JPH09191571A - 電源回路装置 - Google Patents

電源回路装置

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JPH09191571A
JPH09191571A JP8000134A JP13496A JPH09191571A JP H09191571 A JPH09191571 A JP H09191571A JP 8000134 A JP8000134 A JP 8000134A JP 13496 A JP13496 A JP 13496A JP H09191571 A JPH09191571 A JP H09191571A
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茂雄 久保木
Takehiro Ota
武廣 太田
Yoshinori Atsuwata
好則 厚綿
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧立ち上がり時等に生じる負荷電流の
一時的な電流増大に対処して、電源回路装置の正常な起
動を図る。 【解決手段】 電源回路装置は、電源電圧Vccをほぼ
2倍の電圧VDBに昇圧する昇圧回路10と、昇圧電圧
VDBを一定電圧に調整する定電圧回路11と、定電圧
回路11の出力端子に接続の容量素子C3とを備え、定
電圧回路11で調整した一定電圧で、負荷回路(ロジッ
ク・メモリ回路)12に電源を供給する。また、レベル
シフト回路14−1〜14−4、第1導電型MOS1
9、タイマ回路16、ラッチ回路17が設けられ、電源
電圧立ち上がり時に、MOS19をオフ状態として負荷
回路12への電源供給を一旦停止し、タイマ回路16が
タイムアップした所定時間経過後に、MOS19をオン
状態として負荷回路12への電源供給を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯用電気機器に使
用される電源回路装置に係り、特に、ページャ、ヘッド
フォンステレオ、及びマイコンやシングルチップマイコ
ン半導体集積回路装置(LSI)などに内蔵される電源
回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電源電圧の変動や雑音に対して安
定動作を図るため、もしくは低消費電力化を図るため
に、定電圧回路で構成される電源回路装置が使用されて
いる。そして、ロジック・メモリ回路は、そのような定
電圧回路の一定出力電圧により駆動される。しかし、ロ
ジック・メモリ回路の動作下限電圧を超えて(電池)電
圧が下がってくると、動作が停止するという問題がある
(電源電流供給能力があるにもかかわらず、電圧レベル
によって動作が停止する)。そのため、電源電圧を昇圧
する昇圧回路を設け、その昇圧回路の出力を定電圧回路
を介してメモリ・ロジック回路に供給することが行われ
ている。
【0003】従来の電源回路装置の構成を図6に示す。
図6において、電源回路装置は昇圧回路10、定電圧回
路11、外部負荷(ロジック・メモリ)回路12、クロ
ック発生回路13、レベルシフト回路14−1〜14−
4、インバータ15、及び外付け容量C1,C2,C3
から成っている。
【0004】昇圧回路10は、発振(分周)クロックP
1,P2によるチャージポンプ動作によって電源電圧V
ccを2倍に昇圧するもので、定電圧回路11は、出力
電圧VDBを一定電圧VREGに調整するものである
(VDB≧VREG)。
【0005】定電圧回路11は、例えば図7に示したよ
うに基準電圧源VREF(電圧値VREF)、差動増幅
器25、デプレーション型NMOS(以下、NDMOS
という)スイッチ21、ラダー抵抗22(抵抗値R
1)、23(抵抗値R2)、NMOSスイッチ24から
構成されている。端子27の電圧は差動増幅器25のイ
ンバーティング入力端子に入力され、差動増幅器25の
出力26によりNDMOSスイッチ21のオン・オフ制
御、及び抵抗値の制御が行われ、これにより負帰還回路
が形成されている。端子27の電圧は基準電圧VREF
に一致するように負帰還がかかるので、出力電圧VRE
Gは次式で表わされる。 VREG=VREF・(R1+R2)/R2 ……(1) 通常、基準電圧VREFはNMPOSとNDMOSのし
きい値電圧の絶対和によって生成される。NMOS24
は定電圧回路未使用時、ゲート電極信号28を“L”に
してラダー抵抗の直流パスをカットし低消費電力化を図
るために設けられている。
【0006】昇圧回路の出力電圧VDBは電源電圧Vc
cのほぼ2倍になるが、昇圧回路10の入出力側では電
力は等しいので、電源電流Iccは昇圧回路(定電圧回
路)の出力電流IDB(=IREG)のほぼ2倍になる
