JP3638696B2 - Vco回路の駆動方法及びvco回路 - Google Patents

Vco回路の駆動方法及びvco回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、PLL(Phase-locked loop )装置等に用いられるVCO(Voltage Controlled Oscillator)回路の駆動方法及びVCO回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11は、従来、一般に用いられているVCO回路の構成を示す回路図である。この構成例のVCO回路は、外部から入力される制御電圧に応じた二つのレベルの一定電圧を出力する電圧−電圧変換部10と、電圧−電圧変換部10の出力である二つの一定電圧をバイアス電圧として発振するリングオシレータ48とを含んでいる。
【0003】
先ず、電圧−電圧変換部10は、4つのMOS電界効果トランジスタ(以下、MOS電界効果トランジスタをMOSFETまたはMOSと略称する。)から構成されている。n−MOS(n−はnチャネルトランジスタであることを意味する。)Tr1のゲート電極は、制御入力端子14に接続しており、外部より制御電圧VINが入力される。n−MOSTr1のソース電極は接地端子GND(図中のアース記号で示される。)に接続される。
【0004】
電源端子VDD(図中の記号△で表される。)にはp−MOS(p−はpチャネルトランジスタであることを意味する。)Tr2およびp−MOSTr3の各ソース電極が接続されている。p−MOSTr2のゲート電極、p−MOSTr2のドレイン電極、p−MOSTr3のゲート電極およびn−MOSTr1のドレイン電極は互いに共通に接続されており同電位である。この電圧レベルが第1バイアス電圧V1 としてリングオシレータ48側に出力される。
【0005】
p−MOSTr3のドレイン電極には、n−MOSTr4のドレイン電極が接続される。n−MOSTr4のソース電極は接地端子GNDに接続されている。n−MOSTr4のドレイン電極はn−MOSTr4のゲート電極に接続されており、この電極における電圧が第2バイアス電圧V2 としてリングオシレータ48側に出力される。
【0006】
次に、リングオシレータ48は、電源端子VDDおよび接地端子GND間に設けられるp−MOSおよびn−MOSがコンプリメンタリ接続されて構成されるインバータを奇数個備えている。この構成例のリングオシレータ48は、p−MOSTr5、p−MOSTr8、n−MOSTr11およびn−MOSTr14から構成されるインバータと、p−MOSTr6、p−MOSTr9、n−MOSTr12およびn−MOSTr15から構成されるインバータと、p−MOSTr7、p−MOSTr10、n−MOSTr13およびn−MOSTr16から構成されるインバータとで以て構成されている。そして、奇数個(この構成例では3個)のインバータの各々の出力端子が入力端子に順次に接続されている。また、p−MOSTr7、p−MOSTr10、n−MOSTr13およびn−MOSTr16から構成されるインバータの出力端子をVCO回路の出力端子16としている。
【0007】
インバータの構成を、p−MOSTr5、p−MOSTr8、n−MOSTr11およびn−MOSTr14から構成されるインバータを例にとって説明する。先ず、p−MOSTr8およびn−MOSTr11の各々のゲート電極は互いに接続されておりこの接続点を入力端子としている。また、p−MOSTr8およびn−MOSTr11の各々のドレイン電極は互いに接続されており、この接続点を出力端子としている。
【0008】
そして、p−MOSTr8のソース電極および電源端子VDD間には、p−MOSTr5が設けられている。p−MOSTr8のソース電極がp−MOSTr5のドレイン電極に接続され、p−MOSTr5のソース電極が電源端子VDDに接続されている。p−MOSTr5のゲート電極には、電圧−電圧変換部10から出力された第1バイアス電圧V1 が印加される。
【0009】
さらに、n−MOSTr11のソース電極および接地端子GND間には、n−MOSTr14が設けられている。n−MOSTr11のソース電極がn−MOSTr14のドレイン電極に接続され、n−MOSTr14のソース電極が接地端子GNDに接続されている。n−MOSTr14のゲート電極には電圧−電圧変換部10から出力された第2バイアス電圧V2 が印加される。
