JP2003347539A - 固体撮像装置及び固体撮像装置アレイ - Google Patents

固体撮像装置及び固体撮像装置アレイ

Info

Publication number
JP2003347539A
JP2003347539A JP2002153035A JP2002153035A JP2003347539A JP 2003347539 A JP2003347539 A JP 2003347539A JP 2002153035 A JP2002153035 A JP 2002153035A JP 2002153035 A JP2002153035 A JP 2002153035A JP 2003347539 A JP2003347539 A JP 2003347539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid
light
pixel
state imaging
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002153035A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003347539A5 (ja
JP4246964B2 (ja
Inventor
Kazuhisa Miyaguchi
和久 宮口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2002153035A priority Critical patent/JP4246964B2/ja
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to EP03725732A priority patent/EP1515370B1/en
Priority to AU2003231373A priority patent/AU2003231373A1/en
Priority to US10/515,548 priority patent/US7193252B2/en
Priority to DE60326955T priority patent/DE60326955D1/de
Priority to PCT/JP2003/005610 priority patent/WO2003100862A1/ja
Publication of JP2003347539A publication Critical patent/JP2003347539A/ja
Publication of JP2003347539A5 publication Critical patent/JP2003347539A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4246964B2 publication Critical patent/JP4246964B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/148Charge coupled imagers
    • H01L27/14831Area CCD imagers
    • H01L27/1485Frame transfer
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/148Charge coupled imagers
    • H01L27/14806Structural or functional details thereof
    • H01L27/14812Special geometry or disposition of pixel-elements, address lines or gate-electrodes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不感領域を小さくし、光検出部を広くできる
固体撮像装置、及びそれを用いた固体撮像装置アレイを
提供する。 【解決手段】 n行m列に配列される画素Aによって構
成される光検出部10において、多結晶シリコンからな
る転送電極12a〜12dに電気的に接続されて転送電
圧を印加する供給配線13a、13bを、被遮光画素D
の表面上の一部を覆うように設置する。これにより、従
来は光検出部の水平方向の両端部に存在した、供給配線
を設置するための不感領域をなくすことができ、光検出
部を広くできる。また、固体撮像装置を複数、水平方向
に隣接させて用いるような場合に撮像されない部分を少
なくできる。また、被遮光画素Dまたは他の画素Aから
の出力信号に基づいて、被遮光画素Dへの入射光量の低
下分を補正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置及び
固体撮像装置アレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフル・フレーム転送型固体撮像装
置(FFT型CCD)またはフレーム転送型(FT型)
CCDの、2相駆動の場合の上面図を図7(a)に、IV
−IV矢印断面図を図7(b)に示す。
【0003】CCD100は、半導体基板101と、半
導体基板101の表面側に設置された転送電極102
と、転送電極102に電気的に接続された供給配線10
3とを備えている。そして、CCD100には入射する
光の像を撮像する光検出部が構成されている。光検出部
には画素Eが水平方向及び垂直方向に複数個配列されて
いる。そして、画素Eに対して光が入射することによっ
て画素Eの内部に電荷が発生し、光の像を撮像する。
【0004】転送電極102は、光検出部の水平方向を
長手方向として1つの画素Eにつき所定本数並んで画素
E上に設置されており、垂直転送電圧が供給されること
によって電荷を垂直方向に転送する。また、供給配線1
03は転送電極102へ転送電圧を供給するための配線
であり、垂直方向を長手方向として、光の像を撮像しな
い不感領域FであるCCD100の両端部に設置されて
いる。
【0005】光の像がCCD100の表面側より入射す
ると、画素Eの内部に電荷が発生する。そして、供給配
線103を通じて転送電極102へ供給される垂直転送
電圧によって、電荷が画素E内を矢印cの方向に転送さ
れる。
【0006】FFT型CCD及びFT型CCDにおいて
は、転送電極102の材料として多結晶シリコン(ポリ
シリコン)などの光を透過する材料が用いられる。そし
て、転送電極102の両端に設置されるアルミなどの金
属からなる供給配線103が転送電極102への電圧供
給に用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】アルミなどからなる供
給配線103は光を遮ることから、従来のCCDでは、
上記したようにCCD100の両端部の不感領域Fに供
給配線103を設置している。しかしながら、不感領域
Fの存在はCCD100の表面を有効に利用するという
点において問題であり、不感領域Fは極力小さいことが
好ましい。また、このような不感領域Fは、固体撮像装
置を複数、水平方向に隣接するように並べる場合にも問
題となる。すなわち、複数並べられた固体撮像装置同士
の間に不感領域Fが存在することにより、光の像の一部
が撮像されない。
