JPWO2015136915A1 - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

液体収容体を格納するケースを十分な強度を確保して筐体に固定した記録装置を提供する。プリンターは、インクを噴射して用紙に記録を行う液体噴射ヘッドと、液体噴射ヘッドが収容されている筐体と、インクが収容されている液体収容体と、液体収容体を格納するケース141と、を備えている。こうしたプリンターでは、樹脂製の筐体の壁面およびケースの樹脂で形成された壁面の少なくとも一方に金属部材が取り付けられており、金属部材は、筐体におけるケースの取り付け部位の強度を補強する。

Description

本発明は、液体を記録部から噴射して記録を行う記録装置に関する。
従来から、記録装置の一種として、液体噴射ヘッド(記録部)から用紙等の記録媒体に対してインク(液体)を噴射することにより印刷(記録)を行うインクジェット式プリンターが知られている。このようなプリンターにおいて、比較的大量の印刷を行う場合であっても連続的に安定して液体噴射ヘッドにインクを供給できるようにするため、インクの収容容量が比較的大きなインクバッグ(液体収容体)を備える構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の記録装置では、筐体の外部に設けられたインクバッグから筐体の内部に設けられた液体噴射ヘッドにインク供給チューブを通じてインクを供給している。この記録装置では、筐体とインクバッグとが別々に設けられており、プリンターの移動時にはこれらを別々に移動させる必要がある。この点、樹脂製のケースを筐体に装着し、このケースにインクバッグを格納するようにすれば、プリンターの移動時に筐体とインクバッグとを一緒に移動させることができる。
特開2009−202346号公報
ところで、インクバッグは収容容量が大きく重たい。このため、樹脂製の筐体に樹脂製のケースをねじ等によって締結する方法では、強度が不足するおそれがある。
なお、上記問題は、インクジェット式プリンターに限らず、筐体の外部に設けられた液体収容体から筐体の内部に設けられた記録部に供給された液体を当該記録部から記録媒体に噴射して記録を行う記録装置において概ね共通したものとなっている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体収容体を格納するケースを十分な強度を確保して筐体に固定した記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するための記録装置は、液体を噴射して記録媒体に記録を行う記録部と、記録部が収容されている筐体と、記録部に供給される液体が収容されている液体収容体と、液体収容体を格納するケースと、を備え、筐体の樹脂で形成された壁面およびケースの樹脂で形成された壁面の少なくとも一方には金属部材が取り付けられており、金属部材は、筐体におけるケースの取り付け部位の強度を補強することを特徴とする。
上記構成によれば、金属部材により筐体におけるケースの取り付け部位の強度を補強するため、筐体とケースの取り付け強度を直接筐体にケースを取り付ける場合に比べて向上することが可能である。
また、上記記録装置では、筐体の樹脂で形成された壁面に第1の金属部材が取り付けられている一方で、ケースの樹脂で形成された壁面に第2の金属部材が取り付けられており、第1の金属部材と第2の金属部材とが締結されることにより、筐体およびケースの少なくとも一方が挟まれた状態で前記ケースは筐体に装着されていることが望ましい。
上記構成によれば、筐体の壁面に第1の金属部材部材を取り付け、ケースの壁面に第2の板金部材を取り付けた上で、第1の金属部材部材と第2の金属部材部材とを締結することによって筐体およびケースの少なくとも一方を挟み込んで筐体とケースとを固定している。そのため、筐体とケースとを直接締結する場合と比べて、板金部材によって補強されている分だけ筐体とケースとを固定している部分の強度が高くなる。また、板金部材を介して筐体とケースとが締結されているため、筐体とケースとを直接締結する場合と比べて、ねじ等の締結部材を介して伝わる荷重が板金部材を介して筐体及びケースの広い範囲に分散されるようになる。
すなわち、上記構成によれば、液体収容体を格納するケースを十分な強度を確保して筐体に固定した記録装置を実現することができる。
また、上記記録装置において、第1の金属部材部材を筐体の内面に取り付け、第2の金属部材部材をケースの外面に取り付けるようにすれば、筐体の壁面が第1の金属部材部材と第2の金属部材部材とに挟まれた状態でケースと筐体とが固定されていることになる。
また、上記記録装置では、第1の金属部材部材は、筐体の樹脂で形成された壁面に設けられた取り付け孔に圧入されていることが望ましい。
上記構成によれば、第1の金属部材部材を筐体の取り付け孔に圧入することによって容易に組み付けることができる。
また、上記記録装置では、第1の金属部材部材には縦方向の長さと横方向の長さが異なる長孔が形成されている一方で、第2の金属部材部材には長孔に対応した形状を有し長孔に挿通される複数の突出部が形成されており、筐体に複数取り付けられている第1の金属部材部材のうちの少なくとも一つは他の第1の金属部材部材と長孔の延びている向きが異なるように他の第1の板金部材と異なる向きに取り付けられており、筐体に複数取り付けられた第1の金属部材部材の長孔に、第2の金属部材部材に設けられた複数の突出部がそれぞれ挿通されていることが望ましい。
第1の金属部材部材が全て同じ向きに取り付けられている場合には、各板金部材に形成された長孔の延びる方向が全て同じになるため、第2の金属部材部材の複数の突出部をこれら長孔にそれぞれ挿通して組み付けた状態であっても突出部が長孔内でスライドして、ケースと筐体との相対位置が変化するおそれがある。
上記構成によれば、第1の金属部材部材のうちの少なくとも一つが他の第1の金属部材部材と異なる向きで取り付けられているため、長孔の延びる方向が全て同じにはならなくなる。このため、これらの長孔に突出部を挿通すれば、少なくとも二つの方向の位置決めを行うことができるようになるため、ケースと筐体との位置ずれを抑制して、より正確に位置合わせを行うことができるようになる。
また、上記記録装置では、ケースの内面には、液体収容体を着脱可能な液体収容体保持部が取り付けられており、ケースには、液体収容体保持部と重ならない部分に切り欠き孔が形成されており、ケースの外面には、第2の金属部材部材が取り付けられており、第1の板金部材及び第2の金属部材部材は、それぞれに形成されているねじ孔が切り欠き孔と重なるように配設されており、第2の金属部材部材側から各ねじ孔に挿通されたねじによって第1の板金部材と第2の金属部材部材とが締結されていることが望ましい。
上記構成によれば、ケースと筐体とを締結しているねじの頭部はケースに設けられた切り欠き孔を通じて露出した状態になっている。このため、ケースに取り付けられた液体収容体保持部を取り外さなくても、ケースの内部からねじを締めたり緩めたりすることができる。このため、第1の金属部材部材と第2の金属部材部材との締結や取り外しを容易に行うことができるようになる。
また、上記記録装置では、第2の金属部材部材はケースの外面に取り付けられており、同第2の板金部材の下端の少なくとも一部は、筐体に上方から差し込まれて筐体により下方から支持されていることが望ましい。
上記構成によれば、ケースに取り付けられた第2の金属部材部材の下端の少なくとも一部が筐体に下方から支持されるため、液体収容体を格納した重たいケースをより確実に筐体に固定することができるようになる。
また、上記記録装置では、筐体にはスキャナーが収容されたスキャナー部が設けられており、ケースの外面に取り付けられている第2の金属部材部材とスキャナー部とは対向しているものの、その間には間隙が設けられていることが望ましい。
第2の金属部材部材がスキャナー部の壁面に当接していると、ケースの内側から第2の金属部材部材とケースとをねじによって締結するときに第2の金属部材部材を貫通したねじがスキャナー部の壁面と干渉してしまう。これに対して、スキャナー部の壁面に逃がし孔を設けてねじがスキャナー部の壁面と干渉しないようにすると、この逃がし孔を通じてスキャナー部の内部に埃が入り込むおそれがある。
上記構成によれば、第2の金属部材部材とスキャナー部との間に間隙が設けられているため、ケースと第2の金属部材部材とをねじによって締結しても、ねじの先端がスキャナー部の壁面と干渉しにくくなる。このため、スキャナー部の壁面に逃がし孔を設ける必要がなく、スキャナー部の内部に埃が入り込むことを抑制できる。
第1の実施形態の記録装置の斜視図。 蓋体を開けた状態の第1の液体収容ユニットの斜視図。 蓋体及びカバーが取り外された状態の第1の液体収容ユニットの斜視図。 第1の液体収容ユニットを回動させた状態を示す記録装置の斜視図。 筐体を構成するハウジングミドルの斜視図。 ハウジングミドルに設けられた取り付け孔の拡大図。 (a)は内板金の上面図、(b)は内板金の側面図。 (a)〜(f)はハウジングミドルへの内板金の取り付け態様の一例を示す図。 内板金が取り付けられたハウジングミドルの左側面図。 第1の液体収容ユニットに取り付けられる外板金の斜視図。 内板金と外板金とが締結されるときの状態を示すハウジングミドルの左側面図。 蓋体及びカバーが取り外された状態の第1の液体収容ユニットの正面図。 図12の13−13線に沿った断面を模式的に示す図。 図12の14−14線に沿った断面を模式的に示す図。 記録装置を上方からみたときのハウジングミドルと第1の液体収容ユニットの状態を模式的に示す図。 図12の16−16線に沿った断面図。 蓋体及びカバーが取り外された状態の第2の液体収容ユニットの正面図。 ハウジングミドルの斜視図。 カバー部材が取り付けられたハウジングミドルの斜視図。 第2の液体収容ユニットに取り付けられる外板金の斜視図。 内板金と外板金とが締結されるときの状態を示すハウジングミドルの左側面図。 図17の22−22線に沿った断面図。 記録装置の上面図。 記録装置の背面を示す記録装置の斜視図。 記録装置の左側面図。 外板金が取り付けられた第1の液体収容ユニットの斜視図。 第2の実施形態の記録装置のハウジングミドルの右側面図。 第2の実施形態の記録装置の第1の液体収容ユニットに取り付けられる外板金の斜視図。 第2の実施形態の記録装置において内板金と外板金とが締結されるときの状態を示すハウジングミドルの右側面図。 第2の実施形態の記録装置の、蓋体及びカバーが取り外された状態の第1の液体収容ユニットの正面図。 図30の31−31線に沿った断面を模式的に示す図。 図30の32−32線に沿った断面図。 第2の実施形態の記録装置のハウジングミドルの左側面図。 第2の実施形態の記録装置において内板金と外板金とが締結されるときの状態を示すハウジングミドルの左側面図。 第2の実施形態の記録装置の、蓋体及びカバーが取り外された状態の第2の液体収容ユニットの正面図。 他の例の記録装置を上方からみたときの記録装置の模式図。
(第1の実施形態)
以下、記録装置の第1の実施形態について図1〜図26を参照して説明する。なお、本実施形態は、記録装置をインクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」という。)に具体化した例を示している。
図1に示すように、プリンターは、液体の一例であるインクを噴射することによって記録媒体の一例である用紙Pに記録を行う記録ユニット100と、記録ユニット100にインクを供給する2つの液体収容ユニット140,190とを備えている。
記録ユニット100には樹脂製の筐体101が設けられ、筐体101にはインクを噴射して用紙Pに記録を行う記録部の一例である液体噴射ヘッド102や、液体噴射ヘッド102を支持するキャリッジ103が収容されている。また、筐体101には、ユーザーがプリンターを操作するための操作パネル104が設けられている。
なお、以下では、この操作パネル104におけるモニターやボタン等の表記が向けられている方向をプリンターや筐体101の正面とする。
また、図1には、プリンターの奥行き方向及び高さ方向、並びにプリンターの奥行き方向及び高さ方向と直交する方向である幅方向を矢印でそれぞれ示している。
