JP2003323585A - 2次元コード読取方法および2次元コード読取システム並びにこれらに使用される2次元コードが付された物品 - Google Patents
2次元コード読取方法および2次元コード読取システム並びにこれらに使用される2次元コードが付された物品Info
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Abstract
て物品に付された2次元コードを読み取る2次元コード
読取方法、2次元コード読取システムおよびこれらに使
用される2次元コードが付された物品に関し、表記面積
を維持しつつ情報量の増大を図ることを目的とする。 【解決手段】複数の2次元コードがそれぞれのキャラク
タ最小単位の位置に対応させて濃度階調で単一の合成2
次元コードが表され、当該合成2次元コードを撮像させ
て取り込んでメモリ上に展開し、所定の調整後にキャラ
クタ最小単位毎の濃度を解析し、濃度に対応した2値パ
ターンを濃度パターンテーブル参照により取得して元の
それぞれの2次元コードに分離し、それぞれの2次元コ
ードより情報を読み取らせる構成とする。
Description
2次元に配置されて物品に付された2次元コードを読み
取る2次元コード読取方法、2次元コード読取システム
およびこれらに使用される2次元コードが付された物品
に関する。
種製造管理等で所定の情報を表したバーコードが付され
た物品が多い。このようなバーコードは、情報を一方向
に配置した1次元のバーコードと、情報を縦横の二方向
に配置して1次元バーコードより情報量を増やした2次
元のバーコードである2次元コードとがある。この2次
元コードは情報量が多いとはいえ、更なる情報量の増大
が望まれている。
格化されており、大別してスタック型とマトリクス型と
がある。スタック型の代表的なものとしては「PDF4
17」、「Code49」があり、マトリクス型の代表
的なものとしては「QR Code」、「DataMa
trix」、「MaxiCode」がある。これらの2
次元コードは、本来の情報であるシンボルキャラクタの
他に、クワイエットゾーン、位置検出パターン、アライ
メントパターン、タイミングパターンが適宜含まれてお
り、これらを読み取って位置決めを行い、パターン(キ
ャラクタ)の最小単位を特定し、読み取り開始位置よ
り、上記シンボルキャラクタを認識して特定することに
よって、当該シンボルキャラクタに応じた情報を読み取
るものである。
次元コードは、1次元のバーコードより情報量が多い
が、これによっても情報量の限界がある一方で、情報量
を増大させようとするとその表記面積を大きくしなけれ
ばならず、付される物品によっては制約があり、情報量
の更なる増大を図ることが困難であるという問題があ
る。
もので、表記面積を維持しつつ情報量の増大を図る2次
元コード読取方法、2次元コード読取システムおよびこ
れらに使用される2次元コードが付された物品を提供す
ることを目的とする。
に、請求項1の発明では、2値パターンで構成されるシ
ンボルキャラクタによる情報が2次元方向に表された2
次元コードを読み取る2次元コード読取方法であって、
前記2次元コードが、複数の2次元コードをそれぞれの
キャラクタ最小単位の位置に対応させて光学的階調で表
した単一の合成2次元コードであり、また、上記光学的
階調に応じたキャラクタ最小単位のパターンが関連付け
られた階調パターンテーブルを備えるものであり、前記
合成2次元コードを撮像して取り込むステップと、取り
込んだ前記合成2次元コードの画像をメモリ上に展開し
て、少なくとも位置決め、キャラクタ最小単位を特定す
る調整を行うステップと、前記展開されて調整された合
成2次元コードに対し、前記キャラクタ最小単位毎の光
学的階調を解析するステップと、前記解析された光学的
階調に対応した2値パターンを、前記階調パターンテー
ブルを参照して展開し、元の2次元コードにそれぞれ分
離するステップと、分離されたそれぞれの2次元コード
に対して、シンボルキャラクタを認識して情報を読み取
るステップと、を含む構成とする。
されるシンボルキャラクタによる情報が2次元方向に表
された2次元コードを読み取る2次元コード読取方法で
あって、前記2次元コードが、複数の2値パターンの2
次元コードをそれぞれのキャラクタ最小単位の位置に対
応させて所定数の色毎の光学的色階調で彩色させて表し
た単一の合成2次元コードであり、また、上記各色毎の
光学的色階調に応じたキャラクタ最小単位の2値パター
ンが関連付けられた色階調パターンテーブルを備えるも
のであり、前記合成2次元コードを上記色毎に撮像して
取り込むステップと、取り込んだ前記各色毎の合成2次
元コードの画像をメモリ上にそれぞれ展開して、少なく
とも位置決め、キャラクタ最小単位を特定する調整を行
うステップと、前記展開されて調整された各色毎の合成
2次元コードのそれぞれに対し、前記キャラクタ最小単
位毎の対応色の光学的色階調を解析するステップと、前
記解析された対応色の色階調に対応した2値パターン
を、前記色階調パターンテーブルを参照して展開し、元
の2値パターンの2次元コードにそれぞれ分離するステ
ップと、分離されたそれぞれの2値パターンの2次元コ
ードに対して、シンボルキャラクタを認識して情報を読
み取るステップと、を含む構成とする。
されるシンボルキャラクタによる情報が2次元方向に表
された2次元コードを読み取る2次元コード読取システ
ムであって、前記2次元コードが複数の2次元コードを
それぞれのキャラクタ最小単位の位置に対応させて光学
的階調で表した単一の合成2次元コードであり、上記階
調に応じたキャラクタ最小単位のパターンが関連付けら
れた階調パターンテーブルと、前記合成2次元コードを
撮像して取り込む撮像手段と、取り込んだ前記合成2次
元コードの画像をメモリ上に展開して、少なくとも位置
決め、キャラクタ最小単位を特定する調整を行うデータ
展開手段と、前記展開されて調整された合成2次元コー
ドに対し、前記キャラクタ最小単位毎の光学的階調を解
析する階調解析手段と、前記解析された光学的階調に対
応した2値パターンを、前記階調パターンテーブルを参
照して展開し、元の2次元コードにそれぞれ分離する分
離手段と、分離されたそれぞれの2次元コードに対し
て、シンボルキャラクタを認識して情報を読み取るデー
タ抽出手段と、を含む構成とする。
されるシンボルキャラクタによる情報が2次元方向に表
された2次元コードを読み取る2次元コード読取システ
ムであって、前記2次元コードが、複数の2値パターン
の2次元コードをそれぞれのキャラクタ最小単位の位置
に対応させて所定数の色毎の光学的色階調で彩色させて
表した単一の合成2次元コードであり、上記各色毎の光
学的色階調に応じたキャラクタ最小単位の2値パターン
が関連付けられた色階調パターンテーブルと、前記合成
2次元コードを上記色毎に撮像して取り込む撮像手段
と、取り込んだ前記各色毎の合成2次元コードの画像を
メモリ上にそれぞれ展開して、少なくとも位置決め、キ
ャラクタ最小単位を特定する調整を行うデータ展開手段
と、前記展開されて調整された各色毎の合成2次元コー
ドのそれぞれに対し、前記キャラクタ最小単位毎の対応
色の光学的色階調を解析する色階調解析手段と、前記解
析された対応色の色階調に対応した2値パターンを、前
記色階調パターンテーブルを参照して展開し、元の2値
パターンの2次元コードにそれぞれ分離する分離手段
と、分離されたそれぞれの2値パターンの2次元コード
に対して、シンボルキャラクタを認識して情報を読み取
るデータ抽出手段と、を含む構成とする。
は、少なくとも、濃度階調、明度階調または彩度階調と
する構成である。
3の少なくとも何れかに記載の2次元コード読取方法で
使用される合成2次元コード、または、請求項4〜6の
少なくとも何れかに記載の2次元コード読取システムで
使用される合成2次元コードが付される構成とする。
れのキャラクタ最小単位の位置に対応させて光学的階調
で表された単一の合成2次元コードに対し、合成2次元
コードを撮像させて取り込んでメモリ上に展開し、所定
の調整後にキャラクタ最小単位毎の光学的階調を解析
し、階調に対応した2値パターンを階調パターンテーブ
ル参照により取得して元のそれぞれの2次元コードに分
離し、それぞれの2次元コードより情報を読み取る。す
なわち、複数の2次元コードを単一の合成2次元コード
に光学的階調で含ませることにより、物品における2次
元コードの表記面積を維持しつつ情報量を増大させるこ
とが可能となるものである。
がそれぞれのキャラクタ最小単位の位置に対応させて所
定数の色毎の光学的色階調で彩色されて表された単一の
合成2次元コードに対し、合成2次元コードを各色毎に
撮像させて取り込んでメモリ上にそれぞれ展開し、所定
の調整後にキャラクタ最小単位毎の色階調を各色毎に解
析し、色階調に対応した2値パターンを色階調パターン
テーブル参照により取得して元のそれぞれの2値パター
ンの2次元コードに分離し、それぞれの2次元コードよ
り情報を読み取る。すなわち、複数の2値パターンの2
次元コードを単一の合成2次元コードに各色毎の光学的
色階調で彩色させて含ませることにより、物品における
2次元コードの表記面積を維持しつつ情報量を増大させ
ることが可能となるものである。
を図により説明する。図1に、本発明に係る2次元コー
ド読取システムにおける第1実施形態の構成図を示す。
図1(A)は2次元コード読取システムのブロック構成
図、図1(B)は読み取りに使用される階調パターンテ
ーブルの一例の説明図である。なお、本実施形態では、
光学的階調の一例として濃度階調を適用した場合を示
す。図1(A)において、2次元コード読取システム1
1は、撮像手段12およびデータ処理手段13で構成さ
れるもので、適宜ホストコンピュータ14がデータ処理
手段13と接続される。
た本発明に係る合成2次元コード(図3で詳説する)の
