JP2018079004A - トイレキャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】トイレキャビネット内の収納空間において洗剤や掃除用具などの長尺物は床置きせざるを得なかった。【解決手段】トイレ室の後壁と便器本体との間に配設される前方が開口された収納空間を有するトイレキャビネットであって、トイレキャビネット内の収納空間は、トイレ室の側壁と、収納空間における幅方向を仕切るように設けられた、棚板の脱着が可能である側面板と、側面板の下方の開放空間に設けられた、棚板の脱着が可能である延長板と、によって形成されることを特徴とするトイレキャビネット。【選択図】図4

Description

本発明は、トイレ室において便器の後方に配設されるトイレキャビネットに関する。
便器を配設したトイレ室においては、便器と後壁との間の後方スペースにトイレキャビネットを設ける場合がある。トイレキャビネットは、便器本体の後部上面に設置される洗浄水タンクや壁掛式の便器を支持するフレーム等の隠蔽に用いられる場合が多いが、洗浄水タンクの無いタイプの便器の後方スペースにトイレキャビネットを設ける場合もある。このようなトイレキャビネットは、洗浄水タンクの有無に関らず各種トイレ用品の収納空間として活用されることが多い。
特許文献1には、トイレ室の後方スペースに設けたトイレキャビネットを収容空間として利用する技術が開示されている。特許文献1に記載のトイレキャビネットでは、トイレキャビネットの収納空間に棚板を設けて収納空間内の縦方向の空間活用度を向上させて、トイレキャビネットの内部において洗浄水タンクの側面を覆う位置に設けられた側面板に対面する側にフック構造を設けて、側面板の複数の高さに設けられた係止孔のいずれかにフックを差し込み固定することで、棚板を所望の高さ位置に取り付けることができる。
特開2003−328422号公報
上述したように、特許文献1記載のトイレキャビネットはトイレキャビネット内の収納空間に棚板を設けて収納空間の縦方向の空間活用度を上げているものの、洗浄水タンクや給水配管などのメンテナンスや施工のために設けられた側面板の下方は開放されており、棚板を取り付けることのできる高さは限定されていた。
例えば、トイレ室に置くことの多いトイレットペーパーを縦置きにしたときの高さに対応するように棚板を配置すると、洗剤や掃除用具などの長尺物は、残りの棚板を取り付けることのできる収納空間には置くことができず、床置きにせざるを得なかった。トイレ室のような汚れやすい空間において、床に物を置いて放置するという行為に抵抗を持つ人は多く、洗剤や掃除用具などの長尺物も棚板の上に置けるような収納空間を有するトイレキャビネットへの要望は多かった。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、トイレキャビネット内の収納空間において棚板を取り付けることのできる高さを下方に拡大し、収納空間の縦方向の空間活用度をさらに向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るトイレキャビネットにおいては、トイレ室の後壁と便器との間に配設される前方が開口された収納空間を有するトイレキャビネットであって、トイレキャビネット内の収納空間は、トイレ室の側壁と、収納空間における幅方向を仕切るように設けられた棚板の脱着が可能である側面板と、側面板の下方の開放空間に設けられた棚板の脱着が可能である延長板と、によって形成されることを特徴とするトイレキャビネットである。
本発明によれば、便器の後方に配設されるトイレキャビネットの内部において、従来開放されていた側面板の下方の開放空間に、棚板の脱着が可能な延長板を設けた。従来は、特許文献1記載のように棚板を取り付けることのできる高さは側面板までだったが、本発明によって、延長板の高さまで棚板を取り付けられるようになり、棚板を取り付けるための自由度が下側に拡大した。そのため、洗剤や掃除用具などの長尺の物を床置きせずに棚板に載置させることが可能となり、収納空間の縦方向の活用度を向上させることが出来る。
