JP2003341212A - 印刷方法・孔版印刷装置 - Google Patents

印刷方法・孔版印刷装置

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JP2003341212A
JP2003341212A JP2002155733A JP2002155733A JP2003341212A JP 2003341212 A JP2003341212 A JP 2003341212A JP 2002155733 A JP2002155733 A JP 2002155733A JP 2002155733 A JP2002155733 A JP 2002155733A JP 2003341212 A JP2003341212 A JP 2003341212A
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Mitsuo Sato
光雄 佐藤
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた領域の画像面積を有する安価な印刷
装置を有効活用して、その画像面積よりも十分に大きな
ダンボール等の大判用紙にも印刷ができるようにする。 【解決手段】 最初の印刷ドラム7の1回転目は印圧を
加えずにドラム空転状態で回転させ、その途中で、基準
ポイントAからD(565mm―300mm=265m
m)の位置に用紙先端位置が合致するようにタイミング
を合わせて給紙を開始する。印刷ドラム7の2回転目で
は印圧を加え、それを利用して用紙先端からB(300
mm)の位置から印刷画像形成を開始し、求められる画
像エリア(380mm)に印刷できるようにする。しかし
用紙は画像後端からさらに320mm残っているので、
印刷ドラム7の3回転目は印圧を加えずにドラム空転状
態で回転させてここで残りの分の搬送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷方法及び孔版
印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置はデジタル製版方式を採用
して製版・印刷一体型になることで大きく操作性が向上
するとともに即応性が高いので簡単に所望の画像を緊急
でも高速で印刷することができる。しかしながら、その
対象とする用紙は比較的薄くてA3サイズ以下の大きさ
に限られているのが現状である。一般に市場に出ている
デジタル式孔版印刷装置の最大通紙サイズはA3サイズ
程度であり、印刷画像サイズもA3サイズである。従っ
てこれよりも大きいサイズの用紙への印刷ニーズがあっ
てもそれに対応することはできなかった。図9に示すよ
うに、従来、印刷ドラムの大きさが、通紙できる用紙の
最大寸法を決めていた。すなわち、通紙できる用紙の幅
寸法b1は印刷ドラムの軸方向(軸線方向)の長さb2
以下であり、通紙できる用紙の搬送方向の長さe1は印
刷ドラムの外周長さe2よりも小さくなければならなか
った。すなわち、最大用紙幅b1≦b2であり、最大用
紙長e1<e2であった。
【0003】大きいサイズの用紙とは、例えば特大の賞
状への印刷、特大ののし紙への印刷、箱を形成するよう
な厚手用紙への印刷、同じく箱を形成するダンボールへ
の印刷等に用いられる用紙である。特にダンボール印刷
では、箱を形成する前の展開状態で印刷を行うのでどう
しても用紙サイズが大きくなり、印刷画像面積も大きく
なる。単純に大きな画像面積を実現できる印刷装置を作
ろうとすれば、印刷ドラムが専用サイズで大きくなって
しまい、製版・給版装置もそれに応じて大きな専用サイ
ズのものを作る必要があり、装置全体も非常に大きくて
高価なものとなってしまう。また、生産台数が余り期待
できないので、償却費がプラスされて非常に高価な印刷
装置となってしまう。
【0004】各種梱包用の厚紙又はダンボール等からな
る外箱の外表面には印刷が施されている。こういった外
箱への印刷方式としては、従来ほとんどが樹脂凸版又は
ゴム凸版と低粘度インキを用いたフレキソ印刷が採用さ
れていた。フレキソ印刷は低印圧で画像形成印刷ができ
る特徴を有しており、特にダンボール等の強い圧力を加
えることができない用紙に対しての印刷方式としては最
適であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレキ
ソ印刷では下記のような欠点を有していた。 (1)樹脂凸版又はゴム凸版は専門業者に依頼して作っ
てもらうことになるので製作に時間が掛かる。すなわち
短い納期の要求に対応できない。 (2)樹脂凸版又はゴム凸版は版のコストが大きい。小
ロット印刷の場合は特に印刷費用が高くなってしまう。 (3)樹脂凸版又はゴム凸版はは一般に、版を次のロッ
トの印刷のために保管しておくが、その保管のためのス
ペースが非常に大きくなってしまう。 (4)一般に外箱の展開寸法が大きいために広い面積で
印刷できるような非常に大型の専用フレキソ印刷装置が
必要になるので装置設備費用が膨大になる。その設置ス
ペースも大きくなる。 (5)多色やカラー印刷が求められた場合印刷装置の色
替えのための清掃と段取り工程に大変な時間と労力を要
する。連続的に多色重ね刷り印刷ができる印刷装置もあ
るが、大型で高価である。
【0006】そこで、本発明は、限られた領域の画像面
積を有する安価な印刷装置を有効活用して、その画像面
積よりも十分に大きなダンボール等の大判用紙にも印刷
ができる印刷装置及び印刷方法の提供を、その目的とす
る。小さな印刷部を有する安価でコンパクトな印刷装置
によって大判用紙への印刷を可能にしようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】例えば孔版印刷装置の印
圧はオフセット印刷機に比べればはるかに小さいのでダ
ンボール等の低印圧を要する用紙への印刷も可能であ
る。しかも孔版印刷装置は安価であり、画像品質が高
く、フレキソ印刷よりも高精度の印刷も可能である。ま
た、小ロットの緊急性の高い印刷時には2回通しや3回
通しをやっても、製版が簡単で速いためにフレキソ印刷
に比べて短時間で印刷を終了できる。加えて、ダンボー
ル等の印刷では、展開サイズに対して印刷エリアはその
全域になることは少なく、限られた領域であることがほ
とんどである。従来の孔版印刷装置等の印刷ドラムや及
び製版・給版装置等を共通で利用でき、しかしながら大
きなサイズの用紙を搬送してそこに印刷できるようにす
れば、大判用紙対応の印刷装置を安価に実現できる。こ
れが本発明の趣旨である。
【0008】具体的には、請求項1に記載の発明では、
印刷ドラムの外周面に製版された印刷用版を巻装し、上
記印刷ドラムに押圧手段により用紙を押圧して印刷を行
う印刷方法において、上記用紙の給紙動作が上記印刷ド
ラムの複数回転につき1回の割合で行われるようにする
とともに、上記印刷ドラムの複数回転のうちのいずれか
の1回転に対応したときのみ上記押圧手段による押圧動
作が行われるようにし、搬送方向の長さが上記印刷ドラ
ムの外周長よりも大きな大判用紙の該搬送方向における
特定領域に印刷を行うこととした。ここで、「製版され
