JP2003341184A - プリンタ可変速度印字方法及び装置 - Google Patents

プリンタ可変速度印字方法及び装置

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JP2003341184A
JP2003341184A JP2002153052A JP2002153052A JP2003341184A JP 2003341184 A JP2003341184 A JP 2003341184A JP 2002153052 A JP2002153052 A JP 2002153052A JP 2002153052 A JP2002153052 A JP 2002153052A JP 2003341184 A JP2003341184 A JP 2003341184A
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speed printing
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JP2002153052A
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Kei Suzuki
圭 鈴木
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Original Assignee
NEC Infrontia Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上位装置等からの印字データ転送開始から印
字開始までの時間を大幅に短縮し、印字品質向上や電源
容量の削減等の目的に応じて個々のシステム毎にチュー
ニングを可能にする。 【解決手段】 印字処理制御手段51は、まず設定内最
高速印字を可能とする最低限の印字データ量かどうか判
断し(ステップA2)、最高速印字が可能なデータ量の
場合は、設定されたバッファ量分データが蓄積されるま
で待機し、その後に高速印字を開始する。(ステップA
3)。高速印字中は、継続印字データがある限り(ステ
ップA4)バッファ管理手段43からのバッファ情報を
監視し、最低限保証する必要のあるデータバッファ量を
割らない限り(ステップA2)、高速印字動作を継続す
る。最高速印字が可能なデータ量の場合は、設定された
バッファ量分データが蓄積されるまで待機し、その後に
高速印字を開始する(ステップA3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ可変速度印
字方法及び装置、特に、決められた印字条件に基づきバ
ッファ量に応じて印字速度を数段階に可変させながら印
字を行うプリンタ可変速度印字方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプリンタは、上位装置か
らデータを受信し、受信したデータをデータ編集手段で
解析し印字バッファに印字データを描画する。印字設定
に従い印字バッファに1ページ分または1ライン分の印
字データが描画されたらデータ印字手段により印字を行
っていた。
【0003】従って、1ページ分印字する場合は1ペー
ジ分の印字データが描画されるまで印字できない。1ラ
イン分印字する場合は1ライン分印字する毎に停止す
る。また、従来の制御では、連続して印字を行う場合、
印字パラメータの設定をした場合、1ページまたは1ラ
イン印字が終了するまではパラメータを変えない制御に
なっている。
【0004】上述したプリンタは、1ページ分印字する
場合は1ページ分の印字データが描画されるまで印字で
きないし、1ライン分印字する場合は、1ライン分印字
する毎に停止するため、1ページ分または1ライン分の
印字データを印字する場合、印字開始時間のばらつきが
発生したり、印字時間が長くかかったりする。また、連
続して印字を行う場合、印字パラメータの設定をした場
合、1ページまたは1ライン印字が終了するまではパラ
メータを変えられない制御になっているため、印字停止
しているときでないと、印字パラメータの設定を変更す
ることができない。
【0005】従来のプリンタ可変速度印字方法について
図面を参照して詳細に説明する。
【0006】図4は従来の一例を示す概略構成図である
(例えば特開2001−191591号公報参照)。サ
ーマルヘッド101とプラテンローラ102が設けられ
ている。用紙103は給紙部104からプリンタ装置内
へ搬送され、サーマルヘッド101で印字された後、排
