JP7332997B2 - 洗面化粧台 - Google Patents

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Description

本発明は、洗面化粧台に関する。
従来、例えば、特許文献1のような洗面化粧台等のキャビネット本体の間口寸法に適合するようにキャビネット本体の上面部を覆うカウンターを切断可能な構造が知られている。また、例えば、特許文献2のような洗濯機などを収納するスペースとして洗面化粧台の側面方向が開放されている構成が知られている。
特開2005-124807号公報 特許第5187133号公報
近年では、お客様の要望により各施工現場ごとに最適な間口寸法の洗面化粧台が求められることがある。しかしながら、特許文献1のような構成では、例えば特許文献2のように洗面化粧台の側面方向が開放空間であり露出する場合においてカウンターの切断面を隠蔽するためには、引き出しの側面にカウンターの切断面を隠蔽可能な側面パネルを設ける必要がある。この際、側面パネルは、引き出しの側面に貼り付ける構成が考えられる。そのような構成においては、キャビネット側の間口寸法の調整は、間口寸法が異なるキャビネットのバリエーション品に依存しており、施工現場に適した切断後のカウンターの間口寸法に近いキャビネットを別途用意する必要があった。
代替手段として、カウンターの間口寸法に合わせ、側面パネルをキャビネットから離すことも考えられるが、側面パネルが直立しないといった課題が発生していた。加えて、キャビネットの間口方向の寸法は製品ごとに定められているため、細かい間口寸法の調整ができなかった。
そこで、本発明は、施工現場でカウンター部材を切断し、その切断面側を開放された空間に配置させる構成において、カウンター部材の間口寸法に適したキャビネット部の間口寸法を調整可能な洗面化粧台を提供することを目的とする。
第1の発明の洗面化粧台は、施工現場に適した間口寸法へ切断可能なカウンター部材及び洗面器を有する洗面カウンター部を備えた洗面化粧台であって、前記洗面器の下方に位置する洗面キャビネットと、前記カウンター部材の下方に位置し、前記洗面キャビネットの側方に配設されたフロアキャビネットと、を有するキャビネット部と、前記洗面キャビネットと相対する方向とは反対側に位置する前記フロアキャビネットの側面及び前記カウンター部材の切断面を隠蔽可能な化粧板と、前記化粧板を前記フロアキャビネットの前記側面に対して離間する方向に対し所定の位置で直立状態を維持したまま保持可能な直立保持手段と、前記フロアキャビネットと接続された状態で前記フロアキャビネットの前記側面と前記化粧板の側面との間に空隙を形成可能な間口調整手段と、を有する側面パネル部と、前記空隙を隠蔽する前面パネル部と、を備え、前記間口調整手段は、前記直立保持手段により前記化粧板の直立状態を保持した状態で、前記空隙の幅を調整可能であることを特徴とする。
第1の発明によれば、フロアキャビネットの側面及び現場で切断したカウンター部材の端面を隠蔽しつつ化粧板を直立させた状態にて保持でき、フロアキャビネットに用意されたサイズバリエーションに依存することなく、キャビネット部全体を所望の間口寸法に拡張できる。キャビネット部の間口寸法を現場のレイアウト条件に合わせて調整して洗面化粧台を設置できる。洗面化粧台の側方に開放空間を有する施工現場においてカウンター部材を切断するような構成においても、見栄えを損ねずにキャビネット部の細かい間口寸法の調整を行うことができ、デザイン性を維持した状態で種々の施工現場へ洗面化粧台を設置することが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記直立保持手段は、前記フロアキャビネットの上方に設けられた第1の保持ユニットと、前記フロアキャビネットの下方に設けられた第2の保持ユニットとを有し、前記間口調整手段は、前記第1の保持ユニットであることを特徴とする。