キャリッジ103は、筐体101の内部においてプリンターの幅方向に往復移動可能であり、キャリッジ103の移動に伴って液体噴射ヘッド102がプリンターの幅方向に往復移動しつつインクを噴射することによって用紙Pに記録(印刷)を行う。
また、筐体101の正面には、筐体101の内部において記録された用紙Pを筐体101の外部に排出する矩形状の排出口105が設けられている。排出口105から排紙された用紙Pは排紙トレイ106の上に載置される。また、筐体101の正面における排紙トレイ106の下方には、上下二段の給紙カセット107が着脱自在に装着されている。これら給紙カセット107には、複数枚の用紙Pを積層した状態で収容することができる。
また、記録ユニットの筐体101の上部には、所定の読みとり位置にセットされた原稿に記録されている画像を読みとるスキャナーが収容されたスキャナー部108が設けられている。
第1の液体収容ユニット140は、筐体101の右側面に取り付けられている。また、第2の液体収容ユニット190は、筐体101の左側面に取り付けられている。
図1及び図2に示すように、第1の液体収容ユニット140は、樹脂製のケース141と、同ケース141に格納された複数の液体収容体150とを有している。ケース141は、ケース141の底を形成する有底箱状の底形成部材142と、底形成部材142における筐体101と対向する側壁の上端に連結される側壁形成部材143と、底形成部材142の上端に回動可能に連結される蓋体144とによって構成されている。蓋体144は側壁形成部材143の上端と当接、離間することによりケース141を開閉する。なお、ケース141は、略直方体状に形成されている。
図2に示すように、ケース141に格納された液体収容体150は、カラーインクが収容された可撓性材料からなるインクバッグ151と、インクバッグ151の上端部に固定された矩形環状の取手部152とを備えている。第1の液体収容ユニット140には、液体収容体150として、プリンターの奥行き方向の手前側から順に、第1の液体収容体150A、第2の液体収容体150B、及び第3の液体収容体150Cが取り付けられている。第1の液体収容体150Aには例えばイエローインクが収容され、第2の液体収容体150Bには例えばマゼンダインクが収容され、第3の液体収容体150Cには例えばシアンインクが収容されている。
図3に示すように、ケース141の内側における側壁形成部材143の壁面には、液体収容体150が取り付けられる複数のステー153が設けられている。このステー153には、液体収容体150の取手部152が嵌め込まれることで液体収容体150が着脱可能に取り付けられる。すなわち、ステー153は液体収容体150を保持する液体収容体保持部として機能する。また、各ステー153には、インク供給チューブ154が接続されている。インク供給チューブ154は、ケース141の内面に設けられた各クランプ155によって湾曲した形状でそれぞれ支持されているとともに、側壁形成部材143に設けられたチューブ挿通孔156を通じてケース141外に引き回されている。なお、ケース141内には、ケース141内に引き回されているインク供給チューブ154を隠すカバーが取り付けられているが、図3では、このカバーと蓋体144とを取り外した状態を示している。
ケース141外に引き回されたインク供給チューブ154は、記録ユニット100の筐体101の内部に導入されている。このため、ステー153に液体収容体150が取り付けられると、液体収容体150に収容されているインクがインク供給チューブ154を介して記録ユニット100に供給されるようになる。記録ユニット100に供給されたインクは、同記録ユニット100に設けられたインク供給系を通じて液体噴射ヘッド102に供給されて同液体噴射ヘッド102から噴射される。
また、各ステー153には、フレキシブルフラットケーブルである個別ケーブル157の一端がそれぞれ接続されている。個別ケーブル157の他端は、ケース141の内面に設けられた中継基板158に着脱可能に接続されている。中継基板158には、同中継基板158を通じて各個別ケーブル157に電気的に接続されるフレキシブルフラットケーブルである統合ケーブル159が着脱可能に接続されている。統合ケーブル159は、ケース141に設けられたチューブ挿通孔156を通じてケース141外に引き回され、ケース141外において記録ユニット100の筐体101の内部に導入されている。記録ユニット100の内部に導入された統合ケーブル159は、筐体101の内部に設けられた情報伝達系を介してメイン基板と接続されている。すなわち、各ステー153とメイン基板とは、これらのケーブル等を通じて電気的に接続されている。
ここで、液体収容体150の取手部152には、インクバッグ151に収容されているインクの残量や種類等の情報を記憶するICチップが設けられている。このため、液体収容体150がステー153に取り付けられると、ICチップとメイン基板とが電気的に接続された状態となり、メイン基板はICチップに記憶された情報に基づいてプリンターの各種制御を実行する。なお、メイン基板は液体収容体150に収容されているインクの残量が所定量以下になると液体収容体150の交換を促す信号を出力する。
ところで、図4に示すように、ケース141の筐体101と対向する外面である側壁形成部材143の壁面には、第1の金属部材としての第1の板金部材の一例である外板金160が取り付けられている。また、プリンターの筐体101の内面には、第2の金属部材としての第2の板金部材の一例である内板金161が取り付けられている。そして、これら外板金160と内板金161がねじによって締結されることによりケース141が筐体101に装着されている。
次に、図4〜図16を参照して、第1の液体収容ユニット140を筐体101の右側面に固定する固定部の構造について詳細に説明する。
図4に示すように、記録ユニット100の筐体101は、プリンターの土台となるベースフレーム109、ベースフレーム109の上方に取り付けられて同ベースフレーム109に支持されたハウジングミドル110、及びハウジングミドル110の上方に設けられてスキャナーが収容されたスキャナー部108とによって構成されている。
図5に示すように、ハウジングミドル110は、右側壁部111、左側壁部112、及び両側壁部111,112の上端に接続された天井部113を備えている。両側壁部111,112は、プリンターに組み付けられた状態で外部に露出しており、右側壁部111の壁面に第1の液体収容ユニット140が装着される。
右側壁部111には、その下端から切り欠かれた凹部114が設けられている。図4に示すように、この凹部114は、第1の液体収容ユニット140のケース141に設けられたチューブ挿通孔156と対向する位置に設けられている。このため、チューブ挿通孔156を通じてケース141外に引き回されたインク供給チューブ154及び統合ケーブル159は、ハウジングミドル110の凹部114を通じて筐体101の内部に導かれる。
また、図5に示すように、右側壁部111の下端には凹部114を挟むようにして2つの切り欠き部115A,115Bが形成されている。
ところで、プリンターの幅が一定である場合には、プリンターを正面から見たときに奥の方が狭まって見える傾向がある。このため、ハウジングミドル110の右側壁部111は、プリンターの奥行き方向において、手前側及び奥行き側ほどプリンターの幅方向における長さが短くなるように、すなわち中央部分がプリンターの幅方向において外側に突出するように若干湾曲した形状で成形されている。また、ハウジングミドル110の右側壁部111は、プリンターの高さ方向の下方ほど外側に位置するように、すなわちプリンターの幅方向における長さが長くなるようにプリンターの高さ方向に対して若干傾斜した形状で成形されている。
こうした形状を有する右側壁部111には、内板金161が圧入される取り付け孔116が形成されている。なお、取り付け孔116は上方に2箇所、下方に2箇所の計4箇所に形成されている。
次に、図6を参照して取り付け孔116の構造について詳細に説明する。なお、図6は、下方に設けられた2つの取り付け孔116のうち筐体101の奥行き方向の手前側に位置する取り付け孔116Aを筐体101の内側から見たときの拡大図である。
図6に示すように、取り付け孔116は、図6における左側に位置して図6の上下方向に延びる第1の取り付け孔117と、図6における右側に位置して第1の取り付け孔117よりも上下方向の長さが長い第2の取り付け孔118とからなる。そして、第1の取り付け孔117における上方の部分を上方孔部119、下方の部分を下方孔部120とすると、上方孔部119と下方孔部120との間には段差が形成され、上方孔部119と比べて下方孔部120が左側に位置している。また、第2の取り付け孔118は、第1の取り付け孔117側に位置する内側孔部121と、同内側孔部121よりも上下方向に長い取付孔部122と、同取付孔部122よりも上方に延びる外側孔部123とを有している。なお、内側孔部121、取付孔部122、及び外側孔部123は、上端及び下端の位置がそれぞれ異なっており、それらの接続部分に段差が形成されている。なお、取付孔部122と外側孔部123との段差のうち図6の下方側に形成された段差124には傾斜が付けられている。また、第1の取り付け孔117及び第2の取り付け孔118の間には略円形状のねじ挿通孔125が設けられている。
図7(a)及び(b)に示すように、内板金161は、ねじを締結するためのねじ孔162が設けられた天板部163を有している。図7(a)に示すように、天板部163は、ねじ孔162が設けられた幅狭部163Aと、幅狭部163Aよりも拡幅された幅広部163Bとを有している。そして、図7(b)に示すように、幅狭部163Aには、同幅狭部163Aから略垂直に延びてその端部が外方に屈曲した第1の保持部164が設けられている。また、幅広部163Bには、同幅広部163Bから略垂直に延びてその端部が外方に屈曲した第2の保持部165が設けられている。この第2の保持部165と幅広部163Bとの接続部分には、その中央に内板金161の縦方向(図7(a)の上下方向)に延びる長孔166が形成されている。すなわち、長孔166は、縦方向(図7(a)の上下方向)の長さと横方向(図7(a)の左右方向)の長さとが異なっている。
次に、図8を参照して、ハウジングミドル110の右側壁部111への内板金161の取り付け方法の一例を説明する。
ハウジングミドル110の右側壁部111に内板金161を取り付ける際にはまず、図8(a)に示すように、内板金161の第1の保持部164を、右側壁部111に設けられた第1の取り付け孔117の上方孔部119に挿入する。そして、図8(b)に示すように、内板金161の天板部163と右側壁部111の壁面とを対向させるように内板金161を倒し、内板金161の第2の保持部165を右側壁部111に設けられた第2の取り付け孔118の外側孔部123に挿入する。その後、図8(c)に示すように、内板金161の第2の保持部165側を図8における下方にスライドさせる。このとき、第2の取り付け孔118の外側孔部123と取付孔部122との間の段差124が傾斜しているため、内板金161はこの傾斜に沿って取付孔部122に案内される。その後、図8(d)に示すように、内板金161の全体を下方にスライドさせて第2の保持部165を取付孔部122の下端まで押し込む。なお、こうして内板金161を下方にスライドさせたときには、内板金161の第1の保持部164が第1の取り付け孔117の下方孔部120に徐々に挿入される。その後、図8(e)に示すように、第1の保持部164を下方孔部120の下端まで押し込む。図8(e)及び(f)に示すように、内板金161が取り付け孔116の下端まで押し込まれると、内板金161に設けられたねじ孔162が右側壁部111に設けられたねじ挿通孔125と重なった状態になるとともに、内板金161の長孔166が第2の取り付け孔118の内側孔部121と重なった状態になる。なお、図8(f)は、図8(e)の状態を反対側から見た状態、すなわち筐体101の外側から見た状態を示している。
