JP2003343522A - 部材間のねじ止め構造及び画像形成装置 - Google Patents

部材間のねじ止め構造及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2003343522A
JP2003343522A JP2002154288A JP2002154288A JP2003343522A JP 2003343522 A JP2003343522 A JP 2003343522A JP 2002154288 A JP2002154288 A JP 2002154288A JP 2002154288 A JP2002154288 A JP 2002154288A JP 2003343522 A JP2003343522 A JP 2003343522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
male screw
members
protective cover
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002154288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4139138B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Tsukamura
清 塚村
Takefumi Adachi
猛文 足立
Masaji Tomoe
正司 巴
Masafumi Kawachi
雅史 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002154288A priority Critical patent/JP4139138B2/ja
Publication of JP2003343522A publication Critical patent/JP2003343522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4139138B2 publication Critical patent/JP4139138B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂からなる第1の部材に取り外し可能な樹脂
からなる第2の部材の一部を重ね、この重なりの部位を
おねじで締結することにより、両部材を一体化し、必要
に応じて該おねじを緩めることにより両部材の一体化を
解除することが可能な部材間のねじ止め構造及び画像形
成装置を提供すること。 【解決手段】前記第1の部材2(又は前記第2の部材)
にのみ、おねじ30が貫通する開放穴40を設け、おね
じ30を少し緩めるだけで第1の部材を開閉可能、或い
は着脱可能にして、奥にあるメンテナンス部材を容易に
着脱可能としまたかかる構成を画像形成装置におけるメ
ンテナンス部材たる防塵ガラスの保護カバーに適用し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の部材に第2
の部材の一部を重ね、この重なりの部位をおねじで締結
することにより、両部材を一体化し、必要に応じて該お
ねじを緩めることにより両部材の一体化を解除すること
が可能な部材間のねじ止め構造に関し、また、かかるね
じ止め構造を適用した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】保守点検及び修理時に、装置を熟知した
サービス担当者や修理担当者だけが本体フレーム或いは
本体フレームに設けられた被取付部材(以下、第1の部
材という。)から取り外すことを意図した保護カバーな
どの取り外し部材(以下、第2の部材という。)があ
る。通常は、ねじ止め等でかかる第2の部材を第1の部
材に締結し、工具なしでは分解できないようにすること
で、ユーザーがこの第2の部材の奥の部位に触れられな
いようようにしている。
【0003】ここで、おねじが入り込む第1の部材の材
質が合成樹脂(以下、単に樹脂という。)の場合は、図
24に示すように樹脂からなる第1の部材10aにイン
サートナットもしくはインサート・ナットスタッド(ネ
ジ穴を切った金属)11を圧入し、おねじ12aを螺入
できるようにするのが一般的である。
【0004】かかるインサートナット・スタッド11の
圧入は、第1の部材10aのボス13にインサートナッ
ト・スタッド11を高温のコテ(鏝)冶具または超音波
振動コテ冶具で押し当てて樹脂を溶融かしながら挿入す
ることにより行われる。インサートナット・スタッド1
1の外周にはローレット状の刻みがあり、このローレッ
ト部に第1の部材10aの樹脂がしっかりと結合するこ
とになる。
【0005】しかし、インサートナット・スタッド11
を使用する場合、第1の部材10aを構成している樹脂
材のリサイクルを想定すると、樹脂と一体化している異
種材料からなるインサートナット・スタッド11を簡単
には取り除くことができないため、この異種材料を取り
除く為の余分な工程が必要となる。
【0006】例えば、異種材料がなければ、単純に第1
の部材10aを構成している樹脂材料を粉砕するだけで
よいが、異種材料が混入していることにより、粉砕後、
磁力や比重を利用しての分別工程が必要になる。さら
に、圧入のための作業や圧入のための治工具を必要と
し、製造工程及びリサイクルのための諸工程が繁雑であ
り、かつ、コスト嵩むという問題がある。
【0007】上記の例において、インサートナット・ス
タッド11を使用しない方法として、樹脂からなる第2
の部材に予めおねじ螺入用の下穴をあけておき、おねじ
が回る時に自らがねじ溝を切って締結する所謂タッピン
ねじ(self tapping screw)を使用する方法がある。
【0008】ただし、このタッピンねじは、何回もおね
じを外しては止める作業を続けると、既に切られたねじ
の溝を更に切ってしまうため、ねじ溝が次第に大きくな
り、締結強度が低下したり、最悪の場合には所謂ネジバ
カ(ねじ溝が破断してねじ溝が無くなること)という問
題を生じてしまう。このため、取り外す事を前提とした
保護カバーなど第1の部材をタッピンねじで締結するこ
とは、第1の部材の取り外しの頻度が大きい場合には無
理であるのでかかる頻度を考慮して限定されてきた。
【0009】実開平5−44849号公報には、ねじを
抜き取ることなくカバーの着脱ができるカバー着脱装置
が開示されているが、フレームとこのフレームに着脱可
能なカバーの両方にそれぞれU字状の切欠きとおねじを
設けた構成であり、位置合わせ作業が繁雑である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の全体を通じた
課題は、取り外すことを想定した保護カバーなどの第2
部材を第1の部材に締結する構造において、構成簡易に
してリサイクル性が良好な部材間のねじ止め構造、及び
かかるねじ止め構造を適用した画像形成装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を達
成するため以下の構成とした。 (1). 樹脂からなる第1の部材に取り外し可能な樹
脂からなる第2の部材の一部を重ね、この重なりの部位
をおねじで締結することにより、両部材を一体化し、必
要に応じて該おねじを緩めることにより両部材の一体化
を解除することが可能な部材間のねじ止め構造におい
て、前記第1の部材又は前記第2の部材の一方の部材に
のみ、おねじが貫通する開放穴を設けた(請求項1)。 (2).(1)記載の部材間のねじ止め構造において、
前記おねじのねじ頭よりも高い位置で、前記開放穴の開
放端部を架橋状に連結する連結部材を設けた(請求項
2)。 (3).樹脂からなる第1の部材に樹脂からなる第2の
部材の一部を重ね、この重なりの部位をおねじで締結す
ることにより、両部材を一体化し、必要に応じて該おね
じを緩めることにより両部材の一体化を解除することが
可能な部材間のねじ止め構造において、前記第1の部材
または前記第2の部材のうち、前記おねじのねじ頭が当
接する側の部材について、前記おねじのねじ頭よりも小
さく前記おねじが貫通し得る大きさの長穴部を設けると
