JP2006243383A - トナーカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な管理により安定した品質で生産することができ、生産後の輸送や、現像装置にトナーを補給した後の回収時においてもトナーの漏れがないトナーカートリッジを提供する。
【解決手段】 トナーを収容する瓶状のトナー貯蔵部1と、現像装置に対して着脱が可能となった取付基部2とを有し、トナー貯蔵部の筒状となったトナー排出部11を取付基部に設けられた筒状の接合部21にねじ込んで接合する。この接合部分では、弾性体リング25を介挿し、トナー排出部11の軸線方向に圧縮する。また、トナー排出部は、接合部の内周面との間隙が小さくなるように高精度で製作され、取付基部とトナー貯蔵部との相対変位を小さく抑え、弾性体リングの圧縮変形を維持する。取付基部の、現像装置と対向する取付面には、トナー供給口3を開閉するシャッター23を設け、取付面に貼着した弾性体シール31に圧接した状態で摺動するものとする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、粉体のトナーを使用して静電潜像を可視化する現像装置に、トナーの補給を行うトナーカートリッジに関するものである。
電子写真式の画像形成装置には、静電電位の差による潜像にトナーを転移して可視像を形成する現像装置を設けられている。現像装置は、一般に、潜像が形成される像担持体と対向する位置に、無端状の周面を有する現像部材を備えており、この現像部材に隣接するように現像剤収容室が設けられる。そして、トナーがこの現像剤収容室から現像部材に供給され、周面が移動することによって現像領域に搬送される。現像領域で繰り返し現像が行われると現像剤収容室内のトナーが消費され、収容されているトナー量が減少し、新たなトナーの補給が必要になる。トナーを補給する方法としては、トナーを収容したトナーカートリッジを現像装置に装着し、このトナーカートリッジから現像剤収容室内にトナーを供給することが広く行われている。
トナーカートリッジは、補給用のトナーを収容して密閉されたものであり、現像装置に装着したときには、簡単に開封して円滑にトナーを現像装置に供給できることが求められる。また、トナーカートリッジを製造した後の輸送中における不適正な取り扱いや床面に落下させるような事態等があっても、トナーが漏れだして散乱することがないように高い密閉性が要求される。また、トナーの補給後は、トナーカートリッジを現像装置から取り外したときに、トナーカートリッジの供給口や内面に付着している僅かの残留トナー等も散逸しないように処理できることが要求される。
このように用いられるトナーカートリッジとして、従来から広く用いられているものに、特許文献1に記載されるものがある。このトナーカートリッジは、図11に示すように、トナー収容容器本体41が厚紙又は合成樹脂で形成されており、その上部は金属からなる頂板42によって密閉されている。また、下端部は合成樹脂からなる口金部材43が接合されている。口金部材43にはトナーを排出するための開口46が設けられており、この口金部材43の外面には、シール用フィルム44が貼り付けられている。このシール用フィルム44は、合成樹脂又は金属泊等からなるものであり、上記開口の周囲に加熱溶融した接着剤を塗布して貼着されている(ヒートシール)。また、この開口46の外側には、開口面とほぼ並行に摺動可能となった開口蓋45を備えており、この開口蓋45の先端部45aにシール用フィルム44が係止されている。これにより、開口蓋45を図11中に示す矢印Aの方向へ移動するのにともなって、シール用フィルム44が開口の周りから引き剥がされ、開口46が開放されてカートリッジ内に収容されているトナー47が現像装置に投入されるものとなっている。トナーを補給した後は再び開口蓋45を閉じてこのカートリッジを現像装置から取り外す。
特項平8−10373号公報
しかしながら、上記のような従来のトナーカートリッジでは、次のような改良が望まれる課題がある。
上記のように開口を密閉するシール用フィルムを加熱溶融した接着剤で貼り付ける作業は、接着剤の量等に十分な管理が必要となる。つまり、接着剤の量が少ないと、シール用フィルムが剥がれやすくなり、トナーの漏れが生じる。また、トナーカートリッジの輸送中などで、上記のようなトナーカートリッジを落としたり、大きな衝撃が作用したときに、接着剤の量が不足しているとシール用フィルムが剥がれ、トナーが飛散する可能性がある。また、接着剤の量が多すぎると、接着領域からはみ出して外観が悪くなってしまう。
