JP4058484B2 - キッチンの組立方法 - Google Patents

キッチンの組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4058484B2
JP4058484B2 JP21224196A JP21224196A JP4058484B2 JP 4058484 B2 JP4058484 B2 JP 4058484B2 JP 21224196 A JP21224196 A JP 21224196A JP 21224196 A JP21224196 A JP 21224196A JP 4058484 B2 JP4058484 B2 JP 4058484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
drawer
support members
support member
storage space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21224196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1052327A (ja
Inventor
光生 堀
貴子 花田
哲夫 修家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP21224196A priority Critical patent/JP4058484B2/ja
Publication of JPH1052327A publication Critical patent/JPH1052327A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4058484B2 publication Critical patent/JP4058484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収納空間を広くすることができるキッチンの組立方法に関する。
【0002】
【先行技術】
従来より、台所においてガステーブルを載置したり、水仕事をするためのシンクを備えた箱状の流し台が使用されている。
この従来の流し台について図5に基づいて説明する。図5の流し台は、水仕事をするためのシンクを備えた箱状部材110と、その箱状部材100とは別体であって、上面にガステーブルを載置することができる箱状部材100とを隣接して使用する。これらの部材100,110には、収納構造を備えていることが多い。
例えば、シンクを備えた箱状部材110は、抽斗を上下に三段備えた収納構造113と、シンクの下方に開き戸112を備えた収納構造111を備える。この収納構造111は、箱状に形成した流し台の底板と、背板と、側板114,114と、シンクの下面と、調理者が流し台に向かって立つ手前側に備えた開き戸112とにより収納空間を形成する。また、その収納構造に隣接し、抽斗を上下に三段備えた収納構造113は、側板116,116と、その側板116,116の間に水平方向に渡して形成し、抽斗115を支持するために支持板とを備えて収納構造を形成する。また、前記した上面にガステーブルを載置することができる箱状部材100にも、ガステーブルを載置するためのカウンタートップ102の下方に収納構造101を備える。この収納構造101は、箱状に形成した流し台の底板と、背板と、側板103,103と、カウンタートップ102の下面と、手前側に開き戸104,104とにより収納空間を形成する。そして、この収納空間の中に、鍋やしゃもじ等の調理器具や、調味料等を収納して、台所周りの整理整頓を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した流し台にあっては、以下のような問題があった。
すなわち、台所のスペースは限られているため、その台所に設置する流し台の大きさも限られる。
ここで、図5に示す流し台は、別体に形成した箱状部材100,110を隣接させて使用するため、収納空間と収納空間との間には、ガステーブルを載置するための箱状部材の側板103と、シンクを備えた箱状部材の側板116との二部材が存在する。従って、限られた大きさに形成する流し台において、収納構造101の収納空間と、収納構造113の収納空間を仕切るために、二部材を使用していた。
また、シンクを備えた箱状部材110においても、開き戸112を備えた収納構造111と、抽斗115を備えた収納構造113との間には、収納構造111を形成する側板114と収納構造113を形成する側板116とが存在する。その結果、収納空間を仕切る部材の幅が、収納空間自体を圧迫しているという問題があった。
さらに、収納構造101,111,113の奥側は、調理者からは見えにくい。従って、一旦、収納構造101,111,113の奥側に収納した物は、収納したことを忘れがちである。特に、手が届きにくて取り出し作業が困難であることから、収納構造101,111,113の奥側には、普段あまり使わない物を収納することが多いため、収納物が死蔵化する傾向があるという問題があった。
さらに、流し台の背板付近、つまり、奥側にも調理器具等を収納することが可能であるが、収納構造の奥側は、流し台の手前側に位置する調理者からは、手が届きにくい。そのため、一旦、収納構造101,111,113の奥側に収納した物を取り出す場合には、調理者は、しゃがんで腰を低くした姿勢をしながら、収納物を手前側に引き寄せ、それから持ち上げるという動作が必要であり、収納物の収納作業及び取り出し作業に手間がかかっていた。特に、収納物が重い場合には、収納作業及び取り出し作業が困難であった。
さらに、箱状に形成した従来の流し台においては、調理を行う調理台の高さや、食器などを洗うシンクの高さは調節不能である。そのため、調理者は、背中を丸めて前屈みになったり、あるいは、手が伸ばし気味になる等、調理時に不自然な姿勢をとることが多いという問題があった。
【0004】
そこで、請求項1記載の発明の解決課題は、キッチン本体のデッドスペースを有効に使用し、より効率よく、より使いやすい収納構造を備えたキッチンを容易に組み立てる方法を提供することである。
加えて、この請求項1記載の発明の解決課題は、収納物の死蔵化を防止するために収納物の出し入れをし易くする収納構造を備えたキッチン構造を提供することである。
【0005】
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した目的を達成するためのものある。
請求項1記載の発明は、建物躯体を形成する背面壁(50)に接し、かつ床面(40)上に載置するキッチン(70)であって、そのキッチン(70)の上面を形成する略板状の上部部材(10)と、その上部部材(10)の上面を水平に支持するために前記床面(40)上に載置固定される複数の支持部材(例えば20A,20B,20C)とを備え、これら複数の支持部材(例えば20A,20B,20C)のうち、少なくとも二つの支持部材(例えば20A,20B)は、上面がない箱体状に形成した抽斗内箱体(26)と、その抽斗内箱体(26)を収納するために手前側に開口部を備えた抽斗外箱体(25)とを備えた抽斗支持部材(例えば20A)として形成され、抽斗支持部材(例えば20A)以外の少なくとも一の支持部材(例えば20C)は、抽斗支持部材 (20A,20B) 間ではなく、抽斗支持部材(例えば20A)とは横方向に間隔を空けて床面(40)上に載置固定されることによって支持部材間空間(例えば60A)を形成する板状支持部材(20C)として形成されるとともに、これら複数の支持部材(例えば20A,20B,20C)は、床面(40)と接する部分に設けた台輪をカットすることにより、床面(40)からその上部に載置される上部部材(10)の上面までの高さを調整可能とする高さ調整機能部(24)を備えてなり、前記抽斗支持部材(20A,20B)間、あるいは抽斗支持部材(例えば20A)と板状支持部材(20C)との間に形成される支持部材間空間(60A,60B)には、相対向する支持部材(例えば20A,20B又は20A,20C)の側面(例えば22,23)間であって、背面が前記背面壁(50)により、底面が前記床面(40)により、上面が前記上部部材(10)の下側面によって収納空間(例えば60A,60B)が形成され、その収納空間の手前側を開閉するための開閉部材(30)が設けられるとともに、前記支持部材間空間(例えば60A)を形成する少なくとも二つの支持部材(例えば20A,20C)は、調理者が立つ手前側から背面壁(50)に向かう方向に連続する側面(例えば22,23)を備え、一の支持部材(例えば20A)と他の支持部材(例えば20C)とがお互いに対向する側面(例えば22,23)にはそれぞれ水平方向に沿ってレール(31,31)を備え、そのレール(31,31)に沿って前後に移動する抽斗(30)が設けられてなり、前記上部部材(10)は、水仕事を行うためのシンク(12)を備え、そのシンク(12)には、調理者がシンク(12)に向かって立った場合に中央よりも背面壁(50)寄りに排水口を備え、前記シンク(12)の下方と床面(40)との間の空間は収納空間(61)として形成され、その収納空間(61)の内部には排水トラップ構造(13)を備え、その排水トラップ構造(13)は、シンク(12)の下方に位置する前記収納空間(61)において中央よりも背面(14)寄りに位置していることを特徴とするキッチン構造によって構成されるキッチンの組立方法であって、前記複数の支持部材 ( 例えば 20A,20B,20C) を背面壁 (50) に接するとともに、支持部材間空間 ( 例えば 60A) を形成するために間隔を空けて床面 (40) 上に載置固定する第一工程と、それら複数の支持部材 ( 例えば 20A,20B,20C) の上部に上部部材 (10) を載置固定する第二工程と、その支持部材間空間 ( 例えば 60A) の手前側を開閉するための開閉部材 (30) を設置する第三工程とを有することを特徴とするキッチンの組立方法である。
【0008】
ここで、「上部部材(10)」とは、キッチンの上面を形成し、調理時には作業台として機能する部材をいう。その上部部材(10)上に、ガステーブルを載置できるように形成したり、また、水仕事をするためのシンク(12)を備えて形成してもよい。
また、「支持部材(20)」とは、床面(40)上に載置固定し、支持部材(20)の上面が上部部材(10)の下面(11)に接することにより、上部部材(10)を支持することができる部材をいい、例えば、棒状部材、板状部材、二枚の側板を備えた箱状部材、あるいは枠体状に形成する部材等がある。箱状、あるいは枠体状に形成する場合には、収納空間を備えて形成する場合をも含む。
【0009】
また、「開閉部材(30)」とは、例えば、開き戸や、上部部材(10)の下面(11)から吊った吊り戸、あるいは、前記支持部材間空間(例えば60A)に収納でき、出し入れ自由な抽斗等がある。
また、「対向面(23)」とは、例えば、抽斗支持部材(例えば20A)に対向する支持部材を棒状部材として形成し、その棒状の支持部材を建物躯体を形成する側壁に接して位置させる場合には、側壁をいう。また、抽斗支持部材(例えば20A)に対向する支持部材(例えば20C)に、前記抽斗支持部材(例えば20A)に対向する側面(23)を備えて形成する場合には、その側面(23)をいう。
また、「(そのレール(31)に沿って)前後」とは、調理者がキッチンに向かって立った場合に、手前側を前、背面壁(50)側を後ろとし、背面壁(50)側から手前側へ移動することができることをいう。
また、「背面(14)」とは、シンク(12)と床面(40)との間の空間を支持部材間空間(例えば60B)として形成する場合には、背面壁(50)をいうものである。また、シンク(12)と床面(40)との間の空間を、例えば、背板と、二枚の側板と、手前側を開閉するための開閉部材とを備えた枠体状の支持部材(20)の内側に存在する収納空間として使用する場合には、背板をいう。
さらに「排水トラップ構造(13)」とは、シンク(12)の排水口から流れる排水を所定の量だけ常時溜めておくことができるトラップ部分及びそのトラップと排水口との接合部材をいう。
【0010】
請求項1記載の発明の作用を説明する。
キッチン(70)を形成する複数の支持部材(例えば20A,20B,20C)のうち、少なくとも二つの支持部材(例えば20A,20B)は、上面がない箱体状に形成した抽斗内箱体(26)と、それを収納する抽斗外箱体(25)とを備えた抽斗支持部材(例えば20A)として形成する。従って、上部部材(10)と床面(40)との間の空間を、抽斗外箱体(25)の側板のうち、他の支持部材(例えば20C)に対向する側板(21)によって、抽斗外箱体(25)の内側の空間と、収納空間(60)とに仕切ることができる。その側板(21)において、支持部材間空間(例えば60A)に面する側の側面(22)は、支持部材間空間(例えば60A)を閉塞する。すなわち、他の支持部材(例えば20C)に対向する側板(21)は、抽斗内箱体(26)を収納するための収納空間を形成するだけでなく、抽斗外箱体(25)と隣り合う支持部材間空間(例えば60A)を形成するための部材としての役割を果たす。その結果、支持部材間空間(例えば60A)を囲むための部材であって、抽斗外箱体(25)と隣接するための部材を省略することができる。
従って、その支持部材間空間(例えば60A)自体を、省略した部材の厚み分増やすことができる。そのため、その支持部材空間(60)内に存在する収納空間を省略した部材も省略した厚み分増やすことができる。
【0011】
【0012】
また、一の支持部材(例えば20A)と別の支持部材(例えば20C)とは間隔を開けて床面(40)上に載置する。それらの支持部材(例えば20A,20B)の側面(例えば22,23)には、レール(31,31)を備えており、そのレール(31)に沿って、抽斗(30)が前後に移動する。そして、その抽斗(30)の中に物を収納することができる。その結果、収納物を取り出す際には、抽斗(30)を手前側に引けば、調理者は立ったままの姿勢で収納物を垂直方向に持ち上げるだけで容易に取り出すことができる。
従って、支持部材間空間(例えば60A)の背面壁(50)寄りに収納した物を取り出す場合にも、一旦しゃがんで低い姿勢した状態で、収納物を手前側に引き寄せて、それから立ちながら収納物を持ち上げるという一連の動作をすることなく、容易に取り出すことができる。そのため、取り出し作業を簡易化することができる。さらに、抽斗(30)を前に引き出した状態にあっては、抽斗(30)の中身を容易に見ることができる。そのため、抽斗(30)を引き出す度に、収納物の内容を確認することが容易にでき、収納物の死蔵化を防ぐことができる。
【0013】
さらに、支持部材間空間(例えば60B)を閉塞する床面(40)は、その支持部材間空間(例えば60B)に備える収納空間(61)をも閉塞する。そのため、収納空間(61)用の底板を別途設けた場合と異なり、収納空間(61)の高さを高くすることができる。また、収納空間(61)に物を収納する場合には、床面(40)上に直接載置することができる。
その結果、収納物を、支持部材間空間(例えば60B)を閉塞する床面(40)よりも手前側の床面(40)上に載置させたまま、持ち上げることなく、床面(40)上を滑らせて支持部材間空間(例えば60B)内に移動することができる。特に、収納物の重量が大きい場合には、収納物を持ち上げずに収納できるため、収納作業および取り出し作業を簡易化することができる。
【0014】
また、支持部材間空間(例えば60B)を閉塞する背面壁(50)は、その支持部材間空間(例えば60B)に備える収納空間(61)をも閉塞する。そのため、その収納空間(61)に物を収納する場合には、背面壁(50)に接して収納することができる。
従って、背面壁(50)の手前に前記収納空間(61)を閉塞するための部材を省略することができるため、その省略できた部材の厚み分だけ収納空間の奥行きを広げることができる。
【0015】
【0016】
さらに、排水トラップ構造(13)と背面(14)との間は、物を収納するには狭く、また手が届きにくいため、収納空間としては使用し難い。従って、シンク(12)と床面(40)との間に位置する収納空間(61)において、実際に収納物を収納するために使用される空間は、排水トラップ構造(13)よりも手前側の空間である場合が多い。ここで、上部部材(10)に備えたシンク(12)の排水口は、図3に示すように、中央よりも奥側、すなわち背面(14)寄りに位置する。そのため、その排水口に接続した排水トラップ構造(13)もシンク(12)の下方に形成する収納空間(61)において、中央よりも背面(14)寄りに位置させることができる。
その結果、収納空間(61)において、排水トラップ構造(13)と背面(14)との間の空間を小さくする一方、排水トラップ構造(13)よりも手前側の空間を広くすることができ、床面(40)とシンク(12)の間の収納空間(61)を有効に使用することができるのである。
【0017】
ここで、「高さ調整機能部(24)」とは、キッチンを使用する調理者が、作業をし易いように身長や腰の高さにあわせて、床面(40)から支持部材(20)上に載置した上部部材(10)の上面までの高さを調節可能にすることができる部分をいう。例えば、支持部材(20)を箱体状、あるいは枠体状に形成し、その支持部材(20)が床面(40)と接する部分に支持部材(20)の外観を良好にするための幅広い横材からなる台輪を備る。そして、その台輪をカットすることにより、支持部材(20)の高さを低くし、床面(40)から上部部材(10)の上面までの高さを低くすることにより達成できるのである。
【0018】
すなわち、調理者の身長や腰の位置に合わせて、作業を行いやすい高さに上部部材(10)の上面の高さを調整することができる。そのため、調理や食器洗いなどの作業を行う際に、作業を行う上部部材の上面(10)やシンクの位置が高い、または低いために背中を丸めて前屈みになったり、あるいは、手が伸ばし気味になる等、不自然な姿勢をしながら作業をする必要がない。従って、調理作業が容易となる。
【0019】
【0020】
さらに、請求項1記載の発明の作用を説明する。
請求項1記載の発明によれば、キッチン(70)を構成する上部部材(10)と支持部材(20)とは、別体に形成している。従って、キッチン(70)全体を一体に形成する場合に比べて、各部品は小型かつ軽量である。そのため、運搬及び設置作業を容易化することができる。また、キッチン(70)を形成する複数の支持部材(例えば20A,20B,20C)のうち、少なくとも二つの支持部材(20)は、上面がない箱体状に形成した抽斗内箱体(26)と、それを収納する抽斗外箱体(25)とを備えて形成する。従って、上部部材(10)と床面(40)との間の空間を、抽斗外箱体(25)の側板のうち、他の支持部材(20)に対向する側板(21)によって、抽斗外箱体(25)の内側の空間と、収納空間(60)とに仕切ることができる。その側板(21)において、支持部材間空間(例えば60A)に面する側の側面(22)は、支持部材間空間(例えば60A)を閉塞する。すなわち、他の支持部材(20)に対向する側板(21)は、抽斗内箱体(26)を収納するための収納空間を形成するだけでなく、抽斗外箱体(25)と隣り合う支持部材間空間(例えば60A)を形成するための部材としての役割を果たす。
その結果、支持部材間空間(例えば60A)を囲むための部材であって、抽斗外箱体(25)と隣接するための部材を省略することができるため、その支持部材間空間(例えば60A)自体が、それを囲むための部材の厚みにより圧迫されるといった不都合を避けることができるキッチン(70)を容易に提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。
ここで使用する図面は、図1、図2、図3、及び図4である。
図1は、本発明の一実施の形態を示すための正面図である。図2は、図1に示すキッチンを形成する部材を示すための斜視図である。図3は、図1に備えた収納構造の一実施の形態を示すための概念図であって、シンク下方の収納空間における排水トラップ構造の位置を示す。図4は、図1及び図2に記載した支持部材20が備える高さ調整機能部24を説明するための概念図である。
【0022】
まず、本発明に係るキッチンの組立方法について図1、図2及び図3に基づいて説明する。
図1に示すキッチン70は、建物躯体を形成する背面壁50に隣接し、かつ床面40上に載置して使用するものである。そして、そのキッチン70は、ガステーブルを載置することができ、かつ、水仕事をするためのシンク12を備えた略板状の上部部材10と、その上部部材10の上面を水平に支持するための三つの支持部材20A,20B,20Cとを備える。
【0023】
これらの支持部材20A,20B,20Cのうち、上部部材10の下面11の片端は,板状部材により形成する板状支持部材20Cを使用して支持する。また、残り二つの支持部材20A,20Bは、上面がない箱体に形成した抽斗内箱体26と、その抽斗内箱体26を収納するために手前側に開口部を備えた抽斗外箱体25とを備えた抽斗支持部材(例えば20A,20B)として形成する。以下、その二つの抽斗支持部材20A,20Bのうち、板状支持部材20Cに対向し、上部部材10の下面11の中央付近を支持する抽斗支持部材を第一抽斗支持部材20Aとし、残りの抽斗支持部材であって、上部部材10の下面11の他端を支持する抽斗支持部材20を第二抽斗支持部材20Bとする。
そして、前記第一抽斗支持部材20Aと、板状支持部材20C及び第二抽斗支持部材20Bとの間には、それぞれ第一支持部材間空間60Aと第二支持部材間空間60Bとを形成する。
【0024】
この二つの支持部材間空間60A,60Bについて、まず、第一支持部材間空間60Aから説明する。
この第一支持部材間空間60Aは、第一抽斗支持部材20Aを形成する抽斗外箱体25の側板の板状抽斗支持部材20に対向する側面22と、その側面22と対向する板状支持部材20Cの側面23とにより、水平横方向が閉塞される。すなわち、第一抽斗支持部材20Aを形成する抽斗外箱体25の側板であって、板状支持部材20Cに対向する側板は、抽斗内箱体26を収納するための収納空間を形成するだけでなく、第一支持部材間空間60Aを形成するための部材としての役割を果たす。その結果、第一支持部材間空間60Aを囲むための部材であって、抽斗外箱体25と隣接するための部材を省略することができる。その結果、省略した部材の厚さ分だけ、収納空間の横幅を増やすことができる。
なお、第一抽斗支持部材20Aと、第二抽斗支持部材20Bとの間に備えた第二支持部材間空間60Bにおいても、水平横方向を、第一抽斗支持部材20Aと第二抽斗支持部材20Bとがお互いに対向する側面22,22により閉塞するため、第一支持部材間空間60Aと同様の作用を生ずる。
【0025】
次に第一支持部材間空間60Aの内部に備える収納空間について説明する。
第一支持部材間空間60Aの上方には、上部部材10の下面11と接してガスコンロと抽斗とを取り付けている。このガスコンロ及び抽斗の下方であって、床面40の上方に調理器具等を収納することができる収納空間を備える。
具体的には、第一抽斗支持部材20Aを形成する抽斗外箱体25の側板21が、第一支持部材間空間に面する側面22には、断面形状が略コ字形状のレール31を備える。また、そのレール31を備えた側面22に対向する板状支持部材20Cの側面23にも同様にレール31を備える。ここで、第一抽斗支持部材20Aの抽斗外箱体25の側面22に備えたレール31と、板状部材20の側面23に備えたレール31とは、床面40からの高さを等しくする。このレール31,31に、上面がない箱状体に形成した抽斗30をはめる。それにより、抽斗30を第一支持部材間空間60Aの内部に納め、かつ、抽斗30を水平方向に沿って前後に移動させることができる。
【0026】
第一支持部材間空間60Aの内部に備える収納空間を、抽斗30の内部空間として形成することにより以下の作用が生じる。
すなわち、第一抽斗支持部材20Aと板状支持部材20Cとは間隔を開けて床面40上に設置する。それら二つの支持部材20A,20Cの側面22,23には、レール31,31を備えており、そのレール31,31に沿って、抽斗30が前後に移動する。そして、この抽斗30の中に物を収納することができる。その結果、収納物を取り出す際には、抽斗30を手前側に引けば、調理者は立ったままの姿勢で収納物を垂直方向に持ち上げるだけで容易に取り出すことができる。
従って、第一支持部材間空間60Aの背面壁50寄りにまで、抽斗30の奥行きを備えることにより、背面壁50寄りに収納した物を取り出す場合にも、抽斗30を手前に引き出すだけで、収納物が取り出すことができる。その結果、抽斗30がない場合には、一旦しゃがんで低い姿勢した状態で、収納物を手前側に引き寄せて、それから立ちながら収納物を持ち上げるという一連の動作をしていたが、この抽斗30の中に収納することによって、この一連の動作をする必要がない。さらに、抽斗30を前に引き出した状態にあっては、抽斗30の中身を容易に見ることができる。そのため、抽斗30を引き出す度に、収納物の内容を確認することが容易にでき、収納物の死蔵化を防ぐことができる。
【0027】
次に、第一抽斗支持部材20Aと第二抽斗支持部材20Bとがお互いに対向する側面22,22との間に形成する第二支持部材間空間60Bに備えた収納空間61について説明する。
この収納空間61は、上部部材10に備えたシンク12の下方に形成する。そして、水平横方向は、第一抽斗支持部材20Aと第二抽斗支持部材20Bとがお互いに対向する側面22,22によって閉塞する。また、床面40と、背面壁50と、手前側に備えた開き戸30とにより収納空間61を閉塞する。従って、収納空間61に物を収納する場合には、床面40上に直接収納物を載置することができる。その結果、収納物を収納空間61を閉塞する床面40よりも手前側の床面40上に載置させたまま、持ち上げることなく、床面40上を滑らせて収納空間61内に移動することができる。特に、収納物の重量が大きい場合には、収納物を持ち上げずに収納できる結果、収納作業および取り出し作業を簡易化することができる。
さらに、収納空間61は、収納物を背面壁50に接して収納させることができる。従って、背面壁50の手前に前記収納空間61を閉塞するための部材を省略することができるため、その省略できた部材の厚み分だけ収納空間の奥行きを広げることができる。なお、本実施の形態においては、床面40に直接収納物を載置するとともに、背面壁50に接して収納物を収納できるように形成したが、底板や背板を含んで収納空間を形成することも可能である。
【0028】
また、第二支持部材間空間60Bは、シンク12に備えた排水口に接続した排水トラップ構造13を含む。ここで、この排水トラップ構造13は、調理者がシンク12に向かって立った場合に中央よりも背面壁50寄りに備える。
この排水トラップ構造13の収納空間61内における位置関係については、図3に示す。図3中、左側の排水トラップ構造13は、シンク12の下方に形成する空間において調理者が立つ手前側と背面壁50とのほぼ中央に位置する。そして、図3中、右側の排水トラップ構造13は、シンク12の下方に形成する空間において、中央よりも背面壁50寄りに形成する。この右側に示す排水トラップ構造13の位置に、図1及び図2に示す第二支持部材間空間60Bにおける排水トラップ構造13を備える。これにより、第二支持部材間空間60Bにおける収納空間61を有効に利用することができる。
すなわち、排水トラップ構造13と背面壁50との間は、物を収納するには狭く、また手が届きにくいため、収納空間としては使用し難い。従って、シンク12と床面40との間に位置する収納空間61において、実際に収納物を収納するために使用される空間は、排水トラップ構造13よりも手前側の空間である場合が多い。
ここで、上部部材10に備えたシンク12の排水口は、図3に示すように、中央よりも奥側、すなわち背面壁50寄りに位置する。そのため、その排水口に接続した排水トラップ構造13もシンク12の下方に形成する収納空間61において、中央よりも背面壁50寄りに位置させることができる。その結果、収納空間61において、排水トラップ構造13と背面壁50との間の空間を小さくする一方、排水トラップ構造13よりも手前側の空間を広くすることができ、床面40とシンク12の間の収納空間61を有効に使用することができる。なお、図1及び図2においては、シンク12下方の空間を第二支持部材間空間60Bとして形成したが、例えば、背板と、二枚の側板と、手前側を開閉するための開閉部材とを備えた枠体状の支持部材20の内側に存在する収納空間61として使用することも可能である。
【0029】
図4は、図1及び図2に記載した支持部材20が備える高さ調整機能部24を説明するための概念図である。図4に示す支持部材20は、箱体状に形成し、その支持部材20が床面40と接する部分に支持部材20の外観を良好にするための幅広い横材からなる台輪を備える。そして、この台輪を、調理等の作業を行う者が、作業を行いやすい高さになるように、調理者の身長に応じてカットする。従って、台輪は、カットすることにより上部部材10の上面の高さを調整することができるように、予め、調理者の平均的身長よりも高めに設定しておくとよい。これにより、支持部材20の高さを低くし、その結果、床面から上部部材10の上面までの高さを低くすることができる。この高さ調整機能部24を備えることにより、調理や食器洗いなどの作業を行う際に、作業を行う上部部材の上面10やシンクの位置が高い、または低いために背中を丸めて前屈みになったり、あるいは、手が伸ばし気味になる等、不自然な姿勢をしながら調理をする必要がない。従って、調理が容易となる。
【0030】
図1及び図2に示すキッチン70の組立方法を説明する。
まず、板状支持部材20Cと、第一抽斗支持部材20Aと、第二抽斗支持部材20Bとを支持部材間空間60A,60Bを形成するために間隔を空けて床面40上に載置固定する。このとき、各支持部材20A,20B,20Cは背面壁50に接するように位置させる。それから、三つの支持部材20A,20B,20Cの上部に上部部材10を載置固定する。そして、第一抽斗支持部材20Aと、板状支持部材20C及び第二抽斗支持部材20Bとの間に位置する二つの支持部材間空間60A,60Bの手前側を開閉するための開閉部材30,30を設置する。第一抽斗支持部材20Aと板状支持部材20Cとの間に位置する第一支持部材間空間60Aには、開閉部材として抽斗30を取り付ける。また、第一抽斗支持部材20Aと第二抽斗支持部材20Bとの間に位置する第二支持部材間空間60Bには、開閉部材として開き戸30を取り付ける。これにより、その支持部材間空間60を、それを囲むための部材を省略することにより、その省略した部材の厚み分だけ広げることができる。その結果、その支持部材間空間60に備える収納空間をも広げることができるキッチン70を容易に組み立てることができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、キッチン本体のデッドスペースを有効に使用し、より効率よく、より使いやすい収納構造を備えたキッチンを容易に組み立てる方法を提供することができた。
【0032】
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図3】 本発明の一実施の形態を示す概念図である。
【図4】 本発明の一実施の形態を示す概念図である。
【図5】 先行技術の一実施の形態を示すための正面図である。
【符号の説明】
10…上部部材、11…下面、12…シンク、13…排水トラップ構造、14…背面、20…支持部材、20A…第一抽斗支持部材、20B…第二抽斗支持部材、20C…板状支持部材、21…側板、22…側面、23…対向面、24…高さ調整機能部、25…抽斗外箱体、26…抽斗内箱体、30…開閉部材、31…レール、40…床面、50…背面壁、60A…第一支持部材間空間、60B…第二支持部材間空間、61…収納空間、70…キッチン、100…箱状部材、101…収納構造、102…カウンタートップ、103…側板、104…開き戸、110…箱状部材、111…収納構造、112…開き戸、113…収納構造、114…側板、115…抽斗、116…側板。

Claims (1)

  1. 建物躯体を形成する背面壁に接し、かつ床面上に載置するキッチンであって、そのキッチンの上面を形成する略板状の上部部材と、その上部部材の上面を水平に支持するために前記床面上に載置固定される複数の支持部材とを備え、これら複数の支持部材のうち、少なくとも二つの支持部材は、上面がない箱体状に形成した抽斗内箱体と、その抽斗内箱体を収納するために手前側に開口部を備えた抽斗外箱体とを備えた抽斗支持部材として形成され、抽斗支持部材以外の少なくとも一の支持部材は、抽斗支持部材間ではなく、抽斗支持部材とは横方向に間隔を空けて床面上に載置固定されることによって支持部材間空間を形成する板状支持部材として形成されるとともに、これら複数の支持部材は、床面と接する部分に設けた台輪をカットすることにより、床面からその上部に載置される上部部材の上面までの高さを調整可能とする高さ調整機能部を備えてなり、前記抽斗支持部材間、あるいは抽斗支持部材と板状支持部材との間に形成される支持部材間空間には、相対向する支持部材の側面間であって、背面が前記背面壁により、底面が前記床面により、上面が前記上部部材の下側面によって収納空間が形成され、その収納空間の手前側を開閉するための開閉部材が設けられるとともに、前記支持部材間空間を形成する少なくとも二つの支持部材は、調理者が立つ手前側から背面壁に向かう方向に連続する側面を備え、一の支持部材と他の支持部材とがお互いに対向する側面にはそれぞれ水平方向に沿ってレールを備え、そのレールに沿って前後に移動する抽斗が設けられてなり、前記上部部材は、水仕事を行うためのシンクを備え、そのシンクには、調理者がシンクに向かって立った場合に中央よりも背面壁寄りに排水口を備え、前記シンクの下方と床面との間の空間は収納空間として形成され、その収納空間の内部には排水トラップ構造を備え、その排水トラップ構造は、シンクの下方に位置する前記収納空間において中央よりも背面寄りに位置していることを特徴とするキッチンの組立方法であって、
    前記複数の支持部材を背面壁に接するとともに、支持部材間空間を形成するために間隔を空けて床面上に載置固定する第一工程と、
    それら複数の支持部材の上部に上部部材を載置固定する第二工程と、
    その支持部材間空間の手前側を開閉するための開閉部材を設置する第三工程とを有することを特徴とするキッチンの組立方法。
JP21224196A 1996-08-12 1996-08-12 キッチンの組立方法 Expired - Fee Related JP4058484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21224196A JP4058484B2 (ja) 1996-08-12 1996-08-12 キッチンの組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21224196A JP4058484B2 (ja) 1996-08-12 1996-08-12 キッチンの組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1052327A JPH1052327A (ja) 1998-02-24
JP4058484B2 true JP4058484B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=16619317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21224196A Expired - Fee Related JP4058484B2 (ja) 1996-08-12 1996-08-12 キッチンの組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4058484B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1052327A (ja) 1998-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201032754A (en) Cabinet
JP4058484B2 (ja) キッチンの組立方法
JP2534817B2 (ja) 吊戸棚
KR20160044182A (ko) 주방용 다용도 서랍
JP2017176516A (ja) 収納ユニット
JPH0731717Y2 (ja) キッチンキャビネット
JP5495899B2 (ja) 厨房設備
JP7061261B2 (ja) キッチンキャビネット
JP7507029B2 (ja) キッチンユニット
JPS6219162B2 (ja)
KR200243147Y1 (ko) 붙박이장롱식 드레스룸
JPH0345616Y2 (ja)
JP2000000189A (ja) トイレ室のアンダーキャビネット付カウンター設備
JP2004321339A (ja) 対面型キッチン
JPH0345615Y2 (ja)
JPH10248652A (ja) 台所用家具の配置構造
JP2021115175A (ja) キッチンユニット
JP2005185371A (ja) 戸棚
JP2022025603A (ja) キッチンユニット
JPH0352433Y2 (ja)
JP2014204834A (ja) 厨房装置
JPH0426027Y2 (ja)
JPH0722103Y2 (ja) ウォールシステム
JPH0224033Y2 (ja)
JP2008214888A (ja) 階段下構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050728

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050728

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060123

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060131

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071115

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20071115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees