JP3767723B2 - トイレキャビネット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トイレ改修の施工に係り、特にその施工手間を減らすことができるようにしたトイレキャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
トイレ改修時にキャビネットを設ける場合、キャビネットの取付には壁裏に補強が必要であった。しかしトイレの壁には補強が入っていない場合が殆どであり、キャビネットを後づけすることは難しかった。どうしてもキャビネットを取付けたい場合は壁をはずして補強を入れなおし図10、図11のように壁裏の補強に対して固定する必要があった。
また住宅の部屋構造は一般的に図12のようになっている。すなわち部屋の隅には柱1があり、その柱1には部屋側に石膏ボードなどの壁パネル2を固定するための柱3が固定されている。この柱3にキャビネット4を固定する方法もある。そのためには図13のようにキャビネット4を柱3に固定するために寸法a内にビスを打たなければならないが、手締めでビスを真っ直ぐ打つには図14におけるb寸法が、電動工具でビスを真っ直ぐ打つには図15におけるc寸法が必要である。しかしながら、柱寸法や石膏ボードなどの壁の厚み、キャビネットの厚みを考慮するとa寸法がb,c寸法より小さいのは明らかでありこの方法であるとビスを真っ直ぐに打つことができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、トイレ改修時にキャビネットを新たに設ける場合、キャビネットを補強の入った壁に固定する必要があった。しかしトイレの壁には補強が入っていない場合が殆どであり、石膏ボードなどの壁を固定するための柱にキャビネットを固定する場合でも柱寸法や石膏ボードなどの壁の厚み、キャビネットの厚みを考慮するとビスを真っ直ぐに打つことができなかった。
【0004】
どうしてもキャビネットを取付けたい場合は壁をはずして補強を入れなおす必要があった。特に、大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネットの取り付けでは、壁をはずして補強を入れ壁を再び取り付ける作業を通常工務店(大工)が行い、その補強を入れた壁にトイレキャビネットを取り付ける作業は水道工事店が行うという場合が多く、相番工事となる。狭いトイレの中で複数の業者が同時に作業を行うことは困難であり、手待ち時間が発生したり業者の作業時間帯を予め詳細に決めておく必要があるなど非常に手間であった。したがって、トイレ改修には長時間を要し、改修を依頼した人が長い時間トイレを使用できないという問題があった。
【0005】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであるが、その目的は補強のない壁にキャビネットを固定する方法と相番工事による改修工事の手待ち時間の軽減、それらによる施工費の軽減を可能としたトイレキャビネットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネットまたはトイレ内の物品を収納する収納キャビネットにおいて、壁パネルを固定するために部屋隅裏にある柱に固定材を固定し、前記キャビネットを前記固定材に対し内側から固定することによりキャビネットを補強のない壁へ固定することが出来るようになった。
【0007】
上記目的を達成するために請求項2は、大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネットまたはトイレ内の物品を収納する収納キャビネットを、壁パネルを固定するために部屋隅裏にある柱に別体の固定材を介して固定することによりキャビネットを補強のない壁へ固定することが出来るようになり、しかもキャビネットの隅裏に固定材が入るスペースを有しているので奥の壁との間に隙間なくキャビネットを設置することが出来るようになった。
【0008】
上記目的を達成するために請求項3は、大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネットまたはトイレ内の物品を収納する収納キャビネットにおいて、部屋隅裏にある奥壁側の壁パネルを固定する柱と、横壁側の壁パネルを固定する柱とに固定材を固定し、前記キャビネットを前記固定材に対し内側から固定することにより強固にキャビネットを補強のない壁へ固定することが出来るようになった。
【0009】
上記目的を達成するために請求項4は、大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネットまたはトイレ内の物品を収納する収納キャビネットにおいて、壁パネルを固定するために部屋隅裏にある柱に固定材を固定し、前記キャビネットを前記固定材に固定し、前記固定材はL型断面を有すると共に角を形成する2枚の壁パネルに対して斜めになっている受け部を有し、その受け部に前記キャビネットを固定することによってキャビネットの固定を容易にすることができ、また、固定材自体を小さくすることかできるようになった。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の請求項1の実施例を第1図〜第5図を参照しながら説明する。第1図のようにトイレ部屋内において隅にはかならず柱1があり、その柱に石膏ボードなどの壁パネル2を取付ける柱3がついている場合が多い。
【0011】
図2のような大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネット4を固定するには、図3のように、まず固定部材5を壁パネル固定用の柱3に対し固定する。更にキャビネット4を、固定部材5に対し内側から固定することによりキャビネット4を補強のない壁へ固定することが出来る。
【0012】
また固定部材5の幅を壁パネル固定用の柱3より大きくすることにより図14、図15のように手締めもしくは工具で固定する際もビスを真っ直ぐに打てるようになる。また将来的にこのキャビネット4が必要でなくなったときでも壁に開けたビス穴が部屋の隅にしか出ないので、あまり目立たずその部分を見切りなどで隠すのは容易である。