【0010】
尚、基板の接続状態(バックバイアス)は省略して示してある。
【0011】
上述のように、各インバータにはそれぞれのFETを介して第1バイアス電圧V1 および第2バイアス電圧V2 が印加される(p−MOSTr6、p−MOSTr9、n−MOSTr12およびn−MOSTr15から構成されるインバータには、p−MOSTr6を介して第1バイアス電圧V1 が印加され、n−MOSTr15を介して第2バイアス電圧V2 が印加される。p−MOSTr7、p−MOSTr10、n−MOSTr13およびn−MOSTr16から構成されるインバータには、p−MOSTr7を介して第1バイアス電圧V1 が印加され、n−MOSTr16を介して第2バイアス電圧V2 が印加される。)。従って、出力端子16から出力される出力電圧VOUT の発振周波数は、第1および第2バイアス電圧V1 およびV2 によって決まり、すなわち、制御入力端子14に入力される制御電圧VINによって変化させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のVCO回路には以下のような問題があった。
【0013】
図12は、図11に示したVCO回路の出力電圧の時間波形の様子を示すグラフである。横軸に時間t、縦軸に電圧Vを取り、出力端子16における電圧の時間変化の様子を示した。出力電圧は正弦波状の変動を示し、各ピークは最大がほぼ電源電圧VDD、最小がほぼ接地電圧GNDとなっている。従って、出力電圧は電源電圧VDDおよび接地電圧GND間のフル振幅変動を繰り返すため、このVCO回路の消費電流は大きいといった問題があった。また、電源電圧VDDが変動した場合には、この電圧変動がリングオシレータすなわちVCO回路の出力電圧VOUT の発振周波数に影響を及ぼし易いといった問題があった。
【0014】
図10は、PLL(Phase-Locked Loop )の基本構成を示すブロック図である。PLLは、周波数位相比較器38、チャージポンプ40、ローパスフィルタ42、VCO回路44およびN分周器46で構成される。周波数位相比較器38には外部の基準クロックおよびN分周器46から周波数信号が入力される。これらの周波数信号の位相差に対応する電圧がチャージポンプ40に出力される。
【0015】
チャージポンプ40は、ディジタル形位相比較器およびVCO回路間に設けられ、一般にローパスフィルタと共に使用される。チャージポンプ40は、位相比較器38によりパルス幅変調されたデジタル入力信号をアナログ信号に変換してローパスフィルタ42に出力する。ローパスフィルタ42の出力はVCO回路44に入力される。VCO回路44の出力は、N分周器46により逓倍操作を施されて外部のLSIクロック等に出力される。
【0016】
ところで、このようなPLLに使用されるVCO回路の発振特性が電源変動に弱い場合には、基準クロックに対してVCOクロックの周波数および位相は変動してしまいジッターの大きな出力クロックになる。このように、ジッターの大きなクロックがLSIのクロックに使用されると回路の誤動作を引き起こしてしまう。
【0017】
従って、従来より、消費電流が比較的小さく、電源電圧の変動に対して発振周波数の変化が起こらないVCO回路の駆動方法及びVCO回路の出現が望まれていた。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明のVCO回路の駆動方法によれば、リングオシレータを備えるVCO回路を駆動するに当たり、このVCO回路への入力電圧を、出力特性が飽和領域において動作する電界効果トランジスタ(以下、単にFETと称する)を用いて定電流信号に変換し、この定電流信号をリングオシレータの電源電流として供給してこのリングオシレータを駆動させることを特徴とする。
【0019】
このように、リングオシレータにバイアス電流として供給する電流を、入力電圧を、出力特性が飽和領域において動作するようなFETを用いて変換された電流信号にすることにより、電源電圧の変動に影響されることがなく、発振周波数を一定に保ってリングオシレータを駆動させることができる。
【0020】
また、この発明のVCO回路によれば、入力端子、出力端子、電源供給端子および接地端子を具えるインバータを、3段以上の奇数段だけ、その入力端子および出力端子を順次に接続してなるリングオシレータを含み、制御入力端子、出力端子および電源端子を少なくとも具えるVCO回路において、前記インバータの電源供給端子の各々は共通接続してあり、および制御電極が前記制御入力端子に結合され、第1主電極が前記電源端子に結合されおよび第2主電極が前記電源供給端子に結合され、かつ、FETの出力特性の飽和領域で動作するように設けられている当該FETを含む電圧−電流変換部を具え、前記制御入力端子へ入力された制御入力電圧を、前記FETで、この制御入力電圧に応じた定電流信号に変えて前記電源供給端子へ接続してなることを特徴とする。
【0021】
このように、インバータの電源供給端子および電源端子間に飽和領域で動作するFETを設け、このFETの主電極間に流れる定電流をインバータの電源供給端子に与えるので、インバータを駆動する電流を一定に保つことができ、従って、電源電圧の変動に影響することなく、発振周波数を一定に保ってリングオシレータを駆動させることができる。また、インバータの電源供給端子の電位を電源電圧より低く抑えることができるので、消費電流を小さくすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
【0023】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態のVCO回路の構成を示す回路図である。この第1の構成例は、電圧−電流変換部18およびリングオシレータ12から構成されている。
【0024】
この構成例のリングオシレータ12は、入力端子、出力端子、電源供給端子および接地端子を具えるインバータを、3段以上の奇数段だけ、その入力端子および出力端子を順次にリング状(またはループ状)となるように接続することにより構成している。図2は、この実施の形態例のインバータの構成を示す回路図である。
【0025】
この構成のインバータ26は、図2にも示すように、電源供給端子20および接地端子GND間にコンプリメンタリ接続されて設けられたMOSTr1およびTr2から構成されている。それぞれのMOSFETの極性は、MOSTr1がpチャネルタイプであり、MOSTr2がnチャネルタイプである。先ず、MOSTr1のドレイン電極およびMOSTr2のドレイン電極が互いに接続されてこの接続点がインバータの出力端子24となっている。また、MOSTr1のゲート電極およびMOSTr2のゲート電極が互いに接続されてこの接続点がインバータの入力端子22となっている。MOSTr1のソース電極は電源供給端子20に接続されており、MOSTr2のソース電極が接地端子GNDに接続されている。
【0026】
図3は、リングオシレータ12を構成する各インバータの接続状態の説明に供するブロック図である。この実施の形態においては、前述した構成の3個のインバータ26a、26bおよび26cを用いて、各々のインバータの出力端子および入力端子を順次に接続して構成している。インバータ26cの出力端子をこのリングオシレータ12の出力端子すなわちVCO回路の出力端子28としている。また、各インバータの電源供給端子20は共通に接続されてあり、リングオシレータ12の電源供給端子20となっている。
【0027】
図1に示す、この第1の構成例のVCO回路は、以上説明したインバータ26を3段設けており、出力端子を次段の入力端子に順次に接続し、最終段の出力端子を初段の入力端子に接続したリングオシレータ12を備えている。尚、図1には、インバータを構成しているMOSTr1およびTr2の記号を一段目のインバータ26(図3のインバータ26aに対応する。)にだけ付し、2段目、3段目のインバータ(それぞれ図3のインバータ26b、26cに対応する。)には省略して示してある。
【0028】
次に、この構成例のリングオシレータ12の動作について説明する。このリングオシレータ12の出力端子28から出力される電圧の発振周波数は、リングオシレータ12を構成しているインバータ26a、26b、26cの各々の伝播速度(スイッチング速度)に依存する。また、各インバータの伝播速度は、各インバータの出力端子24および接地端子GND間に形成される負荷(浮遊)容量および次段インバータのゲート容量の影響を受ける。また、この実施の形態のVCO回路のインバータは、既に図2および図3を参照して説明したように、二つのMOSFETTr1およびTr2から構成されており、電源端子VDDおよび接地端子GND間を流れる電流がインバータの伝播速度に影響する。
【0029】
例えば、図2に示す1つの段のインバータで考えてみると、MOSTr2が高インピーダンス状態(OFF状態)のときには、出力端子24および接地端子GND間は非導通である。このとき、MOSTr1は低インピーダンス状態(ON状態)であり、前述の負荷容量には電荷が充電される。そして、MOSTr2が低インピーダンス状態(ON状態)から高インピーダンス状態(OFF状態)に変わるとき、出力端子24および接地端子GND間は導通するが、このとき負荷容量に蓄えられていた電荷が放電される。この放電の影響で、出力端子24の電位状態が高電位(H)状態から低電位(L)状態に移るのに時間的な遅れが生じる。従って、図3従って図1に示す構成のインバータの伝播速度は低下し、リングオシレータ12の出力電圧の発振周波数は低下する。この伝播速度および発振周波数は負荷容量に充電される電荷量、すなわち、電源端子VDDおよび接地端子GND間を流れる電流値に比例して小さくなる。また、リングオシレータ12の出力電圧の発振周波数は、リングオシレータ12を構成しているインバータ26の数に比例して小さくなる。
【0030】
この発明のVCO回路は、このようなリングオシレータ12に加えて電圧−電流変換部18を具えており(図1参照)、この電圧−電流変換部18は、電界効果トランジスタ(FET)Tr5を具えていて、このFETTr5の制御端子をVCO回路の制御入力端子に結合してあり、このFETTr5の第1主電圧をVCO回路の電源端子VDDに接続してあり、およびその第2主電極を各インバータの共通接続された電源供給端子20に結合してあって、このFETTr5を、このFETの出力特性の飽和領域で動作するように接続してある。
【0031】
そして、この図1に示す実施の形態の構成例では、電圧−電流変換部18は、電源端子VDDおよび接地端子GND間に設けられたnチャネルMOSのMOSTr3、pチャネルMOSのMOSTr4およびpチャネルMOSのMOSTr5を具えている。
【0032】
ここで、MOSTr3のゲート電極が電圧−電流変換部18の制御入力端子30に接続されている。また、MOSTr3のソース電極が接地端子GNDに接続されている。そして、MOSTr3のドレイン電極は、MOSTr4のドレイン電極に接続されている。
【0033】
さらに、MOSTr4のドレイン電極は、MOSTr4のゲート電極に接続されており、このゲート電極は、MOSTr5のゲート電極に接続されている。また、MOSTr4のソース電極は、電源端子VDDに接続されている。
【0034】
MOSTr5のソース電極は電源端子VDDに接続されており、ドレイン電極は電圧−電流変換部18の出力端子に接続されている。この電圧−電流変換部18の出力端子は、リングオシレータ12の電源供給端子20に接続される。
【0035】
次に、この構成例の電圧−電流変換部18の動作について説明する。例えば、制御入力端子30の電圧を増加してゆくと、MOSTr5のゲート電極に印加される電圧は減少してゆく。従って、電圧−電流変換部18の出力端子および電源端子VDD間に流れる電流は増加する。このとき、前述したように、リングオシレータ12の電源供給端子20から各インバータに与えられるバイアス電流は増加するので、リングオシレータ12の出力電圧の発振周波数は増大する。
【0036】
この電圧−電流変換部18を構成しているMOSTr5は、既に説明した通り、このFETの出力特性が飽和領域の状態で動作するように設けられている。そして、制御入力端子30に入力される制御入力電圧VINに応じた定電流信号に変えて電源供給端子20へ接続している。
【0037】
図4は、MOSFETの出力特性の様子を示すグラフである。横軸にドレイン・ソース間電圧VDS、縦軸にドレイン電流ID を取って示す。このそれぞれのVDS−ID 特性曲線1〜3はゲート・ソース間電圧VGSが増加すると共に1→2→3と変化してゆく。ドレイン・ソース間電圧VDSが増加すると、ドレイン電流ID が増加するが、その増加率は次第に低下してゆき、ドレイン・ソース間電圧VDSの変化に対してドレイン電流が変化しないようになる。このような、VDS−ID グラフ上の領域のことを飽和領域(図4の点線aによって非飽和領域と飽和領域とを分離して示している。)と呼ぶ。
【0038】
従って、MOSTr5を、上述の飽和領域において動作させれば、ソース電極およびドレイン電極間の電圧が変動してもソース電極およびドレイン電極間に流れるドレイン電流は一定であるので、電源電圧VDDの変動に対する影響を受けない。図4のVDS−ID 特性曲線1を例にとると、飽和領域の範囲Sは、電源電圧VDDが5Vのときには、大体1〜4V程度の範囲である。所望の発振周波数でMOSTr5を飽和領域で動作させるためには、このFETを含むVCO回路を構成するFETのディメンジョン(FETの各構成要素のサイズまたは特性を表す用語。)を適当に設定することにより実現できる。
【0039】
また、MOSTr5を飽和領域で動作させることで、S点の電位を電源電圧VDDより小さくすることができる。後述するように、リングオシレータ12の出力電圧はS点電位およびGND間で振動するから、各インバータの電源供給端子20および接地端子GND間に流れる電流は従来より小さくなる。従って、従来よりも消費電流(消費電力)を小さくすることできる。
【0040】
このように、VCO回路への入力電圧をMOSFETの出力特性の飽和領域を利用して入力電圧に応じた定電流信号に変換し、この定電流信号をリングオシレータの電源電流として供給してリングオシレータを駆動させている。
【0041】
また、この第1の構成例のVCO回路には、その出力端子28に、レベル変換部32を接続して具えていてもよい。このレベル変換部32は、nチャネルMOSのMOSTr6を具え、また、負荷抵抗R0 を具えている。MOSTr6のゲート電極に、VCO回路の出力端子28が接続される。MOSTr6のソース電極は接地端子GNDに接続されている。MOSTr6のドレイン電極に負荷抵抗R0 の一端が接続されており、負荷抵抗R0 の他方の端子は電源端子VDDに接続されている。MOSTr6および負荷抵抗R0 の接続点がレベル変換部32の出力端子34となっている。
【0042】
図5の(A)は、このVCO回路の出力端子28(図のC点)における出力電圧の変化の様子を示すグラフである。また、図5の(B)は、このVCO回路のレベル変換部32の出力端子34の出力電圧VOUT の変化の様子を示すグラフである。図5の(A)、(B)は、横軸に時間tを取り、縦軸に電圧Vを取って示した。
【0043】
図1の回路図のS点の電位(電源供給端子20の電位)をVS とすると、C点における電圧は、ほぼVS 〜GND間で振動する。この電圧VS がMOSTr6のゲート電極Gに印加される。ゲート電極に印加される電圧がVS のときには、MOSTr6は導通状態になり、出力端子34はほぼGND電位になる。また、MOSTr6のゲート電極にGND電位が印加されるときには、MOSTr6は高インピーダンス状態であり、負荷抵抗R0 によって定められる電源電圧レベルVDDからの電圧降下により出力端子34における電圧が決まる。負荷抵抗R0 の値およびMOSTr6の特性を適当に設定することにより、出力端子34の出力電圧を、ほぼ電源電圧VDDおよびGND電位間で振動する出力を得ることができる。
【0044】
[第2の実施の形態]
図6は、第2の実施の形態のVCO回路の構成を示す回路図である。この第2の構成例の電圧−電流変換部18は、MOSTr5のドレイン電極にpチャネルMOSであるMOSTr7のソース電極を接続してある。MOSTr7のゲート電極には、電源電圧VDDから供給され適当にレベル変換された一定電圧VR が印加されている。電圧VR は電源電圧VDDの中間電位程度に設定される。また、MOSTr7のドレイン電極は、リングオシレータ12の電源供給端子20に接続される。
【0045】
