JP2003331752A - 陰極線管装置 - Google Patents

陰極線管装置

Info

Publication number
JP2003331752A
JP2003331752A JP2003014770A JP2003014770A JP2003331752A JP 2003331752 A JP2003331752 A JP 2003331752A JP 2003014770 A JP2003014770 A JP 2003014770A JP 2003014770 A JP2003014770 A JP 2003014770A JP 2003331752 A JP2003331752 A JP 2003331752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deflection
deflection coil
horizontal
ferrite core
ray tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003014770A
Other languages
English (en)
Inventor
Seok Moon Lee
ソク ムーン リー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LG Philips Displays Korea Co Ltd
Original Assignee
LG Philips Displays Korea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LG Philips Displays Korea Co Ltd filed Critical LG Philips Displays Korea Co Ltd
Publication of JP2003331752A publication Critical patent/JP2003331752A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/72Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
    • H01J29/76Deflecting by magnetic fields only
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/70Electron beam control outside the vessel
    • H01J2229/703Electron beam control outside the vessel by magnetic fields
    • H01J2229/7031Cores for field producing elements, e.g. ferrite

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーク磁界を低減させることができる偏向ヨ
ークを備えた陰極線管装置を提供する。 【解決手段】 水平偏向コイルと垂直偏向コイルから発
生される水平・垂直偏向磁界の磁力損失を低減して磁気
効率を高くするためのフェライトコアを含む偏向ヨーク
をそなえる陰極線管装置において、スクリーン部におけ
るフェライトコア端部の直径(Rc)を、スクリーン部
における水平偏向コイル端部の直径(Rh)の50%〜
85%の範囲とし、また、スクリーン部における水平偏
向コイル端部からスクリーン部におけるフェライトコア
端部までの間隔(Ld)を、前記水平偏向コイルの管軸
方向(Z)の長さ(Lh)の27%〜50%の範囲とし
て偏向ヨークを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管装置に関
し、特に、リーク磁界を低減させることができる偏向ヨ
ークを備えた陰極線管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビ受像機や、その他の陰極
線管を用いる映像表示装置では、電子銃から発生された
電子ビームを偏向させるための偏向ヨークを備えてい
る。
【0003】ここで、前記電子銃は、黒白陰極線管では
1つが必要となるが、カラー陰極線管では、R(re
d)、G(green)、B(blue)の混合でカラ
ー映像を再現するために水平面上に並んで配置されるイ
ンライン(IN−LINE)型の電子銃の3つが1組で
設けられている。
【0004】カラー陰極線管では、インライン型電子銃
から放出される3つの電子ビーム(R、G、B)を蛍光
体スクリーンの1点に収斂するための非均一磁界を用い
た自己集中型(Self−Converging)偏向
ヨークが採用されている。
【0005】このとき、電子銃から放出される3つの電
子ビームは、偏向ヨークのピンクッション(Pincu
shion)型の水平偏向磁界およびバレル(barr
el)型の垂直偏向磁界によって水平または垂直方向に
偏向される。
【0006】前記偏向ヨークによって偏向されたビーム
は、シャドーマスク(ShadowMask)を通じて
蛍光体スクリーンにランディングされ得る。
【0007】図1は、一般の陰極線管装置の構成を示す
図である。同図に示したように、陰極線管装置は、パネ
ル(Pannel)部1と、このパネル部に結合される
ファンネル(Funnel)部2と、前記ファンネル部
に連結されて一体に形成されるネック(Neck)部3
とに大別される。
【0008】前記パネル部1は、パネル4の内面にR、
G、Bで発光するドット(Dot)形状またはストライ
プ(Stripe)形状の3色蛍光体層で塗布された蛍
光体スクリーン5が設けられている。また、前記蛍光体
スクリーン5に対向してその内側には多数の細孔または
スリット(Slit)孔を有する色選別電極であるシャ
ドーマスク6が配置される。このシャドーマスク6は、
フレーム7と結合され、弾性部材8に弾性支持されてス
タッドピン9で前記パネル4に支持される。前記フレー
ム7には、偏向ヨーク13によって偏向される電子ビー
ムの外部磁界をカットして前記電子ビームの進路が途中
で変形されないように、インナーシールド(Inner
Shield)10が固定される。
