JP2003337742A - メモリシステムとモジュール及びレジスタ - Google Patents

メモリシステムとモジュール及びレジスタ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】266MHz CLK時のみならず、200MHz CLK時にも動
作可能なメモリコマンド、アドレスシステム及びメモリ
モジュールの提供。 【解決手段】PLL3、レジスタ4、DRAM2の入力部にお
けるクロックのタイミングを一様に揃え、レジスタ4中
に、DLL(同期遅延ループ)を有し、レジスタ4から
のCA信号の出力タイミングを制御し、DRAMにおけるア
ディショナルレイテンシー=1.5あるいは2.0のクロック
に対するCA信号のセットアップ時間とホールド時間のマ
ージンを等しく、例えば266MHzのクロック動作も可能と
しており、266MHzと200MHzの両方で使用される場合に
は、タイミングバジェットを考慮し、レジスタ4からの
CA信号出力タイミングを決める内部クロック(intCL
K)が入力される、フリップフロップに入力されるCA
信号のタイミングを遅らせる制御をする、あるいは、前
記レジスタ内に設けたレプリカ(replica1)と、該レプ
リカに対応している出力部を使用周波数で切り換え制御
をし、1種類のモジュール、レジスタを準備するだけ
で、両方の周波数に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリシステムに
関し、特に、メモリデバイスを搭載したモジュール上に
レジスタを有するコマンド/アドレスシステム及びモジ
ュール及びレジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、メモリデバイスとしてSDR
AM(Synchronous DRAM)のDDR(DoubleDataRa
te)-I 方式を用いたメモリシステムにおいては、メモ
リモジュール上に、レジスタ(Register)を有するコマン
ド/アドレス(CA)システム式が用いられている。例
えばDQバス及びクロックバスにスタブバストポロジを
採用する技術において、チップセット又はメモリコント
ローラから送出されたクロック信号(CLK)は、各メ
モリモジュールの基板上に配置された複数のメモリデバ
イスにそれぞれ分配される。メモリモジュールに接続さ
れる外部コマンド/アドレス(CA)バスを介してチッ
プセットからメモリモジュールに対して送られてきたコ
マンド/アドレス信号(「CA信号」)は、メモリモジ
ュール基板上に設けられたコマンド/アドレスレジスタ
(単に、「レジスタ」という)にラッチされ、その後、
ラッチされたCA信号は、レジスタからメモリデバイス
に到る内部CAバスを介してメモリデバイスに分配され
る。
【0003】図13は、従来のDDR-Iシステムに用い
られるCAバス方式の一構成例を示すブロック図であ
る。図13に示すように、チップセット(Chipset)5
0と、少なくとも1つのメモリモジュール(単に「モジ
ュール」という)10を備え、モジュール10上には、
位相同期ループ回路(Phase Locked Loop:「PL
L」という)30と、レジスタ(「CAレジスタ」とも
いう)40と、複数個のDRAM(dynamic Random A
ccess Memory)20−1〜20−n(ただし、nは2
以上の所定の正整数)を有し、これらは、チップセット
50から出力されるクロック信号(CLK)とコマンド/
アドレス信号(「CA信号」という)を受けて動作す
る。
【0004】PLL30は、チップセット50からのク
ロック信号(CLK)を入力し、DRAM20用のクロッ
ク信号(CLKd)と、レジスタ40用のクロック信号
(CLKr)を出力する。
【0005】レジスタ40は、PLL30から出力され
るクロック信号(CLKr)を入力し、このクロック信
号(CLKr)に基づき、チップセット50からのCA
信号をラッチし、ラッチしたCA信号を内部CAバスを
介して対応するDRAM20−1〜20−nへ分配す
る。
【0006】DRAM20−1〜20−nは、PLL3
0から出力されるクロック信号(CLKd)で、レジス
タ40から出力されたCA信号をラッチする。
【0007】クロックのタイミングは、PLL30、レ
ジスタ40、DRAM20−1〜20−nの各入力部で
同じ位相になるように、 ・PLL30からDRAM20−1〜20−nまでのク
ロック信号(CLKd)のフライトタイム(Flighttim
e)、 ・PLL30からレジスタ40までのクロック信号(C
LKr)のフライトタイム(Flighttime)、 ・PLL30のフィードバック出力(Fbout)からフィ
ードバック入力(Fbin)までのフィードバックタイム
(Feedbacktime)、 は互いに等しくなるように設定されている。すなわち、
タイミング的に等価長(equivalent length)に設定さ
れている。
【0008】図14は、図13の従来のメモリシステム
の動作を説明するためのタイミングチャートである。図
14に示すように、PLL30、レジスタ40、DRA
M20の各入力部でのクロック、すなわち、 ・PLL30へのクロック入力(図14のCLKin@
PLL)、 ・PLL30のフィードバック入力(図14のFBin
@PLL)、 ・レジスタ40へのクロック入力(図14のCLKr@
Reg.)、 ・DRAM20へのクロック入力(図14のCLKd@
DRAM) が同じ位相になっており、それぞれのクロック信号の立
上がりのタイミングは、レジスタ40の入力部でのCA
信号(図14のCAin@Reg.)の真中に位置して
いる(図14のタイミングt0の位置参照)。
【0009】レジスタ40でラッチされたCA信号は、
遅延時間tpdf、すなわちレジスタ40にクロック信
号(CLKr)が入ってから(図14のタイミングt0
でのCAin@Reg.参照)、レジスタ40がCA信
号が出すまでの遅延時間にレジスタ40からDRAM2
0までのCA信号のフライトタイム(Flighttime)を加
算した時間かかって、DRAM20に到着する(図14
のCA@DRAM参照)。DRAM20では、到着した
CA信号を、クロック信号(図14のCLKd@DRA
M)の立ちあがりエッジ(図14のタイミングt1参
照)でラッチして、DRAM20に取り込む。
【0010】図14は、クロック周波数200MHz
(メガヘルツ)(「200MHzCLK」と記す)のタイミング
動作を示しているが、クロック周波数100MHz
(「100MHzCLK」と記す)の世代では、このタイミング
で、安定した動作が保証できていた。
【0011】即ち、図14に示すように、レジスタ40
の入力部において、CA信号の真中のタイミングに、ク
ロック信号(CLKr)の立上がりエッジが位置してい
るために、レジスタ40において、クロック信号(CL
Kr)に対するCA信号のセットアップ時間とホールド
時間のマージンを大きくとることができた。
【0012】また、DRAM20においても、図14に
CA@DRAM(Slow case)として示すよう
に、クロック信号(CLKd)に対するCA信号のホー
ルド時間を、遅延時間tpdfの最小値のtpdf,minは必ず確
保することができ、100MHz級の世代では、tpdf,minの値
も3ns(ナノ秒)程度とされているため、マージン的
に問題なかった。
【0013】クロック信号(CLKd)に対するCA信
号のセットアップ時間も、100MHz級(1クロックサイク
ル=10ns)では、0.5周期に対して、tpdf,maxの値
が同等程度の5ns程度のため、特に、問題なかった。
【0014】このように、PLL30、レジスタ40、
DRAM20の各入力部(クロック入力端)で、クロッ
ク信号を同じ位相にすることによって、レジスタ40と
DRAM20でのCA信号のセットアップ、ホールド時
間のマージンを十分とることができる。
【0015】また、PLL30、レジスタ40、DRA
M20のクロック入力部で、クロック信号の位相を合わ
せるということは、基本的に、 ・PLL30からDRAM20までのクロック信号(C
LKd)の配線長、 ・PLL30からレジスタ40までのクロック信号(C
LKr)の配線長、 ・PLL30のフィードバック出力(Fbout)からフィ
ードバック入力(Fbin)までのフィードバックループの
各配線長、 を揃えれば良いので、設計的にも容易であった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
及び図14等を参照して説明した従来のDDR−Iメモ
リシステムは、下記記載の問題点を有している。
【0017】すなわち、クロック信号の動作周波数が上
がってくると、クロック周期に対して、遅延時間tpd
f(tpdfは、上記したように、レジスタ40にクロ
ック信号(CLKr)が入ってからレジスタ40がCA
信号を出すまでの遅延時間にレジスタ40からDRAM
20までのCA信号のフライトタイムを加算した時間、
図14参照)の値が無視できない値となり、DRAM2
0におけるクロック信号(CLKd)に対するCA信号
のセットアップ時間のマージンがなくなり、正常に動作
しなくなる、ということである。
【0018】この問題を詳細に説明するために、図15
に、図13に示した従来のDDR−Iメモリシステムに
おいて、266MHzCLK時と200MHzCLK時における、タイミン
グバジェット(Timingbudget)の一例を示す。
【0019】図15に示すように、266MHzCLK時のタイ
ミングバジェットは1クロックサイクル(tCK)=37
50ps(ピコ秒)よりも小、200MHzCLK時のタイミン
グバジェットは、1クロックサイクル(tCK)=500
0psより小である。
【0020】図15において、tJ,CLKpは、図13のP
LL30に入力されるクロック信号(CLK)のジッタで
ある。tSkew,CLKdは、図13のモジュール10上のクロ
ック信号(CLKd)のフライトタイム(Flighttime)
のスキューである。tpdf,maxは、図13のレジスタ40
にクロック信号(CLKr)が入ってからレジスタ40
がCA信号を出すまでの遅延時間tpdにレジスタ40
からDRAM20までのCA信号のフライトタイム(Fl
ighttime)を加算した時間の最大値である。tTGは、テ
スター(図示されない)のガードバンドである。TFL
は、図13のレジスタ40用のクロック信号(CLK
r)とDRAM20用のクロック信号(CLKd)のフ
ライトタイム(Flighttime)の差である。Δt,PLLは、
図13のPLL30の位相誤差、ピン間スキュー(pin-
to-pin skew)やジッタ(jitter)の仕様値である。tS
は、図13のDRAM20のセットアップ時間の仕様値
である。
【0021】クロックの1周期tCKから、tpdfの最大
値であるtpdf,max、tS、Δt,PLL、tSkew,CLKd、tJ,CLK
p、tFL、tTGを差し引いた残りの時間が、DRAM20
におけるクロック信号(CLKd)に対するCA信号の
セットアップ時間(Setup Time)のマージンtMになる
(次式(1)参照)。
【0022】 tM=tCK − ( tpdf,max + tS + Δt,PLL + tSkew,CLKd + tJ,CLKp + tFL + tTG ) …(1)
【0023】我々が検討した各項目の値を代入して、セ
ットアップ時間のマージンtMを計算すると、クロック
周波数が200MHzの場合(図15の200MHzCLK参照)に
は、 tM=4155-tpdf,max (ただし、単位はps) …(2) となり、クロック周波数が266MHzの場合(266MHzCLK)
には、 tM=2905-tpdf,max (ただし、単位はps) …(3) となる。
【0024】つまり、200MHzCLK時には、tpdf,maxを415
5ps(約4.1ns)以下にできれば、DRAM20に
おけるクロック信号(CLKd)に対するCA信号のセ
ットアップ時間のプラスマージンを得ることができる。
【0025】これに対して、266MHzCLK時には、tpdf,ma
xを2905ps(約2.9ns)以下にしなければ、セット
アップ時間のプラスマージンを得ることができない。
【0026】そこで、図13のメモリシステムについ
て、tpdf,maxの値を伝送回路シミュレーションにて解析
した結果、信号間のクロストークの影響等を考慮する
と、tpdf,maxの値を2905ps以下にすることは、ほぼ絶望
であることが分かった。
【0027】即ち、本発明者らは、従来のDDR−Iメ
モリシステムにおいては、例えば266MHzCLK動作が不可
能であることを見出した。
【0028】したがって、本発明は、上記従来のシステ
ムが有する課題に鑑みてなされたものであって、その主
たる目的は、クロック動作周波数として、例えば200MHz
の時のみならず、従来のシステムでは動作不能とされた
266MHzで駆動する場合にも、動作可能なメモリシステム
及びメモリモジュール及びレジスタを提供することにあ
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るシステムは、チップセットと、位相同期