(Vcc*Icc=VREG*IDB,2Vcc=VD
B)。したがって、一定電圧VREG、すなわち基準電
圧VREFは低消費電力化の観点からできるだけ下げる
ことが要求される。
【0007】なお、レベルシフト回路14−1〜14−
4は電圧レベルを高電圧レベルに変換するものであり、
その構成は図2に示してある。すなわち、インバータ1
5の出力(論理振幅レベルVcc)、クロックP1,P
2(論理振幅レベル:VREG)をともに高電圧VDB
振幅レベルに変換する機能を持つものである。レベルシ
フト回路14−1〜14−4の詳細については後述す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
電源回路装置では、負荷(ロジック・メモリ)回路を駆
動する場合、リセット期間及びリセット解除後電源電圧
が立ち上がるまでの間、負荷回路の内部論理ノードが不
確定(不定)のため電源電流が増加する傾向がある。こ
の傾向は、電源立ち上げ後に負荷回路のインピーダンス
が急変した場合にも同様に現われる。
【0009】そして、負荷回路への電源電流が増加し
て、電源電流が電源回路装置定格電流IREGの最大値
を超えた場合、過負荷のため電源回路装置の出力電圧が
立ち上がらず、正常動作しなくなるという問題がある。
これは、電池電圧で駆動する場合電池寿命を低下させる
要因ともなっており、改善が求められている。
【0010】本発明の目的は、電源電圧立ち上がり時
(昇圧起動がかけられたとき)、または外部負荷回路に
何らかの異常が発生した時に、負荷電流の一時的な電流
増大に対処可能な電源回路装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電源と、該電源の電圧を昇圧して出力す
る昇圧回路と、該昇圧回路で昇圧した電圧を一定電圧に
調整する定電圧回路と、該定電圧回路の出力端子に接続
された容量素子とを備え、前記定電圧回路で調整した一
定電圧で、外部負荷回路に対して電源供給を行う電源回
路装置において、前記電源の立ち上げまたは前記外部負
荷回路での負荷急変によるリセット信号入力時に、前記
定電圧回路から前記外部負荷回路への電源供給を停止
し、リセット信号が解除された時に、前記定電圧回路か
ら前記外部負荷回路への電源供給を開始する制御手段を
設けたことを特徴としている。また、上記構成の電源回
路装置において、前記電源の立ち上げまたは前記外部負
荷回路での負荷急変によるリセット信号入力時に、前記
定電圧回路と前記外部負荷回路との電気的接続を切り離
し、リセット信号が解除された時に、前記定電圧回路と
前記外部負荷回路とを電気的に接続するよう制御手段を
構成しても良い。
【0012】電源の立ち上げまたは外部負荷回路での負
荷急変によるリセット信号入力時に、定電圧回路から外
部負荷回路への電源供給を停止したり、または定電圧回
路と外部負荷回路との電気的接続を切り離すようにすれ
ば、定電圧回路は出力端子に外付けされた容量素子のみ
充電すれば良い。そして、容量素子への充電が完了した
時にリセット信号を解除するようにすれば、充電完了後
の容量素子が蓄電池として働き、容量素子の電荷と定電
圧回路出力によって負荷回路に電流が給電される。その
ため、より低電源電圧下においても電源回路装置は正常
な起動ができ、また負荷回路側で異常が起こった場合、
負荷電流の急増などによる電源回路装置への悪影響を防
止できる。
【0013】上記の制御手段は、リセット信号を入力と
し電圧レベル変換を行うレベルシフト回路と、定電圧回
路と外部負荷回路との間に設けられ、前記レベルシフト
回路からの出力信号によりオン状態またはオフ状態に駆
動されるMOSスイッチと、を含んだものである。MO
Sスイッチは、第1導電型MOSスイッチまたは相補型
MOS(CMOS)スイッチである。
【0014】さらに、本発明は、電源と、該電源の電圧
を昇圧して出力する昇圧回路と、該昇圧回路で昇圧した
電圧を一定電圧に調整する定電圧回路と、該定電圧回路
の出力端子に接続された容量素子とを備え、前記定電圧
回路で調整した一定電圧で、外部負荷回路に対して電源
供給を行う電源回路装置において、前記電源の立ち上げ
時または前記外部負荷回路での負荷急変時に、前記定電
圧回路から前記負荷回路への電源供給を停止し、所定時
間経過後に前記定電圧回路から前記負荷回路への電源供
給を開始する制御手段を設けたことを特徴としている。
また、上記構成の電源回路装置において、前記電源の立
ち上げ時または前記外部負荷回路での負荷急変時に、前
記定電圧回路と前記負荷回路との電気的接続を切り離
し、所定時間経過後に前記定電圧回路と前記負荷回路と
を電気的に接続するよう制御手段を構成しても良い。
【0015】上記構成によれば、電源の立ち上げ時また