【0009】前記ネック部3内には、電圧を印加されて
R、G、Bの3色電子ビームを放出する電子銃14が内
蔵される。前記電子銃14は、カラー陰極線管において
は同一水平面上に一列に並んで配置された3つの電子ビ
ームを放出するインライン型電子銃であることが好まし
い。また、前記電子銃14の前端には電子銃から放出さ
れた電子ビーム12が1点に収斂されるように調整する
ためのコンバーゼンスピュリティ補正用マグネット(C
PM)11が設けられている。
【0010】前記ファンネル部2の後方、即ち、ネック
部3の前端には前記電子銃14から放出される電子ビー
ムを水平または垂直に偏向させるための偏向ヨーク13
が前記ファンネル部2の外面に取り付けられている。
【0011】前記偏向ヨーク13は、図2に示したよう
に、開口部(スクリーン部)21とネック部23とで第
1のフランジ25および第2のフランジ27が形成さ
れ、水平偏向コイル29a、29b、垂直偏向コイル3
1およびフェライトコア33を決めた位置に固定させ、
また、前記垂直偏向コイル31と前記水平偏向コイル2
9a、29bとの間を絶縁させるための円状のホルダー
35と、このホルダー35の内側において第1のフラン
ジ25と第2のフランジ27との間に巻き付けられて電
子銃から放出される電子ビームを水平方向に偏向させる
ための水平偏向コイル29a、29bと、前記ホルダー
35の外側において第1のフランジ25と第2のフラン
ジ27との間に巻き付けられて電子ビームを垂直方向に
偏向させるための垂直偏向コイル31と、前記水平偏向
コイル29a、29bと垂直偏向コイル31から発生さ
れる水平・垂直偏向磁界の磁力損失を低減させて磁気効
率を高めるための円錐状のフェライトコア33とで構成
される。
【0012】通常、偏向ヨークは、スクリーン部21と
ネック部23からリーク磁界が発生するが、このような
リーク磁界は人体に致命的な害を与えることがある。
【0013】従って、このようなリーク磁界を相殺する
ため、前記偏向ヨーク13の第1のフランジ25の上下
にキャンセルコイル37a、37bが設けられる。この
とき、端子板39から引き出された引出し線41がキャ
ンセルコイル37a、37bを通じて水平偏向コイル2
9a、29bに連結される。
【0014】図4に示したように、上側の水平偏向コイ
ル29aは、一対のキャンセルコイル37a、37bと
直列連結され、下側の水平偏向コイル29bは、抵抗
(R)およびコンデンサ(C)と直列連結された後、こ
れらがさらに並列連結されて両端(H+、H−)に鋸歯
状波の水平偏向電流が印加されることによって水平偏向
磁界が発生する。従って、このような水平偏向磁界によ
って前記電子銃から放出された電子ビームは水平偏向さ
れる。
【0015】このような従来の偏向ヨークでは、水平偏
向コイル29a、29bに、一般に、15.76kH
z、または、それ以上の周波数を有する電流を両端(H
+、H−)に印加し、これによって発生するピンクッシ
ョン型の水平偏向磁界を用いてファンネル部2の内部の
電子ビームを左右水平方向に偏向させる。また、垂直偏
向コイル31には、通常、60Hzの周波数を有する電
流を印加して発生されるバレル型の垂直偏向磁界を用い
て電子ビームを上下垂直方向に偏向させる。
【0016】なお、水平偏向コイル29a、29bおよ
び垂直偏向コイル31による非均一磁界を用いて3つの
電子ビームが別の付加回路および付加装置を用いない状
態でも画面に集中され得るようにする自己集中(Sel
f−Converging)型偏向ヨークが主に開発さ
れている。
【0017】ちなみに、垂直偏向コイル31および水平
偏向コイル29a、29bの巻線分布を調整して、各部
位別に、例えば、スクリーン部21、中間部22、ネッ
ク部23にバレルおよびピンクッション型の磁界を発生
させて3つの電子ビームの位置に応じてそれぞれ相違し
た偏向力を与えて電子ビームの出発地点から到着地点
(即ち、蛍光体スクリーン5)までのそれぞれ異なった
距離で同一の地点に集まるようにして当該蛍光体を正確
に打つことができるようになる。
【0018】また、水平偏向コイル29a、29bおよ
び垂直偏向コイル31に電流を印加して水平偏向磁界と
垂直偏向磁界を発生させる場合、水平・垂直偏向コイル
による水平・垂直磁界のみでは電子ビームをパネルの全
面に偏向させるのが難しいため、高透磁率のフェライト
コア33を使用して磁界の帰還経路上での損失を最小化
することで、磁界効率を高めて磁力を増大させている。
【0019】一方、前述のように、通常、偏向ヨークの
スクリーン部21およびネック部23では、電子ビーム
を水平方向および垂直方向に偏向させるための主偏向磁
界以外に余計なリーク磁界が発生する。このようなリー
ク磁界は、人体に悪影響を与えるおそれがある。特に、
周波数範囲が5Hz〜2kHzである極低周波帯(EL
F:Extremely Low Frequency)
と、周波数範囲が2〜400kHzである超低周波帯
(VLF:Very Low Frequency)での
リーク磁界は、人体により大きな害を被らせるおそれが
あり、この解決手段が必要となる。
【0020】さらに、全長を縮小する工夫の一環とし
て、高偏向角の実現のために偏向ヨークのスクリーン部
の端部の直径および傾斜角を増大させることで、リーク
磁界の発生量も大幅に増大する。
【0021】このようなリーク磁界の減少手段として、
ホルダー35の第1のフランジ25の上下に取り付けら
れたキャンセルコイル37a、37bを用いるか、フェ
ライトコアのスクリーン部の端部から水平偏向コイルの
スクリーン部の端部までの間隔を増大させる方法が提案
されている。
【0022】前記キャンセルコイルを用いてリーク磁界
を減少させる方法が図2に示されており、図3は、キャ
ンセルコイルを適用した偏向ヨークの概略的な断面図で
ある。同図に示したように、偏向ヨークのスクリーン部
(s)およびネック部(n)では、電子ビームを水平方
向と垂直方向に偏向させるための主偏向磁界43以外に
余計なリーク磁界45が発生されるため、ホルダー35
の第1のフランジ25の上下に一対のキャンセルコイル
37a、37bを取り付けてキャンセルコイルから発生
するキャンセル磁界47がリーク磁界45を相殺するよ
うになる。ここで、前記キャンセルコイル37a、37
bは、図4に示したように、水平偏向回路に結線するよ