第2の発明によれば、上方の第1の保持ユニットと下方の第2の保持ユニットの2カ所で化粧板を保持しているため、簡易且つコンパクトな構成で化粧板が回転しようとするのを抑止しつつ化粧板を直立保持することができる。また、第1の保持ユニットが間口調整手段の機能と、直立保持手段の機能を兼ねているため、部品点数の削減が可能である。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記間口調整手段は、前記フロアキャビネットの一対の側板同士を繋ぐ補強桟の上面に固定されることにより、前記空隙の幅を調整可能とすることを特徴とする。
第3の発明によれば、間口調整手段がフロアキャビネットの補強桟の上面に重なることで、上記空隙の幅の縮小に対応でき、フロアキャビネット内に間口調整手段が露出せず、デザイン性に優れる。
第4の発明は、第1~第3の発明のいずれか1つにおいて、前記前面パネル部は、T字形状を有しており、前記フロアキャビネットの側板の前面及び側面の一部を覆うように構成されていることを特徴とする。
第4の発明によれば、T字形状の前面パネル部により、フロアキャビネットの側板の前面と側面との間の角を隠すことができ、また、前面パネル部をフロアキャビネットに取り付けるための固定具が前面に見えてこないようにできる。そのため、デザイン性に優れる。
第5の発明の洗面化粧台の施工方法は、施工現場に適した間口寸法へ切断可能なカウンター部材及び洗面器を有する洗面カウンター部を備えた洗面化粧台の施工方法であって、前記洗面器の下方に位置する洗面キャビネットと、前記カウンター部材の下方に位置し、前記洗面キャビネットの側方に配設されたフロアキャビネットと、を有するキャビネット部と、前記洗面キャビネットと相対する方向とは反対側に位置する前記フロアキャビネットの側面及び前記カウンター部材の切断面を隠蔽可能な化粧板と、前記化粧板を前記フロアキャビネットの前記側面に対して離間する方向に対し所定の位置で直立状態を維持したまま保持可能な直立保持手段と、前記フロアキャビネットと接続された状態で前記フロアキャビネットの前記側面と前記化粧板の側面との間に空隙を形成可能な間口調整手段と、を有する側面パネル部と、前記空隙を隠蔽する前面パネル部と、を備え、前記化粧板の設置位置を位置決めする工程と、前記間口調整手段を前記フロアキャビネットへ接続する接続工程と、前記フロアキャビネットの前記側面と前記化粧板の側面との間に形成された前記空隙を隠蔽するために前記前面パネル部を取付ける取付工程と、前記カウンター部材の幅を前記化粧板の設置位置へ合わせるため所定の長さへ切断する工程と、を備えたことを特徴とする。
第5の発明によれば、洗面化粧台の側面方向が開放空間であり露出する場合であっても、施工現場にて複雑な作業を行うことなく細かい洗面化粧台の間口寸法の調整するための施工方法を提供することができる。
本発明によれば、施工現場でカウンター部材を切断し、その切断面側を開放された空間に配置させる構成において、カウンター部材の間口寸法に適したキャビネット部の間口寸法を調整可能な洗面化粧台を提供することができる。
本発明の一実施形態の洗面化粧台の斜視図である。 本発明の一実施形態の洗面化粧台における一部分の斜視図である。 図2に示す構成から洗面カウンター部を取り外した状態の斜視図である。 図3を下方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態の洗面化粧台における前面パネル部の斜視図である。 図3における一部分の拡大上面図である。 図3における化粧板を取り外した状態でフロアキャビネットの側面を見た側面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態の洗面化粧台1の斜視図である。
洗面化粧台1は、洗面空間に設置される。洗面空間は、例えば浴室に隣接する。図1には、洗面空間を構成する建材における床101と2つの壁102、103を示す。洗面化粧台1は、壁102を背にして床101の上に設置される。図1に示す例では、洗面化粧台1の前に立つ使用者から見て向かって左側にすぐ壁103があり、向かって右側の側面方向が開放されている。
