JP3311093B2 - ランダムピッキング装置 - Google Patents

ランダムピッキング装置

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JP3311093B2 JP18485593A JP18485593A JP3311093B2 JP 3311093 B2 JP3311093 B2 JP 3311093B2 JP 18485593 A JP18485593 A JP 18485593A JP 18485593 A JP18485593 A JP 18485593A JP 3311093 B2 JP3311093 B2 JP 3311093B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多品種少量生産を行う製
本業、ダイレクトメール発送業、書籍発送業での書籍等
の被ピッキング物をピッキング作業するランダムピッキ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば多品種少量生産を行う製本
業においては、書籍類をピッキングし、発送先(会員)
毎に一まとめにして配送するランダムピッキング装置が
使用されている。
【0003】図6は、ランダムピッキング装置全体のシ
ステム構成例の概略を示すものである。図4に示すよう
に、書籍類3として例えば教材を所定の箇所に搬送する
搬送コンベア10と出荷宛名用紙21を所定の箇所に搬
送する宛名搬送コンベア11が平行に配設され、搬送コ
ンベア10の移動方向に沿って各種の教材3をピッキン
グして搬送コンベア10に送り出す複数台の丁合機1B
が書籍ピッキングステーションに適宜の間隔を存して設
置されている。また、宛名搬送コンベア11の最上流側
に対応する位置には、出荷宛名用紙21をピッキングす
る丁合機1Aが宛名用紙用ステーションに設置されてい
る。
【0004】上記宛名用紙用ステーションおよび各書籍
ピッキングステーションに設置される丁合機1A,1B
は、概略図7に示すように構成されている。ここでは宛
名用紙用ステーションに設置される丁合機1Aの構成に
ついて述べる。
【0005】即ち、図7に示すように丁合機1A上部の
宛名用紙移載部2に積載された出荷宛名用紙21をバキ
ューム装置4で作られる減圧エアーをピッキング制御弁
5を介してバキュームパット6に伝達することにより、
出荷宛名用紙21を宛名用紙移載部2の下部開口部より
吸い出すと共に、一定速度で回転しているカム7に設け
られた爪8に引掛けてその下方に配設されている引抜き
受板9に落下させ、この引抜き受板9より一定速度で移
動している宛名搬送コンベア11に供給するための宛名
供給機構が設けられている。
【0006】以上は宛名用紙用ステーションの丁合機1
Aの構成であるが、各書籍ピッキングステーションの丁
合機1Bも、図5とほぼ同様である。この場合、宛名用
紙移載部2は書籍移載部となり、各ステーションで教材
を自動供給、ストレージおよび書籍綴じ部揃え機能を持
たせてある。
【0007】このような構成のランダムピッキング装置
において、宛名用紙用ステーションの丁合機1Aおよび
各書籍ピッキングステーションの丁合機1Bのピッキン
グ制御弁5に設定された特定のピッキングパターンに基
づいて各ピッキング制御弁5を開閉制御することによ
り、先ず丁合機1Aより宛名用紙が搬送コンベア側に設
けられた宛名乗移部を介して搬送コンベア11上に送出
され、次いで各書籍用ステーションの丁合機1Bにより
会員の注文に応じた書籍類3がピッキングされて搬送コ
ンベア10上に送出され、これらは会員毎に一まとめに
されて所定の箇所まで送られると、宛名搬送コンベア1
1の最終端部で宛名用紙が宛名移載部を介して書籍類3
の上に載せられて配送されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のランダムピッキング装置では、特定のピッキングパ
ターンに基づいて各ピッキング制御弁5を開閉制御して
機械的に出荷宛名用紙が宛名搬送コンベア11に、また
各書籍ステーションでは会員の注文に応じた書籍類3が
