JP2002351199A - トナー補給ボトル - Google Patents

トナー補給ボトル

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JP2002351199A
JP2002351199A JP2001152721A JP2001152721A JP2002351199A JP 2002351199 A JP2002351199 A JP 2002351199A JP 2001152721 A JP2001152721 A JP 2001152721A JP 2001152721 A JP2001152721 A JP 2001152721A JP 2002351199 A JP2002351199 A JP 2002351199A
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toner supply
bottle
supply bottle
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JP2001152721A
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Toyoyoshi Aimoto
豊賀 相本
Takashi Urayama
隆 浦山
Koji Shinkawa
幸治 新川
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済みトナー補給ボトルと新品トナー補給
ボトルとの区別を容易にするとともに、リサイクル回数
の判別を容易として、リサイクル使用に耐え得るトナー
補給ボトルのみを適確に区別しながら容易にリサイクル
を行うことが可能なトナー補給ボトルを提供する。 【解決手段】 トナー補給ボトル11は、開口13を有
する口金部14を備えている。口金部14に対して蓋体
12を接合することにより、トナーカートリッジを形成
する。口金部14は、蓋体12を接合するための接合部
(雄ネジ部15)を備えている。接合部(雄ネジ部1
5)は、トナー補給ボトル11の再利用時に、その一部
を切断して使用可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置における現像装置のト
ナー収容部に着脱可能に取り付けて、トナー収容部内ヘ
トナーを補給するためのトナー補給ボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光導電性感光体に静電潜像を
形成し、この静電潜像を帯電しているトナー粒子によっ
て現像し、得られたトナー像を転写材へ転写する電子写
真法を利用した複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画
像形成装置が広く知られている。この電子写真法を利用
した画像形成装置では、トナーが消費されてトナー収容
部(トナーホッパー)内のトナーがなくなると、該トナ
ー収容部ヘトナーを補給することにより継続使用できる
ようになっている。
【0003】一般的に、トナー収容部へのトナー供給に
はトナー補給ボトルが用いられている。このトナー補給
ボトルは、全体が有底の中空円筒体形状または正多角柱
形状をなしており、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル
樹脂等のようにある程度の剛性を有する樹脂材料を用い
てダイレクトブロー法によって一体的に形成され、長手
方向の一端面に形成された口金部の開口から、内部に充
填されたトナーが供給されるようになっている。
【0004】また、トナー補給ボトルの口金部に嵌合し
てトナー補給ボトルの内部を密封するための蓋体を備え
ている。この蓋体をトナー補給ボトルヘ取り付けるに
は、トナー補給ボトル側に雄ネジ部を設けるとともに、
蓋体側に雌ネジを設け、雌ネジ部に雄ネジ部をネジ込ん
で固定するようになっている。さらに、トナー補給ボト
ルの口金部に設けた雄ネジ部付近には、蓋体の回り止め
を目的として楔形状の突起部が追加される場合がある。
また、蓋体に対して、熱溶着法や接着剤を用いて、フィ
ルム、シート、テープ等を貼着することにより、内部の
トナーが漏出しないように封止している。
【0005】なお、トナー収容部に対してトナーを補給
する際には、これらの封止手段は剥離・除去される。ま
た、トナーを補給する際に、周囲や作業者が飛散トナー
で汚染することを防止するために、蓋体に回転式シャッ
タまたはスライド式シャッタ等の開閉機構を設け、蓋体
を下向きに倒立させてトナー補給ボトルを画像形成装置
本体に取付け、開閉機構を開放することで、操作性や安
