JP3529909B2 - 電源回路装置及びこの電源回路装置を内蔵したマイクロプロセッサ - Google Patents

電源回路装置及びこの電源回路装置を内蔵したマイクロプロセッサ

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JP3529909B2
JP3529909B2 JP22811595A JP22811595A JP3529909B2 JP 3529909 B2 JP3529909 B2 JP 3529909B2 JP 22811595 A JP22811595 A JP 22811595A JP 22811595 A JP22811595 A JP 22811595A JP 3529909 B2 JP3529909 B2 JP 3529909B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用電気機器など、
電池をエネルギー源とする電源回路装置に係り、特にペ
ージャ、ヘッドホンステレオ、及びマイクロプロセッサ
やシングルチップマイクロプロセッサ半導体集積回路装
置(LSI)などに内蔵されて使用されるのに好適な電源
回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電池をエネルギー源とする電源回路装置
では、電源電圧の変動や雑音に対して安定動作を図るた
め、通常、定電圧回路で構成される電源回路装置が使用
され、負荷となるロジック回路やメモリ回路は、該定電
圧回路から出力される一定の電圧により駆動されるよう
になつている。
【0003】しかして、この場合、電源となる電池の電
圧が、ロジック回路やメモリ回路の動作下限電圧以下に
まで下がってくると、まだ電池にはエネルギーが残って
いて電流供給能力があるにもかかわらず、動作が停止し
てしまう。そこで、昇圧回路を用い、電池の電圧を昇圧
してから定電圧回路に入力させることにより、電池のエ
ネルギーを更に充分に利用できるようにした電源回路装
置が従来から提案されており、以下、その一例につい
て、図2により説明すると、この図2に示す従来の電源
回路装置は、昇圧回路10と定電圧回路11、クロック
発生回路13で構成され、ロジック、メモリ回路(負荷
回路)12に安定化された電圧が供給されるようにした
ものである。
【0004】昇圧回路10はスイッチング素子を備え、
クロック発生回路13から供給されるクロックDCLK
によりチャージポンプ動作を行い、これにより電池から
供給されている電源電圧Vcc を昇圧し、電源電圧Vcc
の2倍の電圧を有する出力電圧VDB を発生する働きを
する。定電圧回路11は、出力電圧VDB を一定電圧V
REGに調整して出力する働きをするもので、例えば図3
に示すように、基準電圧源VREF(電圧値VREF)と差動増
幅器18、デプレッション型NMOS(以後NDMOS
と記す)スイッチ19、ラダー抵抗20(抵抗値R1)、2
1(抵抗値R2)、NMOSスイッチ22とで構成された
ものである。抵抗20と21の間の接続点Aの電圧は差
動増幅器18の反転入力端子に入力され、差動増幅器1
8の出力BによりNDMOS19のオン・オフの制御と
抵抗値の制御が行われることにより負帰還回路が形成さ
れ、これにより接続点Aの電圧が基準電圧VREFに一致
するように負帰還が掛り、この結果、出力電圧VREG
次式で表されるものとなる。 VREG=VREF・(R1+R2)/R2 …… ……(1) ここで、基準電圧VREF は、NMOSとNDMOSを用
い、これらの閾値電圧の絶対値の和として、出力電圧V
DB から生成されるようになっているのが通例である。
なお、NMOSスイッチ22は、動作停止時に抵抗2
0、21をグランドから切り離す働きをする。
【0005】クロック発生回路13は、水晶発振子14
と帰還抵抗15、インバータ16、インバータ17から
なる発振回路で構成されている。なお、このような発振
回路の構成、動作については、例えば「稲葉 保著、
“発振回路の設計と応用” CQ出版社、p151〜p
168,1993.12.25」により説明されている
ので、ここでは割愛する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、電源
電圧の低下に伴う動作停止について、充分な配慮がされ
ているとは言えず、電源として電池を使用したときに、
その電流供給能力を最大限まで引き出すという点で問題
があった。すなわち、従来技術では、電源電圧が低下す
ると、昇圧回路10内のスイッチング素子のオン抵抗が
高くなるため、昇圧電圧の低下、動作停止を招き、昇圧
回路、ひいては電源回路装置の起動電圧、つまり動作停
止電圧も高くなってしまい(昇圧回路は発振回路の出力