画像を撮像して取り込むもので、撮像素子として例えば
CCD素子が使用される。また、上記ホストコンピュー
タ14は、データ処理手段13で読み取られた2次元コ
ード情報を取り込むもので、例えば表示や商品管理等に
供させるものである。
段21、バス22、インタフェース(IF)23、デー
タ展開手段24、メモリ25、階調解析手段である濃度
解析手段26、パターンテーブル27、分離手段28、
データ抽出手段29およびシンボルテーブル30を備え
る。上記制御手段21は、このデータ処理手段13の処
理を統括するもので、データ処理を行うためのプログラ
ムを備える。なお、プログラム格納のためのROM、指
令のためのキャッシュやRAMは図示を省略してある。
IF23は、少なくとも、上記撮像手段12で撮像され
た合成2次元コードの画像データを入力させ、また読み
取った2次元コード情報をホストコンピュータ14に送
出する。
行により、取り込んだ合成2次元コードの画像データを
メモリ25上に展開して、少なくとも位置決め、キャラ
クタ最小単位を特定するなどの調整を行う(位置決め、
キャラクタ最小単位については図3で説明する)。上記
メモリ25は、少なくとも上記合成2次元コードの画像
データが展開されるが、適宜、他の処理の作業領域とし
て使用される。上記濃度解析手段26は、プログラム実
行により、メモリ25上に展開されて上記所定の調整が
された合成2次元コードに対し、キャラクタ最小単位毎
の光学的階調としての濃度階調を解析する。
合成数や階調対象に対応した濃度の階調パターンテーブ
ルをそれぞれ格納するもので、例えば4つの2次元コー
ドを合成する場合として、その一例が図1(B)に示さ
れる。上記分離手段28は、プログラム実行により、濃
度解析手段26で解析された濃度階調に対応した2値パ
ターンを、上記パターンテーブル27の対応の階調パタ
ーンテーブルを参照して展開し、元の2次元コードにそ
れぞれ分離する。上記データ抽出手段29は、プログラ
ム実行により、分離されたそれぞれの2次元コードに対
して、後述のシンボルテーブル30を参照してシンボル
キャラクタを認識することで情報を読み取る。そして、
上記シンボルテーブル30は、シンボルキャラクタと情
報とが対応されたもので、従前の1次元のバーコードや
2次元コードをデコードするためのものと同様である。
27に格納されている階調パターンテーブルの一つであ
る濃度パターンテーブル31を示したもので、読取濃度
の範囲に対応するパターン番号およびマトリクスパター
ンが関連付けられている。ここでのマトリクスパターン
とは、キャラクタ最小単位がマトリクス状に配列されて
おり、合成される各2次元コードにおける同一のマトリ
クス位置を表したパターンである。本実施形態では、一
例として4つの2次元コードを合成するものとして、1
6階調の濃度範囲が設定されている。
システムで読み取られる2次元コードの印刷システムの
構成図を示す。図2(A)は2次元コード印刷システム
のブロック構成図、図2(B)は印刷に使用される階調
パターンテーブルの一例の説明図である。図2(A)に
おいて、2次元コード印刷システム41は、印刷データ
処理手段42および印刷手段43を備える。印刷データ
処理手段42は、適宜、制御手段51、バス52、IF
53、2次元コード展開手段54、メモリ55、濃度設
定手段56、印刷濃度テーブル57、合成印刷データ作
成手段58およびシンボルテーブル59を備える。
手段42の処理を統括するもので、データ処理を行うた
めのプログラムを備える。なお、プログラム格納のため
のROM、指令のためのキャッシュやRAMは図示を省
略してある。IF53は、少なくとも、合成枚数等の設
定データおよび合成されるそれぞれの印刷対象の2次元
コードデータを入力させ、また作成した合成印刷データ
ファイルを印刷手段43に送出する。
ラム実行により、合成数等の設定データおよびそれぞれ
の2次元コードデータに基づいて、シンボルテーブル5
9を参照して作成した合成される元の2次元コードをそ
れぞれメモリ55上に展開する。なお、シンボルテーブ
ル59は、情報とシンボルキャラクタとが対応されたも
ので、従前の1次元のバーコードや2次元コードを作成
するためのものと同様である。
元の2次元コードの画像データがそれぞれ展開される
が、適宜、他の処理の作業領域として使用される。上記
濃度解析手段56は、プログラム実行により、メモリ5
5上に展開された各2次元コードを合成するために、そ
れぞれのマトリクス位置に対応するマトリクスパターン
を作成し、印刷濃度テーブル57を参照して、それぞれ
のキャラクタ最小単位における同一のマトリクス位置毎
に光学的階調としての濃度階調を設定する。
合成数や階調対象に対応した濃度の階調パターンテーブ
ルをそれぞれ格納するもので、上記4つの2次元コード
を合成する場合として、その一例が図2(B)に示され
る。上記合成印刷データ作成手段58は、プログラム実
行により、濃度設定手段56で設定された濃度階調に対
