JP2003343836A - 点火プラグおよびバーナ - Google Patents

点火プラグおよびバーナ

Info

Publication number
JP2003343836A
JP2003343836A JP2002154437A JP2002154437A JP2003343836A JP 2003343836 A JP2003343836 A JP 2003343836A JP 2002154437 A JP2002154437 A JP 2002154437A JP 2002154437 A JP2002154437 A JP 2002154437A JP 2003343836 A JP2003343836 A JP 2003343836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spark
plug
stabilizer
burner
annular space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002154437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3886415B2 (ja
Inventor
Norio Yumoto
範夫 湯本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosoyama Nekki Co Ltd
Original Assignee
Hosoyama Nekki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hosoyama Nekki Co Ltd filed Critical Hosoyama Nekki Co Ltd
Priority to JP2002154437A priority Critical patent/JP3886415B2/ja
Publication of JP2003343836A publication Critical patent/JP2003343836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3886415B2 publication Critical patent/JP3886415B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spark Plugs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火プラグで発生する火花を広い範囲に発生
させて、バーナのノズルから噴射される燃料に確実に着
火させる。 【解決手段】 点火プラグ1は、軸穴2aを有する円筒
状のプラグホルダ2と、プラグホルダ2の先端部に連結
された軸穴3bを有する円筒状の延長パイプ3と、延長
パイプ3の先端部に螺合して連結された軸穴4aを有す
る円筒状のスタビライザー4と、プラグホルダ2の基端
部に取り付けられたプラグ本体5に支持されたスパーク
棒6とを備えている。プラグホルダ2の気体導入孔2c
から送入した気体を環状空間8を経てスタビライザー4
の先端から噴出させた状態で、スパーク棒3とスタビラ
イザー4との間に火花を発生させると、その火花は上記
噴出気体によってスパーク棒3の先端側へ広がり、バー
ナのノズルから噴射される燃料に確実に着火する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス器具、ボイラ
等の燃焼装置のバーナに設ける点火プラグおよび該点火
プラグを備えたバーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス器具等のバーナに設ける点火
プラグとして、プラグホルダの内側に設けた碍子等の絶
縁体内に埋め込まれた中心電極(スパーク棒)と、先端
を折り曲げて前記中心電極の先端に小間隙をあけて対抗
させた外側電極とを備え、前記中心電極に高電圧をかけ
て、前記外側電極との間に火花を発生させ、その火花に
よってバーナのノズルから噴射される燃料と空気の混合
流体に着火させるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記点
火プラグで発生される火花は、両電極の近辺の範囲に限
られた小さなものであり、風が強く吹く着火条件の悪い
条件下では、風の影響を受けてガスバーナの混合流体に
火花が届かず着火し難い。特に、大きなバーナの場合、
バーナのノズルから点火プラグの火花発生部分までの距
離がかなり離れているため、容易に着火できない問題が
ある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、点火プラグで発生する火花を広い範囲に発生させ
て、バーナのノズルから噴射される燃料に確実に着火さ
せることができる点火プラグおよび該点火プラグを適用
したバーナを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、以下の点を特徴としている。すなわち、
請求項1に係る点火プラグは、筒状のプラグホルダと、
該プラグホルダの先端部に取り付けられた一方の電極と
しての筒状のスタビライザーと、前記プラグホルダの基
端部に絶縁体を介して取り付けられ、プラグホルダとス
タビライザーの内部に挿通されて先端部を前記スタビラ
イザーの先端より前方に突き出した他方の電極としての
スパーク棒とを備えた点火プラグにおいて、前記スタビ
ライザーと前記スパーク棒との間には環状空間が設けら
れ、該環状空間にスパーク棒の先端側に流れる気体が送
入されるように構成されていることを特徴としている。
【0006】また、請求項2に係わる点火プラグは、請
求項1に記載の点火プラグにおいて、前記スタビライザ
ーは内側が先細りのテーパ穴に形成されていることを特
徴としている。また、請求項3に係わる点火プラグは、
請求項1または2に記載の点火プラグにおいて、前記気
体が燃料と空気との混合気体であることを特徴としてい
る。
【0007】さらに、請求項4に係るバーナは、請求項
1または2に記載の点火プラグが、前記スタビライザー
とスパーク棒を、燃料を噴射するノズルを設けた燃焼部
における前記ノズルの前方に位置させて設けられ、前記
燃料を燃焼させるための燃焼用空気が前記環状空間に送
入されるように構成されていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る点火プラグ1について図1を参照して説明する。前記
点火プラグ1は、軸穴2aを有する黄銅等の材料からな
る円筒状(筒状)のプラグホルダ2と、該プラグホルダ
2の先端部(図1で左端部)にねじリング3aを介して
連結され、前記軸穴2aと連通する軸穴3bを有するス
テンレス鋼等の材料からなる円筒状(筒状)の延長パイ
プ3と、該延長パイプ3の先端部に螺合して連結され、
前記軸穴3bと連通する軸穴4aを有する延長パイプ3
と同一の材料からなる円筒状(筒状)のスタビライザー
4と、前記プラグホルダ2の基端部(図1で右端部)に
設けたねじ穴2bに螺合して取り付けられたプラグ本体
5に支持されたステンレス鋼等からなるスパーク棒6と
を備えている。
【0009】前記スパーク棒6は、点火プラグ1の一方
の電極をなすものであり、その基端部側(図1で右端部
側)が前記プラグ本体5の内側に碍子等の絶縁部材(図
示せず)を介して支持され、先端部側(図1で左端部
側)が前記プラグホルダ2,延長パイプ3,スタビライ
ザー4の各軸穴2a,3b,4aを通して先端がスタビ
ライザー4の先端より前方(図1で左方)へ所定長さだ
け突出されており、基端部(図1で右端部)に点火コイ
ルに接続されるプラグ端子5aが設けられている。
【0010】また、前記プラグ棒6は、その先端部近傍
がスタビライザー4の軸穴4aに装着された碍子等の絶
縁性材料からなるスペーサ7に支持されて前記各軸穴2
a,3b,4aの軸心に位置され、プラグ棒6と該各軸
穴2a,3b,4aとの間にそれらを隔てる所定間隔の
環状空間8が設けられている。前記プラグホルダ2には
前記環状空間8に空気等の気体を送入するねじ孔からな
る気体導入孔2cが設けられている。
【0011】前記スペーサ7には、前記延長パイプ3の
軸穴3bとスタビライザー4の先端側に形成された先細
りのテーパ穴4bに連通する通孔7aが周方向に複数個
設けられている。なお、前記スタビライザー4の先端側
外周も先細りのテーパ状に形成されている。また、図1
中9は前記スパーク棒6の先端側を除く外周部に被覆し
た絶縁性材料の保護チューブ、2dは点火プラグ1をバ
ーナに螺合して取り付けるための雄ねじ部である。
【0012】前記構成の点火プラグ1は、ガスバーナ等
に使用する場合は、ガスバーナ等に、その燃料ガス(燃
料)を噴射するノズルの前方の近傍位置に臨ませて、雄
ねじ部2dを介して取り付け、前記プラグホルダ5の気
体導入孔2cに燃焼用空気または外気を送入する配管等
を接続し、点火プラグ1のプラグ本体5のプラグ端子5
aに点火コイルを接続する。そして、ガスバーナ等に着
火させる場合には、点火スイッチ等の操作によって、ガ
スバーナのノズルから混合ガスを噴射させると共に前記
気体導入孔2cから前記燃焼用空気または外気をブロア
等により送入し、同時に、前記点火コイルに電源を導通
させて前記プラグ端子5aを介して前記スパーク棒6に
高電圧をかけて、スタビライザー4の先端との間に火花
を発生させる。
【0013】このとき、気体導入孔2cからプラグホル
ダ2内に導入された空気が環状空間8を通ってスタビラ
イザー4の先細りのテーパ穴4bによって絞られて、そ
の開口部からスパーク棒6の先端部に沿って噴出されて
いるので、発生した火花はスパーク棒6の先端側へ沿っ
て大きく良好に広がり、ガスバーナのノズルから噴射さ
れた混合ガスの部分に確実に到達させることができる。
これにより、大きなガスバーナ等やバーナの燃焼部に風
が吹着きむような着火条件の悪い状況下であっても、ノ
ズルから噴射される燃料に火花を確実に接触させること
ができ、失敗なく確実に混合ガスに着火させることがで
きる。
【0014】前記環状空間8内に流す空気は、環状空間
8の大きさやスタビライザー4の先端開口部の口径等に
よって異なるが、流速を5m/s〜40m/sの範囲に
設定するのが好ましい。前記燃料が着火、燃焼中におい
ても、前記環状空間8に空気の送入が継続されるので、
スタビライザー4の先端開口から噴出する空気によっ
て、該スタビライザー4の先端部とスパーク棒6の先端
部が冷却され、それらの部分がガスバーナ等の燃焼熱に
よって高温に過熱されて焼損するおそれはなく、スタビ
ライザー4とプラグ棒6の寿命を延長させることができ
る。
【0015】次に、本発明の他の実施の形態に係る点火
プラグ10と該点火プラグ10を適用した本発明の一実
施の形態に係るガスバーナ11について図2、図3を参
照して説明する。前記ガスバーナ11は、両端が閉鎖さ
れ、一側部(図1、図2で下側)に空気供給管12aを
設けた円筒状の外筒12と、該外筒12の内側に環状空
間aをあけて同心状に設けた円筒状の内筒13と、該内
筒13内に環状空間bをあけて同心状に設けたノズル1
4と、該ノズル14内に燃料ガスを導入する燃料供給管
15を備えている。
【0016】前記内筒13は、一端側の開口部13aが
外周を前記外筒12の一端側の閉鎖壁部12bに固定さ
れて該閉鎖壁部12bより突き出され、他端側の閉鎖壁
部13bが外筒12の他端側の閉鎖壁部12cとの間に
空間cをあけて設けられ、閉鎖端部13bには前記環状
空間bに連絡する通気孔13cが周方向に適宜間隔をあ
けて複数個設けられている。前記ノズル14は、その一
端部(図2で右端部)に耐熱性金属で網状に形成されて
多数の通気口を有するノズル板14aが装着され、他端
部が前記内筒13の閉鎖壁部13bに取り付けられてい
る。前記燃料供給管15は、外筒12の閉鎖壁部12c
を貫いて前記ノズル14内に挿入され、その内側端部に
燃料ガスをノズル14内に噴出する噴口を周囲に設けた
噴射ヘッド15aが設けられている。
【0017】前記点火プラグ10は、軸穴16aを有す
る黄銅等の材料からなる円筒状(筒状)のプラグホルダ
16と、該プラグホルダ16に、軸穴16aの先端側
(図2,図3で下端側)の大径軸穴部16bに基端部側
を嵌合して連結され、前記軸穴16aと連通する軸穴1
7aを有するステンレス鋼等の材料からなる電極として
の円筒状(筒状)のスタビライザー17と、前記プラグ
ホルダ16の基端部(図1で上端部)に支持して設けた
電極としてのスパーク棒18とを備えている。
【0018】前記プラグホルダ16は、その先端側の小
径筒部16cの雄ねじ部16c1を前記ガスバーナ11
の外筒12の他側部(図2、図3で上側部)に設けた取
付座12dのねじ穴に螺合させ、先端面を前記内筒13
に設けた受け座13dに当接させて前記外筒12に取り
付けられている。プラグホルダ16の小径筒部16cに
は、前記ガスバーナ11の環状空間aと前記軸穴16a
の大径軸穴16bとを連通する貫通穴(気体導入孔)1
6eが、周方向に複数個間隔をあけて設けられている。
また、前記プラグホルダ16の小径筒部16cの段部と
前記取付座12dの座面との当接部およびプラグホルダ
16の先端面と前記受け座13dとの当接部には、それ
ぞれ耐熱材料製のシールパッキン19a,19bが装着
されている。
【0019】前記スタビライザー17は、先端側(図
2、図3で下端側)が、外周部を先細りのテーパに形成
されて、前記ガスバーナ11の受け座13dの内側を通
して前記内筒13内に突き出されて、先端部が前記ノズ
ル14の前方(図2で右方)における近傍であり、かつ
ノズル14の外周の延長面に近接した位置に位置されて
いる。また、前記スタビライザー17の軸穴17aは、
その先端側が先細りのテーパ穴17bとなっており、ス
タビライザー17の軸方向の略中央において、前記貫通
孔16eに対して周方向と軸方向の位相を合わせて設け
た貫通孔(気体導入孔)17cによって、前記貫通孔1
6eを経て前記環状空間aに連通されている。さらに、
スタビライザー17の軸穴17aには、前記テーパ穴1
7bと貫通孔17cとの間の区間に軸穴20aを有する
碍子等の絶縁部材からなる円筒状のスペーサ20が嵌合
されている。
【0020】前記スパーク棒18は、碍子等の絶縁部材
からなる円筒状の保持体21の中心部に固定され、先端
部側(図2、図3で下端部側)を碍子から露出させて前
記スペーサ20の軸穴20aとテーパ穴17bを経てス
タビライザー17から前記ガスバーナ11の内筒13内
に突出されて、その先端が前記ガスバーナ11のノズル
14の外周の延長部よりノズル14の中心寄りの位置ま
で延長されている。そして、前記保持体21は、その基
部側(図2、図3で上側)にナット22が固定され、該
ナット22を前記プラグホルダ16のねじ穴16bに螺
合させてプラグホルダ16に支持されており、これによ
り、前記スパーク棒18が前記スタビライザー17、ス
ペーサ20の各軸穴17a,20a、テーパ穴17bの
中心に位置されて、スパーク棒18と各軸穴17a,2
0a、テーパ穴17bの内面との間にスタビライザー1
7の先端に開口する環状空間dが形成され、該環状空間
dは前記貫通孔17c,16eを介して前記環状空間a
に連通している。また、前記スパーク棒18の基端部
(図2、図3で上端部)には点火コイルに接続されるプ
ラグ端子23が設けられている。
【0021】前記実施の形態に係るガスバーナ11に着
火させる場合には、点火スイッチ等を操作して、前記燃
料供給管15に燃料ガスを送ると共に前記空気供給管1
2aから燃焼用空気を前記外筒12内に供給し、同時
に、前記点火コイルに電源を導通させると、前記点火プ
ラグ10のプラグ端子23を介して前記スパーク棒18
に高電圧がかけられて、スタビライザー17の先端との
間に火花が発生される。このとき、ブロア等により空気
供給管12aから燃焼用空気が外筒12内の環状空間a
に挿入され、前記噴射ヘッド15aから前記ノズル14
内に噴射された燃料ガスと前記環状空間aから空間cを
経てノズル14内に入った燃焼用空気とが混合されてな
る混合ガス(燃料)が、ノズル14のノズル板14aか
ら前方(点火プラグ10側)の燃焼部11aに噴射して
いるので、前記火花は、その噴射した混合ガスと接触し
て該混合ガスに着火させる。着火した混合ガスは前記内
筒13の通気孔13cから環状空間bを通って前方に流
れる燃焼用空気によって燃焼する。
【0022】前記実施の形態に係るガスバーナ11によ
れば、前記空気供給管12aから外筒12内の環状空間
aに入った燃焼用空気が、前記点火プラグ10のプラグ
ホルダ16の貫通孔16e、前記スタビライザー17の
貫通孔17cを経てスタビライザー17内の環状空間d
に入り、スタビライザー17の先端の開口部から吹き出
されているので、スパーク棒18とスタビライザー17
との間に発生した火花は、スパーク棒18の先端側に沿
って大きく広がり、ガスバーナ11のノズル14から噴
射された混合ガスの部分に確実に到達させることができ
る。これにより、前記実施の形態に係る点火プラグ1を
使用した場合と同様に、着火条件の悪い状況下であって
も、ノズル14から噴射される混合ガスに確実に着火さ
せることができる。
【0023】また、前記ガスバーナ11に装着された点
火プラグ10は、前記実施の形態に係る点火プラグ1と
同様に、前記スタビライザー17の環状空間d内を流れ
る燃焼用空気によってスタビライザー17とスパーク棒
18が冷却されることにより、それらの電極17、18
がガスバーナ11の燃焼熱により高温に過熱されて焼損
するのを防止することができる。しかも、前記ガスバー
ナ11の燃焼用空気をガスバーナ11内で前記外筒12
内の環状空間aからスタビライザー17の環状空間d内
に導入することができるので、別途に前記環状空間d内
に空気を送入する配管が不要となり、構造が簡単とな
り、製造も容易である。
【0024】なお、前記実施の形態に係る点火プラグ
1,10を、バーナに設けて、該バーナのノズルから噴
射された燃料に着火させるための点火プラグとして使用
する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、
前記点火プラグ1,10の環状空間8,dに燃料と空気
と混合流体を流し、この混合流体をスパーク棒6,18
とスタビライザー4,17との間に発生する火花で着
火、燃焼させることにより、点火プラグ1,10自体を
バーナとして有効に使用することができる。
【0025】なお、前記実施の形態に係るガスバーナに
おいては、ノズル14内で燃料ガスに予混合するための
燃焼用空気を前記点火プラグ10の環状空間d内に送入
するようにしたが、これに限らず、ノズル14の前方の
燃焼部11aで該ノズル14からの燃料に混合させるた
めの燃焼用空気を前記環状空間d内に送入するようにし
てもよい。また、前記ノズル14から噴射された混合ガ
スが着火、燃焼する燃焼部11aが前記内筒13で囲ま
れた室内空間に形成されているが、これに限らず、ガス
バーナの燃焼部は開放された空間に形成されていてもよ
い。また、前記においては、本発明を燃料ガスを燃焼す
るガスバーナに適用した場合について説明したが、本発
明はこれに限らず、液体燃料を燃焼する液体燃料バーナ
に適用することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような優れた効果を奏する。請求項1に係る点火プ
ラグによれば、スタビライザーとスパーク棒との間に環
状空間が設けられ、該環状空間にスパーク棒の先端側に
流れる気体が送入されるように構成されているので、前
記環状空間に空気等の気体を流すことによって、スパー
ク棒とスタビライザーとの間に発生する火花を、スパー
ク棒に沿ってその先端側へ大きく広がらせることがで
き、バーナのノズルから噴射される燃料に確実に接触さ
せて容易に着火させることができる。また、前記環状空
間内を流れる気体によって前記スタビライザーとスパー
ク棒を冷却することができ、それらの電極がバーナの燃
焼熱により高温に過熱されて焼損するのを防ぐことがで
きる。
【0027】請求項2に係る点火プラグによれば、スタ
ビライザーは内側が先細りのテーパ穴に形成されている
ので、点火プラグの環状空間内を流れる気体がスパーク
棒にに沿って流れやすくなり、スパーク棒の先端側への
火花の広がりを一層良好にすることができる。請求項3
に係る点火プラグによれば、点火プラグの環状空間に燃
料と空気との混合流体が送入されるので、点火プラグを
バーナとして有効に使用することができる。
【0028】請求項4に係るバーナによれば、請求項1
または2に記載の点火プラグが設けられ、そのスタビラ
イザーとスパーク棒との環状空間に、バーナの燃焼用空
気が送入されるように構成されているので、燃料と空気
との混合流体に対する着火性の向上が図れると共に、前
記環状空間内を流れる空気によって前記スタビライザー
とスパーク棒が冷却されることにより、それらの電極が
バーナの燃焼熱により高温に過熱されて焼損するのを防
ぐことができる。しかも、バーナの燃焼用空気をバーナ
内で前記環状空間に導入することができるので、別途に
前記環状空間に空気を導入する配管が不要となり、構造
が簡単となり、製造も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る点火プラグを示
す縦断面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態に係るバーナを示す縦
断面図である。
【図3】 図2のX−X断面図である。
【符号の説明】
1,10 点火プラグ 2、16 プラグホルダ 2c 気体導入孔 3 延長パイプ 4,17 スタビライザー 4a,17b テーパ穴 5 プラグ本体 6,18 スパーク棒 8 環状空間 11 ガスバーナ 12 外筒 12a 空気供給管 13 内筒 14 ノズル 15 燃料供給管 16e,17c 貫通孔(気体導入孔) 21 保持体 23 プラグ端子 a,b,c,d 環状空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のプラグホルダと、該プラグホルダ
    の先端部に取り付けられた一方の電極としての筒状のス
    タビライザーと、前記プラグホルダの基端部に絶縁体を
    介して取り付けられ、プラグホルダとスタビライザーの
    内部に挿通されて先端部を前記スタビライザーの先端よ
    り前方に突き出した他方の電極としてのスパーク棒とを
    備えた点火プラグにおいて、 前記スタビライザーと前記スパーク棒との間には環状空
    間が設けられ、該環状空間にスパーク棒の先端側に流れ
    る気体が送入されるように構成されていることを特徴と
    する点火プラグ。
  2. 【請求項2】 前記スタビライザーは内側が先細りのテ
    ーパ穴に形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の点火プラグ。
  3. 【請求項3】 前記気体が燃料と空気との混合気体であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の点火プラ
    グ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の点火プラグ
    が、前記スタビライザーとスパーク棒を、燃料を噴射す
    るノズルを設けた燃焼部における前記ノズルの前方に位
    置させて設けられ、前記燃料を燃焼させるための燃焼用
    空気が前記環状空間に送入されるように構成されている
    ことを特徴とするバーナ。
JP2002154437A 2002-05-28 2002-05-28 点火プラグおよびバーナ Expired - Lifetime JP3886415B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002154437A JP3886415B2 (ja) 2002-05-28 2002-05-28 点火プラグおよびバーナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002154437A JP3886415B2 (ja) 2002-05-28 2002-05-28 点火プラグおよびバーナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003343836A true JP2003343836A (ja) 2003-12-03
JP3886415B2 JP3886415B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=29771245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002154437A Expired - Lifetime JP3886415B2 (ja) 2002-05-28 2002-05-28 点火プラグおよびバーナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3886415B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100644428B1 (ko) 2005-07-28 2006-11-10 주식회사 대림이엔지 고전압 점화장치
JP2009229010A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Osaka Gas Co Ltd バーナ装置
CN109539305A (zh) * 2019-01-15 2019-03-29 佛山市科皓燃烧设备制造有限公司 一种应用于工业燃烧器的新型自冷却电极

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100644428B1 (ko) 2005-07-28 2006-11-10 주식회사 대림이엔지 고전압 점화장치
JP2009229010A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Osaka Gas Co Ltd バーナ装置
CN109539305A (zh) * 2019-01-15 2019-03-29 佛山市科皓燃烧设备制造有限公司 一种应用于工业燃烧器的新型自冷却电极
CN109539305B (zh) * 2019-01-15 2023-10-10 佛山市科皓燃烧设备制造有限公司 一种应用于工业燃烧器的新型自冷却电极

Also Published As

Publication number Publication date
JP3886415B2 (ja) 2007-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5695328A (en) Ignition apparatus using electrostatic nozzle and catalytic igniter
US5799637A (en) Rocket effect sparking plug
US1650342A (en) Inclosed liquid-fuel burner
CN114930084B (zh) 燃烧器
JP3175588B2 (ja) 燃料吐出構造
JP5297060B2 (ja) バーナ装置
JPH08135967A (ja) パイロットバーナ及びそれを利用したパイロットバーナ兼用ガスノズル
JP2003343836A (ja) 点火プラグおよびバーナ
JP2004108734A (ja) バーナ
JPH1068510A (ja) 燃料噴射ガン
JPH11354290A (ja) 微粉炭着火用プラズマトーチ
JP5523548B2 (ja) 点火器
KR200282913Y1 (ko) 초기점화용파이롯버너
US4416615A (en) Fuel burner construction
JP2009257672A (ja) 予混合バーナ
KR980008870U (ko) 소둔로 메인버너의 파이럿 버너
KR20040023397A (ko) 풍동용 히터
JPS6222741Y2 (ja)
JPS6344683Y2 (ja)
KR20020076103A (ko) 화염안정기능이 내장된 Elect Rod식 Pilot Burner
JPH03160215A (ja) 点火プラグ組み込み型パイロットバーナ
JPS6347724Y2 (ja)
JPH09310816A (ja) 液体燃料燃焼装置
JPH037728Y2 (ja)
JPS63243615A (ja) 液体燃料燃焼装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3886415

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131201

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term