JP2003331682A - スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
アークで、互いの接点部が溶着したとしても、この溶着
を容易に剥離することができる操作性に優れたスイッチ
装置を提供すること。 【解決手段】 本発明のスイッチ装置のスライド部材6
は、収納部14内に位置するスイッチ支持部18に可動
接点10を支持し、この可動接点10は、一方側に支点
部10bを形成すると共に他方側10eに可動接点部1
0dを形成し、収納部14の内底面には、可動接点10
が当接可能な固定端子2を配設し、スライド部材6を押
圧操作すると、可動接点10は、可動接点部10dが固
定端子2に当接して支点部10bを支点として他方側1
0eが回動するようにした。
Description
り、特に電子機器の電源スイッチとして使用されるスイ
ッチ装置にスイッチ装置に関する。
イッチ装置を図12、図13で説明する。従来のスイッ
チ装置は、絶縁材からなるケース21と、このケース2
1の内底面に配設され上面に固定接点部22aを固着し
た固定端子22と、この固定端子22に隣接してケース
21の内底面に配設した中央端子23と、この中央端子
23に可動可能に支持され、一端部に固定端子22と接
離可能な可動接点部29を形成した可動接点28と、こ
の可動接点28と中央端子23とに係支され可動接点2
8を支持する支持板27と、可動接点28と中央端子2
3との間に屈曲されて係支され、自身の屈曲動作により
可動接点28を上下方向に駆動させる板バネ30と、こ
の板バネ30の突起30aに当接するスライド部材31
とから主の構成されている。そして、スライド部材31
の操作部31aを押圧操作することにより、板バネ30
を介して固定接点28の可動接点部29が固定端子22
の方向、あるいは固定端子22から離れる方向に変位可
能になっている。
ド部材31の操作部31aを矢印A方向に押圧操作する
と、突起30aがスライド部材31に押圧されて板バネ
30が下方に降下すると共に、可動接点28も下方に降
下する。このことにより、一端部の可動接点部29が固
定接点部22aに当接する。すると、固定端子22と中
央端子23とが可動接点28を介して導通することによ
り、スイッチ回路がONするようになっている。また、
操作部31aに加えていた押圧力を解除すると、復帰バ
ネ32の弾性力でスライド部材31が図12に示す初期
状態に復帰すると共に、可動接点28も初期状態の復帰
して、可動接点部29が固定接点部22aから離間して
スイッチ回路がOFFするようになっている。
たような従来のスイッチ装置は、可動接点部29が固定
接点部22aに当接して導通するときに発生するアーク
で、可動接点部29と固定接点部22aとが溶着するこ
とがあるので、この溶着を引き剥がすために復帰バネ3
2のバネ圧を大きくしていたので、操作部31aを押圧
する押圧力が大きくなり、操作性が低下する問題があっ
た。本発明は前述したような問題点に鑑みてなされたも
ので、スイッチ回路がON時に発生するアークで、互い
の接点部が溶着したとしても、この溶着を容易に剥離し
て接触不良の発生を防止することができる操作性に優れ
たスイッチ装置を提供することを目的とする。
の第1の解決手段として本発明のスイッチ装置は、内部
に空洞状の収納部を有するカバー部材と、前記収納部内
に収納されて前記カバー部材から外方に突出させた操作
部を押圧操作可能なスライド部材とを備え、前記スライ
ド部材は、前記収納部内に位置するスイッチ支持部に可
動接点を支持し、この可動接点は、一方側に支点部を形
成すると共に他方側に可動接点部を形成し、前記収納部
の内底面には、前記可動接点が当接可能な固定端子を配
設し、前記スライド部材を押圧操作すると、前記可動接
点は、前記可動接点部が前記固定端子に当接して前記支
点部を支点として前記他方側が回動するようにしたこと
を特徴とする。
決手段として、前記スライド部材は、前記スイッチ支持
部に前記可動接点の前記支点部を支持可能な第1支持部
と前記可動接点部を形成した前記他方側を支持可能な第
2支持部とを形成し、前記スライド部材を前記押圧操作
すると、前記可動接点は、前記第2支持部に支持した前
記他方側が前記第2支持部から離間するようにしたこと
を特徴とする。
