JPH1176946A - 区分装置 - Google Patents

区分装置

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JPH1176946A
JPH1176946A JP24695997A JP24695997A JPH1176946A JP H1176946 A JPH1176946 A JP H1176946A JP 24695997 A JP24695997 A JP 24695997A JP 24695997 A JP24695997 A JP 24695997A JP H1176946 A JPH1176946 A JP H1176946A
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JP
Japan
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mail
reading
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unit
destination information
Prior art date
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JP24695997A
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Inventor
Mitsuo Ryu
三津夫 龍
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、一部のユニットが異常になった
場合に、簡単な操作にて異常発生のユニットを切離すこ
とにより、そのユニットだけを使用しない処理にて使用
することができ、完全に使用できなくなることを防ぐこ
とができる。たとえば、区分装置等では、予め決められ
ている結束時刻に合わせて種々の区分処理が行われるよ
うになっている。この場合に現在使用できるユニットを
用いた限定した区分処理ができる。 【解決手段】 この発明は、一部のユニットに異常が発
生した場合に、異常が生じたユニットの機能が使用でき
ないまま、区分処理を行なうようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、郵便
物の宛先情報を読取り、この読取った宛先情報に基づい
て郵便物を区分する区分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便物の宛名あるいは郵便番号を
読取り、この読取った宛名あるいは郵便番号に基づき郵
便物を区分処理する区分装置が実用化されている。この
ような区分装置は、郵便物の区分処理に際して、処理対
象の郵便物から読取られた宛名あるいは郵便番号に基づ
いて付与される局内バーコード、あるいは予め大口の顧
客に対して付与されているカスタマコードを読取って区
分する。また、宛先あるいは郵便番号が読取れない郵便
物に対しては、処理対象の郵便物に対してIDコードを
付与した後、操作者が宛先を入力してIDコードに基づ
いて局内バーコードをIDコードに対応して付与して区
分している。
【0003】しかしながら、例えば、IDコードを読取
るIDコード読取部などの一部のユニットにて異常が発
生した場合、その異常が発生したユニットを使用しない
処理であっても、区分装置は安全を優先するため装置を
緊急停止させる。この時、装置が使える状態の場合に点
灯し、装置が使用できない状態の場合に消灯する運転準
備ランプが消灯する。この異常発生状態のままでは装置
を再度起動することができないため、区分装置を再度運
転させるには、異常が発生したユニットの異常の原因を
修復した後、システムクリア・スイッチまたは電源の再
投入にて機械を立ち上げる事により運転準備ランプが点
灯し、機械が運転できるようにするようになっている。
【0004】また、このような区分装置は、上記のよう
なカスタマコードを読取るカスタマコード読取部、局内
バーコードを読取る局内バーコード読取部、IDコード
を読取るIDコード読取部などの色々な機能を実行する
ユニットが搭載されており、それらが全て正常な場合に
のみ、機械が使用可能となるため、1つのユニットでも
異常になると、そのユニットを使用しない場合やそのユ
ニットが行う処理をその他のユニットで代わりに処理で
きる場合であっても、その異常状態のユニットを修理な
どにより正常状態にするまで装置が使用できないように
なっている。
【0005】このため、あるユニットに異常が発生して
装置が停止した場合、その異常ユニットを使用しないで
処理できる郵便物であっても、その異常状態のユニット
を修理するまで、装置が全く使用できず、異常が発生し
たユニット以外を用いた処理を行うことができなかっ
た。
【0006】したがって、搭載されているユニットが異
常になった場合に、簡単な操作にて異常発生のユニット
を切離すことにより、そのユニットだけを使用しない処
理にて使用することができ、完全に使用できなくなるこ
とを防ぐことができるような区分装置が要望されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、搭載
されているユニットが異常になった場合に、簡単な操作
にて異常発生のユニットを切離すことにより、そのユニ
ットだけを使用しない処理にて使用することができ、完
全に使用できなくなることを防ぐことができるような区
分装置が要望されているもので、搭載されているユニッ
トが異常になった場合に、簡単な操作にて異常発生のユ
ニットを切離すことにより、そのユニットだけを使用し
ない処理にて使用することができ、完全に使用できなく
なることを防ぐことができる区分装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の区分装置は、
郵便物を区分するものにおいて、郵便物に付与されてい
る宛先情報を示すコード情報を読取る第1、第2の読取
手段、上記第1の読取手段により読取ったコード情報に
基づいて、上記郵便物を区分する第1の処理手段、上記
第1の読取手段の故障時、上記第2の読取手段により読
取ったコード情報に基づいて、上記郵便物を区分する第
2の処理手段から構成されている。
【0009】この発明の区分装置は、郵便物を区分する
ものにおいて、上記郵便物を搬送する第1の搬送手段、
この第1の搬送手段により搬送される上記郵便物に付与
されている宛先情報を示すコード情報を読取る第1の読
取手段、この第1の読取手段により読取ったコード情報
に基づいて、上記第1の搬送手段からの上記郵便物を区
分する区分手段、上記第1の読取手段の故障時、上記第
1の搬送手段からの上記郵便物が分岐搬送される第2の
搬送手段、この第2の搬送手段により搬送される上記郵
便物に付与されている宛先情報を示すコード情報を読取
る第2の読取手段、この第2の読取手段により読取った
コード情報に基づいて、上記第2の搬送手段からの上記
郵便物を上記区分手段に供給することにより、上記区分
手段で区分する処理手段から構成されている。
【0010】この発明の区分装置は、郵便物を区分する
ものにおいて、郵便物に付与されている宛先情報を示す
コード情報を読取る第1の読取手段、この第1の読取手
段により読取ったコード情報に基づいて、上記郵便物を
区分する第1の処理手段、上記郵便物に付与されている
宛先情報の文字を読取る第2の読取手段、上記第1の読
取手段によりコード情報が読取れない際に、上記第2の
読取手段により読取られた上記郵便物上の宛先情報に基
づいて、上記郵便物を区分する第2の処理手段、上記第
1の読取手段の異常時、上記第1の処理手段による処理
を禁止し、上記第2の処理手段による処理を有効とする
実行手段から構成されている。
【0011】この発明の区分装置は、郵便物を区分する
ものにおいて、郵便物に付与されている宛先情報を示す
コード情報を読取る第1の読取手段、この第1の読取手
段により読取ったコード情報に基づいて、上記郵便物を
区分する第1の処理手段、上記郵便物に付与されている
