JP2003335185A - 自動車 - Google Patents

自動車

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JP2003335185A
JP2003335185A JP2002142675A JP2002142675A JP2003335185A JP 2003335185 A JP2003335185 A JP 2003335185A JP 2002142675 A JP2002142675 A JP 2002142675A JP 2002142675 A JP2002142675 A JP 2002142675A JP 2003335185 A JP2003335185 A JP 2003335185A
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heat insulating
vacuum heat
automobile
vacuum
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JP2002142675A
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Hideo Yamamoto
秀夫 山本
Makoto Kuriyama
誠 栗山
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R13/08Insulating elements, e.g. for sound insulation
    • B60R13/0815Acoustic or thermal insulation of passenger compartments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B5/00Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60R13/0815Acoustic or thermal insulation of passenger compartments
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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の車内空間を低コストで断熱して、年
間を通じて省エネを実現する。 【解決手段】 車内空間1を構成する面に真空断熱材
3,5,8,11を設けるものであり、真空断熱材は、
断熱材の中でも断熱性能が高く、断熱材を薄くできるた
め適用範囲広く、断熱したい箇所に真空断熱材を設ける
(貼る)という簡単な作業で、断熱ができ、コストパフ
ォーマンスが高く、夏に駐車した際の室内の温度上昇を
低減することができ、年間を通じて省エネを実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱材により省エ
ネを図った自動車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車では、断熱性を向上させて
省エネを図ったものがでてきている。
【0003】従来の断熱性を向上させた自動車の一例と
しては、車両の天井、フロントガラス、リアガラスを中
空の二重構造とし、天井自体の材質を断熱材で形成し、
中空の二重構造部分を真空にしたものがある(特開平7
−25359号公報参照)。
【0004】また、従来の断熱性を向上させた自動車の
他の例としては、外装鉄板と内装天井との間に、合成樹
脂製のシートに独立した空気嚢を形成した空気層を有す
る複層断熱材を使用したものがある(特開2002−2
407号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
自動車の断熱技術は、車両の天井、フロントガラス、リ
アガラスを真空状態の二重構造とするのに、極めて製造
コストがかかるので、一般の車両に採用するには、製造
コスト上の課題が残されている。
【0006】また、後者の自動車の断熱技術では、夏時
の太陽熱を遮断するだけの十分な断熱効果が得られない