出部105からプリンタ装置外へ排出される。これら各
ユニットの制御は制御部106で行われる。
【0007】図5は制御部106の概略構成を示すブロ
ック図である。制御部106は、受信部111、編集部
112、印字部113、パラメータ格納エリア114、
印字バッファ115を含む。編集部112は、解析手段
121、パラメータ格納手段122、描画手段123を
含む。印字部113は、印字パラメータ設定手段12
4、印字手段125を含む。
【0008】受信部111は、上位装置から送られるデ
ータを受信する。解析手段121は、受信部111が上
位装置から受信したデータを解析して、印字用パラメー
タであるか印字データであるかを判断し、印字用パラメ
ータであればパラメータ格納手段122に、印字データ
であれば描画手段123に、処理をそれぞれ振り分け
る。パラメータ格納手段122は、印字用パラメータを
パラメータ格納エリア114に格納する。
【0009】描画手段123は、上位装置から受信した
印字データを印字出力用に描画してこの描画データを印
字バッファ115に格納する。印字パラメータ設定手段
124は、印字バッファ115に描画されたデータを印
字できるように、パラメータ格納手段122がパラメー
タ格納エリア114に格納しておいてくれた印字用パラ
メータの設定を行う。印字用パラメータとしては、印字
速度パラメータ、最高速度制限パラメータ、分割印字設
定パラメータ、印字濃度パラメータ、印字色切換えパラ
メータなどがある。印字手段125は、印字バッファ1
15に格納してある印字データを実際に用紙3に印字で
きるように設定し、印字開始命令を発行する。
【0010】次に、動作について説明する。まず、図4
と図5を参照して概要動作を説明する。受信部111で
上位装置からデータを受信する。受信したデータは編集
部112にわたり、解析手段121によりデータ解析さ
れる。ここで印字用パラメータか印字データかに分けら
れ、印字用パラメータの場合はパラメータ格納手段12
2がパラメータ格納エリア114に格納し、印字データ
の場合は描画手段123が印字出力用に描画してこの描
画データを印字バッファ115に格納する。印字用パラ
メータと描画データがそれぞれパラメータ格納エリア1
14と印字バッファ115に格納されたら、印字部11
3は印字パラメータ設定手段124でパラメータ格納エ
リア114に格納してある最高速度制限、分割印字、印
字色設定値、印字濃度などのパラメータを設定する。パ
ラメータに変化がない場合は設定を行わない。
【0011】この後、印字手段125でサーマルヘッド
101に印字動作を開始させる。図4の「排出方向」と
記述してある方向に、プラテン102を回転させ用紙1
03を搬送(移動)する。このようにして印字処理を行
い、印字終了後、用紙103を排出部105から装置外
へ排出する。
【0012】図6は印字部113の動作を示すフローチ
ャートである。図6のフローチャートを用いて、どのよ
うに可変速度印字を実現するかを説明する。印字指示コ
マンド受信後、印字開始をした時点で印字部113は描
画データが印字バッファ115にどのくらい蓄積されて
いるかを判断し、印字速度を決定し印字処理を行う。
【0013】印字バッファ115に描画データが蓄積さ
れる原理を説明すると、上位装置がプリンタに対してデ
ータを送信する時のデータ転送速度が速ければ、印字バ
ッファ115にどんどんと描画データが蓄積されていく
が、遅いと印字バッファ115に蓄積される前に印字さ
れて行ってしまう。描画データの蓄積速度により、印字
処理が停止しているということもあり得る。
【0014】印字部113は、上位装置から受信部11
1経由で印字指示コマンドを受信すると(ステップS3
1)、印字パラメータ設定手段124が、描画データ蓄
積量からまず中速度まで上げられるのかをチェックして
(ステップS32)、OKであればまず中速印字用パラ
メータを設定し(ステップS33)、印字手段25が、
中速度で印字動作を行う(ステップS34)。
【0015】印字動作をしているうちに、印字バッファ
115に高速度まで上げることができる量の描画データ
が蓄積された場合(ステップS35)、印字速度を高速
に上げ(ステップS36)、高速印字処理を行う(ステ
ップS37)。逆に、高速印字で印字している最中に、
上位装置からの印字データ転送速度が遅くなったりし
て、印字バッファ115に蓄積されている描画データが
中速度でしか印字できないデータ量になった時は(ステ
ップS35)、印字速度を高速度から中速度に下げて印
