JP2003336787A - 保護カバー及びこの使用方法 - Google Patents

保護カバー及びこの使用方法

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JP2003336787A JP2002145870A JP2002145870A JP2003336787A JP 2003336787 A JP2003336787 A JP 2003336787A JP 2002145870 A JP2002145870 A JP 2002145870A JP 2002145870 A JP2002145870 A JP 2002145870A JP 2003336787 A JP2003336787 A JP 2003336787A
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着が容易で、且つ配管の接続部の耐食性を
向上させてこの部分が腐食することを防止することが可
能な保護カバーを提供する。 【解決手段】 配管4と、これを接続するための継手と
の接合部をカバーするための保護カバーにおいて、前記
接合部を被うようにヒンジ部を介して拡開自在になされ
たカバー本体8と、前記カバー本体の両方の自由端に設
けられて前記カバー本体を閉じた時に互いに嵌合して係
止する係止機構10と、を備える。これにより、装着時
には、係止機構の係止爪部と係止凹部とを嵌め込んで結
合することにより、装着が容易で、且つ配管の接続部の
耐食性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば被覆鋼管な
どの配管と継手等との接合部の防錆を行う保護カバー及
びこの使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス等を流す配管類としては全
体が合成樹脂などよりなる樹脂管や鋼管の表面に塩化ビ
ニルやポリエチレン樹脂等よりなる防錆用の樹脂層を被
覆した被覆鋼管等が使用される。この種の配管を、配管
同士或いはガスメータ等に接続する場合、樹脂管の場合
には問題は生じないが、被覆鋼管の場合には、先端の接
続端をネジ切りするために表面の被覆層が部分的に取り
除かれることになり、この状態で継手やガスメータ等に
接続される。この場合、ネジ山の余った余ネジ部や、被
覆層が除去された部分は鋼管が露出しているので、被覆
層がある部分よりも耐食性が劣ってしまう。そのため、
この余ネジ部や鋼管の露出部分に防錆用のペンキを塗っ
たり、或いは、例えば非常に軟らかいブチルゴル等を帯
状、或いはテープ状にしてなる防錆テープを余ネジ部や
露出部分に巻き付けて、耐食性を向上させることが行わ
れている。また、気密性及び耐食性を高める目的で、上
記軟らかい防錆テープをネジ部に予め巻き付けておき、
このテープを巻き付けた状態でネジ部同士を螺合させる
ことも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、ブチルゴム等よりなる軟らかい防錆テープを、余ネ
ジ部や鋼管の露出部分に巻き付けて耐食性を維持してい
るとはいえ、この種の配管が設置される場所は通常は屋
外であり、耐食性を維持するには厳しい環境である場合
が多い。このような厳しい環境下では、長期間に亘って
上記防錆テープが雨や風に晒されてしまい、この結果、
防錆テープが剥がれたりして雨水が内部に浸み込み、余
ネジ部や鋼管部分を腐食させてしまって、耐食性が劣化
する、といった問題があった。本発明は、以上のような
問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたも
のである。本発明の目的は、装着が容易で、且つ配管の
接続部の耐食性を向上させてこの部分が腐食することを
防止することが可能な保護カバー及びこの使用方法を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
配管と、これを接続するための継手との接合部をカバー
するための保護カバーにおいて、前記接合部を被うよう
にヒンジ部を介して拡開自在になされたカバー本体と、
前記カバー本体の両方の自由端に設けられて前記カバー
本体を閉じた時に互いに嵌合して係止する係止機構と、
を備えたことを特徴とする保護カバーである。このよう
に、配管と継手の接合部を被うようにしてカバー本体を
取り付け固定するようにしたので、この接合部における
耐食性を大幅に向上させることが可能となる。また、係
止機構を設けることにより、カバー部材を、容易に、例
えばワンタッチ操作で取り付け固定することが可能とな
る。
【0005】この場合、例えば請求項2に規定するよう
に、前記係止機構は、係止爪部と、前記係止爪部を嵌み
込んで係合する係止凹部とよりなる。また、例えば請求
項3に規定するように、前記カバー本体の長さは、前記
継手の全体を被うべく前記継手の長さよりも長く設定さ
れて、前記継手の両端の接合部を被うように装着され
る。また、例えば請求項4に規定するように、前記カバ
ー本体は、前記配管と前記継手との接合部を跨ぐように
して装着される。
【0006】また、例えば請求項5に規定するように、
前記カバー本体の一端は、前記継手の一端に接した状態
で装着される。また、例えば請求項6に規定するよう
に、前記カバー本体の一端、或いは両端には、内側へ突
出した位置決め突部が形成されている。これにより、保
護カバーを、配管や継手に対して正確に略同軸状態で取
り付け固定することができ、保護カバーが半径方向へ偏
心して取り付けられることを防止することができる。
【0007】また、例えば請求項7に規定するように、
前記係止機構が嵌合した状態での前記カバー本体の内径
は、前記配管、或いは前記継手の外径よりは数mm程度
大きく設定されている。請求項8に係る発明は、上記保
護カバーの使用方法の発明であり、すなわち、配管と、
これを接続するための継手との接合部を保護カバーで保
護するに際して、前記配管と前記継手とを接合する工程
と、少なくとも前記配管と前記継手との接合部を弾性テ
ープ部材で巻回して被う工程と、上記いずれかに記載の
保護カバーを前記巻回された弾性テープ部材の上からこ
れを被うようにして装着する工程と、を有することを特
徴とする保護カバーの使用方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る保護カバー
及びこの使用方法の一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。図1は本発明に係る保護カバーの第1実施例を示
す斜視図、図2は保護カバーの拡開状態と閉状態を示す
正面図、図3は図2中のA−A矢視断面図、図4は保護
カバーの使用方法を説明する説明図である。図示するよ
うに、この保護カバー2は、後述するように、配管4と
継手6(図4参照)との接続部を被うカバー本体8と、
この自由端に設けられる係止機構10とにより主に構成
されている。具体的には、この保護カバー2の全体は、
例えばナイロン樹脂やポリプロピレン樹脂等の合成樹脂
により一体成形されている。このカバー本体8は、例え
ば所定の厚さの円筒体を縦割りにしたような形状の断面
半円状の2個の半円筒体8Aを、その一端側でヒンジ部
12を介して接合するような形状となっており、従っ
て、このカバー本体8は上記ヒンジ部12を介して拡開
自在になっている。
【0009】実際には、このカバー本体8の厚さW1が
3mm程度であるのに対して、上記ヒンジ部12に相当
する部分はその厚さW2を1mm程度に薄くすることに
よって(図2参照)、上述のようにヒンジ機能を持たせ
ている。そして、2個の半円筒体8A、8Aよりなるこ
のカバー本体8の両方の自由端に上記した係止機構10
が形成されている。この係止機構10は、上記一方の半
円筒体8Aの自由端側に、その半径方向外方へ突状に突
出させて形成した係止爪部10Aと、他方の半円筒体8
Aの自由端側に、この部分の厚みをやや厚くして、その
内側に、上記係止爪部10Aを嵌め込んで係合するため
に凹部状に形成された係止凹部10Bとよりなる。上記
係止爪部10Aの断面形状は、略三角形状になされ、ま
た、上記係止凹部10Bの底部側の断面形状も、上記係
止爪部10Aと密接して嵌合するように、同じく略三角
形状になされている。
【0010】従って、拡開状態のこのカバー本体8(図
2(A)に示す状態)を閉じる時には、上記係止凹部1
0Bの先端が係止爪部10Aの先端テーパ面13に当接
し、更なる閉じる力により、この係止凹部10Bの先端
等が弾性的に変形して上記先端テーパ面13を乗り越え
た時に、図2(B)に示すように上記係止爪部10Aが
