JPH10248652A - 台所用家具の配置構造 - Google Patents

台所用家具の配置構造

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JPH10248652A
JPH10248652A JP9060246A JP6024697A JPH10248652A JP H10248652 A JPH10248652 A JP H10248652A JP 9060246 A JP9060246 A JP 9060246A JP 6024697 A JP6024697 A JP 6024697A JP H10248652 A JPH10248652 A JP H10248652A
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JP
Japan
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kitchen furniture
top plate
kitchen
bay window
window
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Application number
JP9060246A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Hori
光生 堀
Tetsuo Suga
哲夫 修家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた台所のスペースの範囲内で、台所内
部の人が活動するための活動スペースを手狭にすること
なく、台所用家具の作業スペースや、収納スペースを確
保することができる台所用家具の配置構造を提供する。 【解決手段】 流し台(21)、調理台(22)及びガスレンジ
(23)等が一体となった一体式の台所用家具(20)の配置構
造において、台所用家具(20)の室外側に面する建物壁面
に室外側に向かって突出する出窓(10)を形成し、台所用
家具(20)の一部を出窓(10)の室内側内面にまで形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流し台、調理台
及びガスレンジ等が一体となった一体式の台所用家具に
関するものである。
【0002】
【先行技術】従来の流し台、調理台及びガスレンジ等が
一体となった一体式の台所用家具において、流し台等の
上面に配置される天板は、台所用家具の本体の上面に相
当する部分のみを覆うように形成されていた。そして、
天板の一部は調理台となり、また、流し台及びガスレン
ジの周辺は調理の際に一次的に小物を置いたりするスペ
ースとして利用されていた。
【0003】また、天板の下には、その天板を支持する
とともに物を収納可能な支持収納部が形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の台所用家具は、天板上の作業スペースを広くするため
に、或いは、支持収納部の収納スペースを拡大するため
に、台所用家具自体を大きなものにすると、台所内にお
いて、台所用家具が占める割合が大きくなって、台所内
の残りのスペースである人が行き来して活動するための
活動スペースが小さくなり、台所内部が手狭になってし
まうという第1の問題点があった。
【0005】また、従来の台所用家具は、流し台や、ガ
スレンジの大型化に伴い、これらの天板上に占める面積
が大きくなって、その周囲の天板のスペースが僅かなも
のとなってきた。例えば、ガスレンジで使用した鍋等を
一時的に置く場所や、流し台で洗ったコップ等を置く場
所に不足し、天板上での作業性が良くないという第2の
問題点があった。
【0006】また、台所用家具を配置する部分に相当す
る建物外壁の全てを室外側に向かって突出するように形
成しようとすると、建物の外周に隣接して人が通るため
の空間を確保することができなくなるという第3の問題
点があった。そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する第1の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、台所用家具の一部を
出窓の室内側内面にまで形成したことにより、限られた
台所のスペースの範囲内で、台所内部の人が活動するた
めの活動スペースを手狭にすることなく、台所用家具の
作業スペースや、収納スペースを確保することができる
台所用家具の配置構造を提供しようとするものである。
【0007】これに加え、請求項2記載の発明は、出窓
と台所用家具の建物壁面に沿う横方向の長さを同一とす
ることにより、台所用家具の全体を出窓内部に隙間無
く、納めることができて、台所用家具を台所内に配置す
る組立作業を簡単且つ容易に行うことができる台所用家
具の配置構造を提供しようとするものである。これに加
え、請求項3記載の発明は、上記した従来の技術の有す
る第2及び第3の問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、天板のみを出窓の室内側内面
にまで延ばしたことにより、天板の大きさを広くとるこ
とができて、天板上の作業スペースを広く確保すること
ができ、天板上の作業性を良好にすることができる上
に、建物の外周に隣接して人が通るための空間を確保す
ることができる台所用家具を提供しようとするものであ
る。
【0008】これに加え、請求項4記載の発明は、台所
用家具の支持収納部を出窓の室内側内面にまで延ばした
ことにより、台所内の活動スペースを犠牲にすることな
く、支持収納部の収納スペースを広くすることができる
台所用家具を提供しようとするものである。これに加
え、請求項5記載の発明は、天板上の出窓側にフラット
載置部を形成したことにより、天板上の作業性を良好な
ものにすることができる台所用家具を提供しようとする
ものである。
【0009】これに加え、請求項6記載の発明は、耐熱
防汚部をガスレンジの出窓側に形成したことにより、ガ
スレンジから発生する熱等によるガスレンジの周辺部材
の変形等を抑えることができる台所用家具の配置構造を
提供しようとするものである。これに加え、請求項7記
載の発明は、台所内部において調和した落ちついた雰囲
気を醸し出すことができる台所用家具の配置構造を提供
しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
流し台(21)、調理台(22)及びガスレンジ(23)等が一体と
なった一体式の台所用家具(20)の配置構造において、台
所用家具(20)の室外側に面する建物壁面に室外側に向か
って突出する出窓(10)を形成し、台所用家具(20)の一部
を出窓(10)の室内側内面にまで形成したことを特徴とす
る。
【0011】なお、ここで、「流し台(21)、調理台(22)
及びガスレンジ(23)等が一体となった一体式の台所用家
具(20)」とは、流し台(21)のみ、調理台(22)のみ、又は
ガスレンジ(23)のみからなるもの、或いは、これらの任
意の組合せによるものであって、上面に配置される天板
(30)、或いは、この天板(30)を支持するとともに内部に
物を収納可能な箱体状の支持収納部(40)の少なくとも一
方が構造状一体となって形成されているものを含むもの
である。
【0012】また、ここで、「台所用家具(20)の一部」
とは、台所用家具(20)の上面の天板(30)、或いはその一
部分、又は、天板(30)を支持する支持収納部(40)、或い
はその一部分等を含むものである。そして、「台所用家
具(20)の一部を出窓(10)の室内側内面にまで形成」とあ
るのは、かかる「台所用家具(20)の一部」が、出窓(10)
側に向かって延設され、出窓(10)の室内側の内面にまで
延びて形成されていることを含むものである。
【0013】本発明によれば、台所用家具(20)の一部が
出窓(10)の室内側の内面にまで形成されている。これに
より、台所内の人が活動するための活動スペースを犠牲
にすることなく、台所用家具(20)の一部を出窓(10)側に
形成した分だけ、台所用家具(20)のスペースを広くとる
ことができる。或いは、台所用家具(20)の一部を出窓(1
0)側に形成した分だけ台所用家具(20)を室外側に移動さ
せた状態で配置することにより、台所用家具(20)のスペ
ースを犠牲にすることなく、台所内の人が活動するため
の活動スペースをその分だけ広くとることができる。
【0014】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、出窓(10)の建物壁面に沿う横方向
の長さと、台所用家具(20)の建物壁面に沿う横方向の長
さとが同一になるように形成されていることを特徴とす
る。本発明によれば、出窓(10)と台所用家具(20)との建
物壁面に沿う横方向の長さが同一となるように形成され
ている。このため、現場施工において、台所用家具(20)
の全体を出窓(10)の内部に向かって移動させるだけで、
出窓(10)の内部に隙間無く、台所用家具(20)を納めるこ
とができる。これにより、台所用家具(20)を台所内に配
置する組立作業を簡単且つ容易に行うことができる。
【0015】請求項3記載の発明は、上記した請求項1
または請求項2記載の特徴点に加え、台所用家具(20)
は、その上面に板状に配置される天板(30)と、その天板
(30)を支持するとともに内部に物を収納可能な支持収納
部(40)とを備え、台所用家具(20)は、その天板(30)のみ
が出窓(10)の室内側内面にまで延びて形成されているこ
とを特徴とする。
【0016】本発明は、天板(30)を台所の室内側に向か
って延ばすことなく、天板(30)を出窓(10)側に向かって
延ばし、出窓(10)の室内側内面にまで形成している。こ
のため、台所内部において人が活動するための活動スペ
ースを犠牲にすることなく、天板(30)の大きさを広くと
ることができて、天板(30)上の作業スペースを広く確保
することができる。これにより、天板(30)上の作業性が
良好な台所用家具(20)を提供することができる。