【0008】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたものであり、不感領域を小さくし、光検出部を
広くできる固体撮像装置、及びそれを用いた固体撮像装
置アレイを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による固体撮像装置は、p型半導体層
及びn型半導体層を含む半導体基板上に形成され、水平
方向を分割するm列(mは2以上の整数)及び垂直方向
を分割するn行(nは2以上の整数)からなる2次元状
に配列されているm×n個の画素を有し、入射される光
の像を撮像する光検出部と、光検出部の水平方向を長手
方向として画素上に設置され、画素において発生した電
荷を垂直方向に転送する垂直転送電圧が印加される転送
電極と、金属または金属シリサイドからなり、光検出部
の垂直方向を長手方向として所定の画素である被遮光画
素上にその一部を覆うように設置され、転送電極に電気
的に接続されて垂直転送電圧を転送電極に印加する供給
配線とを備え、供給配線による被遮光画素の出力信号の
低下分を補正可能に構成されていることを特徴とする。
【0010】本発明による固体撮像装置は、光を遮る金
属または金属シリサイドからなる供給配線を画素上に設
置することによって、光検出部の水平方向の両端部での
供給配線を設置するための不感領域をなくすことができ
るので、光検出部を広くすることができる。また、不感
領域をなくすことにより、固体撮像装置を複数、水平方
向に隣接させて用いるような場合に撮像されない部分を
少なくすることができる。また、供給配線は、被遮光画
素の一部のみを覆う構成となっている。このとき、被遮
光画素の他の部分には光が入射され、ある程度出力量が
低下した出力信号が被遮光画素から出力される。したが
って、上記構成の固体撮像装置によれば、出力信号に基
づいて、被遮光画素への入射光量の低下分を補正するこ
とができる。
【0011】また、固体撮像装置は、供給配線がm列の
うち光検出部の両端の列の画素上に設置されることを特
徴としてもよい。または、固体撮像装置は、供給配線が
m列のうち光検出部の略中央の列の画素上に設置される
ことを特徴としてもよい。供給配線をこれらのいずれか
により配置することによって、供給配線から転送電極へ
転送電圧を効率よく印加できる。また、供給配線を光検
出部の略中央の列の画素上に設置する構成では、供給配
線の本数が必要最小限になるので、被遮光画素の個数を
少なくすることができる。
【0012】また、上記した構成を併用して、供給配線
をm列のうち光検出部の両端の列及び略中央の列の画素
上に設置すれば、転送電極の、供給配線から最も離れて
いる部分と供給配線との距離がさらに短くなり、電荷転
送速度をより高めることができる。
【0013】また、固体撮像装置は、供給配線がk相の
垂直転送電圧を印加するk本を組として設置されるとと
もに、組を構成するk本の供給配線が1つの列の画素上
に設置されることを特徴としてもよい。このように供給
配線が設置されることによって、供給配線の一組につき
要する被遮光画素の個数を少なくすることができる。
【0014】また、固体撮像装置は、供給配線がk相の
垂直転送電圧を印加するk本を組として設置されるとと
もに、組を構成するk本の供給配線が複数の列に分散し
て設置されることを特徴としてもよい。このように供給
配線が設置されることによって、被遮光画素の、供給配
線に覆われる面積が少なくなり、被遮光画素への入射光
量の低下分は小さくなる。これにより、被遮光画素の出
力信号の補正を容易にすることができる。
【0015】また、固体撮像装置は、予め光検出部に強
度が略均一な光を入射させて基準出力信号を求め、被遮
光画素の出力信号を基準出力信号に基づいて補正するこ
とを特徴としてもよい。または、固体撮像装置は、被遮
光画素に隣接する画素の出力信号に基づいて被遮光画素
の出力信号を補正することを特徴としてもよい。これら
のように被遮光画素、またはそれ以外の画素の出力信号
を補正に用いることによって、被遮光画素の出力信号の
補正を容易にすることができる。
【0016】また、固体撮像装置は、所定個数の画素に
おいて発生した電荷を加算して出力信号とするビニング
を行うことを特徴としてもよい。これにより隣接する複
数の画素を単位画素として扱えるため、単位画素の出力
信号に対する供給配線による影響は、被遮光画素に対す
るそれよりも小さくなり、被遮光画素の出力信号を好適
に補正することができる。
【0017】また、固体撮像装置は、撮像対象の移動速
度に対応した速度で電荷を垂直方向に転送しつつ撮像対
象の光の像に対してぶれのない撮像を行うTDI駆動法
によって垂直転送電圧を制御することを特徴とする。例
えばベルトコンベア上にある物体など、一定速度で移動
している物体を撮像するときには、撮像対象の移動速度
に対応した速度で電荷転送を行いつつ、さらに電荷の蓄
積を行い、移動する光の像に対してぶれのない撮像を行
うTDI(Time Delay Integration)駆動法が有効であ
る。固体撮像装置が上記のように垂直転送電圧を制御す
ることにより、一定速度で移動する撮像対象を、明瞭に
撮像することができる。
【0018】また、本発明による固体撮像装置アレイ
は、上記した固体撮像装置が複数、光検出部が水平方向
に並んだ状態で、互いに隣接されていることを特徴とす
る。上記した固体撮像装置は供給配線設置のための不感
領域が不要なので、複数の固体撮像装置をこのように配
列する場合には、各光検出部間の間隔を狭くすることが
できる。これにより、固体撮像装置アレイによって撮像
された画像において存在する不撮像部分を小さくするこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面とともに本発明による
固体撮像装置及び固体撮像装置アレイの好適な実施形態
について詳細に説明する。なお、図面の説明においては
同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略す
る。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一
致していない。
【0020】図1は本発明による固体撮像装置の第1実
施形態を表面側から見た概略構成図である。本実施形態
においては、固体撮像装置は2相駆動のFFT型CCD
を備えている。このFFT型CCDは、光検出部の表面
側から光の像が入射することにより生成される電荷を光
検出部において転送する構成を有している。
【0021】本固体撮像装置は、FFT型CCDである
CCD1、及び電荷転送制御部20によって構成されて
いる。このうち、CCD1は、光検出部10、水平シフ
トレジスタ15、及びアンプ部16を備えている。
【0022】光検出部10は、その水平方向が、垂直方
向を長手方向とするm個の列H1〜Hm(mは2以上の
整数)に、また垂直方向が、水平方向を長手方向とする
n個の行V1〜Vn(nは2以上の整数)に分割され
て、m×n個の画素Aから構成されている。そして、光
検出部10の表面側より光の像が入射すると、画素Aの
内部に電荷が発生する。
【0023】光透過性を有する、多結晶シリコン等から
なる転送電極(図示しない)は、光検出部10の表面側
に光検出部10の全体を覆って、各行Vj(j=1〜
