ・モード用電圧源4は電力供給能力は低いが内部の消費電力の小さい電源である。その出力電圧はアクティブ・モード用電源2aの出力電圧に殆ど等しい値にされている。
アクティブ・モード用電源2aは、図7にて説明したアクティブ・モード用電源2に、スイッチSW3と補助定電圧源Eoを追加した回路構成となっている。なお、図中のコンデンサC1は、誤差増幅器OP1内に取り付けられている位相補償用コンデンサC1を表わしている。
図2は、アクティブ・モード用電源2aを誤差増幅器OP1の具体的回路例と共に書き直したものである。ここで誤差増幅器OP1は、「背景技術」の項で説明した図8中の誤差増幅器OP1と同じものである。誤差増幅器OP1の電源入力端子14はスイッチSW2を介して直流電圧Vddが常時供給されている電源端子15に接続されている。スイッチSW2が導通状態にされると誤差増幅器OP1は動作状態となり、非道通状態にされると電源供給が止まって動作停止状態となる。
誤差増幅器OP1の出力端子12とNPN型の出力トランジスタQ1の制御端子16であるベースとの間にはスイッチSW1が取り付けられている。トランジスタQ1のコレクタには、直流電圧Vccが常時供給されている。また、トランジスタQ1のエミッタはアクティブ・モード用電源2aの出力端子17に接続されている。出力端子17には負荷RLとコンデンサC2が接続され、その出力電圧Vo(定常時、5.0Vとする。)は誤差増幅器OP1の反転入力端子10に帰還されている。誤差増幅器OP1の出力端子12と接地電位GNDとの間には、スイッチSW3と補助定電圧源Eoとが直列にして接続されている。
ここで、補助定電圧源Eoは、アクティブ・モード用電源2aによって負荷RLに電力供給されている定常動作時の誤差増幅器OP1の出力端子12の電圧に等しい電圧(約5.7V)を出力する電圧源である。
次に、このような構成の直流電源装置1aの動作について説明する。
負荷RLの消費電力が小さい場合には、直流電源装置1aはスタンバイ・モードで動作させる。スタンバイ・モードでは、消費電力の少ないスタンバイ・モード用電源3により負荷RLに電力供給を行なう。この場合、スイッチSW4は導通状態、スイッチSW1、SW2は非道通状態とし、スイッチSW3は導通状態とする。スイッチSW1、SW2が非道通状態とされるためアクティブ・モード用電源2aは動作停止し、その消費電力は殆どゼロとなる。
このスタンバイ・モードの状態が「背景技術」の図7、図8で説明したスタンバイ・モード状態と異なる点は、スイッチSW3が導通状態とされて誤差増幅器OP1の出力端子12に補助定電圧源Eoによって定電圧Eoが印加される点である。スイッチSW2が非道通状態とされたことにより誤差増幅器OP1は動作停止状態となっている。従って、通常であればコンデンサC1は放電して充電電圧はゼロとなる筈である。しかし、補助定電圧源EoによってコンデンサC1の一端である誤差増幅器OP1の出力端子12の電位は定電位Eoに維持される。他方、コンデンサC1の他端である入力段差動増幅回路の出力端子13の電位は、トランジスタQ5、Q6のリーク抵抗により接地電位GNDに等しいゼロとなる。従って、コンデンサC1は、定電圧Eo(約5.7V)に充電された状態で維持される。
一方、負荷RLの消費電力が大きい場合には、直流電源装置1aはアクティブ・モードにされる。アクティブ・モードでは、スイッチSW3、SW4は非道通状態、スイッチSW1、SW2は導通状態とされアクティブ・モード用電源2aにより電力供給が行なわれる。ここでアクティブ・モードに切り換わった直後におけるアクティブ・モード用電源2aの立ち上がり時の動作を説明する。なお、基準電圧Vrefは5.0Vとする。
スイッチSW2が導通状態とされると定電流源CS1〜CS4が短時間で立ち上がり、その電流供給を受けてトランジスタQ2〜Q8は直ちに動作を開始する。トランジスタQ2〜Q5と定電流源CS1で構成される入力段差動増幅回路の出力端子13の電位は、直ちに約0.7Vに上昇する。
コンデンサC1はスタンバイ・モードの間約5.7Vに維持されており、出力端子13の電位は0Vに等しかった。従って、差動増幅回路の出力端子13の電位が約0.7V上昇することにより約0.7V分だけ放電する。その放電電流はトランジスタQ1、Q8に向けて流れる。
このようにアクティブ・モードに切り換わった瞬間にコンデンサC1は、アクティブ・モードにおける定常状態の充電電圧5.0Vに近い電圧約5.7Vに既に充電されている。従って、定電流源CS4は「背景技術」で説明した図7、図8の場合のようにコンデンサC1を充電する必要がない。その供給電流は立ち上がり直後から全てトランジスタQ1、Q8に向けて供給される。このことは、定電流源CS1〜CS4が電流供給開始すると同時に、誤差増幅器OP1が定常動作時の増幅率に殆ど等しい増幅率で動作を開始することを意味する。増幅率が定常動作時の値に等しいことは、定常動作時と同じ強さの帰還作用が働くことを意味する。従って、直流電源装置1aの出力電圧Voは、アクティブ・モードに切り換わると殆ど同時に定常値5.0Vに制御される。
このように本実施形態の直流電源装置1aでは、アクティブ・モードに切り換わった時点で既に誤差増幅器OP1内の位相補償用コンデンサC1の充電電圧が定常動作時の充電電圧に近い値になっている。従って、誤差増幅器OP1はアクティブ・モードにされると殆ど同時に定常動作時と同じ増幅率で動作を開始する。これにより直流電源装置1aの出力電圧Voは切り換え直後から基準電圧Vrefに等しくなり、「背景技術」の項で説明したような一時的な電圧低下は生じなくなる。
定電流源CS1〜CS4、トランジスタQ1〜Q8等の立ち上がり時間中に出力電圧の低下が生ずることが心配されるが、それらの立ち上がり時間は極めて短時間である。その間の出力電圧の低下は負荷抵抗RLに並列に小容量のコンデンサC2を接続しておくことにより容易に防止できる。
なお、これまでの説明ではスタンバイ・モードからアクティブ・モードに切り換える際の各スイッチの切り換えは同時に行なうように説明してきたが、切り換えの際にスタンバイ・モードとアクティブ・モードとが短時間だけ重なるようにして切り換えてもよい。この場合には、スイッチSW3、SW4を導通状態にしたまま、即ち、まだスタンバイ・モードで動作している状態ままスイッチSW1、SW2を導通状態としてアクティブ・モード用電源2aを立ち上げる。その後、短時間をおいてスイッチSW3、SW4を非道通状態とする。このようにすれば、2つのモードが重なる期間においては2つの電源より電力供給がされる。従って、動作モード切り換え時の出力電圧Voの一時的低下を更に効果的に防止することができる。
本実施形態では、誤差増幅器OP1が図2に示したような具体的回路を有する場合について本発明の効果を説明してきた。しかし本発明の効果は、このような回路構成の場合にのみ得られるものではなく一般的な回路構成の場合にも得られる効果である。また、位相補償用のコンデンサC1の一端が誤差増幅器OP1の出力端子に接続されていない場合にも得られる効果である。その理由は次のように説明できる。
「背景技術」の項で説明したように、一般に位相補償用コンデンサは、出力信号の位相を進めて入力段回路(図2、図5の回路の場合には差動増幅回路OP1の出力端子13)に負帰還させ外部帰還回路による位相遅れを補償する働きをするものである。これにより出力信号中の高周波成分ほど負帰還率が高くなり誤差増幅器の高周波域の増幅率は低くなる。