ここで、第1の取り付け孔117の下方孔部120と第2の取り付け孔118の取付孔部122との間の距離は、内板金161の天板部163の横方向(図8の左右方向)における長さよりも短い。このため、こうして内板金161が取り付け孔116に取り付けられると、第1の取り付け孔117及び第2の取り付け孔118によって内板金161が挟み込まれた状態となる。また、第1の取り付け孔117や第2の取り付け孔118には段差が形成されているため、内板金161が取り付け孔116の下端まで押し込まれると内板金161の上端部が段差に引っかかり抜けにくくなる。このため、こうした構成の取り付け孔116に内板金161が一旦圧入されると、内板金161は取り付け孔116に保持されて外れにくくなる。
図9には、右側壁部111の取り付け孔116の全てに内板金161を取り付けた後の状態を示している。図9に示すように、上方に設けられている2つの取り付け孔116は、下方に設けられている各取り付け孔116とは異なる向きで設けられている。そのため、右側壁部111に取り付けられている内板金161のうち上方の取り付け孔116に圧入されている内板金161は、他の内板金161と長孔166の延びている向きが異なっている。より詳細には、上方の取り付け孔116に圧入されている内板金161の長孔166は図9の左右方向(筐体101の奥行き方向)に延びており、下方の取り付け孔116に圧入されている内板金161の長孔166は図9の上下方向(筐体101の高さ方向)に延びている。なお、右側壁部111には、下方に設けられた各取り付け孔116の間に筐体101の高さ方向に延びる縦孔126が設けられている。
次に、図10を参照して、内板金161と締結される外板金160の構成について説明する。
図10に示すように、外板金160は、プリンターの高さ方向の上方に位置する上方板部167と、下方に位置する下方板部168とを有している。上方板部167は下方板部168と段差を介して接続されており、上方板部167は下方板部168に対してプリンターの幅方向における外側に位置する。下方板部168には、ハウジングミドル110の右側壁部111の下方に設けられた内板金161とねじによって締結される締結部169が設けられている。この締結部169は、プリンターの奥行き方向における手前側から第1の締結部169A及び第2の締結部169Bの順に並んでいる。また、上方板部167には、ハウジングミドル110の右側壁部111の上方に設けられた内板金161とねじによって締結される締結部170が設けられている。この締結部170は、プリンターの奥行き方向における手前側から第3の締結部170A及び第4の締結部170Bの順に並んでいる。
第1の締結部169Aは、下方板部168の基準面171に設けられた円形のねじ孔172を有している。また、第2の締結部169Bは、下方板部168の基準面171よりもプリンターの幅方向における内側に突出しており、その底面にねじ孔172が設けられている。
一方、上方板部167に設けられた第3の締結部170Aは、上方板部167の基準面173よりもプリンターの幅方向における内側に突出している。なお、その突出度合いは、下方板部168の基準面171と上方板部167の基準面173との段差と同じになっている。そのため、第3の締結部170Aの底面に設けられたねじ孔172は、第1の締結部169Aのねじ孔172と、基準面171及び基準面173に垂直な方向である外板金160の厚さ方向における位置が揃えられている。
また、第4の締結部170Bは、上方板部167の基準面173よりもプリンターの幅方向における内側に突出している。なお、その突出度合いは、第3の締結部170Aよりも大きく、第4の締結部170Bの底面は、下方板部168の基準面171よりもプリンターの幅方向における内側に位置している。そして、第4の締結部170Bの底面に設けられたねじ孔172は、第2の締結部169Bの底面に設けられたねじ孔172と外板金160の厚さ方向における位置が揃えられている。
また、第1の締結部169Aと第2の締結部169Bとの間には、ハウジングミドル110の右側壁部111に設けられた縦孔126に対応してプリンターの高さ方向に延びた形状を有し、プリンターの幅方向における内側に突出した突出部174が設けられている。また、第3の締結部170A及び第4の締結部170Bには、その上端に内板金161の長孔166に対応してプリンターの奥行き方向に延びた形状を有し、プリンターの幅方向における内側に突出した突出部175がそれぞれ設けられている。
また、外板金160の上端部には、ケース141の内面にねじによってステー153を締結するときにケース141を貫通したねじと螺合する複数のボス部176が設けられている。また、外板金160の下方板部168の上端部には、プリンターの幅方向における外側に屈曲した複数のねじ止め部177が設けられている。一方、下方板部168の下端部には、下方板部168の基準面171からプリンターの幅方向における内側に屈曲してその先端が下方に延びる複数の挿通部178が設けられており、プリンターの奥行き方向の手前側の部分には、切り欠き179が形成されている。
次に、図11を参照して、外板金160と内板金161との締結方法の一例について説明する。
図11に示すように、ハウジングミドル110の下端がベースフレーム109によって支持されている状態で、まず、外板金160の下端に設けられた複数の挿通部178をハウジングミドル110の右側壁部111の下端に設けられた切り欠き部115A,115Bにそれぞれ差し込む。また、外板金160の複数の挿通部178のうちの1つをベースフレーム109に設けられた支持孔127に挿通する。これにより、外板金160の下端は筐体101によって下方から支持される。そして、外板金160の第3の締結部170A及び第4の締結部170Bに設けられた突出部175をハウジングミドル110の右側壁部111の上方に設けられた2つの内板金161の長孔166に挿通する。右側壁部111の取り付け孔116に設けられた内側孔部121は内板金161の長孔166と重なっているため、こうして長孔166に挿入された突出部175は、内側孔部121にも挿入されてハウジングミドル110の右側壁部111を貫通する。
また、外板金160の第1の締結部169A及び第2の締結部169Bの間に設けられた突出部174をハウジングミドル110の右側壁部111に設けられた縦孔126に挿通する。内板金161の長孔166と右側壁部111の縦孔126とは、孔の延びる方向が異なっているため、これらの孔に突出部174,175をそれぞれ挿通することにより、内板金161、及び右側壁部111に対する外板金160の位置を、プリンターの高さ方向と奥行き方向の双方であわせることができる。そして、第1〜第4の締結部の各ねじ孔172、ハウジングミドル110のねじ挿通孔125、内板金161のねじ孔162に外板金160側からねじを挿通して内板金161と外板金160とを締結する。こうして内板金161と外板金160とが締結されると、ハウジングミドル110の右側壁部111は外板金160と内板金161とによって挟まれた状態となる。
また、内板金161の第1の保持部164及び第2の保持部165の先端は、右側壁部111の壁面よりも外側に突出している。外板金160には内板金161の第1の保持部164及び第2の保持部165の先端と重なる部分に複数の孔部180が設けられている。このため、外板金160と内板金161とが締結された状態では、外板金160の孔部180から内板金161の先端が露出する。
こうした状態において外板金160の下端に設けられた切り欠き179は、ハウジングミドル110の右側壁部111の凹部114、すなわちケース141のチューブ挿通孔156と重なっている。このため、外板金160と内板金161とが締結されているときに、外板金160によってチューブ挿通孔156が覆われてしまうことはなく、インク供給チューブ154や統合ケーブルを切り欠き179及びチューブ挿通孔156を通じて筐体101内に導入することができる。
図12に示すように、第1の液体収容ユニット140のケース141は、ケース141の内側から挿通された複数のねじによって外板金160と締結されている。また、ケース141の内面には複数のステー153が固定されている。ステー153の上端をケース141に固定しているねじ128は、ケース141を貫通して外板金160に設けられたボス部176と螺合している。このため、ステー153の上端部をケース141に固定しているねじ128は、ケース141とステー153とを固定するだけでなく、ケース141と外板金160とを固定している。
また、ケース141には、ステー153の下端部と対向する部分に孔があけられており、この部分から外板金160のねじ止め部177が露出している。ステー153の下端部はこのねじ止め部177にねじを介して締結されている。
また、ケース141の側壁形成部材143には、ステー153と重ならない部分に切り欠き孔129が形成されている。外板金160及び内板金161は、それぞれに形成されているねじ孔162,172が切り欠き孔129と重なるように配設され、外板金160側から各ねじ孔162,172に挿通されたねじ131によって外板金160と内板金161とが締結されている。このため、ケース141と筐体101とを締結しているねじ131の頭部はケース141に設けられた切り欠き孔129を通じて露出した状態になっている。
こうした構成を備える第1の液体収容ユニット140では、ケース141に取り付けられたステー153を取り外さなくても、外板金160と内板金161とを締結するねじ131をケース141の内部から締めたり緩めたりすることができる。このため、外板金160と内板金161との締結を解除するだけで、図4に示すように、ケース141の外面に外板金160を固定したままケース141を筐体101から取り外すことができる。したがって、記録ユニット100のメンテナンス等をする際の作業性が向上する。
次に、図13及び図14を参照して、筐体101とケース141との固定部の構造について説明する。なお、図13は図12における第1の締結部169A及び第3の締結部170Aを結ぶ線に沿った断面構造を模式的に示した図であり、図14は図12における第2の締結部169B及び第4の締結部170Bを結ぶ線に沿った断面構造を模式的に示した図である。
図13に示すように、ハウジングミドル110の右側壁部111は、プリンターの高さ方向に対して下方ほど外側に位置するように、プリンターの高さ方向に対して傾斜角度θ1で傾斜している。そして、右側壁部111には筐体101の内側から内板金161が取り付けられている。すなわち、ハウジングミドル110の内面には内板金161が取り付けられている。
また、外板金160における第1の締結部169Aが下方板部168の基準面171に設けられているため、外板金160の下方板部168は、ハウジングミドル110の外面に当接しているとともに、ケース141の外面から離間した状態でねじ131によって締結されている。下方板部168に接続されている上方板部167は、下方板部168よりもプリンターの幅方向外側に位置している。このため、上方板部167はハウジングミドル110の外面から離間しているとともに、ケース141の外面に当接している。第3の締結部170Aは、上方板部167からハウジングミドル110側に突出しており、その底面がハウジングミドル110の外面と当接した状態で内板金161とねじ131によって締結されている。上述したように、基準面173からの第3の締結部170Aの突出度合いは、基準面171と基準面173との段差と同じになっており、第3の締結部170Aの底面に設けられたねじ孔172は、第1の締結部169Aのねじ孔172と外板金160の厚さ方向における位置が揃えられている。そのため、上方板部167と当接しているケース141の外面から第1の締結部169A及び第3の締結部170Aまでの距離は等しい。したがって、第1の液体収容ユニット140のケース141は、プリンターの高さ方向に対して傾斜している筐体101の右側面に沿うように、プリンターの高さ方向に対して傾斜角度θ1と等しい角度で傾斜した状態で筐体101に装着されている。
一方、図14に示すように、第2の締結部169Bが設けられている部分では、第2の締結部169Bが下方板部168の基準面171よりもプリンターの幅方向の内側に位置しているため下方板部168がハウジングミドル110の外面からも離間した状態となる。また、上述したように、基準面173からの第4の締結部170Bの突出度合いが、第3の締結部170Aの突出度合いよりも大きく、第4の締結部170Bの底面に設けられたねじ孔172は、第2の締結部169Bの底面に設けられたねじ孔172と外板金160の厚さ方向における位置が揃えられている。したがって、図15に示すように、第1の締結部169A及び第3の締結部170Aが設けられている部分と比べて、第2の締結部169B及び第4の締結部170Bが設けられている部分では筐体101からケース141までの距離Lが長くなっている。すなわち、ケース141の外面がプリンターの奥行き方向における手前側ほどプリンターの幅方向における内側に位置するようにケース141がプリンターの奥行き方向に対して傾斜した状態で筐体101に装着されている。このため、ケース141をプリンターの奥行き方向に対して傾けずに装着する場合と比較して、正面から見える筐体101とケース141との隙間が小さくなっている。
また、ケース141は略直方体状に形成されているため、上述したようにケース141がプリンターの奥行き方向に傾斜していると、ケース141を含むプリンターの幅が、同プリンターの奥行き方向における奥側ほど大きくなる。このため、正面から見たときにプリンターの側壁が凹んでいると錯覚されにくくなっている。
また、図16に示すように、筐体101の上方に設けられたスキャナー部108と、ケース141の外面に取り付けられている外板金160とは対向しているものの、外板金160の上方板部167はケース141側に屈曲して設けられているため、スキャナー部108と外板金160との間には間隙が設けられている。
外板金160が筐体101の壁面に当接していると、ケース141の内側から外板金160とケース141とをねじによって締結するときに外板金160を貫通したねじが筐体101の壁面に干渉してしまう。この点、本実施形態では、ハウジングミドル110の壁面に逃がし孔130が設けられている。このため、同ハウジングミドル110の壁面と当接する外板金160の下方板部168にケース141がねじによって締結されても同ねじがハウジングミドル110の壁面と干渉しないようになっている。
一方、スキャナー部108と外板金160との間には隙間があるため、ケース141と外板金160とをねじによって締結しても、ねじの先端がスキャナー部108の壁面と干渉しにくい。このため、スキャナー部108の壁面には逃がし孔130が設けられていない。
次に、筐体101の左側面に取り付けられている第2の液体収容ユニット190について説明する。
図1及び図4に示すように、第2の液体収容ユニット190は、第1の液体収容ユニット140と同様に樹脂製のケース191を備えている。ケース191は、ケース191の底を形成する有底箱状の底形成部材192と、底形成部材192における筐体101と対向する側壁の上端に連結される側壁形成部材193と、底形成部材192の上端に回動可能に連結される蓋体194とによって構成されている。蓋体194は側壁形成部材193の上端と当接、離間することによりケース191を開閉する。なお、ケース191は、略直方体状に形成されている。
ケース191には、液体収容体が格納されている。液体収容体は、例えばブラックインクが収容されており、第1の液体収容ユニット140に設けられた液体収容体150よりも容量が大きい可撓性材料からなるインクバッグと、インクバッグの上端部に固定された矩形環状の取手部とを備えている。
図17に示すように、ケース191の内側における側壁形成部材193の壁面には、液体収容体が取り付けられるステー195が1つ固定されている。このステー195に液体収容体の取手部が嵌め込まれることで液体収容体が着脱可能に取り付けられる。すなわち、このステー195は液体収容体を保持する液体収容体保持部として機能する。また、ステー195には、インク供給チューブ196が接続されている。インク供給チューブ196は、ケース191の内面に設けられたクランプ197によって湾曲した形状で支持されているとともに、側壁形成部材193においてプリンターの奥行き方向手前側に設けられたチューブ挿通孔198を通じてケース191外に引き回されている。なお、ケース191内には、ケース191内に引き回されているインク供給チューブ196を隠すカバーが取り付けられているが、図17では、このカバーと蓋体194とを取り外した状態を示している。
ケース191外に引き回されたインク供給チューブ196は、記録ユニット100の筐体101の内部に導入されている。このため、ステー195に液体収容体が取り付けられると、液体収容体に収容されているインクがインク供給チューブ196を介して記録ユニット100に供給されるようになる。記録ユニット100に供給されたインクは、同記録ユニット100に設けられたインク供給系を通じて液体噴射ヘッド102に供給されて同液体噴射ヘッド102から噴射される。
また、ステー195には、フレキシブルフラットケーブルである個別ケーブルの一端が接続されている。個別ケーブルは、ケース191に設けられたチューブ挿通孔198を通じてケース191外に引き回され、ケース191外において記録ユニット100の筐体101の内部に導入されている。記録ユニット100の内部に導入された個別ケーブルは、筐体101の内部に設けられた情報伝達系を介してメイン基板と接続されている。
このステー195に取り付けられる液体収容体の取手部にも、インクバッグに収容されているインクの残量や種類等の情報を記憶するICチップが設けられている。このため、液体収容体がステー195に取り付けられると、ICチップとメイン基板とが電気的に接続された状態となる。そして、メイン基板はICチップに記憶された情報に基づいてプリンターの各種制御を実行する。なお、メイン基板は第2の液体収容ユニット190に設けられている液体収容体に収容されているインクの残量が所定量以下になると液体収容体の交換を促す信号を出力する。
第2の液体収容ユニット190は、第1の液体収容ユニット140と同様に、ケース191の外面に取り付けられた外板金199(図20参照)と、筐体101の左側面に内側から取り付けられた内板金161とをねじによって締結することにより筐体101に装着されている。なお、筐体101の左側面に取り付けられている内板金161は、筐体101の右側面に取り付けられている内板金161と同じものである。また、上述したように、記録ユニット100の筐体101を構成するハウジングミドル110の左側壁部112は、プリンターに組み付けられた状態で外部に露出しており、この左側壁部112の壁面に第2の液体収容ユニット190が装着されている。
図18に示すように、ハウジングミドル110の左側壁部112には、プリンターの奥行き方向の手前側から切り欠かれた凹部200が設けられている。この凹部200は、第2の液体収容ユニット190のケース191に設けられたチューブ挿通孔198と対向する位置に設けられている。このため、チューブ挿通孔198を通じてケース191外に引き回されたインク供給チューブ196及び個別ケーブルは、ハウジングミドル110の左側壁部112に設けられた凹部200を通じて筐体101の内部に導かれる。
また、左側壁部112には、下端から切り欠かれた2つの切り欠き部201A,201Bが形成されている。
ハウジングミドル110の左側壁部112も、右側壁部111と同様に、プリンターの奥行き方向において、手前側及び奥行き側ほどプリンターの幅方向における長さが短くなるように、すなわち中央部分がプリンターの幅方向において外側に突出するように若干湾曲した形状で成形されている。また、左側壁部112は、プリンターの高さ方向の下方ほど外側に位置するように、すなわちプリンターの幅方向における長さが長くなるようにプリンターの高さ方向に対して若干傾斜した形状で成形されている。
こうした形状を有する左側壁部112には、右側壁部111に設けられた取り付け孔116と同じ形状の取り付け孔202が設けられている。なお、取り付け孔202は上方に2箇所、下方に2箇所の計4箇所に設けられている。なお、略円形状のねじ挿通孔203も同様に設けられている。そして、これらの取り付け孔202には、例えば上述した方法と同じ方法で内板金161が圧入されている。このため、内板金161が取り付け孔202に圧入された状態では、内板金161に設けられたねじ孔162と左側壁部112に設けられたねじ挿通孔203とが重なっており、内板金161の長孔166と取り付け孔202の内側孔部121とが重なっている。
図18には、左側壁部112の取り付け孔202の全てに内板金161を取り付けた後の状態を示している。図18に示すように、上方に設けられている2つの取り付け孔202は、下方に設けられている各取り付け孔202とは異なる向きで設けられている。そのため、左側壁部112に取り付けられている内板金161のうち上方の取り付け孔202に圧入されている内板金161は、他の内板金161と長孔166の延びている向きが異なっている。より詳細には、上方の取り付け孔202に圧入されている内板金161の長孔166は図18の左右方向(筐体101の奥行き方向)に延びており、下方に圧入されている内板金161の長孔166は図18の上下方向(筐体101の高さ方向)に延びている。
また、図19に示すように、ハウジングミドル110には、筐体101を正面から見たときに、記録ユニット100においてインク供給チューブ196が挿入されている左側面側の部分を隠すカバー部材204が取り付けられている。このカバー部材204は、筐体101の左側面の一部を構成しており、このカバー部材204によって、ハウジングミドル110の左側壁部112に設けられた凹部200の開口が塞がれている。
次に、図20を参照して、左側壁部112に圧入されている内板金161と締結される第2の液体収容ユニット190の外板金199の構成について説明する。
図20に示すように、第2の液体収容ユニット190の外板金199は、第1の液体収容ユニット140の外板金160とは異なり、上方側の部分と下方側の部分との間に段差が設けられていない。この外板金199には、ハウジングミドル110の左側壁部112に設けられた4つの内板金161と対向する位置に、4つの締結部205が設けられている。これら締結部205には円形のねじ孔206がそれぞれ設けられている。また、各締結部205の端部には、内板金161の長孔166に対応した形状を有し、プリンターの幅方向における内側に突出した突出部207がそれぞれ設けられている。
外板金199の上端部には、ケース191の内面にねじによってステー195を締結するときにケース191を貫通したねじと螺合する2つのボス部208が設けられている。また、外板金199の中央部には、プリンターの幅方向における外側に屈曲した2つのねじ止め部209が設けられている。一方、外板金199の下端部には、プリンターの幅方向における内側に屈曲してその先端が下方に延びる2つの挿通部210が設けられている。
次に、図21を参照して、ハウジングミドル110の左側壁部112に圧入されている内板金161と第2の液体収容ユニット190の外板金199との締結方法の一例について説明する。
図21に示すように、ハウジングミドル110の下端がベースフレーム109によって支持されている状態で、まず、外板金199の下端に設けられた2つの挿通部210をハウジングミドル110の左側壁部112の下端に設けられた切り欠き部201A,201Bにそれぞれ差し込む。これにより、外板金199の下端は筐体101によって下方から支持される。そして、外板金199の各締結部205に設けられた突出部207を内板金161の長孔166に挿通する。左側壁部112の取り付け孔202に設けられた内側孔部121は内板金161の長孔166と重なっているため、こうして長孔166に挿入された突出部207は、内側孔部121にも挿入されてハウジングミドル110の左側壁部112を貫通する。
また、左側壁部112の上方の取り付け孔202に圧入された内板金161の長孔166の延びる方向と、下方の取り付け孔202に圧入された内板金161の長孔166の延びる方向とは異なっている。このため、これらの長孔166に突出部207を挿通することにより、内板金161、及び左側壁部112に対する外板金199の位置を、プリンターの高さ方向と奥行き方向の双方であわせることができる。そして、各締結部205のねじ孔206、ハウジングミドル110のねじ挿通孔203、及び内板金161のねじ孔162に外板金199側からねじを挿通して内板金161と外板金199とを締結する。こうして内板金161と外板金199とが締結されると、ハウジングミドル110の左側壁部112は外板金199と内板金161とによって挟まれた状態となる。