n)の長手方向と平行な方向(水平方向)に設置され
る。また、この転送電極は、2相駆動に対応して、各行
に対して2本または4本ずつ設置される。そして、2相
駆動に対応する垂直転送電圧P1、P2を転送電極へ供
給するための供給配線13a及び13bが、光検出部1
0の各列Hi(i=1〜m)の長手方向と平行な方向
(垂直方向)を長手方向として設置される。
【0024】また、この供給配線13a及び13bは、
電気抵抗の低いアルミなどの金属または金属シリサイド
からなり、m個の列のうち光検出部10の両端の列H1
及びHmの画素上に、各画素の一部を覆うように設置さ
れる。このとき、供給配線13a及び13bに覆われる
被遮光画素Dの一部は覆われずに光が入射するため、こ
の部分による電荷が被遮光画素Dに発生する。また、供
給配線13a及び13bは、供給配線13a、13bそ
れぞれ1本ずつの2本を組として一列につき一組ずつ設
置されている。供給配線13aは、各行Vjに対して2
本または4本ずつ設置されている転送電極のうち対応す
る転送電極に電気的に接続されており、転送電圧P1を
これらの転送電極へ供給する。同様に、供給配線13b
は対応する転送電極に電気的に接続されており、転送電
圧P2をこれらの転送電極へ供給する。転送電極にこれ
らの垂直転送電圧P1、P2が供給されることによっ
て、画素A内部において発生した電荷を蓄積するととも
に、垂直方向(図中の矢印a)に転送する垂直シフトレ
ジスタが構成される。そして、垂直転送電圧P1、P2
が電荷転送制御部20により制御されることによって、
画素A内で電荷が転送される。
【0025】水平シフトレジスタ15は、各画素Aにお
いて発生し、光検出部10の垂直方向に転送されてきた
電荷を光検出部10から受け取り、水平方向(矢印b)
に転送してこれをアンプ部16へ出力する。水平シフト
レジスタ15から出力された電荷はアンプ部16によっ
て増幅され、各画素ごとの出力信号として固体撮像装置
の外部へ出力される。
【0026】図2は、図1に示した固体撮像装置のCC
D1の構成の一部を示す(a)上面図、及び(b)I−
I矢印断面図である。図2に示すCCD1は、半導体基
板11、転送電極12a〜12d、供給配線13a及び
13b、絶縁層14によって構成されている。
【0027】半導体基板11は、導電型がp+型であっ
て半導体基板11の基体となるp+型半導体基板111
と、その表面側に形成されたエピタキシャル層であるp
型半導体層112と、さらにその表面側に形成された、
n型半導体層113及びp+型半導体層114とを備え
る。n型半導体層113及びp+型半導体層114は、
光検出部10の垂直方向を長手方向として水平方向に交
互に設けられている。n型半導体層113とp型半導体
層112はpn接合を構成しており、n型半導体層11
3は光の像を入射して電荷を生成する光検出領域となっ
ている。そして、n型半導体層113は光検出部10の
各列Hi(i=1〜m)を構成している。また、p+
半導体層114は、各列Hiを分離するアイソレーショ
ン領域Cを形成している。
【0028】また、転送電極12a〜12dは、半導体
基板11の表面上に絶縁層14を介して設置される。転
送電極12a〜12dは、光検出部10の水平方向と平
行な方向を長手方向として、垂直方向に交互に設置され
ており、各行Vj(j=1〜n)を構成している。そし
て、これらn型半導体層113及び転送電極12a〜1
2dによって、n行m列に配列される画素Aが構成され
る。
【0029】転送電極12a及び12bには供給配線1
3aが電気的に接続されており、転送電極12aと12
bとに垂直転送電圧P1が供給される。同様に、転送電
極12c及び12dには供給配線13bが電気的に接続
されており、転送電極12cと12dとに垂直転送電圧
P2が供給される。すなわち、半導体基板11に対し
て、転送電極12a及び12bの組が1相の垂直転送電
圧を印加しており、転送電極12c及び12dの組がさ
らに1相の転送電極を印加している。
【0030】また、半導体基板11、転送電極12a〜
12d、及び供給配線13a、13bを互いに絶縁する
絶縁層14の材料としては、光を透過する酸化膜等が用
いられる。
【0031】供給配線13a及び13bは、光検出部1
0の各列Hiに平行な方向をその長手方向として、光検
出部10の列H1及びHmの表面上に設置される。ま
た、供給配線13aの半導体基板11側には凸状部13
1aが設けられており、凸状部131aは転送電極12
a及び12bと電気的に接続している。同様に、供給配
線13bの半導体基板11側には凸状部131b(図2
(b)では図示せず)が設けられており、凸状部131
bは転送電極12c及び12dと電気的に接続してい
る。
【0032】本実施形態による固体撮像装置において、
光の像が光検出部10の表面側から入射すると、光の像
は転送電極12a〜12d及び絶縁層14を透過して、
光検出部10の各画素A内部へ到達する。そして、各画
素A内部において電荷が発生する。この電荷は、垂直転
送電圧P1、P2が対応する転送電極12a〜12dに
印加されるとともに、これらの電圧が電荷転送制御部2
0によって制御されることによって画素A内部に一旦保
持され、垂直方向に転送される。転送された電荷は水平
シフトレジスタ15へ出力される。そして、電荷は水平
シフトレジスタ15によって水平方向に転送され、アン
プ部16へ入力されて増幅される。増幅された電荷は、
各画素Aごとの出力信号として固体撮像装置の外部へ出
力される。
【0033】本実施形態による固体撮像装置は上記した
構成及び動作によって、以下の効果を奏する。すなわ
ち、従来はCCDの両端の不感領域に設置されていた、
光を遮る金属または金属シリサイドからなる供給配線1
3a及び13bが、本実施形態による固体撮像装置にお
いては画素上に設置されている。これによって、供給配
線13a及び13bを設置するための不感領域をCCD
の両端からなくすことができるので、CCD1において
光検出部10を広くすることができる。
【0034】また、供給配線13a及び13bは、被遮
光画素Dの一部のみを覆う構成となっている。このと
き、被遮光画素Dの他の部分には光が入射され、ある程
度出力量が低下した出力信号が被遮光画素Dから出力さ
れる。したがって、上記構成の固体撮像装置によれば、
出力量が低下した出力信号に基づいて、被遮光画素Dへ
の入射光量の低下分を補正することができる。
【0035】図3は、1024列64行のFFT型CC
Dにおける(a)画素Aの出力信号データの一例、及び
(b)被遮光画素D及び画素Aの出力信号データの一例
を示す表である。なお、FFT型CCDを後述するTD
I駆動した場合の出力信号の補正方法としては、垂直方
向の64画素分の信号は加算されるのと同等である。し
たがって、各列に対応する、水平方向の1024チャネ
ル分についての出力信号を補正すれば充分である。この
ため、図3(a)及び(b)の表においては、いずれも
水平方向についての出力信号の変化を示している。
【0036】図3(a)に示す画素番号は、水平方向の
チャネル番号を示している。出力信号は、チャネル1〜
4、及び1021〜1024の出力信号の一例を示して
いる。また、チャネル5〜1020の出力信号に関して
は、チャネル1〜4、及びチャネル1021〜1024