本明細書において、X方向は洗面化粧台1の間口方向(または幅方向)を表し、Y方向は奥行き方向(または前後方向)を表し、Z方向は鉛直方向(または上下方向)表す。X方向はY方向に直交し、Z方向はX方向およびY方向に直交する。
また、本明細書において、「上」、「下」とは鉛直方向Zにおける相対的な位置を表し、床101により近い側を「下」とする。また、「前」、「後」とは奥行き方向Yにおける相対的な位置を表し、壁102により近い側を「後」とする。
洗面化粧台1は、ミラーキャビネット10と、水栓装置70と、洗面カウンター部20と、キャビネット部30と、側面パネル部40と、前面パネル部50とを備える。
洗面カウンター部20は、洗面器22とカウンター部材21とを有する。洗面器22はボウル形状に形成され、その底部には排水口22a(図2に示す)が形成されている。排水口22aは図示しない配水管に接続されている。
カウンター部材21は、間口方向Xにおいて洗面器22の隣に設けられている。洗面器22は、間口方向Xにおいてカウンター部材21と壁103との間に位置する。カウンター部材21は、洗面器22から、壁103とは反対側の開放空間側に延在している。カウンター部材21の開放空間側の端部は、洗面化粧台1が設置される施工現場に適した間口寸法へ切断可能である。
ミラーキャビネット10は、洗面器22の上方に設けられている。ミラーキャビネット10は、例えば3枚の扉11a、11b、11cを有する。各扉11a、11b、11cの前面には鏡12が設けられている。
洗面器22とミラーキャビネット10との間にはバックパネル19が設けられ、そのバックパネル19に水栓装置70が取り付けられている。水栓装置70は、いわゆるスパウトである水栓部71を有する。水栓部71から、洗面器22に向けて水が吐出される。
洗面カウンター部20の下方に、キャビネット部30が設けられている。キャビネット部30は、洗面キャビネット31と、フロアキャビネット32とを有する。
洗面キャビネット31は、洗面器22の下方に位置する。洗面キャビネット31は、例えば複数の引き出し33a、33bを有する。
フロアキャビネット32は、カウンター部材21の下方に位置し、間口方向Xにおいて洗面キャビネット31の側方に配設されている。
なお、フロアキャビネット32は、洗面キャビネット31の側方に位置していればよく、例えば、本実施例のように、フロアキャビネット32と洗面キャビネット31とが接していてもよいし、フロアキャビネット32と洗面キャビネット31との間に第3のキャビネットが位置していてもよい。
図2は、洗面化粧台1における一部分の斜視図である。図2には、洗面カウンター部20、フロアキャビネット32、側面パネル部40、および前面パネル部50が示される。
図3は、図2に示す構成から洗面カウンター部20を取り外した状態の斜視図である。
図4は、図3を下方から見た斜視図である。
フロアキャビネット32は、一対の側板35a、35bと、背板37と、複数(例えば2つ)の水平板状の棚板34a、34bとを有する。一対の側板35a、35bは、間口方向Xにおいて互いに離間している。背板37は、壁102(図1に示す)側に位置する。棚板34a、34bは、側板35a、35bと背板37とカウンター部材21とで囲まれた空間内に配置され、鉛直方向Zにおいて互いに離間している。
図3に示すように、フロアキャビネット32はさらに一対の補強桟36a、36bを有する。一対の補強桟36a、36bは、フロアキャビネット32の上端部において、奥行き方向Yに互いに離間している。それぞれの補強桟36a、36bは、間口方向Xに延び、一対の側板35a、35b同士を繋ぎ、フロアキャビネット32に強度を与える。
一対の側板35a、35bのうちの一方の側板35aは、図1に示す洗面キャビネット31に隣接する。他方の側板35bは、床101に固定されるベースフレーム39(図4に示す)の上に支持され、床101に対して位置決めされる。