は前記外部負荷回路での負荷急変時に、定電圧回路から
外部負荷回路への電源供給を停止したり、または定電圧
回路と外部負荷回路との電気的接続を切り離す。これに
よって、定電圧回路は出力端子に外付けされた容量素子
のみ充電を行う。そして、所定時間(定電圧回路出力整
定時間に略等しい)が経過すると容量素子への充電が完
了するので容量素子が蓄電池として働き、容量素子の電
荷と定電圧回路出力によって負荷回路に電流が給電され
る。このように本構成でも、より低電源電圧下において
も電源回路装置は正常な起動ができ、また負荷回路側で
異常が起こった場合、負荷電流の急増などによる電源回
路装置への悪影響を防止できる。
【0016】上記の制御手段は、電源の立ち上げまたは
外部負荷回路での負荷急変と同時にカウントを開始する
タイマ回路と、定電圧回路と外部負荷回路との間に設け
られ、電源の立ち上げ時または外部負荷回路での負荷急
変時にオフ状態に、所定時間経過後に前記タイマ回路か
ら出力される信号によりオン状態に駆動されるMOSス
イッチとを含んでだものである。MOSスイッチは、第
1導電型MOSスイッチまたは相補型MOS(CMO
S)スイッチである。
【0017】また、本発明のマイコンチップは、上述し
た電源回路装置のいずれかを内蔵したことを特徴として
いる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面にお
いて、従来技術と同一の箇所には同一の符号を記すこと
とする。 (第1の実施の形態)図1は、本発明に係る第1の実施
の形態による電源回路装置のブロック図である。本実施
の形態による電源回路装置は、クロック発生回路13、
昇圧回路10、定電圧回路11、レベルシフト回路14
−1〜14−4、インバータ15、容量素子C1,C
2,C3、負荷回路12、タイマ回路16、ラッチ回路
17、第1導電型MOSトランジスタ(以下、単に第1
導電型MOSという)19から成っている。また、昇圧
回路10はチャージポンプ回路10Dと入出力短絡用第
1導電型MOSトランジスタ18から成っている。な
お、本実施の形態においては、レベルシフト回路14−
1〜14−4、タイマ回路16、ラッチ回路17、及び
第1導電型MOS19が制御手段を構成している。
【0019】ここで、レベルシフト回路14−1〜14
−4は図2のように構成されている。図2に示したレベ
ルシフト回路は、低電圧V1を高電圧V2に変換するも
ので、PMOSトランジスタ(以下、単にPMOSとい
う)30〜34、NMOSトランジスタ(以下、単にN
MOSという)32,35、及びCMOSインバータ3
6〜39で構成されている。CMOSインバータ38,
39の電源電圧は電圧V2が供給される。入力電圧IN
が“H”(振幅V1)レベルの場合、端子42は“L”
(接地)レベルに、端子43は“H”(振幅V1)レベ
ルになる。そして、PMOS30とNMOS35はオン
状態に、PMOS33とNMOS32はオフ状態にな
る。これによって、端子40及びPMOS31のゲート
電極電圧は“L”方向にシフトし、PMOS31がオン
状態になるので、高電圧V2はPMOS30,31を介
して端子41に伝達される。
【0020】端子41の電圧はPMOS34のゲート電
極にも入力されており、PMOS34がオフ状態にな
る。これによって、端子40の電圧はほとんど“L”に
なり、CMOSインバータ38,39の出力である、O
UTとOUTBにはそれぞれ“H”(振幅V2)及び
“L”(接地電位)が伝達される。また、入力電圧IN
が“L”(接地電位)の場合は、上記と対照的動作を行
う。このようにして入力信号INの電圧振幅はV1から
V2に変換される。
【0021】次に、図1に示した電源回路装置の動作に
ついて説明する。まず、リセット信号RSTが“H”に
なると電源電圧Vccと昇圧回路10の出力端子は第1
導電型MOS18がオン状態になるため短絡され、出力
電圧VDBはほぼVccレベルになる。同時にクロック
発生回路13が発振を開始し、2相クロックP1,P2
を発生する。昇圧回路10はレベルシフト回路14−
2,14−3を介して2相クロックP1,P2によって
駆動され、リセット解除後もチャージポンプ動作を継続
し昇圧電圧VDBはほぼ2Vccになり、定電圧回路1
1からは一定電圧VREGが出力される。以後、定常状
態では各レベルシフトの入出力電圧は確定しており安定
な動作を行う。また、定電圧回路11の出力端子には容
量C3が接地電位との間に接続されており、蓄電池とし
て働くため電圧VREGは安定している。なお、容量素
子C1,C2は昇圧回路10がチャージポンプ動作を行
うための外付け容量である。
【0022】ここで、制御手段の動作について説明す
る。レベルシフト回路14−1では、ノンインバーティ
