JP7186555B2 - サイドキャビネット、洗面化粧台及び洗面化粧台の施工方法 - Google Patents

サイドキャビネット、洗面化粧台及び洗面化粧台の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、サイドキャビネットに関する。
従来、洗面器及び下キャビネットを有する洗面台に、サイドキャビネットが取り付けられた洗面化粧台が知られている。サイドキャビネットは、洗面台と一体的な外観を有するように設計され、しばしば洗濯機の近傍に配置される。サイドキャビネットは、洗濯機と洗面台の間で奥側から手前方向に延びるように取り付けられて、洗面台を使用する際に用いる小物等が収容される(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-112987号公報
ところで、洗面化粧台が洗濯機と隣接して配置される場合に、洗面化粧台を設置する住居の間取りによって、洗濯機が洗面台の幅方向の一方側に配置されるか、他方側に配置されるかは異なっている。このため、洗面化粧台は、サイドキャビネットが洗面台の幅方向の一方側に配置されたものと、他方側に配置されたものと両方のパターンで製造され、別の型番が付与されて管理されていた。しかしながら、これらの洗面化粧台において、サイドキャビネットの配置以外の構成要素は同じであることから、製造工程及び管理を簡略化できる洗面化粧台が望まれていた。
(1) 本発明は、一対の側板(例えば、後述の側板33)を有し、前記一対の側板の一方が手前側、他方が奥側に配置されるように、洗面台(例えば、後述の洗面台2)の側方に装着されるサイドキャビネット(例えば、後述のサイドキャビネット3)であって、前記洗面台の両側方に装着可能であり、前記洗面台側を前面部とし前記洗面台側の反対側を背面部とした場合に、前記背面部の少なくとも一部には前記前面部と前記背面部との間を貫通する開口部(例えば、後述の開口部37)が形成される、サイドキャビネットに関する。
(2) 複数の棚板(例えば、後述の複数の棚板35)を有し、前記複数の棚板により仕切られて形成される複数の棚部(例えば、後述の複数の棚部350)のうち最下部に位置する棚部の背面部には、背板(例えば、後述の一対の背板34)が設けられていることが好ましい。
(3) 前記一対の側板には、締結具(例えば、後述の一対のネジ333)が挿通される貫通孔(例えば、後述の一対のネジ孔332)がそれぞれ形成され、前記一対の側板のうち奥側に配置される側板は、前記貫通孔を介して前記締結具により、前記洗面台が設置される壁面に固定されることが好ましい。
(4) 前記サイドキャビネットは、前記一対の側板のうち手前側に配置される側板を覆うように取り付けられるカバー側板(例えば、後述のカバー側板36)を有することが好ましい。
(5) 前記カバー側板は、前記貫通孔に挿通される締結具により前記一対の側板のうち手前側に配置される側板に固定されることが好ましい。
(6) 前記洗面台が設置される床面から浮くように装着されることが好ましい。
(7) (6)に記載のサイドキャビネットを備える洗面化粧台(例えば、後述の洗面化粧台1)であって、前記洗面台は、側部に固定され該側部から延出して前記サイドキャビネットの下端部を支持する支持部材(例えば、後述の支持部材4)を備えることが好ましい。
(8) (7)に記載の洗面化粧台の施工方法であって、前記洗面台を設置する洗面台設置工程(例えば、後述の洗面台設置工程S1)と、前記支持部材上に、前記サイドキャビネットを載置するサイドキャビネット載置工程(例えば、後述のサイドキャビネット載置工程S2)と、前記サイドキャビネットを前記支持部材上に載置した状態で、前記洗面台が設置される壁面に、前記サイドキャビネットの一対の側板のうち奥側に配置される側板を締結具で固定することにより、前記洗面台の側部に前記サイドキャビネットを装着するサイドキャビネット装着工程(例えば、後述のサイドキャビネット装着工程S3)と、を有する、洗面化粧台の施工方法が好ましい。
本発明によれば、製造工程及び管理の簡略化が可能で、利便性の高い洗面化粧台を提供することができる。
本実施形態の洗面化粧台を示す正面図であり、(a)図は、サイドキャビネットを洗面台の一方側に配置した洗面化粧台を示し、(b)図は、サイドキャビネットを洗面台の他方側に配置した洗面化粧台を示す。 本実施形態の洗面化粧台の斜視図であり、サイドキャビネットの前面側から見た図である。 本実施形態の洗面化粧台の斜視図であり、サイドキャビネットの背面を下方から見た図である。 本実施形態のサイドキャビネットの斜視図である。 本実施形態の支持部材とその近傍の構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1(a)は、本実施形態のサイドキャビネット3を洗面台2の一方側に配置した洗面化粧台1を示す正面図であり、図1(b)は、サイドキャビネット3を洗面台2の他方側に配置した洗面化粧台1を示す正面図である。
なお、本明細書において、洗面化粧台1の使用時に使用者が位置する方を前方、前方に対向する奥側を後方と呼び、前方から後方に向かった状態で左右方向を規定する。
図1(a)及び図1(b)に示すように、洗面化粧台1は、洗面台2と、サイドキャビネット3と、を有し、洗濯機6の近傍に配置されている。洗濯機6は、洗濯機パン61の上に洗濯機本体62が設置されて構成されている。洗濯機パン61は、洗濯機本体62から排出される洗濯排水等を受け止める排水トレーである。
図2Aは、サイドキャビネット3の前面側から、図2Bは、サイドキャビネットの背面を下方から見た化粧洗面台の斜視図である。
図2Aに示すように、洗面台2は、洗面器21と、洗面器21の上方に配置されるミラーキャビネット22と、洗面器21の下方に配置される下キャビネット23と、支持部材4と、を有する。
洗面器21は、洗面ボウル部211と、排水口212と、後方壁部213と、混合水栓214と、を有する。
洗面ボウル部211は、湯水を貯水及び排水可能な凹部であり、上部が開口している。洗面ボウル部211は、略長方形の開口を有し、手前側と奥側で左右方向に延びる縁が長縁211aで、幅方向の両端で奥行方向に延びる縁が短縁211bとなっている。
排水口212は、洗面ボウル部211の凹部の底面に配置され、湯水を排出する排水管に接続されている。
後方壁部213は、洗面ボウル部211の後方側の側面が上方に向かって延出する平坦な部分である。
混合水栓214は、湯水を混合して温度及び水量を調節し、洗面ボウル部211へ吐水する。
ミラーキャビネット22は、洗面器21の上部に配置され、壁面に固定される。ミラーキャビネット22は、ミラー部220と、照明223と、小物入れ225と、コンセント及び電源スイッチ224とを有する。
ミラー部220は、前方が開口した箱状の収納部221及び収納部の開口を開閉する鏡が取り付けられた前扉222で構成される。
照明223は、ミラー部220の側部でミラーキャビネット22の上端側に配置されるLED電球で構成される。
小物入れ225は、浅いトレーや深型の容器等、それぞれ形状が異なる上部が開口した容器が、ミラー部220の側部で上下方向に間隔を開けて配置される。
コンセント及び電源スイッチ224は、複数の小物入れ225の間に配置される。
下キャビネット23は、洗面器21を支持するとともに、洗剤や掃除用具等の洗面化粧台1に関連する物品を収納する棚である。下キャビネット23は、前扉231、背面部232、及び一対のキャビネット側面部233により内部に収納空間が形成されている。
前扉231は、洗面器21の手前側の縁の下方に位置する。前扉231は、一対の板状の扉が幅方向の外側でヒンジにより回動可能に取り付けられる板材であり、観音開き扉である。
背面部232は、前扉231に対向する面である。背面部232は、建物の壁により構成されてもよい。
一対のキャビネット側面部233は、背面部232と前扉231とを幅方向外側で連結する側面に配置される板体である。
図2Aに示すように、洗面器21の側方に隣接して、サイドキャビネット3が配置されている。図1(a)及び図1(b)に示すように、サイドキャビネット3は、洗濯機本体62との間に所定の隙間を空けて離れているが、洗濯機本体62が載置された洗濯機パン61の周縁の上方に配置されている。すなわち、サイドキャビネット3の洗濯機6側の端部は、洗濯機パン61の端部よりも洗濯機6側に位置しており、サイドキャビネット3が仮に床面まで延びていたならば、洗濯機パン61の端部と干渉していたであろう位置にある。
なお、図2Bに示すように、サイドキャビネット3の下方で、洗面台2のキャビネット側面部233の外側には、フック型の金具235が固定されている。また、この金具235に取り付けられて、サイドキャビネット3の下で洗濯機6との間の空いた空間の下方に収納籠234が配置されている。