た印刷用版を巻装し」とは、製版手段で製版された印刷
用版を巻装する場合と、印刷ドラムに巻装してから製版
する場合の双方の概念を含むものとする(以下、同
じ)。
【0009】請求項2に記載の発明では、印刷ドラムの
外周面に製版された印刷用版を巻装し、上記印刷ドラム
に押圧手段により用紙を押圧して印刷を行う印刷方法に
おいて、上記印刷ドラムをその軸方向に移動させ、搬送
方向と直交する方向の長さが上記印刷ドラムの軸方向の
長さよりも大きな大判用紙の該搬送方向と直交する方向
における特定領域に印刷を行うこととした。
【0010】請求項3に記載の発明では、印刷ドラムの
外周面に製版された印刷用版を巻装し、給紙手段から給
紙される用紙を押圧手段により上記印刷ドラムに押圧し
て印刷を行う印刷装置において、上記用紙の給紙動作が
上記印刷ドラムの複数回転につき1回の割合で行われる
ように上記給紙手段を制御するとともに、上記印刷ドラ
ムの複数回転のうちのいずれかの1回転に対応したとき
のみ押圧動作が行われるように上記押圧手段を制御し、
搬送方向の長さが上記印刷ドラムの外周長よりも大きな
大判用紙の該搬送方向における特定領域に印刷を行う、
という構成を採っている。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の印刷装置において、上記大判用紙の搬送方向の長さ
と、該大判用紙の先端から該大判用紙に印刷されるべき
画像エリア先端までの距離及び搬送方向における上記画
像エリアの長さの入力情報に基づいて上記給紙手段と上
記押圧手段の動作タイミングを自動的に算出して設定す
る制御手段を有している、という構成を採っている。
【0012】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の印刷装置において、上記印刷ドラムは所定の回転速
度で回転駆動され且つ回転方向における特定ポイントが
設定され、上記制御手段は該特定ポイントを基準に上記
押圧手段を制御するとともに上記大判用紙の先端から該
大判用紙に印刷されるべき画像エリア先端までの距離情
報に基づいて最適の給紙タイミングを算出して設定す
る、という構成を採っている。
【0013】請求項6に記載の発明では、請求項4又は
5に記載の印刷装置において、上記給紙手段が上記大判
用紙を収容する給紙台を有し、該給紙台に収容された大
判用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知手段が設けら
れ、該用紙サイズ検知手段により上記大判用紙の搬送方
向の長さ情報が自動的に上記制御手段に入力される、と
いう構成を採っている。
【0014】請求項7に記載の発明では、請求項4乃至
6の何れか1つに記載の印刷装置において、上記大判用
紙に印刷されるべき画像エリアの搬送方向の長さが上記
印刷ドラムの1回転で印刷可能な長さより大きい場合、
上記画像エリアが分割されてその分割数に対応した回数
の給版、通紙が行われ、上記制御手段は分割数の入力情
報に基づいて、分割された画像エリア毎に上記給紙手段
と上記押圧手段の動作タイミングを自動的に算出して設
定する、という構成を採っている。
【0015】請求項8に記載の発明では、印刷ドラムの
外周面に製版された印刷用版を巻装し、給紙手段から給
紙される用紙を押圧手段により上記印刷ドラムに押圧し
て印刷を行う印刷装置において、上記印刷ドラムがその
軸方向に移動可能に設けられ、該印刷ドラムをその軸方
向に移動させることにより、搬送方向と直交する方向の
長さが上記印刷ドラムの軸方向の長さよりも大きな大判
用紙の該搬送方向と直交する方向における特定領域に印
刷を行う、という構成を採っている。
【0016】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の印刷装置において、製版済みの印刷用版を給版する
製版手段を有し、上記印刷ドラムの軸方向の移動範囲内
の一端部に該印刷ドラムのホームポジションが設けら
れ、該ホームポジションで上記製版手段による給版動作
が行われる、という構成を採っている。
【0017】請求項10に記載の発明では、請求項9に
記載の印刷装置において、上記ホームポジションが装置
本体の操作面側に設けられ、上記印刷ドラムは該ホーム
ポジションにおいてインキ容器等を一体に有するユニッ
トとして装置本体に対して着脱可能である、という構成
を採っている。
【0018】請求項11に記載の発明では、請求項8乃
至10の何れか1つに記載の印刷装置において、上記印
刷ドラムを軸方向に移動させるドラム駆動手段と、上記
大判用紙の搬送方向と直交する方向における用紙基準端
面から該大判用紙に印刷されるべき画像エリア端部まで
の距離及び搬送方向と直交する方向における上記画像エ
リアの幅の入力情報に基づいて上記印刷ドラムの上記ホ
ームポジションからの軸方向移動量を算出して上記ドラ
ム駆動手段を制御する制御手段を有している、という構
成を採っている。
【0019】請求項12に記載の発明では、請求項11
に記載の印刷装置において、上記大判用紙に印刷される
べき画像エリアの搬送方向と直交する方向の幅が上記印
刷ドラムの同方向における印刷可能エリアの幅より大き
い場合、上記画像エリアが分割されてその分割数に対応
した回数の給版、通紙が行われ、上記制御手段は分割数
の入力情報に基づいて、分割された画像エリア毎に上記
印刷ドラムの上記ホームポジションからの軸方向移動量
を算出して上記ドラム駆動手段を制御する、という構成
を採っている。
【0020】請求項13に記載の発明では、印刷ドラム
の外周面に製版された印刷用版を巻装し、給紙手段から
給紙される用紙を押圧手段により上記印刷ドラムに押圧
して印刷を行う印刷装置において、複数の印刷ドラムが
同一軸方向にそれぞれ独立して移動可能に設けられ、こ
れらの印刷ドラムをその軸方向のそれぞれの所定位置に
移動させることにより、搬送方向と直交する方向の長さ
が上記印刷ドラムの軸方向の長さよりも大きな大判用紙
の該搬送方向と直交する方向における複数の特定領域に
印刷を行う、という構成を採っている。
【0021】請求項14に記載の発明では、請求項13
に記載の印刷装置において、上記押圧手段が上記複数の
印刷ドラムに個別に対応して設けられ、これらの押圧手
段はそれぞれ対応する印刷ドラムと同期して該印刷ドラ
ムの軸方向に移動する、という構成を採っている。
【0022】請求項15に記載の発明では、請求項13
又は14に記載の印刷装置において、製版済みの印刷用
版を給版する製版手段を有し、上記大判用紙への搬送方
向と直交する方向における印刷可能な範囲の略中央にホ
ームポジションが設けられ、該ホームポジションで上記
製版手段による上記各印刷ドラムに対する給版動作が行
われる、という構成を採っている。
【0023】請求項16に記載の発明では、請求項13
乃至15の何れか1つに記載の印刷装置において、上記
複数の印刷ドラムのインキの色が異なる、という構成を
採っている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1乃至図7に基づいて説明する。まず、図1に基づい