クロックによって駆動される)、この結果、電池の給電
能力を十分に引き出せなくなってしまうのである。
【0007】言うまでもなく、携帯用の電気機器では、
電源となる電池の寿命に限りがあるため、その電流供給
能力を最大限まで引き出すことが肝要である。通常、マ
ンガン電池、アルカリ電池の公称端子電圧は1.5V、
放電終止電圧は0.9Vと規定されており、従って、電
源回路装置としては、電源電圧が0.9V程度、或いは
それ以下まで正常動作する(電圧、電流を供給する)こと
が望まれる。しかしながら、従来技術では、この要求に
充分に応えることができなかった。
【0008】なお、このような電源回路装置では、昇圧
回路10の出力電圧VDB は、電源電圧Vcc のほぼ2倍
になる。しかして昇圧回路10の入出力側の電力は、損
失を無視すれば、同じであるから、電源電流Icc は昇
圧回路10の出力電流IDB(=IREG)のほぼ2倍にな
る。従って、この定電圧VREG の電圧値は、低消費電力
化の観点からすれば、できるだけ低電圧にすることが要
求される。何故なら、動作周波数をf、ロジック、メモ
リ回路の等価容量をCとすれば、MOSロジック、メモ
リ回路12の消費電流は、(f・C・VREG)で表され、
電圧VREGに比例するからである。しかして、この電圧
REGは、ロジック、メモリ回路12の動作下限電圧(通
常1.3〜1.8V)に制約され、これ以下にはできな
い。
【0009】特に、水晶発振回路やセラミック発振回路
は、抵抗帰還により論理ゲートを中間バイアス状態にし
て使うため、その電源電圧Vccは、少なくともNMOS
の閾値電圧Vthn(通常0.6V)とPMOSの閾値電圧V
thp(<0、通常−0.6V)の差(Vthn−Vthp)は必要で
あり、それ以下の電圧になると、NMOS、PMOSが
オン状態から外れて正常な発振動作が得られなくなって
しまう。従って、この点でも、従来技術では、電圧V
REGを極限まで低くして低消費電力化を図る点で不満が
あった。
【0010】本発明の目的は、初期電源電圧のもとで昇
圧起動がかけられた後、電源回路装置(昇圧回路)の起動
下限電源電圧以下にまで電源電圧が低下したときでも昇
圧回路の動作が継続されるようにした電源回路装置を提
供することにある。すなわち、本発明の目的は、電源
(電池)電圧が終止電圧近辺に、あるいは以下に低下した
後でも昇圧動作、定電圧、電流出力を継続し、電池の寿
命を充分に延ばすことができるようにした電源回路装置
と、それを内蔵したマイクロプロセッサを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、クロック信
号で駆動されるスイッチング素子を用いたチャージポン
プ方式の第1の昇圧回路と、この第1の昇圧回路の出力
電圧を入力とする定電圧回路と、前記定電圧回路の出力
電圧又は前記第1の昇圧回路の出力電圧を昇圧する第2
の昇圧回路と、前記クロック信号の振幅を前記第1の昇
圧回路の出力電圧に対応する振幅に変換する第1のレベ
ルシフト回路と、前記クロック信号の振幅を前記第2の
昇圧回路の出力電圧に対応する振幅に変換する第2のレ
ベルシフト回路とを備え、電源電圧よりも高い一定の電
圧を負荷に供給するようにした電源回路装置において、
前記スイッチング素子の制御電圧として前記第1の昇圧
回路の出力電圧又は前記第2の昇圧回路の出力電圧を前
記第1のレベルシフト回路又は前記第2のレベルシフト
回路を介して与えるように構成し、前記第1及び第2の
レベルシフト回路は、前記第1の昇圧回路の出力電圧又
は前記第2の昇圧回路の出力電圧が動作電圧として供給
されるCMOSインバータ回路を有することにより達成
される。
【0012】実施例に即して説明すると、本発明の電源
回路装置は、クロック発生回路と、少なくとも第1と第
2導電型のMOSスイッチング素子及び容量素子からな
る第1の昇圧回路、この昇圧回路の出力電圧を一定電圧
に調整して出力する定電圧回路、及び上記スイッチング
素子のゲート電極を駆動するため、上記定電圧回路の出
力電圧を所望電圧レベルに変換するレベルシフタとを有
しており、これに上記クロック発生回路の出力クロック
で駆動される第2の昇圧回路と、上記第1と第2導電型
のMOSスイッチング素子に並列接続された、それぞれ
第2及び第1導電型のMOSスイッチング素子とを設
け、これら並列接続されたスイッチング素子のゲート電
極を上記第2の昇圧回路の出力電圧によって導通駆動さ
れるようにしたものである。ここで、上記クロック発生
回路は、例えば水晶又はセラミック発振回路と分周回路
で構成されている。
【0013】さらに本発明では、上記電源回路装置にお
いて、容量と抵抗による時定数を利用したCR発振回路
と、このCR発振回路の出力と上記クロック発生回路の