高周波域の増幅率が低いことは、出力信号が急峻には変化できないことを意味する。誤差増幅器が単一電源で動作するように設計されている場合、電源供給が停止した動作停止状態では誤差増幅器の出力端子はOVとなっている。この状態から電源が投入されると、誤差増幅器の出力端子はOVからその定常状態の値に向けて急峻に変化しようとする。位相補償用コンデンサが設けられていると、上述したように出力端子の急峻な電圧変化が妨げられるために、定常値に達するまでに時間がかかってしまう。その間、誤差増幅器の出力端子の電圧は定常値とは異なる値となるため、その出力端子の電圧で制御される直流電源の出力電圧は定常値とは異なった値となる。
このような理由で直流電源の出力電圧が正となるように設計されている場合には、アクティブ・モードに切り換えた直後に出力電圧の一時的低下が生ずる。反対に直流電源の出力電圧が負となるように設計されている場合には、アクティブ・モードに切り換えた直後に出力電圧は一時的に正の方向に振れる。
アクティブ・モードへの切り換え直後に生ずるこのような一時的な出力電圧の変動は、本実施形態で説明してきたようにアクティブ・モードに切り換える直前における位相補償用コンデンサの充電電圧を定常動作時の値に近い値に維持しておくことで小さく抑えることができる。その理由は、位相補償用コンデンサの充電電圧を定常時の電圧に維持しておけば、モード切り換え後、短時間で誤差増幅器が定常時の動作に入ることができるからである。このような理由により本発明の効果は、他の回路構成の誤差増幅器を採用した場合にも得られる。
なお、位相補償用コンデンサの一端が誤差増幅器の出力に接続されておらず、且つ、定常動作時におけるその両端の電位がどちらも接地電位に等しくない場合には、図3に例示するような回路構成とすればよい。即ち、位相補償用コンデンサC1の両端と接地電位GNDとの間にスイッチSW31と補助定電圧源Eo1との直列回路、及びスイッチSW32と補助定電圧源Eo2との直列回路を接続する。直流電源装置1bをアクティブ・モードで動作させる場合にはスイッチSW31、SW32は共に非道通状態とし、スタンバイ・モードで動作させる場合には共に導通状態とする。
補助定電圧源Eo1、Eo2の値は、誤差増幅器OP1の定常動作時におけるコンデンサC1のそれぞれの両端の電圧に等しい値に調整しておく。このようにしておけば、スタンバイ・モードからアクティブ・モードに切り換わった瞬間にコンデンサC1は既に定常動作時の電圧に充電されているため、アクティブ・モード用電源2bは短時間で定常時の動作状態に移ることができる。従って、出力電圧Voの一時的低下は最小限に抑えられる。
(第2の実施形態)
以下、図4、図5を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。図4はアクティブ・モード用電源2cとスタンバイ・モード用電源3cの2つの電源を有する直流電源装置1cの構成を表わしたもの、図5はアクティブ・モード用電源2cを誤差増幅器OP1の具体的回路例と共に書き直したものである。なお、この直流電源装置1c、アクティブ・モード用電源2cは、それぞれ第1の実施形態で説明した図1の直流電源装置1a、図2のアクティブ・モード用電源2aと類似点が多いため同一構成部分には同一符号が付してある。
図4に示した直流電源装置1cが図1の直流電源装置1aと異なる点は、スタンバイ・モード用電源3cに第4のスイッチSW4が設けられていない点と、アクティブ・モード用電源2cに第1のスイッチSW1が設けられていない点である。この他に、アクティブ・モード用電源2c内の補助定電圧源Eoの電圧の値が後述するように第1の実施形態の場合と異なる。
スイッチSW4が設けられていないためにアクティブ・モードでは、アクティブ・モード用電源2cとスタンバイ・モード用電源3cの双方により負荷RLに電力供給が行なわれる。スタンバイ・モード用電圧源4の出力電圧は、アクティブ・モード用電源2cの出力電圧と同じ値にしてある。また、スタンバイ・モード用電圧源4の電力供給能力は、アクティブ・モード用電源2cのそれより低い値にしてある。従って、スタンバイ・モード用電圧源4の出力電圧とアクティブ・モード用電源2cの出力電圧とに若干の差がある場合には、負荷RLの電圧は電力供給能力の高いアクティブ・モード用電源2cの出力電圧に等しくなる。