【0013】
さらに図4のように固定材5の厚みを数種類持ち、または図5のように一定の厚さの固定材を数枚重ねて使用することにより建築側の精度が出ていないときでも不陸の調整を行うことが出来る。
【0014】
ところで図3ではキャビネット4をビスで固定するようになっているが、固定方法はビス等の累着に限定されるものではなく、固定材に取付金具等を付けてキャビネット4を引掛ける方法や磁石で固定する方法等、取り外しが可能な方法の内1つまたは2つ以上を組み合わせてもよい。(図示せず)
【0015】
この発明の請求項2の実施例を第6図を参照しながら説明する。図6では、図3に加え、キャビネット4の隅裏に固定部材5が入るスペース6を有することによりキャビネットを奥側の壁に隙間なく設置することが出来る。
【0016】
この発明の請求項3の実施例を第7図を参照しながら説明する。第7図では図6に加え、固定材5をL字型の断面にして壁パネル固定用の柱3に対し奥壁側、横壁側両方に固定する。こうすることにより固定材5を更に強固に壁につけることが出来る。この固定材にキャビネット4を固定することにより重量の重たいものを格納することも可能となる。さらに、キャビネットを床から浮かせた図8のような形態にもできる。
【0017】
この発明の請求項4の実施例を第9図を参照しながら説明する。第9図では図7に加え、断面形状がL字型になっている固定材5の折れ曲がり部に角を形成する2枚の壁に対して略45度の角度を有する受け部7が設けてある。更にキャビネット4を、固定部材5に対し内側から固定部材5の受け部7に対して固定することによりキャビネット4を補強のない壁へ強固に固定することが出来る。また図7に比べ固定材を小さくすることができる。更にビスを斜めに打つのでビスを打つとき工具が入りやすくなり非常に作業がし易くなる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。請求項1では、大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネットまたはトイレ内の物品を収納する収納キャビネットにおいて、壁パネルを固定するために部屋隅裏にある柱に固定材を固定し、前記キャビネットを前記固定材に対し内側からすることにより、キャビネットを補強のない壁へ固定することが出来るようになった。
【0019】
請求項2では、大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネットまたはトイレ内の物品を収納する収納キャビネットにおいて、前記キャビネットは、壁パネルを固定するために部屋隅裏にある柱に別体の固定材を介して固定されているので補強のない壁に固定することが出来るようになった。また、前記キャビネットは隅裏に前記固定材が入るスペースを有するのでキャビネットを奥の壁に隙間なく固定出来るようになった。
【0020】
請求項3では、大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネットまたはトイレ内の物品を収納する収納キャビネットにおいて、部屋隅裏にある奥壁側の壁パネルを固定する柱と、横壁側の壁パネルを固定する柱とに固定材を固定し、前記キャビネットを前記固定材に対し内側から固定することにより強固にキャビネットを補強のない壁へ固定することが出来るようになった。
【0021】
請求項4では、大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネットまたはトイレ内の物品を収納する収納キャビネットにおいて、壁パネルを固定するために部屋隅裏にある柱に固定材を固定し、前記キャビネットを前記固定材に固定し、前記固定材はL型断面を有すると共に角を形成する2枚の壁パネルに対して斜めになっている受け部を有し、その受け部に前記キャビネットを固定することにより強固にキャビネットを補強のない壁へ固定することが出来るようになり、キャビネットの固定を容易にすることができ、また、固定材自体を小さくすることかできるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の実施例を表す平面図
【図2】請求項1の実施例を表す斜視図
【図3】請求項1の実施例を表す平面図
【図4】請求項1の実施例を表す平面図
【図5】請求項1の実施例を表す平面図
【図6】請求項2の実施例を表す平面図
【図7】請求項3の実施例を表す平面図
【図8】請求項3の実施例を表す斜視図
【図9】請求項4の実施例を表す平面図
【図10】従来例を表す平面図
【図11】従来例を表す斜視図
【図12】従来例を表す平面図
【図13】従来例を表す平面図
【図14】従来例を表す平面図
【図15】従来例を表す平面図
【符号の説明】
1…柱、2…壁パネル、3…柱、4…キャビネット、5…固定部材、6…スペース、7…受け部

Claims (4)

  1. 大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネットまたはトイレ内の物品を収納する収納キャビネットにおいて、壁パネルを固定するために部屋隅裏にある柱に固定材を固定し、前記キャビネットを前記固定材に対し内側から固定したことを特徴とするトイレキャビネット。
  2. 前記トイレキャビネットは、隅裏に前記固定材が入るスペースを有することを特徴とする請求項1記載のトイレキャビネット。
  3. 前記固定材が、部屋隅裏にある、奥壁側の壁パネルを固定する柱と、横壁側の壁パネルを固定する柱とに固定されていることを特徴とする請求項1または2記載のトイレキャビネット。
  4. 大便器の洗浄水を貯留する洗浄水タンクを隠蔽するキャビネットまたはトイレ内の物品を収納する収納キャビネットにおいて、壁パネルを固定するために部屋隅裏にある柱に固定材を固定し、前記キャビネットを前記固定材に固定しており、前記固定材はL型断面を有すると共に角を形成する2枚の壁パネルに対して斜めになっている受け部を有し、その受け部に前記キャビネットを固定していることを特徴とするトイレキャビネット。
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