という課題がある。
【0007】本発明は、従来の課題を解決するものであ
り、低コストで、年間を通じて省エネを実現できる自動
車を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の請求項1記載の自動車の発明は、車内空間を構
成する面に真空断熱材を設けるものであり、真空断熱材
は、断熱材の中でも断熱性能が高く、断熱材を薄くでき
るため適用範囲広く、断熱したい箇所に真空断熱材を設
ける(貼る)という簡単な作業で、断熱ができ、コスト
パフォーマンスが高く、年間を通じて省エネを実現でき
るという作用を有する。
【0009】また、請求項2記載の自動車の発明は、遮
音材または吸音材と一体の真空断熱材を備えるものであ
り、真空断熱材は、断熱材の中でも断熱性能が高く、断
熱材を薄くできるため、遮音材または吸音材と一体に構
成しても、適用できる箇所の減少が少なく、予め、遮音
材または吸音材に真空断熱材を一体に設けておき、それ
を、自動車における遮音材または吸音材を設ける箇所ま
たは自動車における断熱材が必要な箇所に、設ける(貼
る)という作業で、断熱効果、遮音性、吸音性を高める
ことができ、自動車の組み立ての作業性に優れるという
作用を有する。
【0010】また、請求項3記載の自動車の発明は、屋
根部の外装鉄板と内装天井との間の空間に真空断熱材を
配置するものであり、真空断熱材は、断熱材の中でも断
熱性能が高く、断熱材を薄くできるため、屋根部の外装
鉄板と内装天井との間の空間に真空断熱材を配置するこ
とが可能であり、真夏の炎天下での駐車などで、直射日
光により屋根部の外装鉄板が非常に高温になる場合で
も、屋根部の外装鉄板の熱が車内空間に伝わり難く、車
内空間の温度上昇を抑制して、エアコンで車内空間を冷
房する際に、省エネを実現できるという作用を有する。
【0011】また、請求項4記載の自動車の発明は、真
空断熱材を外装鉄板内面に密着させるものであり、真空
断熱材を外装鉄板内面に密着させることにより、請求項
3記載の発明の作用に加えて、直射日光による屋根部の
温度上昇を効果的に断熱して車内空間に伝えないという
作用を有する。
【0012】また、請求項5記載の自動車の発明は、真
空断熱材を内装天井に一体化させるものであり、予め、
内装天井を構成する部材の裏側に真空断熱材を一体に設
けておき、裏側に真空断熱材を一体に設けた内装天井を
構成する部材を、屋根部の外装鉄板の内面に取り付ける
という作業で、屋根部の外装鉄板と内装天井との間に真
空断熱材を配置することができるので、請求項3記載の
発明の作用に加えて、自動車組み立ての作業性を向上で
きるという作用を有する。
【0013】また、請求項6記載の自動車の発明は、屋
根部の外装鉄板と内装天井と屋根部補強部材とで囲まれ
た空間内に真空断熱材を配置するものであり、真空断熱
材は、断熱材の中でも断熱性能が高く、断熱材を薄くで
きるため、屋根部の外装鉄板と内装天井と屋根部補強部
材とで囲まれる空間内に、真空断熱材を配置することが
可能であり、屋根部補強部材と重ならないように、屋根
部補強部材の部分で真空断熱材を分割して、配置するこ
とにより、屋根部を厚くすることなく、屋根部の断熱性
を向上させることができる。
【0014】また、請求項7記載の自動車の発明は、請
求項3、4、6のいずれか一項記載の発明において、真
空断熱材の内装天井側に、遮音材または吸音材を配置す
るものであり、屋根部の断熱効果に加え、屋根部の遮音
効果を得ることができるという作用を有する。
【0015】また、請求項8記載の自動車の発明は、エ
ンジン室と車内空間を仕切る構造部材に、ハンドルシャ
フトが貫通する貫通孔を有する真空断熱材を設けるもの
であり、真空断熱材によりエンジン室からの熱による室
内の温度上昇を防止することができ、真空断熱材はハン
ドルシャフトが貫通する貫通孔を有するため、真空断熱
材を分断する必要がなくなり、真空断熱材の数を減らし
て、自動車組み立ての作業性を向上できるという作用を
有する。
【0016】また、請求項9記載の自動車の発明は、請
求項1から8のいずれか一項記載の発明における真空断
熱材が、芯材を内部に配置するとともに、耐熱性の保護
層、ガスバリア層、及びシール層を有するラミネートフ
