JP2003334674A - レーザ加工方法 - Google Patents
レーザ加工方法Info
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Abstract
加工可能なレーザ加工方法を提供する。 【解決手段】遮光部206Bと透光部206Cを有する
マスク206を通じて加工対象物の主面に形成された被
加工対象膜としてのレジスト層554に所定パターンの
レーザビームLBを照射し、レジスト層554をアブレ
ーションにより加工するレーザ加工方法であって、レー
ザビームLBとしてレジスト層554の一部のみを除去
可能な光強度のレーザビームLBを用い、マスク206
をレジスト層554に対して所定量移動させながら、所
定パターンのレーザビームLBをレジスト層554に複
数回重ねて照射し、レジスト層554を所望の三次元形
状に加工する。
Description
関する。
時代の必需品として、携帯電話、携帯端末、ノート型パ
ーソナルコンピュータ、カメラ一体型ビデオテープレコ
ーダ等の多くの製品に使用されている。特に、低温ポリ
シリコンTFT液晶表示装置 (Low-Temperature Poly-S
iliconThin-Film-Transistor Liquid-Crystal-Display)
は、駆動回路であるTFT素子をガラス基板上に集積
することができるため、高精細化、低消費電力化が可能
となり、将来、様々な回路を集積できることで応用も広
がることが期待されている。また、低温ポリシリコンT
FT型の高精細液晶パネルを量産化するうえで、一層の
低コスト化への要求が高まっている。
と、液晶表示装置はバックライトを利用する透過型、外
光を利用する反射型、および、両方の機能を持った反射
/透過型に分類される。反射/透過型は、暗所ではバッ
クライトを利用し、明所では外光を画素電極で反射させ
ることにより、高輝度、省消費電力を実現している。
駆動基板の構造の一例を示す平面図である。この液晶表
示装置は、いわゆるボトムゲート型の低温ポリシリコン
TFT−LCDである。図21において、表示画素部1
01は、マトリクス状に配置されており、この表示画素
部101は、反射用画素電極102とこの反射用画素電
極102の下に形成された透過用画素電極103を有す
る。各表示画素部101は、透過部Wを備えており、ま
た、各表示画素部101の一隅部には、TFT素子10
4が形成されている。TFT素子104は、ゲート線1
06、信号線105、反射用画素電極102および透過
用画素電極103にそれぞれ電気的に接続されている。
4の断面構造を示す断面図であって、図21におけるA
−A線方向の断面図である。また、図23は液晶表示装
置の透過部Wの周辺の構造を示す断面図であって、図2
1におけるB−B線方向の断面図である。図22に示す
TFT素子104において、ガラス板等からなる絶縁性
で透明な基板110上には、たとえば、Mo等の導電材
料からなるゲート電極107が所定のパターンで形成さ
れている。このゲート電極107は、上記したゲート線
106に電気的に接続および図示しない蓄積容量配線に
電気的に接続されている。
107を被覆するように窒化シリコンからなるバリア絶
縁膜112が形成され、このバリア膜112上には酸化
シリコンからなるゲート絶縁膜113が形成されてい
る。このゲート絶縁膜113上には、所定パターンのポ
リシリコン層108が形成されている。このポリシリコ
ン層108は、図示しないコンタクトホールを通じて上
記の信号線105および反射用画素電極102、透過用
画素電極103に電気的に接続される。ポリシリコン層
108上には、当該ポリシリコン層108のゲート電極
107上に位置する部分を被覆するためのストッパ層1
15が形成されている。ポリシリコン層108は、周知
の方法により、LDD(Lightly Doped Drain )領域お
よびN+ 領域が形成され、活性化されている。ゲート絶
縁膜113上には、ポリシリコン層108およびストッ
パ層115を被覆するように、酸化シリコンからなる層
間絶縁膜116が形成され、層間絶縁膜116上には窒
化シリコンからなる層間絶縁膜117が形成されてい
る。
する拡散板118が形成されている。この拡散板118
は、上層に形成される反射用画素電極102に凹凸を発
生させて、当該反射用画素電極102に入射する光を拡
散させて輝度を向上させるために設けられている。拡散
板118上には、平坦化層119が形成されている。こ
の平坦化層119は、反射用画素電極102を形成しや
すい程度に拡散板118の表面の凹凸を滑らかにするた
めに設けられている。
03が形成され、透過用画素電極103上には反射用画
素電極102が形成されている。透過用画素電極103
は、ITO(Indium Tin Oxide)膜等の透明膜で形成さ
れ、反射用画素電極102はAl等の反射膜で形成され
ている。
は、一連のプロセスで形成され、液晶表示装置を駆動す
る駆動基板を構成する。図22に示すように、この駆動
基板の表面側にITO膜等の透明膜からなる対向電極1
34、カラーフィルタ135、位相差板136および偏
光板137が設けられており、反射用画素電極102と
対向電極134との間に液晶130が封入され、駆動基
板の裏面側に位相差板133、偏光板132および面状
光源131が設けられている。図22に示すように、外
部から偏光板137に向かって入射する外光OLは、液
晶130を通じて反射用画素電極102で反射し、液晶
130を通じて再び外部に出力可能となっている。一
方、面状光源131からの光BLは、反射用画素電極1
02が存在するため、偏光板137側に出力されない。
に積層されたバリア膜112、ゲート絶縁膜113、層
間絶縁膜116,117、拡散板118および平坦化層
119には、基板110にまで達する穴Hが形成されて
いる。透過用画素電極103は、平坦化層119上に形
成されているとともに、穴Hの底部である基板110の
表面および穴Hの内周面を覆うように形成されている。
さらに、この透過用画素電極103上に形成された反射
用画素電極102は、穴Hの底部において窓102wが
形成されている。このため、図23に示すように、面状
光源131からの光BLは窓102wを通じて偏光板1
37側に出力可能となっている。
液晶表示装置のゲート電極107、拡散板118、反射
用画素電極102、透過用画素電極103等の形成に
は、通常、いわゆるウエットプロセスであるフォトリソ
グラフィー工程が用いられる。フォトリソグラフィー工
程は、処理前洗浄・レジスト塗布・プリベーク・露光・
現像・ポストベーク等の多くの工程からなりたってい
る。このため、量産工場においては工程数が多く、大型
のコーターディベロッパーが多数必要となり設備コスト
が嵩み、製品の低コスト化を妨げる要因となっている。
また、フォトリソグラフィー工程では、多量の薬液を使
用するため、省資源化や環境汚染の防止の観点から、い
わゆるドライプロセスへの転換が望まれていた。
反射用画素電極102、透過用画素電極103等を加工
する方法として、たとえば、レーザを用いた加工が提案
されている。レーザ加工は、マスクを通じた所定パター
ンのレーザ光を被加工面に照射することにより被加工面
を構成する材料を選択的に除去する。一般に、エキシマ
レーザは、アブレーション及び熱的加工、またはアブレ
ーションと呼ばれる、光化学的に直接結合を解離する熱
的な影響を受けにくい加工を行うため、被加工面のエッ
ジの仕上がりが非常にシャープとなるとともに、ビーム
整形器によりレーザ光の断面積を拡大することにより比
較的広い面積を一括して加工できる。しかしながら、ゲ
ート電極107や拡散板118は、凹凸形状やテーパ形
状等の三次元的な形状を有しており、所定パターンのレ
ーザ光の照射による単なる平面的な加工だけでは、ゲー
ト電極107や拡散板118を加工することができな
い。このため、液晶表示装置の製造プロセスに必要なウ
エットプロセスであるフォトリソグラフィーをドライプ
ロセスに転換するのが困難であった。
ものであって、その目的は、凹凸形状やテーパ形状等の
三次元形状を加工可能なレーザ加工方法を提供すること
にある。
るレーザ加工方法は、遮光部と透光部を有するマスクを
通じて加工対象物の主面に形成された被加工対象膜に所
定パターンのレーザ光を照射し当該被加工対象膜をアブ
レーション及び熱的加工、またはアブレーションにより
加工するレーザ加工方法であって、前記レーザ光として
前記被加工対象膜の一部のみを除去可能な強度のレーザ
光を用い、互いに異なるパターンのレーザ光を前記被加
工対象膜に複数回重ねて照射し当該被加工対象膜を所望
の三次元形状に加工する。
は、遮光部と透光部を有するマスクを通じて加工対象物
の主面に形成された被加工対象膜に所定パターンのレー
ザ光を照射し当該被加工対象膜をアブレーション及び熱
的加工、またはアブレーションにより加工するレーザ加
工方法であって、前記レーザ光として前記被加工対象膜
の一部のみを除去可能な光強度のレーザ光を用い、前記
マスクを前記被加工対象膜に対して所定量移動させなが
ら、所定パターンのレーザ光を前記被加工対象膜に複数
回重ねて照射し当該被加工対象膜を所望の三次元形状に
加工する。
は、遮光部と透光部を有するマスクを通じて加工対象物
の主面に形成された被加工対象膜に所定形状のレーザ光
を照射し当該被加工対象膜をアブレーション及び熱的加
工、またはアブレーションにより加工するレーザ加工方
法であって、前記レーザ光として前記被加工対象膜の一
部のみを除去可能な光強度のレーザ光を用い、前記レー
ザ光の前記主面に対する入射角度を所定角度に傾斜さ
せ、当該レーザ光を前記被加工対象膜に照射して所望の
三次元形状に加工する。
は、遮光部と透光部を有するマスクを通じて加工対象物
の主面に形成された被加工対象膜に所定パターンのレー
ザ光を照射し当該被加工対象膜をアブレーション及び熱
的加工、またはアブレーションにより加工するレーザ加
工方法であって、前記被加工対象膜に照射されるレーザ
光のエネルギー強度分布を所望の分布とし、前記被加工
対象膜を前記分布に基づく所望の三次元形状に加工す
る。
照射するレーザ光のパターンを変更しながら被加工対象
膜にレーザ光を複数回重ねて照射すると、被加工対象膜
のうち重複してレーザ光が照射された領域は重複してレ
ーザ光が照射されない領域よりもアブレーション及び熱
的加工、またはアブレーションによる除去量が多い。こ
のため、レーザ光が重複して照射された領域と重複して
照射されない領域との間には高低差が発生する。適宜マ
スクを選択して、積極的に被加工対象膜に高低差をつく
り出すことにより、所望の三次元形状が加工される。
対象膜に対して移動させることにより、被加工対象膜に
おけるレーザ光の被照射領域が変更される。被加工対象
膜のうち重複してレーザ光が照射された領域は重複して
レーザ光が照射されない領域よりもアブレーション及び
熱的加工、またはアブレーションによる除去量が多い。
このため、レーザ光が重複して照射された領域と重複し
て照射されない領域との間には高低差が発生する。この
高低差を被加工対象膜に積極的につくり出すことによ
り、所望の三次元形状が加工される。
が主面に対して所定角度で傾斜した状態で被加工対象膜
に入射する。これにより、被加工対象膜の表層はアブレ
ーション及び熱的加工、またはアブレーションにより除
去されるが、被加工対象膜の被加工面は、レーザ光の光
軸に略垂直となるが、この被加工面は主面に対して所定
角度で傾斜する。このことから、被加工対象膜に主面に
対して傾斜した傾斜面をもつ三次元形状が加工される。
照射される所定パターンのレーザ光は、所望のエネルギ
ー分布をもつ。このため、強度の高い部分では被加工対
象膜のアブレーション及び熱的加工、またはアブレーシ
ョンによる除去量が多く、強度の低い部分ではアブレー
ション及び熱的加工、またはアブレーションによる除去
量が少なくなり、この結果、被加工対象膜に高低差が生
じる。このレーザ光のエネルギー強度分布を適宜設定す
ることにより、積極的に被加工対象膜に高低差をつくり
出すことにより、所望の三次元形状が加工される。
て図面を参照して説明する。第1実施形態 図1は、本発明のレーザ加工方法に用いられるレーザ加
工装置の概略構成を示す図である。レーザ加工装置20
0は、レーザ光源201と、複数のミラー202,20
3,204と、ビーム整形器205と、ビーム平坦化光
学系220と、集光レンズ221と、マスク206と、
縮小投影レンズ207と、ステージ208とを有する。
出力する。このレーザ光源201から出力されるレーザ
ビームLBによって加工対象物210の被加工面210
fが加工される。レーザ光源201には、たとえば、エ
キシマレーザや、YAGレーザが用いられる。エキシマ
レーザには、レーザ媒質の異なる複数の種類が存在す
る。レーザ媒質としては、波長の長いほうからXeF
(351nm)、XeCl(308nm)、KrF(2
48nm)、ArF(193nm)、F2 (157n
m)が存在する。エキシマレーザは、熱エネルギーを利
用した加工を行うYAGレーザ(1.06μm)、CO
2 レーザ(10.6μm)と大きく異なる点は、発振波
長が紫外線の領域にあることである。エキシマレーザ
は、本質的にパルスでのみ発振し、パルス幅は、たとえ
ば数nsから数十nsでありレーザビームの形は長方形
である。
ンと呼ばれる、光化学的に直接結合を解離する熱的な影
響を受けにくい加工を行うため、被加工面のエッジの仕
上がりが非常にシャープとなる。これに対して、YAG
レーザ、CO2 レーザでは加工部分が溶融後蒸発するた
め、熱の影響で周辺部が丸くなりきれいな端面とならな
い。さらに、エキシマレーザは、初期のビームの断面が
約10×10mmの寸法を有し、このレーザビームを後述
するビーム整形器により長面積化、大面積化することに
より比較的広い面積を一括して加工できる。したがっ
て、大面積の領域を同時に加工するのにエキシマレーザ
は適している。
って反射されたレーザ光源201からのレーザビームL
Bを拡大整形し、ミラー204に向けて出力する。
3によって反射されたレーザ光源201からのレーザビ
ームLBの強度分布を平坦化する。平坦化光学系220
に入射する前のレーザビームLBの光軸に垂直な断面内
における強度分布は正規分布となっている。ビーム平坦
化光学系220は、加工対象物210に照射されるレー
ザビームLBのパターンにおいて強度分布が略均一にな
るように平坦化する。
されたレーザビームLBを集光する。マスク206は、
ビーム整形器205で整形されミラー204で反射され
たレーザビームLBを通過させる所定パターンを有して
いる。このマスク206には、たとえば、金属材料で形
成されたマスク、透明なガラス材料や透明な樹脂で形成
されたマスク、誘電体材料で形成されたマスク等を用い
ることができるが、詳細な構造については後述する。
パターンを通過したレーザビームLBを所定倍率で縮小
してステージ208上の加工対象物210の被加工面2
10fに投影する。
持しており、縮小投影レンズ207から投影されるレー
ザビームLBが加工対象物210の被加工面210fに
合焦するように縮小投影レンズ207に対して配置され
ている。このステージ208は、たとえば、真空チャッ
ク等の固定手段を備えており、レーザビームLBを加工
対象物210の被加工面210f上の所望の位置に照射
し、かつ、レーザビームLBを被加工面210f上で合
焦させることが可能なように、x、y,z方向およびθ
方向に移動位置決めが可能となっている。また、ステー
ジ208は、レーザビームLBの光軸に対してα方向に
傾斜可能になっている。
れる加工対象物としての液晶表示装置における駆動基板
の構成の一例を示す平面図である。図2に示すように、
駆動基板1は、マトリクス状に配列された画素電極部2
と、各画素電極部2に対して設けられたTFT(Thin Fi
lm Transistor)素子30とを有する。各画素電極部2の
間には、信号線6およびゲート線5が設けられている。
この透過用画素電極10上に形成された反射用画素電極
12とを有する。また、反射用画素電極12には、開口
12wが形成されている。
ート電極7に交差するように配置されたポリシリコン層
8とを有している。ゲート電極7は、ゲート線6に電気
的に接続されている。ポリシリコン層8の一端部は信号
線5に電気的に接続され、他端部は透過用画素電極10
に電気的に接続されている。なお、ゲート線6はTFT
素子30に走査信号を供給するための配線であり、信号
線5はTFT素子30に信号電圧を印加するための配線
である。
辺の断面構造を示す断面図であって、図2におけるA−
A線方向の断面を示している。また、図4は、駆動基板
1の開口12wの周辺の断面構造を示す断面図であっ
て、図2におけるB−B線方向の断面図である。また、
図3および図4に示すように、駆動基板1の電極形成面
側に対向して配置された対向電極62、カラーフィルタ
64、位相差板66および偏光板68と、駆動基板1の
裏面側に配置された位相差板70、偏光板72および面
状光源74とによって液晶表示装置は構成される。
と、バリア膜44と、ゲート絶縁膜46と、ポリシリコ
ン層8と、ストッパ層50と、層間絶縁膜48,52
と、拡散板54と、平坦化層56と、透過用画素電極1
0と、反射用画素電極12とを有する。
を透過する材料で形成されている。ゲート電極7は、基
板40上に上記したゲート線6とともにパターニングさ
れている。このゲート電極7は、図3に示すように、両
側の側面が基板40に対して所定角度で傾斜するテーパ
面7fを備えている。ゲート電極7は、たとえば、Cr
(クローム)やMo(モリブデン)等の導電材料を基板
40上にスパッタリングにより成膜し、この薄膜を、後
述するレーザ加工方法によってパターニングすることに
より得られる。
ように基板40上に成膜されている。このバリア膜44
は、たとえば、プラズマCVD法により、窒化シリコン
を基板40上に成膜したものである。ゲート絶縁膜46
は、バリア膜44上に形成されており、たとえば、酸化
シリコンをプラズマCVD法により成膜したものであ
る。
にパターニングされている。このポリシリコン層8は、
たとえば、非晶質シリコンをゲート絶縁膜46上にプラ
ズマCVD法により成膜したのち、アニール処理を施し
て非晶質シリコンに含まれる水素を除去し、ポリシリコ
ンに転換させ、このポリシリコンを、たとえば、フォト
リソグラフィーによりパターニングすることにより得ら
れる。また、ポリシリコン層8のストッパ層50の両側
には、たとえば、リン(P)等の不純物が所定の濃度で
注入され、活性化されることによりLDD(LightlyDop
ed Drain )領域およびN+ 領域が形成されている。
ンで形成されている。このストッパ層50は、たとえ
ば、CVD法によりポリシリコン層8を覆うようにゲー
ト絶縁膜46上に酸化シリコンを成膜したのち、この酸
化シリコンをゲート電極7をマスクとしてセルフアライ
メントによりパターニングすることにより得られる。こ
のため、ストッパ層50は、ポリシリコン層8のゲート
電極7上に位置する部分を被覆している。なお、上記の
LDD領域は、このストッパ層50をマスクとして不純
物がイオン注入されることにより形成される。また、こ
のストッパ層50および当該ストッパ層50の周辺をフ
ォトレジストによりマスクしたのち、不純物をポリシリ
コン層8にイオン注入することにより、N+ 領域が形成
される。その後、アニール処理により、不純物の活性化
を図る。
ポリシリコン層8を覆うようにゲート絶縁膜46上に形
成されている。この層間絶縁膜48は、たとえば、酸化
シリコンがCVD法により成膜されている。層間絶縁膜
52は、層間絶縁膜48上に形成されている。この層間
絶縁膜48は、たとえば、窒化シリコンがCVD法によ
り成膜されている。
れている。この拡散板54は、表面に凹凸を有してい
る。この凹凸により、当該拡散板54上層に形成される
反射用電極12に凹凸を形成し、当該反射用電極12に
入射する光を拡散させて画面の輝度を向上させるために
設けられている。拡散板54は、層間絶縁膜52上にア
クリル樹脂等からなるレジストをスピンコートにより塗
布し、ポストベーク処理によりレジストを下地層に定着
させ溶媒を除去し、このレジストの表面に凹凸を形成す
ることにより得られる。レジスト表面への凹凸の加工
は、後述するレーザ加工方法により行われる。
ており、拡散板54の表面の凹凸を滑らかにし、透過用
電極10および反射用画素電極12が定着しやすいよう
にするために設けられている。このため、平坦化層56
の表面は拡散板54の表面よりも滑らかになっている。
ゲート絶縁膜46、層間絶縁膜48,52、拡散板54
および平坦化層56には、基板40にまで達するテーパ
状の穴Hが形成されている。透過用画素電極10は、図
3に示すように、平坦化層56上に形成されているとと
もに、図4に示すように、上記のテーパ状の穴Hの内周
面および穴Hの底部である基板40の表面を覆うように
形成されている。この透過用画素電極10は、たとえ
ば、ITO(Indium Tin Oxide)等の導電性の透過膜によ
って形成されている。また、透過用画素電極10は、図
2に示したように、矩形状にパターニングされている。
透過用画素電極10は、たとえば、上記したレーザ加工
装置200を用いてレーザ光によるアブレーション及び
熱的加工、またはアブレーション加工によりパターニン
グされる。
0の表面に全面的に形成されている。この反射用画素電
極12は、図3に示すように、開口12wが形成されて
いる。反射用画素電極12は、たとえば、Al等で形成
された導電性の反射膜で形成されている。このため、反
射用画素電極12は、透過用画素電極10と電気的に接
続されている。なお、反射用画素電極12は、たとえ
ば、上記したレーザ加工装置200を用いてレーザ光に
よるアブレーション及び熱的加工、またはアブレーショ
ン加工によりパターニングされる。
差板66および偏光板68は、一体化されて駆動基板1
の画素電極形成側に対向配置される。また、位相板7
0、偏光板72および面状光源74は、駆動基板1の非
画素電極形成側に対向配置される。対向電極62は、I
TO(Indium Tin Oxide)等の導電性の透過膜によって形
成されており、透過用画素電極10および反射用画素電
極12との間で電界を形成する。
線偏光にする。位相差板66,70は、液晶表示装置の
コントラストの向上、色変化の低減、防止のために、偏
光板68または72を通じて入射する直線偏光を円偏光
にする光学補償を行う。カラーフィルタ64は、赤
(R)、緑(G)、青(B)の三原色の微細な着色層と
ブラックマトリックスと呼ばれる遮光層とが所定パター
ンに形成されたものである。面状光源74は、たとえ
ば、冷陰極蛍光管等の光源を内蔵しており、面状の光B
Lを基板40側に向けて出力する。
反射用画素電極12との間に封入される液晶60には、
たとえば、ツイスティッドネマティック(TN)液晶が
使用される。
側から入射した外光OLは、偏光板68、位相差板6
6、カラーフィルタ64および対向電極62を通過して
反射用画素電極10に入射し、この反射用画素電極12
で反射されて偏光板68から外部に再び出力される。反
射用画素電極12の表面は、拡散板54の表面の凹凸に
より凹凸を有しているので、反射用画素電極12に入射
された外光OLは、散乱し画面の輝度が向上する。
は、図3に示すように、反射用画素電極12が存在する
領域では、反射用画素電極12によって遮断され、偏光
板68から外部へ出力されないが、図4に示すように、
透過用画素電極10に入射した光BLの一部は反射用画
素電極12の開口12wを通過し、対向電極62、カラ
ーフィルタ64、位相差板66および偏光板68を通じ
て外部に出力される。この結果、暗所では面状光源74
を利用し、明所では外光を反射用画素電極12で反射さ
せることにより、高輝度で省消費電力化された液晶表示
装置が得られる。
用いた加工方法について説明する。図5は、たとえば、
CrやMo等の導電材料からなる薄膜570を基板40
上にスパッタリングにより成膜した状態を示す断面図で
ある。この薄膜570を形成した基板40を上記したレ
ーザ加工装置200のステージ208に設置する。
570に所定パターンのレーザビームLBを照射する。
なお、図6において、縮小投影レンズ207は省略して
いる。このとき使用するマスク206−1は、たとえ
ば、マスク基板206Aの表面に所定パターンの遮光膜
206Bが形成されている。マスク基板206Aは、無
アルカリガラスあるいは合成石英等の透明な材料で形成
されている。遮光膜206Bは、クロム、酸化クロム等
の遮光性の材料で形成されている。遮光膜206Bは、
本発明の遮光部を構成しており、マスク基板206Aの
遮光膜206Bの非形成部分206Cが本発明の透過部
を構成している。遮光膜206Bは幅W1を有してお
り、この幅W1は上記したゲート電極7の上面の幅に対
応している。
から出力されるレーザビームLBのエネルギー強度は、
一回の照射で薄膜570のすべての厚みがアブレーショ
ン及び熱的加工、またはアブレーションにより除去され
ないエネルギー強度、すなわち、一回の照射で薄膜57
0の表層のみが除去される程度のエネルギー強度に設定
する。
じてレーザビームLBが薄膜570に照射されると、薄
膜570の遮光膜206Bに対応する突出部分570a
を残して、薄膜570の表層部分が選択的に除去され
る。
すように、マスク206−1を新たなマスク206−2
に交換する。このマスク206−2は、マスク基板20
6に形成された遮光膜206Bが幅W2を有する。この
幅W2は、上記の幅W1よりも所定量だけ大きい。した
がって、マスク206−2を通過したレーザビームLB
のパターンは、マスク206−1を通過したレーザビー
ムLBのパターンとは異なる。このマスク206−2を
通じて、レーザビームLBを薄膜570に照射すると、
図7に示すように、薄膜570のマスク206−2の遮
光膜206Bに対応する部分以外の表層部分が選択的に
除去され、突出部分570aの両側に階段状部分570
bが形成される。
拡大したマスク206を複数使用して、薄膜570への
レーザビームLBの照射を繰り返し行うと、図8に示す
ように、ゲート電極7が加工される。ゲート電極7の両
側面には、所定角度で傾斜したテーパ面7fが形成され
る。このテーパ面7fは、複数の階段状部分から構成さ
れるため凹凸を有しているが、レーザビームLBの照射
毎の遮光膜206Bの幅の変更量をできるだけ小さくす
ることにより、テーパ面7fは滑らかとなる。また、実
際には、レーザビームLBにKrFエキシマレーザ等の
紫外線レーザを用いると、いわゆる回り込み現象により
テーパ面7fにはエッジが発生しにくいため、テーパ面
7fは滑らかとなる。
るマスク206を複数使用して、薄膜570へそれぞれ
異なるパターンのレーザビームLBを重ねて複数回照射
することにより、所望の三次元形状をもつゲート電極7
を加工することが可能となる。
いた加工方法について説明する。図9は、基板40上に
アクリル樹脂等からなるレジスト層554をスピンコー
トにより塗布した状態を示している。なお、図9におい
て、基板40とレジスト層554との間には、TFT素
子30等を構成するための各種の層が実際には形成され
ているが、図示を省略している。
のち、このレジスト層554を下層に定着させ溶媒を除
去するためにポストベーク処理を行ったのち、図10に
示すように、この基板40をレーザ加工装置200のス
テージ208上に設置する。図10に示すように、レジ
スト層554の加工に用いるマスク206は、マスク基
板206Aに所定パターンの遮光膜206Bが形成され
たものである。この遮光膜206Bが本発明の遮光部を
構成しており、遮光膜206Bの非形成部分206Cが
本発明の透過部を構成している。この透過部206Cは
幅W3を有している。
から出力されるレーザビームLBのエネルギー強度は、
一回の照射でレジスト層554のすべての厚みがアブレ
ーション及び熱的加工、またはアブレーションにより除
去されないエネルギー強度、すなわち、一回の照射でレ
ジスト層554の表層のみが除去される程度のエネルギ
ー強度に設定する。
定パターンのレーザビームLBがレジスト層554に照
射されると、図10に示すように、レジスト層554の
表層の一部が選択的に除去され、凹部554r1が形成
される。
08を図10に示す状態からマスク206に対して所定
の移動量aだけ水平方向に移動させる。この移動量a
は、透過部206Cの幅W3よりも小さな値である。
に示したマスク206と同じマスク206を用いて、所
定パターンのレーザビームLBがレジスト層554に照
射されると、レジスト層554の前回のレーザビームL
Bの被照射領域と今回の被照射領域との間に重複してレ
ーザビームLBが照射される領域が発生する。このた
め、レジスト層554には、図11に示すように、前回
のレーザビームLBの照射により形成された凹部554
r1の一部である階段状部分554r2と、重複してレ
ーザビームLBが照射された領域である凹部554r4
と、今回新たに形成された階段状部分554r3とが形
成される。階段状部分554r2と階段状部分554r
3とは略同じ高さであり、凹部554r4はこれらより
深く掘り下がっている。
宜設定し、マスク206とステージ208との相対移動
を繰り返しながらレジスト層554にレーザビームLB
を繰り返し重ねて照射することにより、レジスト層55
4には傾斜面あるいは曲面をもつ凹部を形成することが
できる。この結果、表面に凹凸をもつ拡散板54を加工
することができる。なお、図11に示したように、凹部
の内面は階段状の凹凸を有するが、この凹凸を滑らかに
するには、レーザ加工したのちに、加熱処理を施すこと
が有効である。また、実際には、ゲート電極7の加工の
場合と同様に、レーザビームLBにKrFエキシマレー
ザ等の紫外線レーザを用いると、いわゆる回り込み現象
により凹部にエッジは発生しにくい。
6に対してレジスト層554が形成された基板を所定の
移動量だけ移動させながら、同一パターンのレーザビー
ムLBを繰り返し重複して照射することにより、レジス
ト層554の表面に滑らかな凹凸を加工することがで
き、所望の三次元形状をもつ拡散板54が得られる。な
お、上述した実施形態では、拡散板54の加工の際に、
ステージ208を移動させる構成としたが、マスク20
6を移動させる構成とすることも可能である。
置200を用いた他の加工方法について図12〜図15
を参照して説明する。なお、図12〜図15において上
述した実施形態と同一の構成部分については同一の符号
を使用している。図12に示すように、薄膜570が形
成された基板40をステージ208に設置し、このステ
ージ208を水平方向から傾斜させる。なお、ステージ
208の主面に対してレーザビームLBの光軸LOが所
定角度βとなるようにする。また、角度βは、ゲート電
極7のテーパ面7fの傾斜角度である。
ク206を通じて所定パターンのレーザビームLBを薄
膜570に照射する。なお、縮小投影レンズ207から
照射されるレーザビームLBは、マスク206側に最も
近い薄膜570の表面で合焦しているものとする。
から出力されるレーザビームLBのエネルギー強度は、
一回の照射で薄膜570のすべての厚みがアブレーショ
ン及び熱的加工、またはアブレーションにより除去され
ないエネルギー強度、すなわち、一回の照射で薄膜57
0の表層のみが除去される程度のエネルギー強度に設定
する。
薄膜570に照射されると、図13に示すように、薄膜
570のレーザビームLBが照射された表層部は選択的
に除去される。このとき、レーザビームLBのエネルギ
ー強度を上記のように設定している。このため、最初の
レーザビームLBの照射により、たとえば、図13に示
す加工部570h1が形成され、次のレーザビームLB
の照射により、加工部570h2が形成され、さらに次
のレーザビームLBの照射により加工部570h3が形
成される。
70に所定パターンのレーザビームLBを複数回重ねて
照射することにより、図14に示すように、薄膜570
に先端が基板40に達する凹部570hが形成される。
この凹部570hの一側面570fは、基板40の主面
に対して所定角度βで傾斜した傾斜面である。
に、薄膜570の不要な部分570bにレーザビームL
Bを照射し、これを除去する。薄膜570に形成された
傾斜面570fが、上記したゲート電極7の2つのテー
パ面7fの一方となる。
で傾斜させ、上記したのと同様のレーザ加工により、ゲ
ート電極7の他方のテーパ面7fを加工することによ
り、ゲート電極7が得られる。
工対象膜としての薄膜570の一部のみを除去可能な光
強度のレーザビームLBを用い、このレーザビームLB
の基板40の主面に対する入射角度を所定角度βに傾斜
させ、レーザビームLBを薄膜570に照射することに
より、所望の三次元形状のゲート電極7が得られる。
置200を用いたさらに他の加工方法について説明す
る。ここで、図16は、上記したレーザ加工装置200
におけるレーザビームLBのビーム平坦化光学系220
を通過する前の強度分布を示すグラフである。図16に
示すように、ビーム平坦化光学系220を通過する前の
レーザビームLBの強度分布BSは、正規分布に近い分
布をとる。上述した各実施形態では、図16に示すよう
な強度分布ボールBSをもつレーザビームLBをビーム
平坦化光学系220によって、図17に示すような略均
一な強度分布ASnをもつレーザビームLBに変換す
る。
0によってレーザビームLBの強度分布BSを平坦化す
るのではなく、たとえば、図18(a)に示すように、
レーザビームLBの中心部で強度が高く、周辺部へいく
ほど強度が低下する強度分布ASpに変換する。
たレーザビームLBを所定パターンのマスク206を通
じて、薄膜570に照射する。なお、レーザ加工装置2
00のレーザ光源201から出力されるレーザビームL
Bのエネルギー強度は、一回の照射で薄膜570のすべ
ての厚みがアブレーション及び熱的加工、またはアブレ
ーションにより除去されないエネルギー強度、すなわ
ち、一回の照射で薄膜570の表層のみが除去される程
度のエネルギー強度に設定する。
ーザビームLBを複数回重ねて薄膜570に照射する
と、図18(b)に示すように、薄膜570には凹部5
70hが形成される。この凹部570hの両方の側面
は、図18(a)に示した強度分布ASpに応じた角度
の傾斜面570fとなる。
の不要な部分570bにレーザビームLBを照射し、こ
れを除去する。薄膜570に形成された傾斜面570f
が、上記したゲート電極7の2つのテーパ面7fの一方
となる。さらに、同様のレーザ加工により、ゲート電極
7の他方のテーパ面7fを加工することにより、ゲート
電極7が得られる。
570に照射されるレーザビームLBのエネルギー強度
分布を積極的に所望の分布とし、これを薄膜570に照
射することにより、薄膜570を所望の三次元形状に加
工することができ、この結果、テーパ面7fをもつゲー
ト電極7のレーザ加工が可能となる。
0を用いた他のレーザ加工方法について図19を参照し
て説明する。図19に示すマスク206は、マスク基板
206Aに形成された遮光膜206Dが複数の膜厚を有
する。遮光膜206Dのうち、膜厚の薄い薄膜部分20
6D1はレーザビームLBが所定の透過率で透過する厚
さとなっており、膜厚の厚い厚膜部分206D2はレー
ザビームLBが透過しない厚さとなっている。したがっ
て、遮光膜206Dに入射したレーザビームLBは、薄
膜部分206D1からのみ、エネルギー強度が低下した
レーザビームLBが出力される。また、透過部206C
からは、薄膜部分206D1よりもエネルギー強度が高
いレーザビームLBが出力される。すなわち、透過部2
06Cと遮光膜206Dの膜厚の薄膜部分206D1と
を適切に組み合わせることにより、所望のエネルギー強
度分布のレーザビームLBをレジスト層554に照射す
ることが可能となる。
レジスト層554にレーザビームLBを照射すると、レ
ジスト層554には凹部554hが加工される。この凹
部554hは、透過部206Cを通過したレーザビーム
LBに対応する加工部554haと、遮光膜206Dの
薄膜部分206D1を通過したレーザビームLBに対応
する加工部554hbとからなる。加工部554ha
は、加工部554hbよりも深く掘り下げられた位置に
ある。
しているが、たとえば、マスク206に、遮光膜206
DのうちレーザビームLBを透過する部分を薄膜部分2
06D1だけでなく、この薄膜部分206D1と透過率
が異なる薄膜部分を複数形成し、マスク206を通過し
たレーザビームLBのエネルギー強度分布を滑らかにす
ることにより、凹部554hの内面を滑らな曲面あるい
は傾斜面にすることができる。
ク206や基板40(ステージ208)を移動すること
なく、マスク206の遮光膜206D1のレーザビーム
LBの透過率を調整することにより所望のエネルギー強
度分布のレーザビームLBをレジスト層554に照射す
る。この結果、表面に凹凸を有する所望の三次元形状の
拡散板54の加工が可能となる。
0を用いたさらに他のレーザ加工方法について図20を
参照して説明する。上述した拡散板54には、実際に
は、拡散板54の上層に形成された配線と下層に形成さ
れた配線とを電気的に接続するためのコンタクトホール
が形成される。本実施形態では、拡散板54を構成する
レジスト層554に凹凸とともにコンタクトホールを同
時に加工可能なレーザ加工方法について説明する。
加工方法に用いるマスク206は、マスク基板206A
と、このマスク基板206Aの表面に形成された所定パ
ターンのハーフトーン膜206Eと、このハーフトーン
膜206Eの表面に形成された所定パターンの遮光膜2
06Fとを有する。ハーフトーン膜206Eおよび遮光
膜206Fは、本発明の遮光部を構成しており、ハーフ
トーン膜206Eおよび遮光膜206Fが形成されてい
ない部分が本発明の透過部を構成している。
有している。ハーフトーン膜206Eのうち、膜厚の薄
い薄膜部分206E1と、膜厚の厚い厚膜部分206E
2とでは、薄膜部分206E1のほうがレーザビームL
Bの透過率が高くなっている。このハーフトーン膜20
6Eには、たとえば、透過率が6パーセント程度のMo
Si膜を用いることができる。
入射したレーザビームLBを遮断する。
面に凹凸を加工するレーザビームLBを透過させるため
に設けられている。一方、透過部206Gは、レジスト
層554に下層まで貫通するコンタクトホールを形成す
るために設けられている。
トホールを形成するための透過部206Gに隣接する部
分206E5は、マスク基板206Aに入射したレーザ
ビームLBの位相を透過部206Gを通過するレーザビ
ームLBに対して反転させる位相シフタとしての機能を
果たす。
LBをレジスト層554に向けて照射すると、図20に
示すように、透過部206C、ハーフトーン膜206E
の薄膜部分206E1および厚膜部分206E2をそれ
ぞれ透過したレーザビームLBによって、レジスト層5
54の表層部には階段状の内面を有する凹部554hが
加工される。一方、透過部206Gを通過したレーザビ
ームLBに対して、透過部206Gに隣接する部分20
6E5を透過したレーザビームLBは位相が反転する。
このため、透過部206Gとこれに隣接する部分206
E5との境界部では、位相反転による光強度低下が起こ
り、透過部206Gを透過したレーザビームLBの裾の
広がりを抑えることができ、効率良くコンタクトホール
CHが形成される。
板54の表面の凹凸の加工のために必要な所望のエネル
ギー強度分布のレーザビームLBを形成するのに、ハー
フトーン膜206Eを用いるとともにこのハーフトーン
膜206Eの膜厚を調整することにより、拡散板54の
表面の凹凸のレーザ加工が可能になる。これに加えて、
ハーフトーン膜206Eの一部を位相シフタとして用い
ることにより、拡散板54の表面の凹凸の加工とともに
コンタクトホールの加工が可能になる。
の薄膜を凹凸形状やテーパ形状等の所望の三次元形状に
レーザ加工することが可能となる。この結果、従来、薄
膜のパターニングや形状加工に必要であったフォトリソ
グラフィ工程を省略し、いわゆるドライプロセスにより
パターニングや形状加工が可能になる。
工装置の概略構成を示す図である。
物としての液晶表示装置における駆動基板の構成の一例
を示す平面図である。
を示す断面図である。
す断面図である。
り成膜した状態を示す断面図である。
加工手順を説明するための断面図である。
ための断面図である。
ある。
を示す断面図である。
加工方法を説明するための断面図である。
るための断面図である。
た他の加工方法を説明するための断面図である。
するための断面図である。
するための断面図である。
するための断面図である。
LBのビーム平坦化光学系220を通過する前の強度分
布を示すグラフである。
ビームLBの通常の強度分布を示すグラフである。
さらに他の加工方法を説明するための図であって、
(a)はビーム平坦化光学系220を通過後のレーザビ
ームLBの強度分布を示すグラフであり、(b)は
(a)に示す強度分布をもつレーザビームLBによりレ
ジスト層554を加工した状態を示す断面図である。
さらに他の加工方法を説明するための断面図である。
さらに他の加工方法を説明するための断面図である。
造の一例を示す平面図である。
を示す断面図である。
断面図である。
ト線、7…ゲート電極、8…ポリシリコン層、10…透
過用画素電極、12…反射用画素電極、15…ストッパ
層、30…TFT素子、40…基板、42…バリア膜、
46…ゲート絶縁膜、48,52…層間絶縁膜、54…
拡散板、56…平坦化層、60…液晶、62…対向電
極、64…カラーフィルタ、66,70…位相差板、6
8,72…偏光板、74…面状光源、200…レーザ加
工装置、205…ビーム整形器、206…マスク、20
7…縮小投影レンズ、208…ステージ、210…加工
対象物、211…集光レンズ、220…ビーム平坦化光
学系、554…レジスト層、LB…レーザビーム。
Claims (10)
- 【請求項1】遮光部と透光部を有するマスクを通じて加
工対象物の主面に形成された被加工対象膜に所定パター
ンのレーザ光を照射し当該被加工対象膜をアブレーショ
ン及び熱的加工、またはアブレーションにより加工する
レーザ加工方法であって、 前記レーザ光として前記被加工対象膜の一部のみを除去
可能な強度のレーザ光を用い、互いに異なるパターンの
レーザ光を前記被加工対象膜に複数回重ねて照射し当該
被加工対象膜を所望の三次元形状に加工するレーザ加工
方法。 - 【請求項2】遮光部と透光部を有するマスクを通じて加
工対象物の主面に形成された被加工対象膜に所定パター
ンのレーザ光を照射し当該被加工対象膜をアブレーショ
ン及び熱的加工、またはアブレーションにより加工する
レーザ加工方法であって、 前記レーザ光として前記被加工対象膜の一部のみを除去
可能な光強度のレーザ光を用い、前記マスクを前記被加
工対象膜に対して所定量移動させながら、所定パターン
のレーザ光を前記被加工対象膜に複数回重ねて照射し当
該被加工対象膜を所望の三次元形状に加工するレーザ加
工方法。 - 【請求項3】遮光部と透光部を有するマスクを通じて加
工対象物の主面に形成された被加工対象膜に所定形状の
レーザ光を照射し当該被加工対象膜をアブレーション及
び熱的加工、またはアブレーションにより加工するレー
ザ加工方法であって、 前記レーザ光として前記被加工対象膜の一部のみを除去
可能な光強度のレーザ光を用い、前記レーザ光の前記主
面に対する入射角度を所定角度に傾斜させ、当該レーザ
光を前記被加工対象膜に照射して所望の三次元形状に加
工するレーザ加工方法。 - 【請求項4】レーザ光を前記被加工対象膜に複数回重ね
て照射する請求項3に記載のレーザ加工方法。 - 【請求項5】遮光部と透光部を有するマスクを通じて加
工対象物の主面に形成された被加工対象膜に所定パター
ンのレーザ光を照射し当該被加工対象膜をアブレーショ
ン及び熱的加工、またはアブレーションにより加工する
レーザ加工方法であって、 前記被加工対象膜に照射されるレーザ光のエネルギー強
度分布を所望の分布とし、前記被加工対象膜を前記分布
に基づく所望の三次元形状に加工するレーザ加工方法。 - 【請求項6】前記被加工対象膜の一部のみを除去可能な
エネルギー密度のレーザ光を用い、当該レーザ光を前記
被加工対象膜に複数回重ねて照射する請求項5に記載の
レーザ加工方法。 - 【請求項7】前記レーザ光が通過する光学系によって、
前記被加工対象膜に照射されるレーザ光のエネルギー強
度分布を所望の分布とする請求項5に記載のレーザ加工
方法。 - 【請求項8】前記マスクの遮光部の光の透過率を調整す
ることにより、前記被加工対象膜に照射されるレーザ光
のエネルギー強度分布を所望の分布とする請求項5に記
載のレーザ加工方法。 - 【請求項9】前記マスクの遮光部に所定の透過率でレー
ザ光を透過するハーフトーン膜を用い、当該ハーフトー
ン膜の膜厚により前記エネルギー強度分布を調整する請
求項8に記載のレーザ加工方法。 - 【請求項10】前記エネルギー強度分布の調整により前
記被加工対象膜を所望の三次元形状に加工するととも
に、前記ハーフトーン膜の一部を位相シフタとして用い
て被加工対象膜を加工する請求項9に記載のレーザ加工
方法。
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