JP4533174B2 - コンバイン - Google Patents

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本発明は、穀粒排出用オーガに対する操作指令を無線信号にて指令する無線式通信装置が設けられたコンバインに関する。
上記コンバインとしては、穀粒排出用オーガと、その穀粒排出用オーガの作動を制御するオーガ制御手段とが備えられ、前記穀粒排出用オーガに対する操作指令を前記オーガ制御手段に無線信号にて指令する無線式通信装置を備え、この無線式通信装置からの無線信号を受信する受信装置が備えられたコンバインがある(特許文献1参照)。
ところで、コンバインによる作業を行う際には、コンバイン本体の搭乗部に搭乗してコンバインの運転作業を行う運転作業者と、コンバイン本体の周囲で補助作業を行う補助作業者とが共同して作業を進める場合がある。運転作業者と補助作業者とが共同して作業を行うことにより、例えば、刈取作業中に刈取部において穀稈の詰まりが発生したときには、補助作業者がこれを認知して運転作業者に対して刈取作業中断の指示をすることで、穀稈の詰まりが重大な程度に至る前に刈取作業を停止させることができ、結果的に簡単な復旧作業で刈取作業に復帰できるものとなる。尚、補助作業者が運転作業者に伝える情報としては、刈取作業中断の指示の他、刈取作業中においては、燃料の残量が十分でなくなったことの通知や燃料残量に応じた残作業の進行についての指示があり、また、穀粒排出作業中においては、運転作業者が穀粒排出オーガを操作して収穫した穀粒を穀粒運搬車両等に排出するときに、運搬車両の状況に応じた適切な時期における穀粒排出の開始や停止についての指示などがある。
特開2003−325032号公報
本発明は、穀粒排出用オーガが排出停止状態にある場合において、穀粒排出用オーガの作動速度を増加させることができるコンバインを提供することを目的としている。
本発明の第1特徴は、コンバイン本体に、穀粒排出用オーガと、その穀粒排出用オーガの作動を制御する制御手段と、前記穀粒排出用オーガを穀粒排出状態と排出停止状態とに切り換える排出クラッチとが備えられ、前記穀粒排出用オーガが、旋回モータによってコンバイン本体に対して旋回操作自在に構成され、前記穀粒排出用オーガに対する操作指令を前記制御手段に無線信号にて指令する無線式通信装置が設けられたコンバインであって、
前記無線式通信装置が、前記操作指令として、前記穀粒排出用オーガを前記穀粒排出状態に切り換える排出開始指令、前記穀粒排出用オーガを前記排出停止状態に切り換える排出停止指令、及び前記穀粒排出用オーガを旋回させる旋回指令を、排出開始指令用の排出スイッチ、排出停止指令用の排出停止スイッチ、及び旋回指令用の旋回指令スイッチによってそれぞれ指令自在に構成され、前記制御手段が、前記排出停止スイッチによって前記穀粒排出用オーガが前記排出停止状態に切り換えられた状態において、前記旋回指令スイッチによる旋回指令の継続時間に応じて前記穀粒排出用オーガの旋回速度を増加させるべく前記旋回モータを作動制御するよう構成されている点にある。
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴構成において、前記穀粒排出用オーガが、昇降用油圧シリンダによってコンバイン本体に対して昇降操作自在に構成され、前記無線式通信装置が、前記操作指令として、前記穀粒排出用オーガを昇降させる昇降指令を、昇降指令スイッチによって指令自在に構成され、前記制御手段が、前記排出停止スイッチによって前記穀粒排出用オーガが前記排出停止状態に切り換えられた状態において、前記昇降指令スイッチによる昇降指令の継続時間に応じて前記穀粒排出用オーガの昇降速度を増加させるべく前記昇降用油圧シリンダを作動制御するよう構成されている点にある。