て本実施形態における印刷装置としての孔版印刷装置の
構成の概要を説明する。装置本体70の上部には原稿画
像を読み取るためのスキャナ部1が設けられており、該
スキャナ部1はその上面に開閉可能な圧板2及び複数枚
の原稿を自動的に順次送るADF部3を有している。装
置本体70の図中右側にはロール状態に巻かれた印刷用
版としての孔版原紙(以下、マスタという)4がサプラ
イ品として着脱可能にセットされている。マスタ4はロ
ール状態から繰り出され、プラテンローラ5によってサ
ーマルヘッド6に押し付けられながら搬送される。ここ
でデジタル画像信号に応じてサーマルヘッド6の発熱素
子が選択的に発熱することによりマスタ4は穿孔製版さ
れ、プラテンローラ5や給版ローラ対71の回転によっ
て搬送される。
【0025】製版されたマスタ4は、印刷ドラム7の外
周面に設けられたマスタクランパ8にその先端部をクラ
ンプされ、印刷ドラム7の回転に伴って該印刷ドラムの
外面に巻き付けられる。マスタ4は所定長さでカッター
9により切断される。プラテンローラ5、サーマルヘッ
ド6、カッター9、給版ローラ対71等により製版手段
(製版・給版手段の概念を含む)72が構成されてい
る。印刷ドラム7はその内部にインキ供給ローラ10と
ドクターローラ11を有しており、これらの間にはイン
キ溜まり12が形成されている。インキ溜まり12のイ
ンキ量はセンサ13で検知され、一定に保たれる。印刷
ドラム7には着脱可能にインキ容器15がセットされて
おり、インキ溜まり12のインキが不足すると、インキ
容器15内部のインキがインキポンプ14によって吸引
され、インキ溜まり12へ補給される。印刷ドラム7
は、図示しない駆動装置によって図の矢印方向に所定の
回転速度で回転駆動される。この回転速度は任意に変え
られるようになっている。
【0026】印刷ドラム7の下方には、インキ供給ロー
ラ10と対向する位置に印圧ローラ17が印圧アーム1
8に回転自在に保持されている。印圧アーム18は軸1
9の周りに揺動可能で、印圧スプリング20によって印
刷ドラム7に向けて付勢されている。印圧アーム18の
揺動動作は、印刷ドラム7に同期して回転する印圧カム
21と印圧ソレノイド22によってコントロールされ
る。印圧アーム18、軸19、印圧スプリング20、印
圧カム21及び印圧ソレノイド22等により押圧手段7
3が構成されている。
【0027】給紙手段74では、図示しない給紙台に積
載された大判用紙23を下給紙方式で送り出して図の左
方向に搬送する。送り出し動作は給紙ローラ24によっ
て行われるが、ダンボールのように特に厚手の用紙の場
合には図示しない後端送り出し装置との併用で送られ
る。大判用紙23はその先端をセンサ26で検知され、
一対のレジストローラ27、28によって印刷ドラム7
の回転を基準にして計算された特定のタイミングで印圧
ニップ部(印刷ドラム7を印圧ローラ17が押圧する部
位)に向けて送り込まれる。ここで給紙搬送可能な大判
用紙23の搬送方向の長さは、印刷ドラム7の印刷可能
エリアの搬送方向の長さ(通常はA3サイズ画像の長さ
は410mm)に比べて十分大きい。
【0028】給紙手段74によって搬送された大判用紙
23は、印圧ローラ17によって印刷ドラム7に向けて
押し付けられる。この押圧によって印刷ドラム7の内部
に供給されたインキが印刷ドラム7の図示しない円筒状
版胴部の開口部及びマスタ4の穿孔部を通って滲み出
し、大判用紙23に転移して画像が形成される。印刷済
みの大判用紙23はベルト式の搬送手段29によってさ
らに搬送され、昇降可能に設けられた排紙台30の上に
順次積載される。排紙台30の昇降は3〜4本のリード
ネジ31を図示しない駆動装置によって同期して回転す
ることにより行われる。印刷ドラム7の図中左側には、
印刷ドラム7上の使用済みのマスタ4を除去する排版手
段75が設けられている。排版手段75は、使用済みの
マスタ4を印刷ドラム7の外周面から剥離して搬送する
ための排版ローラ32、33と、排版収納ボックス34
を有している。
【0029】図2に基づいて、上記孔版印刷装置におけ
る制御系の概要を説明する。上記孔版印刷装置の動作は
制御手段76によって制御される。ここでの制御手段7
6は、CPU、ROM、RAM、I/Oインタフェース
等を含むマイクロコンピュータを意味する。制御手段7
6には操作パネル77を介して種々の条件が入力され、
また、センサ26、センサ35、給紙台に設けられた大
判用紙23等のサイズを検知する用紙サイズ検知センサ
79等から検知情報が入力される。制御手段76は種々
の情報に基づいて、ステッピングモータである給紙コロ
駆動モータ36、同じくステッピングモータであるレジ
ストローラ駆動モータ37、印圧カム駆動モータ78等
を制御する。
【0030】図3は、印刷ドラム7の回転と、印刷可能
エリアMの搬送方向の長さM1と、大判用紙23の搬送
方向の長さLと、印圧ローラ17の印圧動作の有無との
関係を示している。ここでは用紙搬送方向の寸法のみに
ついて具体的に示されている。図3上部に示すように、
印刷ドラム7の回転方向の基準ポイントをAとし、印刷
可能エリアMの回転方向先端位置に一致させたとする。
そして例えば印刷ドラム7の外周長をNとする。例えば
印刷ドラム7の直径が180mmとすれば、その外周長
Nは約565mmになる。すなわち、印刷ドラム7の1
回転での搬送距離が565mmである。そして印刷画像
(印刷されるべき画像エリア)の搬送方向の最大長さ
(=M1)はこの外周長Nよりも短い420mmである
とする。
【0031】例えば大判用紙23の搬送方向の長さLを
1000mmとし、用紙先端からそこに印刷したい画像
先端までの距離Bを300mm、印刷画像の搬送方向の
長さCを380mmとする。距離B(300mm)は印刷
しないでその後のCエリア(380mm)に印刷するこ
とになる。この場合、最初の印刷ドラム7の1回転目は
印圧を加えずにドラム空転状態で回転させ、その途中
で、基準ポイントAからD(565mm―300mm=
265mm)の位置に用紙先端位置が合致するようにタ
イミングを合わせて給紙を開始する。印刷ドラム7の2
回転目では印圧を加え、それを利用して用紙先端からB
(300mm)の位置から印刷画像形成を開始し、求め
られる画像エリア(380mm)に印刷できるようにす
る。しかし用紙は画像後端からさらに320mm残って
いるので、印刷ドラム7の3回転目は印圧を加えずにド
ラム空転状態で回転させてここで残りの分の搬送を行
う。このようにして印刷ドラム7の印刷可能エリアより
もずっと大きい用紙の中の特定領域への印刷を可能にす
る。なお、一点鎖線で示すエリアM1(420mm)が搬
送方向における印刷可能な最大画像サイズを示してい
る。
【0032】図4は、大判用紙23の搬送方向の長さL
と、用紙先端から画像エリア先端までの距離Bと、画像
エリアの搬送方向の長さCと、印刷ドラム7の外周長N
と、印刷ドラム7の印刷可能エリアの搬送方向の長さM
1と、ドラム回転毎の印刷の有無との関係を表にしたも
のである。この表中で「印刷」とある部分は印圧をオンに
して画像形成を行うことを示している。このように、大