出力を選択するセレクタ回路を備え、上記クロック発生
回路は発振回路と分周回路で構成され、上記セレクタ回
路の制御信号端子には上記分周回路出力が入力され、電
源電圧印加後、又はリセット印加後は、上記CR発振回
路の出力が、そしてクロック発生回路の出力が立ち上が
った後は、このクロック発生回路の出力が、それぞれ上
記セレクタ回路によって選択されて上記第1の昇圧回路
の駆動クロック端子に入力されるようにしたものであ
る。
【0014】このとき、上記クロック発生回路の出力が
立ち上がった後は、上記CR発振回路の動作を停止させ
るようにしても良い。上記CR発振回路は、例えば互い
に直列接続されたナンド(インバータ)ゲートと、第1、
第2のCMOSインバータ、及び容量素子を具備し、該
容量素子は、上記第1CMOSインバータの出力端子と
上記ナンド(インバータ)ゲートの入力端子間に接続さ
れ、上記第2CMOSインバータの出力端子と上記ナン
ド(インバータ)ゲートの入力端子が接続されて構成され
ている。
【0015】また、上記CR発振回路の他の例として
は、互いに直列接続されたナンド(インバータ)ゲート
と、第1、第2のCMOSインバータ、及び容量素子と
抵抗素子を具備し、該容量素子は、上記第1CMOSイ
ンバータの出力端子から上記ナンド(インバータ)ゲート
の入力端子に接続され、上記抵抗素子は上記第2CMO
Sインバータの出力端子と該ナンド(インバータ)ゲート
の入力端子間に接続されているものである。
【0016】本発明による電源回路装置は、携帯用電気
機器内に実装、或いはマイクロプロセッサ内に内蔵さ
れ、これにより低消費電力化が実現されるようになって
いる。
【0017】
【作用】第2の昇圧回路は、第1の昇圧回路の出力電圧
よりも高い電圧を発生し、この高い電圧により、第1の
昇圧回路のスイッチング素子を導通させるように働く。
この結果、スイッチング素子のオン抵抗が充分に小さく
抑えられるので、第1の昇圧回路による昇圧動作が充分
に得られることになり、電源電圧がかなり低下しても必
要な出力電圧が保持されるので、電池の寿命を充分に延
ばすことができる。
【0018】さらに詳しく説明すると、或る実施例で
は、第2の昇圧回路は、定電圧回路の出力を第2昇圧回
路の出力電圧に変換するレベルシフタとチャージポンプ
回路からなり、定電圧回路出力VREGの3倍昇圧回路を
構成している。第1の昇圧回路が起動後(発振開始時間
及び昇圧回路立上り時間経過後)、該第2の昇圧回路の
出力電圧はほぼ3倍の電圧レベル3VREGに確立され、
レベルシフタ入力電圧は安定に確定した状態になってい
る。
【0019】上記第1導電型のMOSスイッチング素子
に並列接続された上記第2導電型MOSスイッチング素
子のゲート電極は、上記レベルシフタの出力電圧3V
REG によって駆動されるため、該スイッチング素子のオ
ン抵抗は充分に低くされ、該第1導電型MOSスイッチ
ング素子が挿入されている電流通路の抵抗値を更に低下
させる効果がある。そして、この効果は、電源電圧が低
下してきたとき顕著になり、上記第1昇圧回路の低電圧
側でのチャージポンプ動作(充電、ブースト動作)能力
は、充分に高められる。
【0020】上記レベルシフタの高電圧側入力には、
0.1μF程度の接地容量を有する定電圧回路の出力端
子が接続されるため、低電圧環境下においても安定して
いる。
【0021】なお、負電源系のシステムの場合、又は集
積回路基板がP型である場合は負電源系となるので、上
記昇圧回路は降圧回路に、第1、第2導電型MOSの関
係は逆転して考えれば良いことは明らかである。従っ
て、以後の実施例の説明においては、自明のこととして
特にこのことは言及しない。
【0022】次に、他の実施例の作用について説明す
る。通常、CR発振回路は0.9V程度の低電圧で発振
開始し、動作することができるが、水晶発振回路又はセ
ラミック発振回路の発振開始電圧は1.5〜1.8V程度
と高い。なお、以後、便宜上、固体振動子を用いた発振
回路を代表して水晶発振回路で記述することにする。
【0023】そのため、この他の実施例では、リセット
印加後、又は電源電圧印加後、CR発振回路の出力クロ
ックをセレクタ回路で選択し、上記第1の昇圧回路のク
ロック入力端子に入力して該第1の昇圧回路を起動す
る。しかる後、上記定電圧回路の出力が安定化したこと
によりクロック発生回路内の発振回路が発振開始するの
で、上記セレクタ回路は、今度は水晶発振回路の出力を
選択し、第1の昇圧回路のクロック入力端子に入力し、
以後、第1の昇圧回路は水晶発振回路の出力クロックに
よって駆動されるようになる。このとき、並列接続され
た第2導電型のMOSスイッチング素子及び第2の昇圧
回路に現われる効果は、上記した実施例と同じであるの
で省略する。
