JP3129253B2 - 耐震用管継手管端部の防食構造 - Google Patents
耐震用管継手管端部の防食構造Info
- Publication number
- JP3129253B2 JP3129253B2 JP09272237A JP27223797A JP3129253B2 JP 3129253 B2 JP3129253 B2 JP 3129253B2 JP 09272237 A JP09272237 A JP 09272237A JP 27223797 A JP27223797 A JP 27223797A JP 3129253 B2 JP3129253 B2 JP 3129253B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- cut
- ring
- packing
- pipe joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 title claims description 11
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 32
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 32
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 21
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 claims description 8
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 8
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 claims description 6
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 2
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 12
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 12
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 12
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 7
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 5
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 5
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 5
- 229910001141 Ductile iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- 101150096674 C20L gene Proteins 0.000 description 1
- 229930182556 Polyacetal Natural products 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 102220543923 Protocadherin-10_F16L_mutation Human genes 0.000 description 1
- 101100445889 Vaccinia virus (strain Copenhagen) F16L gene Proteins 0.000 description 1
- 101100445891 Vaccinia virus (strain Western Reserve) VACWR055 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 239000003651 drinking water Substances 0.000 description 1
- 235000020188 drinking water Nutrition 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地下に埋設して水道
用の管路を形成する鋳鉄管の管継手、特に標準規格の鋳
鉄管同士の接続ではなくて、現場施工時の寸法調整のた
め鋳鉄管を途中で切断したときに生じる切り管を含む耐
震用管継手管端部の防食構造に係る。
用の管路を形成する鋳鉄管の管継手、特に標準規格の鋳
鉄管同士の接続ではなくて、現場施工時の寸法調整のた
め鋳鉄管を途中で切断したときに生じる切り管を含む耐
震用管継手管端部の防食構造に係る。
【0002】
【従来の技術】鋳鉄管は外面塗装と内面ライニングによ
って全面的に防食機能を具え、地中に敷設されて管外周
面で接する土砂の含有水分やその他の腐食性雰囲気に取
り囲まれ、管内では常に流水と接していても、容易に腐
食が進行しないように保護されている。したがって通常
の敷設工事のように鋳鉄管の受口内へ別の鋳鉄管の挿し
口を挿入し、適当な止水用のパッキングなどを介装して
水封状態で相互に接合すれば、完全に漏れや水分の侵入
の機会がなく、良質の飲料水を需要者まで届けるのに何
の懸念も起こらない。
って全面的に防食機能を具え、地中に敷設されて管外周
面で接する土砂の含有水分やその他の腐食性雰囲気に取
り囲まれ、管内では常に流水と接していても、容易に腐
食が進行しないように保護されている。したがって通常
の敷設工事のように鋳鉄管の受口内へ別の鋳鉄管の挿し
口を挿入し、適当な止水用のパッキングなどを介装して
水封状態で相互に接合すれば、完全に漏れや水分の侵入
の機会がなく、良質の飲料水を需要者まで届けるのに何
の懸念も起こらない。
【0003】しかし、管路の敷設が常に定寸法の鋳鉄管
の接合だけで終わるとは限らない。ほとんどの敷設工事
では、その工区の最後となる接合地点が鋳鉄管の定寸法
で終わることは稀であり、所定の長さとなるように途中
で切断した鋳鉄管で半端となった工事範囲を完結する場
合が通常の態様である。
の接合だけで終わるとは限らない。ほとんどの敷設工事
では、その工区の最後となる接合地点が鋳鉄管の定寸法
で終わることは稀であり、所定の長さとなるように途中
で切断した鋳鉄管で半端となった工事範囲を完結する場
合が通常の態様である。
【0004】途中で工事の都合によって現地切断した切
り管は、少なくとも切り口では防食塗料が削り取られ、
管路を地下に敷設して腐食性雰囲気に曝されたときに
は、露呈した鋳鉄地肌が集中的に腐食作用を受けるウィ
ークポイントとなる。他の表面が如何に防食機能で保護
されていようとも、1箇所でも金属面の曝露した弱点が
存在すれば、全体としての防食性は完全に失われ、腐食
が集中して発錆部が急速に成長し、鋳瘤状に膨出した欠
陥となって管内の通水を赤く汚濁し、赤水を家庭に届け
るという不手際に発展する懸念が高くなる。このような
懸念は接合する相手が正規の鋳鉄管受口であっても、屈
曲部に介装する曲管であっても同様に払拭し難い。
り管は、少なくとも切り口では防食塗料が削り取られ、
管路を地下に敷設して腐食性雰囲気に曝されたときに
は、露呈した鋳鉄地肌が集中的に腐食作用を受けるウィ
ークポイントとなる。他の表面が如何に防食機能で保護
されていようとも、1箇所でも金属面の曝露した弱点が
存在すれば、全体としての防食性は完全に失われ、腐食
が集中して発錆部が急速に成長し、鋳瘤状に膨出した欠
陥となって管内の通水を赤く汚濁し、赤水を家庭に届け
るという不手際に発展する懸念が高くなる。このような
懸念は接合する相手が正規の鋳鉄管受口であっても、屈
曲部に介装する曲管であっても同様に払拭し難い。
【0005】現地において所望の寸法にダクタイル鋳鉄
管を切断して継ぎ足す方式は現状では避け難いから、こ
の切り口の防食性を確保するための手段が要請されるこ
とは当然の成行きである。最も原始的には切り管の切り
口で切断時に欠けた防食塗料を補修するために現地で再
塗布し、防食機能を回復する施工方法があるが、その
他、切り管の切り口に樹脂製の防錆カバーを添着し、露
出した鋳鉄の表面を被覆して防食機能を回復する例など
も実施されている。
管を切断して継ぎ足す方式は現状では避け難いから、こ
の切り口の防食性を確保するための手段が要請されるこ
とは当然の成行きである。最も原始的には切り管の切り
口で切断時に欠けた防食塗料を補修するために現地で再
塗布し、防食機能を回復する施工方法があるが、その
他、切り管の切り口に樹脂製の防錆カバーを添着し、露
出した鋳鉄の表面を被覆して防食機能を回復する例など
も実施されている。
【0006】図6(A)(B)は実開平4−13819
5号公報で提示された従来技術であって、接続する相手
