JP3666787B2 - ガスメータ接続用ライザー管継手 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は地中に埋設配管されたポリエチレン等の樹脂管から立ち上げて地上のガスメータに配管接続するガスメータ接続用ライザー管継手に関するするものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、配管の施工性や耐震性の面から可撓性を有すポリエチレン管が多く使われてきており、このためのポリエチレン管と金属管を接続する継手が従来、実開平6―20987号公報で開示されものがある。このものは、継手本体の各端部内面に金属製蛇腹管とプラスチック管を装着し、この装着した両管の内周面に両管にまたがって金属製スティフナーを内挿し、この金属製スティフナーを内周側から拡径して金属製樹脂管とプラスチック管とを継手本体の内周面に圧着して接続固定したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
地中から地上のガスメータに配管接続する場合、金属管を地中でポリエチレン管と接続して地上に立ち上げ配管した場合は、金属管が土壌と接するため土壌とコンクリート間で生じるマクロセル腐食等の問題があり、金属管の表面に樹脂皮膜を設けたり、絶縁継手を設けたりするなど各種の防食対策を施さねばならず、またこの問題を未然に防止するために定期的に金属管部分が腐食してないか埋設部を掘り起こして保安検査しなければならない煩雑さがあった。
このために埋設プラスチック管を地上に立ち上げて地上部分でプラスチック管と金属管を接続して金属管をガスメータと配管した場合は、万一の地上部分での火災に際して火災の熱が金属管からプラスチック管に伝わり、立ち上げ配管されたプラスチック管が加熱溶融して内部の都市ガス等が外部に噴出する問題があった。
【0004】
またプラスチック管を地中に埋設された供給元樹脂管と接続する場合に、プラスチック管は容易に曲げ配管できないので、プラスチック管の端部に埋設樹脂管と接続用の樹脂製エルボ継手を別に用意しなければ配管接続できず、配管作業が面倒であった。
また上記従来の管継手では、継手本体の内周面に装着したプラスチック管と金属製蛇腹管との内面から金属製スティフナーを拡径して両管を一体的に圧着固定するため、スティフナーを拡径する工程は必ず工場での生産工程となり、現場で配管施工が行なえない問題があった。また埋設部分でプラスチック管が配管されて金属製蛇腹管と接続されるため、金属製蛇腹管を確実に防食処理施工する必要があった。
本発明は上記の課題を解消して、腐食の問題がなく、現場で容易に配管施工が行え、また火災時の安全性も備えた、地中埋設部から立上げ配管して地上のガスメータに接続するのに好適な、樹脂管と金属管を接続できるガスメータ接続用ライザー管継手を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、地上の金属管と地中に埋設された熱可塑性樹脂管を接続するガスメータ接続用ライザー管継手において、可鍛鋳鉄製の継手本体の外面に熱可塑性樹脂被覆層が設けられ、その一端には地上で配管された金属管と前記継手本体の地上側端部で接続される地上立ち上がり部を備え、他端には、前記継手本体の地中側端部から前記熱可塑性樹脂被覆層を延出して形成され、かつ地中に埋設配管された熱可塑性樹脂管と同一の内外径となるように形成された熱可塑性樹脂製の筒体で、前記熱可塑性樹脂管と接続される地中埋設部を備え、前記地上立ち上がり部の外周部は前記地上側端部を覆うように耐候性を有する保護カバーで覆われており、前記保護カバーと前記熱可塑性樹脂被覆層との間に、地表から前記保護カバーの上端までの範囲内で間隙を有することを特徴とするガスメータ接続用ライザー管継手である。
【0006】
上記において前記継手本体の金属管との接続部は、継手本体に螺合するナットを有し、該ナットの外面に樹脂被覆層を設けて継手本体との間で前記金属管を接続し、前記継手本体とナット外面の樹脂被覆層同士を密封シールし、前記ナット外面の樹脂被覆層と金属管外面の樹脂被覆層とを密封したことを特徴とするガスメータ接続用ライザー管継手である。
【0007】
上記において前記継手本体は、継手本体の地中埋設部で90度曲がるエルボ形に設けてあることを特徴とするガスメータ接続用ライザー管継手である。
上記において前記継手本体は、直管のソケット形に設けてあることを特徴とするガスメータ接続用ライザー管継手である。
上記において前記金属管の樹脂被覆層の外面には、樹脂又は金属製のコンジット管を装着したことを特徴とするガスメータ接続用ライザー管継手である。
【0008】
【作用】
本発明は上記の構成であって、継手本体の外面に被覆した樹脂被覆層の端部を埋設樹脂管と融着接続できる筒体に形成したので、例えば接続する埋設樹脂管と既存の樹脂製エレクトロヒュージョン継手や樹脂製メカニカル継手を用いて樹脂管同志を容易に接続できる。また継手に接続した金属管の端部は、既存の金属製継手を用いて、地上に設置されたガスメータと容易に接続できる。また継手本体は一部が地中埋設され一部が地上で金属管と接続される。従って埋設部は埋設樹脂管とこれに接続した継手本体の樹脂被覆層とで連続して地上に立ち上がっているので埋設部は樹脂管部分で密封連続しており、また地上部は金属管とこれに接続した継手本体が地中埋設されているので地上部は金属管部分で連続しており、しかも地上部の金属管部分と継手本体部分は樹脂被覆層で覆われて地中部に埋設されているので金属管が土中に接触せず、埋設部は樹脂管で連続して地上に立ち上がるため腐食の問題がなく、また埋設部の金属管も樹脂被覆によって外部との接触が遮断されるので各種腐食の問題がなく、防食施工や定期的な保安検査等が省略できる。
【0009】
また万一の地上での火災に遭遇した場合でも、火災時の熱は金属管を通して継手本体に伝達されるが、継手本体の下部が地中埋設されており、この地中埋設部の継手本体部分で地上の金属管から伝達した熱が冷却され、この冷却部分の地中埋設部継手本体を介して継手本体外面の樹脂被覆層が供給元の樹脂管と接続されるので、樹脂被覆層で連続する配管部分には地上の熱の影響が受けず、万一の火災においても安全が計られる。
また継手本体は樹脂被覆層で覆われており、継手本体は90度に曲がるエルボ形状であると、継手本体の樹脂被覆層端部が供給元の埋設樹脂管と容易に横引き接続が行え、掘削深さを深くしなくとも容易に配管施工が行える。
【0010】
また継手本体の地上部に立ち上がる部分を保護カバーで覆うことによって、継手本体の樹脂被覆層は外部環境から遮断され、例えば紫外線劣化等が生じない。この継手本体と金属管との接続は、ねじ込み接続や溶接接続またはナットを用いたメカニカル接続等の接続部構造が用いられる。また金属管は外面樹脂被覆鋼管や樹脂被覆した金属製蛇腹管が用いられる。継手本体とナットからなる管継手の場合、ナットの外面にも樹脂被覆される。また金属管の外面には樹脂又は金属製のコンジット管が装着され、金属管外面の樹脂被覆層外面を保護できる。
このため金属製の継手本体、ナット及び金属管共外部環境から遮断され、継手本体の地中埋設部が土壌と接触してなく、従ってマクロセル腐食の問題がなく、樹脂被覆層によって防食処理が施されており、腐蝕の問題が生じない。
また継手本体の接続部がねじ接続構造やナットを用いて金属管と接続する構造では、配管現場の状況に応じて配管現場で容易に金属管と接続できるので配管の施工性がよい。
【0011】
【発明の実施形態】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1実施例を示すガスメータ接続用ライザー管継手である。
図において10は可鍛鋳鉄製の継手本体で、一端に外面樹脂被覆鋼管19との接続用テーパ雌ねじ11を設け、胴部は90度に曲がるエルボ形に設けてある。この胴部は直管状のソケット形でも良い。この外面にアンダーコートを塗布し射出成型によって熱可塑性樹脂(ポリエチレン)による樹脂被覆層12を設け、継手本体10との間を密封的に密着させている。樹脂被覆層12は鋼管19とのねじ接続部外面に突出する筒状部13を設け、他端側は接続する供給元の埋設ポリエチレン管1と同じ外径の筒体14を継手本体の端部より突出して設けてある。筒体14は内外径を接続樹脂管1と同じ寸法に設けてあり、供給元の埋設樹脂管と既存の樹脂製電気融着継手(エレクトロヒュージョン継手)で接続される。
【0012】
継手本体のテーパ雌ねじ11に外面樹脂被覆鋼管19が接続され、鋼管19の端部は地上に設置されたガスメータに配管される。テーパ雌ねじ11との接続部の外面はブチルゴム15を筒状部13内に装着して鋼管19の樹脂被覆層16と継手本体10の外面樹脂被覆層による筒状部13を密封シールしている。GL線は地表面を示し、下部は地中埋設され上部は地表に突き出て配管される。地中埋設位置で筒体14が図6で示す供給埋設樹脂管1と既存の樹脂製電気融着継手を用いて融着される。
継手本体10の胴部がエルボ状に90度曲げられていると、埋設樹脂管1を曲げる必要がなく容易に配管でき、また埋設樹脂管1と接続施工するための掘削深さが浅くても容易に接続できる。
17は継手本体10の地上露出部を覆う塩化ビニル製又は金属製の保護カバーで、上端は筒状体13の端部に係止するように内側に窄まり、下端はGL地表面または地中に埋設して継手本体の樹脂被覆層12を日光等外部環境から遮断し保護している。
【0013】
この実施例の継手本体10のGL線より下部は埋設されており、外面樹脂被覆層12が供給元埋設樹脂管1と接続され、地上の鋼管19との接続端部まで樹脂被覆層12で連続している。このため埋設部分の継手本体10は樹脂で覆われて地上に立ち上がっているので、土壌による腐食の問題がない。また万一火災時に鋼管19が加熱されても継手本体10の埋設部分で冷却されて埋設樹脂管1との接続部や地中の樹脂被覆層による筒体14まで熱が伝達せず、火災時の安全性も保持される。また外面樹脂被覆鋼管19の外面に樹脂又は金属製のコンジット管を装着して外部環境と遮断しても良い。
【0016】
図3乃至図7は本発明の第3実施例を示すガスメータ接続用ライザー管継手である。
図3は実施例の管継手30を示す縦断面図で、図4、図5は管継手30と蛇腹管40との接続部分を示す拡大図で、図6は使用状態を示す地中埋設配管されたポリエチレン管1から金属製蛇腹管40を接続して地上のガスメータ9に配管した状態を示す図で、図7は管継手の部分拡大図である。
図3において31は可鍛鋳鉄製の継手本体で、胴部が90度に曲がるエルボ形状に設けてある。この継手本体31は直管状のソケット形であっても良い。この外面にアンダーコートを塗布して射出成型によってポリエチレン樹脂による樹脂被覆層32を設け、継手本体31との間を密封的に密着し一体化している。樹脂被覆層32の端部側は接続する供給元の埋設ポリエチレン管1と同じ外径の筒体33に突出して設けてある。図4で示すごとく、継手本体31と樹脂被覆層32との間は内部流体が伝達しないようにゴムパッキン34を介在させ、また樹脂被覆層の密着強度や回転強度を持たせるために継手本体31の外面に突起35や多角形外面を形成して樹脂被覆層32を射出成形してある。
【0017】
36は継手本体31に螺合する銅合金製のナットで、ナット36の外面に複数個のリブ37を設け、その外面に塩化ビニル樹脂製の被覆層38を射出成形で設けてある。継手本体31の樹脂被覆層32とナット36の樹脂被覆層38とが上部の金属製蛇腹管40を接続した状態で互いに当接する樹脂製の突合せ部39、39を設け、この突合せ部にパッキン42を装着してあり、蛇腹管40を接続した状態でパッキン42を介して密封シールするようにしてある。尚、突合せ部39、39に代えて樹脂被覆層32と38が互いに嵌合する筒部に設けて嵌合部にパッキンを装着するようにしてもよい。
この突き合せ部39に係止する塩化ビニル製又は金属製の保護カバー6を設けてあり、継手本体31の外面樹脂被覆層32の地上露出部を覆って、下端はGL地表面又は地中に埋設装着して継手本体の樹脂被覆層32を日光等外部環境から遮断し保護している。
【0018】
図7で示すごとく、ナット36の樹脂被覆層38の端部内面側に環状凹溝43とコンジット管接続受口44を設け、環状凹溝43内には接続する金属製蛇腹管40の外面樹脂被覆層41に当接してシールするシールパッキン45を装着してある。
コンジット管接続受口44には塩化ビニル樹脂製蛇腹状コンジット管46を内装する内周面と、端部の周方向対称位置に2個の切欠き窓47を設けてあり、樹脂製蛇腹コンジット管46の端部外周凹溝48に嵌め合う水密パッキン49を装着して挿入し、切欠き窓47にコンジット蛇腹管46の外周凹溝48に嵌め合うU字状のストッパー50を装着し、コンジット管46をコンジット管接続受口44内に密封的に抜け止め接続している。コンジット管46の端末部は、図3のごとく地上の位置で金属製蛇腹管44の外面樹脂被覆層41に当接する軟質樹脂製キャップ51を装着して、コンジット管46内に雨水等が入り込まないようにしてある。
【0019】
図6のごとく本管継手30は、継手本体31で金属製蛇腹管40を接続する部分は地上部で接続され、継手本体31の下部は地中に埋設される。継手本体の端部に樹脂被覆層32を突出して接続する埋設樹脂管と同じ寸法の筒体33を形成してあるので、埋設樹脂管1と容易に接続出来る。
また万一建物が火災に遭遇しても地上配管部は金属製蛇腹管40と金属製継手本体31で配管されているため耐火災性能を有しており、また金属製蛇腹管40部分が加熱されて金属製管継手30に熱伝達が行われ、管継手30外面の樹脂被覆層32、38が溶融しても内部は金属製継手本体で接続されているから耐火災性能を有しており、また継手本体3の下部は地中に埋設されて埋設樹脂管1と接続されるので、この埋設部で地上の金属蛇腹管40からの熱伝達が阻止され、埋設樹脂管1と接続する筒体33部分にまで熱伝達が行われず、火災時の安全性が計られる。
【0020】
次に金属製蛇腹管40を接続する継手本体とナットを用いた管継手構造について説明する。図4において上半断面図は接続前の状態を、下半断面図は接続後の状態を示す。
31は継手本体で、通孔61内にナット側を向いた気密面64を設け、ここに耐熱ガスケット62を装着し、耐火膨張パッキン63を装着し、その隣に気密面に向かって縮径するテーパ内面65を、続いて円環状の凹溝66、めねじ67を設けてある。反対側の外面には樹脂被覆層32との密着を強固にする環状の突起35及びゴムパッキン34を装着してポリエチレン製樹脂被覆層32を射出成型で形成する。またアンダーコート接着剤を塗布して被覆層32を射出成形で設けても良い。
ナット36は金属製蛇腹管44を挿通する開口孔径を有し継手本体31に螺合するおねじ68を設け、おねじの内側端部には環状の突起69を半径方向内側に形成する。ここに蛇腹管40の先端部波山を保持するスリーブ7が係止されている。
【0021】
スリーブ7は図5で示すように後部が一体のリング71で前部はスリットによって拡縮ピボット運動できるセグメント72になっている。前端部には半径方向内側に向かう突起73があり、この突起73が作る内端円は挿入される蛇腹管40の外径より小さく、谷の径より若干大きく形成してある。スリーブ7は黄銅板76と樹脂層77によって成形してあり、外周端面74でナット36からの押圧力を受ける。後端外周面には爪75を有し、この爪がナット36の環状突起69内に、回転自在に軸線方向に移動可能に係止されている。
【0022】
金属製蛇腹管40との接続は、まず継手本体31とナット36を図4の上半断面図のごとく予め所定の長さ螺合した状態にスペーサ5を挟着してセットしてあり、蛇腹管40は接続端部の外面樹脂被覆層41を端部から4〜5山の長さ分取り除いて、ナット36の後端部から継手内に挿入する。蛇腹管40先端の山78がスリーブの突起72を押すので、スリーブ7はナットとの係止位置まで進み、スリーブ7がナットとの係止位置で突起72が蛇腹管の波山に押されて拡縮し、1つ目の谷79に入った状態で蛇腹管40の先端部が気密面のパッキン63に当り、管の挿入作業が完了する。この状態で管40を引抜いたとしても、スリーブ7の突起72が管先端の山78に係止してナット側に移動され、スリーブの突起72の外周面は継手本体の円環状凹溝66から離れて本体内径の小径部分88に移動し、突起72が拡らず、管40が抜けるのが防止される。従って管40挿入後、管40を引抜き方向に引張ることによって管40が継手内に正しく挿入されたかどうかを容易に確認できる。
【0023】
前記蛇腹管40をナット側36からスリーブ7内に挿入した後、スペーサ5を外してナット36を回転締付けすると、ナットの押当面89が滑りリング6を介してスリーブ7の当接面74に当接して押し、スリーブ7は本体のテーパ内面65によって突起72が絞られながら蛇腹管の先端山78を気密面64に圧縮し、先端山78はガスケット62に圧縮されて完全な気密を得る。
本実施例の管継手30は管を挿入した後、ナット36を締付けるだけでよく、接続作業が容易である。尚、上記の管継手構造はこれに限るものではなく、金属製蛇腹管40を継手本体とナットを螺合して接続するものであれば、別の継手本体とナットを用いた管継手構造であってもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したごとく本発明のガスメータ接続用ライザー管継手は、地中埋設部から地上立ち上げ部まで樹脂管で連続しており、また金属管部分は樹脂被覆層で覆われて腐食の問題がなく、しかも地上部分での火災に際しても地上部分が金属管で連続しており、また火災による熱が埋設部の樹脂管にまで伝わらないので耐火災性能を有しており、また継手本体をエルボ形にしたものでは埋設部分を水平配管で行えるため容易に配管施工が行える。
このため地中埋設部から立上げ配管して地上のガスメータに接続する樹脂管と金属管とを接続するライザー管継手として好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のライザー管継手を示す縦断面図である。
【図3】 本発明の第3実施例のライザー管継手を示す縦断面図である。
【図4】 第3実施例の管継手の蛇腹管40との接続部分を示す断面図で、上半分は接続前を、下半分は接続後の状態を示す。
【図5】 図4のスリーブ7を示す斜視図である。
【図6】 実施例の使用状態を示す地中埋設樹脂管から金属製蛇腹管を接続して地上のガスメータに配管した状態を示す図である。
【図7】 図4のナットの外面樹脂被覆層38とコンジット管46との接続部を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10、31 継手本体 12、32 継手本体の樹脂被覆層
13 筒状部 14、33 筒状体
15 ブチルゴム 6、17 保護カバー
19 外面樹脂被覆鋼管 40 金属製蛇腹管
40 パッキン 36 ナット
38 ナットの樹脂被覆層 40 金属製蛇腹管
41 金属製蛇腹管の樹脂被覆層 46 コンジット管
7 スリーブ
Claims (5)
- 地上の金属管と地中に埋設された熱可塑性樹脂管を接続するガスメータ接続用ライザー管継手において、
可鍛鋳鉄製の継手本体の外面に熱可塑性樹脂被覆層が設けられ、その一端には地上で配管された金属管と前記継手本体の地上側端部で接続される地上立ち上がり部を備え、
他端には、前記継手本体の地中側端部から前記熱可塑性樹脂被覆層を延出して形成され、かつ地中に埋設配管された熱可塑性樹脂管と同一の内外径となるように形成された熱可塑性樹脂製の筒体からなる地中埋設部を備え、
前記地上立ち上がり部の外周部は前記地上側端部を覆うように耐候性を有する保護カバーで覆われており、前記保護カバーと前記熱可塑性樹脂被覆層との間に、地表から前記保護カバーの上端までの範囲内で間隙を有することを特徴とするガスメータ接続用ライザー管継手。 - 前記継手本体の金属管との接続部は、継手本体に螺合するナットを有し、該ナットの外面に樹脂被覆層を設けて継手本体との間で前記金属管を接続し、前記継手本体とナット外面の樹脂被覆層同士を密封シールし、前記ナット外面の樹脂被覆層と金属管外面の樹脂被覆層とを密封したことを特徴とする請求項1に記載のガスメータ接続用ライザー管継手。
- 前記継手本体は、継手本体の地中埋設部で90度曲がるエルボ形に設けてあることを特徴とする請求項1または2に記載のガスメータ接続用ライザー管継手。
- 前記継手本体は、直管のソケット形に設けてあることを特徴とする請求項1または2に記載のガスメータ接続用ライザー管継手。
- 前記金属管の樹脂被覆層の外面には、樹脂又は金属製のコンジット管を装着したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のガスメータ接続用ライザー管継手。
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