JP2007075762A - 紙葉類処理装置、および紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類処理装置、および紙葉類処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、集積不能となってOVFに集積される紙葉類の量を大幅に減らすことができ、作業効率を向上できる紙葉類処理装置、および紙葉類処理方法を提供することを課題とする。
【解決手段】郵便物処理区分機は、郵便物から読み取った区分情報に基づいて郵便物を区分集積するための複数の通常スタッカ、郵便物の搬送方向に沿って通常スタッカの下流側に配置されたオーバーフロースタッカ(OVF)、および通常スタッカとOVFとの間に設けられた予備スタッカを有する。通常スタッカが集積満杯となった場合、当該通常スタッカにアサインされた郵便物はOVFへ集積され、同じ通常スタッカへアサインされた10通の郵便物がOVFへ集積されたとき、この通常スタッカへ集積されるべき郵便物が多くなる傾向にあることを判断し、予備スタッカを当該通常スタッカのマルチスタッカとして割り当てる。
【選択図】図5

Description

この発明は、紙葉類に記載されている区分先に関する情報を読み取って、この読み取った情報に基づいて、当該紙葉類を区分して集積する紙葉類処理装置、および紙葉類処理方法に関する。
従来、紙葉類処理装置として、郵便物を区分集積する多数のスタッカを有する郵便物処理区分機(以下、単に、区分機と称する)が知られている。この区分機は、また、各スタッカで集積しきれない郵便物を集積するオーバーフロースタッカ(以下、OVFと称する)を有する。
郵便物を区分しているとき、区分先に指定されたスタッカが満杯になった場合、当該スタッカへ集積不能となった郵便物をOVFに集積する。或いは、区分機の稼働中にスタッカが故障した場合、そのスタッカを修理するまで使用できない。このため、郵便物を集積不能となったスタッカに向けて搬送されてきた郵便物をOVFに集積する。
このようにして、OVFに集積される郵便物は、区分先の異なる郵便物が混在するため、区分処理終了後にオペレータが手作業で区分する必要があり、或いは区分機に再投入する必要があり、OVFに集積される紙葉類が多いと作業効率が低下する。
この問題を解決するため、近年、マルチスタッカ方式(例えば、特許文献1参照。)が採用されている。このマルチスタッカ方式では、例えば、郵便物の取扱量の多い特定地域又は特定企業などに配達する郵便物を区分するため、初めから複数のスタッカを割り当てておき、1個のスタッカが満杯になったら次のスタッカに集積する。
しかし、このマルチスタッカ方式を採用した場合であっても、初めに割り当てるスタッカの個数が決まっているため、スタッカの故障などにより集積不能となった郵便物はOVFに集積せざるを得ない。また、マルチスタッカとして割り当てられた全てのスタッカが満杯になった後はOVFに集積することになる。このため、マルチスタッカ方式を採用しても、上述したように作業効率が低下する問題を解消することはできない。
特開2003−136022号公報
この発明の目的は、集積不能となってOVFに集積される紙葉類の量を大幅に減らすことができ、作業効率を向上できる紙葉類処理装置、および紙葉類処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の紙葉類処理装置は、紙葉類の搬送方向に沿って並設された複数の通常集積部と、これら各通常集積部への紙葉類の集積不能を検知する検知部と、上記紙葉類の搬送方向に沿って並設され、上記通常集積部で集積不能となった紙葉類を一時的に退避させて集積する退避集積部と、上記紙葉類の搬送方向に沿って並設され、上記通常集積部の予備の集積部として予め割り当て可能な予備集積部と、上記検知部で集積不能を検知したとき、この集積不能となった通常集積部に予め割り当てられている予備集積部がある場合には、当該通常集積部へアサインされた紙葉類をこの予備集積部へ集積し、当該通常集積部に予め割り当てられている予備集積部が無い場合には、当該通常集積部へアサインされた紙葉類を上記退避集積部へ集積する制御部と、を有する。
上記発明によると、通常集積部の予備の集積部として割り当て可能な予備集積部を有するため、特定の通常集積部への集積数が多くなることが予め分かっている場合には、この通常集積部の予備の集積部として予備集積部を予め割り当てておくことができ、集積不能となった紙葉類を退避集積部へ集積する枚数を減らすことができる。