決手段として、前記固定端子は、前記可動接点の前記可
動接点部が当接可能な固定接点部を有し、前記可動接点
の前記可動接点部の表面に設けた当接面および/または
前記固定端子の前記固定接点部の表面に設けた当接面
を、円弧状にふくらませて形成したことを特徴とする。
決手段として、前記可動接点は、前記可動接点部が固定
端子側に常時弾性付勢され、前記スライド部材を押圧操
作すると、前記可動接点に形成した前記支点部から遠い
側の前記可動接点部の前記当接面が、前記固定接点部に
最初に当接し、その後、前記可動接点が前記回動するこ
とにより、互いに当接する前記当接面の当接位置が前記
支点部から近い側に移動するようにしたことを特徴とす
る。
1乃至図6に示す。図1は本発明の一実施の形態のスイ
ッチ装置の斜視図であり、図2はその分解斜視図であ
り、図3は本発明に係わるスライド部材の上面図であ
り、図4は本発明に係わるスライド部材の正面図であ
り、図5は図4の下面図であり、図6は図5の6−6断
面図であり、図7は図4の右側面図であり、図8は本発
明のスイッチ装置の要部断面図であり、図9は本発明に
係わる可動接点の図であり、図10、図11は本発明に
係わる接点部の動作を説明する概略図である。
に、最下部には底壁1が配設されており、この底壁1
は、樹脂材料等の絶縁材からなり外形が略矩形状をな
し、後述するカバー部材12の下方を遮蔽して、収納部
14の内底面となるようになっている。前記底壁1の略
中央部には、後述するカバー部材12内部の収納部14
を2つに仕切る仕切壁1aが、所定高さで立設されてい
る。また仕切壁1aの前後方向のそれぞれの端部には、
コ字状の溝からなるガイド部1bが互いに対向して形成
され、このガイド部1bで後述するスライド部材6をス
ライド可能にガイドするようになっている。また、仕切
壁1aの中央部近傍の図示左側には、小判形状に形成さ
れた棒状のバネ支持部1cが、仕切壁1aより低い高さ
で立設されている。また、仕切壁1aの中央部には所定
の幅寸法の切欠き溝1dが形成されている。
た第1、第2固定端子2、3が、それぞれ一対圧入され
て一体化されている。前記第1、第2固定端子2、3
は、後述する収納部14の内底面となる底壁1の上面か
ら露出する接点部2a、3aと、この接点部2a、3a
から一方側に略L字状に折り曲げられて、図示下方側に
延びる端子部2b、3bとを有し、この端子部2b、3
bが底壁1に形成した圧入穴1fに圧入されて、端子部
2b、3bの先端部が底壁1の裏面から外部に突出して
いる。また、第1固定端子2の接点部2aには、後述す
る導体板からなる第1可動接点10との導通を確実にす
るための、別部材からなる固定接点部2cがそれぞれカ
シメ、または圧入等により固着されている。
は、板バネ4と第1コイルバネ5とが装着可能になって
いる。前記板バネ4は、図2に示すように、バネ支持部
1cに挿通可能な小判形状の支持穴4aを中央部に形成
した基部4bと、この基部4bの両端部を互いに対向さ
せて上方に折り曲げた一対の腕部4cとからなり、この
腕部4c先端には、互いに対向させて内側に円弧状に突
出させた摺動部4dが形成されている。そして、互いに
対向する腕部4cの間隔寸法は、基部4b側よりも先端
部の摺動部4d側をマイナスさせて形成している。前記
板バネ4は、小判形状の支持穴4aを小判形状のバネ支
持部1cに挿通させると、底壁1上面の所定位置に位置
決めされて装着可能になっている。
持穴4aから上方に突出するバネ支持部1cには、圧縮
コイルバネからなる第1バネ5が装着可能になってい
る。また、底壁1は、仕切壁1aの両端部に形成した溝
状のガイド部1bに、樹脂材料等の絶縁材料からなるス
ライド部材6が、図示上下方向に仕切壁1aに沿ってス
ライド可能にガイドされている。前記スライド部材6を
図3〜図7で説明すると、スライド部材6は、図4の正
面図に示すように、略中央部には、所定厚さの支持壁6
aが形成され、この支持壁6aの上面から上方に突出す
る棒状の操作部6bが所定高さで形成されている。 こ
の操作部6bには、後述する駆動棒16を圧入可能な圧
入穴6cが所定の穴径と深さで形成されている。また、
支持壁6aには、図3に示す上下方向の上方側の一端面
6dと下方側の他端面6eから、板状のガイド部6fが
それぞれ突出形成され、このガイド部6fが、底壁1の