うになるが、その結線方向は、水平偏向コイル29a、
29bのスクリーン部(s)で発生するリーク磁界45
と、キャンセルコイル37a、37bに流れるキャンセ
ル電流で発生するキャンセル磁界47が互いに反対方向
になってリーク磁界が相殺される。
【0023】しかし、キャンセルコイルを用いた従来の
偏向ヨークは次のような問題点がある。第1の問題点
は、図4の結線回路に示したように、一対のキャンセル
コイル37a、37bのインダクタンス値が水平偏向コ
イル29a、29bのインダクタンス値に直列に加えら
れるため、同一の水平偏向コイルのインダクタンス値を
維持するためには水平偏向コイル29a、29bのイン
ダクタンス値を減少させる必要があるという点である。
しかし、水平偏向コイル29a、29bのインダクタン
ス値を減少させると、水平偏向の感度が低下するという
問題が発生する。また、水平偏向の感度の低下は、画面
の大きさの縮小をもたらすようになり、感度低下以前と
同じ画面の大きさを確保するためには水平偏向コイルに
印加させる水平偏向電流を増加させる必要があるが、こ
のような水平偏向電流の増加は偏向ヨークから発生する
発熱特性が悪くなるため、結局、偏向ヨークの品質が低
下するようになる。
【0024】第2の問題点は、リーク磁界を減少させる
ためにキャンセルコイルを使用すると、キャンセルコイ
ルが画面上で、図5に示したように、リンギング(Ri
nging)49が発生するという点である。即ち、水
平偏向電流の帰還時間に前記一対のキャンセルコイル3
7a、37bに巻き付けられたコイル間の浮遊静電容量
(stray capacitance)によって充電
されていた電流が放電されながら画面48上の左側にリ
ンギング49を発生させるようになる。このようなリン
ギングの発生を解決するため、図4に示したように、水
平偏向コイル29a、29b内に抵抗(R)とコンデン
サ(C)とを連結してリンギング現象を相殺させてい
る。しかし、このような方法では、偏向ヨークの価格引
上げを招来し、また、抵抗やコンデンサなどの部品を回
路基板(PCB)上に構成するための作業工数が増大す
る。
【0025】第3の問題点は、キャンセルコイル37
a、37bの引出し線41を水平偏向コイル29a、2
9bに連結する場合、被覆が剥がれるという点である。
従って、これによって発生する水平偏向コイル29a、
29bとのスパーク発生を防止するため、絶縁チューブ
を使用する必要があり、水平偏向コイルに連結するため
に端子板39には別の引出し線を連結するための端子を
挿入しなければならない煩わしさがある。このような問
題点は、作業工数の増加をもたらして効率や生産性が低
下する。
【0026】第4の問題点は、キャンセルコイル37
a、37bを用意し、取り付ける必要があるという点で
ある。即ち、キャンセルコイルは射出物で成形されたボ
ビンを用いて巻き付けられてなるが、このために射出型
キャンセルコイルのボビンを別に製作する必要があるた
め、金型の製作が必要となってコストアップが招来され
る。また、映像ディスプレイ装置の性能改善やモデル変
更などによってキャンセルコイルに要求される仕様も変
化するため、仕様に応じて新しい金型に従うキャンセル
コイルボビンの製作および巻付け作業などが必要とな
る。
【0027】一方、前記リーク磁界を減少させる手段と
して、スクリーン部におけるフェライトコア端部からス
クリーン部における水平偏向コイル端部までの間隔を増
大させる方法を使用する場合、前記間隔の適用範囲が極
めて制限されるという短所がある。また、100°以上
の高偏向角である場合は、リーク磁界の発生量が大幅に
増加してしまい、前記適用間隔ではリーク磁界を十分相
殺させることが至難である。
【0028】近年、全長が縮小された陰極線管に関する
研究が盛んに行われている。前記陰極線管の全長縮小の
ためには、偏向ヨークが高偏向角(モニタの場合、11
0°以上)でなければならない。しかし、偏向角が増大
するほど偏向ヨークの偏向感度は低下し、水平偏向コイ
ルで発生するリーク磁界は大幅に増加するようになる。
このような問題点を改善するための方法として、四角形
状(RAC:Rectangular Cone)の偏
向ヨークが既に提案されて使用されている。このような
四角形状の偏向ヨークを使用すると、高い偏向角であっ
ても改善された偏向感度が得られるが、リーク磁界の特
性は改善され難い。その理由は次の通りである。
【0029】水平偏向コイルで発生する水平偏向磁界
は、水平偏向コイルそれ自体から発生される磁界と、水
平偏向コイルで発生された磁界によってフェライトコア
が磁化されて発生される磁界とが合わせられて統合磁界
となる。特に、フェライトコアによって発生される磁界
は、フェライトコア内面に入射されてフェライトコアの
胴体に沿って移動し、フェライトコア内面と垂直に出る
ようになる。従って、水平偏向コイルにおいてスクリー
ン部を通じて発生するリーク磁界の発生量は、フェライ
トコアの内面傾斜角または内面直径に非常に密接に連動
して増加するか、減少するようになる。なお、高偏向角
のために偏向ヨークの偏向角が増加すると、偏向ヨーク
に適用されたフェライトコアは内面直径が大幅に増加し
てリーク磁界の発生量も増加するようになる。そのた
め、高偏向角の実現時にも、リーク磁界の発生量を減少
させることは非常に難しい問題となり得る。
【0030】一般に、リーク磁界は、陰極線管のパネル
前方に500mm離れた地点に測定器を設置して測定す
る。国際規格によれば、15.75kHz周波数を有す
る電流を印加した時に発生されるリーク磁界の発生量
は、通常、25nT以下となる。
【0031】ところが、全長が短くなるほど偏向ヨーク
から測定器までの距離が短くなり、これによるリーク磁
界は距離に逆比例するため、非常に大きく増加するよう
になる。例えば、110°以上の偏向角を有する偏向ヨ
ークの場合、リーク磁界の発生量を測定すると、20n
Tの水準から大きく外れた、80〜100nT程度が測
定されている。
【0032】以上のように、従来の一般的な偏向ヨーク
だけでなく、高偏向角を実現するための偏向ヨークにお
いてもリーク磁界の発生量を低下させる問題は解決し難
いのが現状である。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決するためになされたものであって、本発
明の目的は、別の補助手段、例えば、キャンセルコイル
を使用することなくリーク磁界を効果的に減少すること
ができる偏向ヨークを備えた陰極線管装置を提供するこ
とにある。
【0034】本発明の他の目的は、従来のキャンセルコ
イルの使用による問題点である水平偏向感度の低下、偏
向ヨークにおける発熱特性の劣化などを解決することが
できる偏向ヨークを備えた陰極線管装置を提供すること
にある。
【0035】本発明のまた他の目的は、高偏向角の場
合、フェライトコアを通じて発生されるリーク磁界を減
少させることができる偏向ヨークを備えた陰極線管装置
を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するための本発明の好適な一実施例によれば、スクリー
ン部におけるフェライトコア端部の直径(Rc)を、ス
クリーン部における水平偏向コイル端部の直径(Rh)
の50%〜85%の範囲とし、また、前記水平偏向コイ
ルのスクリーン部の端部からスクリーン部におけるフェ
ライトコア端部までの間隔(Ld)を、前記水平偏向コ
イルの管軸方向(Z)の長さ(Lh)の27%〜50%
の範囲としてなる偏向ヨークを備えた陰極線管装置が提
供される。
【0037】前記陰極線管装置は、110°以上の偏向
角を有することができる。
【0038】本発明の好適な他の実施例によれば、スク
リーン部におけるフェライトコア端部の直径(Rc)
を、前記ライン偏向コイルのスクリーン部端部の直径
(Rh)の50%〜85%の範囲とし、前記ライン偏向
コイルのスクリーン部の端部からスクリーン部における
フェライトコア端部までの間隔(Ld)を、前記ライン
偏向コイルの管軸方向(Z)の長さ(Lh)の27%〜
50%の範囲としてなる偏向ヨークを備えた上下走査方
式の陰極線管装置が提供される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な実施例を説明する。本発明は、フェライトコ
アの直径が小さくなると共にスクリーン部における水平
偏向コイル端部からスクリーン部におけるフェライトコ
ア端部間の間隔が増大するように偏向ヨークを改善する
ことにより、リーク磁界の発生量を減少させてリーク磁
界の特性を改善している。
【0040】〔実施例1〕図6は、本発明の偏向ヨーク
の概略的な構成を示す図である。同図に示したように、
偏向ヨークは、スクリーン部(s)に水平偏向コイル5
1が設けられ、スクリーン部(s)とネック部(n)と
の間にフェライトコア57が設けられる。このとき、前
記水平偏向コイル51と前記フェライトコア57との間
でこれらを絶縁させるためにホルダー55を備え、前記
ホルダー55とフェライトコア57との間に垂直偏向コ
イル53が設けられる。従って、偏向ヨークにおいて各
構成要素の配置手順は、偏向ヨークの内部から水平偏向
コイル51、ホルダー55、垂直偏向コイル53、フェ
ライトコア57の順となる。このとき、偏向ヨークは、
従来に比べてスクリーン部におけるフェライトコア端部
の直径を縮小しながらフェライトコアの管軸方向の長さ
自体が短くなるように形成するのが好ましい。
【0041】上記のようなフェライトコア57を、前記
ホルダー55外面に取り付ける時、フェライトコアのネ
ック部端部は、従来と同じく位置するようにする。そう
すると、前記フェライトコアの管軸方向の長さそれ自体
が縮小されることにより、スクリーン部における水平偏
向コイル端部からスクリーン部におけるフェライトコア
端部までの間隔は広くなる。
【0042】図6に示したように、本発明による偏向ヨ
ークには、スクリーン部(s)で発生するリーク磁界を
減少させるための別の補助手段(例えば、従来のキャン
セルコイル)が設けられていない。即ち、キャンセルコ
イルを使用せず、本発明では、磁界がフェライトコアの
内面に垂直となる方向に発生し、またこのとき発生する
リーク磁界の発生量は、フェライトコアの内面直径また
は傾斜角に敏感に反応する点に基づいている。従って、
本発明では、その直径を縮小しながらスクリーン部にお
ける水平偏向コイル端部からスクリーン部におけるフェ
ライトコア端部までの間隔を広くする方法でリーク磁界
の発生量を減少させている。
【0043】図7は、本発明の好適な一実施例に係る偏
向ヨークにおいてフェライトコアと水平偏向コイルとの
位置関係を示す図である。即ち、図7は、本発明による
偏向ヨークにおいてフェライトコアと水平偏向コイルと
の位置関係を示し、図8は、従来の偏向ヨークにおいて
フェライトコアと水平偏向コイルとの位置関係を示して
いる。
【0044】図7に示したように、偏向ヨークは、スク
リーン部におけるフェライトコア端部63の直径(R
c)を、スクリーン部における水平偏向コイル端部61
の直径(Rh)の50%〜85%の範囲とし、スクリー
ン部における水平偏向コイル端部61からスクリーン部
におけるフェライトコア端部63までの間隔(Ld)
を、前記水平偏向コイルの管軸方向(Z)の長さ(L
h)の27%〜50%の範囲としてなる。
【0045】ここで、スクリーン部における水平偏向コ
イル端部61の直径(Rh)は、従来のそれと比較して
変わらない。結局、スクリーン部における水平偏向コイ
ル端部61の直径(Rh)と対比してスクリーン部にお
けるフェライトコア端部63の直径(Rc)のみが可変
となる。このとき、スクリーン部におけるフェライトコ
ア端部63の直径(Rc)は、好ましくは減少される。
【0046】また、前記水平偏向コイルの管軸方向
(Z)の長さ(Lh)も、従来のそれと比較して変わら
ない。即ち、前記水平偏向コイルの管軸方向(Z)の長
さ(Lh)と対比してスクリーン部における水平偏向コ
イル端部61からスクリーン部におけるフェライトコア
端部63までの間隔(Ld)のみが可変となる。このと
き、前記スクリーン部における水平偏向コイル端部61
からスクリーン部におけるフェライトコア端部63まで
の間隔(Ld)は、好ましくは広くなる。
【0047】図7および8を参照すると、本発明による
偏向ヨークにおいて、スクリーン部におけるフェライト
コア端部63の直径(Rc)は、従来の偏向ヨークにお
いて、スクリーン部におけるフェライトコア端部63′
の直径(Rc′)より小さくなり、また、本発明による
偏向ヨークにおいて、スクリーン部における水平偏向コ
イル端部61からスクリーン部におけるフェライトコア
端部63までの間隔(Ld)は、従来の偏向ヨークにお
いてスクリーン部における水平偏向コイル端部61′か
らスクリーン部におけるフェライトコア端部63′まで
の間隔(Ld′)より大きくなる。
【0048】このように、スクリーン部における水平偏
向コイル端部61の直径(Rh)とスクリーン部におけ
るフェライトコア端部63の直径(Rc)との比(Rc
/Rh)および/または前記水平偏向コイルの管軸方向
(Z)の長さ(Lh)とスクリーン部における水平偏向
コイル端部61からスクリーン部におけるフェライトコ
ア端部63までの間隔(Ld)の比(Ld/Lh)を適
切に選択して構成することで、スクリーン部におけるリ
ーク磁界をキャンセルコイルを必要とすることなく著し
く低下させることができる。
【0049】本発明による偏向ヨークにおいてフェライ
トコアと水平偏向コイルとの位置関係を、従来の偏向ヨ
ークのそれと比較したものが図9および10に示されて
いる。図9は、スクリーン部におけるフェライトコア端
部の直径(Rc)に関するものであり、図10は、スク
リーン部における水平偏向コイル端部からスクリーン部
におけるフェライトコア端部までの間隔(Ld)に関す
るものである。
【0050】図9に示したように、従来の偏向ヨークで
は、スクリーン部におけるフェライトコア端部の直径
(Rc)とスクリーン部における水平偏向コイル端部の
直径(Rh)との比(Rc/Rh)は、15インチ、1
7インチおよび19インチを基準にして0.886(R
AC)、0.9(Normal)、0.9931(RT
C)であるのに対して、本発明による偏向ヨークでは、
0.5〜0.85の範囲を占めている。図9に示したよ
うに、本発明による偏向ヨークにおいてスクリーン部に
おけるフェライトコア端部の直径(Rc)とスクリーン
部における水平偏向コイル端部の直径(Rh)との比
(Rc/Rh)が、従来のそれと比較して縮小されてい
ることがわかる。これは、スクリーン部におけるフェラ
イトコア端部の直径(Rc)が従来のそれに比べて減少
したことを意味する。
【0051】図10に示したように、前記水平偏向コイ
ルの管軸方向(Z)の長さ(Lh)とスクリーン部にお
ける水平偏向コイル端部からスクリーン部におけるフェ
ライトコア端部までの間隔(Ld)との比(Ld/L
h)が従来のそれに比較して本発明においてより大きく
なっていることがわかる。これは、本発明による偏向ヨ
ークにおいてスクリーン部における水平偏向コイル端部
からスクリーン部におけるフェライトコア端部までの間
隔(Ld)が広くなることを意味する。
【0052】以上のように、本発明による偏向ヨークで
は、スクリーン部におけるフェライトコア端部の直径が
縮小されると共に、スクリーン部における水平偏向コイ
ル端部からスクリーン部におけるフェライトコア端部ま
での間隔が広くなるように構成される。
【0053】本発明において上記のような条件を満足す
る時のリーク磁界のパターンを従来のそれと対比して図
11および12にそれぞれ示した。図11は、本発明に
おけるリーク磁界のパターンを示し、図12は、従来の
リーク磁界のパターンを示す。
【0054】前述のように、偏向ヨークで発生するリー
ク磁界69は、フェライトコア端部の直径(Rc)と傾
斜角に敏感に反応する。それで、本発明による偏向ヨー
クでは、スクリーン部におけるフェライトコア端部の直
径(Rc)がスクリーン部における水平偏向コイル端部
の直径(Rh)の50〜85%の範囲となり、スクリー
ン部における水平偏向コイル端部からスクリーン部にお
けるフェライトコア端部までの間隔(Ld)が前記水平
偏向コイルの管軸方向(Z)の長さ(Lh)の27%〜
50%の範囲となるように構成する。
【0055】従って、本発明の偏向ヨークにおけるリー
ク磁界(図11)は、従来のもの(図12)に比べて著
しく減少されることがわかる。
【0056】また、同図に示したように、偏向ヨークで
発生されるリーク磁界69は、スクリーン部で発生する
主偏向磁界のリーク磁界と、ネック部で発生する主偏向
磁界のリーク磁界とがある。その中で、ネック部から発
生するリーク磁界は、通常、陰極線管の内部に取り付け
られたシールドケース(Shield Case)が相
殺している。即ち、偏向ヨークで発生するリーク磁界に
対してシールドケースが印加され、逆磁界を発生して相
殺される。しかし、従来、スクリーン部で発生されるリ
ーク磁界は、もっぱら偏向ヨークにおいてその発生量を
低下させるか、それとも、別のリーク磁界相殺用補助手
段、即ち、キャンセルコイルを用いて相殺させる。
【0057】本発明においては、スクリーン部における
フェライトコア端部の直径(Rc)を縮小させながら、
スクリーン部における水平偏向コイル端部からスクリー
ン部におけるフェライトコア端部までの間隔(Ld)を
広くすることによって、スクリーン部で発生するリーク
磁界を相殺している。
【0058】通常、磁界は、先に述べたように、フェラ
イトコアの内面に垂直になるように発生するため、本発
明におけるようにフェライトコアの端部の直径を減ら
し、また、フェライトコアを水平偏向コイルから遠くな
るようにすると、キャンセルコイルなどを使用すること
なく十分にリーク磁界を相殺させることができる。
【0059】実験の結果、本発明では、スクリーン部に
おけるフェライトコア端部の直径(Rc)をスクリーン
部における水平偏向コイル端部の直径の50〜85%と
なるようにフェライトコアが設計される。もし、スクリ
ーン部におけるフェライトコア端部の直径(Rc)をス
クリーン部における水平偏向コイル端部の直径の50%
以下となるようにフェライトコアが設計されると、BS
N(Beam Strike Neck)特性が悪くな
る。反対に、スクリーン部におけるフェライトコア端部
の直径(Rc)をスクリーン部における水平偏向コイル
端部の直径の85%以上になるようにフェライトコアが
設計されると、従来のものと似ている構造となってリー
ク磁界の低減が難しくなる。
【0060】また、本発明は、スクリーン部における水
平偏向コイル端部からスクリーン部におけるフェライト
コア端部までの間隔(Ld)を、水平偏向コイルの管軸
方向(Z)の長さ(Lh)の27〜50%の範囲になる
ようにフェライトコアを偏向ヨークに取り付けるように
なる。
【0061】もし、スクリーン部における水平偏向コイ
ル端部からスクリーン部におけるフェライトコア端部ま
での間隔(Ld)を水平偏向コイルの管軸方向(Z)の
長さ(Lh)の27%以下となるようにフェライトコア
が設計されると、従来のものに似ている構造となってリ
ーク磁界の低下が難しくなり、その反対の場合はBSN
の特性が悪くなる。
【0062】また、本発明の偏向ヨークは、上下走査
(TPS:Transposed Scan)方式にも
適用されるが、これについては後述の実施例2において
説明する。
【0063】〔実施例2〕上下方式の偏向ヨークにおい
てフェライトコアと水平偏向コイルとの位置関係を本発
明(図13)と従来(図14)とに区分して示した。上
下走査方式の偏向ヨークは、その原理と概念が図7およ
び図8に示された偏向ヨークと実質的に同様である。
【0064】一般のCRTの走査方式は、スクリーン側
からみて、電子銃から放出された電子ビームを左側から
右側に走査することによって、1つの画面を構成する。
しかし、TPS型CRTにおける走査方式では、スクリ
ーン側からみて、電子銃から放出された電子ビームを上
側から下側にまたは下側から上側に走査することによっ
て、1つの画面を構成する。従って、従来の走査方式と
比較すると、TPS型CRTの走査方式は90°回転さ
れた形態で電子ビームを走査する方式である。それで、
一般のCRTにおける電子銃のビーム配列と比較する
と、TPS型CRTでは、電子銃のビーム配列が映像ス
クリーンの垂直方向に平行するように設けられ、90°
回転されて形成されているため、偏向ヨークも90°回
転された形態をとるようになる。即ち、図7の水平偏向
コイルがファンネルコーン部の上下側に位置され、垂直
偏向コイルがファンネルコーン部の左右側に位置され
る。従って、用語の混同を回避するため、上下走査方式
の偏向ヨークでは、図7における水平偏向コイルをライ
ン偏向コイルといい、垂直偏向コイルをフレーム偏向コ
イルとそれぞれいうようにする。
【0065】図13に示したように、上下走査方式の偏
向ヨークにおいてスクリーン部におけるフェライトコア
端部の直径(Rc)またはスクリーン部におけるライン
偏向コイル端部からスクリーン部におけるフェライトコ
ア端部までの間隔(Ld)に対する最適化された許容範
囲は、前述と同様である。
【0066】即ち、上下走査方式の偏向ヨークでは、ス
クリーン部(s)におけるフェライトコア57端部75
の直径(Rc)をスクリーン部(s)におけるライン偏
向コイル71端部73の直径(Rh)の50〜85%の
範囲とし、スクリーン部(s)におけるライン偏向コイ
ル71端部73からスクリーン部(s)におけるフェラ
イトコア57端部75までの間隔(Ld)をライン偏向
コイル71の管軸方向(Z)の長さ(Lh)の27〜5
0%の範囲として構成される。
【0067】本発明は、110°以上の高偏向角の偏向
ヨークにおいても適用され得るが、これについては、後
述の実施例3において説明する。
【0068】〔実施例3〕110°以上の高偏向角の偏
向ヨークも原理と概念は前述の図7および図8と実質的
に同一である。
【0069】即ち、110°以上の高偏向角の偏向ヨー
クでも、スクリーン部における水平偏向コイル端部から
スクリーン部におけるフェライトコア端部までの間隔
(Ld)を水平偏向コイルの管軸方向の長さ(Lh)の
27〜50%の範囲とすることは、図7および8の場合
と同様である。
【0070】また、110°以上の高偏向角の偏向ヨー
クでは、スクリーン部におけるフェライトコア端部の直
径(Rc)をスクリーン部における水平偏向コイル端部
の直径(Rh)の50〜85%の範囲とする。
【0071】下記の表1に示したような条件範囲を用い
てリーク磁界を測定した結果、20nT以下と測定され
た。
【0072】
【表1】
【0073】ここで、Lhは、水平偏向コイルの管軸方
向の長さ、Rhは、スクリーン部における水平偏向コイ
ル端部の直径、Lcは、フェライトコアの管軸方向の長
さ、Rcは、スクリーン部におけるフェライトコア端部
の直径、Ldは、スクリーン部における水平偏向コイル
端部からスクリーン部におけるフェライトコア端部まで
の間隔をそれぞれ示す。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明の陰極線管装置に
よれば、従来のキャンセルコイルを用いることなくリー
ク磁界を効果的に低減させることができる。従って、キ
ャンセルコイルを用いる従来のものにおいて発生してい
た水平偏向感度の低下、発熱特性の劣化、部品単価の上
昇などの問題点を解決することができる。
【0075】また、本発明の陰極線管装置では、110
°以上の高偏向角の偏向ヨークにおいてもリーク磁界を
20nT以下に著しく減少させることができる効果を奏
する。
【0076】また、本発明の陰極線管装置は、上下走査
(TPS)方式にも適用し得るため、その適用範囲を大
きく増大させることができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般の陰極線管装置の構成を示す図である。
【図2】従来の偏向ヨークの構成を示す図である。
【図3】従来の偏向ヨークで発生する磁界パターンを示
す図である。
【図4】従来の偏向ヨークにおいて水平偏向コイルとキ
ャンセルコイルとを結線した回路図である。
【図5】従来のキャンセルコイルを使用した時に発生す
るリンギング現象を示す図である。
【図6】本発明の偏向ヨークの概略的な構成を示す図で
ある。
【図7】本発明の好適な一実施例による偏向ヨークにお
いてフェライトコアと水平偏向コイルとの間の位置関係
を示す図である。
【図8】従来の偏向ヨークにおいてフェライトコアと水
平偏向コイルとの間の位置関係を示す図である。
【図9】本発明による偏向ヨークにおいてフェライトコ
アと水平偏向コイルとの位置関係を、従来のものと比較
して示す図(その1)である。
【図10】本発明による偏向ヨークにおいてフェライト
コアと水平偏向コイルとの位置関係を、従来のものと比
較して示す図(その2)である。
【図11】本発明の好適な一実施例に係る偏向ヨークか
ら発生する磁界パターンを示す図である。
【図12】従来の偏向ヨークから発生する磁界パターン
を示す図である。
【図13】本発明の好適な他の実施例に係る上下走査方
式の偏向ヨークにおいてフェライトコアと水平偏向コイ
ルとの間の位置関係を示す図である。
【図14】従来の上下走査方式の偏向ヨークにおいてフ
ェライトコアと水平偏向コイルとの間の位置関係を示す
図である。
【符号の説明】
51…水平偏向コイル 53…垂直偏向コイル 55…ホルダー 57…フェライトコア 61、61′…水平偏向コイル端部 63、63′…フェライトコア端部 71…ライン偏向コイル 73…ライン偏向コイル端部 75…フェライトコア端部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光体スクリーンが形成されたパネル
    と、このパネルの後面に結合されるファンネルと、この
    ファンネルの後方から電子ビームを放出する電子銃と、
    この電子銃から放出された電子ビームを水平および垂直
    方向に偏向させるための水平偏向コイルおよび垂直偏向
    コイルと、前記水平偏向コイルと垂直偏向コイルから発
    生される水平・垂直偏向磁界の磁力損失を低減して磁気
    効率を高くするためのフェライトコアを含む偏向ヨーク
    とから構成される陰極線管装置において、 前記偏向ヨークが、スクリーン部におけるフェライトコ
    ア端部の直径(Rc)を、スクリーン部における水平偏
    向コイル端部の直径(Rh)の50%〜85%の範囲と
    してなることを特徴とする陰極線管装置。
  2. 【請求項2】 蛍光体スクリーンが形成されたパネル
    と、このパネルの後面に結合されるファンネルと、この
    ファンネルの後方から電子ビームを放出する電子銃と、
    この電子銃から放出された電子ビームを水平および垂直
    方向に偏向させるための水平偏向コイルおよび垂直偏向
    コイルと、前記水平偏向コイルと垂直偏向コイルから発
    生される水平・垂直偏向磁界の磁力損失を低減して磁気
    効率を高くするためのフェライトコアを含む偏向ヨーク
    とから構成される陰極線管装置において、 前記偏向ヨークが、スクリーン部における水平偏向コイ
    ル端部からスクリーン部におけるフェライトコア端部ま
    での間隔(Ld)を、前記水平偏向コイルの管軸方向
    (Z)の長さ(Lh)の27%〜50%の範囲としてな
    ることを特徴とする陰極線管装置。
  3. 【請求項3】 前記偏向ヨークが、スクリーン部におけ
    る水平偏向コイル端部からスクリーン部におけるフェラ
    イトコア端部までの間隔(Ld)を、前記水平偏向コイ
    ルの管軸方向(Z)の長さ(Lh)の27%〜50%の
    範囲としてなることを特徴とする請求項1に記載の陰極
    線管装置。
  4. 【請求項4】 110°以上の偏向角を有することを特
    徴とする請求項1に記載の陰極線管装置。
  5. 【請求項5】 110°以上の偏向角を有することを特
    徴とする請求項3に記載の陰極線管装置。
  6. 【請求項6】 蛍光体スクリーンが形成されたパネル
    と、このパネルの後面に結合されるファンネルと、この
    ファンネルの後方から電子ビームを放出する電子銃と、
    この電子銃から放出された電子ビームを水平および垂直
    方向に偏向させるためのライン偏向コイルおよびフレー
    ム偏向コイルと、前記ライン偏向コイルとフレーム偏向
    コイルから発生される水平・垂直偏向磁界の磁力損失を
    低減して磁気効率を高くするためのフェライトコアを含
    む偏向ヨークとから構成される上下走査方式の陰極線管
    装置において、 前記偏向ヨークが、スクリーン部におけるフェライトコ
    ア端部の直径(Rc)を、前記ライン偏向コイルのスク
    リーン部端部の直径(Rh)の50%〜85%の範囲と
    してなることを特徴とする陰極線管装置。
  7. 【請求項7】 蛍光体スクリーンが形成されたパネル
    と、このパネルの後面に結合されるファンネルと、この
    ファンネルの後方から電子ビームを放出する電子銃と、
    この電子銃から放出された電子ビームを水平および垂直
    方向に偏向させるためのライン偏向コイルおよびフレー
    ム偏向コイルと、前記ライン偏向コイルとフレーム偏向
    コイルから発生される水平・垂直偏向磁界の磁力損失を
    低減して磁気効率を高くするためのフェライトコアを含
    む偏向ヨークとから構成される上下走査方式の陰極線管
    装置において、 前記偏向ヨークが、前記ライン偏向コイルのスクリーン
    部の端部からスクリーン部におけるフェライトコア端部
    までの間隔(Ld)を、前記ライン偏向コイルの管軸方
    向(Z)の長さ(Lh)の27%〜50%の範囲として
    なることを特徴とする陰極線管装置。
  8. 【請求項8】 前記偏向ヨークが、前記ライン偏向コイ
    ルのスクリーン部の端部からスクリーン部におけるフェ
    ライトコア端部までの間隔(Ld)を、前記ライン偏向
    コイルの管軸方向(Z)の長さ(Lh)の27%〜50
    %の範囲としてなることを特徴とする請求項6に記載の
    陰極線管装置。
  9. 【請求項9】 110°以上の偏向角を有することを特
    徴とする請求項6に記載の陰極線管装置。
  10. 【請求項10】 110°以上の偏向角を有することを
    特徴とする請求項8に記載の陰極線管装置。
JP2003014770A 2002-05-07 2003-01-23 陰極線管装置 Pending JP2003331752A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR2002-024939 2002-05-07
KR10-2002-0024939A KR100465302B1 (ko) 2002-05-07 2002-05-07 음극선관용 편향 요크 및 칼라 음극선관

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003331752A true JP2003331752A (ja) 2003-11-21

Family

ID=29398463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003014770A Pending JP2003331752A (ja) 2002-05-07 2003-01-23 陰極線管装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6825602B2 (ja)
EP (1) EP1367626A2 (ja)
JP (1) JP2003331752A (ja)
KR (1) KR100465302B1 (ja)
CN (1) CN1226769C (ja)
TW (1) TWI267102B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1252790C (zh) * 2002-11-19 2006-04-19 Lg飞利浦显示器(韩国)株式会社 阴极射线管的偏转系统
US7154215B2 (en) * 2003-09-05 2006-12-26 Lg. Philips Displays Korea Co., Ltd. Color cathode ray tube capable of reducing stress
CN100386840C (zh) * 2004-01-19 2008-05-07 芜湖市电真空研究所 一种阴极射线管的偏转线圈及其制造方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122542A (ja) 1984-07-11 1986-01-31 Sony Corp 偏平薄形ブラウン管の偏向装置
JP2619541B2 (ja) * 1989-11-22 1997-06-11 株式会社日立製作所 偏向ヨークおよび該ヨークを取付けた陰極線管装置
NL9000530A (nl) 1990-03-08 1991-10-01 Philips Nv Schaduwmasker kleurenweergeefbuis.
JPH06122542A (ja) 1992-10-09 1994-05-06 Sumitomo Cement Co Ltd 高強度ケイ酸カルシウム成形体およびその製造方法
JP3368025B2 (ja) * 1993-12-24 2003-01-20 株式会社日立製作所 偏向ヨ−ク及び陰極線管表示装置
JP3442975B2 (ja) 1996-09-18 2003-09-02 株式会社東芝 陰極線管装置
JPH1145671A (ja) * 1997-07-29 1999-02-16 Hitachi Ltd 偏向ヨーク及びディスプレイ装置
KR100288807B1 (ko) * 1997-07-29 2001-06-01 가나이 쓰도무 편향요크 및 이것을 사용한 음극선관장치와 디스플레이장치
JPH1145670A (ja) * 1997-07-29 1999-02-16 Hitachi Ltd 偏向ヨーク及びこれを用いた陰極線管装置,ディスプレイ装置
JP2000106106A (ja) * 1998-07-30 2000-04-11 Hitachi Ltd 偏向ヨ―ク及びそれを用いた陰極線管装置並びにディスプレイ装置
US6670746B2 (en) * 2001-12-12 2003-12-30 Thomson Licensing S.A. Cathode ray tube electrical connector with through passage and leaf springs

Also Published As

Publication number Publication date
KR100465302B1 (ko) 2005-01-13
CN1457078A (zh) 2003-11-19
KR20030086774A (ko) 2003-11-12
US20030209967A1 (en) 2003-11-13
US6825602B2 (en) 2004-11-30
TWI267102B (en) 2006-11-21
EP1367626A2 (en) 2003-12-03
CN1226769C (zh) 2005-11-09
TW200306603A (en) 2003-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003331752A (ja) 陰極線管装置
KR100398703B1 (ko) 브라운관용 편향 요크
KR100301203B1 (ko) 음극선관용편향요크
KR100439266B1 (ko) 상하 주사형 음극선관
KR100528849B1 (ko) 칼라 음극선관용 편향요크
EP1622183B1 (en) Velocity modulation coil apparatus and cathode-ray tube apparatus
US7355331B2 (en) Cathode-ray tube apparatus
JP3436002B2 (ja) カラー受像管装置
JP2831708B2 (ja) カラー受像管用偏向装置
JPH03147234A (ja) インライン形カラー受像管用偏向装置
KR20040074224A (ko) 편향요크를 갖는 음극선관
KR20060044156A (ko) 음극선관
KR20040073901A (ko) 음극선관용 편향요크
KR20040073903A (ko) 칼라 음극선관
JP2004111070A (ja) 偏向ヨーク及び偏向ヨーク付陰極線管
JP2001185055A (ja) 偏向ヨーク及び陰極線管受像機
KR20010054542A (ko) 브라운관용 편향 요크의 컨버젼스 보정장치
JPH05299039A (ja) 受像管装置
KR20040055013A (ko) 편향요크
JPH0389437A (ja) インライン形カラー受像管用偏向装置
JP2006209997A (ja) 速度変調コイル装置および陰極線管装置
JPH0325836A (ja) カラー受像管装置
JP2004228020A (ja) 陰極線管装置
JPH07249385A (ja) カラーブラウン管装置
JPH0364839A (ja) インライン形カラー受像管用偏向装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050927

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060228