他方の側板35bの外側の側面(一方の側板35aに対向する内側の側面の反対側の側面)は、洗面キャビネット31と接する面とは間口方向Xにおいて反対側に位置するフロアキャビネット32の側面を構成する。その側面を隠蔽可能に側面パネル部40が設けられている。
側面パネル部40は、化粧板45を有する。化粧板45は、例えば、塗装が施されたり、化粧紙や樹脂フィルムが貼り付けられた板であり、フロアキャビネット32の側板35bの外側の側面に対向している。
図2に示すように、化粧板45の上端部45bはカウンター部材21の上面よりも上方に突出し、化粧板45の前端部45aはフロアキャビネット32の側板35bの前端部よりも前方に突出している。したがって、側板35bの外側の側面の全領域が、化粧板45によって隠される。フロアキャビネット32の上端はカウンター部材21によって隠される。
また、カウンター部材21の開放空間側の端部の切断面も、化粧板45によって隠される。図2に示すように、カウンター部材21の端部と化粧板45との境界には、必要に応じて、キャップ部材18が設けられる。キャップ部材18は、化粧部材やシーリング部材として機能する。
側面パネル部40は、さらに直立保持手段を有する。直立保持手段は、化粧板45をフロアキャビネット32の側板35bの側面(外側の側面)に対して間口方向Xにおいて離間する方向に対し所定の位置で直立状態を維持したまま保持可能にする。ここで、化粧板45が直立している状態とは、設置面に対してほぼ垂直であることを指す。
この例では、直立保持手段は、フロアキャビネット32の上方に設けられた図3に示す第1の保持ユニット41と、フロアキャビネット32の下方に設けられた図4に示す第2の保持ユニット42とを有する。
例えばL字状に形成された第1の保持ユニット41の一端部が、フロアキャビネット32の補強桟36a、36bの上面に固定される。第1の保持ユニット41の他端部は、化粧板45における内面(側板35bに対向する面)に固定される。
図3に示す例では、2つの第1の保持ユニット41が奥行き方向Yに離間して設けられているが、化粧板45の奥行き方向Yの寸法や重量に応じて、1つまたは3つ以上の第1の保持ユニット41を設けてもよい。また、第1の保持ユニット41の一端部を、補強桟36a、36bにではなく、側板35bに固定させてもよい。また、第1の保持ユニット41と化粧板45とは一体構成物であってもよい。
図4に示すように、第2の保持ユニット42は、奥行き方向Yに延び、化粧板45の下端部を支持するフレーム状に形成される。第2の保持ユニット42は、床101に例えばねじ止めで固定され、その第2の保持ユニット42に支持された化粧板45の位置が床101に対して位置決めされる。
第1の保持ユニット41は、図2に示すカウンター部材21によって覆い隠される。また、図4に示すように、化粧板45の前端部45aは、第2の保持ユニット42の前端よりも前方に突出しており、さらに後述する前面パネル部50によって第2の保持ユニット42の前端の内側部分は隠されるため、洗面化粧台1の前に立つ使用者から第2の保持ユニット42は見えなくなる。
直立保持手段である第1の保持ユニット41および第2の保持ユニット42によって、化粧板45は倒れずに直立状態が保持される。化粧板45は、例えば床面に対して垂直に直立する。
第1の保持ユニット41は、さらに側面パネル部40における間口調整手段として機能する。間口調整手段すなわち第1の保持ユニット41は、フロアキャビネット32の側板35bと化粧板45の側面(内側の側面)との間に空隙60を形成した状態で、フロアキャビネット32の側板35bと化粧板45とを接続する。
第1の保持ユニット41の一端部は、フロアキャビネット32の補強桟36a、36bの上面に例えばねじ止めで固定される。その補強桟36a、36bの上面に対する、第1の保持ユニット41の一端部の固定位置(間口方向Xにおける位置)を調整することで、化粧板45の直立状態を保持した状態で、空隙60の幅(間口方向Xの幅)を調整可能である。