全性を向上しながらトナーを補給することができるよう
になっているものもある。
【0006】近年、上述した構成のトナー補給ボトル
は、可能な限りリサイクルすることが望まれている。そ
こで、トナー補給を終え、回収されてきたトナー補給ボ
トルは、損傷を受けていない限り、口金部に嵌合されて
いる蓋体を取り外して分解し、トナーの再充填工程へ送
られて再利用される。また、損傷の程度が著しいもの
は、材料リサイクル工程へ送られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トナー
補給を終えて回収され、蓋体を分離したトナー補給ボト
ルは、新品のものと使用済のものとの判別が付き難く、
所定のリサイクル回数に達しているかどうかの判別、す
なわちトナー補給ボトルの使用限度を見分け難い。この
ため、リサイクル回数の異なるトナー補給ボトルが多種
類混在することになり、使用限度に到達し、劣化したト
ナー補給ボトルを誤用してトナー漏れ等の突発的な事故
を招くおそれがあった。
【0008】また、トナー補給ボトルと蓋体との螺合部
に緩み止めの突起部を設けている場合には、リサイクル
を行ない両者を分離する際に、緩み止めの突起部を破壊
せざるを得ないので、トナー補給ボトルを再使用するこ
とができない。
【0009】本発明は、上述した事情に鑑み提案された
もので、使用済みトナー補給ボトルと新品トナー補給ボ
トルとの区別を容易にするとともに、リサイクル回数の
判別を容易として、リサイクル使用に耐え得るトナー補
給ボトルのみを適確に区別しながら容易にリサイクルを
行うことが可能なトナー補給ボトルを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトナー補給
ボトルは、有底の中空筒状をなした本体部と、該本体部
の一端面に設けた開口を有する口金部とからなり、該口
金部の開口から内部に充填されたトナーを排出すること
によりトナー補給を行うトナー補給ボトルであって、前
記口金部に、当該トナー補給ボトルと接合されることに
よってトナーカートリッジを形成する蓋体を接合するた
めの接合部を設け、該接合部は、当該トナー補給ボトル
の再利用時に、その一部を切断して使用可能であること
を特徴とするものである。
【0011】また、前記トナー補給ボトルにおいて、前
記接合部は、前記口金部の外周面に形成された雄ネジ部
からなるとともに、前記蓋体は、該雄ネジ部が係合する
雌ネジ部を有する筒体を備え、前記雄ネジ部には、ネジ
山に沿って複数の突起部を設け、前記雌ネジ部には、最
先端部に位置する前記突起部が係合する凹部を設け、前
記突起部と前記凹部とにより、前記蓋体の回り止め手段
を形成することが可能である。
【0012】また、前記トナー補給ボトルにおいて、ト
ナーの充填回数を示すための回数表示部を備えることが
可能である。
【0013】また、前記トナー補給ボトルにおいて、前
記回数表示部の一部は、前記口金部から前記蓋体を取り
外した後に、前記口金部の近傍に付着して残留させるこ
とが可能である。
【0014】また、前記トナー補給ボトルにおいて、前
記複数の突起部および前記凹部は、相互に係合する楔形
状をなすように形成することが可能である。
【0015】また、前記トナー補給ボトルにおいて、前
記複数の突起部は、前記ネジ山の周方向に対して位相を
ずらして配置することが可能である。
【0016】本発明において、トナー補給ボトルの再利
用時に、接合部の一部を切断して使用可能となってい
る。したがって、トナー補給ボトルをリサイクル使用す
る度に接合部の一部が切断されていく。接合部が全て切
断されて無くなった時点が、トナー補給ボトルの使用限
界であり、リサイクルが不可能とすることができる。こ
れにより、トナー充填回数のカウント手段を設けなくと
も、簡単にリサイクルの使用限度を見分けることができ
る。たとえ、リサイクル回数の異なるトナー補給ボトル
が多種類混在することになっても、トナー補給ボトルが
寿命を間単に判別しすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係るトナー補給ボトルの実施形態を説明する。
【0018】<トナー補給動作>図1は、本発明の実施
形態に係るトナー補給ボトルを用いたトナー補給装置の
斜視図である。また、図2は、トナーカートリッジをト
ナーホッパーの載置部へ装着した状態を示す斜視図であ
る。本発明の一実施形態に係るトナー補給ボトルを用い
たトナー補給装置は、図1に示すように、トナーホッパ
ー1のトナー補給口に対して、トナーカートリッジ2か
らトナーを補給するための装置である。
【0019】トナーホッパー1は、その上面に、トナー
