JP3313831B2 - 郵便物検査仕分け装置 - Google Patents

郵便物検査仕分け装置

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JP3313831B2
JP3313831B2 JP18000293A JP18000293A JP3313831B2 JP 3313831 B2 JP3313831 B2 JP 3313831B2 JP 18000293 A JP18000293 A JP 18000293A JP 18000293 A JP18000293 A JP 18000293A JP 3313831 B2 JP3313831 B2 JP 3313831B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイレクトメール等に
使用される宛名記録済の封筒や葉書等の郵便物を同一郵
便番号毎に且つ所望数毎に区分けして集積し、しかも、
所定の郵便物が確実に作成されているか否かをチェック
することの可能な郵便物検査仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダイレクトメール等の郵便物
の作成方法として、磁気テープ等に記憶されている顧客
リスト等を元にして、多数の顧客の宛名(及び、必要に
応じ各顧客に対する個別情報等)を連続フォームにプリ
ントアウトし、その連続フォームを自動封入封緘装置に
セットし、その自動封入封緘装置で、各顧客毎の個別帳
票に切り離し、窓空き封筒に封入するという方法が行わ
れている。この種の自動封入封緘装置には、個別帳票を
封入済の封筒の窓内をCCDカメラ等で検査し、封筒に
封入すべき宛名台紙が正しく封入されているか否かや、
所望の郵便物が確実に作成されているか否か等を検査す
る検査装置を備えたものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動封
入封緘装置に検査装置を設けた場合には、自動封入封緘
装置内においてジャム等が発生して自動封入が出来なか
った場合、手封入を行うが、その手封入を行ったものの
検査ができないという問題があった。また、郵便物は郵
便番号別に仕分けした上で局出しをすると郵送量の割引
を受けられるが、従来は自動的に仕分けする装置が開発
されておらず、やむを得ず手作業で仕分けを行ってお
り、作業負担が大きいという問題があった。
【0004】更にこの割引を受けるには、郵便番号別に
仕分けした郵便物の束毎に、郵便番号及び枚数等を記録
した用紙(以下割引き付箋という)を添付しなければな
らないが、この用紙に対する郵便番号及び枚数等の記録
は現在手書きで対応しており、やはり面倒であるという
問題となっていた。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、所定の郵便物が作成されているか否
かを確実に検査すると共に、その郵便物を郵便番号毎に
区分けすることの可能な郵便物検査仕分け装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】また、本発明は、仕分けした郵便物に、郵
便番号及び枚数等を記録した割引き付箋を自動的に供給
することの可能な郵便物検査仕分け装置を提供すること
も目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本願第一の発明は、仕分けすべき複数の郵便物を
セットするホッパ部と、該ホッパ部にセットされた郵便
物を1通ずつ取り出す取出装置と、該取出装置からの郵
便物を搬送する搬送装置と、該搬送装置で搬送される郵
便物の管理用情報を読み取る読取装置と、前記搬送装置
の下流に、該搬送装置から送り出される郵便物を受け取
り集積するように配置されたスタッカコンベアであっ
て、集積した郵便物を搬送装置から排出される郵便物に
干渉しない位置に移動させるように間欠駆動されるスタ
ッカコンベアと、制御装置とを備え、該制御装置が、予
め入力された仕分けすべき複数の郵便物に関する情報に
基づいて、前記搬送装置で所定数の郵便物を停止中のス
タッカコンベア上に排出して集積し、次いで該スタッカ
コンベアを所定量移動させて集積した郵便物を搬送装置
からの郵便物排出に支障のない位置に移動させ、次い
で、搬送装置で郵便物を再び前記スタッカコンベア上に
排出するように、前記取出装置、搬送装置及びスタッカ
コンベアを制御し、更に、前記読取装置からの読取信号
に基づいて、所定の郵便物が通過したかどうかをチェッ
クするように構成されていることを特徴とする郵便物検
査仕分け装置を要旨とする。
【0008】また、本願第二の発明は、上記第一の発明
の装置において、更に、前記スタッカコンベアに隣接し
て印字装置を設け、スタッカコンベア上に集積されてい
る郵便物に関する情報を前記印字装置で用紙に記録し、
記録済の用紙をその郵便物上に排出するように構成した
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本願第一の発明では、あらかじめ封書、葉書等
の郵便物に、郵便番号を含む宛名情報に加えて管理用情
報(例えば郵便番号順に並べた状態での通し番号、以下
管理番号という)を記録しておき且つその郵便物を郵便
番号順に並べた状態でホッパ部にセットし、更に、その
郵便物に関する情報(例えば、管理番号1〜n1までの
ものが郵便番号T1 、管理番号n1 +1〜n2 までのも
のが郵便番号T2、以下同様)を制御装置に入力してお
くと、取出装置及び搬送装置が、一まとめに集積すべき
枚数の郵便物をホッパ部から次々と取り出し、停止中の
スタッカコンベア上に排出して集積し、所定数の郵便物
が集積されると、取出装置及び搬送装置が一旦停止し、
その間にスタッカコンベアが1ピッチ移動して、集積し
た郵便物を搬送装置から排出される郵便物に干渉しない
位置に移動させ、その後、再び取出装置及び搬送装置が
作動を開始し、次に一まとめに集積すべき枚数の郵便物
をホッパ部から次々と取り出し、停止中のスタッカコン
ベア上に排出して集積するという動作を繰り返す。これ
により、郵便物を郵便番号に応じて且つ所望枚数毎に区
分けし、集積することができる。また、搬送装置が郵便
物を搬送している間に、読取装置がその郵便物の管理番
号を読み取っており、読み取った管理番号から通過した
郵便物を確認し、所定の郵便物が確実に作成されていた
かどうかを検査できる。更に、読み取った管理番号の異
常から、封入ミス、脱落等を検出することもできる。
【0010】本願第二の発明では、スタッカコンベアに
隣接して印字装置を設けているので、スタッカコンベア
上に集積した郵便物に関する情報をその印字装置で用紙
に記録し、割引き付箋を作成し、その割引き付箋を集積
した郵便物の上に排出することができ、割引き付箋の手
書き作業が不要となる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図4は本発明の一実施例による郵便物検査仕分
け装置の概略正面図、図1はその郵便物検査仕分け装置
の内部の郵便物の搬送経路を概略的に示す斜視図、図2
はその概略断面図、図3はその郵便物検査仕分け装置に
設けているスタッカ部を図1の矢印A−A方向に見た概
略断面図である。図1〜図4において、1は、多数の検
査すべき郵便物2をセットするためのホッパ部であり、
本実施例では、封筒移動用ベルト7上に郵便物2を立て
た状態でセットする構成となっている。3は、ホッパ部
1にセットされた郵便物2を1通ずつ取り出す取出装置
であり、封筒移動用ベルト7上にセットされた多数の郵
便物2を先端側から繰り出す取込ベルト4と、先端の郵
便物2を吸引して取込ベルト4に押し付け、取込ベルト
4による取り出しを確実とする吸引手段5と、上向きに
取り出された郵便物を水平に方向変換する方向切換ロー
ラ6等を備えている。なお、ホッパ部1及び取出装置3
の機構は図示のものに限定されるものではなく、複数の
郵便物をセット可能で且つ1通ずつ取り出すことの可能
な機構を適宜使用できる。例えば、郵便物2は立てた状
態でセットする場合に限らず、水平に積み重ねた状態で
セットする構成としてもよいし、また、郵便物の取り出
しには取込ベルト4の代わりにサッカー等を利用しても
よい。
【0012】8は、郵便物2に記録している管理用情報
(本実施例では通し番号からなる管理番号)を読み取る
文字認識部であり、ホッパ部1から繰り出された郵便物
2を搬送する搬送装置9と、該搬送装置で搬送される郵
便物に予め付している管理番号を読み取るCCDカメラ
を備えた読取装置10と、モニター11等を備えてい
る。12は郵便物を片側に寄せて走行位置を安定させる
片寄せローラ、13は、ホッパ部1から搬送装置9に供
給される郵便物の枚数をカウントするためのセンサ、1
4は郵便物を照射する蛍光灯等の光源である。
【0013】15は、搬送装置9から排出される郵便物
2を集積するためのスタッカ部であり、搬送装置9の下
流に、該搬送装置から送り出される郵便物を受け取り集
積するように配置されたスタッカコンベア16を備えて
いる。このスタッカコンベア16は、搬送装置9から排
出される郵便物2を受け取る位置即ち集積位置Pを通っ
て水平に配置されており、停止中に搬送装置9からの郵
便物2を受け取って集積した後、集積した郵便物を搬送
装置から排出される郵便物に干渉しない位置に移動させ
るように間欠駆動される構成となっている。更に、スタ
ッカコンベア16には、集積した郵便物2を崩れないよ
うに保護する仕切り17が一定ピッチで取り付けられて
おり、各仕切り17間を収容ポケット18としている。
なお、説明の便宜上、集積位置Pの収容ポケットを符号
18aで、その直ぐ下流の収容ポケットを符号18bで
示す。19a、19bは、集積位置Pにおいてスタッカ
コンベア16の両側に配置されたガイド板である。
【0014】20は、スタッカコンベア16に隣接して
配置された印字装置である。この印字装置20は、予め
セットしているロール状の用紙21を繰り出す搬送ロー
ラ22、用紙21に対して記録を行う記録ヘッド23、
記録済の用紙を切り離すカッター24等を備えており、
後述する制御装置からの情報に基づいて用紙21に、ス
タッカコンベア16上の一つの収容ポケット18に集積
している郵便物に関する情報(例えば、郵便番号、郵便
物の枚数等)を記録し、所定サイズに切断して割引き付
箋とし、その郵便物上に排出するものである。本実施例
では、この印字装置20は、排出した割引き付箋を、集
積位置Pに隣接した位置にある収容ポケット18bに排
出するように配置されており、従って、集積位置Pの収
容ポケット18aに集積された郵便物2が、スタッカコ
ンベア16の間欠的な移動によって隣接した収容ポケッ
ト18bの位置に移動した時点で、印字装置20が作動
して収容ポケット18b内の郵便物に関する割引き付箋
を作成し、その郵便物の上に乗せることができる。な
お、印字装置20が配置される位置は、図示実施例のよ
うに、集積位置Pに隣接した位置にある収容ポケット1
8bに割引き付箋を排出する位置に限らず、更に、その
下流のどれかの収容ポケット18に割引き付箋を排出す
る位置としてもよく、更には、集積位置にある収容ポケ
ット18aに割引き付箋を排出する位置としてもよい。
印字装置20における印字方式は、感熱式、感熱転写
式、ワイヤドット式等任意である。また、図示実施例で
は、ロール状の用紙を用いているが、この代わりに所定
サイズに切断した枚葉紙を使用してもよい。
【0015】26は、取出装置3、搬送装置9、読取装
置10、スタッカコンベア16、印字装置20等を制御
する制御装置の一部を構成するパソコンである。このパ
ソコン26には、検査仕分けすべき多数の郵便物2に関
する情報、例えば、郵便物2に記録した通し番号である
管理番号1〜n1 までのものが郵便番号T1 、管理番号
