JPH08123176A - 現像剤補給容器 - Google Patents

現像剤補給容器

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Publication number
JPH08123176A
JPH08123176A JP6278467A JP27846794A JPH08123176A JP H08123176 A JPH08123176 A JP H08123176A JP 6278467 A JP6278467 A JP 6278467A JP 27846794 A JP27846794 A JP 27846794A JP H08123176 A JPH08123176 A JP H08123176A
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JP
Japan
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shutter
shutter member
developer
tip
supply container
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JP6278467A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Nagashima
長嶋  利明
Kazuhiko Komata
一彦 小俣
Kiyouta Miyazaki
京太 宮崎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドシャッターを備えた現像剤補給容器
のシャッター部材先端部と対向するシャッター先端ガイ
ド部との間に現像剤がつまり、シャッター部材の閉め切
りができず閉め切り力が増大し、現像剤の漏れが生ずる
のを防止するのが目的である。 【構成】 シャッター部材3の先端に面取り部3cを設
け、シャッター部材3を閉め切ると、シャッター先端面
3aとシャッター先端ガイド部2bの突当て壁2b−3
に当る。その際、シャッター部材3の移動方向の両側の
シャッターガイド上をシャッター部材3により押された
現像剤5aはシャッター先端ガイド部2b、面取り部3
c、シール部材4の先端面で囲まれた空間の存在によ
り、シャッター部材3の先端部で圧せられることなく該
空間に取り込まれるので、シャッター部材3を閉め切る
力を増大させることなく、現像剤の漏れもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電式複写機、プリン
タ等の画像形成装置の現像装置に現像剤を供給するため
に用いられる現像剤補給容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、静電式複写機、プリンタ等の画像
形成装置には現像剤として粉末トナーが使用されている
が、このトナーの補給容器は一般に合成樹脂等で作られ
た円筒状もしくは直方体等の容器本体と、容器本体から
粉末トナーを現像装置に補給するために開口している容
器本体の開口部を封止するシールによって構成されてい
る。又、特に、この現像剤補給容器に感光ドラム、クリ
ーニング器、帯電器等を一体化させたプロセスカートリ
ッジも作られている。
【0003】この中で、従来のシールは大半がイージー
ピールタイプのフィルムであり一般に、容器本体の開口
部の周囲を接着剤、又は、ヒートシール等の手段で貼着
したフィルムの貼着部を引き剥がして開封する。しかし
ながら、この方式では、トナーを排出した後に現像剤補
給容器を密閉することができないため現像剤補給容器内
に残ったトナーが落下、飛散する場合があった。
【0004】又、スライド式シャッターを有する現像剤
補給容器も種々提案されている。この容器は、往復運動
するスライド式シャッターと容器本体の補給口に取り付
けられシャッター部材をガイドするキャップ部材とシャ
ッター部材とキャップ部材の間に配置され容器の密封性
を保つためのシール部材から構成されている。この現像
剤補給容器では、スライド式シャッター部材が移動する
こにより開口が開放されトナーが排出されるが、トナー
補給後にシャッター部材を閉めることによって現像剤補
給容器の密封性が保たれ現像剤補給容器内にトナーが少
量残っていても飛散させることなく現像剤補給容器を画
像形成装置の本体から外すことができる。なお、スライ
ド式シャッターのシール部材としては、発泡ポリウレタ
ン、発泡ポリエチレン、各種ゴム、ゴムスポンジ等の弾