また、内板金161の先端は、左側壁部112の壁面よりも外側に突出している。外板金199には内板金161の先端と重なる部分に複数の孔部211が設けられている。このため、外板金199と内板金161とが締結された状態では、外板金199の孔部211から内板金161の先端が露出する。
また、内板金161と外板金199とが締結された状態では、外板金199が左側壁部112の凹部200にまで達しないため、外板金199によって凹部200が覆われてしまうことはなく、インク供給チューブ196や個別ケーブルを筐体101内に導入する際に、外板金199が邪魔になることはない。
図17に示すように、第2の液体収容ユニット190のケース191はケース191の内側から挿通された複数のねじによって外板金199と締結されている。また、ケース191の内面にはステー195が固定されている。ステー195の上端をケース191に固定しているねじ220は、ケース191を貫通して外板金199に設けられたボス部208と螺合している。このため、ステー195の上端部をケース191に固定しているねじ220は、ケース191とステー195とを固定するだけでなく、ケース191と外板金199とを固定している。
また、ケース191には、ステー195の下端部と対向する部分に孔があけられており、この部分から外板金199のねじ止め部209が露出している。ステー195の下端部はこのねじ止め部209にねじによって締結されている。
ケース191の側壁形成部材193には、ステー195と重ならない部分に切り欠き孔212が形成されている。外板金199及び内板金161は、それぞれに形成されているねじ孔206,162が切り欠き孔212と重なるように配設され、外板金199側から各ねじ孔206,162に挿通されたねじ221によって外板金199と内板金161とが締結されている。このため、ケース191と筐体101とを締結しているねじ221の頭部はケース191に設けられた切り欠き孔212を通じて露出した状態になっている。
こうした構成を備える第2の液体収容ユニット190では、ケース191に取り付けられたステー195を取り外さなくても、外板金199と内板金161とを締結するねじ221をケース191の内部から締めたり緩めたりすることができる。このため、外板金199と内板金161との締結を解除するだけで、ケース191の外面に外板金199を固定したままケース191を筐体101から取り外すことができる。したがって、記録ユニット100のメンテナンス等をする際の作業性が向上する。
また、図22に示すように、第2の液体収容ユニット190のケース191の外面は外板金199とほぼ全面で当接し、筐体101も外板金199とほぼ全面で当接している。このため、ハウジングミドル110の壁面には逃がし孔213が設けられ、ケース191の内側から挿通したねじによってケース191と外板金199とを締結するときに外板金199を貫通したねじがハウジングミドル110の壁面に干渉しないようにしている。
また、ハウジングミドル110の左側壁部112は、プリンターの高さ方向に対して下方ほど外側に位置するようにプリンターの高さ方向に対して傾斜している。このため、左側壁部112に沿って装着された第2の液体収容ユニット190は左側壁部112の傾斜角度と等しい角度でプリンターの高さ方向に対して傾斜した状態で筐体101に装着されている。
ところで、図23に示すように、プリンターの奥行き方向における第2の液体収容ユニット190の長さは、第1の液体収容ユニット140に比して短い。本実施形態では、第2の液体収容ユニット190のケース191をプリンターの奥行き方向に対して傾斜させずに筐体101の左側面に装着している。
また、図23に示すように、プリンターの奥行き方向において、第1の液体収容ユニット140、並びに第2の液体収容ユニット190は、筐体101の最も手前側の部分よりも奥側に位置している。このため、筐体101よりもケース141,191が手前側に飛び出した形状にならず、ケース141,191が邪魔になりにくい。
図24及び図25に示すように、プリンターの筐体101の背面には、左側面側の端部に電源コード214が接続される差し込み口215が設けられている。また、筐体101の背面には、用紙Pを載置するための載置トレイ216や同載置トレイ216に載置された用紙Pを筐体101内に送る紙送り部217等が設けられている。載置トレイ216や紙送り部217は、差し込み口215よりもプリンターの奥行き方向の奥側に突出している。このため、左側面に装着される第2の液体収容ユニット190が筐体101の差し込み口215よりも奥側に大きく突出している場合には、差し込み口215の両側部が塞がれた状態になってしまうため、差し込み口215への電源コード214の抜き差しがしにくくなるおそれがある。本実施形態では、プリンターの奥行き方向において第2の液体収容ユニット190が差し込み口215よりも奥側に位置しないように、同液体収容ユニット190が筐体101の左側面に装着されているため、ユーザーは差し込み口215にアクセスしやすくなり電源コード214の抜き差し等が容易になる。
また、図24及び図26に示すように、第1の液体収容ユニット140のケース141は、プリンターの奥行き方向における奥側に飛び出した状態で筐体101に装着されている。このため、ケース141の外面には、奥側に飛び出した部分を覆う化粧板218が取り付けられている。また、図26に示すように、外板金160の上端には封止部材の一例であるスポンジ219が取り付けられている。このため、第1の液体収容ユニット140が筐体101に取り付けられると、ケース141と筐体101との間にスポンジ219が挟み込まれた状態となる。これにより、筐体101とケース141との隙間が塞がれる。
以上説明した第1の実施形態によれば、以下の作用効果が得られるようになる。
(1)筐体101の内面に内板金161を取り付け、第1の液体収容ユニット140のケース141の外面、及び第2の液体収容ユニット190のケース191の外面に外板金160,199をそれぞれ取り付けた上で、内板金161と外板金160,199とを締結することによって筐体101とケース141,191とを固定するようにしている。そのため、これらの板金によって補強されている分だけ、筐体101とケース141,191とを直接締結する場合と比べて筐体101とケース141,191とを固定している部分の強度が高くなる。また、内板金161及び外板金160,199を介して筐体101とケース141,191とがねじによって締結されているため、筐体101とケース141,191とを直接締結する場合と比べて、ねじを介して伝わる荷重が各板金を介して筐体101及びケース141,191の広い範囲に分散される。したがって、液体収容体を格納するケース141,191を十分な強度を確保して筐体101に固定したプリンターを実現することができる。
(2)内板金161は、樹脂製の筐体101の壁面に設けられた取り付け孔116,202に圧入されているため、内板金161を筐体101に容易に組み付けることができる。
(3)筐体101の右側面の上方の取り付け孔116に圧入された内板金161の長孔166の延びる方向と、下方の取り付け孔116の間に設けられた縦孔126の延びる方向とが異なるように内板金161が筐体101に取り付けられている。そして、内板金161の長孔166に外板金160の突出部175をそれぞれ挿通するとともに、縦孔126に外板金160の突出部174を挿通している。このため、少なくとも二つの方向の位置決めを行うことができるようになり、ケース141と筐体101との位置ずれを抑制して、より正確に位置合わせを行うことができる。
(4)筐体101の左側面の上方の取り付け孔202に圧入された内板金161は、下方の取り付け孔202に圧入された内板金161と長孔166の延びる方向が異なるように取り付けられており、これらの長孔166に外板金199の突出部207がそれぞれ挿通されている。このため、少なくとも二つの方向の位置決めを行うことができるようになり、ケース191と筐体101との位置ずれを抑制して、より正確に位置合わせを行うことができる。
(5)第1の液体収容ユニット140のケース141には、ケース141の内面に取り付けられたステー153と重ならない部分に切り欠き孔129が形成されており、内板金161と外板金160とは、それぞれに形成されているねじ孔162,172が切り欠き孔129と重なるように配設されている。そして、外板金160側から各ねじ孔162,172に挿通されたねじ131によって内板金161と外板金160とが締結されている。このため、ケース141と筐体101とを締結しているねじ131の頭部はケース141に設けられた切り欠き孔129を通じて露出した状態になっている。これにより、ケース141に取り付けられたステー153を取り外さなくても、ケース141の内部からねじ131を締めたり緩めたりすることができる。したがって、内板金161と外板金160との締結や取り外しを容易に行うことができる。
(6)外板金160の下端には挿通部178が設けられており、この挿通部178が筐体101に上方から差し込まれている。このため、ケース141に取り付けられた外板金160の下端が筐体101に下方から支持される。したがって、液体収容体150を格納した重たいケース141をより確実に筐体101に固定することができる。
(7)第2の液体収容ユニット190のケース191には、ケース191の内面に取り付けられたステー195と重ならない部分に切り欠き孔212が形成されており、内板金161と外板金199とは、それぞれに形成されているねじ孔162,206が切り欠き孔212と重なるように配設されている。そして、外板金199側から各ねじ孔162,206に挿通されたねじ220によって内板金161と外板金199とが締結されている。このため、ケース191と筐体101とを締結しているねじ220の頭部はケース191に設けられた切り欠き孔212を通じて露出した状態になっている。これにより、ケース191に取り付けられたステー195を取り外さなくても、ケース191の内部からねじ220を締めたり緩めたりすることができる。したがって、内板金161と外板金199との締結や取り外しを容易に行うことができる。
(8)外板金199の下端には挿通部210が設けられており、この挿通部210が筐体101に上方から差し込まれている。このため、ケース191に取り付けられた外板金199の下端が筐体101に下方から支持される。したがって、液体収容体を格納した重たいケース191をより確実に筐体101に固定することができる。
(9)外板金160の上方板部167が下方板部168に対してプリンターの幅方向における外側に位置し、ケース141の外面に取り付けられている外板金160と筐体101の上部に設けられたスキャナー部108とは対向しているものの、その間には間隙が設けられている。このため、ケース141と外板金160とをねじによって締結しても、ねじの先端がスキャナー部108の壁面と干渉しにくくなる。したがって、スキャナー部108の壁面にねじの干渉を抑制する逃がし孔を設ける必要がなく、スキャナー部108の内部に埃が入り込むことを抑制できる。
(第2の実施形態)
次に、記録装置をインクジェット式のプリンター(以下、プリンターという。)に具体化した第2の実施形態について図27〜図35を参照して説明する。なお、第2の実施形態では、第1の実施形態のプリンターよりも大判の用紙Pに対して記録を行うことができるように、記録ユニットが第1の実施形態よりも大型化されている。本実施形態では、第1の実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態のプリンターでは、上記第1の実施形態のプリンターと同様に、記録ユニット100の筐体101の右側面に第1の液体収容ユニット140が取り付けられ、筐体101の左側面に第2の液体収容ユニット190が取り付けられている。なお、記録ユニット100の筐体101は、プリンターの土台となるベースフレーム109と、ベースフレーム109の上方に取り付けられて同ベースフレーム109に支持されたハウジングミドル300とによって構成されている。
図27に示すように、第1の液体収容ユニット140が装着されるハウジングミドル300の右側壁部301には、その下端から切り欠かれた凹部302が設けられている。この凹部302は、第1の液体収容ユニット140のケースに設けられたチューブ挿通孔156と対向する位置に設けられている。このため、チューブ挿通孔156を通じてケース141外に引き回されたインク供給チューブ154及び統合ケーブル159は、ハウジングミドル300の凹部302を通じて筐体101の内部に導かれる。また、右側壁部301の下端には4つの切り欠き部303が形成されている。
また、第1の実施形態のプリンターにおけるハウジングミドル110と同様に、ハウジングミドル300の右側壁部301は、プリンターの高さ方向の下方ほど外側に位置するように、すなわちプリンターの高さ方向の下方ほどプリンターの幅方向における長さが長くなるようにプリンターの高さ方向に対して若干傾斜した形状で成形されている。しかし、ハウジングミドル300では、ハウジングミドル110と異なり、右側壁部301はプリンターの奥行き方向において湾曲していない。
こうした形状を有する右側壁部301には、取り付け孔116が形成されている。そして、これらの取り付け孔116には内板金161が圧入されている。なお、取り付け孔116は上方に2箇所、下方に2箇所の計4箇所に形成されている。
上方に設けられている2つの取り付け孔116は、下方に設けられている各取り付け孔116とは異なる向きで設けられている。そのため、右側壁部301に取り付けられている内板金161のうち上方の取り付け孔116に圧入されている内板金161は、下方の取り付け孔116に圧入されている内板金161と長孔166の延びている向きが異なっている。より詳細には、上方の取り付け孔116に圧入された内板金161の長孔166は図27の左右方向(筐体101の奥行き方向)に延びており、下方の取り付け孔116に圧入された内板金161の長孔166は図27の上下方向(筐体101の高さ方向)に延びている。
次に、図28を参照して、右側壁部301に圧入されている内板金161と締結される第1の液体収容ユニット140の外板金304の構成について説明する。
図28に示すように、外板金304は、プリンターの高さ方向の上方に位置する上方板部305と、下方に位置する下方板部306とを有している。上方板部305は下方板部306と段差を介して接続されており、上方板部305は下方板部306に対してプリンターの幅方向における外側に位置する。下方板部306には、ハウジングミドル300の右側壁部301の下方に設けられた内板金161とねじによって締結される下方側締結部307が2箇所に設けられている。また、上方板部305には、ハウジングミドル300の右側壁部301の上方に設けられた内板金161とねじによって締結される上方側締結部308が2箇所に設けられている。
下方側締結部307は、下方板部306の基準面309に設けられており、円形のねじ孔310をそれぞれ有している。また、下方側締結部307の端部には、ハウジングミドル300の右側壁部301の下方に設けられた内板金161の長孔166に対応してプリンターの高さ方向に延びた形状を有し、プリンターの幅方向における内側に突出した突出部311がそれぞれ設けられている。
一方、上方板部305に設けられた上方側締結部308では、ねじ孔310が上方板部305の基準面312よりもプリンターの幅方向における内側に突出している。なお、それらの突出度合いは、下方板部306の基準面309と上方板部305の基準面312との段差と同じになっている。また、プリンターの奥行き方向において、手前側の上方側締結部308と奥側の上方側締結部308の突出度合いは、同じである。そのため、上方側締結部308に設けられたねじ孔310は、下方側締結部307のねじ孔310と、基準面309及び基準面312に垂直な方向である外板金160の厚さ方向における位置が揃えられている。また、上方側締結部308には、その上端に内板金161の長孔166に対応してプリンターの奥行き方向に延びた形状を有し、プリンターの幅方向における内側に突出した突出部313が設けられている。
また、外板金304の上端部には、ケース141の内面にねじによってステー153を締結するときにケース141を貫通したねじと螺合する複数のボス部314が設けられている。また、外板金304の下方板部306の上端部には、プリンターの幅方向における外側に屈曲した複数のねじ止め部315が設けられている。一方、下方板部306の下端部には、下方板部306の基準面309からプリンターの幅方向における内側に屈曲してその先端が下方に延びる4つの挿通部316が設けられており、プリンターの奥行き方向の手前側の部分には、切り欠き317が形成されている。
次に、図29を参照して、外板金304と内板金161との締結方法の一例について説明する。
図29に示すように、ハウジングミドル300の下端がベースフレーム109によって支持されている状態で、まず、外板金304の下端に設けられた挿通部316をハウジングミドル300の右側壁部301の下端に設けられた切り欠き部303にそれぞれ差し込む。これにより、外板金304の下端は筐体101によって下方から支持される。そして、各締結部307,308に設けられた突出部311,313を内板金161の長孔166に挿通する。右側壁部301の取り付け孔116に設けられた内側孔部121は内板金161の長孔166と重なっているため、こうして長孔166に挿入された突出部311,313は、内側孔部121にも挿入されてハウジングミドル110の右側壁部301を貫通する。
右側壁部301の上方の取り付け孔116に圧入された内板金161の長孔166の延びる方向と、下方の取り付け孔116に圧入された内板金161の長孔166の延びる方向とは異なっている。このため、これらの長孔166に外板金304の突出部311,313を挿通することにより、内板金161、及び右側壁部301に対する外板金304の位置を、プリンターの高さ方向と奥行き方向の双方であわせることができる。そして、各締結部のねじ孔310、ハウジングミドル300のねじ挿通孔125、及び内板金161のねじ孔162に外板金304側からねじを挿通して内板金161と外板金304とを締結する。こうして内板金161と外板金304とが締結されると、ハウジングミドル300の右側壁部301は外板金304と内板金161とによって挟まれた状態となる。
また、内板金161の先端は、右側壁部301の壁面よりも外側に突出している。外板金304には内板金161の先端と重なる部分に複数の孔部318が設けられている。このため、外板金304と内板金161とが締結された状態では、外板金304の孔部318から内板金161の先端が露出する。
こうした状態において外板金304の下端に設けられた切り欠き317は、ハウジングミドル300の右側壁部301の凹部302、すなわちケース141のチューブ挿通孔156と重なっている。このため、外板金304と内板金161とが締結されているときに、外板金304によって外板金304によってチューブ挿通孔156が覆われてしまうことはなく、インク供給チューブ154や統合ケーブル159を切り欠き317及びチューブ挿通孔156を通じて筐体101内に導入することができる。
図30に示すように、第1の液体収容ユニット140のケース141は、ケース141の内側から挿通された複数のねじによって外板金304と締結されている。また、ケース141の内面には複数のステー153が固定されている。ステー153の上端をケース141に固定しているねじ128は、ケース141を貫通して外板金304に設けられたボス部314と螺合している。このため、ステー153の上端部をケース141に固定しているねじ128は、ケース141とステー153とを固定するだけでなく、ケース141と外板金304とを固定している。
また、ケース141には、ステー153の下端部と対向する部分に孔があけられており、この部分から外板金304のねじ止め部315が露出している。ステー153の下端部はこのねじ止め部315にねじによって締結されている。
また、ケース141の側壁形成部材143には、ステー153と重ならない部分に切り欠き孔129が形成されている。外板金304及び内板金161は、それぞれに形成されているねじ孔310,162が切り欠き孔129と重なるように配設され、外板金304側から各ねじ孔310,162に挿通されたねじ131によって外板金304と内板金161とが締結されている。このため、ケース141と筐体101とを締結しているねじ131の頭部はケース141に設けられた切り欠き孔129を通じて露出した状態になっている。
こうした構成を備える第1の液体収容ユニット140では、ケース141に取り付けられたステー153を取り外さなくても、外板金304と内板金161とを締結するねじ131をケース141の内部から締めたり緩めたりすることができる。このため、外板金304と内板金161との締結を解除するだけで、ケース141の外面に外板金304を固定したままケース141を筐体101から取り外すことができる。
次に、図31を参照して、筐体101とケース141との固定部の断面構造について説明する。なお、図31は図30において上方側締結部308及び下方側締結部307を結ぶ線に沿った断面構造を模式的に示した図である。
図31に示すように、ハウジングミドル300の右側壁部301は、プリンターの高さ方向に対して下方ほど外側に位置するように、プリンターの高さ方向に対して傾斜角度θ2で傾斜している。そして、右側壁部301には筐体101の内側から内板金161が取り付けられている。すなわち、ハウジングミドル300の内面には内板金161が取り付けられている。
また、外板金304における下方側締結部307が下方板部306の基準面309に設けられているため、外板金304の下方板部306は、ハウジングミドル300の外面に当接しているとともに、ケース141の外面から離間した状態でねじ131によって締結されている。下方板部306に接続されている上方板部305は、下方板部306よりもプリンターの幅方向外側に位置している。このため、上方板部305はハウジングミドル300の外面から離間しているとともに、ケース141の外面に当接している。上方側締結部308は、上方板部305からハウジングミドル300側に突出しており、そのねじ孔310がハウジングミドル300の外面と当接した状態で内板金161とねじ131によって締結されている。上述したように、基準面312からの上方側締結部308の突出度合いは、基準面312と基準面309との段差と同じになっており、上方側締結部308に設けられたねじ孔310は、下方側締結部307に設けられたねじ孔310と外板金304の厚さ方向における位置が揃えられている。そのため、ケース141の外面から上方側締結部308及び下方側締結部307までの距離は等しい。したがって、第1の液体収容ユニット140のケース141は、傾斜している筐体101の右側面に沿うように、プリンターの高さ方向に対して傾斜角度θ2と等しい角度で傾斜した状態で筐体101に装着されている。
また、プリンターの奥行き方向において、手前側に設けられた上方側締結部308と奥側に設けられた上方側締結部308との各ねじ孔310は、外板金304の厚さ方向における位置が揃えられている。また、プリンターの奥行き方向において、手前側に設けられた下方側締結部307と奥側に設けられた下方側締結部307との各ねじ孔310は、外板金304の厚さ方向における位置が揃えられている。このため、第1の液体収容ユニット140のケース141は、プリンターの奥行き方向において、筐体101の右側壁部301に沿うように装着されている。したがって、ケース141は、上記第1の実施形態とは異なり、プリンターの奥行き方向において筐体101に対して傾斜せずに装着されている。
また、図32に示すように、ハウジングミドル300の壁面において、ケース141と外板金304とを固定するねじと対向する部分には、逃がし孔130が設けられている。これにより、ケース141の内側から外板金304とケース141とをねじによって締結するときに外板金304を貫通したねじが筐体101の壁面と干渉しないようになっている。
次に、筐体101の左側面に取り付けられている第2の液体収容ユニット190について説明する。
図33に示すように、ハウジングミドル300の左側壁部319には、プリンターの奥行き方向の手前側から切り欠かれた凹部320が設けられている。この凹部320は、第2の液体収容ユニット190のケース191に設けられたチューブ挿通孔198と対向する位置に設けられている。このため、チューブ挿通孔198を通じてケース191外に引き回されたインク供給チューブ196及び個別ケーブルは、ハウジングミドル300の左側壁部319に設けられた凹部320を通じて筐体101の内部に導かれる。また、左側壁部319には、下端から切り欠かれた2つの切り欠き部321が形成されている。
