JP2021177601A - 画像形成装置 - Google Patents

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文哉 中村
Fumiya Nakamura
政子 川越
Masako Kawagoe
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Abstract

【課題】外部コネクタと嵌合可能な装置側コネクタが基板に実装されている場合に、外向き方向への基板のたわみを抑制する。【解決手段】複合機1は、メイン基板を支持する基板支持部と、メイン基板に実装されたUSBメスコネクタ52と、USBメスコネクタ52と篏合したUSBコネクタに接続されたケーブル部分が配置されるケーブル配置空間80から左方に変位した位置に形成された第1規制壁72とを有する。これにより、USBメスコネクタ52と嵌合したUSBコネクタに接続されたケーブル部分を外向き方向(左向き方向)に変位させる力が加えられたとしても、その変位が第1規制壁72によって規制される。【選択図】図3

Description

本発明は、外部コネクタと嵌合可能なコネクタを有する画像形成装置に関する。
特許文献1には、USBケーブルなどのインターフェースケーブルが接続されるコネクタ(装置側コネクタ)を有する回路部(基板)と、コネクタから外部空間に至るインターフェースケーブルの配線経路と配線経路を露出させる接続開口部とを有し回路部を収容しているケースと、接続開口部を開閉するカバーとを含む複合機が開示されている。
特許文献1の複合機によると、複合機の内部にインターフェースケーブルの配線経路を設けることによって、コネクタの位置から遠くても使い勝手が良くなる位置でインターフェースケーブルを複合機の内部空間から外部空間に引き出すことができる。また、複合機の内部の配線経路を露出させる接続開口部とそれを開閉するカバーを備えることによって、複合機の内部に設けられたコネクタにインターフェースケーブルを抜き差しすることができる。
特開2005−119045号公報
複合機などの画像形成装置において、基板は、電子部品及び装置側コネクタが実装された面を外向きにして、基板の内側にある基板支持部に固定されることがある。このような場合において、基板に実装された装置側コネクタに外部コネクタ(USBケーブルやUSBメモリなどのUSBコネクタ)が嵌合しているとき、外部コネクタに接続された外部部材を外向き方向(基板支持部から基板に向かう方向)に変位させる力が加えられると、外部コネクタと嵌合した装置側コネクタから基板に対して、外向き方向に基板をたわませる力が加えられる。その結果、基板からの外部コネクタの脱落や基板の破損が生じることがある。また、外部コネクタの挿抜時に外部コネクタが大きく外向き方向に変位することがあると、基板がたわみ、それに伴ってユーザの操作感が低下してしまう。
本発明の目的は、外部コネクタと嵌合可能な装置側コネクタが基板に実装されている場合に、外向き方向への基板のたわみを抑制することができる画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、第1面及び前記第1面とは反対側にある第2面を有しており、少なくとも前記第1面に電子部品が実装された基板と、前記基板の前記第2面と対向しており、前記基板を支持する基板支持部と、外部コネクタと嵌合可能であって、前記外部コネクタの挿入方向及び抜去方向が前記第1面に沿った方向となるように前記第1面に実装された装置側コネクタと、前記装置側コネクタと嵌合した前記外部コネクタに接続された外部部材が配置される、前記第1面と直交する方向から見たときに前記基板の範囲外にあり且つ前記装置側コネクタから前記抜去方向に変位した位置にある外部部材配置空間から、前記第2面から前記第1面に向かう方向に平行な外向き方向に変位した位置に形成された第1規制壁とを備えている。
本発明では、外部コネクタと嵌合可能な装置側コネクタが基板に実装されている場合に、外向き方向への基板のたわみを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る複合機の外観を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る複合機の内部構造を示す概略側面図である。 複合機のケーブル配置空間を示す斜視図である。 枠体に取り付けられたメイン基板を示す斜視図である。 ケーブル配置空間に配置されたUSBケーブルを示す上面図である。 枠体に取り付けられたメイン基板を示す側面図である。 カバーが閉状態のときの複合機を示す斜視図である。