【0017】また、本発明は、天板(30)のみを出窓(10)
の室内側内面にまで延ばして、その他の支持収納部(40)
は、出窓(10)の室内側内面にまで延ばしていない。台所
の内部から見ると、天板(30)の下方にまで、台所が拡が
って形成されているかのごとく見えて台所内部を実際よ
りも広く感じさせることができる。そして、支持収納部
(40)の高さ位置に相当する部分の出窓(10)を突出させて
いないため、建物壁面の低い位置に出窓(10)が突出して
おらず、建物周囲に人が通ることができる空間を確保す
ることができる。
【0018】請求項4記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2または請求項3記載の特徴点に加え、台所
用家具(20)の支持収納部(40)が、出窓(10)の室内側内面
にまで延びて形成されていることを特徴とする。本発明
によれば、台所用家具(20)の支持収納部(40)を、出窓(1
0)の室内側の内面に向かって延ばしたことにより、支持
収納部(40)を台所の内部側に向かって拡げることなく、
支持収納部(40)の収納スペースを広くすることができ
る。これにより、台所内の活動スペースを犠牲にするこ
となく、すなわち、台所を手狭にすることなく、支持収
納部(40)の収納量を増加させることができる。
【0019】さらに、台所用家具(20)が位置する建物外
壁の全体を室外側に向かって突出するように形成した場
合と比較して、突出するスペースを少なくすることがで
き、建物周囲に人が通るためのスペースをより多く確保
することができる。請求項5記載の発明は、上記した請
求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の特徴
点に加え、天板(30)は、その出窓(10)側に物を載置可能
なフラット状のフラット載置部(31)を備えたことを特徴
とする。
【0020】本発明によれば、天板(30)の出窓(10)側に
フラット載置部(31)を形成したことにより、このフラッ
ト載置部(31)に、天板(30)上の調理等の作業に必要な大
きな重量物(例えば調理中の鍋等)や、多数の小物(例
えば、調味料や香辛料)を置くことができる。すなわ
ち、ガスレンジ等により調理中、或いは調理後の加熱し
たものを、ガスレンジ等から近い位置に形成されたフラ
ット載置部(31)に置くことができて、かかる加熱した重
量物の移動距離も少なくすることができ、天板(30)上の
作業性を良好なものにすることができる。
【0021】請求項6記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載
記載の特徴点に加え、ガスレンジ(23)に面する出窓(10)
側には、耐熱材料からなり汚れの付着を抑える表面処理
を施した耐熱防汚部(61)を形成したことを特徴とする。
なお、ここで、「耐熱材料からなり汚れの付着を抑える
表面処理を施した耐熱防汚部(61)」とは、セラミック材
料の表面を緻密且つ滑らかにして給水性を抑えるように
処理したもので油等が付着しても簡単にふき取ることが
できるものを含むものである。例えば、耐熱材料となる
セラミック材である陶磁器製品のタイル等を使用したも
のである。もちろん、耐熱防汚部(61)の材質は、陶磁器
製品のタイルに限定されるものではなく、他のセラミッ
ク材や、人造大理石や、煉瓦等を使用することもでき、
或いは、表面処理を施した鋼板や、ステンレス鋼板やア
ルミニウム板等の金属板を使用することもできるもので
ある。
【0022】また、この耐熱防汚部(61)は、建物躯体で
ある外壁と連続するように形成してガスレンジ(23)に面
する出窓(10)側を完全に閉塞してその表面に上述した特
徴の材料を形成したものを含むものである。さらに、こ
の耐熱防汚部(61)は、建物躯体と連続して形成せずに、
開放可能な窓構造として、その窓の内部において通常使
用するガラス板材の代わりに上述した材料のものを使用
したようなものを含むものである。或いは、建物躯体と
は、完全に分離独立して、ガスレンジ(23)に面する出窓
(10)側に下方から垂直に立設させた板状のものであっ
て、その表面に上述した材料のものを使用したものも含
むものである。
【0023】本発明は、ガスレンジ(23)に面する出窓(1
0)側に耐熱材料からなり汚れの付着を抑える耐熱防汚部
(61)を形成したことにより、ガスレンジ(23)において、
鍋等を高温に加熱させた際に周囲に放熱される熱によ
り、変形や変色等することを抑えることができる。ま
た、ガスレンジ(23)において、調理する際に飛散する油
等が、耐熱防汚部(61)の表面に付着しても、その表面に
は表面処理が施されているため、付着した油等をふき取
って簡単に除去することができる。また、かかるガスレ
ンジ(23)の周囲に放熱される熱や飛散する油等をガード
するための特別のものを別途、形成する必要もなく、台
所内部の室内外観を良好なものにすることができる。さ
らに、ガスレンジ(23)の出窓(10)側を窓等の開放構造と
せずに、この耐熱防汚部(61)を形成したことにより、出