また、本発明に係るトイレキャビネットにおいて、好ましくは、側面板の下方の開放空間は、トイレ室の開口された前方を覆う扉を取り付けるために切り欠き部を有しており、延長板は、側面板の下方の切り欠き部を覆うように側面板に直接脱着可能であることを特徴とする。
この構成によれば、延長板は側面板の下方の切り欠き部、即ち、扉を取り付けるために一部側面板によって塞がれている部分を除いた開放空間、を覆うように脱着可能な固定手段によって取り付けられる。これによって、洗浄水タンクや給水配管などのメンテナンスや施工の際には延長板を取り外すことができる。さらに、延長板は、切り欠き部を覆うように取り付けられることで、切り欠き部の前側及び上側の少なくとも二箇所で確実に固定することができる。さらに、延長板は側面板の切り欠き部を覆うように側面板に直接取り付けられるため、収納空間を減らすことなく収納空間の縦方向の活用度を向上させることができる。
また、本発明に係るトイレキャビネットにおいて、好ましくは、トイレキャビネットには、便器を挟んで左右両側に側面板が設けられ、この左右両側の側面板のそれぞれの下方に開放空間が形成されており、延長板は、棚板を脱着する係止孔を有しており、左右のいずれの前記側面板の下方の開放空間に設けた場合でも係止孔の高さ位置と前後方向の位置が変わらないことを特徴とする。
この構成によれば、延長板を左右両側の側面板の下方の開放空間に対して取り付けても、延長板に設けられた係止孔の高さ位置と前後方向の位置が変わることがない。これによって、一つの型で製造した延長板を用いることが出来るので、製造性及び施工性が良い延長板を提供することが出来る。
また、本発明に係るトイレキャビネットにおいて、好ましくは、棚板は、側面板及び延長板に対する支持側端部に係止具を有しており、側面板及び延長板は、棚板を上方に回動させることによって、係止具と係止する係止孔を有しており、側面板に設けられた係止孔よりも延長板に設けられた係止孔の方が前後方向どちらか一方に長いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトイレキャビネット。
延長板に棚板を取り付ける場合の高さには、側面板に棚板を取り付ける高さには存在しなかった壁掛け大便器のスタンドなどが障害物となり、棚板を上方に回動させることができなくなるため、棚板に設けられた係止具を延長板の係止孔に係止することができなという新たな課題が生じた。
こうした課題に対して、この構成によれば、延長板に設けられた係止孔が側面板に設けられた係止孔よりも前後方向のどちらか一方に長い形状を有しているので、障害物を避けつつ、棚板を上方に回動させることのできる位置で係止具を係止孔に係止させることができる。その後、係止孔に取り付けられた棚板をトイレ室の床と水平方向に移動させることで、側面板に設けられた係止孔に取り付けられた棚板と上面視で同じ位置に棚板を固定することができる。これによって、施工性の良い延長板を提供することが出来る。
本来は、側面板に設けられた係止孔の形状と、延長板に設けられた係止孔の形状とが同じ形状であることが考えられるが、側面板に設けられた係止孔の形状を広くしてしまうと、左右の側面板に囲まれた清掃性の悪い空間に埃が入りやすくなってしまうため、本発明は延長板に設けられた係止孔の形状のみを広げる構成とした。延長板は開放空間を覆うように、側面板に対して脱着が可能なように取り付けられているので、この構成によって清掃性が悪くなることがない。
また、本発明に係るトイレキャビネットにおいて、好ましくは、側面板及び延長板は係止具と係止する複数の係止孔を有し、側面板に設けられた係止孔は一定の幅からなる第一幅部を有し、延長板に設けられた係止孔は第一幅部及び第一幅部よりも広い第二幅部を有することを特徴とする。
この構成によれば、延長板に棚板を取り付ける位置に障害物があり、どうしても棚板を上方に回動させることができず、係止具を係止孔に係止することが出来ない場合であっても、側面板に設けられている第一幅部を有する係止孔よりも幅が広い延長板の係止孔の第二幅部に係止具を差し込み、トイレ室の床と水平方向に移動させ、延長板に設けられている第一幅部に固定することで、棚板を回動させることなく延長板の係止孔に棚板を取り付けることが出来る。これによって、施工性の良い延長板を提供することが出来る。