カートリッジ2を載置するための載置部3と、トナー補
給口を開閉するための開閉蓋4と、開閉蓋4を開閉方向
に案内するための案内枠5とが設けられている。トナー
補給時には、トナーカートリッジ2を、図2に示す装着
状態から開閉蓋4の開閉方向へ向かってスライドさせ
る。すなわち、トナーホッパー1の補給口は、案内枠5
の位置に形成されており、トナーカートリッジ2をスラ
イドさせることにより、トナーカートリッジ2のトナー
ボトル開口とトナーホッパー1のトナー補給口とが重な
るようになっている。
【0020】また、トナーカートリッジ2をスライドさ
せる際には、ボトルスライダ部6の下面側に対向してい
るトナーカートリッジ蓋6aが、トナーカートリッジ2
を装着する際の位置決め部材(位置決め用突起7を有す
る)ないしは案内部材としても機能する。そして、トナ
ーカートリッジ2とボトルスライダ部6とは、トナーカ
ートリッジ蓋6aに沿って一体的に移動して、ボトルス
ライダ部6を案内枠5へ導く。
【0021】なお、トナーカートリッジ2をスライドさ
せるだけでは、トナー補給は開始されない。すなわち、
トナーカートリッジ2は、ボトルスライダ部6の下部に
設けた開口が封止フィルムによって密封されており、内
部に収容したトナーが湿気等により劣化したり、トナー
ホッパー1の外部にトナーが飛散することを防止してい
る。この封止フィルムは、熱溶着法等の手段を用いて貼
着されており、トナーカートリッジ2がスライド移動し
て所定のトナー補給位置に装着された後に、封止フィル
ムを引き抜くことにより、トナー補給ボトル開口とトナ
ー補給口とが連通して、トナーカートリッジ2内のトナ
ーがトナーホッパー1へ補給される。
【0022】封止フィルムは、トナーカートリッジ2の
本体に螺合されているボトルスライダ部6に設けられた
開口の周縁部に対して、この周縁部から引き剥がされる
程度の接着力をもって、熱接着または接着剤等を用いて
接着されている。また、封止フィルムは、その一端部が
トナーカートリッジ2の本体の一端面に固着された部分
よりも内側に折り返されて、180°反転している。な
お、折り返しによる封止フィルムの長さは、適宜設定さ
れる。
【0023】一方、封止フィルムの他端部は、トナーカ
ートリッジ2の本体の他端面に固着された部分よりも1
80°反転するように折り返されている。そして、封止
フィルムの一端部における折り返し端部の下側に重ね合
わせられて、さらに延長されており、封止フィルムを引
き剥がす際の引張り端部となっている。
【0024】画像形成装置における画像形成に伴ってト
ナーホッパー1内のトナーが消費されると、トナーカー
トリッジ2を交換するためのメッセージ等が、画像形成
装置に設けた操作画面等に表示される。ユーザーは、こ
のようなトナー補給指示により、新しいトナーが充填さ
れ、封止フィルムにより密閉されたトナーカートリッジ
2を準備し、トナーホッパー1ヘトナーを補給する。
【0025】<トナー補給ボトルのリサイクル>図3
は、本発明の実施形態に係るトナーカートリッジの分解
斜視図である。本実施形態に係るトナーカートリッジ2
は、図3に示すように、トナー補給ボトル11と蓋体1
2とを、ネジを用いて接合することにより構成される。
なお、蓋体12は、上述したボトルスライダ部6および
トナーカートリッジ蓋6a等からなるが、図3では詳細
な図示を省略している。
【0026】トナー補給ボトル11には、その下端部に
開口13を有する口金部14を形成し、口金部14の外
周に雄ネジ部15が設けられている。一方、蓋体12に
は、口金部14を装着するための筒体16が設けられて
おり、この筒体16の内部には、雄ネジ部15が螺合す
るための雌ネジ部17が設けられている。
【0027】また、トナーカートリッジ2には、トナー
補給ボトル11とこれに螺合されている蓋体12とが緩
んで外れることがないように、回り止めのストッパ機構
が設けられている。このストッパ機構は、トナー補給ボ
トル11の雄ネジ部15のネジ山に沿って設けた複数の
ストッパ突起18と、蓋体12の雌ネジ部17に設けた
凹部19とからなり、凹部19内にストッパ突起18を
係合させることにより、トナー補給ボトル11と蓋体1
2との回り止めがなされる。なお、ストッパ突起18お
よび凹部19は、相互に係合するような楔形状とするこ
とが好ましい。両者を楔形状とすることにより、より確
実に回り止めを行うことができる。
【0028】図4〜図6は、トナー補給ボトルのリサイ
クル使用を説明するための説明図である。トナー補給ボ
トル11をリサイクル使用するには、回収した使用済み
のトナー補給ボトル11ヘトナーを充填するために、ト
ナー補給ボトル11へ螺合されている蓋体12を分離す
