JP5297060B2 - バーナ装置 - Google Patents
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Description
一般的に、この種のバーナ装置では、通常は、燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給部から送り込まれる燃焼用空気により、バーナヘッド全体のみならず、絶縁部材をも冷却されて、その強度が維持されて耐久性を保つものである(尚、この様な従来技術に関しては、当業者の間で広く知られているものであるが、該当する構成が記載された特許文献などは見あたらないので、先行技術文献は示していない。)。
炉の外壁に取り付けられ、且つ、燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給部が形成された第2取り付け部材と、当該第2取り付け部材のバーナ基端側に連結され、且つ、燃料ガスを供給する燃料ガス供給部が形成される第1取り付け部材と、前記第2取り付け部材のバーナ先端側に連結され、炉の外壁を貫通し且つバーナ先端側が炉内方に臨む保護部材とを備え、
前記第1取り付け部材のバーナ基端側に連結され、且つ冷却用空気を供給する冷却用空気供給部が形成されたアダプターを備え、
前記アダプターは、内周部におけるバーナ基端側に、前記電極棒及び前記絶縁部材を支持する電極部材が取り付けられ、内周部におけるバーナ先端側に、前記絶縁部材の外周部との間に隙間を開けた状態で前記絶縁部材をその長手方向に沿って囲繞する筒状体が、前記隙間に冷却用空気流路を形成するように取り付けられるとともに、前記筒状体の基端側部位よりバーナ基端側の外周部に、前記冷却用空気流路に連通する前記冷却用空気供給部が形成され、
前記電極棒及び前記絶縁部材を支持する状態で前記電極部材が装着され、前記冷却用空気供給部よりバーナ先端側に前記筒状体が装着された前記アダプターが、前記第1取り付け部材のアダプター取り付け用穴に、取り付けられている点にある。
前記バーナヘッドの斜面部に筒状体取り付け用穴が形成され、当該筒状体取り付け用穴に前記筒状体が貫通する状態で取り付けられるとともに、
前記第1取り付け部材におけるバーナ基端側の中央から周縁部寄りの箇所に前記アダプター取り付け用穴が形成され、当該アダプター取り付け用穴に前記アダプターが取り付けられ、
バーナ長手方向視にて前記電極棒が前記バーナヘッドの中央から周縁部寄りに位置するように構成され、前記火花放電が、前記電極棒と前記バーナヘッドとの間で行われる点を特徴とする。
前記第1取り付け部材のバーナ先端側に、前記燃料ガスが内部を流れる炎口形成部材が設けられるとともに、前記アダプター取り付け用穴に前記アダプターが取り付けられた状態で、前記電極棒、前記絶縁部材及び前記筒状体が前記炎口形成部材内に挿通され、
先端側が前記電極棒の先端に対向する電極棒が、前記炎口形成部材のバーナ先端側の面に設けられ、
バーナ長手方向視にて前記電極棒の先端が前記バーナヘッドの中央又はほぼ中央に位置するように構成され、前記火花放電が、前記電極棒と前記対向する電極棒との間で行われる点を特徴とする。
すなわち、バーナ長手方向視にて電極棒の先端が、バーナヘッドの周縁部に較べて温度の低いバーナヘッドの中央又はほぼ中央に位置するので、絶縁部材が先端側から焼損する虞を一層抑制することができ、絶縁部材の一層の長寿命化を図ることができる。
以下、本発明に係るバーナ装置について説明する。
図1〜図3に示すように、本発明に係るバーナ装置Aは炉Bの外壁1に取り付けられるものであって、バーナ装置Aは、燃料ガスを供給する燃料ガス供給部2aが外周部に形成された円柱状の第1取り付け部材2と、その第1取り付け部材2に連結されて燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給部3aが外周部に形成された円筒状の第2取り付け部材3と、その第2取り付け部材3に連結されて炉Bの外壁1を貫通しかつバーナ先端側が炉B内方に臨む円筒状のステンレス製の保護部材4等を備えている。