また、本発明に係るトイレキャビネットにおいて、好ましくは、延長板の上辺から、係止具と係止するために延長板に設けられた最上端にある係止孔への距離と、延長板の下辺から、係止具と係止するために延長板に設けられた最下端にある係止孔への距離と、が等しいことを特徴とする。
この構成によれば、第一幅部と第二幅部とを有する延長板であっても、上下反転させることで、一つの型で製造した延長板を左右両側の側面板の下方の開放空間に対して取り付けることができる。これによって、製造性がよく、施工性もよい延長板を提供することが出来る。
また、本発明に係るトイレキャビネットにおいて、好ましくは、延長板に設けられた複数の係止孔が設けられる間隔と、側面板に設けられた複数の係止孔が設けられる間隔と、が等しいことを特徴とする。
この構成によれば、使用者が棚板を取り付けるときに、側面板に設けられた係止孔の間隔と、延長板に設けられた係止孔の間隔と、が変わらないことで、棚板に載置させたい物の大きさと、係止孔間の距離とを使用者が比較しやすい。これによって、収納空間の縦方向の活用度を向上させることができる。
本発明の態様によれば、便器の後方に配設されるトイレキャビネット内の収納空間において、棚板を配置させるための自由度が下側に拡大するため、洗剤や掃除用具などの長尺の物を床置きせずに棚板に載置させることが可能となり、収納空間の縦方向の活用度を向上させることが出来る。
本発明の一実施形態に係る便器の後方に設けられるトイレキャビネットを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るトイレキャビネットを示す上面図である。 図2のA−A線で切った断面図である。 図2のA−A線で切った断面図である。 本発明の一実施形態に係る延長板の平面図である。 本発明の一実施形態に係る棚板の取り付け状態を示す側面断面図である。 本発明の一実施形態に係る使用形態を示す図である。 本発明に係る延長板の変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る便器の後方に設けられるトイレキャビネットを示す正面図、図2は、本発明の一実施形態に係るトイレキャビネットの上面図である。トイレ室Rには後壁BWと便器本体Mとの間にトイレキャビネット100が配設されている。
トイレキャビネット100は、便器本体Mの直後方、言い換えると、図1、図2において便器本体Mの左右幅と略一致する範囲に前面板22と、その前面板22の両側方に右扉23及び、左扉24と、前面板22、右扉23及び左扉24の上方に天面板21と、を有する。
前面板22、右扉23及び左扉24は、トイレキャビネット100の前面を覆う前壁15として構成される。トイレキャビネット100の収納空間10は前壁15及び天面板21から形成される。
本発明の一実施形態に係るトイレキャビネット100を施工した状態において、収納空間10の左壁11はトイレ室Rの左壁LWによって構成され、収納空間10の右壁12はトイレ室Rの右壁RWによって構成され、収納空間10の下壁13はトイレ室Rの床FLで構成され、収納空間10の後壁16はトイレ室Rの後壁BWによって構成されている。むろん、左壁11、右壁12、下壁13及び後壁16はトイレ室Rの左右の壁、床及び後壁を流用せず別途に設けた素材で構成しても良い。
収納空間10は、前面板22の左右方向の幅に合うように前面板22の両側に設けられた側面板20、即ち、左側面板20L及び右側面板20Rによって3つの空間に分けられる。使用者が便器本体Mに背を向けた状態から見て、右側の収納空間10を右収納空間10R、左側の収納空間10を左収納空間10L、右収納空間10Rと、左収納空間10Lと、に挟まれた中央の収納空間10を中央収納空間10Cと呼ぶ。
本発明の一実施形態において、右収納空間10Rは、右扉23、天面板21、右側面板20R、右壁12、下壁13及び後壁16によって構成され、左収納空間10Lは、左扉24、天面板21、左側面板20L、左壁11、下壁13及び後壁16によって構成され、中央収納空間10Cは、前面板22、天面板21、左側面板20L、右側面板20R、下壁13及び後壁16によって構成される。なお、図1、図2には右収納空間10Rの右扉23を開放した状態を示してある。