このように、MOSTr5のドレイン電極および電源供給端子20間にMOSTr7を挿入することにより、MOSTr5のドレイン電極の電位を固定することができる。図4に示したように、飽和領域で動作するMOSTr5のドレイン電流ID はドレイン・ソース電圧VDSの変動に対して理想的には一定となる。しかし、特にpチャネルMOSの場合には、飽和領域においても一定とならずドレイン・ソース電圧VDSの増加に従い徐々に増加してゆく。この場合には、ドレイン電流ID は一定とならず変動してしまう。そこで、MOSTr5のドレイン電極に、ゲート電極に一定電圧VR が印加されたMOSTr7を接続することにより、ドレイン電極の電位を固定する。よって、電源供給端子20に与えられるバイアス電流が一定に保たれ、リングオシレータの発振周波数を電源VDDの変動の影響を受けずに一定に保つことができる。
【0046】
[第3の実施の形態]
図7は、第3の実施の形態のVCO回路の構成を示す回路図である。この構成例3は、レベル変換部32の負荷抵抗R0 を、電圧−電流変換部18と同じ回路をさらに一つ設けて、この電圧−電流変換部18の出力端子がMOSTr6のドレイン電極に接続されて構成される能動負荷36とした例である。
【0047】
能動負荷36は、電圧−電流変換部18と同一の回路構成である。MOSTr3がMOSTr8に、MOSTr4がMOSTr9に、MOSTr5がMOSTr10に置き換わり、各MOSのチャネルタイプも対応している回路である。
【0048】
MOSTr8のゲート電極は、MOSTr3のゲート電極に接続され、従って、制御入力端子30に接続されている。MOSTr3のソース電極は、接地端子GNDに接続されている。MOSTr3のドレイン電極は、MOSTr9のドレイン電極に接続される。MOSTr9のドレイン電極およびゲート電極は共通であり、MOSTr10のゲート電極に接続されている。MOSTr9およびMOSTr10のソース電極は、電源端子VDDに接続されている。そして、MOSTr10のドレイン電極が、負荷抵抗R0 の代わりにMOSTr6のドレイン電極に接続されていて、この接続点を出力端子34としている。
【0049】
前述したレベル変換部18における負荷抵抗R0 は一定の抵抗値を持つ。よって、VCO回路に入力される制御入力電圧VINが小さいときには、リングオシレータ12の出力電圧の振幅も小さくなり、MOSTr6の吸い込み能力が低下する。すなわち、MOSTr6のゲート電極に印加される最大電圧が小さく、このときMOSTr6が低インピーダンス状態(ON状態)にならず、レベル変換部32の出力端子34の出力電圧がGNDレベルまで落ちない。
【0050】
レベル変換部18を上述した能動負荷36に置き換えることにより、電源端子VDDおよびMOSTr6のドレイン電極間の抵抗値を、制御入力電圧VINの大きさに応じた抵抗値に変化させることが可能になり電源端子VDDおよび出力端子34間の電圧降下を適当に制御することができる。よって、この構成のVCO回路は、制御入力電圧VINが小さいときにも、レベル変換部18の出力端子34の出力電圧VOUT がGNDレベルまで落ち、電源レベルVDDおよびGNDレベル間で振動する電圧を出力する。
【0051】
[第4の実施の形態]
図8は、第4の実施の形態の構成を示す回路図である。この第4の構成例は、第1の構成例における電源供給端子20(図のS点)および接地端子GND間にコンデンサC0 を挿入した例である。
【0052】
このコンデンサC0 を所定の位置に挿入したことにより、S点の電圧レベルの変動分の周波数成分をカットでき、電圧レベルが安定する。従って、電源電圧VDDの電圧変動に対する影響をさらに小さくすることができ、VCO回路の発振周波数の周波数変動をさらに抑圧することができる。
【0053】
コンデンサC0 の容量値は、各MOSFETのディメンジョンと、抑圧すべき電源変動周波数成分に応じた時定数を考慮して決定される。このVCO回路の入力電圧VINは、例えば、PLLに用いられた場合、このPLLに入力される信号の周波数変動に応じて変化する。PLLの入力信号周波数は数M〜数百MHzの場合が多く、この入力周波数に対して100pHz程度の周波数変動に追従するよう設計される。したがって、コンデンサC0 の容量値を10pf以下にして用いれば制御電圧VINの変化に対する応答が遅延することなく所望の効果が得られる。
【0054】
尚、この実施の形態では、このコンデンサC0 を第1の構成例に適用したが、これに限ることなく、他の構成例に対して用いても同様の効果を得ることができる。
【0055】
[第5の実施の形態]
図9は、第5の実施の形態の構成を示す回路図である。この第5の構成例のVCO回路は、リングオシレータ12を別の構成にした例である。
