JP4435559B2 - 戸棚 - Google Patents

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本発明は、本体に内部画成した収納室に食器類等の被収納物を収納するよう構成した戸棚に関するものである。
厨房に設置される食器類等を収納する戸棚は、箱状の本体の内部に、食器類等が収納される収納室が画成されると共に、該本体には、前方に開放する矩形状の開口部が開設され、この開口部は、スライド扉または観音開き式の扉により開閉されるよう構成される(例えば、特許文献1参照)。
前記本体は、ステンレス鋼等を材料とする鋼板を折曲げ加工した複数の板材を、相互に溶接することで構成されている。
特開平8−187132号公報
前述した構造の本体における壁(板材)は鋼板のみで構成されているから、前記スライド扉または観音開き式の扉を閉める際には、該扉が壁面に衝突したときに大きな音が発生する問題があった。また、スライド扉の場合では、該扉を勢いよく閉めると、スライド扉が側壁に衝突したときの反動により跳ね返って開いた状態となり、再度扉を閉める煩雑な作業が必要となっていた。
この点に関し、本件出願人の出願に係る発明「戸棚」(特願2003−273654号)が存在する。この戸棚は、本体を構成する天板および左右の側板を、鋼板により形成された中空パネルとして、その内部に発泡材を充填した壁構造としていることから、扉の衝突音の低減化や、扉の跳ね返りを抑制することができる。
しかし、前述した構造においては、以下の難点があった。
すなわち、戸棚を厨房の天井から吊すような、所謂吊戸棚を設置する場合には、天井と戸棚本体の天板とをネジ等で固定するため、該天板が発泡材を充填した中空パネル構造では、吊戸棚本体の質量+収納食器類の質量を支えるための強度を持たせることが困難である。なお、中空パネルの内部におけるネジを締め付ける部分に補強部材を配設すればよいが、厨房の天井における形状や強度等の関係で、実際の設置時には必ずしも補強部材がある位置にネジ固定ができるとは限らず、しかも現場での加工は困難である。また、補強部材の配設領域を大きくすることで、多少の位置変更には対応可能となるが、この場合はコストが嵩むと共に、軽量化が阻害されてしまう。
また、床置き設置を行なう戸棚に対して転倒防止処置を行なう場合に、前記同様に天板が発泡材を充填した中空パネル構造では、転倒防止用部材を固定するネジが安定した状態で固定されない。なお、この場合においても中空パネルの内部におけるネジを締め付ける部分に補強部材を配設すればよいが、厨房の壁における形状や強度等の関係で、実際の設置時には必ずしも補強部材がある位置にネジ固定ができるとは限らず、しかも現場での加工は困難である。また、補強部材の配設領域を大きくすることで対応する場合は、前述したように、コストが嵩むと共に、軽量化を阻害する要因となる。
すなわち本発明は、前述した従来の技術に内在している前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、軽量化を図りつつ強度を向上し、扉の衝突音の低減化や扉の跳ね返りを抑制し得ると共に、戸棚を吊り設置したり転倒防止処置のためのネジ固定を支障なく行ない得る戸棚を提供することを目的とする。
前記問題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る戸棚は、
被収納物が収納される収納室が内部画成された本体に開設した開口部を扉により開閉する戸棚において、
前記本体は、別々に製作した左右両側板、天板、底板および背板を、固定手段を介して相互に連結固定することで構成され、
前記天板は、下方に開口する皿状に形成されると共に、
前記左右両側板のみは、鋼板により形成された中空パネルの内部に発泡材を充填した壁構造となっていることを特徴とする。
本発明に係る戸棚によれば、本体を構成する左右の側板を、中空パネルの内部に発泡材を充填した壁構造としたから、鋼材の厚みを大きくすることなく充分な強度を確保し得ると共に、軽量化を図ることができ、また安価に製造することができる。しかも、扉が衝突したときに発生する衝突音は発泡材で吸収され、衝突音を小さくすることが可能となる。更に、天板は、下方に開口する皿状に形成したものであるから、戸棚を吊り設置したり転倒防止処置のために該天板をネジ固定する場合であっても、簡単に対応することができる。すなわち、厨房の天井や壁の条件に応じてネジを固定する箇所にのみ、補強部材を現場において簡単に配設することができ、また必要以上に大きな補強部材を配設する必要もないから、コストが嵩んだり軽量化が阻害されることはない。
次に、本発明に係る戸棚につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
図1または図2に示す如く、実施例に係る食器戸棚(戸棚)10は、一対の側板(側壁)12,14、天板(壁)16、底板(壁)18および2枚の背板20,20を相互に連結固定することで、前方に開放する箱状の本体22が構成される。この本体22の内部には、上下方向の略中間位置に仕切板24が配設され、本体内部には、該仕切板24を挟んで上下に収納室26が夫々画成されるようになっている。なお、両側板12,14における各収納室26内に臨む対向する内面には、前後に離間して棚受柱(図示せず)が上下方向に延在するよう夫々配設され、該棚受柱に着脱自在に係止された棚受金を介して、食器類を載置する棚部材(何れも図示せず)が多段的に配設可能に構成されている。
前記本体22の前部には、図3に示す如く、前方に開放する矩形状の開口部22aが、前記仕切板24を挟んで上下に形成されている。各開口部22aの内周上部および内周下部には、その幅方向の全長に亘って、レール部18c,24c(後述)が設けられ、両レール部18c,24c間に、前スライド扉(扉)28および後スライド扉(扉)30が夫々幅(左右)方向にスライド自在に支持されて、前記開口部22aを開閉し得るよう構成してある。
前記本体22を構成する左右の両側板12,14の構成は同一であるので、図1において右側の右側板14の構成についてのみ説明し、左側の左側板12の同一部材には同じ符号を付して示すものとする。すなわち、図1に示す如く、右側板14は、ステンレス鋼を材料として中空箱状に形成された中空パネル32の内部に、発泡ウレタン等の発泡材34を充填した壁構造となっており、本体22の組立て工程とは別の工程により製作される。前記発泡材34の発泡密度は、100g/l以下に設定され、高い衝撃吸収作用を奏するよう構成してある。この中空パネル32の表面には、ショットピーニング等により梨子地加工が施され、ツヤ消し処理されている。なお、ショットピーニングに際し、パネル表面に抗菌被膜を形成するようにすれば、前記収納室26に収納された食器類を衛生的に保つことができる。
前記右側板14における天板16および底板18に対応する上部位置および下部位置の夫々には、左右方向に貫通する通孔36a,36cが前後方向に所定間隔離間して複数づつ穿設されている。各上通孔36aには、固定手段としての上ネジ38が外側から夫々挿通され、該上ネジ38を天板16の後述する側部ネジ孔16aに螺挿することで、当該右側板14に天板16の一側が連結固定される。また各下通孔36cには、固定手段としての下ネジ42が外側から夫々挿通され、該下ネジ42を底板18の後述する側部ネジ孔18aに螺挿することで、当該右側板14に底板18の一側が連結固定される。なお、右側板14における仕切板24に対応する中間位置には、その内側面に中ネジ孔36bが前後方向に所定間隔離間して複数設けられている。そして、仕切板24の後述する側部通孔24aに内側から挿通した固定手段としての中ネジ40を、前記中ネジ孔36bに内側から螺挿することで、当該右側板14に仕切板24の一側が連結固定されるようになっている。なお、中ネジ孔36bを通孔とし、側板内部に設けたネジ板のネジ孔に中ネジ40を螺挿するようにしてもよい。
また、前記右側板14の後面には、上下方向に所定間隔で後通孔32aが穿設されると共に、各後通孔32aと対応する後部内側に後ネジ板が内設されている。そして、各背板20の後述する各通孔58から右側板14の対応する後通孔32aに挿通した固定手段としての後ネジ44を、前記後ネジ板のネジ孔に螺挿することで、各背板20が右側板14に連結固定されるようになっている(図4参照)。
前記天板16は、図1および図5に示す如く、平板状の鋼板の各縁部を下側に折曲形成して下方に開口した皿状に形成したトッププレート46と、該トッププレート46の下面における4つの縁部および左右方向の中央に夫々配設された補強部材48とから構成される。そして、天板16の左右両側面に、前記左右の側板12,14に穿設された各上通孔36aに対応して側部ネジ孔16aが夫々設けられており、該側部ネジ孔16aに前記上ネジ38が螺挿される。また、天板16の後面に、左右方向に所定間隔で複数の後ネジ孔16bが設けられ、各後ネジ孔16bに後ネジ44を螺挿することで、上側の背板20が天板16に連結固定されるようになっている。なお、天板16の前部下面には、前記上側の開口部22aを開閉するスライド扉28,30の上部を支持するためのレール部(図示せず)が設けられている。
前記底板18は、図1および図5に示す如く、平板状の鋼板の各縁部を下側に折曲形成して下方に開口した皿状に形成したトッププレート50と、該トッププレート50の下面における4つの縁部および前後方向の中央に夫々配設された補強部材52から構成される。そして、底板18の左右両側面に、前記左右の側板12,14に穿設された各下通孔36cに対応して側部ネジ孔18aが夫々設けられており、該側部ネジ孔18aに前記下ネジ42が螺挿される。また、底板18の後面に、左右方向に所定間隔で複数の後ネジ孔18bが設けられ、各後ネジ孔18bに後ネジ44を螺挿することで、下側の背板20が底板18に連結固定されるようになっている。なお、底板18の前部上面には、前記下側の開口部22aを開閉するスライド扉28,30の下部を支持するためのレール部18cが設けられている。
前記仕切板24は、図1および図5に示す如く、平板状の鋼板の各縁部を下側に折曲形成して下方に開口した皿状に形成したトッププレート54と、該トッププレート54の下面における4つの縁部および前後方向の中央に夫々配設された補強部材56から構成される。そして、仕切板24の左右両側面および対応する補強部材56に、前記左右の側板12,14に穿設された各中ネジ36bに対応して側部通孔24aが夫々設けられており、該側部通孔24aに内側から挿通した前記中ネジ40が中ネジ孔36bに螺挿される。なお、中ネジ孔36bに螺挿された中ネジ40は、側板12,14の外側には露出しないようになっている。また、仕切板24の後面には、上下に離間する位置に、左右方向に所定間隔で複数の後ネジ孔24bが夫々設けられ、各後ネジ孔24bに後ネジ44を螺挿することで、上下の背板20,20が仕切板24に連結固定されるようになっている。なお、仕切板24の前部上面および下面には、前記上側の開口部22aを開閉するスライド扉28,30の下部および下側の開口部22aを開閉するスライド扉28,30の上部を支持するためのレール部24c(上側のレール部のみ図示)が設けられている。
前記本体22を構成する2枚の背板20,20は、所定厚みのステンレス鋼を材料とする薄板鋼板であって、その4つの端縁部には、前後に貫通する複数の通孔58が上下方向あるいは左右方向に離間して夫々穿設されている。なお、各背板20の上下寸法は、前記左右両側板12,14、天板16および底板18を相互に連結固定した際に後方に開放する後開口の略半分を閉成し得る寸法に設定されている。すなわち、2枚の背板20,20で後開口を閉成した状態で、各背板20の各通孔58から挿通した固定手段としての後ネジ44を、側板12,14、天板16、底板18および仕切板24の対応する後ネジ孔16b,18b,24bに螺挿することで、背板20,20が両側板12,14、天板16、底板18および仕切板24に連結固定される(図4参照)。
前記前後のスライド扉28,30は、何れもステンレス鋼を材料とする鋼板により形成された中空パネル60の内部に、発泡ウレタン等の発泡材(図示せず)を充填して構成されたものであって、必要な強度を確保すると共に消音性を向上するようにしてある。また、スライド扉28,30(中空パネル60)の表面には、フッ素樹脂コートが施され、手アカや汚れが付き難くしてある。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る食器戸棚の作用について説明する。前記本体22を構成する側板12,14、天板16、底板18および仕切板24は、夫々別に製作された後、背板20,20と共に組立てられる。すなわち、前記各板12,14,16,18,24,20,20を組立てる場合は、前記左右の側板12,14の間において、天板16および底板18を、各側部ネジ孔16a,18aと両側板12,14における上下の各通孔36a,36cとが整列するよう位置決めする。そして、側板12,14における上下の各通孔36a,36cに外側から挿通したネジ38,42を、対応する各側部ネジ孔16a,18aに螺挿することで、両側板12,14の間に天板16および底板18が連結固定される。また、左右の側板12,14の間において、前記仕切板24を、側部通孔24aと両側板12,14における中ネジ孔36bとが整列するよう位置決めする。そして、仕切板24の各側部通孔24aに内側から挿通したネジ40を、対応する中ネジ孔36bに螺挿することで、両側板12,14の間に仕切板24が連結固定される。
前記両側板12,14の間に天板16、仕切板24および底板18を配設した後、左右両側板12,14、天板16、底板18および仕切板24の後面に、前記背板20,20の各端縁部前面を当接して、側板12,14、天板16、底板18および仕切板24の各後ネジ孔16b,18b,24bと背板20,20の各通孔58とを整列するよう位置決めする。そして、背板20,20の後方から各通孔58に挿通した後ネジ44を、対応する後ネジ孔16b,18b,24bに螺挿することで、左右両側板12,14、天板16、底板18および仕切板24に背板20,20が連結固定される(図4参照)。これにより、前方に開口部22a,22aが形成された箱状の本体22が構成される。
前記本体22は、天板16、底板18および仕切板24が配設される左右の両側板12,14を、中空パネル32に発泡材34を充填した壁構造としたから、天板16、底板18および仕切板24を中空パネル構造としなくても、中空パネル32を構成する鋼材の板厚を大きくすることなく、本体22の充分な剛性(強度)を得ることができる。また、各板12,14,16,18,24,20,20は、ネジ38,40,42,44を介して連結固定しているから、溶接により連結する場合とは異なり、溶接箇所を仕上げ加工する工程を不要として、組立工程数を低減し得る。なお、本体22を、ネジによる組立て構造としたから、現場での組立てができ、据付け場所の条件等に応じて、現場で組立てたり、あるいは予め組上がった姿で搬入することを選択できる。また、幅寸法の異なる各種仕様の本体22を構成するに際し、前記側板12,14を共通部品として使用することができ、各仕様毎に異なる寸法の側板を製作する場合に比べて、製造コストを低廉に抑えることができる。
前記側板12,14の表面には梨子地加工が施されているから、例えば各側板12,14に歪み等が生じた場合であっても、目立つことはなく、見栄えを損なうのを抑制し得る。また、鏡面加工に比べて周囲の厨房機器や作業者の映り込みがないので、作業者の気が散るのは抑えられる。
前記スライド扉28,30を閉める際に、該扉28,30が衝突する両側板12,14は、中空パネル32に発泡材34を充填した壁構造としてあるから、スライド扉28,30が衝突したときに発生する衝突音は、該発泡材34で吸収される。すなわち、発泡材34の衝撃吸収作用により金属板特有のビビリ音の発生を防止して衝突音を小さくすることができ、静音性に優れる。なお、中空パネル32の内部には発泡材34が隙間なく詰まっているから、前記衝突音は低音となり、重量感が得られ、また壁面が撓むのも防止できる。
また、発泡材34の衝撃吸収作用によりスライド扉28,30が跳ね返るのも抑制され、一旦閉めた扉28,30を再度閉め直す煩雑な作業を省略することができる。なお、両側板12,14の内部には隙間が無いから、ゴキブリ等の虫が入り込んで不衛生となるのは防止される。
前記スライド扉28,30の表面にはフッ素樹脂コートが施されているので、作業者が開閉操作する際に汚れ難く、清掃が容易となる。またスライド扉28,30自体も、中空パネル60に発泡材を充填した構造を採用しているから、静粛性に優れると共に質感も向上する。
前記本体22を構成する天板16は、中空パネル構造ではなく、下方に開口した皿状のトッププレート46の下面に複数の補強部材48を配設して構成したものであるから、当該食器戸棚を厨房の天井に吊ったり、あるいは転倒防止処置のためにネジ固定する場合は、該トッププレート46におけるネジを固定する箇所の下面に、現場で補強部材を簡単に配設することができる。すなわち、厨房における天井や壁の形状や強度等の条件に応じて、適所に補強部材を必要なだけ配設することができるから、コストが嵩んだり、軽量化が阻害されることはない。
〔変更例〕
実施例では、戸棚として食器類を収納する食器戸棚を挙げて説明したが、収納される被収納物は食器類等に限定されるものでなく、その他各種のものを収納する戸棚を対象とし得る。側板やスライド扉に充填される発泡材としては、発泡ウレタンに限定されるものでなく、発泡スチロール等であってもよい。また、底板や仕切板に関しては、厚板鋼板から形成した中空パネルのみの構造(内部に発泡材を充填していない構造)としたり、側板と同様に中空パネルの内部に発泡材を充填したものであってもよい。なお、戸棚を吊り設置する場合は、側板、仕切板および底板を、中空パネル構造とし、内部に発泡スチロールを入れる構成が、軽量化の点で有利である。
実施例の天板は、平板状の鋼板の各縁部を下側に折曲形成して下方に開口した皿状に形成したトッププレートの下面に補強部材を配設して構成したが、平板状の鋼材における4つの縁部に沿って補強部材を配設することで、下方に開口した皿状となるようにしてもよい。すなわち、鋼材(トッププレート)の下面が、所要範囲に亘って収納室内に露出するようになっていればよく、これによって厨房の天井や壁に天板を固定するに際してのネジ固定位置の変更等に簡単に対応することができるものである。
実施例では、本体の開口部をスライド扉により開閉する形態の戸棚を挙げたが、観音開き式の扉で開口部を開閉するものであってもよい。なお、一側縁部において回動自在に枢支された一枚の回動式扉で、開口部を開閉する構造を採用し得る。更に、実施例では本体内部に仕切板を配設して上下に収納室を設けた場合で説明したが、収納室は1つ、あるいは3つ以上であってもよく、また収納室が左右に分かれる構造であってもよい。
実施例では、背板を薄板鋼板で構成したが、該背板においても側板と同様の壁構造を採用し得る。また、背板は2枚でなく1枚であってもよい。なお、各板を連結固定する固定手段としては、実施例のネジに限定されるものでなく、ビスやリベット等であってもよい。
実施例に係る食器戸棚の本体を構成する各板を分解した状態で示す概略斜視図である。 実施例に係る食器戸棚を示す概略斜視図である。 実施例に係る食器戸棚を示す正面図である。 実施例に係る食器戸棚を示す背面図である。 実施例に係る食器戸棚を示す縦断正面図である。
符号の説明
12 左側板(側板),14 右側板(側板),16 天板,18 底板,20 背板
22 本体,22a 開口部,26 収納室,28 前スライド扉(扉)
30 後スライド扉(扉),32 中空パネル,34 発泡材,38 上ネジ(固定手段)
40 中ネジ(固定手段),42 下ネジ(固定手段),44 後ネジ(固定手段)
46 トッププレート,48 補強部材

Claims (2)

  1. 被収納物が収納される収納室(26)が内部画成された本体(22)に開設した開口部(22a)を扉(28,30)により開閉する戸棚において、
    前記本体(22)は、別々に製作した左右両側板(12,14)、天板(16)、底板(18)および背板(20,20)を、固定手段(38,40,42,44)を介して相互に連結固定することで構成され、
    前記天板(16)は、下方に開口する皿状に形成されると共に、
    前記左右両側板(12,14)のみは、鋼板により形成された中空パネル(32)の内部に発泡材(34)を充填した壁構造となっている
    ことを特徴とする戸棚。
  2. 前記天板(16)は、平板状の鋼板の各縁部を下側に折曲形成したトッププレート(46)の下面に、複数の補強部材(48)を配設して構成される請求項1記載の戸棚。
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