【0024】上記CR発振回路は、CMOSインバータ
の論理スレッショルド電圧を中心とするCR微分回路の
充放電によるものであり、その動作については、同じく
上記した文献“発振回路の設計と応用”に述べられてい
るが、或る一例では、容量Cと第2のCMOSインバー
タの等価出力抵抗Rによる時定数で、他の一例では、容
量C該抵抗素子Rによる時定数で、それぞれ発振周波数
が決まり、このときの周期Tは次式で表される。 T≒2.2・CR …… ……(2)
【0025】
【実施例】以下、本発明による電源回路装置について、
図示の実施例により詳細に説明する。まず、図1は本発
明の第1の実施例を示すブロック図で、この実施例は、
図示のように、クロック発生回路13、昇圧回路10、
定電圧回路11、トリプラ回路(3倍昇圧回路)26、
レベルシフト回路25−1、25−2、25−3、イン
バータ27、容量素子C1、C2、C2−1で構成され
ている。従って、ここでは、昇圧回路10は第1の昇圧
回路に相当し、トリプラ回路(3倍昇圧回路)26が第2
の昇圧回路に相当することになる。そして、図2に示し
た従来例と同じく、負荷となるロジック、メモリ回路1
2に、定電圧回路11の出力から得られる安定化された
電圧VREG を供給するようになっているものである。
【0026】レベルシフト回路25−1〜25−5は、
それぞれ図中に記載されているように、低レベル電圧
(例えばVCC)と高レベル電圧(例えばVDB)の2種の電圧
の供給を受け、入力された低レベル電圧の信号を高レベ
ル電圧の信号に変換する機能を有するもので、例えば図
4(a)に示すように、PMOS30、31、33、34
と、NMOS32、35、それにCMOSインバータ3
6〜39で構成されたものである。
【0027】そして、まず、CMOSインバータ36、
37には電源電圧として電圧V1が供給され、他方、C
MOSインバータ38、39には電圧V2が供給される
ようにしてあり、ここで電圧V1が低レベル電圧で、電
圧V2が高レベル電圧になっている(V1<V2)。そこ
で、まず、入力電圧INが“H”(振幅V1)レベルの場
合には、線路42は“L”(接地)レベルで、線路43は
“H”(振幅V1)レベルになり、このためPMOS3
0、NMOS35はオン状態に、PMOS33、NMO
S32はオフ状態になる。
【0028】従って、線路40の電圧は“L”方向にシ
フトし、PMOS31はオン状態になるので、高レベル
電圧V2がPMOS30、PMOS31を介して線路4
1に伝達され、この電圧はNMOS34のゲート電極に
も入力されているので、NMOS34は完全にオフ状態
になる。そこで線路40の電圧はほぼ“L”になり、こ
の結果、CMOSインバータ38の出力OUTは“H”
(振幅V2)が、そしてCMOSインバータ39の出力O
UTBは“L”(接地電位)がそれぞれ伝達されることに
なる。
【0029】次に、入力電圧INが“L”(接地)レベル
のときには、上記と対称的な動作を行うので、このとき
には、CMOSインバータ38の出力OUTは“L”
(接地電位)が、そしてCMOSインバータ39の出力O
UTBは“H”(振幅V2)がそれぞれ伝達されることに
なる。このように、レベルシフト回路25によれば、入
力信号INの電圧振幅がV1からV2に変換されるの
で、これを機能的に示すと図4(b)に示すようになり、
従って、ここで電圧V2を電圧VCC 、電圧V2を電圧
DB とすれば、レベルシフト回路25−1に相当する
ものになる。
【0030】図1の説明に戻り、トリプラ回路26は、
上記したように3倍昇圧回路のことであり、定電圧回路
11の出力である安定化された電圧VREG を入力し、そ
の電圧を3倍に昇圧して、出力電圧VTR (VTR≒3V
REG)を出力する働きをする。なお、詳細な構成について
は後述する。
【0031】次に、図1の実施例の動作について説明す
る。いま、リセット信号RSTが“H”にされたとする
と、CMOSインバータ27とレベルシフト回路25−
1を介して昇圧回路10に信号が入力され、これによ
り、後述するように、電源端子VCCと昇圧回路10の
出力端子は高抵抗を介して接続され、出力電圧VDBは電
源電圧VCC にほぼ等しくされる。これによりクロック
発生回路13が発振を開始し、2相クロックP1、P2
と分周信号TRCKを発生するようになる。そこで、昇
圧回路10は、2相クロックP1、P2によりレベルシ
フト回路25−2、25−3を介して駆動され、トリプ
ラ回路26はレベルシフト回路25−4を介して分周信
号TRCKで駆動され、それぞれ昇圧動作を開始する。
従って、リセット信号RSTは、起動信号として入力さ
れる信号である。
【0032】昇圧回路10は、リセット解除後もクロッ
クによってチャージポンプ動作を継続し、昇圧された出