【0056】
MOSTr1およびTr2から構成される各インバータは、次のように構成されている。先ず、各MOSTr1のゲート電極には、一定基準電圧VR が印加されている。各MOSTr1のドレイン電極は、電源供給端子20(S点)に接続される。MOSTr1のドレイン電極およびMOSTr2のドレイン電極は共通に接続されておりこの接続点をインバータの出力端子とする。そして、MOSTr2のゲート電極を入力端子とする。
【0057】
このような構成のインバータの出力端子が入力端子に順次に接続されてリングオシレータ12が構成される。この実施の形態においては、インバータを3段備えており、3段目のインバータの出力端子をリングオシレータ12の出力端子(C点)としている。このような構成にした結果、MOSTr1のゲート電極には常に一定の基準電圧VR が印加され高インピーダンス状態であり、従って、インバータに流れるバイアス電流は低く抑えられ、さらに低消費電流を実現することができる。また、各インバータの出力端子は次段の1個のMOSTrのゲートにしか接続されず、ゲート容量等の負荷容量が低減され、リングオシレータの高速化が容易になる。
【0058】
尚、インバータの数は3個に限らず、3個以上の奇数個であるならばよい。また、この構成のリングオシレータ12を第1の構成例だけでなく前述した別の構成例に適用して用いてもよい。
【0059】
【発明の効果】
この発明のVCO回路の駆動方法によれば、VCO回路への入力電圧をFETの出力特性の飽和領域を利用して入力電圧に応じた定電流信号に変換し、この定電流信号をリングオシレータの電源電流として供給してリングオシレータを駆動させることにより、電源電圧の電圧変動に影響することなく、また、低消費電流を実現することが可能である。
【0060】
また、この発明のVCO回路によれば、出力特性の飽和領域を利用したFETを用いる電圧−電流変換部を具えることにより、電源電圧の電圧変動に影響しにくく、低消費電流のVCO回路を構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の構成例の回路図である。
【図2】インバータの構成例を示す図である。
【図3】リングオシレータの構成を示す図である。
【図4】MOSFETの出力特性を示す図である。
【図5】(A)、(B)は電圧の時間変化を示す図である。
【図6】第2の構成例の回路図である。
【図7】第3の構成例の回路図である。
【図8】第4の構成例の回路図である。
【図9】第5の構成例の回路図である。
【図10】PLLの基本構成を示す図である。
【図11】従来のVCO回路構成を示す図である。
【図12】出力電圧の時間変化を示す図である。
【符号の説明】
10:電圧−電圧変換部
12、48:リングオシレータ
14、30:制御入力端子
16、28:出力端子(VCO回路)
18:電圧−電流変換部
20:電源供給端子
22:入力端子(インバータ)
24:出力端子(インバータ)
26、26a、26b、26c:インバータ
32:レベル変換部
34:出力端子(レベル変換部)
36:能動負荷
38:周波数位相比較器
40:チャージポンプ
42:ローパスフィルタ
44:VCO回路
46:N分周器

Claims (9)

  1. リングオシレータを備えるVCO回路を駆動するに当たり、該VCO回路への入力電圧を、出カ特性が飽和領域において動作するFETを用いて前記FETのソース電極及びドレイン電極間の電圧が変動してもソース電極及びドレイン電極間に流れるドレイン電流を一定にさせることにより定電流信号に変換し、該定電流信号をリングオシレータの電源電流として供給して該リングオシレータを駆動させることを特徴とするVCO回路の駆動方法。
  2. 入力端子、出力端子、電源供給端子および接地端子を具えるインバータを、3段以上の奇数段だけ、その入力端子および出力端子を順次に接続してなるリングオシレータを含み、制御入力端子、出力端子および電源端子を少なくとも具えるVCO回路において、
    前記インバータの電源供給端子の各々は共通接続してあり、および
    制御電極が前記制御入力端子に結合され、第1主竃極が前記電源端子に結合されおよび第2主電極が前記電源供給端子に結合され、かつ、FETの出力特性の飽和領域で動作するように設けられている当該FETを含む電圧−電流変換部を具え、