宛先情報の文字を読取る第2の読取手段、上記第1の読
取手段によりコード情報が読取れない際に、上記第2の
読取手段により読取られた上記郵便物上の宛先情報に基
づいて、上記郵便物を区分する第2の処理手段、上記第
1、第2の読取手段の異常を判断した際に、上記第1、
あるいは第2の読取手段の異常を報知する報知手段、こ
の報知手段の報知に応じて、上記第1、あるいは第2の
処理手段による処理の禁止を指示する指示手段、この指
示手段の指示に基づいて、上記第1、あるいは第2の処
理手段による処理を禁止する禁止手段から構成されてい
る。
【0012】この発明の区分装置は、郵便物を区分する
ものにおいて、郵便物を第1の速度とこの第1の速度よ
りも遅い第2の速度で一通ずつ取出し可能な取出手段、
この取出手段で取出された上記郵便物を搬送する搬送手
段、この搬送手段により搬送される郵便物上の画像を読
取走査する走査手段、この走査手段により走査された郵
便物上の画像を記憶し、この記憶した画像から宛先情報
を認識する複数の宛先情報認識手段、これらの宛先情報
認識手段の認識結果に基づいて、上記郵便物を区分処理
する処理手段、上記複数の宛先情報認識手段の異常を検
知する検知手段、およびこの検知手段により検知される
上記宛先情報認識手段の異常の生じている数が、所定数
以下の場合、上記取出手段により上記郵便物を第1の速
度で取出制御し、上記検知手段により検知される上記宛
先情報認識手段の異常の生じている数が、所定数以上の
場合、上記取出手段により上記郵便物を第2の速度で取
出制御する制御手段から構成されている。
【0013】この発明の区分装置は、郵便物を区分する
ものにおいて、郵便物を第1の速度とこの第1の速度よ
りも遅い第2の速度で一通ずつ取出し可能な取出手段、
この取出手段で取出された上記郵便物を搬送する第1の
搬送手段、この第1の搬送手段により搬送される上記郵
便物に付与されている宛先情報を示すコード情報を読取
る第1の読取手段、この第1の読取手段により読取った
コード情報に基づいて、上記第1の搬送手段からの上記
郵便物を区分する区分手段、上記第1の読取手段の故障
時、上記第1の搬送手段からの上記郵便物が分岐搬送さ
れる第2の搬送手段、この第2の搬送手段により搬送さ
れる上記郵便物に付与されている宛先情報を示すコード
情報を読取る第2の読取手段、この第2の読取手段によ
り読取ったコード情報に基づいて、上記第2の搬送手段
からの上記郵便物を上記区分手段に供給することによ
り、上記区分手段で区分する第1の処理手段、上記第1
の読取手段によりコード情報が読取れない際に、上記第
1の搬送手段により搬送される郵便物上の画像を読取走
査する走査手段、この走査手段により走査された郵便物
上の画像を記憶し、この記憶した画像から宛先情報を認
識する複数の宛先情報認識手段、これらの宛先情報認識
手段の認識結果に基づいて、上記郵便物を上記区分手段
で区分する第2の処理手段、上記複数の宛先情報認識手
段の異常を検知する検知手段、およびこの検知手段によ
り検知される上記宛先情報認識手段の異常の生じている
数が、所定数以下の場合、上記取出手段により上記郵便
物を第1の速度で取出制御し、上記検知手段により検知
される上記宛先情報認識手段の異常の生じている数が、
所定数以上の場合、上記取出手段により上記郵便物を第
2の速度で取出制御する制御手段から構成されている。
【0014】この発明の区分装置は、郵便物を区分する
ものにおいて、郵便物を第1の速度とこの第1の速度よ
りも遅い第2の速度で一通ずつ取出し可能な取出手段、
この取出手段で取出された上記郵便物を搬送する第1の
搬送手段、この搬送手段により搬送される上記郵便物に
付与されている宛先情報を示すコード情報を読取る第1
の読取手段、この第1の読取手段により読取ったコード
情報に基づいて、上記郵便物を区分する第1の処理手
段、上記第1の読取手段によりコード情報が読取れない
際に、上記搬送手段により搬送される郵便物上の画像を
読取走査する走査手段、この走査手段により走査された
郵便物上の画像を記憶し、この記憶した画像から宛先情
報を認識する複数の宛先情報認識手段、この複数の宛先
情報認識手段の認識結果に基づいて、上記郵便物を区分
処理する第2の処理手段、上記第1の読取手段の異常
時、上記第1の処理手段による処理を禁止し、上記第2
の処理手段による処理を有効とする実行手段、上記複数
の宛先情報認識手段の異常を検知する検知手段、および
この検知手段により検知される上記宛先情報認識手段の
異常の生じている数が、所定数以下の場合、上記取出手
段により上記郵便物を第1の速度で取出制御し、上記検
知手段により検知される上記宛先情報認識手段の異常の
生じている数が、所定数以上の場合、上記取出手段によ
り上記郵便物を第2の速度で取出制御する制御手段から
構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態について図面を参照して説明する。図1は、この発明
の区分装置としての郵便物区分装置1を示し、図2は、
図1の郵便物区分装置1が組込まれた郵便物区分システ
ム11を示している。
【0016】図1に示すように、郵便物区分装置1は、
第1面に郵便番号や宛名住所などの宛先情報が書き込ま
れ、或いは印刷された紙葉類としての複数の郵便物をこ
の第1面が同一方向を向くように後端を揃えて立位で収
容するとともにこれらの郵便物を所定の取出位置へ順次
供給する供給部2を備えている。郵便物の取出位置に
は、供給部2にて供給された郵便物を主搬送路3に沿っ
て所定の間隔で一通づつ取出す取出部4が配設されてい
る。尚、供給部2内に収容された郵便物は、取出位置に
供給された際に郵便番号が上方に位置し且つ第1面が取
出部4に向うように整列して配置されている。
【0017】供給部2を介して投入される郵便物には、
その第1面に宛先情報に対応した文字情報(郵便番号、
住所、宛名等)のみが記載されたもの以外に、図3に示
すように第1面に宛先情報に対応して決められ郵便物利
用者により予め記載されたコード(以下、カスタマコー
ドと言う)や、図4に示すように郵便物の宛名住所(町
名、丁名、番、号等)に対応して決められる宛名住所コ
ード、郵便番号に対応して決められる郵便番号コード、
または後述する住所認識部にて宛先情報の認識が不能と
なった郵便物に付与されるメールIDコードなどが記載
されたものがある。尚、上記宛名住所コード、郵便番号
コードとをあわせて局内バーコードという。これらの各
コードは、バーコード化した情報として郵便物の第1面
に付与される。
【0018】取出部4にて取出された郵便物は、一定速
度で走行する搬送ベルトを有する主搬送路3を介して搬
送される。主搬送路3上には、郵便物に異物が含まれて
いる場合にその異物を検知するとともに郵便物自体の硬
さを検知する異物・硬さ検知部5が設けられている。異
物・硬さ検知部5の下流側で主搬送路3から分岐された
搬送路上には、異物・硬さ検知部5の検知により機械処
理が不可能と判断された郵便物を排除する排除集積部5
aが設けられている。
【0019】異物・硬さ検知部5の下流側の主搬送路3
上には、郵便物の第1面に付与されたメールIDコード
を読取るメールID読取部(プリIDBCR)6aと、
郵便物の第1面に予め付与された宛先情報としての局内
バーコード(郵便番号コードおよび宛名住所コード)を
読取るバーコード読取部(プリ局内BCR)6bと、郵
便物の第1面に予め付与された宛先情報としてのカスタ
マコードを読取るカスタマコード読取部(プリカスタマ
BCR)6cと、宛先情報が記録された郵便物の第1面
の画像(住所画像)を読取るために第1面を光学的に走
査する走査部6dと、を有する読取部(読取手段)6が
設けられている。
【0020】読取部6の下流側の主搬送路3上には、郵
便物の搬送方向を整位する整位部8が設けられている。
整位部8の下流側には、必要に応じて郵便物の第1面に
メールIDコードを印刷するメールID印刷部(ID印
刷部)9aおよび印刷したメールIDコードをベリファ
イリードするメールID確認読取部(確認IDBCR)
9bを有するメールID処理部9と、郵便物の第1面に
宛先情報に対応した局内バーコードを印刷するバーコー
