JP2003335477A - エレベータガイドレールの固定装置 - Google Patents

エレベータガイドレールの固定装置

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JP2003335477A JP2002139074A JP2002139074A JP2003335477A JP 2003335477 A JP2003335477 A JP 2003335477A JP 2002139074 A JP2002139074 A JP 2002139074A JP 2002139074 A JP2002139074 A JP 2002139074A JP 2003335477 A JP2003335477 A JP 2003335477A
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厚史 長瀬
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克典 西野
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
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    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/023Mounting means therefor
    • B66B7/024Lateral supports

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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接作業を最小限化するとともに、ガイドレ
ールの位置調整代を十分に確保し、かつ小型化を図るこ
とのできるエレベータガイドレールの固定装置の提供。 【解決手段】 壁側金具1aの第1の面11a、第2の
面12aのそれぞれに、斜めに開口される第1の長穴1
11a、第1の長穴111aと対象となるように斜めに
開口される第2の長穴112aを設け、レール側金具1
bの第1の面11b、第2の面12bのそれぞれに、第
1の長穴111aと対向可能で、直交する方向に開口さ
れる第3の長穴121b、第2の長穴112aと対向可
能で、直交する方向に開口される第4の長穴122bを
設け、これらの長穴の対向する2つの長穴のそれぞれの
長手方向の幅寸法をガイドレール取付けの調整代として
確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降体である乗か
ごやつり合いおもりの走行を案内するガイドレールを昇
降路壁に固定するエレベータガイドレールの固定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエレベータの昇降路内に立設され
昇降体の走行を案内するガイドレールは、このガイドレ
ールが取付けられるレール側金具と、このレール側金具
を昇降路壁に固定する壁側金具とからなる固定装置によ
り昇降路壁に固定されている。
【0003】また、レール側金具および壁側金具はとも
に水平面と垂直面とによって略L字状に形成されてお
り、それぞれの水平面には、一対のガイドレールを結ぶ
直線方向、すなわち水平方向に縦長穴が設けられるとと
もに、壁側金具の垂直面にはガイドレールの立設方向と
直行する方向、すなわち奥行き方向に横長穴が設けられ
ている。
【0004】そして、それぞれの縦長穴を当接させた状
態で、両縦長穴の相対位置が適切となるように調整する
ことによりガイドレールの水平方向の位置を調整すると
ともに、壁側金具の横長穴の適宜位置でこの垂直面を昇
降路壁に固定することによりガイドレールの奥行き方向
の位置を調整している。次いで、調整により正規の位置
にガイドレールが固定されると、位置ずれを防止するた
めに、壁側金具を固定する固定具、すなわちアンカーボ
ルトと壁側金具を溶着するとともに、壁側金具とレール
側金具を溶着している。
【0005】しかしながら、前述した溶接作業は熟練を
要する煩雑なものであった。このため、従来、壁側金具
の固定具用固定穴を縦長穴と横長穴とすることにより位
置ずれを防止し、固定具と壁側金具との溶接作業を不要
としたガイドレール固定装置が特開平4−182289
号公報に記載されている。なお、この固定装置にあって
は、壁側金具で奥行き方向のガイドレールの位置調整が
できないため、レール側金具を奥行き方向と水平方向の
両方向に変位させ、ガイドレールの位置を調整するよう
にしていた。
【0006】また、従来、溶接作業を不要とするため、
壁側金具およびレール側金具の当接し合う水平面に各
々、縦長穴および横長穴を組み合わせて位置調整をする
ものも提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のガイドレール固定装置では、水平方向への調節代が
十分ではなく、ガイドレールを適切な位置に変位させ、
調整することが難しいという不都合があった。すなわ
ち、一般的な固定装置では壁側金具およびレール側金具
の両水平面に縦長穴を設けていたことから両縦長穴分の
調整代があったが、従来のものではレール側金具の水平
面に設けた縦長穴のみで水平方向の調整代を確保してい
るため、調整代が約半分になってしまい、ガイドレール
を適切な位置に調整することが難しいという不都合があ
った。
【0008】また、後述した壁側金具およびレール側金
具の当接し合う水平面に各々、縦長穴および横長穴を組
み合わせて位置調整をするものでは、固定装置に設けら
れた縦長穴および横長穴と、ガイドレールを把持するた
めのレールクリップを取付けるレールクリップ穴との干
渉を回避するため、レール側金具の形状を大きくする必
要が生じ、したがって昇降路スペースを広げなければな
らず、溶接作業の削減とスペースの効率化を両立するこ
とが困難であった。
【0009】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、溶接作業を最小
限化するとともに、ガイドレールの位置調整代を十分に
確保し、かつ小型化を図ることのできるエレベータガイ
ドレールの固定装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載に係る発明は、昇降路内に立設
され、昇降体の昇降を案内する一対のガイドレールをそ
れぞれ固定するエレベータガイドレールの固定装置にお
いて、第1の面と第2の面が直交して略L字状に形成さ
れ、一方の面が昇降路壁に固定具により固定される壁側
金具は、この壁側金具の前記第1の面および前記第2の
面のそれぞれに、他方の面が前記昇降路壁に固定された
ときにガイドレール方向に向かって斜めに開口される第
1の長穴と、この第1の長穴と対称となるように斜めに
開口される第2の長穴とが設けられるとともに、第1の
面と第2の面が直交して略L字状に形成され、一方の面
に前記ガイドレールが取付けられるとともに、他方の面
が壁側金具に固定されるレール側金具は、このレール側
金具の前記第1の面および前記第2の面のそれぞれに、
前記第1の長穴と対向可能で、かつ交差する方向に開口
される第3の長穴と、前記第2の長穴と対向可能で、か
つ交差する方向に開口される第4の長穴とが設けられる
構成にしてある。
【0011】前記のように構成した本発明の請求項1に
係る発明によれば、壁側金具の第1の面および第2の面
の一方の面を昇降路壁に当接して固定具により固定する
とともに、レール側金具の第1の面および前記第2の面
の一方の面にガイドレールを取付け、このレール側金具
の他方の面を壁側金具の他方の面に当接させる。そし
て、第1の長穴と第3の長穴、および第2の長穴と第4
の長穴をそれぞれ対向させ、それぞれの長穴の長手方向
の幅寸法を用いてガイドレールを適切な位置に調整し固
定する。これによって、壁側金具に設けられた長穴およ
びレール側金具に設けられた長穴の対向する2つの長穴
のそれぞれの長手方向の幅寸法を調整代として確保する
ことができる。
【0012】また、前記目的を達成するために本発明の
請求項2記載に係る発明は、前記壁側金具の前記第1の
面および前記第2の面のそれぞれに、当該面が前記昇降
路壁に固定されたときに鉛直方向に開口される縦長穴
と、この縦長穴と直交する方向に開口される横長穴とを
設けるとともに、これらの縦長穴および横長穴の短手方
向の幅寸法を前記固定具の径と略同一とし、これらの縦
長穴および横長穴を介して前記固定具により前記壁側金
具を固定する構成にしてある。
【0013】前記のように構成した本発明の請求項2に
係る発明によれば、壁側金具の第1の面および第2の面
の一方の面を昇降路壁に当接させ、縦長穴および横長穴
のそれぞれに固定具を挿通し昇降路壁に固定する。これ
らの縦長穴および横長穴の短手方向の幅寸法は固定具の
径と略同一とされていることから、一旦固定具により壁
側金具を固定すれば水平方向および奥行き方向のずれを
防止することができ、したがって、固定具と壁側金具と
の溶着を不要とすることができる。
【0014】さらに、前記目的を達成するために本発明
の請求項3記載の発明は、前記壁側金具の前記第1の面
に開口され対となる前記第1の長穴および前記第2の長
穴と、前記第2の面に開口され対となる前記第1の長穴
および前記第2の長穴との開口位置を水平方向に沿って
異なるものとするとともに、前記レール側金具の前記第
1の面に開口され対となる前記第3の長穴および前記第
4の長穴と、前記第2の面に開口され対となる前記第3
の長穴および前記第4の長穴との開口位置を水平方向に
沿って異なるものとし、かつ、前記壁側金具および前記
レール側金具のそれぞれの第1の面と第2の面とを組み
替えて用いることにより前記ガイドレールの位置調整を
行うようにしてある。
【0015】前記のように構成した本発明の請求項3に
係る発明によれば、作業員はガイドレールを固定する
際、昇降路壁とガイドレールとの水平方向の位置関係を
考慮し、壁側金具の第1の面と第2の面のうち適切な面
を選択して昇降路壁に固定するとともに、レール側金具
の第1の面と第2の面のうち適切な面を選択してガイド
レールを取付け、かつ壁側金具とレール側金具とを固定
する。すなわち、壁側金具の第1の面に開口される長穴
と、第2の面に開口される長穴との開口位置、また、レ
ール側金具の第1の面に開口される長穴と、第2の面に
開口される長穴との開口位置を水平方向に沿って異なる
ものに設定することにより、水平方向の調整代をより大
きなものとすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータガイド
レールの固定装置の実施の形態を図に基づいて説明す
る。
【0017】図1は本発明のエレベータガイドレールの
固定装置の一実施形態を示す平面図、図2は図1とは異
なる位置にガイドレールを固定した状態を示す平面図、
図3は図1の正面図、図4は図1の固定装置の壁側金具
を示す斜視図、図5は図1の固定装置のレール側金具を
示す斜視図である。
【0018】一般にエレベータは図1に示すように、昇
降路内に立設され、図示しない昇降体の昇降を案内する
ガイドレール2は固定装置1により昇降路壁3に固定さ
れている。また、図1のガイドレール2に対向する部位
にも対となる図示しない他のガイドレールが固定装置に
より固定されている。
【0019】そして、本実施形態の固定装置1を構成
し、第1の面11aと第2の面12aが直交して略L字
状に形成され、一方の面が昇降路壁3に固定具、すなわ
ちアンカーボルト1cより固定される壁側金具1aは図
4に示すように、壁側金具1aの第1の面11aおよび
第2の面12aのそれぞれに、他方の面が昇降路壁3に
固定された状態の際に水平方向、すなわちX軸方向に沿
って斜め(金具1aの縁に対して傾斜している)に開口
される第1の長穴111a、121aと、この第1の長
穴111a、121aと対称となるように斜めに開口さ
れる第2の長穴112a、122aとが設けられる。
【0020】また、固定装置1を構成し、第1の面11
bと第2の面12bが直交して略L字状に形成され、一
方の面にガイドレール2が取付けられるとともに、他方
の面が壁側金具1aに固定されるレール側金具1bは図
5に示すように、レール側金具1bの第1の面11bお
よび第2の面12bのそれぞれに、第1の長穴111
a、121aと対向可能で、かつ交差する方向に開口さ
れる第3の長穴111b、121bと、第2の長穴11
2a、122aと対向可能で、かつ交差する方向に開口
される第4の長穴112b、122bと、ガイドレール
2を把持するレールクリップ1dが取付けられるレール
クリップ用穴113b、114b、123b、124b
が設けられている。
【0021】さらに、壁側金具1aの第1の面11aお
よび第2の面12aのそれぞれに、当該面が昇降路壁3
に固定されたときに鉛直方向、すなわちZ軸方向に開口
される縦長穴113a、123aと、この縦長穴113
a、123aと直交する方向に開口される横長穴114
a、124aとを設けるとともに、これらの縦長穴11
3a、123aおよび横長穴114a、124aの短手
方向の幅寸法を固定具であるアンカーボルト1cの径と
略同一とし、これらの縦長穴113a、123aおよび
横長穴114a、124aを介してアンカーボルト1c
により壁側金具1aを固定するようになっている。
【0022】さらにまた、本実施形態の固定装置1は、
壁側金具1aの第1の面11aに開口され対となる第1
の長穴111aおよび第2の長穴112aと、第2の面
12aに開口され対となる第1の長穴121aおよび第
2の長穴122aとの開口位置をX軸方向に沿って異な
るものに設定してあるとともに、レール側金具1bの第
1の面11bに開口され対となる第3の長穴111bお
よび第4の長穴112bと、第2の面12bに開口され
対となる第3の長穴121bおよび第4の長穴122b
との開口位置をX軸方向に沿って異なるものに設定して
ある。
【0023】この実施形態にあっては、まず、作業員は
昇降路壁3とこれから取付けられるガイドレール2との
X軸方向の位置関係を考慮して壁側金具1aの適切な
面、例えば第2の面12aを固定面として選択するとと
もに、この第2の面12aに開口される縦長穴123a
および横長穴124aにアンカーボルト1cを挿通し、
このアンカーボルト1cを昇降路壁3に打ち込み壁側金
具1aを固定する。このとき、アンカーボルト1cを1
本ずつ打ち込めば打ち込み位置が多少ずれてもY軸方向
およびX軸方向での調整を行うことが可能であり、適正
な位置に壁側金具1aを固定することができる。
【0024】次に、作業員は壁側金具1aとこれから取
付けられるガイドレール2とのX軸方向の位置関係を考
慮してレール側金具1bの適切な面、例えば第1の面1
1bをガイドレール2の取付け面として選択し、この第
1の面11bに形成されるレールクリップ用穴113
b、114bにレールクリップ1dを取付けるととも
に、このレールクリップ1dにてガイドレール2を把持
した後、このレール側金具1bの第2の面12bを壁側
金具1aの第1の面11aに当接させる。そして、第1
の長穴111aと第3の長穴121b、および第2の長
穴112aと第4の長穴122bをそれぞれ対向させ、
それぞれの長穴111a、121b、112a、122
bの長手方向の幅寸法を用いてガイドレール2を水平方
向であるX軸方向および奥行き方向であるY軸方向にあ
って適切な位置に調整し締結具1eにより固定する。例
えば図1に示すように、第1の長穴111aおよび第2
の長穴112aの長手方向の幅寸法にあって締結具1e
を昇降路壁3から最も離れた位置とするとともに、第3
の長穴121bおよび第4の長穴122bの長手方向の
幅寸法にあって締結具1eをガイドレール2から最も離
れた位置とすることにより、ガイドレール2を昇降路壁
3から最も離れた位置に固定することができる。一方、
図2に示すように第1の長穴111aおよび第2の長穴
112aの長手方向の幅寸法にあって締結具1eを昇降
路壁3に最も近い位置とするとともに、第3の長穴12
1bおよび第4の長穴122bの長手方向の幅寸法にあ
って締結具1eをガイドレール2に最も近い位置とする
ことにより、ガイドレール2を昇降路壁3に最も近い位
置に固定することができる。
【0025】この後、壁側金具1aとレール側金具1b
とを溶着して位置ずれを防止することによりガイドレー
ル2の固定作業は完了する。
【0026】このように構成した実施形態では、壁側金
具1aに設けられた第1の長穴111a、第2の長穴1
12a、およびレール側金具1bに設けられた第3の長
穴121b、第4の長穴122bの対向する2つの長
穴、すなわち第1の長穴111aと第3の長穴121
b、および第2の長穴112aと第4の長穴122bの
それぞれの長手方向の幅寸法を調整代として確保するこ
とができ、これによって、ガイドレール2を大きく変位
させ適切な位置に固定することができる。また、レール
側金具1bの長穴111b、112b、121b、12
2bは斜めに開口されることからレールクリップ用穴1
13b、114b、123b、124bと干渉すること
がなく、したがって、レール側金具1bの小型化を図る
ことができる。
【0027】さらに、アンカーボルト1cが挿通される
壁側金具1aの縦長穴123aおよび横長穴124aの
短手方向の幅寸法はアンカーボルト1cの径と略同一と
されていることから、一旦アンカーボルト1cにより壁
側金具1aを固定すればX軸方向およびY軸方向のずれ
を防止することができ、したがって、アンカーボルト1
cと壁側金具1aとの溶着を不要として固定作業の簡略
化を図ることができる。
【0028】さらにまた、壁側金具1aの第1の面11
aに開口される長穴111a、112aと、第2の面1
2aに開口される長穴121a、122aとの開口位
置、また、レール側金具1bの第1の面11bに開口さ
れる長穴111b、112bと、第2の面12bに開口
される長穴121b、122bとの開口位置をX軸方向
に沿って異なるものに設定することにより、水平方向、
すなわちX軸方向の調整代をより大きなものとすること
ができる。
【0029】なお、本実施形態では壁側金具1aの第1
の面11aに開口される長穴111a、112aと、第
2の面12aに開口される長穴121a、122aとの
開口位置、また、レール側金具1bの第1の面11bに
開口される長穴111b、112bと、第2の面12b
に開口される長穴121b、122bとの開口位置を異
なるように設定したが、本発明はこれに限らず、壁側金
具のそれぞれの面に開口され対となる長穴、すなわち第
1の長穴と第2の長穴、あるいはレール側金具のそれぞ
れの面に開口され対となる長穴、すなわち第3の長穴と
第4の長穴をX軸方向に沿って複数開口することによっ
ても同様の効果、すなわち、より大きな調整代を確保す
ることができる。また、壁側金具の第1の面に開口され
る長穴と、第2の面に開口される長穴との開口位置、ま
た、レール側金具の第1の面に開口される長穴と、第2
の面に開口される長穴との開口位置を同一に設定しても
よく、この場合、どちらの面を固定面あるいはガイドレ
ール取付け面として選択しても同様であることから、作
業者の判断作業を低減し、したがって、作業効率の向上
を図ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る発明によれば、
壁側金具に設けられた長穴およびレール側金具に設けら
れた長穴の対向する2つの長穴のそれぞれの長手方向の
幅寸法を調整代として確保することができ、これによっ
て、ガイドレールを大きく変位させ適切な位置に固定す
ることができる。また、レール側金具の長穴は斜めに開
口されることからレールクリップ用穴と干渉することが
なく、したがって、レール側金具の小型化を図ることが
できる。
【0031】また、本発明の請求項2に係る発明によれ
ば、固定具が挿通される壁側金具の縦長穴および横長穴
の短手方向の幅寸法は固定具の径と略同一とされている
ことから、一旦固定具により壁側金具を固定すれば水平
方向および奥行き方向のずれを防止することができ、し
たがって、固定具と壁側金具との溶着を不要として固定
作業の簡略化を図ることができる。
【0032】さらに、本発明の請求項3に係る発明によ
れば、壁側金具の第1の面に開口され対となる長穴と、
第2の面に開口され対となる長穴との開口位置、また、
レール側金具の第1の面に開口され対となる長穴と、第
2の面に開口され対となる長穴との開口位置を水平方向
に沿って異なるものに設定することにより、水平方向の
調整代をより大きなものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータガイドレールの固定装置の
一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1とは異なる位置にガイドレールを固定した
状態を示す平面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図1の固定装置の壁側金具を示す斜視図であ
る。
【図5】図1の固定装置のレール側金具を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 固定装置 2 ガイドレール 3 昇降路壁 1a 壁側金具 1b レール側金具 1c アンカーボルト 1d レールクリップ 11a、11b 第1の面 12a、12b 第2の面 111a、121a 第1の長穴 111b、121b 第3の長穴 112a、122a 第2の長穴 112b、122b 第4の長穴 113a、123a 縦長穴 114a、124a 横長穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長瀬 厚史 東京都足立区中川4丁目16番29号 日立エ レベータテクノサービス株式会社内 (72)発明者 萩谷 知文 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ内 (72)発明者 西野 克典 茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日 立水戸エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3F305 BD10 DA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内に立設され、昇降体の昇降を案
    内する一対のガイドレールをそれぞれ固定するエレベー
    タガイドレールの固定装置において、 第1の面と第2の面が直交して略L字状に形成され、一
    方の面が昇降路壁に固定具により固定される壁側金具
    は、この壁側金具の前記第1の面および前記第2の面の
    それぞれに、他方の面が前記昇降路壁に固定されたとき
    に水平方向に沿って斜めに開口される第1の長穴と、こ
    の第1の長穴と対称となるように斜めに開口される第2
    の長穴とが設けられるとともに、 第1の面と第2の面が直交して略L字状に形成され、一
    方の面に前記ガイドレールが取付けられるとともに、他
    方の面が壁側金具に固定されるレール側金具は、このレ
    ール側金具の前記第1の面および前記第2の面のそれぞ
    れに、前記第1の長穴と対向可能で、かつ交差する方向
    に開口される第3の長穴と、前記第2の長穴と対向可能
    で、かつ交差する方向に開口される第4の長穴とが設け
    られることを特徴とするエレベータガイドレールの固定
    装置。
  2. 【請求項2】 前記壁側金具の前記第1の面および前記
    第2の面のそれぞれに、当該面が前記昇降路壁に固定さ
    れたときに鉛直方向に開口される縦長穴と、この縦長穴
    と直交する方向に開口される横長穴とを設けるととも
    に、これらの縦長穴および横長穴の短手方向の幅寸法を
    前記固定具の径と略同一とし、これらの縦長穴および横
    長穴を介して前記固定具により前記壁側金具を固定する
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータガイドレー
    ルの固定装置。
  3. 【請求項3】 前記壁側金具の前記第1の面に開口され
    対となる前記第1の長穴および前記第2の長穴と、前記
    第2の面に開口され対となる前記第1の長穴および前記
    第2の長穴との開口位置を水平方向に沿って異なるもの
    とするとともに、前記レール側金具の前記第1の面に開
    口され対となる前記第3の長穴および前記第4の長穴
    と、前記第2の面に開口され対となる前記第3の長穴お
    よび前記第4の長穴との開口位置を水平方向に沿って異
    なるものとし、かつ、前記壁側金具および前記レール側
    金具のそれぞれの第1の面と第2の面とを組み替えて用
    いることにより前記ガイドレールの位置調整を行うこと
    を特徴とする請求項1または2記載のエレベータガイド
    レールの固定装置。
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