ング出力RES1N、インバーティング出力RES1は
バッファを介せずそれぞれ端子41,40(図2参照)
から直接取り出される(他のレベルシフト回路14−2
〜14−4ではバッファを介した出力端子、すなわちO
UT,OUTBからそれぞれ取り出される)。リセット
信号RSTが(“H”)印加されると、出力信号RES
1Nは“L”になるので昇圧回路出力VDBはVccに
短絡され、負荷回路12はリセット状態になる。また、
出力信号RES1は“H”(VDBレベル)になるので
ラッチ回路17はセットされ、PMOS19はオフ状態
になる。同時に、クロックP2がタイマ回路16に入力
され、設定タイマ時間値経過後タイマ回路16からの出
力によってラッチ回路17はリセットされ、PMOS1
9はオン状態になる。
【0023】本実施の形態では、システムリセット信号
印加と同時に定電圧回路11から負荷回路12への電流
給電が停止し、タイマ値によって給電停止解除の時刻を
自由に設定することができるという利点がある。
【0024】また、本実施の形態では、電源立ち上げ時
やシステムリセット時のリセット信号RSTが入力され
た場合について説明したが、この他に、異常発生やモー
ド切り替えなどによる負荷回路の過負荷または負荷急変
時に対しても、リセット信号の変わりに、異常検出信号
またはモード切り替え信号を使えば容易に対応できるこ
とは明らかである。なお、以下の説明においても、便宜
上すべて電源立ち上げ時やシステムリセット時を例にす
るが、負荷回路の過負荷または負荷急変時に対しても適
用できることは勿論である。
【0025】(第2の実施の形態)図3は本発明の第2
の実施の形態を示している。本実施の形態が第1の実施
の形態と異なっている点について説明する。本実施の形
態では、レベルシフト回路14−5、及びCMOSスイ
ッチを構成するPMOS19とNMOS45が設けられ
ている。本実施の形態においては、レベルシフト回路1
4−1〜14−5、PMOS19及びNMOS45が制
御手段を構成している。
【0026】システムリセット信号RSTが(“H”)
印加されると、レベルシフト出力信号RES1N,RE
S1Pがそれぞれ“L”,“H”になるので、上記CM
OSスイッチはオフ状態となり、負荷回路12への給電
を停止する。同時に、レベルシフト回路14−5の出力
RESNも“L”になるので負荷回路12はリセット状
態になる。リセット信号RSTが解除(“L”)される
と、信号RES1N,RESN,RES1Pはそれぞれ
“H”,“H”,“L”になるので、上記CMOSスイ
ッチはオン状態となり、負荷回路12は通常動作モード
に復帰する。
【0027】本実施の形態では、リセット期間のみ電流
給電が停止する。また、電流給電制御用スイッチがCM
OSで構成されているためにオン抵抗が小さく、低電圧
においても給電能力の低下が少ないという利点がある。
【0028】(第3の実施の形態)図4は本発明の第3
の実施の形態を示している。本実施の形態も、第2の実
施の形態と同じように、PMOS19とNMOS45か
ら成るCMOSスイッチが設けられている。さらに本実
施の形態では、ラッチ回路17,47とタイマ回路16
が追加されている。本実施の形態においては、レベルシ
フト回路14−1〜14−4、タイマ回路16、ラッチ
回路17,47、PMOS19及びNMOS45が制御
手段を構成している。
【0029】リセット信号RSTが(“H”)印加され
ると、レベルシフト出力RES1は“H”になるので、
ラッチ回路17,47はそれぞれセット、リセットさ
れ、PMOS19及びNMOS45はともにオフ状態に
なる。同時に、RES1Nも“L”になるので負荷回路
12はリセット状態になる。
【0030】一方、レベルシフト回路14−3の出力
(クロックP2のレベル変換出力)によりタイマ回路1
6は起動し、そのタイムアップ出力によりラッチ回路1
7,47はそれぞれリセット、セットされる。これによ
り、CMOSスイッチはオン状態になり、また信号RE
S1Nは“H”になるので負荷回路12は通常動作モー
ドに復帰する。
【0031】本実施の形態では、リセット信号の印加と
同時に負荷回路への電流給電が停止するが、電流給電停
止の解除はタイマ回路16のタイマ値によって自由に変
更することができるという利点がある。
【0032】(第4の実施の形態)図5は本発明の第4
の実施の形態を示している。本実施の形態は、第1〜第
3の実施の形態で説明した電源回路装置をマイコンチッ
プに応用したものである。すなわち、シングルマイコン
チップ58は、通常の論理演算装置(CPU)50,リ
ードオンメモリ(ROM)51、リード/ライトメモリ
RAM52、入出力ブロック54,55の他に、昇圧回
路10、定電圧回路11及び電源供給制御回路60から
なる電源回路ブロックVGRから構成される。なお、電
源供給制御回路60は、MOSスイッチとそのMOSス
イッチのオン・オフを制御する回路(タイマ回路やラッ
チ回路等)で構成されている。
【0033】入出力ブロック54,55は入出力バッフ
ァ群からなり、内部バス53その他の内部ノード信号を
外部ピン56,57へ出力し、また外部ピン56,57
から入力される外部入力信号をレベル変換してチップ内
部へ伝達するものである。CPU50、ROM51、R
AM52はデータバス53により接続されている。そし
て、CPU50からのアドレス信号59によりROM5
1のデータ、すなわち命令プログラムコードが読み出さ
れ、CPU50はその命令プログラムコードにより決め
られた演算処理を行う。電源回路ブロックVRGにおい
てC1,C2は昇圧用容量素子で、外部ピンVT,VT
T,VDBに外付けされる。また、電源回路ブロックV
RGには外部ピン61からリセット信号RSTが入力さ
れるようになっている。
【0034】電源回路ブロックVRGは図1,3,4に
て示したものと同一物であり、定電圧出力電圧VREG
はCPU50、ROM51、RAM52、及び入出力ブ
ロック54,55の電源電圧として供給される。チップ
電源電圧Vcc(電池電圧)は1.5〜0.9Vの低電圧
でも昇圧回路10により昇圧され、さらに定電圧回路1
1により電圧調整されるので、電池の終止電圧近くまで
Vcc電圧が低下してきても、チップ内部回路はそれ以
上の電圧で駆動されることになり、低電圧・低消費電力
化動作が実現できる。そして、外部ピン61からリセッ
ト信号RSTが入力されたとき、電源供給制御回路60
は、CPU50、ROM51、RAM52、及び入出力
ブロック54,55から成る負荷回路への電源供給を停
止し、リセット信号RSTが解除されたときに、負荷回
路への電源供給を開始する。
【0035】なお、本発明は本実施の形態に限定される
ことはなく、例えば、電流を特に多く要する、入出力ブ
ロックの電源をチップVcc電源電圧から共通に取り出
すバリエーションも考えられることは明らかである。
【0036】本実施例では容量が外付けであり、チップ
面積増加は昇圧回路と定電圧回路に限定される特徴があ
る(0.1〜0.4uFの容量を集積回路で実現すると大
きな面積を必要とする)。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源の立ち上げ時または外部負荷回路での負荷急変時
に、定電圧回路から外部負荷への電源供給の停止(もし
くは定電圧回路と外部負荷との電気的接続の切り離し)
が行われ、定電圧回路出力電圧がほぼ定格レベルに達し
た後に、定電圧回路から外部負荷への電源供給の開始
(もしくは定電圧回路と外部負荷との電気的接続)が行
われるので、より低電圧の下でも電源回路装置は正常に
起動が可能となる。また低電圧の下でも起動可能である
から、低消費電力の電源回路装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による電源回路装置
の回路ブロック図である。
【図2】レベルシフト回路の回路図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による電源回路装置
の回路ブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態による電源回路装置
の回路ブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施例の形態によるマイコンチ
ップの回路ブロック図である。
【図6】従来の電源回路装置の回路ブロック図である。
【図7】定電圧回路の回路図である。
【符号の説明】
10 昇圧回路 10D チャージポンプ回路 11 定電圧回路 12 負荷回路(ロジック・メモリ回路) 13 クロック発生回路 14−1〜14−5 レベルシフト回路 16 タイマ回路 17,47 ラッチ回路 18,19 PMOS 21 NDMOS 22,23 ラダー抵抗 25 演算増幅器 45 NMOS 50 CPU 51 ROM 52 RAM 53 内部バス 54,55 入出力ブロック 60 電源供給制御回路 C1,C2,C3 容量素子 Vcc 電源電圧 VREF 基準電圧源 VDB 昇圧電圧 VREG 定電圧回路出力電圧 VRG 電源回路ブロック

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、該電源の電圧を昇圧して出力す
    る昇圧回路と、該昇圧回路で昇圧した電圧を一定電圧に
    調整する定電圧回路と、該定電圧回路の出力端子に接続
    された容量素子とを備え、前記定電圧回路で調整した一
    定電圧で、外部負荷回路に対して電源供給を行う電源回
    路装置において、 前記電源の立ち上げまたは前記外部負荷回路での負荷急
    変によるリセット信号入力時に、前記定電圧回路から前
    記外部負荷回路への電源供給を停止し、リセット信号が
    解除された時に、前記定電圧回路から前記外部負荷回路
    への電源供給を開始する制御手段を設けたことを特徴と
    する電源回路装置。
  2. 【請求項2】 電源と、該電源の電圧を昇圧して出力す
    る昇圧回路と、該昇圧回路で昇圧した電圧を一定電圧に
    調整する定電圧回路と、該定電圧回路の出力端子に接続
    された容量素子とを備え、前記定電圧回路で調整した一
    定電圧で、外部負荷回路に対して電源供給を行う電源回
    路装置において、 前記電源の立ち上げまたは前記外部負荷回路での負荷急
    変によるリセット信号入力時に、前記定電圧回路と前記
    外部負荷回路との電気的接続を切り離し、リセット信号
    が解除された時に、前記定電圧回路と前記外部負荷回路
    とを電気的に接続する制御手段を設けたことを特徴とす
    る電源回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電源回路装置に
    おいて、 前記制御手段は、リセット信号を入力とし電圧レベル変
    換を行うレベルシフト回路と、前記定電圧回路と前記外
    部負荷回路との間に設けられ、前記レベルシフト回路か
    らの出力信号によりオン状態またはオフ状態に駆動され
    るMOSスイッチと、を含むことを特徴とする電源回路
    装置。
  4. 【請求項4】 電源と、該電源の電圧を昇圧して出力す
    る昇圧回路と、該昇圧回路で昇圧した電圧を一定電圧に
    調整する定電圧回路と、該定電圧回路の出力端子に接続
    された容量素子とを備え、前記定電圧回路で調整した一
    定電圧で、外部負荷回路に対して電源供給を行う電源回
    路装置において、 前記電源の立ち上げ時または前記外部負荷回路での負荷
    急変時に、前記定電圧回路から前記負荷回路への電源供
    給を停止し、所定時間経過後に前記定電圧回路から前記
    負荷回路への電源供給を開始する制御手段を設けたこと
    を特徴とする電源回路装置。
  5. 【請求項5】 電源と、該電源の電圧を昇圧して出力す
    る昇圧回路と、該昇圧回路で昇圧した電圧を一定電圧に
    調整する定電圧回路と、該定電圧回路の出力端子に接続
    された容量素子とを備え、前記定電圧回路で調整した一
    定電圧で、外部負荷回路に対して電源供給を行う電源回
    路装置において、 前記電源の立ち上げ時または前記外部負荷回路での負荷
    急変時に、前記定電圧回路と前記負荷回路との電気的接
    続を切り離し、所定時間経過後に前記定電圧回路と前記
    負荷回路とを電気的に接続する制御手段を設けたことを
    特徴とする電源回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の電源回路装置に
    おいて、 前記所定時間は、前記定電圧回路の出力整定時間に略等
    しいことを特徴とする電源回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5に記載の電源回路装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記電源の立ち上げまたは前記外部負
    荷回路での負荷急変と同時にカウントを開始するタイマ
    回路と、前記定電圧回路と前記外部負荷回路との間に設
    けられ、前記電源の立ち上げ時または前記外部負荷回路
    での負荷急変時にオフ状態に、所定時間経過後に前記タ
    イマ回路から出力される信号によりオン状態に駆動され
    るMOSスイッチと、を含むことを特徴とする電源回路
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項3又は7に記載の電源回路装置に
    おいて、 前記MOSスイッチは、第1導電型MOSスイッチであ
    ることを特徴とする電源回路装置。
  9. 【請求項9】 請求項3又は7に記載の電源回路装置に
    おいて、 前記MOSスイッチは、相補型MOS(CMOS)スイ
    ッチであることを特徴とする電源回路装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の電源
    回路装置を内蔵したことを特徴とするマイコンチップ。
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