JP2003321178A - 扉の案内装置 - Google Patents

扉の案内装置

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JP2003321178A
JP2003321178A JP2002132601A JP2002132601A JP2003321178A JP 2003321178 A JP2003321178 A JP 2003321178A JP 2002132601 A JP2002132601 A JP 2002132601A JP 2002132601 A JP2002132601 A JP 2002132601A JP 2003321178 A JP2003321178 A JP 2003321178A
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door
sliding member
sill
rolling
threshold
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JP2002132601A
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English (en)
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Seiji Fuwa
誠治 不破
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動部材の摩耗を抑制して扉のガタつき、摺
動部材の交換作業の回数の低減等を実現して、長寿命等
である扉の案内装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 扉の案内装置1は、扉板106の下部に
取り付けられた摺動部材2と、この摺動部材2に沿って
形成された敷居溝3を有する敷居部材4とを備えてい
る。摺動部材2の両側面5には、その往復移動の方向に
沿った溝状の摺動受け部6が設けられ、敷居溝3の両内
側面7には、摺動受け部6に沿った溝状の敷居受け部8
が設けられている。また、扉の案内装置1は、摺動受け
部6及び敷居受け部8の間で摺動部材2の往復移動とと
もに転動して往復移動する転動部材9を備えている。摺
動部材2が往復移動する際に発生する摺動部材2の横揺
れを転動部材9が抑えて、摺動部材2は両側面5と両内
側面7とが接触することなく、かつ、円滑に往復移動で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばエレベー
タ等の扉の開閉のために往復移動する扉を案内する扉の
案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のエレベータの乗場の扉周
りを示す側断面図であり、図7は、図6の昇降路側から
視た要部正面図である。また、図8は、図7のVIII−VI
II線に沿った断面図である。さらに、図9は、図6の扉
の案内装置の構成を示す側断面図である。図6乃至図9
において、エレベータの扉101は、壁104に形成さ
れ乗場102から昇降路103に通じる出入口105を
横切って往復移動するようになっている。この扉101
は、扉板106と、この扉板106の上部に取り付けら
れたドアハンガー107とから構成されている。出入口
105の上方の壁104には、ドアハンガー107が係
合するハンガーレール108が固定されている。扉10
1は、そのドアハンガー107がハンガーレール108
に沿って往復移動することによって、出入口105を横
切って往復移動し、扉101が開閉されるようになって
いる。
【0003】扉101の下部には、扉101が往復移動
する方向に沿って扉の案内装置110が固定されてい
る。扉の案内装置110は、扉板106の下部に取り付
けられた摺動部材111と、扉101の下方で摺動部材
111を一部囲むように受けて形成された敷居溝112
を有する敷居部材113とを備えている。
【0004】摺動部材111は、扉板106に所定数
(例えば2つ)取り付けられている。この摺動部材11
1は、その一部が敷居溝112内に配置されている。従
って、摺動部材111は、その側面111aが敷居溝1
12の内側面112aに対向した状態で敷居溝112内
を扉101とともに往復移動するようになっている。ま