力電圧VDB は、ほぼ2VCC になり(VDB≒2VCC)、定
電圧回路11からは、この昇圧された電圧VDB を安定
化した一定の電圧VREG が出力されるようになる。
【0033】その後、定常状態では、各レベルシフト回
路の入力電圧は確定しており、トリプラ回路26の出力
電圧VTR も、ほぼ3VREG に確立する(VTR≒3
REG)。また、定電圧回路11の出力端子には容量C2
ー1が接地電位との間に接続されており、従って更に電
圧VREG は安定化されることになる。そして、この実施
例によれば、昇圧回路10がトリプラ回路26から出力
される電圧VTR により駆動されているので、昇圧回路
10内部での電圧降下が充分に抑えられ、電源電圧VCC
がかなり低下するまで正常な動作を保つことができる
のであるが、詳細については後述する。
【0034】図5は、クロック発生回路13と昇圧回路
10、レベルシフト回路25−1、25−2、25−
3、25−5の詳細な構成を示したもので、ここでま
ず、レベルシフト回路25−1〜25−3は、それぞれ
図示のように、レベルシフタLV1〜LV5により構成
されている。次に、昇圧回路10は、PMOSスイッチ
PM1〜PM4とNMOSスイッチNM1〜NM4、高
抵抗として働くNDMOS素子DM1、それに容量素子
(コンデンサ)C1、C2とで構成されている。なお、V
DBは、容量素子C2の接続端子を兼ねた2倍電圧出力
端子であり、VTとVTTは容量素子C1の接続端子、
そしてGNDは接地用の端子である。
【0035】50は2相クロック生成回路(図1には図
示せず)で、インバータ54〜57、遅延用容量素子C
6、アンドゲート58、それにノアゲート59からな
り、発振クロック信号P0からノンオーバラップクロッ
ク信号P1、P2を生成する働きをするものである。こ
こで、インバータ51、52、53は波形整形用バッフ
ァである。なお、点線で区画した部分は、それぞれVCC
電源系、VREG 電圧系、VDB 電圧系を区分して示すも
のである。
【0036】まず、昇圧回路10の動作について説明す
る。いま、リセット印加後、すなわちリセット信号RS
Tが“H”になったとすると、インバータ27の出力は
“L”になり、この結果、レベルシフタLV5(出力側
波形整形用インバータはなし)の出力も“L”になり、
PMOSスイッチPM3をオン状態にする。そこで、上
記したように、まず、電源電圧VCC が高抵抗(NDMO
S)DM1を介して出力端子VDBに伝達され、クロッ
ク発生回路13が起動される。
【0037】リセット解除後のチャージポンプ動作は次
のようにして行われる。まずクロックP1が“H”にな
ると、レベルシフタLV3、4は出力端子にそれぞれ電
圧VTR とVDB を出力すると共に、反転出力端子には
“L”を出力し、これによりNMOSスイッチNM1、
NM3、NM4と、PMOSスイッチPM1を何れもオ
ン状態にする。
【0038】この結果、端子VTTはVCC 電圧にな
り、端子VTは“L”(接地電位)になるので、容量素子
C1は電圧VCC に充電される(プリチャージ動作)。
【0039】次に、クロックP2が“H”になると、レ
ベルシフタLV1の出力端子が電圧VTR になり、レベ
ルシフタLV2の反転出力端子は“L”になるので、今
度はNMOSスイッチNM2とPMOSスイッチPM2
及びPMOSスイッチPM4がそれぞれオン状態にな
る。この結果、端子VTにはNMOSスイッチNM2と
PMOSスイッチPM4を介してVCC 電圧が伝達さ
れ、端子VTTは、PMOSスイッチPM2を介してV
DB端子に接続されるので、これにより、プリチャージ
動作により容量素子C1に充電されていた電圧VCC
に、電源からの電圧VCC を加算して端子VDBに印加
する動作(ブースト動作)が得られることになる。
【0040】以上のプリチャージ動作とブースト動作か
らなるチャージポンプ動作は、2相クロックP1、P2
に同期して行なわれ、この結果、容量素子C2の端子電
圧は電源の電圧VCC の2倍の電圧2VCC に向かって漸
増してゆき、昇圧動作が得られることになる。
【0041】そして、この実施例では、リセット印加
時、上記したように、PMOSスイッチPM3と1Mオ
ーム程度の高抵抗を示している素子DM1を介して、電
源電圧VCC を出力端子VDBに接続させるようにして
あるので、クロック発生回路13を確実に起動させるこ
とができ、その後、端子VDBに現われる昇圧電圧が電
圧VCC のレベル越えて高くなってきたときは、素子D
M1の高抵抗により電源端子VCCからの電圧VCC
給電を自動的に阻止することができるという特長を有す
る。
【0042】次に、トリプラ回路(3倍昇圧回路)26及
びレベルシフト回路25−4の詳細について、図6によ
り説明する。まず、トリプラ回路26は、図示のよう
に、PMOSスイッチPM5〜9とNMOSスイッチN
M5、CMOSインバータを形成するPMOSスイッチ
PM10とNMOSスイッチNM6、それに容量素子C
4、C5とで構成されている。なお、容量素子C3は端
子VTRの電圧を安定化するためのものである。次にレ
ベルシフタ25−2は、分周クロック信号TRCK(電
圧レベルVREG)を入力として、トリプラ回路26駆動用
の電圧レベルVTR を有するクロックPC(=TRCK
1)とPCN(=TRCK2)を生成するように構成され
ている。
【0043】そこで、まず、クロックPCが“H”(ク
ロックPCNは“L”)のときには、NMOSスイッチ
NM5、NM6と、PMOSスイッチPM5、PM6
は、何れもオン状態になるので、容量素子C5、C4
は、何れも、その一方の端子が接地電位に固定された状
態で、他方の端子が端子VREGに接続されることにな
り、この結果、共に電圧VREG に充電される(プリチャ
ージ動作)。なお、特に断わらないかぎり、言及しない
MOSスイッチはオフ状態のままであるとする。
【0044】次にクロックPCが“L”(クロックPC
Nは“H”)になると、今度はPMOSスイッチPM7
とPM8、PM10がオン状態になるので、容量素子C
4とC5は、電源端子VREGと出力端子VTRの間に
直列接続され、この結果、容量素子C4とC5の充電電
圧VREG が、それぞれ端子VREGの電圧VREG に加算
されて3倍圧の電圧3VREG を端子VTRに設定する動
作(ブースト動作)が行われる。
【0045】このクロックTRCKによるプリチャージ
動作とブースト動作の繰り返しにより端子VTRの電圧
は3VREG の電圧に漸増してゆき、3倍昇圧動作が得ら
れることになる。このとき、端子VREGに現われる電
圧3VREG は、レベルシフト回路25−2と25−4を
駆動するのに使用されるだけなので、容量素子の静電容
量としては数十pF程度で十分であり、従って、小型化
が図れる。
【0046】次に、図7により、本発明の第2の実施例
について説明する。この図7の実施例は、端的にいえ
ば、図1に示した第1の実施例において、CR発振分周
回路28とセレクタ回路60を追加したものであり、そ
の他の点は同じであり、ここで、水晶発振分周回路61
は、図1の実施例におけるクロック発生回路13に相当
するもとなっている。セレクタ回路60は、タイマ回路
62のタイマ出力TMCKにより制御され、CR発振分
周回路28の出力CRCKと、水晶発振分周回路61の
出力XCKの一方を選択して出力するように構成されて
いる。そして、このセレクタ回路60の出力は、レベル
シフタ25−5によりVCC系のレベルからVREG 系のレ
ベルに変換され、さらに2相クロック生成回路50を介
して2相クロックP1、P2に生成される。
【0047】図7の実施例におけるCR発振分周回路2
8とセレクタ回路60、それにタイマ回路62は、図8
に示す回路で構成されている。まず、CR発振分周回路
28は、アンドゲートG1と第1、第2のCMOSイン
バータG2、G3、それに容量素子C7とで構成され、
これにより水晶発振分周回路61を構成している水晶発
振器よりも低い電源電圧で始動し、クロック出力CRC
Kを発振する動作に入ることができるものとなってい
る。なお、第2のCMOSインバータG3の出力端子と
アンドゲートG1の入力端子間に抵抗素子を接続しても
よい。
【0048】次に、セレクタ回路60は、インバータ7
1と2入力アンドオアゲート70で構成されており、上
記したように、タイマ回路62のタイマ出力TMCKに
応じて、CR発振分周回路28のクロック出力CRCK
と、水晶発振分周回路61のクロック出力XCKの一方
を選択して出力する働きをする。また、タイマ回路62
は、立上りエッジトリガタイプのフリップフロップ74
〜77とノアゲート72、それにインバータ73とを備
え、リセット信号解除後に水晶発振分周回路61のクロ
ック出力XCKの分周動作を開始し、16分周後、タイ
マ出力TMCKを発生する回路で構成されている。
【0049】次に、この実施例の動作について説明す
る。いま、リセット信号RSTが“H”にされたとする
と、上記したように、CMOSインバータ27とレベル
シフト回路25−1を介して昇圧回路10に信号が入力
され、これにより、CR発振分周回路28と水晶発振分
周回路61の双方に電源電圧が印加される。
【0050】このとき、電源電圧が或る限度以上にあっ
たとすると、CR発振分周回路28と水晶発振分周回路
61の双方が発振を開始するが、電源電圧が低いときに
は、CR発振分周回路28だけが発振を開始する。ま
た、これと同時に、リセット信号RSTが“H”になっ