本発明の好適な実施形態に係る複合機1(本発明の画像形成装置)について、図1〜図7を参照しつつ、以下に説明する。なお、図1に示す上下左右前後方向を、複合機1の上下左右前後方向とする。
(複合機1の全体構成)
複合機1は、印刷機能と読取り機能とを有しており、図1に示すように概ね薄型の直方体に形成されている。複合機1は、図2に示すように、筐体11と、給紙トレイ13と、排紙トレイ14と、記録部30と、搬送部40とを含む。給紙トレイ13、排紙トレイ14、記録部30及び搬送部40は、筐体11に収容されている。筐体11の前面のほぼ中央には、開口12が形成されている。筐体11の上部には、筐体11の平面形状とほぼ同じ形状のカバー15が配置されている。カバー15は、読取り機能を有するスキャナユニットの原稿台91を覆っている。カバー15は、筐体11の上面且つ後部の位置において、左右方向に沿った回転軸92を中心に回転することによって開閉可能である。なお、図1は、カバー15が開いた状態を示している。
筐体11の内部には、枠体20(図4参照)がさらに収容されている。枠体20は、複合機1の骨格構造であり、筐体11の内部において給紙トレイ13、排紙トレイ14、記録部30、搬送部40などを保持している。
給紙トレイ13は、複数の用紙Pを積層状態で支持して収容することが可能なものである。給紙トレイ13は、図2に示すように、複合機1の内部において、記録部30の下方に配置されている。給紙トレイ13は、筐体11に対して、開口12から前後方向に挿抜可能に構成されている。
排紙トレイ14は、記録部30の後述する記録ヘッド32により画像が記録された用紙Pを収容する。排紙トレイ14は、給紙トレイ13の前方側の上方に配置されており、給紙トレイ13の筐体11に対する挿抜とともに移動するようになっている。
記録部30は、キャリッジ31と、記録ヘッド32とを有している。キャリッジ31は、図2に示すように、2つのガイドレール35a、35bによって支持されている。2つのガイドレール35a、35bは、前後方向に互いに離隔して配置され、それぞれが左右方向に沿って延設されている。キャリッジ31は、2つのガイドレール35a、35bを跨ぐようにして配置されている。そして、キャリッジ31は、キャリッジモータ(不図示)によって、2つのガイドレール35a、35bに沿って左右方向に往復移動するように駆動される。
記録ヘッド32は、キャリッジ31に搭載されており、キャリッジ31とともに左右方向に往復移動する。記録ヘッド32の下面のノズル面33には、インクを吐出するための複数のノズル(不図示)が、左右方向と直交する搬送方向(前後方向)に沿って並ぶように配置されている。また、ノズルは、ノズル面33において、左右方向に沿って4列に並んでいる。ノズルは、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)のインクを貯留する4つのインクカートリッジ(不図示)から供給されるインクをノズルのそれぞれの列から吐出することで、用紙Pに画像を記録する。すなわち、本実施形態における複合機1は、カラー画像を印刷可能なインクジェット式の複合機1である。
搬送部40は、用紙Pを複合機1の内部において搬送するものであり、給紙ローラ41と、搬送ローラ対42と、排出ローラ対43と、プラテン44と、ガイド部材45とを含む。給紙ローラ41は、給紙トレイ13の上方に配置されており、不図示の給紙モータから駆動力が付与されて回転することで、給紙トレイ13内に収容された用紙Pを後方に向かって送り出す。搬送ローラ対42及び排出ローラ対43は前後方向に記録部30を挟んで配置されており、搬送ローラ対42は記録部30よりも後方に配置され、排出ローラ対43は記録部30よりも前方に配置されている。搬送ローラ対42は、記録ヘッド32のノズル面33と対向する領域に用紙Pを送る。排出ローラ対43は、搬送ローラ対42によって送られた用紙Pを受け取り、排紙トレイ14へと用紙Pを排出する。搬送ローラ対42及び排出ローラ対43は、不図示の搬送モータによって回転が駆動される。
