JP2003340377A - 紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法

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JP2003340377A
JP2003340377A JP2002147573A JP2002147573A JP2003340377A JP 2003340377 A JP2003340377 A JP 2003340377A JP 2002147573 A JP2002147573 A JP 2002147573A JP 2002147573 A JP2002147573 A JP 2002147573A JP 2003340377 A JP2003340377 A JP 2003340377A
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JP2002147573A
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Masanori Sato
正憲 佐藤
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理効率を向上することが可能な紙葉類処理装
置及び紙葉類処理方法を提供することを目的とする。 【解決手段】紙葉類処理装置は、紙葉類を集積先毎に区
分して集積する複数の第1集積部29−1Aを備えた区
分集積部29−1と、所定条件の紙葉類を集積する複数
の第2集積部29−2Aを備えたオーバフロー集積部2
9−2と、を備えている。紙葉類は、区分集積部29−
1において集積先に対応する第1集積部29−1Aに集
積するよう制御され、また、区分集積部29−1に集積
できない紙葉類は、集積先をオーバフロー集積部29−
2に設定され、集積可能ないずれかの第2集積部29−
2Aにを集積するよう制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙葉類処理装置
及び紙葉類処理方法に係り、特に、複数の集積部にわた
って同一条件の紙葉類を集積可能な紙葉類処理装置及び
紙葉類処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】郵便物などの紙葉類を処理する紙葉類処
理装置は、紙葉類を取り出す取出機構、取り出された紙
葉類を搬送する搬送機構、搬送されている紙葉類から所
定の情報を読み取る読取機構、読み取った所定情報に基
づいて紙葉類を区分して集積する複数の集積部を備えた
集積機構などを備えている。
【0003】このような紙葉類処理装置においては、集
積機構に設けられた1つの集積部をオーバーフロー集積
部として備えている。このオーバーフロー集積部は、 1)シフトミス、すなわち搬送不良などにより集積先が
不明となり正常に区分できなくなった紙葉類 2)満杯、すなわち集積先に対応する正規の集積部が所
定容量に達してそれ以上集積できなくなった紙葉類 を集積するための特殊な集積部である。
【0004】紙葉類を紙葉類処理装置に供給する際の紙
葉類の取出停止動作は下記の条件で行われる。 条件1)オーバーフロー集積部がプリフル(予め設定さ
れる集積可能容量の75%まで達した状態)及びフル
(予め設定される集積可能容量の100%まで達した状
態)となった場合 条件2)定型外紙葉類排除集積部がプリフル(予め設定
される集積可能容量の75%まで達した状態)及びフル
(予め設定される集積可能容量の100%まで達した状
態)となった場合 条件3)供給開始/停止スイッチにより供給停止状態に
なった場合 条件2)及び条件3)については、紙葉類の供給を行っ
ている作業者の近くに定型外紙葉類排除集積部及び供給
開始/停止スイッチがあるために、作業者自身が即対応
可能であり、紙葉類の処理効率を著しく低下させること
はない。
【0005】これに対して、条件1)については、紙葉
類の供給を行っている作業者からオーバーフロー集積部
が遠く離れているため、オーバーフロー集積部のフル/
プリフル状態を解除するまで、紙葉類の取出動作が停止
してしまい、紙葉類の処理効率を著しく低下させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような紙葉類
処理装置においては、読取機構に紙葉類が引っ掛かった
り、搬送路上に紙葉類等が落ちていると搬送不良が多発
するが、オーバーフロー集積部が1ヶ所という集積容量
に制限があるため、オーバーフロー集積部が直ぐにフル
またはプリフルになってしまう。
【0007】このようにオーバーフロー集積部がフル/
プリフル状態になると、紙葉類の取出動作が停止してし
まう。このため、フル/プリフル状態を解除するまでは
紙葉類を処理することができず、処理効率が著しく低下
してしまう。
【0008】この発明は、上述した問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、処理効率を向上すること
が可能な紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の様態に
よる紙葉類処理装置は、紙葉類を集積先毎に区分して集
積する複数の第1集積部を備えた第1集積手段と、所定
条件の紙葉類を集積する複数の第2集積部を備えた第2
集積手段と、前記第1集積手段において集積先に対応す
る第1集積部に紙葉類を集積するよう制御し、前記第1
集積手段に集積できない紙葉類の集積先を前記第2集積
手段に設定し、集積可能ないずれかの第2集積部に紙葉
類を集積するよう制御する制御手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0010】この発明の第2の様態による紙葉類処理装
置は、紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数の第1
集積部を備えた第1集積手段と、第1所定条件の紙葉類
を集積する少なくとも1つの第2集積部を備えた第2集
積手段と、第2所定条件の紙葉類を集積する少なくとも
1つの第3集積部を備えた第3集積手段と、前記第1集
積手段において集積先に対応する第1集積部に紙葉類を
集積するよう制御し、前記第1集積手段に集積できない
所定条件毎に紙葉類の集積先を前記第2集積手段または
前記第3集積手段に設定し、設定された集積手段におい
て集積可能な集積部に集積するよう制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0011】この発明の第3の様態による紙葉類処理方
法は、紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数の第1
集積部を備えた第1集積手段と、所定条件の紙葉類を集
積する複数の第2集積部を備えた第2集積手段と、を備
えた紙葉類処理装置に適用される紙葉類処理方法におい
て、前記第1集積手段において集積先に対応する第1集
積部に紙葉類を集積し、前記第1集積手段に集積できな
い紙葉類の集積先を前記第2集積手段に設定し、前記第
2集積手段に集積先を設定された紙葉類を、集積可能な
いずれかの第2集積部に集積する、ことを特徴とする。
【0012】この発明の第4の様態による紙葉類処理方
法は、紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数の第1
集積部を備えた第1集積手段と、第1所定条件の紙葉類
を集積する少なくとも1つの第2集積部を備えた第2集
積手段と、第2所定条件の紙葉類を集積する少なくとも
1つの第3集積部を備えた第3集積手段と、を備えた紙
葉類処理装置に適用される紙葉類処理方法において、前
記第1集積手段において集積先に対応する第1集積部に
紙葉類を集積し、前記第1集積手段に集積できない所定