たことにより、タイマ回路62のフリップフロップ74
〜77はリセットされるので、まず、このタイマ回路6
2のタイマ出力TMCKは“L”になる。
【0051】そこで、セレクタ回路60では、そのイン
バータ71の入力は“L”で、その出力は“H”になる
ので、CR発振分周回路28のクロック出力CRCKを
選択して出力し、これによりレベルシフト回路25−5
を介してレベルシフトされたクロック出力CRCKが2
相クロック生成回路50に入力されることになり、2相
クロックP1、P2と分周信号TRCKが発生される。
この結果、昇圧回路10は、2相クロックP1、P2に
よりレベルシフト回路25−2、25−3を介して駆動
され、トリプラ回路26はレベルシフト回路25−4を
介して分周信号TRCKで駆動され、それぞれ昇圧動作
を開始し、図1の実施例で説明したように、低電圧回路
11の出力には、昇圧された電圧VDBを安定化した一定
の電圧VREG が出力されるようになる。
【0052】ところで、このとき、タイマ回路62は、
水晶発振分周回路61のクロック出力XCKの分周動作
を開始しており、この結果、クロック出力XCKのパル
ス個数が16個になったとき、タイマ出力TMCKが
“H”レベルになる。こうして、タイマ出力TMCKが
“H”になると、セレクタ回路60のインバータ71の
入力は“H”で、出力は“L”になり、今度は水晶発振
分周回路61のクロック出力XCKが選択され、レベル
シフト回路25−5に出力される。また、この出力
“L”は、CR発振分周回路28のアンドゲートG1に
入力されているので、CR発振分周回路28は動作を停
止する。
【0053】つまり、この第2の実施例では、電源電圧
印加後、又はリセット信号RST印加後、まずCR発振
回路28の出力クロックCRCKが選択出力されて動作
し、その後、水晶発振分周回路61のクロック出力XC
Kをカウントして、CR発振回路28の出力クロックC
RCKから水晶発振分周回路61のクロック出力XCK
に切換って動作を継続することになる。
【0054】従って、この実施例によれば、起動時、電
源電圧が或る限度以上あって、CR発振分周回路28と
水晶発振分周回路61の双方が発振を開始したときに
は、短時間経過後、つまり起動後、クロックパルスを1
6カウントした時点でCR発振分周回路28は停止さ
れ、水晶発振分周回路61による動作に移行するが、電
源電圧が低くて、CR発振分周回路28だけが発振を開
始したときには、これにより昇圧回路10が動作し、端
子VDBの電圧が2VCC になって水晶発振分周回路6
1が発振起動された後、そのクロックパルスを16カウ
ントした時点で水晶発振分周回路61による動作に移行
することになる。
【0055】既に説明したように、水晶発振回路は、発
振起動に必要な電源電圧が、CR発振回路よりも高い。
しかして、この第2の実施例では、最初、水晶発振分周
回路61よりも低電圧で動作するCR発振分周回路28
の出力により昇圧回路10を起動するようになっている
ので、電源の電圧が0.8〜1.2V程度の低電圧になっ
ていても動作を開始できるので、電池の残存エネルギー
の有効利用が一層可能になり、電池寿命を大幅に延ばす
ことができる。また、この実施例では、水晶発振分周回
路61が起動後、CR発振分周回路28の動作が停止さ
せられるようになっているので、低消費電力化を図るこ
とができる。
【0056】ところで、以上の実施例では、ロジック、
メモリ回路12を負荷としており、このような場合に
は、負荷のほうにもクロック発生源が備えられているこ
とが多いので、この場合には、クロック発生回路13
(水晶発振分周回路61)を負荷のクロック発生源と兼用
するようにしても良い。なお、クロック発生源として
は、水晶発振回路の外にもセラミック発振回路も用いら
れているので、本発明も、セラミック発振回路を用いて
実施してもよいことは言うまでもない。
【0057】また、本発明による電源回路装置は、単体
として構成してもよく、或いは、それが電圧供給すべき
負荷となる電子回路、例えば上記したロジック、メモリ
回路やマイクロプロセッサに内蔵させるようにしてもよ
い。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、より低電圧で起動が可
能で、かつ動作電圧が起動電圧以下になっても昇圧動作
の継続が可能になるので、電池が保有するエネルギーを
極限まで利用することができ、電池の寿命を大幅に延ば
すことができる。
【0059】また、本発明によれば、出力電圧をかなり
低くできるので、負荷の低消費電力化を充分に図ること
ができ、省エネルギー化に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電源回路装置の第1の実施例を示