共に、前記おねじによる締結位置から外れた位置にて前
記ねじ頭の貫通を許す大きさの穴を設け、前記長穴部と
前記穴とを連通した複合穴を形成した(請求項3)。 (4).(1)乃至(3)の何れか一つに記載の部材間
のねじ止め構造において、前記第1の部材または前記第
2の部材の前記おねじ貫通部の裏側に、前記おねじと螺
合するめねじが形成されたナットを保持するナット保持
部を設けた構成とした(請求項4)。 (5).(1)乃至(4)の何れか一つに記載の部材間
のねじ止め構造において、前記開放穴又は前記複合穴
を、前記おねじ締結時に該おねじのねじ頭から露出する
大きさで形成した(請求項5)。 (6).(1)乃至(5)の何れか一つに記載の部材間
のねじ止め構造において、前記第1の部材又は前記第2
の部材の一方に凸部を設け、他方に前記凸部に嵌合する
凹部もしくは壁を形成した(請求項6)。 (7).(6)記載の部材間のねじ止め構造において、
前記凸部及び前記凸部に嵌合する凹部に前記おねじによ
る締結方向に進むに連れて径寸法が小さくなる傾向のテ
ーパを付けた(請求項7)。 (8).(1)〜(7)の何れか一つに記載の部材間の
ねじ止め構造において、前記第1の部材又は前記第2の
部材の何れかについて、前記おねじのねじ頭が当たる面
に前記ねじ頭と概略等しい径の凹状部を形成した(請求
項8)。 (9).(8)記載の部材間のねじ止め構造において、
前記凹状部の底面部の径を前記おねじのねじ頭の径と概
略等しくし、該凹状部の上部の径を前記底面部の径より
も大きくして前記凹部の側面を傾斜面とした(請求項
9)。 (10).(1)乃至(7)の何れか一つに記載の部材
間のねじ止め構造において、前記第1の部材又は前記第
2の部材の一方に前記開放穴又は前記複合穴を設けたと
き、これら開放穴又は複合穴の位置決めをするために突
き当てる部位を前記他方の部材に設けていることを特徴
とする部材間のねじ止め構造。前記第1の部材又は前記
第2の部材の一方に前記開放穴又は前記複合穴を設けた
とき、これら開放穴又は複合穴の位置決めをするための
突き当て部を両部材に設けた(請求項10)。 (11).(1)乃至(10)の何れか一つに記載の部
材間のねじ止め構造において、前記おねじの先端部に当
該おねじの外れ防止部材を設けた(請求項11)。 (12).メンテナンスが必要とされるメンテナンス部
材を有する光書き込みユニットを内包し、該光書き込み
ユニットが前記メンテナンス部材の出し入れ部材で覆わ
れ、前記保護カバーが開閉可能な構成の画像形成装置に
おいて、(1)乃至(11)記載の第1の部材と第2の
部材との組み合わせを前記保護カバーと該保護カバーを
保持する部材との組み合わせとした(請求項12)。
【0012】
【発明の実施の形態】[1]本発明が適用される画像形
成装置(請求項12) 本発明が適用される画像形成装置1の例を図1に示す。
図1において、記録紙などのシート状媒体100は、転
写時において給積載部101や大量給紙部124または
手差しトレイ123に積載されていて、図中に小さい円
で示した多数のローラ103を介し、最後にレジストロ
ーラ対104でタイミングを調整されて像担持体として
の感光体105まで搬送される。なお、ローラ103は
図が繁雑になるので、多数設けられたローラの中、一部
のみ符号を付している。
【0013】このシート状媒体100の搬送前に、感光
体105には予め静電潜像が形成される。この静電潜像
は、ドキュメントフィーダー113で読み込まれた画像
に対応して、光書き込みユニット106からのレーザー
光がシート状媒体100の用紙幅に照射されることによ
り形成されたものである。
【0014】感光体105は図示省略の帯電装置により
暗中にて一様に帯電されており、この帯電電荷がレーザ
ー光の照射により減衰し、光が照射された部分と照射さ
れない部分で電荷差が生じる。
【0015】感光体105はシート状媒体100の搬送
方向に回転するようになっていて、現像装置107の現
像ローラと近接対向している。上記電荷差が生じた感光
体105に、この現像装置107で帯電させられた現像
剤(トナー)が付着して可視像化される。
【0016】こうして可視像化された感光体105は、
感光体105のまわりに設けられた転写部108におい
てシート状媒体100に接した時、可視像を構成してい
る現像剤(トナー)が帯電している電荷と逆の電荷でシ
ート状媒体100に転写される。
【0017】こうしてシート状媒体100に転写された
現像剤(トナー)は、シート状媒体100に載ったまま
搬送されて定着装置109でシート状媒体100に定着
される。定着装置109における定着方法は、熱で現像
剤(トナー)を溶解することにより行うのであり、図示
の例では、熱せられた定着ローラーと対をなす弾性体の
ローラー間を通すことにより定着しているが、この他に
も多種な方法が考案されている。定着されたシート状媒
体100は定着装置109以降の各種のローラー対を介
して外排紙部114a、114b、114c或いは内排
紙部であるインナービントレイ111a、111bの何
れかに排紙される。
【0018】排紙に先立ち、必要に応じて自動両面ユニ
ット122を経て反転させられて両面画像が形成された
り、ステープル装置126を経由して搬送される。
【0019】ここで、当該画像形成装置1の本体フレー
ムの内側には、感光体105、現像装置107、現像装
置にトナーを補給するための現像剤ボトルを保持する現
像剤ボトル設置部102、光書き込みユニット106な
どが収容されている。
【0020】光書き込みユニット106は密閉状の容器
内に光学手段を配置した構成となっており、この密閉状
の容器内には光学手段として、走査用レーザー光の発光
源、走査用の回転多面鏡、回転多面鏡からの光を偏向さ
せるミラーやfθレンズ、トロイダルレンズなどが配置
されている。
【0021】光書き込みユニット106を密閉状の容器
内と共に構成したのは、仮に密閉状としないときには、
同一の本体フレーム内に現像装置107や感光体105
が併存することから、これらの光学手段にゴミ、埃、現
像剤(トナー)の微紛が付着するおそれがあるからであ
る。
【0022】光学手段にゴミ、埃、現像剤(トナー)の
微紛が付着すると、感光体105に正確に露光走査用の
レーザー光を照射することができなくなる。そのため、
光書き込みユニット106を構成する容器の一部に形成
したレーザー光の出射口を開口として形成し、この開口
部を細長い板状の防塵ガラス112で密閉している。
【0023】図2、図3は光書き込みユニット106が
配置された本体フレームの窓部及び内側を示している。
図2は写真画像であり、画像の中央部に横並びに2つの
矩形部が見える。左側の矩形部の下側に白抜きで示した
のが図1に示した防塵ガラス112に相当する防塵ガラ
ス112である。
【0024】図2の写真画像では鮮明でない部分がある
ので、要部を図3に線画により描き起こした。図3にお
いて、図示しない光書き込みユニット106の前面を覆
うようにして本体フレームにインナーカバー20が設け
られていて、インナーカバー20の内側に光書き込みユ
ニット106、感光体105、現像装置107、現像剤
ボトル設置部102などが設けられている。
【0025】インナーカバー20には開口部21が形成
されていて、この開口部21は図示省略の前ドアで通常
は閉ざされているが、開口部21内の防塵ガラス112
をはじめ、他の画像形成用諸部材のメンテナンスの必要
に応じて図2、図3に示すように前ドアがあけられた状
態となる。これらの図では、この開口部21から防塵ガ
ラス112が露出した状態を図示している。
【0026】図1を参照することにより理解されるよう
に防塵ガラス112は、現像装置107や現像剤ボトル
設置部102に近接しているため、光書き込みユニット
106は、走査用のレーザー光の光路以外は内壁により
完全に分離されており、防塵ガラス112上に現像剤
(トナー)が付着することを防いでいる。
【0027】しかしながら、極くまれに、浮遊する現像
剤(トナー)が防塵ガラスに112に付着することがあ
る。そのため、この防塵ガラス112は図3中、紙面の
奥側から矢印で示す手前側に引き出して脱着可能となっ