と略同様であるため省略している。
【0037】図3(b)に示す画素番号も図3(a)と
同様に、水平方向のチャネル番号を示している。出力信
号も同様に、チャネル1〜4、及びチャネル1021〜
1024の出力信号の一例を示している。ただし、供給
配線が列H2及び列H3、並びに列H1022及び列H
1023の画素の表面上に設置されて、対応するチャネ
ルのすべての画素が被遮光画素となっている。
【0038】供給配線が設置されない画素では、図3
(a)に示すように隣接する画素同士の互いの出力信号
の差は微小である。しかし、被遮光画素の出力信号は、
図3(b)に示すように、供給配線が設置されない画素
の出力信号と較べ、供給配線によって覆われる面積等に
応じて出力信号が低下する。この出力信号の低下分を補
正すれば、供給配線の出力信号への影響を除くことがで
きる。
【0039】図3(b)に示したような、被遮光画素に
おける出力信号に対する補正方法としては、以下に示す
方法が有効である。
【0040】まず、光検出部に予め強度が略均一な光を
入射して得られる出力信号である基準出力信号を得る。
そして、被遮光画素の基準出力信号に基づいて当該被遮
光画素の出力信号を補正する。あるいは、被遮光画素に
隣接する画素の基準出力信号に基づいて被遮光画素の出
力信号を補正してもよい。
【0041】また、基準出力信号を用いずに、被遮光画
素に隣接する画素の出力信号に基づいて補正を行っても
よい。すなわち、被遮光画素の出力信号の値と、被遮光
画素に隣接する、被遮光画素ではない画素の出力信号の
値との相関を利用して、被遮光画素の出力信号を補正す
る。
【0042】補正方法の一例としては、基準出力信号に
基づいて、被遮光画素の基準出力信号に補正係数を乗じ
た値とそれ以外の画素の基準出力信号の値とが略等しく
なるような補正係数を算出し、光の像を撮像する際に、
撮像して得られた出力信号のうち被遮光画素の出力信号
に補正係数を乗じてこれを補正するといった方法があ
る。
【0043】以上の補正方法により、被遮光画素の出力
信号を容易に補正することができる。
【0044】例えば、画素の寸法が一辺48μm程度の
大きなCCDでは、画素寸法よりも小さい20μm程度
の供給配線を用いる。供給配線で隠れた面積だけ信号は
低下するが、この程度の低下であれば再現性があるた
め、上記した補正方法で補正することができる。
【0045】また、画素の寸法が一辺24μmのように
小さいCCDでは、遮光部分の割合が大きく、補正時の
誤差が大きくなる。このような場合には、所定個数(例
えば、2×2の4個)の画素において発生した電荷を加
算して出力信号とするビニングを行った後に、被遮光画
素の出力信号に対する補正を行ってもよい。
【0046】このようなビニングは、解像度を低くして
も支障がないような装置に本固体撮像装置を適用する場
合において、特に有効である。例えば、X線の撮像の場
合は可視光の撮像に比べて解像度は低くてもよい場合が
多く、歯科での治療に用いられるパノラマ、セファロX
線撮像装置においては、解像度は5〜10Lp/mm程
度でよい。あるいは、パノラマX線撮像装置において
は、解像度は2〜5Lp/mm程度で充分である。ここ
で、2〜5Lp/mmとは幅1mmの中に描かれた2〜
5の白黒線の組(ラインペア)までを解像できる解像度
である。これは、約200〜500μmの画素寸法に相
当する。パノラマ、セファロX線撮像装置として固体撮
像装置を用いる場合、例えば2×2の4個の画素の出力
信号を加算するようなビニングを行っても、これらのX
線撮像装置はセンサとして有効に機能できる。
【0047】上記したように、ビニングを行えば、隣接
する複数の画素を単位画素として扱える。このため、単
位画素の出力信号に対する供給配線による影響は、被遮
光画素に対するそれよりも小さくなり、被遮光画素の出
力信号を好適に補正することができる。なお、例えば上
記したような2×2のビニングを行う場合であって、供
給配線を2つ以上の列の表面上に設置するときには、供
給配線が設置される列同士が隣接しないように供給配線
を設置するとよい。
【0048】また、図1及び図2に示した固体撮像装置
において、供給配線13a及び13bは、光検出部10
の両端の列の画素上に設置されている。このように設置
すれば、供給配線13a及び13bから転送電極12a
〜12dへ垂直転送電圧P1、P2を効率よく印加でき
る。また、本実施形態以外にも、供給配線13a及び1
3bを光検出部10の略中央の列に設置することによっ
て、本実施形態と同様の効果が得られる。さらに、この
ように配置すれば、供給配線の本数が必要最小限になる
ので、被遮光画素の個数を少なくすることができる。
【0049】また、供給配線13a及び13bは、2相
の垂直転送電圧P1、P2を印加する2本を組として設
置されるとともに、組を構成する2本の供給配線が1つ
の列の画素上に設置されている。このように供給配線を
設置することによって、供給配線の一組につき要する、
出力信号を補正する被遮光画素Dの個数を少なくするこ
とができる。
【0050】また、例えばベルトコンベア上にある物体
など、一定速度で移動している撮像対象を撮像する方法
として、TDI(Time Delay Integration)駆動法があ
る。TDI駆動法は、撮像対象の移動速度に対応した速
度でポテンシャルウェル間の電荷転送を行いつつ、さら
に電荷の蓄積を行い、移動する光の像に対してぶれのな
い撮像を行う方法である。このような駆動法は、上述し
た電荷転送制御部20による垂直転送電圧P1、P2の
制御によって実現される。固体撮像装置の電荷転送制御
部20がこのようなTDI駆動法による電荷転送を行う
ことによって、一定速度で移動する撮像対象を、明瞭に
撮像することができる。なお、前述したパノラマ、セフ
ァロX線撮像装置においても、このTDI駆動法はよく
用いられる。
【0051】また、上記の構成によって不感領域をなく
すことができるという効果は、複数の固体撮像装置を、
光検出部10が水平方向に並んだ状態で互いに隣接する
ように配列される固体撮像装置アレイにおいて特に有効
である。
【0052】図4は、本発明による固体撮像装置を用い
た固体撮像装置アレイを表面側から見た概略構成図であ
る。図4に示す固体撮像装置アレイは、図1に示したC
CD1が複数、水平方向に隣接するように配列されてい
る。
【0053】固体撮像装置アレイは、寸法が大きく、1
個の固体撮像装置では撮像できないような撮像対象を複
数の固体撮像装置において撮像する。従来の固体撮像装
置アレイにおいては、供給配線が設置される光検出部の
両端部は光検出部としては用いず、画素を設けない。こ
のため、複数の光検出部にわたって撮像された画像に
は、各光検出部間に存在する供給配線設置による不感領
域のため、画像の内部に一定の不撮像部分が生じる。
【0054】図4に示す固体撮像装置アレイは、固体撮
像装置が供給配線13a及び13bを画素上に設置する
ことによって供給配線を設置することによる不感領域を
なくしているため、固体撮像装置アレイによって撮像さ
れた画像において存在する不撮像部分を小さくすること
ができる。
【0055】ここで、歯科での治療に用いられるX線撮
像装置を例に挙げる。歯科での治療に用いられるセファ
ロX線撮像装置では、固体撮像装置において撮像が可能