ィルムにより真空に封止されたものであり、この真空断
熱材は、グラスウールなどの断熱材に比べ断熱性能が5
倍以上高いため、車内空間を犠牲にしない薄い真空断熱
材で、夏に駐車した際の室内の温度上昇を低減すること
ができ、且つ、年間を通じて省エネを実現できるという
作用を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による自動車の実施
の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による自動車の断面図、図2は同実施の形態の真空
断熱材の断面図、図3は同実施の形態の真空断熱材の外
観図である。
【0019】図1において、1は車内空間であり、屋根
部2に設置した上部真空断熱材3、床部4に設置した下
部真空断熱材5、エンジン室6と車内空間1を仕切る構
造部材7に設置した前部真空断熱材8、トランク室9と
車内空間1を仕切る構造部材10に設置した後部真空断
熱材11で囲むように構成されている。
【0020】図2は真空断熱材12の断面図を示してい
る。上部真空断熱材3、下部真空断熱材5、前部真空断
熱材8、後部真空断熱材11の基本的構成は真空断熱材
12と同様である。
【0021】13は真空断熱材の芯材である。芯材13
は耐熱性のラミネート14の袋に真空状態で納められて
いる。ラミネート14はシール層15とガスバリア層1
6と保護層17より成り、保護層17はポリエステル等
から構成されている。芯材13としては有機、無機材料
等が使用できる。
【0022】シール層15は耐熱性のラミネート14を
張り合わせ内部の真空を保持する役割を持つ。ガスバリ
ア層16としてはアルミ箔を使用した。ガスバリア層は
耐熱性のラミネートフィルムの樹脂を透過する気体を遮
断する役割を持つ。保護層17はシール層15とガスバ
リア層16を保護する役割を持つ。
【0023】真空断熱材12の平板での形状を図3に示
す。18は芯材12の入っている部分で真空断熱材とし
て断熱性を有する部分である。19はヒートシール部分
で、シール層15が溶着しており、芯材が入っていない
部分である。真空断熱材12は長方形の形状をしてい
る。
【0024】従来は、真夏に炎天下で窓を閉めきり空調
を止めて駐車しておけば、屋根部が受ける直射日光で室
内が非常に高温になり、乗り込んだ時の不快感が大きか
ったが、本実施の形態によれば、真夏の高外気温も下部
真空断熱材5、前部真空断熱材8、後部真空断熱材11
で断熱することにより、室内の温度上昇を大幅に低減
し、乗り込んだ時の不快感も解消できる。
【0025】また、冬は寒気による冷え込みを断熱する
ことで、車両の省エネを実現することができる。
【0026】以上のように、本実施の形態の自動車は、
車内空間1を構成する面に真空断熱材3,5,8,11
を設けるものであり、真空断熱材は、断熱材の中でも断
熱性能が高く、断熱材を薄くできるため適用範囲広く、
断熱したい箇所に真空断熱材を設ける(貼る)という簡
単な作業で、断熱ができ、コストパフォーマンスが高
く、夏に駐車した際の室内の温度上昇を低減することが
でき、年間を通じて省エネを実現できる。
【0027】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2による屋根部の断面図である。
【0028】図4において、屋根部2の外装鉄板19と
内装天井20との空間に真空断熱材21を配置したもの
である。真空断熱材21は図12に示す真空断熱材12
と同様の構成である。
【0029】以上のような構成によれば、真夏に炎天下
で窓を閉めきり空調を止めて駐車しても、真空断熱材2
1が直射日光による屋根部2の温度上昇を断熱して車内
空間1に伝えず、車内空間1の温度上昇を大幅に低減
し、乗り込んだ時の不快感も解消できるものである。
【0030】以下に実験例を示す。屋根部2の外装鉄板
19と内装天井20との空間に厚さ10mmの真空断熱
材21を配置した上記の自動車(以下真空断熱品と言
う)と、真空断熱材21の代わりに真空断熱材21と同
一形状のグラスウールを配置した自動車(以下グラスウ
ール品と言う)と、真空断熱材21を取り除き、断熱材
を用いない自動車(以下断熱なし品と言う)とを準備
し、夏に車内空間1の温度上昇を測定した。
【0031】結果は(表1)に示されるように、断熱な
し品では室内温度が20℃上昇した。グラスウール品で
は、18℃の上昇であった。しかしながら、真空断熱材
品では10℃の上昇であり、温度上昇を半減した。
【0032】
【表1】
【0033】以上のように、本実施の形態の自動車は、
屋根部の外装鉄板と内装天井との空間に真空断熱材を配
置したものであり、夏に駐車する際に屋根部が受ける直
射日光で室内の温度が非常に高温になるのを防止できる
ものである。
【0034】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形
態3による屋根部の断面図である。
【0035】図5において、屋根部2の外装鉄板19と
内装天井20との空間に真空断熱材21を配置し、真空
断熱材21は外装鉄板19の内面に密着したものであ
る。
【0036】以上のような構成によれば、真夏に炎天下
で窓を閉めきり空調を止めて駐車しても、真空断熱材2
1が直射日光による屋根部2の温度上昇を断熱して車内
空間1に伝えず、車内空間1の温度上昇を大幅に低減
し、乗り込んだ時の不快感も解消できるものである。更
に、真空断熱材21を外装鉄板19の内面に密着させて
いるので、屋根部2の温度上昇を完全に断熱して車内空
間1に伝えないものである。また、真空断熱材21を外
装鉄板19の内面に貼り付け等で密着させているので、
自動車の組み立て作業も容易となる。
【0037】以上のように、本実施の形態の自動車は、
屋根部の外装鉄板と内装天井との空間に真空断熱材を配
置し、真空断熱材は外装鉄板内面に密着したものであ
り、真夏の炎天下で駐車する際に屋根部が受ける直射日
光で室内の温度が非常に高温になるのを防止できるもの
である。
【0038】(実施の形態4)図6は本発明の実施の形
態4による屋根部の断面図である。
【0039】図6において、屋根部2の外装鉄板19と
内装天井20との空間に真空断熱材21を配置し、真空
断熱材21は内装天井20の内面に一体化したものであ
る。
【0040】以上のような構成によれば、真夏に炎天下
で窓を閉めきり空調を止めて駐車しても、真空断熱材2
1が直射日光による屋根部2の温度上昇を断熱して車内
空間1に伝えず、車内空間1の温度上昇を大幅に低減
し、乗り込んだ時の不快感も解消できるものである。
【0041】更に、真空断熱材21を内装天井20の内
面に貼り付け等で密着させているので、自動車の組み立
ての作業性を向上できるものである。また、真空断熱材
21を内装天井20に予め組み込んで一体化することも
可能である。
【0042】以上のように、本実施の形態の自動車は、
屋根部の外装鉄板と内装天井との空間に真空断熱材を配
置し、真空断熱材は外装鉄板内面に密着したものであ
り、自動車組み立ての作業性を向上できるものである。
【0043】(実施の形態5)図7は本発明の実施の形
態5による屋根部の断面図である。
【0044】屋根部2の外装鉄板19と、内装天井20
と、屋根部2の外装鉄板19に自動車の進行方向と垂直
な方向に所定間隔を開けて複数個設けた屋根部補強部材
22とで囲まれた空間内に配置した真空断熱材21より
構成したものである。
【0045】以上のような構成によれば、真夏に炎天下
で窓を閉めきり空調を止めて駐車しても、真空断熱材2
1が直射日光による屋根部2の温度上昇を断熱して車内
空間1に伝えず、車内空間1の温度上昇を大幅に低減
し、乗り込んだ時の不快感も解消できるものである。
【0046】更に、真空断熱材21を屋根部2の外装鉄
板19と、内装天井20と、屋根部2の外装鉄板19に
自動車の進行方向と垂直な方向に所定間隔を開けて複数
個設けた屋根部補強部材22とで囲まれた空間内に配置
しているので、真空断熱材21を適当な大きさに分割配
置できることから、自動車組み立ての作業性を向上でき
るものである。
【0047】以上のように、本実施の形態の自動車は、
屋根部の外装鉄板と、内装天井と、屋根部の外装鉄板に
自動車の進行方向と垂直な方向に所定間隔を開けて複数
個設けた屋根部補強部材とで囲まれた空間内に配置した
真空断熱材より構成したものであり、自動車組み立ての
作業性を向上できるものである。
【0048】(実施の形態6)図8は本発明の実施の形
態6による真空断熱材の断面図である。
【0049】真空断熱材21を遮音材23或いは吸音材
24と一体化して構成している。ここでは、真空断熱材
21の表面に遮音材23或いは吸音材24を貼り付けて
一体化している。
【0050】以上のような構成によれば、走行時の騒音
が室内空間に伝達するのを防止すると共に、自動車組み
立ての作業性を向上できるものである。
【0051】以上のように、本実施の形態の自動車は、
遮音材或いは吸音材と一体化した真空断熱材から構成し
たものであり、断熱効果に加えて、遮音性、吸音性が付
加されると共に、自動車組み立ての作業性を向上できる
ものである。
【0052】(実施の形態7)図9は本発明の実施の形
態7による自動車の屋根部の断面図である。
【0053】屋根部2の外装鉄板19と内装天井20と
の空間において、外装鉄板19側から順に真空断熱材2
1、遮音材23或いは吸音材24を配置したものであ
る。
【0054】以上のような構成によれば、真空断熱材2
1が直射日光による屋根部2の温度上昇を断熱して車内
空間1に伝えず、車内空間1の温度上昇を大幅に低減
し、乗り込んだ時の不快感も解消できるものである。ま
た、遮音効果も確実に得ることができるものである。
【0055】以上のように、本実施の形態の自動車は、
屋根部の外装鉄板と内装天井との空間において、外装鉄
板側から順に真空断熱材、遮音材或いは吸音材を配置し
たものであり、断熱効果と遮音効果を確実に得ることが
できる。
【0056】(実施の形態8)図10は本発明による実
施の形態8の自動車の縦断面図、図11は同実施の形態
における真空断熱材の平面図である。
【0057】真空断熱材21をエンジン室6と車内空間
1を仕切る構造部材7に貼り付けている。真空断熱材2
1はハンドルシャフト25等の貫通孔26を設け、貫通
孔26周囲はシール層27により封止している。28は
芯材12の入っている部分で真空断熱材として断熱性を
有する部分である。29は真空断熱材21周囲のヒート
シール部分で芯材が入っていない部分である。
【0058】以上のような構成によれば、エンジン室か
らの熱による室内の温度上昇を防止することができる。
また、真空断熱材21に予めハンドルシャフト25等の
貫通孔26を設けているので、自動車組み立て時には、
ハンドルシャフト25を貫通孔26に挿入すれば、自動
車組み立ての作業性を向上できると共に、真空断熱材2
1を分割配置することもない。
【0059】以上のように、本実施の形態の自動車は、
エンジン室と車内空間を仕切る構造部材に貼り付けた真
空断熱材から構成したものであり、エンジン室からの熱
による室内の温度上昇を防止することができる。また、
ハンドルシャフト等の貫通孔を設け、貫通孔周囲はシー
ル層により封止した真空断熱材から構成したものであ
り、エンジン室からの熱による室内の温度上昇を防止す
ることができると共に、自動車組み立ての作業性を向上
できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、車内空間を構成する面に真空断熱材を設けたことに
より、車内空間の断熱効果か高く、コストパフォーマン
スが高く、年間を通じて省エネを実現できる。
【0061】また、請求項2記載の発明は、遮音材また
は吸音材と一体の真空断熱材を備えたことにより、断熱
効果、遮音性、吸音性を高めることができ、自動車の組
み立ての作業性に優れる。
【0062】また、請求項3記載の発明は、屋根部の外
装鉄板と内装天井との間の空間に真空断熱材を配置した
ことにより、真夏の炎天下での駐車などで、直射日光に
より屋根部の外装鉄板が非常に高温になる場合でも、屋
根部の外装鉄板の熱が車内空間に伝わり難く、車内空間
の温度上昇を抑制して、エアコンで車内空間を冷房する
際に、省エネを実現できる。
【0063】また、請求項4記載の発明は、真空断熱材
を外装鉄板内面に密着させたことにより、直射日光によ
る屋根部の温度上昇を効果的に断熱して車内空間に伝え
ないという効果がある。
【0064】また、請求項5記載の発明は、真空断熱材
を内装天井に一体化させたことにより、自動車組み立て
の作業性を向上できる。
【0065】また、請求項6記載の発明は、屋根部の外
装鉄板と内装天井と屋根部補強部材とで囲まれた空間内
に真空断熱材を配置したことにより、空きスペースを断
熱に利用でき、屋根部補強部材の部分で真空断熱材を分
割して、配置することにより、屋根部を厚くすることな
く、屋根部の断熱性を向上させることができる。
【0066】また、請求項7記載の発明は、請求項3、
4、6のいずれか一項記載の発明において、真空断熱材
の内装天井側に、遮音材または吸音材を配置したことに
より、屋根部の断熱効果に加え、屋根部の遮音効果を得
ることができる。
【0067】また、請求項8記載の発明は、エンジン室
と車内空間を仕切る構造部材に、ハンドルシャフトが貫
通する貫通孔を有する真空断熱材を設けたことにより、
真空断熱材によりエンジン室からの熱による室内の温度
上昇を防止することができ、また、自動車組み立ての作
業性を向上できる。
【0068】また、請求項9記載の発明は、請求項1か
ら8のいずれか一項記載の発明における真空断熱材を、
芯材を内部に配置するとともに、耐熱性の保護層、ガス
バリア層、及びシール層を有するラミネートフィルムに
より真空に封止された構成としたことにより、車内空間
を犠牲にしない薄い真空断熱材で、夏に駐車した際の室
内の温度上昇を低減することができ、且つ、年間を通じ
て省エネを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態1の自動車の縦断面図
【図2】同実施の形態における真空断熱材の断面図
【図3】同実施の形態における真空断熱材の外観図
【図4】本発明による実施の形態2の自動車の屋根部の
断面図
【図5】本発明による実施の形態3の自動車の屋根部の
断面図
【図6】本発明による実施の形態4の自動車の屋根部の
断面図
【図7】本発明による実施の形態5の自動車の屋根部の
断面図
【図8】本発明による実施の形態6の自動車に使用した
真空断熱材の断面図
【図9】本発明による実施の形態7の自動車の屋根部の
断面図
【図10】本発明による実施の形態8の自動車の縦断面
【図11】同実施の形態における真空断熱材の平面図
【符号の説明】
1 車内空間 2 屋根部 3 内装天井 6 エンジン室 12 真空断熱材 13 芯材 14 ラミネートフィルム 15 シール層 16 ガスバリア層 17 保護層 19 外装鉄板 20 内装天井 21 真空断熱材 22 屋根部補強部材 23 遮音材 24 吸音材 25 ハンドルシャフト 26 貫通孔 27 シール層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D023 BA02 BA03 BA05 BB02 BB21 BB22 BB30 BC01 BD01 BD21 BE01 BE35

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内空間を構成する面に真空断熱材を設
    けた自動車。
  2. 【請求項2】 遮音材または吸音材と一体の真空断熱材
    を備えた自動車。
  3. 【請求項3】 屋根部の外装鉄板と内装天井との間の空
    間に真空断熱材を配置した自動車。
  4. 【請求項4】 真空断熱材を外装鉄板内面に密着させた
    請求項3記載の自動車。
  5. 【請求項5】 真空断熱材を内装天井に一体化させた請
    求項3記載の自動車。
  6. 【請求項6】 屋根部の外装鉄板と内装天井と屋根部補
    強部材とで囲まれた空間内に真空断熱材を配置した自動
    車。
  7. 【請求項7】 真空断熱材の内装天井側に、遮音材また
    は吸音材を配置した請求項3、4、6のいずれか一項記
    載の自動車。
  8. 【請求項8】 エンジン室と車内空間を仕切る構造部材
    に、ハンドルシャフトが貫通する貫通孔を有する真空断
    熱材を設けた自動車。
  9. 【請求項9】 真空断熱材は、芯材を内部に配置すると
    ともに、耐熱性の保護層、ガスバリア層、及びシール層
    を有するラミネートフィルムにより真空に封止されたも
    のである請求項1から8のいずれか一項記載の自動車。
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