字処理を行う(ステップS32〜ステップS34)。
【0016】ステップS32で、中速印字が不可能と判
断した場合は、低速印字が可能であるかを判断し(ステ
ップS38)、YESであれば、低速印字用パラメータ
を設定し(ステップS39)、低速印字動作を行う(ス
テップS40)。低速印字中にも、中速印字に上げられ
るかの判断を行い(ステップS32)、YESであれ
ば、ステップS33以降の処理を行う。ステップ38で
低速印字も不可能であれば、処理を終了する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のPOSシステム
に搭載されるサーマルプリンタ等の場合は、印字搬送速
度のみでなく全トランザクションタイムが重要になる
が、上位側で特売、バンドルミックス処理を清算キー押
下後に行う場合が多く、清算キーを押した後にプリンタ
への印字データ転送、プリンタで展開および全てバッフ
ァリングして印字を行うため印字開始までの時間がかか
っていた。スーパー等での大量商品購入の場合などはよ
り顕著だった。
【0018】従来の技術は、印字編集処理時間および印
字開始時のバッファ量に関し明記されていないため実際
のトランザクションタイムの短縮は限界がある。
【0019】もう一つの問題として、サーマルプリンタ
の印字速度は飛躍的に向上したが、印字速度の向上は同
時に印字品質の低下や電源容量の増加を引き起こすた
め、カタログ最高値で運用することがシステムとして最
適とは言えない状況となっている。
【0020】また、印字速度の向上により固定的なバッ
ファ量で見切り印字開始するとシステムの性能によって
は可変速が頻繁に発生し最高速度が出ないだけで無く印
字搬送が乱れ印字品位への影響も懸念される。
【0021】本発明の目的は、上位装置等からの印字デ
ータ転送開始から印字開始までの時間を大幅に短縮し、
印字品質向上や電源容量の削減や印字開始時間までの短
縮等の目的に応じて個々のシステム毎にチューニングを
可能にすることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】第1の発明のプリンタ可
変速度印字方法は、描画データを格納する印字バッファ
と、印字用パラメータを設定する印字パラメータ設定手
段と、前記印字バッファに格納された描画データを前記
印字パラメータ設定手段が設定した印字用パラメータで
印字する印字手段とを含むプリンタ可変速度印字装置に
おける印字方法において、前記印字用パラメータは複数
の印字速度と最高速度制限パラメータとを含み、前記印
字パラメータ設定手段は前記印字バッファに蓄積された
描画データ量を監視して前記複数の印字速度の中から使
用可能な印字速度を選択し印字用パラメータとして設定
しこの印字用パラメータとして、印刷開始のために必要
な前記印字バッファに蓄積すべき描画データ量を入れ
る。
【0023】第2の発明のプリンタ可変速度印字方法
は、第1の発明において前記印字バッファに蓄積された
描画データ量を監視して、印刷開始のために必要な前記
蓄積すべき描画データ量に達した場合、印刷を開始させ
る。
【0024】第3の発明のプリンタ可変速度印字方法
は、前記印字用パラメータとして、3段階の印字速度を
含み、上位装置から印字指示コマンドを受けると、前記
印字パラメータ設定手段は、前記印字バッファに蓄積さ
れた描画データ量から低速印字が可能であるかを判断
し、低速印字可能である場合は低速印字用パラメータを
設定して前記印字手段に低速印字を行わせ、低速印字中
に中速印字可能であるかを判断して中速印字可能である
場合は中速印字用パラメータに切換え、中速印字中に高
速印字可能であるかを判断して高速印字可能である場合
は高速印字用パラメータに切換え、中速印字が可能であ
るかを判断したときに中速印字不可能であった場合は低
速印字可能であるかを判断して低速印字用パラメータを
設定するか印字しないかを決定する。
【0025】第4の発明のプリンタ可変速度印字方法
は、プリンタに対するイメージデータの転送レートが固
定されているプリンタの可変速度印字方法において、
(a)前記イメージデータの受信中であるか否かを検出
する手順と、(b)前記イメージデータのためのバッフ
ア部に蓄積されたイメージデータ量とその変化率を求め
る手順と、(c)前記イメージデータの受信中であり、
前記イメージデータ量が低速印字可能な低速対応量を越
え、かつ、前記イメージデータ量の変化率の符号が正の
値を示す場合は、低速印字から中速印字、高速印字状態
に移行してゆき、イメージデータ非受信状態になり、か
つ、前記イメージデータ量の変化率の符号が負の値を示
す場合は、高速印字から中速印字状態を経て低速印字上
状態に移行してゆくか、あるいは印字しない手順と、を
含んで構成される。
【0026】第5の発明のプリンタ可変速度印字方法
は、(a)断続的にイメージデータを受信している状態
において、前回受信したイメージデータが印字バッファ
に残存しているか否かを調べる手順と、(b)残存して
いるときは残存イメージデータ量に対応した印字速度
で、高速(または中速、または低速)印字を行わせる手
順と、を含んで構成せれる。
【0027】第6の発明のプリンタ可変速度印字方法
は、(a)コマンド処理手段(22)が印字コマンドを
受けた場合、印字処理制御手段(51)は、まず設定内
最高速印字を可能とする最低限の印字データ量かどうか
判断し(ステップA2)、(b)最高速印字が可能なデ
ータ量の場合は、設定されたバッファ量分データが蓄積
されるまで待機し、その後に高速印字を開始する(ステ
ップA3)、(c)高速印字中は、継続印字データがあ
る限り(ステップA4)バッファ管理手段43からのバ
ッファ情報を監視し、最低限保証する必要のあるデータ
バッファ量を割らない限り(ステップA2)、高速印字
動作を継続する、(d)印字開始前に最高速印字が不可
と判断された場合、または高速印字中にデータバッファ
量が最高速印字可能量を下回った場合は中速印字を可能
とする印字データ量かどうか判断し(ステップB1)、
(e)中速印字可能の場合は、中速印字動作(のステッ
プB2)を行い、(f)中速印字不可の場合は、低速印
字を可能とする印字データ量かどうか判断し(ステップ
C1)、(g)低速印字可能な場合は低速印字動作(ス
テップC2)を行い、(h)印字すべきデータ量が無く
なった場合は印字動作を停止する(ステップD1)。
【0028】第7の発明のプリンタ可変速度印字装置
は、描画データを格納する印字バッファと、印字用パラ
メータを設定する印字パラメータ設定手段と、前記印字
バッファに格納された描画データを前記印字パラメータ
設定手段が設定した印字用パラメータで印字する印字手
段と、前記印字用パラメータは複数の印字速度と最高速
度制限パラメータとを含み、前記印字パラメータ設定手
段は前記印字バッファに蓄積された描画データ量を監視
して前記複数の印字速度の中から使用可能な印字速度を
選択し印字用パラメータとして設定する手段と、前記印
字バッファに蓄積された描画データ量を監視して、印刷
開始のために必要な前記蓄積すべき描画データ量に達し
た場合、印刷を開始させる手段を含んで構成される。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0030】図1は本発明の一実施形態を示すブロック
図である。図1に示すプリンタ可変速度印字装置は、印
字条件設定記憶部3に記憶された印字条件設定のうちバ
ッファ量の設定情報に基づきバッファ管理手段43はイ
メージデータバッファ部42のバッファ情報をリアルタ
イムに管理する。また印字条件設定記憶部3に記憶され
た印字条件設定の印字最高速度設定は印字処理制御手段
51に反映され印字速度の上限値が決定される。印字処
理制御手段51は、バッファ管理手段43からのバッフ
ァ情報を元に印字搬送速度を搬送処理手段52に指示
し、バッファ量に応じた多段階の搬送速度制御を行いな
がら印字処理を行う。
【0031】これにより、イメージデータ受信後に最小
限のバッファ量で印字可能になり、上位装置等からのデ
ータ受信開始から短時間で印字を開始することを可能に
する。また、印字条件を設定できるようにしているた
め、印字品質向上や電源容量の削減や印字開始時間まで
の短縮等の目的に応じて個々のシステム毎にチューニン
グが可能となる。
【0032】本発明では、データ受信部1が上位装置等
からの印字コマンドおよびイメージ印字データを受信す
る。データ解析部2は、データ解析手段21とコマンド
処理手段22で構成され、データ解析手段21は受信デ
ータを解析し、コマンドとイメージ印字データを判別す
る。コマンド処理手段22はコマンドを処理する。印字
条件設定コマンドを受けた場合は印字条件設定を印字条
件設定記憶部3に記憶させる。印字条件とは印字最高速
度の設定やイメージデータバッファ部のバッファ量の設
定等を含む。なお、本実施例では印字条件をコマンドで
設定する例で説明するが、条件が固定である場合やDI
PSW等により半固定的に設定される場合も適用範囲に
含む。ここでのバッファ量とはバッファメモリの量を指
定するのではなく、印字開始までのバッファリングを行
うバッファ量のことでバッファ量を大きくすればするほ
ど印字開始までの時間が遅くなり、一方でラインサーマ
ルプリンタのように転送速度を上回るような非常に高速
に印字可能なプリンタの場合には最高速で印字搬送でき
る確率を増やすことができる。印字中の加減速のための
バッファ量は各速度域毎にプロフィールアップ、ダウン
および一定時間定速印字可能なデータ以上のデータ量で
あれば良くプログラムの中での固定値で構わない。
【0033】描画処理部4は、イメージデータ展開手段
41とイメージデータバッファ部42とバッファ管理手
段43で構成される。イメージデータ展開手段41は、
データ解析手段21を経て得たイメージ印字データ群を
イメージデータバッファ部42に展開する。バッファ管
理手段43は印字条件設定記憶部3に記憶された印字条
件設定のバッファ量の設定情報に基づきイメージデータ
バッファ部42のバッファ情報を先読みしリアルタイム
に管理する。
【0034】印字処理部5は、印字処理制御手段51と
搬送処理手段52と印字処理手段53で構成される。印
字処理手段51は、印字条件設定記憶部3に記憶された
印字条件設定の印字最高速度設定値に従い印字速度の上
限値を決定し、バッファ管理手段43からのバッファ情
報を元に印字搬送速度を搬送処理手段52に指示し、バ
ッファ量に応じた多段階の搬送速度制御を行いながら印
字処理を行う。印字処理手段53は、イメージデータバ
ッファ部42から印字データを順次受け取り印字処理を
実行する。搬送処理手段52は、ステッピングモータの
加減速処理を行う。印字部6は、サーマルヘッドやステ
ッピングモータ等の印字エンジンである。
【0035】図2は本発明の一実施形態を示すフローチ
ャートである。データ受信部1で受信したデータは、デ
ータ処理手段21で解析されコマンドはコマンド処理手
段22へイメージ印字データ群はイメージデータ展開手
段41へ送られる。コマンド処理手段22で印字条件設
定コマンドを検出した場合は、印字条件設定記憶部3に
設定値が記憶される。例えば、ラインサーマルプリンタ
の場合は印字最高速度設定値を200mm/s等、バッ
ファ量をデータ受信部のインタフェースの転送能力に応
じて設定する。但し、印字最高速度設定値のプロフィー
ルアップ、ダウンおよび一定時間定速印字可能なバッフ
ァ量は最低限固定値として保証される。
【0036】コマンド処理手段22が印字コマンドを受
けた場合(ステップA1)、印字処理制御手段51は、
まず設定内最高速印字を可能とする最低限の印字データ
量かどうか判断し(ステップA2)、最高速印字が可能
なデータ量の場合は、設定されたバッファ量分データが
蓄積されるまで待機し、その後に高速印字を開始する。
(ステップA3)。この待機時間がバッファ量設定値に
より変動する。高速印字中は、継続印字データがある限
り(ステップA4)バッファ管理手段43からのバッフ
ァ情報を監視し、最低限保証する必要のあるデータバッ
ファ量を割らない限り(ステップA2)、高速印字動作
を継続する。
【0037】印字開始前に最高速印字が不可と判断され
た場合、または高速印字中にデータバッフア量が最高速
印字可能量を下回った場合は中速印字を可能とする印字
データ量かどうか判断し(ステップB1)、中速印字可
能の場合は、中速印字動作(ステップB2)を行い、中
速印字不可の場合は、低速印字を可能とする印字データ
量かどうか判断し(ステップC1)、低速印字可能な場
合は低速印字動作(ステップC2)を行い、印字すべき
データ量が無くなった場合は印字動作を停止する。(ス
テップD1)全ての印字動作条件中において継続印字デ
ータがある場合は常にバッファ量を監視し、バッファ量
に応じた印字速度に加減速を行いながら印字動作を行
う。
【0038】図3は本発明の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。(イ)印字待ちのドットラインデー
タは印字バッファデータ量を示し、(ハ)イメージデー
タを受信中は増加しつづける。実際の印字開始は、印字
最高速度設定値のプロフィールアップ、ダウンおよび一
定時間定速印字可能なバッファ量以上貯まった後に高速
域まで印字を行いながら(ロ)搬送速度を引上げ、最高
速度に至った後に一定速度で印字を継続する。印字デー
タの消費速度よりもデータ受信部のインタフェースの転
送速度(途中のデータ受信中断を含む)が上回っていれ
ば高速印字を維持するが、インタフェースの転送速度が