条件毎に紙葉類の集積先を前記第2集積手段または前記
第3集積手段に設定し、設定された集積手段において集
積可能な集積部に集積する、ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
係る紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法について図面を
参照して説明する。
【0014】図1及び図2に示すように、郵便物などの
紙葉類を処理する紙葉類処理システム1は、紙葉類処理
装置として前処理ユニット2、搬送ユニット4、区分ユ
ニットなどを備えて構成されている。これらの各ユニッ
ト2、4、6は、ほぼ一直線状に連結されている。前処
理ユニット2は、OVIS(Ocr Vcs Codi
ng Integrated System)と称され
る。搬送ユニット4は、LTC(Letter Tra
nsfer Conveyor)と称される。区分ユニ
ット6は、LSM(Letter Sorting M
achine)と称される。
【0015】前処理ユニット2は、取出部により取り出
した紙葉類から、画像読取装置(OCR)及びバーコー
ドリーダ(BCR)などの読取部により集積先を読み取
り、読み取った集積先に対応したバーコードを印刷部
(インクジェットプリンタ)により印字し、各読取部か
らの区分情報をもとに選択されている区分指定面によ
り、前処理ユニット2内の集積部(60口)または区分
ユニット6内の集積部に紙葉類を集積するものである。
【0016】また、前処理ユニット2は、読取部により
集積先を読み取れなかった場合に、その紙葉類の画像を
VCS(Video Codeing System)
へ送り、オペレータにより集積先を入力し、その入力結
果をオンライン中(紙葉類が搬送されている間に集積先
情報が採用される処理)に採用し、印刷部により対応す
るバーコードを印字して区分することも可能である。
【0017】搬送ユニット4は、前処理ユニット2から
供給された紙葉類のうち区分ユニット6へ集積されるべ
き紙葉類を前処理ユニット2から区分ユニット6へ直接
搬送する。この搬送ユニット4は、前処理ユニット2の
搬送部分からの紙葉類を区分ユニット6に送り込むため
のコンベアである。
【0018】区分ユニット6は、前処理ユニット2から
搬送されてきた紙葉類から、バーコードリーダ(BC
R)などの読取部により集積先を読み取り、読取部から
の区分情報をもとに選択されている区分指定面により、
区分ユニット6内の集積部(250口)に紙葉類を集積
するものである。また、既にバーコードが印字さている
紙葉類は、区分ユニット6から直接供給し、同様にして
集積部に集積される。
【0019】これらの前処理ユニット2及び区分ユニッ
ト6は、それぞれが独立した紙葉類処理装置であり、そ
れぞれの紙葉類処理装置に備えられた複数の集積部のい
ずれかに紙葉類を区分集積することが可能である。ま
た、搬送ユニット4を介して前処理ユニット2及び区分
ユニット6の2つの紙葉類処理装置を接続して運用させ
ることも可能である。
【0020】次に、前処理ユニット2の構成についてよ
り詳細に説明する。
【0021】すなわち、図3及び図4に示すように、前
処理ユニット2は、供給部21、取出部22、搬送機構
23、排除集積部R1及びR2、BCR読取部24、O
CR読取部25、遅延搬送機構26、印刷部27、BC
R読取部28、オペレータパネル30などを備えてい
る。
【0022】供給部21は、処理対象となる複数枚の紙
葉類を所定の取出位置へ1枚ずつ供給する。取出部22
は、取出位置へ供給された紙葉類を順次取り出す取出手
段として機能する。搬送機構23は、取り出された紙葉
類を搬送路23Aに沿って搬送する搬送手段として機能
する。
【0023】排除集積部R1及びR2は、搬送路に沿っ
て搬送されている紙葉類の取り出しの状態、紙葉類の長
さ・取り出しのピッチなどを検知し、読み取りに影響す
る紙葉類が排除される。排除集積部R1及びR2には、
例えば異物混入紙葉類や定型外紙葉類などが集積され
る。
【0024】BCR読取部24は、排除されなかった通
常の紙葉類の集積先に関する集積情報として紙葉類の表
面に予め付与されているバーコードを読み取る読取手段
として機能する。また、OCR読取部25は、バーコー
ドを読み取れなかった紙葉類、例えば表面にバーコード
が予め付与されていない紙葉類の表面を光学的に画像読
取装置(OCR)を介して読み取り、紙葉類の集積先を
判別する読取手段として機能する。
【0025】遅延搬送機構26は、OCR読取部25に
よる判別時間をかせぐために引き伸ばされた搬送路を備
え、OCR読取部25を通過した紙葉類を搬送路に沿っ
て搬送する。印刷部27は、OCR読取部25における
判別結果に基づいて集積先に関する集積情報をコード化
したバーコードを紙葉類の表面に印刷する。BCR読取
部28は、印刷部27により紙葉類に印刷したバーコー
ドを読み取る。オペレータパネル30は、オペレータに
対して種々の情報を表示するとともに、各種設定に必要
な入力を受け付ける。
【0026】また、図5及び図6に示すように、前処理
ユニット2は、集積機構29などを備えている。この集
積機構29は、区分集積部29−1、及び、オーバフロ
ー集積部29−2を有している。この集積機構29は、
例えば搬送路に沿って60箇所の集積部を備えており、
搬送方向に沿った59番目の集積部及び最終集積部に相
当する60番目の集積部の2ヶ所の集積部に、オーバフ
ロー集積部29−2を備えている。
【0027】区分集積部29−1は、紙葉類を集積先毎
に区分して集積する複数の第1集積部29−1Aを備え
た第1集積手段として機能する。すなわち、この区分集
積部29−1は、紙葉類に付与された集積先に対応する
バーコードに基づいて所定の集積部29−1Aへ区分集
積する。
【0028】オーバフロー集積部29−2は、所定条件
の紙葉類、例えば区分集積部29−1に集積できない紙
葉類を集積する複数の第2集積部29−2Aを備えた第
2集積手段として機能する。すなわち、オーバフロー集
積部29−2は、集積先が不明の紙葉類や、集積先とし
ての第1集積部29−1Aの集積容量が所定容量に達し
て集積不可能であると判断された紙葉類などを区分集積
する。
【0029】さらに、前処理ユニット2には、図示しな
いビデオコーディングシステム(VCS)が接続されて
いる。このビデオコーディングシステムは、OCR読取
部25で集積先を読み取れなかった紙葉類の表面の画像
をディスプレイ上に表示し、作業者による集積先に関す
る情報の入力を受け付けるものである。このビデオコー
ディングシステムによって入力された集積先に関するデ
ータは、前処理ユニット2のOCR読取部25へ送ら
れ、印刷部27により該当する紙葉類の表面にバーコー
ドが印刷される。
【0030】上述した前処理ユニット2において、供給
部21にセットされた紙葉類は、取出部22により搬送
路23A上に取り出され、搬送される。異物混入紙葉類
や定型外紙葉類などは、排除集積部R1及びR2へ排除
集積される。それ以外の供給可能な紙葉類は、BCR読
取部24やOCR読取部25を通過して遅延搬送部26
へ搬送される。その後、紙葉類には、印刷部27によ
り、BCR読取部24やOCR読取部25を介して読み
取られた所定情報に対応した特殊フォーマットのバーコ
ードが印字される。
【0031】印刷部27を通過した紙葉類は、印字され
た内容をもとに広い地域別に区分する場合には、前処理
ユニット2における集積機構29に集積され、細かい地
域へ区分する場合には、搬送ユニット4を介して区分ユ
ニット6側へと搬送される。集積機構29に搬送された
紙葉類は、地域毎に分れた複数の第1集積部29−1A
に集積される。また、第1集積部29−1に集積できな
い紙葉類は、オーバフロー集積部29−2における第2
集積部29−2Aに集積される。