る必要がある。このとき、トナー補給ボトル11のスト
ッパ突起18が破損する。そこで、上述したように、予
めトナー補給ボトル11に複数個のストッパ突起18を
設けておき、リサイクルの度に破損したストッパ突起1
8が存在する部分の口金部14を切除することにより、
未使用のストッパ突起18を使用して蓋体12の回り止
めを行うことができる。
【0029】すなわち、新品のトナー補給ボトル11
は、図4に示すように、口金部14に設けた雄ネジ部1
5に3カ所のストッパ突起18が設けられている。そし
て、トナー補給ボトル11の内部にトナーを充填し
(a)、口金部14に蓋体12を螺合し(b)、トナー
補給ボトル11を密閉して出荷する(c)。
【0030】リサイクル1回目には、図5に示すよう
に、回収した使用済みのトナー補給ボトル11から蓋体
12を取り外し(a)、最先端部のストッパ突起18が
形成された部分の口金部14を切除する(b)。そし
て、トナー補給ボトル11の内部にトナーを充填し
(c)、口金部14に蓋体12を螺合し、トナー補給ボ
トル11を密閉して出荷する(d)。
【0031】リサイクル2回目には、図6に示すよう
に、回収した使用済みのトナー補給ボトル11から蓋体
12を取り外し(a)、残された最先端部のストッパ突
起18が形成された部分の口金部14を切除する
(b)。そして、トナー補給ボトル11の内部にトナー
を充填し(c)、口金部14に蓋体12を螺合し、トナ
ー補給ボトル11を密閉して出荷する(d)。
【0032】なお、トナー補給ボトル11のリサイクル
時に、破損したストッパ突起18の切除を容易に行うこ
とができるように、トナー補給ボトル11の成型時にお
いて、切除する部分に「罫書き線」を追加してもよい。
また、蓋体12は、リサイクル時には未使用品と交換さ
れる。
【0033】このように、トナー補給ボトル11が複数
個のストッパ突起18を備えているため、このストッパ
突起18が、トナー補給ボトル11ヘのトナー充填回
数、すなわち、リサイクル回数を示すための回数表示部
および履歴表示部として使用される。例えば、使用可能
なストッパ突起18が2個残っている場合には、新品の
トナー補給ボトル11であり、使用可能なストッパ突起
18が1個残っている場合には、リサイクル1回目のト
ナー補給ボトル11であり、使用可能なストッパ突起1
8が1個も残っていない場合には、リサイクル2回目の
トナー補給ボトル11であることが分かる。
【0034】このように、リサイクルに際して、事前に
トナー補給ボトル11の履歴や寿命を正確に認識するこ
とができるので、使用限度に到達し劣化したトナー補給
ボトル11に対してトナーを充填するおそれがない。こ
のため、劣化したトナー補給ボトル11を出荷したため
に発生が懸念されるような、トナー補給ボトル11の破
損によるトナーの噴出事故等を未然に防止することがで
きる。
【0035】また、1回のリサイクルで切除するストッ
パ突起18は、原則的には1箇所のみであるためで、残
余のストッパ突起18はトナー補給ボトル11側に残留
することになる。したがって、流通経路においてもトナ
ー補給ボトル11の履歴を容易に認識することができ
る。トナー補給ボトル11に設ける複数のストッパ突起
18は、ネジ山の周方向においてその位相をずらして配
置されている。したがって、成型時の欠陥発生と、トナ
ー充填後にストッパ突起18に付着したトナーが契機と
なって発生するトナーのブリッジ現象を防止することが
できる。
【0036】<トナー補給ボトルと蓋体との接合方法>
上述した実施形態では、トナー補給ボトル11と蓋体1
2との接合方法について、トナー補給ボトル11の口金
部14の外周に雄ネジ部15を形成するとともに、蓋体
12の筒体16に雌ネジ部17を形成した、いわゆるネ
ジ込み式のトナー補給ボトル11について説明したが、
これ以外の接合方法を用いて、トナー補給ボトル11と
蓋体12とを接合してもよい。
【0037】図7は、トナー補給ボトル11と蓋体12
との他の接合方法を説明するための説明図である。トナ
ー補給ボトル11と蓋体12とを接合する他の方法とし
ては、図7に示すように、圧入式(a)、ネジ止め式
(b)、ピン止め式(c)を採用することができる。
【0038】圧入式の接合方法は、図7(a)に示すよ
うに、上述したネジ込み式に対して、トナー補給ボトル
11の口金部14の外周に設けた雄ネジ部15と、蓋体
12に設けた雌ネジ部17を取り除いた構造をなしてお
り、トナー補給ボトル11と蓋体12との嵌合関係が、
締まり嵌めになるように設定されている。また、両者の
抜け防止のためにトナー補給ボトル11の口金部14の
外周に突起部21が設けられている。
【0039】ネジ止め式の接合方法は、図7(b)に示
すように、トナー補給ボトル11と蓋体12との嵌合関
係が中間嵌めになるように設定されている。また、両者
の抜け防止のために、蓋体12の適所にネジ穴22を設
け、トナー補給ボトル11の口金部14の外周面まで貫
通できる程度の長さを有したセルフタップ螺子23等
を、ネジ穴22にネジ込んでいる。なお、トナー補給ボ
トル11の口金部14の外周面には、ネジ止め時の位置
合わせの目安となるマーキングとして罫書線24を設け
ている。このネジ止め式の接合方法によれば、トナー補
給ボトル11の再利用を行う際に、回収工程におけるト
ナー補給ボトル11と蓋体12との分離を容易に行うこ
とができる。
【0040】ピン止め式の接合方法は、図7(c)に示
すように、トナー補給ボトル11と蓋体12との嵌合関
係が中間嵌めになるように設定されている。また、両者
の抜け防止のために、蓋体12の適所にピン穴25を設
け、トナー補給ボトル11の口金部14の外周面まで貫
通できる程度の長さを有した金属製のピン26等を、ピ
ン穴25に打ち込んでいる。なお、トナー補給ボトル1
1の口金部14の外周面には、ピン止め時の位置合わせ
の目安となるマーキングとして罫書線27を設けてい
る。
【0041】このピン止め式の接合方法によれば、トナ
ー補給ボトル11の再利用を行う際に、回収工程におけ
るトナー補給ボトル11と蓋体12との分離を容易に行
うことができる。
【0042】なお、上述したネジ込み式の接合方法およ
びこれに用いるトナー補給ボトル11は、トナー補給ボ
トル11と蓋体12とを両方とも再利用することを前提
としているが、トナー補給ボトル11の再利用のみで、
蓋体12の再利用を考慮する必要がない場合には、トナ
ー補給ボトル11と蓋体12とを接着接合し、トナー補
給ボトル11の再利用に際してトナー補給ボトル11の
先端側を切断して使用することができる。例えば、蓋体
12のフランジ部の開口に対しては、熱溶着法あるいは
超音波溶着法等を用いて封止フィルム等のシール部材に
よって封止を行うため、溶着面の均一性、清浄性等が要
求され、前回使用時の剥離痕等を除去処理することを考
慮すると、蓋体12の再利用が必ずしも得策とはならな
い場合があり、このような場合には、蓋体12の再利用
は行わない。
【0043】
【発明の効果】本発明に係るトナー補給ボトルは、トナ
ー補給ボトルの再利用時に、接合部の一部を切断して使
用可能となっている。したがって、トナー補給ボトルを
リサイクル使用する度に接合部の一部が切断され、接合
部が全て切断されて無くなった時点で、トナー補給ボト
ルの使用限界とすることができる。これにより、トナー
充填回数のカウント手段を追加することなく、トナー補
給ボトルが寿命(リサイクル回数、トナーリフィル可能
回数)を超えて使用されることを防止して、トナー補給
ボトルの性能を維持することができる。
【0044】また、本発明に係るトナー補給ボトルは、
トナー補給ボトルの口金部の外周面に複数の突起部を設
けるとともに、蓋体に突起部が係合するための凹部を設
けて、蓋体の回り止め手段を形成している。したがっ
て、トナー補給ボトルの使用履歴またはリサイクル回数
の経過に伴って、トナー補給ボトルの口金部に形成され
た複数の突起部のうち、トナー補給ボトルの先端側に近
い突起部を順次切除することにより、トナー補給ボトル
の基端側の雄ネジ部へ移行しながら未使用の突起部を使
用することができる。
【0045】この際、トナー補給ボトルの口金部に形成
された複数の突起部が、トナー補給ボトルに対するトナ
ーの充填回数を示すカウンタとして機能する。したがっ
て、トナー補給ボトルをリサイクル使用する際に、残存
する突起部の個数を確認すれば、既に何回使用されたの
かを容易に理解することができ、トナー補給ボトルが寿
命(リサイクル回数、トナーリフィル可能回数)を超え
て使用されることを防止して、トナー補給ボトルの性能
を維持することができる。
【0046】また、トナー充填回数のカウント手段を追
加する必要がなく、蓋体の緩み止め手段でカウント手段
を兼用することができるので、部品点数を削減すること
ができるとともにトナー補給ボトルの形状を簡易化する
ことが可能となる。
【0047】また、本発明に係るトナー補給ボトルは、
トナーの充填回数を示すための回数表示部を備えてい
る。したがって、トナー補給ボトルをリサイクル使用す
る際に、回数表示部により既に何回使用されたのかを理
解することができ、トナー補給ボトルが寿命(リサイク
ル回数、トナーリフィル可能回数)を超えて使用される
ことを防止して、トナー補給ボトルの性能を維持するこ
とができる。
【0048】また、本発明に係るトナー補給ボトルは、
口金部から蓋体を取り外した後に、回数表示部の一部が