判用紙23の搬送方向の長さLによって印刷ドラム7の
何回転毎に給紙を行うかが決まり、距離Bと距離Cとに
よって印刷ドラム7の何回転目のときに印圧をオンにす
るかが自動的に決まる。この表(条件テーブル)は制御
手段76のROMに予め記憶されており、制御手段76
は入力された条件に基づいて対応するパターンを選択
し、給紙手段74と押圧手段73の動作タイミングを自
動的に算出して設定する。
【0033】オペレータが入力手段としての操作パネル
77により少なくともL、B、Cの数値を入力すると、
制御手段76による給紙のタイミングや印圧ON/OF
Fの制御が行われ、最適な印刷が実施される。本実施形
態では大判用紙23の搬送方向の長さLについては用紙
サイズ検知センサ79によりその検知情報が自動的に制
御手段76に出力されるので、B、Cの数値を入力する
だけでよい。但し、この表は第一条件が「C≦M1」であ
ること、すなわち、大判用紙23に印刷すべき画像エリ
アの搬送方向の長さCが、印刷ドラム7の印刷可能エリ
アMの搬送方向の長さM1よりも大きくないことを条件
としている。
【0034】図3の実施例の場合は、L=1000、N
=565であるので、第二条件として「L<2N」が選択
される。(B+C)は(300+380=680)であ
るので、第三条件として「M<(B+C)」が選択され
る。すなわち、2番のパターンである。制御手段76
は、入力された数値情報に基づいて、印刷ドラム7の回
転方向の基準ポイントAから用紙先端までの距離Dを算
出し、センサ35が基準ポイントAを検知してから印刷
ドラム7の回転駆動何パルス目のタイミングでレジスト
ローラ27、28を駆動すればよいかを算出し、その結
果に応じて給紙コロ駆動モータ36及びレジストローラ
駆動モータ37の動作を制御して最適な給紙送り込みタ
イミング制御を実行する。
【0035】図5は、本実施形態における孔版印刷装置
の概要平面図である。印刷ドラム7は1つのドラムユニ
ットに組み込まれており、該ドラムユニットは固定フレ
ーム41を有している。この固定フレーム41にインキ
容器15とインキポンプ14等が保持され、印刷ドラム
7が回転可能に保持されている。固定フレーム41の上
部41aは可動レールを構成しており、装置本体の前側
板43と後側板44との間に掛け渡された固定レール4
5にガイドされてそれに沿って印刷ドラム7の軸方向
(軸線方向)に移動可能になっている。固定フレーム4
1の上部41aにはラック46が設けられており、装置
本体の固定レール45に設けられたピニオンギヤ47と
噛み合っている。ピニオンギヤ47は図示しない駆動装
置によって回転駆動され、ドラムユニットすなわち印刷
ドラム7をその軸方向に移動させることができる。
【0036】印刷ドラム7に歯車48が一体的に設けら
れており、該歯車48はドラム回転駆動歯車49と噛み
合っている。ドラム回転駆動歯車49はその軸50に対
して回転方向には回り止めされているが軸方向にはスラ
イド可能に保持されており、印刷ドラム7が軸方向に移
動した場合には一緒に移動するようになっている。軸5
0の端部には減速ギヤ51が固定されており、該減速ギ
ヤ51はメインモータ53の回転軸に固定された減速ギ
ヤ52に噛み合っている。メインモータ53の回転によ
り印刷ドラム7は所定の速度で回転する。こうしてドラ
ム回転駆動歯車49は、印刷ドラム7と一体の歯車48
が軸方向のどの位置に移動しても常に回転力を付与する
ことができるようになっている。レジストローラ27、
28は装置本体の前側板43と後側板44との間に支持
されており、タイミングベルト54を介して専用のステ
ッピングモータであるレジストローラ駆動モータ37に
より回転駆動される。これにより、大判用紙23を所定
のタイミングで印刷ドラム7と印圧ローラ17の間に向
けて搬送することができる。
【0037】図5において、符号55は大判用紙23の
前縁を当てて位置決めするための前面板を、符号56は
大判用紙23のフロント側端面をガイドして位置決めす
るための基準側固定サイドフェンスを、符号57は大判
用紙23の奥側端面をガイドして位置決めするための移
動可能な可動サイドフェンスをそれぞれ示している。一
点鎖線で示した製版手段72と排版手段75は、移動せ
ずにこの位置で固定されている。印刷部を通過した大判
用紙23aにはその一部に画像23bが印刷され、数本
の排紙搬送ベルトを有するベルト式の搬送手段29によ
って図の矢印方向に搬送される。
【0038】本実施形態では印刷ドラム7の軸方向移動
範囲内の1方向であるフロント側、すなわち操作面側に
印刷ドラム7のホームポジションが設けられている。印
刷ドラム7がホームポジションの位置にあるときに、製
版手段72による製版済みマスタ4の給版動作が行われ
るようになっている。同様に印刷ドラム7がホームポジ
ションの位置にあるときに排版手段75による使用済み
マスタ4の剥離動作、すなわち排版工程が行われるよう
になっている。印刷ドラム7は、製版済みマスタ4をそ
の外周に巻き付け装着するための給版動作時と使用済み
マスタ4をその外周から剥離するための排版動作時に
は、必ずホームポジションに戻るように制御される。そ
のため、印刷ドラム7(厳密にはドラムユニット)がホ
ームポジション位置にあることを検知するためのセンサ
60が設けられている。
【0039】ドラムユニットのホームポジションは上述
のように操作面側にあり、前カバーを開ければドラムユ
ニットを引き出すことができるようになっている。すな
わち、ドラムユニットは操作面側において装置本体に対
して着脱可能に設けられている。そのために固定レール
45はフロント側に長く延びており、ドラムユニットの
取り外し時にはピニオンギヤ47が回転してドラムユニ
ットが移動し、ラック46との噛み合いが外れるように
なっている。ドラムユニットを装着する場合には逆に押
し込み操作によりラック46がピニオンギヤ47に噛み
合う。ドラムユニットがピニオンギヤ47の駆動で軸方
向に移動することにより、軸方向の任意の位置に停止し
てそこで大判用紙23への印刷画像形成を行うことがで
きる。
【0040】大判用紙23に印刷されるべき画像エリア
の搬送方向の長さが印刷ドラム7の1回転で印刷可能な
長さより大きい場合がある。すなわち、C>M1の条件
の場合である。このこのような場合には、画像エリアを
搬送方向に分割(例えば2つ)し、その分割数に対応し
た回数の給版、通紙を行うようにする(第2の実施形
態)。制御手段76は操作パネル77を介して入力され
た分割数の入力情報に基づいて、分割された画像エリア
毎に給紙手段74と押圧手段73の動作タイミングを自
動的に算出して設定する。操作パネル77により分割数
を入力した後は制御手段76が必要な計算をしてオペレ
ータにやってほしい操作ガイダンスを操作パネル77の
液晶表示部に表示しながら、自動的に各印刷工程を進め
る。分割された画像エリア毎にオペレータがB、C等の
数値を入力し、これに基づいて制御手段76が算出を行
うようにしてもよい。
【0041】次に、図6に基づいて第3の実施形態を説