右収納空間10R及び左収納空間10Lには、トイレ用品、例えば、トイレットペーパーや掃除用具などを収納する。
右収納空間10R及び左収納空間10Lに設けられている右側面板20R及び左側面板20Lには、棚30を形成するための棚板32を取り付け可能なように複数の係止孔27が設けられている。これによって、右収納空間10R及び左収納空間10Lにおける縦方向の空間活用度を向上している。
右側面板20R及び左側面板20Lに設けられた係止孔27に棚板32を脱着するためには、側面板20に対する棚板32の支持側端部に設けられた引掛け金具33を脱着させるように、棚板32を上下方向に回動させる必要がある。
中央収納空間10Cには、便器本体Mが洗浄水タンクを有する場合、この洗浄水タンクを収納したり、便器本体Mが壁掛け便器の場合、便器本体Mを床FLから浮いた状態に支持するスタンドを収納したりする。
右側面板20R及び左側面板20Lは、中央収納空間10Cに収納される洗浄水タンクや給水配管などのメンテナンスや施工のために、下方に開放空間を有している。この開放空間は、扉の固定手段などを取り付けるために一部が塞がれていてもよいし、全てが開放されていても良い。
図3は、延長板を設けていないときの、図2のA−A線で切った断面図である。図4は、延長板を設けたときの、図2のA−A線で切った断面図である。なお、図3及び図4においては棚板を設けていないときの図を示す。
本発明の一実施形態において、側面板20はトイレキャビネット100の天面板21から洗浄水タンクを覆う位置、言い換えると、おおよそ便器本体Mの上面の高さまでは、中央収納空間10Cと左右の収納空間10L及び10Rを仕切っている。一方、その下方は扉を取り付けるための蝶番34を取り付けるために一部はトイレキャビネット100の下壁13まで延びているが、それ以外の切り欠き部25は洗浄水タンクや給水配管などのメンテナンスや施工のため開放されており、中央収納空間10Cと左右の収納空間10L及び10Rが連通している。
延長板35を設けない場合、洗浄水タンクや給水配管などのメンテナンスや施工のため開放されている切り欠き部25には、棚板32を設けることが出来ないため、棚板32を設けることの出来る高さには限界があった。
本発明の一実施形態において、延長板35は側面板20の下方の開放空間、即ち、切り欠き部25に取り付けられる。具体的に言うと、側面板20に設けられている切り欠き部25の上側及び前側にある取り付け穴29と、延長板35に設けられた取り付け穴39と、を合わせるようにしてビス等の脱着可能な固定手段によって取り付けられる。
本発明の一実施形態において、延長板35は側面板20に直接脱着できる構成にしているが、収納空間10の左壁11、右壁12及び後壁16に取り付けられる構成にしても良い。また、延長板35をヒンジによって側面板20に取り付ける構成にすることで、脱着することは出来ないがメンテナンスや施工の障害とならないような構成としても良い。
本発明の一実施形態において、延長板35は側面板20にビス等の固定手段によって取り付ける構成にしているが、磁石などを用いて側面板20に固定せずにくっつける構成にしても良い。
図5は、本発明の一実施形態に係る延長板の平面図である。延長板35は、延長板35に棚板32を取り付けるための複数の係止孔37が等間隔で設けられていることが好ましい。これによって、棚板32を設けることのできる自由度が向上する。さらに好ましくは、係止孔37が設けられている間隔は、側面板20に設けられている複数の係止孔27の間隔と等しい。これによって、棚板32に載置させたい物の大きさと、係止孔間の距離とを使用者が比較しやすいので、より使いやすい収納空間を提供することができる。
また、本発明の一実施形態に係る延長板35において、延長板35に設けられている係止孔37と、側面板20に設けられている係止孔27の形状は異なっている。側面板20に設けられている係止孔27に比べ、延長板35に設けられている係止孔37の方が前後方向に長い。また、側面板20に設けられている係止孔27は、上下方向に一定の幅を有する形状を有しており、延長板35に設けられている係止孔37は、後方が係止孔27と上下方向に等しい幅を有する幅狭部37Aと、前方がそれに比べて上下方向に広い幅を有する幅広部37Bとを有している。