た、この摺動部材111は樹脂製であり、敷居溝112
の内側面112aに接触しても、敷居溝112を傷つけ
ないようになっている。
【0005】敷居部材113は、摺動部材111が往復
移動する方向に沿って乗場102に固定されている。こ
の敷居部材113は、図7に示すように、扉101が往
復摺動するストローク量全範囲に渡って設けられてお
り、摺動部材111が移動することによって敷居溝11
2から外れないようになっている。敷居溝112は、そ
の内側面112aが摺動部材111の移動方向に垂直な
方向の横揺れを制限することによって扉101の横揺れ
を抑制するようになっている。
【0006】出入口105は、三方枠114によって形
作られている。図8に示すように、三方枠114は、扉
101が全ストロークに渡って往復移動できるようにす
るために、扉101の往復移動経路上には配置されてい
ない。この三方枠114の両側に設けられた側柱114
aは、扉101がハンガーレール108及び敷居溝11
2に沿って往復移動する際の横揺れの範囲を考慮して、
扉101と側柱114aとが接触しないように配置され
ている。即ち、扉101の移動方向に沿って視たとき
に、摺動部材111の側面111aが側柱114a側の
敷居溝112の内側面112aに接触した状態で、扉1
01が側柱114aに接触しない程度の隙間が側柱11
4aと扉101との間に設けられるようになっている。
【0007】また、扉板106と敷居部材112との間
には、摺動部材111の交換作業を容易にするため、及
び扉106及び敷居部材112が互いに接触しないよう
にするために5mm程度の隙間116が設けられてい
る。
【0008】このように構成された扉の案内装置110
は、以下のようにして扉101を案内する。即ち、ハン
ガーレール108に沿って扉101が往復移動すると、
摺動部材111も扉101とともに往復移動する。この
とき、移動方向に垂直な横揺れが扉101及び摺動部材
111に発生する。摺動部材111は、発生した横揺れ
により、その側面111aが敷居溝112の内側面11
2aに接触及び離間を繰り返しながら扉101とともに
移動方向に移動する。即ち、敷居溝112により摺動部
材111の横揺れの範囲が制限されて、この範囲内で横
揺れしながら摺動部材111及び扉101が敷居溝11
2に沿った移動方向に案内される。
【0009】このようにして、扉の案内装置110は、
扉101の横揺れの増大を防止しつつ、その扉101を
敷居溝112に沿って案内している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この扉の案内装置11
0は、敷居溝112に接触して騒音となったり、あるい
は敷居溝112を傷つけたりすることを防止するため
に、摺動部材111が樹脂で作製されている。従って、
摺動部材111の側面111aは、扉101の横揺れに
よって敷居溝112の内側面112aに接触して摩耗し
やすい。この側面111aが大きく摩耗すると、側面1
11aと内側面112aとの間の隙間が大きくなり、扉
101の横揺れも大きくなる。この扉101の横揺れが
増大することによって、扉101のガタつきが大きくな
るという問題点があった。
【0011】また、上記のように摺動部材110が短期
間で摩耗するため、摺動部材110を交換する頻度も高
くなるという問題点もあった。さらに、摺動部材110
を交換する頻度が高くなるため、交換用の摺動部材11
0が多くなりランニングコストも高くなるという問題点
もあった。
【0012】また、三方枠114の側柱114aは、摺
動部材110の摩耗も考慮して配置される。即ち、この
側柱114aは、摺動部材110が摩耗して扉101の
横揺れの範囲が大きくなった場合にも扉101と側柱1
14aとが接触しない程度にこれらの間にあらかじめ余
分に大きくした隙間115が設けられる。この隙間11
5の大きさt1は、約5mm程度になる。この隙間11
5が大きくなると、例えば、扉101が開く際に乗客の
衣服が隙間115に引き込まれる可能性があるという問
題点があった。さらに、この扉101が乗場102側で
なくかごに用いられた場合に、かごの側柱と扉との間の
隙間が大きいと、かごが高速で昇降路103内を昇降し
たときにかご外部で発生した風切り音がこの隙間を通じ
てかご内部に入り、かご内部の乗客に不快感を与えると
いう問題点もあった。
【0013】また、敷居部材112は、扉101が往復
移動する全範囲に設けられなけらばならないため、長さ