ループ回路、レジスタ、メモリデバイスを有するモジュ
ールと、を備え、前記チップセットは、第1のクロック
信号(CLK)と前記メモリデバイスへのコマンド/ア
ドレス信号(「CA信号」という)を前記モジュールに
供給し、前記位相同期ループ回路は、前記チップセット
からの前記第1のクロックを入力し、少なくとも前記メ
モリデバイスへ供給される第2のクロック信号(CLK
d)を出力し、前記レジスタは、前記位相同期ループ回
路又は前記チップセットから出力される第3のクロック
信号(CLKr)を入力し、前記第3のクロック信号
(CLKr)に基づき、前記チップセットより出力され
るCA信号をラッチし、前記メモリデバイスへ供給する
CA信号として出力し、前記メモリデバイスは、前記第
2のクロック信号(CLKd)を入力し、前記第2のク
ロック信号(CLKd)に基づき、前記レジスタより出
力されるCA信号をラッチするメモリシステムにおい
て、前記位相同期ループ回路と前記メモリデバイスと前
記レジスタのそれぞれのクロック入力部に入力されるク
ロック信号のタイミングが合わせられており、前記レジ
スタは、前記レジスタに入力される前記第3のクロック
信号(CLKr)から生成される内部クロック信号(int
CLK)に基づき、前記CA信号の出力タイミングを決める
フリップフロップと、前記フリップフロップに供給され
る前記内部クロック信号(intCLK)のタイミングを、前記
第3のクロック信号(CLKr)の前記レジスタの入力
部でのタイミングより、前記内部クロック信号(intCL
K)が前記フリップフロップに入力されてから前記レジ
スタがCA信号を出力するまでの遅れ時間と、前記レジ
スタが前記CA信号を出力してから前記CA信号が前記
メモリデバイスに到着するまでの遅れ時間との和だけ前
倒し、前記メモリデバイスでの前記第2のクロックに対
するCA信号のセットアップ時間のマージンとホールド
時間のマージンが等しくなるように、前記レジスタから
のCA信号の出力タイミングを制御するタイミング制御
手段を備えている。
【0030】本発明において、前記レジスタが、前記タ
イミング制御手段として、同期遅延ループ回路(DL
L)と、第1のレプリカをレジスタ内に有し、前記レジ
スタ外部には第2のレプリカが設けられ、前記第1のレ
プリカと前記第2のレプリカは前記同期遅延ループ回路
(DLL)の帰還路を形成しており、前記レジスタに入
力される前記第3のクロック信号(CLKr)は、前記
同期遅延ループ回路の第1の入力端子に供給され、前記
帰還路からの信号が、前記同期遅延ループ回路の第2の
入力端子に入力され、前記同期遅延ループ回路において
前記第1、第2の入力端子に入力された信号の位相が合
うように遅延の制御が行われ、前記同期遅延ループ回路
の出力が、前記内部クロック信号(intCLK)として、前記
フリップフロップに供給される。
【0031】本発明の別のアスペクトに係るモジュール
は、位相同期ループ回路、レジスタ、メモリデバイスを
有するモジュール(メモリモジュール)であって、モジ
ュール外部のチップセットから供給される第1のクロッ
ク信号(CLK)とコマンド/アドレス信号(「CA信
号」という)とを入力し、前記位相同期ループ回路は、
前記第1のクロックを入力し、少なくとも前記メモリデ
バイスへ供給される第2のクロック信号(CLKd)を
出力し、前記レジスタは、前記位相同期ループ回路又は
前記チップセットから出力される第3のクロック信号
(CLKr)を入力し、前記第3のクロック信号(CL
Kr)に基づき、前記チップセットから供給される前記
CA信号をラッチし、前記メモリデバイスへ供給するC
A信号として出力し、前記メモリデバイスは、前記第2
のクロック信号(CLKd)を入力し、前記第2のクロ
ック信号(CLKd)に基づき、前記レジスタから出力
されるCA信号をラッチするモジュールにおいて、前記
位相同期ループ回路と前記メモリデバイスと前記レジス
タのそれぞれのクロック入力部に入力されるクロック信
号のタイミングが合わせられており、前記レジスタは、
前記レジスタに入力される前記第3のクロック信号(C
LKr)から生成される内部クロック信号(intCLK)に基
づき、前記CA信号の出力タイミングを決めるフリップ
フロップと、前記フリップフロップに供給される前記内
部クロック信号(intCLK)のタイミングを、前記第3のク
ロック信号(CLKr)の前記レジスタの入力部でのタ
イミングより、前記内部クロック信号(intCLK)が前記
フリップフロップに入力されてから前記レジスタがCA
信号を出力するまでの遅れ時間と、前記レジスタが前記
CA信号を出力してから前記CA信号が前記メモリデバ
イスに到着するまでの遅れ時間との和だけ前倒し、前記
メモリデバイスでの前記第2のクロックに対するCA信
号のセットアップ時間のマージンとホールド時間のマー
ジンが等しくなるように、前記レジスタからのCA信号
の出力タイミングを制御するタイミング制御手段を備え
ている。
【0032】本発明の別のアスペクトに係るレジスタ
は、位相同期ループ回路、メモリデバイスとともにモジ
ュールに搭載されるレジスタであって、モジュール外部
のチップセットから供給される第1のクロック信号(C
LK)とコマンド/アドレス信号(「CA信号」とい
う)とが前記モジュールに入力され、前記位相同期ルー
プ回路は、前記第1のクロックを入力し、少なくとも前
記メモリデバイスへ供給される第2のクロック信号(C
LKd)を出力し、前記メモリデバイスは、前記第2の
クロック信号(CLKd)を入力し、前記第2のクロッ
ク信号(CLKd)に基づき、前記レジスタから出力さ
れるCA信号をラッチし、前記位相同期ループ回路又は
前記チップセットから出力される第3のクロック信号
(CLKr)を入力し、前記第3のクロック信号(CL
Kr)に基づき、前記チップセットから供給される前記
CA信号をラッチし、前記メモリデバイスへ供給するC
A信号として出力するレジスタにおいて、前記レジスタ
のクロック入力部に入力される第3のクロック信号は、
前記位相同期ループ回路と前記メモリデバイスのそれぞ
れのクロック入力部に入力されるクロック信号とタイミ
ングが合わせられており、前記第3のクロック信号(C
LKr)から生成される内部クロック信号(intCLK)に基
づき、前記CA信号の出力タイミングを決めるフリップ
フロップと、前記フリップフロップに供給される前記内
部クロック信号(intCLK)のタイミングを、前記第3のク
ロック信号(CLKr)の前記レジスタの入力部でのタ
イミングより、前記内部クロック信号(intCLK)が前記
フリップフロップに入力されてから前記レジスタがCA
信号を出力するまでの遅れ時間と、前記レジスタが前記
CA信号を出力してから前記CA信号が前記メモリデバ
イスに到着するまでの遅れ時間との和だけ前倒し、前記
メモリデバイスでの前記第2のクロックに対するCA信
号のセットアップ時間のマージンとホールド時間のマー
ジンが等しくなるように、前記レジスタからのCA信号
の出力タイミングを制御するタイミング制御手段を備え
ている。以下の説明からも明らかとされるように、上記
目的は、特許請求の範囲の各請求項の発明によっても達
成される。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。以下では、まず、本発明の好適な実施の形態とそ
の動作原理を説明し、つづいて本発明の実施例を説明す
る。本発明においては、チップセット(図1の5)と、
位相同期ループ回路(PLL)(図1の3)、レジスタ
(図1の4)、複数のメモリデバイス(図1のDRAM
2−1〜2−n)を有するメモリモジュール(単に「モ
ジュール」という)とを備え、チップセット(5)はク
ロック信号(CLK)とメモリデバイス(2)へのコマ
ンド/アドレス信号(「CA信号」という)をモジュー
ル(1)に供給し、PLL(3)は、チップセット
(5)からのクロック信号(CLK)を入力し、メモリ
デバイス(2)へ供給されるクロック信号(CLKd)
を出力し、レジスタ(4)は、PLL3から出力される
クロック信号(CLKr)を入力し該クロック信号(C
LKr)に基づき、チップセット(5)から出力される
CA信号をラッチし、メモリデバイス(2)へ供給する
CA信号として出力し、メモリデバイス(2)は、クロ
ック信号(CLKd)を入力し該クロック信号(CLK
d)に基づき、レジスタ(4)からのCA信号をラッチ
するメモリ・コマンド/アドレス(CA)システム(単
に「メモリシステム」という)において、モジュール
(1)上にPLL(3)、レジスタ(4)、メモリデバ
イス(2)の入力部におけるクロックのタイミングを一
様に揃えておく。レジスタ(4)に、遅延同期ループ(D
elay Locked Loop)回路(「DLL」という)を有
し、レジスタ(4)からメモリデバイス(2)に出力さ
れるCA信号の出力タイミングを制御し、メモリデバイ
ス(2)における、アディショナル・レイテンシー(Ad
ditional latency)=1.5あるいは2.0のクロック信号
(CLKd)に対するCA信号のセットアップ時間とホ
ールド時間のマージンを等しくしている(図3、図8参
照)。このため、クロック周波数266MHzでの動作も可能
である。
【0034】ここで、"アディショナル・レイテンシー
(Additional latency)=2.0"とは、CA信号をレジス
タ(4)に取り込むクロック信号(図3のCLKr@R
eg.)の遷移タイミングから、レジスタ(4)からの
CA信号をDRAM(2)に取り込むクロック信号(図
3のCLKd@DRAM)の遷移タイミングまでが、2
クロックサイクル(=2×tCK)分あることをいう
(図3のタイミングt0〜t2の期間参照)。
【0035】図13に示した従来のシステムのアディシ
ョナル・レイテンシーは、1.0狙いであるが、前述した
ように、この場合、DRAM20において、セットアッ
プ時間(Setup Time)のマージン(Setup margin)が
とれなくなる。すなわち、図13に示した従来のシステ
ムにおいて、アディショナル・レイテンシー=1.0
は、図14のタイミングt0〜t1の1クロックサイク
ルに対応しており、従来のシステムの問題点として説明
したように、例えばクロック周波数266MHz動作時、tpd
f,maxの値から、DRAMでのCA信号のクロック信号
(CLKd)に対する十分なセットアップ時間はとれな
い。
【0036】かと言って、アディショナル・レイテンシ
ーを1.5にすると、図14からも分かるように、今度
は、DRAMでのCA信号のクロック信号(CLKd)
に対するホールド時間のマージンがとれなくなる。すな
わち、従来のシステムにおいて、アディショナル・レイ
テンシーが1.5の場合、図14のCLKr@Reg.の立
ち上がり遷移タイミング(t0)からCLKd@DRA
Mの立ち上がり遷移までが、1.5×1クロックサイク
ル(tCK)となり、クロック(CLKd)の立ち上が
りのタイミングからCA信号がDRAMでとり込まれる
ためにその値を保持しておく時間であるホールド時間が
確保できなくなる。
【0037】また、クロック動作周波数として例えば26
6MHzと200MHzの両方で使用される場合には、本発明で
は、タイミングバジェット(Timingbudget)表を考慮
し、レジスタ(4)からのCA信号の出力タイミングを
決めるDLLの出力である内部CLK(intCLK)が入力
される、フリップフロップに入力されるCA信号のタイ
ミングを、遅らせる制御をするか、あるいは、レジスタ
(4)内に設けたレプリカ(replica1)と、該レプリカ
に対応している出力部を使用周波数で切り換え制御をす
るようにしているので、1種類のモジュール、レジスタ
を準備するだけで、両方の周波数に対応できる。
【0038】本発明において、入力されるクロック信号
から内部クロック信号(intCLK)を生成し、前記
内部クロック信号にしたがって前記CA信号を取り込
み、前記メモリデバイスに対するCA信号を生成して出
力するレジスタ(4)は、チップセットから供給される
CA信号を入力端子より入力する第1の入力バッファ
(図2の4−1)と、前記クロック信号を入力端子より
入力する第2の入力バッファ(図2の4−7)と、前記
第1の入力バッファの出力端子にデータ入力端子が接続
され、前記第2の入力バッファの出力端子にクロック信
号端子が接続され、前記クロック信号端子に入力される
クロック信号の遷移に基づき、前記データ入力端子に入
力される信号をサンプルしてデータ出力端子より出力す
る第1のフリップフロップ(図2の4−3)と、前記第
2の入力バッファから出力されるクロック信号を第1の
入力端子に入力する同期遅延ループ回路(図2の4−
5)と、前記第1のフリップフロップのデータ出力端子
にデータ入力端子が接続され、前記同期遅延ループ回路
の出力端子にクロック信号端子が接続され、前記同期遅
延ループ回路の出力端子より前記クロック信号端子に入
力される内部クロック信号の遷移に基づき、前記データ
入力端子に入力される信号をサンプルしてデータ出力端
子より出力する第2のフリップフロップ(図2の4−
4)と、前記第2のフリップフロップのデータ出力端子
に入力端子が接続され、出力端子から、レジスタ外部の
メモリデバイス向けにCA信号を出力する第1の出力バ
ッファ(図2の4−2)と、前記同期遅延ループ回路の
出力端子に入力端子が接続され、前記入力端子に入力さ
れた信号を、前記第2のフリップフロップの遅延時間と
前記出力バッファの遅延時間の和分、遅延させて出力端
子から出力する第1のレプリカ(図2の4−6)を備え
ており、前記第1のレプリカから出力された信号は、レ
ジスタ外部に設けられた第2のレプリカ(図2の4−
9)に入力され、前記CA信号が前記出力バッファの出
力端子から出力され前記メモリデバイスに到達するまで
のフライトタイム分、遅延され、前記第2のレプリカか
ら出力されるクロック信号を、入力端子から入力する第
3の入力バッファ(図2の4−8)を備え、前記第3の
入力バッファの出力端子が前記同期遅延ループ回路(4
−5)の第2の入力端子に接続されており、前記同期遅
延ループ回路において前記第1、第2の入力端子に入力
された信号の位相が合うように遅延の制御が行われる。
【0039】あるいは、本発明の実施の形態において
は、レジスタは、前記チップセットから供給されるCA
信号を入力端子より入力する第1の入力バッファ(図7
の4−1)と、前記チップセットから供給されるクロッ
ク信号を入力端子より入力する第2の入力バッファ(図
7の4−8)と、前記第2の入力バッファから出力され
るクロック信号を第1の入力端子に入力する同期遅延ル
ープ回路(図7の4−5)と、前記同期遅延ループ回路
の出力端子にクロック信号端子が接続され、前記第1の
入力バッファの出力端子にデータ入力端子が接続され、
前記同期遅延ループ回路の出力端子より前記クロック信
号端子に入力される内部クロック信号の遷移に基づき、
前記データ入力端子に入力される信号をサンプルしてデ
ータ出力端子から出力するフリップフロップ(図7の4
−4)と、前記フリップフロップのデータ出力端子に入
力端子が接続され、出力端子からレジスタ外部のメモリ
デバイス向けにCA信号を出力する第1の出力バッファ
(図7の4−2)と、前記同期遅延ループ回路の出力端
子に入力端子が接続され、前記入力端子に入力されたク
ロック信号を、前記フリップフロップの遅延時間と前記
出力バッファの遅延時間の和分、遅延させて出力端子か
ら出力する第1のレプリカ(図7の4−6)を備え、前
記第1のレプリカから出力された信号は、レジスタ外部
に設けられた第2のレプリカ(図7の4−9)に入力さ
れ、前記第2のレプリカで、前記CA信号が前記出力バ
ッファの出力端子から出力され前記メモリデバイスに到
達するまでのフライトタイム分、遅延され、前記第2の
レプリカから出力されるクロック信号を入力端子から入
力する第3の入力バッファ(図7の4−8)を備え、前
記第3の入力バッファの出力端子が前記同期遅延ループ
回路の第2の入力端子に接続されており、前記同期遅延
ループ回路(4−5)において前記第1、第2の入力端
子に入力された信号の位相が合うように遅延の制御が行
われる。
【0040】本発明の実施の形態においては、前記同期
遅延ループ回路から出力されるクロック信号を入力し前
記メモリデバイスへのクロック信号を生成する回路(図
12の4−10)と、前記生成されたクロックを出力端
子より出力する第2の出力バッファ(図12の4−1
1)とを備えた構成としてもよい。
【0041】本発明の実施の形態においては、前記第1
のフリップフロップ(図2の4−3)のデータ出力端子
と前記第2のフリップフロップ(図2の4−4)のデー
タ入力端子との間に、互いに異なる遅延時間が選択自在
とされるインバータ列等よりなる遅延回路を備え、複数
のクロック動作周波数のうち使用されるクロック動作周
波数に対して、前記遅延回路において、前記クロック動
作周波数に対応した1つの遅延時間が選択される構成と
してもよい。
【0042】本発明の実施の形態においては、前記第2
のフリップフロップ(図2の4−4)のデータ出力端子
と前記出力バッファ(図2の4−2)の入力端子の間
に、互いに異なる遅延時間が選択自在とされる遅延回路
を備え、複数のクロック動作周波数のうち使用されるク
ロック動作周波数に対して、前記遅延回路において、前
記クロック動作周波数に対応した1つの遅延時間が選択
される、構成としてもよい。
【0043】本発明の実施の形態においては、CA信号
を出力する前記第1の出力バッファ(図2、図7の4−
2)の遅延時間が可変自在とされ、複数のクロック動作
周波数のうち使用されるクロック動作周波数に対して、
前記第1の出力バッファにおいて、前記クロック動作周
波数に対応した1つの遅延時間が選択される構成として
もよい。
【0044】本発明の実施の形態においては、前記第1
のレプリカの遅延時間が切替自在とされ、前記第1のレ
プリカの遅延時間は、前記第1の出力バッファの遅延時
間に応じて切替設定される構成としてもよい。
【0045】本発明の実施の形態においては、前記第1
のレプリカ(図2、図7の4−6)及び/又は前記第2
のレプリカ(図2、図4の4−9)の遅延時間が可変自
在とされ、複数のクロック動作周波数のうち使用される
クロック動作周波数に対して、前記第1のレプリカ及び
/又は前記第2のレプリカにおいて、前記クロック動作
周波数に対応した1つの遅延時間が選択される構成とし
てもよい。
【0046】
【実施例】本発明についてさらに詳細に説明すべく、本
発明の実施例を図面を参照して以下に説明する。図1
は、本発明の第1の実施例をなすメモリシステムの構成
を示す図である。図1を参照すると、このメモリシステ
ムは、図13のシステムと同様、DDR−IのCAシス
テムよりなり、チップセット5と、1枚以上のメモリモ
ジュール(単に「モジュール」という)1と、モジュー
ル1に設けられた少なくとも1つのPLL(位相同期ル
ープ回路)3と、少なくとも1つのコマンド/アドレス
(CA)レジスタ(単に「レジスタ」という)4と、複
数個のDRAM2−1〜2−n(ただし、nは2以上の
整数)を有する。このメモリシステムは、チップセット
5から出力されるクロック信号(CLK)とコマンド/
アドレス信号(「CA信号」という)を受けて動作す
る。なお、図1には、簡単のため、1枚のモジュール構
成のみが示されている。
【0047】本発明の第1の実施例のメモリシステムの
動作について説明する。PLL3は、チップセット5か
らのクロック信号(CLK)を入力し、DRAM2−1〜
2−nに供給するクロック信号(CLKd)と、レジス
タ4に供給するクロック信号(CLKr)を出力する。
【0048】レジスタ4は、PLL3が出力するクロッ
ク信号(CLKr)を用いて、チップセット5からCA
バスに出力したコマンド/アドレス信号(「CA信号」
という)を受け取ってラッチし、ラッチしたCA信号
を、再度、タイミング制御した内部CLK(intCLK)でラ
ッチして、内部CAバスを介して、DRAM2−1〜2
nへ出力する。あるいは、レジスタ4では、PLL3が
出力するクロック信号(CLKr)を基に、タイミング
制御した内部クロック信号(intCLK)を用いて、チップ
セット5が出力するCA信号をラッチし、ラッチしたC
A信号をDRAM2−1〜2nへ出力する。
【0049】DRAM2−1〜2−nにおいては、PL
L3が出力するクロック信号(CLKd)で、レジスタ
4が出力したCA信号をラッチして、DRAM2−1〜
20nに取り込む。
【0050】レジスタ4の外付けの第2のディレイ・レ
プリカ(単に「第2のレプリカ」という)(Replica2)
は、レジスタ4の内部クロック信号(intCLK)のタイミ
ング制御のために設けられており、レプリカ(Replica
2)のフライトタイム(Flighttime)は、レジスタ4の
出力から、DRAM2−1〜2−nの入力までのCA信
号のフライトタイム(Flighttime)と等しくなるように
している。
【0051】各点でのクロックのタイミングは、PLL
3とレジスタ4とDRAM2−1〜2−nとの各入力部
で同じ位相になるように、 ・PLL3からDRAM2−1〜2−nまでのクロック
信号(CLKd)のフライトタイム(Flighttime)と、 ・PLL3からDRAM2−1〜2−nまでのクロック
信号(CLKr)のフライトタイム(Flighttime)と、 ・PLL3のフィードバック出力(Fbout)からフィー
ドバック入力(Fbin)までのフィードバックタイム(Fe
edbacktime) を等しくしている。すなわち、タイミング的に等長とし
ている。
【0052】なお、図1に示すシステムでは、レジスタ
4へ入力されるクロック信号(CLKr)は、PLL3
から供給されているが、上述したように、PLL3の入
力部とレジスタ4の入力部のクロックのタイミングは同
じに設定されるため、レジスタ4へのクロックはチップ
セット5から、直接供給する構成としてもよい。
【0053】また、チップセット5からPLL3までの
クロック信号(CLK)のフライトタイム(Flighttim
e)と、チップセット5からレジスタ4までのCA信号
のフライトタイム(Flighttime)とを合わせている。以
下、図1に示した実施例のメモリシステムについてさら
に説明する。
【0054】図2は、図1のレジスタ4の構成の一例
(レジスタ4−A)を示す図である。図2を参照する
と、このレジスタ4−Aは、入力バッファ4−1と、出
力バッファ4−2と、CA信号をクロック信号(CLK
r)でレジスタ4内に取り込む第1にフリップフロップ
4−3(FF1)と、取り込まれたCA信号をタイミン
グ制御された内部クロック号(intCLK)でラッチして出
力する第2のフリップフロップ4−4(FF2)と、内
部クロック信号(intCLK)を生成するDLL(同期遅延
ループ回路)4−5と、内部クロック信号(intCLK)の
遷移タイミングを、クロック信号(CLKr)より前倒
しするための第1のディレイ・レプリカ(単に「第1の
レプリカ」という)4−6(Replica1)と、レジスタ4
−Aに外付けされる第2のディレイ・レプリカ(単に
「第2のレプリカ」という)4−9(Replica2)を備え
て構成されている。
【0055】クロック信号(CLKr)を入力するバッ
ファ4−4の出力端子が、第1のフリップフロップ4−
3のクロック入力端子(図2の">"で示す)に接続さ
れ、第1のフリップフロップ4−3のデータ入力端子D
には入力バッファ4−1の出力端子が接続されており、
DLL4−5の出力であるタイミング制御された内部ク
ロック信号(intCLK)が、第2のフリップフロップ4−
4のクロック入力端子(">"で示す)に供給され、第2
のフリップフロップ4−4のデータ入力端子Dは第1の
フリップフロップ4−3のデータ出力端子Qに接続され
ている。なお、第2のレプリカ(Replica2)4−9は外
部レプリカであり、第1のレプリカ4−6の出力を受
け、出力は入力バッファ4−9に入力され、DLL4−
5に供給される。レジスタ4を出たCA信号が、DRA
M2に到着するまでのフライトタイム(Flighttime)に
合わせている。
【0056】なお、図2には、レジスタ4−Aに入力さ
れ、レジスタ4−Aから出力されるCA信号として、簡
単のため、CAin−j、CAout−jの1本が記載
されているが、複数本を備えた構成としてもよい。この
場合、入力バッファ4−1、フリップフロップ4−3、
4−4、出力バッファ4−2の経路は複数本並設される
ことになる。
【0057】またDLL4−5は、第1の入力端子から
の入力信号(図3では入力バッファ4−7の出力)が可
変遅延回路(図示されない)に入力され、帰還入力端子
をなす第2の入力端子より入力される第2の入力信号
(図3では入力バッファ4−8の出力)と第1の入力信
号の位相を比較する位相比較器(図示されない)を備
え、位相比較結果(遅れ、進み)に基づき、可変遅延回
路の遅延時間を可変に制御する公知の回路構成が用いら
れる。クロック(CLKr)は差動モードで伝送しても
よく、この場合、入力バッファ4−7は相補のクロック
(CLKr)信号を差動入力する差動入力段を備えたレ
シーバよりなる。また、入力バッファ4−1、4−8
は、基準電圧と入力信号を差動入力する差動入力段を備
えたレシーバで構成してもよい。
【0058】また、第1のレプリカ(Replica1)4−6
は、内部クロック信号(intCLK)が第2のフリップフロ
ップ4−4のクロック入力端子に入ってから、CA信号
がレジスタ4の出力ピン(出力バッファ4−2の出力端
子が接続される出力ピン)に現れるまでの遅延時間に合
わせている。
【0059】図3は、図1にシステムのレジスタ4とし
て、図2のレジスタ4−Aを用いた場合の266MHzCLK
(クロックCLKの周波数が266MHz)における動作の一
例を示すタイミングチャートである。
【0060】図3に示すように、PLL3とDRAM2
とレジスタ4の各入力部でクロック、すなわち、 ・PLL3へのクロック入力(CLKin@PLL)、 ・PLL3のフィードバック入力(FBin@PL
L)、 ・レジスタ4へのクロック入力(CLKr@Re
g.)、 ・DRAM2へのクロック入力(CLKd@DRAM) がともに同じ位相になっており、それぞれクロックの立
上がりエッジは、レジスタ4の入力部でのCA信号(C
Ain@Reg.)の真中に位置している(図3のタイ
ミングt0参照)。
【0061】第1のフリップフロップ4−3は、入力さ
れたクロック信号(CLKr)の立ち上がりで、CA信
号をラッチする。すなわち、第1のフリップフロップ4
−3は、クロック信号(CLKr)を受け取る入力バッ
ファ4−7から出力されるクロック(CLKint)の
立ち上がり遷移で、入力バッファ4−1から出力される
データ入力端子Dに供給されるCA信号をサンプルして
データ出力端子Qに出力する。
【0062】レジスタ4にクロック信号(CLKr)が
入力されてから(図3のCLKr@Reg.の立ち上が
りのタイミングから)、遅延(CA delay A)かかって、
CA信号が、第2のフリップフロップ4−4に到着す
る。この遅延(CA delay A)は、CA信号(CAin@
Reg.)のクロック信号(CLKr)によるレジスタ
4−Aへの取り込みから、第2のフリップフロップ4−
4で取り込まれるまでの遅延である。この遅延時間(CA
delay A)の値は、レジスタ4の製造ばらつきや使用
環境状況等によってばらつくが、図3には、その標準値
が図示されている。
【0063】第2のフリップフロップ4−4では、その
データ入力端子に入力されるCA信号(CA@FF2参
照)を、レジスタ4の入力部のクロック信号(CLK
r)より、DLL4−5によって、第1のレプリカ(Re
plica1)4−6と第2のレプリカ(Replica2)4−9の
遅延時間分、前倒しした、内部クロック信号(intCLK)
の立ちあがりエッジでラッチする。
【0064】第1のレプリカ(Replica1)4−6は、フ
リップフロップ4−4と出力バッファ4−2の遅延時間
のディレイレプリカであり、第2のレプリカ(Replica
2)4−9は、レジスタ4の出力から、DRAM2の入
力までのCA信号のフライトタイム(Flighttime)のデ
ィレイレプリカである。
【0065】従って、第2のフリップフロップ4−4に
おいて、内部クロック信号(intCLK)の立ち上がりでラ
ッチされたCA信号(図3のタイミングt1のCA@F
F2)は、DRAM2の入力部において、その真中のタ
イミングに、DRAM用のクロック信号(CLKd)の
立上がりが来るように、DRAM2に到着する(図3の
CA@DRAM参照)。
【0066】実際には、レジスタ4のCA信号の出力バ
ラツキ等で、DRAM2に到着するCA信号は、図3の
状態に対して、速くなったり、遅くなったりするが、標
準値(CA@DRAM,average)では、図3に
示したようなタイミング位置になる。
【0067】つまり、DRAM2において、CA信号の
真中のタイミングでクロック信号(CLKd)が立ち上
がっており、このため、DRAM2において、クロック
信号(CLKd)に対するCA信号のセットアップ時間
とホールド時間のマージンが等しくなっている。
【0068】なお、CA信号をレジスタ4に取り込むク
ロック信号(CLKr)の立ち上がりのタイミング(図
3のt0)から、そのCA信号をDRAM2に取り込む
クロック信号(CLKd)の立ち上がりのタイミング
(図3のt2)までが、2クロックサイクル分ある。従
って、アディショナル・レイテンシー(Additionallate
ncy)=2.0である。もちろん、動作周波数と、CA信号の
フライトタイム(Flighttime)、レジスタ4出力部の遅
延時間等の関係によって、アディショナル・レイテンシ
を2.5、3.0と大きくしていくことも可能である。
【0069】次に、本実施例のタイミングバジェット
(Timingbudget)について説明する。図4に、266MHzCL
K時と200MHzCLK時における、本実施例のDRAMにおけ
るクロック信号(CLKd)に対するCA信号(CA@
DRAM)のセットアップ、ホールド時間のタイミング
バジェット(Timingbudget)を示す。タイミングバジェ
ットは、266MHzCLK時と200MHzCLK時の半周期である18
75、2500psである。
【0070】図4において、tJ,CLKpは、図1のPLL
3に入力されるクロック信号(CLK)のジッタである。t
Skew,CLKdは、モジュール1上のクロック信号(CLK
d)のフライトタイム(Flighttime)のスキューであ
る。tDuty,CLKは、図1のPLL3に入力されるクロッ
ク信号(CLK)のデューティサイクルエラーである。t
QRは、図1のレジスタ4のアクセスタイムの変動であ
る。tSkew,PDは、図1の第2のレプリカ(Replica2)
とCAのフライトタイム(flighttime)誤差である。ΔtP
Dは、図1のDRAM2入力におけるCA信号のスキュ
ーである。Δt,PLLは、図1のPLL3の位相誤差、ピ
ン間スキュー(pin-to-pin Skew)、ジッタ(jitter)
の仕様値である。tFLは、クロック信号(CLKr)と
クロック信号(CLKd)のフライトタイム(Flightti
me)の差である。tS/tHは、DRAM2のセットア
ップ、ホールド時間の仕様値である。
【0071】266MHzCLK時には、半周期(tCK/2)
の1875psから、tQR(レジスタ4のCAアクセス時間変
動)、tS/tH(DRAM2のセットアップ時間/ホール
ド時間仕様値)、Δt,PLL(PLL3のピン間スキュー
やジッタ)、tSkew,CLKd(モジュール上のクロック信
号(CLKd)のフライトタイムやスキュー)、tJ,CLK
p(PLL3に入力されるクロック信号(CLK)のジッ
タ)、tDuty,CLK(クロック信号(CLK)のデューティサ
イクルエラー)、tFL(クロック信号(CLKr)とク
ロック信号(CLKd)のフライトタイム(差)、ΔtP
D(DRAM2入力におけるCA信号のスキュー)、tSk
ew,PD(第2のレプリカ(Replica2)とCA信号のフライ
トタイム誤差を差し引いた残りの時間が、DRAM2に
おける、クロック信号(CLKd)に対するCA信号の
セットアップ時間とホールド時間のマージンtM(次式
(4)参照)になる。
【0072】 tM=tCK/2 −(tQR + tS/tH + Δt,PLL + tSkew,CLKd + tJ,CLKp + tDut y,CLK + tFL + ΔtPD + tSkew,PD ) …(4)
【0073】200MHzCLK時も、基本的に同じである。半
周期分の値の増加分(625ps)、マージンが増加する。
【0074】我々が検討した各項目の値を代入して、マ
ージンtMを計算すると、266MHz時には、セットアップ時
間、ホールド時間ともに、162psとなる。
【0075】200MHzCLK時には、セットアップ時間、ホ
ールド時間ともに、tM=787psとなる。
【0076】つまり、動作周波数が変わっても、その周
波数において、常に、DRAMにおけるクロック信号
(CLKd)に対する、CA信号のセットアップ時間と、
ホールド時間のマージンは等しくなり、最大値を得るこ
とができる。
【0077】図5に、266MHzCLK時と200MHzCLK時におけ
る、本実施例のレジスタ4−Aの第1のフリップフロッ
プ4−3(FF1)における、クロック信号(CLK
r)に対するCA信号のセットアップ時間、ホールド時
間のタイミングバジェット(Timingbudget)を示す。
【0078】266MHzCLK時には、半周期の1875psから、
チップセット5から出力されるCAのスキューであるtQ,C
S、レジスタ4−A中の第1のフリップフロップ4−3
(FF1)の真性のセットアップ、ホールド時間tS/tH,FF
1、PLL3に入力されるクロック信号(CLK)のジッタ
であるtJ,CLKp、PLL3の位相誤差やピン間スキュー
やジッタの仕様値であるΔt,PLL、フィードバックタイ
ム(Feedbacktime)とクロック信号(CLKr)のフラ
イトタイム(flighttime)誤差のtFBFL、チップセット
5からレジスタ4−Aまで来るCA信号のスキューであ
るtCE,MB、CA信号用の入力バッファ4−1とクロック信
号(CLKr)用の入力バッファ4−8の遅延時間差Δ
tRCV、入力バッファ4−8の出力である内部クロック信
号(CLKint)の分配誤差tSkew、CLKintを差し引いた残
りの時間が、レジスタ4−A中の第1のフリップフロッ
プ4−3における、クロック信号(CLKr)に対する
CA信号のセットアップ時間、ホールド時間のマージン
tM(次式(5)参照)になる。
【0079】 tM=tCK/2 −(tQ,CS、+ tS/tH,FF1 + tJ,CLKp + Δt,PLL + tFBFL + tCE, MB + ΔtRCV + tSkew,CLKint ) …(5)
【0080】200MHzCLK時も、基本的に同じである。半
周期分の値の増加分(625ps)、マージンが増加する。
【0081】我々が検討した各項目の値を代入して、マ
ージンtMを計算すると、266MHz時には、セットアップ時
間、ホールド時間のマージンは、900psとなる。200MHzC
LK時は、tM=1525psとなる。
【0082】図6に、266MHzCLK時と200MHzCLK時におけ
る、本実施例のレジスタ4−A中の第2のフリップフロ
ップ4−4におけるクロック(intCLK)(DLL4−5
の出力)に対するCA信号のセットアップ時間とホール
ド時間のタイミングバジェット(Timingbudget)を示
す。
【0083】266MHzCLK時のセットアップに関しては、
1.5周期の5625psから、PLL3に入力されるクロック
信号(CLK)のジッタであるtJ,CLKp、クロック信号(CL
K)のデューティサイクルエラーであるDuty,CLK、PL
L3のサイクル、半サイクルジッタの仕様値であるΔt,
PLL、クロック信号(CLKr)用入力バッファ4−7
の遅延時間と、フリップフロップ4−3(FF1)の遅れ
時間の最大値であるCA delayA max、第1のレプリカ(R
eplica1)と第2のレプリカ(Replica2)の遅延時間の
最大値であるtReplica1,2max、及び、第2のフリップフ
ロップ4−4のセットアップ時間t setup(このセット
アップ時間は、第2のフリップフロップ4−4(FF2)の
真性のセットアップ時間+DLL4−5に接続される入
力バッファの遅延時間差+DLL4−5のジッタ+内部
クロック信号(intCLK)の分配誤差である)を差し引い
た残りの時間が、レジスタ4−A中のフリップフロップ
4−4における、内部クロック信号(intCLK)に対する
CA信号のセットアップ時間のマージンtMになる。
【0084】 tM=1.5CK −(tJ,CLKp + Duty,CLK + Δt,PL + CadelayAmax + tRepli ca1,2max +tst) …(6)
【0085】266MHzCLK時のホールドに関しては、クロ
ック信号(CLKr)用入力バッファ4−7の遅延時間
(tpdbuf)と、フリップフロップ4−3(FF1)の遅れ時
間の最小値であるCAdelayAminと、第1のレプリカ(Rep
lica1)4−6と第2のレプリカ(Replica2)4−9の
遅延時間の最小値であるtReplica1,2minの和から、PL
L3に入力されるクロック信号(CLK)のジッタであるt
J,CLKp、クロック信号(CLK)のデューティサイクルエ
ラーであるtDuty,CLK、PLL3のサイクル、半サイク
ルジッタの仕様値であるΔt,PLL、フリップフロップ4
−4のホールド時間thold(このホールド時間は、[第
2のフリップフロップ4−4(FF2)の真性のホールド
時間]+[DLL4−5に接続される入力バッファ4−
7の遅延時間差]+[DLL4−5のジッタ+内部クロ
ック信号(intCLK)の分配誤差]である)、及び、0.5
周期の1875psを差し引いた残りの時間が、レジスタ4−
A中のフリップフロップ4−4における、内部クロック
信号(intCLK)に対するCA信号のホールド時間のマー
ジンtM(次式(7)参照)になる。
【0086】 tM= ( tpdbuf + CadelayAmi + tReplica1,2min ) - ( tJ,CLKp + tDuty,CLK + Δt,PLL + thold) - tCK/2 …(7)
【0087】我々が検討した各項目の値を代入して、マ
ージンtMを計算すると、266MHz時には、セットアップ時
間マージンが265ps、ホールド時間マージンは、725psと
なる。200MHzCLK時は、セットアップ時間マージンが214
0ps、ホールド時間マージンは、100psとなる。
【0088】ここで、第1のレプリカ(Replica1)4−
6+第2のレプリカ(Replica2)4−9の最大値を3500
ps、最小値を2300psとしている。
【0089】すべてのマージンをプラスにするために、
例えば、図2の第1のフリップフロップ4−3のデータ
出力端子Qと第2のフリップフロップ4−4のデータ入
力端子Dとの間に、図示されない遅延回路をなすインバ
ータ列(例えば偶数段)を配置して、遅延時間αを追加
している。
【0090】インバータ列の遅延時間の最大値は600p
s、最小値は400psと設定する。このように、レジスタ4
−A内で、CA信号の遅延時間の制御をすることによっ
て、266MHzと200MHzのどちらにも対応できるレジスタ4
−Aを実現できる。
【0091】さて、図11は、図1に示した実施例の変
形例のメモリシステムの一例を示す図である。図11を
参照すると、この変形例においては、モジュール11上
にPLLは設けられていず、DRAM2−1〜2−nや
レジスタ4に供給されるクロック、即ち、DRAM2−
1〜2−n用のn本のクロック信号(CLKd)とレジ
スタ4に供給されるクロック信号(CLKr)がすべて
チップセット51から供給されている。図1に示した前
記実施例と同じように、レジスタ4とDRAM2−1〜
2−nの入力部でクロックのタイミングが揃うように、
チップセット51からの出力タイミングは揃えられ、ま
た、チップセット51からレジスタ4、DRAM2−1
〜2−nまでのクロックの伝播遅延時間は揃えるように
設計する。モジュール11上のレジスタは、図1のレジ
スタ4と同一の構成とされる。また、図1の前記実施例
と同じように、レジスタ4の外付けのレプリカ(Replic
a2)は、レジスタ4内の内部クロック信号(intCLK)
(図2参照)のタイミング制御のために存在するもの
で、第2のレプリカ(Peplica2)のフライトタイム(Fl
ighttime)は、レジスタ4の出力から、DRAM2−1
〜2−nの入力までのCA信号のフライトタイム(Flig
httime)と等しくなるようにしている。
【0092】図11に示した例では、DRAM2用のク
ロック信号(CLKd)も、チップセット51から供給
しているため、図1の前記実施例と比べて、クロックの
本数が多い。これは、チップセット51のパッケージピ
ン数の増大と、モジュール11のピン数の増大を招いて
いる。つまり、ピン数の制限がある場合には、電源やグ
ランドのピンを減らすことにつながり、その結果、リタ
ーン電流の確保ができない、あるいは電源系の不安定と
いうことにもなる。高速動作では、図1の実施例が好適
である。
【0093】また、図11の例では、ピン数が増加し、
システムコストの増大になる。
【0094】図1に示した実施例と、現在、業界で標準
化されている図13を比べると判るように、チップセッ
トとモジュールを接続する信号は同一である。
【0095】つまり、図13の従来のシステムを高速化
する場合には、モジュールを従来のモジュール11か
ら、図1の本実施例のモジュール1に交換するだけで良
い。
【0096】図11に示す例では、クロックの形態が異
なるので、マザーボードから全て設計変更になる。
【0097】このように、図1の本実施例は、従来のメ
モリシステムの上位互換性(Upward-compatibility)を
有しており、従来のメモリシステムのからの簡単な変更
で、大きな性能向上を図ることができる。
【0098】さらに、図11の例では、DRAM2−1
〜2−nへ供給されるクロック信号(CLKd)が全
て、モジュール11のコネクタを経由している。このた
め、クロック信号(CLKd)が、コネクタのピンの製
造ばらつき、コネクタピンでのクロストークの影響を大
きく受けるため、クロック信号(CLKd)間のスキュ
ーが大きくなる。即ち、タイミングマージンが小さくな
る。
【0099】これに対して、図1に示す実施例では、チ
ップセット5からのクロック信号(CLK)は、PLL3
に供給される1本だけである。図11のクロック信号
(CLKd)のスキューより小さい。
【0100】一方、図11の例では、PLLを備えてい
ず、PLLの階層が一つ少なく、クロックジッターを一
段階省ける可能性がある。またモジュール11のコスト
が安くできる可能性がある。
【0101】以上、説明してきたように、図1の実施例
のように、モジュール1上に、PLL3を有し、レジス
タ4−A内にDLL4−5を備え、2段目のフリップフ
ロップ4−4のクロック入力端子に供給されるDLL4
−5の出力である内部クロック信号(intCLK)のタイミ
ングを制御して、CA信号の出力タイミングを制御すれ
ば、DRAM2−1〜2−nにおけるクロック信号(C
LKd)に対するCA信号のセットアップ時間のマージ
ンと、ホールド時間のマージンを等しくすることができ
る。フリップフロップ4−4の内部クロック信号(intC
LK)に対するCA信号のセットアップ、ホールド時間の
マージンがプラスになるように、CA信号の遅延時間を
制御すれば、レジスタ4−A内の第2のフリップフロッ
プ4−4における内部クロック信号(intCLK)に対する
CA信号のセットアップ、ホールド時間のマージンを周
波数が変わってもプラスにすることができる。
【0102】もちろん、PLL3と、レジスタ4を1チ
ップ、あるいは、マルチチップモジュール構造にしても
よい。この場合、レジスタ4からDRAM2−1〜2−
nまでのクロック信号(CLKd)のフライトタイム
(Flighttime)とCA信号のフライトタイム(Flightti
me)が等しい場合には、PLLを省略した形で、1チッ
プ化可能である。
【0103】図12は、この実施例の変形例を示す図で
ある。図12を参照すると、このレジスタ4−Cは、図
2のレジスタ4−Aと相違して、レジスタ4Cが、クロ
ック信号(CLKd)も出力する。すなわち、図12を
参照すると、レジスタ4−Cにおいては、図2の構成
に、第3のフリップフロップ4−10と出力バッファ4
−11が追加されており、DLL4−5の出力(int
CLK)は、分周回路をなす第3のフリップフロップ4
−10に入力され、出力バッファ4−11を介して出力
される。この変形例のレジスタ4−Cも、PLLと1チ
ップ化してもよい。
【0104】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。メモリシステムの構成は、図1と同様である。レ
ジスタ4の構成が相違している。
【0105】図7は、本発明の第2の実施例のレジスタ
4−Bの構成を示す図である。図7を参照すると、この
レジスタ4−Bは、図2に示したレジスタ4−Aとは、
フリップフロップ4−3を備えていない点が相違してい
る。入力バッファ4−1と、出力バッファ4−2の他
に、CA信号をクロック信号(CLKr)を基にタイミ
ング制御された内部クロック信号(intCLK)で、レジス
タ内に取り込むと共に出力するフリップフロップ4−4
と、内部クロック信号(intCLK)を生成するDLL4−
5と、内部クロック信号(intCLK)のタイミングをクロ
ック信号(CLKr)より前倒しするための第1のレプ
リカ(Replica1)4−6と、第2のレプリカ(Replica
2)4−9を備えている。第2のレプリカ(Replica2)
4−9は、レジスタ4−Bの外部に設けられている。外
部のレプリカ(Replica2)4−9は、レジスタ4−Bを
出たCA信号が、DRAM2に到着するまでのフライト
タイム(Flighttime)に合わせている。また、第1のレ
プリカ(Replica1)4−6は、内部クロック信号(intC
LK)が、フリップフロップ4−4に入ってから、CA信
号が、レジスタ4−Bの出力ピンに現れるまでの遅延時
間に合わせている。
【0106】図8は、この実施例の動作を説明するため
の図であり、図7のレジスタ4−Bを、図1のレジスタ
4として用い、クロック周波数266MHzにおけるタイミン
グチャートである。PLL3とDRAM2−1〜2−n
とレジスタ4−Bの各入力部でクロック信号(CLK)、
すなわち、PLL3へのクロック入力(CLKin@P
LL)、PLL3のフィードバック入力(FBin@P
LL)、レジスタ4−Bへのクロック入力(CLKr@
Reg.)、DRAM2へのクロック入力(CLKd@
DRAM)が同じ位相になっており、それぞれの立ち下
がりタイミングが、レジスタ4−Bの入力部でのCA信
号(CAin@Reg.)の真中に位置している(例え
ば図8のt0参照)。
【0107】チップセット5からレジスタ4−Bに到着
したCA信号は、遅延時間(CA delay B)かかって、フ
リップフロップ4−4に到着する。この遅延時間(CA d
elayA)の値は、基本的に、入力バッファ4−1の遅延
時間であり、レジスタ4−Bの製造ばらつきや使用環境
状況等によってばらつきが生じるが、図8には、その標
準値が図示されている。
【0108】フリップフロップ4−4に入力されるCA
信号(CA@FF)を、レジスタ入力部のクロック信号
(CLKr)よりも、DLL4−5によって、第1のレ
プリカ(Replica1)4−6+第2のレプリカ(Replica
2)4−9の遅延時間分、前倒しした内部クロック信号
(intCLK)の立ち上がりエッジでラッチする。
【0109】第1のレプリカ(Replica1)4−6は、フ
リップフロップ4−4と出力バッファ4−2の遅延時間
のレプリカであり、第2のレプリカ(Replica2)4−9
は、レジスタ出力から、DRAM2の入力までのCA信
号のフライトタイム(Flighttime)のレプリカである。
従って、内部クロック信号(intCLK)でラッチされたC
A信号は、DRAM2の入力部において、その真中にク
ロック信号(CLKd)の立上がりが来るように、DR
AM2に到着する。
【0110】実際には、レジスタ4−BのCA信号の出
力バラツキ等で、DRAM2に到着するCA信号は、図
8の状態に対して、速くなったり、遅くなったりする
が、標準値では、図示したようなタイミング位置にな
る。つまり、DRAM2において、クロック信号(CL
Kd)に対し、CA信号のセットアップ時間とホールド
時間のマージンが等しくなっている。
【0111】なお、ここでは、CA信号をレジスタ4−
Bに取り込むべきクロック信号(CLKr)の立ち下が
りから、そのCA信号をDRAM2に取り込むクロック
信号(CLKd)の立ち上がりまでが、1.5クロック周
期分あるので、アディショナル・レイテンシー(Additi
onal latency)は、1.5である。
【0112】次に、タイミングバジェット(Timingbudg
et)について説明する。図9に、266MHzCLK時と200MHzC
LK時における、本実施例のDRAM2におけるクロック
信号(CLKd)に対するCA信号のセットアップ、ホー
ルド時間のタイミングバジェット(Timingbudget)を示
す。
【0113】266MHzCLK時には、半周期(tCK/2)の1875ps
から、レジスタのCAアクセスタイム変動(CAAccessti
mevariation)tQR、DRAM2のセットアップ時間、ホ
ールド時間仕様値tS/tH、PLL3のピン間スキュー
(pintopinskew)やジッタの仕様値であるΔt,PLL、モ
ジュール上のクロック信号(CLKd)のフライトタイ
ムスキューtSkew,CLKd、PLL3に入力されるクロッ
ク信号(CLK)のジッタであるtJ,CLKp、クロック信号
(CLK)のデューティサイクルエラーtDuty,CLK、クロッ
ク信号(CLKr)とクロック信号(CLKd)のフラ
イトタイム差tFL、DRAM2間の入力におけるCA信
号のスキューΔtPD、第2のレプリカ(Replica2)4−
9とCAのフライトタイム誤差のtSkew,PDを差し引いた残
りの時間が、DRAMにおける、クロック信号(CLK
d)に対するCA信号のセットアップ時間とホールド時
間のマージンtM(次式(8)参照)になる。
【0114】 tM=tCK/2 - (tQR + tS/tH、+ Δt,PLL + tSkew,CLKd + tJ,CLKp + tDuty ,CLK + tFL + ΔtPD + tSkew,P ) … (8)
【0115】200MHzCLK時も、基本的に同じである。半
周期分の値の増加分(625ps)、マージンが増加する。な
お、図9は、前記第1の実施例の図4と、同一である。
【0116】我々が検討した各項目の値を代入して、マ
ージンtMを計算すると、266MHz時には、セットアップ時
間、ホールド時間ともに、162psとなる。
【0117】200MHzCLK時には、セットアップ時間、ホ
ールド時間ともに、tM=787psとなる。つまり、動作周波
数が変わっても、その周波数において、常に、DRAM
におけるクロック信号(CLKd)に対するCA信号のセ
ットアップ時間と、ホールド時間のマージンは等しくな
り、最大値を得ることができる。
【0118】図10に、266MHzCLK時と200MHzCLK時にお
ける、本実施例のレジスタ4−B中のフリップフロップ
4−4における、内部クロック信号(intCLK)に対する
CA信号のセットアップ時間とホールド時間のタイミン
グバジェット(Timingbudget)を示す。
【0119】266MHzCLK時のセットアップに関しては、
1.5周期の5625psから、PLL3に入力されるクロック
信号(CLK)のジッタであるtJ,CLKp、クロック信号(CL
K)のデューティサイクルエラーtDuty,CLK、PLL3の
位相誤差、ピン間スキュー(pintopinskew)、ジッタの
仕様値であるΔt,PLL、PLL3のフィードバックルー
プの遅延時間とクロック信号(CLKr)のフライトタ
イム(flighttime)誤差のtFLFB、チップセット5が出
力されるCA信号のスキューのtQ,CS、チップセット5
からレジスタ4−BにCA信号が到着するまでに発生す
るCAスキューのtCE,MB、CA信号の入力バッファ4−1の
遅延時間の最大値であるCA delayB max、第1のレプリ
カ(Replica1)と第2のレプリカ(Replica2)の遅延時
間の最大値であるtReplica1,2max、及び、フリップフロ
ップ4−4のセットアップ時間t setup(このセットア
ップ時間は、[フリップフロップ4−4の真性のセット
アップ時間]+[DLL4−5に接続される入力バッフ
ァ4−7の遅延時間差]+[DLL4−5のジッタ]+
[内部クロック信号(intCLK)の分配誤差]である)を
差し引いた残りの時間が、レジスタ4−B中のフリップ
フロップ4−4における、内部クロック信号(intCLK)
に対するCA信号のセットアップ時間のマージンtM(次
式(9)参照)になる。
【0120】 tM=1.5tCK - ( tJ,CLKp + tDuty,CLK + Δt,PLL + tFLFB + tQ,CS + tCE,MB + CadelayBmax + tReplica1,2max + tsetup ) …(9)
【0121】266MHzCLK時のホールドに関しては、CA用
入力バッファ4−7の遅延時間の最小値であるCAdelayB
minと、第1のレプリカ(Replica1)4−6と第2のレ
プリカ(Replica2)4−9の遅延時間の最小値であるtR
eplica1,2minの和から、PLL3に入力されるクロック
信号(CLK)のジッタであるtJ,CLKp、クロック信号(CL
K)のデューティサイクルエラーtDuty,CLK、PLL3の
位相誤差、ピンツーピンスキュー、ジッタの仕様値であ
るΔt,PLL、PLL3のフィードバックループの遅延時
間と、クロック信号(CLKr)のフライトタイム誤差
のtFLFB、チップセット5が出力するCA信号のスキュ
ーのtQ,CS、チップセット5からレジスタ4−BにCA
信号が到着するまでに発生するCAスキューのtCE,MB、フ
リップフロップ4−4のホールド時間thold(このホー
ルド時間は、[フリップフロップ4−4の真性のホール
ド時間]+[DLL4−5に接続される入力バッファ4−
7の遅延時間差]+[DLL4−5のジッタ]+[内部クロ
ック信号(intCLK)の分配誤差]である)、及び、0.5周
期の1875psを、差し引いた残りの時間が、レジスタ中の
フリップフロップ4−4における、内部クロック信号
(intCLK)に対するCA信号のホールド時間のマージン
tM(次式(10)参照)になる。
【0122】 tM=( CadelayBmin + tReplica1,2min )- ( tJ,CLKp + tDuty,CLK + Δt,P LL + tFLFB + tQ,CS + tCE,MB + thold )- tCK/2 …(10)
【0123】我々が検討した各項目の値を代入して、マ
ージンtMを計算すると、266MHz時には、セットアップ時
間マージンが65ps、ホールド時間マージンは、65psとな
る。200MHzCLK時は、セットアップ時間マージンが940p
s、ホールド時間マージンは、90psとなる。
【0124】ここで、266MHzCLK時には、[第1のレプ
リカ(Replica1)4−6]+[第2のレプリカ(Replic
a2)4−9]の最大値を3000ps、最小値を2150psにし
て、図6の値よりも速くしている。つまり、第1の実施
例1よりも、[第1のレプリカ(Replica1)4−6]+
[第2のレプリカ(Replica2)4−9]の値が小さい場
合には、アディショナル・レイテンシー(Additional
latency)=1.5の本実施例を採用できる。
【0125】200MHzCLK時には、[第1のレプリカ(Rep
lica1)4−6]+[第2のレプリカ(Replica2)4−
9]の最大値を4000ps、最小値を2800psとして、266MHz
時の値よりも遅くしている。つまり、周波数が低い場合
には、出力バッファ4−2の速度を遅くなるように制御
する。出力バッファ4−2の速度(遅延)は、例えば出
力バッファ4−2において、出力を駆動するドバイバの
電流駆動能力(トランスコンダクタンス)を可変すること
で行われる。
【0126】この制御は、図7において、例えば出力バ
ッファ4−2とフリップフロップ4−4の間に、インバ
ータ列の長い経路と、インバータ列の短い経路を並列に
設けておき、使用周波数で1方に切り換えることで行わ
れる。
【0127】更に、すべてのマージンをプラスにするた
めに、図7のCA信号の入力バッファ4−1とフリップ
フロップ4−4のデータ入力端子Dの間に、インバータ
列(図示されない)を配置して、遅延時間αを追加する
構成とされる。このインバータ列の遅延時間の最大値は
800ps、最小値は550psと設定している。
【0128】このように、レジスタ4−B内で、出力バ
ッファ4−2の遅延時間と対応する例えばレプリカ(Re
plica1)の遅延時間を切り換え、かつ、CAの遅延時間
の制御をすることによって、266MHzと200MHzのどちらに
も、アディショナル・レイテンシー(Additional late
ncy)=1.5で対応できるレジスタを提供できる。
【0129】あるいは、遅延時間αを零にして、その分
を、[第1のレプリカ(Replica1)4−6]+[第2の
レプリカ(Replica2)4−9]に加えても良い。つま
り、266MHzCLK時には、[第1のレプリカ(Replica1)
4−6]+[第2のレプリカ(Replica2)4−9]の最
大値を3800ps、最小値を2700psにし、200MHzCLK時に
は、[第1のレプリカ(Replica1)4−6]+[第2の
レプリカ(Replica2)4−9]の最大値を4800ps、最小
値を3350psにしても良い。
【0130】以上、説明してきたように、モジュール上
にPLLを有し、レジスタ内にDLLを備え、フリップ
フロップのクロックを、DLLの出力である内部クロック
信号(intCLK)のタイミングを制御して、CA信号の出
力タイミングを制御すれば、DRAM2におけるクロッ
ク信号(CLKd)に対するCA信号のセットアップ時
間のマージンと、ホールド時間のマージンを等しくする
ことができ、かつ、フリップフロップの内部クロック信
号(intCLK)に対するCA信号のセットアップ、ホール
ド時間のマージンがプラスになるように、少なくとも、
周波数によって、レジスタ内で、出力バッファ4−2の
遅延時間と対応する第2のレプリカ4−9の遅延時間を
切り換えれば、レジスタ4−B内のフリップフロップに
おける内部クロック信号(intCLK)に対するCA信号の
セットアップ、ホールド時間のマージンを周波数が変わ
ってもプラスにすることができる。PLLとレジスタ4
−Bとを1チップにしたり、マルチチップモジュール化
してもよい。
【0131】以上本発明を上記各実施例に即して説明し
たが、本発明は、上記実施例の構成に限定されるもので
なく、特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲内で当業
者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むこと
は勿論である。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
以下に記載するような効果を奏する。本発明の第1の効
果は、モジュール上のPLL、レジスタ、DRAMの入
力部におけるクロックのタイミングを一様に揃え、ま
た、レジスタ中に、DLLを有し、レジスタからのCA
信号の出力タイミングを制御し、DRAMにおけるアデ
ィショナル・レイテンシー(Additionallatency)=1.5
あるいは、2.0のクロック信号(CLKd)に対するC
A信号のセットアップ時間とホールド時間のマージンを
等しくしており、266MHzCLK動作も可能である。
【0133】また、例えば、266MHzと200MHzの両方で使
用される場合には、タイミングバジェット(Timingbudg
et)表を考慮し、レジスタからのCA信号出力タイミン
グを決める内部クロック信号(intCLK)が入力される、
フリップフロップに入力されるCA信号のタイミングを
遅らせる制御を行うか、あるいは、レジスタ内に設けた
レプリカと、該レプリカに対応している出力部を使用周
波数で切り換え制御をするようにしており、1種類のモ
ジュール、レジスタを用意するだけで、両方の周波数に
対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のシステム構成を示す図
である。
【図2】本発明の第1の実施例のレジスタの構成を示す
図である。
【図3】本発明の第1の実施例での266MHzCLKにおける
タイミングチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例のDRAMにおけるタイ
ミングバジェットである。
【図5】本発明の第1の実施例でのレジスタのフリップ
フロップ1におけるタイミングバジェットを示す図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施例でのレジスタのフリップ
フロップ2におけるタイミングバジェットである。
【図7】本発明の第2の実施例のレジスタの構成を示す
図である。
【図8】本発明の第2の実施例での266MHzCLKにおける
タイミングチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例のDRAMにおけるタイ
ミングバジェットである。
【図10】本発明の第2の実施例でのレジスタのフリッ
プフロップ1におけるタイミングバジェットを示す図で
ある。
【図11】本発明の実施例を変形したメモリシステムの
例を示す図である。
【図12】図5のレジスタとPLLを1チップ化したレ
ジスタバッファである。
【図13】従来のメモリシステムを示すブロック図であ
る。
【図14】従来のメモリシステムのタイミングチャート
である。
【図15】従来のメモリシステムのDRAMにおけるタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1、10、11 モジュール 2-1〜2-n、20-1〜20-n DRAM 3、30 PLL 4、4-A、4-B、4−C、40 レジスタ 4−1 入力バッファ 4−2 出力バッファ 4−3、4−4、4−10 フリップフロップ 4−5 DLL 4−6 第1のレプリカ 4−7 入力バッファ 4−8 入力バッファ 4−9 第2のレプリカ 4−11 出力バッファ 5、50 チップセット 6-A レジスタバッファ
フロントページの続き (72)発明者 船場 誠司 東京都中央区八重洲2−2−1 エルピー ダメモリ株式会社内 Fターム(参考) 5B060 CC01 5M024 AA49 BB27 BB34 BB40 DD83 JJ32 JJ38 PP01 PP07 PP10 QQ00

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップセットと、位相同期ループ回路、レ
    ジスタ、メモリデバイスを有するモジュールと、を備
    え、 前記チップセットは、第1のクロック信号(CLK)と
    前記メモリデバイスへのコマンド/アドレス信号(「C
    A信号」という)を前記モジュールに供給し、 前記位相同期ループ回路は、前記チップセットからの前
    記第1のクロックを入力し、少なくとも前記メモリデバ
    イスへ供給される第2のクロック信号(CLKd)を出
    力し、 前記レジスタは、前記位相同期ループ回路又は前記チッ
    プセットから出力される第3のクロック信号(CLK
    r)を入力し、前記第3のクロック信号(CLKr)に
    基づき、前記チップセットより出力されるCA信号をラ
    ッチし、前記メモリデバイスへ供給するCA信号として
    出力し、 前記メモリデバイスは、前記第2のクロック信号(CL
    Kd)を入力し、前記第2のクロック信号(CLKd)
    に基づき、前記レジスタより出力されるCA信号をラッ
    チするメモリシステムにおいて、 前記位相同期ループ回路と前記メモリデバイスと前記レ
    ジスタのそれぞれのクロック入力部に入力されるクロッ
    ク信号のタイミングが合わせられており、 前記レジスタは、前記レジスタに入力される前記第3の
    クロック信号(CLKr)から生成される内部クロック
    信号(intCLK)に基づき、前記CA信号の出力タイミング
    を決めるフリップフロップと、 前記フリップフロップに供給される前記内部クロック信
    号(intCLK)のタイミングを、前記第3のクロック信号
    (CLKr)の前記レジスタの入力部でのタイミングよ
    り、前記内部クロック信号(intCLK)が前記フリップフ
    ロップに入力されてから前記レジスタがCA信号を出力
    するまでの遅れ時間と、前記レジスタが前記CA信号を
    出力してから前記CA信号が前記メモリデバイスに到着
    するまでの遅れ時間との和だけ前倒し、前記メモリデバ
    イスでの前記第2のクロックに対するCA信号のセット
    アップ時間のマージンとホールド時間のマージンが等し
    くなるように、前記レジスタからのCA信号の出力タイ
    ミングを制御するタイミング制御手段を備えている、こ
    とを特徴とするメモリシステム。
  2. 【請求項2】前記レジスタが、前記タイミング制御手段
    として、 同期遅延ループ回路(DLL)と、 第1のレプリカをレジスタ内に有し、 前記レジスタ外部には第2のレプリカが設けられ、 前記第1のレプリカと前記第2のレプリカは前記同期遅
    延ループ回路(DLL)の帰還路を形成しており、 前記レジスタに入力される前記第3のクロック信号(C
    LKr)は、前記同期遅延ループ回路の第1の入力端子
    に供給され、前記帰還路からの信号が、前記同期遅延ル
    ープ回路の第2の入力端子に入力され、前記同期遅延ル
    ープ回路において前記第1、第2の入力端子に入力され
    た信号の位相が合うように遅延の制御が行われ、 前記同期遅延ループ回路の出力が、前記内部クロック信
    号(intCLK)として、前記フリップフロップに供給され
    る、ことを特徴とする請求項1記載のメモリシステム。
  3. 【請求項3】前記チップセットからのCA信号を前記レ
    ジスタに取り込む第3のクロック信号の遷移タイミング
    から、前記レジスタからのCA信号を前記メモリデバイ
    スに取り込む第2のクロック信号の遷移タイミングまで
    の時間間隔が、クロック周期の1.5倍又は2倍、また
    はそれ以上とされている、ことを特徴とする請求項1又
    は2記載のメモリシステム。
  4. 【請求項4】前記位相同期ループ回路と上記レジスタと
    は、同一チップ上に集積化されているか、あるいは、マ
    ルチチップモジュールとしている、ことを特徴とする請
    求項1記載のメモリシステム。
  5. 【請求項5】クロック動作周波数が200MHz以上である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一記載のメ
    モリシステム。
  6. 【請求項6】少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数
    帯の両方でクロック動作させる場合に、前記レジスタの
    前記フリップフロップにおいて、入力されるCA信号の
    前記内部クロック信号(intCLK)に対するセットアップ
    とホールド時間のマージンがプラスになるように、前記
    フリップフロップに入力されるCA信号のタイミングを
    遅らせるか、あるいは、前記レジスタ内に設けた第1の
    レプリカと、前記第1のレプリカに対応している出力部
    を、使用するクロック周波数にしたがって、切り換え制
    御をする手段を備えている、ことを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれか一記載のメモリシステム。
  7. 【請求項7】クロック動作周波数をなす前記第1の周波
    数帯と第2の周波数帯が、それぞれ200MHz以上の互いに
    異なる周波数よりなる、ことを特徴とする請求項6記載
    のメモリシステム。
  8. 【請求項8】位相同期ループ回路、レジスタ、メモリデ
    バイスを有するモジュールであって、 モジュール外部のチップセットから供給される第1のク
    ロック信号(CLK)とコマンド/アドレス信号(「C
    A信号」という)とを入力し、 前記位相同期ループ回路は、前記第1のクロックを入力
    し、少なくとも前記メモリデバイスへ供給される第2の
    クロック信号(CLKd)を出力し、 前記レジスタは、前記位相同期ループ回路又は前記チッ
    プセットから出力される第3のクロック信号(CLK
    r)を入力し、前記第3のクロック信号(CLKr)に
    基づき、前記チップセットから供給される前記CA信号
    をラッチし、前記メモリデバイスへ供給するCA信号と
    して出力し、 前記メモリデバイスは、前記第2のクロック信号(CL
    Kd)を入力し、前記第2のクロック信号(CLKd)
    に基づき、前記レジスタから出力されるCA信号をラッ
    チするモジュールにおいて、 前記位相同期ループ回路と前記メモリデバイスと前記レ
    ジスタのそれぞれのクロック入力部に入力されるクロッ
    ク信号のタイミングが合わせられており、 前記レジスタは、前記レジスタに入力される前記第3の
    クロック信号(CLKr)から生成される内部クロック
    信号(intCLK)に基づき、前記CA信号の出力タイミング
    を決めるフリップフロップと、 前記フリップフロップに供給される前記内部クロック信
    号(intCLK)のタイミングを、前記第3のクロック信号
    (CLKr)の前記レジスタの入力部でのタイミングよ
    り、前記内部クロック信号(intCLK)が前記フリップフ
    ロップに入力されてから前記レジスタがCA信号を出力
    までの遅れ時間と、前記レジスタが前記CA信号を出力
    してから前記CA信号が前記メモリデバイスに到着する
    までの遅れ時間との和だけ前倒し、前記メモリデバイス
    での前記第2のクロックに対するCA信号のセットアッ
    プ時間のマージンとホールド時間のマージンが等しくな
    るように、前記レジスタからのCA信号の出力タイミン
    グを制御するタイミング制御手段を備えている、ことを
    特徴とするモジュール。
  9. 【請求項9】前記レジスタが、前記タイミング制御手段
    として、 同期遅延ループ回路(DLL)と、 第1のレプリカをレジスタ内に有し、 前記レジスタ外部には第2のレプリカが設けられ、 前記第1のレプリカと前記第2のレプリカは前記同期遅
    延ループ回路(DLL)の帰還路を形成しており、 前記レジスタに入力される前記第3のクロック信号(C
    LKr)は、前記同期遅延ループ回路の第1の入力端子
    に供給され、前記帰還路からの信号が、前記同期遅延ル
    ープ回路の第2の入力端子に入力され、前記同期遅延ル
    ープ回路において前記第1、第2の入力端子に入力され
    た信号の位相が合うように遅延の制御が行われ、 前記同期遅延ループ回路の出力が、前記内部クロック信
    号(intCLK)として、前記フリップフロップに供給され
    る、ことを特徴とする請求項8記載のモジュール。
  10. 【請求項10】前記チップセットからのCA信号を前記
    レジスタに取り込む第3のクロック信号の遷移タイミン
    グから、前記レジスタからのCA信号を、前記メモリデ
    バイスに取り込む第2のクロック信号の遷移タイミング
    までの時間間隔が、クロック周期の1.5倍又は2倍、ま
    たはそれ以上とされている、ことを特徴とする請求項8
    又は9記載のモジュール。
  11. 【請求項11】前記位相同期ループ回路と上記レジスタ
    とは、同一チップ上に集積化されているか、あるいは、
    マルチチップモジュールとしている、ことを特徴とする
    請求項8記載のモジュール。
  12. 【請求項12】クロック動作周波数が200MHz以上であ
    る、ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一記
    載のモジュール。
  13. 【請求項13】少なくとも第1の周波数帯と第2の周波
    数帯の両方でクロック動作させる場合に、前記レジスタ
    の前記フリップフロップにおいて、入力されるCA信号
    の前記内部クロック信号(intCLK)に対するセットアッ
    プとホールド時間のマージンがプラスになるように、前
    記フリップフロップに入力されるCA信号のタイミング
    を遅らせるか、あるいは、前記レジスタ内に設けた第1
    のレプリカと、前記第1のレプリカに対応している出力
    部を、使用するクロック周波数にしたがって、切り換え
    制御をする手段を備えている、ことを特徴とする請求項
    8乃至11のいずれか一記載のモジュール。
  14. 【請求項14】クロック動作周波数をなす前記第1の周
    波数帯と第2の周波数帯が、それぞれ200MHz以上の互い
    に異なる周波数よりなる、ことを特徴とする請求項13
    記載のモジュール。
  15. 【請求項15】位相同期ループ回路、メモリデバイスと
    ともにモジュールに搭載されるレジスタであって、 モジュール外部のチップセットから供給される第1のク
    ロック信号(CLK)とコマンド/アドレス信号(「C
    A信号」という)とが前記モジュールに入力され、 前記位相同期ループ回路は、前記第1のクロックを入力
    し、少なくとも前記メモリデバイスへ供給される第2の
    クロック信号(CLKd)を出力し、 前記メモリデバイスは、前記第2のクロック信号(CL
    Kd)を入力し、前記第2のクロック信号(CLKd)
    に基づき、前記レジスタから出力されるCA信号をラッ
    チし、 前記位相同期ループ回路又は前記チップセットから出力
    される第3のクロック信号(CLKr)を入力し、前記
    第3のクロック信号(CLKr)に基づき、前記チップ
    セットから供給される前記CA信号をラッチし、前記メ
    モリデバイスへ供給するCA信号として出力するレジス
    タにおいて、 前記レジスタのクロック入力部に入力される第3のクロ
    ック信号は、前記位相同期ループ回路と前記メモリデバ
    イスのそれぞれのクロック入力部に入力されるクロック
    信号とタイミングが合わせられており、 前記第3のクロック信号(CLKr)から生成される内
    部クロック信号(intCLK)に基づき、前記CA信号の出力
    タイミングを決めるフリップフロップと、 前記フリップフロップに供給される前記内部クロック信
    号(intCLK)のタイミングを、前記第3のクロック信号
    (CLKr)の前記レジスタの入力部でのタイミングよ
    り、前記内部クロック信号(intCLK)が前記フリップフ
    ロップに入力されてから前記レジスタがCA信号を出力
    するまでの遅れ時間と、前記レジスタが前記CA信号を
    出力してから前記CA信号が前記メモリデバイスに到着
    するまでの遅れ時間との和だけ前倒し、前記メモリデバ
    イスでの前記第2のクロックに対するCA信号のセット
    アップ時間のマージンとホールド時間のマージンが等し
    くなるように、前記レジスタからのCA信号の出力タイ
    ミングを制御するタイミング制御手段を備えている、こ
    とを特徴とするレジスタ。
  16. 【請求項16】前記タイミング制御手段として、同期遅
    延ループ回路(DLL)と、 第1のレプリカをレジスタ内に有し、 前記レジスタ外部には第2のレプリカが設けられ、 前記第1のレプリカと前記第2のレプリカは前記同期遅
    延ループ回路(DLL)の帰還路を形成しており、 前記レジスタに入力される前記第3のクロック信号(C
    LKr)は、前記同期遅延ループ回路の第1の入力端子
    に供給され、前記帰還路からの信号が、前記同期遅延ル
    ープ回路の第2の入力端子に入力され、前記同期遅延ル
    ープ回路において前記第1、第2の入力端子に入力され
    た信号の位相が合うように遅延の制御が行われ、 前記同期遅延ループ回路の出力が、前記内部クロック信
    号(intCLK)として、前記フリップフロップに供給され
    る、ことを特徴とする請求項15記載のレジスタ。
  17. 【請求項17】前記第3のクロック信号の遷移タイミン
    グから、前記レジスタからのCA信号を、前記メモリデ
    バイスに取り込む第2のクロック信号の遷移タイミング
    までの時間間隔が、クロック周期の1.5倍又は2倍、ま
    たはそれ以上とされている、ことを特徴とする請求項1
    5又は16記載のレジスタ。
  18. 【請求項18】前記レジスタは、前記位相同期ループ回
    路と同一チップ上に集積化されているか、あるいは、マ
    ルチチップモジュールとされている、ことを特徴とする
    請求項15記載のレジスタ。
  19. 【請求項19】クロック動作周波数が200MHz以上であ
    る、ことを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一
    記載のレジスタ。
  20. 【請求項20】少なくとも第1の周波数帯と第2の周波
    数帯の両方でクロック動作させる場合に、前記フリップ
    フロップにおいて、入力されるCA信号の前記内部クロ
    ック信号(intCLK)に対するセットアップとホールド時
    間のマージンがプラスになるように、前記フリップフロ
    ップに入力されるCA信号のタイミングを遅らせるか、
    あるいは、前記レジスタ内に設けた第1のレプリカと、
    前記第1のレプリカに対応している出力部を、使用する
    クロック周波数にしたがって、切り換え制御をする手段
    を備えている、ことを特徴とする請求項15乃至18の
    いずれか一記載のレジスタ。
  21. 【請求項21】クロック動作周波数をなす前記第1の周
    波数帯と第2の周波数帯が、それぞれ200MHz以上の互い
    に異なる周波数よりなる、ことを特徴とする請求項20
    記載のレジスタ。
  22. 【請求項22】メモリデバイスを有するモジュールに搭
    載されるレジスタであって、前記モジュール外部のチッ
    プセットからクロック信号及び前記メモリデバイスへの
    コマンド/アドレス信号(「CA信号」という)が前記
    モジュールに供給され、 レジスタ外部より入力されるクロック信号から生成され
    タイミング制御された内部クロック信号に基づき、前記
    CA信号をラッチし、前記メモリデバイスに対するCA
    信号を生成して出力するレジスタであって、 前記チップセットから供給される前記CA信号を入力端
    子より入力する第1の入力バッファと、 レジスタ外部より供給されるクロック信号を入力端子よ
    り入力する第2の入力バッファと、 前記第1の入力バッファの出力端子にデータ入力端子が
    接続され、前記第2の入力バッファの出力端子にクロッ
    ク信号端子が接続され、前記クロック信号端子に入力さ
    れるクロック信号の遷移に基づき、前記データ入力端子
    に入力される信号をサンプルしてデータ出力端子より出
    力する第1のフリップフロップと、 前記第2の入力バッファから出力されるクロック信号を
    第1の入力端子に入力する同期遅延ループ回路と、 前記第1のフリップフロップのデータ出力端子にデータ
    入力端子が接続され、前記同期遅延ループ回路の出力端
    子にクロック信号端子が接続され、前記同期遅延ループ
    回路の出力端子より前記クロック信号端子に入力される
    内部クロック信号の遷移に基づき、前記データ入力端子
    に入力される信号をサンプルしてデータ出力端子より出
    力する第2のフリップフロップと、 前記第2のフリップフロップのデータ出力端子に入力端
    子が接続され、出力端子から、レジスタ外部のメモリデ
    バイス向けにCA信号を出力する第1の出力バッファ
    と、 前記同期遅延ループ回路の出力端子に入力端子が接続さ
    れ、前記入力端子に入力された信号を、前記第2のフリ
    ップフロップの遅延時間と前記出力バッファの遅延時間
    の和分、遅延させて出力端子から出力する第1のレプリ
    カを備えており、 前記第1のレプリカから出力された信号は、レジスタ外
    部に設けられた第2のレプリカに入力され、前記CA信
    号が前記出力バッファの出力端子から出力され前記メモ
    リデバイスに到達するまでのフライトタイム分、遅延さ
    れ、 前記第2のレプリカから出力されるクロック信号を、入
    力端子から入力する第3の入力バッファを備え、 前記第3の入力バッファの出力端子が前記同期遅延ルー
    プ回路の第2の入力端子に接続されており、前記同期遅
    延ループ回路において前記第1、第2の入力端子に入力
    された信号の位相が合うように遅延の制御が行われる、
    ことを特徴とするレジスタ。
  23. 【請求項23】メモリデバイスを有するモジュールに搭
    載されるレジスタであって、前記モジュール外部のチッ
    プセットからクロック信号及び前記メモリデバイスへの
    コマンド/アドレス信号(「CA信号」という)が前記
    モジュールに供給され、 レジスタ外部より入力されるクロック信号から生成され
    タイミング制御された内部クロック信号に基づき、前記
    CA信号をラッチし、前記メモリデバイスに対するCA
    信号を生成して出力するレジスタであって、 前記チップセットから供給されるCA信号を入力端子よ
    り入力する第1の入力バッファと、 レジスタ外部より供給されるクロック信号を入力端子よ
    り入力する第2の入力バッファと、 前記第2の入力バッファから出力されるクロック信号を
    第1の入力端子に入力する同期遅延ループ回路と、 前記同期遅延ループ回路の出力端子にクロック信号端子
    が接続され、前記第1の入力バッファの出力端子にデー
    タ入力端子が接続され、前記同期遅延ループ回路の出力
    端子より前記クロック信号端子に入力される内部クロッ
    ク信号の遷移に基づき、前記データ入力端子に入力され
    る信号をサンプルしてデータ出力端子から出力するフリ
    ップフロップと、 前記フリップフロップのデータ出力端子に入力端子が接
    続され、出力端子からレジスタ外部のメモリデバイス向
    けにCA信号を出力する第1の出力バッファと、 前記同期遅延ループ回路の出力端子に入力端子が接続さ
    れ、前記入力端子に入力されたクロック信号を、前記フ
    リップフロップの遅延時間と前記出力バッファの遅延時
    間の和分、遅延させて出力端子から出力する第1のレプ
    リカを備え、 前記第1のレプリカから出力された信号は、レジスタ外
    部に設けられた第2のレプリカに入力され、前記第2の
    レプリカで、前記CA信号が前記出力バッファの出力端
    子から出力され前記メモリデバイスに到達するまでのフ
    ライトタイム分、遅延され、 前記第2のレプリカから出力されるクロック信号を入力
    端子から入力する第3の入力バッファを備え、 前記第3の入力バッファの出力端子が前記同期遅延ルー
    プ回路の第2の入力端子に接続されており、前記同期遅
    延ループ回路において前記第1、第2の入力端子に入力
    された信号の位相が合うように遅延の制御が行われる、
    ことを特徴とするレジスタ。
  24. 【請求項24】前記同期遅延ループ回路から出力される
    内部クロック信号を入力し前記メモリデバイスへのクロ
    ック信号を生成する回路と、 前記生成されたクロックを出力端子より出力する第2の
    出力バッファと、 を備えている、ことを特徴とする請求項22記載のレジ
    スタ。
  25. 【請求項25】前記第1のフリップフロップのデータ出
    力端子と前記第2のフリップフロップのデータ入力端子
    との間に、互いに異なる遅延時間が選択自在とされる遅
    延回路を備え、 複数のクロック動作周波数のうち使用されるクロック動
    作周波数に対して、前記遅延回路において、前記クロッ
    ク動作周波数に対応した1つの遅延時間が選択される、
    ことを特徴とする請求項22記載のレジスタ。
  26. 【請求項26】前記第2のフリップフロップのデータ出
    力端子と前記出力バッファの入力端子の間に、互いに異
    なる遅延時間が選択自在とされる遅延回路を備え、 複数のクロック動作周波数のうち使用されるクロック動
    作周波数に対して、前記遅延回路において、前記クロッ
    ク動作周波数に対応した1つの遅延時間が選択される、
    ことを特徴とする請求項22記載のレジスタ。
  27. 【請求項27】前記第1の入力バッファと前記フリップ
    フロップのデータ入力端子との間に、互いに異なる遅延
    時間が選択自在とされる遅延回路を備え、 複数のクロック動作周波数のうち使用されるクロック動
    作周波数に対して、前記遅延回路において、前記クロッ
    ク動作周波数に対応した1つの遅延時間が選択される、
    ことを特徴とする請求項23記載のレジスタ。
  28. 【請求項28】前記フリップフロップのデータ出力端子
    と前記出力バッファの入力端子の間に、互いに異なる遅
    延時間が選択自在とされる遅延回路を備え、 複数のクロック動作周波数のうち使用されるクロック動
    作周波数に対して、前記遅延回路において、前記クロッ
    ク動作周波数に対応した1つの遅延時間が選択される、
    ことを特徴とする請求項23記載のレジスタ。
  29. 【請求項29】前記第1の出力バッファの遅延時間が可
    変自在とされ、 複数のクロック動作周波数のうち使用されるクロック動
    作周波数に対して、前記第1の出力バッファにおいて、
    前記クロック動作周波数に対応した1つの遅延時間が選
    択される、ことを特徴とする請求項22又は23記載の
    レジスタ。
  30. 【請求項30】前記第1のレプリカの遅延時間が複数の
    値に切替自在とされ、 前記第1のレプリカの遅延時間は、前記第1の出力バッ
    ファの遅延時間に応じて切替が行われる、ことを特徴と
    する請求項29記載のレジスタ。
  31. 【請求項31】前記第1のレプリカ及び/又は前記第2
    のレプリカの遅延時間が可変自在とされ、 複数のクロック動作周波数のうち使用されるクロック動
    作周波数に対して、前記第1のレプリカ及び/又は前記
    第2のレプリカにおいて、前記クロック動作周波数に対
    応した遅延時間が選択される、ことを特徴とする請求項
    22又は23記載のレジスタ。
  32. 【請求項32】前記レジスタの前記第2の入力バッファ
    にレジスタ外部から供給されるクロック信号は、前記チ
    ップセットからの前記クロック信号を入力し前記モジュ
    ール上に搭載された位相同期ループ回路から供給される
    か、もしくは、 前記チップセットからの前記クロック信号が直接に供給
    される、 ことを特徴とする請求項22又は23記載のレジスタ。
  33. 【請求項33】前記メモリデバイスに入力されるクロッ
    ク信号(CLKd)と前記レジスタに入力されるクロッ
    ク信号(CLKr)の入力部でのタイミングが合わせら
    れており、 前記レジスタは、前記同期遅延ループ回路の出力端子よ
    り前記第2のフリップフロップのクロック信号端子に供
    給される前記内部クロック信号の遷移のタイミングを、
    前記クロック信号(CLKr)の前記レジスタの入力部
    でのタイミングより、前記内部クロック信号が前記第2
    のフリップフロップに入力されてから前記レジスタがC
    A信号を出力するまでの遅れ時間と、前記レジスタが前
    記CA信号を出力してから前記CA信号が前記メモリデ
    バイスに到着するまでの遅れ時間との和だけ前倒し、前
    記メモリデバイスでの前記クロック信号(CLKd)に
    対するCA信号のセットアップ時間のマージンとホール
    ド時間のマージンが等しくなるように、前記レジスタか
    らのCA信号の出力タイミングが制御される、ことを特
    徴とする請求項22記載のレジスタ。
  34. 【請求項34】前記メモリデバイスに入力されるクロッ
    ク信号(CLKd)と前記レジスタに入力されるクロッ
    ク信号(CLKr)の入力部でのタイミングが合わせら
    れており、 前記レジスタは、前記同期遅延ループ回路の出力端子よ
    り前記フリップフロップのクロック信号端子に供給され
    る前記内部クロック信号の遷移のタイミングを、前記ク
    ロック信号(CLKr)の前記レジスタの入力部でのタ
    イミングより、前記内部クロック信号が前記第2のフリ
    ップフロップに入力されてから前記レジスタがCA信号
    を出力するまでの遅れ時間と、前記レジスタが前記CA
    信号を出力してから前記CA信号が前記メモリデバイス
    に到着するまでの遅れ時間との和だけ前倒し、前記メモ
    リデバイスでの前記クロック信号(CLKd)に対する
    CA信号のセットアップ時間のマージンとホールド時間
    のマージンが等しくなるように、前記レジスタからのC
    A信号の出力タイミングが制御される、ことを特徴とす
    る請求項23記載のレジスタ。
  35. 【請求項35】前記モジュールが、位相同期ループ回路
    と、請求項22乃至34のいずれか一に記載のレジスタ
    と、前記メモリデバイスを有し、 前記位相同期ループ回路は、モジュール外部のチップセ
    ットから供給されるクロック信号を入力し、前記メモリ
    デバイスへのクロック信号(CLKd)及び/又は前記
    レジスタに供給されるクロック信号(CLKr)を出力
    し、 前記レジスタは、前記位相同期ループ回路又は前記チッ
    プセットから出力されるクロック信号(CLKr)を入
    力し、前記クロック信号(CLKr)に基づき、前記チ
    ップセットから供給される前記CA信号をラッチし、前
    記メモリデバイスへ供給するCA信号として出力し、 前記メモリデバイスは、前記メモリデバイスへのクロッ
    ク信号(CLKd)を入力し、前記レジスタから出力さ
    れるCA信号をラッチする、ことを特徴とするモジュー
    ル。
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