また、第1の実施形態のプリンターにおけるハウジングミドル110と同様に、ハウジングミドル300の左側壁部319は、プリンターの高さ方向の下方ほど外側に位置するように、すなわちプリンターの高さ方向の下方ほどプリンターの幅方向における長さが長くなるようにプリンターの高さ方向に対して若干傾斜した形状で成形されている。しかし、ハウジングミドル300では、ハウジングミドル110と異なり、左側壁部319はプリンターの奥行き方向において湾曲していない。
こうした形状を有する左側壁部319には、右側壁部301に設けられた取り付け孔116と同じ形状の取り付け孔202が設けられている。そして、これらの取り付け孔202には、内板金161が圧入されている。なお、取り付け孔202は上方に2箇所、下方に2箇所の計4箇所に設けられている。また、略円形状のねじ挿通孔203も同様に設けられている。
上方に設けられている2つの取り付け孔202は、下方に設けられている各取り付け孔202とは異なる向きで設けられている。そのため、左側壁部319に取り付けられている内板金161のうち上方の取り付け孔202に圧入されている内板金161は、下方の取り付け孔202に圧入されている内板金161と長孔166の延びている向きが異なっている。より詳細には、上方の取り付け孔202に圧入された内板金161の長孔166は図33の左右方向(筐体101の奥行き方向)に延びており、下方の取り付け孔202に圧入された内板金161の長孔166は図33の上下方向(筐体101の高さ方向)に延びている。
そして、図34に示すように、ハウジングミドル300の左側壁部319に圧入された内板金161には、第1の実施形態と同様の構成の外板金199が締結されている。
図34に示すように、ハウジングミドル300の下端がベースフレーム109によって支持されている状態で、外板金199の下端に設けられた2つの挿通部210がハウジングミドル300の左側壁部319の下端に設けられた切り欠き部321にそれぞれ差し込まれている。これにより、外板金199の下端は筐体101によって下方から支持されている。また、外板金199の各締結部205に設けられた突出部207が内板金161の長孔166に挿通されている。左側壁部319の取り付け孔202に設けられた内側孔部121は内板金161の長孔166と重なっているため、こうして長孔166に挿入された突出部207は、内側孔部121にも挿入されてハウジングミドル300の左側壁部319を貫通している。
また、内板金161と外板金199とが締結された状態では、外板金199が左側壁部319の凹部320にまで達していない。このため、外板金199によって凹部320が覆われてしまうことはなく、インク供給チューブ196や個別ケーブルを筐体101内に導入する際に、外板金199が邪魔になることはない。
図35に示すように、第2の液体収容ユニット190のケース191はケース191の内側から挿通された複数のねじによって外板金199と締結されている。また、ケース191の内面にはステー195が固定されている。ステー195の上端をケース191に固定しているねじ220は、ケース191を貫通して外板金199に設けられたボス部208と螺合している。このため、ステー195の上端部をケース191に固定しているねじ220は、ケース191とステー195とを固定するだけでなく、ケース191と外板金199とを固定している。
また、ケース191には、ステー195の下端部と対向する部分に孔があけられており、この部分から外板金199のねじ止め部209が露出している。ステー195の下端部はこのねじ止め部209にねじによって締結されている。
ケース191の側壁形成部材193には、ステー195と重ならない部分に切り欠き孔212が形成されている。外板金199及び内板金161は、それぞれに形成されているねじ孔206,162が切り欠き孔212と重なるように配設され、外板金199側から各ねじ孔206,162に挿通されたねじ221によって外板金199と内板金161とが締結されている。このため、ケース191と筐体101とを締結しているねじ221の頭部はケース191に設けられた切り欠き孔212を通じて露出した状態になっている。
以上説明した第2の実施形態によれば、上記(1)、(2)及び(4)〜(8)と同様の作用効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記第1の実施形態では、筐体101のスキャナー部108と外板金160との間に間隙を設けるようにしたが、スキャナー部108の壁面に外板金160を当接させて隙間を設けないようにしてもよい。こうした構成によっても上記(1)〜(8)の効果を得ることはできる。
・上記実施形態において、第1の液体収容ユニット140の外板金160,304の下端に設けられた挿通部178,316の数を適宜変更してもよい。また、第2の液体収容ユニット190の外板金199の下端に設けられた挿通部210の数を適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、第2の液体収容ユニット190の外板金199の下端に挿通部210を設けて、この挿通部210を筐体101に上方から差し込むようにしたが、挿通部210は必ずしも設ける必要はない。挿通部210を設けなかったとしても上記(1)〜(7)の効果を得ることはできる。
・上記実施形態では、第2の液体収容ユニット190のケース191の内面に取り付けられたステー195と重ならない部分に切り欠き孔212を形成し、内板金161と外板金199とが、それぞれに形成されているねじ孔162,206が切り欠き孔212と重なるように配設するようにした。こうした構成に代えて、切り欠き孔212とねじ孔162,206とが重ならない位置に内板金161及び外板金199を配設するようにしてもよい。また、切り欠き孔212を省略するようにしてもよい。こうした構成によっても上記(1)〜(6)の効果を得ることはできる。
・上記実施形態では、第1の液体収容ユニット140の外板金160,304の下端に挿通部178,316を設けて、この挿通部178,316を筐体101に上方から差し込むようにしたが、挿通部178,316は必ずしも設ける必要はない。挿通部178,316を設けなかったとしても上記(1)〜(5)の効果を得ることはできる。
・上記第1の実施形態では、第1の液体収容ユニット140のケース141の内面に取り付けられたステー153と重ならない部分に切り欠き孔129を形成し、内板金161と外板金160とが、それぞれに形成されているねじ孔162,172が切り欠き孔129と重なるように配設した。こうした構成に代えて、切り欠き孔129とねじ孔162,172とが重ならない位置に内板金161及び外板金160を配設するようにしてもよい。また、切り欠き孔129を省略するようにしてもよい。こうした構成によっても上記(1)〜(4)の効果を得ることはできる。
・上記第2の実施形態では、第1の液体収容ユニット140のケース141の内面に取り付けられたステー153と重ならない部分に切り欠き孔129を形成し、内板金161と外板金304とが、それぞれに形成されているねじ孔162,310が切り欠き孔129と重なるように配設にした。こうした構成に代えて、切り欠き孔129とねじ孔162,310とが重ならない位置に内板金161及び外板金304を配設するようにしてもよい。また、切り欠き孔129を省略するようにしてもよい。こうした構成によっても上記(1)、(2)、及び(4)の効果を得ることはできる。
・上記実施形態では、ハウジングミドル110,300の右側壁部111,301に内板金161が圧入される取り付け孔116を4つ備える構成を例示したが、取り付け孔116の数は適宜変更可能である。なお、取り付け孔116を2つ以上備える場合には、そのうちの少なくとも一つを他の内板金161と長孔166の延びている向きが異なるように取り付けることが望ましい。
・上記実施形態では、ハウジングミドル110,300の左側壁部112,319に内板金161が圧入される取り付け孔202を4つ備える構成を例示したが、取り付け孔202の数は適宜変更可能である。なお、取り付け孔202を2つ以上備える場合には、そのうちの少なくとも一つを他の内板金161と長孔166の延びている向きが異なるように取り付けることが望ましい。
・上記第2の実施形態では、筐体101の側面の上方の取り付け孔116,202に圧入された内板金161を、下方の取り付け孔116,202に圧入された内板金161と長孔166の延びる方向が異なるように取り付けるようにしていた。これに対して、上方の取り付け孔116,202に圧入されている内板金161を、下方の取り付け孔116,202に圧入された内板金161と長孔166の延びる方向が同じになるように取り付けるようにしてもよい。こうした構成によっても上記(1)及び(2)の効果を得ることはできる。
・上記1の実施形態では、筐体101の左側面の上方の取り付け孔202に圧入された内板金161を、下方の取り付け孔202に圧入された内板金161と長孔166の延びる方向が異なるように取り付けるようにしていた。これに対して、上方の取り付け孔202に圧入されている内板金161を、下方の取り付け孔202に圧入された内板金161と長孔166の延びる方向が同じになるように取り付けるようにしてもよい。こうした構成によっても上記(1)〜(3)の効果を得ることはできる。
・上記1の実施形態では、筐体101の右側面の上方の取り付け孔116に圧入された内板金161の長孔166の延びる方向と、下方の取り付け孔116の間に設けられた縦孔126の延びる方向とが異なるように内板金161を筐体101に取り付けるようにしていた。これに対して、上方の取り付け孔116に圧入されている内板金161の長孔166の延びる方向と縦孔126の延びる方向とが同じになるように内板金161を取り付けるようにしてもよい。こうした構成によっても上記(1)及び(2)の効果を得ることはできる。
・上記実施形態では、内板金161を、樹脂製の筐体101の壁面に設けられた取り付け孔116,202に圧入するようにしていたが、圧入以外の方法で固定するようにしてもよい。例えば、内板金161を筐体101の外面に接着させる等の方法によって固定するようにしてもよい。こうした構成によっても上記(1)の効果を得ることはできる。
・上記実施形態では、外板金側からねじを挿通して内板金161と外板金とを締結するようにしていたが、内板金161側からねじを挿通して内板金161と外板金とを締結するようにしてもよい。
・上記実施形態では、筐体101の内面に内板金161を取り付けて、ケース141の外面に外板金を取り付けるようにしていたが、筐体101の外面に内板金161を取り付けたり、ケース141の内面に外板金を取り付けたりしてもよい。
・上記実施形態では、筐体101の両側面に液体収容ユニット140,190を装着する構成を示したが、液体収容ユニット140,190のいずれか一方のみを備えるようにしてもよい。
・上記実施形態では、操作パネル104の表記が向けられている方向と、排出口105が設けられている方向とが同じである記録装置を例に説明したが、これらの方向が異なっていてもよい。
・上記実施形態では、操作パネル104の表記が向けられている方向をプリンター及び筐体101の正面としたが、操作パネル104が設けられている側をプリンター及び筐体101の正面としてもよい。
・上記実施形態では、筐体101の差し込み口215に電源コード214を接続している例を説明したが、差し込み口215に、USBケーブル、LANケーブル、メモリカード等を接続するようにしてもよい。
・上記実施形態では、第1の液体収容ユニット140に取り付けられている外板金160の上端にスポンジ219を取り付けて筐体101とケース141との隙間を塞ぐようにしたが、例えば、外板金160の前端にスポンジ219を取り付ける等、スポンジ219を外板金160の他の部分に取り付けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、外板金160の上端にスポンジ219を取り付けて筐体101とケース141との隙間を塞ぐようにしたが、第2の液体収容ユニット190に取り付けられている外板金199にスポンジ219を取り付けるようにしてもよい。こうした構成によれば、更に筐体101とケース191との隙間を塞ぐことができる。
・上記実施形態では、第1の液体収容ユニット140と筐体101との間に封止部材としてスポンジを挟んだ例を示したが、ゴムなどの他の部材を封止部材として挟むようにしてもよい。また、こうした封止部材は必ずしも設けなくてもよい。
・上記第2の実施形態では、第1の液体収容ユニット140を、プリンターの奥行き方向に対して傾斜させずに筐体101の右側面に装着させていたが、第1の液体収容ユニット140をプリンターの奥行き方向に対して傾斜させて装着させるようにしてもよい。すなわち、第1の液体収容ユニット140のケース141における筐体101と対向する外面がプリンターの奥行き方向における手前側ほどプリンターの幅方向における内側に位置するように、プリンターの奥行き方向に対して傾斜した状態で第1の液体収容ユニット140を筐体101に装着するようにしてもよい。なお、こうした構成は、外板金304の締結部307,308における外板金304に対する突出度合いを、プリンターの奥行き方向において変えることで実現することができる。
・上記実施形態では、第2の液体収容ユニット190を、プリンターの奥行き方向に対して傾斜させずに筐体101の左側面に装着させていたが、第2の液体収容ユニット190をプリンターの奥行き方向に対して傾斜させて装着させるようにしてもよい。すなわち、第2の液体収容ユニット190のケース191における筐体101と対向する外面がプリンターの奥行き方向における手前側ほどプリンターの幅方向における内側に位置するように、プリンターの奥行き方向に対して傾斜した状態で第2の液体収容ユニット190を筐体101に装着するようにしてもよい。
・上記第1の実施形態では、筐体101の両側面を、プリンターの奥行き方向において、手前側及び奥行き側ほどプリンターの幅方向における長さが短くなるように、すなわち中央部分がプリンターの幅方向において外側に突出するように若干湾曲した形状で成形していた。こうした構成に代えて、筐体101の両側面の少なくとも一方を湾曲させずに成形するようにしてもよい。
・上記実施形態では、第2の液体収容ユニット190のケース191を、左側壁部112,319に沿うようにプリンターの高さ方向に対して傾斜した状態で筐体101に装着していた。こうした構成に代えて、ケース191を、プリンターの高さ方向に対して傾斜させずに筐体101に装着するようにしてもよい。
・上記実施形態では、第1の液体収容ユニット140のケース141を、右側壁部111,301に沿うようにプリンターの高さ方向に対して傾斜した状態で筐体101に装着していた。こうした構成に代えて、ケース141を、プリンターの高さ方向に対して傾斜させずに筐体101に装着するようにしてもよい。
・上記実施形態では、筐体101の両側面がプリンターの高さ方向に対して傾斜した形状で成形されている例を説明したが、筐体101のいずれか一方の側面がプリンターの高さ方向に対して傾斜していなくてもよい。また、筐体101の両側面がプリンターの高さ方向に対して傾斜していなくてもよい。
・上記実施形態では、第1の液体収容ユニット140及び第2の液体収容ユニット190の両方がプリンターの奥行き方向において筐体101の最も手前側の部分よりも奥側に位置するようにしていたが、いずれか一方のみが奥側に位置するようにしてもよい。また、第1の液体収容ユニット140及び第2の液体収容ユニット190の両方がプリンターの奥行き方向において筐体101の最も手前側の部分よりも手前側に突出していてもよい。
・上記実施形態では、略直方体状のケース141,191を備える例を説明したが、図36に示すように湾曲した形状のケース1410を備えるようにしてもよい。なお、こうした場合には、図36に示すように、筐体101の湾曲した側面よりもケース1410を湾曲させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、プリンターの奥行き方向において、第2の液体収容ユニット190が差し込み口215よりも奥側に位置しないように、同液体収容ユニット190を筐体101の左側面に装着するようにしていたが、第2の液体収容ユニット190を差し込み口215よりも奥側に位置するように装着してもよい。
・上記実施形態では、プリンターの背面の左側面側の端部に差し込み口215を設けるようにしたが、差し込み口215の配設位置はこれに限られず、例えば、プリンターの背面の右側面側の端部に設けるようにしてもよい。なお、プリンターの背面の右側面側の端部に差し込み口215設けた場合には、プリンターの奥行き方向において、第1の液体収容ユニット140を、差し込み口215よりも奥側に位置しないように筐体101に装着させることが望ましい。
・上記実施形態では、プリンターの幅がプリンターの奥行き方向における奥側ほど大きくなっている例を示したが、こうした構成を必ずしも備える必要はない。
・上記実施形態において、記録装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりして記録を行う液体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う液状体噴射装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置であってもよい。
ケース141に取り付けられた外板金160および筐体101に取り付けられた内板金161をねじ131によって締結する構造に限らず、筐体101およびケース141のいずれか一方の樹脂により形成された壁面に板金を設けて、この板金を介して、ケース141を筐体101に装着するようにケース141と筐体101とを締結してもよい。
100…記録ユニット、101…筐体、102…液体噴射ヘッド(記録部)、103…キャリッジ、104…操作パネル、105…排出口、106…排紙トレイ、107…給紙カセット、108…スキャナー部、109…ベースフレーム、110…ハウジングミドル、111…右側壁部、112…左側壁部、113…天井部、114…凹部、115A,115B…切り欠き部、116…取り付け孔、116A…取り付け孔、117…第1の取り付け孔、118…第2の取り付け孔、119…上方孔部、120…下方孔部、121…内側孔部、122…取付孔部、123…外側孔部、124…段差、125…ねじ挿通孔、126…縦孔、127…支持孔、128…ねじ、129…切り欠き孔、130…逃がし孔、131…ねじ、140…第1の液体収容ユニット、141…ケース、142…底形成部材、143…側壁形成部材、144…蓋体、150…液体収容体、150A…第1の液体収容体、150B…第2の液体収容体、150C…第3の液体収容体、151…インクバッグ、152…取手部、153…ステー、154…インク供給チューブ、155…クランプ、156…チューブ挿通孔、157…個別ケーブル、158…中継基板、159…統合ケーブル、160…外板金(第2の板金部材)、161…内板金(第1の板金部材)、162…ねじ孔、163…天板部、163A…幅狭部、163B…幅広部、164…第1の保持部、165…第2の保持部、166…長孔、167…上方板部、168…下方板部、169…締結部、169A…第1の締結部、169B…第2の締結部、170…締結部、170A…第3の締結部、170B…第4の締結部、171…基準面、172…ねじ孔、173…基準面、174,175…突出部、176…ボス部、177…ねじ止め部、178…挿通部、179…切り欠き、180…孔部、190…第2の液体収容ユニット、191…ケース、192…底形成部材、193…側壁形成部材、194…蓋体、195…ステー、196…インク供給チューブ、197…クランプ、198…チューブ挿通孔、199…外板金(第2の板金部材)、200…凹部、201A,201B…切り欠き部、202…取り付け孔、203…ねじ挿通孔、204…カバー部材、205…締結部、206…ねじ孔、207…突出部、208…ボス部、209…ねじ止め部、210…挿通部、211…孔部、212…切り欠き孔、213…逃がし孔、214…電源コード、215…差し込み口、216…載置トレイ、217…紙送り部、218…化粧板、219…スポンジ、220…ねじ、221…ねじ、300…ハウジングミドル、301…右側壁部、302…凹部、303…切り欠き部、304…外板金(第2の板金部材)、305…上方板部、306…下方板部、307…下方側締結部、308…上方側締結部、309…基準面、310…ねじ孔、311…突出部、312…基準面、313…突出部、314…ボス部、315…ねじ止め部、316…挿通部、317…切り欠き、318…孔部、319…左側壁部、320…凹部、321…切り欠き部、322…ねじ、1410…ケース。

Claims (8)

  1. 液体を噴射して記録媒体に記録を行う記録部と、
    前記記録部が収容されている筐体と、
    前記記録部に供給される液体が収容されている液体収容体と、
    前記液体収容体を格納するケースと、を備え、
    前記筐体の樹脂で形成された壁面および前記ケースの樹脂で形成された壁面の少なくとも一方には金属部材が取り付けられており、
    前記金属部材は、前記筐体における前記ケースの取り付け部位の強度を補強する
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記筐体の樹脂で形成された壁面に第1の金属部材が取り付けられている一方で、前記ケースの樹脂で形成された壁面に第2の金属部材が取り付けられており、
    前記第1の金属部材と前記第2の金属部材とが締結されることにより、前記筐体および前記ケースの少なくとも一方が挟まれた状態で前記ケースは前記筐体に装着されている
    請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記第1の金属部材は前記筐体の内面に取り付けられ、前記第2の金属部材は前記ケースの外面に取り付けられている
    請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記第1の金属部材は、前記筐体の樹脂で形成された壁面に設けられた取り付け孔に圧入されている
    請求項2または3に記載の記録装置。
  5. 前記第1の金属部材には縦方向の長さと横方向の長さが異なる長孔が形成されている一方で、前記第2の金属部材には前記長孔に対応した形状を有し前記長孔に挿通される複数の突出部が形成されており、
    前記筐体に複数取り付けられている前記第1の金属部材のうちの少なくとも一つは他の第1の金属部材と前記長孔の延びている向きが異なるように他の第1の金属部材と異なる向きに取り付けられており、
    前記筐体に複数取り付けられた第1の金属部材の長孔に、第2の金属部材に設けられた複数の突出部がそれぞれ挿通されている
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の記録装置。
  6. 前記ケースの内面には、前記液体収容体を着脱可能な液体収容体保持部が取り付けられており、
    前記ケースには、前記液体収容体保持部と重ならない部分に切り欠き孔が形成されており、
    前記ケースの外面には、前記第2の金属部材が取り付けられており、
    前記第1の金属部材及び前記第2の金属部材は、それぞれに形成されているねじ孔が前記切り欠き孔と重なるように配設されており、前記第2の金属部材側から各ねじ孔に挿通されたねじによって前記第1の金属部材と前記第2の金属部材とが締結されている
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の記録装置。
  7. 前記第2の金属部材は前記ケースの外面に取り付けられており、同第2の金属部材の下端の少なくとも一部は、前記筐体に上方から差し込まれて前記筐体により下方から支持されている
    請求項2〜6のいずれか一項に記載の記録装置。
  8. 前記筐体にはスキャナーが収容されたスキャナー部が設けられており、
    前記ケースの外面に取り付けられている前記第2の金属部材と前記スキャナー部とは対向しているものの、その間には間隙が設けられている
    請求項2〜7のいずれか一項に記載の記録装置。
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