JP2003342222A - 亜鉛アセチルアセトナート・一水和物の製造方法 - Google Patents

亜鉛アセチルアセトナート・一水和物の製造方法

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JP2003342222A JP2002148828A JP2002148828A JP2003342222A JP 2003342222 A JP2003342222 A JP 2003342222A JP 2002148828 A JP2002148828 A JP 2002148828A JP 2002148828 A JP2002148828 A JP 2002148828A JP 2003342222 A JP2003342222 A JP 2003342222A
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Nobuyuki Otaki
伸之 大瀧
Kazunori Yoshino
和典 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】酸化亜鉛や複合亜鉛酸化物を、CVD法などに
より電子材料や磁性材料、光学材料などの高機能性材料
として作製する際に好適な原料として、無水物を含まな
いために加熱時の昇華挙動が安定した高純度亜鉛アセチ
ルアセトナート・一水和物の工業的な製造に適した製造
方法について提供すること。 【解決手段】原料として溶媒を使用せずに、亜鉛アセチ
ルアセトナート・一水和物の乾燥を35℃以下で行うこ
とによって結晶水の脱離による無水物の生成を防ぎ、こ
れにより加熱時の昇華挙動が安定した高純度亜鉛アセチ
ルアセトナート・一水和物の工業的な製造に適した製造
方法を発明するに到った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子工業分野など
で必要とされている高純度の酸化亜鉛や、Mn−Znフ
ェライトをはじめとする亜鉛を構成金属の一つとする高
純度複合金属酸化物を、CVD(化学的気相析出)法な
どの製造方法により作製するための原料として好適な、
含水率6.4重量%ないし8.5重量%の亜鉛アセチル
アセトナートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】亜鉛とアセチルアセトンとのキレート化
合物である亜鉛アセチルアセトナート・一水和物は、空
気中で安定な物質であるので取り扱いが容易である。加
熱によって金属を含んだまま昇華する性質を利用して、
亜鉛アセチルアセトナートは、CVD法による酸化亜鉛
薄膜の作製(T.Minami, H.Sonohara, S.Tanaka, H.Sat
o,Jpn.J.Appl.Phys. Vol.33 (1994) pp.L743)や、M
n−Znフェライト膜の作製(伊藤、山口、中、日本化
学会誌、1987年11号 pp.2004)の原料物質として利用さ
れている。こうした電子材料や磁性材料、光学材料とし
て利用される酸化亜鉛薄膜などの材料は、高純度である
ことが必要である。例えば酸化亜鉛薄膜を発光素子に応
用した場合、重金属類がわずか0.1ppmレベルで存
在することによって、その光学的な特性値は著しく低下
することが知られている。したがって、高い機能性を示
す高純度の酸化亜鉛薄膜などの機能性材料を作製するた
めには、高純度な原料を用いることが必要である。
【0003】亜鉛アセチルアセトナートには単量体・一
水和物(Inorg.Synth., Vol.10, (1967), pp.74)のほ
か、単量体・無水物(Inorg.Synth., Vol.10, (1967),
pp.74)、単量体・二水和物(E.L.Lippert, M.R.Trute
r, J.Chem.Soc., (1960)pp.4996)、三量体・無水物
(M.J.Bennett,F.A.Cotton,R.Eiss, Acta Cryst., Vol.
B24 (1968)pp.904)の存在が報告されている。これら
のうち、大気中、常温常圧下で最も安定であるのが単量
体・一水和物であり、CVD法などによる原料物質とし
て最も好適に用いることができる。ただし単量体・一水
和物の結晶水は加熱によって脱離して、比較的容易に単
量体・無水物に変化する。一水和物中にわずかでも無水
物が混在すると、亜鉛アセチルアセトナートを加熱した
ときの昇華の挙動が不安定になり、殊にCVD法のよう
に、気体状態の亜鉛アセチルアセトナートを利用して酸
化亜鉛薄膜などを作製する反応においては、品質の一定
した薄膜が形成されないために、薄膜の電気特性や光学
特性などの特性が、著しく損なわれてしまうという問題
が生じる。したがって、高品質な酸化亜鉛薄膜などを安
定に製造するためには、その原料物質として無水物を含
まない亜鉛アセチルアセトナートが必要である。