な領域である有効光検出領域の長さとして220mm程
度、パノラマX線撮像装置では同150mm程度が必要
となる。しかし、1つの固体撮像装置でこれらの長さの
有効光検出領域を実現するのは困難である。したがっ
て、複数の固体撮像装置をセラミックまたはプリント基
板などに並べて設置して、有効光検出領域として必要な
長さを得る。
【0056】このとき、従来の固体撮像装置では、各光
検出部同士の繋ぎ目に、例えば光検出部の一方の端部の
不感領域の幅が100μm、他方のそれが200μmと
すると、合わせて300μmの幅の不感領域が生じる。
そして、この不感領域によって撮像された画像に不撮像
部分が存在し、歯科での診断に影響を与えることがあ
る。 このように、従来の固体撮像装置アレイでは、撮
像された画像に不撮像部分が存在することが問題とな
る。そこで、図4に示した固体撮像装置アレイを用いれ
ば、供給配線設置による不感領域がなくなり、不撮像部
分を小さくすることができる。
【0057】図5は、第2実施形態による固体撮像装置
のCCD2の構成の一部を示す(a)上面図、及び
(b)II−II矢印断面図である。図5に示すCCD2
は、半導体基板11、転送電極12a〜12d、供給配
線23a及び23b、絶縁層14によって構成されてい
る。これらのうち、供給配線23a及び23bの構成以
外は第1実施形態による固体撮像装置と同様であるた
め、説明を省略する。
【0058】供給配線23a及び23bは、光検出部1
0の各列Hiに平行な方向をその長手方向として、列H
1、Hm、及び略中央の列の表面上に設置される。ま
た、供給配線23aには凸状部231aが、供給配線2
3bには凸状部231bがそれぞれ設けられており、こ
れらの凸状部を介して、転送電極12a、12bへ垂直
転送電圧P1が、転送電極12c、12dへ垂直転送電
圧P2がそれぞれ印加される。
【0059】本実施形態による固体撮像装置は、供給配
線23a及び23bを設置するための不感領域をCCD
の両端からなくすことができるので、CCD2において
光検出部10を広くすることができる。また、供給配線
23a及び23bは、被遮光画素Dの一部のみを覆う構
成となっている。したがって、出力量が低下した出力信
号に基づいて、被遮光画素Dへの入射光量の低下分を補
正することができる。
【0060】また、供給配線23a及び23bが、第1
実施形態での位置に加えて光検出部10の略中央の列の
表面上にも一組設置されている。このため、供給配線2
3a同士、及び23b同士のそれぞれの間の距離が短く
なる。これにより、転送電極12a〜12dの電気抵抗
による影響を低く抑えることができるので、CCD2の
電荷転送速度を速くすることができ、CCD2を高速で
駆動することが可能になる。
【0061】なお、供給配線23a、23bは光検出部
10の略中央の列の表面上にのみ設置してもよい。この
ように設置すれば、供給配線23a及び23bから転送
電極12a〜12dへ垂直転送電圧P1、P2を効率よ
く印加できる。また、供給配線の本数が必要最小限にな
るので、被遮光画素の個数を少なくすることができる。
【0062】図6は、第3実施形態による固体撮像装置
のCCD3の構成の一部を示す(a)上面図、及び
(b)III−III矢印断面図である。図6に示すCCD3
は、半導体基板11、転送電極12a〜12d、供給配
線33a及び33b、絶縁層14によって構成されてい
る。これらのうち、供給配線33a及び33bの構成以
外は第1実施形態による固体撮像装置と同様であるた
め、説明を省略する。
【0063】供給配線33a及び33bは、光検出部1
0の各列Hiに平行な方向をその長手方向として、絶縁
層14の表面上の任意の列Hiの表面上に設置される。
このとき、供給配線33aと33bとは互いに異なる列
に設置される。また、供給配線33aには凸状部331
aが、供給配線33bには凸状部331bがそれぞれ設
けられており、これらの凸状部を介して、転送電極12
a、12bへ垂直転送電圧P1が、転送電極12c、1
2dへ垂直転送電圧P2がそれぞれ印加される。
【0064】本実施形態による固体撮像装置は、供給配
線33a及び33bを設置するための不感領域をCCD
の両端からなくすことができるので、CCD3において
光検出部10を広くすることができる。また、供給配線
33a及び33bは、被遮光画素Dの一部のみを覆う構
成となっている。したがって、出力量が低下した出力信
号に基づいて、被遮光画素Dへの入射光量の低下分を補
正することができる。
【0065】また、供給配線33a及び33bは、2相
の垂直転送電圧P1、P2を印加する組を構成する2本
の供給配線が互いに異なる列の画素上に設置されてい
る。このように供給配線が設置されることによって、被
遮光画素1個当たりの、供給配線に覆われる面積が少な
くなり、被遮光画素への入射光量の低下分は小さくな
る。これにより、被遮光画素の出力信号の補正を容易に
することができる。
【0066】本発明による固体撮像装置は、上記した実
施形態に限られるものではなく、様々な変形が可能であ
る。例えば、供給配線は、上記した実施形態以外にも任
意の個数、任意の位置で画素の表面上に設置することが
できるので、必要な電荷転送速度、補正方法などに応じ
て適宜設計するとよい。
【0067】また、上記した各実施形態では、2相駆動
のCCDを用いている。これ以外に、3相駆動以上のC
CDを用いても、必要本数の供給配線を画素上に設置す
ることにより、本発明による固体撮像装置を好適に構成
することができる。
【0068】また、上記した各実施形態では、CCDと
してFFT型CCDが用いられているが、他のCCDで
もよい。例えば、光検出部と水平シフトレジスタとの間
に電荷蓄積部を有するフレーム転送型CCD(FT型C
CD)が上記構成の供給配線を備えることにより、固体
撮像装置の光検出部を広くすることができる。
【0069】
【発明の効果】本発明による固体撮像装置及び固体撮像
装置アレイは、以上詳細に説明したように、次のような
効果を得る。すなわち、固体撮像装置は、光を遮る材料
からなる供給配線を画素上に設置することによって、従
来は光検出部の水平方向の両端部に存在した、供給配線
を設置するための不感領域をなくすことができるので、
光検出部を広くすることができる。また、固体撮像装置
は、不感領域をなくすことにより、固体撮像装置を複
数、水平方向に隣接させて用いるような場合に撮像され
ない部分を少なくすることができる。
【0070】また、供給配線は、被遮光画素の一部のみ
を覆う構成となっている。このとき、被遮光画素の他の
部分には光が入射され、ある程度出力量が低下した出力
信号が被遮光画素から出力される。したがって、上記構
成の固体撮像装置によれば、出力信号に基づいて、被遮
光画素への入射光量の低下分を補正することができる。
【0071】また、固体撮像装置アレイは、上記した固
体撮像装置を用いることによって各光検出部間の間隔を
狭くすることができるので、固体撮像装置アレイによっ
て撮像された画像において存在する不撮像部分を小さく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体撮像装置の第1実施形態を表
面側から見た概略構成図である。
【図2】図1に示した固体撮像装置のCCDの構成の一
部を示す(a)上面図、及び(b)I−I矢印断面図で