性部材が使用され、シャッター部材とキャップ部材の間
で圧縮して容器の密封性を維持している。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】スライド式シャッ
ターを備えた現像剤補給容器は、前記の通り、トナー補
給後にシャッター部材を閉めることによりシール部材が
補給口を再封するため現像剤補給容器の密封性が保たれ
るが、シャッター閉時に、前記キャップ部材のシャッタ
ーガイド部に溜ったトナーがシャッター部材の先端部に
よって押し出され、シャッター部材の先端部とキャップ
部材の間にトナーが溜る傾向がある。これにより、シャ
ッター閉時のシャッター部材を閉めるのに要する力即ち
シャッター閉止強度が高くなったり、最悪の場合にはシ
ャッター部材が最後まで閉まり切らず、装置本体の現像
ホッパーから外せなくなることがあった。又、現像剤補
給後、現像剤補給容器を装置本体の現像ホッパーから外
す際にシャッター部材の先端部とキャップ部材の間に溜
っていたトナーが落下して部屋を汚してしまう場合があ
った。
【0006】本発明はスライド式シャッターを閉める力
を増大させることなく完全に閉めることが可能でシャッ
ター部材の先端部とキャップ部材間のシール性がよく、
現像剤の飛散しない現像剤補給容器を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は現
像剤補給用の開口を有し、現像剤を収容するための容器
本体と、容器本体の開口に装着され開口部を開閉するた
めのシャッター部材及びシャッター部材をガイドするキ
ャップ部材と、シャッター部材とキャップ部材との間に
配置されたシール部材を有する現像剤補給容器におい
て、シャッター部材の先端形状が、シャッター部材の先
端面とシャッター部材のシール部材当接面との角部を面
取りし、なおかつ、シャッター部材の開閉方向に対し略
垂直なキャップ部材に当接する平面部を有していること
を特徴とする現像剤補給容器である。
【0008】本発明の第2の発明は前記シャッター部材
の先端形状において、シャッター部材の開閉方向に対し
略垂直なキャップ部材に当接する平面部のシャッター部
材厚み方向の幅が0.5mm以上3mm以下であること
を特徴とする第1の発明に記載の現像剤補給容器であ
る。
【0009】本発明の第3の発明は前記シャッター部材
の先端部の面取りにおいて、シャッター部材の先端面を
とおり面取り部に面する平面に対し、面取り面とシャッ
ター部材の先端面との接合線と、面取り面とシャッター
部材のシール部材当接面との接合線により形成される平
面の角度が、30°〜80°であること、更に好ましく
は、45°〜60°であることを特徴とする第1の発明
に記載の現像剤補給容器である。
【0010】本発明の第4の発明は前記キャップ部材の
前記シャッター部材の先端との当接面に弾性体を設けた
ことを特徴とする第1の発明に記載の現像剤補給容器で
ある。
【0011】本発明の第5の発明は前記弾性体が前記キ
ャップ部材と2色成型したものであることを特徴とする
第4の発明に記載の現像剤補給容器である。
【0012】本発明の第6の発明は前記弾性体の材質
は、シリコン、ウレタン等のゴム、低発泡ポリウレタン
等の発泡体、ポリプロピレン、ポリエチレン等のエラス
トマー、或は、スポンジであることを特徴とする第4の
発明に記載の現像剤補給容器である。
【0013】本発明の第7の発明は前記シャッター部材
の先端に弾性体を設けたことを特徴とする第1の発明に
記載の現像剤補給容器である。
【0014】本発明の第8の発明は前記弾性体が前記シ
ャッター部材と2色成型したものであることを特徴とす
る第7の発明に記載の現像剤補給容器である。
【0015】本発明の第9の発明は前記弾性体の材質
は、シリコン、ウレタン等のゴム、低発泡ポリウレタン
等の発泡体、ポリプロピレン、ポリエチレン等のエラス
トマー、或は、スポンジであることを特徴とする第7の
発明に記載の現像剤補給容器である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0017】「実施例1」図1から図3までは実施例1
を示す。
【0018】現像剤補給容器Cは、複写機本体Pに設け
られた現像ホッパー6に現像剤5を供給するための開口
1aを有して、現像剤5を収納可能な容器本体1と、前
記開口1aを閉鎖するためのシャッター部材3と、前記
開口1aを閉鎖する閉鎖位置と、前記閉鎖位置から退避
して前記開口1aを開放する開放位置とを取り得るよう
前記シャッター部材3を支持するキャップ部材2とを有
しており、前記シャッター部材3の前記開口1a側の面
3bにはシール部材4が貼付されている。そして前記キ
ャップ部材2は、前記シャッター部材3の移動方向(矢
印A方向(図2、図8参照))に対して直角方向の両端
に、シャッター部材3の移動方向をガイドするシャッタ
ーガイド部2c(図8参照)を有し、前記シール部材4
は前記開口1aと前記シャッターガイド部2cとにわた
って設けられている。上記シャッターガイド部2cは図
8に示すように把手3f付の方形板状のシャッター部材
3のほぼ全面にシール部材4を貼着したシャッター部材
の移動方向に直角方向の両縁を挟み込むコ字状であり、
このコ字状の凹溝はシャッター部材3にシール部材4を
貼り付けたシャッター部材3の先端部が嵌合するシャッ
ター先端ガイド部2bにも設けられている。このシャッ
ター先端ガイド部2bは図3に示すようにコ字形で上壁
2b−1、下壁2b−2、突当て壁2b−3を備える。
この上壁2b−1は図8に示すようにキャップ部材2の
現像剤補給用の開口2aを取り囲む一つの平面に続いて
いる。
【0019】上記構成において、容器本体1、キャップ
部材2、シャッター部材3の材質には、ポリプロピレン
を用いた。シール部材4には厚さ2.5mmの発泡ポリ
ウレタン(商品名:ポロン、イノアック社)を用い、シ
ャッター部材3に貼着し、約20%圧縮した状態でキャ
ップ部材2に組み込んだ。シャッター部材3は厚さ3m
mで、シャッター先端面3aとシャッター部材3のシー
ル部材当接面3bとの角部を2mm平面で面取りし面取
り面、即ち面取り部3cを設けた。シャッター先端面3
aに対する面取り部3cの角度の補角θ即ち、シャッタ
ー先端面3aをとおり面取り部3cに面する平面と面取
り部3cがなす角θは、45°とした。(シャッター先
端部の拡大図の図3参照)。
【0020】この面取り部3cは、シャッター先端面3
aとシャッター部材3のシール部材当接面3bとの角部
を削って取り除き(金型製作時に加工しておくことがよ
り望ましい。)、新たな面を設けると同時に、現像剤5
aを溜めるスペースを確保するものである。よって、面
取りにより形成される新たな面取り部3cは、シャッタ
ー部材3により押し出されてきた現像剤を取り込むだけ
のスペースを確保できれば、平面でも曲面でも良いが、
シャッター先端面3aに対し、面取り部3cとシャッタ
ー先端面3aとの相会する角となる接合線と、面取り部
3cとシャッターのシール部材当接面3bとの相会する
角となる接合線をとおり形成される平面の角度の補角と
なる先端角θが、30°〜80°であること、更に好ま
しくは、θ=45°〜60°である方が良い。
【0021】先端角θが小さすぎると、シャッター部材
3の先端部とキャップ部材2との間に形成されるスペー
スも小さくなり、現像剤の取り込みが不十分になり、シ
ャッター閉時のシャッター部材3を閉め切る力の上昇や
現像剤の漏れが発生する可能性がある。
【0022】逆に、先端角θの角度が大きすぎると、面
取り部3c、すなわち、シール部材4及び現像剤補給用
の開口1aとの対向面以外の部分が大きくなって、結果
的に、シャッター部材3が大きくなるため、現像剤補給
容器のコンパクト化が妨げられる。
【0023】上記のようにシャッター部材3の厚さ3m
m、面取り部3cを2mmとした結果、シャッター先端
面3aのシャッター開閉方向に対する略垂直な平面部
(面取り部以外)は幅1mmとなる。
【0024】シャッター部材3の先端の面取り部3c以
外の部分には、シャッター部材3の厚み方向の幅が0.
5mm以上3mm以下のシャッターの開閉方向に対して
略垂直な平面のシャッター先端面3aを有していて、対
向するキャップ部材4の面となる突当て壁2b−3と平
行であることが望ましい。
【0025】これにより、シャッター先端面3aとキャ
ップの部材2の対向面との面シールが可能になり、面取
り部3cが面する空間に取り込んだ現像剤5aの漏れを
防止し、現像剤5を補給後、現像ホッパー6より外した
現像剤補給容器Cからの現像剤5の漏れや飛散を確実に
防止できる。シャッター先端面3aの幅が0.5mmよ
りも小さいと、シャッター先端面3aとキャップ部材2
間の接触するシール幅が減少して、シール性の悪化を引
き起こす可能性がある。
【0026】逆に、シャッター先端面3aの幅が3mm
よりも大きいと、面取り部3cによる現像剤を取り込む
スペースが減少したり、更に、面取り部3cにスペース
があっても、シャッター先端面3aとキャップの部材2
間に現像剤がたまって、シャッター閉止強度上昇や、現
像剤の漏れが発生する可能性がある。
【0027】現像剤5の排出状態を図2に示す。図2で
示す矢印Aの方向にシャッター部材3を開くと容器本体
1内部の現像剤5が現像ホッパー6に補給される。容器
本体1内の現像剤5が全て現像ホッパー6内に補給され
た後、シャッター部材3を矢印Aと反対の元の方向に閉
じる。この時、容器本体1内はシャッター部材3に貼着
されたシール部材4により再び密閉されるため、現像剤
5が漏れることはなかった。又、現像剤補給時にキャッ
プ部材2のシャッターガイド部2cに溜った現像剤5
が、シャッター部材3閉時にシャッター先端部にて押し
出されるが、大半の現像剤5は現像ホッパー6内に落下
して、残った現像剤5は最終的に図3に示す通り、シャ
ッター部材3の先端の面取り部3c、上壁2b−1、突
当て壁2b−3、シール部材4のシャッター部材3の先
端側端面に囲まれた空間に符号5aで示すように取り込
まれるため、現像剤5の落下、飛散等は見られなかっ
た。
【0028】実際に、100個の現像剤補給容器Cを作
り、開封テストを行った結果、シャッター部材3を開く
開封強度は3〜4kgf程度であり、現像剤補給容器C
内の現像剤5は、ほとんど残らず現像ホッパー6に供給
することができた。又、シャッター閉時の強度即ち、シ
ャッター部材3を閉じるに必要な力も開封強度と同等で
特に上昇することもなく、確実にシャッター部材3を閉
じることができ、現像剤5を補給後の現像剤補給容器C
を現像ホッパー6より取り外し廃棄する際にも、現像剤
5の落下、飛散等は特に見られなかった。
【0029】又、環境物流テストとして、振動テスト、
減圧テスト、落下テスト、高温高湿テストについて、各
条件ごとに現像剤補給容器Cを10個ずつ用いて行った
が、いずれのテストにおいても、現像剤5の漏れ等の異
常は見られず、画出しテストを行ったが画質は良好であ
り、特に問題はなかった。
【0030】「実施例2」現像剤補給容器Cの全体構成
は図1、図2、図8と同じである。
【0031】本例では、図4に示す通り、キャップ部材
2のシャッター先端ガイド部2bのシャッター部材3の
先端の対向面となる突当て壁2b−3に弾性体7、例え
ばクロロプレンゴムを貼着した。それ以外の点について
は実施例1と同じである。
【0032】本例では、組立時にシャッター部材3の先
端部がクロロプレンゴムに食い込んで固定されるため、
現像剤補給前の物流において、落下衝撃等が加わり現像
剤補給容器C内からシール部材4を介してシャッター部
材3に圧力が掛かっても、高いシール性が維持され、現
像剤5の漏れ等は見られない。もちろん、現像剤補給後
のシール性についても、実施例1と同様の効果が得られ
る。
【0033】なお、本例では、弾性体7としてクロロプ
レンゴムを貼着したが、用いる弾性体7としては、シャ
ッター部材3の先端部と密着するよう変形するものであ
れば良く、具体的には、クロロプレンゴム以外のシリコ
ン、ウレタン等のゴム材、低発泡ポリウレタン等の発泡
体、ポリエチレン、ポリプロピレン等のエラストマー材
等或はスポンジが挙げられる。又、キャップ部材2に対
して、これらの弾性体7を貼着するよりも、2色成型に
より、キャップ部材2と一体成型する方が更に望まし
い。この場合、弾性体7を貼着する必要がないので、ズ
レ、剥れ等のトラブルが無くなるだけでなく、工程削減
のコストダウンも期待できる。
【0034】本例についても、シャッター開封テスト、
環境物流テストを行ったが、実施例1同様特に問題は無
かった。
【0035】「実施例3」現像剤補給容器Cの全体構成
は図1、図2、図8と同じである。
【0036】本例では、図5に示す通り、シャッター部
材3の先端を図3から垂直な面3gで切り取った形とし
てシャッター部材3の先端部に切り取り部分を補完する
断面形状の弾性体8例えばクロロプレンゴムを貼着し
た。それ以外の点については、実施例1と同じである。
【0037】本例も、実施例2同様、シャッター部材3
の先端のクロロプレンゴムがキャップ部材2の対向面の
突当て壁2b−3に密着変形することにより、高いシー
ル性が得られる。よって、用いる弾性体8の材質、シャ
ッター部材3との接合が貼着又は2色成型である等は、
実施例2と同じである。
【0038】本例についても、シャッター開封テスト、
環境物流テストを行ったが、実施例1と同様、特に問題
はなかった。
【0039】「実施例4」現像剤補給容器Cの全体構成
は図1、図2、図8と同じである。
【0040】本例では、図7に示す通り、シャッター部
材3の先端の面取り形状において、シャッター部材3の
先端に面3aをとおり面取り部3cに面する平面に対
し、面取り部3cとシャッター先端面3aとの接合線
と、面取り部3cとシャッター部材3のシール部材当接
面3bとの接合線により形成される平面のなす角θを4
5°とし、後者の平面よりもシャッター部材3の肉厚が
減少する凹な曲面の面取り部3cを形成した。それ以外
の点については、実施例と同じである。
【0041】本例についても、シャッター開封テスト、
環境物流テストを行ったが、実施例1同様、現像剤5の
漏れ、飛散等の問題はなかった。
【0042】「比較例1」本例では、実施例1の現像剤
補給容器構成において、図6に示すようにシャッター部
材3の先端面3aに全く面取りをしない構成にした。そ
れ以外の点については、実施例1と同じである。
【0043】本例についても、現像剤補給テストを行っ
たところ、シャッター部材3の先端部とキャップ部材2
のシャッター先端ガイド部2bの間に溜った現像剤が落
下して、部屋を汚してしまう場合があった。
【0044】更に、極稀に、シャッター部材3の先端面
3aとキャップ部材2の間に現像剤5aが溜って、シャ
ッター部材3が最後まで閉じることができないものがあ
った。
【0045】その他に、環境物流テストを行ったが、実
施例1同様本例も特に上記以外の問題はなかった。
【0046】
【発明の効果】本発明の第1の発明は、スライド式シャ
ッターを備えた現像剤補給容器において、シャッター部
材の先端形状が、シャッター部材の先端面とシャッター
部材のシール部材当接面との角部を面取りし、なおか
つ、シャッター部材の開閉方向に対し略垂直な平面部を
有していることとしたことにより シャッター部材を閉めるに際して、シャッター部材
をガイドする部分に溜った現像剤がシャッター部材の先
端の面取り部が面する空間に取り込まれるため、現像剤
補給後、確実にシャッター部材を閉じることができ、シ
ャッター閉時のシャッター部材を閉め切るのに要する力
の上昇も防止することができる。 現像剤補給後のシール性が向上し現像剤の落下を防
ぐため、現像剤補給容器の取り外しにおける現像剤によ
る汚れを防止できる。という効果を奏する。
【0047】本発明の第2の発明は、第1の発明におい
て、シャッター部材の先端形状において、シャッター部
材の開閉方向に対し略垂直な平面部のシャッター部材厚
み方向の幅が0.5mm以上3mm以下であることとし
たことにより、シャッター先端面のシール性を損わない
でシャッター閉時のシャッター部材を閉め切るのに要す
る力の上昇を防止できる。
【0048】本発明の第3の発明は、第1の発明におい
て、シャッター部材の先端部の面取りにおいて、シャッ
ター部材の先端面をとおり面取り部に面する平面に対
し、面取り面とシャッター部材の先端面との接合線と、
面取り面とシャッター部材のシール部材当接面との接合
線により形成される平面の角度が、30°〜80°ある
こと、更に好ましくは、45°〜60°であることによ
り、現像剤の取り込み量を確保でき、且つシャッター部
材を大きくすることなく、シャッター閉時の現像剤の飛
散及びシャッターを閉切るのに要する力の上昇を防止で
きる。
【0049】本発明の第4の発明は、第1の発明におい
て、キャップ部材のシャッター部材の先端との当接面に
弾性体を設けたことにより、現像剤を現像ホッパーへ補
給後のシャッター部材の閉切り時におけるシャッター部
材操作力の上昇を抑制するのみでなく、現像剤を充填し
た現像剤容器を流通する過程での落下時にも現像剤の漏
れを防止できる効果を増す。
【0050】本発明の第5の発明は第4の発明におい
て、弾性体がキャップ部材と2色成型したものであるこ
とにより、現像剤容器の製作工程での弾性体取り付け工
程を省略でき、弾性体がはずれることがなくなる。
【0051】本発明の第6の発明は、第4の発明におい
て、弾性体の材質は、シリコン、ウレタン等のゴム、低
発泡ポリウレタン等の発泡体、ポリプロピレン、ポリエ
チレン等のエラストマー、或は、スポンジであることに
より、シール性に好適な結果が保たれる。
【0052】本発明の第7の発明は、第1の発明におい
て、シャッター部材の先端に弾性体を設けたことによ
り、弾性体の厚みを大きくすることが出来シール性の向
上が著しくなる。
【0053】本発明の第8の発明は、第7の発明におい
て、弾性体が前記シャッター部材と2色成型したもので
あることにより、弾性体を組み立てる工程をなくするこ
とができる。
【0054】本発明の第9の発明は、第7の発明におい
て、弾性体の材質は、シリコン、ウレタン等のゴム、低
発泡ポリウレタン等の発泡体、ポリプロピレン、ポリエ
チレン等のエラストマー、或は、スポンジであることに
より、シール性に好適な結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像剤補給容器の構成を示す縦断面図
である。
【図2】本発明の現像剤補給容器の現像剤排出状態を示
す縦断面である。
【図3】本発明の実施例1の現像剤補給容器の現像剤排
出後のシャッター閉時の状態を示す拡大縦断面図であ
る。
【図4】本発明の実施例2の現像剤補給容器の現像剤排
出後のシャッター閉時の状態を示す拡大縦断面図であ
る。
【図5】本発明の実施例3の現像剤補給容器の現像剤排
出後のシャッター閉時の状態を示す拡大縦断面図であ
る。
【図6】比較例の現像剤補給容器の現像剤排出後のシャ
ッター閉時の状態を示す拡大縦断面である。
【図7】本発明の実施例4の現像剤補給容器の現像剤排
出後のシャッター閉時の状態を示す拡大縦断面図であ
る。
【図8】現像剤補給容器の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 キャップ部材 3 シャッター部材 3a シャッター先端面 3b シャッターのシール部材当接面 3c シャッターの先端面とシール部材当接面との角部
に設けた面取り部 4 シール部材 5 現像剤 5a シャッター先端部とキャップ部材の間に溜った現
像剤 6 現像ホッパー 7 キャップ部材のシャッター先端部対向面に設けられ
た弾性体 8 シャッター先端部に設けられた弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 83/06 C G03G 21/16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤補給用の開口を有し、現像剤を収
    容するための容器本体と、容器本体の開口に装着され開
    口部を開閉するためのシャッター部材及びシャッター部
    材をガイドするキャップ部材と、シャッター部材とキャ
    ップ部材との間に配置されたシール部材を有する現像剤
    補給容器において、シャッター部材の先端形状が、シャ
    ッター部材の先端面とシャッター部材のシール部材当接
    面との角部を面取りし、なおかつ、シャッター部材の開
    閉方向に対し略垂直なキャップ部材に当接する平面部を
    有していることを特徴とする現像剤補給容器。
  2. 【請求項2】 前記シャッター部材の先端形状におい
    て、シャッター部材の開閉方向に対し略垂直なキャップ
    部材に当接する平面部のシャッター部材厚み方向の幅が
    0.5mm以上3mm以下であることを特徴とする請求
    項1に記載の現像剤補給容器。
  3. 【請求項3】 前記シャッター部材の先端部の面取りに
    おいて、シャッター部材の先端面をとおり面取り部に面
    する平面に対し、面取り面とシャッター部材の先端面と
    の接合線と、面取り面とシャッター部材のシール部材当
    接面との接合線により形成される平面の角度が、30°
    〜80°であること、更に好ましくは、45°〜60°
    であることを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容
    器。
  4. 【請求項4】 前記キャップ部材の前記シャッター部材
    の先端との当接面に弾性体を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の現像剤補給容器。
  5. 【請求項5】 前記弾性体が前記キャップ部材と2色成
    型したものであることを特徴とする請求項4に記載の現
    像剤補給容器。
  6. 【請求項6】 前記弾性体の材質は、シリコン、ウレタ
    ン等のゴム、低発泡ポリウレタン等の発泡体、ポリプロ
    ピレン、ポリエチレン等のエラストマー、或は、スポン
    ジであることを特徴とする請求項4に記載の現像剤補給
    容器。
  7. 【請求項7】 前記シャッター部材の先端に弾性体を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容
    器。
  8. 【請求項8】 前記弾性体が前記シャッター部材と2色
    成型したものであることを特徴とする請求項7に記載の
    現像剤補給容器。
  9. 【請求項9】 前記弾性体の材質は、シリコン、ウレタ
    ン等のゴム、低発泡ポリウレタン等の発泡体、ポリプロ
    ピレン、ポリエチレン等のエラストマー、或は、スポン
    ジであることを特徴とする請求項7に記載の現像剤補給
    容器。
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