JP2003325032A - コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置 - Google Patents

コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置

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JP2003325032A JP2002138685A JP2002138685A JP2003325032A JP 2003325032 A JP2003325032 A JP 2003325032A JP 2002138685 A JP2002138685 A JP 2002138685A JP 2002138685 A JP2002138685 A JP 2002138685A JP 2003325032 A JP2003325032 A JP 2003325032A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穀粒排出用の対象箇所の近くにいる作業者に
て指令される場合において、穀粒排出用オーガの移動や
排出状態の切り換え等の操作を良好に行うことが可能と
なるコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置を
提供する。 【解決手段】 機体に対して旋回操作自在、昇降操作自
在に、且つ、穀粒排出状態と排出停止状態とに切り換え
自在に構成された穀粒排出用オーガ9の旋回操作、昇降
操作、及び、穀粒排出状態と排出停止状態との切り換え
操作を指令する手動操作式の指令手段が、無線式の指令
手段42として構成され、この無線式の指令手段42か
ら無線送信された前記無線信号を受信して制御手段Hに
伝えるための受信アンテナ57が、穀粒排出用オーガ9
の穀粒排出口10の近傍に備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回用アクチュエ
ータにより機体に対して旋回操作自在に、且つ、昇降用
アクチュエータにより機体に対して昇降操作自在に構成
されるとともに、排出用アクチュエータにより穀粒排出
状態と排出停止状態とに切り換え自在に構成された穀粒
排出用オーガと、前記穀粒排出用オーガの旋回操作、昇
降操作、及び、穀粒排出状態と排出停止状態との切り換
え操作を指令する手動操作式の指令手段と、前記指令手
段にて指令される指令情報に基づいて、前記各アクチュ
エータの動作を制御する制御手段とが備えられたコンバ
インにおける穀粒排出用オーガの操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成のコンバインにおける穀粒排出
用オーガの操作装置の従来技術としては、例えば、特開
2000−270671号公報に示されるように、前記
手動操作式の指令手段として、機体の操縦部に備えられ
る機体側の操作部とは別に、穀粒排出用オーガの先端部
に備えられるオーガ側の操作部が設けられ、前記穀粒排
出用オーガの旋回操作、昇降操作、及び、穀粒排出状態
と排出停止状態との切り換え操作を指令することが可能
な構成となっており、前記オーガ側の操作部は、穀粒排
出用オーガの先端部に電線を介して接続された有線リモ
コン式に構成されていた。
【0003】このような構成のコンバインは、圃場内で
の刈取作業によって収穫した穀粒を、前記穀粒排出用オ
ーガにより、例えば畦上に位置する運搬車両の荷台等に
排出させる穀粒排出作業を行うことができるようにした
ものであるが、このような穀粒排出作業を行う場合、機
体の操縦部にて走行用の操縦操作を行う作業者が、刈取
作業箇所から機体を畦際の排出用の位置に移動させた
後、前記機体側の操作部にて指令して旋回用アクチュエ
ータや昇降用アクチュエータを操作させて穀粒排出用オ
ーガの旋回や昇降を行いながら、その先端部の穀粒排出
口を運搬車両の荷台上に移動させ、排出用アクチュエー
タにより穀粒排出状態に切り換えて穀粒を排出させるこ
とになる。そして、穀粒排出用オーガにより穀粒排出作
業を行っている場合に、例えば運搬車両の荷台内部の穀
粒の貯留量を均平化させるために、オーガ先端側の穀粒
排出口の排出位置を少しづつ移動させる微調節操作を行
うことがあるが、このとき機体操縦部から荷台内部の穀
粒の貯留状態が目視にて確認できず機体側の操作部に対
する指令に基づいてこのような微調節操作を適正に行う
ことができなかったり、穀粒排出状態から排出停止状態
への切り換えのタイミングが遅れて穀粒が荷台から溢れ
出るといったおそれもある。
【0004】そこで、上記構成では、前記オーガ側の操
作部を備えて、穀粒排出用の対象箇所の近くにいる補助
作業者が、このオーガ側の操作部を用いて、穀粒排出用
オーガの旋回や昇降などを指令することで穀粒排出用オ
ーガの穀粒排出位置の運搬車両の荷台等に対する調整作
業を行ったり、穀粒が荷台から溢れ出るおそれがあると
きに、穀粒排出状態から排出停止状態への切り換えを指
令したり、荷台上の穀粒の貯留状態を均平化させた後
に、再度、穀粒排出状態への切り換えを指令すること等
ができるようにしたものである。尚、前記オーガ側の操
作部を操作するのは、機体操縦部で操縦を行う作業者と
は別の補助作業者に限らず、機体の操縦部にて機体走行
等の操縦操作を行っていた作業者が、機体を畦際の排出
用の位置に移動させた後に穀粒排出用の対象箇所の近く
まで移動してオーガ側の操作部を操作する等、機体走行
等の操縦操作及び上記したようなオーガの穀粒排出位置
の微調節操作等を一人で行うことも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
では、手動操作式の指令手段としての前記オーガ側の操
作部が有線リモコン式であったために、次のような不利
な面があった。
【0006】つまり、穀粒排出用の対象箇所の近くにい
る作業者は、前記オーガ側の操作部を手で持って操作す
る必要があるが、穀粒排出口が形成される穀粒排出用オ
ーガの先端側箇所と、このオーガ側の操作部との間の距
離は、電線の長さの範囲内に限られてしまうので、穀粒
排出位置を変更させるために穀粒排出用オーガを旋回さ
せたり昇降させるような場合に、その移動操作量が電線
の長さにより制約を受けることになる。その結果、穀粒
排出用オーガの穀粒排出位置を調整するときに、穀粒排
出位置の変更調整に合わせて作業者がオーガ側の操作部
を手で持ったまま身体を移動させなければならず、穀粒
排出作業が行い難いものになる不利があった。
【0007】又、穀粒排出用オーガが穀粒排出用の対象
箇所から大きく離間して、オーガ側の操作部に手が届か
ないような場合には、穀粒排出用の対象箇所の近くにい
る作業者はオーガ側の操作部を操作することができない
ので、そのような場合には、機体の操縦部にいる作業者
に対して指示を与えて機体側の操作部を操作することで
穀粒排出用オーガを移動操作させる等の煩わしい作業が
必要であったり、一人で作業しているときには、穀粒排
出用の対象箇所から機体の操縦部にまで移動して機体側
の操作部を操作しなければならず煩わしいものとなる等
の不利があった。
【0008】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、上記したような有線リモコンによ
る従来の不利を解消して、穀粒排出用の対象箇所の近く
にいる作業者が煩わしさなく穀粒排出作業を行うことが
可能となり、しかも、その操作を良好に行うことが可能
となるコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置
を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のコンバ
インにおける穀粒排出用オーガの操作装置は、旋回用ア
クチュエータにより機体に対して旋回操作自在に、且
つ、昇降用アクチュエータにより機体に対して昇降操作
自在に構成されるとともに、排出用アクチュエータによ
り穀粒排出状態と排出停止状態とに切り換え自在に構成
された穀粒排出用オーガと、前記穀粒排出用オーガの旋
回操作、昇降操作、及び、穀粒排出状態と排出停止状態
との切り換え操作を指令する手動操作式の指令手段と、
前記指令手段にて指令される指令情報に基づいて、前記
各アクチュエータの動作を制御する制御手段とが備えら
れたものであって、前記指令手段が、前記旋回操作、前
記昇降操作、及び、前記切り換え操作の夫々を無線信号
にて指令する無線式の指令手段として構成され、この無
線式の指令手段から無線送信された前記無線信号を受信
して前記制御手段に伝えるための受信アンテナが、前記
穀粒排出用オーガの穀粒排出口の近傍に備えられている
ことを特徴とする。
【0010】すなわち、前記手動操作式の指令手段が、
前記穀粒排出用オーガの旋回操作、昇降操作、及び、穀
粒排出状態と排出停止状態との切り換え操作の夫々を無
線信号にて指令する無線式の指令手段として構成されて
いるから、穀粒排出用オーガを用いて運搬車両等に穀粒
を排出させるとき、穀粒排出用オーガによる穀粒排出用
の対象箇所の近くにいる作業者が、この無線式の指令手
段を用いて指令すると、この無線式の指令手段から送信
された無線信号が、機体側に備えられた受信アンテナに
より受信されて制御手段に伝えられる。
【0011】制御手段は、伝えられた信号に基づいて、
旋回用アクチュエータ、昇降用アクチュエータ、又は、
排出用アクチュエータのうち作動が指令されたものの動
作を制御することになる。つまり、無線式の指令手段に
て旋回操作の開始が指令されると旋回用アクチュエータ
の作動を開始し、無線式の指令手段にて旋回操作の停止
が指令されると旋回用アクチュエータの作動を停止させ
る。又、無線式の指令手段にて昇降操作の開始が指令さ
れると昇降用アクチュエータの作動を開始し、無線式の
指令手段にて昇降操作の停止が指令されると昇降用アク
チュエータの作動を停止させる。そして、無線式の指令
手段にて前記切り換え操作の開始が指令されると排出用
アクチュエータの作動を開始し、無線式の指令手段にて
切り換え操作の停止が指令されると排出用アクチュエー
タの作動を停止させる。
【0012】このように、無線式の指令手段により穀粒
排出用オーガの上記したような各操作を無線信号にて指
令する構成であることから、穀粒排出用の対象箇所の近
くにいる作業者が、例えば、穀粒排出位置を少しづつ移
動させる微調節操作を行うために、無線式の指令手段を
手で持って操作しながら指令を与える場合、従来のよう
に有線リモコン式の操作部にて指令する構成に比べて、
接続用の電線の長さによって制約を受けることがないの
で、穀粒排出用オーガの穀粒排出位置を変更調整するの
に合わせて作業者が指令手段を手で持ったまま身体を移
動させる必要がなく、穀粒排出作業が行い易いものにな
る。又、穀粒排出用オーガの穀粒排出口が穀粒排出用の
対象箇所から大きく離間して作業者の手が届かない位置
にあっても、穀粒排出用の対象箇所の近くにいる作業者
が無線式の指令手段を手を操作することにより、穀粒排
出用オーガを操作させることが可能となり、機体の操縦
部にいる作業者にその都度指示を与えて操縦部側から指
令を与えて穀粒排出用オーガを操作させたり、一人で作
業しているときに穀粒排出用の対象箇所から機体の操縦
部にまで移動して機体側の操作部を操作しなければなら
ないといった従来の不利を解消して、穀粒排出用の対象
箇所の近くにいる作業者が煩わしさなく穀粒排出作業を
行うことが可能となる。
【0013】そして、前記受信アンテナが穀粒排出用オ
ーガの穀粒排出口の近傍に備えられていることから、穀
粒排出用の対象箇所の近くにいる作業者にて操作される
無線式の指令手段から送信される無線信号は、他物に遮
られることなく良好に受信アンテナによって受信できる
ことになる。このような構成に代えて、例えば、前記受
信アンテナを機体の操縦部や制御手段の配設箇所に近い
位置に設置することも考えられるが、このように構成し
た場合には、作業者が操作する無線式の指令手段と受信
アンテナとの間での通信が、機体の一部や穀粒排出用オ
ーガ等によって遮られて無線信号が良好に送信できない
おそれがあるが、上記したように受信アンテナを穀粒排
出用オーガの穀粒排出口の近傍に備えることで、無線式
の指令手段と受信アンテナとの間には、無線信号の障害
となる他物が存在せず良好な送信が行われることにな
る。
【0014】従って、穀粒排出用オーガの旋回操作、昇
降操作、及び、穀粒排出状態と排出停止状態との切り換
え操作の夫々を無線信号にて指令することができ、有線
リモコンによる従来の不利を解消して、穀粒排出用の対
象箇所の近くにいる作業者が煩わしさなく穀粒排出作業
を行うことが可能となり、しかも、他物によって無線信
号が遮られて指令が途切れるおそれが少なく、穀粒排出
用オーガの旋回操作、昇降操作、及び、穀粒排出状態と
排出停止状態との切り換え操作を良好に行うことが可能
となるコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置
を提供できるに至った。
【0015】請求項2に記載のコンバインにおける穀粒
排出用オーガの操作装置は、請求項1において、前記穀
粒排出用オーガが、伸縮用アクチュエータにより伸縮操
作自在に構成され、前記指令手段が、前記穀粒排出用オ
ーガの伸縮操作を無線信号にて指令するように構成され
ていることを特徴とする。
【0016】すなわち、指令手段により前記穀粒排出用
オーガの伸縮操作が無線信号にて指令されると、前記穀
粒排出用オーガが伸縮用アクチュエータにより伸縮操作
されることになる。従って、無線式の指令手段の指令に
よって、穀粒排出位置を穀粒排出用オーガの旋回方向及
び昇降方向だけでなく伸縮方向に対しても変更調整する
ことを良好に行うことができ、請求項1を実施するのに
好適な手段が得られる。
【0017】請求項3記載のコンバインにおける穀粒排
出用オーガの操作装置は、旋回用アクチュエータにより
機体に対して旋回操作自在に、且つ、昇降用アクチュエ
ータにより機体に対して昇降操作自在に構成されるとと
もに、排出用アクチュエータにより穀粒排出状態と排出
停止状態とに切り換え自在に構成された穀粒排出用オー
ガと、前記穀粒排出用オーガの旋回操作、昇降操作、及
び、穀粒排出状態と排出停止状態との切り換え操作を指
令する手動操作式の指令手段と、前記指令手段にて指令
される指令情報に基づいて、前記各アクチュエータの動
作を制御する制御手段とが備えられたものであって、前
記指令手段が、前記旋回操作の開始及び停止、前記昇降
操作の開始及び停止、前記切り換え操作の開始及び停止
の夫々を、無線信号にて指令する無線式の指令手段とし
て構成され、この無線式の指令手段から送信された前記
無線信号を受信して前記制御手段に伝えるための受信ア
ンテナが、機体側に備えられ、前記制御手段が、前記旋
回操作の開始、前記昇降操作の開始、及び、前記切り換
え操作の開始夫々に対応する信号が動作開始用の設定時
間以上継続して入力されると、その信号の指令情報に対
応するアクチュエータの動作を開始させ、且つ、前記旋
回操作の停止、前記昇降操作の停止、及び、前記切り換
え操作の停止夫々に対応する信号が、前記動作開始用の
設定時間よりも長い時間として設定された動作停止用の
設定時間以上継続して入力されると、その信号の指令情
報に対応するアクチュエータの動作を停止させるように
構成されていることを特徴とする。
【0018】すなわち、請求項1と同様に、前記手動操
作式の指令手段が、前記旋回操作の開始及び停止、前記
昇降操作の開始及び停止、前記切り換え操作の開始及び
停止の夫々を無線信号にて指令する無線式の指令手段と
して構成されているから、例えば、この穀粒排出用オー
ガを用いて運搬車両等に穀粒排出させるとき、穀粒排出
用オーガによる穀粒排出用の対象箇所の近くにいる作業
者が、この無線式の指令手段を用いて指令すると、この
無線式の指令手段から無線送信された無線信号が、機体
側に備えられた受信アンテナにより受信されて制御手段
に伝えられる。
【0019】制御手段は、伝えられた信号に基づいて、
旋回用アクチュエータ、昇降用アクチュエータ、又は、
排出用アクチュエータのうち作動が指令されたものの動
作を制御することになる。つまり、無線式の指令手段に
て旋回操作の開始が指令されると旋回用アクチュエータ
の作動を開始し、無線式の指令手段にて旋回操作の停止
が指令されると旋回用アクチュエータの作動を停止させ
る。又、無線式の指令手段にて昇降操作の開始が指令さ
れると昇降用アクチュエータの作動を開始し、無線式の
指令手段にて昇降操作の停止が指令されると昇降用アク
チュエータの作動を停止させる。そして、無線式の指令
手段にて前記切り換え操作の開始が指令されると排出用
アクチュエータの作動を開始し、無線式の指令手段にて
切り換え操作の停止が指令されると排出用アクチュエー
タの作動を停止させる。
【0020】このように、無線式の指令手段により穀粒
排出用オーガの上記したような各操作を無線信号にて指
令する構成であることから、穀粒排出用の対象箇所の近
くにいる作業者が、例えば、穀粒排出位置を少しづつ移
動させる微調節操作を行うために、無線式の指令手段を
手で持って操作しながら指令を与える場合、従来のよう
に有線リモコン式の操作部にて指令する構成に比べて、
接続用の電線の長さによって制約を受けることがないの
で、穀粒排出用オーガの穀粒排出位置を変更調整するの
に合わせて作業者が指令手段を手で持ったまま身体を移
動させる必要がなく、穀粒排出作業が行い易いものにな
る。又、穀粒排出用オーガの穀粒排出口が穀粒排出用の
対象箇所から大きく離間して作業者の手が届かない位置
にあっても、穀粒排出用の対象箇所の近くにいる作業者
が無線式の指令手段を手で操作することにより、穀粒排
出用オーガを操作させることが可能となり、機体の操縦
部にいる作業者にその都度指示を与えて操縦部側から指
令を与えて穀粒排出用オーガを操作させたり、一人で作
業しているときに穀粒排出用の対象箇所から機体の操縦
部にまで移動して機体側の操作部を操作しなければなら
ないといった従来の不利を解消して、穀粒排出用の対象
箇所の近くにいる作業者が煩わしさなく穀粒排出作業を
行うことが可能となる。
【0021】そして、本請求項3によれば、制御手段
は、前記旋回操作の開始、前記昇降操作の開始、及び、
前記切り換え操作の開始夫々に対応する信号が動作開始
用の設定時間以上継続して入力されると、その信号の指
令情報に対応するアクチュエータの動作を開始させる。
又、前記旋回操作の停止、前記昇降操作の停止、及び、
前記切り換え操作の停止夫々に対応する信号が入力され
た場合には、前記動作開始用の設定時間よりも長い時間
として設定された動作停止用の設定時間以上継続して入
力されると、その信号の指令情報に対応するアクチュエ
ータの動作を停止させることになる。
【0022】つまり、無線式の指令手段によって前記各
アクチュエータの作動開始を指令するときに、指令に対
応する信号が入力されると時間遅れなく直ちにアクチュ
エータの動作を開始させる構成にすることも考えられる
が、このようにすると、例えば、無線式の指令手段に対
して衝撃や振動が加えられることに起因して短時間だけ
作動開始が指令されたような場合であっても、アクチュ
エータの動作が開始されて作業者の意思に反する移動操
作が行われるおそれがある。そこで、指令に対応する信
号が動作開始用の設定時間以上継続して入力されると、
その信号の指令情報に対応するアクチュエータの動作を
開始させる構成とすることで、上記したような作業者の
意思に反する移動操作が行われることを未然に回避させ
た状態で、無線式の指令手段により良好にアクチュエー
タの動作を開始させることができるのである。
【0023】又、無線式の指令手段によって前記各アク
チュエータの作動停止を指令するときには、動作停止用
の設定時間以上継続して入力されると作動を停止させる
ようにしているので、作動開始を指令する場合と同様
に、無線式の指令手段に対して衝撃や振動等の起因する
短時間の指令が加えられて誤って作動停止が指令される
状態になっても、制御手段がアクチュエータの作動を停
止させることがなく、作業者の意思に反してアクチュエ
ータが停止することを未然に回避することができる。
【0024】ところで、アクチュエータを作動させてい
るときには、このような衝撃や振動等に起因する短時間
の指令でなく、例えば、無線信号の受信状態が不安定に
なって途中で一時的に無線信号の受信が途切れるような
場合があるが、このような無線信号の受信が途切れる時
間は、前記動作開始用の設定時間よりも長くなることが
ある。そこで、動作停止用の設定時間を前記動作開始用
の設定時間よりも長時間として設定することにより、無
線信号の受信が一時的に途切れるようなことがあって
も、制御手段が誤ってアクチュエータの作動を停止させ
る等の不利がなく、作動停止に対応する信号が動作停止
用の設定時間以上継続して入力されると、その無線式の
指令手段による指令に基づいて、制御手段が良好にアク
チュエータの作動を停止させるのである。ちなみに、動
作停止用の設定時間は、不必要に長くアクチュエータが
作動されるのを回避できる時間に設定しておく必要があ
ることはもちろんである。
【0025】従って、穀粒排出用オーガの旋回操作、昇
降操作、及び、穀粒排出状態と排出停止状態との切り換
え操作の夫々を無線信号にて指令することができ、有線
リモコンによる従来の不利を解消して、穀粒排出用の対
象箇所の近くにいる作業者が煩わしさなく穀粒排出作業
を行うことが可能となり、しかも、振動等に起因して誤
ってアクチュエータが作動開始したり、穀粒排出用オー
ガが上記したような各操作を実行している途中において
受信状態が不安定になって無線信号が一時的に途切れて
アクチュエータの作動を停止させる等のおそれが少ない
ものとなり、穀粒排出用オーガの旋回操作、昇降操作、
及び、穀粒排出状態と排出停止状態との切り換え操作を
良好に行うことが可能となるコンバインにおける穀粒排
出用オーガの操作装置を提供できるに至った。
【0026】請求項4記載のコンバインにおける穀粒排
出用オーガの操作装置は、請求項3において、前記穀粒
排出用オーガが、伸縮用アクチュエータにより伸縮操作
自在に構成され、前記指令手段が、前記穀粒排出用オー
ガの伸縮操作を無線信号にて指令するように構成され、
前記制御手段が、前記伸縮操作の開始に対応する信号が
動作開始用の設定時間以上継続して入力されると、前記
伸縮用アクチュエータの動作を開始させ、且つ、前記伸
縮操作の停止に対応する信号が、前記動作開始用の設定
時間よりも長い時間として設定された動作停止用の設定
時間以上継続して入力されると、前記伸縮用アクチュエ
ータの動作を停止させるように構成されていることを特
徴とする。
【0027】すなわち、指令手段により前記穀粒排出用
オーガの伸縮操作が無線信号にて指令され、前記伸縮操
作の開始に対応する信号が動作開始用の設定時間以上継
続して入力されると、制御手段が伸縮用アクチュエータ
の動作を開始させる。又、指令手段により前記穀粒排出
用オーガの伸縮操作の停止が無線信号にて指令され、前
記伸縮操作の停止に対応する信号が前記動作開始用の設
定時間よりも長い時間として設定された動作停止用の設
定時間以上継続して入力されると、制御手段が伸縮用ア
クチュエータの動作を停止させるのである。
【0028】従って、穀粒排出位置を穀粒排出用オーガ
の旋回方向及び昇降方向だけでなく伸縮方向に対しても
移動調節することができ、請求項3を実施するのに好適
な手段が得られる。
【0029】請求項5記載のコンバインにおける穀粒排
出用オーガの操作装置は、請求項1〜4のいずれかにお
いて、前記指令手段が、前記旋回操作の開始及び停止を
指令する旋回操作用の指令操作具、前記昇降操作の開始
及び停止を指令する昇降操作用の指令操作具、及び、前
記切り換え操作の開始及び停止を指令する切り換え操作
用の指令操作具の夫々を備えて構成され、且つ、前記各
指令操作具の夫々が、前記各操作の開始を指令する開始
指令状態と、前記各操作の停止を指令する停止指令状態
とに切り換え自在に、且つ、前記停止指令状態に復帰付
勢される状態で、設けられていることを特徴とする。
【0030】すなわち、作業者が、旋回操作用の指令操
作具を開始指令状態に操作することで旋回操作の開始が
指令され、その操作を解除すると停止指令状態に自動的
に復帰して旋回操作の停止が指令される。同様にして、
昇降操作用の指令操作具を開始指令状態に操作すること
で昇降操作の開始が指令され、その操作を解除すると停
止指令状態に自動的に復帰して昇降操作の停止が指令さ
れる。又、切り換え操作用の指令操作具を開始指令状態
に操作することで前記切り換え操作の開始が指令され、
その操作を解除すると停止指令状態に自動的に復帰して
切り換え操作の停止が指令される。
【0031】つまり、前記各操作具を操作することで前
記各アクチュエータの作動開始を指令することができ、
前記各操作具の操作を解除することでアクチュエータの
作動停止を指令することができる。このような構成に対
して、例えば、前記各操作の開始を指令するための開始
指令専用の操作具と、前記各操作の停止を指令するため
の停止指令専用の操作具とを各別に設けて、それらによ
って一旦指令されると、その指令された状態を保持する
ような構成とした場合には、前記各操作の開始を指令し
た後は、操作者が手を離してもアクチュエータが作動し
続けるので、操作者が別のことに気を取られて確認を怠
ると、穀粒排出用オーガの操作を停止すべき状態であっ
ても操作者の意思に反してアクチュエータが作動し続け
るといった不利があるが、上記構成によれば前記各操作
具に対する手動操作を解除するとアクチュエータは作動
停止するので、このような不利がなく、使用上の安全性
を確保でき、請求項1〜4のいずれかを実施するのに好
適な手段が得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンバインにおけ
る穀粒排出用オーガの操作装置の実施形態について図面
に基づいて説明する。図1、図2に示すように、コンバ
インは、左右一対のクローラ走行装置1の上部に設けた
機体Vの前部に、刈取部3が横軸芯周りに揺動操作自在
な状態で付設され、機体Vには、操縦部2、刈取穀稈を
脱穀・選別する脱穀部4、脱穀部4にて選別回収された
穀粒を貯留する穀粒タンク5、及び穀粒タンク5に貯留
された穀粒を機外に排出するための穀粒排出用オーガ9
等が装備されている。
【0033】穀粒タンク5の底部に前後方向に沿う状態
で底部スクリューコンベア7が設けられ、その底部スク
リューコンベア7の搬送終端部から上方に向けてベベル
ギア連動される状態で縦送りスクリューコンベア8が延
設され、この縦送りスクリューコンベア8の上部には、
ベベルギア連動される状態で前記穀粒排出用オーガ9
が、横軸芯P1周りに揺動操作自在で、且つ、縦軸芯P
2周りに旋回操作自在に装備されている。尚、図2に
は、穀粒排出用オーガ9が格納用の旋回位置HPに旋回
した状態を示し、この格納用の旋回位置HPに旋回した
状態で穀粒排出用オーガ9を下降させて格納用保持具と
しての受止具30に受け止めさせて、穀粒排出用オーガ
9を格納することになる。
【0034】底部スクリューコンベア7の搬送始端部に
は、機体右前部に設けたエンジンEから底部スクリュー
コンベア7への動力伝達を断続するベルトテンション式
の排出クラッチ13の出力プーリ13Aが装着されてい
る。さらに、縦送りスクリューコンベア8は、底部スク
リューコンベア7にベベルギアを介して連動連結された
縦コンベアスクリュー8Aと、それを覆うとともに穀粒
タンク5に連通接続された円筒ケース8Bとからなる。
【0035】前記穀粒排出用オーガ9の構成について説
明を加えると、この穀粒排出用オーガ9(以下、単にオ
ーガという)は、縦コンベアスクリュー8Aにベベルギ
アを介して連動連結された基端側オーガ部分9Aと、こ
の基端側オーガ部分9Aに対して出退自在に支持される
先端側オーガ部分9Bとで構成されている。詳述する
と、図3、図4に示すように、基端側オーガ部分9Aに
おける円筒状の外装ケース31に、先端側オーガ部分9
Bの外装ケース32がスクリュー軸芯方向にスライド自
在に外嵌装着され、先端側オーガ部分9Bの回転スクリ
ュー34が基端側オーガ部分9Aの回転スクリュー35
の下方側に位置する状態で設けられている。又、基端側
オーガ部分9Aにおける外装ケース31の下端側外周部
にラックギア36が形成され、このラックギア36に噛
み合うピニオンギア37とこのピニオンギア37を回転
駆動する伸縮用電動モータM1(伸縮用アクチュエータ
の一例)とが、先端側オーガ部分9Bの外装ケース32
に備えられている。
【0036】一方、基端側オーガ部分9Aの回転軸38
が筒軸で構成され、この回転軸38の6角形状の内面に
嵌合する外形が六角形状の伝動軸39が、一体回転自在
に且つ回転軸芯方向にスライド自在に設けられ、この伝
動軸39と先端側オーガ部分9Bの回転スクリュー34
とが、先端側オーガ部分9Bにおける外装ケース32の
先端側部分に備えられたチェーン伝動機構40によって
連動連結されている。又、先端側オーガ部分9Bの外装
ケース32の先端側下方側箇所には下向きの穀粒排出口
10が形成されている。
【0037】前記伸縮用電動モータM1(以下、伸縮モ
ータと略称する)を正逆方向に回転駆動することによっ
て、図5に示すように、先端側オーガ部分9Bが、基端
側オーガ部分9Aの回転駆動状態と連動して回転駆動さ
れる状態を維持しながら、コンベア軸芯方向にスライド
移動して、オーガ9を伸縮操作させることができる構成
となっている。又、前記ピニオンギア37の回転に伴っ
て回転操作される多回転型のポテンショメータを利用し
た伸縮量検出センサ41が設けられている。そして、予
め伸縮操作可能範囲が設定され、伸縮量検出センサ41
の検出情報に基づいて、伸縮操作の限界位置に達したと
きには、自動的に先端側オーガ部分9Bのスライド作動
を停止するように伸縮モータM1が制御される構成とな
っている。
【0038】又、基端側オーガ部分9Aの外装ケース3
1は、縦コンベアスクリュー8Aの円筒ケース8Bに回
動ケース6を介して連通接続されており、回動ケース6
が、縦送りスクリューコンベア8の円筒ケース8Bに縦
軸芯P2周りに相対回動可能に接続されるとともに、基
端側オーガ部分9Aの外装ケース31に横軸芯P1周り
に相対回動可能に接続されている。
【0039】前記排出クラッチ13を入り状態と切り状
態とに切り換え操作するためのクラッチ操作用の電動モ
ータM2(排出用アクチュエータの一例)が備えられ、
このクラッチ操作用の電動モータM2(以下、クラッチ
モータと略称する)を正転方向に駆動することで排出ク
ラッチ13が入り状態に切り換えられ、クラッチモータ
M2を逆転方向に駆動することで排出クラッチ13が切
り状態に切り換えられる構成となっている。この排出ク
ラッチ13を入り状態に切り換えると、底部スクリュー
コンベア7、縦スクリューコンベア8及びオーガ9が、
排出クラッチ13を介して伝達されるエンジンEの動力
で駆動されて、穀粒タンク5に貯留された穀粒がオーガ
9の先端部の穀粒排出口10から排出される構成となっ
ている。
【0040】オーガ9の旋回操作の駆動構成について説
明すると、図6に示すように、回動ケース6の外側面
に、旋回駆動用の大径ギア11が固着され、その大径ギ
ア11に咬合するピニオンギア12を回転駆動する旋回
用電動モータ(旋回用アクチュエータの一例)M3が縦
送りスクリューコンベヤ8に固定され、この旋回用電動
モータM3(以下、旋回モータと略称する)を正逆転駆
動するに伴って、オーガ9が縦軸芯P2周りに旋回操作
され、かつ、旋回モータM3を作動停止させるに伴って
旋回停止するように構成されている。図中、Ryはオー
ガ9の旋回位置を検出する多回転型のポテンショメータ
を利用した旋回位置検出センサであって、旋回モータM
3で駆動されるギア13によって旋回駆動用ギア11と
同時に回動操作されるようになっている。尚、図2に示
すように、予め旋回可能範囲が設定され、上記旋回位置
検出センサRyの検出情報に基づいて、オーガ9がその
旋回可能範囲の左限界位置LE及び右限界位置REに達
したときには、自動的にオーガ9の旋回を停止するよう
に、旋回モータM3が制御される構成となっている。
【0041】次に、オーガ9の昇降操作の駆動手段につ
いて説明すると、図6に示すように、オーガ9の基端部
と、回動ケース6との間に、昇降用油圧シリンダ(昇降
用アクチュエータの一例)15が設けられ、この昇降用
油圧シリンダ15を伸長させるに伴ってオーガ9が横軸
芯P1周りで上昇操作され、かつ、昇降用油圧シリンダ
15を短縮させるに伴ってオーガ9が横軸芯P1周りで
下降操作されるように構成されている。尚、オーガ9が
昇降操作範囲の上限位置にあるときにオン作動する上限
スイッチ14が設けられている。
【0042】操縦部2には、オーガ9を旋回及び昇降す
るための操作指令を指示するレバー式の操作部20が設
けられている。この機体側の操作部20について説明を
加えれば、図7に示すように、中央位置に復帰するよう
に付勢されて前後方向並びに左右方向夫々に十字揺動操
作自在な操作レバー20Aが備えられ、操作レバー20
Aを前方側に倒した状態では上昇指令スイッチS1がオ
ン作動して上昇指令が指令され、操作レバー20Aを手
前側に倒した状態では下降指令スイッチS2がオン作動
して下降指令が指令され、操作レバー20Aを左側に倒
した状態では右旋回指令スイッチS3がオン作動して右
旋回指令が指令され、操作レバー20Aを右側に倒した
状態では左旋回指令スイッチS4がオン作動して左旋回
指令が指令される(図10参照)。又、上記操作レバー
20Aを中央位置に復帰させた状態では、オーガ9の旋
回操作を停止させるための旋回停止指令と、オーガ9の
昇降操作を停止させるための昇降停止指令が指令され
る。
【0043】又、図2、図10に示すように、前記機体
側の操作部20の近くには、オーガ9を自動的に格納位
置または目標排出位置に移動させるための自動スイッチ
21と、移動中においてオーガ9を停止させるための停
止スイッチ22と、上記目標排出位置を設定するための
排出位置設定ボリューム23と、前記排出クラッチ13
を入り切りするためのクラッチ入切スイッチ24と、オ
ーガ9を伸長させるための伸長スイッチ25、オーガ9
を短縮させるための短縮スイッチ26とが設けられてい
る。
【0044】そして、このコンバインでは、前記オーガ
9の旋回操作、昇降操作、及び、穀粒排出状態と排出停
止状態との切り換え操作を指令する手動操作式の指令手
段として、旋回操作、昇降操作、伸縮操作、及び、排出
クラッチ13の切り換え操作の夫々を無線信号にて指令
する無線式の指令手段としての無線式操作装置42が備
えられている。この無線式操作装置42は、運搬車両へ
の穀粒排出作業を行っているときに、運搬車両の近くに
いる作業者が操作する場合に主に利用するものである。
【0045】詳述すると、図8、図9に示すように、無
線式操作装置42は、作業者が容易に持ち運び可能なよ
うに小型軽量の装置として構成され、又、互いに異なる
周波数の電波を上記各操作の夫々に対応する無線信号と
して送信するように構成されており、このオーガ9の上
昇を指令する上昇指令スイッチ43、オーガ9の下降を
指令する下降指令スイッチ44、オーガ9を左方向に移
動するように旋回させる左旋回指令スイッチ45、オー
ガ9を右方向に移動するように旋回させる右旋回指令ス
イッチ46、オーガ9を自動的に格納位置または目標排
出位置に移動させるための自動スイッチ47、移動中に
おいてオーガ9を停止させるための移動停止スイッチ4
8、前記排出クラッチ13をクラッチ入り状態にさせる
ための排出スイッチ49、前記排出クラッチ13をクラ
ッチ切り状態にさせるための排出停止スイッチ50、オ
ーガ9を伸長させるための伸長指令スイッチ51、オー
ガ9を短縮させるための短縮指令スイッチ52が夫々設
けられている。これらの各スイッチは、指で押し操作す
るとオンして指を離すとオフするようにオフ状態に復帰
付勢される構成となっている。
【0046】又、前記無線式操作装置42には、指令用
の各スイッチの操作に対応させて、スイッチがオンする
と、各スイッチ毎に異ならせて対応して設定された特定
の周波数の信号を発振してその信号を一定出力の電波と
して送信する信号送信回路53及び送信アンテナ54
と、それらに電力を供給するバッテリー55とが備えら
れている。尚、バッテリー55からの各部への電力供給
の入切を行うためのスライド操作式の電源スイッチ56
が設けられ、操作しないとき電源スイッチ56を切にし
ておくことで、誤操作によって意思に反して不測にオー
ガ9が作動することが無いようにしている。
【0047】つまり、上昇指令スイッチ43を指で押し
操作してオンすると、上昇指令に対応した上昇操作用の
周波数の無線信号が送信されることで上昇操作の開始が
指令され、上昇指令スイッチ43から指を離してオフす
ると、前記上昇操作用の周波数の無線信号の送信が終了
して上昇操作の停止が指令されることになる。下降指令
スイッチ44を指で押し操作してオンすると、下降指令
に対応した下降操作用の周波数の無線信号が送信されて
下降操作の開始が指令され、下降指令スイッチ44から
指を離してオフすると、下降操作用の周波数の無線信号
の送信が終了して下降操作の停止が指令される。従っ
て、上昇指令スイッチ43と下降指令スイッチ44とに
より昇降操作用の指令操作具を構成する。
【0048】左旋回指令スイッチ45を指で押し操作し
てオンすると、左旋回指令に対応した左旋回操作用の周
波数の無線信号が送信されることで左旋回操作の開始が
指令され、左旋回指令スイッチ45から指を離してオフ
すると、前記左旋回操作用の周波数の無線信号の送信が
終了して左旋回操作の停止が指令されることになる。右
旋回指令スイッチ46を指で押し操作してオンすると、
右旋回指令に対応した右旋回操作用の周波数の無線信号
が送信されて右旋回操作の開始が指令され、右旋回指令
スイッチ46から指を離してオフすると、右旋回操作用
の周波数の無線信号の送信が終了して右旋回操作の停止
が指令される。従って、左旋回指令スイッチ45と右旋
回指令スイッチ46とにより旋回操作用の指令操作具を
構成する。
【0049】伸長指令スイッチ51を指で押し操作して
オンすると、伸長指令に対応した伸長操作用の周波数の
無線信号が送信されることで伸長操作の開始が指令さ
れ、伸長指令スイッチ51から指を離してオフすると、
前記伸長操作用の周波数の無線信号の送信が終了して伸
長操作の停止が指令されることになる。短縮指令スイッ
チ52を指で押し操作してオンすると、短縮指令に対応
した短縮操作用の周波数の無線信号が送信されて短縮操
作の開始が指令され、短縮指令スイッチ52から指を離
してオフすると、短縮操作用の周波数の無線信号の送信
が終了して短縮操作の停止が指令される。従って、伸長
指令スイッチ51と短縮指令スイッチ52とにより伸縮
操作用の指令操作具を構成する。
【0050】排出スイッチ49を指で押し操作してオン
すると、排出指令に対応した排出用の周波数の無線信号
が送信されることで排出用操作の開始が指令され、排出
スイッチ49から指を離してオフすると、前記排出用の
周波数の無線信号の送信が終了して排出用操作の停止が
指令されることになる。排出停止スイッチ50を指で押
し操作してオンすると、排出停止指令に対応した排出停
止用の周波数の無線信号が送信されて排出停止用操作の
開始が指令され、排出停止スイッチ50から指を離して
オフすると、排出停止用の周波数の無線信号の送信が終
了して排出停止用操作の停止が指令される。従って、排
出スイッチ49と排出停止スイッチ50とにより切り換
え操作用の指令操作具を構成する。
【0051】尚、自動スイッチ47については、指で押
し操作してオンすると、目標旋回位置に向けてオーガ9
を自動で移動させる操作の開始が指令されるが、指を離
してオフしても、オーガ9が目標旋回位置に移動するま
では自動移動操作の停止が指令されることはない。その
移動中に移動停止させるときは、移動停止スイッチ48
を指で押し操作してオンすることによって停止させるこ
とになる。
【0052】そして、機体側には、前記無線式操作装置
42から送信される電波による無線信号を受信する受信
アンテナ57及び受信器58が備えられるとともに、受
信した信号をその受信周波数に応じていずれの指令情報
であるかを判別して、その指令情報に対応する制御用信
号に変換する信号処理装置59が備えられている。又、
前記受信アンテナ57及び受信器58は、図1、図2に
示すように、オーガ9の先端部における穀粒排出口10
の近傍に備えられている。このように受信アンテナ57
が穀粒排出口10の近傍に備えられることから、前記無
線式操作装置42を用いて、例えば運搬車両等の穀粒排
出用の対象箇所の近くにいる作業者がオーガの穀粒排出
位置を調整する作業を行う場合、無線式操作装置42と
受信アンテナ57とが互いに近づくことになり、しか
も、それらの間に他物が存在せず、電波による無線信号
が他物により遮られて通信が途切れるおそれが少なく良
好に通信を行えることになる。
【0053】図10に示すように、マイクロコンピュー
タ利用の制御装置Hが設けられ、その制御装置Hに、前
記旋回位置検出センサRy、前記上限スイッチ14、前
記機体側の操作部20の各指令スイッチSU1,SD
1,SL1,SR1、前記自動スイッチ21、前記停止
スイッチ22、前記排出位置設定ボリューム23、及び
前記クラッチ入切スイッチ24の各信号が電線を通して
入力され、前記各指令スイッチの操作に対応する制御を
実行するように構成されている。
【0054】そして、制御装置Hには、無線式操作装置
42から送信される指令情報が信号処理装置59を介し
て入力される構成となっており、制御装置Hは、無線式
操作装置42からの指令に基づいて制御する場合に、旋
回操作の開始に対応する信号が動作開始用の設定時間以
上継続して入力されると旋回モータM3の動作を開始さ
せ、前記旋回操作の停止に対応する信号が、前記動作開
始用の設定時間よりも長い時間として設定された動作停
止用の設定時間以上継続して入力されると、旋回モータ
M3の動作を停止させるように構成されている。又、前
記制御装置Hは、昇降操作の開始に対応する信号が動作
開始用の設定時間以上継続して入力されると昇降用油圧
シリンダ15の動作を開始させ、前記昇降操作の停止に
対応する信号が、前記動作開始用の設定時間よりも長い
時間として設定された動作停止用の設定時間以上継続し
て入力されると、昇降用油圧シリンダ15の動作を停止
させるように構成されている。更に、伸縮操作の開始に
対応する信号が動作開始用の設定時間以上継続して入力
されると伸縮モータM1の動作を開始させ、前記伸縮操
作の停止に対応する信号が、前記動作開始用の設定時間
よりも長い時間として設定された動作停止用の設定時間
以上継続して入力されると、伸縮モータM1の動作を停
止させるように構成されている。又、排出クラッチ13
の切り換え操作の開始に対応する信号が動作開始用の設
定時間以上継続して入力されるとクラッチモータM2の
動作を開始させ、前記切り換え作の停止に対応する信号
が、前記動作開始用の設定時間よりも長い時間として設
定された動作停止用の設定時間以上継続して入力される
と、クラッチモータM2の動作を停止させるように構成
されている。
【0055】以下、前記無線式操作装置42からの指令
に基づく旋回操作、昇降操作、伸縮操作、及び、排出ク
ラッチ13の切り換え操作についての制御装置Hの動作
について具体的に説明する。すなわち、制御装置Hは、
前記信号処理装置59から入力される制御用信号に基づ
いて、無線式操作装置42に備えられる各スイッチの夫
々について、図11に示すような状態判定処理を実行し
て、各スイッチの操作状態を判別する。このような状態
判定処理は設定短時間(例えば、数msec)毎に繰り
返し行われることになる。
【0056】この状態判定処理について説明すると、該
当するスイッチの操作に対応する周波数の信号が入力さ
れているか否かを判別し(ステップ1)、前記信号が入
力されていることが判別され、しかも、計時用のカウン
タをカウントアップして、カウンタのカウント値が40
msec以上になり、スイッチの操作に対応する周波数
の信号が入力されている状態が40msec以上継続し
ていれば、このスイッチはオンであると判別すると共
に、計時用のカウンタをカウント値が240msecに
対応する値になるようにセットする(ステップ2〜
5)。そして、前記信号が入力されていないことが判別
されると、カウンタのカウント値が「0」でなければ、
カウンタをカウントダウンして、カウント値が40ms
ecより小さい値になると、スイッチがオフであると判
別する(ステップ6〜9)。尚、初期状態等のようにカ
ウント値が「0」であればカウントダウンすることな
く、スイッチがオフであると判別することになる。
【0057】そして、制御装置Hは、前記各スイッチの
状態判定処理の判別結果に基づいて、その判別結果に対
応する動作を実行する。すなわち、上昇指令スイッチ4
3がオンであると判別すると昇降用油圧シリンダ15に
よるオーガ9の上昇操作を実行し、上昇指令スイッチ4
3がオフであると判別すると昇降用油圧シリンダ15に
よる上昇操作を停止させ、下降指令スイッチ44がオン
であると判別すると昇降用油圧シリンダ15によるオー
ガ9の下降操作を実行し、下降指令スイッチ44がオフ
であると判別すると昇降用油圧シリンダ15による下降
操作を停止させる。右旋回指令スイッチ46がオンであ
ると判別すると旋回モータM3によるオーガの右旋回操
作を実行し、右旋回指令スイッチ46がオフであると判
別すると旋回モータM3による右旋回操作を停止させ、
左旋回指令スイッチ45がオンであると判別すると旋回
モータM3によるオーガの左旋回操作を実行し、左旋回
指令スイッチ45がオフであると判別すると旋回モータ
M3による左旋回操作を停止させる。
【0058】又、伸長指令スイッチ51がオンであると
判別すると伸縮モータM1によるオーガ9の伸長操作を
実行し、伸長指令スイッチ51がオフであると判別する
と伸縮モータM1による伸長操作を停止させ、短縮指令
スイッチ52がオンであると判別すると伸縮モータM1
によるオーガ9の短縮操作を実行し、短縮指令スイッチ
52がオフであると判別すると伸縮モータM1による短
縮操作を停止させる。そして、排出スイッチ49がオン
であると判別するとクラッチモータM2による排出クラ
ッチ13の入り状態への切り換え操作を実行し、排出ス
イッチ49がオフであると判別するとクラッチモータM
2による排出クラッチ13の入り状態への切り換え操作
を停止させ、排出停止スイッチ50がオンであると判別
するとクラッチモータM2による排出クラッチ13の切
り状態への切り換え操作を実行し、排出停止スイッチ5
1がオフであると判別するとクラッチモータM2による
排出クラッチ13の切り状態への切り換え操作を停止さ
せる。
【0059】しかも、上記したような状態判定処理を実
行することで、例えば、スイッチがオン操作されるとき
には、制御装置Hは、信号入力状態が40msec以上
継続すると、スイッチがオンであると判別する。そし
て、スイッチがオフ操作されるときには、制御装置H
は、その信号が入力されない状態が約200msec以
上継続すると、スイッチがオフであると判別することに
なる。従って、40msecが動作開始用の設定時間t
1に対応し、200msecが動作停止用の設定時間t
2に対応する。尚、このような40msec、200m
secという数値は例示であって、動作開始用の設定時
間t1及び動作停止用の設定時間t2としては、このよ
うな数値に限定されるものではない。
【0060】その結果、図12に示すように、例えば右
旋回指令スイッチ46がオン操作され、旋回モータM3
が右旋回操作を実行しているときに、無線式操作装置4
2から送信される電波が一時的に途切れて入力信号が途
絶える異常部分Gがあっても、それが200msec以
上継続することがなければ、制御装置Hはスイッチがオ
フであると判別することはないので、作業者が右旋回指
令スイッチ46を押し操作しているにもかかわらず、旋
回モータM3が途中で停止する等のおそれがない。尚、
図12では、右旋回指令スイッチ46だけを示している
が、他のスイッチの操作についても同様に、電波が一時
的に途切れることがあっても、制御装置Hはスイッチが
オフであると判別することはない。
【0061】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。
【0062】(1)上記実施形態では、前記受信アンテ
ナが、前記穀粒排出用オーガの穀粒排出口の近傍に備え
られる構成と、前記動作停止用の設定時間として前記動
作開始用の設定時間よりも長い時間を設定する構成とを
共に備えるようにしたが、このような構成に代えて、次
の(イ)、(ロ)に記載するような構成としてもよい。 (イ)前記受信アンテナが前記穀粒排出用オーガの穀粒
排出口の近傍に備えられる構成として、前記動作停止用
の設定時間として前記動作開始用の設定時間と同じ時間
(例えば40msec)を設定する構成してもよい。 (ロ)上記実施形態と同様にして前記動作停止用の設定
時間として前記動作開始用の設定時間よりも長い時間を
設定する構成としながら、前記受信アンテナが、前記穀
粒排出用オーガの穀粒排出口の近傍ではない箇所、例え
ば機体側の操縦部の近くや脱穀装置の外壁部等に備える
構成としてもよい。
【0063】(2)上記実施形態では、前記穀粒排出用
オーガが、伸縮用アクチュエータとしての伸縮モータに
より伸縮操作自在に構成され、無線式の指令手段が、穀
粒排出用オーガの伸縮操作を無線信号にて指令するよう
に構成されたものを例示したが、このような構成に代え
て、伸縮用アクチュエータを備えない構成としてもよ
い。
【0064】(3)上記実施形態では、旋回用アクチュ
エータ、伸縮用アクチュエータ、排出用アクチュエータ
を夫々電動モータにて構成し、昇降用アクチュエータを
油圧シリンダにて構成したが、これに限るものではな
く、例えば、旋回用アクチュエータ、伸縮用アクチュエ
ータ、及び、排出用アクチュエータとして油圧モータを
用いたり、昇降用アクチュエータとして電動モータや電
動シリンダ等を用いる構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインの全体平面図
【図3】オーガ先端側の縦断側面図
【図4】オーガの縦断正面図
【図5】オーガの旋回及び昇降の操作構成を示す要部拡
大側面図
【図6】機体側の操作部の平面図
【図7】無線式操作装置の斜視図
【図8】無線式操作装置のブロック図
【図9】制御ブロック図
【図10】制御動作のフローチャート
【図11】タイミングチャート
【符号の説明】
9 オーガ 15 昇降用アクチュエータ 42 指令手段 43、44 昇降操作用の指令操作具 45、46 旋回操作用の指令操作具 49、50 切り換え操作用の指令操作具 57 受信アンテナ H 制御手段 M1 伸縮用アクチュエータ M2 排出用アクチュエータ M3 旋回用アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KA04 KC01 KE03 KE04 LA03 LE04 LE19 LR02 LR08 LR14 MA07 PA02 PA06 PA11 PA30 PA46 PA47 PE10 QG05 QG06 RA10 RA22 RA25 RA28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回用アクチュエータにより機体に対し
    て旋回操作自在に、且つ、昇降用アクチュエータにより
    機体に対して昇降操作自在に構成されるとともに、排出
    用アクチュエータにより穀粒排出状態と排出停止状態と
    に切り換え自在に構成された穀粒排出用オーガと、 前記穀粒排出用オーガの旋回操作、昇降操作、及び、穀
    粒排出状態と排出停止状態との切り換え操作を指令する
    手動操作式の指令手段と、 前記指令手段にて指令される指令情報に基づいて、前記
    各アクチュエータの動作を制御する制御手段とが備えら
    れたコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置で
    あって、 前記指令手段が、前記旋回操作、前記昇降操作、及び、
    前記切り換え操作の夫々を無線信号にて指令する無線式
    の指令手段として構成され、 この無線式の指令手段から無線送信された前記無線信号
    を受信して前記制御手段に伝えるための受信アンテナ
    が、前記穀粒排出用オーガの穀粒排出口の近傍に備えら
    れているコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装
    置。
  2. 【請求項2】 前記穀粒排出用オーガが、伸縮用アクチ
    ュエータにより伸縮操作自在に構成され、 前記指令手段が、前記穀粒排出用オーガの伸縮操作を無
    線信号にて指令するように構成されている請求項1記載
    のコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置。
  3. 【請求項3】 旋回用アクチュエータにより機体に対し
    て旋回操作自在に、且つ、昇降用アクチュエータにより
    機体に対して昇降操作自在に構成されるとともに、排出
    用アクチュエータにより穀粒排出状態と排出停止状態と
    に切り換え自在に構成された穀粒排出用オーガと、 前記穀粒排出用オーガの旋回操作、昇降操作、及び、穀
    粒排出状態と排出停止状態との切り換え操作を指令する
    手動操作式の指令手段と、 前記指令手段にて指令される指令情報に基づいて、前記
    各アクチュエータの動作を制御する制御手段とが備えら
    れたコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置で
    あって、 前記指令手段が、 前記旋回操作の開始及び停止、前記昇降操作の開始及び
    停止、前記切り換え操作の開始及び停止の夫々を、無線
    信号にて指令する無線式の指令手段として構成され、 この無線式の指令手段から送信された前記無線信号を受
    信して前記制御手段に伝えるための受信アンテナが、機
    体側に備えられ、 前記制御手段が、 前記旋回操作の開始、前記昇降操作の開始、及び、前記
    切り換え操作の開始夫々に対応する信号が動作開始用の
    設定時間以上継続して入力されると、その信号の指令情
    報に対応するアクチュエータの動作を開始させ、且つ、 前記旋回操作の停止、前記昇降操作の停止、及び、前記
    切り換え操作の停止夫々に対応する信号が、前記動作開
    始用の設定時間よりも長い時間として設定された動作停
    止用の設定時間以上継続して入力されると、その信号の
    指令情報に対応するアクチュエータの動作を停止させる
    ように構成されているコンバインにおける穀粒排出用オ
    ーガの操作装置。
  4. 【請求項4】 前記穀粒排出用オーガが、伸縮用アクチ
    ュエータにより伸縮操作自在に構成され、 前記指令手段が、前記穀粒排出用オーガの伸縮操作を無
    線信号にて指令するように構成され、 前記制御手段が、 前記伸縮操作の開始に対応する信号が動作開始用の設定
    時間以上継続して入力されると、前記伸縮用アクチュエ
    ータの動作を開始させ、且つ、前記伸縮操作の停止に対
    応する信号が、前記動作開始用の設定時間よりも長い時
    間として設定された動作停止用の設定時間以上継続して
    入力されると、前記伸縮用アクチュエータの動作を停止
    させるように構成されている請求項3記載のコンバイン
    における穀粒排出用オーガの操作装置。
  5. 【請求項5】 前記指令手段が、 前記旋回操作の開始及び停止を指令する旋回操作用の指
    令操作具、前記昇降操作の開始及び停止を指令する昇降
    操作用の指令操作具、及び、前記切り換え操作の開始及
    び停止を指令する切り換え操作用の指令操作具の夫々を
    備えて構成され、 且つ、前記各指令操作具の夫々が、前記各操作の開始を
    指令する開始指令状態と、前記各操作の停止を指令する
    停止指令状態とに切り換え自在に、且つ、前記停止指令
    状態に復帰付勢される状態で、設けられている請求項1
    〜4のいずれか1項に記載のコンバインにおける穀粒排
    出用オーガの操作装置。
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