が長くなることから材料コスト等が高くなるという問題
点があった。
【0014】また、扉板106と敷居部材112との間
の隙間116は、摺動部材111の交換作業を容易にす
る等のために、5mm程度に設定されているが、例えば
展望エレベータ等のように昇降路103内が明るくなっ
ている場合には、この隙間116からかご内にその昇降
路103内の光が進入してくる。この光は、かご内の乗
客に不快感を与える場合もあるという問題点もあった。
【0015】そこでこの発明は、上記のような問題点を
解決することを課題とするもので、摺動部材の摩耗を抑
制して扉のガタつき、摺動部材の交換作業の回数の低減
等を実現して、長寿命等である扉の案内装置を得ること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る扉の案内
装置は、往復移動して開閉される扉を案内する扉の案内
装置であって、前記扉の下部に設けられ、前記往復移動
の方向に沿って形成された摺動受け部を有する摺動部材
と、前記摺動受け部に対向するとともに前記方向に沿っ
て設けられた敷居受け部を含む敷居溝を有する敷居部材
と、前記摺動受け部及び前記敷居受け部の間に配置さ
れ、前記摺動部材の前記往復移動によって前記方向に沿
って転動する転動部材とを備えている。
【0017】また、前記摺動受け部は、前記摺動部材の
両側面に形成されている。
【0018】また、前記敷居受け部の内面には、前記方
向に沿って転動する前記転動部材が前記摺動受け部及び
前記敷居受け部の間から脱落することを防止する敷居止
め爪が設けられている。
【0019】また、前記摺動受け部の内面には、前記方
向に沿って転動する前記転動部材が前記摺動受け部及び
前記敷居受け部の間から脱落することを防止する摺動止
め爪が設けられている。
【0020】また、前記敷居溝の底面には、ごみ落とし
用穴部が設けられている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態につ
いて説明するが、従来例のものと同一又は同等部材、部
位は、同一符号を付して説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1に係る
扉の案内装置を示す斜視図であり、図2は、図1の扉が
往復移動する方向に垂直な平面に沿った断面図である。
図1及び図2において、扉の案内装置1は、扉板106
の下部に取り付けられて扉板106とともに往復移動す
る摺動部材2と、この摺動部材2の下方に設けられ、こ
の摺動部材2が往復移動する方向に沿って形成された敷
居溝3を有する敷居部材4とを備えている。摺動部材2
は、その両側面5に設けられた溝状の摺動受け部6を有
している。敷居部材は、その敷居溝3の両内側面7に設
けられた溝状の敷居受け部8を有している。摺動部材2
は、その往復移動の方向に沿って視たときに両側面5に
それぞれ設けられた摺動受け部6が両内側面7に設けら
れた敷居受け部8に対向するように敷居溝3内に配置さ
れている。また、扉の案内装置1は、摺動部材2の敷居
溝3に沿った移動とともに摺動受け部6及び敷居受け部
8の間を転動する球状の転動部材9を備えている。
【0022】摺動部材2は、往復移動する方向に沿って
延びたアルミ、鉄等の金属で作製された棒状部材であ
る。この摺動部材2は、その上面に設けられたねじ穴1
0を利用して扉板106の下部にねじ等により取付固定
されている。摺動受け部6は、同様に往復移動の方向に
沿って両側面5に設けられている。この摺動受け部6の
断面形状は、転動部材9の外形の一部に略一致、即ち円
弧状となっている。
【0023】敷居部材4は、摺動部材2が往復移動する
方向に沿って延びた断面略コ字状のチャネル部材であ
る。この敷居部材は、摺動部材2と同様にアルミ、鉄等
の金属で作製されている。また、敷居溝3の底面11
は、往復移動の方向に沿って視たときに摺動部材2の底
面と隙間を介して対向して形成されている。敷居溝3
は、断面略コ字状の敷居部材4の内面部分である。この
敷居溝3の敷居受け部8は、摺動部材2が往復移動する
方向に沿って両内側面7に設けられている。この敷居受
け部8の断面形状は、転動部材9の外形の一部に略一
致、即ち円弧状となっている。
【0024】摺動部材2は、図2に示すように、その移
動方向に沿って視たときに各摺動受け部6及び各敷居受
け部8が転動部材9の外形に略一致するように敷居溝3
内に配置されている。また、摺動部材2の両側面5と敷