ガイド部1bにスライド自在にガイド可能になってい
る。
後述する第1可動接点10を支持可能な第1接点支持部
7が形成されている。この第1接点支持部7は、支持壁
6aの上部から図示左側に屋根状に延びる壁部材7aが
形成されて、内部が空洞状になっている。また、第1接
点支持部7は、ガイド部6fを形成した支持壁6aのそ
れぞれの端面6d、6eに、後述する第1可動接点10
の支点部10bを支持可能な第1支持部である一対の第
1、第2支持突起7b、7cが形成されている。
7bは、図4に示すように、所定寸法の隙間を設けて形
成され、この隙間部分に後述する第1可動接点10の支
点部10bを支持可能になっている。また、第1接点支
持部7は、支持壁6aと対向する側の壁部材7aの下方
側に第2支持部である鈎状のストッパー部7dが形成さ
れている。このストッパー部7dは、壁部材7aの下方
内面から支持壁6a方向である内側に突出形成されてい
る。また、第1接点支持部7を構成する壁部材7aの天
井面には、後述する第2コイルバネ11を支持可能なバ
ネ支持穴7eが所定深さで略矩形状に形成されている。
側には、後述する第2可動接点11を支持可能な第2接
点支持部8が形成されている。この第2接点支持部8
は、支持壁6aの上部から図示右側に略L字状のバネ支
持部8aが形成され、このバネ支持部8aと支持壁6a
との間に所定幅寸法のガイド溝8bが形成されている。
また、ガイド溝8bの上部には、底壁1の仕切壁1aに
形成した切欠き溝1dに係合してスライド可能な係合部
8cが形成されている。
する捻りコイルバネからなる第2可動接点11の巻回部
11aを支持可能な棒状の接点支持部8dが突出形成さ
れている。また、スライド部材6は、図3に示すよう
に、接点支持部8dの上下に、バネ支持部8aからの突
出寸法がそれぞれ異なる一対のバネ係止部8e、8fが
形成されている。このそれぞれのバネ係止部8e、8f
は、図4に示すように、先端部が鈎状に形成されて、後
述する捻りコイルバネからなる第2可動接点11の腕部
11bを係止可能になっている。
の下面側で、支持壁6aの略中央部には、所定の穴径寸
法のバネ支持穴6gが形成されている。このバネ支持穴
6gは、深さが図6に示すように、第1接点支持部7の
壁部材7aの天井面近傍まで形成されている。また、図
5に示す支持壁6aに形成したバネ支持穴6gの上下近
傍には、板バネ4の腕部4cを収納可能な板バネ収納部
9が所定深さで形成されている。この板バネ収納部9
は、図7に示すように、下部側に所定の幅寸法で対向す
る第1摺動面9aと、上部側に第1摺動面9aの幅寸法
より幅広の寸法で対向する第2摺動面9bとが形成さ
れ、第1摺動面9aと第2摺動面9bとを連結する段差
部9cが傾斜状に形成されている。
9に、2点鎖線で示す板バネ4の腕部4cを収納する
と、板バネ4のそれぞれの摺動部4d、4dが第1摺動
面9aに圧接する。この状態で、スライド部材6を押圧
操作して下方に降下させると、段差部9cに板バネ4の
摺動部4dが乗り上げて、板バネ4が弾性変形する。こ
の時、スライド部材6を押圧操作する操作力が変化し
て、この操作力の変化で操作者がクリック感を感じるこ
とができるようになっている。
には、平板状で略長方形の第1可動接点10が支持可能
になっている。この第1可動接点10は、金属板等の導
電性部材からなり、図2に示すように、平坦状で略長方
形状の基部10aを有し、この基部10aの長手方向の
両端部から一方側に突出する舌片状の支点部10bが一
対形成されている。そして、それぞれの支点部10b、
10bが、スライド部材6の第1、第2支持突起7b、
7cの間の隙間部分に支持可能になっている。また、第
1可動接点10は、基部10aの略中央部に円形状で所
定深さのバネ受け部10cが形成されている。また、基
部10aには、一対の支点部10b近傍に、円形状に付
き出し形成した可動接点部10dが図示下方側に突き出
し形成されている。
の基部10aの他方側10eが、スライド部材6のスト
ッパー部7dに支持可能になっている。また、基部10
の付き出し形成した一対の接点部は、10dは、表面の
当接面10fが円弧状にふくらませて形成されている。
また、第1可動接点10のバネ受け部10cには、図2
に示すような圧縮コイルバネからなる第2コイルバネ1
1が位置するようになっており、この第2コイルバネ1
1の上端部は、スライド部材6の壁部材7aの天井面に
形成したバネ支持穴7eに支持されて、第1可動接点1
0を下方側に弾性付勢するようになっている。
された第1可動接点10は、支点部10bが第1支持部
である第1、第2支持突起7b、7cの間に支持され、
支点部10bと反対側の他方側10eが、第2支持部で
ある鈎状のストッパー部7bに支持されて、スライド部
材6に装着されている。即ち、可動接点10は、可動接
点部10d側が第2コイルバネ11で第1固定接点1側
に常時弾性付勢され、スライド部材6を押圧操作する
と、可動接点10の可動接点部10dが固定接点2の固
定接点部2cに当接可能になっている。
第1固定端子2とで電源スイッチである第1スイッチ部
が構成されており、スライド部材6を押圧操作して降下
させると、第1可動接点10の一対の可動接点部10
d、10dが、第1固定端子2のそれぞれの固定接点部
2c、2cに当接するようになっている。このことによ
り、一対の第1固定端子2、2が第1可動接点10を介
して導通して、第1スイッチ部がONするようになって
いる。即ち、本発明のスイッチ装置は、収納部14の内
底面に、可動接点10が当接可能な固定端子2を配設
し、スライド部材6を押圧操作すると、可動接点10
は、可動接点部10dが固定端子2に当接して支点部1
0bを支点として他方側10eが回動するようになって
いる。
には、捻りコイルバネからなる第2可動接点12が支持
されている。この第2可動接点12は、図2に示すよう
に、ピアノ線等からなる線バネを複数回巻回した巻回部
12aを有し、この巻回部12aから所定の開放角度α
を有して外方に直線状に延びる2本の腕部12b、12
bが形成されている。そして、第2可動接点12は、巻
回部12aを第2接点支持部8の接点支持部8dに支持
すると共に、一方の腕部12bを一方のバネ係止部8e
の、他方の腕部12bを他方のバネ係止部8fに係止す
るようになっている。そして、第2可動接点12と一対
の第2固定端子3とで、検出スイッチである第2スイッ
チ部が構成されており、スライド部材6を押圧操作して
第2可動接点12を降下させると、2本の腕部12b、
12bが一対の第2固定端子3に当接する。このことに
より、一対の第2固定端子3、3が第2可動接点12を
介して導通して、第2スイッチ部がONするようになっ
ている。
覆うカバー部材13が配設されている。このカバー部材
13は、周囲が外周壁13aで囲まれると共に、上部が
天井壁13bで覆われており、内部にスライド部材6等
を収納可能な空洞状の収納部14が形成されている。こ
の空洞部14は、下方が開放されており、この下方の開
放部分に底壁1が嵌合可能になっている。また、カバー
部材13は、上部の天井部13b中央部に、後述するゴ
ム部材15を取り付けるための円形状の溝部13cが形
成され、この溝部13cの外周に所定厚さで壁状のカシ
メ部13dが、所定高さで突出形成されている。また、
円弧状の溝部13cの内側には、スライド部材6の操作
部6bが挿通可能な貫通穴13eが、所定の穴径で形成
されている。
2に示すように、内部が空洞になったドーム状のゴム部
材15が配設されている。このゴム部材15は、ドーム
状の外周壁15aと、この外周壁15a下部の外周部に
形成した所定厚さの鍔部15bとで構成されている。ま
た、ドーム状の外周壁15aの頂部には、後述する駆動
棒16を圧入可能な圧入穴15cが貫通形成されてい
る。このようなゴム部材15は、鍔部15bを溝部13
cに位置させて状態で、カシメ部13dを内側に倒し込
むようにカシメ付けることにより、カバー部材13に一
体化されている。また、駆動棒16は、円盤状の操作部
16aと、ゴム部材15の圧入穴15cおよびスライド
部材6の圧入穴6cに圧入可能な棒状の圧入部19bと
からなり、形状がコマ状になっている。
置の組立は、まず底壁1に第1、第2固定端子2、3の
それぞれの端子部3b、4bを圧入する。次に、底壁1
のバネ支持部1cに、板バネ4を挿通して装着すると共
に、板バネ4の基部4b上に第1コイルバネ5を挿通し
て装着する。また、スライド部材6は、第1接点支持部
7に第1可動接点10を装着して支持すると共に、第1
可動接点10のバネ受け部10cとスライド部材6のバ
ネ支持穴7eとに第2コイルバネ11の両端部を装着す
る。
支持突起7c、7dの間に位置する支点部10bを支点
として、他方側10eがストッパー部7dに支持され
て、第1可動接点10がスライド部材6に装着される。
また、スライド部材6の第2接点支持部8に、捻りコイ
ルバネからなる第2可動接点12を装着する。このよう
な、第1、第2可動接点10、12を装着したスライド
部材6は、支持壁6aの両端部6d、6eから突出する
ガイド部6fを、底壁1のガイド部1bに嵌合させた状
態で、上方からゴム部材15をカシメ付けたカバー部材
13をかぶせて、カバー部材13の下方の開放部分に底
壁1を圧入することにより、カバー部材13に底壁1が
仮止めされる。
バー部材13の貫通穴13eから上方に突出して、ゴム
部材15のドーム状の外周壁15a内部に位置する。次
に、駆動棒16の圧入部16bをゴム部材15の圧入穴
15cと、スライド部材6の圧入穴6cとに圧入するこ
とにより、カバー部材13内部の収納部14の上方が密
閉される。そのために、カバー部材13の上方からの収
納部14への水等の侵入を防ぐことができる。
とカバー部材13の外周壁13a、および第1、第2固
定端子2、3と底壁1の圧入穴1fとのそれぞれの隙間
を、エポキシ樹脂等の接着剤からなる封止材17で封止
することにより、内部の収納部14の下方側が密閉され
て、底壁1側から収納部14への水等の侵入を防ぐこと
ができる。
チ装置は、内部の収納部14が、図8に示すように、底
壁1の仕切壁1aで2つに仕切られて、図示左側に第1
収納部18、図示右側に第2収納部19が形成されてい
る。そして、第1収納部18に第1可動接点10を支持
した電源スイッチである第1スイッチ部が形成され、第
2収納部19に検出スイッチである第2可動接点12を
支持した第2スイッチ部が形成されている。
操作は、図8に示すように、スライド部材6が上方に位
置して、第1、第2スイッチ部がOFFした初期状態か
ら、操作者が駆動棒16を下方に押圧して、スライド部
材6を降下させると、スライド部材6の第1摺動面9a
に位置していた板バネ4の摺動部4dが、板バネ収納部
9の傾斜状の段差部9cを摺動して、駆動棒16に加え
ていた押圧力が増大すして、更にスライド部材6が下方
に押圧されて、摺動部4cが第2摺動面9bに位置す
る。この時、スライド部材6を押圧操作していた操作力
が急激に小さくなって、スライド部材6を押圧操作して
いる操作者が、クリック感を感じることができる。
可動接点10の可動接点部10dが第1固定端子2の固
定接点部2c、2cに当接して、一対の第1固定端子
2、2が第1可動接点10を介して導通し、第1スイッ
チ部がONされる。この第1スイッチ部のON動作を詳
細に説明すると、まず、スライド部材6を押圧操作する
と、図10に示すように、第1可動接点10に形成した
支点部10bから遠い側の可動接点部10dの当接面1
0fが、固定接点部2cに最初に当接する。
ド部材6を押圧して降下させると、可動接点10が支点
部10bを支点として回動する。この可動接点10が回
動することにより、図11に示すように、互いに当接す
る当接面の当接位置が、支点部10bから近い位置に移
動する。即ち、互いに当接する当接面の当接位置が、図
10の一点鎖線で示すB点から図11に示すC点に移動
する。前記当接面の当接位置がB点からC点に移動する
ことにより、最初に当接するB点で、アークが発生して
固定端子2と可動接点10とが溶着したとしても、スラ
イド部材6の押圧操作で、当接位置がB点からC点に移
動するので、溶着を容易に引き剥がすことができる。
部12b、12bが第2固定端子3の接点部3a、3a
に当接して、一対の第2固定端子3、3が第2可動接点
12を介して導通し、第2スイッチ部がONされる。前
記第1スイッチ部がスイッチON時に、アークが発生し
たとしても、第1収納部18、第2収納部19の間が仕
切壁1aで遮蔽されているので、発生したアークが第2
収納部19に飛び込むことがない。そのために、第2ス
イッチ部が接点不良等になることがない。
ら、駆動棒16の押圧を解除すると、スライド部材6
が、第1コイルバネ5の付勢力で、上方に押し上げられ
て、図8に示す初期状態に自動復帰し、第1、第2スイ
ッチ部がOFFされる。前述したような本発明のスイッ
チ装置の実施の形態は、可動接点10の可動接点部10
dの当接部10fを、円弧状にふくらませたもので説明
したが、第1固定端子2の固定接点部2cの当接面を円
弧状にふくらませたものでも良い。あるいは、固定接点
部2cおよび可動接点部10dの両方の当接面を円弧状
にふくらませたものでも良い。即ち、本発明のスイッチ
装置は、 可動接点10の可動接点部10dの表面に設
けた当接面10fおよび/または固定端子2の固定接点
部2cの表面に設けた当接面を、円弧状にふくらませた
ものであれば良い。
装置は、スライド部材を押圧操作すると、可動接点は、
可動接点部が固定端子に当接して支点部を支点として他
方側が回動するようにしたので、この可動接点の回動に
より、可動接点と固定端子との当接位置を移動させるこ
とができ、当接時に発生するアークで可動接点と固定端
子とが溶着しても、この溶着を容易に引き剥がすことが
できる。
動接点は、第2支持部に支持した他方側が第2支持部か
ら離間するようにしたので、可動接点の回動量を大きく
とることができ、アークの発生で溶着した可動接点と固
定端子と確実に引き剥がすことができる。
よび/または固定接点部の表面に設けた当接面を、円弧
状にふくらませて形成したので、可動接点が回動するこ
とにより、互いの当接面が当接する位置を連続して移動
させることができ、可動接点と固定端子との接触を安定
させることができる。
動接点に形成した支点部から遠い側の可動接点部の当接
面が、固定接点部に最初に当接し、その後、可動接点が
回動することにより、互いに当接する当接面の当接位置
が支点部から近い側に移動するようにしたので、更に接
触を安定させることができる。
である。
図である。
図である。
ある。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に空洞状の収納部を有するカバー部
材と、前記収納部内に収納されて前記カバー部材から外
方に突出させた操作部を押圧操作可能なスライド部材と
を備え、前記スライド部材は、前記収納部内に位置する
スイッチ支持部に可動接点を支持し、この可動接点は、
一方側に支点部を形成すると共に他方側に可動接点部を
形成し、前記収納部の内底面には、前記可動接点が当接
可能な固定端子を配設し、前記スライド部材を押圧操作
すると、前記可動接点は、前記可動接点部が前記固定端
子に当接して前記支点部を支点として前記他方側が回動
するようにしたことを特徴とするスイッチ装置。 - 【請求項2】 前記スライド部材は、前記スイッチ支持
部に前記可動接点の前記支点部を支持可能な第1支持部
と前記可動接点部を形成した前記他方側を支持可能な第
2支持部とを形成し、前記スライド部材を前記押圧操作
すると、前記可動接点は、前記第2支持部に支持した前
記他方側が前記第2支持部から離間するようにしたこと
を特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。 - 【請求項3】 前記固定端子は、前記可動接点の前記可
動接点部が当接可能な固定接点部を有し、前記可動接点
の前記可動接点部の表面に設けた当接面および/または
前記固定端子の前記固定接点部の表面に設けた当接面
を、円弧状にふくらませて形成したことを特徴とする請
求項1、または2記載のスイッチ装置。 - 【請求項4】 前記可動接点は、前記可動接点部が固定
端子側に常時弾性付勢され、前記スライド部材を押圧操
作すると、前記可動接点に形成した前記支点部から遠い
側の前記可動接点部の前記当接面が、前記固定接点部に
最初に当接し、その後、前記可動接点が前記回動するこ
とにより、互いに当接する前記当接面の当接位置が前記
支点部から近い側に移動するようにしたことを特徴とす
る請求項3記載のスイッチ装置。
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2003
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- 2003-05-14 CN CN 03123831 patent/CN1265408C/zh not_active Expired - Fee Related
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