JP2003333403A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2003333403A
JP2003333403A JP2002139904A JP2002139904A JP2003333403A JP 2003333403 A JP2003333403 A JP 2003333403A JP 2002139904 A JP2002139904 A JP 2002139904A JP 2002139904 A JP2002139904 A JP 2002139904A JP 2003333403 A JP2003333403 A JP 2003333403A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラやクレードルのコストダウンが可能であ
るとともに、クレードルに載置した際の再生モードにお
ける操作性が向上する電子カメラを提供する。 【解決手段】本発明に係るカメラ10の側面部には、ク
レードル接続に兼用される外部機器接続用コネクタ28
が設けられる。このカメラ10は、正面側から見て90
度回転させ、コネクタ28を下に向けた状態でクレード
ル60に装着される。この状態でカメラ10を再生モー
ドにした際、90度回転した画像を液晶モニタ78に表
示する。これにより、液晶モニタ78に正立画像が表示
される。また、この画像の回転に合わせて、十字ボタン
140の各キー140A〜140Dの機能の割り当てが
変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子カメラに係り、
特に通常使用時と異なる姿勢でクレードルに載置される
電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】特開2000−232599号公報に開
示されたデジタルカメラは、クレードル・アセンブリを
介して外部からの電力供給とネットワークへの通信接続
を行うようになっている。また、特開平9−46402
号公報には、コードレス電話システムの子機に内蔵され
た二次電池を充電するための手段として機能するクレー
ドルが開示されている。
【0003】上記従来のシステムにおいては、クレード
ルに装着されるデジタルカメラ或いは子機側にクレード
ルとの電気的接続を達成するための専用のコネクタが設
けられている。
【0004】図10には、従来から知られているデジタ
ルカメラシステムの例が示されている。同図に示すよう
に、デジタルカメラ400は、一般的にクレードル50
0との電気的な接続を行うためのコネクタ(以下、クレ
ードル接続用コネクタ)402と、クレードル500を
使用せずに直接外部機器(不図示)や外部の商用電源と
の接続を行うためのコネクタ404、406を別々に有
している。
【0005】クレードル接続用コネクタ402は、デー
タ通信を行うための信号線と、電源供給線とが1つのコ
ネクタにまとめられた複合端子で構成されている。クレ
ードル接続時にデジタルカメラ400を正立姿勢で保持
できるように、クレードル接続用コネクタ402はデジ
タルカメラ400の底部に設けられている。
【0006】コネクタ404は、ACパワーアダプター
の接続プラグ604が接続される電源入力端子である。
コネクタ406はパソコンその他の外部機器との間でデ
ータの受渡しを行うための外部機器接続用ケーブル(例
えば、USBケーブル)606のプラグ607が接続さ
れるデジタル通信端子である。これらコネクタ404、
406は、デジタルカメラ400を正立姿勢で載置した
状態でそれぞれのケーブルを接続できるように、カメラ
本体の側面部に設けられている。
【0007】一方、クレードル500のカメラ装着部5
10には、コネクタ402と係合するコネクタ(カメラ
接続用コネクタという。)502が設けられており、ク
レードル500の背面部に電源接続用のコネクタ(電源
入力端子)504及び外部機器接続用のコネクタ506
が設けられている。
【0008】クレードル使用時には、デジタルカメラ4
00をカメラ装着部510に載置してコネクタ402、
502同士を接続するとともに、クレードル500の電
源入力用のコネクタ504にACパワーアダプターの接
続プラグ604を接続する。これにより、外部の商用電
源から電力供給が可能となる。また、クレードル500
のコネクタ506に外部機器接続用ケーブル606のプ
ラグ607を接続し、クレードル500経由でデジタル
カメラ400と図示せぬ外部機器とを通信接続すること
により、デジタルカメラ400から外部機器へ画像デー
タを送信することが可能になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示した従来のシステムは、デジタルカメラ400側に
クレードル接続用の専用コネクタ402と、外部機器接
続用のコネクタ406とが別々に必要であり、部品点数
が多くなるため、コストアップとなっていた。
【0010】このような観点から、図11に示すよう
に、クレードル接続用コネクタと外部機器接続用コネク
タを共用したデジタルカメラシステムも提案されてい
る。すなわち、図11に示したデジタルカメラシステム
では、クレードル接続用の専用コネクタが省略され、カ
メラ本体の側面部に設けられたコネクタ406を外部機
器接続とクレードル接続で共用している。
【0011】かかる構成においては、クレードル接続時
にデジタルカメラ400を正立姿勢で保持するために、
クレードル500側のカメラ接続用コネクタ502は、
カメラ装着部510の側壁に設けられている。デジタル
カメラ400をクレードル500に装着する際には、最
後にカメラ本体を図11の右横方向にスライドさせて、
コネクタ406、502同士を接続させる構造になって
いる。なお、クレードル500側のコネクタ部分をスラ
イド自在な構造としてもよい。
【0012】このように、デジタルカメラ400の側面
に配設されたコネクタ406を外部機器接続及びクレー
ドル接続に兼用する従来のシステムは、クレードル接続
時のデジタルカメラ400の向きを通常使用時と同じ向
き(正立姿勢)に保持するために、クレードル500側
の構造(コネクタ着脱機構など)が複雑になり、クレー
ドル500のコストアップになるという欠点がある。ま
た、図11に示したシステムは、図10に示したシステ
ムと比較して、クレードル500へのデジタルカメラ4
00の取り付け/取り外し作業が複雑になるため、不慮
の操作によって破損してしまう可能性もある。
【0013】そこで、本発明の出願人は、特願2002
−104733号において、外部機器接続及びクレード
ル接続に兼用する第1のコネクタを側面に備えたデジタ
ルカメラと、前記第1のコネクタが接続される第2のコ
ネクタを備えたクレードルとからなる電子カメラシステ
ムを提案している。この電子カメラシステムによれば、
デジタルカメラを回転させ、第1のコネクタを下方に向
けてクレードルに載置する。したがって、クレードルへ
のデジタルカメラの取り付け/取り外し作業が簡単であ
るとともに、クレードルが簡単な構造になるため、コス
トダウンすることができる。さらに、第1のコネクタ
は、外部機器接続とクレードル接続の兼用なので、デジ
タルカメラをコストダウンすることができる。
【0014】しかし、デジタルカメラを回転させてクレ
ードルに載置するため、クレードルに載置した状態で再
生モードにすると、天地が横転した画像がデジタルカメ
ラの液晶モニタに表示されるという問題が発生する。ま
た、クレードルに載置した状態で、デジタルカメラの十
字ボタンを通常使用時の感覚で操作すると、操作ミスが
多発するおそれがある。このため、クレードルに載置し
た状態におけるカメラの操作性の改善が望まれる。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、電子カメラとクレードルの両方を小型化及びコ
ストダウンが可能であるとともに、クレードルに載置し
た状態における再生モード時の操作性の良い電子カメラ
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
前記目的を達成するために、通常使用時と異なる姿勢で
クレードルに載置される電子カメラにおいて、操作方向
又は操作位置に応じて複数の機能が割り当てられた1又
は複数の操作ボタンと、前記電子カメラが前記クレード
ルに載置されたことを検出する検出手段と、前記検出手
段が検出した際に前記操作ボタンの機能の割り当てを変
更する操作ボタン制御手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0017】請求項1に記載の発明によれば、電子カメ
ラがクレードルに載置された際に、操作ボタンの機能の
割り当てを変更するので、電子カメラを通常使用時と異
なる姿勢でクレードルに載置した状態であっても、通常
使用時と同じ間隔で操作ボタンを操作することができ
る。ここで、操作方向又は操作位置に応じて複数の機能
が割り当てられた1又は複数の操作ボタンとは、例え
ば、上下左右に揺動させて操作するスティック式の操作
ボタンや、上下左右にそれぞれキーを有する十字ボタン
などの操作ボタンである。
【0018】請求項2に記載の発明は前記目的を達成す
るために、被写体像を撮像手段によって撮像して記憶装
置に記憶する撮影モードと、前記記憶装置に記憶された
画像をカメラ本体の表示部に再生表示する再生モードと
を選択可能な電子カメラであって、通常使用時と異なる
姿勢でクレードルに載置される電子カメラにおいて、前
記電子カメラが前記クレードルに載置されたことを検出
する検出手段と、前記再生モード時に前記検出手段が検
出した際に、前記クレードルに載置された電子カメラの
姿勢に応じて、前記表示部に再生表示される画像を回転
させる画像回転手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、クレード
ルに載置された電子カメラの姿勢に応じて、表示部に表
示される画像を回転させるようにしたので、電子カメラ
を通常使用時と異なる姿勢でクレードルに載置した場合
であっても、電子カメラの表示部に常に正立画像を映し
出すことができる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、電子カメ
ラに設けた第1のコネクタを、外部機器及びクレードル
との電気的接続に兼用したので、電子カメラを簡単な構
造にすることができ、電子カメラを小型化及びコストダ
ウンすることができる。また、電子カメラを回転させて
クレードルに載置するようにしたので、クレードルも簡
単な構造にすることができ、クレードルを小型化及びコ
ストダウンすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る電子カメラの好ましい実施の形態について説明する。
【0022】図1は本発明の実施形態に係る電子カメラ
を構成するカメラの正面図である。このカメラ10は、
静止画及び動画の記録再生機能を備えたデジタルカメラ
である。カメラ10の本体11前面には、沈胴式の撮影
レンズ12、ファインダー窓14、ストロボ発光部16
及び電源スイッチ部材18が設けられ、本体11上面に
レリーズボタン20が設けられている。
【0023】電源スイッチ部材18は図1の水平方向に
移動可能であり、該電源スイッチ部材18をスライドさ
せることによって電源のON/OFFを切り換えること
ができる。電源スイッチ部材18は、カメラ10のホー
ルド性を高めるグリップ部として兼用される部材であ
り、電源スイッチ部材18には指掛かりとして機能する
隆起部分22が形成されている。
【0024】また、電源スイッチ部材18にはカメラ状
態を表示する発光体23が埋め込まれている。発光体2
3の点灯、消灯、点滅、点滅間隔、点灯色、点灯時の明
るさ(輝度)並びにこれらの組合せによって様々な表示
パターンを実現でき、カメラ10の動作モードや状態に
応じて発光体23の表示形態が変更される。例えば、図
1に示すように、電源スイッチ部材18を横方向にスラ
イドさせ、電源ON位置で停止させる操作を行うと、カ
メラ10は電源ON状態となり、発光体23が連続点灯
する。発光体23としては、LEDやランプ等の発光手
段を用いることができる。図1では、1つの発光体23
を示したが、複数の発光体を設けてもよく、発光表示部
を構成する発光体23の個数や配置形態については、任
意の個数、任意の配置形態が可能である。
【0025】カメラ10の側面(撮影レンズ12のある
カメラ正面から見て横の面)には、電源入力端子26
と、外部機器接続用コネクタ28が設けられている。本
例の場合、カメラ10を片手で持ったままケーブルプラ
グの着脱を可能とすべく、グリップ部と反対側の側面に
電源入力端子26及び外部機器接続用コネクタ28が配
設されている。なお、本例のカメラ10は、従来、カメ
ラ底面に設けられていたクレードル接続専用のコネクタ
を有していない。
【0026】電源入力端子26にACパワーアダプター
(不図示)の接続プラグ36を差し込み、ACパワーア
ダプターを商用電源のコンセントに差し込むことによっ
て外部から電力を供給することができる。これにより、
カメラ10内の電池(図4中符号130として記載)の
消耗を気にせずに撮影や再生が可能になるとともに、該
電池130を充電することができる。
【0027】図1に示した外部機器接続用コネクタ28
は、通信接続手段として機能するUSB端子と、電源供
給端子並びに必要に応じてその他の信号伝達端子が1つ
のコネクタにまとめられた複合端子で構成されている。
本例のカメラ10では、通信インターフェースとしてU
SB端子を用いたが、通信方式はUSBに限定されず、
IEEE1394その他の各種のデジタル通信インター
フェースを適用できる。
【0028】外部機器接続用コネクタ28に専用の外部
機器接続用ケーブル37のプラグ38を接続し、他方の
プラグ(不図示)をパソコンその他の外部機器側のUS
B端子に接続することにより、カメラ10から外部機器
へ画像データを転送することができる。また、この外部
機器接続用コネクタ28は、後述するクレードル(図3
中符号60として記載)との接続を行うためのコネクタ
(クレードル接続用コネクタ)として兼用される。
【0029】図2は、カメラ10の電源OFF時の様子
を示す正面図である。電源スイッチ部材18を図の右方
向にスライドさせ、「電源オフ位置」で停止させる操作
を行うと、カメラ電源がOFFされる。
【0030】カメラ10は、撮影レンズ12の沈胴位置
で開閉されるレンズバリア42を有しており、該レンズ
バリア42は撮影レンズ12の鏡胴と連動して自動的に
開閉制御される。
【0031】電源スイッチ部材18のOFF操作によ
り、又はオートパワーオフ機能によりカメラ電源がOF
Fされる際には、撮影レンズ12の鏡胴が本体11内に
収納され、図2に示したように、レンズバリア42が撮
影レンズ12の前方を覆う閉位置に進出する。その一
方、撮影時には該レンズバリア42は図の下方にスライ
ドして、本体11内側の所定の退避位置(図2の二点鎖
線で示した開位置)へ移動し、撮影レンズ12が沈胴位
置から撮影位置に繰り出される。
【0032】図3は、本実施形態のカメラ10を用いた
電子カメラシステム50の全体構成を示す正面図であ
り、カメラ10をクレードル60に接続するときの様子
が示されている。電子カメラシステム50は上述したカ
メラ10と、これを保持するクレードル60から構成さ
れている。クレードル60の上面にはカメラ10が着脱
されるカメラ装着部62に相当する凹部が形成されてい
る。カメラ装着部62の底部にはカメラ10の外部機器
接続用コネクタ28と電気的接続を行うためのコネクタ
(以下、クレードルコネクタという。)64が設けられ
ている。
【0033】クレードル60の背面部には、電源接続用
の電源入力端子66及び外部機器接続用のコネクタが設
けられている。電源入力端子66及び外部機器接続用コ
ネクタ68の位置はクレードル60の背面部に限定され
ず、通常のクレードル使用状態で露出する部位であれば
よく、クレードル60の側面部などでもい。
【0034】クレードル60を使用して電子カメラ10
に電力を供給する場合には、電源入力端子66に図示せ
ぬACパワーアダプターの接続プラグ36を接続する。
これにより、商用電源から電力供給が可能となる。ま
た、クレードル60を介して電子カメラ10と外部機器
(不図示)を接続する場合には、外部機器接続用コネク
タ68に外部機器接続用ケーブル37のプラグ38を接
続し、他方のプラグを外部機器に接続する。
【0035】カメラ10をクレードル60にセットする
際には、カメラ側面の外部機器接続用コネクタ28を下
に向けるように、カメラ10を通常使用姿勢(正立姿
勢)から撮影レンズ12の光軸と平行な回転軸(仮想的
な軸線)の周りに90度回転させ、図3の上方から矢印
Aに沿ってカメラ10をクレードル60のカメラ装着部
62に挿入する。この挿入動作に連動して外部機器接続
用コネクタ28とクレードルコネクタ64とが連結さ
れ、両者が電気的に接続されるとともに、カメラ10が
クレードル60によって保持される。
【0036】なお、クレードル接続時にカメラ10を回
転させる方向やその回転角度については、外部機器接続
用コネクタ28の位置によって異なるため、図3に示し
た回転方向及び回転角度に限定されない。
【0037】カメラ10がクレードル60に装着され、
かつカメラ電源がOFFの場合には、ACパワーアダプ
ターから供給される直流電源に基づいてカメラ10内の
電池(図4中符号130)が充電される。また、カメラ
10がクレードル60に装着され、かつカメラ電源がO
Nの場合には、ACパワーアダプターから供給される直
流電源によってカメラ10が動作し、撮像や画像データ
の転送などの処理を実施することができる。
【0038】クレードル60の前面にはカメラ電源をO
N/OFF操作するための電源スイッチ69が設けられ
ており、該電源スイッチ69を操作することにより、カ
メラ10をクレードル60に装着した状態のままでカメ
ラ電源をON/OFFすることが可能である。
【0039】図4は、カメラ10及びクレードル60の
内部構成を示すブロック図である。図4において一点鎖
線で示した境界線よりも上側にカメラ10の構成を示
し、一点鎖線よりも下側にクレードル60の構成を示
す。
【0040】カメラ10に内蔵されている中央処理装置
(CPU)72は、所定のプログラムに従って本カメラ
システムを統括制御する制御手段として機能するととも
に、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算
など各種の演算を実施する演算手段として機能する。
【0041】すなわち、CPU72は、操作部74から
の指示信号に基づいてカメラ10内の各回路を制御し、
例えば、カメラ動作に必要なレンズ駆動制御、撮影動作
制御、画像処理制御、画像データの記録制御、ファイル
管理、発光部23の発光制御、メモリカード76の読み
書き制御、データ通信制御、液晶モニタ78の表示制御
などを行う。
【0042】操作部74は、カメラ10に対してユーザ
が各種の指示を入力するための手段である。操作部74
には、撮影開始の指示を入力するレリーズボタン20、
電源スイッチ部材18、動作モードを選択するためモー
ド選択スイッチ、メニュー画面の表示を指示するメニュ
ーボタン、メニュー項目の選択操作(カーソル移動操
作)や再生画像のコマ送り/コマ戻し等の指示を入力す
る十字ボタン、選択項目の確定(登録)や動作の実行を
指示するOKボタン、選択項目など所望の対象の消去や
指示内容の取消し、或いは1つ前の画面に戻るときに使
用するBACKボタン、ズームスイッチなど各種の操作
手段が含まれる。
【0043】ROM80には、CPU72が実行するプ
ログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されてい
る。メモリ(RAM)82は、CPU72の作業用領域
として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域
として利用される。不揮発性記憶手段であるROM80
は書き換え不能なものであってもよいし、EEPROM
のように書き換え可能なものでもよい。また、カメラ1
0には日付及び時刻を刻むカレンダ時計83が内蔵され
ており、CPU72はカレンダ時計83から日時の情報
を取得できる。
【0044】カメラ10がクレードル60から分離さ
れ、撮影者によって電源スイッチ部材18がON操作さ
れると、CPU72はこれを検出し、カメラ内電源をO
Nにする。モード選択スイッチによって撮影モードが選
択され、かつパソコン等の外部機器とUSB接続されて
いないことをCPU72が検出すると、CPU72はレ
ンズバリア42の開放と撮影レンズ12の繰り出しを行
うべく、モータ85を作動させる。こうして、レンズバ
リア42が開位置に移動するとともに、撮影レンズ12
が撮影位置に移動し、撮影可能な状態になる。
【0045】撮影レンズ12を介してCCD固体撮像素
子(以下、CCDという。)86の受光面に結像された
被写体の光学像は、CCD86によって光電変換され
る。CCD86の受光面は多数のフォトダイオードが平
面的に配列され、ハニカム配列、ベイヤー配列その他の
所定のカラーフィルター配列構造を備えている。また、
CCD86は、各フォトダイオードの電荷蓄積時間(シ
ャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有
している。なお、CCD86に代えてCMOSイメージ
センサその他の撮像素子を用いてもよい。
【0046】CCD86の各フォトダイオードに蓄積さ
れた信号電荷は、CCDドライバ87から与えられるパ
ルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(撮像信号)
として順次読み出される。CCD86から出力された信
号はアナログ処理部88に送られ、相関二重サンプリン
グ(CDS)処理、色分離、ゲイン調整などの所要の処
理が行われた後、A/D変換器89によってデジタル信
号に変換され、デジタル信号処理部90に送られる。
【0047】タイミングジェネレータ(TG)92は、
CPU72の指令に従い、CCDドライバ87、アナロ
グ処理部88及びA/D変換器89に対して同期駆動用
のタイミング信号を与えており、このタイミング信号に
よって各回路の同期がとられている。
【0048】デジタル信号処理部90は、輝度・色差信
号生成回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、ホワイト
バランス補正回路等を含む画像処理手段として機能する
とともに音声処理手段として機能し、CPU72からの
コマンドに従って画像信号及び音声信号を処理する。A
/D変換器89からデジタル信号処理部90に送られた
画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,
Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定
の処理が施された後、メモリ82に記憶される。
【0049】撮影画像をモニタ出力する場合、メモリ8
2から画像データが読み出され、バス94を介して表示
回路96へ送られる。表示回路96は、入力された画像
データを表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方
式のカラー複合映像信号)に変換して液晶モニタ78に
出力する。
【0050】CCD86から出力される画像信号によっ
てメモリ82内の画像データが定期的に書き換えられ、
その画像データから生成される映像信号が液晶モニタ7
8に供給されることにより、撮像中の映像がリアルタイ
ムに表示される。撮影者は液晶モニタ78に表示される
映像によって画角(構図)を確認できる。
【0051】操作部74のレリーズボタン20は、半押
し時にONするS1 スイッチと、全押し時にONするS
2 スイッチとを有する二段式のスイッチで構成されてい
る。静止画を記録する撮影モードにおいてCPU72が
レリーズボタン20の半押し(S1=ON)を検出する
とAE制御及びAF制御を行い、レリーズボタン20の
全押し(S2=ON)を検知すると、記録用の画像を取
り込むためのCCD露光及び読み出し制御を開始する。
【0052】すなわち、CPU72は、レリーズボタン
20の半押しに応動して取り込まれた画像データから焦
点評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算
結果に基づいてAFモータ98を制御して撮影レンズ1
2を合焦位置に移動させる一方、図示せぬ絞り機構を制
御するとともに、S2 =ONに伴う画像取得時の電荷蓄
積時間を制御する。また、CPU72は必要に応じて図
示せぬストロボ制御回路にコマンドを送り、ストロボ発
光部16の発光を制御する。
【0053】こうして、取り込まれた画像データは、デ
ジタル信号処理部90においてYC処理その他の所定の
信号処理を経た後、圧縮伸張部102において所定の圧
縮フォーマット(例えば、JPEG方式) に従って圧縮され
る。圧縮された画像データは、カードインターフェース
部104を介してメモリカード76に記録される。圧縮
形式はJPEGに限定されず、MPEGその他の方式を採用して
もよい。
【0054】画像データを保存する手段は、メモリカー
ド76で代表される半導体メモリに限定されず、磁気デ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスクなど、種々の媒体
を用いることができる。また、リムーバブルメディアに
限らず、カメラ10に内蔵された記録媒体(内部メモ
リ)であってもよい。
【0055】モード選択スイッチによって動画撮影モー
ドが選択されると、音声付き動画の記録が可能となる。
レリーズボタン20の押下(S2 =ON)によって録画
動作がスタートし、もう一度レリーズボタン20を押下
(S1 =ON)すると録画動作が停止する。レリーズボ
タン20を押下継続している期間、録画動作を行い、押
下解除により録画を停止するようにしてもよい。
【0056】動画撮影時の音声はマイク110によって
検出され、その検出信号(音声信号)は、A/D変換器
112によってデジタル信号に変換された後、デジタル
信号処理部90に送られる。デジタル信号処理部90は
入力された音声データを所定の信号形式に変換する。こ
うして生成された音声データは、画像データと共に圧縮
伸張部102及びカードインターフェース部104を介
してメモリカード76に記録される。動画データは、例
えば、モーション JPEG 形式に従って記録される。本例
ではモーション JPEG 形式で記録する例を説明するが、
ファイル形式はこれに限定されず、MPEGなど他のファイ
ル形式を適用してもよい。
【0057】一方、モード選択スイッチによって再生モ
ードが選択され、かつパソコンその他の外部機器とUS
B接続されていない場合には、メモリカード76に記録
されている最終の画像ファイル(最後に記録されたファ
イル)の圧縮データが読み出される。最後の記録に係る
ファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画
像ファイルの圧縮データは、圧縮伸張部102を介して
非圧縮のYC信号に伸張され、デジタル信号処理部90
及び表示回路96を介して表示用の信号に変換された
後、液晶モニタ78に出力される。これにより、当該フ
ァイルの画像内容が液晶モニタ78上に表示される。
【0058】再生対象ファイルが動画ファイルの場合に
は、動画の先頭フレームが代表画像として表示され、動
画再生開始の指示を受け付ける画面になる。動画の先頭
フレームが表示されている状態で操作部74から所定の
操作を行い、動画再生を開始させると、動画ファイルの
再生処理がスタートし、液晶モニタ78に動画が表示さ
れるとともに、音声データがD/A変換器114、アン
プ116を介してスピーカ118に出力され、動画と同
時に記録した音声も再生される。
【0059】静止画の一コマ再生中(動画の先頭フレー
ム再生中も含む。)に、十字ボタンの右キー又は左キー
を操作することによって、再生対象のファイルを切り換
えること(順コマ送り/逆コマ送り)ができる。コマ送
りされたコマ位置の画像ファイルがメモリカード76か
ら読み出され、上記と同様にして静止画像や動画が液晶
モニタ78に再生される。
【0060】また、カメラ10をクレードル60に載置
した状態において再生モードを選択した場合、通常使用
時の再生モードの処理の他に、液晶モニタ78に表示さ
れる画像を90度回転させる処理がCPU72によって
行われる。画像の回転方向は、カメラ10をクレードル
60に載置する際に回転した方向と同じ方向である。こ
れにより、液晶モニタ78には、90度回転されて正立
された画像が表示される。また、CPU72は、画像を
回転させるとともに、操作部74のボタンの機能の割り
当てを変更する。変更するボタンは、方向性を有する十
字ボタンなどである。これにより、液晶モニタ78に表
示された画像と操作部74の十字ボタンなどの方向性が
一致するようになり、通常使用時と同じ感覚で操作部7
4を操作することができる。なお、画像を回転する処理
手段は、CPU72に限定されるものではなく、専用の
処理手段を設けてもよい。
【0061】カメラ10は、図示せぬパソコンその他の
外部機器との間でデータの送受信を行うための手段とし
て通信制御部120及び外部機器接続用コネクタ28を
有している。撮影モードと再生モードについてはモード
選択スイッチの操作に応じて設定されるが、外部機器と
の間で通信を行う通信モードについては、カメラ10が
外部機器と通信接続されることにより、自動的に撮影/
再生モードに優先して設定されるようになっている。
【0062】カメラ10の電源は、電池130又は電源
入力端子26に接続される図示せぬ外部電源から供給さ
れる。電池130には二次電池が用いられる。カメラ1
0内には、CPU72の指令に従って動作する充電回路
及びスイッチ回路132、並びにDC/DCコンバータ
134が設けられている。
【0063】カメラ電源がオフ状態のときに電源入力端
子26又はクレードルコネクタ64経由で直流電源が供
給されると、充電回路及びスイッチ回路132は電池1
30への充電動作を開始し、電池130が満充電される
と充電動作を停止する。充電中は、発光体23が点灯又
は点滅し、充電中である旨をユーザに知らせるようにな
っている。充電状態に応じて発光体23の表示形態を変
化させることにより、ユーザは充電動作の進捗状況をよ
り詳細に把握することが可能になる。
【0064】また、充電回路及びスイッチ回路132
は、カメラ電源がオン状態のときには上記充電動作は行
わず、入力される直流電源をDC/DCコンバータ13
4に供給するように回路を切り換える。なお、カメラ電
源がON状態のときには、発光体23を上記充電中の表
示と異なる表示形態で点灯させる制御が行われる。
【0065】電池130又は電源入力端子26等から供
給される電力は、DC/DCコンバータ134によって
所要の電圧に変換された後、カメラ内の各回路ブロック
に供給される。
【0066】一方、クレードル60には、電源入力端子
66、外部機器接続用コネクタ68、電源スイッチ6
9、及びクレードルLED70が設けられており、これ
らはクレードルコネクタ64と電気的に接続されてい
る。即ち、図5に示すように、電源入力端子66、外部
機器接続用コネクタ68、電源スイッチ69、及びクレ
ードルLED70はそれぞれ、クレードルコネクタ64
内の各端子に接続されている。
【0067】また、カメラ10の外部機器接続用コネク
タ28にも、前記クレードルコネクタ64の端子にそれ
ぞれ対応する端子が設けられている。外部機器接続用コ
ネクタ28の各端子とクレードルコネクタ64の各端子
とは、カメラ10をクレードル60に装着することによ
って電気的に接続される。これにより、電源入力端子6
6がラインL4を介して充電回路及びスイッチ回路(図
4参照)132に接続され、外部機器接続用コネクタ6
8はラインL3を介して通信制御部120に接続され
る。また、クレードルLED70はラインL2を介して
CPU72に接続され、CPU72から入力する信号に
応じてカメラ10の各種の状態を表示する。さらに、電
源スイッチ69は、ラインL1を介してCPU72に接
続される。このラインL1はプルアップされており、ク
レードルコネクタ64と外部機器接続用コネクタ28が
接続されることによってローレベルになる。これによ
り、カメラ10がクレードル60に載置されたことを検
出することができる。なお、CPU72は、カメラ10
がクレードル60に載置されたことを検出した際に、前
述したように液晶モニタ78に表示する画像を90度回
転させるとともに、操作部74のボタンの機能の割り当
てを変更する。
【0068】図4では、カメラ10側に充電回路を設け
たが、充電回路をクレードル60側に設ける態様も可能
である。また、クレードル60側に制御部として機能す
るCPUを搭載し、充電制御や通信制御等を行う態様も
可能である。更に、クレードル60に液晶ディスプレイ
などの表示装置やメモリカードその他の記録メディアを
挿入するメディア装着部を設けることも可能である。
【0069】次に、カメラ10がクレードル60に載置
された状態でのカメラ動作について図6のフローチャー
トに従って説明する。
【0070】カメラ電源がONされた状態では常に、ク
レードル60との接続状態が確認される(ステップS
1、S2)。そして、カメラ10がクレードル60と接
続されている場合には、液晶モニタ(LCD)78に表
示された画像を回転させるとともに、操作部74のボタ
ン(キー)の操作を切り替える(ステップS3、S
4)。すなわち、液晶モニタ78に、90度回転した画
像を表示するとともに、その画像に合わせて操作部74
の各キーの機能割り当てを変更する。
【0071】カメラ10とクレードル60との接続が解
除された際は、液晶モニタ78の表示を元に戻すととも
に各キーの操作を元に戻す(ステップS5)。これによ
り、カメラ10は通常使用時の状態に戻される。
【0072】次に、上記の如く構成された電子カメラシ
ステム50の作用について説明する。
【0073】図7は、通常使用時におけるカメラ10の
背面図である。同図に示すように、カメラ10の背面に
は、正方形状の液晶モニタ78、十字ボタン140、各
種操作ボタン142、及びファインダー144が設けら
れている。図7に示す通常使用時のカメラ10によって
図9(A)に示す画像を撮影した場合、カメラ10を再
生モードにすると、図7の液晶モニタ78には、図9
(A)と同じ画像が表示される。この画像が静止画像で
ある場合、画像再生中に十字ボタン140の上キー14
0Aまたは下キー140Bを操作することによって、再
生画像のズーム操作がなされる。また、十字ボタン14
0の各キー140A〜140Dを操作することによっ
て、ズームされた後の表示範囲を上下左右に移動するこ
とができる。また、複数の画像が記録されている場合に
は、右キー140D又は左キー140Cを操作すること
によって、再生画像のコマ送り/コマ戻しがなされる。
さらに、同一画面に複数コマを表示した場合(いわゆる
マルチ再生をした場合)には、各キー140A〜140
Dを操作することによって、消去操作や画像表示操作を
行うコマが選択される。
【0074】再生された画像が動画である場合には、十
字ボタン140の各キー140A〜140Dを操作する
ことによって、再生、再生の停止、一時停止、一時停止
の解除、早送り、巻き戻し、コマ送りなどが行われる。
また、ファイルの消去を行う際は、十字ボタン140に
よって消去するファイルが選択される。
【0075】図8は、カメラ10をクレードル60に載
置した状態を示す背面図であり、カメラ10は、図7の
通常使用時のカメラ10に対して90度回転されてい
る。したがって、この状態で再生モードを行うと、従来
ならば図9(B)に示す画像、すなわち、天地が横転し
た画像が表示される。これに対し、本例のカメラ10は
クレードル60に載置されると、画像を90度回転して
液晶モニタ78に表示するので、液晶モニタ78には、
通常使用時と同じ画像、すなわち、図9(A)に示した
正立画像が映し出される。
【0076】また、本例のカメラ10は、クレードル6
0に載置して再生モードにした際に、十字ボタン140
の各キー140A〜140Dの機能の割り当てが変更さ
れる。具体的には、回転後に下側に配置された左キー1
40Cには、通常使用時の下キー140Bの機能が割り
当てられ、回転後に右側に配置された下キー140Bに
は通常使用時の右キー140Dの機能が割り当てられ、
回転後に上側に配置された右キー140Dには通常使用
時の上キー140Aの機能が割り当てられ、回転後に左
側に配置された上キー140Aには通常使用時の左キー
140Cの機能が割り当てられる。したがって、通常使
用時と同じ感覚で十字ボタン140を操作すれば、液晶
モニタ78に表示された画像を操作することができる。
例えば、左側に配置された上キー140Aを操作すれ
ば、通常使用時の左キー140Cを操作した時と同様
に、液晶モニタ78に表示された静止画像をコマ戻した
り、ズームされた表示範囲を左に移動することができ
る。また、右側に配置された下キー140Cを操作すれ
ば、通常使用時の右キー140Dを操作した時と同様
に、表示画面に表示された静止画像をコマ送りしたり、
ズームされた表示範囲を右に移動することができる。さ
らに、上側に配置された右キー140Dや下側に配置さ
れた左キー140Cを操作すれば、通常使用時に上キー
140Aや下キー140Bを操作した時と同様に、再生
画像のズーム操作がなされる。したがって、本例のカメ
ラ10によれば、通常使用時と同じ感覚で表示画像を操
作することができる。
【0077】なお、上述した実施の形態は、正方形状の
液晶モニタ78を使用したが、液晶モニタ78の形状は
これに限定するものではなく、長方形状の液晶モニタを
使用してもよい。この場合、90度回転させた画像を縮
小して表示しても、或いは、液晶モニタ78の形状に合
わせてトリミングをして表示してもよい。
【0078】また、上述した実施の形態は、カメラ10
を90度回転させてクレードル60に載置したが、カメ
ラ10を載置する角度はこれに限定するものではなく、
180度やそれ以外の角度であってもよい。その場合に
も、カメラ10の回転角度の分だけ、画像を回転させて
表示することによって、液晶モニタ78に常に正立画像
を映すことができる。
【0079】また、液晶モニタ78に、文字などを表示
させる場合には、その文字も回転させるとよい。例え
ば、図7に二点鎖線で示す範囲に文字が縦書きで表示さ
れる場合には、図7に二点鎖線で示す範囲に文字を横書
きで表示するとよい。
【0080】また、上述した実施の形態は、外部機器接
続用コネクタ28とクレードルコネクタ64との接続を
検出することによって、カメラ10がクレードル60に
載置されたことを検出したが、検出方法はこれに限定さ
れるものではなく、他の電気的又は機械的な手段を利用
してもよい。
【0081】さらに、上記実施の形態では、デジタルカ
メラを例に説明したが、本発明の適用範囲はこれに限定
されず、ビデオカメラ、DVDムービーカメラなどのよ
うに、撮像素子を用いて被写体像を電気信号に変換して
記録する機能を有している電子カメラに広く適用可能で
ある。
【0082】なお、本発明において、操作ボタンの機能
の割り当てを変更することは、再生モードに限定され
ず、撮影モードや、PCカメラモードなどの通信モード
でも実行可能である。すなわち、いずれの実行モードで
あっても、クレードルに載置された際に操作ボタンの機
能の割り当てを変更することによって、操作性の向上を
図ることができる。ただし、表示画面の回転は、再生モ
ード時のみ実施することが好ましい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子カメラ
によれば、クレードルに載置された際に操作ボタンの機
能の割り当てを変更するようにしたので、通常使用時と
異なる姿勢でクレードルに載置した場合であっても、通
常使用時と同じ感覚で操作ボタンを操作することができ
る。
【0084】また、本発明の電子カメラによれば、クレ
ードルに載置された電子カメラの姿勢に応じて、表示部
に表示される画像を回転させるようにしたので、電子カ
メラを通常使用時と異なる姿勢でクレードルに載置した
場合であっても、常に正立画像を表示部に映し出すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカメラの正面図
【図2】電源OFF状態にあるカメラの正面図
【図3】本発明に係るカメラを用いた電子カメラシステ
ムの全体構成を示す正面図
【図4】本実施形態のカメラ及びクレードルの内部構成
を示すブロック図
【図5】カメラとクレードルとのコネクタ部分を示す図
【図6】クレードルに載置した状態でのカメラの再生モ
ードの操作方法を示すフローチャート
【図7】通常使用時のカメラを示す背面図
【図8】クレードルに載置されたカメラを示す背面図
【図9】液晶モニタに表示される画像を示す図
【図10】従来のデジタルカメラシステムの構成を示す
正面図
【図11】従来のデジタルカメラシステムに関する他の
構成例を示す図
【符号の説明】
10…カメラ、11…本体、26…電源入力端子、28
…外部機器接続用コネクタ、37…外部機器接続用ケー
ブル、38…プラグ、60…クレードル、62…カメラ
装着部、64…クレードルコネクタ、66…電源入力端
子、68…外部機器接続用コネクタ、69…電源スイッ
チ、70…クレードルLED、72…CPU、76…メ
モリカード、78…液晶モニタ、86…CCD、90…
デジタル信号処理部、120…通信制御部、130…電
池、140…十字ボタン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常使用時と異なる姿勢でクレードルに
    載置される電子カメラにおいて、 操作方向又は操作位置に応じて複数の機能が割り当てら
    れた1又は複数の操作ボタンと、 前記電子カメラが前記クレードルに載置されたことを検
    出する検出手段と、 前記検出手段が検出した際に前記操作ボタンの機能の割
    り当てを変更する操作ボタン制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 被写体像を撮像手段によって撮像して記
    憶装置に記憶する撮影モードと、前記記憶装置に記憶さ
    れた画像をカメラ本体の表示部に再生表示する再生モー
    ドとを選択可能な電子カメラであって、通常使用時と異
    なる姿勢でクレードルに載置される電子カメラにおい
    て、 前記電子カメラが前記クレードルに載置されたことを検
    出する検出手段と、 前記再生モード時に前記検出手段が検出した際に、前記
    クレードルに載置された電子カメラの姿勢に応じて、前
    記表示部に再生表示される画像を回転させる画像回転手
    段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 前記電子カメラの側面部には、外部機器
    及び前記クレードルとの電気的接続に兼用される第1の
    コネクタが設けられ、前記クレードルのカメラ装着部に
    は、前記第1のコネクタに係脱可能な第2のコネクタが
    設けられ、前記電子カメラは、通常使用時の姿勢から回
    転され、前記第1のコネクタを下方に向けた状態で前記
    クレードルのカメラ装着部に装着されることを特徴とす
    る請求項1又は2の電子カメラ。
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