JP3608384B2 - 管端防食コア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば内面を樹脂ライニングした給水用鋼管をハウジング型管継手を用いて接続する際に、内面ライニング鋼管の端部に端面腐食による赤水を防止するために挿嵌する管端防食コアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築設備配管の中で、消火、冷却水、冷温水に使用される配管用炭素鋼鋼管(JIS G 3452)の接続に用いる継手として、図4に示すような、ハウジング型管継手(鉄管継手協会規格:JPF MP 006)がある。
【0003】
このハウジング型管継手1は、接続すべき鋼管2の端部に、図4(c)に示すような転造溝2aや、図4(d)に示すような切削溝2bを設け、この転造溝2a或いは切削溝2bに、図4(a)に示すように、2つ割りのハウジング1aの爪1aaを係合させた状態で、ボルト3aとナット3bで締付けて接続するものであり、ハウジング1aの中には、配管内の水圧によって鋼管2の外周シール部2cにリップ1baを押付けてセルフシールするリップ型のゴムパッキン1bが内装されている。
【0004】
このハウジング型管継手1における管端防食技術を図5を用いて説明する。
図5は切削溝2bを形成した鋼管2の内面に、硬塩化ビニル2dをライニングし、鋼管2の端面と外周シール部2cには防食塗装(図5中に×印で示す。)を施したものであり、防食塗装した外周シール部2cに、ゴムパッキン1bのリップ1baを当接するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示したハウジング型管継手1では、次のような問題がある。
▲1▼ ライニングに比べて、塗装の防食性能は必ずしも高いとは言えず、長期間使用している間に腐食が発生する。
▲2▼ 切削溝加工によって鋼管の肉厚が削られるので、配管強度が低下する。
▲3▼ ▲2▼の加工に時間がかかり、生産性が低い。
【0006】
上記したように、ハウジング型管継手は、管端部分の防食措置技術が確立されていないので、給水用配管での使用例は少なく、建設省の機械設備工事共通仕様書にも規定されていないのが現状である。
【0007】
ところで、内面ライニング鋼管の端部に、ハウジング型管継手用の管端防食コアを装着することについては、現在は実用化されていないが、仮に、管端防食コアを装着した場合には、以下に説明するような問題がある。
【0008】
接続すべき鋼管2については、切削溝2bを設けたものでは、鋼管2の内径に変化はないので、管端防食コアの胴部寸法を決定することは容易である。以下、切削溝2bを設けた鋼管2に管端防食コアを挿嵌する場合について説明する。
図6(a)に示すように、内面を硬塩化ビニル2dでライニングした鋼管2(以下、「内面ライニング鋼管」という。)の端面のみを管端防食コア4で覆う場合には、防食性能は必ずしも高いとは言えず、長期間使用している間に鋼管2の外周シール部2cにおける露出部分に腐食が発生する。
【0009】
また、図6(b)に示すように、内面ライニング鋼管2の外周シール部2cまでを管端防食コア4で覆う場合には、図6(b)に矢印で示すように、管端防食コア4の内面と、内面ライニング鋼管2の隙間を伝って配管内の水圧が外部へリークし、漏水を発生する虞がある。
【0010】
図6は端部に切削溝2bを設けた鋼管2を使用した例であるが、このような鋼管2では、先に説明したように、切削加工によって鋼管2の肉厚が削られるので、配管強度が低下するという問題も併せ持っている。
【0011】
一方、切削溝2bに代えて転造溝2aを設けた鋼管2を使用した場合には、このような問題は発生しない。従って、配管強度の点からは、転造溝2aを設けた鋼管2を使用することが望ましいことになる。しかしながら、転造溝2aを設けた鋼管2では、程度の大小はあるものの、図7に示すように、管端部がラッパ状に拡がる傾向がある。これは、転造溝2aを形成する際に、図8に示すように、鋼管2の内面側を受けローラ5で支持しながら、外面から転造ローラ6を回転する鋼管2に圧下させて塑性加工するので、加工部に曲げ応力が発生するためである。
【0012】
鋼管2の管端部がラッパ状に拡がった場合、図6(b)に示した管端防食コア4では、図9(b)に示したように、管端防食コア4を管端に挿嵌することができなくなる。従って、転造溝2aを設けた鋼管2をハウジング型管継手で接続する場合には、図6(a)に示した管端防食コア4を使用することになるが、この管端防食コア4を転造溝2aを設けた鋼管2の管端に挿嵌した場合、図9(a)に示したように、線接触ないしは接触面積の僅かな面接触となって、管端防食コア4がぐらついて挿嵌状態が不安定になる。
【0013】
挿嵌状態を安定させるためには、管端防食コア4の形状を、図10に示すような突合わせ連結型となし、2箇所で線接触させることが有効である。
しかしながら、このような形状とした場合でも、まだ、次のような問題が残る。
【0014】
まず、端部外周に転造溝2aが加工された内面ライニング鋼管2を、ハウジング型管継手1を用いて接続した場合、図11に示すように、接合された2つの内面ライニング鋼管2の端面間距離Lには寸法制限があり、一般には1〜5mmである。これはハウジング1aの爪1aaが転造溝2aに嵌合するための不可欠条件である。そして、突合わせ連結型の管端防食コア4を、このような端面間距離Lにある2つの内面ライニング鋼管2の夫々と線接触させる必要がある。
【0015】
しかしながら、一方の内面ライニング鋼管2の管端部のラッパ状拡がりが他方よりも大きい場合、突合わせ連結型の管端防食コア4では、図12(a)に示したように、ラッパ状拡がりの小さい内面ライニング鋼管2(図12(a)における紙面右側)とは線接触するが、ラッパ状拡がりの大きい内面ライニング鋼管2(図12(a)における紙面左側)とは線接触しなくなる場合がある。このような場合、管端防食コア4がうまくフィットした挿嵌にはならず、宙に浮いた状態になる。
【0016】
一方、内面ライニング鋼管2の管端部のラッパ状拡がりが通常かそれより小さい場合、突合わせ連結型の管端防食コア4は、図12(b)に示したように、両方の内面ライニング鋼管2に線接触してうまくフィットした挿嵌になる。しかしながら、この場合には、内面ライニング鋼管2内と、ゴムパッキン1b内が遮断された状態となるので、通水後に発生する配管内の水圧が、ゴムパッキン1bに届かなくなって、漏水の原因になる。
【0017】
本発明は、端部外周に転造溝が加工された内面ライニング鋼管を、ハウジング型管継手を用いて接続するに際し、内面ライニング鋼管の管端に挿嵌する管端防食コアにあった問題を解決できる管端防食コアを提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明の管端防食コアは、2個で対をなし、一方には外周に環状溝を設けてこの環状溝にシール用リングを装着した環状突出部を、また、他方にはこの環状突出部に嵌合する環状凹部を設け、前記環状突出部の内周から前記環状溝に至る貫通孔を少なくとも1個形成し、内面ライニング鋼管を接続した際、環状突出部が環状凹部に挿嵌した状態となるようにし、管端防食コアの胴部先端を内面ライニング鋼管の内面と接触させることとしている。そして、このようにすることで、端部外周に転造溝が加工された内面ライニング鋼管に管端防食コアを挿嵌する場合、内面ライニング鋼管の管端部のラッパ状拡がりの大小に関わらず、内面ライニング鋼管の内面と、管端防食コアの胴部との線接触を100%確保することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の管端防食コアは、端部外周に転造溝が加工された内面ライニング鋼管を、ハウジング型管継手を用いて接続するに際し、内面ライニング鋼管の管端に挿嵌する管端防食コアであって、2個で対をなし、一方には外周に環状溝を設けてこの環状溝にシール用リングを装着する環状突出部を、また、他方にはこの環状突出部に嵌合する環状凹部を設け、前記環状突出部の内周から前記環状溝に至る貫通孔を少なくとも1個形成し、内面ライニング鋼管を接続した際、環状突出部が環状凹部に挿嵌した状態となるようにし、管端防食コアの胴部先端を内面ライニング鋼管の内面と接触させたものであり、必要に応じて、環状突出部の外周にシール用リングを装着したりする。
【0020】
本発明の管端防食コアでは、内面ライニング鋼管の管端部のラッパ状拡がりの大小に関わらず、内面ライニング鋼管の内面と、管端防食コアの胴部との線接触を100%確保することができる。
【0021】
つまり、一方の内面ライニング鋼管にのみ挿嵌する管端防食コアの場合、上記したように内面ライニング鋼管の内面と、管端防食コアの胴部との線接触を100%確保することができたとしても、線接触の箇所は1箇所であるから、片持ち状態である。この場合、管端防食コアを、2個で対をなし、一方には環状突出部を、また、他方にはこの環状突出部に嵌合する環状凹部を設け、内面ライニング鋼管を接続した際、環状突出部が環状凹部に挿嵌した状態となるようにしたものとすれば、線接触の箇所は2箇所となるから、管端防食コアの挿嵌状態はより安定することになる。
【0022】
この際、環状突出部の外周にシール用リングを装着した場合には、シール効果はより確実になる。
【0023】
そして、前記した管端防食コアの環状突出部の外周に環状溝を設け、この環状溝にシール用リングを装着すると共に、環状突出部の内周から前記環状溝に至る貫通孔を少なくとも1個形成した場合には、接続後、通水して水圧がかかれば、水圧は貫通孔を経てシール用リングに作用し、シール用リングを外周側に伸ばして、配管内の水をゴムパッキン内に導き、セルフシール効果をゴムパッキンに与える。なお、配管内の水圧と、ゴムパッキン内の水圧が同じになった時は、水圧はバランスするので、シール用リングは収縮して貫通孔を塞ぎ、配管内の水とゴムパッキン内の水は遮断される。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の管端防食コアを図1〜図3に示す一実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の管端防食コアの要部を説明するために、端部外周に転造溝が加工された内面ライニング鋼管の管端に挿嵌した状態を示す上半分の断面図、図2(a)は本発明の第実施例を示す管端防食コアを、端部外周に転造溝が加工された内面ライニング鋼管の管端に挿嵌した状態を示す上半分の断面図、(b)(c)は(a)の要部拡大図で、(b)は配管内の水圧がゴムパッキン内の水圧より高い場合、(c)は配管内の水圧とゴムパッキン内の水圧が同じ場合、図3は本発明の第実施例を示す管端防食コアを、端部外周に転造溝が加工された内面ライニング鋼管の管端に挿嵌しハウジング型管継手で接続した場合の上半分の断面図である。
【0025】
図1において、11は樹脂で製造された管端防食コアであり、端部外周に転造溝2aが加工された内面ライニング鋼管2の管端に挿嵌する胴部11aと、この胴部11aの一方端に突設され、前記管端に当接する鍔部11bとから構成されている。本例では、通常は、転造溝2aを成形加工する過程で、管端がラッパ状に拡がることを考慮して、胴部11aは鍔部11bから先端に向かって下り勾配に形成したものを示している。
【0026】
ところで、端部外周に加工される転造溝2aの底(外径)は、ハウジング型管継手1を構成するハウジング1aの爪1aaが、所定の深さ引っ掛かるように、外径寸法が狭い範囲内に収まるように加工現場でゲージによって管理されている。
【0027】
従って、の管端防食コア11は、前記胴部11aにおける先端を、転造溝2aの底の管理された外径に最も近い、内面ライニング鋼管2の内接触させている。これによって、内面ライニング鋼管2の管端部のラッパ状拡がりの大小に関わらず、内面ライニング鋼管2の内面と、管端防食コア11の胴部11aとの線接触を100%確保することができる。
【0028】
1に示す例では、前記管端防食コア11における胴部11aの先端側より鍔部11b寄りの位置に、環状突起11cを例えば2列形成し、より効果的に内面ライニング鋼管2と管端防食コア11の胴部11a間のシールが行えるものを示している。なお、環状突起11cに代えて、シール用の例えばOリングを装着したり、また、環状突起11cとOリングの両方を設けたものでも良い。
【0029】
図2は本発明に係る管端防食コアの第の実施例を示したもので、この管端防食コア21は、雄型21aと雌型21bの2個で対をなし、夫々は前記した管端防食コア11と同様に、胴部21aa,21baと鍔部21ab,21bbを有し、夫々の胴部21aa,21baにおける先端を、内面ライニング鋼管2の内接触させている。
【0030】
そして、このうちの雄型21aの鍔部21ab側には、胴部21aaと反対の方向に環状突出部21acを設けている。一方、雌型21bの鍔部21bb側には、前記環状突出部21acに嵌合する環状凹部21bcを設けている。従って、内面ライニング鋼管2を接続した際には、図2(a)に示すように、環状突出部21acが環状凹部21bcに挿嵌して一体化した状態となり、管端防食コア21と内面ライニング鋼管2が線接触する箇所は、雄型21aと雌型21bの夫々1箇所ずつ、合計で2箇所となるから、管端防食コア21の挿嵌状態は図1に示した管端防食コア11より安定することになる。
【0031】
2に示した実施例では、前記した雄型21aの環状突出部21acの外周に、環状の例えばU字状溝21adを設け、このU字状溝21adにシール用の例えばOリング22を装着すると共に、環状突出部21acの内周から前記U字状溝21adに至る貫通孔21aeを、例えば等角度位置に8個形成したものを示している。これが請求項に対応する実施例である。
【0032】
このような管端防食コア21を採用した場合には、ハウジング型管継手1を用いて内面ライニング鋼管2を接続した後、通水して水圧がかかれば、水圧は貫通孔21aeを経てOリング22に作用するので、図2(b)に示すように、Oリング22は外周側に伸びて配管内の水はゴムパッキン1b内に導かれることになる。ゴムパッキン1b内に導かれた水はゴムパッキン1bのリップ1baに作用し、セルフシール効果をゴムパッキン1bに与える。
【0033】
そして、配管内の水圧と、ゴムパッキン1b内の水圧が同じになった時は、水圧はバランスするので、図2(c)に示すように、Oリング22は収縮して貫通孔21aeを塞ぎ、配管内の水とゴムパッキン1b内の水は遮断されることになる。従って、仮にゴムパッキン1b内で赤水が発生した場合においても、赤水が配管内に侵入することはない。
【0034】
図3は上記した図2に示した実施例における、雄型21aの環状突出部21acの外周にシール用の例えばOリング23を装着すると共に、転造溝2aの加工により突出した部分の管端側直近の内径と一致させた雄型21aと雌型21bとからなる管端防食コア21の、夫々の胴部21aa,21baの先端側より鍔部21ab,21bb寄りの位置に、シール用の例えばOリング24を装着したり、また、図示省略したが、Oリング24に代えて、環状突起を形成したものである。なお、環状突起とOリング24の両方を設けたものでも良い。
【0035】
このようにすることで、内面ライニング鋼管2と雄型21a,雌型21bの胴部21aa,21ba間、及び、雄型21aと雌型21b間のシールがより良好に行えることになる。これ請求項に対応する実施例である。
なお、図3中の×印は、内面ライニング鋼管2の端面と外周シール部2cに塗布される防食シール剤を示す。
【0036】
本発明の管端防食コアは上記した実施例に限らないことは言うまでもない。
なお、上記したOリング22〜24は水道用ゴムを素材としていることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の管端防食コアを使用した場合には、建設現場において、熟練者でなくても誰でも、短時間で、内面ライニング鋼管の管端の防食を行うことができる。
この際、本発明の管端防食コアでは、2個で対をなし、一方には環状突出部を、また、他方にはこの環状突出部に嵌合する環状凹部を設け、内面ライニング鋼管を接続した際、環状突出部が環状凹部に挿嵌した状態となるようにしたものであるので、線接触の箇所が2箇所となって、管端防食コアの挿嵌状態はより安定することになる。
【0038】
また、環状突出部の外周にシール用リングを装着した場合には、内面ライニング鋼管と管端防食コアの胴部間、雄型と雌型間のシール効果はより確実になる。
【0039】
また、環状突出部の外周に環状溝を設け、この環状溝にシール用リングを装着すると共に、環状突出部の内周から前記環状溝に至る貫通孔を少なくとも1個形成しているので、通水時、ゴムパッキン内に水を導いてゴムパッキンのセルフシール効果発揮さ、漏水の虞がなくなる。また、配管内の水圧と、ゴムパッキン内の水圧が同じになった時は、水圧はバランスして、ゴムパッキン内の水と配管内の水とを遮断するので、酸素消費状態を保って高い防食性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管端防食コアの要部を説明するために、端部外周に転造溝が加工された内面ライニング鋼管の管端に挿嵌した状態を示す上半分の断面図である。
【図2】(a)は本発明の第実施例を示す管端防食コアを、端部外周に転造溝が加工された内面ライニング鋼管の管端に挿嵌した状態を示す上半分の断面図、(b)(c)は(a)の要部拡大図で、(b)は配管内の水圧がゴムパッキン内の水圧より高い場合、(c)は配管内の水圧とゴムパッキン内の水圧が同じ場合である。
【図3】本発明の第実施例を示す管端防食コアを、端部外周に転造溝が加工された内面ライニング鋼管の管端に挿嵌しハウジング型管継手で接続した場合の上半分の断面図である。
【図4】端部に溝を設けた鋼管を接続するハウジング型管継手の説明図で、(a)は上半分を示す断面図、(b)はハウジングの締付状態を説明する側面図、(c)は鋼管の端部に設ける転造溝の説明図、(d)は鋼管の端部に設ける切削溝の説明図である。
【図5】ハウジング型管継手を用いて、切削溝を設け、内面のみライニングし、外周シール部と管端部は防食塗装した鋼管を接続した場合の説明図である。
【図6】ハウジング型管継手を用い、切削溝を設け、内面のみライニングした鋼管を接続する場合の説明図で、(a)は管端部のみ覆う管端防食コアを使用した場合、(b)は管端部と外周シール部を覆う管端防食コアを使用した場合である。
【図7】管端に転造溝を形成した鋼管の、管端部がラッパ状に拡がった状態の説明図である。
【図8】鋼管の管端に転造溝を形成する方法の説明図である。
【図9】管端に転造溝を形成した鋼管の、管端部がラッパ状に拡がっていることによる問題点の説明図で、(a)は管端部のみ覆う管端防食コアの場合、(b)は管端部と外周シール部を覆う管端防食コアの場合である。
【図10】突合わせ連結型の管端防食コアの説明図である。
【図11】ハウジング型管継手を用いて接続した鋼管における端面間距離の寸法制限の説明図である。
【図12】突合わせ連結型の管端防食コアを管端に挿嵌した際の問題点の説明図で、(a)は一方の鋼管の管端のラッパ状拡がりが大きく1箇所しか線接触しない場合、(b)は2箇所で線接触するが配管内の水圧がゴムパッキン内に届かない場合である。
【符号の説明】
1 ハウジング型管継手
2 内面ライニング鋼管
2a 転造溝
11 管端防食コア
11a 胴部
11b 鍔部
11c 環状突起
21 管端防食コア
21a 雄型
21aa 胴部
21ac 環状突出部
21ad U字状溝
21ae 貫通孔
21b 雌型
21ba 胴部
21c 環状凹部
22 Oリング
23 Oリング
24 Oリング

Claims (2)

  1. 端部外周に転造溝が加工された内面ライニング鋼管を、ハウジング型管継手を用いて接続するに際し、内面ライニング鋼管の管端に挿嵌する管端防食コアであって、
    2個で対をなし、一方には外周に環状溝を設けてこの環状溝にシール用リングを装着した環状突出部を、また、他方にはこの環状突出部に嵌合する環状凹部を設け、前記環状突出部の内周から前記環状溝に至る貫通孔を少なくとも1個形成し
    内面ライニング鋼管を接続した際、環状突出部が環状凹部に挿嵌した状態となるようにし、管端防食コアの胴部先端が内面ライニング鋼管の内面と接触することを特徴とする管端防食コア。
  2. 環状突出部の外周にシール用リングを装着したことを特徴とする請求項1記載の管端防食コア。
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