一方、スタンバイ・モードでは、スタンバイ・モード用電源3cのみにより電力供給が行なわれる。この場合、アクティブ・モード用電源2c内のスイッチSW2は非導通状態、スイッチSW3は導通状態とされる。スイッチSW3が導通状態とされることにより、補助定電圧源Eoの供給する電圧が誤差増幅器OP1の出力端子12及び出力トランジスタQ1の制御端子16に加わる。
スタンバイ・モードでは、スタンバイ・モード用電源3cのみにより電力供給するため、出力トランジスタQ1は非導通状態にする必要がある。従って、補助定電圧源Eoの電圧は、出力トランジスタQ1が導通しない電圧にしておく必要がある。出力トランジスタQ1にNPNトランジスタを使用し、スタンバイ・モードにおける負荷RLの電圧Voの値を5.0Vとした場合には、補助定電圧源Eoの電圧は約5.0V以下にしておく必要がある。
一方、スタンバイ・モードからアクティブ・モードに切り換えた直後における出力電圧Voの一時的低下を防止するためには、第1の実施形態の場合と同様に誤差増幅器OP1の出力端子12の電圧をアクティブ・モード用電源2cが定常動作時における出力端子12の電圧に近い値に維持しておく必要がある。アクティブ・モード用電源2cが定常動作時における出力端子12の電圧は約5.7Vである。従って、補助定電圧源Eoの電圧は、約5.0V以下であり且つ約5.7Vに近い値ということで、結局、定常時の出力電圧Voに殆ど等しい約5.0Vが適当ということになる。
補助定電圧源Eoの電圧をこのように約5.0Vに設定しておけば、スタンバイ・モード状態においてコンデンサC1が同じ約5.0Vに充電されている。アクティブ・モード用電源2cの定常状態においては、コンデンサC1の一方の端子である出力端子の電圧は約5.7V、他方の端子である出力端子13の電圧は約0.7Vとなり、コンデンサC1の充電電圧は約5.0Vである。従って、スタンバイ・モードからアクティブ・モードに移った瞬間に既に、コンデンサC1は定常動作時の充電電圧と殆ど等しい値に充電されていることになり、アクティブ・モード用電源2cはアクティブ・モードに切り換えられると殆ど同時に定常動作状態に入る。これにより、第1の実施形態の場合と同様に出力電圧Voの一時的低下が防止される効果を奏する。
なお、位相補償用コンデンサの一端が誤差増幅器の出力に接続されておらず、且つ、定常動作時におけるその両端の電位がどちらも接地電位GNDに等しくない場合には、図6に例示するような回路構成とすればよい。即ち、位相補償用コンデンサC1の両端と接地電位GNDとの間にスイッチSW31と補助定電圧源Eo1との直列回路、及びスイッチSW32と補助定電圧源Eo2との直列回路を接続する。出力トランジスタQ1の制御端子16と接地電位GNDとの間には、図4と同じようにSW3と補助定電圧源Eoとの直列回路を接続する。
補助定電圧源Eoの電圧は、上述と同じようにアクティブ・モード用電源2dの定常動作時における出力電圧Voに殆ど等しい電圧に調整しておく。一方、補助定電圧源Eo1、Eo2の値は、それぞれアクティブ・モード用電源2dの定常動作時における位相補償用コンデンサC1の各端子の電位に等しい電圧に調整しておく。
このような構成で、直流電源装置1dをスタンバイ・モードで動作させる場合にはスイッチSW2は非道通として、スイッチSW3、SW31、SW32は導通状態とする。すると出力トランジスタQ1のベース電位とエミッタ電位とは等しくなりトランジスタQ1は非導通状態となる。一方、位相補償用コンデンサC1の充電電圧は、アクティブ・モード用電源2dの定常動作時の電圧に等しい値に維持される。