の管は図(B)からも窺えるように標準形状の受口であ
り、この受口に対して切り管の先端を挿し口として接合
する場合を想定としている。対象とする管の内径よりや
や小径の筒体101は、周方向に連続する環状フィン1
02を軸方向に定間隔毎に複数個設け、中央にストッパ
としての環状突条103を突設した弾性ゴム材からなる
シール部材104と、該シール部材104の内面に、軸
方向に連続した切開部を有する金属製筒105が同軸一
体に嵌合した複合層を要旨とする。この可撓性を具えた
シール部材104の弾性変形と、背後を支える金属筒1
05に切り込んだ切開部が許容する変形によって、管の
許容公差による内径のばらつきを吸収し、ゴム材の強度
的な弱点は背後に嵌合する金属筒の強度によって補完す
るという発想である。
5号公報で提示された従来技術であって、接続する相手
の管は図(B)からも窺えるように標準形状の受口であ
り、この受口に対して切り管の先端を挿し口として接合
する場合を想定としている。対象とする管の内径よりや
や小径の筒体101は、周方向に連続する環状フィン1
02を軸方向に定間隔毎に複数個設け、中央にストッパ
としての環状突条103を突設した弾性ゴム材からなる
シール部材104と、該シール部材104の内面に、軸
方向に連続した切開部を有する金属製筒105が同軸一
体に嵌合した複合層を要旨とする。この可撓性を具えた
シール部材104の弾性変形と、背後を支える金属筒1
05に切り込んだ切開部が許容する変形によって、管の
許容公差による内径のばらつきを吸収し、ゴム材の強度
的な弱点は背後に嵌合する金属筒の強度によって補完す
るという発想である。
【0007】この図の考案では金属筒に刻設した切開部
を起点とする変形によって、公差として認められる管の
内径の変動を吸収する点に要旨があると解釈できるが、
その他、同じ基本構成に立ちつつも金属筒に切開部を切
り込む代りに、最外端に周設する環状フィンだけを内側
へ向けて傾斜した状態にゴム材を成形した実開平5−3
6194号公報、複数の環状フィンの先端の外径を外端
ほど小さく設定した実開平5−36195号公報、また
は環状フィンを螺旋状に筒体外周面上へ巻き回した状態
で成形した実開平5−36196号公報などが認めら
れ、何れもゴム弾性を具えた可撓性環状フィン付きの筒
体を金属製筒の外周面上へ嵌合し、比較的軽度の力でス
ムーズに鋳鉄管内へ装着できて一体的な継手部を形成す
る点で共通した一連の技術であると言える。
を起点とする変形によって、公差として認められる管の
内径の変動を吸収する点に要旨があると解釈できるが、
その他、同じ基本構成に立ちつつも金属筒に切開部を切
り込む代りに、最外端に周設する環状フィンだけを内側
へ向けて傾斜した状態にゴム材を成形した実開平5−3
6194号公報、複数の環状フィンの先端の外径を外端
ほど小さく設定した実開平5−36195号公報、また
は環状フィンを螺旋状に筒体外周面上へ巻き回した状態
で成形した実開平5−36196号公報などが認めら
れ、何れもゴム弾性を具えた可撓性環状フィン付きの筒
体を金属製筒の外周面上へ嵌合し、比較的軽度の力でス
ムーズに鋳鉄管内へ装着できて一体的な継手部を形成す
る点で共通した一連の技術であると言える。
【0008】一方、先年の阪神大震災において得られた
教訓として耐震構造の配管系の威力をまざまざと見せつ
けられ今後の水道管敷設工事には不可欠の要件となっ
た。耐震構造には種々の型式があるが、たとえばスリッ
プオンタイプとして図7に示すダクタイル鋳鉄管のNS
形継手では、受口202に予め心出し用ゴム251とロ
ックリング205を嵌入し、さらに挿し口201に挿し
口リング212を突設し、最も抜け出した位置ではロッ
クリング205と挿し口リング212が掛止してそれ以
上の抜け出しを阻止する一方、最も挿し込んだ位置で挿
し口先端211と受口202の最深部に相当する段差2
21が係止してそれ以上の突っ込みを阻止するから、こ
の範囲において地震などの揺動、振動に遭遇しても管が
離脱しないような構成を示している。また押輪301を
使用する通常の耐震用管継手としては、図8に示すダク
タイル鋳鉄管のSII形継手として、ロックリング302
を受口内面の環状溝に挿嵌し、挿し口リング303と係
合して地盤の変動に順応して移動し、かつ、挿し口が受
口から抜け出さないように構成する。このような構成を
ベースとした地下配管が今後の必須の要件となることは
顕著な動向である。
教訓として耐震構造の配管系の威力をまざまざと見せつ