明する。なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示
し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説
明は省略して要部のみ説明する(以下の他の実施形態に
おいて同じ)。上記実施形態では、搬送方向の長さが印
刷ドラム7の外周長よりも大きな大判用紙の該搬送方向
における特定領域に印刷を行う動作を説明したが、本実
施形態では、搬送方向と直交する方向の長さが印刷ドラ
ム7の軸方向の長さよりも大きな大判用紙の該搬送方向
と直交する方向における特定領域に印刷を行うことを特
徴とする。図6は、印刷ドラム7と大判用紙23と画像
位置の関係を、主に用紙搬送方向と直交する方向につい
て説明するための概略図である。印刷ドラム7の印刷可
能エリアMの幅寸法(搬送方向と直交する方向の長さ)
をE(例えば290mm)とする。搬送可能最大用紙幅
寸法はGであるが、この図の実施例での用紙幅寸法をF
(例えば500mm)とする。フロント側を基準端面と
して画像エリア端部までの距離をH(例えば150m
m)とし、所望の画像エリア幅寸法をJ(例えば200
mm)とする。通常は、所望の画像エリア幅寸法Jは印
刷ドラム7の印刷可能エリアMの幅寸法E以下であるこ
とが求められる。そうでない場合には、画像エリアを二
つに分割して2回通しによる印刷が必要になる。
【0042】印刷ドラム7がホームポジションにあると
きは、用紙基準端面から印刷可能エリアまでのデッドエ
リアd1(例えば30mm)を有している。つまりこの
範囲には画像形成はできないことになる。印刷ドラム7
がホームポジションにある状態では、目的とする画像エ
リアZへの印刷はできないので、印刷ドラム7を軸方向
に移動させて印刷可能な位置に位置決めする。その場合
の印刷ドラム7のホームポジションからの移動量はKと
なる。Kは通常基準端面から画像エリア端部までの距離
Hと画像エリア幅寸法Jと印刷可能エリア幅寸法Eとか
ら、下記の計算によって求められる。 K=H−d1−(E−J)/2 実施例の寸法の場合は、150−30−(290−20
0)/2=75となる。印刷ドラム7が移動範囲の奥
(フロント側と反対側)まで移動したときに、最大用紙
サイズGの反基準側端面からのエリアd2は奥側デッド
エリア(例えば30mm)である。なお、この孔版印刷
装置での搬送方向と直交する方向における最大画像エリ
ア寸法がM1である。例えばGが700mmでM1は6
40mmである。
【0043】大判用紙23に印刷されるべき画像エリア
の搬送方向と直交する方向の幅が印刷ドラム7の同方向
における印刷可能エリアの幅より大きい場合がある。こ
のこのような場合には、画像エリアを搬送方向と直交す
る方向に分割(例えば2つ)し、その分割数に対応した
回数の給版、通紙を行うようにする(第4の実施形
態)。制御手段76は、分割された画像エリア毎に印刷
ドラム7のホームポジションからの軸方向移動量を算出
してドラム駆動手段(ピニオンギヤ駆動装置)を制御す
る。操作パネル77により分割数を入力した後は制御手
段76が必要な計算をしてオペレータにやってほしい操
作ガイダンスを操作パネル77の液晶表示部に表示しな
がら、自動的に各印刷工程を進める。分割された画像エ
リア毎にオペレータがH、J等の数値を入力し、これに
基づいて制御手段76が算出を行うようにしてもよい。
【0044】次に図7に基づいて第5の実施形態を説明
する。大判用紙に独立した複数の画像を印刷する例であ
る。例えばL×Fの大きさの大判用紙において、図に示
すようなX、Yの画像を印刷したいとする。ここで点線
は別の装置によってカット切断される部分を示してい
る。孔版原紙サイズや印刷ドラムサイズから制限される
最大印刷画像エリアはE×Mであるので、そこから判断
してとの二つに分割して印刷することが求められる
ことになる。図7に示すような印刷版下寸法から表1に
示される値を入力するとともにX及びYの画像データを
操作パネル77により入力すれば、あとは制御手段76
が必要な計算をしてオペレータにやってほしい操作ガイ
ダンスを操作パネル77の液晶表示部に表示しながら、
自動的に印刷工程を進める。
【0045】
【表1】
【0046】必要な値が入力されてスタートキーが押さ
れると、制御手段76は印刷ドラム7をホームポジショ
ンに戻してまず排版動作を行い、次にXの画像データを
読み込んでそれに基づいてマスタ4を製版し、印刷ドラ
ム7の外周面に巻き付け装着する。そして、H1とJ1
の寸法から求められる位置に印刷ドラム7をピニオンギ
ヤ47の回転によって軸方向に移動し、大判用紙の給紙
タイミングをB1寸法から求められる値に設定してレジ
ストローラ駆動モータ37の駆動を制御し、さらに印刷
ドラム7の何回転毎に給紙動作を行いどの回転のときに
印圧をオンにするかを、図4に示された方法で計算して
最適通紙を行い、図7のの部分の印刷を行う。
【0047】セットされた所定枚数の印刷が終了した
ら、制御手段76は孔版印刷装置の表示装置としての操
作パネル77に、2回目の準備を促すための適切な指示
を表示する。オペレータは指示に従って印刷済みの大判
用紙を移動して再び給紙台にセットし、スタートキーを
押す。制御手段76は印刷ドラム7をホームポジション
に戻してまず排版動作を行い、次にYの画像データを読
み込んでそれに基づいてマスタ4を製版し、印刷ドラム
7の外周面に巻き付け装着する。そして、H2とJ2の
寸法から求められる位置に印刷ドラム7をピニオンギヤ
47の回転によって軸方向に移動し、大判用紙の給紙タ
イミングをB2寸法から求められる値に設定してレジス
トローラ駆動モータ37の駆動を制御し、さらに印刷ド
ラム7の何回転毎に給紙動作を行いどの回転のときに印
圧をオンにするかを、図4に示された方法で計算して最
適通紙を行い、図7のの部分の印刷を行う。こうして
2回の通紙印刷によって所望の画像印刷が完了する。
【0048】次に、図8に基づいて第6の実施形態を説
明する。上記各実施形態では印刷ドラムが1つの構成を
示したが、本実施形態では印刷ドラムを複数(2つ)有
することを特徴とする。図8は、孔版印刷装置を給紙側
から見た図である。E×M1の最大印刷可能エリアを有
する印刷ドラム7Aを備えた第1のドラムユニット60
と、同様にE×M1の最大印刷可能エリアを有する印刷
ドラム7Bを備えた第2のドラムユニット61を有して
おり、各ドラムユニットはそれぞれ独立して同一軸方向
に移動できるようになっている。搬送方向と直交する方
向における最大用紙サイズ(印刷可能な範囲)の略中央
位置には、各ドラムユニットに共通のホームポジション
が設けられており、ここに制御手段(製版ユニット)5
8と排版手段(排版ユニット)59がそれぞれ1個ずつ
設けられている。これにより第1のドラムユニット60
と第2のドラムユニット61が交互に中央のホームポジ
ションに移動することによって、そこで製版給版動作と
排版動作を行うことができるようになっている。
【0049】第1のドラムユニット60の移動範囲はP
1であり、第2のドラムユニット61の移動範囲はP2
である。いずれのドラムユニットも図の左端の位置にお
いて装置本体に着脱できるようになっている。第1のド
ラムユニット60の下方には、印圧ローラ62を有する
第1の印圧ユニット63が設けられており、第2のドラ
ムユニット61の下方には印圧ローラ64を有する第2
の印圧ユニット65が設けられている。これらの印圧ユ
ニットはそれぞれ対応するドラムユニットと同期して移
動できるようになっている。すなわち、図示しない駆動
機構によって各印圧ユニットは各ドラムユニットの移動
に連動して、常にその真下に位置するように移動する。
【0050】このように、独立して移動できる2つのド
ラムユニットとそれぞれのドラムユニットに連動する2
つの印圧ユニットを有することで、制御手段と排版手段
は1つでも、印刷時にはそれぞれのドラムユニットと印
圧ユニットが最適の位置に移動し、且つ、印圧ローラが
最適のタイミングで加圧動作を行うことによって1回の
通紙でより広いエリアを印刷領域としてカバーできるこ
とになる。例えば図7で示した部を第1のドラムユニ
ット60で印刷し、部を第2のドラムユニット61で
印刷することもできる。また、例えば第1のドラムユニ
ット60の印刷ドラム7Aに赤インキを使用し、第2の
ドラムユニット61の印刷ドラム7Bに青インキを使用
すれば、印刷ドラムの交換作業を要することなく2色印
刷を行うことができる。
【0051】上記各実施形態では、大判用紙対応の安価
な印刷方法、印刷装置として、孔版印刷方法、孔版印刷
装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば撥水性を有する印刷用版に画像情報に基づ
いて熱を加えて撥水性を失わせ、そこにインキを付着さ
せて現像するタイプの印刷装置等においても同様に実施
できる。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、印刷ド
ラムの外周面に製版された印刷用版を巻装し、上記印刷
ドラムに押圧手段により用紙を押圧して印刷を行う印刷
方法において、上記用紙の給紙動作が上記印刷ドラムの
複数回転につき1回の割合で行われるようにするととも
に、上記印刷ドラムの複数回転のうちのいずれかの1回
転に対応したときのみ上記押圧手段による押圧動作が行
われるようにし、搬送方向の長さが上記印刷ドラムの外
周長よりも大きな大判用紙の該搬送方向における特定領
域に印刷を行うこととしたので、搬送方向長さが印刷ド
ラムの外周長よりも十分に大きいダンンボール等の大判
用紙に対しても、安価でコンパクトな印刷装置によって
所望の位置に印刷を行うことができ、専用の印刷装置を
揃える場合に比べて印刷コストを大幅に低減できるとと
もに省スペース化を実現できる。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、印刷ドラ
ムの外周面に製版された印刷用版を巻装し、上記印刷ド
ラムに押圧手段により用紙を押圧して印刷を行う印刷方
法において、上記印刷ドラムをその軸方向に移動させ、
搬送方向と直交する方向の長さが上記印刷ドラムの軸方
向の長さよりも大きな大判用紙の該搬送方向と直交する
方向における特定領域に印刷を行うこととしたので、搬
送方向と直交する方向の長さが印刷ドラムの軸方向の長
さよりも十分に大きいダンンボール等の大判用紙に対し
ても、安価でコンパクトな印刷装置によって所望の位置
に印刷を行うことができ、専用の印刷装置を揃える場合
に比べて印刷コストを大幅に低減できるとともに省スペ
ース化を実現できる。
【0054】請求項3に記載の発明によれば、印刷ドラ
ムの外周面に製版された印刷用版を巻装し、給紙手段か
ら給紙される用紙を押圧手段により上記印刷ドラムに押
圧して印刷を行う印刷装置において、上記用紙の給紙動
作が上記印刷ドラムの複数回転につき1回の割合で行わ
れるように上記給紙手段を制御するとともに、上記印刷
ドラムの複数回転のうちのいずれかの1回転に対応した
ときのみ押圧動作が行われるように上記押圧手段を制御
し、搬送方向の長さが上記印刷ドラムの外周長よりも大
きな大判用紙の該搬送方向における特定領域に印刷を行
う構成としたので、搬送方向長さが印刷ドラムの外周長
よりも十分に大きいダンンボール等の大判用紙に対して
も、安価でコンパクトな印刷装置によって所望の位置に
印刷を行うことができ、専用の印刷装置を揃える場合に
比べて印刷コストを大幅に低減できるとともに省スペー
ス化を実現できる。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の印刷装置において、上記大判用紙の搬送方向の
長さと、該大判用紙の先端から該大判用紙に印刷される
べき画像エリア先端までの距離及び搬送方向における上
記画像エリアの長さの入力情報に基づいて上記給紙手段
と上記押圧手段の動作タイミングを自動的に算出して設
定する制御手段を有している構成としたので、簡単な入
力操作で大判用紙の所望位置に正確に印刷できる。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の印刷装置において、上記印刷ドラムは所定の回
転速度で回転駆動され且つ回転方向における特定ポイン
トが設定され、上記制御手段は該特定ポイントを基準に
上記押圧手段を制御するとともに上記大判用紙の先端か
ら該大判用紙に印刷されるべき画像エリア先端までの距
離情報に基づいて最適の給紙タイミングを算出して設定
する構成としたので、簡単な入力操作で大判用紙の所望
位置に正確に印刷できる。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、請求項4
又は5に記載の印刷装置において、上記給紙手段が上記
大判用紙を収容する給紙台を有し、該給紙台に収容され
た大判用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知手段が設
けられ、該用紙サイズ検知手段により上記大判用紙の搬
送方向の長さ情報が自動的に上記制御手段に入力される
構成としたので、入力操作の手間を軽減できるととも
に、サイズ判断の人為的ミスを無くすことができる。
【0058】請求項7に記載の発明によれば、請求項4
乃至6の何れか1つに記載の印刷装置において、上記大
判用紙に印刷されるべき画像エリアの搬送方向の長さが
上記印刷ドラムの1回転で印刷可能な長さより大きい場
合、上記画像エリアが分割されてその分割数に対応した
回数の給版、通紙が行われ、上記制御手段は分割数の入
力情報に基づいて、分割された画像エリア毎に上記給紙
手段と上記押圧手段の動作タイミングを自動的に算出し
て設定する構成としたので、大判用紙に印刷する画像エ
リアの長さが大きい場合でも正確な印刷を行うことがで
きる。
【0059】請求項8に記載の発明によれば、印刷ドラ
ムの外周面に製版された印刷用版を巻装し、給紙手段か
ら給紙される用紙を押圧手段により上記印刷ドラムに押
圧して印刷を行う印刷装置において、上記印刷ドラムが
その軸方向に移動可能に設けられ、該印刷ドラムをその
軸方向に移動させることにより、搬送方向と直交する方
向の長さが上記印刷ドラムの軸方向の長さよりも大きな
大判用紙の該搬送方向と直交する方向における特定領域