搬送コンベア10上にそれぞれ送出されるようになって
いるため、宛名用紙用ステーションの丁合機1Aで機械
的な要因により出荷宛名用紙が詰まったり、重なりが発
生した場合には、出荷宛名用紙がないまま書籍が配送さ
れたり、既書籍と出荷宛名用紙とがずれるという問題が
あった。
【0009】また、出荷宛名用紙が宛名搬送コンベア1
1に特定のピッキングパターンに基づいて送出されて
も、出荷宛名用紙が宛名搬送コンベア11の最終端部の
宛名移載部に搬送されるまでの間に飛散したり、次の出
荷宛名用紙と重なりが生じた場合には出荷宛名用紙がな
いまま次工程へ送られてしまうという問題があった。
【0010】本発明は宛名搬送コンベアに機械的なトラ
ブルにより宛名用紙が送出されなかったり、複数枚重な
った状態で送出された場合でもで被ピッキング物のピッ
キング作業に入る前に検知でき、また搬送中の出荷宛名
用紙が搬送コンベアから飛散したり、重なりが発生した
場合でもそのことを検知して発送確認の信頼性を向上さ
せることができるランダムピッキング装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、被ピッキング物を所定の箇所に搬送する搬送
コンベア及びこの搬送コンベアと同方向に移動して出荷
宛名用紙を所定の箇所に搬送する宛名搬送コンベアと、
これらコンべアの移動方向に沿ってそれぞれ設置され、
ピッキング制御弁を介して伝達される減圧エアーにより
被ピッキング物を吸出して前記搬送コンベア上に移載す
る複数台の丁合機と、前記宛名搬送コンベアの最先端部
に対応させて設置され、且つ出荷宛名がデータとして印
字された出荷宛名用紙を減圧エアーにより1枚ずつ吸出
して前記宛名搬送コンベア上に供給する宛名用紙供給手
段とを備えたランダムピッキング装置において、前記宛
名用紙供給手段に取付けられ減圧エアーにより出荷宛名
用紙を吸出したことを検出する第1の検出器と、駆動中
の前記宛名搬送コンベアの位置を検出する第2の検出器
と、宛名搬送コンベア上に出荷宛名用紙が供給される毎
に各出荷宛名用紙に印字された宛名データを読取るデー
タ読取手段と、前記第1の検出器の検出信号が書込ま
れ、前記第2の検出器の検出信号によりデータシフトが
行われるトラッキングテーブルと、このトラッキングテ
ーブルに書込まれたデータが予定のポジションにシフト
されると該データと前記データ読取手段により読取られ
た宛名データとを比較し、両者が不一致のとき出荷宛名
用紙の欠落を判定する判定手段とを設けたものである。
【0012】また、被ピッキング物を所定の箇所に搬送
する搬送コンベア及びこの搬送コンベアと同方向に移動
して出荷宛名用紙を所定の箇所に搬送する宛名搬送コン
ベアと、これらコンべアの移動方向に沿ってそれぞれ設
置され、ピッキング制御弁を介して伝達される減圧エア
ーにより被ピッキング物を吸出して前記搬送コンベア上
に移載する複数台の丁合機と、前記宛名搬送コンベアの
最先端部に対応させて設置され、且つ出荷宛名をデータ
として印字された出荷宛名用紙を減圧エアーにより1枚
ずつ吸出して前記宛名搬送コンベア上に供給する宛名用
紙供給手段とを備えたランダムピッキング装置におい
て、前記宛名用紙供給手段に取付けられ減圧エアーによ
り出荷宛名用紙を吸出したことを検出する第1の検出器
と、駆動中の前記宛名搬送コンベアの位置を検出する第
2の検出器と、前記宛名搬送コンベアの最終端部に設け
られ最終端部を通過する被ピッキング物を検出する第3
の検出器と、前記第1の検出器の検出信号が書込まれ、
前記第2の検出器の検出信号によりデータシフトが行わ
れるトラッキングテーブルと、このトラッキングテーブ
ルに書込まれたデータが最終ポジションにシフトされる
と該データと前記第3の検出器により検出されたデータ
とを比較し、両者が不一致のとき出荷宛名用紙が搬送中
に宛名搬送コンベアから落下または次の出荷宛名用紙と
の重なりによる空席があると判定する判定手段とを設け
たものである。
【0013】
【作用】このような構成のランダムピッキング装置にあ
っては、第1の検出器により宛名用紙供給手段より出荷
宛名用紙が吸出されたことを検出すると、その検出信号