けられ今後の水道管敷設工事には不可欠の要件となっ
た。耐震構造には種々の型式があるが、たとえばスリッ
プオンタイプとして図7に示すダクタイル鋳鉄管のNS
形継手では、受口202に予め心出し用ゴム251とロ
ックリング205を嵌入し、さらに挿し口201に挿し
口リング212を突設し、最も抜け出した位置ではロッ
クリング205と挿し口リング212が掛止してそれ以
上の抜け出しを阻止する一方、最も挿し込んだ位置で挿
し口先端211と受口202の最深部に相当する段差2
21が係止してそれ以上の突っ込みを阻止するから、こ
の範囲において地震などの揺動、振動に遭遇しても管が
離脱しないような構成を示している。また押輪301を
使用する通常の耐震用管継手としては、図8に示すダク
タイル鋳鉄管のSII形継手として、ロックリング302
を受口内面の環状溝に挿嵌し、挿し口リング303と係
合して地盤の変動に順応して移動し、かつ、挿し口が受
口から抜け出さないように構成する。このような構成を
ベースとした地下配管が今後の必須の要件となることは
顕著な動向である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで例示した従来技
術のうち、現地での再塗装については塗料材の調合、塗
布作業を塗装の専門家で実施するわけではなく、作業性
や塗装面の品質の点で一抹の不安がないわけではない。
加えて施工が寒冷地や厳冬期における管路敷設工事であ
るケースも当然起こり得るから、塗装後の乾燥に長い時
間を費やし作業性の低下を招く要因に挙げられることも
稀ではない。さらに現地作業では施工後の検査も不十分
となる虞れがあり得るので、塗り残しを見落したり、塗
膜が適性ではないため折角施した防食機能が完全に発揮
されずに局部的な発錆を生じる懸念も残る。
術のうち、現地での再塗装については塗料材の調合、塗
布作業を塗装の専門家で実施するわけではなく、作業性
や塗装面の品質の点で一抹の不安がないわけではない。
加えて施工が寒冷地や厳冬期における管路敷設工事であ
るケースも当然起こり得るから、塗装後の乾燥に長い時
間を費やし作業性の低下を招く要因に挙げられることも
稀ではない。さらに現地作業では施工後の検査も不十分
となる虞れがあり得るので、塗り残しを見落したり、塗
膜が適性ではないため折角施した防食機能が完全に発揮
されずに局部的な発錆を生じる懸念も残る。
【0010】継ぎ足し配管時に専用の継手用防食コアを
適用することは前記手作業の低い信頼性を確実に改善す
る。しかし図6のような専用の継手用防食コアを図7、
図8で示すような耐震用管継手の切り管に適用すること
は極めて難しい。すなわち切り管はどこで切るかはあら
かじめ不明であり、図7あるいは図6のように挿し口リ
ングを施工前に挿し口に周設しておくことはできない。
必ず敷設工事現場において寸法切り後に切り口近くに凹
溝を加工刻設し、その溝内へ挿し口リングを挿嵌する方
式を採らざるを得ない。このため切り口の他に溝部全面
にも非塗装面が現われ、同時に耐震機能を保証するため
には図7、図8のように挿し口先端が受口内のある範囲
(胴隙間隔Ymax)に亘って相対的に移動し得る構造で
なければならない。この可動範囲を防食用コアでカバー
しようとすれば、図9のように極めて広い範囲に亘る長
さが必要となる。現実的にこのような長い区間に亘って
管内径が縮減することは、圧力損失を招くという管路と
しての本質的欠陥に繋がり、また防食コアの製造や接合
作業の上でも煩瑣であり工程上の大きな負担となる懸念
が高い。
適用することは前記手作業の低い信頼性を確実に改善す
る。しかし図6のような専用の継手用防食コアを図7、
図8で示すような耐震用管継手の切り管に適用すること
は極めて難しい。すなわち切り管はどこで切るかはあら
かじめ不明であり、図7あるいは図6のように挿し口リ
ングを施工前に挿し口に周設しておくことはできない。
必ず敷設工事現場において寸法切り後に切り口近くに凹
溝を加工刻設し、その溝内へ挿し口リングを挿嵌する方
式を採らざるを得ない。このため切り口の他に溝部全面
にも非塗装面が現われ、同時に耐震機能を保証するため
には図7、図8のように挿し口先端が受口内のある範囲
(胴隙間隔Ymax)に亘って相対的に移動し得る構造で
なければならない。この可動範囲を防食用コアでカバー
しようとすれば、図9のように極めて広い範囲に亘る長
さが必要となる。現実的にこのような長い区間に亘って
管内径が縮減することは、圧力損失を招くという管路と
しての本質的欠陥に繋がり、また防食コアの製造や接合