すブロック回路図である。
【図2】電源回路装置の従来例を示すブロック図であ
る。
【図3】定電圧回路の一例を示す回路図である。
【図4】本発明の実施例における一部の構成要素を示す
詳細説明図である。
【図5】本発明の実施例における他の一部の構成要素を
示す詳細説明図である。
【図6】本発明の実施例における更に別の一部の構成要
素を示す詳細説明図である。
【図7】本発明による電源回路装置の第2の実施例を示
すブロック回路図である。
【図8】本発明の実施例における一部の構成要素を示す
詳細説明図である。
【符号の説明】
10 昇圧回路(第1の昇圧回路) 11 低電圧回路 12 ロジック、メモリ回路(負荷) 13 クロック発生回路 25−1〜25−5 レベルシフト回路 26 トリプラ回路(3倍昇圧回路:第2の昇圧回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢田 健司 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株式会社 日立マイコンシステム内 (56)参考文献 特開 平2−276464(JP,A) 特開 平2−276465(JP,A) 特開 平4−21111(JP,A) 特開 平5−259738(JP,A) 特開 平6−113223(JP,A) 特開 平6−165863(JP,A) 特開 平4−326802(JP,A) 特開 平5−233091(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 1/445,1/56 G05F 1/613,1/618 H02M 3/00 - 3/44 H03K 19/00 - 19/096 G06F 1/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号で駆動されるスイッチング
    素子を用いたチャージポンプ方式の第1の昇圧回路と、
    この第1の昇圧回路の出力電圧を入力とする定電圧回路
    と、前記定電圧回路の出力電圧又は前記第1の昇圧回路
    の出力電圧を昇圧する第2の昇圧回路と、前記クロック
    信号の振幅を前記第1の昇圧回路の出力電圧に対応する
    振幅に変換する第1のレベルシフト回路と、前記クロッ
    ク信号の振幅を前記第2の昇圧回路の出力電圧に対応す
    る振幅に変換する第2のレベルシフト回路とを備え、電
    源電圧よりも高い一定の電圧を負荷に供給するようにし
    た電源回路装置において、 前記スイッチング素子の制御電圧として前記第1の昇圧
    回路の出力電圧又は前記第2の昇圧回路の出力電圧を前
    記第1のレベルシフト回路又は前記第2のレベルシフト
    回路を介して与えるように構成し、 前記第1及び第2のレベルシフト回路は、前記第1の昇
    圧回路の出力電圧又は前記第2の昇圧回路の出力電圧が
    動作電圧として供給されるCMOSインバータ回路を有
    すること を特徴とする電源回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、 前記クロック信号が、水晶発振回路又はセラミック発振
    回路の一方と分周回路とで構成されたクロック発生回路
    から供給されていることを特徴とする電源回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の発明において、 容量素子と抵抗素子による時定数を利用したCR発振回
    路と、 該CR発振回路の出力と前記クロック発生回路の出力の
    一方を選択して出力するセレクタ回路とを設け、 該セレクタ回路は、前記第1の昇圧回路に電源電圧が印
    加されたとき、まず前記CR発振回路の出力を選択し、
    以後、前記クロック発生回路の出力が立ち上がった時点
    では前記クロック発生回路の出力を選択するように構成
    されており、このセレクタ回路によって選択された出力
    が前記第1の昇圧回路のクロック信号として供給される
    ように構成されていることを特徴とする電源回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の発明において、 前記クロック発生回路の出力が立ち上がった後は、前記
    CR発振回路の動作が停止されるように構成したことを
    特徴とする電源回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載の電源回路装置が内
    蔵されていることを特徴とするマイクロプロセッサ。
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