ある。
【図3】1024列64行のFFT型CCDにおける
(a)画素Aの出力信号データの一例、及び(b)被遮
光画素D及び画素Aの出力信号データの一例を示す表で
ある。
【図4】本発明による固体撮像装置を用いた固体撮像装
置アレイを表面側から見た概略構成図である。
【図5】第2実施形態による固体撮像装置のCCDの構
成の一部を示す(a)上面図、及び(b)II−II矢印断
面図である。
【図6】第3実施形態による固体撮像装置のCCDの構
成の一部を示す(a)上面図、及び(b)III−III矢印
断面図である。
【図7】従来のフル・フレーム転送型固体撮像装置(F
FT型CCD)またはフレーム転送型(FT型)CCD
の、(a)2相駆動の場合の上面図、及び(b)IV−IV
矢印断面図である。
【符号の説明】
1…CCD、10…光検出部、11…半導体基板、11
1…n+型半導体基板、112…p型半導体層、113
…n型半導体層、114…p+型半導体層、12a〜1
2d…転送電極、13a、13b…供給配線、131
a、131b…凸状部、14…絶縁層、15…水平シフ
トレジスタ、16…アンプ部、20…電荷転送制御部、
A…画素、C…アイソレーション領域、D…被遮光画
素。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p型半導体層及びn型半導体層を含む半
    導体基板上に形成され、水平方向を分割するm列(mは
    2以上の整数)及び垂直方向を分割するn行(nは2以
    上の整数)からなる2次元状に配列されているm×n個
    の画素を有し、入射される光の像を撮像する光検出部
    と、 前記光検出部の水平方向を長手方向として前記画素上に
    設置され、前記画素において発生した電荷を垂直方向に
    転送する垂直転送電圧が印加される転送電極と、 金属または金属シリサイドからなり、前記光検出部の垂
    直方向を長手方向として所定の前記画素である被遮光画
    素上にその一部を覆うように設置され、前記転送電極に
    電気的に接続されて前記垂直転送電圧を前記転送電極に
    印加する供給配線とを備え、 前記供給配線による前記被遮光画素の出力信号の低下分
    を補正可能に構成されていることを特徴とする固体撮像
    装置。
  2. 【請求項2】 前記供給配線は、前記m列のうち前記光
    検出部の両端の列の前記画素上に設置されることを特徴
    とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記供給配線は、前記m列のうち前記光
    検出部の略中央の列の前記画素上に設置されることを特
    徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記供給配線は、k相の前記垂直転送電
    圧を印加するk本を組として設置されるとともに、組を
    構成するk本の前記供給配線が1つの列の前記画素上に
    設置されることを特徴とする請求項1〜3に記載の固体
    撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記供給配線は、k相の前記垂直転送電
    圧を印加するk本を組として設置されるとともに、組を
    構成するk本の前記供給配線が複数の列に分散して設置
    されることを特徴とする請求項1〜3に記載の固体撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 予め前記光検出部に強度が略均一な光を
    入射させて基準出力信号を求め、前記被遮光画素の出力
    信号を前記基準出力信号に基づいて補正することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の固体撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記被遮光画素に隣接する前記画素の出
    力信号に基づいて前記被遮光画素の出力信号を補正する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の
    固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 所定個数の前記画素において発生した電
    荷を加算して出力信号とするビニングを行うことを特徴
    とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の固体撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 撮像対象の移動速度に対応した速度で電
    荷を垂直方向に転送しつつ前記撮像対象の前記光の像に
    対してぶれのない撮像を行うTDI駆動法によって前記
    垂直転送電圧を制御することを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一項に記載の
    固体撮像装置が複数、前記光検出部が水平方向に並んだ
    状態で、互いに隣接するよう配列されていることを特徴
    とする固体撮像装置アレイ。
JP2002153035A 2002-05-27 2002-05-27 固体撮像装置及び固体撮像装置アレイ Expired - Lifetime JP4246964B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002153035A JP4246964B2 (ja) 2002-05-27 2002-05-27 固体撮像装置及び固体撮像装置アレイ
AU2003231373A AU2003231373A1 (en) 2002-05-27 2003-05-02 Solid-state imaging device and solid-state imaging device array
US10/515,548 US7193252B2 (en) 2002-05-27 2003-05-02 Solid-state imaging device and solid-state imaging device array
DE60326955T DE60326955D1 (de) 2002-05-27 2003-05-02 Halbleiterabbildungseinrichtung und halbleiterabbildungsarray
EP03725732A EP1515370B1 (en) 2002-05-27 2003-05-02 Solid-state imaging device and solid-state imaging device array
PCT/JP2003/005610 WO2003100862A1 (fr) 2002-05-27 2003-05-02 Dispositif de formation d'images a semi-conducteurs et reseau d'imageurs a semi-conducteurs

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002153035A JP4246964B2 (ja) 2002-05-27 2002-05-27 固体撮像装置及び固体撮像装置アレイ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003347539A true JP2003347539A (ja) 2003-12-05
JP2003347539A5 JP2003347539A5 (ja) 2005-08-04
JP4246964B2 JP4246964B2 (ja) 2009-04-02

Family

ID=29561286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002153035A Expired - Lifetime JP4246964B2 (ja) 2002-05-27 2002-05-27 固体撮像装置及び固体撮像装置アレイ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7193252B2 (ja)
EP (1) EP1515370B1 (ja)
JP (1) JP4246964B2 (ja)
AU (1) AU2003231373A1 (ja)
DE (1) DE60326955D1 (ja)
WO (1) WO2003100862A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008103487A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Hamamatsu Photonics Kk 固体撮像装置
JP2011056170A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Fujifilm Corp X線撮影システム及びその制御方法
WO2014126100A1 (ja) 2013-02-13 2014-08-21 浜松ホトニクス株式会社 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法
JP2020065727A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 キヤノン株式会社 放射線撮影装置、放射線撮影方法及びプログラム
JP2020537345A (ja) * 2017-10-11 2020-12-17 ケーエルエー コーポレイション 接地またはバイアスされたチャネルストップ接点を備えたイメージセンサ

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005241513A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Rigaku Corp Ccdセンサの制御方法及び装置並びにx線回折装置
JP4714502B2 (ja) * 2005-04-26 2011-06-29 パナソニック株式会社 固体撮像装置
US20060267059A1 (en) * 2005-05-25 2006-11-30 Macronix International Co., Ltd. Peripheral circuit architecture for array memory
JP4731278B2 (ja) * 2005-10-25 2011-07-20 パナソニック株式会社 固体撮像素子の駆動法方法
JP5470928B2 (ja) * 2009-03-11 2014-04-16 ソニー株式会社 固体撮像装置の製造方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57188183A (en) * 1981-05-15 1982-11-19 Canon Inc Solid-state image pickup device
US4689687A (en) * 1984-11-13 1987-08-25 Hitachi, Ltd. Charge transfer type solid-state imaging device
JPS62220807A (ja) * 1986-03-20 1987-09-29 Toshiba Corp スタ−スキヤナ
US4972254A (en) * 1987-02-24 1990-11-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid state image sensors for reproducing high definition images
JP2880026B2 (ja) * 1992-08-28 1999-04-05 富士写真フイルム株式会社 Ccd撮像装置とその駆動方法
JP3203060B2 (ja) 1992-08-28 2001-08-27 浜松ホトニクス株式会社 放射線検出器
US5483090A (en) * 1993-04-09 1996-01-09 Sanyo Electric Co., Ltd. Solid-state image pickup device and method for manufacturing such device
JP3310404B2 (ja) * 1993-07-23 2002-08-05 浜松ホトニクス株式会社 冷却型固体撮像装置
JP2701726B2 (ja) * 1993-12-28 1998-01-21 日本電気株式会社 固体撮像装置
JP3334992B2 (ja) * 1994-02-22 2002-10-15 浜松ホトニクス株式会社 Ccd固体撮像装置および製造方法
US5530475A (en) * 1994-11-30 1996-06-25 Eastman Kodak Company Image sensor with oversized vertical shift registers for marker pixel generation
US5821547A (en) * 1997-03-10 1998-10-13 Talmi; Yair Temporal filter using interline charged coupled device
DE19818975A1 (de) * 1997-08-12 1999-02-18 Hewlett Packard Co Verfahren zum Korrigieren des Dunkelstroms in CMOS-Bilderzeugungssensoren
JP3426935B2 (ja) * 1997-10-21 2003-07-14 三洋電機株式会社 固体撮像素子及び固体撮像素子の製造方法
JP4271753B2 (ja) 1998-09-21 2009-06-03 浜松ホトニクス株式会社 固体撮像装置
JP2000069373A (ja) * 1999-08-23 2000-03-03 Hamamatsu Photonics Kk Ccd固体撮像装置
DE60045484D1 (de) * 1999-09-30 2011-02-17 Shimadzu Corp Ultraschnelles bildaufnahmegerät