フロアキャビネット32と側面パネル部40との間の前面側の境界部には、前面パネル部50が設けられ、前面パネル部50は、フロアキャビネット32の側板35bと化粧板45との間の空隙60を前面側から隠蔽する。空隙60の上方は、カウンター部材21によって隠蔽される。
図5は、前面パネル部50を裏面側から見た斜視図である。
図6は、図3における一部分(前面パネル部50が設けられた部分)の拡大上面図である。
前面パネル部50は、第1部分51、第2部分52、および第3部分53を有し、図6に示す上面視においてT字形状を有している。前面パネル部50は、例えば樹脂部材であり、第1部分51、第2部分52、および第3部分53は一体に形成されている。
第1部分51と第2部分52は間口方向Xに沿って連続した板状に形成されている。第1部分51の裏面には、鉛直方向Zに沿う複数の溝51aが形成されている。第3部分53は、第1部分51と第2部分52との境界部から、前面パネル部50の裏面側に突出している。
図6に示すように、第2部分52と第3部分53とが形成する角部を、フロアキャビネット32の側板35bの前面35baと、側面35bbにおける前面35ba側の一部35bcとが形成する角部に一致させて、第2部分52の裏面を側板35bの前面35baに当接させ、第3部分53の側面を側面35bbの一部35bcに当接させる。この状態で、第1部分51が空隙60の前面側を覆い隠す。第1部分51における化粧板45側の端部は、化粧板45に当接する。
例えば、第2部分52の裏面が側板35bの前面35baに接着され、第3部分53は側板35bの側面35bbの一部35bcにねじで固定される。
図7は、図3における化粧板45を取り外した状態でフロアキャビネット32の側板35bの外側の側面35bbを見た側面図である。
前面パネル部50の第3部分53には、鉛直方向Zに離間した複数の切り欠き53aが形成されている。側板35bの側面35bbにおける切り欠き53aに対応する位置には図示しない段付きねじが取り付けられ、その段付きねじの大径軸部が切り欠き53aに係合する。すなわち、前面パネル部50の第3部分53は、ねじによる締結で側板35bに固定されるのではなく、切り欠き53aが段付きねじの大径軸部に係合することで、ねじを緩めなくても取り外し可能な状態で側板35bに固定される。
前面パネル部50は、空隙60の前面側を覆うとともに、フロアキャビネット32の側板35bの前面35ba及び側面35bbの一部35bcを覆う。前面パネル部50が第1部分51と第3部分53だけの構成でも、第1部分51で空隙60を隠しつつ、第3部分53でフロアキャビネット32の側板35bに取り付けることができるが、この場合、第1部分51と側板35bとの境界(または側板35bの前面35baと側面35bcとの間の角部)が、洗面化粧台1の前面側に見えてしまう。本実施形態によれば、第2部分52を設けることで、第1部分51と側板35bとの境界(側板35bの前面35baと側面35bcとの間の角部)を隠すことができ、デザイン性に優れる。
また、第1部分51と第2部分52の構成だけの場合において第2部分52を側板35bの前面35baに固定具(例えば、ねじ)で固定する構成も考えられるが、この場合固定具が前面に見えてしまう。本実施形態によれば、第1部分51および第2部分52の裏に隠れる第3部分53が固定具(例えば、ねじ)で側板35bに固定され、その固定具も第1部分51および第2部分52の裏に隠れ、前面に見えてこない。そのため、デザイン性に優れる。
次に、以上説明した洗面化粧台1が設置される施工現場での作業について説明する。
まず、キャビネット部30を図1に示す位置に設置する。すなわち、キャビネット部30の背面を壁102に寄せ、且つ洗面キャビネット31を壁103に寄せた位置に配置する。このように洗面キャビネット31とフロアキャビネット32とを接するように配設させた状態において、フロアキャビネット32の側面の側方は開放空間となっている。側面パネル部40、前面パネル部50、および洗面カウンター部20はまだ設置されていない。