本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴構成において、前記穀粒排出用オーガが、伸縮モータによって伸縮操作自在に構成され、前記無線式通信装置が、前記操作指令として、前記穀粒排出用オーガを伸縮させる伸縮指令を、伸縮スイッチによって指令自在に構成され、前記制御手段が、前記排出停止スイッチによって前記穀粒排出用オーガが前記排出停止状態に切り換えられた状態において、前記伸縮スイッチによる伸縮指令の継続時間に応じて前記穀粒排出用オーガの伸縮速度を増加させるべく前記伸縮モータを作動制御するよう構成されている点にある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に、本発明を適用した自脱型のコンバインを示す。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1の上部に設けた機体Vの前部に、刈取部3が横軸芯周りに揺動操作自在な状態で付設され、機体Vには、運転作業者を風雨から保護し、快適な運転環境をもたらす空調設備付き運転キャビンCを備えた搭乗運転部2、刈取穀稈を脱穀・選別する脱穀部4、脱穀部4にて選別回収された穀粒を貯留する穀粒タンク5、及び穀粒タンク5に貯留された穀粒を機外に排出するための穀粒排出用オーガ9等が装備されている。
図10に示すように、搭乗運転部2の左前方側には、各種の情報を表示するための表示ユニットDが設けられている。この表示ユニットDには、図11に示すように、図示しない燃料タンク内の燃料残量を示す指示針式の燃料メータ60、エンジンの回転数を表示する指示針式のタコメータ61、左右のウインカランプ62、ブレーキランプ63、エンジンの負荷レベルを5段階のランプで示す負荷表示器64、各種のメッセージやグラフ等の画像情報を表示するLCD表示器65、及び、各種の警報や通知等の音声情報を出力するスピーカー66が装備されている。
図1及び図2に示すように、穀粒タンク5の底部に前後方向に沿う状態で底部スクリューコンベア7が設けられ、その底部スクリューコンベア7の搬送終端部から上方に向けてベベルギア連動される状態で縦送りスクリューコンベア8が延設され、この縦送りスクリューコンベア8の上部には、ベベルギア連動される状態で前記穀粒排出用オーガ9が、横軸芯P1周りに揺動操作自在で、且つ、縦軸芯P2周りに旋回操作自在に装備されている。尚、図2は、穀粒排出用オーガ9が格納用の旋回位置HPに旋回した状態にあるコンバインの平面図を示したものでる。穀粒排出用オーガ9は、この格納用の旋回位置HPに旋回操作された状態で下降操作され、格納用保持具としての受止具30に受け止められた状態で格納されることになる。
底部スクリューコンベア7の搬送始端部には、機体右前部に設けたエンジンから底部スクリューコンベア7への動力伝達を断続するベルトテンション式の排出クラッチ13の出力プーリ13Aが装着されている。さらに、縦送りスクリューコンベア8は、底部スクリューコンベア7にベベルギアを介して連動連結された縦コンベアスクリュー8Aと、それを覆うとともに穀粒タンク5に連通接続された円筒ケース8Bとからなる。
前記穀粒排出用オーガ9の構成について説明を加えると、この穀粒排出用オーガ9(以下、単にオーガという)は、縦コンベアスクリュー8Aにベベルギアを介して連動連結された基端側オーガ部分9Aと、この基端側オーガ部分9Aに対して出退自在に支持される先端側オーガ部分9Bとで構成されている。詳述すると、図3、図4に示すように、基端側オーガ部分9Aにおける円筒状の外装ケース31に、先端側オーガ部分9Bの外装ケース32がスクリュー軸芯方向にスライド自在に外嵌装着され、先端側オーガ部分9Bの回転スクリュー34が基端側オーガ部分9Aの回転スクリュー35の下方側に位置する状態で設けられている。又、基端側オーガ部分9Aにおける外装ケース31の下端側外周部にラックギア36が形成され、このラックギア36に噛み合うピニオンギア37とこのピニオンギア37を回転駆動する伸縮用電動モータM1とが、先端側オーガ部分9Bの外装ケース32に備えられている。
一方、基端側オーガ部分9Aの回転軸38が筒軸で構成され、この回転軸38の6角形状の内面に嵌合する外形が六角形状の伝動軸39が、一体回転自在に且つ回転軸芯方向にスライド自在に設けられ、この伝動軸39と先端側オーガ部分9Bの回転スクリュー34とが、先端側オーガ部分9Bにおける外装ケース32の先端側部分に備えられたチェーン伝動機構40によって連動連結されている。又、先端側オーガ部分9Bの外装ケース32の先端側下方側箇所には下向きの穀粒排出口10が形成されている。
前記伸縮用電動モータM1(以下、伸縮モータと略称する)を正逆方向に回転駆動することによって、図3に示すように、先端側オーガ部分9Bが、基端側オーガ部分9Aの回転駆動状態と連動して回転駆動される状態を維持しながら、コンベア軸芯方向にスライド移動して、オーガ9を伸縮操作させることができる構成となっている。
又、前記ピニオンギア37の回転に伴って回転操作される多回転型のポテンショメータを利用した伸縮量検出センサ41が設けられている。そして、予め伸縮操作可能範囲が設定され、伸縮量検出センサ41の検出情報に基づいて、伸縮操作の限界位置に達したときには、自動的に先端側オーガ部分9Bのスライド作動を停止するように伸縮モータM1が制御される構成となっている。
又、図5に示すように、基端側オーガ部分9Aの外装ケース31は、縦コンベアスクリュー8Aの円筒ケース8Bに回動ケース6を介して連通接続されており、回動ケース6が、縦送りスクリューコンベア8の円筒ケース8Bに縦軸芯P2周りに相対回動可能に接続されるとともに、基端側オーガ部分9Aの外装ケース31に横軸芯P1周りに相対回動可能に接続されている。
図9に示すように、前記排出クラッチ13を入り状態と切り状態とに切り換え操作するためのクラッチ操作用の電動モータM2が備えられ、このクラッチ操作用の電動モータM2(以下、クラッチモータと略称する)を正転方向に駆動することで排出クラッチ13が入り状態に切り換えられ、クラッチモータM2を逆転方向に駆動することで排出クラッチ13が切り状態に切り換えられる構成となっている。
この排出クラッチ13を入り状態に切り換えると、底部スクリューコンベア7、縦スクリューコンベア8及びオーガ9が、排出クラッチ13を介して伝達されるエンジンの動力で駆動されて、穀粒タンク5に貯留された穀粒がオーガ9の先端部の穀粒排出口10から排出される構成となっている。
尚、排出クラッチ13には、排出クラッチ13が入り状態であることを検出する排出状態検出センサ17が設けられており、排出状態検出センサ17の検出情報に基づいて、後述する制御装置Hは、排出クラッチ13が入り状態であるか切り状態であるかを判別することができるようになっている。
オーガ9の旋回操作の駆動構成について説明すると、図5に示すように、回動ケース6の外側面に、旋回駆動用の大径ギア11が固着され、その大径ギア11に咬合するピニオンギア12を回転駆動する旋回用電動モータM3が縦送りスクリューコンベヤ8に固定され、この旋回用電動モータM3(以下、旋回モータと略称する)を正逆転駆動するに伴って、オーガ9が縦軸芯P2周りに旋回操作され、かつ、旋回モータM3を作動停止させるに伴って旋回停止するように構成されている。図中、Ryはオーガ9の旋回位置を検出する多回転型のポテンショメータを利用した旋回位置検出センサであって、旋回モータM3で駆動されるギア18によって旋回駆動用ギア11と同時に回動操作されるようになっている。
尚、図2に示すように、予め旋回可能範囲が設定され、上記旋回位置検出センサRyの検出情報に基づいて、オーガ9がその旋回可能範囲の左限界位置LE及び右限界位置REに達したときには、自動的にオーガ9の旋回を停止するように、旋回モータM3が制御される構成となっている。
次に、オーガ9の昇降操作の駆動手段について説明すると、図5に示すように、オーガ9の基端部と、回動ケース6との間に、昇降用油圧シリンダ15が設けられ、この昇降用油圧シリンダ15を伸長させるに伴ってオーガ9が横軸芯P1周りで上昇操作され、かつ、昇降用油圧シリンダ15を短縮させるに伴ってオーガ9が横軸芯P1周りで下降操作されるように構成されている。尚、オーガ9が昇降操作範囲の上限位置にあるときにオン作動する上限スイッチ14が設けられている。
図9及び図10に示すように、搭乗運転部2には、オーガ9を旋回及び昇降するための操作指令を指示するレバー式の操作部20が設けられている。この機体側の操作部20について説明を加えれば、図6に示すように、中央位置に復帰するように付勢されて前後方向並びに左右方向夫々に十字揺動操作自在な操作レバー20Aが備えられ、操作レバー20Aを前方側に倒した状態では上昇指令スイッチS1がオン作動して上昇指令が指令され、操作レバー20Aを後方側に倒した状態では下降指令スイッチS2がオン作動して下降指令が指令され、操作レバー20Aを左側に倒した状態では右旋回指令スイッチS3がオン作動して右旋回指令が指令され、操作レバー20Aを右側に倒した状態では左旋回指令スイッチS4がオン作動して左旋回指令が指令される。又、上記操作レバー20Aを中央位置に復帰させた状態では、オーガ9の旋回操作を停止させるための旋回停止指令と、オーガ9の昇降操作を停止させるための昇降停止指令が指令される。
又、図9及び図10に示すように、前記機体側の操作部20の近くには、オーガ9を自動的に格納位置または目標排出位置に移動させるための自動スイッチ21と、移動中においてオーガ9を停止させるための停止スイッチ22と、上記目標排出位置を設定するための排出位置設定ボリューム23と、前記排出クラッチ13を入り切りするためのクラッチ入切スイッチ24と、オーガ9を伸長させるための伸長スイッチ25、オーガ9を短縮させるための短縮スイッチ26とが設けられている。
尚、操作レバー20A、伸長スイッチ25及び短縮スイッチ26により、オーガ9の旋回操作、昇降操作、伸縮操作についての各操作指令が指令されると、排出クラッチ13が入り状態である場合と切り状態である場合とで、異なる操作速度によりオーガ9が作動制御されるように、後述する制御装置Hが構成されている。
つまり、制御装置Hは、排出状態検出センサ17の検出情報に基づき、排出クラッチ13が入り状態であるか入り状態でないかを判別し、排出クラッチ13が入り状態であると判別した場合には、オーガ9が比較的低速度にて昇降・旋回・伸縮操作されるように、各操作指令に基づいて、昇降用油圧シリンダ15、旋回モータM3、及び、伸縮モータM1を制御し、排出クラッチ13が入り状態でないと判別した場合には、オーガ9が比較的高速度にて昇降・旋回・伸縮操作されるように、各操作指令に基づいて、昇降用油圧シリンダ15、旋回モータM3、及び、伸縮モータM1を制御するように構成されている。
そして、このコンバインでは、前記オーガ9の旋回操作、昇降操作、伸縮操作、及び、穀粒排出状態と排出停止状態との切り換え操作といった各操作指令、運転キャビンC内にいる運転作業者を呼出す通報指令、及び、エンジンの停止を指令する停止指令を無線信号で送信する無線式通信装置42が備えられている。この無線式通信装置42は、運搬車両Nへの穀粒排出作業を行う場合に、運搬車両Nの近くにいる補助作業者が主に利用するものである。
詳述すると、図7、図8に示すように、無線式通信装置42は、作業者が容易に持ち運び可能なように小型軽量の装置として構成され、又、互いに異なる周波数の電波を上記各指令の夫々に対応する無線信号として送信するように構成されており、このオーガ9の上昇を指令する上昇指令スイッチ43、オーガ9の下降を指令する下降指令スイッチ44、オーガ9を左方向に移動するように旋回させる左旋回指令スイッチ45、オーガ9を右方向に移動するように旋回させる右旋回指令スイッチ46、オーガ9を自動的に格納位置または目標排出位置に移動させるための自動スイッチ47、自動スイッチ47による移動中においてオーガ9を停止させるための移動停止スイッチ48、前記排出クラッチ13をクラッチ入り状態にさせるための排出スイッチ49、前記排出クラッチ13をクラッチ切り状態にさせるための排出停止スイッチ50、オーガ9を伸長させるための伸長指令スイッチ51、オーガ9を短縮させるための短縮指令スイッチ52、運転キャビンC内の運転作業者を呼び出すオペレータ呼出スイッチ67、コンバイン本体が備えるエンジンを停止させるエンジン停止スイッチ68が夫々設けられている。これらの各スイッチは、指で押し操作するとオンして指を離すとオフするようにオフ状態に復帰付勢される構成となっている。
又、前記無線式通信装置42には、指令用の各スイッチの操作に対応させて、スイッチがオンすると、各スイッチ毎に異ならせて対応して設定された特定の周波数の信号を発振してその信号を一定出力の電波として送信する信号送信回路53及び送信アンテナ54と、それらに電力を供給するバッテリー55とが備えられている。尚、バッテリー55からの各部への電力供給の入切を行うためのスライド操作式の電源スイッチ56が設けられ、操作しないとき電源スイッチ56を切にしておくことで、誤操作によって意思に反して不測に各種指令が指令されないようにしている。
尚、自動スイッチ47については、指で押し操作してオンすると、目標旋回位置に向けてオーガ9を自動で移動させる操作の開始が指令されるが、指を離してオフしても、オーガ9が目標旋回位置に移動するまでは自動移動操作の停止が指令されることはない。その移動中に移動停止させるときは、移動停止スイッチ48を指で押し操作してオンすることによって停止させることになる。
そして、機体側には、前記無線式通信装置42から送信される電波による無線信号を受信する受信アンテナ57及び受信器58が備えられるとともに、受信した信号をその受信周波数に応じていずれの指令情報であるかを判別して、その指令情報に対応する制御用信号に変換する信号処理装置59が備えられている。したがって、受信アンテナ57、受信器58及び信号処理装置59が本発明の受信装置を構成する。
又、前記受信アンテナ57及び受信器58は、図1、図2に示すように、オーガ9の先端部における穀粒排出口10の近傍に備えられている。このように受信アンテナ57が穀粒排出口10の近傍に備えられることから、前記無線式通信装置42を用いて、例えば運搬車両等の穀粒排出用の対象箇所の近くにいる作業者がオーガの穀粒排出位置を調整する作業を行う場合、無線式通信装置42と受信アンテナ57とが互いに近づくことになり、しかも、それらの間に他物が存在せず、電波による無線信号が他物により遮られて通信が途切れるおそれが少なく良好に通信を行えることになる。
コンバイン本体には、図9に示すように、マイクロコンピュータ利用の制御装置Hが設けられ、その制御装置Hに、前記旋回位置検出センサRy、前記上限スイッチ14、前記機体側の操作部20の各指令スイッチS1,S2,S3,S4、前記自動スイッチ21、前記停止スイッチ22、前記排出位置設定ボリューム23、及び前記クラッチ入切スイッチ24、排出状態検出センサ17の各信号が電線を通して入力され、前記各指令スイッチの操作に対応する制御を実行するように構成されている。
そして、制御装置Hには、無線式通信装置42から送信される指令情報が信号処理装置59を介して入力される構成となっており、制御装置Hは、無線式通信装置42からの指令に基づいて制御する場合に、呼出し用の通報指令に対応する信号が入力されるとLCD表示器65に「呼出」の文字情報を点滅表示させるとともに、スピーカー66から所定の音声アナウンスを出力するように構成されている。
つまり、無線式通信装置42のオペレータ呼出スイッチ67を指で押し操作してオンすると、無線式通信装置42から通報指令が無線信号で送信され、この無線信号を受信アンテナ57を介して受信器58が受信するに伴って、制御装置Hにより、LCD表示器65に呼出し情報が点滅表示されるとともに、スピーカー66から所定の音声情報が出力されることになる。
したがって、無線式通信装置42のオペレータ呼出スイッチ67は通報指令を指令する通報指令手段を構成し、LCD表示器65とスピーカー66とはそれぞれが呼出し用の通報手段を構成し、制御装置Hは通報用の制御手段を構成する。
また、制御装置Hは、エンジン停止指令に対応する信号が入力されると、燃料供給装置69を制御して、燃料の供給量をゼロにすることでエンジンの作動を停止させるように構成されている。
つまり、無線式通信装置42のエンジン停止スイッチ68を指で押し操作してオンすると、無線式通信装置42からエンジン停止指令が無線信号で送信され、この無線信号を受信アンテナ57を介して受信器58が受信するに伴って、制御装置Hにより、燃料供給装置69の作動が停止されて、エンジンの作動が停止されることになる。
したがって、無線式通信装置42のエンジン停止スイッチ68は原動部停止指令を指令する停止指令手段を構成し、燃料供給装置69は原動部停止手段を構成し、制御装置Hは停止用の制御手段を構成する。
また、前記制御装置Hは、旋回操作の開始指令に対応する信号が入力されると旋回モータM3の動作を開始させ、旋回操作の停止指令に対応する信号が入力されると旋回モータM3の動作を停止させるように構成されている。又、前記制御装置Hは、昇降操作の開始指令に対応する信号が入力されると制御弁16を介して昇降用油圧シリンダ15の動作を開始させ、昇降操作の停止指令に対応する信号が入力されると昇降用油圧シリンダ15の動作を停止させるように構成されている。又、前記制御装置Hは、伸縮操作の開始指令に対応する信号が入力されると伸縮モータM1の動作を開始させ、伸縮操作の停止指令に対応する信号が入力されると伸縮モータM1の動作を停止させるように構成されている。又、前記制御装置Hは、排出クラッチ13の入り状態への切換え操作に対応する信号が入力されると、クラッチモータM2を正転方向に駆動させ、排出クラッチ13の切り状態への切換え操作に対応する信号が入力されると、クラッチモータM2を逆転方向に駆動させるように構成されている。
つまり、無線式通信装置42の上昇指令スイッチ43、下降指令スイッチ44、左旋回指令スイッチ45、右旋回指令スイッチ46、伸長指令スイッチ51、短縮指令スイッチ52、自動スイッチ47、移動停止スイッチ48、排出スイッチ49、排出停止スイッチ50を指で押し操作してオンすると、無線式通信装置42から各スイッチに対応したオーガ操作指令が無線信号で送信され、受信アンテナ57を介して受信器58が受信した無線信号に基づいて、制御装置Hにより、各モータ或いは油圧シリンダが作動制御されることになる。
したがって、無線式通信装置42の上昇指令スイッチ43、下降指令スイッチ44、左旋回指令スイッチ45、右旋回指令スイッチ46、伸長指令スイッチ51、短縮指令スイッチ52、自動スイッチ47、移動停止スイッチ48、排出スイッチ49、排出停止スイッチ50はそれぞれが排出用オーガに対するオーガ操作指令を指令するオーガ操作指令手段を構成し、制御装置Hは、穀粒排出用オーガとその排出用オーガの作動を制御するオーガ制御手段を構成する。
尚、機体側に備えた、操作レバー20A、伸長スイッチ25及び短縮スイッチ26による、オーガ9の旋回操作、昇降操作、伸縮操作の場合と同様に、無線式通信装置42に備えた、上昇指令スイッチ43、下降指令スイッチ44、左旋回指令スイッチ45、右旋回指令スイッチ46、伸長指令スイッチ51、短縮指令スイッチ52によるオーガ9の旋回操作、昇降操作、伸縮操作の場合にも、これらの各操作指令が指令されると、排出クラッチ13が入り状態である場合と切り状態である場合とで、異なる操作速度によりオーガ9が作動制御されるように、制御装置Hが構成されている。
つまり、制御装置Hは、排出状態検出センサ17の検出情報に基づき、排出クラッチ13が入り状態であるか入り状態でないかを判別し、排出クラッチ13が入り状態であると判別した場合には、オーガ9が比較的低速度にて昇降・旋回・伸縮操作されるように、各操作指令に基づいて、昇降用油圧シリンダ15、旋回モータM3、及び、伸縮モータM1を制御し、排出クラッチ13が入り状態でないと判別した場合には、オーガ9が比較的高速度にて昇降・旋回・伸縮操作されるように、各操作指令に基づいて、昇降用油圧シリンダ15、旋回モータM3、及び、伸縮モータM1を制御するように構成されている。
オーガ9が穀粒排出状態と排出停止状態とで、オーガ9の旋回操作、昇降操作、伸縮操作についての各操作指令によるオーガ9の作動速度を高低に異ならせて作動制御する構成を例示したが、このような構成に代えて、オーガ9が排出停止状態にある場合には、操作指令の継続時間に応じて徐々に作動速度を増加させて作動制御するように制御装置Hを構成してもよい。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、通報用の制御手段、停止用の制御手段、及び、オーガ制御手段が同一の制御装置Hにより構成されたものを例示したが、このような構成に代えて、各制御手段を格別の制御装置により構成してもよい。この場合には、無線式通信装置から無線信号にて送信される通報指令、原動部停止指令及びオーガ操作指令のそれぞれに対応する信号が信号処理装置59を介して格別の制御装置に入力されるような構成となる。
(2)上記実施形態では、無線式通信装置に通報指令手段と停止指令手段とオーガ操作指令手段とを備えた構成を例示したが、このような構成に代えて、無線式通信装置にオーガ操作指令手段を備えない構成にしてもよい。
(3)上記実施形態では、無線式通信装置に通報指令手段と停止指令手段との双方を備え、コンバイン本体に通報用の制御手段と停止用の制御手段との双方を備えた構成を例示したが、このような構成に代えて、無線式通信装置に停止指令手段またはオーガ操作指令手段のいずれか一方を備え、コンバイン本体にこれに対応する通報用または停止用いずれか一方の制御手段を備えた構成にしてもよい。
(4)上記実施形態では、通報手段をLCD表示器65及びスピーカー66により構成したものを例示したが、通報手段をLCD表示器65またはスピーカー66のいずれか一方により構成してもよい。また、このような構成に代えて、例えば、コンバイン本体に備えられた警音器により通報手段を構成し、この警音器を短時間に繰り返し作動させて通報作動させるように制御装置Hを構成してもよいし、搭乗運転部2にて運転作業を行う運転作業者が知覚可能な位置に、例えば、スピーカーやパイロットランプなど、音声情報や表示情報を発信できる装置を通報手段として別途設け、無線式通信装置からの通報指令を受信装置が受信するに伴って、これを通報作動させるように制御装置Hを構成してもよい。
(5)上記実施形態では、搭乗運転部2に運転キャビンCを備えたコンバインを例示したが、搭乗運転部2に運転キャビンCを備えないコンバインでもよい。
(6)上記実施形態では、自脱型コンバインに本発明を適用したものを例示したが、全稈投入型コンバインに本発明を適用してもよい。
コンバインの全体側面図 コンバインの全体平面図 オーガ先端側の縦断側面図 オーガの縦断正面図 オーガの旋回及び昇降の操作構成を示す要部拡大側面図 機体側の操作部の平面図 無線式操作装置の斜視図 無線式操作装置のブロック図 制御ブロック図 搭乗運転部の平面図 表示ユニットの拡大図
9 穀粒排出用オーガ
13 排出クラッチ
15 昇降用油圧シリンダ
42 無線式通信装置
43,44 昇降指令スイッチ
45,46 旋回指令スイッチ
49 排出スイッチ
50 排出停止スイッチ
51,52 伸縮スイッチ
H 制御手段
M1 伸縮モータ
M3 旋回モータ

Claims (3)

  1. コンバイン本体に、穀粒排出用オーガと、その穀粒排出用オーガの作動を制御する制御手段と、前記穀粒排出用オーガを穀粒排出状態と排出停止状態とに切り換える排出クラッチとが備えられ、
    前記穀粒排出用オーガが、旋回モータによってコンバイン本体に対して旋回操作自在に構成され、
    前記穀粒排出用オーガに対する操作指令を前記制御手段に無線信号にて指令する無線式通信装置が設けられたコンバインであって、
    前記無線式通信装置が、前記操作指令として、前記穀粒排出用オーガを前記穀粒排出状態に切り換える排出開始指令、前記穀粒排出用オーガを前記排出停止状態に切り換える排出停止指令、及び前記穀粒排出用オーガを旋回させる旋回指令を、排出開始指令用の排出スイッチ、排出停止指令用の排出停止スイッチ、及び旋回指令用の旋回指令スイッチによってそれぞれ指令自在に構成され、
    前記制御手段が、前記排出停止スイッチによって前記穀粒排出用オーガが前記排出停止状態に切り換えられた状態において、前記旋回指令スイッチによる旋回指令の継続時間に応じて前記穀粒排出用オーガの旋回速度を増加させるべく前記旋回モータを作動制御するよう構成されているコンバイン。
  2. 前記穀粒排出用オーガが、昇降用油圧シリンダによってコンバイン本体に対して昇降操作自在に構成され、
    前記無線式通信装置が、前記操作指令として、前記穀粒排出用オーガを昇降させる昇降指令を、昇降指令スイッチによって指令自在に構成され、
    前記制御手段が、前記排出停止スイッチによって前記穀粒排出用オーガが前記排出停止状態に切り換えられた状態において、前記昇降指令スイッチによる昇降指令の継続時間に応じて前記穀粒排出用オーガの昇降速度を増加させるべく前記昇降用油圧シリンダを作動制御するよう構成されている請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記穀粒排出用オーガが、伸縮モータによって伸縮操作自在に構成され、
    前記無線式通信装置が、前記操作指令として、前記穀粒排出用オーガを伸縮させる伸縮指令を、伸縮スイッチによって指令自在に構成され、
    前記制御手段が、前記排出停止スイッチによって前記穀粒排出用オーガが前記排出停止状態に切り換えられた状態において、前記伸縮スイッチによる伸縮指令の継続時間に応じて前記穀粒排出用オーガの伸縮速度を増加させるべく前記伸縮モータを作動制御するよう構成されている請求項1又は2記載のコンバイン。
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