ていて、引き出した状態で清掃ができるようになってい
る。
【0028】防塵ガラス112の各辺、角は、全て面取
りがなされていて、防塵ガラス112に触っても怪我を
しないように処置されている。従って、ユーザーが触っ
ても問題はないが、ユーザーが防塵ガラス112を誤っ
て抜いたままの状態に、若しくは、完全に差し込んでな
い状態にしてしまった時には、光書き込みユニット10
7内へ浮遊現像剤(トナー)が進入してしまうことも考
えられる。
【0029】従って、防塵ガラス112の着脱方向を遮
る位置に後述する保護カバー2を設ければ、保護カバー
2があけられたときには、ユーザーが防塵ガラス112
を誤って抜いたままの状態に、若しくは、完全に差し込
んでない状態にあることとなるから、この状態つまり、
保護カバー2が完全に閉じられた状態から少しでもあけ
られた状態がセンサにより検知されれば、警告を出すこ
とができる。
【0030】そこで、保護カバー2が閉じ状態でないこ
と(あけられた状態であること)を検知するインタロッ
ク用のセンサを保護カバー2の閉じ位置を検知できる位
置に配置しておき、保護カバー2が取り外されたり、ス
ライドしたりしてあけられた状態をセンサが検知したと
きには、ユーザーが防塵ガラス112を誤って抜いたま
まの状態に、若しくは、完全に差し込んでない状態であ
ることをランプや警報音などの警告手段により知らせる
ようにすれば、光書き込みユニット107内への浮遊現
像剤(トナー)の進入を防止することができる。
【0031】本発明の開放穴や複合穴によりおねじを緩
めるだけで保護カバー2をスライドさせ、また、外すこ
とができるので防塵ガラスのメンテナンスが容易とな
る。また、保護カバー2の移動や取り外しにより上記イ
ンタロックセンサが検知されるように構成することで、
上記のように光書き込みユニット107内への浮遊現像
剤(トナー)の進入を防止することができる。
【0032】インナーカバー20は保護カバー2を保持
する部材として機能しており、インナーカバー20が本
発明の第1の部材、保護カバー2が第2の部材に相当
し、これら部材間に、以下に説明する本発明が適用され
ることにより、防塵ガラスなどのメンテナンス部材の保
守点検、修理などが簡単な画像形成装置を提供できる。
【0033】[2]請求項1乃至11に対応する例 図4、図5は、防塵ガラス112の手前、つまり、防塵
ガラス112の着脱方向を遮る位置に樹脂製の保護カバ
ー2を設置した例を示している。図4は図2と同じ部位
を撮影した写真画像であり、図5は、図4の要部を線画
により描き起こした図である。保護カバー2は樹脂から
なる第2の部材であり、保護カバー2が固定されている
インナーカバー20は樹脂からなる第1の部材である。
【0034】例1.本例は、インナーカバー20に対
し、取り外し可能な樹脂からなる第2の部材としての保
護カバー2の一部を重ね、この重なりの部位をおねじ3
0で締結することにより、両部材を一体化し、必要に応
じて該おねじ30を緩めることにより両部材の一体化を
解除することが可能な部材間のねじ止め構造において、
保護カバー2についてのみ、おねじ30が貫通する貫通
穴を該部材の外部と連通するU字状の開放穴40にした
ものである。なお、後述するようにインナーカバー20
側にのみ開放穴を設けた構成とすることもできる。(請
求項1)。
【0035】保護カバー2は樹脂製のインナーカバー2
0におねじ30で締結されている。ここで、おねじ30
として以下ではタッピンねじを用いたものとして説明す
る。おねじ30としてタッピンねじを用いれば前側板2
0に樹脂材と異なる金属などの異種材料であるインサー
トナット・スタッドを圧入する必要はなく、リサイクル
に適する。
【0036】前側板20にはおねじ30として使用され
るタッピンねじ用の下穴が形成されたボス20−1(図
10参照)が形成されている。図6は保護カバー2を単
独で示した図であり、おねじ30が貫通する貫通穴を該
部材の外部と連通するU字状の開放穴40にしている。
符号2gは溝状の座部であり、開放穴40に沿っておね
じのねじ頭と接し得る大きさで一段低く形成した座部で
あり、おねじ30を少し緩めた状態でねじ頭をガイドす
る。
【0037】保護カバー2は縦長の長方形状をしてお
り、図4、図5に示されるように該保護カバー2の下片
2aを前側板20に形成した下枠部20aに、該保護カ
バー2の右片2bを前側板20に形成した右枠部20b
にそれぞれ突き当て、該保護カバー2の位置が決まるよ
うにしていて、こうして位置決めされた位置で、おねじ
30で締結されている。
【0038】このように、保護カバー2又はインナーカ
バー20の一方、例えば、保護カバー2に開放穴40を
設けたとき、該開放穴40の位置決めをするための突き
当て部たる下片2a、右辺2bを保護カバー2に、下枠
部20aと右枠部20bとをインナーカバー20に設け
た(請求項10)。これにより、保護カバーの位置決め
が容易になされる。これら突き当て部はその延長が交わ
る2つの面同士の組み合わせからなる。
【0039】図4、図5に示した状態のもとで、おねじ
30を僅かに緩めるだけで、保護カバー2のスライドが
可能となり、保護カバー2を下枠部20aに沿わせて矢
印A方向(図中の左方)にずらすことにより、該保護カ
バー2に形成したU字状の開放穴40をおねじ30から
完全にずらすことができる。この状態を図7、図8に示
す。
【0040】図7は図4と同じ部位を撮影した写真画像
であり、図8は、図7の要部を線画により描き起こした
図である。図示される通り、保護カバー2の開放穴40
は完全におねじ30から外れているので、おねじ30を
完全に外さなくても、弛めて保護カバー2をずらすだけ
で保護カバー2の脱着をすることができ、保護カバー2
を外した状態或いはずらした状態のもとで、防塵ガラス
を脱着することができる。なお、図8では、防塵ガラス
の図示を省略している。
【0041】本例では、おねじ30をインナーカバー2
0から完全に外す必要がないので、インナーカバー20
に形成したボス20−1に形成されたタッピンねじのね
じ切り部を切り直さないでよく、繰り返しに耐えること
ができる。保護カバー2に形成した開放穴40の径をお
ねじ30のねじ頭の大きさよりは小さく(但し、ねじ径
よりは大)にすれば、開放穴40の存在が外部から目立
たない。
【0042】本例では、保護カバー2には、開放穴40
だけがあけられており従来技術に掲げた公報の開示技術
のようにカバー側にU字状の切欠きとねじが同時に設け
られる構成ではなく、構成が簡易で取りつけも容易とな
っている。
【0043】また、仮にインナーカバー20にインサー
ト・ナットスタッドを圧入した場合は、前述したように
部材コスト面とリサイクル性に難があるが、本例のよう
におねじ30としてタッピンねじを使用した場合はおね
じの完全な取り外しを必要としないので繰り返し締結に
よりねじ溝の破壊の難を免れる。また、インサート・ナ
ットスタッドを使用しないので、リサイクル性も優れ
る。
【0044】このように、取り外すことを想定した保護
カバーを樹脂部材からなるインナーカバーに締結する場
合、従来は、インサートナット・スタッドを用いると、
リサイクル性が損なわれ、また、セルフタッピンなじを
使用すると、繰り返しの締結で樹脂部材のネジ溝の強度
がなくなるなどという問題があったが、本例ではこれを
解決することができる。
【0045】例2.開放穴(又は後述する複合穴)が、
おねじ締結時に該おねじのねじ頭から露出する大きさで
形成した(請求項5)。これにより、開放穴又は複合穴
が、おねじ締結時に該おねじのねじ頭から露出する。本
例では、図5に示したように、締結状態のもとでも敢え
て開放穴40の一部を切り欠き部が見えるように形成し
ている。開放穴40が外部から見えることにより、おね
じ30を少し緩めるだけで、保護カバー2を矢印A方向
にずらすという操作を行うことが判り易くなる。その
為、誤っておねじ30を完全に外してしまうという操作
ミスを防止することができる。両部材の一体化を解除す
る際、作業者が、目視で取り外し方法が判る。
【0046】例3.前記例では、保護カバー2の位置決
め方法として、下辺2aと右辺2bを利用したが、これ
以外の方法もある。以下に説明する。本例では、インナ