ド印刷部(局内印刷部)10aおよび印刷した局内バー
コードをベリファイリードするバーコード確認読取部
(確認局内BCR)10bを有するバーコード処理部1
0と、が順に設けられている。
【0021】メールID確認読取部9bは、メールID
読取部6aの異常発生時(故障時)、メールID読取部
6aの代わり(補完)に郵便物の第1面に付与されたメ
ールIDコードを読取るものであり、バーコード確認読
取部10aは、バーコード読取部6bの異常発生時(故
障時)、バーコード読取部6bの代わり(補完)に郵便
物の第1面に予め付与された宛先情報としての局内バー
コード(郵便番号コードおよび宛名住所コード)を読取
るものである。
【0022】バーコード処理部10の下流側の主搬送路
3は、メールID印刷部9aおよびバーコード印刷部1
0aにより印刷されたインクを乾燥すべく長く引き伸ば
された遅延搬送路(第2の搬送手段)3aを形成し、こ
の遅延搬送路3aの終端には、郵便物を所定の区分ポケ
ット(区分先)へ区分して集積する区分集積部14が接
続されている。尚、区分先とは、郵便物が区分集積され
る区分ポケットの位置を言う。
【0023】区分集積部14は、複数の段および複数の
列に区画された複数の区分ポケット15を有している。
たとえば、8段25列の200個の区分ポケット15、
…により構成されている。そして、各区分ポケット15
には、所定のポケット番号が付されている。また、区分
集積部14の左方には、後述するように、再供給用の郵
便物を集積するVCS排除ポケット(VCSリジェクッ
ト区分箱)17aと、メールIDコードを読取れずに排
除された郵便物を集積するリジェクト郵便集積ポケット
17bとが設けられている。
【0024】各区分ポケット15および各集積ポケット
17a、17bの上部には図示しない区分ゲートが設け
られ、この区分ゲートを選択的に切換えることにより郵
便物が区分ポケット15に取り込まれ集積される。ま
た、区分集積部14は、各段の区分ポケット15の上方
を水平方向に延びる複数の段パス部16を有している。
【0025】図1において、区分集積部14に向う遅延
搬送路3aの終端近くには、区分集積部14の各段パス
部16に対応した複数の切換ゲート18が設けられ、各
切換ゲート18を選択的に切換えることにより、主搬送
路3が各段パス部16を通じて複数の段のうちいずれか
に選択的に接続されるようになっている。
【0026】また、主搬送路3は、区分集積部14の図
中右側下方で分岐され、主搬送路3を区分集積部14へ
短絡接続する短絡搬送路(第1の搬送手段)3bに接続
されている。この分岐位置には、主搬送路3を短絡搬送
路3bへ選択的に切換えるためのゲート22が設けられ
ている。尚、短絡搬送路3bは、郵便物をメールID処
理部9およびバーコード処理部10へ供給する必要のな
い場合に主搬送路3を区分集積部14へ短絡接続するた
めに設けられている。
【0027】更に、郵便物区分装置1の図中中央上側に
は係員に装置の異常を報知する報知手段としての情報表
示器12が設られ、郵便物区分装置1の図中左側前面に
は、装置の異常発生時に異常箇所を報知するとともに、
係員による各種入力操作が成される操作パネル(報知手
段、指示手段)25が設けられ、郵便物区分装置1の図
中右側には郵便物区分装置1の区分動作を制御するとと
もに、各部(各ユニット)の状態を常時チェックする制
御部30が設けられている。
【0028】上記操作パネル25は、たとえば、図5に
示すように、ユニット切り離し・接続指定画面を表示
し、各ユニットの切り離し(オフ)、接続(オン)をタ
ッチパネルにより指示できるようになっている。
【0029】次に、図2に示すように、郵便物区分装置
1の制御部30には、メールID読取部6a、バーコー
ド読取部6b、およびカスタマコード読取部6cが接続
され、各読取部6a、6b、6cにて読取られたコード
情報が制御部30に入力されるようになっている。
【0030】また、制御部30には、メールID処理部
9およびバーコード処理部10が接続され、制御部30
が各処理部9、10の処理動作を制御するようになって
いる。更に、制御部30には、区分集積部14における
郵便物の区分先、即ち区分ポケット15を指定するため
の区分先指定手段としての区分指定制御部32が接続さ
れている。
【0031】区分指定制御部32は、制御部30から入
力される宛先情報に基づいて配達順路データベース34
を検索し、郵便物の区分先、つまり郵便物を区分集積す
べき区分ポケット15を指定するようになっている。
尚、配達順路データベース34には、郵便物ごとの配達
順番、郵便物の宛先情報(住所)、機械内部コード、1
回目の区分ポケット番号、2回目(2パス目)の区分ポ
ケット番号、および配達区が対応して記録される。
【0032】上記データベースとしては、差立局用の区
分先データを登録したものも用意されるようにしても良
い。また、制御部30には、走査部6dにて読取られた
住所画像に基づいて郵便物の宛先情報を認識する住所認
識部(判別部)36が接続されており、住所認識部36
は宛先情報の認識の可否を制御部30へ返信するように
なっている。住所認識部36には、配達順路データベー
ス34が接続され、住所認識部36にて認識した宛先情
報に基づいて郵便物の区分ポケットを指定する場合に
は、住所認識部36と配達順路データベース34との間
でデータの交信が成されるようになっている。一方、バ
ーコード読取部6b或いはカスタマコード読取部6cに
て読取られたコード情報に基づいて郵便物の区分ポケッ
トを指定する場合には、上述したように区分指定制御部
32と配達順路データベース34との間でデータの交信
が成され、区分指定制御部32が郵便物の区分ポケット
を指定するようになっている。
【0033】更に、制御部30には、走査部6dにて読
取られた住所画像が住所認識部36にて認識できずに制
御部30にて宛先情報の認識不能が判断された住所画像
をオペレーターの操作によりコード化する調整手段とし
て作用するビデオコーディングシステム40(以下、V
CS40と称する)が接続されている。
【0034】VCS40は、住所認識部36にて郵便物
の宛先情報の認識ができなかった場合に走査部6dより
読取られた該郵便物の住所画像を蓄積するとともに、宛
先情報の認識ができなかった郵便物に対してメールID
印刷部9aにて付与されるメールIDコードを蓄積し、
住所画像およびメールIDコードをある程度蓄積した後
に各コーディングデスク44…へ分配する蓄積部として
の画像蓄積・分配装置42を有している。
【0035】各コーディングデスク44は、画像蓄積・
分配装置42から供給された住所画像をオペレータに対
して表示する表示部(図示せず)、およびこの画像情報
に基づいてオペレータが宛先情報をキー入力する操作部
(図示せず)を有し、入力した宛先情報をメールIDコ
ードとともに画像蓄積・分配装置42へ返信するように
なっている。また、各コーディングデスク44から画像
蓄積・分配装置42へ返信された宛先情報およびメール
IDコードは、ここで蓄積され、或いは制御部30へ返
信されるようになっている。
【0036】また、制御部30は、各ユニットの状態を
常時チェックしており、区分処理中に何れかのユニット
の異常を検出した際、区分装置を緊急停止し、操作パネ
ル25および情報表示器12により異常が検出されたユ
ニット、その異常の内容などを案内表示して係員に報知
するようになっている。
【0037】そして、係員は、操作パネル25に表示さ
れる異常内容に基づいて異常ユニットの切り離し操作な
どを行う。図5は、異常ユニットを切り離しを指示する
画面である。
【0038】区分処理中に、制御部30があるユニット
の異常を検出して、装置が自動停止すると、操作パネル
25あるいは情報表示器12により異常ユニットや異常
内容などを表示する。この表示により、係員は、異常が
発生したユニットを認知し、操作パネル25にて操作ス
イッチ(図示しない)の管理者モードをオンにし、図5
に示すユニット切り離し・接続指定画面を表示させる。
ここで、係員は、その異常ユニットを切り離した場合
に、後述するような区分可能な郵便物を係員が認識して
切り離しを指示する。
【0039】バーコード読取部6bを切離す場合、バー
コード読取部6bによる局内バーコードの読取りをバー
コード確認読取部10bにより補完するようになってい
る。この場合、係員は、局内バーコードが印刷されてい
ない郵便物を扱うことができることを認識している。
【0040】メールID読取部6aを切離す場合、メー
ルID読取部6aによるメールIDコードの読取りをメ
ールID確認読取部9bにより補完するようになってい
る。この場合、係員は、どの郵便物をも扱うことができ
ることを認識している。
【0041】カスタマコード読取部6cを切離す場合、
係員は、カスタマコードが印刷されていない郵便物を扱
うことができることを認識している。カスタマコードが
印刷されている郵便物は、大口対応のため、まとめてく
る可能性が多く、他の郵便物と区別できるようになって
いる。
【0042】住所認識部(判別部)36を切離す場合、
係員は、バーコードが印刷されている郵便物だけを扱う
ことができることを認識している。VCS40を切離す
場合、係員は、宛先情報の認識ができない郵便物に対す
る打けん入力がなされずにリジェクトされ、手区分対応
となることを認識している。
【0043】メールID印刷部9aを切離す場合、係員
は、VCS40による処理ができないため、宛先情報の
認識ができない郵便物に対する打けん入力がなされずに
リジェクトされ、手区分処理対応となることを認識して
いる。
【0044】局内バーコード印刷部10aを切離す場
合、係員は、差立て、配達の大まかな区分レベルで郵便
物を扱うことができることを認識している。メールID
確認読取部9b、あるいは局内バーコード確認読取部1
0bを切り離した場合、係員は、後のことを考えなけれ
ば、オフすることができることを認識している。つま
り、後で用いるメールIDコードや局内バーコードの印
刷の確認ができないだけである。
【0045】このような、各ユニットを切離す場合の認
識のもとに、係員は、図5に示すユニット切り離し・接
続指定画面により、異常が生じているユニットをオフに
し、確定キーを投入する。この際、制御部30は、切り
離されたユニットの異常を無視するようになっている。
【0046】また、異常状態であったユニットの故障の
修理が行われた場合は、係員が操作パネル25にて再度
ユニットの切り離し・接続指定画面にてそのユニットを
オンすることにより接続がなされるようになっている。
【0047】次に、上記のような構成の区分装置の各ユ
ニットが正常状態の場合における郵便物の区分処理につ
いて図6乃至図9に示すフローチャートを用いて説明す
る。尚、ここでは、1パス目に郵便番号および宛名住所
により局内バーコードを付与し、例えば、この局内バー
コードあるいはカスタマコードに基づく機械内部コード
が4桁の場合は、下2桁により区分処理し、2パス目に
機械内部コードの上2桁により区分処理する2パス法で
郵便物を配達順に並べ変える場合について説明する。ま
た、制御部30は、郵便物から得られる区分情報をカス
タマコード、局内バーコード、IDコード、住所認識結
果の順に優先して区分処理する。
【0048】まず、1パス目の処理として、図6に示す
ように、係員により多数の郵便物が供給部2に供給され
ると、供給部2にて取出位置に供給された郵便物が取出
部4にて主搬送路3上に一葉づつ取出される(ステップ
S1)。取出された郵便物は、異物・硬さ検知部5にて
機械処理が可能であるか否かが判断され(ステップS
2)、ここで機械処理が不可能であることが判断された
郵便物は、排除搬送路3bを介して排除集積部5aへ排
除され(ステップS3)、その後、排除郵便物手処理エ
リア(図示せず)へ移送される(ステップS4)。
【0049】一方、異物・硬さ検知部5にて機械処理が
可能であることが判断された郵便物は、主搬送路3を介
してそのまま搬送され、読取部6へ供給される(ステッ
プS5)。
【0050】読取部6に供給された郵便物は、バーコー
ド読取部6bにて局内バーコードが読取られ(ステップ
S6)、カスタマコード読取部6cにてカスタマコード
が読取られ(ステップS7)、走査部6dにて第1面が
光学的に走査されて住所画像が読取られる(ステップS
8)。そして、バーコード読取部6bにて読取られた局
内バーコードおよびカスタマコード読取部6cにて読取
られたカスタマコードは制御部30へ供給され、走査部
6dにて読取られた住所画像は住所認識部36へ供給さ
れる。
【0051】図7に示すように、読取部6にて局内バー
コード若しくはカスタマコードが完全に読取られた郵便
物は、後述するステップS14でバーコード処理部10
でベリファイリードされて区分集積部14へ供給され
る。
【0052】一方、走査部6dから住所画像が入力され
た住所認識部36は、読取部6に供給された郵便物に局
内バーコードおよびカスタマコードのいずれも付与され
ていない(読み取れない)場合、この住所画像を解析し
て郵便物の郵便番号および宛名住所、即ち宛先情報を認
識し、郵便物に局内バーコード或いはカスタマコードの
一部のみが付与されている(一部しか読み取れない)場
合、制御部30を介して局内バーコード或いはカスタマ
コードを入手し、これらのコード情報に基づいて住所画
像を解析し、郵便物の宛先情報を認識する(ステップS
11)。
【0053】例えば、読取部6に供給された郵便物に局
内バーコード(発送郵便局で予め付与された宛先情報の
一部、例えば郵便番号コード)が予め付与されている場
合には、住所認識部36は、この局内バーコードに基づ
いて郵便物の宛先情報を狭い地域に絞り込み、この地域
内に限定して住所画像を解析し、住所画像から住所の深
い部分を認識する。これにより、宛先情報の認識が容易
且つスムーズとなり、宛先情報の認識精度が向上され
る。また、読取部6に供給された郵便物にカスタマコー
ドが予め付与されている場合も同様に、このカスタマコ
ードに基づいて宛先情報を認識することができる。
【0054】また、住所認識部36は、走査部6dにて
読取られた住所画像に基づいて認識した宛先情報送信を
制御部30に入力するとともに、宛先情報の認識が成さ
れたか否か(宛先情報の認識の可否)を制御部30に入
力する。制御部30は、この入力信号に従って宛先情報
の認識の可否を判断する(ステップS12)。
【0055】ステップS12にて宛先情報の認識可が判
断されると、住所認識部36にて認識された宛先情報が
制御部30に入力され、ここで宛先情報がコード化され
て局内バーコードが用意され、バーコード印刷部10a
へ入力されて当該郵便物に住所画像に応じた局内バーコ
ードが印刷される(ステップS13)。そして、印刷さ
れた局内バーコードは、バーコード確認読取部10bに
てベリファイリードされ(ステップS14)、ベリファ
イリードされた局内バーコードが制御部30を介して区
分指定制御部32へ入力される(ステップS15)。
【0056】尚、ステップS14、15では、予め印刷
されたカスタマコードもあわせてベリファイリード等の
処理がなされる。一方、ステップS12にて宛先情報の
認識不可が判断されると、制御部30から画像蓄積・分
配装置42に画像取り込み信号が発生され、走査部6d
にて読取られた住所画像が画像蓄積・分配装置42に取
り込まれる(ステップS16)。同時に、制御部30
は、住所画像の認識ができなかった当該郵便物に対して
メールIDコードを用意し、このメールIDコードがメ
ールID印刷部9aへ入力され、当該郵便物にメールI
Dコードが印刷される(ステップS17)。そして、こ
のメールIDコードは、メールID確認読取部9bにて
ベリファイリードされ(ステップS18)、制御部30
を介して画像蓄積・分配装置42へ入力される(ステッ
プS19)。尚、メールIDコードが印刷された郵便物
は、VCSリジェクト区分箱17aへ集積され(ステッ
プS20)、後段の処理工程へ供給される。
【0057】区分指定制御部32は、ステップS15に
てバーコード処理部10で処理された局内バーコードや
カスタマコード(宛先情報)に基づいて、配達順路デー
タベース34を検索し、郵便物の区分ポケット15を指
定する(ステップS21)。そして、郵便物は、指定さ
れた所定の区分ポケット15へ区分集積される(ステッ
プS22)。
【0058】図8に示すように、宛先情報の認識ができ
ずにメールIDコードが付与されてVCSリジェクト区
分箱17aへ集積された郵便物は、上述したステップS
22における区分の後に、係員による手作業により郵便
物区分装置1の供給部2に再び供給される(ステップS
23)。供給部2に供給された郵便物は、取出部4にて
主搬送路3上に取出され(ステップS24)、読取部6
へ供給される。読取部6に供給された郵便物は、メール
ID読取部6aにてメールIDコードが読取られる(ス
テップS25)。そして、この判定結果は、区分指定制
御部32へ供給される(ステップS27)。
【0059】一方、画像蓄積・分配装置42は、ステッ
プS16にて取り込んだ住所画像およびステップS19
に入力されたメールIDコードを対応づけて各コーディ
ングデスク44へ分配する(ステップS28)。各コー
ディングデスク44では、表示部にて住所画像を表示
し、入力部を介して係員が住所画像をコーディング、即
ち住所画像に応じた郵便番号および宛名住所を入力し、
住所画像をコード化する(ステップS29)。そして、
各コーディングデスク44においてコード化された局内
バーコードは、該当するメールIDコードとともに画像
蓄積・分配装置42を介して制御部30へ入力される
(ステップS30)。或いは、各コーディングデスク4
4から入力された局内バーコードは、メールIDコード
とともに画像蓄積・分配装置42にて蓄積され、制御部
30からの制御に従って読み出されても良い。
【0060】制御部30では、ステップS25でメール
ID読取部6aにて読取られた郵便物のメールIDコー
ドとステップS30にて画像蓄積・分配装置42から入
力されたメールIDコードとを照会し、当該郵便物の宛
先情報としての局内バーコードを認識する(ステップS
31)。制御部30にて局内バーコードが認識される
と、この局内バーコードが当該郵便物にバーコード印刷
部10aにて印刷され(ステップS32)、印刷された
局内バーコードがベリファイリードされ(ステップS3
3)、ベリファイリードされた局内バーコードが区分指
定制御部32へ入力される(ステップS34)。
【0061】区分指定制御部32は、ステップS34に
てバーコード処理部10から入力された局内バーコード
に基づいて、配達順路データベース34を検索し、郵便
物の区分ポケット15を指定する(ステップS35)。
そして、郵便物は、指定された所定の区分ポケット15
へ区分集積され(ステップS36)、全ての郵便物の区
分が終了される(ステップS37)。
【0062】この区分処理により、各区数ごとに最大2
00個の区分ポケットを用いて各住所ごとの配達の順番
で郵便物が区分される。たとえば、ある区分ポケットで
は、1区、2区、3区、…の郵便物が下から順に集積さ
れている。
【0063】区分ポケットに集積されている郵便物に
は、全てに局内バーコードが印刷されており、この局内
バーコードに基づいて2パス目の区分処理が行われる。
以上のように、1パス目の処理が終了される(図7参
照)と、ステップS22およびステップS36におい
て、それぞれ区分集積部14にて区分された郵便物は、
図9に示すように、係員の手作業により郵便物区分装置
1から取出されて所定の保管棚(図示せず)に一旦集積
される。尚、この場合、郵便物の順序を変えずに集積す
る。たとえば、ポケットNo.1から昇べき順に集積す
る。
【0064】ついで、保管棚に集積された郵便物は、係
員により供給部2に再び供給され(ステップS42)、
2パス目の処理が開始される(ステップS43)。この
2回目の供給においては、1パス目の区分において区分
ポケット番号が大きい区分ポケットに集積された郵便物
から供給する。例えば、ポケット番号が200番の区分
ポケット15(右端部の列の下)に集積された郵便物か
ら199番、198番、…と順に供給する。
【0065】2パス目の処理が開始されると、郵便物が
取出部4にて搬送路3上に一様づつ取出され(ステップ
S44)、バーコード読取部6b、カスタマコード読取
部6cにて局内バーコードやカスタマコードが読取られ
る(ステップS45)。バーコード読取部6b、カスタ
マコード読取部6cにて読取られたバーコードは、制御
部30を介して区分指定制御部32に入力される(ステ
ップS46)。
【0066】区分指定制御部32は、ステップS50に
てバーコード処理部10から入力されたバーコードに基
づいて、配達順路データベース34を検索し、郵便物の
区分ポケット15を指定する(ステップS47)。そし
て、郵便物は、指定された所定の区分ポケット15へ区
分集積され(ステップS48)、2パス目の区分が終了
される。
【0067】2パス目の処理における区ごとの郵便物は
複数の区分ポケットにまたがって区分されるようになっ
ている。次に、各ユニットに異常が生じた際の処理につ
いて説明する。
【0068】まず、バーコード読取部6bが異常となっ
た際、制御部30はその異常を判断し、その異常内容を
操作パネル25等により案内表示する。この案内表示に
応じて、係員は操作パネル25により管理者モードを選
択し、ユニット切り離しモードを選択する。すると、制
御部30は、操作パネル25により図5に示すように、
ユニット切り離し・接続指定画面を表示する。
【0069】この表示に応じて、係員は、予めバーコー
ドが印刷されていない郵便物を扱うことを認識している
ことを条件に、バーコード読取部6bのオフを指定し、
確定を入力する。すると、制御部30はバーコード読取
部6bの切り離しを判断し、バーコード確認読取部10
bによる補完を判断する。
【0070】この際、搬送路3により搬送される郵便物
がゲート22により遅延搬送路3aで搬送され、バーコ
ード確認読取部10bにより読取られた局内バーコード
が制御部30へ供給される。この場合、図6〜図9に示
すフローチャートから、図10に示すように、ステップ
S6が除去されるものとなる。
【0071】次に、上記と同様にバーコード読取部6b
が異常となった際に、2パス目だけの処理を行う場合に
は、バーコード確認読取10bによる補完により搬送経
路が長くなるだけで、扱う郵便物の限定はない。この場
合の動作は、図11に示すように、バーコード確認読取
部10bによる読取処理(ステップS45’)に変更さ
れるものとなる。
【0072】次に、上記と同様にメールID読取部6a
が異常となった際に、ユニット切り離し・接続指定画面
により、係員は、メールID読取部6aのオフを指定
し、確定を入力する。すると、制御部30はメールID
読取部6aの切り離しを判断し、メールID確認読取部
9bによる補完を判断する。
【0073】この際、メールID読取部6aの補完によ
り、図6〜図9に示すフローチャートから、図12に示
すように、メールID確認読取部9bによる読取処理
(ステップS25’)に変更されるものとなる。
【0074】次に、上記と同様にカスタマコード読取部
6cが異常となった際に、ユニット切り離し・接続指定
画面により、係員は、カスタマコードが印刷されていな
い郵便物を扱うことを条件に、カスタマコード読取部6
cのオフを指定し、確定を入力する。すると、制御部3
0はカスタマコード読取部6cの切り離しを判断する。
【0075】この際、図6〜図9に示すフローチャート
から、図13に示すように、ステップS7が除去され、
カスタマコードによらず住所認識により区分処理され
る。次に、上記と同様に住所認識部36が異常となった
際に、ユニット切り離し・接続指定画面により、係員
は、バーコードが印刷されている郵便物だけを扱うこと
を条件に、住所認識部36のオフを指定し、確定を入力
する。すると、制御部30は住所認識部30の切り離し
を判断する。
【0076】この際、図6〜図9に示すフローチャート
から、図14に示すように、ステップS8〜ステップS
14、ステップS16〜ステップS19、およびステッ
プS23〜ステップS36が除去され、ステップS8’
でバーコードが読取られたか否かを判断し、バーコード
が読取られた際、ステップS15で読取られたバーコー
ドが区分制御部へ入力され、バーコードが読取られなか
った際、ステップS20でVCSリジェクト区分箱17
aにリジェクトされるものとなる。
【0077】次に、上記と同様にVCS40が異常とな
った際に、ユニット切り離し・接続指定画面により、係
員は、宛先情報の認識ができない郵便物に対する打けん
入力がなされずにリジェクトされ、手区分対応となるこ
とを条件に、VCS40のオフを指定し、確定を入力す
る。すると、制御部30はVCS40の切り離しを判断
する。
【0078】この際、図6〜図9に示すフローチャート
から、図15に示すように、ステップS16〜ステップ
S19、およびステップS23〜ステップS36が除去
され、ステップS12で宛先情報が認識できないと判断
された場合、ステップS20でVCSリジェクト区分箱
17aへ集積され、手区分により処理されるようにな
る。
【0079】次に、上記と同様にメールID印刷部9a
が異常となった際に、ユニット切り離し・接続指定画面
により、係員は、VCS40による区分処理ができない
ため、宛先情報の認識ができない郵便物に対する打けん
入力がなされずにリジェクトされ、手区分対応となるこ
とを条件に、メールID印刷部9aのオフを指定し、確
定を入力する。すると、制御部30はメールID印刷部
9aの切り離しを判断する。
【0080】この際、図6〜図9に示すフローチャート
から、図15に示すように、ステップS16〜ステップ
S19、およびステップS23〜ステップS36が除去
され、ステップS12により宛先情報が認識できないと
判断された場合、ステップS20でVCSリジェクト区
分箱17aへ集積され、手区分により処理されるように
なる。
【0081】次に、上記と同様にバーコード印刷部10
aが異常となった際に、ユニット切り離し・接続指定画
面により、係員は、差立て、配達の大まかな区分レベル
で郵便物を区分することを条件に、バーコード印刷部1
0aのオフを指定し、確定を入力する。すると、制御部
30はバーコード印刷部10aの切り離しを判断する。
【0082】この際、差立て、配達の大まかな区分レベ
ルで郵便物が区分処理される。次に、上記と同様にメー
ルID確認読取部9bが異常となった際に、ユニット切
り離し・接続指定画面により、係員は、印刷内容が確認
されないことを条件に、メールID確認読取部9bのオ
フを指定し、確定を入力する。すると、制御部30はメ
ールID確認読取部9bの切り離しを判断する。
【0083】この際、図6〜図9のフローチャートか
ら、図16に示すように、ステップS18が除去される
ものとなる。次に、上記と同様にバーコード確認読取部
10bが異常となった際に、ユニット切り離し・接続指
定画面により、係員は、印刷内容が確認されないことを
条件に、バーコード確認読取部10bのオフを指定し、
確定を入力する。すると、制御部30はバーコード確認
読取部10bの切り離しを判断する。
【0084】この際、図6〜図9のフローチャートか
ら、図17および図18に示すように、ステップS14
およびステップS33が除去されるものとなる。上記の
ように、一部のユニットに異常が発生した場合に、異常
が生じたユニットの機能が使用できないまま、区分処理
を行なうようにしたものである。これにより、一部のユ
ニットが異常になった場合に、簡単な操作にて異常発生
のユニットを切離すことにより、そのユニットだけを使
用しない処理にて使用することができ、完全に使用でき
なくなることを防ぐことができる。たとえば、区分装置
等では、予め決められている結束時刻に合わせて種々の
区分処理が行われるようになっている。この場合に現在
使用できるユニットを用いた限定した区分処理ができる
ことによる効果は大きいものである。
【0085】また、2パス目の処理を行う際にバーコー
ド読取部が故障した場合、搬送路を切り替えて、通常2
パス目では利用していないバーコード確認読取部を用い
ることによりバーコード情報を読取って区分処理するよ
うにでき、これにより、故障が発生した場合であっても
1パス目の処理が終了している郵便物に対する2パス目
の処理を行なうことができ、結束時刻等の関係で手区分
対応になることを防ぎ、結果として大量の郵便物を処理
した1パス目の処理が無駄になってしまうことがない。
【0086】また、メールID読取部の異常が検出され
た際、メールID読取部に対してはメールID確認読取
部を代わりに使用して処理を行うことができる。これに
より、メールID読取部に異常が発生した場合にも、正
常の場合の処理と同様な処理を行うことができる。
【0087】次に、第2の実施の形態について説明す
る。なお、上記第1の実施の形態と同一符号について
は、同一符号を付し、説明を省略する。
【0088】すなわち、第1の実施の形態の住所認識部
が複数の住所処理ボードにより構成され、その住所認識
ボードの故障の数に応じて、取出部による取出し間隔を
変更するものである。
【0089】たとえば、図2に示すように、住所認識部
36が25個の住所認識ボード36a、…36yから構
成され、それぞれが走査部6dで取り込んだ郵便物上の
画像を認識処理するものである。
【0090】この場合、住所認識ボード36a、…の故
障の数が0〜2の場合、通常の処理速度である3万通/
時間に対応する取出部4による取出し間隔であり、住所
認識ボード36a、…の故障の数が3〜4の場合、通常
よりもわずかに遅い処理速度である2万5千通/時間に
対応する取出部4による取出し間隔に変更され、住所認
識ボード36a、…の故障の数が5〜8の場合、通常よ
りも大幅に遅い処理速度である2万通/時間に対応する
取出部4による取出し間隔に変更され、住所認識ボード
36a、…の故障の数が9(自動停止数)以上の場合、
取出部4による取出しを停止するようになっている。
【0091】上記住所認識ボード36a、…は、図19
に示すように、たとえば、基板上に種々の回路を搭載し
た処理ボードにより構成され、複数の住所認識ボード3
6a、…により並行して同時に住所認識処理を行い、区
分処理を高速化するものである。
【0092】住所認識ボード36a、…は、それぞれ走
査部6dより供給される住所画像を記憶するメモリ5
1、メモリ51に記憶されている住所画像から宛名が記
載されている領域を検出する宛名領域検出部52、この
宛名領域検出部52により検出された領域に記載されて
いる宛名を認識する宛名認識部53、メモリ51に記憶
されている住所画像から郵便番号の記載されている領域
を検出する郵便番号領域検出部54、この郵便番号領域
検出部54により検出された領域に記載されている郵便
番号を認識処理する郵便番号認識部55、宛名認識部5
3と郵便番号認識部55により認識された住所をデータ
ベース34に登録されている住所と比較して正しく認識
されたか否かを判定する住所判定部56から構成されて
いる。
【0093】次に、上記のように構成される住所認識ボ
ード36a(36b、…)における住所認識動作につい
て、図20に示すフローチャートを用いて説明する。す
なわち、制御部30により住所認識ボード36a、…の
故障が判断されていない、あるいは1〜2個の故障が判
断され(ステップS51)、取出部4により通常速度
(3万通/時間)に対応する取出し間隔で郵便物が取出
されている状態で(ステップS52)、走査部6dによ
り得られた郵便物上の画像情報が、メモリ51へ送ら
れ、メモリ51に記憶される。メモリ51に記憶された
画像情報は、宛名領域検出部52により宛名領域の記載
された領域が検出されるとともに、郵便番号領域検出部
54により郵便番号の記載された領域が検出される。宛
名領域検出部52により検出された領域の画像情報は、
宛名認識部53で文字行の切出し、文字の切出し、文字
の正規化・標準化が行われ、図示しない辞書と比較され
て文字が判別されて宛名として住所判定部56に供給さ
れる。一方、郵便番号領域検出部54により検出された
領域の画像情報は、郵便番号認識部55に供給される。
この供給された画像情報は、郵便番号認識部55により
文字行の切出し、文字の切出し、文字の正規化・標準化
が行われ、図示しない辞書と比較されて文字が判別さ
れ、郵便番号として住所判定部56に供給される。住所
判定部56は、郵便番号と宛名情報とからなる住所情報
と宛先情報の認識の可否とを制御部30に出力する。
【0094】上記処理は上記第1の実施の形態における
ステップS11に対応し、その後ステップS12からの
処理が同様に行われる。この状態において、制御部30
が3〜4個の住所認識ボード36a、…の故障を判断し
た際(ステップS53)、故障したボードの使用を禁止
し、取出部4による取出し間隔を通常速度より落とした
速度(2万5千通/時間)に変更する(ステップS5
4)。
【0095】さらに、制御部30が5〜8個の住所認識
ボード36a、…の故障を判断した際(ステップS5
5)、故障したボードの使用を禁止し、取出部4による
取出し間隔をさらに落とした速度(2万通/時間)に変
更する(ステップS56)。
【0096】さらに、制御部30が9個以上の住所認識
ボード35a、…の故障を判断した際(ステップS5
7)、取出部4による取出しを停止し、つまり装置を停
止し(ステップS58)、操作パネル25により住所認
識部の住所認識ボードの故障数が所定数以上となったこ
とによる装置の停止を案内表示する(ステップS5
9)。
【0097】上記例では、取出し間隔が3段階に変更さ
れる場合についての説明としたが、これに限らず、2段
階あるいは4段階以上であっても良い。また、取出し間
隔を変更する基準となる。総ボード数に対する故障ボー
ド数の数も任意に変更可能である。
【0098】なお、住所認識ボード36a、…の故障数
により処理速度が変更された場合、その故障している住
所認識ボードの数や処理速度などを操作パネル25等に
より案内表示したり、その故障状況を制御部30の図示
しない内部メモリ等に記憶するようにしても良い。
【0099】なお、上記第2の実施形態で説明したよう
に、住所認識部36を複数の住所認識ボード36a、…
で構成するとともに、取出部4の取出し間隔を正常動作
している住所認識ボードの数に基づいた取出し速度に制
御し、さらに、上記第1の実施形態で説明した図10、
図11に示すように、バーコード読取部6bの故障時
に、バーコード読取部6bを切り離してバーコード確認
読取部10bにより補完する処理を行うようにしても良
い。
【0100】また、上記第2の実施形態で説明したよう
に、住所認識部36を複数の住所認識ボード36a、…
で構成するとともに、取出部4の取出し間隔を正常動作
している住所認識ボードの数に基づいた取出し速度に制
御し、さらに、上記第1の実施形態で説明した図13に
示すように、カスタマコード読取部6cの異常時、カス
タマコード読取部6cによる処理を行わずに、住所認識
ボード36a、…による住所認識結果に基づいて処理す
るようにしても良い。
【0101】上記のように、住所認識部の一部に異常が
発生した際、その異常が発生した住所認識ボードの数に
より郵便物の処理速度を変更して処理するようにしたも
のである。これにより、住所認識部の一部の住所認識ボ
ードが異常状態となっても、完全に装置を停止としない
で、正常に使用できる住所認識ボード数での処理能力に
応じた処理速度で処理を継続することができる。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、搭載されているユニットが異常になった場合に、簡
単な操作にて異常発生のユニットを切離すことにより、
そのユニットだけを使用しない処理にて使用することが
でき、完全に使用できなくなることを防ぐことができる
区分装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される区分装置を示す概略図。
【図2】区分装置が組込まれた区分システムを示すブロ
ック図。
【図3】区分装置に投入される郵便物を示す図。
【図4】区分装置に投入される郵便物を示す図。
【図5】ユニット切り離し・接続指定画面の表示例。
【図6】区分動作を説明するためのフローチャート。
【図7】区分動作を説明するためのフローチャート。
【図8】区分動作を説明するためのフローチャート。
【図9】区分動作を説明するためのフローチャート。
【図10】バーコード読取部を切り離し、バーコード確
認読取部により補完した際の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図11】バーコード読取部を切り離し、バーコード確
認読取部により補完した際の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図12】メールID読取部を切り離し、メールID確
認読取部により補完した際の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図13】カスタマコード読取部を切り離した際の動作
を説明するためのフローチャート。
【図14】住所認識部を切り離した際の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図15】VCSあるいはメールID印刷部を切り離し
た際の動作を説明するためのフローチャート。
【図16】メールID確認読取部を切り離した際の動作
を説明するためのフローチャート。
【図17】バーコード確認読取部を切り離した際の動作
を説明するためのフローチャート。
【図18】バーコード確認読取部を切り離した際の動作
を説明するためのフローチャート。
【図19】この発明の第2の実施形態における住所認識
ボードのブロック図。
【図20】住所認識ボードの故障数により処理速度を変
更する制御動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
6a…メールID読取部 6b…バーコード読取部 6c…カスタマコード読取部 6d…走査部 9b…メールID確認読取部 10b…バーコード確認読取部 12…情報表示器 25…操作パネル 30…制御部 36…住所認識部 36a〜…住所認識ボード 40…ビデオコーディングシステム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便物を区分する区分装置において、 郵便物に付与されている宛先情報を示すコード情報を読
    取る第1、第2の読取手段と、 上記第1の読取手段により読取ったコード情報に基づい
    て、上記郵便物を区分する第1の処理手段と、 上記第1の読取手段の故障時、上記第2の読取手段によ
    り読取ったコード情報に基づいて、上記郵便物を区分す
    る第2の処理手段と、 を具備したことを特徴とする区分装置。
  2. 【請求項2】 郵便物を区分する区分装置において、 上記郵便物を搬送する第1の搬送手段と、 この第1の搬送手段により搬送される上記郵便物に付与
    されている宛先情報を示すコード情報を読取る第1の読
    取手段と、 この第1の読取手段により読取ったコード情報に基づい
    て、上記第1の搬送手段からの上記郵便物を区分する区
    分手段と、 上記第1の読取手段の故障時、上記第1の搬送手段から
    の上記郵便物が分岐搬送される第2の搬送手段と、 この第2の搬送手段により搬送される上記郵便物に付与
    されている宛先情報を示すコード情報を読取る第2の読
    取手段と、 この第2の読取手段により読取ったコード情報に基づい
    て、上記第2の搬送手段からの上記郵便物を上記区分手
    段に供給することにより、上記区分手段で区分する処理
    手段と、 を具備したことを特徴とする区分装置。
  3. 【請求項3】 郵便物を区分する区分装置において、 郵便物に付与されている宛先情報を示すコード情報を読
    取る第1の読取手段と、 この第1の読取手段により読取ったコード情報に基づい
    て、上記郵便物を区分する第1の処理手段と、 上記郵便物に付与されている宛先情報の文字を読取る第
    2の読取手段と、 上記第1の読取手段によりコード情報が読取れない際
    に、上記第2の読取手段により読取られた上記郵便物上
    の宛先情報に基づいて、上記郵便物を区分する第2の処
    理手段と、 上記第1の読取手段の異常時、上記第1の処理手段によ
    る処理を禁止し、上記第2の処理手段による処理を有効
    とする実行手段と、 を具備したことを特徴とする区分装置。
  4. 【請求項4】 郵便物を区分する区分装置において、 郵便物に付与されている宛先情報を示すコード情報を読
    取る第1の読取手段と、 この第1の読取手段により読取ったコード情報に基づい
    て、上記郵便物を区分する第1の処理手段と、 上記郵便物に付与されている宛先情報の文字を読取る第
    2の読取手段と、 上記第1の読取手段によりコード情報が読取れない際
    に、上記第2の読取手段により読取られた上記郵便物上
    の宛先情報に基づいて、上記郵便物を区分する第2の処
    理手段と、 上記第1、第2の読取手段の異常を判断した際に、上記
    第1、あるいは第2の読取手段の異常を報知する報知手
    段と、 この報知手段の報知に応じて、上記第1、あるいは第2
    の処理手段による処理の禁止を指示する指示手段と、 この指示手段の指示に基づいて、上記第1、あるいは第
    2の処理手段による処理を禁止する禁止手段と、 を具備したことを特徴とする区分装置。
  5. 【請求項5】 郵便物を区分する区分装置において、 郵便物を第1の速度とこの第1の速度よりも遅い第2の
    速度で一通ずつ取出し可能な取出手段と、 この取出手段で取出された上記郵便物を搬送する搬送手
    段と、 この搬送手段により搬送される郵便物上の画像を読取走
    査する走査手段と、 この走査手段により走査された郵便物上の画像を記憶
    し、この記憶した画像から宛先情報を認識する複数の宛
    先情報認識手段と、 これらの宛先情報認識手段の認識結果に基づいて、上記
    郵便物を区分処理する処理手段と、 上記複数の宛先情報認識手段の異常を検知する検知手段
    と、 この検知手段により検知される上記宛先情報認識手段の
    異常の生じている数が、所定数以下の場合、上記取出手
    段により上記郵便物を第1の速度で取出制御し、上記検
    知手段により検知される上記宛先情報認識手段の異常の
    生じている数が、所定数以上の場合、上記取出手段によ
    り上記郵便物を第2の速度で取出制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする区分装置。
  6. 【請求項6】 上記第2の速度が徐々に遅くなる複数段
    階の速度からなり、上記制御手段が、上記検知手段によ
    り検知される上記宛先情報認識手段の異常の生じている
    数が段階的に多くなるのにしたがって、上記第2の速度
    が徐々に遅くなる速度で上記郵便物を搬送制御すること
    を特徴とする請求項5に記載の区分装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段が上記検知手段により検知
    される上記宛先情報認識手段の異常の生じている数が、
    自動停止数に達した際に、上記処理手段による処理を停
    止することを特徴とする請求項5に記載の区分装置。
  8. 【請求項8】 郵便物を区分する区分装置において、 郵便物を第1の速度とこの第1の速度よりも遅い第2の
    速度で一通ずつ取出し可能な取出手段と、 この取出手段で取出された上記郵便物を搬送する第1の
    搬送手段と、 この第1の搬送手段により搬送される上記郵便物に付与
    されている宛先情報を示すコード情報を読取る第1の読
    取手段と、 この第1の読取手段により読取ったコード情報に基づい
    て、上記第1の搬送手段からの上記郵便物を区分する区
    分手段と、 上記第1の読取手段の故障時、上記第1の搬送手段から
    の上記郵便物が分岐搬送される第2の搬送手段と、 この第2の搬送手段により搬送される上記郵便物に付与
    されている宛先情報を示すコード情報を読取る第2の読
    取手段と、 この第2の読取手段により読取ったコード情報に基づい
    て、上記第2の搬送手段からの上記郵便物を上記区分手
    段に供給することにより、上記区分手段で区分する第1
    の処理手段と、 上記第1の読取手段によりコード情報が読取れない際
    に、上記第1の搬送手段により搬送される郵便物上の画
    像を読取走査する走査手段と、 この走査手段により走査された郵便物上の画像を記憶
    し、この記憶した画像から宛先情報を認識する複数の宛
    先情報認識手段と、 これらの宛先情報認識手段の認識結果に基づいて、上記
    郵便物を上記区分手段で区分する第2の処理手段と、 上記複数の宛先情報認識手段の異常を検知する検知手段
    と、 この検知手段により検知される上記宛先情報認識手段の
    異常の生じている数が、所定数以下の場合、上記取出手
    段により上記郵便物を第1の速度で取出制御し、上記検
    知手段により検知される上記宛先情報認識手段の異常の
    生じている数が、所定数以上の場合、上記取出手段によ
    り上記郵便物を第2の速度で取出制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする区分装置。
  9. 【請求項9】 郵便物を区分する区分装置において、 郵便物を第1の速度とこの第1の速度よりも遅い第2の
    速度で一通ずつ取出し可能な取出手段と、 この取出手段で取出された上記郵便物を搬送する第1の
    搬送手段と、 この搬送手段により搬送される上記郵便物に付与されて
    いる宛先情報を示すコード情報を読取る第1の読取手段
    と、 この第1の読取手段により読取ったコード情報に基づい
    て、上記郵便物を区分する第1の処理手段と、 上記第1の読取手段によりコード情報が読取れない際
    に、上記搬送手段により搬送される郵便物上の画像を読
    取走査する走査手段と、 この走査手段により走査された郵便物上の画像を記憶
    し、この記憶した画像から宛先情報を認識する複数の宛
    先情報認識手段と、 この複数の宛先情報認識手段の認識結果に基づいて、上
    記郵便物を区分処理する第2の処理手段と、 上記第1の読取手段の異常時、上記第1の処理手段によ
    る処理を禁止し、上記第2の処理手段による処理を有効
    とする実行手段と、 上記複数の宛先情報認識手段の異常を検知する検知手段
    と、 この検知手段により検知される上記宛先情報認識手段の
    異常の生じている数が、所定数以下の場合、上記取出手
    段により上記郵便物を第1の速度で取出制御し、上記検
    知手段により検知される上記宛先情報認識手段の異常の
    生じている数が、所定数以上の場合、上記取出手段によ
    り上記郵便物を第2の速度で取出制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする区分装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001191035A (ja) * 2000-01-06 2001-07-17 Toshiba Corp 紙葉類区分機と紙葉類区分方法
JP2001233438A (ja) * 2000-02-21 2001-08-28 New Tokyo International Airport Authority バックアップコンベヤを用いた仕分け方法
US6892939B2 (en) 2002-01-17 2005-05-17 Bellsouth Intellectual Property Corporation System and method for processing package delivery
US7543735B2 (en) 2002-01-17 2009-06-09 At&T Intellectual Property I, Lp System and method for processing package delivery

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