窓(10)側から入り込む風を抑えることができ、ガスレン
ジ(23)での調理において風が入り込んで支障をきたすこ
とを抑えることができる。
【0024】請求項7記載の発明は、上記した請求項6
記載の特徴点に加え、耐熱防汚部(61)は、天板(30)の出
窓(10)側の端縁近傍から建物躯体と連続するよう形成さ
れるとともに、天板(30)と同一の表面デザインが施さ
れ、且つ同一の外観色を有する人造大理石からなること
を特徴とする。本発明は、耐熱防汚部(61)が、天板(30)
の出窓(10)側の端縁から建物躯体に連続するように形成
されるとともに、天板(30)と同一の外観デザイン及び外
観色の人造大理石から形成されている。これにより、台
所用家具(20)を、構造的にも、また、表面形状や外観
色、材料の質感においても、台所の内部外観と融合させ
て、渾然一体となって一体化させることができ、台所内
部において調和した落ちついた雰囲気を醸し出すことが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図3は、本
発明の実施の形態を示すものであり、図1は台所用家具
の配置構造の縦断面図、図2は台所用家具の配置構造の
平面図、図3は台所用家具の配置構造の正面図をそれぞ
れ示す。
【0026】まず、本実施の形態の構成について説明す
る。本実施の形態に係る台所用家具の配置構造におい
て、その台所の建物壁面には、室外側に向かって突出す
る出窓10が形成されている。そして、この出窓10の室内
側には、流し台21、調理台22及びガスレンジ23が一体と
なった一体式の台所用家具20が配置されている。そし
て、この台所用家具20は、その上面に板状に配置される
天板30と、その天板30を支持するとともに内部に物を収
納可能な箱体状の支持収納部40とを備えている。この天
板30は、流し台21、調理台22及びガスレンジ23毎に別個
独立に形成されているのではなく、その三つの上面を一
体として覆うような一部材により形成されているもので
ある。また、支持収納部40も、天板30と同様に、流し台
21等の三つに別個独立に形成されているのではなく、上
記三つが構造状一体となって形成されている。
【0027】前記台所用家具20は、その建物壁面に沿う
横方向の長さが、出窓10の建物壁面に沿う横方向の長さ
と同一になるように形成されている。そして、この台所
用家具20は、その天板30のみが出窓10の室内側内面にま
で延びて形成されている。すなわち、支持収納部40に相
当する位置には、出窓10は形成されてなく、天板30のみ
が出窓10の下面の室内側内面に沿って室外側に向かって
延びている。そして、天板30は、台所内部の向かって右
側から順に流し台21、調理台22及びガスレンジ23が形成
され、それらの出窓10側には、物を載置可能なフラット
状のフラット載置部31が形成されている。
【0028】また、この台所用家具20の上には、吊戸棚
71及びレンジフード72が形成されている。前記吊戸棚71
は、その下面に形成される板状の底板73のみが出窓10の
室内側内面にまで延びて形成されている。前記出窓10
は、全体として一体となったアルミサッシ枠により形成
されている。そして、出窓10の流し台21と調理台22に面
する側には、室外に向かって開放可能な開放部50が形成
され、ガスレンジ23に面する側には、室外に向かって開
放不可能な閉塞部60が形成されている。具体的には、前
記開放部50は、スライドすることにより、開放可能なア
ルミサッシの窓が形成されている。なお、この窓には、
半透明のガラス窓がはめ込まれている。前記閉塞部60
は、半透明のガラス材が開閉不可能な状態で固定されて
いる。もちろん、閉塞部60は、これに限定されるもので
はなく、樹脂材や、木質薄板材や、金属板等で形成して
も良いものである。そして、この閉塞部60の室内側の表
面には、耐熱材料からなり汚れの付着を抑える表面処理
を施した耐熱防汚部61が形成されている。この耐熱防汚
部61は、天板30の出窓10側の端縁近傍から建物躯体と連
続するように建物躯体の表面に貼付されているものであ
って、天板30と同一の表面デザインが施され、且つ同一
の外観色を有する人造大理石から形成されているもので
ある。
【0029】次に、上記した実施の形態の作用及び効果
について説明する。本実施の形態は、天板30を台所の室
内側に向かって延ばすことなく、天板30を出窓10側に向
かって延ばして、出窓10の室内側内面にまで形成してい
る。このため、台所の内部において人が活動するための
活動スペースを犠牲にすることなく、天板30の大きさを
広くとることができて、天板30上の作業スペースを広く
確保することができる。これにより、天板30上の作業性
が良好な台所用家具20を提供することができる。
【0030】また、本発明は、天板30のみを出窓10の室
内側内面にまで延ばして、その他の支持収納部40は、出
窓10の室内側内面にまで延ばしていない。これは、台所
の内部から見ると、天板30の出窓10側の下方にまで、建
物躯体が拡がって形成されているかのごとく見えて台所
内部を実際よりも広く感じさせることができる。そし
て、支持収納部40の高さ位置に相当する部分の出窓10を
突出させていないため、建物壁面の低い位置に出窓10が
突出していない。すなわち、出窓10自体を小さなものに
することができ、建物周囲に人が通ることができる空間
を広く確保することができる。
【0031】また、出窓10と台所用家具20との建物壁面
に沿う横方向の長さが同一となるように形成されている
ため、現場施工において、台所用家具20の全体を出窓10
の内部に向かって移動させるだけで、出窓10の内部に隙
間無く、台所用家具20を納めることができる。これによ
り、台所用家具20を台所内に配置する組立作業を簡単且
つ容易に行うことができる。
【0032】また、天板30の出窓10側にフラット載置部
31を形成したことにより、このフラット載置部31に、天
板30上の調理等の作業に必要な、例えば調理中の鍋等の
大きな重量物や、調味料や香辛料等の料理に使用する多
数の小物等を置くことができる。すなわち、ガスレンジ
23等により調理中、或いは調理後の加熱したものを、ガ
スレンジ23等から近い位置に形成されたフラット載置部
31に置くことができて、かかる加熱した重たいものの移
動距離も少なくすることができ、天板30上の作業性を良
好なものにすることができる。
【0033】さらに、ガスレンジ23に面する出窓10側に
耐熱材料からなり汚れの付着を抑える耐熱防汚部61を形
成している。このため、ガスレンジ23において、鍋等を
高温に加熱させた際に周囲に放熱される熱によってガス
レンジ23の周囲の部材が変形や変色等することを抑える
ことができる。また、ガスレンジ23において、調理する
際に飛散する油等が、耐熱防汚部61の表面に付着して
も、その表面には表面処理が施されているため、付着し
た油等を布等により簡単にふき取って除去することがで
きる。また、かかるガスレンジ23の周囲に放熱される熱
や飛散する油等をガードするための特別のものを別途、
購入して形成する必要もなく、台所内部の室内外観を良
好なものにすることができる。さらに、ガスレンジ23の
出窓10側を窓等の開放構造とせずに、この耐熱防汚部61
を形成したことにより、出窓10側から入り込む風を抑え
ることができ、ガスレンジ23での調理において風が入り
込んで支障をきたすことを抑えることができる。
【0034】さらにまた、耐熱防汚部61が、天板30の出
窓10側の端縁から建物躯体に連続するように形成される
とともに、天板30と同一の外観デザイン及び外観色の人
造大理石から形成されている。これにより、台所用家具
20を、構造的にも、また、表面形状や外観色、材料の質
感においても、台所の内部外観と渾然一体に融合させて
一体化させることができ、台所内部において調和した落
ちついた雰囲気を醸し出すことができる。
【0035】さらにまた、吊戸棚71の底板73を出窓10の
室内側内面にまで延ばしたことにより、吊戸棚71の下面
から出窓10の室内側内面にまで連続した一部材から形成
される。これにより、吊戸棚71と出窓10との一体感が得
られ、台所内部において調和した落ちついた雰囲気を醸
し出すことができる。なお、上述した本実施の形態で
は、台所用家具20において、出窓10の室内側内面まで延
ばしたのは、天板30のみとしたが、特にこれに限定され
るものではなく、支持収納部40を出窓10の室内側の内面
まで延ばして形成しても良い。これにより、支持収納部
40を台所の内部側に向かって拡げることなく、収納スペ
ースを拡大することができる。さらに、台所用家具20が
位置する建物外壁の全体を室外側に向かって突出するよ
うに形成した場合と比較して、建物周囲に隣接して形成
された人が通るための通路の足元の部分のスペースをよ
り多く確保することができる。これにより、かかる通路
の通行を容易にすることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、台所用家具の一部を出窓の室内側
内面にまで形成したことにより、限られた台所のスペー
スの範囲内で、台所内部の人が活動するための活動スペ
ースを手狭にすることなく、台所用家具の作業スペース
や、収納スペースを確保することができる台所用家具の
配置構造を提供することができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、出窓と台所
用家具の建物壁面に沿う横方向の長さを同一とすること
により、台所用家具の全体を出窓内部に隙間無く、納め
ることができて、台所用家具を台所内に配置する組立作
業を簡単且つ容易に行うことができる台所用家具の配置
構造を提供することができる。請求項3記載の発明によ
れば、天板のみを出窓の室内側内面にまで延ばしたこと
により、天板の大きさを広くとることができて、天板上
の作業スペースを広く確保することができ、天板上の作
業性を良好にすることができ、さらに、建物の外周に隣
接して人が通るための空間を確保することができる台所
用家具を提供することができる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、台所用家具
の支持収納部を出窓の室内側内面にまで延ばしたことに
より、台所内の活動スペースを犠牲にすることなく、支
持収納部の収納スペースを広くすることができる台所用
家具を提供することができる。請求項5記載の発明によ
れば、天板上の出窓側にフラット載置部を形成したこと
により、このフラット載置部に大きな重量物を置くこと
ができて、天板上の作業性を良好なものにすることがで
きる台所用家具を提供することができる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、耐熱防汚部
をガスレンジの出窓側に形成したことにより、ガスレン
ジから発生する熱等によるガスレンジの周辺部材の変形
等を抑えることができる台所用家具の配置構造を提供す
ることができる。請求項7記載の発明によれば、台所内
部において調和した落ちついた雰囲気を醸し出すことが
できる台所用家具の配置構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すものであって、台所
用家具の配置構造を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すものであって、台所
用家具の配置構造を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すものであって、台所
用家具の配置構造を示す正面図である。
【符号の説明】
10 出窓 20 台所用家具 21 流し台 22 調理台 23 ガスレンジ 30 天板 31 フラット載置部 40 支持収納部 50 開放部 60 閉塞部 61 耐熱防汚部 71 吊戸棚 72 レンジフード 73 底板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流し台、調理台及びガスレンジ等が一体
    となった一体式の台所用家具の配置構造において、 台所用家具の室外側に面する建物壁面に室外側に向かっ
    て突出する出窓を形成し、 台所用家具の一部を出窓の室内側内面にまで形成したこ
    とを特徴とする台所用家具の配置構造。
  2. 【請求項2】 出窓の建物壁面に沿う横方向の長さと、
    台所用家具の建物壁面に沿う横方向の長さとが同一にな
    るように形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の台所用家具の配置構造。
  3. 【請求項3】 台所用家具は、その上面に板状に配置さ
    れる天板と、その天板を支持するとともに内部に物を収
    納可能な支持収納部とを備え、 台所用家具は、その天板のみが出窓の室内側内面にまで
    延びて形成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の台所用家具の配置構造。
  4. 【請求項4】 台所用家具の支持収納部が、出窓の室内
    側内面にまで延びて形成されていることを特徴とする請
    求項1、請求項2または請求項3記載の台所用家具の配
    置構造。
  5. 【請求項5】 天板は、その出窓側に物を載置可能なフ
    ラット状のフラット載置部を備えたことを特徴とする請
    求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の台所
    用家具の配置構造。
  6. 【請求項6】 ガスレンジに面する出窓側には、耐熱材
    料からなり汚れの付着を抑える表面処理を施した耐熱防
    汚部を形成したことを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3、請求項4または請求項5記載の台所用家具の
    配置構造。
  7. 【請求項7】 耐熱防汚部は、天板の出窓側の端縁近傍
    から建物躯体と連続するよう形成されるとともに、天板
    と同一の表面デザインが施され、且つ同一の外観色を有
    する人造大理石からなることを特徴とする請求項6記載
    の台所用家具の配置構造。
JP9060246A 1997-03-14 1997-03-14 台所用家具の配置構造 Pending JPH10248652A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004351081A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Hiroaki Shimazaki 流し台
JP2009192867A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Epson Imaging Devices Corp 液晶表示装置
CN105795740A (zh) * 2016-04-29 2016-07-27 青岛有屋家居集成有限公司 橱柜的结构系统

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