上記係止凹部10Bに嵌まり込むことにより、両者が強
固にリング状に係合、或いは結合されるようになってい
る。ここで、図2(B)に示すように、保護カバー2が
閉じられて円筒体状になった時の内径D1は、この内側
に被われることになる配管4或いは継手6の外径D2よ
りも、例えば3〜6mm程度大きく設定されている。ま
た、この保護カバー2の長さMは、被うべき部分の長さ
によって、数cm〜10数cm程度まで種々の寸法のも
のが作られることになる。
【0011】次に、図4を参照して、上述のように形成
された保護カバー2の使用方法について説明する。ま
ず、図4(A)に示すように、ここでは2本の配管4を
1個の継手6で接続する場合を例にとって説明する。こ
の配管4は、例えば中心の鋼管4Aの外周面に防錆用の
厚さが1〜2mm程度の樹脂層4Bをコーティングして
なり、この先端はネジ切りされてネジ部14が露出して
いる。また、継手6は、ここではストレート状(直線
状)のものが用いられており、この材料は例えば等より
なる。そして、この継手6の両端の内面に形成してある
ネジ部16に上記両配管4のネジ部14をそれぞれ螺合
させて、図4(B)に示すように、両配管4と継手6を
接合する。尚、この際、螺合部分の気密性を高くするた
めに、両配管4のネジ部14に、予め前述した例えばブ
チルゴム等よりなる軟らかいテープ状の防錆テープを巻
き付けておき、この状態で継手6のネジ部16に螺合さ
せるようにしてもよい。図4(B)に示すように、継手
6と両配管4の接合部20には、上記ネジ部14の余っ
た部分、すなわち余ネジ部14Aが露出状態となってい
る。
【0012】次に、図4(C)に示すように、上記接合
部20を含めて、本発明の保護カバーを装着する部分よ
りも少し長目に全体に亘って、上記ブチルゴム等よりな
る軟らかいテープ状の防錆テープ22を巻き付ける。こ
の実施例においては、継手6の全体を含めて保護カバー
で被うようにすることから、この継手6とその両端の接
合部20の全体を被うようにして、すなわち保護カバー
2の長さよりも被う部分が少し長くなるように上記防錆
テープ22を巻き付けて被っている。次に、先に説明し
た保護カバー2を図2(A)に示すように拡開した状態
で上記防錆テープ22の上から取り付け、そして、この
カバー本体8を図2(B)に示すように閉じて係止機構
10の係止爪部10Aと係止凹部10Bとを嵌み込むこ
とにより、図4(D)に示すように保護カバー2を装着
固定する。この時、継手6や配管4の外周と上記保護カ
バー2の内周との間の間隙は軟らかい防錆テープ22に
より完全に充填された状態となり、余った防錆テープ2
2は、この保護カバー2の両端より外へ溢れ出ることに
なる。尚、この時用いる保護カバー2は、その長さが継
手6よりもある程度長く設定され、且つその内径が継手
6の外径よりも僅かに大きく設定されたものを用いるの
は当然である。
【0013】このように、保護カバー2を装着すること
により、継手6と配管4の接合部20、すなわち余ネジ
部14Aは完全に、且つ強固にシールされてしまうの
で、雨水等が内部に浸み込むことを略完全に防止でき、
その耐食性を向上させることができる。また、保護カバ
ー2を装着する際には、拡開されているカバー本体8を
単に閉じるように力を付与すれば係止機構10が自動的
に嵌合するので、いわゆるワンタッチで容易にこれを装
着を行うことができる。上記第1実施例の保護カバー2
にあっては、その長さMを継手6の長さ以上に長く設定
し、継手6の長さ方向の全体とその両端側に位置する接
合部20を被うようにして保護カバー2を設けるように
したが、これに限定されず、長さMを小さくした保護カ
バーを用いて接合部20のみを集中的に被うようにして
もよい。
【0014】この場合には、図5に示すように配管4と
継手6とを接合した後、接合部20のみに軟らかい防錆
テープ22を巻き付ける。そして、図6(A)に示すよ
うに、長さMのみを短くして内径及びその他の構成は図
4(D)に示した保護カバー2と同じ構造になされた第
2実施例の保護カバー24を、上記両端側の各接合部2
0に対応するように防錆テープ22上より装着する。こ
の場合、保護カバー24は2個用いられており、それぞ
れ、継手6の端部と、接合部20と、配管4の樹脂層4
Bが被覆されている部分とを跨ぐようにして上記保護カ
バー24が装着されている。この場合にも、図4に示し
た第1実施例と同様に、雨水等が内部に浸み込むことを
略完全に防止でき、その耐食性を向上させることができ
る。
【0015】また、図6(B)に示すように、内径D1
のみを、継手6の外径より小さく設定してその他の構成
は図6(A)に示す第2実施例と略同じ構造(長さは更
に短くてもよい)になされた第3実施例の保護カバー2
6を、上記両端側の接合部20に対応するように防錆テ
ープ22上より装着する。この場合には、保護カバー2
6の内径D1は、継手6の外径よりも僅かに小さく設定
されており、この保護カバー26の一端を上記継手6の
端部に接触した状態で装着している。この場合にも、図
4に示した第1実施例と同様に、雨水等が内部に浸み込
むことを略完全に防止でき、その耐食性を向上させるこ
とができる。
【0016】また、上記各実施例にあっては、保護カバ
ー2、24、26をそれぞれ閉じた時には、略ストレー
ト状の円筒体状になるように成形されていたが、図7、
図8及び図9に示す変形例のように、カバー本体8の一
端、或いは両端に、軸心方向(中心方向)へ突出させて
位置決め突部30、32を形成するようにしてもよい。
図7は本発明の保護カバーの変形例の拡開状態と閉状態
を示す正面図、図8は図7中のB−B線矢視断面図、図
9は他の変形例の断面図を示す。図8(A)の場合に
は、カバー本体8の一端に位置決め突部30が設けられ
ており、図9の場合にはカバー本体8の両端に位置決め
突部32がそれぞれ設けられている。
【0017】この位置決め突部30、32は、中心方向
に向かってその先が狭くなるように断面が三角形状に形
成されると共に、その円周方向に沿ってリング状に形成
されている。この場合、各リング状の位置決め突部3
0、32の内側先端の内径D3は、この保護カバーが装
着されることになる配管4或いは継手6の外径と略同じ
になるように設定し、保護カバーの装着時に、この位置
決め突部30、32の内側先端が配管4或いは継手6の
外周面と接するように装着する。この場合、図6に示す
ような保護カバー24、26に対して、図9に示すよう
に2つの位置決め突部32を設けた場合には、位置決め
突部32が接することになる部材、例えば継手6や配管
4(樹脂層4Bがある場合とない場合)の外径がそれぞ
れ異なるので、それに対応させて両位置決め突部32の
内側先端の内径を互いに異なるように設定するのがよ
い。
【0018】これによれば、配管4や継手6の軸芯と閉
じられた状態での保護カバーの軸芯とが位置ずれするこ
となく一致するようになるので、保護カバーの内部に充
填されている軟らかい防錆テープ22が偏在することな
く、これを均等に分布させることができ、その分、耐食
性を向上させることができる。また、この位置決め突部
30、32が、それぞれ保護カバーの内側に軟らかい防
錆テープ22を充填させてこれが外側へ漏れ出ることを
防止する漏れ防止機能を有するので、この点よりも耐食
性を更に向上させることが可能となる。また、上記実施
例では、ストレート状の継手6を用いた場合を例にとっ
て説明したが、これに限定されず、L字状、或いはT字
状になされた継手にも本発明を適用できるのは勿論であ
る。この場合、継手全体を被う保護カバーを用いる場合
には(図4(B)参照)、この保護カバーの形状も継手
の形状に合わせてL字状、或いはT字状に成形する。
【0019】また、継手6が例えばガスメータ等のコッ
クとして併用されている場合もあり、この場合にも、例
えば図10に示すように継手機能を有するコック36の
接続部に、例えば図6(B)に示すような使用態様で本
発明の保護カバー26を適用して取り付けることができ
る。また、必要に応じて、この保護カバーの内面に、そ
の厚みを変えるなどして長手方向に沿って傾斜面を形成
するようにして、保護カバーの内側への防錆テープの充
填を確実ならしめるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の保護カバ
ー及びこの使用方法によれば、次のように優れた作用効
果を発揮することができる。請求項1〜5、7、8に係
る発明によれば、配管と継手の接合部を被うようにして
カバー本体を取り付け固定するようにしたので、この接
合部における耐食性を大幅に向上させることができる。
また、係止機構を設けることにより、カバー部材を、容
易に、例えばワンタッチ操作で取り付け固定することが
できる。請求項6に係る発明によれば、カバー本体に位
置決め突部を設けたので、保護カバーを、配管や継手に
対して正確に略同軸状態で取り付け固定することがで
き、保護カバーが半径方向へ偏心して取り付けられるこ
とを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保護カバーの第1実施例を示す斜
視図である。
【図2】保護カバーの拡開状態と閉状態を示す正面図で
ある。
【図3】図2中のA−A矢視断面図である。
【図4】保護カバーの使用方法を説明する説明図であ
る。
【図5】防錆テープの巻き付け方の他の一例を示す図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例及び第3実施例の装着状態
を示す断面図である。
【図7】本発明の保護カバーの変形例の拡開状態と閉状
態を示す正面図である。
【図8】図7中のB−B線矢視断面図である。
【図9】本発明の他の変形例を示す断面図である。
【図10】ガスメータ等のコックの接続部に保護カバー
を取り付けた状態を示す図である。
【符号の説明】
2,24,26 保護カバー 4 配管 4A 鋼管 4B 樹脂層 6 継手 8 カバー本体 10 係止機構 10A 係止爪部 10B 係止凹部 12 ヒンジ部 13 先端テーパ面 14 ネジ部 14A 余ネジ部 20 接合部 22 防錆テープ 30,32 位置決め突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相田 知巳 新潟県長岡市西神田町2丁目1番地2 北 陸瓦斯株式会社長岡支社内 Fターム(参考) 3H024 AA03 AB03 AC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管と、これを接続するための継手との
    接合部をカバーするための保護カバーにおいて、 前記接合部を被うようにヒンジ部を介して拡開自在にな
    されたカバー本体と、 前記カバー本体の両方の自由端に設けられて前記カバー
    本体を閉じた時に互いに嵌合して係止する係止機構と、 を備えたことを特徴とする保護カバー。
  2. 【請求項2】 前記係止機構は、係止爪部と、前記係止
    爪部を嵌み込んで係合する係止凹部とよりなることを特
    徴とする請求項1記載の保護カバー。
  3. 【請求項3】 前記カバー本体の長さは、前記継手の全
    体を被うべく前記継手の長さよりも長く設定されて、前
    記継手の両端の接合部を被うように装着されることを特
    徴とする請求項1または2記載の保護カバー。
  4. 【請求項4】 前記カバー本体は、前記配管と前記継手
    との接合部を跨ぐようにして装着されることを特徴とす
    る請求項1または2記載の保護カバー。
  5. 【請求項5】 前記カバー本体の一端は、前記継手の一
    端に接した状態で装着されることを特徴とする請求項1
    または2記載の保護カバー。
  6. 【請求項6】 前記カバー本体の一端、或いは両端に
    は、内側へ突出した位置決め突部が形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の保護カ
    バー。
  7. 【請求項7】 前記係止機構が嵌合した状態での前記カ
    バー本体の内径は、前記配管、或いは前記継手の外径よ
    りは数mm程度大きく設定されていることを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかに記載の保護カバー。
  8. 【請求項8】 配管と、これを接続するための継手との
    接合部を保護カバーで保護するに際して、 前記配管と前記継手とを接合する工程と、 少なくとも前記配管と前記継手との接合部を弾性テープ
    部材で巻回して被う工程と、 請求項1乃至7のいずれかに記載の保護カバーを前記巻
    回された弾性テープ部材の上からこれを被うようにして
    装着する工程と、 を有することを特徴とする保護カバーの使用方法。
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