EP1102323B1 (en) * 1999-11-19 2012-08-15 CSEM Centre Suisse d'Electronique et de Microtechnique SA - Recherche et Développement Method for detecting electromagnetic radiation using an optoelectronic sensor
US6744526B2 (en) * 2001-02-09 2004-06-01 Eastman Kodak Company Image sensor having black pixels disposed in a spaced-apart relationship from the active pixels
JP2002289822A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Hamamatsu Photonics Kk X線ccd
US7218351B2 (en) * 2002-04-05 2007-05-15 Victor Company Of Japan, Limited Image-sensing apparatus for compensating video signal of a plurality of channels
US9386241B2 (en) * 2003-07-02 2016-07-05 Verity Instruments, Inc. Apparatus and method for enhancing dynamic range of charge coupled device-based spectrograph

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008103487A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Hamamatsu Photonics Kk 固体撮像装置
JP2011056170A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Fujifilm Corp X線撮影システム及びその制御方法
WO2014126100A1 (ja) 2013-02-13 2014-08-21 浜松ホトニクス株式会社 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法
KR20150120334A (ko) 2013-02-13 2015-10-27 하마마츠 포토닉스 가부시키가이샤 고체 촬상 장치 및 고체 촬상 장치의 제조 방법
US9749561B2 (en) 2013-02-13 2017-08-29 Hamamatsu Photonics K.K. Solid-state image pickup device and method for manufacturing solid-state image pickup device
JP2020537345A (ja) * 2017-10-11 2020-12-17 ケーエルエー コーポレイション 接地またはバイアスされたチャネルストップ接点を備えたイメージセンサ
JP7060683B2 (ja) 2017-10-11 2022-04-26 ケーエルエー コーポレイション 接地またはバイアスされたチャネルストップ接点を備えたイメージセンサ
JP2020065727A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 キヤノン株式会社 放射線撮影装置、放射線撮影方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1515370B1 (en) 2009-04-01
DE60326955D1 (de) 2009-05-14
US20050151169A1 (en) 2005-07-14
WO2003100862A1 (fr) 2003-12-04
EP1515370A1 (en) 2005-03-16
AU2003231373A1 (en) 2003-12-12
EP1515370A4 (en) 2006-03-15
JP4246964B2 (ja) 2009-04-02
US7193252B2 (en) 2007-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9843751B2 (en) Solid-state image sensor and camera system
KR102542664B1 (ko) 고체 촬상 장치 및 그 구동 방법, 및 전자 기기
US9293503B2 (en) Solid-state imaging device, method for driving the same, method for manufacturing the same, and electronic device
ES2218571T3 (es) Captador de imagenes en estado solido.
KR101511388B1 (ko) 광 감지 어레이 및 그 작동 방법
US7667183B2 (en) Image sensor with high fill factor pixels and method for forming an image sensor
JP2006073733A (ja) 固体撮像装置及び固体撮像システム
US8488735B2 (en) Solid-state imager and X-ray CT apparatus including same
US20100289933A1 (en) Image sensing device and imaging system
EP3010227B1 (en) Solid-state imaging device
JP3337976B2 (ja) 撮像装置
JPH08206102A (ja) X線診断装置
EP0866502A2 (en) Architecture for a CCD-imager with multiple readout registers
JP4246964B2 (ja) 固体撮像装置及び固体撮像装置アレイ
JPH07226495A (ja) 減少されたフォトダイオード間のクロストークを有するccd画像センサー
JP2002325204A (ja) 撮像装置
US10397501B2 (en) Solid-state image sensor and imaging apparatus
US7589775B2 (en) Solid-state imaging device
JPH0150156B2 (ja)
JPS62206878A (ja) 固体撮像素子
KR20020074407A (ko) 고체 촬상 소자
JP2005216886A (ja) 固体撮像装置
JP5000258B2 (ja) 固体撮像装置
JP2005243946A (ja) 固体撮像素子及びその駆動方法
JP2003309769A (ja) 固体撮像素子及びその水平転送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4246964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term