【0032】次に、区分ユニット6の構成についてより
詳細に説明する。
【0033】すなわち、図7及び図8に示すように、区
分ユニット6は、供給部31、取出部32、搬送機構3
3、BCR読取部34、段パス部35、区分集積部3
6、オペレータパネル37、オーバフロー集積部39な
どを備えている。
【0034】供給部31は、搬送ユニット4を介して前
処理ユニット2から送り込まれた紙葉類を集積して、所
定の取出位置へ1枚ずつ供給する。取出部32は、取出
位置へ供給された紙葉類を1枚ずつ搬送機構33に取り
出す取出手段として機能する。
【0035】搬送機構33は、複数の搬送ローラ及び搬
送ベルトによって各部を接続する搬送路33Aを規定す
るとともに、取出部32により取り出された紙葉類を所
定の搬送速度で搬送する搬送手段として機能する。搬送
機構33における搬送路33A上には、異物混入紙葉類
や、定型外紙葉類、取出不良による搬送状態の悪い紙葉
類などを集積する排除集積部38A及び38Bが設けら
れている。
【0036】BCR読取部34は、搬送機構33により
搬送されている紙葉類から所定情報、例えば宛先などの
カテゴリ情報を読み取る読取手段として機能する。この
BCR読取部34は、紙葉類上のバーコードを光学的に
読み取るバーコードリーダすなわちBCRを備えて構成
されている。
【0037】段パス部35及び区分集積部36は、BC
R読取部34により読み取られた所定情報に基づいて紙
葉類を区分する区分手段として機能する。この段パス部
35は、BCR読取部34による読取結果に基づいて紙
葉類を所定の区分集積段に案内する。
【0038】区分集積部36は、紙葉類を集積先毎に区
分して集積する複数の第1集積部36Aを備えた第1集
積手段として機能する。すなわち、この区分集積部36
は、BCR読取部34による読取結果に基づいて紙葉類
を所定の集積部36Aに区分集積する。
【0039】オーバフロー集積部39は、所定条件の紙
葉類、例えば区分集積部36に集積できない紙葉類を集
積する複数の第2集積部39Aを備えた第2集積手段と
して機能する。すなわち、オーバフロー集積部39は、
集積先が不明の紙葉類や、集積先としての第1集積部2
6Aの集積容量が所定容量に達して集積不可能であると
判断された紙葉類などを区分集積する。このようなオー
バフロー集積部39は、例えば各段の搬送方向に沿った
最終集積部に相当する合計6箇所の集積部に割り当てら
れている。
【0040】オペレータパネル37は、各種設定に必要
な種々の情報を入力するための入力部37Aや、オペレ
ータに対して種々の情報を表示する表示部37Bなどを
備えている。
【0041】上述した区分ユニット6においては、前段
の前処理ユニット2から搬送ユニット4経由で搬送され
てきた紙葉類を区分集積する場合(接続モード)、区分
ユニット6の取出部31から取り出された紙葉類を区分
集積する場合(単独モード)、前処理ユニット2からの
紙葉類と区分ユニット6の供給部32からの紙葉類とを
重ならないように搬送して区分集積する場合(結合モー
ド)の3通りの供給が可能である。
【0042】3通りの方法で供給された紙葉類は、取出
部32により搬送路33A上に取り出され、搬送され
る。異物混入紙葉類や定型外紙葉類などは、排除集積部
38A及び38Bへ排除集積される。それ以外の供給可
能な紙葉類は、BCR読取部34を通過して、各段に分
岐させるための段パス部35へ搬送される。
【0043】段パス部35で振り分けられて紙葉類は、
BCR読取部34を介して読み取られた所定情報をもと
に細かい地域へ区分するための各第1集積部36Aへ区
分集積される。また、第1集積部36Aに集積できない
紙葉類は、オーバフロー集積部39における第2集積部
39Aに集積される。
【0044】次に、集積部の構成についてより詳細に説
明する。なお、ここでは、前処理ユニット2の集積機構
29の構成を例に説明する。(区分ユニット6における
集積部の部品配置は、前処理ユニット2における集積部
とほぼ同じなので、説明を省略する。) すなわち、図9に示すように、集積機構29は、紙葉類
Pを各集積部まで搬送する搬送機構41を備えている。
この搬送機構41は、複数の搬送ローラや搬送ベルトに
よって規定された搬送路42を有している。搬送路42
の途中には、搬送路42上を搬送されている紙葉類Pを
各集積部に案内するための分岐ゲート43が設けられて
いる。
【0045】各集積部においては、集積された紙葉類P
が倒れないようにするためのバックアッププレート4
4、集積された紙葉類Pのプリフル(予め設定される集
積可能容量の75%まで達した状態)を検知する検知手
段として機能するプリフルスイッチ45、集積された紙
葉類Pのフル(予め設定される集積可能容量の100%
まで達した状態)を検知する検知手段として機能するフ
ルスイッチ46などが設けられている。
【0046】また、集積部毎に、紙葉類Pの集積状態、
すなわちフル/プリフル状態を作業者に報知するための
発光ダイオード(LED)によって構成された満杯ラン
プ47、各集積部の集積先に対応する紙葉類Pのカテゴ
リ情報などを表示するための液晶表示装置(LCD)に
よって構成された表示部48などが設けられている。
【0047】このような集積機構29は、図10に示す
ような制御手段として機能する制御部100によって制
御されている。この制御部100には、メモリ部11
0、搬送制御回路112が接続されている。また、この
制御部100には、各集積部毎に駆動制御回路114、
スイッチ制御回路116、LED制御回路118、LC
D制御回路120などが接続されている。
【0048】メモリ部110は、ROM、RAM、不揮
発性メモリなどによって構成されている。このメモリ部
110には、集積機構29全体を制御するための種々の
制御情報や、各集積部に関する情報などが記憶されてい
る。搬送制御回路112は、紙葉類の集積先情報に基づ
いて対応した集積部まで紙葉類を搬送するよう搬送機構
41の駆動を制御する。
【0049】駆動制御回路114は、バックアッププレ
ート44の駆動を制御する。スイッチ制御回路116
は、プリフルスイッチ45及びフルスイッチ46から出
力されたスイッチ信号に対応した信号を出力する。LE
D制御回路118は、スイッチ制御回路116からの出
力信号に基づいて満杯ランプ47の表示を制御する。L
CD制御回路120は、制御部100による制御に基づ
いて表示部48の表示を制御する。
【0050】メモリ部110には、例えば図11に示す
ように、区分指定面(m)毎にマルチ集積部情報が保存
されている。保存の形式は、各区分指定面で存在するマ
ルチ集積部の合計数(この例ではn=3)と、(開始集
積部+終了集積部)×マルチ集積部数との組み合わせで
保存されている。
【0051】前処理ユニット2の場合には終了集積部
(S60)を、また、区分ユニット6の場合には開始集
積部(A00〜F00)をマルチ集積部情報エリアから
サーチし、該当の集積部が見つかった場合には、オーバ
フロー集積部がマルチ化されている、すなわち、複数の
集積部にわたってオーバフロー集積部としての割り当て
が存在したと判定する。そして、オーバフロー集積部と
して設定された集積部の情報に基づいて、オーバフロー
マルチ集積部情報エリアを作成する。
【0052】このような処理の特徴は、紙葉類を各集積
部へ集積する際に、所定の集積先としての集積部に集積
不可能な場合に、マルチ化されたオーバフロー集積部の
開始集積部と終了集積部とに基づいて作成したオーバフ
ローマルチ集積部情報エリアを検索することにより、マ
ルチ化されたオーバフロー集積部のいずれかの集積部へ
内部的に集積先を変更する、オーバフローマルチ処理を
実現可能とした点である。
【0053】図11に示したような前処理ユニット2に
おける具体例では、マルチ集積部の合計数nが3個であ
った場合について記載している。メモリ部110におけ