居部材4の両内側面7との間には、隙間がある。
【0025】転動部材9は、鋼鉄等の金属で作製された
球状部材である。この転動部材9は、各摺動受け部6及
び各敷居受け部8の間でそれぞれ摺動部材2の移動方向
に沿って複数配列されている。また、各転動部材9は、
その両側に設けられている摺動受け部6及び敷居受け部
8に接触している。このことから、各転動部材9は、摺
動受け部6及び敷居受け部8によって両側から保持され
て敷居溝3の底面11に落ちないようになっている。他
の構成は従来例と同様である。
【0026】このように構成された扉の案内装置1にお
いては、扉101が往復移動するときに、扉板106の
下部に取り付けられた摺動部材2が扉101とともに往
復移動する。摺動部材2がこの方向に沿って往復移動す
ると、摺動受け部6と敷居受け部8との間に配置された
転動部材9もこの方向に沿って転動しながら往復移動す
る。このとき、摺動部材2の横揺れは、図2における摺
動部材2の両側に配置された転動部材9によって抑えら
れる。
【0027】従って、この扉の案内装置1は、摺動部材
2が往復移動してもこの移動方向に沿って転動する転動
部材9が摺動部材2の横揺れを抑えるので、摺動部材2
の両側面5が敷居溝3の両内側面7に接触することはな
い。このことから、扉の案内装置1は、扉101のガタ
つきを抑制するとともに、摺動部材2が敷居溝3に接触
して摩耗することがなく摺動部材2の交換頻度を少なく
することができる。
【0028】また、転動部材9が摺動部材2を両側から
抑えて摺動部材2の横揺れが小さくなり、摺動部材2が
敷居溝3に接触することによる摩耗が無くなって扉10
1の横揺れが大きくなることが長期間に渡って抑制され
るので、扉101と側柱114aとの間の隙間115を
この摺動部材2の摩耗を考慮して余分に大きくする必要
がなくなる。このことから、隙間115の大きさを従来
例よりも小さく設定することができ、例えば扉101が
開く際に乗客の衣服等が隙間115に引き込まれる等の
可能性が小さくなる。
【0029】また、転動部材9が転動して移動するだけ
の長さがあれば、摺動部材2は全ストローク量を往復移
動できるので、敷居部材4は摺動部材2が往復移動する
全範囲に渡って長さを確保する必要はない。従って、敷
居部材4は、従来例の敷居部材の長さよりも短くなり、
材料コスト、加工コスト等を低減できる。
【0030】なお、上記実施の形態においては、この扉
の案内装置1は乗場102側の扉101に適用されてい
るが、かごの扉に適用しても同様の効果を奏するので構
わない。この場合、さらに、例えばかごが高速で移動す
る場合には、扉と側柱との隙間が小さくなっているの
で、かご外部で発生した風切り音がこの隙間を通じてか
ご内部に進入することが抑制される。このことにより、
かご内部の乗客には従来例よりも不快感を与えることは
ない。
【0031】また、この扉の案内装置1がかごの扉に適
用された場合、摺動部材2が扉板106の下部にその下
部の長さ分だけ移動方向に沿って取り付けられているの
で、例えば昇降路103内がライトアップされている展
望エレベータにおける昇降路103内の光が扉板106
と敷居部材4との間の隙間を通じてかご内部に進入する
ことはない。このことから、かご内部の乗客に不快感を
与えることはない。
【0032】また、転動部材9は、摺動受け部6及び敷
居受け部8の間を円滑に転動できればよいので、球状に
限定される必要はなく、例えば円柱、楕円球等であって
も構わない。この場合、摺動受け部6の断面形状及び敷
居受け部8の断面形状は、これらの転動部材の外形の一
部に略一致するように形成される。
【0033】また、摺動受け部6及び敷居受け部8は、
摺動部材2が往復移動する方向に沿って視たときに互い
に対向して設けられていればよいので、それぞれ摺動部
材2の両側面5及び敷居溝3の両内側面7に設けられる
必要はなく、例えば摺動部材2の底面及び敷居溝3の底
面11に設けられても構わない。さらに、この場合、摺
動受け部6及び敷居受け部8の組が1組であってもよ
い。
【0034】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2に係る扉の案内装置を示す斜視図であり、図4
は、図3の扉が往復移動する方向に垂直な平面に沿った
断面図である。ここで、図4では、説明しやすくするた
めに転動部材を省略して示している。図3及び図4にお