従って、直流電源装置1dをアクティブ・モードに切り換えた場合には、アクティブ・モード用電源2dは短時間で定常時の動作状態に移ることができる。これにより、出力電圧Voの一時的低下は図4の回路構成の場合と同様に最小限に抑えられる。
第1の実施形態に係る直流電源装置の全体の構成図である。 第1の実施形態に係るアクティブ・モード用電源装置の回路図である。 第1の実施形態において位相補償用コンデンサの一端が誤差増幅器の出力端に接続されていない場合の回路例である。 第2の実施形態に係る図1相当図である。 第2の実施形態に係る図2相当図である。 第2の実施形態において位相補償用コンデンサの一端が誤差増幅器の出力端に接続されていない場合の回路例である。 従来技術に係る図1相当図である。 従来技術に係る図2相当図である。
符号の説明
図面中、1、1a、1b、1c、1dは直流電源装置、2、2a、2b、2c、2dはアクティブ・モード用電源(直流電源装置)、3、3cはスタンバイ・モード用電源、4はスタンバイ・モード用電圧源、12は誤差増幅器の出力端子、14は誤差増幅器の電源入力端子、15は電源端子、16は出力トランジスタの制御端子、17は直流電源装置の出力端子、C1は位相補償用コンデンサ、Eo、Eo1、Eo2は補助定電圧源、GNDは接地電位、OP1は誤差増幅器、Q1は出力トランジスタ、SW1は第1のスイッチ、SW2は第2のスイッチ、SW3は第3のスイッチ、SW4は第4のスイッチ、SW31、SW32はスイッチを示す。

Claims (2)

  1. 一端をその出力端子(12)に接続した位相補償用コンデンサ(C1)を有する誤差増幅器(OP1)の出力をその制御端子(16)に受ける出力トランジスタ(Q1)により制御されるアクティブ・モード用電源(2b)と、該アクティブ・モード用電源と同じ電圧を出力するスタンバイ・モード用電源(3)とにより電力供給する直流電源装置(1b)であって、
    スタンバイ・モードにおいては前記アクティブ・モード用電源は動作停止させて前記スタンバイ・モード用電源にて電力供給すると共に前記誤差増幅器の出力端子の電位を前記出力トランジスタが非導通となる値で且つアクティブ・モード用電源の定常動作時における該出力端子の電位に近い値に補助定電圧源(Eo)にて維持し、
    アクティブ・モードにおいては前記補助定電圧源による電圧供給を停止して前記アクティブ・モード用電源とスタンバイ・モード用電源の双方により電力供給することを特徴とする直流電源装置。
  2. 位相補償用コンデンサ(C1)を内蔵する誤差増幅器(OP1)の出力信号をその制御端子(16)に受ける出力トランジスタ(Q1)により制御されるアクティブ・モード用電源(2b)と、該アクティブ・モード用電源と同じ電圧を出力するスタンバイ・モード用電源(3)とにより電力供給する直流電源装置(1b)であって、
    スタンバイ・モードにおいては前記アクティブ・モード用電源は動作停止させて前記スタンバイ・モード用電源にて電力供給すると共に前記誤差増幅器の出力端子の電位を前記出力トランジスタが非導通となる値で且つアクティブ・モード用電源の定常動作時における該出力端子の電位に近い値に前記制御端子(16)に接続した補助定電圧源(Eo)にて維持すると同時に、前記位相補償用コンデンサの両端の電位をアクティブ・モード用電源の定常動作時における電位に等しい値に該両端に接続した1乃至複数の補助定電圧源にて維持し、
    アクティブ・モードにおいては前記全ての補助定電圧源による電圧供給を停止して前記アクティブ・モード用電源とスタンバイ・モード用電源の双方により電力供給することを特徴とする直流電源装置。
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