このように接着剤を加熱溶融してシール用フィルムを接着する場合には、品質の安定性、生産の安定性を確保するために作業工程や作業条件の厳格な管理が必要となっている。
また、従来のトナーカートリッジでは、トナーを現像装置に補給した後、開口蓋を閉じても、シール用フィルムが剥がされているので、隙間から残留トナーが漏れることがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な管理によって安定した品質で生産することができ、生産後の輸送過程や、現像装置にトナーを補給した後に空となったものを回収する過程においてもトナーの漏れがないトナーカートリッジを提供することである。
本発明は、上記のような課題を解決するために、 粉体のトナーを収容し、静電電位の差による潜像にトナーを転移して可視像とする現像装置に装着されて、前記トナーを該現像装置に供給するトナーカートリッジであって、 トナーを収容する容器状のトナー貯蔵部と、 該トナー貯蔵部と接合され、前記現像装置に対して着脱が可能となった取付基部とを有し、 前記取付基部は、前記トナー貯蔵部と接合される筒状の接合部を備え、 前記トナー貯蔵部は、ほぼ筒状となったトナー排出部を、前記接合部の内側にねじ込んで接合されており、 前記接合部の内側に設けられ、該接合部の軸線とほぼ直角方向の環状面と、前記と排出部の外側へ張り出すように設けられた第1のフランジ部とが対向し、 これらの間に弾性体リングが介挿されて、筒状となった前記トナー排出部と前記接合部との軸線方向に圧縮されているトナーカートリッジを提供するものである。
上記のように、現像装置に装着される取付基部にトナー貯蔵部をねじ込むことによって、これらを簡単に接合することができる。そして、接合部分におけるこれらの間には圧縮された弾性体リングが介挿されているので、取付基部とトナー貯蔵部とは密閉された状態で接合され、これらの接合部分からトナーが漏出することはない。
また、トナー排出部の先端部分とこれより後方に設けられた第2のフランジ部とは、取付基部の内周面との間隙が小さくなるように高精度で製作されている。そして、これらの間隙によって、取付基部とトナー貯蔵部との軸線が折れ曲がるように相対変位が生じても、弾性体リングは、全周にわたって圧縮変形が生じた状態に維持され、トナー貯蔵部が備えるの第1のフランジ部及び取付基部が備える環状面とに密着してトナーの漏洩を有効に防止する。
上記弾性体リングは、厚さを2.5mm〜3.5mmとし、前記環状面と前記第1のフランジ部との間に介挿されたときの圧縮変形量を1mm〜2mmとすることにより、一般的に合成樹脂等でトナー貯蔵部と取付基部とを製作したときの精度で、弾性体リングの圧縮変形量を維持することができ、有効にトナーの漏洩を防止することができる。
一方、前記トナー貯蔵部は、下方に向けて開口を有するものとし、このトナー貯蔵部内の断面積が、上記開口に向かって徐々に縮小されるとともに、急に断面が一旦拡大し、その下方で再び断面積が縮小されるように段差部を設ける。これにより、トナー貯蔵部内に収容されているトナーが重力によって開口から排出されるときに、断面が縮小していても段差部で一旦トナーとトナー貯蔵部の内周面との接触が断ち切られ、開口付近でトナーの流れが滞ることなく、円滑に流下する。つまり、断面が縮小している部分で横方向にトナーが圧縮されるのが防止され、円滑な流下が確保される。
また、トナー貯蔵部内の断面が開口に向かって徐々に縮小しているので、トナーカートリッジを落としたときにも、大きな衝撃が開口を閉鎖している部材に直接作用することもない。
取付基部の、現像装置のトナー受入口と対向する取付面には、この取付面と平行に移動して取付基部に設けられたトナー供給口を開閉するシャッターを有するものとし、取付面には、前記トナー供給口の周りを囲むように弾性体シールを貼着する。そして、シャッターは、前記弾性体シールに圧接された状態で摺動するものとする。
このようにシャッターと取付面との間が弾性体シールによって密閉され、これらの間からトナーが漏出するのが防止される。そして、シャッターは弾性体シールに圧接された状態で摺動可能となっており、トナーを排出して現像装置に供給するときには、シャッターを移動してトナー供給口を開放し、トナーを現像装置に落とし込むことができる。
また、トナーの供給が終了した後は、シャッターを移動してトナー供給口を覆うように閉鎖すると、再びトナー供給口の周りに設けられた弾性体シールとシャッターとは圧接された状態となり、トナー供給口及びその周辺部を覆い、僅かに残留しているトナーが散逸するのを防止することが可能となる。