いて、扉の案内装置21は、摺動受け部6の内面に形成
された凸部である摺動止め爪22と、敷居受け部8の内
面に形成された凸部である敷居止め爪23とを備えてい
る。摺動止め爪22は、1つの摺動受け部6に2つ設け
られており、摺動受け部6に沿って配列されている転動
部材9がこの2つの摺動止め爪22の間で転動して移動
するようになっている。従って、この2つの摺動止め爪
22がストッパとなって摺動受け部6を転動して移動す
る転動部材9が摺動部材2の端部から脱落しないように
なっている。また、敷居止め爪23は、1つの敷居受け
部8に2つ設けられており、敷居受け部8に沿って配列
されている転動部材9がこの2つの敷居止め爪23の間
で転動して移動するようになっている。従って、この2
つの敷居止め爪23がストッパとなって敷居受け部8を
転動して移動する転動部材9が敷居部材4の端部から脱
落しないようになっている。他の構成は実施の形態1と
同様である。
【0035】従って、この扉の案内装置21において
は、摺動部材2の往復移動によって転動しながら移動す
る転動部材9は、摺動止め爪22及び敷居止め爪23に
よって摺動部材2の端部及び敷居部材4の端部から脱落
することがなくなるので、転動部材9が摺動受け部6及
び敷居受け部8の間に保持される信頼性が向上し、実施
の形態1の効果を奏する信頼性が向上する。
【0036】なお、摺動止め爪22は摺動部材2の端部
から転動部材9が脱落することを防止するために、敷居
部材23は敷居部材4の端部から転動部材9が脱落する
ことを防止するためにそれぞれ設けられているので、摺
動部材2のストローク量によって転動部材9の移動範囲
が摺動部材2の長さの範囲内であるときには、摺動止め
爪22を設ける必要はなく、また転動部材9の移動範囲
が敷居部材4の長さの範囲内であるときには、敷居止め
爪23を設ける必要はない。
【0037】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3に係る扉の案内装置を示す斜視図である。図5に
おいて、扉の案内装置31は、敷居溝3の底面11に設
けられたごみ落とし用穴部32を有する敷居部材4を備
えている。このごみ落とし用穴部32は、敷居溝3内を
移動する摺動部材2の端部が、扉101が閉じる向きに
移動する際に近づく側の敷居部材4の端部近傍に設けら
れている。また、このごみ落とし用穴部32は、敷居部
材4を貫通している。他の構成は実施の形態2と同様で
ある。
【0038】従って、扉101が閉じる向きに移動する
際、摺動部材2の端部が敷居溝3に溜まった異物も一緒
に運び、その異物は、ごみ落とし用穴部32に落とされ
る。この摺動部材2は、摺動部材2の底面と敷居溝3の
底面11との間の隙間よりも大きな異物を運ぶ。この異
物はごみ落とし用穴部32を通過した後、昇降路103
に内に落とされ除去される。このように異物が除去され
ることにより、摺動部材2あるいは敷居部材4が傷つい
たり、扉101の開閉がぎこちなくなる等の弊害が抑制
される。
【0039】乗客は、扉101が開いたときに出入口1
05を出入りするので、敷居溝3に異物が入り込むの
は、ほとんどが扉101が開いているときである。従っ
て、摺動部材2は、扉101が閉じるときに、より多く
の異物を運ぶ。このことから、ごみ落とし用穴部32
は、扉101が閉じるときに、摺動部材2の端部が敷居
溝3内を移動して異物を運び終えた箇所に設けられるこ
とが望ましい。
【0040】なお、このごみ落とし用穴部32は、敷居
溝3の底面11に摺動部材2が移動する方向に沿って複
数配列されていてもよい。このようにすると、複数箇所
で異物の除去ができるので、さらに確実に上記弊害が抑
制される。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明に係る扉の案内装置は、この発明に係る扉の案内装置
は、往復移動して開閉される扉を案内する扉の案内装置
であって、前記扉の下部に設けられ、前記往復移動の方
向に沿って形成された摺動受け部を有する摺動部材と、
前記摺動受け部に対向するとともに前記方向に沿って設
けられた敷居受け部を含む敷居溝を有する敷居部材と、
前記摺動受け部及び前記敷居受け部の間に配置され、前
記摺動部材の前記往復移動によって前記方向に沿って転
動する転動部材とを備えているので、前記転動部材が前
記摺動部材の横揺れを抑えて前記摺動部材が前記敷居溝
に接触することがなく、前記扉のガタつき、及び前記摺