るマルチ集積部情報エリアを検索した際に、終了集積部
(2番目,4番目,60番目)から最終集積部に相当す
る60番目の集積部が検索される。このように、最終集
積部に該当する集積部が検索されたため、検索された終
了集積部(60番目の集積部)とペアになっている開始
集積部(59番番目の集積部)とがマルチ化されたオー
バフロー集積部の第2集積部であると判定する。このオ
ーバフロー集積部として割り当てられた第2集積部の情
報に基づいて、オーバフローマルチ集積部情報エリアが
作成される。
【0054】図12は、各紙葉類の集積先に対応した情
報を含む集積情報に関する集積結果の交信内容の一例で
ある。
【0055】各集積部へ紙葉類を集積させるためには、
紙葉類1通ごとに決まったパケットの交信内容が必要と
なる。この交信内容(集積情報)は、集積先を示す集積
部番号情報と、オーバフロー集積部へ抜けた要因を示す
制御フラグ情報とから構成されている。
【0056】集積先を示す集積部番号情報は、前処理ユ
ニット2の場合には段番号(固定)+集積部番号(01
〜60)の2つの情報によって構成され、区分ユニット
6の場合には段番号(A〜F段)+集積部番号(00〜
35)の2つの情報によって構成される。
【0057】制御フラグ情報には、通常集積される第1
集積部が満杯(または集積容量が所定容量に達してい
る)でそれ以上集積できない場合にオーバフロー集積部
(OVF)へ集積させるための満杯OVFフラグと、紙
葉類の搬送途中でシフトミスになった場合にオーバフロ
ー集積部(OVF)へ集積させるためのシフトミスOV
Fフラグとがある。どちらも割り当てられたビットが”
1”になったときにフラグの意味が有効となる。この制
御フラグを付加することにより、紙葉類をオーバフロー
集積部において要因別に集積することが可能となる。
【0058】次に、紙葉類の集積方法について説明す
る。ここでは、前処理ユニット2における集積機構29
に紙葉類を集積する場合について説明する。
【0059】集積機構29の制御部100は、集積機構
29に搬送された各紙葉類について、区分集積部29−
1における各第1集積部29−1Aの前段にて、集積先
として該当するか否か、集積可能であるかなど同様の集
積判定処理を行う。また、制御部100は、各紙葉類の
交信内容に含まれる集積部番号情報及び制御フラグ情報
に基づいて、対象となる紙葉類を区分集積部29−1に
集積すべきか、オーバフロー集積部29−2に集積すべ
きか判定する。
【0060】すなわち、図13に示すように、制御部1
00は、搬送制御回路112を制御して搬送機構41の
駆動を制御し、集積機構29内に搬送された紙葉類を搬
送する。このとき、制御部100は、対象の紙葉類に対
応する交信内容、すなわちBCR読取部24及びOCR
読取部25による読取結果を取得し、メモリ部110に
記憶するとともに、これに基づいて紙葉類を集積先に案
内するよう搬送機構41の駆動を制御する。
【0061】そして、制御部100は、まず、搬送路上
に配置された紙葉類検知センサ(図紙しない)からの出
力信号に基づいて、各集積部の前段において搬送路上に
紙葉類を検知したか否かを判断する(ST11)。ここ
では、集積機構29における区分集積部29−1の第1
集積部29−1Aの前段において紙葉類を検知したか否
かが判断されるものとする。そして、制御部100は、
搬送路上に紙葉類を検知したのに基づいて、対象の紙葉
類の交信内容を参照する(ST12)。
【0062】続いて、制御部100は、参照した交信内
容の集積部番号情報、及びメモリ部110に記憶された
オーバフローマルチ集積部情報に基づいて、対象紙葉類
の集積先がオーバフロー集積部29−2であるか否かを
判断する(ST13)。例えば、制御部100は、交信
内容に含まれる集積先としての集積部番号が59番また
は60番である場合には、オーバフロー集積部29−2
における第2集積部29−2Aが集積先であると判断す
るとともに、集積部番号が01番乃至58番である場合
には、区分集積部29−1における第1集積部29−1
Aが集積先であると判断する。
【0063】続いて、制御部100は、紙葉類の集積先
がオーバフロー集積部29−2ではないと判断したのに
基づいて(ST13、N)、対象紙葉類の搬送過程にお
いてシフトミスが発生したか否かを判断する(ST1
4)。制御部100は、例えば、参照した交信内容に集
積部番号情報がない場合、シフトミスが発生したと判断
する(ST14、Y)。
【0064】この場合、制御部100は、対象紙葉類の
交信内容のうち、制御フラグ情報におけるシフトミスO
VFフラグを「1」にセットする(ST15)。また、
制御部100は、対象紙葉類を集積機構29内において
搬送している途中でシフトミスが発生した場合において
も、対象紙葉類の制御フラグ情報におけるシフトミスO
VFフラグを「1」にセットする。このとき、同時に、
制御部100は、交信内容の集積部番号情報を、オーバ
フロー集積部29−1における第2集積部29−2Aの
集積部番号(59番または60番)に変更する。
【0065】そして、制御部100は、搬送制御回路1
12を制御して、紙葉類を第1集積部29−1Aに案内
する分岐ゲート43をOFFする(ST26)。これに
より、対象紙葉類は、区分集積部29−1に集積される
ことなく、第1集積部29−1Aを通過する。そして、
制御部100は、区分集積部29−1における1箇所の
第1集積部29−1の前段に到達した紙葉類の処理を終
了する。
【0066】一方、制御部100は、ステップST14
において、シフトミスが発生していないと判断したのに
基づいて(ST14、N)、紙葉類の到達した第1集積
部29−1が対象紙葉類の集積先であるか否かを判断す
る(ST16)。そして、制御部100は、対象紙葉類
の集積先として該当しないと判断したのに基づいて(S
T16、N)、搬送制御回路112を制御して、分岐ゲ
ート43をOFFし(ST26)、処理を終了する。
【0067】制御部100は、対象紙葉類の集積先とし
て該当すると判断した場合には(ST16、Y)、メモ
リ部110に記憶されたオーバフローマルチ集積部情報
に基づいて、集積先としての第1集積部29−1Aがマ
ルチ化されているか否かを判断する(ST17)。
【0068】続いて、制御部100は、マルチ化されて
いないと判断した場合には(ST17、N)、該当する
第1集積部29−1Aに設けられたプリフルスイッチ4
5及びフルスイッチ46からの出力信号に基づいて、対
象紙葉類を集積可能か否かを判断する(ST18)。
【0069】制御部100は、紙葉類を集積可能と判断
したのに基づいて(ST18、Y)、搬送制御回路11
2を制御して、対象紙葉類を第1集積部29−1Aに案
内するよう分岐ゲート43をONし(ST19)、処理
を終了する。これにより、対象紙葉類は、区分集積部2
9−1における第1集積部29−1Aに区分集積され
る。
【0070】また、制御部100は、該当する第1集積
部29−1Aに既に所定量の紙葉類が集積されており、
集積不可能と判断したのに基づいて(ST18、N)、
対象紙葉類の交信内容のうち、制御フラグ情報における
満杯OVFフラグを「1」にセットする(ST20)。
このとき、同時に、制御部100は、交信内容の集積部
番号情報を、オーバフロー集積部29−2における第2
集積部29−2Aの集積部番号(59番または60番)
に変更する。そして、制御部100は、搬送制御回路1
12を制御して、分岐ゲート43をOFF(ST21)
し、処理を終了する。
【0071】一方、制御部100は、ステップST17
において、集積先としての第1集積部29−1Aがマル
チ化されていると判断した場合には(ST17、Y)、
該当するマルチ化されたすべての第1集積部29−1A
に設けられたプリフルスイッチ45及びフルスイッチ4
6からの出力信号に基づいて、対象紙葉類を集積可能か