1 +1〜n2 までのものが郵便番号T2 というような
情報を記憶した磁気ディスク等の外部記憶手段をセット
可能としており、この外部記憶手段をパソコン26にセ
ットすることにより、これらの情報を入力することがで
きる。このパソコン26を含む制御装置は、外部記憶手
段によって入力された仕分けすべき複数の郵便物に関す
る情報に基づいて、搬送装置で所定数の郵便物を停止中
のスタッカコンベア上に排出して集積し、次いで該スタ
ッカコンベアを所定量移動させて集積した郵便物を搬送
装置からの郵便物排出に支障のない位置に移動させ、次
いで、搬送装置で郵便物を再びスタッカコンベア上に排
出するように、取出装置、搬送装置及びスタッカコンベ
アを制御し、更に、読取装置からの読取信号に基づい
て、所定の郵便物が通過したかどうかをチェックする機
能を備えている。
【0016】次に、上記構成の郵便物検査仕分け装置の
動作を説明する。
【0017】まず、この郵便物検査仕分け装置にかける
郵便物2の作成方法を説明する。顧客リスト及び各顧客
に対する個別情報等を収容している磁気テープ等を、郵
便物検査仕分け装置とは別に設けているコンピュータに
かけ、そのコンピュータに接続している出力装置(プリ
ンタ)によって、連続フォームに多数の顧客に対する宛
名(郵便番号、住所、氏名等)、管理番号及び必要に応
じ個別情報を記録する。この際、プリンタを制御するコ
ンピュータは、多数の顧客の宛名を郵便番号毎に並べ且
つ管理番号として通し番号を付けてプリンタに出力し、
従って連続フォームには同一の郵便番号の宛名が連続し
て記録されると共に、その宛名記録欄に通し番号(管理
番号)が記録される。更に、コンピュータは、作成した
郵便物に関する情報即ち管理用データ(例えば、表1に
示すようなデータ)を作成し、それをパソコン26にセ
ット可能な磁気ディスクに記憶させる。
【0018】次に、宛名等を記録した連続フォームを自
動封入封緘装置にセットし、その自動封入封緘装置でそ
れを各顧客に対する個別帳票に切り離すと共に、窓空き
封筒に、宛名欄が窓内に位置するように入れて封緘し、
出来上がった郵便物を集積する。これにより、作成され
た郵便物は管理番号順に並んでおり、且つ同一の郵便番
号のものが続いた状態となる。
【0019】
【表1】
【0020】このようにして作成した郵便物を、作業者
がその並んだ順序を変えないようにして、ホッパ部1に
セットする。また、管理用データを記憶した磁気ディス
クをパソコン26にセットする。更に、同一郵便番号の
郵便物の単位集積枚数(以下の説明では50枚とする)
をパソコン26にキーボード等により入力する。
【0021】この状態で郵便物検査仕分け装置を起動す
ることにより、郵便物検査仕分け装置はパソコン26の
制御により、次のような検査、仕分け動作を行う。すな
わち、取出装置3の取込ベルト4がホッパ部1から郵便
物2を1枚ずつ繰り出し、搬送装置9に送り出す。この
時、その郵便物2の通過をセンサ13が検出してパソコ
ン26に出力し、パソコン26は通過した郵便物2の枚
数をカウントする。搬送装置9はホッパ部1から取り出
された郵便物2を水平に搬送し、その間に、読取装置1
0が通過する郵便物2の窓内を瞬間的に撮影し、その画
像を処理して管理番号を読み取り、その管理番号をパソ
コン26に出力する。パソコン26は、読み取った管理
番号と通過した郵便物の枚数とを監視しており、読み取
った管理番号に異常があった場合〔例えば、管理番号の
順番が狂っていた場合(二重封入、脱落等によって生じ
ると思われる)、或いは管理番号が無かった場合(封入
ミスと思われる)〕には、装置を停止させ、モニター1
1に状況を表示する。また、読み取った管理番号に異常
がなかった場合には、管理用データからその管理番号を
消す、いわゆる管理用データの消し込みを行う。これに
より、作業終了後に管理用データをチェックして、所定
の郵便物が全て読取装置10の下を通過したかどうかを
知ることができる。
【0022】搬送装置9は、ホッパ部1から供給された
郵便物2を次々と搬送し、図5(a)に示すように、集
積位置Pにおいてスタッカコンベア16上に(収容ポケ
ット18a内に)排出し、集積する。なお、この時、ス
タッカコンベア16は停止している。同一の郵便番号に
ついて予め定めている単位集積枚数50枚の郵便物2
が、スタッカコンベア16の収容ポケット18aに集積
されると、パソコン26は取出装置3を一旦停止させ、
スタッカコンベア16を収容ポケット18の1ピッチ分
だけ動かして図5(b)に示すように、先に集積した郵
便物2(以下集積体2Aという)を集積位置Pから外れ
た位置(隣接した収容ポケット18bの位置)に移動さ
せる。次いで、パソコン26は取出装置3を再び起動
し、ホッパ部1から郵便物2を取り出し、スタッカコン
ベア16上に排出し、集積させる。
【0023】この動作と並行して、パソコン26は、図
5(c)に示すように、印字装置20を作動させ、セッ
トしている用紙21に、先に集積位置Pで集積され収容
ポケット18bの位置に送られて来た郵便物に関する情
報(郵便番号、郵便物の枚数等)を記録し、所定サイズ
に切断して割引き付箋30とし、その割引き付箋30を
収容ポケット18bの郵便物2の集積体2Aの上に排出
させる。その後、集積位置Pにおいて収容ポケット18
aに所定量の郵便物2が集積されると、上記した場合と
同様に取出装置3を停止させ、スタッカコンベア16へ
の排出を停止し、スタッカコンベア16を再び1ピッチ
移動させ、且つ印字装置20によって割引き付箋を作成
して、集積済の郵便物2の上に送り出す。以下、同様の
動作を繰り返す事により、図5(d)に示すように、ス
タッカコンベア16上には、同一郵便番号の郵便物2を
所定量ずつ集積し、且つその上に割引き付箋30を付け
た郵便物の集積体2Aが複数組、形成される。作業者は
この集積体2Aを適当なタイミングでスタッカコンベア
16から取り出し、バンドを掛けて郵便局に差し出す用
意をする。
【0024】このようにしてスタッカコンベア16上に
同一郵便番号の郵便物2を所定数ずつ集積していくが、
その途中において、ホッパ部1にセットされた郵便物の
うち、同一郵便番号のものが終了する。この時には、ホ
ッパ部1から送り出した郵便物2の枚数をカウントして
いることから、同一郵便番号のものが終了したことを検
出することができ、その検出により、次の郵便番号の郵
便物の送り出しを停止する。そして、先に送り出した同
一郵便番号の最後の郵便物がスタッカコンベア16上に
排出された後、スタッカコンベア16を1ピッチ移動さ
せ、次いで、再び取出装置3の作動を開始し、次の郵便
番号の郵便物の集積を開始すると共に、印字装置20
で、先にスタッカコンベア16上に集積された郵便物2
(通常、単位集積枚数50よりも少数となっている)の
郵便番号、枚数等を記録した割引き付箋を作成して郵便
物2上に供給する。以下、同様の動作を繰り返すことに
より、郵便物の検査、仕分け、集積、割引き付箋の作成
及び供給が行われる。
【0025】なお、以上の動作の途中において、読取装
置10によって読み取った管理番号になんらかのトラブ
ルがあり、装置を停止させた時には、作業者がトラブル
の原因を調べ、対処する。例えば、検査仕分けすべき郵
便物が抜けていた場合などには、手封入によって郵便物
を作成し、それをホッパ部1にセットして装置の運転を
再開する。かくして、手封入によって作成した郵便物に
対しても検査、仕分けを行うことができる。
【0026】更に、検査仕分け動作を終了した後、消し
込み処理を行った管理用データをチェックし、消されて
いないデータが残っていないかどうかを調べる。もし、
データが残っている場合には、そのデータに対応する郵
便物が読取装置10の下を通過していないと判断される
ので、その郵便物を作成し、再度、読取装置10の下を
通過させる。これにより、所定の郵便物を全て読取装置
10の下を通過させることができ、確実な検査を行うこ
とができる。
【0027】なお、上記実施例では、印字装置20が作
成した割引き付箋30を、集積位置Pとは異なる位置に
ある収容ポケット18bに排出する場合を示したが、前
記したように、この割引き付箋を集積位置にある収容ポ
ケット18aに排出する構成とすることも可能である。
ただし、その場合には、集積位置Pの収容ポケット18
aに所定数の郵便物を集積した後、印字装置20で割引
き付箋30を作成して集積した郵便物上に排出し、その
後スタッカコンベア16を1ピッチ移動させることとな
る。
【0028】以上に説明した実施例は、郵便物検査仕分
け装置を単独で使用する場合を説明したが、複数の郵便
物検査仕分け装置をホストコンピュータに接続して管理
システムを構成することも可能である。図6はその場合
のシステム例を示すブロック線図であり、40はシステ
ム全体を管理するホストコンピュータ、41はホストコ
ンピュータ40の出力装置であるプリンタ、42A、4
2B・・・42Nは本発明の実施例による郵便物検査仕
分け装置、42a、42b・・・42nは各郵便物検査
仕分け装置に設けられているパソコンである。これらの
複数の郵便物検査仕分け装置42A、42B・・・42
Nは同じ場所に設置する必要はなく、また、ホストコン
ピュータ40やプリンタ41と同じ場所に設置する必要
もなく、回線44によってホストコンピュータ40に接
続しておけばよい。
【0029】次に、図6に示すシステムの動作を説明す
る。まず、顧客リスト及び各顧客に対する個別情報等を
収容している磁気テープ等をホストコンピュータ40の
入力装置にセットし、そのホストコンピュータ40で、
その顧客を郵便番号順に並べ換えると共に管理番号を付
与し、プリンタ41によって連続フォームに多数の顧客
に対する宛名(郵便番号、住所、氏名等)、管理番号及
び必要に応じ個別情報を記録する。同時に、ホストコン
ピュータ40は作成した郵便物に関する情報即ち管理用
データを作成し、記憶する。
【0030】次に、宛名等を記録した連続フォームを、
自動封入封緘装置(図示せず)及び郵便物検査仕分け装
置42A、42B・・・又は42Nを設置している工場
に、適当に別けて送り、その自動封入封緘装置によっ
て、各顧客に対する個別帳票に切り離すと共に、窓空き
封筒に、宛名欄が窓内に位置するように入れて封緘し、
郵便物とする。その後、その郵便物を郵便物検査仕分け
装置42A、42B・・・又は42Nにかけて検査及び
仕分けを行う。この時、各郵便物検査仕分け装置42
A、42B・・・42Nのパソコン42a、42b・・
・42nには、ホストコンピュータ40から管理用デー
タが送られており、その管理用データに基づいて、検査
及び仕分けを行う。また、各パソコン42a、42b・
・・42nは検査を終了した郵便物に関する情報をホス
トコンピュータ40に送り、ホストコンピュータ40の
管理用データの消し込みを行う。かくして、きわめて多
数の顧客に対する情報をプリンタ41で連続フォームに
出力した後、その連続フォームを適当に分割し、振り分
けて、複数箇所の工場に送り、その工場に設置している
自動封入封緘装置及び郵便物検査仕分け装置によって郵
便物の作成、検査、仕分けを行い、且つその各場所での
作業進捗状態をホストコンピュータ40で監視すること
ができる。
【0031】なお、以上に郵便物検査仕分け装置をホス
トコンピュータに接続して管理システムを構成した実施
例を示したが、ホストコンピュータとせずパソコンで管
理して、他のパソコンとLAN接続して管理してもよ
い。
【0032】また、上記実施例では、連続フォームに記
録した情報を、窓開き封筒内に封入することによって郵
便物を作成したが、本発明において検査仕分けの対象と
する郵便物は必ずしも、このような窓開き封筒を用いた
封書に限らず、封筒表面に直接宛名を記録したもの、宛
名を記録したラベルを貼り付けたもの、更には葉書であ
ってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の郵便物
検査仕分け装置は、複数の郵便物をホッパ部にセットし
ておくことにより、自動的にその郵便物を繰り出し、検
査し且つ所定数ずつ仕分けして集積することができ、作
業者の仕事量を大幅に削減することができる。しかも、
自動封入封緘装置とは別に設けているため、自動封入封
緘装置におけるトラブルとは無関係に検査することがで
き、且つ手封入の郵便物に対しても検査が可能である。
【0034】また、スタッカコンベアに隣接して印字装
置を設けておくと、その印字装置で、割引き付箋を作成
し、集積した郵便物の上に供給することができ、従来行
っていた手書き作業が不要となり、作業量が減少すると
共に手書き時のミスの発生もなくなるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による郵便物検査仕分け装置
の内部の郵便物の搬送経路を概略的に示す斜視図
【図2】その概略断面図
【図3】その郵便物検査仕分け装置に設けているスタッ
カ部を図2の矢印A−A方向に見た概略断面図
【図4】上記実施例の郵便物検査仕分け装置の概略正面
【図5】上記実施例においてスタッカコンベアへの仕分
け及び集積動作を説明するもので、(a)、(b)、
(c)、(d)はそれぞれ異なる動作状態を示す図3と
同一部分の概略断面図
【図6】複数の郵便物検査仕分け装置を管理する管理シ
ステムのブロック線図
【符号の説明】
1 ホッパ部 2 郵便物 3 取出装置 4 取込ベルト 5 吸着手段 6 方向切換ローラ 8 文字認識部 9 搬送装置 10 読取装置 11 モニター 13 センサ 15 スタッカ部 16 スタッカコンベア 17 仕切り 18、18a、18b 収容ポケット 19a、19b ガイド板 20 印字装置 23 記録ヘッド 26 パソコン 30 割引き付箋
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/075 B07C 3/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕分けすべき複数の郵便物をセットする
    ホッパ部と、該ホッパ部にセットされた郵便物を1通ず
    つ取り出す取出装置と、該取出装置からの郵便物を搬送
    する搬送装置と、該搬送装置で搬送される郵便物の管理
    用情報を読み取る読取装置と、前記搬送装置の下流に、
    該搬送装置から送り出される郵便物を受け取り集積する
    ように配置されたスタッカコンベアであって、集積した
    郵便物を搬送装置から排出される郵便物に干渉しない位
    置に移動させるように間欠駆動されるスタッカコンベア
    と、制御装置とを備え、該制御装置が、予め入力された
    仕分けすべき複数の郵便物に関する情報に基づいて、前
    記搬送装置で所定数の郵便物を停止中のスタッカコンベ
    ア上に排出して集積し、次いで該スタッカコンベアを所
    定量移動させて集積した郵便物を搬送装置からの郵便物
    排出に支障のない位置に移動させ、次いで、搬送装置で
    郵便物を再び前記スタッカコンベア上に排出するよう
    に、前記取出装置、搬送装置及びスタッカコンベアを制
    御し、更に、前記読取装置からの読取信号に基づいて、
    所定の郵便物が通過したかどうかをチェックするように
    構成されていることを特徴とする郵便物検査仕分け装
    置。
  2. 【請求項2】 前記スタッカコンベアに隣接して配置さ
    れ、該スタッカコンベア上に集積されている郵便物に関
    する情報を用紙に記録し、その郵便物上に排出する印字
    装置を有することを特徴とする請求項1記載の郵便物検
    査仕分け装置。
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