応した合成濃度階調パターンに基づいて、合成2次元コ
ードとしての合成印刷データを作成する。この合成印刷
データはIF53を介して印刷手段43に出力される。
づき、対応するマトリクス位置(キャラクタ最小単位)
に対してそれぞれ設定された濃度階調で合成2次元コー
ドを対象物品に印刷する。ここで、印刷手段43は、2
次元コードを白および黒を基本として16階調で印刷す
る場合、その階調を例えば網点および万線の少なくとも
何れかで行う。すなわち、キャラクタ最小単位の領域中
に網点等による印刷インキを占めさせる割合で当該キャ
ラクタ最小単位部分の濃度を表現することができるもの
で、例えば濃度の比率と印刷インキ占有の比率とを同一
とさせるものである。
57に格納されている階調パターンテーブルの一つであ
る濃度パターンテーブル61を示したもので、マトリク
スパターンおよび読取濃度の範囲に対応する印刷濃度が
関連付けられている。ここでのマトリクスパターンは、
上述と同様に、キャラクタ最小単位がマトリクス状に配
列されて、合成される各2次元コードにおける同一のマ
トリクス位置を表したパターンである。本実施形態で
は、上記の例として4つの2次元コードを合成する場合
における16階調の印刷濃度が設定されている。
元コードの印刷処理および読取処理の原理説明図を示
す。図3において、元の2次元コード〜のそれぞれ
のシンボルキャラクタを合成する場合として、それぞれ
のマトリクスの一つがキャラクタ最小単位となる。合成
される各2次元コードにおける同一のマトリクス位置が
合成2次元コードのマトリクス位置に対応する。すなわ
ち、各2次元コード〜における(a,1)のマトリ
クス位置が合成2次元コードおける(A,1)のマトリ
クス位置に対応するもので、他のマトリクス位置におい
ても同様である。
(a,1)は「0」、2次元コードの(a,1)は
「1」、2次元コードの(a,1)は「1」、2次元
コードの(a,1)は「0」であり、マトリクスパタ
ーンは(0,1,1,0)となる。これを図2(B)に
示す印刷濃度テーブル57を参照すれば、パターン番号
「No.9」となり、その印刷濃度は「53.13%」
となる。すなわち、合成2次元コードの(A,1)には
印刷濃度53.13%となるように網点等により印刷さ
れる。このような印刷濃度の設定を、同様に残りの15
のマトリクス位置総てについて行うことにより、図3に
示すような合成2次元コードの各マトリクス位置の印刷
濃度となるものである。
1)を撮像手段12で撮像して濃度解析すれば約53.
13%となる。この解析した濃度53.13%を図1
(B)に示す濃度パターンテーブル31を参照すれば、
読取濃度50.01〜56.25%の範囲内にあり、こ
れに対応するパターン番号が「No.9」、マトリクス
パターンが(0,1,1,0)であることがわかる。し
たがって、このマトリクスパターンに対応して2次元コ
ードの(a,1)を「0」、2次元コードの(a,
1)を「1」、2次元コードの(a,1)を「1」、
2次元コードの(a,1)を「0」とさせて分離でき
る。
ス位置のパターンを、同様に残りの15のマトリクス位
置総てについて行うことにより、図3に示すような合成
2次元コードに対する2次元コード〜が分離される
ものである。
を合成し、分離させる場合として、一つのマトリクス位
置のマトリクスパターンが(*,*,*,*)の4つの
対応で必要となることから、表記される濃度階調は16
階調必要となり、16階調に対応した濃度パターンテー
ブル31,61が必要となる。一方、3つの2次元コー
ドを合成、分離させるためには、一つのマトリクス位置
のマトリクスパターンが(*,*,*)で8階調の表記
濃度となり、8階調に対応した濃度パターンテーブルが
必要となる。したがって、合成数Xに応じて、2Xの階
調が必要となり、その合成数X毎の濃度パターンテーブ
ルがパターンテーブル27および印刷濃度テーブル57
に格納されるものである。
システムにおける印刷処理のフローチャートを示す。本
来、2次元コードとしてクワイエットゾーンや位置検出
パターン、アライメントパターン、タイミングパターン
を含めて印刷されるべきであるが、これらは設定データ
中に含まれるものとして、ここでは省略する。図4にお
いて、まず、印刷データ処理手段42が入力される2次
元コード全体の大きさ、合成数データ、キャラクタ最小
単位等の設定データ、および各2次元コードデータを取
得する(ステップ(S)1)。そこで、2次元データ展
開手段54が当該一の2次元コードデータに基づき、シ
ンボルテーブル59を参照して一の2次元コードをメモ
リ55上に展開し(S2)、これを合成数総ての2次元
コードについてメモリ55上に展開する(S3)。
された各2次元コードに対し、対応のマトリクス位置に
おけるパターンを当該総てのマトリクス位置について作
成すると共に(S4)、作成された対応のマトリクス位
置のパターンに基づき、印刷濃度テーブル61を参照し
て当該マトリクス位置の印刷濃度を取得する(S5)。
そして、総てのマトリクス位置についての印刷濃度を取
得する(S6)。
は、各マトリクス位置で印刷濃度がそれぞれ設定された
合成2次元コードデータが印刷手段43に出力され(S
7)、印刷手段43では、対象の物品に対して、取得し
た2次元コードデータに基づき、指定の印刷濃度に対応
した形態の網点等で印刷を行うものである(S8)。こ
こで、対処の物品としては、2次元バーコードが付され
る総てのもので、各種販売商品、各種帳票等であり、ま
たこれらの製造時に製造管理として使用される製造中間
物等がある。
システムにおける読取処理のフローチャートを示す。図
5において、まず、データ処理手段13が、撮像手段1
2により撮像された対象物品に付された合成2次元コー
ドの画像データを取得すると(S11)、データ展開手
段24が当該画像データをメモリ25上に展開し、上記
位置検出パターン等による位置検出、角度補正等の調整
を行い、キャラクタ最小単位を特定する(S12)。
上に展開した合成2次元コードにおける対象のマトリク
ス位置の濃度を解析し(S13)、当該合成2次元コー
ドにおける総てのマトリクス位置の濃度を解析する(S
14)。そこで、分離手段28が、当該合成2次元コー
ドの各マトリクス位置の濃度に対応したマトリクスパタ
ーンを、濃度パターンテーブル31を参照して取得し、
合成数に応じたそれぞれの元の2次元データコードに分
離する(S15)。
された各2次元コードのそれぞれについて、2次元上の
シンボルキャラクタが抽出され、このシンボルキャラク
タに対してシンボルテーブル30を参照してデータを抽
出する(S16)。そして、それぞれの2次元コードの
データを、例えば各2次元コードに埋め込まれた順番デ
ータに基づき、全データとしてホストコンピュータ14
に出力するものである(S17)。
合成2次元コードに光学的階調としての濃度階調で含ま
せることにより、物品における2次元コードの表記面積
を維持しつつ情報量を増大させることができる。換言す
れば、同じ情報量で合成2次元コードを構成することに
よって、その表記面積を縮小させることができるもので
ある。
合成、分離させる場合として濃度階調を適用させた場合
を示したが、明度階調(彩度階調)の光学的階調で行っ
ても同様である。この場合、明度は、物体表面の相対的
な明るさに関する色感覚を同一条件で照明した白色面を
基準として尺度化させたものであり、階調化させること
ができるものである。
に代えて明度設定手段を構成させ、白色面を基準とした
明度(0%)を基準として、上記濃度と同様に各マトリ
クス位置における印刷インキの占める割合で階調させた
印刷明度テーブルを使用して行わせるものであり、読み
取り時には、上記濃度解析手段に代えて明度解析手段を
構成させ、明度パターンテーブルを使用して明度解析を
行わせることで分離させることができるものである。な
お、彩度は、色の鮮やかさを等しい明度の無彩色からの
隔たりで表したものであり、上記明度による階調と同様
の手法で実現することができるものである。これらのこ
とは、以下の第2実施形態における彩色した場合におい
ても同様である。
読取システムにおける第2実施形態の構成図を示す。図
6(A)は2次元コード読取システムのブロック構成
図、図6(B)は読み取りに使用される階調パターンテ
ーブルの一例の説明図である。なお、本実施形態では、
光学的色階調の一例として色濃度階調を適用した場合を
示したもので、合成2次元コードを、例えばシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)を原色として
これらを適宜混色させて彩色したものである。図6
(A)において、2次元コード読取システム71は、撮
像手段72およびデータ処理手段73で構成されるもの
で、適宜ホストコンピュータ74がデータ処理手段13
と接続される。
た本発明に係る上記彩色表記された合成2次元コードの
画像を撮像して取り込むもので、撮像素子として例えば
カラーCCD素子が使用され、C、M、Yのフィルタを
用いてそれぞれについて撮像する。また、上記ホストコ
ンピュータ74は、上記ホストコンピュータ14と同様
である。
段81、バス82、IF83、データ展開手段84、メ
モリ85、色階調解析手段である色濃度解析手段86、
パターンテーブル87、分離手段88、データ抽出手段
89およびシンボルテーブル90を備える。上記制御手
段81、バス82、IF83、データ展開手段84、メ
モリ85、パターンテーブル87、データ抽出手段89
およびシンボルテーブル90は、図1(A)に示す制御
手段21、バス22、IF23、データ展開手段24、
メモリ25、パターンテーブル27、データ抽出手段2
9およびシンボルテーブル30とその基本的作用は同様
であり、説明を省略する。なお、データ展開手段84は
撮像された各C、M、Yの各画像データをメモリ85上
に展開し、パターンテーブル87は合成数に応じた色階
調パターンテーブルを格納し、そのうち本実施形態で使
用される色階調パターンテーブルである色濃度パターン
テーブル91が図6(B)に示される。
行により、メモリ85上に展開されて上記所定の調整が
された各色毎の合成2次元コードのそれぞれに対し、上
記キャラクタ最小単位毎の対応色の光学的色階調である
色濃度階調を解析する。上記分離手段88は、プログラ
ム実行により、色濃度解析手段86で解析された色濃度
階調に対応した2値パターンを、色濃度パターンテーブ
ル91を参照して展開し、元の2値パターンの2次元コ
ードにそれぞれ分離するものである。
87に格納されている色階調パターンテーブルの一つで
ある色濃度パターンテーブル91を示したもので、読取
色濃度におけるC、M、Yのそれぞれの色濃度の範囲に
対応するパターン番号およびマトリクスパターンが関連
付けられている。本実施形態では、上記同様に4つの2
次元コードを合成するものとして、18階調の色濃度範
囲を設定しているが、実質的には16階調の色濃度範囲
である。例えば、C濃度およびM濃度を「0〜33
%」、「34〜66%」、「67〜100%」の3段階
の範囲とし、Y濃度を「0〜50%」、「51〜100
%」の2段階の範囲としている。そして、これらの組み
合わせで色パターン番号およびマトリックスパターンを
関連付けている。
システムで読み取られる2次元コードの印刷システムの
構成図を示す。図7(A)は2次元コード印刷システム
のブロック構成図、図7(B)は印刷に使用される色階
調パターンテーブルの一例の説明図である。図7(A)
において、2次元コード印刷システム101は、印刷デ
ータ処理手段102および印刷手段103を備える。印
刷データ処理手段102は、適宜、制御手段111、バ
ス112、IF113、2次元コード展開手段114、
メモリ115、彩色特定手段116、印刷色テーブル1
17、合成印刷データ作成手段118およびシンボルテ
ーブル119を備える。
13、2次元コード展開手段114、メモリ115、合
成印刷データ作成手段118およびシンボルテーブル1
19は、図2に示す制御手段51、バス52、IF5
3、2次元コード展開手段54、メモリ55、合成印刷
データ作成手段58およびシンボルテーブル59とその
基本的作用は同様であり、説明を省略する。
行により、メモリ115上に展開された各2値パターン
の2次元コードを合成するために、それぞれのマトリク
ス位置に対応するマトリクスパターンを作成し、後述の
印刷色テーブル57に格納されている色階調パターンテ
ーブルの一つである色濃度パターンテーブル121を参
照して、それぞれのキャラクタ最小単位における同一の
マトリクス位置毎に光学的色階調としての色濃度階調を
設定する。上記印刷色テーブル117は、少なくとも合
成数や色階調対象に対応した色濃度の色階調パターンテ
ーブルをそれぞれ格納するもので、上記4つの2次元コ
ードを合成する場合として、その一例が図7(B)に示
される。そして、上記印刷手段103は、上記合成印刷
データに基づき、対応するマトリクス位置(キャラクタ
最小単位)に対してそれぞれ設定された色濃度階調で合
成2次元コードを対象物品に印刷するものである。
17に格納されている色階調パターンテーブルの一つで
ある色濃度パターンテーブル121を示したもので、印
刷色濃度におけるC、M、Yのそれぞれの色濃度に対応
するパターン番号およびマトリクスパターンが関連付け
られている。本実施形態では、上記同様に4つの2次元
コードを合成するものとして、18階調(実質的16階
調)の色濃度をそれぞれ設定している。例えば、C濃度
およびM濃度を「0%」、「50%」、「100%」の
3段階とし、Y濃度を「0%」、「100%」の2段階
としている。そして、これらの組み合わせを行わせるた
めの色パターン番号およびマトリックスパターンを関連
付けている。
印刷処理および読取処理を説明する。図3において、元
の2次元コード〜については上述と同様である。そ
こで、2次元コードの(a,1)は「0」、2次元コ
ードの(a,1)は「1」、2次元コードの(a,
1)は「1」、2次元コードの(a,1)は「0」に
対応するマトリクスパターンは、図7(B)に示す
(0,1,1,0)であり、色濃度はCが「100
%」、MおよびYが「0%」となって、シアン(C)一
色となる。このような印刷色濃度の設定を、同様に残り
の15のマトリクス位置総てについて行うことにより、
図3に示すような合成2次元コードの各マトリクス位置
の印刷色濃度のマトリクスパターンが、図7(B)に示
す各色の色濃度と対応されるものである。
て、(A,1)を撮像手段12でシアン(C)のフィル
タを使用して撮像し、色濃度解析すれば100%とな
り、他のMおよびYのフィルとを使用して撮像し、色濃
度解析すれば共に0%となる。この解析した色濃度10
0%を図6(B)に示す色濃度パターンテーブル91を
参照すれば、これに対応するパターン番号が「No.
9」、マトリクスパターンが(0,1,1,0)である
ことがわかる。したがって、このマトリクスパターンに
対応して2次元コードの(a,1)を「0」、2次元
コードの(a,1)を「1」、2次元コードの
(a,1)を「1」、2次元コードの(a,1)を
「0」とさせて分離できる。
各マトリクス位置のパターンを、同様に残りの15のマ
トリクス位置総てについて行うことにより、図3に示す
ような合成2次元コードに対する2値パターンの2次元
コード〜が分離されるものである。なお、色階調に
おいても、用意される色濃度パターンテーブルは、合成
数X毎のテーブルであり、2Xの階調で示される。
システムにおける印刷処理のフローチャートを示す。な
お、上記同様に、2次元コードとしてクワイエットゾー
ンや位置検出パターン、アライメントパターン、タイミ
ングパターンは省略する。図8において、まず、印刷デ
ータ処理手段102が入力される2次元コード全体の大
きさ、合成数データ、キャラクタ最小単位等の設定デー
タ、および各2次元コードデータを取得する(S2
1)。そこで、2次元データ展開手段114が当該一の
2次元コードデータに基づき、シンボルテーブル119
を参照して一の2次元コードをメモリ115上に展開し
(S22)、これを合成数総ての2次元コードについて
メモリ115上に展開する(S23)。
展開された各2次元コードに対し、対応のマトリクス位
置におけるパターンを当該総てのマトリクス位置につい
て作成すると共に(S24)、作成された対応のマトリ
クス位置のパターンに基づき、色濃度パターンテーブル
121を参照して当該マトリクス位置の印刷色濃度を
C,M,Yの割合とした印刷色を取得する(S25)。
そして、総てのマトリクス位置についての印刷色を取得
する(S26)。そして、合成印刷データ作成手段11
8では、各マトリクス位置で彩色設定された印刷色がそ
れぞれ設定された合成2次元コードデータが印刷手段1
03に出力され(S27)、印刷手段103では、対象
の物品に対して、取得した2次元コードデータに基づ
き、指定の印刷色で印刷を行うものである(S28)。
システムにおける読取処理のフローチャートを示す。図
9において、まず、撮像手段72では、C,M,Yの各
フィルタを使用して順次対象物品に付された有彩色の合
成2次元コードを撮像してデータ処理手段73に出力す
る。データ処理手段73は、撮像手段72からのC,
M,Yの各フィルタで撮像されたそれぞれの画像データ
を取得すると(S31)、これらの画像データに対して
データ展開手段84が当該画像データをそれぞれ2次元
コードとしてメモリ85上に展開し、上記位置検出パタ
ーン等による位置検出、角度補正等の調整を行い、キャ
ラクタ最小単位を特定する(S32)。
5上に展開した一の色の合成2次元コードにおける対象
のマトリクス位置の色濃度を解析し(S33)、当該合
成2次元コードにおける総てのマトリクス位置の色濃度
を解析する(S34)。続いて、次の合成2次元コード
における対象のマトリクス位置の色濃度を解析し(S3
5)、当該合成2次元コードにおける総てのマトリクス
位置の色濃度を解析する(S36)。全部の彩色された
2次元コードの色濃度が解析されると(S37)、分離
手段88が、当該合成2次元コードの各マトリクス位置
の色濃度に対応したマトリクスパターンを、色濃度パタ
ーンテーブル91を参照して取得し、合成数に応じたそ
れぞれの元の2値パターンの2次元データコードに分離
する(S38)。
された各2次元コードのそれぞれについて、2次元上の
シンボルキャラクタが抽出され、このシンボルキャラク
タに対してシンボルテーブル90を参照してデータを抽
出する(S39)。そして、それぞれの2次元コードの
データを、例えば各2次元コードに埋め込まれた順番デ
ータに基づき、全データとしてホストコンピュータ74
に出力するものである(S40)。
コードを単一の合成2次元コードに各色毎の光学的色階
調で彩色させて含ませることにより、上記同様に、物品
における2次元コードの表記面積を維持しつつ情報量を
増大させることができ、逆に、同じ情報量で合成2次元
コードを構成することによって、その表記面積を縮小さ
せることができるものである。なお、上記第2実施形態
では、彩色のための原色を3色とした場合を示したが、
合成数によっては2色としてもよく、また4色以上とし
てもよいものであり、これに応じた色濃度パターンテー
ブルを用意すれば足りる。また、上述のように、色濃度
階調に代えて光学的階調として明度階調(彩度階調)と
してもよいものである。
2次元コードがそれぞれのキャラクタ最小単位の位置に
対応させて光学的階調で表された単一の合成2次元コー
ドに対し、合成2次元コードを撮像させて取り込んでメ
モリ上に展開し、所定の調整後にキャラクタ最小単位毎
の光学的階調を解析し、階調に対応した2値パターンを
階調パターンテーブル参照により取得して元のそれぞれ
の2次元コードに分離し、それぞれの2次元コードより
情報を読み取る構成とすることにより、物品における2
次元コードの表記面積を維持しつつ情報量の増大を図る
ことができるものである。
がそれぞれのキャラクタ最小単位の位置に対応させて所
定数の色毎の光学的色階調で彩色されて表された単一の
合成2次元コードに対し、合成2次元コードを各色毎に
撮像させて取り込んでメモリ上にそれぞれ展開し、所定
の調整後にキャラクタ最小単位毎の色階調を各色毎に解
析し、色階調に対応した2値パターンを色階調パターン
テーブル参照により取得して元のそれぞれの2値パター
ンの2次元コードに分離し、それぞれの2次元コードよ
り情報を読み取る構成とすることにより、物品における
2次元コードの表記面積を維持しつつ情報量の増大を図
ることができるものである。
る第1実施形態の構成図である。
る2次元コードの印刷システムの構成図である。
よび読取処理の原理説明図である。
処理のフローチャートである。
処理のフローチャートである。
る第2実施形態の構成図である。
る2次元コードの印刷システムの構成図である。
処理のフローチャートである。
処理のフローチャートである。
Claims (7)
- 【請求項1】2値パターンで構成されるシンボルキャラ
クタによる情報が2次元方向に表された2次元コードを
読み取る2次元コード読取方法であって、 前記2次元コードが、複数の2次元コードをそれぞれの
キャラクタ最小単位の位置に対応させて光学的階調で表
した単一の合成2次元コードであり、また、上記光学的
階調に応じたキャラクタ最小単位のパターンが関連付け
られた階調パターンテーブルを備えるものであり、 前記合成2次元コードを撮像して取り込むステップと、 取り込んだ前記合成2次元コードの画像をメモリ上に展
開して、少なくとも位置決め、キャラクタ最小単位を特
定する調整を行うステップと、 前記展開されて調整された合成2次元コードに対し、前
記キャラクタ最小単位毎の光学的階調を解析するステッ
プと、 前記解析された光学的階調に対応した2値パターンを、
前記階調パターンテーブルを参照して展開し、元の2次
元コードにそれぞれ分離するステップと、 分離されたそれぞれの2次元コードに対して、シンボル
キャラクタを認識して情報を読み取るステップと、 を含むことを特徴とする2次元コード読取方法。 - 【請求項2】2値パターンで構成されるシンボルキャラ
クタによる情報が2次元方向に表された2次元コードを
読み取る2次元コード読取方法であって、 前記2次元コードが、複数の2値パターンの2次元コー
ドをそれぞれのキャラクタ最小単位の位置に対応させて
所定数の色毎の光学的色階調で彩色させて表した単一の
合成2次元コードであり、また、上記各色毎の光学的色
階調に応じたキャラクタ最小単位の2値パターンが関連
付けられた色階調パターンテーブルを備えるものであ
り、 前記合成2次元コードを上記色毎に撮像して取り込むス
テップと、 取り込んだ前記各色毎の合成2次元コードの画像をメモ
リ上にそれぞれ展開して、少なくとも位置決め、キャラ
クタ最小単位を特定する調整を行うステップと、 前記展開されて調整された各色毎の合成2次元コードの
それぞれに対し、前記キャラクタ最小単位毎の対応色の
光学的色階調を解析するステップと、 前記解析された対応色の色階調に対応した2値パターン
を、前記色階調パターンテーブルを参照して展開し、元
の2値パターンの2次元コードにそれぞれ分離するステ
ップと、 分離されたそれぞれの2値パターンの2次元コードに対
して、シンボルキャラクタを認識して情報を読み取るス
テップと、 を含むことを特徴とする2次元コード読取方法。 - 【請求項3】請求項1または2記載の2次元コード読取
方法であって、前記光学的階調は、少なくとも、濃度階
調、明度階調または彩度階調であることを特徴とする2
次元コード読取方法。 - 【請求項4】2値パターンで構成されるシンボルキャラ
クタによる情報が2次元方向に表された2次元コードを
読み取る2次元コード読取システムであって、 前記2次元コードが複数の2次元コードをそれぞれのキ
ャラクタ最小単位の位置に対応させて光学的階調で表し
た単一の合成2次元コードであり、上記階調に応じたキ
ャラクタ最小単位のパターンが関連付けられた階調パタ
ーンテーブルと、 前記合成2次元コードを撮像して取り込む撮像手段と、 取り込んだ前記合成2次元コードの画像をメモリ上に展
開して、少なくとも位置決め、キャラクタ最小単位を特
定する調整を行うデータ展開手段と、 前記展開されて調整された合成2次元コードに対し、前
記キャラクタ最小単位毎の光学的階調を解析する階調解
析手段と、 前記解析された光学的階調に対応した2値パターンを、
前記階調パターンテーブルを参照して展開し、元の2次
元コードにそれぞれ分離する分離手段と、 分離されたそれぞれの2次元コードに対して、シンボル
キャラクタを認識して情報を読み取るデータ抽出手段
と、 を含むことを特徴とする2次元コード読取システム。 - 【請求項5】2値パターンで構成されるシンボルキャラ
クタによる情報が2次元方向に表された2次元コードを
読み取る2次元コード読取システムであって、 前記2次元コードが、複数の2値パターンの2次元コー
ドをそれぞれのキャラクタ最小単位の位置に対応させて
所定数の色毎の光学的色階調で彩色させて表した単一の
合成2次元コードであり、上記各色毎の光学的色階調に
応じたキャラクタ最小単位の2値パターンが関連付けら
れた色階調パターンテーブルと、 前記合成2次元コードを上記色毎に撮像して取り込む撮
像手段と、 取り込んだ前記各色毎の合成2次元コードの画像をメモ
リ上にそれぞれ展開して、少なくとも位置決め、キャラ
クタ最小単位を特定する調整を行うデータ展開手段と、 前記展開されて調整された各色毎の合成2次元コードの
それぞれに対し、前記キャラクタ最小単位毎の対応色の
光学的色階調を解析する色階調解析手段と、 前記解析された対応色の色階調に対応した2値パターン
を、前記色階調パターンテーブルを参照して展開し、元
の2値パターンの2次元コードにそれぞれ分離する分離
手段と、 分離されたそれぞれの2値パターンの2次元コードに対
して、シンボルキャラクタを認識して情報を読み取るデ
ータ抽出手段と、 を含むことを特徴とする2次元コード読取システム。 - 【請求項6】請求項4または5記載の2次元コード読取
システムであって、前記光学的階調は、少なくとも、濃
度階調、明度階調または彩度階調であることを特徴とす
る2次元コード読取システム。 - 【請求項7】請求項1〜3の少なくとも何れかに記載の
2次元コード読取方法で使用される合成2次元コード、
または、請求項4〜6の少なくとも何れかに記載の2次
元コード読取システムで使用される合成2次元コードが
付されることを特徴とする物品。
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