作業の上でも煩瑣であり工程上の大きな負担となる懸念
が高い。
【0011】本発明は以上の課題を解決するため現地の
敷設工事で切り口を使用した耐震構造の接合が容易であ
り、優れた作業性を具えた耐震用管継手の管端部の防食
構造の提供を目的とする。
敷設工事で切り口を使用した耐震構造の接合が容易であ
り、優れた作業性を具えた耐震用管継手の管端部の防食
構造の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る耐震用管継
手管端部の防食構造は、挿し口1の切り口11や該切り
口から挿し口リング12を挿嵌するための凹溝13に至
る外周面を被覆するシール用パッキン3と、受口2の最
深部の段差21から最も管の抜け出した状態における胴
隙間隔Ymaxに相当する長さに亘って内嵌して前記シー
ル用パッキン3を保持する保持リング4とからなること
を構成上の特徴とすることによって前記の課題を解決し
た。
手管端部の防食構造は、挿し口1の切り口11や該切り
口から挿し口リング12を挿嵌するための凹溝13に至
る外周面を被覆するシール用パッキン3と、受口2の最
深部の段差21から最も管の抜け出した状態における胴
隙間隔Ymaxに相当する長さに亘って内嵌して前記シー
ル用パッキン3を保持する保持リング4とからなること
を構成上の特徴とすることによって前記の課題を解決し
た。
【0013】さらに前記構成を具体的に示す優れた形態
としては、シール用パッキン3は弾性変形前の形状で凹
溝13に挿し口リング12を挿嵌し切り口11に至る挿
し口の外周面に添着できるパッキン本体31と、該パッ
キン本体31の切り口側端部に突出する内向き突条32
と、他端で突出する外向き突条33および内向き突条3
4とからなり、該外向き突条33が弾性変形を伴って圧
接する保持リング4は、シール用パッキン3よりは高強
な弾性材料の一つ割環状体で形成することが極めて好ま
しい
としては、シール用パッキン3は弾性変形前の形状で凹
溝13に挿し口リング12を挿嵌し切り口11に至る挿
し口の外周面に添着できるパッキン本体31と、該パッ
キン本体31の切り口側端部に突出する内向き突条32
と、他端で突出する外向き突条33および内向き突条3
4とからなり、該外向き突条33が弾性変形を伴って圧
接する保持リング4は、シール用パッキン3よりは高強
な弾性材料の一つ割環状体で形成することが極めて好ま
しい
【0014】この構成であれば、地震などによる地盤の
変動によって挿し口先端が受口内のある範囲の中で移動
して相対的な位置関係を変えても、挿し口リングを含み
管端に及ぶすべての非塗装部分を確実に被覆し、防食機
能を常に維持する作用が発現する。しかも管内の通水に
有効な断面積を減小することはないし、取り付けの手順
も簡単で作業性が高いため課題を解決することができ
る。
変動によって挿し口先端が受口内のある範囲の中で移動
して相対的な位置関係を変えても、挿し口リングを含み
管端に及ぶすべての非塗装部分を確実に被覆し、防食機
能を常に維持する作用が発現する。しかも管内の通水に
有効な断面積を減小することはないし、取り付けの手順
も簡単で作業性が高いため課題を解決することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明の実施形態に
おいて、耐震用管継手が最も抜け出して管と管の相対距
離が最大限離れた位置関係を示し、同図(B)は管と管
の相対距離が最小限に縮まった状態を示したもので、両
者の間で形成する距離の変動を胴隙間隔Ymaxで示して
いる。
おいて、耐震用管継手が最も抜け出して管と管の相対距
離が最大限離れた位置関係を示し、同図(B)は管と管
の相対距離が最小限に縮まった状態を示したもので、両
者の間で形成する距離の変動を胴隙間隔Ymaxで示して
いる。
【0016】挿し口1は寸法切りした切り管10の切り
口11から所定の間隔を置いて機械加工によって刻設し
た凹溝13へ挿し口リング12を挿嵌し、この図の場
合、両管接合のとき挿し口リングが引っ掛からないよう
にテーパー面14を加工によって形成しているので、こ
の結果、非塗装面は切り口11、テーパー面14、凹溝
13の各面に及ぶ。受口2は接合すべき対象の直管20
の管端にあり、通常のスリップオンタイプのようにロッ
クリング5を心出し用ゴム51で所定の位置に突出して
装着し、端部にゴム輪6を取り付ける。
口11から所定の間隔を置いて機械加工によって刻設し
た凹溝13へ挿し口リング12を挿嵌し、この図の場
合、両管接合のとき挿し口リングが引っ掛からないよう
にテーパー面14を加工によって形成しているので、こ
の結果、非塗装面は切り口11、テーパー面14、凹溝
13の各面に及ぶ。受口2は接合すべき対象の直管20
の管端にあり、通常のスリップオンタイプのようにロッ
クリング5を心出し用ゴム51で所定の位置に突出して
装着し、端部にゴム輪6を取り付ける。
【0017】挿し口1の切り口11、テーパー面14、
凹溝13を被覆するシール用パッキン3の取り付け前
(弾性変形前)の縦断正面図と側面図を図2(A)
(B)に示す。被覆される各面を転写した同形のパッキ
ン本体31の管端側へ内向き突条32、他端側へ外向き
突条33および内向き突条34をそれぞれ突出した形状
であり、材質としては水道用ゴム輪としてすでに実績の
ある合成ゴムの中から選択すればよい。
凹溝13を被覆するシール用パッキン3の取り付け前
(弾性変形前)の縦断正面図と側面図を図2(A)
(B)に示す。被覆される各面を転写した同形のパッキ
ン本体31の管端側へ内向き突条32、他端側へ外向き
突条33および内向き突条34をそれぞれ突出した形状
であり、材質としては水道用ゴム輪としてすでに実績の
ある合成ゴムの中から選択すればよい。
【0018】図3は保持リング4の縦断正面図(A)と
側面図(B)であり、一端41を面取り加工し、容易に
装着できるように一つ割として切欠き42を形成する。
材質はシール用パッキンよりは高強度な弾性のプラスチ
ック材の中から水質に影響を与えず耐食性に優れたポリ
エチレン、ポリアセタールなどを適宜選択する。
側面図(B)であり、一端41を面取り加工し、容易に
装着できるように一つ割として切欠き42を形成する。
材質はシール用パッキンよりは高強度な弾性のプラスチ
ック材の中から水質に影響を与えず耐食性に優れたポリ
エチレン、ポリアセタールなどを適宜選択する。
【0019】図4は本発明の実施形態による防食構造の
うち、挿し口1に取り付けた部分のみを拡大して詳細に
示したもので、切り口11、テーパー面14、凹溝13
の非塗装面はシール用パッキンのパッキン本体31によ
って添着被覆されて管内の通水との接触を断ち、このシ
ール用パッキン3は外周側の保持リング4に保持され、
外向き突条33は一つ割の保持リングのスプリングバッ
ク作用を受けて弾性変形を起こして圧着している。
うち、挿し口1に取り付けた部分のみを拡大して詳細に
示したもので、切り口11、テーパー面14、凹溝13
の非塗装面はシール用パッキンのパッキン本体31によ
って添着被覆されて管内の通水との接触を断ち、このシ
ール用パッキン3は外周側の保持リング4に保持され、
外向き突条33は一つ割の保持リングのスプリングバッ
ク作用を受けて弾性変形を起こして圧着している。
【0020】図5(A)(B)(C)は切り管10と直
管20との現地施工の手順を示し、図(A)の工程では
受口2の最深部に相当する段差21から耐震機能を保証
する可動範囲に当る胴隙間隔Ymaxにかけて、あらかじ
めシール用パッキン3と保持リング4とを一体的に組合
わせて内部にセットし、さらに心出し用ゴム51、ロッ
クリング5、ゴム輪6を取り付ける。一方、挿し口1に
は凹溝13へ挿し口リング12を嵌合しておく。
管20との現地施工の手順を示し、図(A)の工程では
受口2の最深部に相当する段差21から耐震機能を保証
する可動範囲に当る胴隙間隔Ymaxにかけて、あらかじ
めシール用パッキン3と保持リング4とを一体的に組合
わせて内部にセットし、さらに心出し用ゴム51、ロッ
クリング5、ゴム輪6を取り付ける。一方、挿し口1に
は凹溝13へ挿し口リング12を嵌合しておく。
【0021】図5(B)では受口2へ挿し口1を挿通
し、シール用パッキン3を端部に突設していた内向き突
条34を乗り越えて挿し口リング12が内部へ進入し、
挿し口リング12の側面が内向き突条33と当接した状
態である。このとき保持リング4はこの進入圧力に押さ
れて拡径する。図5(C)ではさらに挿し口1が内部へ
進入し所定の位置に達した後停止した状態であり、外向
き突条33は保持リング4の圧力に押されて弾性変形し
て両部材は圧着している。
し、シール用パッキン3を端部に突設していた内向き突
条34を乗り越えて挿し口リング12が内部へ進入し、
挿し口リング12の側面が内向き突条33と当接した状
態である。このとき保持リング4はこの進入圧力に押さ
れて拡径する。図5(C)ではさらに挿し口1が内部へ
進入し所定の位置に達した後停止した状態であり、外向
き突条33は保持リング4の圧力に押されて弾性変形し
て両部材は圧着している。
【0022】
【発明の効果】本発明の管端部防食構造は、必要な防食
面(非塗装面)だけを被覆して腐食から守るから、極め
て簡単な構造となり、あらかじめ受口内面の所定の位置
に2つの部材を設置しておくこと以外は通常の接合手順
通りの施工で足り、特に余計な手順を煩わすことのない
利点が挙げられる。しかも従来技術の防食コアを仮に耐
震用管継手に適用したとき、予想されるような長尺寸法
となることなく、管内の有効断面積を相当に減縮する虞
れもなく、したがって圧力損失の懸念も完全に払拭され
る。今後、絶対的に管継手の主体となるべき耐震構造を
陰で支える有力な機能を具え、安全で信頼性の高い水道
管路を保証する効果は、まことに社会的ニーズに叶った
設備として高く評価されるものである。
面(非塗装面)だけを被覆して腐食から守るから、極め
て簡単な構造となり、あらかじめ受口内面の所定の位置
に2つの部材を設置しておくこと以外は通常の接合手順
通りの施工で足り、特に余計な手順を煩わすことのない
利点が挙げられる。しかも従来技術の防食コアを仮に耐
震用管継手に適用したとき、予想されるような長尺寸法
となることなく、管内の有効断面積を相当に減縮する虞
れもなく、したがって圧力損失の懸念も完全に払拭され
る。今後、絶対的に管継手の主体となるべき耐震構造を
陰で支える有力な機能を具え、安全で信頼性の高い水道
管路を保証する効果は、まことに社会的ニーズに叶った
設備として高く評価されるものである。
【図1】(A)(B)によって本発明の実施形態の構成
と作用を示す縦断正面図である。
と作用を示す縦断正面図である。
【図2】本発明の実施形態におけるシール用パッキンの
縦断正面図(A)と側面図(B)である。
縦断正面図(A)と側面図(B)である。
【図3】本発明の実施形態の保持リングの縦断正面図
(A)と側面図(B)である。
(A)と側面図(B)である。
【図4】装着した後の挿し口と各部材の詳細を示す縦断
正面図である。
正面図である。
【図5】(A)(B)(C)によって本発明の防食構造
を現地で施工する手順を示す各縦断正面図である。
を現地で施工する手順を示す各縦断正面図である。
【図6】従来技術の防食コア(A)と取り付け状態
(B)の縦断正面図である。
(B)の縦断正面図である。
【図7】従来技術の耐震用管継手の構造と作用を示す縦
断正面図である。
断正面図である。
【図8】別の従来技術の耐震用管継手の構造と作用を示
す縦断正面図である。
す縦断正面図である。
【図9】図6の従来技術の課題を示す縦断正面図であ
る。
る。
1 挿し口 2 受口 3 シール用パッキン 4 保持リング 5 ロックリング 6 ゴム輪 10 切り管 20 直管 11 切り口 12 挿し口リング 13 凹溝 14 テーパー面 21 段差 31 パッキン本体 32 内向き突条 33 外向き突条 34 内向き突条 42 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−139686(JP,A) 実開 平6−40592(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 58/18
Claims (2)
- 【請求項1】 切り管を含む耐震用管継手において、挿
し口1の切り口11や該切り口11から挿し口リング1
2を挿嵌するための凹溝13に至る外周面を被覆するシ
ール用パッキン3と、受口2の最深部の段差21から最
も管の抜け出した状態における胴隙間隔Ymax に相当す
る長さに亘って内嵌して前記シール用パッキン3を保持
する保持リング4とからなることを特徴とする耐震用管
継手管端部の防食構造。 - 【請求項2】 請求項1において、シール用パッキン3
は弾性変形前の形状で凹溝13に挿し口リング12を挿
嵌し切り口11に至る挿し口の外周面を転写した同形の
内周面を具えたパッキン本体31と、該パッキン本体3
1の切り口側端部に突出する内向き突条32と、他端で
突出する外向き突条33および内向き突条34とからな
り、該外向き突条33が弾性変形を伴って圧接する保持
リング4は、シール用パッキン3よりは高強度な弾性材
料の一つ割環状体で形成することを特徴とする耐震用管
継手管端部の防食構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09272237A JP3129253B2 (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 耐震用管継手管端部の防食構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09272237A JP3129253B2 (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 耐震用管継手管端部の防食構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1194187A JPH1194187A (ja) | 1999-04-09 |
| JP3129253B2 true JP3129253B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=17511045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09272237A Expired - Fee Related JP3129253B2 (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 耐震用管継手管端部の防食構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3129253B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5723164B2 (ja) * | 2011-01-14 | 2015-05-27 | コスモ工機株式会社 | 防錆部材 |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP09272237A patent/JP3129253B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1194187A (ja) | 1999-04-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3129253B2 (ja) | 耐震用管継手管端部の防食構造 | |
| JP5080151B2 (ja) | 管継手 | |
| JP3319509B2 (ja) | 耐震用管継手端部の防食構造とその成形方法 | |
| JP3319508B2 (ja) | 耐震用管継手端部の防食構造と成形方法および成形装置 | |
| JP4024591B2 (ja) | 保護カバー及びこの使用方法 | |
| JP3185855B2 (ja) | ダクタイル鋳鉄管の防食コアおよびその取り付け方法 | |
| JP3319503B2 (ja) | 耐震用管継手端部の防食構造 | |
| JPH10332058A (ja) | メカニカル式管端防食管継手 | |
| JP2005248971A (ja) | 管端面の防食構造 | |
| JP3583333B2 (ja) | 管端用の防食コア構造および固定方法 | |
| JPS6318875Y2 (ja) | ||
| JP3138926B2 (ja) | 管継手の防食コア | |
| JP4081165B2 (ja) | 樹脂パイプ用継手 | |
| JP2555119Y2 (ja) | 管継手 | |
| JPH0854087A (ja) | メカニカル形管継手 | |
| JP3993911B2 (ja) | 防蝕管と防蝕管継手との接続構造 | |
| JP3498899B2 (ja) | 耐震用管継手端部の防食構造とその成形方法 | |
| JPH0680315U (ja) | 波付管の管継ぎ手 | |
| JP3121573B2 (ja) | 管継手部における管端防食構造及びその防食コア | |
| JP3628568B2 (ja) | 管端防食コアの固定構造 | |
| JPH10141561A (ja) | 防食メカニカル管継手及び防食メカニカル管接続構造 | |
| JP2000146061A (ja) | ガスメ―タ接続用ライザ―管継手 | |
| JP3608384B2 (ja) | 管端防食コア | |
| US6422609B1 (en) | Fluid joint | |
| JP3681339B2 (ja) | 管端防食コアの固定リング及びそれを使用した固定構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |