JPH07234579A - トナーカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジ

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Publication number
JPH07234579A
JPH07234579A JP6044780A JP4478094A JPH07234579A JP H07234579 A JPH07234579 A JP H07234579A JP 6044780 A JP6044780 A JP 6044780A JP 4478094 A JP4478094 A JP 4478094A JP H07234579 A JPH07234579 A JP H07234579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
flange
toner cartridge
elastic body
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6044780A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Nagai
孝則 永井
Masahito Shinoki
昌仁 篠木
Yasuto Shitaka
康人 志鷹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP6044780A priority Critical patent/JPH07234579A/ja
Publication of JPH07234579A publication Critical patent/JPH07234579A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー漏れがなく、分解、組み立てが容易な
トナーカートリッジを提供する。 【構成】 トナーを貯蔵する部分とトナーを排出する孔
を有するトナーカートリッジであって、筒体とその両端
に接合して筒体を封止するフランジ部材とよりなり、そ
してそのフランジ部材の接合部が弾性体よりなるか、ま
たは弾性体を介して筒体に接合されてなることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機もしくはプ
リンター等のトナー補給に使用されるトナーカートリッ
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーカートリッジとしては、ト
ナーを保管するために密閉した筒体状の容器が使用され
ている。このような筒体トナーカートリッジとしては、
トナーを充填した後、筒体の両端にキャップで蓋をする
が、この蓋をするために、容器の形状の制約、嵌合寸法
の精度(現物調整)が必要であった。また、トナーカー
トリッジを分解整備して、再び使用するためには、筒体
から蓋をはずすために特殊な治具及び清掃技術が必要で
あった。このような問題を解決するために、キャップを
使用せず、更に締結するための接着剤、テープ等または
超音波等の溶着手段を使用せずに、円筒のトナー保管部
の両端を締結するトナーカートリッジが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような容器を用いる場合には、締結部分が軽嵌合になっ
ているため、振動、衝撃を加えると簡単に外れてしま
い、トナーが漏れてしまうことがある。又、複写機等に
回転させて装着する時に、嵌合が充分に行われていない
ため、空転することがあった。本発明は、上記従来の技
術における問題点を解消することを目的としてなされた
ものである。すなわち、本発明の目的は、複写機などの
機器への装着および取り外しが容易にでき、かつトナー
漏れが発生しないトナーカートリッジを提供することに
ある。本発明の他の目的は、トナー保管中に衝撃を与え
ても、フランジの脱落が発生しないトナーカートリッジ
を提供することにある。本発明の更に他の目的は、分解
が可能で、再利用部分と廃却部分に分離可能なトナーカ
ートリッジを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明者等は検討の結果、カートリッジ筒体の両
端を封鎖するフランジ部材の接合部に弾性体を用いるこ
とが効果的であることを見出し、本発明を完成するに至
った。すなわち、本願発明は、トナーを貯蔵するトナー
保管部とトナーを排出する孔を有するトナーカートリッ
ジにおいて、該カートリッジが、筒体とその両端に接合
して筒体を封止するフランジ部材とよりなり、該フラン
ジ部材の接合部が弾性体よりなるか、または弾性体を介
して筒体に接合されてなることを特徴とするトナーカー
トリッジを要旨とするものである。
【0005】本発明のトナーカートリッジにおいて、筒
体は、紙、合成紙またはポリスチレン樹脂、ABS樹脂
等の合成樹脂から構成されており、内部空間にトナーを
充填するようになっている。また、筒体にはトナーの排
出口が設けられており、複写機等に装着した際にトナー
補給が可能となっている。また、排出口はシール部材で
覆われ、トナー補給時に剥離して用いるようになってい
る。この筒体の両端には、フランジ部材が接合されて筒
体を封止しているが、本発明の態様の一つにおいては、
このフランジ部材の接合部、すなわち、筒体に嵌合する
部分が弾性体によって形成されている。この場合、フラ
ンジ本体の外側に、成形により弾性材料を一体的に配設
したり、或いは弾性層を積層することによって、接合部
を弾性体によって構成させることができる。
【0006】また、本発明の他の態様においては、フラ
ンジ部材と筒体が弾性体よりなるOリングを介して接合
されるように構成される。この場合Oリングは1個のみ
でもよいが複数個配設してもよい。Oリングを用いる場
合には、筒体とフランジ部材との部品間の精度を低くす
ることができるので、特に好ましい。
【0007】本発明において、上記弾性体は、その引っ
張り強度200N以上、700N以下であるものが使用
され、特に、300N以上、600N以下が作業の容易
性の点で好ましく使用される。引っ張り強度が200N
未満の場合には、保管時や再利用する際に破壊されやす
くなる。なお、上記引っ張り強度とは、引っ張り試験J
ISZ0237に従って測定されたものを意味する。こ
のような引っ張り強度を持つものとしては、合成ゴムが
使用できる。合成ゴムの具体例としては、例えば、スチ
レンーブタジエンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴ
ム、アクリルゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴム、エ
チレン−プロピレンゴム、ポリサルファイド等があげら
れる。特にスチレンーブタジエンゴム、シリコーンゴム
が好ましく用いられる。また、耐薬品性という面では、
フッ素ゴム、シリコーンゴムが好ましい。
【0008】
【作用】本発明においては、上記のように、筒体とその
両体に接合されるフランジ部材とが、その間に弾性体を
介して接合されるので、フランジがはずれにくくなり、
かつトナー漏れが発生しなくなる。さらに、フランジに
ある程度の力をかけることにより、筒体に損傷を与えず
にフランジのみを外すことができ、再使用が可能とな
る。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のトナーカートリッジの分解説明図であ
る。図において、筒体よりなるトナー容器1は、その側
面にトナー排出口1aが設けられ、フィルムシール材4
によって封止されており、また、一端が充填口1bにな
っている。筒体の内部には、撹拌搬送部材5が挿入され
るようになっている。また、筒体の両端には、駆動側フ
ランジ2とリア側フランジ3が嵌合される。なお、6は
シール部材、7は撹拌搬送部材5を駆動するための駆動
伝達部材である。
【0010】図2は、本発明の一実施例を説明するもの
であって、フランジの接合部分を拡大した部分拡大断面
図である。図において、フランジ11の接合部12に
は、Oリング介在させるためのOリング溝13が2つ設
けられている。このフランジの接合部に設けられたOリ
ング溝13に、弾性体よりなるOリング14を装着し、
筒体16に嵌め込むと、筒体とフランジとが、弾性体の
Oリングを介して接合されることになる。図3は、他の
実施例を説明するものであって、同様にフランジの接合
部分を拡大した部分拡大断面図である。図において、フ
ランジ11の接合部は、その外周面が弾性体よりなる材
料15によって構成されている。この場合、このフラン
ジを筒体16に嵌め込むと、筒体とフランジとが、弾性
体を介して接合されることになる。
【0011】次に、本発明のトナーカートリッジについ
て、より具体的な実施例をあげて説明する。 実施例1 O−リング(スチレン−ブタジエンゴム:引っ張り強度
350N)を図2に示すようにフランジに設置し、その
フランジをトナー保管部を有するトナー容器に嵌合し
た。得られたトナーカートリッジにトナーを充填し、複
写装置に装着したところ、トナー漏れは発生せず、また
衝撃を与えてもフランジの外れは起こらなかった。ま
た、フランジの圧入力と引っ張り力は150Nであり、
分解も容易に行うことができ、また、再使用部分と廃棄
部分を分別でき、分別して回収廃棄が可能になった。
【0012】実施例2 フランジ部材を成形によって作製する際に、その接合部
となる部分がエラストマー系樹脂(スチレン−ブタジエ
ンゴム:引っ張り強度300N)より形成されるように
成形を行なった。形成されたフランジ部材は、接合部に
上記エラストマー系樹脂よりなる厚さ1.0ないし2.
0mmの弾性体層が形成されていた。このフランジ部材
をトナー保管部を有するトナー容器に嵌合した。得られ
たトナーカートリッジにトナーを充填し、複写装置に装
着したところ、トナー漏れは発生せず、また衝撃を与え
てもフランジの外れは起こらなかった。また、フランジ
の圧入力と引っ張り力は150Nであり、分解も容易に
行うことができ、また、再使用部分と廃棄部分を分別で
き、回収廃棄が可能になった。
【0013】比較例1 従来のフランジを、トナー保管部を有するトナー容器に
溶接したトナーカートリッジでは、トナー漏れは発生せ
ず、また衝撃を与えてもフランジの外れはなかった。し
かしながら、トナーカートリッジを回収して廃棄する場
合、フランジを分離分別をすることができないため、焼
却せざるを得なかった。 比較例2 弾性体を使用していない従来のトナーカートリッジにつ
いて、そのキャップを外してトナーを充填し、再びキャ
ップをした。その場合、キャップを外した際に、フラン
ジ嵌合部分にバリが発生したために、再びキャップを嵌
合した際に、バリにより嵌合が不十分になって隙間が発
生し、そこからトナートナー漏れが発生し、また、衝撃
を与えるとフランジの外れが発生した。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を有するから、ト
ナーカートリッジの使用に際して、トナー漏れは発生せ
ず、また衝撃を与えてもフランジの脱離が発生しない。
また、トナーカートリッジの再使用が可能となり、部品
点数を減らすことが可能となる。また、従来の接合方式
では、接合部分の誤差を少なくする必要があり、高い精
度の製造条件が必要であったが、本発明のトナーカート
リッジの場合は、精度を低くしても、トナー漏れのない
ものが得られるという利点がある。更にまた、本発明の
トナーカートリッジは、フランジ部材と筒体との分離が
容易であり、回収して再使用する部分と廃棄する部分を
分別できるため、廃棄する部品を減少することができる
という利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のトナーカートリッジの分解説明図で
ある。
【図2】 本発明におけるフランジ部材の一例の一部分
拡大断面図である。
【図3】 本発明におけるフランジ部材の他の一例の一
部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1…トナー容器、1a…トナー排出口、1b…トナー充
填口、2…駆動側フランジ、3…リア側フランジ、4…
フィルムシール材、5…撹拌搬送部材、6…シール部
材、7…駆動伝達部材、11…フランジ、12…接合
部、13…Oリング溝、14…Oリング、15…弾性体
よりなる材料、16…筒体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを貯蔵するトナー保管部とトナー
    を排出する孔を有するトナーカートリッジにおいて、該
    カートリッジが、筒体とその両端に接合して筒体を封止
    するフランジ部材とよりなり、該フランジ部材の接合部
    が弾性体よりなるか、または弾性体を介して筒体に接合
    されてなることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 【請求項2】 弾性体が引っ張り強度200N以上を有
    することを特徴とする請求項1記載のトナーカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】弾性体が合成ゴムであることを特徴とする
    請求項1または2記載のトナーカートリッジ。
  4. 【請求項4】 弾性体がスチレン−ブタジエンゴム、シ
    リコーンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴムから選ばれた
    ものであることを特徴とする請求項1または2記載のト
    ナーカートリッジ。
  5. 【請求項5】 弾性体がO−リングであって、該O−リ
    ングを介してフランジ部材と筒体該フランジ部材とが接
    合されている請求項1または2記載のトナーカートリッ
    ジ。
JP6044780A 1994-02-21 1994-02-21 トナーカートリッジ Pending JPH07234579A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006163235A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法
JP2006243383A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Fuji Xerox Co Ltd トナーカートリッジ
US8090302B2 (en) 2007-11-16 2012-01-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Closing member for a developer containing device and method for producing such device

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