がトラッキングテーブルに書込まれると共に、第2の検
出器により検出された宛名搬送用コンベアの位置検出信
号によりデータシフトが行なわれ、このデータが予定の
ポジションにシフトされると判定手段により該データと
そのときデータ読取手段により読取られた宛名データと
を比較し、両者が一致しているか否かが判定される。そ
して、この判定手段により両者が不一致と判定された場
合には機械的な要因により出荷宛名用紙が詰まったり、
重なりが発生したものと判断して宛名用紙供給手段を停
止させる。従って、各丁合機で無駄な被ピッキング物の
ピッキングが行われることがないので、宛名搬送用コン
ベア11の最終端まで搬送出荷宛名用紙がないまま被ピ
ッキング物が配送されたり、既被ピッキング物と出荷宛
名用紙とのずれを防止することができる。
【0014】また、第1の検出器により宛名用紙供給手
段より出荷宛名用紙が吸出されたことを検出すると、そ
の検出信号がトラッキングテーブルに書込まれると共
に、第2の検出器により検出された宛名搬送用コンベア
の位置検出信号によりデータシフトが行なわれ、このデ
ータが最終ポジションまでシフトされると判定手段によ
りこのとき第3の検出器の検出信号と比較し、両者が一
致しているか否かが判定される。そして、この判定手段
により両者が不一致と判定された場合には出荷宛名用紙
が搬送中に宛名搬送用コンベアから落下または次の出荷
宛名用紙との重なりにより空席が発生したものと判別し
てシステムを停止させる。従って、出荷宛名用紙の載っ
ていない被ピッキング物や2枚の出荷宛名用紙が重なっ
た状態の被ピッキング物が出荷されることがなくなり、
発送確認の信頼性を向上させることができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明によるランダムピッキング装置全体
のシステム構成例を示すもので、図6と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点に
ついてのみ述べる。図1にシステムにおいて、宛名用紙
用ステーションの丁合器1Aに減圧エアーにより吸出さ
れる出荷宛名用紙21を検出する第1の検出器14を設
け、またこの丁合器1Aより宛名供給機構を介して宛名
乗移部22に供給された出荷宛名用紙21が宛名搬送コ
ンベア11に送出される位置に出荷宛名用紙に印字され
たバーコードデータを読取るバーコードリーダ12を設
け、さらに宛名搬送コンベア11を駆動する電動機の回
転数から宛名搬送コンベア11の移動位置を検出する第
2の検出器15を設ける。
【0016】図2は各ステーションの丁合機1A,1B
の構成とその制御系を示すもので、図7と同一部分には
同一記号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点
について述べる。図2において、制御系としては出荷宛
名用紙を吸出したことを検出する第1の検出器14と、
駆動中の宛名搬送コンベア11の位置を検出する第2の
検出器15と、専用ステーションより宛名搬送コンベア
11に供給される出荷宛名用紙に印字された会員番号を
示すバーコードデータを読取るバーコードリーダ12
と、第1の検出器14からの信号を記憶すると共に、第
2の検出器15からの信号によりデータシフト(トラッ
キング制御)を行い、且つ前記バーコードリーダ12に
より読取られた会員番号が入力されると、各丁合機1
A,1Bのバキュームパット6に伝達される減圧エアを
制御するピッキング制御弁5にピッキング指令を与える
制御用コンピュータ13とが設けられている。
【0017】この制御用コンピュータ13は、予め会員
番号別に計画していたピッキング順番で作成されるピッ
キング指示データが会員番号に対応させて記憶部に格納
されており、バーコードリーダ12で読取られた会員番
号と記憶部に記憶された会員番号とを比較して一致して
いるか否かを判別し、不一致の場合複数枚の出荷宛名用
紙が供給されたものと判別する機能と、一致していると
判別された場合には会員番号に対応するピッキング指示
データを該当するステーションのピッキング制御弁5に