に印刷を行う構成としたので、搬送方向と直交する方向
の長さが印刷ドラムの軸方向の長さよりも十分に大きい
ダンンボール等の大判用紙に対しても、安価でコンパク
トな印刷装置によって所望の位置に印刷を行うことがで
き、専用の印刷装置を揃える場合に比べて印刷コストを
大幅に低減できるとともに省スペース化を実現できる。
【0060】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の印刷装置において、製版済みの印刷用版を給版
する製版手段を有し、上記印刷ドラムの軸方向の移動範
囲内の一端部に該印刷ドラムのホームポジションが設け
られ、該ホームポジションで上記製版手段による給版動
作が行われる構成としたので、給版動作を一元化するこ
とにより制御を容易化することができる。
【0061】請求項10に記載の発明によれば、請求項
9に記載の印刷装置において、上記ホームポジションが
装置本体の操作面側に設けられ、上記印刷ドラムは該ホ
ームポジションにおいてインキ容器等を一体に有するユ
ニットとして装置本体に対して着脱可能である構成とし
たので、印刷ドラムの交換作業を容易且つ迅速に行うこ
とができ、メンテナンスや色替えを容易にできる。
【0062】請求項11に記載の発明によれば、請求項
8乃至10の何れか1つに記載の印刷装置において、上
記印刷ドラムを軸方向に移動させるドラム駆動手段と、
上記大判用紙の搬送方向と直交する方向における用紙基
準端面から該大判用紙に印刷されるべき画像エリア端部
までの距離及び搬送方向と直交する方向における上記画
像エリアの幅の入力情報に基づいて上記印刷ドラムの上
記ホームポジションからの軸方向移動量を算出して上記
ドラム駆動手段を制御する制御手段を有している構成と
したので、簡単な入力操作で位置精度の高い印刷を行う
ことができる。
【0063】請求項12に記載の発明によれば、請求項
11に記載の印刷装置において、上記大判用紙に印刷さ
れるべき画像エリアの搬送方向と直交する方向の幅が上
記印刷ドラムの同方向における印刷可能エリアの幅より
大きい場合、上記画像エリアが分割されてその分割数に
対応した回数の給版、通紙が行われ、上記制御手段は分
割数の入力情報に基づいて、分割された画像エリア毎に
上記印刷ドラムの上記ホームポジションからの軸方向移
動量を算出して上記ドラム駆動手段を制御する構成とし
たので、大判用紙に印刷する画像エリアの長さが大きい
場合でも正確な印刷を行うことができる。
【0064】請求項13に記載の発明によれば、印刷ド
ラムの外周面に製版された印刷用版を巻装し、給紙手段
から給紙される用紙を押圧手段により上記印刷ドラムに
押圧して印刷を行う印刷装置において、複数の印刷ドラ
ムが同一軸方向にそれぞれ独立して移動可能に設けら
れ、これらの印刷ドラムをその軸方向のそれぞれの所定
位置に移動させることにより、搬送方向と直交する方向
の長さが上記印刷ドラムの軸方向の長さよりも大きな大
判用紙の該搬送方向と直交する方向における複数の特定
領域に印刷を行う構成としたので、1回の通紙で所望の
複数箇所に同時に印刷することができ、印刷可能エリア
の拡大と印刷時間の短縮を実現できる。
【0065】請求項14に記載の発明によれば、請求項
13に記載の印刷装置において、上記押圧手段が上記複
数の印刷ドラムに個別に対応して設けられ、これらの押
圧手段はそれぞれ対応する印刷ドラムと同期して該印刷
ドラムの軸方向に移動する構成としたので、印刷ドラム
がその位置にあろうともそれに合わせて最適な印圧を付
与できるので、画像の位置やバランスに関係なくいつで
も安定した高い品質の画像を得ることができる。
【0066】請求項15に記載の発明によれば、請求項
13又は14に記載の印刷装置において、製版済みの印
刷用版を給版する製版手段を有し、上記大判用紙への搬
送方向と直交する方向における印刷可能な範囲の略中央
にホームポジションが設けられ、該ホームポジションで
上記製版手段による上記各印刷ドラムに対する給版動作
が行われる構成としたので、印刷ドラムの有効な最大移
動距離を小さくできるとともに、ホームポジションから
それぞれの印刷時位置までの移動距離をも小さくするこ
とができ、構成の共用化によるコンパクト化を図れると
ともに、給版終了後の目的位置への印刷ドラムの移動時
間を短くできる。
【0067】請求項16に記載の発明によれば、請求項
13乃至15の何れか1つに記載の印刷装置において、
上記複数の印刷ドラムのインキの色が異なる構成とした
ので、大判用紙への多色印刷を安価に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における孔版印刷装置
の概要正面図である。
【図2】制御ブロック図である。
【図3】印刷ドラムの回転と、印刷可能エリアの搬送方
向の長さと、大判用紙の搬送方向の長さと、印圧ローラ
の印圧動作の有無との関係を示す図である。
【図4】大判用紙の搬送方向の長さと、用紙先端から画
像エリア先端までの距離と、画像エリアの搬送方向の長
さと、印刷ドラムの外周長と、印刷ドラムの印刷可能エ
リアの搬送方向の長さと、ドラム回転毎の印刷の有無と
の関係を示す図である。
【図5】図1で示した孔版印刷装置の概要平面図であ
る。
【図6】第3の実施形態を示す図で、印刷ドラム大判用
紙と画像位置の関係を、主に用紙搬送方向と直交する方
向について説明するための図である。
【図7】第5の実施形態における大判用紙と画像位置の
関係を示す図である。
【図8】第6の実施形態における孔版印刷装置の概要側
面図である。
【図9】印刷ドラムと用紙の大きさとの関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
4 印刷用版としてのマスタ 7 印刷ドラム 23 大判用紙 73 押圧手段 74 給紙手段 76 制御手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷ドラムの外周面に製版された印刷用版
    を巻装し、上記印刷ドラムに押圧手段により用紙を押圧
    して印刷を行う印刷方法において、 上記用紙の給紙動作が上記印刷ドラムの複数回転につき
    1回の割合で行われるようにするとともに、上記印刷ド
    ラムの複数回転のうちのいずれかの1回転に対応したと
    きのみ上記押圧手段による押圧動作が行われるように
    し、搬送方向の長さが上記印刷ドラムの外周長よりも大
    きな大判用紙の該搬送方向における特定領域に印刷を行
    うことを特徴とする印刷方法。
  2. 【請求項2】印刷ドラムの外周面に製版された印刷用版
    を巻装し、上記印刷ドラムに押圧手段により用紙を押圧
    して印刷を行う印刷方法において、 上記印刷ドラムをその軸方向に移動させ、搬送方向と直
    交する方向の長さが上記印刷ドラムの軸方向の長さより
    も大きな大判用紙の該搬送方向と直交する方向における
    特定領域に印刷を行うことを特徴とする印刷方法。
  3. 【請求項3】印刷ドラムの外周面に製版された印刷用版
    を巻装し、給紙手段から給紙される用紙を押圧手段によ
    り上記印刷ドラムに押圧して印刷を行う印刷装置におい
    て、 上記用紙の給紙動作が上記印刷ドラムの複数回転につき
    1回の割合で行われるように上記給紙手段を制御すると
    ともに、上記印刷ドラムの複数回転のうちのいずれかの
    1回転に対応したときのみ押圧動作が行われるように上
    記押圧手段を制御し、搬送方向の長さが上記印刷ドラム
    の外周長よりも大きな大判用紙の該搬送方向における特
    定領域に印刷を行うことを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の印刷装置において、 上記大判用紙の搬送方向の長さと、該大判用紙の先端か
    ら該大判用紙に印刷されるべき画像エリア先端までの距
    離及び搬送方向における上記画像エリアの長さの入力情
    報に基づいて上記給紙手段と上記押圧手段の動作タイミ
    ングを自動的に算出して設定する制御手段を有している
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の印刷装置において、 上記印刷ドラムは所定の回転速度で回転駆動され且つ回
    転方向における特定ポイントが設定され、上記制御手段
    は該特定ポイントを基準に上記押圧手段を制御するとと
    もに上記大判用紙の先端から該大判用紙に印刷されるべ
    き画像エリア先端までの距離情報に基づいて最適の給紙
    タイミングを算出して設定することを特徴とする印刷装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5に記載の印刷装置におい
    て、 上記給紙手段が上記大判用紙を収容する給紙台を有し、
    該給紙台に収容された大判用紙のサイズを検知する用紙
    サイズ検知手段が設けられ、該用紙サイズ検知手段によ
    り上記大判用紙の搬送方向の長さ情報が自動的に上記制
    御手段に入力されることを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】請求項4乃至6の何れか1つに記載の印刷
    装置において、 上記大判用紙に印刷されるべき画像エリアの搬送方向の
    長さが上記印刷ドラムの1回転で印刷可能な長さより大
    きい場合、上記画像エリアが分割されてその分割数に対
    応した回数の給版、通紙が行われ、上記制御手段は分割
    数の入力情報に基づいて、分割された画像エリア毎に上
    記給紙手段と上記押圧手段の動作タイミングを自動的に
    算出して設定することを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】印刷ドラムの外周面に製版された印刷用版
    を巻装し、給紙手段から給紙される用紙を押圧手段によ
    り上記印刷ドラムに押圧して印刷を行う印刷装置におい
    て、 上記印刷ドラムがその軸方向に移動可能に設けられ、該
    印刷ドラムをその軸方向に移動させることにより、搬送
    方向と直交する方向の長さが上記印刷ドラムの軸方向の
    長さよりも大きな大判用紙の該搬送方向と直交する方向
    における特定領域に印刷を行うことを特徴とする印刷装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の印刷装置において、 製版済みの印刷用版を給版する製版手段を有し、上記印
    刷ドラムの軸方向の移動範囲内の一端部に該印刷ドラム
    のホームポジションが設けられ、該ホームポジションで
    上記製版手段による給版動作が行われることを特徴とす
    る印刷装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の印刷装置において、 上記ホームポジションが装置本体の操作面側に設けら
    れ、上記印刷ドラムは該ホームポジションにおいてイン
    キ容器等を一体に有するユニットとして装置本体に対し
    て着脱可能であることを特徴とする印刷装置。
  11. 【請求項11】請求項8乃至10の何れか1つに記載の
    印刷装置において、 上記印刷ドラムを軸方向に移動させるドラム駆動手段
    と、上記大判用紙の搬送方向と直交する方向における用
    紙基準端面から該大判用紙に印刷されるべき画像エリア
    端部までの距離及び搬送方向と直交する方向における上
    記画像エリアの幅の入力情報に基づいて上記印刷ドラム
    の上記ホームポジションからの軸方向移動量を算出して
    上記ドラム駆動手段を制御する制御手段を有しているこ
    とを特徴とする印刷装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の印刷装置において、 上記大判用紙に印刷されるべき画像エリアの搬送方向と
    直交する方向の幅が上記印刷ドラムの同方向における印
    刷可能エリアの幅より大きい場合、上記画像エリアが分
    割されてその分割数に対応した回数の給版、通紙が行わ
    れ、上記制御手段は分割数の入力情報に基づいて、分割
    された画像エリア毎に上記印刷ドラムの上記ホームポジ
    ションからの軸方向移動量を算出して上記ドラム駆動手
    段を制御することを特徴とする印刷装置。
  13. 【請求項13】印刷ドラムの外周面に製版された印刷用
    版を巻装し、給紙手段から給紙される用紙を押圧手段に
    より上記印刷ドラムに押圧して印刷を行う印刷装置にお
    いて、 複数の印刷ドラムが同一軸方向にそれぞれ独立して移動
    可能に設けられ、これらの印刷ドラムをその軸方向のそ
    れぞれの所定位置に移動させることにより、搬送方向と
    直交する方向の長さが上記印刷ドラムの軸方向の長さよ
    りも大きな大判用紙の該搬送方向と直交する方向におけ
    る複数の特定領域に印刷を行うことを特徴とする印刷装
    置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の印刷装置において、 上記押圧手段が上記複数の印刷ドラムに個別に対応して
    設けられ、これらの押圧手段はそれぞれ対応する印刷ド
    ラムと同期して該印刷ドラムの軸方向に移動することを
    特徴とする印刷装置。
  15. 【請求項15】請求項13又は14に記載の印刷装置に
    おいて、 製版済みの印刷用版を給版する製版手段を有し、上記大
    判用紙への搬送方向と直交する方向における印刷可能な
    範囲の略中央にホームポジションが設けられ、該ホーム
    ポジションで上記製版手段による上記各印刷ドラムに対
    する給版動作が行われることを特徴とする印刷装置。
  16. 【請求項16】請求項13乃至15の何れか1つに記載
    の印刷装置において、 上記複数の印刷ドラムのインキの色が異なることを特徴
    とする印刷装置。
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