動部材と前記敷居溝とを傷つけること等が抑制される。
また、前記摺動部材の摩耗が抑制されることから、前記
摺動部材の交換頻度が減少し、ランニングコストが低減
する。
【0042】また、前記摺動受け部は、前記摺動部材の
両側面に形成されているので、さらに確実に前記摺動部
材の横揺れを抑制することができる。
【0043】また、前記敷居受け部の内面には、前記方
向に沿って転動する前記転動部材が前記摺動受け部及び
前記敷居受け部の間から脱落することを防止する敷居止
め爪が設けられているので、前記転動部材が前記敷居部
材の端部から脱落することを防止し、前記扉の横揺れを
抑制する信頼性が向上する。
【0044】また、前記摺動受け部の内面には、前記方
向に沿って転動する前記転動部材が前記摺動受け部及び
前記敷居受け部の間から脱落することを防止する摺動止
め爪が設けられているので、前記転動部材が前記摺動部
材の端部から脱落することを防止し、前記扉の横揺れを
抑制する信頼性が向上する。
【0045】また、前記敷居溝の底面には、ごみ落とし
用穴部が設けられているので、前記敷居溝に入り込んだ
異物が前記摺動部材の移動によって前記ごみ落とし用穴
部に運ばれ除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る扉の案内装置
を示す斜視図である。
【図2】 図1の扉が往復移動する方向に垂直な平面に
沿った断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る扉の案内装置
を示す斜視図である。
【図4】 図3の扉が往復移動する方向に垂直な平面に
沿った断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る扉の案内装置
を示す斜視図である。
【図6】 従来のエレベータの乗場の扉周りを示す側断
面図である。
【図7】 図6の昇降路側から視た正面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】 図6の扉の案内装置の構成を示す側断面図で
ある。
【符号の説明】
1,21,31 扉の案内装置、2 摺動部材、3 敷
居溝、4 敷居部材、5 側面、6 摺動受け部、7
内側面、8 敷居受け部、9 転動部材、11底面、2
2 摺動止め爪、23 敷居止め爪、32 ごみ落とし
用穴部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復移動して開閉される扉を案内する扉
    の案内装置であって、 前記扉の下部に設けられ、前記往復移動の方向に沿って
    形成された摺動受け部を有する摺動部材と、 前記摺動受け部に対向するとともに前記方向に沿って設
    けられた敷居受け部を含む敷居溝を有する敷居部材と、 前記摺動受け部及び前記敷居受け部の間に配置され、前
    記摺動部材の前記往復移動によって前記方向に沿って転
    動する転動部材とを備えたことを特徴とする扉の案内装
    置。
  2. 【請求項2】 前記摺動受け部は、前記摺動部材の両側
    面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    扉の案内装置。
  3. 【請求項3】 前記敷居受け部の内面には、前記方向に
    沿って転動する前記転動部材が前記摺動受け部及び前記
    敷居受け部の間から脱落することを防止する敷居止め爪
    が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の扉の案内装置。
  4. 【請求項4】 前記摺動受け部の内面には、前記方向に
    沿って転動する前記転動部材が前記摺動受け部及び前記
    敷居受け部の間から脱落することを防止する摺動止め爪
    が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3の何れかに記載の扉の案内装置。
  5. 【請求項5】 前記敷居溝の底面には、ごみ落とし用穴
    部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4の何れかに記載の扉の案内装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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