【0004】亜鉛アセチルアセトナート・一水和物は、
アセチルアセトンと水酸化ナトリウムの水溶液に、硫酸
亜鉛の水溶液を加え、一時間反応させることによって製
造する方法が報告されている(Inorg.Synth., Vol.10,
(1967), pp.74)。ここで亜鉛原料は、硫酸亜鉛のほか
塩化亜鉛や硝酸亜鉛などの水溶性の亜鉛化合物も用いら
れている。
【0005】しかしながら、この方法においては反応生
成物に、水酸化ナトリウムに由来するナトリウム分が多
く混入するために、電子材料分野などで必要とされる純
度の亜鉛アセチルアセトナートを得ることはできない。
なお純度の低い亜鉛アセチルアセトナートであっても、
再結晶や昇華精製などの手段によって純度を向上するこ
とは可能であるが、労力の増大と収率の大幅な低下をき
たすこととなり、工業用原料を作製する方法としては現
実的ではない。
【0006】また特許第3083868号特許公報において
は、水酸化亜鉛とアセチルアセトンを有機溶媒中におい
て反応させることによって、亜鉛アセチルアセトナート
・無水物を得るための中間生成物として、亜鉛アセチル
アセトナート・一水和物を調製する方法が記載されてい
る。また、特表2002-506101号公表特許公報において
は、酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛とアセチルアセトン
を有機溶媒中で反応させ、ハロゲン化ポリマー安定剤と
しての亜鉛アセチルアセトナート・一水和物を調製する
方法が、記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許第
3083868号特許公報の実施例に記載されている40℃で
の真空乾燥を行った場合、後述の比較例に示すように、
亜鉛アセチルアセトナート・一水和物の結晶水が脱離
し、無水物が生成してしまう。同様に、特表2002-50610
1号公表特許公報の明細書に記載の実施例全3例におい
ても、そこで得られている亜鉛アセチルアセトナート・
一水和物の含水率は、5.5重量%、5.1重量%、
6.3重量%であり、いずれも亜鉛アセチルアセトナー
ト・一水和物の理論含水率である6.4重量%を下回る
値である。これは溶媒の沸点以上で行われる蒸留によ
る、溶媒の留去ないしはそれに引き続く真空脱気処理に
よって、一部無水物が生成していることを意味してい
る。亜鉛アセチルアセトナートの無水物と一水和物で
は、加熱時の昇華状態が異なるために、殊に気体状態の
亜鉛アセチルアセトナートを安定に発生させなければな
らないCVD法においては、少量でも無水物が混合する
一水和物は、原料として不適当である。
【0008】本発明は、このような従来の事情を解決す
るためになされたものであり、酸化亜鉛や亜鉛を構成金
属の一つとする複合酸化物を、CVD法などにより電子
材料や磁性材料、光学材料などの高機能性材料として作
製する際に好適な原料として、金属不純物の含有量が極
めて少なく、無水物を含まないことによって加熱時の昇
華挙動が一定した、含水率6.4重量%ないし8.5重
量%の高純度亜鉛アセチルアセトナートについて、工業
的な製造に適した製造方法を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、原料成分であ
るアセチルアセトンを過剰量使用し、反応生成物の乾燥
を、加熱することなく行うことにより、無水物を含まな
い亜鉛アセチルアセトナート・一水和物を得るものであ
る。すなわち、本発明は、亜鉛化合物とアセチルアセト
ンを混合し、加熱して得られる反応生成物を分別した
後、35℃以下で乾燥することを特徴とする発明に関す
る。
【0010】また本発明は、亜鉛酸化物が酸化亜鉛、水
酸化亜鉛、炭酸亜鉛、過酸化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜
鉛、または塩化亜鉛から選ばれる、1種または2種以上
の混合物であることを特徴とする前記方法に関する。さ
らに本発明においては、亜鉛化合物に対して4倍モルな
いし80倍モルのアセチルアセトンを用いることを特徴
とする前記方法に関する。
【0011】さらにまた本発明は、亜鉛化合物とアセチ
ルアセトンとを混合し、40℃から140℃の範囲で反
応させることを特徴とする前記方法に関する。そして本
発明は、亜鉛化合物とアセチルアセトンを反応させる工
程において、有機溶媒を含まないで行うことを特徴とす
る前記方法に関する。
【0012】本発明においては、反応に用いる試薬は亜
鉛原料である亜鉛化合物とアセチルアセトンのみである
ために、反応系内への不純物の導入を低く抑えることが
でき、また反応後の析出物の乾燥を35℃以下で行うこ
とによって、亜鉛アセチルアセトナート・一水和物の結
晶水の脱離を防いで無水物の生成を防ぎ、加熱時の昇華
挙動の安定した高純度の亜鉛アセチルアセトナート・一
水和物を製造することができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を実施するための
形態を説明する。本発明において、まず、亜鉛のモル数
の4倍ないし80倍のアセチルアセトンを攪拌機などに
よって攪拌しながら、亜鉛原料である亜鉛化合物を加え
る。亜鉛化合物は酸化亜鉛、水酸化亜鉛、炭酸亜鉛、過
酸化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、または塩化亜鉛から選
ばれる、1種または2種以上の混合物であるが、反応の
副生成物が水である酸化亜鉛、および/または水酸化亜
鉛が特に好ましい。加え方は粉末のまま加えてもよい
し、アセチルアセトンに懸濁させてスラリー状にして加
えてもよい。攪拌は公知の方法を用いることができる。
攪拌機を用いるのが効率的であるが、その攪拌速度や攪
拌翼の大きさや形状は特に規定されない。亜鉛化合物が
アセチルアセトン中に十分に分散するように設定される
べきである。
【0014】次に水浴や油浴、ヒーターなどの加熱装置
を用いて反応器を加熱するが、温度が高いほど亜鉛とア
セチルアセトンとの反応性が向上し、反応に用いるアセ
チルアセトンの量は少なくてすむ利点がある。本発明に
おいて、有機溶媒を使用することは要さないが、亜鉛ア
セチルアセトナートの生成反応時に有機溶媒を添加して
行うことも可能である。有機溶媒としては、アセチルア
セトンと相溶性があり、反応時に活性を示さない物であ
ればよく、メタノール、エタノール等のアルコールやア
セトンなどのモノケトン類、ジメチルホルムアミドなど
のアミド化合物、ベンゼン等の芳香族化合物などがあげ
られる。有機溶媒は、反応温度(有機溶媒の沸点)およ
び反応生成物との分離を考慮して選択される。
【0015】アセチルアセトンの沸点は140℃である
ので、40℃から140℃に加熱し反応させるのが好適
であるが、この範囲に限定されるものではない。所望の
温度に達してから約2時間までには、亜鉛化合物は亜鉛
アセチルアセトナートとなり、アセチルアセトンに溶解
する。ここで未反応物などが懸濁している場合には、冷
却による析出に先立って、熱時ろ過によって懸濁物を除
去することにより高純度の生成物を得ることができる。
懸濁物が観察されない場合には、熱時ろ過の必要は無
い。また熱時ろ過は公知の方法を用いて行われる。
【0016】このようにして調製した溶液を冷却するこ
とによって、亜鉛アセチルアセトナートを析出物として
得ることができる。冷却の方法は特に限定されず、水冷
又は空冷などの公知の方法を用いることができ、また例
示したこれらの方法に限定されない。同様に冷却速度も
限定されない。なお析出する亜鉛アセチルアセトナート
・一水和物の形状や大きさは、冷却前の溶液における過
飽和度と冷却速度により変化する。一般に過飽和度が大
きいほど、また冷却速度が小さいほど大きな結晶が析出
する。
【0017】次に、析出した亜鉛アセチルアセトナート
・一水和物を、過剰のアセチルアセトンから分別する。
分別には自然ろ過や吸引ろ過、遠心ろ過し、デカンテー
ションなど公知の方法を用いることができるが、例示し
たこれらの方法に限定されない。ただし、蒸留などのよ
うに加熱によってアセチルアセトンを留去する方法は、
亜鉛アセチルアセトナート・一水和物の結晶水を脱離さ
せ、亜鉛アセチルアセトナート・無水物などに変化させ
てしまうので避けなければならない。
【0018】分別した亜鉛アセチルアセトナート・一水
和物は、わずかにアセチルアセトンを含んだ状態で得ら
れるので、乾燥によってアセチルアセトンを除去し、高
純度亜鉛アセチルアセトナート・一水和物を得ることが
できる。乾燥は自然乾燥のほか、窒素などの不活性ガス
気流下における乾燥、デシケーター内での乾燥、減圧乾
燥など公知の方法を用いることができ、また例示したこ
れらの方法に限定されない。ただし加熱によって亜鉛ア
セチルアセトナート・一水和物の結晶水は脱離し、亜鉛
アセチルアセトナート・無水物などに変化するので、乾
燥は35℃以下、好ましくは30℃以下で行われる必要
がある。また埃などの不純物が混じり込まないように、
作業は清浄な雰囲気下で行われるべきである。
【0019】
【実施例】[実施例1]アセチルアセトン(関東化学、
特級)600mlを攪拌し、そこに酸化亜鉛(関東化
学、特級)40.7gを加え、80℃まで加熱した。8
0℃に到達してから30分後、うすい黄色の透明溶液が
得られた。さらに30分加熱した後放冷し沈殿物を得
た。これをさらに氷浴で冷却した後、反応生成物を吸引
ろ過によりろ別し、25℃に調整した清浄な雰囲気下で
10時間風乾して白色の針状結晶を得た。このときの収
率は90.6%であった。結晶を粉末X線回折法により
分析した結果、回折パターンはJCPDS No.41-1634
(亜鉛アセチルアセトナート・一水和物)と一致した。
また元素分析ではC、H、Oの含有率はそれぞれ42.
7%、5.8%、28.2%であり、熱重量分析の結果
から含水率は8.4重量%であることが確認された。こ
れをICP−AES法、ICP−MS法、原子吸光法を
用いて分析し、差数法により算出した純度は99.99
97%であった。
【0020】[実施例2]アセチルアセトン(関東化
学、特級)250mlを攪拌し、そこに水酸化亜鉛(関
東化学、特級)49.7gを加え、120℃まで加熱
し、うすい黄色の透明溶液が得られた。120℃で30
分加熱した後放冷し沈殿物を得た。これをさらに氷浴で
冷却した後、遠心ろ過機を用いて反応生成物をアセチル
アセトンから分別し、窒素気流下、28℃で1時間乾燥
し白色の針状結晶を得た。このときの収率は94.2%
であった。結晶を粉末X線回折法により分析した結果、
回折パターンはJCPDS No.41-1634(亜鉛アセチル
アセトナート・一水和物)と一致した。また元素分析で
はC、H、Oの含有率はそれぞれ42.8%、5.7
%、28.3%であり、熱重量分析の結果から含水率は
8.0重量%であることが確認された。これをICP−
AES法、ICP−MS法、原子吸光法を用いて分析
し、差数法により算出した純度は99.9998%であ
った。
【0021】[実施例3]アセチルアセトン(関東化
学、特級)600mlを攪拌し、そこに酸化亜鉛(関東
化学、特級)8.14gを加え、40℃まで加熱し、う
すい黄色の透明溶液を得た。120℃で30分加熱した
後放冷し沈殿物を得た。これをさらに氷浴で冷却した
後、遠心ろ過機を用いて反応生成物をアセチルアセトン
と分別し、吸着剤を入れた密閉容器中で、20℃で一昼
夜乾燥し白色の針状結晶を得た。このときの収率は7
2.3%であった。結晶を粉末X線回折法により分析し
た結果、回折パターンはJCPDSNo.41-1634(亜鉛ア
セチルアセトナート・一水和物)と一致した。また元素
分析ではC、H、Oの含有率はそれぞれ42.7%、
5.7%、28.4%であり、熱重量分析の結果から含
水率は7.7重量%であることが確認された。これをI
CP−AES法、ICP−MS法、原子吸光法を用いて
分析し、差数法により算出した純度は99.9994%
であった。
【0022】[比較例]実施例2において、乾燥処理前
の亜鉛アセチルアセトナート30gをナス型フラスコ
(500ml容)に入れ、ロータリーエバポレーターに
取り付け、水流アスピレーターによる減圧下40℃に加
熱しながら5時間乾燥した。なおこのときの真空度は2
0mmHgであった。得られた乾燥物は白色の針状結晶
であった。結晶を粉末X線回折法により分析した結果、
回折パターンはJCPDS No.41-1634(亜鉛アセチル
アセトナート・一水和物)及びそれと一致しない帰属不
明ピークが認められた。また熱分析による含水率は一水
和物の理論値である6.4重量%を下回る5.4重量%
であった.
【0023】
【発明の効果】以上の本発明によれば、CVD法などに
より電子材料や磁性材料、光学材料などの高機能性材料
として重要な高品質の酸化亜鉛や複合亜鉛酸化物を薄膜
や微粒子として製造する際に、その原料として好適な無
水物を含まないために加熱時の昇華挙動が安定である含
水率6.4重量%ないし8.5重量%の亜鉛アセチルア
セトナート・一水和物を工業的に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1において作製した亜鉛アセチルアセ
トナート・一水和物の金属不純物の分析結果である。
【図2】 実施例1において作製した亜鉛アセチルアセ
トナート・一水和物の粉末X線回折図形である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4H006 AA02 AC90 BC10 BC31 BE11 BE13 BE90 4H048 AA02 AB84 AC41 BC10 BC31 VA66 VB10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜鉛化合物とアセチルアセトンを混合
    し、加熱して得られる反応生成物を分別した後、35℃
    以下で乾燥することを特徴とする、亜鉛アセチルアセト
    ナートの製造方法。
  2. 【請求項2】 亜鉛化合物が酸化亜鉛、水酸化亜鉛、炭
    酸亜鉛、過酸化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、または塩化
    亜鉛から選ばれる、1種または2種以上の混合物である
    ことを特徴とする請求項1に記載の亜鉛アセチルアセト
    ナートの製造方法。
  3. 【請求項3】 亜鉛化合物に対して4倍モルないし80
    倍モルのアセチルアセトンを用いることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の亜鉛アセチルアセトナートの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 亜鉛化合物とアセチルアセトンを混合
    し、40℃から140℃の範囲で反応させることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の亜鉛アセチルア
    セトナートの製造方法。
  5. 【請求項5】 亜鉛化合物とアセチルアセトンを反応さ
    せる工程において、有機溶媒を含まないで行うことを特
    徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の亜鉛アセチ
    ルアセトナートの製造方法。
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