ーカバー20に凸部(以下に述べるリブ20−2)を設
け、他方の保護カバー2に前記凸部に嵌合する凹部(以
下に述べる凹溝2−2)を形成している。逆にインナー
カバー20に凹部を設け、他方の保護カバー2に前記凹
部に嵌合する凸部を形成することもできる。或いは、凸
部に代えて壁を形成することもできる(請求項6)。
【0047】保護カバー2の位置決め方法として、この
例では、図7、図8に示すように、保護カバー2をずら
した状態のもとで見えるように、インナーカバー20に
形成したおねじ30用のねじ穴(おねじ30が螺入され
た状態のもとでは雄ねじ30)の周辺にU字状の形状で
凸条のリブ20−2を設けている。
【0048】保護カバー2にも、図6、図7、図8に示
すように該保護カバー2の裏側にこのリブ20−2と合
致する位置及び形状で嵌合可能にU字状の凹溝2−2を
形成している。これにより、リブ20−2と凹溝2−2
とを嵌合させることで保護カバー2の位置を定めること
ができる。
【0049】おねじ30を締める時、保護カバー2の開
放穴40は、おねじ30のねじ頭との接触抵抗により、
おねじ30の回転方向に拡がろうとする。上記したリブ
20−2と凹溝2−2との嵌合による例では、ねじ穴に
沿ったリブ20−2と凹溝2−2の形状としているた
め、開放穴40が拡がろうとした時に、リブ20−2に
凹溝2−2が突き当たることで、開放穴40の拡がりを
防止できる。また、おねじ30で締結作業中に、保護カ
バー2の位置出しができる。
【0050】保護カバー2の裏側に凹溝2−2を設けず
に位置決めできる例を以下に説明する。図9は本例の保
護カバー2Aを裏側から見た状態を示した図である。保
護カバー2Aには前記保護カバー2と同じように開放穴
40が形成されている。図10はこの保護カバー2Aを
おねじ30でインナーカバー20Aを締結したときの断
面図である。
【0051】本例では、図9、図10に示すように、保
護カバー2Aの裏側にインナーカバー20Aのねじ穴の
まわりに形成したU字状のリブ20−2の内側に嵌合可
能にU字状の外形の輪郭を有する凸部2A−2を設け、
この凸部2A−2をリブ20−2に嵌合させている。こ
の場合には、該嵌合によりインナーカバー20A上で保
護カバー2Aの位置決めがなされるので、下枠部20a
と下辺2aとの間は隙間Δがあくようにしている。保護
カバー2Aの肉厚が小さい場合には、前記例のように保
護カバーに凹溝2−2を形成すると強度不足になるので
この方法が有効である。
【0052】以上は、インナーカバー20に凸部(リブ
20−2)を設けた例であったが、これに限らず、イン
ナーカバー20に凹溝を設けて、この凹部に嵌合する形
状の凸部を保護カバー2、2Aに設けても同様な位置決
めが可能である。さらに、凹部、凸部の形状はU字状に
限らず任意であることはいうまでもない。
【0053】例4.さらに他の位置決め方法を説明す
る。本例は、前記凸部及び前記凸部と嵌合する凹部(円
或いは多角形の凹部を含む)若しくは面(矩形凹部の対
向部を含む)におねじ30による締結方向に進むに連れ
て径寸法が小さくなる傾向のテーパを付けた(請求項
7)。
【0054】図11の例では、インナーカバー20A
に、保護カバー2Bの裏側に形成したボス状の凸部2B
−2に嵌合する凹部20A−2を設けたものである。図
10の例ではインナーカバー20に凸状のリブ20−2
を設けたが、この例では、凹部20A−2を設けた。こ
の凹部20A−2はねじ穴の部位を局部的に低くした凹
部とし、ねじ穴から離れた平坦部よりも低く段差を付け
た凹状の部位として、凸部2B−2を嵌合するように形
成し、おねじ30で締結作業中に保護カバー30の位置
出しができるようにしている。この場合には、該嵌合部
により位置決めがなされるので、下枠部20aと下辺2
aとの間は隙間Δがあくようにしている。
【0055】さらに、図11に示す例では、凸部2B−
2の立ち面2B−2aと凹部20A−2の立ち面20A
−2aをそれぞれ斜面にし、これら斜面の傾向をおねじ
30による締結方向に進むに連れて径寸法が小さくなる
傾向のテーパとしている。
【0056】かかるテーパを付することにより、保護カ
バー2を保持したままでなくても、おねじ30を締める
に従って、保護カバー2の裏側の凸部2B−2が立ち面
2B−2a、20A−2a同士で滑りながら凸部2B−
2の座2B−3の部分が凹部20A−2の底面20A−
2bに突き当たり位置決めされる。
【0057】底面20A−2bの形状は円形であり、こ
れと嵌合し得る大きさの円形をした保護カバー2Bの裏
側の座2B−3と密着して嵌合するようにしているの
で、インナーカバー20Aに対して保護カバー2Bをし
っかりと位置決めすることができる。
【0058】ここで、保護カバー2Bのテーパとインナ
ーカバー20Aのテーパの度合いとを概略同じすれば、
より嵌合度は良好となる。底面20A−2bの形状及
び、保護カバー2Bの裏面の座2B−3の形状は円形に
限らず、多角形でもよい。底面20A−2bの形状及
び、保護カバー2Bの裏面の座2B−3の形状が矩形の
場合には、矩形凹部の任意の対向部がおねじ30による
締結方向に進むに連れて径寸法が小さくなる傾向のテー
パとし、残る対向部はテーパが付されていなくてもよ
い。
【0059】望ましくは、テーパが付された立ち面2B
−2aと立ち面20A−2aの斜面角度は一致するのが
よいが、樹脂成形上の公差によるでき上がり誤差を考慮
して、立ち面20A−2aの傾斜を立ち面2B−2aの
傾斜に対して拡がる方向(テーパの度合いが大きい)傾
斜とし、斜面同士が干渉しないようにすることもでき
る。なお、凹部をインナーカバー20Aに設けるのでは
なく、保護カバー2Bの裏側に設け、凸部を保護カバー
2Bではなくインナーカバー20Aに設けてもおねじ3
0で締結作業中に、保護カバー2Bの位置出しができ
る。
【0060】例5.本例は、開放穴を有する保護カバー
2について、おねじ30のねじ頭が当たる面にねじ頭と
概略等しい径の凹状部を形成した。なお、インナーカバ
ーに開放穴を形成し、インナーカバー側からおねじを螺
入する構成では凹状部をインナーカバーに形成する(請
求項8)。
【0061】おねじ30のねじ頭は保護カバー2から飛
び出さない構成とすれば外観も良好であるし、ユーザー
がねじ頭に直接触れにくくなるため、操作性も良好とな
る。そこで本例では、図12に示すように開放穴40を
有する保護カバー2について、おねじ30のねじ頭が当
たる面にねじ頭と概略等しい径の凹状部41を形成し
た。
【0062】このおねじ凹状部41は、保護カバー2の
面上で、おねじ30のねじ頭の高さ以上、局部的に低く
下げた円形の座面41aを有し、この座面41aがおね
じ30のねじ頭に接して締結される。凹状部41の底面
41aの径をおねじ30のねじ頭の径と概略等しくする
ことで、おねじ30を締めていくに従って保護カバー2
を定位置に定めることができる。
【0063】さらに、この凹状部41の立ち面41bを
斜面とし、凹状部41の上部の径を底面部41aの径よ
りも大きくして凹状部41の側面をテーパの付された傾
斜面とする(請求項9)。ここで、座面41aの形状を
ねじ頭の大きさと等しくするか若干大きくすれば、おね
じ30を締めていくに従って、ねじ頭の外形に立ち面4
1bが当たり、保護カバー2が滑って保護カバー2を定
位置、つまり、おねじ30の位置に倣う定まった位置に
定めることができる。
【0064】例6.保護カバー2の開放穴40がおねじ
30の締結により拡がるのを防止する例を前記例3(図
6乃至図8)で説明したが、本例も同様の効果を狙い、
図12に示すように、おねじ30のねじ頭よりも高い位
置で、保護カバー2の開放穴40の開放端部を架橋状に
連結する連結部材41cを設けた構成としている(請求
項2)。
【0065】おねじ30の締結を妨げないようにするた
め、補強部材41cを設ける位置は、おねじ30が差し
込まれる位置からずらした位置としている。
【0066】補強部材41cを、おねじ30のねじ頭よ
りも高い位置としたのは、保護カバー2をずらすことが
できる状態となるまでおねじ30を緩めたとき、保護カ
バー2をずらすのに伴なって補強部材41cが該補強部
材41cに干渉するのを避けるためである。連結部材