送出する機能とを有している。
【0018】さらに、制御用コンピュータ13内には第
1の検出器14の検出信号を書込むトラッキングテーブ
ルが用意され、このトラッキングテーブルに書込まれた
データを第2の検出器により検出された宛名搬送コンベ
アの位置検出信号によりシフトする機能と、このトラッ
キングテーブル上のデータが書込まれてから予定のポジ
ションにシフトされた時点でバーコードリーダ12によ
り読取られた宛名データと比較し、両者が一致している
か否かを判定する機能を有している。
【0019】次に上記のように構成されたランダムピッ
キング装置の作用を図3に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。なお、ここでは出荷宛名用紙用ステー
ションの丁合機1Aより宛名搬送コンベア11に出荷宛
名用紙が宛名乗移部22を介して送出されるまでの処理
の流れについて述べる。
【0020】今、図1に示す各書籍ステーション1Bに
種類の異なる教材が投入され、また出荷宛名用紙用スタ
ンド1Aに会員番号をバーコード印字した出荷宛名用紙
21を作業計画順番に並べて投入されているものとす
る。このような状態で図2に示す制御用コンピュータ1
3を始動すると、まずステップS1にてトラッキングテ
ーブルが初期化され、ステップS2にて出荷宛名用紙を
吸出したことを検出する第1の検出器14からの検出信
号がトラッキングテーブルに書込まれる。このトラッキ
ングテーブルに書込まれたデータは、ステップS3にて
第2の検出器15により検出された宛名搬送コンベアの
位置検出信号によりデータシフトが行われる。
【0021】このトラッキングテーブルに書込まれたデ
ータが予定のポジションまでシフトされるとその時点で
出荷宛名用紙21の会員番号を示すバーコードデータ
(宛名データ)が読取られ、ステップS4にてこの宛名
データとトラッキングテーブルの予定のポジションのデ
ータとを比較し、ステップS5にて両者が共に一致して
いるか否かが判定される。この場合、データが有りのと
き「1」、データが無いとき「0」として扱い、両デー
タが共に「1」のとき一致していると判定する。そし
て、両者が不一致であると判定された場合には、出荷宛
名用紙用スタンドの丁合機1Aで2枚以上の出荷宛名用
紙21が同時にピッキングされたか、または機械的な紙
詰まりが発生したものと判別し、宛名用紙用スタンドの
丁合機1Aを停止させ、宛名用紙の欠落原因を究明す
る。この場合、各書籍ピッキングスタンドの丁合機1B
でのピッキング作業は行われないことは言うまでもな
い。
【0022】また、ステップS5にてトラッキングテー
ブルの予定のポジションのデータとと会員番号を示す宛
名データの両者が一致していると判定された場合には、
その会員番号に対応するピッキング指示データを読み出
してその会員番号によって定まるピッキング順番のステ
ーション1Bに対して該当するピッキング指示データを
ピッキング制御弁5に伝送する。そして、この宛名用紙
が図1の宛名搬送コンベア11により最終端部の宛名移
載部23に流れてくると、宛名用紙が宛名移載部23に
より既ピッキングされた教材の上に載せられ、次工程に
送られる。
【0023】このように本実施例では、出荷宛名用紙用
スタンドの丁合機1Aより出荷宛名用紙が吸出したこと
を検出する第1の検出器14の検出信号をトラッキング
テーブルに書込んで第2の検出器15により検出された
宛名搬送コンベア11の位置検出信号によりデータシフ
トを行い、このトラッキングテーブルに書込まれたデー
タが予定のポジションまでシフトされるとその時点で出
荷宛名用紙21の宛名が読取られ、この宛名データとト
ラッキングテーブルの予定のポジションのデータとを比
較し、両データが不一致のときは機械的な要因により出
荷宛名用紙が詰まったり、重なりが発生したものと判断
して出荷宛名用紙用スタンドの丁合機1Aを停止させる
ようにしたので、各スタンドの丁合機1Bで無駄な書籍
のピッキングが行われることがなくなる。これにより、
宛名搬送コンベア11の最終端部まで搬送出荷宛名用紙
がないまま書籍が配送されたり、既書籍と出荷宛名用紙
とがずれたりすることがなくなる。
【0024】次に本発明の他の実施例を図4を参照して
説明する。図2に示す実施例では、出荷宛名用紙が宛名
搬送コンベア11に送出された直後、バーコードリーダ
12により読取られる宛名データとトラッキングテーブ
ルの予定のポジションのデータとを比較し、両者が共に
一致している場合には、出荷宛名用紙は宛名搬送コンベ
ア11の最終端部に向かって搬送されるが、その搬送途
中で搬送面の凹凸、乱気流等の要因により出荷宛名用紙
が跳ね上がり、搬送コンベア11から落下したり、次の
出荷宛名用紙との重なりによる空席が発生することがあ
る。
【0025】図4はかかる不具合を解消できるようにし
たランダムピッキング装置の構成例を示すもので、図2
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、こ
こでは異なる点についてのみ述べる。本実施例では、図
1に示すシステム構成において、搬送コンベア11の最
下流側に対応する位置で、宛名移載部23の直前に宛名
搬送コンベア11上を流れてくる出荷宛名用紙を検出す
る第3の検出器16を設け、この第3の検出器16の検
出信号を図4に示すように制御用コンピュータ13に入
力するようにしたものである。
【0026】この制御用コンピュータ13は、図2に示
す実施例で説明した制御機能に加えて、トラッキングテ
ーブルに書込まれた第1の検出器14の検出信号を第2
の検出器15により検出された宛名搬送コンベアの位置
信号により宛名搬送用紙が第3の検出器16に到達する
までデータシフトを行い、その最終ポジションのデータ
と第3の検出器16の検出信号とを比較し、両データが
一致しているか否かを判定する機能を有している。
【0027】次に上記のように構成されたランダムピッ
キング装置の作用について図5に示すフローチャートに
より説明する。制御用コンピュータ13を始動すると、
まずステップS11にてトラッキングテーブルが初期化
され、ステップS12にて出荷宛名用紙を吸出したこと
を検出する第1の検出器14からの検出信号がトラッキ
ングテーブルに書込まれる。このトラッキングテーブル
に書込まれたデータは、ステップS13にて第2の検出
器15により検出された宛名搬送コンベアの位置検出信
号によりデータシフトが行われる。
【0028】このトラッキングテーブルに書込まれたデ
ータが予定のポジションまでシフトされるとその時点で
出荷宛名用紙21の宛名データが読取られ、ステップS
14にてこの宛名データとトラッキングテーブルの予定
のポジションのデータとを比較し、ステップS15にて
両者が共に一致しているか否かが判定される。そして、
両者が不一致であると判定された場合には、出荷宛名用
紙用スタンドの丁合機1Aで2枚以上の出荷宛名用紙2
1が同時にピッキングされたか、または機械的な紙詰ま
りが発生したものと判別し、宛名用紙用スタンドの丁合
機1Aを停止させ、宛名用紙の欠落原因を究明する。
【0029】また、ステップS15にてトラッキングテ
ーブルの予定のポジションのデータと会員番号を示す宛
名データの両者が一致していると判定された場合には、
その会員番号に対応するピッキング指示データを読み出
してその会員番号によって定まるピッキング順番の書籍
ピッキングスタンドの丁合機1Bのピッキング制御弁5
にピッキング指示データを伝送する。
【0030】さらに、この出荷宛名用紙が最終端部の宛
名移載部23に到達するまでの間トラッキングテーブル
のデータがシフトされ、このデータが最終ポジションま
でシフトされた時点でステップS16にて第3の検出器
16からの検出信号を取込んで両者を比較し、ステップ
S17にて両データが共に「1」で一致しているか否か
を判定する。今、第3の検出器16の検出信号とトラッ
キングテーブルの最終ポジションのデータとが不一致の
場合には、出荷宛名用紙が搬送中に宛名搬送用コンベア
11から落下または次の出荷宛名用紙との重なりにより
空席が発生したものと判断してシステムを停止させ、第
3の検出器16が設置されている付近の出荷宛名用紙の
順番と制御コンピュータ内の発送計画の出荷宛名用紙の