否かを判断する(ST22)。
【0072】続いて、制御部100は、マルチ化された
いずれかの第1集積部29−1Aに紙葉類を集積可能と
判断したのに基づいて(ST22、Y)、集積可能ない
ずれかの第1集積部29−1Aを集積先として指定する
(ST23)。そして、制御部100は、搬送制御回路
112を制御して、対象紙葉類を第1集積部29−1A
に案内するよう分岐ゲート43をONし(ST24)、
処理を終了する。これにより、対象紙葉類は、区分集積
部29−1における第1集積部29−1Aに区分集積さ
れる。
【0073】また、制御部100は、マルチ化されたす
べての第1集積部29−1Aに既に所定量の紙葉類が集
積されており、集積不可能であると判断したのに基づい
て(ST22、N)、対象紙葉類の交信内容のうち、制
御フラグ情報における満杯OVFフラグを「1」にセッ
トする(ST25)。このとき、同時に、制御部100
は、交信内容の集積部番号情報を、オーバフロー集積部
29−1における第2集積部29−2Aの集積部番号
(59番または60番)に変更する。そして、制御部1
00は、搬送制御回路112を制御して、分岐ゲート4
3をOFF(ST26)し、処理を終了する。
【0074】このような紙葉類の集積方法によれば、オ
ーバフロー集積部29−2ではない区分集積部29−1
では、各第1集積部29−1Aの分岐ゲート43前で
は、紙葉類の集積部番号情報をチェックし、該当集積部
である場合には分岐ゲート43をONして対象紙葉類を
集積し、該当集積部でない場合には分岐ゲート43をO
FFして次の第1集積部29−1Aにおける分岐ゲート
43へと紙葉類を搬送する。
【0075】ただし、該当集積部である場合のゲートO
N処理をする前には、集積部に紙葉類を集積可能である
かをチェックして、所定量を集積済みで集積不可能と判
定された場合には、制御フラグ情報の満杯OVFフラグ
をセットするとともに、集積部番号情報をオーバフロー
マルチ集積部情報の開始集積部の集積部番号にセット
(区分ユニットの場合には終了集積部の集積部番号にセ
ット)して、分岐ゲート43をOFFする。
【0076】また、紙葉類の搬送途中でシフトミスが発
生した場合には、集積部番号情報が存在しないため、シ
フトミスを検出した場所にて、制御フラグ情報のシフト
ミスOVFフラグをセットするとともに、集積部番号情
報をオーバフローマルチ集積部情報の開始集積部の集積
部番号にセット(区分ユニットの場合には終了集積部の
集積部番号にセット)して、分岐ゲート43をOFFす
る。
【0077】次に、オーバフロー集積部への紙葉類の集
積方法について説明する。ここでは、オーバフロー集積
部へ搬送された要因にかかわらず集積する混在型集積方
法について説明する。またここでは、前処理ユニット2
における集積機構29のオーバフロー集積部29−2が
マルチ化され、59番目の集積部S59及び60番目の
集積部S60が第2集積部29−2Aとして割り当てら
れているものとする。
【0078】すなわち、図14に示すように、制御部1
00は、ステップST13において、紙葉類の集積先が
オーバフロー集積部29−2であると判断したのに基づ
いて(ST13、Y)、マルチ化されたオーバフロー集
積部29−2において、すべての第2集積部29−2A
に設けられたプリフルスイッチ45及びフルスイッチ4
6からの出力信号に基づいて、対象紙葉類を集積可能か
否かを判断する(ST31)。
【0079】続いて、制御部100は、マルチ化された
オーバフロー集積部29−2において、いずれかの第2
集積部29−2Aに集積可能と判断したのに基づいて
(ST31、Y)、集積可能ないずれかの第2集積部2
9−2Aを集積先として指定する(ST32)。そし
て、制御部100は、搬送制御回路112を制御して、
対象紙葉類を第2集積部29−2Aに案内するよう分岐
ゲート43をONし(ST33)、処理を終了する。こ
れにより、対象紙葉類は、オーバフロー集積部29−2
における第2集積部29−2Aに区分集積される。
【0080】また、制御部100は、マルチ化されたす
べての第2集積部29−2Aに既に所定量の紙葉類が集
積されており、集積不可能であると判断したのに基づい
て(ST31、N)、上位の主制御部、すなわち前処理
ユニット2全体を制御する主制御部に紙葉類の取出停止
情報を送信する(ST34)。そして、制御部100
は、搬送制御回路112を制御して、分岐ゲート43を
OFFし(ST35)、処理を終了する。これにより、
主制御部は、取出部22の駆動を停止するよう制御す
る。
【0081】このような混在型集積方法によれば、ま
ず、マルチ化されたオーバフロー集積部29−2におい
て、開始集積部として指定されている集積部番号59番
の第2集積部29−2A(区分ユニットの場合には終了
集積部)が集積可能か否かをチェックする。開始集積部
に既に所定量の紙葉類が集積済みであって集積不可能な
場合には、次の集積部へと順次集積が可能であるかチェ
ックする。
【0082】1ヶ所でも集積可能な集積部が存在する場
合は、集積部番号情報に集積可能な集積部の集積部番号
をセットして、その集積部へ紙葉類を集積する。これに
より、オーバフロー集積部へ搬送された要因にかかわら
ず種々の要因の紙葉類が混在した状態で集積可能であ
る。
【0083】例えば、図16に示すように、オーバフロ
ー集積部29−2として59番目の集積部S59及び6
0番目の集積部S60の2つの集積部が第2集積部29
−2Aとして割り当てられている場合、まず、オーバフ
ローマルチ集積部情報エリアに記憶されている開始集積
部としての59番目集積部S59にて紙葉類を集積し、
59番目集積部S59が満杯(プリフル/フル)になっ
た場合には、60番目集積部S60にて紙葉類を集積可
能である。
【0084】マルチ化されたオーバフロー集積部29−
2のすべての第2集積部が集積不可能(全てが満杯の条
件→l:第2集積部数、l−1=フルかつ1=プリフ
ル)となった場合には、それ以上の集積は不可能と判断
し、紙葉類の取出動作を停止するような制御情報を上位
の主制御部に送り、紙葉類の供給を一時的に停止させ
る。
【0085】このように、例えば前処理ユニットでは、
搬送路が非常に長いため、連続してオーバフロー集積部
への紙葉類の集積がなされた場合、オーバフロー集積部
をマルチ化することにより、集積容量を拡大することが
可能となる。また、区分ユニットでは、搬送路は、前処
理ユニットに比べて短いが、各集積部の集積容量が前処
理ユニットに比べて少ないため、連続してオーバフロー
集積部への紙葉類の集積がなされた場合、オーバフロー
集積部をマルチ化することにより、集積容量を拡大する
ことが可能となる。このため、取出停止回数を低減する
ことができ、処理効率を向上するのに有効である。
【0086】次に、他のオーバフロー集積部への紙葉類
の集積方法について説明する。ここでは、オーバフロー
集積部へ搬送された要因別に集積する分離型集積方法に
ついて説明する。またここでは、前処理ユニット2にお
ける集積機構29のオーバフロー集積部29−2がマル
チ化され、しかも、開始集積部すなわち59番目の集積
部S59が満杯OVFによる紙葉類を優先的に集積する
とともに、終了集積部すなわち60番目の集積部S60
がシフトミスOVFによる紙葉類を優先的に集積するよ
う割り当てられているものとする。
【0087】すなわち、図15に示すように、制御部1
00は、ステップST13において、紙葉類の集積先が
オーバフロー集積部29−2であると判断した場合には
(ST13、Y)、オーバフロー集積部29−2に到達
した紙葉類の交信内容に基づいて、満杯OVFフラグが
「1」にセットされているか否かを判断する(ST4
1)。
【0088】制御部100は、対象紙葉類の交信内容の
うち、制御フラグ情報における満杯OVFフラグが
「1」にセットされていると判断した場合には(ST4
1、Y)、該当する第2集積部29−2A、すなわち5
9番目集積部S59に設けられたプリフルスイッチ45
及びフルスイッチ46からの出力信号に基づいて、対象
紙葉類を集積可能か否かを判断する(ST42)。
【0089】制御部100は、紙葉類を集積可能と判断
したのに基づいて(ST42、Y)、搬送制御回路11
2を制御して、対象紙葉類を第2集積部29−2A(5
9番目集積部S59)に案内するよう分岐ゲート43を
ONし(ST43)、処理を終了する。これにより、満
杯OVFフラグがセットされた対象紙葉類は、オーバフ
ロー集積部29−2における所定の第2集積部29−2
Aに区分集積される。
【0090】一方、制御部100は、対象紙葉類の交信
内容のうち、制御フラグ情報におけるシフトミスOVF
フラグが「1」にセットされていると判断した場合には
(ST41、N)、該当する第2集積部29−2A、す
なわち60番目集積部S60に設けられたプリフルスイ
ッチ45及びフルスイッチ46からの出力信号に基づい
て、対象紙葉類を集積可能か否かを判断する(ST4
4)。
【0091】制御部100は、紙葉類を集積可能と判断
したのに基づいて(ST44、Y)、搬送制御回路11
2を制御して、対象紙葉類を第2集積部29−2A(6
0番目集積部S60)に案内するよう分岐ゲート43を
ONし(ST45)、処理を終了する。これにより、シ
フトミスOVFフラグがセットされた対象紙葉類は、オ
ーバフロー集積部29−2における所定の第2集積部2
9−2Aに区分集積される。
【0092】また、制御部100は、ステップST42
において、該当する第2集積部29−2A(S59)に
既に所定量の紙葉類が集積されており、集積不可能と判
断したのに基づいて(ST42、N)、対象紙葉類の交
信内容のうち、制御フラグ情報におけるシフトミスOV
Fフラグを「1」にセットする(ST46)。このと
き、同時に、制御部100は、交信内容の集積部番号情
報を、オーバフロー集積部29−2における第2集積部
29−2Aの集積部番号を59番から60番に変更す
る。
【0093】そして、制御部100は、ステップST4
4に戻り、60番目集積部S60に設けられたプリフル
スイッチ45及びフルスイッチ46からの出力信号に基
づいて、対象紙葉類を集積可能であれば、分離ゲートを
ONして対象紙葉類を集積する。これにより、満杯OV
Fフラグ及びシフトミスOVFフラグがセットされた対
象紙葉類は、オーバフロー集積部29−2における60
番目集積部S60に混在した状態で集積される。
【0094】また、制御部100は、ステップST44
において、該当する第2集積部29−2A(S60)に
既に所定量の紙葉類が集積されており、集積不可能と判
断したのに基づいて(ST44、N)、対象紙葉類の交
信内容のうち、制御フラグ情報における満杯OVFフラ
グを「1」にセットする(ST47)。このとき、同時
に、制御部100は、交信内容の集積部番号情報を、オ
ーバフロー集積部29−2における第2集積部29−2
Aの集積部番号を60番から59番に変更する。
【0095】そして、制御部100は、該当する第2集
積部29−2A、すなわち59番目集積部S59に設け
られたプリフルスイッチ45及びフルスイッチ46から
の出力信号に基づいて、対象紙葉類を集積可能か否かを
判断する(ST48)。
【0096】制御部100は、紙葉類を集積可能と判断
したのに基づいて(ST48、Y)、搬送制御回路11
2を制御して、対象紙葉類を第2集積部29−2A(5
9番目集積部S59)に案内するよう分岐ゲート43を
ONし(ST49)、処理を終了する。これにより、満
杯OVFフラグ及びシフトミスOVFフラグがセットさ
れた対象紙葉類は、オーバフロー集積部29−2におけ
る59番目集積部S59に混在した状態で集積される。
【0097】また、制御部100は、満杯OVFフラグ
及びシフトミスOVFフラグがともにセットされた対象
紙葉類を集積不可能と判断したのに基づいて(ST4
8、N)、上位の主制御部、すなわち前処理ユニット2
全体を制御する主制御部に紙葉類の取出停止情報を送信
する(ST50)。そして、制御部100は、搬送制御
回路112を制御して、分岐ゲート43をOFFし(S
T51)、処理を終了する。これにより、主制御部は、
取出部22の駆動を停止するよう制御する。
【0098】このような分離型集積方法によれば、ま
ず、マルチ化されたオーバフロー集積部29−2におい
て、開始集積部として指定されている集積部番号59番
の第2集積部29−2A(S59)が満杯OVFによる
紙葉類を優先的に集積するとともに、終了集積部として
指定されている集積部番号60番の第2集積部29−2
A(S60)がシフトミスOVFによる紙葉類を優先的
に集積するよう割り当てられている。
【0099】そして、紙葉類の制御フラグ情報をチェッ
クして、満杯OVFフラグがセットされているかチェッ
クする。セットされている場合は、対応する集積部に集
積可能かチェックする。集積可能な場合は、再供給可能
な紙葉類として判断してマルチ化されたオーバフロー集
積部の開始集積部(59番目集積部S59)側から順番
に指定して集積する。
【0100】満杯OVFフラグがセットされていない場
合は、シフトミスOVFフラグがセットされているた
め、対応する集積部に集積可能かチェックする。集積可
能な場合は、再供給不可能な紙葉類として判断してマル
チ化されたオーバフロー集積部の終了集積部(60番目
集積部S60)側から順番に指定して集積する。
【0101】例えば、図17に示すように、オーバフロ
ー集積部29−2として59番目の集積部S59及び6
0番目の集積部S60の2つの集積部が第2集積部29
−2Aとして割り当てられている場合、満杯OVFフラ
グがセットされている紙葉類は、S59へ集積され、シ
フトミスOVFフラグがセットされている紙葉類は、S
60へ集積される。
【0102】マルチ化されたオーバフロー集積部全てが
満杯(全てが満杯の条件→l:OVFスタッカー数、l
−1=フルかつ1=プリフル)となった場合は、それ以
上の集積は不可能と判断し、紙葉類の取出動作を停止す
るような制御情報を上位の主制御部に送り、紙葉類の供
給を一時的に停止させる。
【0103】このように、オーバフロー集積部へ搬送さ
れた紙葉類をOVF要因別に区分して集積することが可
能となる。つまり、シフトミスにより集積できなくなっ
た紙葉類と、満杯により集積できなくなった紙葉類との
2つの要因で排除された紙葉類が同じオーバフロー集積
部に集積されることを制限できる。
【0104】このため、満杯OVFによりオーバフロー
集積部に集積された紙葉類は、再供給が可能であり、再
度供給すれば機械により区分可能であり、作業員による
手区分処理を低減することができる。
【0105】なお、この発明は上記各実施の形態に限定
されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸
脱しない範囲で種々な変形・変更が可能である。また、
各実施の形態は可能な限り適宜組み合わせて実施されて
もよく、その場合組み合わせによる効果が得られる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、処理効率を向上することが可能な紙葉類処理装置及
び紙葉類処理方法を提供するこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の紙葉類処理装置を備えた紙
葉類処理システムの一例を示す正面図である。
【図2】図2は、図1に示した紙葉類処理システムの平
面図である。
【図3】図3は、紙葉類処理装置としての前処理ユニッ
トの構造を概略的に示す平面図である。
【図4】図4は、図3に示した前処理ユニットの正面図
である。
【図5】図5は、紙葉類処理装置としての前処理ユニッ
トの構造を概略的に示す平面図である。
【図6】図6は、図5に示した前処理ユニットの正面図
である。
【図7】図7は、紙葉類処理装置としての区分ユニット
の構造を概略的に示す平面図である。
【図8】図8は、図7に示した区分ユニットの正面図で
ある。
【図9】図9は、紙葉類処理装置に備えられた各集積部
の構造を概略的に示す図である。
【図10】図10は、前処理ユニットの集積機構の構成
を概略的に示す制御ブロック図である。
【図11】図11は、マルチ集積部情報エリア及びオー
バフローマルチ集積部情報エリアを概略的に示す図であ
る。
【図12】図12は、各紙葉類に適用される交信内容を
概略的に示す図である。
【図13】図13は、紙葉類処理装置に適用される紙葉
類の集積方法を説明するためのフローチャートである。
【図14】図14は、紙葉類の混在型集積方法を説明す
るためのフローチャートである。
【図15】図15は、紙葉類の分離型集積方法を説明す
るためのフローチャートである。
【図16】図16は、混在型集積方法により集積された
紙葉類の状態を概略的に示す図である。
【図17】図17は、分離型集積方法により集積された
紙葉類の状態を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1…紙葉類処理システム 2…前処理ユニット 4…搬送ユニット 6…区分ユニット 29…集積機構 29−1…区分集積部(第1集積手段) 29−1A…第1集積部 29−2…オーバフロー集積部(第2集積手段) 29−2A…第2集積部 41…搬送機構 45…プリフルスイッチ(検知手段) 46…フルスイッチ(検知手段) 100…制御部(制御手段) 110…メモリ部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数
    の第1集積部を備えた第1集積手段と、 所定条件の紙葉類を集積する複数の第2集積部を備えた
    第2集積手段と、 前記第1集積手段において集積先に対応する第1集積部
    に紙葉類を集積するよう制御し、前記第1集積手段に集
    積できない紙葉類の集積先を前記第2集積手段に設定
    し、集積可能ないずれかの第2集積部に紙葉類を集積す
    るよう制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 【請求項2】紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数
    の第1集積部を備えた第1集積手段と、 所定条件の紙葉類を集積する複数の第2集積部を備えた
    第2集積手段と、 前記第1及び第2集積手段にそれぞれ含まれる第1及び
    第2集積部の集積容量に基づいて紙葉類を集積可能か否
    かを検知する検知手段と、 前記第1集積手段において集積先に対応する第1集積部
    に紙葉類を集積するよう制御し、集積先が不明の紙葉類
    及び前記検知手段により集積先としての第1集積部に集
    積不可能と検知された紙葉類の集積先を前記第2集積手
    段に変更し、集積可能ないずれかの第2集積部に紙葉類
    を集積するよう制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  3. 【請求項3】紙葉類を取り出す取出手段と、 前記取出手段により取り出された紙葉類を搬送する搬送
    手段と、 前記搬送手段により搬送されている紙葉類から集積先に
    対応した集積情報を読み取る読取手段と、 紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数の第1集積部
    を備えた第1集積手段と、 所定条件の紙葉類を集積する複数の第2集積部を備えた
    第2集積手段と、 前記第1及び第2集積手段にそれぞれ含まれる第1及び
    第2集積部の集積容量に基づいて紙葉類を集積可能か否
    かを検知する検知手段と、 前記読取手段により読み取られた集積情報に基づいて前
    記第1集積手段における対応する第1集積部に紙葉類を
    集積するよう制御し、集積情報に基づいて集積先が不明
    であることに対応したフラグを有する紙葉類及び前記検
    知手段により集積先としての第1集積部に集積不可能と
    検知されたことに対応するフラグを有する紙葉類を前記
    第2集積手段に集積可能な場合に紙葉類の集積先を前記
    第2集積手段に変更し、集積可能ないずれかの第2集積
    部に紙葉類を集積するよう制御し、前記検知手段により
    第2集積部すべてが集積不可能と検知されたのに基づい
    て前記取出手段による紙葉類の取り出しを停止するよう
    制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  4. 【請求項4】紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数
    の第1集積部を備えた第1集積手段と、 第1所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第2
    集積部を備えた第2集積手段と、 第2所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第3
    集積部を備えた第3集積手段と、 前記第1集積手段において集積先に対応する第1集積部
    に紙葉類を集積するよう制御し、前記第1集積手段に集
    積できない所定条件毎に紙葉類の集積先を前記第2集積
    手段または前記第3集積手段に設定し、設定された集積
    手段において集積可能な集積部に集積するよう制御する
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  5. 【請求項5】紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数
    の第1集積部を備えた第1集積手段と、 第1所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第2
    集積部を備えた第2集積手段と、 第2所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第3
    集積部を備えた第3集積手段と、 前記第1乃至第3集積手段にそれぞれ含まれる第1乃至
    第3集積部の集積容量に基づいて紙葉類を集積可能か否
    かを検知する検知手段と、 前記第1集積手段において集積先に対応する第1集積部
    に紙葉類を集積するよう制御し、集積先が不明の紙葉類
    の集積先を前記第2集積手段に設定して集積可能ないず
    れかの第2集積部に集積するよう制御し、前記検知手段
    により集積先としての第1集積部に集積不可能と検知さ
    れた紙葉類の集積先を前記第3集積手段に変更して集積
    可能ないずれかの第3集積部に集積するよう制御する制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  6. 【請求項6】紙葉類を取り出す取出手段と、 前記取出手段により取り出された紙葉類を搬送する搬送
    手段と、 前記搬送手段により搬送されている紙葉類から集積先に
    対応した集積情報を読み取る読取手段と、 紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数の第1集積部
    を備えた第1集積手段と、 第1所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第2
    集積部を備えた第2集積手段と、 第2所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第3