は、その機能上、開放穴40の開放端部で対向する部位
がおねじ30の締結に伴ない拡がらないような強度を有
していることは勿論である。
【0067】例7.保護カバー2をインナーカバー20
に重ね、保護カバー2に設けた開放穴40を貫通させて
おねじ30をインナーカバー20に螺入してインナーカ
バー20に保護カバー2を固定する例では、おねじ30
を緩める際に、緩め傾向に回し過ぎておねじ30がイン
ナーカバー20から抜けて出してしまうおそれがある。
インナーカバー20に開放穴をあけ、保護カバーにおね
じを螺入する構成でも同様のことがいえる。
【0068】本例は、おねじを以って保護カバー2及び
インナーカバーを貫通した構成とした上で、おねじ30
の先端部におねじの外れ防止部材を設けた(請求項1
1)。図13に示した例では、概略の構成は前記した図
10に示したものと共通し、おねじ30がインナーカバ
ー20のボス20−1を貫通している点が異なる。その
上で、おねじ30の先端部に、おねじ30が完全に外れ
て落下しないように、ピン状をした外れ防止部材31を
該おねじ30の径部を貫通挿入している。
【0069】例えば図13では、リブ20−2の高さd
の長さ分、おねじ30を緩めれば、図9に斜線で示した
凸状の縁部がリブ20−2の上に位置してのり越えるこ
とができ保護カバー2を外すことができる。よって、ボ
ス20−1の端部から外れ防止材31までの距離を符号
eで示せば、d<eとなる位置に外れ防止部材31を設
ければよいことになる。この外れ防止材31に代えて、
Eリング、Cリング等の汎用リングを外れ防止部材とし
て代用することができる。
【0070】さらに、図14、図15、図16に示すよ
うな各種の外れ防止部材をおねじ30の先端側から挿入
しておねじ30を回し過ぎることによる抜け止めを防止
する抜け止め防止手段とすることも考えられる。Eリン
グ、Cリング等の汎用リングは、インサート・ナットス
タッドと異なり、取り外しが可能である。
【0071】なお、図13の例において、リブ20−2
と保護カバー2Aとの嵌合部により位置決めがなされる
ので、下枠部20aと下辺2aとの間は隙間Δがあくよ
うにしている。
【0072】図14に示すように中心部に弾性変形可能
でおねじ30に螺入可能な開口を形成したリングからな
る外れ防止部材31aを使用することもできる。図15
に示すように中心部に外部と連通して弾性変形可能でで
おねじ30に螺入可能な開口を形成したリングからなる
外れ防止部材31bを使用することもできる。この外れ
防止部材31bはつまみ32がついているので、一層分
解性が向上する。
【0073】図16に示した外れ防止部材31cは中心
部にねじ穴33を形成したキャップ状のもので、該ねじ
穴33におねじ30を回し込んでおねじ30に固定す
る。分解時は、逆方向に回せば簡単に取り外せる。回し
易くするため、キャップの外周に溝34を設けると作業
性が良好になる。
【0074】これらの例により、おねじが保護カバーや
インナーカバーから飛び出して、はずれるのを防止する
ことができる。
【0075】例8.これまでの例では、保護カバーに形
成した開放穴40は該保護カバーの外部に連通した開放
穴であった。また、インナーカバーに形成する開放穴に
ついても同様に外部に連通した開放穴であった。かかる
開放穴を形成することなく、保護カバーをインナーカバ
ーに対してずらし、或いは取り外すようにしたのが、本
例である。
【0076】図17に示すように、本例では、おねじの
ねじ頭が当接する側の部材である保護カバー2につい
て、おねじ30の締結位置におねじ30のねじ頭より小
さくおねじ30のねじ部が貫通できる径の長穴50を形
成し、さらにおねじ30による締結位置から外れた位置
にてこの長穴50におねじ30のねじ頭より大きい円形
の穴51を連通し、外部とは連通していない複合穴52
を形成している(請求項3)。
【0077】前述の開放穴の場合は、該開放穴の開放端
部の拡がりを防止する手段、例えば、前記凹溝2−2
や、連結部材41cなどが必要になることがある。しか
し、何らかの事情により、前述した拡がり防止の手段を
実施できない場合には、複合穴52を用いればよい。複
合穴52を使用する場合には、おねじ30を緩めた後、
矢印A方向に保護カバー2をずらして、おねじ30が長
穴50の端部から移動して穴51の部位に位置するよう
にする。穴51はおねじ30のねじ頭よりも大きいた
め、次に保護カバー2を穴51の軸線方向上、手前側の
矢印B方向に引くことでおねじ30のねじ頭を通過させ
て、保護カバー2をインナーカバーから取り外すことが
できる。
【0078】例9.以上の例では、おねじ30がタッピ
ンねじであるものとして説明したが、タッピンねじでな
いねじを使用することも可能である。その場合の例を以
下に説明する。本例は、保護カバー2についておねじ3
0が貫通する貫通部の裏側に、おねじ30と螺合するめ
ねじが形成されたナットを保持するナット保持部を設け
た(請求項4)。
【0079】図18、図19は、インナーカバー20の
裏面にねじ切りされたナット60を保持するナット保持
部61を固定した例である。ナット保持部61はナット
60の外形である六角形状に嵌合し得る六角形の内側形
状をした凹形をしていて、六角の各辺に対応した板状の
壁部を有している。
【0080】この板状の壁部の任意の一つについて、間
隔をおいて2つのスリット61a、61bや開口61d
が形成されることにより、弾性変形を容易にしてナット
60の着脱を容易にしている。これらスリット61a、
61bに挟まれた壁部の内側にはナットの飛びだしを防
止する抜け止め用の凸部61cが形成されている。
【0081】図18に示したナット保持部61は六角形
の筒形をしていて、その底部に相当する部位にはおねじ
30を貫通するための穴61eが形成されている。この
ナット保持部61内にナット60を嵌合挿入しておき、
図19に示すように保護カバー2側からおねじ30を挿
入してナット保持部61内のナット60に螺入すること
により保護カバー2をインナーカバー20に固定するこ
とができる。
【0082】この例では、六角ナット60として汎用の
ナットを用いたが、これに限ったものではない。従来用
いられていたインサートナット・スタッドは一度埋め込
まれると分解不可能であったが、本例のようにナット6
0を保持するナット保持部61を用いたときには、スナ
ップフィットの為、容易に分解が可能である。
【0083】図20、図21において、矢印Cは上下方
向を示す。この例では、ナット保持部71がナット60
をスライド可能に保持する部材として構成されている。
このナット保持部71は上から見た形状がコの字状をし
たナットのガイド兼保持の部材である。つまり、ナット
の六角形状をした部分の対向する2つの辺部をガイドす
る対向片部71a、71bと、締結時に六角ナットの軸
直角方向での片側面に接する押圧面71cを有する。
【0084】このナット保持部71の下端部はナット6
0の一つの角部を保持できる120度の角度に形成され
ている。かつ、このナット保持部71の中心部にはおね
じ30の貫通用開口71dが形成されている。このナッ
ト保持部71は図21に示すように、予めインナーカバ
ー20の裏側に固定しておく。
【0085】その上で、重力方向に対し、上方(矢印C
方向の上側)から、ナット60を対向片部71a、71
b、押圧面71c及びインナーカバーの裏面で囲まれた
溝状開口にナット60を落とし込むのである。
【0086】すると、ナット60はナット保持部71に
回転不能に保持される。その上でおねじ30を螺入す
る。ナット保持部71は下方向が袋状になっているの
で、おねじ30を外しきってもナット60は下に落下せ
ずナット保持部71に保持されたたままとなり、再度お
ねじ30を回転すればねじ止め可能である。
【0087】ナット60は汎用ナットを使用できるが、
汎用でなく専用のものを使用することもできる。ナット
保持部71を樹脂材で形成し、厚さと対向片部71a、
71bの高さを工夫することにより、樹脂材の弾性を利
用してナット60を若干圧入気味にすることも可能であ
る。
【0088】本例では、ナット保持部71とインナーカ
バー20とで形成される上記溝状開口に、ナット60