プラテン44は、記録部30の下方において、記録部30のノズル面33と対向するように配置されている。ガイド部材45は、給紙ローラ41によって給紙トレイ13から送り出された用紙Pを、記録ヘッド32のノズル面33と対向する領域に送り込む搬送路46を画定している。ガイド部材45は、給紙トレイ13の後方側の端部近傍から搬送ローラ対42の近傍まで延びている。
給紙ローラ41によって給紙トレイ13から後方に送り出された用紙Pは、ガイド部材45で画定された搬送路46を通って、搬送ローラ対42に挟持される位置に到達する。搬送ローラ対42に挟持された用紙Pは、搬送ローラ対42の回転によって、記録ヘッド32のノズル面33と対向する領域に搬送される。搬送ローラ対42によって搬送された用紙Pは、プラテン44によって支持された状態で、左右方向に移動する記録ヘッド32のノズル面33に設けられたノズルからインクが吐出されることにより画像が記録される。画像が記録された用紙Pは、排出ローラ対43によって前方に搬送され、排紙トレイ14に排出される。
なお、図2において図示を省略しているが、記録部30の上方には、上述したスキャナユニットが配置されている。スキャナユニットは、透明ガラス製の原稿台91と、原稿台91の下方に配置されており、CCD(Charge Coupled Device)のような撮像素子が前後方向に多数配列された読取センサと、読取センサを左右方向に移動させる移動機構とを含んでいる。
また、複合機1は、メイン基板50(本発明の基板)をさらに有している。メイン基板50は、図4に示すように、第1面51aと、第1面51aとは反対側にある第2面51bとを有している。メイン基板50の第1面51aには、USBメスコネクタ52(本発明の装置側コネクタ)、CPU53、メモリ54などの電子部品が実装されている。CPU53には、USBメスコネクタ52、メモリ54が電気的に接続されている。
メイン基板50は、筐体11の内部において、枠体20の左側面部に形成された基板支持部21によって支持されている。基板支持部21は、第2面51bと対向しており、第2面51bから第1面51aに向かう外向き方向(左向き方向)が水平方向となるようにメイン基板50を支持している。メイン基板50には、左右方向に沿って貫通した2つの貫通孔55a、55bがそれぞれ形成されており、メイン基板50と基板支持部21とは、貫通孔55を貫通したねじ56によって固定されている。貫通孔55aは、メイン基板50の後部且つ上部であって、USBメスコネクタ52と隣接する位置に形成されている。貫通孔55bは、メイン基板50の前部且つ下部の位置に形成されている。すなわち、貫通孔55aと貫通孔55bとは、メイン基板50上のほぼ対角となる位置に形成されている。これにより、ねじ56によって基板支持部21に固定されたメイン基板50が基板支持部21に対して浮き上がることを抑制することができる。
USBメスコネクタ52は、USBケーブル60のUSBオスコネクタ61(本発明の外部コネクタ)(図5参照)と篏合可能であって、USBオスコネクタ61の挿入方向及び抜去方向が第1面51aに沿った方向、すなわち前後方向となるように第1面51aに実装されている。また、USBメスコネクタ52は、図4及び図6に示すように、左右方向から見たときに基板50の上部且つ後部の位置において、第1面51aに実装されている。なお、USBオスコネクタ61のUSBメスコネクタ52への挿入方向は、後方から前方に向かう方向であり、抜去方向は前方から後方に向かう方向である。
前述したように、メイン基板50が固定された枠体20は筐体11に収容されている。筐体11の、USBメスコネクタ52とUSBオスコネクタ61とが篏合する位置に対応する部分には、前後方向に開口する開口部71が形成されている。USBメスコネクタ52と篏合したUSBオスコネクタ61に接続されたUSBケーブル60のケーブル部分62(本発明の外部部材)は、左右方向から見たときにメイン基板50の範囲外にあり、且つ、USBメスコネクタ52及び開口部71から後方に変位した位置にあるケーブル配置空間80(本発明の外部部材配置空間)に配置される。
本実施形態において、複合機1は、ケーブル配置空間80に配置されたケーブル部分62を下方から支持するケーブル支持部74をさらに有している。ケーブル支持部74は、上下方向から見たときに前後方向に延び且つケーブル配置空間80に面した平面を有している。ケーブル支持部74によって、USBオスコネクタ61がUSBメスコネクタ52に篏合した状態において、ケーブル部分62が下方に移動することを規制することができる。
ここで、メイン基板50に実装されたUSBメスコネクタ52にUSBオスコネクタ61が篏合しているとき、USBオスコネクタ61に接続されたケーブル部分62を左方に変位させる力が加えられると、USBメスコネクタ52からメイン基板50に対して、左方にメイン基板50をたわませる力が加えられることとなる。その結果、メイン基板50からのUSBオスコネクタ61の脱落やメイン基板50の破損が生じることがある。また、USBオスコネクタ61のUSBメスコネクタ52への挿抜時にUSBオスコネクタ61が大きく左方に変位することがあると、メイン基板50がたわみ、それに伴ってユーザの操作感が低下してしまう。そこで、本実施形態の複合機1は、左方へのメイン基板50のたわみを抑制するため、第1規制壁72を有している。
第1規制壁72は、ケーブル配置空間80から左方に変位した位置に形成されている。第1規制壁72は、前後方向及び上下方向に延び且つケーブル配置空間80に面した平面72aを有している。第1規制壁72は、USBオスコネクタ61がUSBメスコネクタ52に篏合した状態において、USBオスコネクタ61のうちUSBメスコネクタ52からはみ出したはみ出し部分61a(図5の斜線部分)の前後方向に沿った長さaと、USBオスコネクタ61のはみ出し部分61aと第1規制壁72との間の距離bとが、b≦0.7aという関係を満たすような位置に配置されている。
また、第1規制壁72は、左右方向から見たときに、USBメスコネクタ52の後端の位置から複合機1の後側の外縁(すなわち、筐体11の後端)近傍の位置まで延びている。さらに、第1規制壁72の後端部には、図3及び図5に示すように、ケーブル配置空間80に向かって突出した凸部75が形成されている。凸部75は、ケーブル配置空間80に配置されたケーブル部分62と接触するような適切な高さに調整される。
複合機1は、第2規制壁73をさらに有している。第2規制壁73は、ケーブル配置空間80を挟んで左右方向に第1規制壁72と対向している。第2規制壁73は、第1規制壁72と同様、前後方向及び上下方向に延びて且つケーブル配置空間80に面した平面を有している。
なお、本実施形態において、第1規制壁72、第2規制壁73、ケーブル支持部74は、筐体11の一部である。すなわち、図3に示すように、筐体11の左側面の上部の一部が第1規制壁72を構成し、筐体11の上面のうちの下方に凹んだ部分の底面がケーブル支持部74を構成し、筐体11の前記下方に凹んだ部分のうちの第1規制壁72と対向する部分が第2規制壁73を構成する。また、第1規制壁72の外面は、筐体11の第1規制壁72以外の左側面と同一平面上にある。第1規制壁72の厚さは、筐体11の第1規制壁72以外の左側面の厚さと同じである。第1規制壁72の上端は、筐体11の第1規制壁72以外の左側面の上端とほぼ同じ位置にある。
また、筐体11の後端には、ケーブル配置空間80に配置されたUSBケーブル60のケーブル部分62を筐体11の外部に引き出すための開口部76が形成されている。
前述したように、筐体11の上部には、回転軸92を中心に回転することで開閉可能なカバー15が配置されている。カバー15が開状態のとき、ケーブル配置空間80は外部に露出され、カバー15が閉状態のとき、ケーブル配置空間80はカバー15に覆われる(図7参照)。ユーザによるUSBオスコネクタ61のUSBメスコネクタ52への挿抜は、カバー15が開状態のときに行われる。
本実施形態に係る複合機1は、メイン基板50の第1面51aに実装されたUSBメスコネクタ52と、USBメスコネクタ52と篏合したUSBオスコネクタ61に接続されたケーブル部分62が配置されるケーブル配置空間80から左方に変位した位置に形成された第1規制壁72とを有している。本実施形態によれば、USBメスコネクタ52と嵌合したUSBオスコネクタ61に接続されたケーブル部分62を外向き方向(左向き方向)に変位させる力が加えられたとしても、その変位が第1規制壁72によって規制される。そのため、USBオスコネクタ61と嵌合したUSBメスコネクタ52からメイン基板50に対して、外向き方向にメイン基板50をたわませる力が加えられるのを抑制することができるので、メイン基板50からのUSBオスコネクタ61の脱落やメイン基板50の破損が生じにくくなる。また、USBオスコネクタ61の挿抜時にメイン基板50がたわみにくくなるので、メイン基板50のたわみに伴うユーザの操作感の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、第1規制壁72が、前後方向及び上下方向に延び且つケーブル配置空間80に面した平面72aを有している。これにより、ケーブル部分62の外向き方向への変位をより確実に規制することができる。
また、本実施形態では、USBオスコネクタ61がUSBメスコネクタ52に篏合した状態において、USBオスコネクタ61のうちUSBメスコネクタ52からはみ出したはみ出し部分61aの前後方向に沿った長さaと、USBオスコネクタ61のはみ出し部分61aと第1規制壁72との間の距離bとが、b≦0.7aという関係を満たす。本実施形態によれば、USBオスコネクタ61がUSBメスコネクタ52に嵌合した状態において第1規制壁72がUSBオスコネクタ61のはみ出し部分61aの比較的近くにあるため、ケーブル部分62を外向き方向に変位させる力が加えられたとしてもUSBオスコネクタ61のはみ出し部分61aが元の位置から45°より大きく傾くことがない。これにより、メイン基板50のたわみに伴うメイン基板50からのUSBオスコネクタ61の脱落やメイン基板50の破損がより一層生じにくくなる。
さらに、本実施形態では、第1規制壁72が、左右方向から見たときに、USBメスコネクタ52の後端の位置から複合機1の後側の外縁近傍の位置まで延びている。本実施形態によれば、第1規制壁72の前後方向への長さを比較的長くすることができるので、ケーブル部分62の外向き方向への変位をより確実に規制することができる。
また、本実施形態では、複合機1は、第1規制壁72を一部として含み、メイン基板50及び基板支持部21が内部に配置された筐体11を有している。そして、筐体11には、複合機1の外縁に近い第1規制壁72の端部72bから後方に向かった位置に、ケーブル部分62を筐体11の外部に引き出すための開口部76が形成されている。本実施形態によれば、複合機1の外縁に近い第1規制壁72の端部72bから後方に向かった位置で、ケーブル部分62を筐体11の外部に引き出すことができる。そのため、筐体11外でケーブル部分62が大きく曲がっていたとしても、ケーブル配置空間80にあるケーブル部分62の傾斜が抑えられているために、ケーブル部分62のコシによってメイン基板50を外向き方向に傾けようとする力が作用しにくくなる。
また、本実施形態では、第1規制壁72の後端部には、ケーブル配置空間80に向かって突出した凸部75が形成されている。本実施形態によれば、凸部75を適切な高さとすることで、USBオスコネクタ61がUSBメスコネクタ52に嵌合した状態において、ケーブル配置空間80内でケーブル部分62を、前後方向に対して傾かないようにしつつ、凸部75と接触させることができる。そのため、ケーブル部分62が傾くことに伴ってケーブル部分62のコシのためにUSBメスコネクタ52を介してメイン基板50をたわませる力が加えられるのを抑制することができる。また、筐体11の開口部76からケーブル部分62が引き出されている場合において、筐体11の外部においてケーブル部分62に外向き方向の力が加えられても、ケーブル部分62が傾くのを防止することができ、メイン基板50のたわみを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、複合機1は、ケーブル配置空間80を挟んで左右方向に第1規制壁72と対向する第2規制壁73を有している。これによれば、ケーブル部分62の内向き方向(右向き方向)への変位を第2規制壁73によって規制することができるので、基板支持部21によるメイン基板50の内向き方向へのたわみ抑制が十分でない場合であっても、メイン基板50が内向き方向にたわむのを抑制することができる。
また、本実施形態では、メイン基板50には、前後方向に沿って貫通した2つの貫通孔55a、55bが形成されており、メイン基板50と基板支持部21とは貫通孔55a、55bを貫通したねじ56によって固定されている。本実施形態によれば、2つの貫通孔55a、55bとしたことで、メイン基板50全体のうちの貫通孔55a、55bが占めるスペースを少なくすることができ、メイン基板50のサイズを縮小することができる。これにより、複合機1全体を小型化することができる。また、第1規制壁72があるために、2つの貫通孔55a、55bとしても、メイン基板50の外向き方向へのたわみを十分に抑制することができる。
また、本実施形態では、貫通孔55aは、USBメスコネクタ52と隣接する位置に形成されている。USBオスコネクタ61をUSBメスコネクタ52に篏合させるときに、USBオスコネクタ61からUSBメスコネクタ52に静電気が飛ぶことがある。この静電気がメイン基板50に流れ込むとメイン基板50に実装された電子部品を破損させるおそれがある。本実施形態によれば、静電気をUSBメスコネクタ52と隣接する位置に形成された貫通孔55aを貫通したねじ56を介してメイン基板50外へと逃がすことができる。これにより、USBメスコネクタ52に静電気が飛んだとしても、メイン基板50に実装された電子部品への悪影響を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、複合機1は、前後方向に沿った回転軸92を中心に回転することにより、上下方向から見たときに、ケーブル配置空間80を覆う閉状態と、ケーブル配置空間80を露出させる開状態との間で開閉可能なカバー15を有している。本実施形態によれば、カバー15を閉状態とすることで、USBオスコネクタ61がUSBメスコネクタ52に嵌合した状態においてケーブル部分62の上下方向に沿った移動を規制することができる。また、USBメスコネクタ52に対してUSBオスコネクタ61の嵌合及び取り外しを行うときは、カバー15を開状態とすることで操作が容易となる。
(変形例)
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、これらの例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。
上記実施形態では、メイン基板50は、枠体20の左側面部に形成された基板支持部21によって支持されており、メイン基板50の第2面51bから第1面51aに向かう外向き方向が水平方向となっている。しかしながら、メイン基板は、枠体の上面部に形成された基板支持部によって支持されていてもよい。この場合、メイン基板の第2面から第1面に向かう外向き方向が上下方向となる。また、この場合、第1規制壁は、ケーブル配置空間から上方に変位した位置に形成される。また、メイン基板は、枠体の右側面部や前側面部、後側面部に形成された基板支持部によって支持されていてもよい。本発明において、基板支持部は、必ずしも枠体の一部として形成されていなくてよく、例えば枠体とは別体として形成され且つ枠体に固定された部品であってもよい。また、本発明において、電子部品は、基板の第1面及び第2面の両面に実装されていてもよい。さらに、上述した実施形態において、装置側コネクタは、外部コネクタの挿抜方向が上下方向となるように実装されてもよいし、外部コネクタの挿抜方向が上下方向及び前後方向のいずれに対しても傾斜した第1面に沿った方向となるように実装されてもよい。
本発明に係る画像形成装置は、上述の実施形態では、印刷機能と読取り機能とを有する複合機1である。しかしながら、本発明に係る画像形成装置は、印刷機能のみを有するプリンタでもよく、コピー機などにも適用可能である。また、インクジェット方式以外に、レーザー方式、サーマル方式などの様々な方式の画像形成装置に適用可能である。
上記実施形態では、メイン基板50に実装されたUSBメスコネクタ52は、USBケーブル60のUSBオスコネクタ61と篏合可能な構成であるが、USBメモリのUSBコネクタと篏合可能なのは当然のことである。また、メイン基板50に実装されたコネクタは、LANケーブルや電源ケーブルのコネクタ部分と篏合可能なコネクタでもよく、ラズベリーパイなどの小型PCのコネクタと篏合可能なコネクタでもよい。また、上記実施形態では装置側コネクタがメスコネクタだが、装置側コネクタがオスコネクタでもよい。この場合、外部部材のコネクタがメスコネクタとなる。
上記実施形態では、第1規制壁72は、前後方向に沿って、USBメスコネクタ52の後端の位置から複合機1の後側の外縁近傍の位置まで延びている。しかしながら、本発明において、第1規制壁は、外部部材配置空間から、外向き方向に変位した位置に形成されていれば、どのような形状やサイズであってもよい。例えば、上述した実施形態において第1規制壁72は、前後方向及び上下方向に延び且つケーブル配置空間80に面した平面72aを有しているが、本発明において第1規制壁は、必ずしも前後方向及び上下方向に延びていなくてもよい。また、ケーブル配置空間に面して湾曲面が形成されていてもよいし、凹凸面が形成されていてもよい。
また、本発明において第1規制壁は、その前後方向への長さを比較的長くして外部部材の外向き方向への変位をより確実に規制するという観点からは、上述した実施形態のように、左右方向から見たときに、USBメスコネクタ52の後端の位置から複合機1の後側の外縁近傍の位置まで延びていることが好ましい。しかしながら、第1規制壁は、少なくとも、前後方向に関して、USBメスコネクタ52において最もケーブル配置空間80に近い篏合端から、USBメスコネクタ52から後方に変位した位置にある複合機1の外縁と、USBメスコネクタ52との間であって、USBメスコネクタ52よりも複合機1の外縁の方に近い位置まで延びていれば、外部部材の外向き方向への変位を確実に規制することが可能である。もちろん、本発明において第1規制壁は、前後方向に関して、USBメスコネクタ52の後端の位置から、複合機1の後側の外縁とUSBメスコネクタ52との間であってUSBメスコネクタ52の方に近い位置まで延びていてもよい。
また、上記実施形態では、第1規制壁72の後端部には、ケーブル配置空間80に突出した凸部75が形成されている。しかしながら、凸部75は第1規制壁72の後端部に形成されていなくてもよい。なお、本発明において凸部が形成される場合、上述した凸部75の効果を得るためには、凸部は、第1規制壁において装置側コネクタよりも画像形成装置の外縁の方に近い位置に形成されていることが好ましい。しかしながら、凸部が画像形成装置の外縁よりも装置側コネクタに近い位置に形成されていてもよい。
上記実施形態では、複合機1は、ケーブル配置空間80を挟んで左右方向に第1規制壁72と対向する第2規制壁73を有している。しかしながら、第2規制壁73は配置されていなくてもよい。この場合、基板支持部とメイン基板の第2面とは、広い面積で接触していることが好ましい。これにより、メイン基板が内向き方向にたわむことを抑制することができる。
上記実施形態では、第1規制壁72、第2規制壁73は筐体11の一部である。しかしながら、第1規制壁及び第2規制壁は、筐体11とは別に形成されていてもよく、例えば、筐体11の上面に配置される。この場合、第1規制壁の後端部と第2規制壁の後端部との間は、前後方向に開口することとなる。そして、USBケーブルのケーブル部分は、当該開口から、ケーブル配置空間の外部に引き出される。
上記実施形態では、メイン基板50には、左右方向である外向き方向に沿って貫通した2つの貫通孔55a、55bが形成されている。しかしながら、メイン基板には、外向き方向に沿って貫通した3つ以上の貫通孔が形成されていてもよい。また、上記実施形態では、貫通孔55aは、USBメスコネクタ52と隣接する位置に形成されており、貫通孔55bは、メイン基板50上の貫通孔55aとほぼ対角となる位置に形成されている。しかしながら、2つの貫通孔は、メイン基板上の任意の2箇所に形成されていてもよい。
上記実施形態では、筐体11の上部に、回転軸92を中心に回転することで閉状態と開状態との間で開閉可能なカバー15が配置されている。しかしながら、筐体の上部にカバーが配置されていなくてもよい。この場合、外部部材配置空間は、常に外部に露出された状態となっている。
上記実施形態では、筐体11の後端には、ケーブル配置空間80に配置されたUSBケーブル60のケーブル部分62を筐体11の外部に引き出すための開口部76が形成されている。しかしながら、USBメモリのように、外部部材の全体が外部部材配置空間に収容される場合には、筐体の後端に開口部が形成されていなくてもよい。ただし、この場合、外部部材配置空間には外部からアクセス可能となっている必要があり、例えば、外部部材配置空間の上方に開閉可能なカバーが配置される。
上記実施形態では、USBメスコネクタ52からはみ出したはみ出し部分61aの前後方向に沿った長さaと、USBオスコネクタ61のはみ出し部分61aと第1規制壁72との間の距離bとが、b≦0.7aという関係を満たしている。しかしながら、はみ出し部分61aと距離bとが、b>0.7aという関係になっていてもよい。
1 複合機
11 筐体
15 カバー
21 基板支持部
50 メイン基板
51a 第1面
51b 第2面
52 USBメスコネクタ
55a 貫通孔
55b 貫通孔
56 ねじ
60 USBケーブル
61 USBオスコネクタ
61a はみ出し部分
62 ケーブル部分
72 第1規制壁
72a 平面
73 第2規制壁
75 凸部
76 開口部
80 ケーブル配置空間
91 原稿台
92 回転軸

Claims (10)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    第1面及び前記第1面とは反対側にある第2面を有しており、少なくとも前記第1面に電子部品が実装された基板と、
    前記基板の前記第2面と対向しており、前記基板を支持する基板支持部と、
    外部コネクタと嵌合可能であって、前記外部コネクタの挿入方向及び抜去方向が前記第1面に沿った方向となるように前記第1面に実装された装置側コネクタと、
    前記装置側コネクタと嵌合した前記外部コネクタに接続された外部部材が配置される、前記第1面と直交する方向から見たときに前記基板の範囲外にあり且つ前記装置側コネクタから前記抜去方向に変位した位置にある外部部材配置空間から、前記第2面から前記第1面に向かう方向に平行な外向き方向に変位した位置に形成された第1規制壁とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1規制壁が、前記外向き方向と直交し且つ前記外部部材配置空間に面した平面を有していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記外部部材配置空間を挟んで前記外向き方向と逆方向において前記第1規制壁と対向する第2規制壁をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記外部コネクタが前記装置側コネクタに嵌合した状態において、前記外部コネクタのうち前記装置側コネクタからはみ出したはみ出し部分の前記抜去方向に沿った長さaと、前記外部コネクタの前記はみ出し部分と前記第1規制壁との間の距離bとが、b≦0.7aという関係を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1規制壁が、少なくとも、前記抜去方向に関して、前記装置側コネクタにおいて最も前記外部部材配置空間に近い嵌合端から、前記装置側コネクタから前記抜去方向に変位した位置にある前記画像形成装置の外縁と、前記装置側コネクタとの間であって、前記装置側コネクタよりも前記画像形成装置の前記外縁の方に近い位置まで延びていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1規制壁を一部として含み、前記基板及び前記基板支持部が内部に配置された筐体をさらに備えており、
    前記筐体には、前記外縁に近い前記第1規制壁の端部から前記抜去方向に向かった位置に、ケーブルである前記外部部材を前記筐体の外部に引き出すための開口部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1規制壁には、前記装置側コネクタよりも前記画像形成装置の前記外縁の方に近い位置に、前記外部部材配置空間に向かって突出した凸部が形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記基板には、前記外向き方向に沿って貫通した2つの貫通孔が形成されており、
    前記基板と前記基板支持部とは、前記貫通孔を貫通したねじによって固定されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記2つの貫通孔のうちの1つが、前記装置側コネクタと隣接する位置に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記外向き方向に沿った回転軸を中心に回転することにより、前記外向き方向と前記抜去方向の両方に直交する直交方向から見たときに、前記外部部材配置空間を覆う閉状態と、前記外部部材配置空間を露出させる開状態との間で開閉可能なカバー部をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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