図3は、サイドキャビネット3の展開図である。図2(a)~図3に示すように、サイドキャビネット3は、洗面台2の側方に装着される。サイドキャビネット3の洗面台2側を前面部とし、洗面台2側の反対側(洗濯機6側)を背面部とした場合に、サイドキャビネット3は、底板31と、天板32と、一対の側板33と、背板34と、複数の棚板35とを有し、これらにより収納部30が構成される。また、サイドキャビネット3は、洗面化粧台1の手前側の側板33に取り付けられるカバー側板36と、を有する。
収納部30は、上下方向に長い略長方形の棚であり、洗面器21側に向かって開口する複数の棚部350を有する。収納部30における背面部の少なくとも一部に、前面部及び背面部の間を貫通する開口部37が形成されている。収納部30は、開口部37から前面側からでも背面側からでもアクセス可能に形成されている。
底板31は、洗面ボウル部211の洗濯機6側の短縁211bに沿って配置される。底板31は、洗面化粧台1が設置される床面から離れた位置に配置されている。底板31は具体的には、洗面ボウル部211の短縁211bよりもやや上方に配置され、短縁211bと底板31との間には底部前板311が起立している。
天板32は、底板31と奥行方向の大きさが同じで底板31に対向するサイドキャビネット3の上端側に配置されている。
一対の側板33は、側板33の一方が洗面台2の手前側、他方が洗面台2の奥側に配置され、底板31及び天板32を、洗面化粧台1の奥側及び手前側で上下方向に繋ぐ板材である。図3に示すように、側板33の表面には、ネジ333が挿通される貫通孔としてのネジ孔332と、後述するダボ361が挿入される位置合わせ孔331と、が形成されている。位置合わせ孔331は所定深さを有しており、貫通孔ではない。ネジ孔332及び位置合わせ孔331は、一対の側板33の両方に形成されている。一対の側板33のうち、奥側に配置される側板33は、ネジ孔332を介してネジ333により洗面化粧台1が設置される洗面室内の壁面に固定される。
複数の棚板35は、一対の側板33の間に渡される複数の長方形の板材であり、収納部30を上下方向に区切っている。図3に示すように、複数の棚板35として、下から順に第1棚板351、第2棚板352、第3棚板353が配置されている。これらの複数の棚板35により、収納部30が仕切られて複数の棚部350が形成されている。
背板34は、収納部30の背面側に配置され、天板32から底板31側に向かって延びる平板な板材である。背板34は、複数の棚部350のうち最下部に位置する棚部350の背面部、すなわち底板31及び第1棚板351との間に設けられている。また、背板34は、第2棚板352から第3棚板353、第3棚板353から天板32との間に設けられている。なお、第1棚板351から第2棚板352の間には、背板34は設けられておらず、開口部37となっている。
カバー側板36は、図3に示すように、一対の側板33のうちの洗面化粧台1の手前側の側板33に取り付けられる化粧板である。カバー側板36は、側板33を覆う長尺の板である。カバー側板36の側板33に面する内面には、側板33に向かって突出するダボ361と、側板33のネジ孔332に対応する位置にネジ333用のネジ位置合わせ孔362と、が複数形成されている。ダボ361は、側板33の位置合わせ孔331に挿入されることで、側板33とカバー側板36との位置が合うように構成されている。また、ダボ361が位置合わせ孔331に挿入されることで、ネジ333の締結によりカバー側板36がともに回転してしまうことが防止される。
カバー側板36は、側板33の内側からネジ333がネジ孔332に挿通されてカバー側板36の内面のネジ位置合わせ孔362に締結されることで、固定される。
図4は、本実施形態の支持部材4とその近傍の構成を示す模式図であり、図2Bの仮想線で囲んだ部分を示す。
図2B及び図4に示すように、支持部材4は、下キャビネット23の洗濯機6側のキャビネット側面部233で、洗面化粧台1の手前側の上端に固定される金具である。支持部材4は、キャビネット側面部233から延出してサイドキャビネット3の底部前板311の下端部を支持する。支持部材4によりサイドキャビネット3は、洗面台2が設置される床面から浮くように洗面台に装着される。図4に示すように、支持部材4は、一枚の金属の板を折り曲げた部品であり、側面視でZ型の形状を有する。支持部材4は、第1支持部41と、第2支持部42と、締結部43と、を有する。
第1支持部41は、長方形の平坦な面であり、底部前板311の下端部を支持する。
第2支持部42は、第1支持部41から略直角に屈曲して上方に延出する面であり、底部前板311の下端部の側面に当接する。
締結部43は、第1支持部41における第2支持部42が延出する縁に対向する縁から下方に向かって延びる面である。締結部43は、下キャビネット23のキャビネット側面部233にネジにより締結される。
支持部材4は、締結部43がキャビネット側面部233に取り付けられた状態で、締結部43から第1支持部41が幅方向の外側に屈曲し、それから第2支持部42が上方に屈曲して、洗面器21の側方に向かって延びている。
サイドキャビネット3の取付方法について説明する。
まず、建物の室内の壁面に、洗面器21、ミラーキャビネット22及び下キャビネット23を含む洗面台2を固定して設置する(洗面台設置工程S1)。
ここで、サイドキャビネット3を取り付けるに当たっては、設置する場所の間取り等により、洗濯機6が配置される側と、洗面台2との間にサイドキャビネット3を配置する。サイドキャビネット3の一対の側板33それぞれの外側には、何れも位置合わせ孔331とネジ孔332が形成されているので、洗面化粧台1の手前側に面する側板33にカバー側板36をネジ333で取り付けるようにすることで、一つのサイドキャビネット3を洗面台2の両側方の何れにも装着することができる。
次に、下キャビネット23の洗濯機6側のキャビネットの上端側のキャビネット側面部233に、支持部材4の締結部43を締結して取り付ける。
次に、支持部材4の第1支持部41の上に、サイドキャビネット3の底部前板311の下端部を載せ(サイドキャビネット載置工程S2)、第2支持部42を底部前板311の下端部の側面に当接させる。
サイドキャビネット3を支持部材4の上に載置させた状態で、洗面台2が設置される洗面室内の壁面に、サイドキャビネット3の一対の側板33のうち奥側の側板33を、ネジ孔332にネジ333を挿通させて固定する(サイドキャビネット装着工程S3)。これにより、洗面台2の側部にサイドキャビネット3を装着する。
収納部30は、前面の向きを変えるだけで、洗濯機6が洗面台2の幅方向の一方側にある場合も、他方側にある場合にも同じ収納部30を用いることができる。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、サイドキャビネット3を、一対の側板33を含んで構成し、一対の側板33の一方が手前側、他方が奥側に配置されるように、洗面台2の側方に装着した。また、サイドキャビネット3を、洗面台2の両側方に装着可能とし、洗面台2側を前面部とし洗面台側の反対側を背面部とした場合に、背面部の少なくとも一部には前面部と背面部との間を貫通する開口部37を形成した。
洗面化粧台1が洗濯機6と隣接して配置される場合、サイドキャビネット3の向きを変えるだけで、サイドキャビネット3を洗面化粧台1の幅方向の一方側及び他方側の何れにも装着可能に構成した。また、サイドキャビネット3の背面に開口部37を形成したので、サイドキャビネット3の前面側からも、背面側からも、開口部37を介してサイドキャビネット3の収納部30にアクセスすることができ、利便性が高まった。よって、洗面台2とサイドキャビネット3を一つのパターンで製造し、設置場所の間取りに合わせてサイドキャビネット3の配置を変更することができるので、二つのパターンを用意する必要がなくなり、洗面化粧台1の製造工程及び製造管理を簡略化することができる。
本実施形態では、複数の棚板35を含んで構成し、複数の棚板35により仕切られて形成される複数の棚部350のうち最下部に位置する棚部の背面部に、背板34を設けた。
複数の棚部350のうち最下部に位置する棚部350の背面部に、背板34を設けることで、洗面化粧台1が洗濯機6と隣接して配置される場合であっても、洗濯機6の使用時に水滴等が飛んでサイドキャビネット3の収納部30内に飛び散ることを防止することができる。
本実施形態では、一対の側板33に、ネジ333が挿通されるネジ孔332をそれぞれ形成した。また、一対の側板33のうち奥側に配置される側板33を、ネジ孔332を介してネジ333により、洗面台2が設置される洗面室内の壁面に固定した。サイドキャビネット3の側板33が壁面にネジ333で固定されることで、サイドキャビネット3が壁面側からも支持される。
本実施形態では、サイドキャビネット3を、一対の側板33のうち手前側に配置される側板33を覆うように取り付けられるカバー側板36を含んで構成した。
カバー側板36を取り付ける前の状態では、一対の側板33は、どちらを壁面側又は洗面化粧台1の手前側に配置させるように向きを変えることも可能である。そこで、洗面化粧台1を取り付ける場所の間取り等に応じてサイドキャビネット3の向きを決定し、しかる後にカバー側板36を手前側の側板33に取り付けることで、サイドキャビネット3の外観が向上する。よって、一つのサイドキャビネット3を用意すればいいので、洗面化粧台1の製造工程及び管理を簡略化することができる。
本実施形態では、カバー側板36を、ネジ孔332に挿通されるネジ333により一対の側板33のうち手前側に配置される側板33に固定した。
カバー側板36を、側板33に形成されるネジ孔332にネジ333を螺合させて側板33に取り付けるように構成することで、側板33を洗面台2が取り付けられる壁面に取り付ける場合と、手前側に配置する場合とで別途の部材を用いる必要がない。このため、サイドキャビネット3を一つのパターンで製造し、設置場所の間取りに合わせてサイドキャビネット3の配置を変更することができるので、上記と同様の効果を奏する。
本実施形態では、サイドキャビネット3を、洗面台2が設置される床面から浮くように装着した。このため、洗面化粧台1が洗濯機6と隣接して配置される場合、洗濯機本体62の幅よりも洗濯機パン61の幅の方が広くても、サイドキャビネット3を洗濯機パン61に干渉させずに、洗面台2を洗濯機6の近くに配置することができ、洗面室内のスペースを有効に活用することができる。
本実施形態では、サイドキャビネット3を備える洗面化粧台1において、洗面台2を、側部に固定され該側部から延出してサイドキャビネット3の下端部を支持する支持部材4を含んで構成した。
サイドキャビネット3が床面から直接支持されていなくても、洗面台2に固定された支持部材4により支持されるので、サイドキャビネット3を安定して設置することができる。支持部材4により、サイドキャビネット3の側板33を壁面に取り付ける際に、サイドキャビネット3が左右にぐらつくことなく、洗面台2の横に高さ位置を合せることができる。このため、サイドキャビネット3の取付が容易にでき、洗面化粧台1の施工性が向上する。
また、サイドキャビネット3が支持部材4によって支持されることで、使用者がサイドキャビネット3に手をついた場合等、サイドキャビネット3に加えられる水平方向の衝撃荷重に対してより多く耐えることができるようになる。
本実施形態では、洗面化粧台1の施工方法を、洗面台2を設置する洗面台設置工程S1と、支持部材4上にサイドキャビネット3を載置するサイドキャビネット載置工程S2と、サイドキャビネット3を支持部材4上に載置した状態で、洗面台2が設置される壁面に、サイドキャビネット3の一対の側板33のうち奥側に配置される側板33をネジ333で固定することにより、洗面台2の側部にサイドキャビネット3を装着するサイドキャビネット装着工程S3と、を含んで構成した。
支持部材4によりサイドキャビネット3を支持した状態で、洗面台2が設置される洗面室内の壁面にサイドキャビネット3の側板33をネジで固定することで、サイドキャビネット3を洗面台2の両側方に装着することができる。これにより、サイドキャビネット3の奥側の側板33を壁面に固定することが容易になる。よって、一つのサイドキャビネット3を洗面台2の一方側にも他方側にも装着することができ、さらには、製造工程及び管理を簡略化することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、図2Bに示すように、背板34は、底板31から第1棚板351の上端まで一枚の板で構成されているが、これに限られない。図2Aに示すように、サイドキャビネット3の棚部350の最下部では、背板34は第1棚板351のやや上まで延出しており、第1棚板351に載せた物品の落下防止の柵の役割をする延出部351aを有している。この延出部351aを、底板31から第1棚板351の下端までの背板と別体に構成してヒンジで接続し、必要に応じて起立させて延出させたり、ヒンジ部分で折り畳んで開口部37を大きくしたりできるように構成してもよい。棚部350の最下部の背板34と延出部351aとを別体で折り曲げ可能に構成することで、洗濯機6側から棚部350への出し入れを頻繁にする場合の利便性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、開口部37は、第1棚板351と第2棚板352の間に設けられているが、開口部37の位置は、これに限られない。例えば、サイドキャビネット3の背面部側を縦方向に二分割し、高さ方向に並ぶ複数の棚部350それぞれの奥側を背板で塞ぎ、手前側に開口部を形成して、背面部の手前側に上下に連続する複数の開口部を設けてもよい。
また、上記実施形態では、棚板35は3枚配置されているが、枚数や棚板35の間隔はこれに限られない。使用者の好みに合わせて変更可能に構成してもよい。
また、上記実施形態では、下キャビネット23のキャビネット側面部233に、収納籠234を取り付けているが、これに限られない。収納籠234の代わりに、キャビネット側面部233にタオルバーを取り付けてもよい。
また、キャビネット側面部233ではなく、サイドキャビネット3の底板31にタオルバーを取り付け、サイドキャビネット3の下端部から下垂させるようにタオルバーを取り付けてもよい。タオルバーは、サイドキャビネット3の手前側における底板31の幅方向の縁又はサイドキャビネット3の洗濯機6側における奥行方向の縁の何れかから下垂させてもよい。
1 洗面化粧台
2 洗面台
3 サイドキャビネット
4 支持部材
33 一対の側板
34 背板
35 複数の棚板
36 カバー側板
37 開口部
332 ネジ孔(貫通孔)
333 ネジ(締結具)
350 棚部

Claims (8)

  1. 一対の側板を有し、前記一対の側板の一方が手前側、他方が奥側に配置されるように、洗面台の側方に装着されるサイドキャビネットであって、
    前記洗面台の両側方に装着可能であり
    前記一対の側板には、締結具が挿通される貫通孔がそれぞれ形成され、
    前記一対の側板のうち奥側に配置される側板は、前記貫通孔を介して前記締結具により、前記洗面台が設置される壁面に固定される、サイドキャビネット。
  2. 前記洗面台側を前面部とし前記洗面台側の反対側を背面部とした場合に、前記背面部の少なくとも一部には前記前面部と前記背面部との間を貫通する開口部が形成される、請求項1に記載のサイドキャビネット。
  3. 複数の棚板を有し、
    前記複数の棚板により仕切られて形成される複数の棚部のうち最下部に位置する棚部の背面部には、背板が設けられている、請求項1又は2に記載のサイドキャビネット。
  4. 前記サイドキャビネットは、前記一対の側板のうち手前側に配置される側板を覆うように取り付けられるカバー側板を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載のサイドキャビネット。
  5. 前記カバー側板は、前記貫通孔に挿通される締結具により前記一対の側板のうち手前側に配置される側板に固定される、請求項4に記載のサイドキャビネット。
  6. 前記洗面台が設置される床面から浮くように装着される、請求項1から5までの何れか1つに記載のサイドキャビネット。
  7. 請求項6に記載のサイドキャビネットを備える洗面化粧台であって、
    前記洗面台は、側部に固定され該側部から延出して前記サイドキャビネットの下端部を支持する支持部材を備える、洗面化粧台。
  8. 面化粧台の施工方法であって、
    前記洗面化粧台は、洗面台が設置される床面から浮くように装着されるサイドキャビネットを備え、
    前記洗面台は、側部に固定され該側部から延出して前記サイドキャビネットの下端部を支持する支持部材を備え、
    前記サイドキャビネットは、一対の側板を有し、前記一対の側板の一方が手前側、他方が奥側に配置されるように、前記洗面台の側方に装着され、前記洗面台の両側方に装着可能であり、
    前記施工方法は、
    前記洗面台を設置する洗面台設置工程と、
    前記支持部材上に、前記サイドキャビネットを載置するサイドキャビネット載置工程と、
    前記サイドキャビネットを前記支持部材上に載置した状態で、前記洗面台が設置される壁面に、前記サイドキャビネットの一対の側板のうち奥側に配置される側板を締結具で固定することにより、前記洗面台の側部に前記サイドキャビネットを装着するサイドキャビネット装着工程と、を有する、洗面化粧台の施工方法。
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