や、ナット60相当のねじ穴を設けた部材を挿入しただ
けで保護カバー2の締結を行うことができ、分解時も上
記溝状開口から簡単にナット60等を取り外すことがで
きる。ナットは六角形の例で説明したが、六角に限らな
い。矩形でもよい。
【0089】取り外すことを想定した保護カバーを樹脂
部材のインナーカバーに締結する場合、インサートナッ
ト・スタッドを用いると、リサイクル性が損なわれ、セ
ルフタッピンねじを使用すると繰り返しの締結によっ
て、樹脂部材のねじ溝が破損なそして締結時の一体化の
強度が減少するという問題があったが、本例によりそれ
を解決することができた。
【0090】例10.ここまでの説明は、開放穴40や
複合穴52を保護カバー2に設けた例であったが、おね
じ30の締結方向によっては、インナーカバー20にこ
れら開放穴40や複合穴52に相当する開放穴40'や
複合穴52'を設けることも可能である。
【0091】図22に示した例では、保護カバー2には
ねじ穴があけられ、インナーカバー20には上下方向に
矢印Cで示すように上下方向に長い開放穴40'が形成
されている。保護カバー2はインナーカバー2の裏側に
重ねられて、おねじ30は手前側より、インナーカバー
20に形成された開放穴40'を貫通して保護カバー2
に螺入されている。
【0092】おねじ30を締めることにより、保護カバ
ー2はインナーカバー20と一体化される。保護カバー
2をインナーカバー20から取り外す際にも、おねじ3
0を少し緩めるだけでよく、おねじ30は保護カバー2
に螺入されたままであり、おねじ30を緩めた後に開放
穴40'の方向である矢印Cに沿う上向きに保護カバー
2をずらせば、保護カバー2をインナーカバー20から
外すことができる。
【0093】図22に示した例では、保護カバー2には
ねじ穴があけられ、その一部がインナーカバー20の裏
側に重ねられていて、おねじ30は手前側より、インナ
ーカバー20に形成された前記複合穴52に準じて形成
された複合穴52'を貫通して保護カバー2に螺入され
ている。
【0094】長穴50'の位置でおねじ30を締めるす
ることにより保護カバー2はインナーカバー20と一体
化される。保護カバー2をインナーカバー20から取り
外す際にも、おねじ30は保護カバー2に螺入されたま
まであり、おねじ30を緩めた後に矢印Aの向きに保護
カバー2をずらすことにより、該保護カバー2と共にお
ねじ30を大きい穴51'の位置に移動させることがで
き、おねじ30を螺入したままで保護カバー2を矢印
B'の奥側に向けて移動すれば、おねじ30を穴51'か
ら抜いて保護カバー2を外すことができる。
【0095】なお、これらの例で、開放穴40'や、複
合穴52'の形成方向は任意に設定することができる。
また、保護カバー2を完全にインナーカバー20から取
り外すことなく、防塵ガラス112の着脱可能な範囲で
単に保護カバー2の位置をずらすだけの構成とすること
もできる。このように、インナーカバー20に開放穴4
0'や複合穴52'を設けた例においても、適宜前記した
各例における構成を適用することができる。
【0096】最後に、以上では第1の部材、第2の部材
として、インナーカバーと保護カバーで説明したが、こ
の例に限定したものではなく、ユーザーに開放していな
い取り外しが必要な樹脂部材に応用できる。
【0097】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、前記第1の部
材又は前記第2の部材のねじ貫通部を外部と連通した形
状にしたので、ねじを完全に抜かなくても連通形状にし
た部材を取り外すことが可能である。連通形状にした部
材が保護カバーの場合、保守点検、修理などのメンテナ
ンスが容易となる。また、タッピンねじを取り外す必要
がない。
【0098】請求項2記載の発明では、開放穴の拡がり
を防止できる。請求項3記載の発明では、開放穴のよう
に拡がり防止の手段を設けなくても複合穴は外部と連通
していないので、部材の強度を維持できる。
【0099】請求項4記載の発明では、ナット保持部で
ナットを保持するので、インサートナット・スタッドを
圧入する必要がなくなり、製造工程の短縮を図ることが
できる。ナット保持部の材質が合成樹脂の場合、リサイ
クル性が向上する。
【0100】請求項5記載の発明では、両部材の一体化
を解除する際、作業者が、目視で取り外し方法が判る。
【0101】請求項6記載の発明では、第1の部材と第
2の部材の両部材の一体化に際して両部材間の位置出し
を容易かつ、しっかりできる。
【0102】請求項7記載の発明では、両部材間のテー
パ同士の噛み合い作用によりおねじで締結作業中に、第
1の部材と第2の部材との位置出しがしっかりできる。
【0103】請求項8、9記載の発明では、第1の部材
又は第2の部材を定位置に定めることができる。請求項
10記載の発明では、突き当てにより両部材の位置出し
が容易にできる。
【0104】請求項11記載の発明では、おねじが第1
の部材や第2の部材から飛び出して、外れるのを防止す
ることができる。
【0105】請求項12記載の発明では、メンテナンス
部材の保守点検、修理などが簡単な画像形成装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略構成図である。
【図2】画像形成装置の前面開口部を撮影した写真であ
る。
【図3】図2の要部を描き起こした説明図である。
【図4】画像形成装置の前面開口部において保護カバー
を閉じた状態を撮影した写真である。
【図5】図4の要部を描き起こした説明図である。
【図6】保護カバーを拡大して示した図である。
【図7】画像形成装置の前面開口部において保護カバー
を開けた状態を撮影した写真である。
【図8】図7の要部を描き起こした説明図である。
【図9】保護カバーを裏側から見たときの正面図であ
る。
【図10】保護カバーをインナーカバーに取り付けた状
態を示した断面図である。
【図11】保護カバーをインナーカバーに取り付けた状
態を示した断面図である。
【図12】保護カバーの一部を示した斜視図である。
【図13】保護カバーをインナーカバーに取り付けた状
態を示した断面図である。
【図14】おねじの外れ防止部材の一例を示した斜視図
である。
【図15】おねじの外れ防止部材の一例を示した斜視図
である。
【図16】おねじの外れ防止部材の一例を示した斜視図
である。
【図17】保護カバー2に形成した複合穴を例示した斜
視図である。
【図18】ナット及びナット保持部を説明した分解斜視
図である。
【図19】保護カバーをインナーカバーに取り付けた状
態を示した断面図である。
【図20】ナット及びナット保持部を説明した分解斜視
図である。
【図21】保護カバーをインナーカバーに取り付けた状
態を示した図20におけるk―k断面図である。
【図22】インナーカバーに開放穴を設けて保護カバー
を固定する場合の分解斜視図である。
【図23】インナーカバーに複合穴を設けて保護カバー
を固定する場合の分解斜視図である。
【図24】第1の部材にインサートナット・スタッドを
植えておねじを螺入する例を説明した断面図である。
【符号の説明】
1 保護カバー 20 インナーカバー 30 おねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巴 正司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 河内 雅史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H171 FA03 FA12 GA12 GA29 HA24 JA05 JA28 JA43 JA45 KA28 PA07 QA02 QB15 QB18 QC05 WA06 XA13 3J001 FA02 GA06 GB01 HA02 HA07 HA08 JA03 KA05 KA19 KB07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂からなる第1の部材に取り外し可能な
    樹脂からなる第2の部材の一部を重ね、この重なりの部
    位をおねじで締結することにより、両部材を一体化し、