フロアキャビネット32の側面の側方の開放空間は、例えば洗濯機の設置空間として使われることがある。この場合、フロアキャビネット32の側面の側方の床101の上に洗濯機を置くための防水パンが設けられる。側面パネル部40の化粧板45は、フロアキャビネット32の側板35bと防水パンとの間のスペースに直立した状態で設置される。
例えば、化粧板45と防水パンとの間のスペースをどの程度空けたいか、または化粧板45と防水パンとの間にスペースを空けたくないかといった使用者の要求に応じて、化粧板45の設置位置(間口方向Xの位置および奥行き方向Yの位置)が決められる。
その化粧板45の設置位置に対応して、第2の保持ユニット42の床101に対する位置が決められ、その位置で第2の保持ユニット42は例えばねじで床101に固定される。
この位置決めがされたフレーム形状の第2の保持ユニット42に、化粧板45の下端部が載置され、その後、図3に示す第1の保持ユニット41によって化粧板45とフロアキャビネット32とを連結する。
フロアキャビネット32の側板35bに対する化粧板45の離間距離に応じて、第1の保持ユニット41の一端部をフロアキャビネット32の補強桟36a、36bに固定する位置が調整され、例えば化粧板45が床面に対して垂直に直立するように、補強桟36a、36bに対する第1の保持ユニット41の固定位置が決められる。施工現場において、化粧板45の間口方向Xの位置、すなわち、キャビネット部30全体の間口寸法を調整できる。
化粧板45は、下端側が第2の保持ユニット42によって保持され、上端側が第1の保持ユニット41によって保持されつつ直立し、フロアキャビネット32の側板35bの側面を開放空間側から見えないように隠蔽する。そのため、デザイン性に優れる。
化粧板45を所定位置に直立させた後、図6に示すように、フロアキャビネット32の側板35bと化粧板45との間の空隙60の前面側を隠すように前面パネル部50を取り付ける。このとき、前面パネル部50の第1部分51の裏面に形成された溝51aに沿って第1部分51を切断することができ、第1部分51の間口方向Xの幅を調整することができる。
化粧板45の設置位置、すなわち、化粧板45と、側板35bの側面35bbとの間の距離に応じて、第1部分51を切断することで、施工現場で前面パネル部50の間口方向Xの幅の微調整が行える。前面パネル部50において少なくとも第1部分51は例えば樹脂部材であり、現場の作業者が第1部分51を容易に切断することができる。さらに、第1部分51の裏面に形成された溝51aに沿って切断することで、鉛直方向Zに沿ってまっすぐに切断することができ、第1部分51の切断端面と、化粧板45の側面との当接部の見栄えを損ねない。
また、図7を参照して前述したように、前面パネル部50の第3部分53に形成された切り欠き53aに、側板35bの側面35bbに取り付けられた段付きねじが係合することで、前面パネル部50はフロアキャビネット32に仮固定され、前面パネル部50をフロアキャビネット32から容易に取り外すことができる。そのため、第1部分51を最初はある程度幅に余裕を持たせて切断しておき、前面パネル部50のフロアキャビネット32に対する着脱と、第1部分51の切断とを何回か繰り返しつつ、前面パネル部50の最適な幅への合わせ込みが可能になる。第1部分51の幅の調整が終わり、前面パネル部50を取り外す必要がなくなると、第2部分52の裏面を例えば両面テープで側板35bの前面35baに貼り付けてもよい。
前面パネル部50を取り付けた後、洗面カウンター部20をキャビネット部30の上に取り付ける。このとき、化粧板45の間口方向Xの設置位置に合わせて、施工現場でカウンター部材21の端部を切断する。すなわち、カウンター部材21の幅(間口方向Xの幅)が化粧板45の設置位置に合わせて所定の長さに調整される。図2に示すように、化粧板45の上端部45bはカウンター部材21よりも上方に突出しているため、カウンター部材21の切断端面は化粧板45によって隠蔽される。カウンター部材21の切断端面と化粧板45の側面との間の境界には、必要に応じてキャップ部材18が取り付けられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、フロアキャビネット32の側面及び現場で切断したカウンター部材21の端面を隠蔽しつつ化粧板45を直立させた状態にて保持でき、フロアキャビネット32に用意されたサイズバリエーションに依存することなく、キャビネット部30全体を所望の間口寸法(間口方向Xの幅)に拡張できる。キャビネット部30の間口寸法を現場のレイアウト条件に合わせて調整して洗面化粧台1を設置できる。
洗面化粧台1の側方に開放空間を有する施工現場においてカウンター部材21を切断するような構成においても、見栄えを損ねずにキャビネット部30の細かい間口寸法の調整を行うことができ、デザイン性を維持した状態で種々の施工現場へ洗面化粧台1を設置することが可能となる。
上記実施形態では、直立保持手段としてフロアキャビネット32の上方に設けられた第1の保持ユニット41と、フロアキャビネット32の下方に設けられた第2の保持ユニット42とを有する構成としたが、化粧板45において例えば上部と下部との間の中間部分を1つの直立保持手段で保持するような構成であってもよい。その場合、洗面化粧台1の設置後に、例えば使用者または物が化粧板45にぶつかったときの衝撃等により化粧板45に保持箇所を中心に回転しようとする力が働き、化粧板45が傾いてしまうおそれがある。これを防ぐには、直立保持手段に強固な保持力を発揮させる必要があり、直立保持手段の大型化や複雑化をまねいてしまう。
上記実施形態では、鉛直方向Zにおいて上下の2カ所で化粧板45を保持しているため、簡易且つコンパクトな構成で化粧板45が回転しようとするのを抑止しつつ化粧板45を直立保持することができる。
間口調整手段は直立保持手段の機能を兼ねない構成であってもよい。上記実施形態では、第1の保持ユニット41が間口調整手段の機能と、直立保持手段の機能を兼ねているため、部品点数の削減が可能である。
間口調整手段である第1の保持ユニット41は、フロアキャビネット32側に移動することによって、上記空隙60の幅(間口方向Xの幅)の縮小に対応することができる。本実施形態では、第1の保持ユニット41の一端部がフロアキャビネット32の補強桟36a、36bの上面に重なることで、空隙60の幅の縮小に対応できる。補強桟36a、36bの上面はカウンター部材21で隠される。したがって、フロアキャビネット32内に第1の保持ユニット41は露出せず、デザイン性に優れる。なお、施工現場のレイアウトや、使用者の要求によっては、空隙60がない、すなわち、化粧板45をフロアキャビネット32の側板35bに当接させる場合もあり得る。
図3に示すように、フロアキャビネット32における化粧板45に対向する側板35bには貫通孔38が形成されている。2つの第1の保持ユニット41に対応して2つの貫通孔38が形成されている。第1の保持ユニット41の他端部は化粧板45に対して例えばねじ止めされる。カウンター部材21が取り付けられた状態であっても、フロアキャビネット32の前面の開放された空間を通じて貫通孔38に工具を通して第1の保持ユニット41と化粧板45とを締結しているねじを緩めて外すことができる。
化粧板45の下端部はフレーム状の第2の保持ユニット42に載っているだけである。したがって、化粧板45と第1の保持ユニット41との固定が外れれば、化粧板45を取り外すことができる。これにより、洗面化粧台1の設置後、カウンター部材21を取り外さなくても化粧板45の修理や交換などを行える。化粧板45を取り付けるときも、まず化粧板45の下端部を第2の保持ユニット42に載せ、その後、貫通孔38を通じて工具で第1の保持ユニット41と化粧板45とをねじ止めする。