この実施形態では、第1実施形態の構成と異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。
以下、本発明に係るバーナ装置Aについて説明する。
第1実施形態では、バーナ長手方向視にて電極棒8の先端8aがバーナヘッド7の中央から周縁部寄りに位置するのに対して、第2実施形態では、図4に示すように、バーナ長手方向視にて電極棒8の先端8aがバーナヘッド7の中央又はほぼ中央に位置し、先端側が電極棒8の先端8aに対向する金属製の略L字状の電極棒14が、炎口形成部材5のバーナ先端側の面5aに設けられている。
これにより、バーナ長手方向視にて電極棒8の先端8aが、バーナヘッド7の周縁部に較べて温度の低いバーナヘッドの中央又はほぼ中央に位置するので、絶縁部材9が先端側から焼損する虞を一層抑制することができ、絶縁部材9の一層の長寿命化を図ることができる。
2 第1取り付け部材
2a 燃料ガス供給路
2f アダプター取り付け用穴
3 第2取り付け部材
3a 燃焼用空気供給路
4 保護部材
5 炎口形成部材
5a 面
7 バーナヘッド
7c 筒状体取り付け用穴
7d 斜面部
8 電極棒
9 絶縁部材
10 筒状体
11 冷却用空気流路
12 アダプター
12a 冷却用空気供給部
14 電極棒
B 炉
Claims (3)
- 燃料ガスを噴出するバーナヘッドと、火花放電させることにより噴出された燃料ガスに点火する電極棒と、その電極棒を内嵌する電気絶縁性を示す耐熱性で筒状の絶縁部材とを設け、前記バーナヘッドに前記電極棒及び前記絶縁部材を突出する状態で取り付けたバーナ装置であって、
炉の外壁に取り付けられ、且つ、燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給部が形成された第2取り付け部材と、当該第2取り付け部材のバーナ基端側に連結され、且つ、燃料ガスを供給する燃料ガス供給部が形成される第1取り付け部材と、前記第2取り付け部材のバーナ先端側に連結され、炉の外壁を貫通し且つバーナ先端側が炉内方に臨む保護部材とを備え、
前記第1取り付け部材のバーナ基端側に連結され、且つ冷却用空気を供給する冷却用空気供給部が形成されたアダプターを備え、
前記アダプターは、内周部におけるバーナ基端側に、前記電極棒及び前記絶縁部材を支持する電極部材が取り付けられ、内周部におけるバーナ先端側に、前記絶縁部材の外周部との間に隙間を開けた状態で前記絶縁部材をその長手方向に沿って囲繞する筒状体が、前記隙間に冷却用空気流路を形成するように取り付けられるとともに、前記筒状体の基端側部位よりバーナ基端側の外周部に、前記冷却用空気流路に連通する前記冷却用空気供給部が形成され、
前記電極棒及び前記絶縁部材を支持する状態で前記電極部材が装着され、前記冷却用空気供給部よりバーナ先端側に前記筒状体が装着された前記アダプターが、前記第1取り付け部材のアダプター取り付け用穴に、取り付けられているバーナ装置。 - 前記バーナヘッドの斜面部に筒状体取り付け用穴が形成され、当該筒状体取り付け用穴に前記筒状体が貫通する状態で取り付けられるとともに、
前記第1取り付け部材におけるバーナ基端側の中央から周縁部寄りの箇所に前記アダプター取り付け用穴が形成され、当該アダプター取り付け用穴に前記アダプターが取り付けられ、
バーナ長手方向視にて前記電極棒が前記バーナヘッドの中央から周縁部寄りに位置するように構成され、前記火花放電が、前記電極棒と前記バーナヘッドとの間で行われる請求項1に記載のバーナ装置。 - 前記第1取り付け部材のバーナ先端側に、前記燃料ガスが内部を流れる炎口形成部材が設けられるとともに、前記アダプター取り付け用穴に前記アダプターが取り付けられた状態で、前記電極棒、前記絶縁部材及び前記筒状体が前記炎口形成部材内に挿通され、
先端側が前記電極棒の先端に対向する電極棒が、前記炎口形成部材のバーナ先端側の面に設けられ、
バーナ長手方向視にて前記電極棒の先端が前記バーナヘッドの中央又はほぼ中央に位置するように構成され、前記火花放電が、前記電極棒と前記対向する電極棒との間で行われる請求項1に記載のバーナ装置。
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