順番を確認し、一致させることにより異常復帰を行う。
【0031】この場合、異常復帰の方法としては、出荷
宛名用紙にシリーズ番号を付けることにより異常復帰を
容易に行うことができる。また、第3の検出器16の検
出信号とトラッキングテーブルの最終ポジションのデー
タとが一致している場合には、宛名搬送コンベア11上
の出荷宛名用紙が宛名移載部23により既ピッキングさ
れた教材の上に載せられ、次工程に送られる。
【0032】このように本実施例では、出荷宛名用紙用
スタンドの丁合機1Aより出荷宛名用紙が吸出したこと
を検出する第1の検出器14の検出信号をトラッキング
テーブルに書込んで第2の検出器15により検出された
宛名搬送用コンベア11の位置検出信号によりデータシ
フトを行い、トラッキングテーブルに書込まれた該当す
るデータが最終ポジションまでシフトされた時点で第3
の検出器16の検出信号と比較して一致しているか否か
を判定し、一致していなければ出荷宛名用紙が搬送中に
宛名搬送用コンベア11から落下または次の出荷宛名用
紙との重なりにより空席が発生したものと判定してシス
テムを停止させるようにしたので、出荷宛名用紙の載っ
ていない教材または2枚の出荷宛名用紙が重なった状態
で出荷されることがなくなり、発送確認の信頼性を向上
させることができる。
【0033】また、予め出荷宛名用紙にシリーズ番号を
付しておくことにより、異常復帰の際に排除された出荷
宛名用紙だけで発送計画を作り、再度出荷宛名用紙を流
した際の出荷宛名用紙と排出された出荷宛名用紙だけの
発送計画順番が一致しているかどうかの確認を容易に行
うことができ、作業負荷を軽減することができる。
【0034】なお、上記実施例では出荷宛名用紙が搬送
中に宛名搬送用コンベア11から落下または次の出荷宛
名用紙との重なりにより空席が発生したものと判定した
場合にはシステムを停止させるようにしたが、このよう
な場合には次の出荷宛名用紙が2枚重ねとなっていると
見なして、排出口に排出することにより稼働率を向上さ
せるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、宛名
搬送コンベアに機械的なトラブルにより宛名用紙が送出
されなかったり、複数枚重なった状態で送出された場合
でもでピッキング物のピッキング作業に入る前に検知で
き、また搬送中の出荷宛名用紙が搬送コンベアから飛散
したり、重なりが発生した場合でもそのことを検知して
発送確認の信頼性を向上させることができるランダムピ
ッキング装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるランダムピッキング装置全体のシ
ステムを示す概略構成図。
【図2】本発明の一実施例における丁合機の構成とその
制御系を示す図。
【図3】同実施例の作用を説明するためのフローチャー
ト。
【図4】本発明の他の実施例における丁合機の構成とそ
の制御系を示す図。
【図5】同実施例の作用を説明するためのフローチャー
ト。
【図6】ランダムピッキング装置全体のシステムを示す
概略構成図。
【図7】従来の丁合機の構成とその制御系を示す図。
【符号の説明】
1A,1B……丁合機、2……書籍または宛名用紙移載
部、3……書籍類、4……バキューム装置、5……ピッ
キング制御弁、6……バキュームパット、7……カム、
8……ピッキング爪、9……引抜き受板、10……搬送
コンベア、11……宛名搬送コンベア、12……バーコ
ードリーダ、13……制御用コンピュータ、14……第
1の検出器、15……第2の検出器、16……第3の検
出器、21……出荷宛名用紙、22……宛名乗移部、2