図1には、洗面化粧台1の前に立つ使用者から見て向かって右側に開放空間があるとしたが、向かって左側に開放空間があるようなレイアウトで洗面化粧台1を設置する場合には、フロアキャビネット32を図1において洗面キャビネット31の左側に配置し、そのさらに左側に側面パネル部40が配置される。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、それらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
1…洗面化粧台、10…ミラーキャビネット、20…洗面カウンター部、21…カウンター部材、22…洗面器、30…キャビネット部、31…洗面キャビネット、32…フロアキャビネット、35a…側板、35b…側板、36a…補強桟、36b…補強桟、40…側面パネル部、45…化粧板、41…第1の保持ユニット、42…第2の保持ユニット、50…前面パネル部、60…空隙、70…水栓装置

Claims (4)

  1. 施工現場に適した間口寸法へ切断可能なカウンター部材及び洗面器を有する洗面カウンター部を備えた洗面化粧台であって、
    前記洗面器の下方に位置する洗面キャビネットと、前記カウンター部材の下方に位置し、前記洗面キャビネットの側方に配設されたフロアキャビネットと、を有するキャビネット部と、
    前記洗面キャビネットと相対する方向とは反対側に位置する前記フロアキャビネットの側面及び前記カウンター部材の切断面を隠蔽可能な化粧板と、前記化粧板を前記フロアキャビネットの前記側面に対して離間する方向に対し所定の位置で直立状態を維持したまま保持可能な直立保持手段と、前記フロアキャビネットと接続された状態で前記フロアキャビネットの前記側面と前記化粧板の側面との間に空隙を形成可能な間口調整手段と、を有する側面パネル部と、
    前記空隙を隠蔽する前面パネル部と、
    を備え、
    前記間口調整手段は、前記直立保持手段により前記化粧板の直立状態を保持した状態で、前記空隙の幅を調整可能であり、
    前記間口調整手段は、前記フロアキャビネットの一対の側板同士を繋ぐ補強桟の上面に固定されることにより、前記空隙の幅を調整可能とすることを特徴とする洗面化粧台。
  2. 施工現場に適した間口寸法へ切断可能なカウンター部材及び洗面器を有する洗面カウンター部を備えた洗面化粧台であって、
    前記洗面器の下方に位置する洗面キャビネットと、前記カウンター部材の下方に位置し、前記洗面キャビネットの側方に配設されたフロアキャビネットと、を有するキャビネット部と、
    前記洗面キャビネットと相対する方向とは反対側に位置する前記フロアキャビネットの側面及び前記カウンター部材の切断面を隠蔽可能な化粧板と、前記化粧板を前記フロアキャビネットの前記側面に対して離間する方向に対し所定の位置で直立状態を維持したまま保持可能な直立保持手段と、前記フロアキャビネットと接続された状態で前記フロアキャビネットの前記側面と前記化粧板の側面との間に空隙を形成可能な間口調整手段と、を有する側面パネル部と、
    前記空隙を隠蔽する前面パネル部と、
    を備え、
    前記間口調整手段は、前記直立保持手段により前記化粧板の直立状態を保持した状態で、前記空隙の幅を調整可能であり、
    前記前面パネル部は、T字形状を有しており、前記フロアキャビネットの側板の前面及び側面の一部を覆うように構成されていることを特徴とする洗面化粧台。
  3. 前記直立保持手段は、前記フロアキャビネットの上方に設けられた第1の保持ユニットと、前記フロアキャビネットの下方に設けられた第2の保持ユニットとを有し、
    前記間口調整手段は、前記第1の保持ユニットであることを特徴とする請求項1または2に記載の洗面化粧台。
  4. 前記間口調整手段は、前記フロアキャビネットの一対の側板同士を繋ぐ補強桟の上面に固定されることにより、前記空隙の幅を調整可能とすることを特徴とする請求項2、または2を引用する3に記載の洗面化粧台。
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