    集積部を備えた第3集積手段と、 前記第1乃至第3集積手段にそれぞれ含まれる第1乃至
    第3集積部の集積容量に基づいて紙葉類を集積可能か否
    かを検知する検知手段と、 前記読取手段により読み取られた集積情報に基づいて前
    記第1集積手段における対応する第1集積部に紙葉類を
    集積するよう制御し、集積情報に基づいて集積先が不明
    であることに対応したフラグを有する紙葉類の集積先を
    前記第2集積手段に設定して集積可能ないずれかの第2
    集積部に集積するよう制御し、前記検知手段により集積
    先としての第1集積部に集積不可能と検知されたことに
    対応するフラグを有する紙葉類の集積先を前記第3集積
    手段に変更して集積可能ないずれかの第3集積部に集積
    するよう制御し、前記検知手段により第2及び第3集積
    部すべてが集積不可能と検知されたのに基づいて前記取
    出手段による紙葉類の取り出しを停止するよう制御する
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  7. 【請求項7】紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数
    の第1集積部を備えた第1集積手段と、 所定条件の紙葉類を集積する複数の第2集積部を備えた
    第2集積手段と、を備えた紙葉類処理装置に適用される
    紙葉類処理方法において、 前記第1集積手段において集積先に対応する第1集積部
    に紙葉類を集積し、 前記第1集積手段に集積できない紙葉類の集積先を前記
    第2集積手段に設定し、 前記第2集積手段に集積先を設定された紙葉類を、集積
    可能ないずれかの第2集積部に集積する、 ことを特徴とする紙葉類処理方法。
  8. 【請求項8】紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数
    の第1集積部を備えた第1集積手段と、 所定条件の紙葉類を集積する複数の第2集積部を備えた
    第2集積手段と、 前記第1及び第2集積手段にそれぞれ含まれる第1及び
    第2集積部の集積容量に基づいて紙葉類を集積可能か否
    かを検知する検知手段と、を備えた紙葉類処理装置に適
    用される紙葉類処理方法において、 前記第1集積手段において集積先に対応する第1集積部
    に紙葉類を集積し、 集積先が不明の紙葉類及び前記検知手段により集積先と
    しての第1集積部に集積不可能と検知された紙葉類の集
    積先を前記第2集積手段に変更し、 前記第2集積手段に集積先を変更された紙葉類を、集積
    可能ないずれかの第2集積部に集積する、 ことを特徴とする紙葉類処理方法。
  9. 【請求項9】紙葉類を集積先毎に区分して集積する複数
    の第1集積部を備えた第1集積手段と、 所定条件の紙葉類を集積する複数の第2集積部を備えた
    第2集積手段と、 前記第1及び第2集積手段にそれぞれ含まれる第1及び
    第2集積部の集積容量に基づいて紙葉類を集積可能か否
    かを検知する検知手段と、を備えた紙葉類処理装置に適
    用される紙葉類処理方法において、 紙葉類を取り出し、 取り出された紙葉類を搬送し、 搬送されている紙葉類から集積先に対応した集積情報を
    読み取り、 読み取られた集積情報に基づいて前記第1集積手段にお
    ける対応する第1集積部に紙葉類を集積し、 集積情報に基づいて集積先が不明であることに対応した
    フラグを有する紙葉類及び前記検知手段により集積先と
    しての第1集積部に集積不可能と検知されたことに対応
    するフラグを有する紙葉類を前記第2集積手段に集積可
    能な場合に紙葉類の集積先を前記第2集積手段に変更
    し、 前記第2集積手段に集積先を設定された紙葉類を、集積
    可能ないずれかの第2集積部に集積し、 前記検知手段により第2集積部すべてが集積不可能と検
    知されたのに基づいて紙葉類の取り出しを停止する、 ことを特徴とする紙葉類処理方法。
  10. 【請求項10】紙葉類を集積先毎に区分して集積する複
    数の第1集積部を備えた第1集積手段と、 第1所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第2
    集積部を備えた第2集積手段と、 第2所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第3
    集積部を備えた第3集積手段と、を備えた紙葉類処理装
    置に適用される紙葉類処理方法において、 前記第1集積手段において集積先に対応する第1集積部
    に紙葉類を集積し、 前記第1集積手段に集積できない所定条件毎に紙葉類の
    集積先を前記第2集積手段または前記第3集積手段に設
    定し、 設定された集積手段において集積可能な集積部に集積す
    る、 ことを特徴とする紙葉類処理方法。
  11. 【請求項11】紙葉類を集積先毎に区分して集積する複
    数の第1集積部を備えた第1集積手段と、 第1所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第2
    集積部を備えた第2集積手段と、 第2所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第3
    集積部を備えた第3集積手段と、 前記第1乃至第3集積手段にそれぞれ含まれる第1乃至
    第3集積部の集積容量に基づいて紙葉類を集積可能か否
    かを検知する検知手段と、を備えた紙葉類処理装置に適
    用される紙葉類処理方法において、 前記第1集積手段において集積先に対応する第1集積部
    に紙葉類を集積し、 集積先が不明の紙葉類の集積先を前記第2集積手段に設
    定して集積可能ないずれかの第2集積部に集積し、 前記検知手段により集積先としての第1集積部に集積不
    可能と検知された紙葉類の集積先を前記第3集積手段に
    変更して集積可能ないずれかの第3集積部に集積する、 ことを特徴とする紙葉類処理方法。
  12. 【請求項12】紙葉類を集積先毎に区分して集積する複
    数の第1集積部を備えた第1集積手段と、 第1所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第2
    集積部を備えた第2集積手段と、 第2所定条件の紙葉類を集積する少なくとも1つの第3
    集積部を備えた第3集積手段と、 前記第1乃至第3集積手段にそれぞれ含まれる第1乃至
    第3集積部の集積容量に基づいて紙葉類を集積可能か否
    かを検知する検知手段と、を備えた紙葉類処理装置に適
    用される紙葉類処理方法において、 紙葉類を取り出し、 取り出された紙葉類を搬送し、 搬送されている紙葉類から集積先に対応した集積情報を
    読み取り、 読み取られた集積情報に基づいて前記第1集積手段にお
    ける対応する第1集積部に紙葉類を集積し、 集積情報に基づいて集積先が不明であることに対応した
    フラグを有する紙葉類の集積先を前記第2集積手段に設
    定して集積可能ないずれかの第2集積部に集積し、 前記検知手段により集積先としての第1集積部に集積不
    可能と検知されたことに対応するフラグを有する紙葉類
    の集積先を前記第3集積手段に変更して集積可能ないず
    れかの第3集積部に集積し、 前記検知手段により第2及び第3集積部すべてが集積不
    可能と検知されたのに基づいて紙葉類の取り出しを停止
    する、 ことを特徴とする紙葉類処理方法。
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