3……宛名移載部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 一夫 岡山県岡山市南方3丁目7番17号 株式 会社福武書店内 (72)発明者 宮中 亨 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東芝エフエーシステムエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 古舘 芳昭 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝府中工場内 (72)発明者 岡本 隆志 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝本社事務所内 審査官 杉野 裕幸 (56)参考文献 特開 平5−104883(JP,A) 特開 平3−108591(JP,A) 実開 昭62−13960(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/055 B07C 3/08 B65G 1/137

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被ピッキング物を所定の箇所に搬送する
    搬送コンベア及びこの搬送コンベアと同方向に移動して
    出荷宛名用紙を所定の箇所に搬送する宛名搬送コンベア
    と、これらコンべアの移動方向に沿ってそれぞれ設置さ
    れ、ピッキング制御弁を介して伝達される減圧エアーに
    より被ピッキング物を吸出して前記搬送コンベア上に移
    載する複数台の丁合機と、前記宛名搬送コンベアの最先
    端部に対応させて設置され、且つ出荷宛名がデータとし
    て印字された出荷宛名用紙を減圧エアーにより1枚ずつ
    吸出して前記宛名搬送コンベア上に供給する宛名用紙供
    給手段とを備えたランダムピッキング装置において、 前記宛名用紙供給手段に取付けられ減圧エアーにより出
    荷宛名用紙を吸出したことを検出する第1の検出器と、
    駆動中の前記宛名搬送コンベアの位置を検出する第2の
    検出器と、宛名搬送コンベア上に出荷宛名用紙が供給さ
    れる毎に各出荷宛名用紙に印字された宛名データを読取
    るデータ読取手段と、前記第1の検出器の検出信号が書
    込まれ、前記第2の検出器の検出信号によりデータシフ
    トが行われるトラッキングテーブルと、このトラッキン
    グテーブルに書込まれたデータが予定のポジションにシ
    フトされると該データと前記データ読取手段により読取
    られた宛名データとを比較し、両者が不一致のとき出荷
    宛名用紙の欠落を判定する判定手段とを設けたことを特
    徴とするランダムピッキング装置。
  2. 【請求項2】 被ピッキング物を所定の箇所に搬送する
    搬送コンベア及びこの搬送コンベアと同方向に移動して
    出荷宛名用紙を所定の箇所に搬送する宛名搬送コンベア
    と、これらコンべアの移動方向に沿ってそれぞれ設置さ
    れ、ピッキング制御弁を介して伝達される減圧エアーに
    より被ピッキング物を吸出して前記搬送コンベア上に移
    載する複数台の丁合機と、前記宛名搬送コンベアの最先
    端部に対応させて設置され、且つ出荷宛名がデータとし
    て印字された出荷宛名用紙を減圧エアーにより1枚ずつ
    吸出して前記宛名搬送コンベア上に供給する宛名用紙供
    給手段とを備えたランダムピッキング装置において、 前記宛名用紙供給手段に取付けられ減圧エアーにより出
    荷宛名用紙を吸出したことを検出する第1の検出器と、
    駆動中の前記宛名搬送コンベアの位置を検出する第2の
    検出器と、前記宛名搬送コンベアの最終端部に設けられ
    最終端部を通過する被ピッキング物を検出する第3の検
    出器と、前記第1の検出器の検出信号が書込まれ、前記
    第2の検出器の検出信号によりデータシフトが行われる
    トラッキングテーブルと、このトラッキングテーブルに
    書込まれたデータが最終ポジションにシフトされると該
    データと前記第3の検出器により検出されたデータとを
    比較し、両者が不一致のとき出荷宛名用紙が搬送中に宛
    名搬送コンベアから落下または次の出荷宛名用紙との重
    なりによる空席があると判定する判定手段とを設けたこ
    とを特徴とするランダムピッキング装置。
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