    前記制御入力端子へ入力された制御入力電圧を、前記FETで、該制御入力電圧に応じた定電流信号に変えて前記電源供給端子へ接続してなることを特徴とするVCO回路。
  3. 請求項2に記載のVCO回路において、
    前記FETをpチャネルMOSの第1FETとし、前記電圧−電流変換部は、前記電源端子および接地端子間に設けられた該第1FET、pチャネルMOSの第2FETおよびnチャネルMOSの第3FETを具え、
    前記第1FETの第1主電極および前記第2FETの第1主電極が前記電源端子に接続され、前記第3FETの第1主電極が接地端子に接続されており、
    前記第1FETの制御電極、前記第2FETの制御電極、前記第2FETの第2主電極および前記第3FETの第2主電極が接続されており、
    前記第3FETの制御電極を前記制御入力端子とし、前記第1FETの第2主電極を前記電源供給端子に接続してなる
    ことを特徴とするVCO回路。
  4. 請求項2に記載のVCO回路において、
    前記FETをpチャネルMOSの第1FETとし、前記電圧−電流変換部は、前記電源端子および接地端子間に設けられた該第1FET、pチャネルMOSの第2FET、nチャネルMOSの第3FETおよびpチャネルMOSの第4FETを具え、
    前記第1FETの第1主電極および前記第2FETの第1主電極が前記電源端子に接続され、前記第3FETの第1主電極が接地端子に接続されており、
    前記第1FETの制御電極、前記第2FETの制御電極、前記第2FETの第2主電極および前記第3FETの第2主電極が接続されており、
    前記第1FETの第2主電極が前記第4FETの第1主電極に接続され、前記第4FETの制御電極に一定電圧が印加されており、
    前記第3FETの制御電極を前記制御入力端子とし、前記第4FETの第2主電極を前記電源供給端子に接続してなる
    ことを特徴とするVCO回路。
  5. 請求項2に記載のVCO回路において、
    前記インバータは、前記電源供給端子および接地端子間にpチャネルMOSの第5FETおよびnチャネルMOSの第6FETを具え、これら第5および第6FETの制御電極どうしが接続されこの接続点を前記入力端子とし、
    前記第5FETの第1主電極が前記電源供給端子に接続され、前記第5FETの第2主電極および前記第6FETの第1主電極が接続されこの接続点を前記出力端子とし、
    前記第6FETの第2主電極を前記接地端子に接続してなる
    ことを特徴とするVCO回路。
  6. 請求項2に記載のVCO回路において、
    前記インバータは、前記電源供給端子および接地端子間にpチャネルMOS第5FETおよびnチャネルMOSの第6FETを具え、
    前記第5FETの第1主電極が前記電源供給端子に接続され、前記第5FETの第2主電極および前記第6FETの第1主電極が接続されこの接続点を前記出力端子とし、
    前記第5FETの制御電極に一定電圧を印加し、前記第6FETの制御電極を前記入力端子とし、
    前記第6FETの第2主電極を前記接地端子に接続してなる
    ことを特徴とするVCO回路。
  7. 請求項2に記載のVCO回路において、
    前記インバータの出力端子の一つに接続される制御電極を有する第7FETおよび負荷抵抗を具え、
    前記第7FETの第1主電極および前記負荷抵抗の一端が接続されこの接続点を出力端子とし、
    前記第7FETの第2主電極が接地端子に接続されており、前記負荷抵抗の別の一端が電源端子に接続してなるレベル変換部を具える
    ことを特徴とするVCO回路。
  8. 請求項7に記載のVCO回路において、
    前記負荷抵抗は、前記電圧−電流変換部をさらに一つ設け、この電圧−電流変換部の出力端子が前記第7FETの第1主電極に接続されて構成されている能動負荷とすることを特徴とするVCO回路。
  9. 請求項2から請求項8のいずれか一項に記載のVCO回路において、
    前記電源供給端子および接地端子間にコンデンサを挿入してあることを特徴とするVCO回路。
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