    必要に応じて該おねじを緩めることにより両部材の一体
    化を解除することが可能な部材間のねじ止め構造におい
    て、 前記第1の部材又は前記第2の部材の一方の部材にの
    み、おねじが貫通する開放穴を設けたことを特徴とする
    部材間のねじ止め構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載の部材間のねじ止め構造にお
    いて、 前記おねじのねじ頭よりも高い位置で、前記開放穴の開
    放端部を架橋状に連結する連結部材を設けたことを特徴
    とする部材間のねじ止め構造。
  3. 【請求項3】樹脂からなる第1の部材に樹脂からなる第
    2の部材の一部を重ね、この重なりの部位をおねじで締
    結することにより、両部材を一体化し、必要に応じて該
    おねじを緩めることにより両部材の一体化を解除するこ
    とが可能な部材間のねじ止め構造において、 前記第1の部材または前記第2の部材のうち、前記おね
    じのねじ頭が当接する側の部材について、前記おねじの
    ねじ頭よりも小さく前記おねじが貫通し得る大きさの長
    穴部を設けると共に、 前記おねじによる締結位置から外れた位置にて前記ねじ
    頭の貫通を許す大きさの穴を設け、 前記長穴部と前記穴とを連通した複合穴を形成している
    ことを特徴とする部材間のねじ止め構造。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れか一つに記載の部材
    間のねじ止め構造において、 前記第1の部材または前記第2の部材の前記おねじ貫通
    部の裏側に、前記おねじと螺合するめねじが形成された
    ナットを保持するナット保持部を設けた構成としたこと
    を特徴とする部材間のねじ止め構造。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れか一つに記載の部材
    間のねじ止め構造において、 前記開放穴又は前記複合穴が、前記おねじ締結時に該お
    ねじのねじ頭から露出する大きさで形成されていること
    を特徴とする部材間のねじ止め構造。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の何れか一つに記載の部材
    間のねじ止め構造において、 前記第1の部材又は前記第2の部材の一方に凸部を設
    け、他方に前記凸部に嵌合する凹部もしくは壁が形成さ
    れていることを特徴とする部材間のねじ止め構造。
  7. 【請求項7】請求項6記載の部材間のねじ止め構造にお
    いて、 前記凸部及び前記凸部に嵌合する凹部に前記おねじによ
    る締結方向に進むに連れて径寸法が小さくなる傾向のテ
    ーパを付けたことを特徴とする部材間のねじ止め構造。
  8. 【請求項8】請求項1〜7の何れか一つに記載の部材間
    のねじ止め構造において、 前記第1の部材又は前記第2の部材の何れかについて、
    前記おねじのねじ頭が当たる面に前記ねじ頭と概略等し
    い径の凹状部を形成したことを特徴とする部材間のねじ
    止め構造。
  9. 【請求項9】請求項8記載の部材間のねじ止め構造にお
    いて、 前記凹状部の底面部の径を前記おねじのねじ頭の径と概
    略等しくし、該凹状部上部の径を前記底面部の径よりも
    大きくして前記凹状部の側面を傾斜面としたことを特徴
    とする部材間のねじ止め構造。
  10. 【請求項10】請求項1乃至7の何れか一つに記載の部
    材間のねじ止め構造において、 前記第1の部材又は前記第2の部材の一方に前記開放穴
    又は前記複合穴を設けたとき、これら開放穴又は複合穴
    の位置決めをするための突き当て部を両部材に設けたこ
    とを特徴とする部材間のねじ止め構造。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10の何れか一つに記載の
    部材間のねじ止め構造において、 前記おねじの先端部に当該おねじの外れ防止部材を設け
    たことを特徴とする部材間のねじ止め構造。
  12. 【請求項12】メンテナンスが必要とされるメンテナン
    ス部材を有する光書き込みユニットを内包し、該光書き
    込みユニットが前記メンテナンス部材の出し入れ部材で
    覆われ、前記保護カバーが開閉可能な構成の画像形成装
    置において、 請求項1乃至11記載の第1の部材と第2の部材との組
    み合わせを前記保護カバーと該保護カバーを保持する部
    材との組み合わせとしたことを特徴とする画像形成装
    置。
JP2002154288A 2002-05-28 2002-05-28 部材間のねじ止め構造及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4139138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002154288A JP4139138B2 (ja) 2002-05-28 2002-05-28 部材間のねじ止め構造及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002154288A JP4139138B2 (ja) 2002-05-28 2002-05-28 部材間のねじ止め構造及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003343522A true JP2003343522A (ja) 2003-12-03
JP4139138B2 JP4139138B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=29771127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002154288A Expired - Fee Related JP4139138B2 (ja) 2002-05-28 2002-05-28 部材間のねじ止め構造及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4139138B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350054A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2007245824A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Toyoda Gosei Co Ltd 逆止弁
JP2010208767A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータのシル構造
WO2011086786A1 (ja) * 2010-01-18 2011-07-21 ブラザー工業株式会社 樹脂結合体及び携帯型プリンタ
JP2013130082A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Mahle Filter Systems Japan Corp 樹脂製部材の組み付け構造
JP2014237355A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 株式会社東海理化電機製作所 シートベルト装置
JP2015049288A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 Ntn株式会社 剥離部材
WO2015136915A1 (ja) * 2014-03-14 2015-09-17 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2015184556A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 Ntn株式会社 剥離部材
JP2016055391A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 日本特殊陶業株式会社 切削工具
JP2016142214A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 トヨタ自動車株式会社 吸気ダクトの取付構造
US10057440B2 (en) 2015-09-07 2018-08-21 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and image forming apparatus
WO2019179649A1 (de) * 2018-03-19 2019-09-26 Auto-Kabel Management Gmbh Toleranzausgleich für flachteile
CN113124035A (zh) * 2019-12-31 2021-07-16 苏州佳世达光电有限公司 防拆系统、防拆组合及拆卸工具

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350054A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2007245824A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Toyoda Gosei Co Ltd 逆止弁
JP2010208767A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータのシル構造
WO2011086786A1 (ja) * 2010-01-18 2011-07-21 ブラザー工業株式会社 樹脂結合体及び携帯型プリンタ
JP5594651B2 (ja) * 2010-01-18 2014-09-24 ブラザー工業株式会社 樹脂結合体及び携帯型プリンタ
JP2013130082A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Mahle Filter Systems Japan Corp 樹脂製部材の組み付け構造
JP2014237355A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 株式会社東海理化電機製作所 シートベルト装置
JP2015049288A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 Ntn株式会社 剥離部材
WO2015136915A1 (ja) * 2014-03-14 2015-09-17 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JPWO2015136915A1 (ja) * 2014-03-14 2017-04-06 セイコーエプソン株式会社 記録装置
US9796185B2 (en) 2014-03-14 2017-10-24 Seiko Epson Corporation Recording apparatus with housing and attached case
CN106103110A (zh) * 2014-03-14 2016-11-09 精工爱普生株式会社 记录装置
JP2015184556A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 Ntn株式会社 剥離部材
JP2016055391A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 日本特殊陶業株式会社 切削工具
JP2016142214A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 トヨタ自動車株式会社 吸気ダクトの取付構造
US10057440B2 (en) 2015-09-07 2018-08-21 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and image forming apparatus
WO2019179649A1 (de) * 2018-03-19 2019-09-26 Auto-Kabel Management Gmbh Toleranzausgleich für flachteile
CN111902639A (zh) * 2018-03-19 2020-11-06 自动电缆管理有限公司 用于扁平件的公差补偿装置
US11624386B2 (en) 2018-03-19 2023-04-11 Auto-Kabel Management Gmbh Tolerance compensation device for flat components
CN113124035A (zh) * 2019-12-31 2021-07-16 苏州佳世达光电有限公司 防拆系统、防拆组合及拆卸工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4139138B2 (ja) 2008-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003343522A (ja) 部材間のねじ止め構造及び画像形成装置
US20020031370A1 (en) Ultrasonic weld rivet for process cartridge and in line tack weld assembly method
JP2000103131A (ja) テープカセット
JP2009169120A (ja) 画像形成装置
JP4615291B2 (ja) 屑発生防止フィルムおよびこのフィルムを用いた電気機器
US5907747A (en) Prefilled, presealed toner cartridge insert
US7671850B2 (en) Electronic pen
CA2417053C (en) Module to module attaching and securing apparatus
JP2021120719A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の製造方法並びに分解方法
JPH11125757A (ja) 締結構造
JP4175785B2 (ja) 落下部品受け止め構造、およびそれを備える画像形成装置
AU7464098A (en) Method for fastening buttons by welding and a device for making said method
JPH06337586A (ja) トナーカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置
JPH08179613A (ja) 画像形成装置用トナー容器および画像形成装置
JPH01161262A (ja) 画像形成装置のプロセスカートリッジ
JP2002351199A (ja) トナー補給ボトル
JP2020036449A (ja) ハーネス固定具、及び該ハーネス固定具を使用したハーネス固定構造
JP2008191401A (ja) トナーカートリッジ
JPH07231925A (ja) 放射線シールド部材用輸送容器
JP3247009B2 (ja) ネジ止め構造
EP1417637B1 (en) Electronic pen
TWI633402B (zh) 電子照相感光鼓單元及用以將耦合構件安裝到鼓凸緣的方法
JPH07333933A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の外装カバ−
JP3093022B2 (ja) シール付きトナーカートリッジ
JP2534973Y2 (ja) シュレッダーの光検知センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080513

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees