JP2003328422A - キャビネットの棚構造 - Google Patents
キャビネットの棚構造Info
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Abstract
扱うことができ、且つ壁面との隙間を無くすべく寸法調
整のできる棚構造とする。 【解決手段】便器本体15の後部上面に載置される洗浄
タンク21をカバーするキャビネット6の側面板8A,
8Bと壁面11B,11Cとの間に収納空間A,Bを形
成し、側面板8A,8Bに棚板24,25を脱着自在に
取り付けたから、収納空間A,Bを箱状のキャビネット
で構成する従来技術に比較して棚板24,25の単体の
みを準備して施工すればよく、その取扱いが極めて便利
である。
Description
面に載置される洗浄タンクをカバーするキャビネットの
側面板と、壁面との間に収納空間を設けて棚板を脱着自
在に取り付けるようにしたキャビネットの棚構造に関す
るものである。
洗浄タンクのカバーの技術として、図4に示すものがあ
る。この従来技術は、便器本体1の後部上面に載置され
る洗浄タンク2を覆うキャビネット3を箱状に形成し、
便器本体1と洗浄タンク2を組み付けた後、洗浄タンク
2の上方からこれに被せて施工している。そして、該キ
ャビネット3とトイレ室壁面4との間には収納用のキャ
ビネット5を配設するようにしている。これにより、洗
浄タンク2を隠蔽することが可能であり、外観上の見栄
えが良くなる。また収納キャビネット5内には棚(図示
せず)が設けられることが多い。
術にあっては、洗浄タンク2を覆うキャビネット3と、
収納用のキャビネット5とが予めボックス状に形成した
ものであるため、工場から出荷して施工現場までへの搬
送過程において、多くのスペースを必要とし、しかも嵩
高いので取扱いがしづらく、搬送作業に手間取るという
欠点があった。
や現場において異なる。そのため、キャビネット3の両
側面板3Aとの間に収納キャビネット等を配設する場合
には、予め現場の寸法に合わせた収納キャビネット5の
大きさに製造するか、若しくは寸法の異なる収納キャビ
ネットを複数種類準備しておき、選択して現場寸法に合
わせるようにしなければならなかった。ところが、この
場合であっても、収納キャビネットと壁面との間に隙間
が形成されることは避けられず、埃やゴミなどが堆積
し、清掃もしづらいという欠点があった。
に鑑みてこれを改良除去したものであって、キャビネッ
トの構成部材を独立して単体で取り扱うことができ、し
かも、壁面との隙間を無くすべく寸法調整のできる棚構
造の技術を提供せんとするものである。
た請求項1の手段は、便器本体の後部上面に載置される
洗浄タンクをカバーするキャビネットの側面板と壁面と
の間に収納空間を形成し、側面板に棚板を脱着自在に取
り付けたことを特徴とするキャビネットの棚構造であ
る。洗浄タンクをカバーするキャビネットの側面板と壁
面との間に、収納空間を設けて側面板に棚板を脱着自在
に取り付けることにより、収納空間を箱状のキャビネッ
トで構成する従来技術に比較して棚板単体のみを準備し
て施工すればよく、その取扱いが極めて便利である。
の壁面寄りの端部裏面側に、複数の凹条を形成し、キャ
ビネットの側面板から壁面までの寸法に応じて凹条の部
分を切断除去するようにした請求項1に記載のキャビネ
ットの棚構造である。このように棚板を単体で取り扱う
ことができるようにし、且つ現場で組み立てることによ
り、製造工場から現場までの取扱いが極めて簡単であ
る。また壁面との間に隙間を発生させることなく、棚板
の寸法を設定することが容易である。
孔を形成し、棚板にフックを設けて脱着自在とした請求
項1又は2に記載のキャビネットの棚構造である。棚板
のフックを側面板の係止孔へ嵌合させることにより、棚
板の脱着作業を確実且つ迅速に行うことが可能である。
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。図1乃至図3は本発明の一実施の形態に係るもので
あり、図1はトイレ室内へ組み込んだ状態を示すキャビ
ネット6の正面図、図2の図(A)は、キャビネット6
の側面板と棚板との関係を示す正面図、図(B)は棚板
の斜視図である。また図3の図(A)はキャビネット6
の天板を取り除いた状態の平面図、図(B)は背板と左
右の側面板との関係を示す背面側から見た斜視図、図
(C)は扉の部分拡大横断面図である。同図に示す如
く、この実施の形態のキャビネット6は、背板7と、左
右の側面板8A,8Bと、前面板9と、天板10とから
なる。
示すように、トイレ室の背面側の壁面11Aの間柱12
若しくは横桟等があればこれらの建物躯体の骨組みに固
定される。そして、この背板7に対して左右の側面板8
A,8Bがビス13等により固定される。固定の順序と
しては、背板7に左右の側面板8A,8Bを取り付けた
後、背板7を建物躯体側へビス13等により固定するよ
うにすればよい。左右の側面板8A,8Bの下端側は、
L型金具14等を用いて床に固定すればよい。なお、左
右の側面板8A,8Bの背面壁11A側の下部には、配
管スペース又は幅木用の逃がし8Cが切欠き形成されて
いる。更に、左右の側面板8A,8Bの上部壁面よりに
は、壁面11Aへ既に設置してある横桟若しくは補強材
などの逃がし8Dが形成されている。
が左右に分割されており、上部分割片9Aと、下部左側
分割片9Bと、下部右側分割片9Cとから成る。上下に
分割する位置は、便器本体15のリム通水路16の下方
側にしている。これは、上下の分割ラインHが便器本体
15の上面よりも低い位置に形成され、安定した印象を
与えるからである。また前面板9の上下の分割片9A〜
9Cを、便器本体15の形状に沿わせるように製作する
ことが容易となるからである。
後部上面に上方から跨がることのできるようにコ字状の
突出部17A,17Bを形成し、矩形状の切欠き18を
設ければよい。また下部側の左右の分割片9B及び9C
については、内側端面をそれぞれ便器本体15の左右側
面形状に倣った形状にすればよく、リム通水路16の下
方側の凹部に対応する位置には、該凹部に向かって突出
する凸部19A,19Bが形成されている。これによ
り、便器本体15の左右側面のそれぞれについて独立し
て製作できるので、その作業が極めて容易である。これ
らの各分割片9A〜9Cは、左右の側面板8A,8Bの
木口にダボ嵌合方式又はビスなどにより固定されてい
る。
には、可撓性を有する緩衝材(図示せず)が取り付けら
れており、便器本体15の外周面との間に隙間が形成さ
れないようになされている。なお、天板10の上面に設
けられた開口部には、洗浄タンク21の手洗い吐水管2
2を含めた手洗い吐水鉢部23が嵌合装着されている。
壁面11B,11Cとの間に形成された収納空間A及び
Bに、棚板24及び25がそれぞれ上下に二段ずつ設け
られている。棚板24及び25は、水平部24A,25
Aと、垂直部24B,25Bとを有し、垂直部24B,
25Bの上端側に設けたフック26がキャビネット6の
左右の側面板8A,8Bに設けたられた係止孔27に差
し込まれることで脱着自在に取り付けられている。しか
も、この棚板24及び25の先端下面側には、図2の図
(B)に示すように、その幅方向の全面にわたって凹条
28が複数個、所定のピッチで設けられている。この凹
条28は、前記収納空間A及びBの左右の側面板8A,
8Bから壁面11B,11Cまでの寸法に応じて、当該
凹条28の位置で棚板24及び25の先端部分を切断除
去することにより、棚板24及び25の寸法を収納空間
A及びBの寸法に合わせるように調整するためのもので
ある。
壁面11B,11Cとの間に形成された収納空間A及び
Bを開閉するための開閉扉29及び30が設けられてい
る。なお、前記天板10は、キャビネット6と、収納空
間A及びBを含めた左右の開閉扉29及び30の全体に
被さるように一体的に形成されている。左右の開閉扉2
9,30はそれぞれ固定板29A,30Aと可動板29
B,30Bとを備えており、可動板29B,30Bを固
定板29A,30Aに対して移動させて、左右の壁面1
1A,11Bまでの寸法に合わせることができるように
なされている。寸法調整は、図3の図(C)に示すよう
に、可動板29B,30Bに長孔31を形成し、ビス3
2を緩めて可動板29B,30Bを固定板29A,30
Aに対して進退させることにより行っている。開閉扉2
9及び30の開閉は、キャビネットの側面板8A,8B
に取り付けたヒンジ33を介して行うようになされてい
る。開閉扉29及び30を開閉することにより、収納空
間A及びBに物を収納したり、取り出したりできるよう
になっている。
限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例
えば、棚板24及び25は、キャビネット6の左右の側
面板8A,8Bと壁面11B,11Cとの間の収納空間
A及びBのいずれか一方側に配設する構成であってもよ
い。また棚板24及び25の段数は、2段以上の複数個
であってもよく、一段であってもよい。更に、棚板24
及び25の寸法を調整するための凹条28は、V字状の
溝であってもよい。更にまた、棚板24及び25の係止
は、キャビネット6の左右の側面板8A,8B側に格子
状のフレームを有する部材を配置し、フック26を当該
格子状のフレームに係止させるようにしてもよい。
便器本体の後部上面に載置される洗浄タンクをカバーす
るキャビネットの側面板と壁面との間に収納空間を形成
し、側面板に棚板を脱着自在に取り付けたから、収納空
間を箱状のキャビネットで構成する従来技術に比較して
棚板単体のみを準備して施工すればよく、その取扱いが
極めて便利である。
端部裏面側に、複数の凹条を形成し、キャビネットの側
面板から壁面までの寸法に応じて凹条の部分を切断除去
するようにしたから、壁面との間に隙間を発生させるこ
となく、棚板の寸法を設定することが容易である。また
棚板は、単体で取り扱うことができ、且つ現場で組み立
てれるので、製造工場から現場までの取扱いが極めて簡
単である。
を形成し、棚板にフックを設けて脱着自在としたから、
棚板の脱着作業を確実且つ迅速に行うことが可能であ
る。
トイレ室内へ組み込んだ状態の正面図である。
(A)はキャビネットの左右の側面板と棚板との関係を
示す正面図、図(B)は棚板の拡大斜視図である。
(A)はキャビネットの天板を取り除いた状態の平面
図、図(B)は背板と左右の側面板との関係を示す背面
側から見た斜視図、図(C)は扉の部分拡大横断面図で
ある。
ットの斜視図である。
1A…トイレ室背面壁面、11B,11C…トイレ室左
右の壁面、15…便器本体、21…洗浄タンク、24,
25…棚板、24A,25A…水平部、24B,25B
…垂直部、26…フック、27…係止孔、28…凹条
Claims (3)
- 【請求項1】便器本体の後部上面に載置される洗浄タン
クをカバーするキャビネットの側面板と壁面との間に収
納空間を形成し、側面板に棚板を脱着自在に取り付けた
ことを特徴とするキャビネットの棚構造。 - 【請求項2】棚板の壁面寄りの端部裏面側に、複数の凹
条を形成し、キャビネットの側面板から壁面までの寸法
に応じて凹条の部分を切断除去するようにした請求項1
に記載のキャビネットの棚構造。 - 【請求項3】側面板に係止孔を形成し、棚板にフックを
設けて脱着自在とした請求項1又は2に記載のキャビネ
ットの棚構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002132462A JP3975339B2 (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | キャビネット構造 |
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Family
ID=29696047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002132462A Expired - Lifetime JP3975339B2 (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | キャビネット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3975339B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012097529A (ja) * | 2010-11-05 | 2012-05-24 | Lixil Corp | 収納扉 |
JP2017106302A (ja) * | 2015-12-02 | 2017-06-15 | Toto株式会社 | トイレキャビネット |
JP2018079004A (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | Toto株式会社 | トイレキャビネット |
JP2020111923A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | 株式会社Lixil | トイレ用キャビネット |
-
2002
- 2002-05-08 JP JP2002132462A patent/JP3975339B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
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JP2018079004A (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | Toto株式会社 | トイレキャビネット |
JP2020111923A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | 株式会社Lixil | トイレ用キャビネット |
JP7320355B2 (ja) | 2019-01-09 | 2023-08-03 | 株式会社Lixil | トイレ用キャビネット |
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