図6は、本発明の一実施形態に係る棚板の取り付け状態を示す側面断面図である。棚板32は、棚板32に設けられた引っ掛け金具33を側面板20に設けられた係止孔27に挿入し上方に回動させることで側面板20に取り付けることができる。しかし、延長板35に対して棚板32を設けようとしたとき、側面板20の下方である切り欠き部25に便器Mが壁掛け大便器の場合、便器Mのスタンド(図示せず)などが障害となり棚板32を上方に回動させることができず、延長板35に棚板32を取り付けられなくなるという問題が生じることがある。
そのため、延長板35に設けられた係止孔37には、幅狭部37Aと幅広部37Bとを有する形状にした。これによって、便器Mのスタンドが無い前方に設けられた係止孔37の幅広部37Bに棚板32を差し込み、後方に向かって延長板35を床FLと水平に移動させることによって延長板35の係止孔37の幅狭部37Aに棚板32を上方に回動させることなく取り付けることが出来る。
延長板35を取り付けることによって、棚板32を設けることの出来る高さを下方に拡大することが出来る為、収納空間10の縦方向の空間活用度を従来よりも更に向上させることが出来る。
側面板20及び延長板35の係止孔27及び係止孔37の形状は揃っている方が意匠性は高いが、延長板35の係止孔37の大きさに合わせて、側面板20の係止孔27の大きさを大きくすると、左右の側面板20に囲まれた清掃性の悪い空間に埃が入りやすくなってしまうため、本発明は延長板35に設けられた係止孔37の形状のみを広げる構成とした。また、延長板35は開放空間を覆うように、側面板20に対して脱着可能に取り付けられているので、この構成によって清掃性が悪くなることがない。
延長板35を右側面板20R及び左側面板20Lに取り付けた際に、延長板35に設けられた係止孔37の床FLからの高さが左右で異ならないようにするため、延長板35が側面板20に取り付けられる方向を上とすると、延長板35は上下対象又は左右対称の形状を有している。
そのため、延長板35の上辺から延長板35に設けられた複数の係止孔37のうち最上端の係止孔37UHへの距離と、延長板35の下辺から延長板35に設けられた複数の係止孔37のうち最下端の係止孔37DHへの距離とは等しい。
また、延長板35を側面板20に取り付けるために設けられた取り付け穴39は、延長板35の上方、下方、及び左右の少なくとも片側一方に設けられている。
このような構造にすることによって、左右同一の型で作られた延長板35を左右の側面板20に取り付けることが出来るようになる。従って、製造性と施工性に優れた延長板35を提供出来る。
また、本発明の一実施形態において、延長板35は側面板20にビス等の固定手段によって取り付けられる構造をしているが、一つ目の延長板35の更に下に延長板35を設けたいときは、2つ目の延長板35は一つ目の延長板35にビス等の固定手段によって取り付けられる構造にしてもよい。
本発明の一実施形態において、側面板20及び、延長板35は板金によって製造される。洗浄水タンクや給水配管などのメンテナンスや施工の際に、延長板35が頻繁に脱着されることを考慮すると、木製ではなく金属製の素材のほうが耐久性に優れているためである。更に、側面板20及び延長板35には、棚板32を取り付けるための係止孔27及び係止孔37を複数設ける必要があり、金属製の素材を用いるとパンチで均一に且つ容易に穴を開けることができるので製造性にも優れている。
図7は、本発明の一実施形態に係る使用形態を示す図である。棚板32を設けることのできる延長板35を取り付けたことによって、トイレットペーパー41を載置しつつ、掃除用具であるトイレブラシ42や洗剤43などの長尺物を床置きせずに棚板32に載置できるようになった。
図8は、本発明に係る延長板の変形例を示す平面図である。
(a)は、延長板35の前後方向及び左右方向の中央に係止孔37を設けた場合の図である。このとき、延長板35を上下反転させても左右反転させても係止孔37の位置は変わらない。
(b)は、延長板35の前後方向及び左右方向の中央から下方に偏心させた位置に係止孔37を設けた場合の図である。このとき、延長板35を左右反転させても係止孔37の位置は変わらない。
(c)は、延長板35の前後方向及び左右方向の中央から右方に偏心させた位置に側面板20に設けられた係止孔27よりも前後方向に長い係止孔37を設けた場合の図である。このとき、延長板35を上下反転させても係止孔37の位置は変わらない。
本発明の一実施形態において、側面板20及び延長板35は板金により形成されていたが、本発明はそれに限らず、高強度の樹脂で形成されていても良い。
10・・・収納空間
10L・・・左収納空間、10R・・・右収納空間、10C・・・中央収納空間
11・・・左壁、12・・・右壁、13・・・下壁、15・・・前壁、16・・・後壁
20・・・側面板、20L・・・左側面板、20R・・・右側面板
21・・・天面板、22・・・前面板、23・・・右扉、24・・・左扉
25・・・切り欠き部、27・・・係止孔、29・・・取り付け穴
30・・・棚、32・・・棚板、33・・・引っ掛け金具
34・・・蝶番、35・・・延長板
37・・・係止孔、37A・・・幅狭部、37B・・・幅広部
37UH・・・最上段の係止孔、37DH・・・最下段の係止孔
39・・・延長板の取り付け穴、100・・・トイレキャビネット
M・・・便器、R・・・トイレ室、BW・・・後壁、LW・・・左壁
RW・・・右壁、FL・・・床

Claims (7)

  1. トイレ室の後壁と便器との間に配設される前方が開口された収納空間を有するトイレキャビネットであって、前記トイレキャビネット内の前記収納空間は、前記トイレ室の側壁と、前記収納空間における幅方向を仕切るように設けられた、棚板の脱着が可能である側面板と、前記側面板の下方の開放空間に設けられた、前記棚板の脱着が可能である延長板と、によって形成されることを特徴とするトイレキャビネット。
  2. 前記側面板の下方の前記開放空間は、前記トイレ室の開口された前方を覆う扉を取り付けるために切り欠き部を有しており、前記延長板は、前記側面板の下方の前記切り欠き部を覆うように前記側面板に直接脱着可能であることを特徴とする請求項1に記載のトイレキャビネット。
  3. 前記トイレキャビネットには、前記便器を挟んで左右両側に前記側面板が設けられ、この左右両側の前記側面板のそれぞれの下方に前記開放空間が形成されており、前記延長板は、前記棚板を脱着する係止孔を有しており、前記左右のいずれの前記側面板の下方の前記開放空間に設けた場合でも前記係止孔の高さ位置と前後方向の位置が変わらないことを特徴とする請求項1または2に記載のトイレキャビネット。
  4. 前記棚板は、前記側面板及び前記延長板に対する支持側端部に係止具を有しており、前記側面板及び前記延長板は、前記棚板を上方に回動させることによって、前記係止具と係止する係止孔を有しており、前記側面板に設けられた前記係止孔よりも前記延長板に設けられた前記係止孔の方が前後方向どちらか一方に長いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトイレキャビネット。
  5. 前記側面板及び前記延長板は前記係止具と係止する複数の前記係止孔を有し、前記側面板に設けられた前記係止孔は一定の幅からなる第一幅部を有し、前記延長板に設けられた前記係止孔は前記第一幅部及び該第一幅部よりも広い第二幅部を有することを特徴とする請求項4に記載のトイレキャビネット。
  6. 前記延長板の上辺から、前記係止具と係止するために前記延長板に設けられた最上端にある係止孔への距離と、前記延長板の下辺から、前記係止具と係止するために前記延長板に設けられた最下端にある係止孔への距離と、が等しいことを特徴とする請求項5に記載のトイレキャビネット。
  7. 前記延長板に設けられた複数の前記係止孔が設けられる間隔と、前記側面板に設けられた複数の前記係止孔が設けられる間隔と、が等しいことを特徴とする請求項6に記載のトイレキャビネット。
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