口金部の近傍に付着して残留する。したがって、トナー
補給ボトルの口金部の近傍を確認するだけで、トナー補
給ボトルの使用回数を判別することができる。
【0049】また、本発明に係るトナー補給ボトルは、
相互に係合する楔形状となるように突起部および凹部を
形成している。したがって、簡易な形状により、蓋体の
回り止めを確実に行うことができる。
【0050】また、本発明に係るトナー補給ボトルは、
複数の突起部を、ネジ山の周方向に対して位相をずらし
て配置している。したがって、突起部が集中しないよう
に分散することができ、その角部等が薄肉になり易い突
起部において、成型時に発生するピンホール等の欠陥を
防止することができる。
【0051】また、突起部に対応するトナー補給ボトル
の内面は若干の凹部となるので、突起部を周方向に分散
配置することにより、突起部がきっかけとなって発生す
るトナーのブリッジ現象等の不具合を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るトナー補給ボトルを用
いたトナー補給装置の斜視図である。
【図2】トナーカートリッジをトナーホッパーの載置部
へ装着した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係るトナーカートリッジの
分解斜視図である。
【図4】新品時のトナー補給ボトルのリサイクル使用を
説明するための説明図である。
【図5】リサイクル1回目のトナー補給ボトルのリサイ
クル使用を説明するための説明図である。
【図6】リサイクル2回目のトナー補給ボトルのリサイ
クル使用を説明するための説明図である。
【図7】トナー補給ボトルと蓋体との他の接合方法を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1 トナーホッパー 2 トナーカートリッジ 3 載置部 4 開閉蓋 5 案内枠 6 ボトルスライダ部 6a トナーカートリッジ蓋 7 位置決め用突起 11 トナー補給ボトル 12 蓋体 13 開口 14 口金部 15 雄ネジ部 16 筒体 17 雌ネジ部 18 ストッパ突起 19 凹部 21 突起部 22 ネジ穴 23 セルフタップ螺子 24,27 罫書線 25 ピン穴 26 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新川 幸治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA03 AA05 AA33 GA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底の中空筒状をなした本体部と、該本
    体部の一端面に設けた開口を有する口金部とからなり、
    該口金部の開口から内部に充填されたトナーを排出する
    ことによりトナー補給を行うトナー補給ボトルであっ
    て、 前記口金部に、当該トナー補給ボトルと接合されること
    によってトナーカートリッジを形成する蓋体を接合する
    ための接合部を設け、 該接合部は、当該トナー補給ボトルの再使用時に、その
    一部を切断して再使用可能としたことを特徴とするトナ
    ー補給ボトル。
  2. 【請求項2】 前記接合部は、前記口金部の外周面に形
    成された雄ネジ部からなるとともに、前記蓋体は、前記
    雄ネジ部が係合する雌ネジ部を有する筒体を備え、 前記雄ネジ部には、ネジ山に沿って複数の突起部を設
    け、 前記雌ネジ部には、最先端部に位置する前記突起部が係
    合する凹部を設け、 前記突起部と前記凹部とにより、前記蓋体の回り止め手
    段を形成したことを特徴とする請求項1記載のトナー補
    給ボトル。
  3. 【請求項3】 トナーの充填回数を示すための回数表示
    部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のト
    ナー補給ボトル。
  4. 【請求項4】 前記回数表示部の一部は、前記口金部か
    ら前記蓋体を取り外した後に、前記口金部の近傍に付着
    して残留することを特徴とする請求項3記載のトナー補
    給ボトル。
  5. 【請求項5】 前記複数の突起部および前記凹部は、相
    互に係合する楔形状をなしていることを特徴とする請求
    項2記載のトナー補給ボトル。
  6. 【請求項6】 前記複数の突起部は、前記ネジ山の周方
    向に対して位相をずらして配置されていること特徴とす
    る請求項2記載のトナー補給ボトル。
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