上記シャッターは、トナー供給口を閉鎖した状態で弾性体シールと当接する部分に、トナー供給口の周りを囲むように連続した凸状部を形成しておくのが望ましい。
このような凸状部は、弾性体シールと当接されて、弾性体シールに押し込まれる。そして、この部分では当接圧が大きくなっており、シャッターと弾性体シールとの間に隙間が生じるのが防止される。したがって、トナーの漏洩が確実に抑止される。
さらに、弾性体シールは、取付面に形成されたトナー供給口の周縁より1mm以上外側に離れた位置に貼着する。
このように弾性体シールを貼り付けることにより、トナー供給口よりトナーが落下して現像装置に供給されるときにトナーは弾性体シールに接触することがなく、弾性体シールにトナーが付着するのが防止される。したがって、トナーの供給後にシャッターを閉鎖すると、トナー供給口付近に付着している僅かのトナーも、シャッターによって完全に封じ込められ、空になったカートリッジを回収し、処理を行うまでにトナーが漏れ出すことがなくなる。
上記弾性体シールは、厚さが1mm〜3mmであり、シャッターが圧接された時の圧縮変形量が0.2mm〜1.0mmであるものを用いることができる。
上記のように圧縮変形が生じていることによって、シャッターに押圧された部分からトナーが漏れ出すのを有効に防止することができるとともに、シャッターを摺動するときの抵抗も過大とはならず、円滑にシャッターを開閉してトナーの供給動作を行うことができる。
以上説明したように、本発明のトナーカートリッジでは、トナーを収容するトナー貯蔵部と、現像装置に装着してトナーを放出することができるようになった取付基部との接合が、簡単な構造で大きな衝撃が作用したときにもトナーの漏れが生じないものとなる。
また、トナー貯蔵部は、トナーを現像装置に供給するときには開口に向かってトナーを円滑に排出することが可能であるとともに、トナーカートリッジを落としたときには、トナー供給口を閉鎖する部材に大きな衝撃が作用するのを防止することができる。
さらに、現像装置への取付面に形成されたトナー供給口は、シャッターによって容易に開閉が可能であるとともに、閉鎖時にはトナーの漏れがなく、さらにトナーを現像装置に供給した後も、残留する僅かのトナーが外部に漏れるのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるトナーカートリッジの概略側面図であり、図2は断面図である。
このトナーカートリッジは、トナーが収容されるトナー貯蔵部1と、このトナー貯蔵部1と接合された取付基部2とで主要部が構成されており、取付基部2には、現像装置に装着してトナーを現像装置内に供給するためのトナー供給口3が設けられている。
上記トナー貯蔵部1は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂で形成されたものであり、瓶状の容器となっている。そして、トナー排出部11は筒状になっており、このトナー排出部が取付基部と接合される。
上記トナー排出部に向かって形成されている側面12は、トナー貯蔵部内の空間の断面積が徐々に狭くなるように傾斜しており、円形断面となった開口に連続している。内部の空間の断面が徐々に狭くなる領域では、側面が傾斜して設けられているが、開口に向かって連続した傾斜面ではなく、一旦断面が僅かに拡大した部分13が設けられ、その開口側では再び断面が徐々に狭くなるように傾斜した側面を有するものとなっている。このような傾斜部の段差は、開口に向かって複数が設けられており、この段差によってトナーの流下が円滑に生じるようになっている。
トナー排出部11は、図3に拡大図を示すように、外周面の開口に近い位置に第1のフランジ部14を有し、この第1のフランジ部14より上方つまり開口16から離れた位置に第2のフランジ部15を備えている。
第1のフランジ部14の開口側の面は、全周にわたって連続し、このトナー排出部11の軸線とほぼ直角となった環状の面となっている。そして、周方向の2カ所には、張り出し長が一部で大きくなった係合部17となっており、この部分の上面が緩やかに傾斜している。この傾斜面は、取付基部2に設けられた突状部26と係合し、トナー排出部1を取付基部2に締め付けるように機能するものである。
第2のフランジ部15は、全周にわたってほぼ同一の張り出し長を有するものとなっており、その直径が正確な寸法に設定されている。
一方、上記取付基部2は、図4及び図5に断面形状を示すように、円筒状となった接合部21と、この接合部の軸線と直角方向の板状部22とが一体に形成されている。そして、接合部21には、トナー貯蔵部1に設けられたトナー排出部11がねじ込むように接合され、板状部22は現像装置のトナー受入口と対向するように装着することができるものとなっている。また、板状部22の下面には、シャッター23が開閉可能に取り付けられており、現像装置へトナーを供給する時にこのシャッター23を開放し、供給後にはシャッター23を閉鎖して、トナーカートリッジを取り外すものとなっている。
接合部21の内側には、上端縁21aより所定の深さの位置に、全周にわたって連続した縮径部24を有しており、その上面は半径方向に2段に分割されている。この内側の環状となった平面24a(環状面)が、トナー排出部11に設けられた第1のフランジ部14の下面と対向するようになっている。そして、この環状面24aの上に柔軟に変形する弾性体リング25が貼着される(図6参照)。この弾性体リング25は、柔軟な合成樹脂で形成されており、厚さが2.5〜5mm程度のものが用いられる。この実施形態では厚さが3mmとなっている。
また、上記縮径部24が設けられた位置の上方には、互いに対向する2箇所に、周方向に所定の長さの突状部26が設けられている。この突状部26の下面は、周方向に緩い傾斜を有しており、上記トナー貯蔵部1に設けられた第1のフランジ部14から一部が突き出した係合部17と、係合されるものである。
図6は、トナー貯蔵部1と取付基部2とを接合した状態を示す断面図であり、この図に示すようにトナー排出部11が取付基部2の接合部21に挿入され、トナー貯蔵部1が軸線周りに回転される。これにより、第1のフランジ部14から張り出した係合部17の上面が、突状部26の下面に係合され、双方の傾斜面が競り合わされる。したがって、トナー貯蔵部1は接合部21内に押し入れられ、双方がしっかりと接合されるものである。また、第1のフランジ部は環状面24a側に押し付けられて弾性体リング25を圧縮し、変形を生じさせるものとなっている。このときの弾性体リング25の圧縮変形量は1〜2mm程度が望ましく、この実施の形態では1.5mmに設定されている。
さらに、トナー貯蔵部1のトナー排出部11における外周面には、突起状のストッパー(図示しない)が設けられている。このストッパーは、トナー排出部11が取付基部2の接合部21にねじ込まれたときにその内周面に当接して弾性変形が生じるとともに、所定の位置で係止孔(図示しない)に嵌め入れられて弾性変形が解放されるようになっている。これにより、トナー貯蔵部1の取付基部2に対する逆回転が拘束され、双方のねじ込みによる接合がはずれないようになっている。
上記接合部21が板状部22に取り付けられた部分の内側では、板状部が22開放されてトナー供給口3が設けられている。したがって、トナー貯蔵部1の開口から接合部21内に落とし込まれたトナーは、シャッター23の開閉によりトナー供給口3から現像装置のトナー受入口へ送り込まれる。
上記板状部22には、側縁に沿って下方への垂下部22aが設けられており、この垂下部の内側面には、図5及び図7に示すように、片側4カ所にシャッター23のガイド爪22bが設けられている。シャッター23はこのガイド爪22bに係止され、水平方向つまり板状部22の取付面22cに沿って移動可能に設けられている。
また、板状部22の取付面22cには、トナー供給口3の周りを囲むように弾性体シール31が貼り付けられている。この弾性体シール31は、トナー供給口3の周縁より約1mm以上外側に離れた位置に設けられている。そして、シャッター23はこの弾性体シール31に押し付けられた状態でガイド爪22bに係止されており、弾性体シール31に圧縮変形が生じた状態で摺動するものとなっている。
上記弾性体シール31は、厚さが1〜3mm程度のものが用いられ、シャッター23が圧接されているときの圧縮変形量が0.2〜1.0mmとなるように設定されている。この圧縮変形量は、大きくなると、シャッター23の移動に対する抵抗力が増大し、開閉を行う操作が困難になる。また、圧縮変形量が少ないとトナーが漏れる可能性が高まる。したがって、これらの双方の条件を満たすように設定されるものである。
また、シャッター23が閉じているときに、このシャッター23の弾性体シール31と当接する部分には、図8に示すように、凸状部23aが設けられている。この凸状部23aは、トナー供給口3を囲むように設けられた弾性体シール31の全周にわたって連続して設けられており、その高さが0.2〜1.0mm程度の範囲で設定される。この凸状部23aは、弾性体シール31に押し込まれた状態としてトナーの漏れを防止するものであり、上記高さは、シャッター23の弾性体シール31への接触圧すなわち圧縮変形量を考慮して設定されるものである。
上記のようなトナーカートリッジでは、トナー貯蔵部1は合成樹脂で一体成形による製造が可能であり、強度の高いものを安価で簡単に製造することができる。また、トナー排出部11は取付基部2にねじ込んで簡単に装着することができ、トナー貯蔵部1にトナーを投入した後、簡単な工程でトナーを封入することができる。そして、取付基部2との接合部分は、弾性体リング25を第1のフランジ部14と取付基部2の環状面24aとの間に挟み込み、圧縮変形が生じた状態となっているので、これらの接合部分からトナーが漏れ出すのを防止することができる。
例えば、想定される過酷な条件として、トナーカートリッジを操作者が誤って床面に落とした場合が考えられ、図9に示すように、板状部22の先端が床面と衝突する場合を想定することができる。このような条件で衝撃が作用すると、トナー貯蔵部1と取付基部2の筒状となった接合部21とは、図10に破線で示すように、これらの軸線に角度が生じるように相対的に変位する。しかし、トナー貯蔵部1の先端部分11aは接合部21の内周面に極小さい間隙をおいて対向しており、これより上部に設けられた第2のフランジ部15も接合部21の内周面に微小間隔をおいて対向している。したがって、トナー貯蔵部1と接合部21との間に折れ曲がるような相対変位が生じても、トナー貯蔵部1の先端部分11aと第2のフランジ部15とによって相対変位角θが小さく抑えられる。したがって、対向する第1のフランジ部14と取付基部2の環状面24aとの間の変位も少なくなり、圧縮されている弾性体リング25と第1のフランジ部14との間に隙間を生じるようなことはなく、トナーの漏洩が生じないようになっている。
また、トナー貯蔵部1は取付基部2の接合部21にねじ込まれたときに、ストッパーが係止孔に嵌め入れられているので、トナー貯蔵部1と取付基部2との間の相対的な回転が拘束され、落下の衝撃等によってこれらの接合がはずれるような事態も生じない。
さらに、落下したときにはトナー貯蔵部1に収容されているトナーの慣性力が取付基部2との接合部や、トナー供給口を閉鎖するシャッター23に作用することが考えられるが、トナー貯蔵部1は開口に向けて内部空間の断面が徐々に縮小するものとなっているので、これらの傾斜面によってトナーの慣性力が負担され、シャッター23等に作用する衝撃力が緩和される。したがって、シャッター23がはずれ落ちたり変形してトナーの漏れを生じることも回避される。
一方、このトナーカートリッジがトナーを収容しているときには、トナー供給口3はシャッター23によって閉鎖されており、このシャッター23が弾性体シール31を介して板状部22に圧接されているので、この部分からのトナーの漏れも有効に防止される。そして、トナーカートリッジを現像装置に装着して内蔵するトナーを現像装置内に供給するときには、シャッター23を摺動することによって簡単にトナーを現像装置内に落とし込んで供給することができる。このとき、シャッター23の弾性体シール31に対する圧接力が適切に設定されていることにより、シャッター23の円滑な操作性とトナーの漏れを防止する機能とが両立するものとなる。
また、トナーを現像装置に供給した後は、シャッター23を移動してトナー供給口3を閉鎖することによってトナーカートリッジを密閉することができ、僅かにトナーが残留していても、これが漏れ出すことはない。また、弾性体シール31がトナー供給口3より外側に離れて設けられているので、トナーが弾性体シール31に付着することはなく、シャッター23を閉じたときにトナーが装置外に飛散したり、シャッター23の外側に付着して漏洩することもない
本発明の一実施形態であるトナーカートリッジの概略側面図である。 図1に示すトナーカートリッジの断面図である。 図1に示すトナーカートリッジが備えるトナー貯蔵部のトナー排出部を拡大した側面図である。 図1に示すトナーカートリッジが備える取付基部の断面図である。 図1に示すトナーカートリッジが備える取付基部の断面図であって、図4中に示すA−A線における断面図である。 図1に示すトナーカートリッジにおけるトナー貯蔵部と取付基部とを接合した部分の拡大断面図でる。 図1に示すトナーカートリッジが備える取付基部の底面図である。 シャッターと弾性体シールとが圧接される部分の拡大断面図である。 図1に示すトナーカートリッジを床面に落としたときに想定される状態を示す概略図である。 図9に示す状態で衝撃力が作用したときにおける、トナー貯蔵部と取付基部とが接合された部分の挙動を示す拡大断面図である。 従来のトナーカートリッジの概略断面図である。
符号の説明
1:トナー貯蔵部、 2:取付基部、 3:トナー供給口、
11:トナー排出部、 11a:トナー貯蔵部の先端部分、 12:側面、 13:段差、 14:第1のフランジ部、 15:第2のフランジ部、 16:開口、 17:係合部、
21:接合部、 22:板状部、 22a:垂下部、 22b:ガイド爪、 22c:取付面、 23:シャッター、 23a:凸状部、 24:縮径部、 24a:環状面、 25:弾性体リング、 26:突状部、
31:弾性体シール

Claims (8)

  1. 粉体のトナーを収容し、静電電位の差による潜像にトナーを転移して可視像とする現像装置に装着されて、前記トナーを該現像装置に供給するトナーカートリッジであって、
    トナーを収容する容器状のトナー貯蔵部と、
    該トナー貯蔵部と接合され、前記現像装置に対して着脱が可能となった取付基部とを有し、
    前記取付基部は、前記トナー貯蔵部と接合される筒状の接合部を備え、
    前記トナー貯蔵部は、ほぼ筒状となったトナー排出部を、前記接合部の内側にねじ込んで接合されており、
    前記接合部の内側に設けられ、該接合部の軸線とほぼ直角方向の環状面と、前記とトナー排出部の外側へ張り出すように設けられた第1のフランジ部とが対向し、
    これらの間に弾性体リングが介挿されて、筒状となった前記トナー排出部と前記接合部との軸線方向に圧縮されていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記トナー排出部の外側であって、開口に対して前記第1のフランジ部より後方の位置に第2のフランジ部が設けられ、
    この第2のフランジ部と前記接合部の内周面との間隙及び前記トナー排出部の先端部分と前記接合部の内周面との間隙は、該間隙によって前記接合部の軸線と前記トナー排出部の軸線との間に角度変化が生じたときに、前記環状面と前記第1のフランジ部との間隔の変化が、前記弾性体リングに予め生じている圧縮変形量より小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記弾性体リングの厚さは、2.5mm〜3.5mmであり、前記環状面と前記第1のフランジ部との間に介挿されたときの圧縮変形量が1mm〜2mmであることを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 粉体のトナーを収容し、静電電位の差による潜像にトナーを転移して可視像とする現像装置に装着されて、前記トナーを該現像装置に供給するトナーカートリッジであって、
    トナーを収容する容器状のトナー貯蔵部と、
    該トナー貯蔵部と接合され、前記現像装置に対して着脱が可能となった取付基部とを有し、
    前記トナー貯蔵部は、下方に向けて開口を有する筒状のトナー排出部が前記取付基部に接合されており、
    該トナー貯蔵部内の断面積が、前記トナー排出部に向かって徐々に縮小されるとともに、トナー排出部に向かって一旦断面を拡大し、その下方で再び断面積が縮小される段差部が設けられていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  5. 粉体のトナーを収容し、静電電位の差による潜像にトナーを転移して可視像とする現像装置に装着されて、前記トナーを該現像装置に供給するトナーカートリッジであって、
    トナーを収容する容器状のトナー貯蔵部と、
    該トナー貯蔵部と接合され、前記現像装置に対して着脱が可能となった取付基部と、
    前記取付基部の、前記現像装置のトナー受入口と対向する取付面に支持され、該取付面と平行に移動して該取付基部に設けられたトナー供給口を開閉するシャッターとを有し、
    前記取付面には、前記トナー供給口の周りを囲むように弾性体シールが貼着されており、
    前記シャッターは、前記弾性体シールに圧接された状態で摺動するものであることを特徴とするトナーカートリッジ。
  6. 前記シャッターは、前記トナー供給口を閉鎖した状態で前記弾性体シールと当接する部分に、前記トナー供給口の周りを囲むように連続した凸状部を有することを特徴とする請求項5に記載のトナーカートリッジ。
  7. 前記弾性体シールは、前記取付面に形成されたトナー供給口の周縁より1mm以上外側に離れた位置に貼着されていることを特徴とする請求項5に記載のトナーカートリッジ。
  8. 前記弾性体シールの厚さが、1mm〜3mmであり、前記シャッターが圧接された時の圧縮変形量が0.2mm〜1.0mmであることを特徴とする請求項5に記載のトナーカートリッジ。

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