JP2000146061A - ガスメ―タ接続用ライザ―管継手 - Google Patents

ガスメ―タ接続用ライザ―管継手

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JP2000146061A JP11010583A JP1058399A JP2000146061A JP 2000146061 A JP2000146061 A JP 2000146061A JP 11010583 A JP11010583 A JP 11010583A JP 1058399 A JP1058399 A JP 1058399A JP 2000146061 A JP2000146061 A JP 2000146061A
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resin coating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腐食の問題がなく、現場で容易に配管施工が
行え、また火災時の安全性も備えた、地中埋設部から立
上げ配管して地上のガスメータに接続するのに好適な、
樹脂管と金属製蛇腹管を接続できるガスメータ接続用ラ
イザー管継手を提供する。 【構成】 一端に金属管と接続する接続部を有する継手
本体を設け、継手本体の外面に熱可塑性樹脂を射出成形
して樹脂被覆層を設け、他端の樹脂被覆層の端部は埋設
配管された熱可塑性樹脂管と融着接続する筒体に設け、
継手本体は地中埋設部と、金属管と接続する地上立ち上
がり部とを有し、継手本体の地上立ち上がり部の樹脂被
覆層は耐候性を有す保護カバーで覆うと共に、金属管の
外面は樹脂被覆層で覆って継手本体外面の樹脂被覆層と
密封したガスメータ接続用ライザー管継手である。接続
部はねじ接続でも溶接でもナットを用いた接続部でも良
い。金属管の外面にはコンジット管を装着できる。継手
本体はソケット形でもエルボ形でも良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地中に埋設配管され
たポリエチレン等の樹脂管から立ち上げて地上のガスメ
ータに配管接続するガスメータ接続用ライザー管継手に
関するするものである。
【0002】
【従来の技術】近年、配管の施工性や耐震性の面から可
撓性を有すポリエチレン管が多く使われてきており、こ
のためのポリエチレン管と金属管を接続する継手が従
来、実開平6―20987号公報で開示されものがあ
る。このものは、継手本体の各端部内面に金属製蛇腹管
とプラスチック管を装着し、この装着した両管の内周面
に両管にまたがって金属製スティフナーを内挿し、この
金属製スティフナーを内周側から拡径して金属製樹脂管
とプラスチック管とを継手本体の内周面に圧着して接続
固定したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】地中から地上のガスメ
ータに配管接続する場合、金属管を地中でポリエチレン
管と接続して地上に立ち上げ配管した場合は、金属管が
土壌と接するため土壌とコンクリート間で生じるマクロ
セル腐食等の問題があり、金属管の表面に樹脂皮膜を設
けたり、絶縁継手を設けたりするなど各種の防食対策を
施さねばならず、またこの問題を未然に防止するために
定期的に金属管部分が腐食してないか埋設部を掘り起こ
して保安検査しなければならない煩雑さがあった。この
ために埋設プラスチック管を地上に立ち上げて地上部分
でプラスチック管と金属管を接続して金属管をガスメー
タと配管した場合は、万一の地上部分での火災に際して
火災の熱が金属管からプラスチック管に伝わり、立ち上
げ配管されたプラスチック管が加熱溶融して内部の都市
ガス等が外部に噴出する問題があった。
【0004】またプラスチック管を地中に埋設された供
給元樹脂管と接続する場合に、プラスチック管は容易に
曲げ配管できないので、プラスチック管の端部に埋設樹
脂管と接続用の樹脂製エルボ継手を別に用意しなければ
配管接続できず、配管作業が面倒であった。また上記従
来の管継手では、継手本体の内周面に装着したプラスチ
ック管と金属製蛇腹管との内面から金属製スティフナー
を拡径して両管を一体的に圧着固定するため、スティフ
ナーを拡径する工程は必ず工場での生産工程となり、現
場で配管施工が行なえない問題があった。また埋設部分
でプラスチック管が配管されて金属製蛇腹管と接続され
るため、金属製蛇腹管を確実に防食処理施工する必要が
あった。本発明は上記の課題を解消して、腐食の問題が
なく、現場で容易に配管施工が行え、また火災時の安全
性も備えた、地中埋設部から立上げ配管して地上のガス
メータに接続するのに好適な、樹脂管と金属管を接続で
きるガスメータ接続用ライザー管継手を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、一端に
金属管と接続する接続部を有する継手本体を設け、該継
手本体の外面に熱可塑性樹脂を射出成形して樹脂被覆層
を設け、他端の該樹脂被覆層の端部は埋設配管された熱
可塑性樹脂管と融着接続する筒体に設け、該継手本体は
地中埋設部と、前記金属管と接続する地上立ち上がり部
とを有し、該継手本体の地上立ち上がり部の樹脂被覆層
は耐候性を有す保護カバーで覆うと共に、前記金属管の
外面は樹脂被覆層で覆って前記継手本体外面の樹脂被覆
層と密封したことを特徴とするガスメータ接続用ライザ
ー管継手である。
【0006】上記において前記金属管は、外面樹脂被覆
鋼管で、前記継手本体は金属管とねじ螺合接続され、該
ねじ接続部の外面はブチルゴムで外面樹脂被覆鋼管の樹
脂被覆層と前記継手本体外面の樹脂被覆層とを密封した
ことを特徴とするガスメータ接続用ライザー管継手であ
る。上記において前記金属管は、外面を樹脂製保護チュ
ーブで覆った金属製蛇腹管で、該金属製蛇腹管と前記継
手本体とを溶接接続し、該溶接接続部の外面は塩化ビニ
ル樹脂製のチューブで前記継手本体外面の樹脂被覆層と
前記金属製蛇腹管外面の保護チューブと密封したことを
特徴とするガスメータ接続用管継手である。上記におい
て前記継手本体の接続部は、金属管を接続する継手本体
とナットとからなり、継手本体の外面に熱可塑性樹脂を
射出成形して樹脂被覆層を設けると共に、前記ナットの
外面に樹脂被覆層を設けて継手本体との間で前記金属管
を接続し、前記継手本体とナット外面の樹脂被覆層同士
を密封シールし、前記ナット外面の樹脂被覆層と金属管
外面の樹脂被覆層とを密封したことを特徴とするガスメ
ータ接続用ライザー管である。
【0007】上記において前記継手本体の地上立上がり
部の継手本体樹脂被覆層の外面は、耐候性を有す保護カ
バーで覆ったことを特徴とするガスメータ接続用ライザ
ー管継手である。上記において前記継手本体は、継手本
体の地中埋設部で90度曲がるエルボ形に設けてあるこ
とを特徴とするガスメータ接続用ライザー管である。上
記において前記継手本体は、直管状のソケット形に設け
てあることを特徴とするガスメータ接続用ライザー管で
ある。上記において前記金属管の樹脂被覆層の外面に
は、樹脂製又は金属製のコンジット管を装着したことを
特徴とするガスメータ接続用ライザー管継手である。
【0008】
【作用】本発明は上記の構成であって、継手本体の外面
に被覆した樹脂被覆層の端部を埋設樹脂管と融着接続で
きる筒体に形成したので、例えば接続する埋設樹脂管と
既存の樹脂製エレクトロヒュージョン継手や樹脂製メカ
ニカル継手を用いて樹脂管同志を容易に接続できる。ま
た継手に接続した金属管の端部は、既存の金属製継手を
用いて、地上に設置されたガスメータと容易に接続でき
る。また継手本体は一部が地中埋設され一部が地上で金
属管と接続される。従って埋設部は埋設樹脂管とこれに
接続した継手本体の樹脂被覆層とで連続して地上に立ち
上がっているので埋設部は樹脂管部分で密封連続してお
り、また地上部は金属管とこれに接続した継手本体が地
中埋設されているので地上部は金属管部分で連続してお
り、しかも地上部の金属管部分と継手本体部分は樹脂被
覆層で覆われて地中部に埋設されているので金属管が土
中に接触せず、埋設部は樹脂管で連続して地上に立ち上
がるため腐食の問題がなく、また埋設部の金属管も樹脂
被覆によって外部との接触が遮断されるので各種腐食の
問題がなく、防食施工や定期的な保安検査等が省略でき
る。
【0009】また万一の地上での火災に遭遇した場合で
も、火災時の熱は金属管を通して継手本体に伝達される
が、継手本体の下部が地中埋設されており、この地中埋
設部の継手本体部分で地上の金属管から伝達した熱が冷
却され、この冷却部分の地中埋設部継手本体を介して継
手本体外面の樹脂被覆層が供給元の樹脂管と接続される
ので、樹脂被覆層で連続する配管部分には地上の熱の影
響が受けず、万一の火災においても安全が計られる。ま
た継手本体は樹脂被覆層で覆われており、継手本体は9
0度に曲がるエルボ形状であると、継手本体の樹脂被覆
層端部が供給元の埋設樹脂管と容易に横引き接続が行
え、掘削深さを深くしなくとも容易に配管施工が行え
る。
【0010】また継手本体の地上部に立ち上がる部分を
保護カバーで覆うことによって、継手本体の樹脂被覆層
は外部環境から遮断され、例えば紫外線劣化等が生じな
い。この継手本体と金属管との接続は、ねじ込み接続や
溶接接続またはナットを用いたメカニカル接続等の接続
部構造が用いられる。また金属管は外面樹脂被覆鋼管や
樹脂被覆した金属製蛇腹管が用いられる。継手本体とナ
ットからなる管継手の場合、ナットの外面にも樹脂被覆
される。また金属管の外面には樹脂又は金属製のコンジ
ット管が装着され、金属管外面の樹脂被覆層外面を保護
できる。このため金属製の継手本体、ナット及び金属管
共外部環境から遮断され、継手本体の地中埋設部が土壌
と接触してなく、従ってマクロセル腐食の問題がなく、
樹脂被覆層によって防食処理が施されており、腐蝕の問
題が生じない。また継手本体の接続部がねじ接続構造や
ナットを用いて金属管と接続する構造では、配管現場の
状況に応じて配管現場で容易に金属管と接続できるので
配管の施工性がよい。
【0011】
【発明の実施形態】以下本発明の実施例を図面に基づい
て説明する。図1は本発明の第1実施例を示すガスメー
タ接続用ライザー管継手である。図において10は可鍛
鋳鉄製の継手本体で、一端に外面樹脂被覆鋼管19との
接続用テーパ雌ねじ11を設け、胴部は90度に曲がる
エルボ形に設けてある。この胴部は直管状のソケット形
でも良い。この外面にアンダーコートを塗布し射出成型
によって熱可塑性樹脂(ポリエチレン)による樹脂被覆
層12を設け、継手本体10との間を密封的に密着させ
ている。樹脂被覆層12は鋼管19とのねじ接続部外面
に突出する筒状部13を設け、他端側は接続する供給元
の埋設ポリエチレン管1と同じ外径の筒体14を継手本
体の端部より突出して設けてある。筒体14は内外径を
接続樹脂管1と同じ寸法に設けてあり、供給元の埋設樹
脂管と既存の樹脂製電気融着継手(エレクトロヒュージ
ョン継手)で接続される。
【0012】継手本体のテーパ雌ねじ11に外面樹脂被
覆鋼管19が接続され、鋼管19の端部は地上に設置さ
れたガスメータに配管される。テーパ雌ねじ11との接
続部の外面はブチルゴム15を筒状部13内に装着して
鋼管19の樹脂被覆層16と継手本体10の外面樹脂被
覆層による筒状部13を密封シールしている。GL線は
地表面を示し、下部は地中埋設され上部は地表に突き出
て配管される。地中埋設位置で筒体14が図6で示す供
給埋設樹脂管1と既存の樹脂製電気融着継手を用いて融
着される。継手本体10の胴部がエルボ状に90度曲げ
られていると、埋設樹脂管1を曲げる必要がなく容易に
配管でき、また埋設樹脂管1と接続施工するための掘削
深さが浅くても容易に接続できる。17は継手本体10
の地上露出部を覆う塩化ビニル製又は金属製の保護カバ
ーで、上端は筒状体13の端部に係止するように内側に
窄まり、下端はGL地表面または地中に埋設して継手本
体の樹脂被覆層12を日光等外部環境から遮断し保護し
ている。
【0013】この実施例の継手本体10のGL線より下
部は埋設されており、外面樹脂被覆層12が供給元埋設
樹脂管1と接続され、地上の鋼管19との接続端部まで
樹脂被覆層12で連続している。このため埋設部分の継
手本体10は樹脂で覆われて地上に立ち上がっているの
で、土壌による腐食の問題がない。また万一火災時に鋼
管19が加熱されても継手本体10の埋設部分で冷却さ
れて埋設樹脂管1との接続部や地中の樹脂被覆層による
筒体14まで熱が伝達せず、火災時の安全性も保持され
る。また外面樹脂被覆鋼管19の外面に樹脂又は金属製
のコンジット管を装着して外部環境と遮断しても良い。
【0014】図2は本発明の第2実施例を示すガスメー
タ接続用ライザー管継手である。図において20は鋼管
を曲げて形成した継手本体で、継手本体20の一端にス
テンレス製蛇腹管29をTIG溶接23している。胴部
は90度に曲がるエルボ形状に設けてあり、両端外面に
鋸刃状の凹凸部21、21を形成して、この外面に射出
成型によってポリエチレン樹脂による被覆層22を設
け、継手本体10との間を密封的に密着させている。な
お、継手本体20の外面に更にアンダーコートを塗布し
て樹脂被覆層22を射出成形しても良い。下部側端部
は、前記実施例と同様に供給元の埋設ポリエチレン管1
と同じ外径の筒体24を射出成型した樹脂被覆層22で
継手本体20の端部から突出して設けてある。筒体24
の内外径は接続する埋設樹脂管1と同じ寸法に設けてあ
り、供給元の埋設樹脂管1と既存の電気融着継手で接続
される。
【0015】継手本体の端部にTIG溶接した金属製蛇
腹管29は外面に樹脂被覆層28を施してあり、蛇腹管
29の端部は地上のガスメータに既存の継手を用いて接
続される。継手本体20と蛇腹管29をTIG溶接23
し、溶接部の漏れ検査を行った後、この外面に塩化ビニ
ル樹脂製の収縮チューブ25を被せて温水等の熱で収縮
させ密着させる。この収縮チューブ25は金属製蛇腹管
29の外面樹脂被覆層28から継手本体20の外面樹脂
被覆層22まで両外面に跨って被せてあり、継手本体2
0から蛇腹管29の外面を樹脂層で密封的に連続してい
る。このため蛇腹管29継手本体20が土壌と接しな
い。またこの収縮チューブ25は塩化ビニル樹脂を用い
ており、外部環境からの耐候性を保持している。上記第
1実施例と同様、GL線は地表面を示し、下部は地中埋
設され上部は地表に突き出て配管される。GL線下部の
地中埋設位置で継手本体20がエルボ状に90度曲がっ
ているので、樹脂被覆層22による筒体24の接続部が
水平になり、供給埋設樹脂管1と既存の樹脂製電気融着
継手を用いて容易に融着施工できる。また胴部がエルボ
状に90度曲がっているので、埋設樹脂管1を曲げる必
要がなく、また掘削深さが浅くても容易に接続できる。
尚継手本体20は直管状のソケット形に設けても良い。
また万一の火災に際しても、火災により加熱される部分
は金属製蛇腹管29と金属製継手本体20で配管されて
おり、また加熱による熱が埋設部の樹脂被覆層22によ
る筒体24部分にまで達しないので埋設樹脂管部分にま
で火災の影響を及ぼさず、火災時の安全性も前記第1実
施例と同様に保持される。
【0016】図3乃至図7は本発明の第3実施例を示す
ガスメータ接続用ライザー管継手である。図3は実施例
の管継手30を示す縦断面図で、図4、図5は管継手3
0と蛇腹管40との接続部分を示す拡大図で、図6は使
用状態を示す地中埋設配管されたポリエチレン管1から
金属製蛇腹管40を接続して地上のガスメータ9に配管
した状態を示す図で、図7は管継手の部分拡大図であ
る。図3において31は可鍛鋳鉄製の継手本体で、胴部
が90度に曲がるエルボ形状に設けてある。この継手本
体31は直管状のソケット形であっても良い。この外面
にアンダーコートを塗布して射出成型によってポリエチ
レン樹脂による樹脂被覆層32を設け、継手本体31と
の間を密封的に密着し一体化している。樹脂被覆層32
の端部側は接続する供給元の埋設ポリエチレン管1と同
じ外径の筒体33に突出して設けてある。図4で示すご
とく、継手本体31と樹脂被覆層32との間は内部流体
が伝達しないようにゴムパッキン34を介在させ、また
樹脂被覆層の密着強度や回転強度を持たせるために継手
本体31の外面に突起35や多角形外面を形成して樹脂
被覆層32を射出成形してある。
【0017】36は継手本体31に螺合する銅合金製の
ナットで、ナット36の外面に複数個のリブ37を設
け、その外面に塩化ビニル樹脂製の被覆層38を射出成
形で設けてある。継手本体31の樹脂被覆層32とナッ
ト36の樹脂被覆層38とが上部の金属製蛇腹管40を
接続した状態で互いに当接する樹脂製の突合せ部39、
39を設け、この突合せ部にパッキン42を装着してあ
り、蛇腹管40を接続した状態でパッキン42を介して
密封シールするようにしてある。尚、突合せ部39、3
9に代えて樹脂被覆層32と38が互いに嵌合する筒部
に設けて嵌合部にパッキンを装着するようにしてもよ
い。この突き合せ部39に係止する塩化ビニル製又は金
属製の保護カバー6を設けてあり、継手本体31の外面
樹脂被覆層32の地上露出部を覆って、下端はGL地表
面又は地中に埋設装着して継手本体の樹脂被覆層32を
日光等外部環境から遮断し保護している。
【0018】図7で示すごとく、ナット36の樹脂被覆
層38の端部内面側に環状凹溝43とコンジット管接続
受口44を設け、環状凹溝43内には接続する金属製蛇
腹管40の外面樹脂被覆層41に当接してシールするシ
ールパッキン45を装着してある。コンジット管接続受
口44には塩化ビニル樹脂製蛇腹状コンジット管46を
内装する内周面と、端部の周方向対称位置に2個の切欠
き窓47を設けてあり、樹脂製蛇腹コンジット管46の
端部外周凹溝48に嵌め合う水密パッキン49を装着し
て挿入し、切欠き窓47にコンジット蛇腹管46の外周
凹溝48に嵌め合うU字状のストッパー50を装着し、
コンジット管46をコンジット管接続受口44内に密封
的に抜け止め接続している。コンジット管46の端末部
は、図3のごとく地上の位置で金属製蛇腹管44の外面
樹脂被覆層41に当接する軟質樹脂製キャップ51を装
着して、コンジット管46内に雨水等が入り込まないよ
うにしてある。
【0019】図6のごとく本管継手30は、継手本体3
1で金属製蛇腹管40を接続する部分は地上部で接続さ
れ、継手本体31の下部は地中に埋設される。継手本体
の端部に樹脂被覆層32を突出して接続する埋設樹脂管
と同じ寸法の筒体33を形成してあるので、埋設樹脂管
1と容易に接続出来る。また万一建物が火災に遭遇して
も地上配管部は金属製蛇腹管40と金属製継手本体31
で配管されているため耐火災性能を有しており、また金
属製蛇腹管40部分が加熱されて金属製管継手30に熱
伝達が行われ、管継手30外面の樹脂被覆層32、38
が溶融しても内部は金属製継手本体で接続されているか
ら耐火災性能を有しており、また継手本体3の下部は地
中に埋設されて埋設樹脂管1と接続されるので、この埋
設部で地上の金属蛇腹管40からの熱伝達が阻止され、
埋設樹脂管1と接続する筒体33部分にまで熱伝達が行
われず、火災時の安全性が計られる。
【0020】次に金属製蛇腹管40を接続する継手本体
とナットを用いた管継手構造について説明する。図4に
おいて上半断面図は接続前の状態を、下半断面図は接続
後の状態を示す。31は継手本体で、通孔61内にナッ
ト側を向いた気密面64を設け、ここに耐熱ガスケット
62を装着し、耐火膨張パッキン63を装着し、その隣
に気密面に向かって縮径するテーパ内面65を、続いて
円環状の凹溝66、めねじ67を設けてある。反対側の
外面には樹脂被覆層32との密着を強固にする環状の突
起35及びゴムパッキン34を装着してポリエチレン製
樹脂被覆層32を射出成型で形成する。またアンダーコ
ート接着剤を塗布して被覆層32を射出成形で設けても
良い。ナット36は金属製蛇腹管44を挿通する開口孔
径を有し継手本体31に螺合するおねじ68を設け、お
ねじの内側端部には環状の突起69を半径方向内側に形
成する。ここに蛇腹管40の先端部波山を保持するスリ
ーブ7が係止されている。
【0021】スリーブ7は図5で示すように後部が一体
のリング71で前部はスリットによって拡縮ピボット運
動できるセグメント72になっている。前端部には半径
方向内側に向かう突起73があり、この突起73が作る
内端円は挿入される蛇腹管40の外径より小さく、谷の
径より若干大きく形成してある。スリーブ7は黄銅板7
6と樹脂層77によって成形してあり、外周端面74で
ナット36からの押圧力を受ける。後端外周面には爪7
5を有し、この爪がナット36の環状突起69内に、回
転自在に軸線方向に移動可能に係止されている。
【0022】金属製蛇腹管40との接続は、まず継手本
体31とナット36を図4の上半断面図のごとく予め所
定の長さ螺合した状態にスペーサ5を挟着してセットし
てあり、蛇腹管40は接続端部の外面樹脂被覆層41を
端部から4〜5山の長さ分取り除いて、ナット36の後
端部から継手内に挿入する。蛇腹管40先端の山78が
スリーブの突起72を押すので、スリーブ7はナットと
の係止位置まで進み、スリーブ7がナットとの係止位置
で突起72が蛇腹管の波山に押されて拡縮し、1つ目の
谷79に入った状態で蛇腹管40の先端部が気密面のパ
ッキン63に当り、管の挿入作業が完了する。この状態
で管40を引抜いたとしても、スリーブ7の突起72が
管先端の山78に係止してナット側に移動され、スリー
ブの突起72の外周面は継手本体の円環状凹溝66から
離れて本体内径の小径部分88に移動し、突起72が拡
らず、管40が抜けるのが防止される。従って管40挿
入後、管40を引抜き方向に引張ることによって管40
が継手内に正しく挿入されたかどうかを容易に確認でき
る。
【0023】前記蛇腹管40をナット側36からスリー
ブ7内に挿入した後、スペーサ5を外してナット36を
回転締付けすると、ナットの押当面89が滑りリング6
を介してスリーブ7の当接面74に当接して押し、スリ
ーブ7は本体のテーパ内面65によって突起72が絞ら
れながら蛇腹管の先端山78を気密面64に圧縮し、先
端山78はガスケット62に圧縮されて完全な気密を得
る。本実施例の管継手30は管を挿入した後、ナット3
6を締付けるだけでよく、接続作業が容易である。尚、
上記の管継手構造はこれに限るものではなく、金属製蛇
腹管40を継手本体とナットを螺合して接続するもので
あれば、別の継手本体とナットを用いた管継手構造であ
ってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したごとく本発明のガスメータ
接続用ライザー管継手は、地中埋設部から地上立ち上げ
部まで樹脂管で連続しており、また金属管部分は樹脂被
覆層で覆われて腐食の問題がなく、しかも地上部分での
火災に際しても地上部分が金属管で連続しており、また
火災による熱が埋設部の樹脂管にまで伝わらないので耐
火災性能を有しており、また継手本体をエルボ形にした
ものでは埋設部分を水平配管で行えるため容易に配管施
工が行える。このため地中埋設部から立上げ配管して地
上のガスメータに接続する樹脂管と金属管とを接続する
ライザー管継手として好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のライザー管継手を示す
縦断面図である。
【図2】 本発明の第2実施例のライザー管継手を示す
縦断面図である。
【図3】 本発明の第3実施例のライザー管継手を示す
縦断面図である。
【図4】 第3実施例の管継手の蛇腹管40との接続部
分を示す断面図で、上半分は接続前を、下半分は接続後
の状態を示す。
【図5】 図4のスリーブ7を示す斜視図である。
【図6】 実施例の使用状態を示す地中埋設樹脂管から
金属製蛇腹管を接続して地上のガスメータに配管した状
態を示す図である。
【図7】 図4のナットの外面樹脂被覆層38とコンジ
ット管46との接続部を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10、20、31 継手本体 12、22、
32 継手本体の樹脂被覆層 13 筒状部 14、24、
33 筒状体 15 ブチルゴム 6、17 保
護カバー 19 外面樹脂被覆鋼管 25 収縮チ
ューブ 29、40 金属製蛇腹管 40 パッキ
ン 36 ナット 38 ナット
の樹脂被覆層 40 金属製蛇腹管 41 金属製
蛇腹管の樹脂被覆層 46 コンジット管 7 スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤吉 稔 三重県桑名市大福2番地日立金属株式会社 桑名工場内 Fターム(参考) 3H017 CA03 3H024 AA03 AB01 AC01 CA03 DA01 EA04 EB01 EC01 ED01 EE01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に金属管と接続する接続部を有する
    継手本体を設け、該継手本体の外面に熱可塑性樹脂を射
    出成形して樹脂被覆層を設け、他端の該樹脂被覆層の端
    部は埋設配管された熱可塑性樹脂管と融着接続する筒体
    に設け、該継手本体は地中埋設部と、前記金属管と接続
    する地上立ち上がり部とを有し、該継手本体の地上立ち
    上がり部の樹脂被覆層は耐候性を有す保護カバーで覆う
    と共に、前記金属管の外面は樹脂被覆層で覆って前記継
    手本体外面の樹脂被覆層と密封したことを特徴とするガ
    スメータ接続用ライザー管継手。
  2. 【請求項2】 前記金属管は外面樹脂被覆鋼管で、前記
    継手本体は金属管とねじ螺合接続され、該ねじ接続部の
    外面はブチルゴムで外面樹脂被覆鋼管の樹脂被覆層と前
    記継手本体外面の樹脂被覆層とを密封したことを特徴と
    する請求項1記載のガスメータ接続用ライザー管継手。
  3. 【請求項3】 前記金属管は外面を樹脂製保護チューブ
    で覆った金属製蛇腹管で、該金属製蛇腹管と前記継手本
    体とを溶接接続し、該溶接接続部の外面は塩化ビニル樹
    脂製のチューブで前記継手本体外面の樹脂被覆層と前記
    金属製蛇腹管外面の保護チューブと密封したことを特徴
    とする請求項1記載のガスメータ接続用管継手。
  4. 【請求項4】 前記継手本体の接続部は、金属管を接続
    する継手本体とナットとからなり、継手本体の外面に熱
    可塑性樹脂を射出成形して樹脂被覆層を設けると共に、
    前記ナットの外面に樹脂被覆層を設けて継手本体との間
    で前記金属管を接続し、前記継手本体とナット外面の樹
    脂被覆層同士を密封シールし、前記ナット外面の樹脂被
    覆層と金属管外面の樹脂被覆層とを密封したことを特徴
    とする請求項1記載のガスメータ接続用ライザー管。
  5. 【請求項5】 前記継手本体の地上立上がり部の継手本
    体樹脂被覆層の外面は、耐候性を有す保護カバーで覆っ
    たことを特徴とする請求項1乃至4記載のガスメータ接
    続用ライザー管継手。
  6. 【請求項6】 前記継手本体は、継手本体の地中埋設部
    で90度曲がるエルボ形に設けてあることを特徴とする
    請求項1乃至5記載のガスメータ接続用ライザー管。
  7. 【請求項7】 前記継手本体は、直管のソケット形に設
    けてあることを特徴とする請求項1乃至5記載のガスメ
    ータ接続用ライザー管。
  8. 【請求項8】 前記金属管の樹脂被覆層の外面には、樹
    脂又は金属製のコンジット管を装着したことを特徴とす
    る請求項1乃至8記載のガスメータ接続用ライザー管継
    手。
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