また、本発明の紙葉類処理装置は、紙葉類の搬送方向に沿って並設された複数の通常集積部と、これら各通常集積部への紙葉類の集積不能を検知する検知部と、上記紙葉類の搬送方向に沿って並設され、上記通常集積部で集積不能となった紙葉類を一時的に退避させて集積する退避集積部と、上記紙葉類の搬送方向に沿って並設された予備集積部と、上記検知部で集積不能を検知した後、この集積不能となった通常集積部へアサインされる紙葉類が多くなる傾向にあるか否かを判断し、多くなる傾向にあることを判断した場合に、当該通常集積部の予備の集積部として上記予備集積部を割り当てる制御部と、を有する。
上記発明によると、通常集積部が集積不能となった後、当該通常集積部へアサインされる紙葉類が多くなる傾向にあるか否かを判断し、多くなる傾向にある場合にのみ当該通常集積部の予備の集積部として予備集積部を割り当てるようにした。このため、集積数が比較的少ない通常集積部に予備集積部を割り当ててしまうことがなく、予備集積部を有効に利用できる。
また、本発明の紙葉類処理装置は、紙葉類の搬送方向に沿って並設された複数の通常集積部と、これら各通常集積部への紙葉類の集積不能を検知する検知部と、上記紙葉類の搬送方向に沿って並設され、上記通常集積部で集積不能となった紙葉類を一時的に退避させて集積する退避集積部と、上記紙葉類の搬送方向に沿って並設された予備集積部と、上記検知部で紙葉類の集積不能が検知された通常集積部へアサインされた紙葉類が上記退避集積部へ特定枚数集積されたことをトリガーとして上記予備集積部を当該通常集積部の予備の集積部として割り当てる制御部と、を有する。
上記発明によると、複数の通常集積部のうち集積不能と判断された通常集積部へアサインされた紙葉類が退避集積部へ特定枚数集積されたとき、当該通常集積部へアサインされる紙葉類が今後も多くなる傾向にあることを想定して、予備集積部を当該通常集積部の予備集積部として割り当てるようにした。これにより、1枚でも集積不能となった通常集積部に直ぐに予備集積部を割り当てるのではなく、集積が多くなる傾向にある通常集積部にのみ予備集積部を割り当てることができ、予備集積部を有効に利用でき、結果的に退避集積部へ集積される紙葉類の枚数を減らすことができる。
更に、本発明の紙葉類処理方法は、紙葉類の搬送方向に沿って並設された複数の通常集積部、これら各通常集積部への紙葉類の集積不能を検知する検知部、上記紙葉類の搬送方向に沿って並設され、上記通常集積部で集積不能となった紙葉類を一時的に退避させて集積する退避集積部、および、上記紙葉類の搬送方向に沿って並設された予備集積部を有する紙葉類処理装置において、上記検知部で集積不能を検知した後、この集積不能となった通常集積部へアサインされる紙葉類が多くなる傾向にあるか否かを判断する判断工程と、この判断工程で当該通常集積部へアサインされる紙葉類が多くなる傾向にあることを判断した場合に、当該通常集積部の予備の集積部として上記予備集積部を割り当てる割り当て工程と、を有する。
この発明の紙葉類処理装置は、上記のような構成および作用を有しているので、集積不能となってOVFに集積される紙葉類の量を大幅に減らすことができ、作業効率を向上できる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
図1には、この発明の紙葉類処理装置の実施例として、郵便物処理区分機(以下、OVIS(Ocr / Vcs Integrated System)と称する。)の概略構成図を示してある。このOVISでは、紙葉類として、はがき、封書などの郵便物を処理する。
すなわち、このOVISでは、郵便物の画像を読み取り、この読み取った画像に含まれる郵便番号や住所などの配達区分先情報(以下、単に区分情報と称する)を認識する。そして、この認識した区分情報をインクジェットプリンタ(Ink Jet Printer)(以下、単にIJPと称する)で当該郵便物にバーコード印字し、配達区分先として指定したスタッカに集積する。
また、区分情報を認識できなかった郵便物については、当該郵便物から読み取った画像データがビデオコーディングシステム(Video Coding System)(以下、VCSと称する。)に送信され、当該画像データに基づいてオペレータによって郵便番号が入力される。そして、当該郵便物の搬送処理中に入力された郵便番号に基づいて上記IJPで当該郵便物にバーコードが印字され、区分先に該当するスタッカに集積される。
より具体的には、図1に示すように、OVISは、供給部1、取出部2、排除集積部3、バーコード読取部4、文字認識部5(OCR)、遅延搬送部6、IJP7、バーコード読取部8、分岐部9、および区分集積部10を有する。また、OVISは、複数台のVCS11を有する。
オペレータによる手作業で複数通の郵便物が供給部1にセットされ、取出部2にて図示しない搬送路上に1通ずつ取り出される。この際、異物が混入している郵便物や定型外の郵便物は、排除集積部3へ排除される。搬送路上に取り出された郵便物のうち処理可能な郵便物は、バーコード読取部4を介して予め付与されているバーコードが読み取られ、文字認識部5を介して郵便物に記載されている郵便番号や住所などの区分情報が認識される。文字認識部5を通過した郵便物は、遅延搬送部6へと搬送される。
遅延搬送部6は、文字認識部5で区分情報が読み取れなかった郵便物について、複数台のVCS11を介してVCS処理をするための時間を稼ぐために設けられている。つまり、VCS11では、区分情報の読み取りができなかった郵便物の画像をモニタに表示し、オペレータが一定時間内に郵便番号等の区分情報を打鍵入力する。
そして、バーコード読取部4および文字認識部5を介して取得した区分情報、または上述したVCS処理により取得した区分情報に基づいて、IJP7を介して当該郵便物に特殊フォーマットのバーコードを印字する。このバーコードは、バーコード読取部8を介してベリファイリードされる。
この後、当該郵便物の区分情報に基づいて当該郵便物の区分先が判定され、その区分先に該当するスタッカ(後述する)へ集積される。本実施の形態では、郵便物の集積先となる区分集積部10の複数のスタッカは、郵便物の搬送方向に沿って152個ずつ並べて2段に設けられており、途中で反対方向に折り返されている。なお、郵便物の搬送方向に沿って最も下流側の少なくとも1つのスタッカはオーバーフロースタッカ(OVF)として割り当てられている。
区分先が判定された郵便物は、分岐部9の図示しないゲートを介して上下いずれか一方の段に振り分けられ、各段に多数併設されたスタッカのうち区分先に指定されたスタッカへ集積される。指定されたスタッカへの集積が不能となった郵便物は、このスタッカに予めマルチスタッカとして割り当てられた別のスタッカがある場合にはそのスタッカへ集積され、マルチスタッカが割り当てられていない場合にはOVFへ集積される。例えば、スタッカが郵便物で満杯になった場合、またはスタッカのゲートが故障した場合など、当該スタッカへの郵便物の集積が不能となった場合に、当該スタッカへアサインされている郵便物がOVFへ集積される。
図2には、区分集積部10の要部の構造を概略的に示してある。ここでは、上下に並んだ2つのスタッカ20aと対応する表示部20bを代表して示してある。区分集積部10にある全てのスタッカ20aは同じ構造を有し、後述する通常スタッカ(通常集積部)、予備スタッカ(予備集積部)、或いはOVF(退避集積部)として機能する。よって、以下の説明では、全てのスタッカ20aについて同一符号を付して説明する。
スタッカ20aは、矢印25に沿って搬送された郵便物を当該スタッカへ指向させるためのゲート29、ゲート29を通過してスタッカに集積された郵便物が倒れないように支えるためのバックアッププレート26、および、集積された郵便物の量を検出するための2つのスイッチ27、28を有する。一方のスイッチ27は、当該スタッカへ75%の量の郵便物が集積されたときにスイッチングされ、他方のスイッチ28は、当該スタッカが満杯(100%集積)になったときにスイッチングされる。つまり、スイッチ28は、当該スタッカが郵便物で満杯になってそれ以上集積不能となったことを検知する、この発明の検知部として機能する。
表示部20bは、対応するスタッカの2つのスイッチ27、28がスイッチングされたことを知らせるための満杯ランプ21、当該スタッカに集積する郵便物の配達地域などの集積情報を表示するためのLCD22、およびこの集積情報を印刷した紙札を発行するための紙札発行スイッチ23を有する。満杯ランプ21、LCD22、および紙札発行スイッチ23は、上下2段のスタッカそれぞれに対応して2段に設けられている。なお、紙札発行スイッチ23は、自身が点灯、点滅する照光タイプのスイッチであり、紙札ランプ23としても機能する。
図3には、上記構造のOVISの動作を制御する制御系のブロック図を示してある。
OVISの動作を制御する制御部30には、供給部1および取出部2の動作を制御する取出制御部31、排除集積部3の動作を制御して異物混入郵便物および定型外郵便物を排除する異物検出制御部32、図示しない外部装置との間で郵便番号などの情報を送受信する読取部インターフェース制御部33、IJP7を制御して区分情報をバーコード印刷する印刷制御部34、郵便物を指定されたスタッカへシフトして集積させる搬送・区分制御部35、および、郵便物の集積情報やOVISの異常情報をオペレートパネルを介して表示するパネル制御部36を有する。
搬送・区分制御部35には、モータ駆動回路40、エンコーダ入力回路41、ゲート駆動回路42、スイッチ制御回路43、ランプ制御回路44、LCD制御回路45、およびメモリ回路46(記憶部)が接続されている。モータ駆動回路40は、郵便物を搬送する搬送ベルトを走行させるインバータモータを駆動制御する。エンコーダ入力回路41は、搬送ベルトの駆動速度をロータリーエンコーダを介して検出する。ゲート駆動回路42は、分岐部9の図示しないゲートおよび各スタッカに設けられたゲート29を駆動制御する。スイッチ制御回路43は、各ゲートの駆動タイミングを取得するため郵便物の搬送路上に配置された複数のシフトセンサ(図示せず)、各スタッカ20aに設けられたスイッチ27、28、および紙札発行スイッチ23の状態を検出する。ランプ制御回路44は、各スタッカ20aの表示部20bに設けられた満杯ランプ21、および紙札ランプ23の点灯および点滅を制御する。LCD制御回路45は、各スタッカの表示部20bに設けられたLCD22を介して集積情報(郵便番号や住所)を表示する。メモリ回路46は、各種情報を記憶したデータテーブルを保持しており、当該装置における処理履歴や郵便物の区分指定面などの情報を保持している。
図4には、特定の区分指定面に割り当てられた上下2段の複数(本実施の形態では40個)のスタッカ20aを図示してある。ここでは図示していないが、これら40個のスタッカ20aの下流側には上述したOVFが用意されている。ここでは、各段の搬送方向最も下流側の20番目のスタッカと19番目のスタッカを予備スタッカとして割り当てた例を模式的に示してある。予備スタッカは図中斜線で示してある。
各段の搬送方向に沿った1番目〜18番目のスタッカ(通常スタッカ、通常集積部)への郵便物の集積が不能となった場合、つまり、ゲート29が故障した場合や集積満杯になった場合、それ以降に送り込まれる郵便物は基本的にOVFスタッカへ集積される。このため、集積が多くなることが予め予想される区分先には複数の通常スタッカをマルチスタッカとして割り当てておき、OVFへ流れる郵便物の枚数を極力少なくするようにしている。
しかし、集積の多い区分先に予めマルチスタッカを割り当てたとしても、ゲート29の故障などによりOVFへ流れる郵便物を無くすことはできない。このため、集積不能となった通常スタッカへアサインされている郵便物が区分集積部10へ送り込まれた時点で当該通常スタッカのマルチスタッカとして予備スタッカを割り当てる方法も考えられるが、この方法だと、数枚しか集積しないのに予備スタッカを割り当ててしまう可能性があり、予備スタッカを効率良く使用することができない。
例えば、集積の比較的少ない通常スタッカのゲートが故障して次にこの通常スタッカにアサインされた郵便物の区分先として予備スタッカを割り当ててしまうと、当該予備スタッカにはこの後多くの郵便物が送り込まれる可能性は低く、当該予備スタッカを有効に使用することができない。
このため、本実施の形態では、通常スタッカが何らかの原因によって集積不能となったとき、制御部30において、当該通常スタッカへアサインされる郵便物が多くなる傾向にあるか否かを判断し、多くなるであろうことが予想される場合にのみ予備スタッカを当該通常スタッカのマルチスタッカに割り当てるようにした。
以下、通常スタッカが集積不能となった場合における予備スタッカの割り当て方法について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
制御部30は、OVISに投入された郵便物の処理を開始すると、全ての通常スタッカのスイッチ27、28を介して郵便物の集積状況を監視し、集積満杯になった通常スタッカがあるか否かを判断する(ステップ1)。ステップ1の処理で、特定の通常スタッカが満杯になったことを判断すると(ステップ1;YES)、制御部30は、それ以降、当該通常スタッカへアサインされる郵便物をOVFへ集積する。
この後、制御部30は、集積満杯となった当該通常スタッカへアサインされている郵便物が特定枚数(本実施の形態では10通)OVFへシフトされたか否かを判断し(ステップ2)、当該通常スタッカへ集積されるべき10通の郵便物がOVFへシフトされた時点で(ステップ2;YES)、当該区分先への郵便物の処理がこの先多くなる傾向にあることを判断し、予備スタッカを当該通常スタッカのマルチスタッカとして割り当てる(ステップ3)。このとき、制御部30は、予備スタッカを割り当てた区分先に関する情報を処理履歴情報としてメモリ回路46に記録する。
一方、上述したように同じ区分先の10通の郵便物がOVFに指向される前に、当該通常スタッカの満杯がオペレータによって解除された場合、当該通常スタッカに予備スタッカがマルチに割り当てられることはなく、OVFから当該通常スタッカへの集積に切り換えられる。また、同じ区分先の10通の郵便物がOVFに指向される前に、他の区分先の通常スタッカで集積不能となった郵便物が10通先にOVFへ指向された場合、この後から集積不能となった通常スタッカに予備スタッカが優先的に割り当てられる。
いずれにしても、ステップ3で予備スタッカを特定の通常スタッカのマルチスタッカとして割り当てた後、制御部30は、当該通常スタッカの満杯が解除されたとしても、オペレータの手入力によって当該予備スタッカの割り当てを解除されるまで(ステップ4;YES)、予備スタッカを当該通常スタッカのマルチスタッカとして使用する。
そして、全ての郵便物の処理が終了するまで(ステップ5;YES)、制御部30は、ステップ1〜ステップ4の処理を繰り返し、予備スタッカを有効に利用する。
ここで説明した予備スタッカの割り当て方法では、制御部30は、集積満杯となった区分先の10通の郵便物がOVFへ指向されたことをもって当該区分先への郵便物の処理が多くなる傾向にあることを判断するようにしたが、例えば、ステップ3で記録したような過去の処理履歴をメモリ回路46から取得して、当該区分先への郵便物の集積枚数が多くなる傾向にあるか否かを判断するようにしても良い。
つまり、満杯になった通常スタッカが、予備スタッカを割り当てた回数の比較的多い区分先の通常スタッカである場合、制御部30は、当該通常スタッカが満杯になった時点で、当該区分先への郵便物の処理が多くなる傾向であることを判断し、この通常スタッカのマルチスタッカとして予備スタッカを割り当てても良い。この場合、上述した実施の形態のように、同じ区分先の10通の郵便物をOVFへ集積する必要がなくなり、OVFへ無駄に集積する郵便物の枚数をより少なくできる。
なお、ここでは、集積満杯によって集積不能となった通常スタッカへの予備スタッカの割り当て方法について説明したが、例えばゲート29の故障によって集積不能となった通常スタッカへの予備スタッカの割り当てについても同様に処理できることは言うまでもない。
以上のように、本実施の形態によると、何らかの要因によって集積不能となった通常スタッカのマルチスタッカとして予備スタッカを割り当てる際に、集積不能となった時点で直ぐに割り当てるのではなく、集積不能となった後にさらに同じ区分先の郵便物が多くなる傾向にあるか否かを判断し、予備スタッカの割り当てが有効であると判断された場合にのみ割り当てるようにした。これにより、集積枚数が比較的少ない通常スタッカが例えばゲート29の故障などによって集積不能となって、この通常スタッカに予備スタッカが割り当てられてしまう不具合を防止でき、数少ない予備スタッカを有効に使うことができる。その結果、OVFへリジェクトする郵便物の枚数を減らすことができ、OVFに集積した郵便物の再処理の手間を大幅に減らすことができ、オペレータによる作業負担を軽減でき、作業効率を向上させることができる。
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
例えば、上述した実施の形態のように郵便物を処理している途中でメモリ回路46に記憶したデータを参照するのではなく、OVISによる処理を開始する前のタイミングで、メモリ回路46に記憶されている過去の履歴を参照し、集積枚数が多くなることが予め予想が付く通常スタッカのマルチスタッカとして予備スタッカを割り当てておいても良い。
この発明の実施の形態に係る郵便物処理区分機の概略図。 図1の区分機のスタッカを示す概略斜視図。 図1の区分機の動作を制御する制御系のブロック図。 図1の区分機のスタッカを示す模式図。 予備スタッカの割り当て方法を説明するためのフローチャート。
符号の説明
10…区分集積部、20…スタッカ、28…スイッチ、29…ゲート、30…制御部、46…メモリ回路。

Claims (9)

  1. 紙葉類の搬送方向に沿って並設された複数の通常集積部と、
    これら各通常集積部への紙葉類の集積不能を検知する検知部と、
    上記紙葉類の搬送方向に沿って並設され、上記通常集積部で集積不能となった紙葉類を一時的に退避させて集積する退避集積部と、
    上記紙葉類の搬送方向に沿って並設され、上記通常集積部の予備の集積部として予め割り当て可能な予備集積部と、
    上記検知部で集積不能を検知したとき、この集積不能となった通常集積部に予め割り当てられている予備集積部がある場合には、当該通常集積部へアサインされた紙葉類をこの予備集積部へ集積し、当該通常集積部に予め割り当てられている予備集積部が無い場合には、当該通常集積部へアサインされた紙葉類を上記退避集積部へ集積する制御部と、
    を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 上記予備集積部を割り当てた過去の履歴を記憶した記憶部をさらに有し、
    上記予備集積部を上記通常集積部の予備の集積部として割り当てる際に、上記記憶部に記憶した履歴を参照することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 紙葉類の搬送方向に沿って並設された複数の通常集積部と、
    これら各通常集積部への紙葉類の集積不能を検知する検知部と、
    上記紙葉類の搬送方向に沿って並設され、上記通常集積部で集積不能となった紙葉類を一時的に退避させて集積する退避集積部と、
    上記紙葉類の搬送方向に沿って並設された予備集積部と、
    上記検知部で集積不能を検知した後、この集積不能となった通常集積部へアサインされる紙葉類が多くなる傾向にあるか否かを判断し、多くなる傾向にあることを判断した場合に、当該通常集積部の予備の集積部として上記予備集積部を割り当てる制御部と、
    を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
  4. 上記制御部は、上記検知部で紙葉類の集積不能が検知された通常集積部へアサインされた紙葉類が上記退避集積部へ特定枚数集積されたことをもって当該通常集積部へアサインされる紙葉類が多くなる傾向にあることを判断し、上記予備集積部を当該通常集積部の予備の集積部として割り当てることを特徴とする請求項3に記載の紙葉類処理装置。
  5. 上記予備集積部を割り当てた過去の履歴を記憶した記憶部をさらに有し、
    上記制御部は、上記検知部で集積不能を検知した時点で、上記記憶部に記憶されている履歴を参照し、上記集積不能となった通常集積部に上記予備集積部が割り当てられた回数から当該通常集積部へアサインされる紙葉類が多くなる傾向にあるか否かを判断し、多くなる傾向にあることを判断した場合に、当該通常集積部の予備の集積部として上記予備集積部を割り当てることを特徴とする請求項3に記載の紙葉類処理装置。
  6. 紙葉類の搬送方向に沿って並設された複数の通常集積部と、
    これら各通常集積部への紙葉類の集積不能を検知する検知部と、
    上記紙葉類の搬送方向に沿って並設され、上記通常集積部で集積不能となった紙葉類を一時的に退避させて集積する退避集積部と、
    上記紙葉類の搬送方向に沿って並設された予備集積部と、
    上記検知部で紙葉類の集積不能が検知された通常集積部へアサインされた紙葉類が上記退避集積部へ特定枚数集積されたことをトリガーとして上記予備集積部を当該通常集積部の予備の集積部として割り当てる制御部と、
    を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
  7. 紙葉類の搬送方向に沿って並設された複数の通常集積部、これら各通常集積部への紙葉類の集積不能を検知する検知部、上記紙葉類の搬送方向に沿って並設され、上記通常集積部で集積不能となった紙葉類を一時的に退避させて集積する退避集積部、および、上記紙葉類の搬送方向に沿って並設された予備集積部を有する紙葉類処理装置において、
    上記検知部で集積不能を検知した後、この集積不能となった通常集積部へアサインされる紙葉類が多くなる傾向にあるか否かを判断する判断工程と、
    この判断工程で当該通常集積部へアサインされる紙葉類が多くなる傾向にあることを判断した場合に、当該通常集積部の予備の集積部として上記予備集積部を割り当てる割り当て工程と、
    を有することを特徴とする紙葉類処理方法。
  8. 上記判断工程では、上記検知部で紙葉類の集積不能が検知された通常集積部へアサインされた紙葉類が上記退避集積部へ特定枚数集積されたことをもって当該通常集積部へアサインされる紙葉類が多くなる傾向にあることを判断することを特徴とする請求項7に記載の紙葉類処理方法。
  9. 上記判断工程では、上記検知部で集積不能を検知したとき、上記予備集積部を割り当てた過去の履歴を参照し、上記集積不能となった通常集積部に上記予備集積部が割り当てられた回数から当該通常集積部へアサインされる紙葉類が多くなる傾向にあるか否かを判断することを特徴とする請求項7に記載の紙葉類処理方法。
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