遅くかつ印字データ長が長くデータ消費の方が早い場合
や上位装置側OSがマルチスレッド処理の場合などにス
レッド間の間が空いてしまう場合など、バッファ量を管
理しているバッファ管理手段43が減速に必要なバッフ
ァ量を割り込んだと判断した場合に、印字処理手段52
が減速処理を行い、まず中速域まで減速する。しばらく
中速域で印字バッファデータ量が増えるのを待ち、中速
域から減速に必要なバッファ量を割り込んだと判断した
場合には更に減速処理を行い低速域まで減速する。低速
域に入った後は、データを完全に消費してしまった場合
は印字を一旦停止するが再度印字バッファデータ量が増
えた場合は、バッファ量に応じた速度域まで加減速し印
字処理を行う。本実施例では、三段階の印字速度として
いるが更に多段階の印字速度であってもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明のプリンタ可変速度印字方法の第
一の効果は、上位装置等からの印字データ転送開始から
印字開始までの時間を大幅に短縮できることにある。特
にPOSシステムに搭載されるサーマルプリンタ等の場
合は、印字搬送速度のみでなく全トランザクションタイ
ムが重要になるため清算キーを押した後からの印字開始
までの時間が大幅に短縮できる。その理由は、常にデー
タバッファ量を監視し可減速するためページモードのよ
うに全てのデータを受信しなくとも最低限の印字データ
を受信した時点で印字を開始することにある。また、昨
今の高性能な上位側のCPUにてイメージデータに展開
してプリンタにデータ転送することで少ないデータバッ
ファ量で印字開始が可能になる点にある。第二の効果
は、印字品質向上や電源容量の削減や印字開始時間まで
の短縮等の目的に応じて個々のシステム毎にチューニン
グが可能になる点にある。これにより他用途なシステム
に使用できるほか、超高速印字可能なサーマルプリンタ
の場合に高速で安定した印字ができるように最適化が可
能になる。その理由は、最高速度設定およびバッファ量
設定等の印字条件が設定できるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明の動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図4】従来の一例を示す側面図である。
【図5】従来の一例を示すブロック図である。
【図6】従来の一例を説明するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 データ受信部 2 データ解析部 3 印字条件設定記憶部 4 描画処理部 5 印字処理部 21 データ解析手段 22 コマンド処理手段 42 イメージデータバッファ部 43 バッファ管理手段 51 印字処理制御手段 52 搬送処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 HH03 HH06 HJ10 HK18 HM03 HN02 HN15 2C187 AF06 BH09 5B021 BB01 BB04 CC05 DD06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画データを格納する印字バッファと、
    印字用パラメータを設定する印字パラメータ設定手段
    と、前記印字バッファに格納された描画データを前記印
    字パラメータ設定手段が設定した印字用パラメータで印
    字する印字手段とを含むプリンタ可変速度印字装置にお
    ける印字方法において、前記印字用パラメータは複数の
    印字速度と最高速度制限パラメータとを含み、前記印字
    パラメータ設定手段は前記印字バッファに蓄積された描
    画データ量を監視して前記複数の印字速度の中から使用
    可能な印字速度を選択し印字用パラメータとして設定し
    この印字用パラメータとして、印刷開始のために必要な
    前記印字バッファに蓄積すべき描画データ量を入れるこ
    とを特徴とするプリンタ可変速度印字方法。
  2. 【請求項2】 前記印字バッファに蓄積された描画デー
    タ量を監視して、印刷開始のために必要な前記蓄積すべ
    き描画データ量に達した場合、印刷を開始させる請求項
    1記載のプリンタ可変速度印字方法。
  3. 【請求項3】 前記印字用パラメータとして、3段階の
    印字速度を含み、上位装置から印字指示コマンドを受け
    ると、前記印字パラメータ設定手段は、前記印字バッフ
    ァに蓄積された描画データ量から低速印字が可能である
    かを判断し、低速印字可能である場合は低速印字用パラ
    メータを設定して前記印字手段に低速印字を行わせ、低
    速印字中に中速印字可能であるかを判断して中速印字可
    能である場合は中速印字用パラメータに切換え、中速印
    字中に高速印字可能であるかを判断して高速印字可能で
    ある場合は高速印字用パラメータに切換え、中速印字が
    可能であるかを判断したときに中速印字不可能であった
    場合は低速印字可能であるかを判断して低速印字用パラ
    メータを設定するか印字しないかを決定する請求項1ま
    たは2記載のプリンタ可変速度印字方法。
  4. 【請求項4】 プリンタに対するイメージデータの転送
    レートが固定されているプリンタの可変速度印字方法に
    おいて、(a)前記イメージデータの受信中であるか否
    かを検出する手順と、(b)前記イメージデータのため
    のバッフア部に蓄積されたイメージデータ量とその変化
    率を求める手順と、(c)前記イメージデータの受信中
    であり、前記イメージデータ量が低速印字可能な低速対
    応量を越え、かつ、前記イメージデータ量の変化率の符
    号が正の値を示す場合は、低速印字から中速印字、高速
    印字状態に移行してゆき、イメージデータ非受信状態に
    なり、かつ、前記イメージデータ量の変化率の符号が負
    の値を示す場合は、高速印字から中速印字状態を経て低
    速印字上状態に移行してゆくか、あるいは印字しない手
    順と、を含むことを特徴とするプリンタ可変速度印字方
    法。
  5. 【請求項5】(a)断続的にイメージデータを受信して
    いる状態において、前回受信したイメージデータが印字
    バッファに残存しているか否かを調べる手順と、(b)
    残存しているときは残存イメージデータ量に対応した印
    字速度で、高速(または中速、または低速)印字を行わ
    せる手順と、を含むことを特徴とするプリンタ可変速度
    印字方法。
  6. 【請求項6】(a)コマンド処理手段(22)が印字コ
    マンドを受けた場合、印字処理制御手段(51)は、ま
    ず設定内最高速印字を可能とする最低限の印字データ量
    かどうか判断し(ステップA2)、(b)最高速印字が
    可能なデータ量の場合は、設定されたバッファ量分デー
    タが蓄積されるまで待機し、その後に高速印字を開始す
    る(ステップA3)、(c)高速印字中は、継続印字デ
    ータがある限り(ステップA4)バッファ管理手段43
    からのバッファ情報を監視し、最低限保証する必要のあ
    るデータバッファ量を割らない限り(ステップA2)、
    高速印字動作を継続する、(d)印字開始前に最高速印
    字が不可と判断された場合、または高速印字中にデータ
    バッファ量が最高速印字可能量を下回った場合は中速印
    字を可能とする印字データ量かどうか判断し(ステップ
    B1)、(e)中速印字可能の場合は、中速印字動作
    (のステップB2)を行い、(f)中速印字不可の場合
    は、低速印字を可能とする印字データ量かどうか判断し
    (ステップC1)、(g)低速印字可能な場合は低速印
    字動作(ステップC2)を行い、(h)印字すべきデー
    タ量が無くなった場合は印字動作を停止する(ステップ
    D1)、ことを特徴とするプリンタ可変速度印字方法。
  7. 【請求項7】 描画データを格納する印字バッファと、
    印字用パラメータを設定する印字パラメータ設定手段
    と、前記印字バッファに格納された描画データを前記印
    字パラメータ設定手段が設定した印字用パラメータで印
    字する印字手段と、前記印字用パラメータは複数の印字
    速度と最高速度制限パラメータとを含み、前記印字パラ
    メータ設定手段は前記印字バッファに蓄積された描画デ
    ータ量を監視して前記複数の印字速度の中から使用可能
    な印字速度を選択し印字用パラメータとして設定する手
    段と、前記印字バッファに蓄積された描画データ量を監
    視して、印刷開始のために必要な前記蓄積すべき描画デ
    ータ量に達した場合、印刷を開始させる手段を備えたプ
    リンタ可変速度印字装置。
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